JPH09321672A - 線路等化器制御方法並びに積分回路,周波数シフト回路及び伝送装置 - Google Patents
線路等化器制御方法並びに積分回路,周波数シフト回路及び伝送装置Info
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- JPH09321672A JPH09321672A JP9004057A JP405797A JPH09321672A JP H09321672 A JPH09321672 A JP H09321672A JP 9004057 A JP9004057 A JP 9004057A JP 405797 A JP405797 A JP 405797A JP H09321672 A JPH09321672 A JP H09321672A
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- H04B3/00—Line transmission systems
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03878—Line equalisers; line build-out devices
- H04L25/03885—Line equalisers; line build-out devices adaptive
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Power Engineering (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変復調装置等の線路等化器制御方法に関し、
トレーニング信号のやりとりをデータ伝送開始前に行な
うことなく、また変復調装置等のハードウェア量を増や
すことなく、線路等化器の制御を行なうことを目的とす
る。 【解決手段】 伝送信号に重畳された特定周波数成分を
持つ複数のトーン信号を抽出する抽出ステップS1と、
抽出されたトーン信号のレベルを判定する判定ステップ
S2と、判定されたトーン信号のレベルに基づいて、受
信信号を等化する線路等化器の特性を制御する制御ステ
ップS3とをそなえて構成する。
トレーニング信号のやりとりをデータ伝送開始前に行な
うことなく、また変復調装置等のハードウェア量を増や
すことなく、線路等化器の制御を行なうことを目的とす
る。 【解決手段】 伝送信号に重畳された特定周波数成分を
持つ複数のトーン信号を抽出する抽出ステップS1と、
抽出されたトーン信号のレベルを判定する判定ステップ
S2と、判定されたトーン信号のレベルに基づいて、受
信信号を等化する線路等化器の特性を制御する制御ステ
ップS3とをそなえて構成する。
Description
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図33〜図35) 発明が解決しようとする課題(図33) 課題を解決するための手段(図1,図2) 発明の実施の形態(図3〜図32) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば構内回線,
自営回線等のメタリック回線を使用してデータを伝送す
る際に用いて好適な伝送装置や、この伝送装置において
用いられる線路等化器制御方法,積分回路並びに周波数
シフト回路に関する。構内回線等を介してデータを伝送
する場合にはモデムを使用することが一般的であり、特
に伝送速度が高速で且つ安価なモデムが強く要求されて
いる。特に画像情報は情報量が多いため、通常のデータ
を送信するためのモデムよりも更に高速な、例えば伝送
速度が1.5Mbps程度の高速モデムが要求されてい
る。
自営回線等のメタリック回線を使用してデータを伝送す
る際に用いて好適な伝送装置や、この伝送装置において
用いられる線路等化器制御方法,積分回路並びに周波数
シフト回路に関する。構内回線等を介してデータを伝送
する場合にはモデムを使用することが一般的であり、特
に伝送速度が高速で且つ安価なモデムが強く要求されて
いる。特に画像情報は情報量が多いため、通常のデータ
を送信するためのモデムよりも更に高速な、例えば伝送
速度が1.5Mbps程度の高速モデムが要求されてい
る。
【0003】
【従来の技術】図33は一般的なモデムの構成を示す図
であり、この図33に示すモデム280は、回線を介す
ることにより対向モデムとの間でデータ信号を送受しう
るものであり、回線からのデータ信号を受信し端末等に
出力する受信部281をそなえるとともに、端末等から
のデータ信号を回線を介することにより対向装置に対し
て送信する送信部286をそなえて構成されている。
であり、この図33に示すモデム280は、回線を介す
ることにより対向モデムとの間でデータ信号を送受しう
るものであり、回線からのデータ信号を受信し端末等に
出力する受信部281をそなえるとともに、端末等から
のデータ信号を回線を介することにより対向装置に対し
て送信する送信部286をそなえて構成されている。
【0004】ここで、送信部286は、機能的には論理
処理部286a,ロールオフフィルタ(ROF)286
b,変調部286c,ディジタル/アナログ変換部(D
/A変換部)286d等をそなえている一方、受信部2
81は、機能的には、アナログ/ディジタル変換部(A
/D変換部)281a,線路等化器281b,復調部2
81c,ロールオフフィルタ281d,自動利得制御部
(AGC; AutomaticGain Control)281e,自動等
化器(EQL;Equalizer)281f,キャリア検出部
(CD)281g,タイミング抽出部281h及びクロ
ック信号発生部281i等をそなえている。
処理部286a,ロールオフフィルタ(ROF)286
b,変調部286c,ディジタル/アナログ変換部(D
/A変換部)286d等をそなえている一方、受信部2
81は、機能的には、アナログ/ディジタル変換部(A
/D変換部)281a,線路等化器281b,復調部2
81c,ロールオフフィルタ281d,自動利得制御部
(AGC; AutomaticGain Control)281e,自動等
化器(EQL;Equalizer)281f,キャリア検出部
(CD)281g,タイミング抽出部281h及びクロ
ック信号発生部281i等をそなえている。
【0005】なお、これらの送信部286及び受信部2
81は、ハードウェア的にはA/D変換器,D/A変換
器,MPU(Microprocessor Unit)及びディジタル信号
処理を行なうDSP(Digital Signal Processor)によ
り構成されている。このような構成により、モデム28
0と対向モデムとの間でのデータ信号の送受に先行し
て、データ伝送の開始前にトレーニング信号を相手側装
置に送信し、これに基づいて受信用モデム内の自動利得
制御回路(AGC回路)、線路等化器(LEQ)等を調
整する、いわゆるトレーニングの処理が行なわれる。こ
れによって、回線の特性によってレベルの減衰や周波数
特性の劣化が生じた受信信号を最適な状態に調整してい
る。
81は、ハードウェア的にはA/D変換器,D/A変換
器,MPU(Microprocessor Unit)及びディジタル信号
処理を行なうDSP(Digital Signal Processor)によ
り構成されている。このような構成により、モデム28
0と対向モデムとの間でのデータ信号の送受に先行し
て、データ伝送の開始前にトレーニング信号を相手側装
置に送信し、これに基づいて受信用モデム内の自動利得
制御回路(AGC回路)、線路等化器(LEQ)等を調
整する、いわゆるトレーニングの処理が行なわれる。こ
れによって、回線の特性によってレベルの減衰や周波数
特性の劣化が生じた受信信号を最適な状態に調整してい
る。
【0006】その後、上述の図33に示すモデム280
の送信部286では、例えば端末等からの送信データ信
号について、論理処理部286aによる処理を通じて信
号点が発生し、この信号点についてロールオフフィルタ
286bにて波形成形処理が施された後、変調部286
cにて変調される。その後、D/A変換部286dにて
アナログ信号に変換されて、データ信号として送信され
る。
の送信部286では、例えば端末等からの送信データ信
号について、論理処理部286aによる処理を通じて信
号点が発生し、この信号点についてロールオフフィルタ
286bにて波形成形処理が施された後、変調部286
cにて変調される。その後、D/A変換部286dにて
アナログ信号に変換されて、データ信号として送信され
る。
【0007】また、モデム280の受信部281では、
対向する装置から回線を介して入力されるアナログ受信
データについて、A/D変換部281aにてディジタル
信号に変換して、復調部281cにおいてこのディジタ
ル受信信号を復調する。その後、ロールオフフィルタ2
81dでは復調部281cからの復調信号について波形
整形処理を施す。続いて、自動利得制御部281eでは
ロールオフフィルタ281dからの受信信号について自
動利得制御を行ない、自動等化部281fでは自動利得
制御部281eからの信号に等化処理を施して、受信端
末等に出力する。
対向する装置から回線を介して入力されるアナログ受信
データについて、A/D変換部281aにてディジタル
信号に変換して、復調部281cにおいてこのディジタ
ル受信信号を復調する。その後、ロールオフフィルタ2
81dでは復調部281cからの復調信号について波形
整形処理を施す。続いて、自動利得制御部281eでは
ロールオフフィルタ281dからの受信信号について自
動利得制御を行ない、自動等化部281fでは自動利得
制御部281eからの信号に等化処理を施して、受信端
末等に出力する。
【0008】ところで、上述のごときモデムを、構内回
線などのメタリック回線に接続することにより通信シス
テムを構築した場合には、図34に図示されるようなメ
タリック回線の周波数特性を考慮する必要がある。即
ち、メタリック回線は、例えば図34に示すように1/
√fの周波数特性を有し、信号に振幅歪みが生じ、特に
低域周波数成分に対して高域周波数成分の方が減衰しや
すい。
線などのメタリック回線に接続することにより通信シス
テムを構築した場合には、図34に図示されるようなメ
タリック回線の周波数特性を考慮する必要がある。即
ち、メタリック回線は、例えば図34に示すように1/
√fの周波数特性を有し、信号に振幅歪みが生じ、特に
低域周波数成分に対して高域周波数成分の方が減衰しや
すい。
【0009】このような特性を持つメタリック回線を介
して伝送されたデータ信号を受信側モデムにて受信する
と、受信側モデムにおける受信信号の周波数特性も1/
√fとなる。図33に示すモデム280における受信部
281の線路等化器281bは、上述したような回線特
性による受信信号の周波数特性の変化を補正するための
ものであり、この線路等化器281bは例えば上述のD
SPにより構成することができる。
して伝送されたデータ信号を受信側モデムにて受信する
と、受信側モデムにおける受信信号の周波数特性も1/
√fとなる。図33に示すモデム280における受信部
281の線路等化器281bは、上述したような回線特
性による受信信号の周波数特性の変化を補正するための
ものであり、この線路等化器281bは例えば上述のD
SPにより構成することができる。
【0010】図35は上述の受信信号の周波数特性1/
√fを等化するための線路等化器281bの周波数特性
の一例を示す図である。即ち、この線路等化器281b
の特性は、図34の回線による周波数特性の劣化を補正
するように√fの特性を有している。これにより、受信
信号の周波数特性を平坦に補正することができる。ここ
で、線路等化器281bの特性としては、回線状態、即
ち受信する信号の振幅歪みの度合いに応じて、図35に
図示される特性の傾斜を変化させる必要があり、線路等
化器281bとしては、フラットな特性から急峻な特性
まで対応できることが望まれる。従来よりの線路等化器
としては、このような要望を達成すべく、2次のHPF
(High Pass Filter)が使用されていた。
√fを等化するための線路等化器281bの周波数特性
の一例を示す図である。即ち、この線路等化器281b
の特性は、図34の回線による周波数特性の劣化を補正
するように√fの特性を有している。これにより、受信
信号の周波数特性を平坦に補正することができる。ここ
で、線路等化器281bの特性としては、回線状態、即
ち受信する信号の振幅歪みの度合いに応じて、図35に
図示される特性の傾斜を変化させる必要があり、線路等
化器281bとしては、フラットな特性から急峻な特性
まで対応できることが望まれる。従来よりの線路等化器
としては、このような要望を達成すべく、2次のHPF
(High Pass Filter)が使用されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図33に示すモデム280における受信部281の線路
等化器281においては、2次のHPFによりフラット
な特性を実現するためには、HPFのタップ係数を非常
に大きくすることが必要である。この場合においては、
線路等化器としてのディジタル信号処理に固定小数点演
算を適用することができず、浮動少数点演算を適用する
ことになる。即ち、線路等化器として浮動少数点演算を
適用したDSPを用いなければならないが、この浮動少
数点演算を適用したDSPはコストが高く処理速度が低
い。
図33に示すモデム280における受信部281の線路
等化器281においては、2次のHPFによりフラット
な特性を実現するためには、HPFのタップ係数を非常
に大きくすることが必要である。この場合においては、
線路等化器としてのディジタル信号処理に固定小数点演
算を適用することができず、浮動少数点演算を適用する
ことになる。即ち、線路等化器として浮動少数点演算を
適用したDSPを用いなければならないが、この浮動少
数点演算を適用したDSPはコストが高く処理速度が低
い。
【0012】従って、上述の浮動少数点演算を適用した
DSPを適用することにより装置を構成した場合には、
高コスト化,低処理速度という課題が、フラットな特性
を実現するという課題よりも重要な課題となってしま
う。また、上述の図33に示すモデム280を用いたデ
ータ伝送を行なう場合には、データ伝送の開始前にトレ
ーニング信号をやり取りし、受信したトレーニング信号
に基づいて等化器や自動利得制御回路を制御しているの
で、トレーニングを行なう期間はある程度の短くない時
間が必要となる。
DSPを適用することにより装置を構成した場合には、
高コスト化,低処理速度という課題が、フラットな特性
を実現するという課題よりも重要な課題となってしま
う。また、上述の図33に示すモデム280を用いたデ
ータ伝送を行なう場合には、データ伝送の開始前にトレ
ーニング信号をやり取りし、受信したトレーニング信号
に基づいて等化器や自動利得制御回路を制御しているの
で、トレーニングを行なう期間はある程度の短くない時
間が必要となる。
【0013】特に受信側において複数のモデムが並列に
接続されて、送信側のモデムから同報でデータ伝送を行
なうような通信システムにおいては、その分トレーニン
グに時間を要し、回線を接続した後に即データ伝送を開
始することができない。近年においては、データ伝送開
始までの時間をできる限り短縮することが望まれている
が、上述したように、データ伝送開始前に受信側モデム
との間のトレーニングを行なうと、データ伝送開始まで
の時間が延びるという課題がある。
接続されて、送信側のモデムから同報でデータ伝送を行
なうような通信システムにおいては、その分トレーニン
グに時間を要し、回線を接続した後に即データ伝送を開
始することができない。近年においては、データ伝送開
始までの時間をできる限り短縮することが望まれている
が、上述したように、データ伝送開始前に受信側モデム
との間のトレーニングを行なうと、データ伝送開始まで
の時間が延びるという課題がある。
【0014】さらには、近年のモデムに対する処理速度
の高速化に対する要求に応えるためには、従来よりのモ
デムの信号処理機能を維持しながら、DSP等における
信号処理機能を極力減らすことが望まれる。本発明は、
このような課題に鑑み創案されたもので、低コストで装
置を構成し且つ高処理速度で、回線状態に応じて要求さ
れる所望の特性で、線路等化処理を行なうことができる
ようにした、線路等化器制御方法並びに積分回路,周波
数シフト回路及び伝送装置を提供することを目的とす
る。
の高速化に対する要求に応えるためには、従来よりのモ
デムの信号処理機能を維持しながら、DSP等における
信号処理機能を極力減らすことが望まれる。本発明は、
このような課題に鑑み創案されたもので、低コストで装
置を構成し且つ高処理速度で、回線状態に応じて要求さ
れる所望の特性で、線路等化処理を行なうことができる
ようにした、線路等化器制御方法並びに積分回路,周波
数シフト回路及び伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0015】また、本発明は独立した自動利得制御回路
を設けることなく、自動利得制御を行なうことができる
ようにした、伝送装置を提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、データ伝送開始前のトレーニングを行
なうことなく、線路等化器等の制御を行なうことができ
るようにした、線路等化器制御方法及び伝送装置を提供
することを目的とする。
を設けることなく、自動利得制御を行なうことができる
ようにした、伝送装置を提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、データ伝送開始前のトレーニングを行
なうことなく、線路等化器等の制御を行なうことができ
るようにした、線路等化器制御方法及び伝送装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、この図1に示す本発明の線路等化器制御方法
は、以下に示すステップS1〜ステップS3の処理ステ
ップにより構成される。即ち、抽出ステップ(ステップ
S1)において、伝送信号に重畳された特定周波数成分
を持つ複数のトーン信号を抽出し、判定ステップ(ステ
ップS2)において、抽出されたトーン信号のレベルを
判定し、制御ステップ(ステップS3)において、判定
されたトーン信号のレベルに基づいて、受信信号を等化
する線路等化器の特性を制御する(請求項1)。
図であり、この図1に示す本発明の線路等化器制御方法
は、以下に示すステップS1〜ステップS3の処理ステ
ップにより構成される。即ち、抽出ステップ(ステップ
S1)において、伝送信号に重畳された特定周波数成分
を持つ複数のトーン信号を抽出し、判定ステップ(ステ
ップS2)において、抽出されたトーン信号のレベルを
判定し、制御ステップ(ステップS3)において、判定
されたトーン信号のレベルに基づいて、受信信号を等化
する線路等化器の特性を制御する(請求項1)。
【0017】この場合においては、抽出ステップ(ステ
ップS1)においては、複数のトーン信号として、ある
帯域における上限の周波数成分を有するトーン信号と、
上述のある帯域における下限の周波数成分を有するトー
ン信号とを抽出することができる(請求項2)。さら
に、判定ステップ(ステップS2)において、抽出され
た複数のトーン信号を加算した値と基準値とを比較し、
制御ステップ(ステップS3)において、前記トーン信
号と基準値との比較結果の値並びに大小に基づいて前記
線路等化器の特性を制御したり(請求項3)、判定ステ
ップ(ステップS2)において、抽出された複数のトー
ン信号のレベル差を算出し、制御ステップ(ステップS
3)において、レベル差の値並びに正負に基づいて、線
路等化器の特性を制御したりすることもできる(請求項
4)。
ップS1)においては、複数のトーン信号として、ある
帯域における上限の周波数成分を有するトーン信号と、
上述のある帯域における下限の周波数成分を有するトー
ン信号とを抽出することができる(請求項2)。さら
に、判定ステップ(ステップS2)において、抽出され
た複数のトーン信号を加算した値と基準値とを比較し、
制御ステップ(ステップS3)において、前記トーン信
号と基準値との比較結果の値並びに大小に基づいて前記
線路等化器の特性を制御したり(請求項3)、判定ステ
ップ(ステップS2)において、抽出された複数のトー
ン信号のレベル差を算出し、制御ステップ(ステップS
3)において、レベル差の値並びに正負に基づいて、線
路等化器の特性を制御したりすることもできる(請求項
4)。
【0018】さらに、本発明の線路等化器制御方法は、
受信信号に含まれる複数の特定周波数成分を持つ信号を
それぞれ抽出し、抽出された特定周波数信号のそれぞれ
のレベルを算出し、算出されたそれぞれの特定周波数信
号レベルに基づいて線路等化器の特性を決定する係数を
算出するとともに、特定周波数信号レベルにより表され
る受信信号の特性に基づいて算出される係数を制御し、
線路等化器の次数を切り替えることを特徴としている
(請求項5)。
受信信号に含まれる複数の特定周波数成分を持つ信号を
それぞれ抽出し、抽出された特定周波数信号のそれぞれ
のレベルを算出し、算出されたそれぞれの特定周波数信
号レベルに基づいて線路等化器の特性を決定する係数を
算出するとともに、特定周波数信号レベルにより表され
る受信信号の特性に基づいて算出される係数を制御し、
線路等化器の次数を切り替えることを特徴としている
(請求項5)。
【0019】また、本発明の積分回路は、n桁の信号か
ら下位のm桁を抽出する第1の抽出部と、n桁の信号か
ら上位のn−m桁を抽出する第2の抽出部と、第2の抽
出部から出力される信号を1/2する乗算器と、第1の
抽出部出力と、乗算器出力とを加算する第1の加算器
と、第1の加算器出力が一時的に格納される記憶部と、
記憶部に格納された信号と入力するn桁の信号とを加算
する第2の加算器をそなえたことを特徴としている(請
求項6)。
ら下位のm桁を抽出する第1の抽出部と、n桁の信号か
ら上位のn−m桁を抽出する第2の抽出部と、第2の抽
出部から出力される信号を1/2する乗算器と、第1の
抽出部出力と、乗算器出力とを加算する第1の加算器
と、第1の加算器出力が一時的に格納される記憶部と、
記憶部に格納された信号と入力するn桁の信号とを加算
する第2の加算器をそなえたことを特徴としている(請
求項6)。
【0020】さらに、本発明の周波数シフト回路は、入
力信号の実数成分を一時的に格納し、1タイミング後に
出力する第1の記憶部と、入力信号の虚数成分を一時的
に格納し、1タイミング後に出力する第2の記憶部と、
第1の記憶部に記憶された1タイミング前の実数成分信
号と、入力した虚数成分信号とを加算する第1の加算部
と、第2の記憶部に記憶された1タイミング前の虚数成
分と、入力した実数成分とを加算する第2の加算部とを
そなえたことを特徴としている(請求項7)。
力信号の実数成分を一時的に格納し、1タイミング後に
出力する第1の記憶部と、入力信号の虚数成分を一時的
に格納し、1タイミング後に出力する第2の記憶部と、
第1の記憶部に記憶された1タイミング前の実数成分信
号と、入力した虚数成分信号とを加算する第1の加算部
と、第2の記憶部に記憶された1タイミング前の虚数成
分と、入力した実数成分とを加算する第2の加算部とを
そなえたことを特徴としている(請求項7)。
【0021】図2は本発明の原理ブロック図であり、こ
の図2において、17は特定周波数成分を持つ複数のト
ーン信号が重畳された伝送信号を受信信号として受信す
る受信部10を有する伝送装置であり、この受信部10
としては線路等化器1及び線路等化器制御部16をそな
えて構成されている。ここで、線路等化器1は、受信信
号について等化を行なうものであり、線路等化器制御部
16は、線路等化器1からの出力信号に含まれる複数の
特定周波数信号のレベルに基づいて、線路等化器1をフ
ィードバック制御するものである(請求項8)。
の図2において、17は特定周波数成分を持つ複数のト
ーン信号が重畳された伝送信号を受信信号として受信す
る受信部10を有する伝送装置であり、この受信部10
としては線路等化器1及び線路等化器制御部16をそな
えて構成されている。ここで、線路等化器1は、受信信
号について等化を行なうものであり、線路等化器制御部
16は、線路等化器1からの出力信号に含まれる複数の
特定周波数信号のレベルに基づいて、線路等化器1をフ
ィードバック制御するものである(請求項8)。
【0022】さらに、上述の線路等化器制御部16とし
ては、線路等化器1からの出力信号から特定周波数成分
を持つ信号を抽出する帯域通過フィルタ部と、帯域通過
フィルタ部により抽出された複数の特定周波数信号のレ
ベルを算出するレベル算出部と、レベル算出部により算
出された信号レベルの値に基づいて、前記線路等化器の
特性を決定する係数を算出する係数算出部とをそなえる
こともできる(請求項9)。
ては、線路等化器1からの出力信号から特定周波数成分
を持つ信号を抽出する帯域通過フィルタ部と、帯域通過
フィルタ部により抽出された複数の特定周波数信号のレ
ベルを算出するレベル算出部と、レベル算出部により算
出された信号レベルの値に基づいて、前記線路等化器の
特性を決定する係数を算出する係数算出部とをそなえる
こともできる(請求項9)。
【0023】また、線路等化器1を、線路等化器制御部
16によるフィードバック制御に基づいて、2次のフィ
ルタ,1次のフィルタ又は0次のフィルタのいずれかの
フィルタとして動作するように構成することもでき(請
求項10)、線路等化器制御部16を、線路等化器1に
対するフィードバック制御を通じて、受信信号に関する
自動利得制御を行なうように構成することもできる(請
求項11)。
16によるフィードバック制御に基づいて、2次のフィ
ルタ,1次のフィルタ又は0次のフィルタのいずれかの
フィルタとして動作するように構成することもでき(請
求項10)、線路等化器制御部16を、線路等化器1に
対するフィードバック制御を通じて、受信信号に関する
自動利得制御を行なうように構成することもできる(請
求項11)。
【0024】さらに、線路等化器制御部16の前段にそ
なえられ、線路等化器1からの出力信号についてランダ
ム抽出するランダム抽出回路をそなえることもできる
(請求項12)。また、上述の帯域通過フィルタ部を、
受信信号の中から複数の特定周波数信号を抽出するバン
ドパスフィルタと、バンドパスフィルタにて抽出された
該複数の特定周波数信号について所定の周波数分シフト
させる周波数シフト部と、周波数シフト部からの該複数
の特定周波数信号のうちの少なくとも一方を抽出するロ
ーパスフィルタとをそなえて構成することもできる(請
求項13)。
なえられ、線路等化器1からの出力信号についてランダ
ム抽出するランダム抽出回路をそなえることもできる
(請求項12)。また、上述の帯域通過フィルタ部を、
受信信号の中から複数の特定周波数信号を抽出するバン
ドパスフィルタと、バンドパスフィルタにて抽出された
該複数の特定周波数信号について所定の周波数分シフト
させる周波数シフト部と、周波数シフト部からの該複数
の特定周波数信号のうちの少なくとも一方を抽出するロ
ーパスフィルタとをそなえて構成することもできる(請
求項13)。
【0025】この場合においては、周波数シフト部及び
ローパスフィルタを、入力信号の実数成分を一時的に格
納し、1タイミング後に出力する第1の記憶部と、前記
入力信号の虚数成分を一時的に格納し、1タイミング後
に出力する第2の記憶部と、第1の記憶部に記憶された
1タイミング前の実数成分信号と、入力した虚数成分信
号とを加算する第1の加算部と、第2の記憶部に記憶さ
れた1タイミング前の虚数成分と、入力した実数成分と
を加算する第2の加算部とをそなえてなる周波数シフト
・ローパスフィルタ共用部により構成することもできる
(請求項14)。
ローパスフィルタを、入力信号の実数成分を一時的に格
納し、1タイミング後に出力する第1の記憶部と、前記
入力信号の虚数成分を一時的に格納し、1タイミング後
に出力する第2の記憶部と、第1の記憶部に記憶された
1タイミング前の実数成分信号と、入力した虚数成分信
号とを加算する第1の加算部と、第2の記憶部に記憶さ
れた1タイミング前の虚数成分と、入力した実数成分と
を加算する第2の加算部とをそなえてなる周波数シフト
・ローパスフィルタ共用部により構成することもできる
(請求項14)。
【0026】また、上述のレベル算出部を、帯域通過フ
ィルタ部により抽出された複数の特定周波数信号を和を
演算することにより、送信データにおける中間帯域信号
のレベルを算出する全パワー算出部と、帯域通過フィル
タ部により抽出された複数の特定周波数信号のパワー差
分を算出するパワー差分算出部とをそなえて構成するこ
ともできる(請求項15)。
ィルタ部により抽出された複数の特定周波数信号を和を
演算することにより、送信データにおける中間帯域信号
のレベルを算出する全パワー算出部と、帯域通過フィル
タ部により抽出された複数の特定周波数信号のパワー差
分を算出するパワー差分算出部とをそなえて構成するこ
ともできる(請求項15)。
【0027】さらに、係数算出部を、レベル算出部にて
算出された信号レベルのパワー情報を、予め設定された
参照値と比較する比較部と、比較部からの比較結果を積
分する積分回路と、積分回路からの積分演算結果に基づ
いて、前記線路等化器を制御するための係数を算出する
リミッタとをそなえて構成することもできる(請求項1
6)。
算出された信号レベルのパワー情報を、予め設定された
参照値と比較する比較部と、比較部からの比較結果を積
分する積分回路と、積分回路からの積分演算結果に基づ
いて、前記線路等化器を制御するための係数を算出する
リミッタとをそなえて構成することもできる(請求項1
6)。
【0028】また、上述の係数算出部の積分回路を、n
桁の信号から下位のm桁を抽出する第1の抽出部と、n
桁の信号から上位のn−m桁を抽出する第2の抽出部
と、前記第2の抽出部から出力される信号を1/2する
乗算器と、第1の抽出部出力と、前記乗算器出力とを加
算する第1の加算器と、第1の加算器出力が一時的に格
納される記憶部と、記憶部に格納された信号と入力する
n桁の信号とを加算する第2の加算器をそなえることも
できる(請求項17)。
桁の信号から下位のm桁を抽出する第1の抽出部と、n
桁の信号から上位のn−m桁を抽出する第2の抽出部
と、前記第2の抽出部から出力される信号を1/2する
乗算器と、第1の抽出部出力と、前記乗算器出力とを加
算する第1の加算器と、第1の加算器出力が一時的に格
納される記憶部と、記憶部に格納された信号と入力する
n桁の信号とを加算する第2の加算器をそなえることも
できる(請求項17)。
【0029】
【発明の実施の形態】図5は本発明の一実施形態にかか
る伝送装置としてのモデムが適用されたデータ通信シス
テムを示すブロック図である。この図5に示すデータ通
信システム40は、一台の送信用モデム41と並列に設
けられた複数台(例えば2台)の受信用モデム42,4
3とが例えば構内回線などのメタリック回線44を介し
て接続されることにより構成されている。
る伝送装置としてのモデムが適用されたデータ通信シス
テムを示すブロック図である。この図5に示すデータ通
信システム40は、一台の送信用モデム41と並列に設
けられた複数台(例えば2台)の受信用モデム42,4
3とが例えば構内回線などのメタリック回線44を介し
て接続されることにより構成されている。
【0030】即ち、このデータ通信システム40におい
ては、送信用モデム41からメタリック回線44を介し
て1.5Mbpsの伝送速度を有する各種のデータを受
信用モデム42,43に対して伝送することができるよ
うになっている。即ち、送信用モデム41と受信用モデ
ム42,43との間では、例えば画像情報のように情報
量が多いデータを同報で伝送することができる。
ては、送信用モデム41からメタリック回線44を介し
て1.5Mbpsの伝送速度を有する各種のデータを受
信用モデム42,43に対して伝送することができるよ
うになっている。即ち、送信用モデム41と受信用モデ
ム42,43との間では、例えば画像情報のように情報
量が多いデータを同報で伝送することができる。
【0031】例えば、テレビ会議システムや交通機関で
の事故現場の状況を遠隔地で確認しうるシステムを構築
する場合においても、この図5に示すようなデータ通信
システム40により、必要な画像情報の同報伝送(同一
内容の画像情報の並行伝送)を行なうことができる。換
言すれば、図5に示すデータ通信システム40では、送
信用モデム41に図示しないホスト装置等を接続し、受
信用モデム42,43に各種受信端末を接続することに
より、ホスト装置からの画像データ等を送信用モデム4
1を介して送信するとともに、送信用モデム41ではホ
スト装置からの送信データに必要な変調処理等を施し、
メタリック回線44及び受信用モデム42,43を介し
て送信するようになっている。これにより、各種受信端
末においては送信用モデム41からの送信データを同時
に受信することができる。
の事故現場の状況を遠隔地で確認しうるシステムを構築
する場合においても、この図5に示すようなデータ通信
システム40により、必要な画像情報の同報伝送(同一
内容の画像情報の並行伝送)を行なうことができる。換
言すれば、図5に示すデータ通信システム40では、送
信用モデム41に図示しないホスト装置等を接続し、受
信用モデム42,43に各種受信端末を接続することに
より、ホスト装置からの画像データ等を送信用モデム4
1を介して送信するとともに、送信用モデム41ではホ
スト装置からの送信データに必要な変調処理等を施し、
メタリック回線44及び受信用モデム42,43を介し
て送信するようになっている。これにより、各種受信端
末においては送信用モデム41からの送信データを同時
に受信することができる。
【0032】ところで、上述の図5に示す送信用モデム
41は、例えば図4に示す送信部20をそなえて構成さ
れている。ここで、この図4に示す送信部20は、論理
処理部21,ロールオフフィルタ(ROF)22,ナイ
キスト信号発生部23,加算器24,変調部25,D/
A変換部26及びローパスフィルタ(LPF;Low Pass
Filter)27をそなえている。
41は、例えば図4に示す送信部20をそなえて構成さ
れている。ここで、この図4に示す送信部20は、論理
処理部21,ロールオフフィルタ(ROF)22,ナイ
キスト信号発生部23,加算器24,変調部25,D/
A変換部26及びローパスフィルタ(LPF;Low Pass
Filter)27をそなえている。
【0033】なお、この送信部20を構成する論理処理
部21を、例えばMPUにより構成するとともに、ロー
ルオフフィルタ22,ナイキスト周波数発生部23,加
算器24及び変調部25をDSPにより構成することが
できる。ここで、論理処理部21は、例えばグレイコー
ド/ナチュラルコード変換、送信データに応じた信号点
の発生の処理等の論理処理を行なうもので、ロールオフ
フィルタ22は論理処理部21からの送信信号の波形成
形を行なうものである。
部21を、例えばMPUにより構成するとともに、ロー
ルオフフィルタ22,ナイキスト周波数発生部23,加
算器24及び変調部25をDSPにより構成することが
できる。ここで、論理処理部21は、例えばグレイコー
ド/ナチュラルコード変換、送信データに応じた信号点
の発生の処理等の論理処理を行なうもので、ロールオフ
フィルタ22は論理処理部21からの送信信号の波形成
形を行なうものである。
【0034】さらに、ナイキスト周波数信号発生部23
は、ナイキスト周波数成分を持つ信号を発生するもので
あり、加算器24は、ロールオフフィルタ22出力とナ
イキスト周波数信号発生部23にて発生されたナイキス
ト周波数成分とを加算するものである。また、変調部2
5は、送信データを所定の変調方法により変調するもの
であり、ディジタル/アナログ変換部(D/A変換部)
26は、変調されたディジタル送信データをアナログ信
号に変換し、メタリック回線などに伝送できるようにす
るものである。
は、ナイキスト周波数成分を持つ信号を発生するもので
あり、加算器24は、ロールオフフィルタ22出力とナ
イキスト周波数信号発生部23にて発生されたナイキス
ト周波数成分とを加算するものである。また、変調部2
5は、送信データを所定の変調方法により変調するもの
であり、ディジタル/アナログ変換部(D/A変換部)
26は、変調されたディジタル送信データをアナログ信
号に変換し、メタリック回線などに伝送できるようにす
るものである。
【0035】さらに、ローパスフィルタ27は、使用帯
域外の雑音を除去するものであり、このローパスフィル
タ27から出力される信号は、メタリック回線44を介
して受信側のモデムに伝送されるようになっている。こ
れにより、送信部20においては、例えば図6(a)に
示すように、特定帯域(12kHz〜204kHzの帯
域)を有する伝送信号としての送信データ(伝送速度は
1.5Mbps)31に、ナイキスト周波数を有するト
ーン信号(12kHz)32及びトーン信号(204k
Hz)33を重畳して、メタリック回線44に伝送する
ようになっている。
域外の雑音を除去するものであり、このローパスフィル
タ27から出力される信号は、メタリック回線44を介
して受信側のモデムに伝送されるようになっている。こ
れにより、送信部20においては、例えば図6(a)に
示すように、特定帯域(12kHz〜204kHzの帯
域)を有する伝送信号としての送信データ(伝送速度は
1.5Mbps)31に、ナイキスト周波数を有するト
ーン信号(12kHz)32及びトーン信号(204k
Hz)33を重畳して、メタリック回線44に伝送する
ようになっている。
【0036】ここで、送信データ31に重畳されるトー
ン信号32は、伝送信号31の帯域における下限の周波
数成分を有するトーン信号であって、送信データ31に
重畳されるトーン信号33は、伝送信号31の帯域にお
ける上限の周波数成分を有するトーン信号である。ま
た、上述の図5に示す受信用モデム42,43は、例え
ば図3に示す受信部10をそなえて構成されている。
ン信号32は、伝送信号31の帯域における下限の周波
数成分を有するトーン信号であって、送信データ31に
重畳されるトーン信号33は、伝送信号31の帯域にお
ける上限の周波数成分を有するトーン信号である。ま
た、上述の図5に示す受信用モデム42,43は、例え
ば図3に示す受信部10をそなえて構成されている。
【0037】ここで、この図3に示す受信部10は、線
路等化器1,復調部2,ロールオフフィルタ3,受信信
号処理部15及び線路等化器制御部16をそなえて構成
されている。線路等化器(LEQ;Line Eqaulizer)1
は、回線から受信したアナログ信号をディジタル信号に
変換する図示しないアナログ−ディジタル変換器の後段
に設けられ、線路等化器制御部16からの制御を受け
て、メタリック回線の特性などにより発生する振幅歪み
を補正するためのものである。
路等化器1,復調部2,ロールオフフィルタ3,受信信
号処理部15及び線路等化器制御部16をそなえて構成
されている。線路等化器(LEQ;Line Eqaulizer)1
は、回線から受信したアナログ信号をディジタル信号に
変換する図示しないアナログ−ディジタル変換器の後段
に設けられ、線路等化器制御部16からの制御を受け
て、メタリック回線の特性などにより発生する振幅歪み
を補正するためのものである。
【0038】また、この線路等化器1としては、詳細に
は図7に示すように、2次のリカーシブフィルタにより
構成されている。ここで、この図7に示す線路等化器1
は、乗算器171〜175,加算器176〜179及び
タップ(Y1,Y2)180,181をそなえて構成さ
れている。ここで、乗算器171〜175は、後述する
線路等化器制御部16により設定された係数A〜Eを入
力信号に乗算するものであり、この係数の設定により線
路等化器1の特性が決定されるようになっている。タッ
プ180,181はそれぞれ1タイミング前の信号を格
納するタップ(Y1,Y2)である。
は図7に示すように、2次のリカーシブフィルタにより
構成されている。ここで、この図7に示す線路等化器1
は、乗算器171〜175,加算器176〜179及び
タップ(Y1,Y2)180,181をそなえて構成さ
れている。ここで、乗算器171〜175は、後述する
線路等化器制御部16により設定された係数A〜Eを入
力信号に乗算するものであり、この係数の設定により線
路等化器1の特性が決定されるようになっている。タッ
プ180,181はそれぞれ1タイミング前の信号を格
納するタップ(Y1,Y2)である。
【0039】これにより、線路等化器1には、その前段
に接続されたA/D変換器からの信号(AD1 〜AD4;メタ
リック回線44回線から受信されたアナログ信号がディ
ジタル信号に変換された信号)が入力され、この入力信
号について所望の特性が与えられた線路等化処理を施し
て出力(RLEQ1〜RLEQ4)するようになっている。また、乗
算器171には係数Aが与えられ、入力信号と乗算され
る。係数Aの値に応じて、乗算器171に入力する信号
のレベルが増減されることになる。即ち、乗算器171
はAGC回路とほぼ同等の機能を有することができる。
に接続されたA/D変換器からの信号(AD1 〜AD4;メタ
リック回線44回線から受信されたアナログ信号がディ
ジタル信号に変換された信号)が入力され、この入力信
号について所望の特性が与えられた線路等化処理を施し
て出力(RLEQ1〜RLEQ4)するようになっている。また、乗
算器171には係数Aが与えられ、入力信号と乗算され
る。係数Aの値に応じて、乗算器171に入力する信号
のレベルが増減されることになる。即ち、乗算器171
はAGC回路とほぼ同等の機能を有することができる。
【0040】さらに、乗算器172〜175には、それ
ぞれ係数B〜Eが供給される。これらの係数は線路等化
器170の周波数特性を決定する係数であり、係数B〜
Eの値によって線路等化器170の特性が変化するよう
になっている。具体的には、係数C,Eを「0」と設定
することにより、図8(a)に示すような1次のフィル
タを構成することができる一方、B〜Eを全て「0」と
設定することにより、図8(b)に示すような0次のフ
ィルタを構成することができるのである。
ぞれ係数B〜Eが供給される。これらの係数は線路等化
器170の周波数特性を決定する係数であり、係数B〜
Eの値によって線路等化器170の特性が変化するよう
になっている。具体的には、係数C,Eを「0」と設定
することにより、図8(a)に示すような1次のフィル
タを構成することができる一方、B〜Eを全て「0」と
設定することにより、図8(b)に示すような0次のフ
ィルタを構成することができるのである。
【0041】また、図3において、復調部2は線路等化
器1からの受信信号を復調するものであり、ローフオフ
フィルタ(ROF)3は復調された受信信号の波形整形
を施すものであり、ロールオフフィルタ3からの出力信
号は受信データを処理するための受信信号処理部15と
ともに、線路等化器制御部16に供給されるようになっ
ている。
器1からの受信信号を復調するものであり、ローフオフ
フィルタ(ROF)3は復調された受信信号の波形整形
を施すものであり、ロールオフフィルタ3からの出力信
号は受信データを処理するための受信信号処理部15と
ともに、線路等化器制御部16に供給されるようになっ
ている。
【0042】受信信号処理部15は、ロールオフフィル
タ3からの受信信号について後段の端末において識別を
行なうための信号処理を行なうものであり、ナイキスト
周波数信号をキャンセルするナイキスト信号キャンセラ
(NQCL)11、NQCL11の出力を等化する自動
等化器(EQL)12,キャリア位相制御部(CAP
C)13,受信信号に基づいて信号点判定を行なう判定
部14などをそなえている。なお、上述の受信信号処理
部15は従来のモデムとほぼ同様の構成を有しており、
詳細な説明は省略する。
タ3からの受信信号について後段の端末において識別を
行なうための信号処理を行なうものであり、ナイキスト
周波数信号をキャンセルするナイキスト信号キャンセラ
(NQCL)11、NQCL11の出力を等化する自動
等化器(EQL)12,キャリア位相制御部(CAP
C)13,受信信号に基づいて信号点判定を行なう判定
部14などをそなえている。なお、上述の受信信号処理
部15は従来のモデムとほぼ同様の構成を有しており、
詳細な説明は省略する。
【0043】線路等化器制御部16は、ロールオフフィ
ルタ3からの受信信号を入力されて、上述の送信用モデ
ム41からの送信データ31に重畳されたトーン信号3
2,33を抽出し、抽出されたトーン信号32,33の
レベルに基づいて、データが伝送されている回線の特性
を判定し、係数A〜Eの設定により線路等化器1の自動
調節を行なうものである。
ルタ3からの受信信号を入力されて、上述の送信用モデ
ム41からの送信データ31に重畳されたトーン信号3
2,33を抽出し、抽出されたトーン信号32,33の
レベルに基づいて、データが伝送されている回線の特性
を判定し、係数A〜Eの設定により線路等化器1の自動
調節を行なうものである。
【0044】換言すれば、線路等化器制御部16は、抽
出されたトーン信号32,33のレベルの比較結果によ
って線路等化器1の自動制御を行ない、受信信号の周波
数特性が平坦となり、且つ受信信号のレベルが所定レベ
ルとなるように線路等化器1の係数A〜Eを設定するも
のである。即ち、回線を介して伝送された送信データは
特性が変化する。メタリック回線44では、例えば図6
(b)に示すように、周波数が高くなるほど信号の減衰
量が大きくなり、送信信号の周波数特性が平坦ではなく
なってくる。また、伝送される距離が長くなればなるほ
ど信号が減衰し、全体的な信号のレベルが低下する。
出されたトーン信号32,33のレベルの比較結果によ
って線路等化器1の自動制御を行ない、受信信号の周波
数特性が平坦となり、且つ受信信号のレベルが所定レベ
ルとなるように線路等化器1の係数A〜Eを設定するも
のである。即ち、回線を介して伝送された送信データは
特性が変化する。メタリック回線44では、例えば図6
(b)に示すように、周波数が高くなるほど信号の減衰
量が大きくなり、送信信号の周波数特性が平坦ではなく
なってくる。また、伝送される距離が長くなればなるほ
ど信号が減衰し、全体的な信号のレベルが低下する。
【0045】線路等化器制御部16は、このような受信
信号の減衰をナイキスト周波数信号32,33のレベル
に基づいて判定することができ、この判定結果に基づい
て線路等化器1を所望の特性を有するように係数A〜E
を設定するのである。具体的には、受信信号のナイキス
ト周波数信号32,33の平均を取ることによって、送
信データの中間帯域34における信号のレベルを算出
し、これを振幅値特性情報とすることができる。これに
より、中間帯域のレベルを基準となる信号レベルと比較
することによって、受信信号が全体的にどの位減衰して
いるかを判別することができる。
信号の減衰をナイキスト周波数信号32,33のレベル
に基づいて判定することができ、この判定結果に基づい
て線路等化器1を所望の特性を有するように係数A〜E
を設定するのである。具体的には、受信信号のナイキス
ト周波数信号32,33の平均を取ることによって、送
信データの中間帯域34における信号のレベルを算出
し、これを振幅値特性情報とすることができる。これに
より、中間帯域のレベルを基準となる信号レベルと比較
することによって、受信信号が全体的にどの位減衰して
いるかを判別することができる。
【0046】また、ナイキスト周波数信号32,33の
差分を取ることによって、2つのナイキスト周波数信号
を結ぶ直線35の傾きを算出する。直線35の傾きによ
り、高群のレベルが減衰しているのか、低群のレベルが
減衰しているのかを判断することができ、受信信号の周
波数特性の傾向を示している。即ち、ナイキスト周波数
信号の差分の正負、大小によって受信信号の周波数特性
がどのように劣化しているのかを判断できる。
差分を取ることによって、2つのナイキスト周波数信号
を結ぶ直線35の傾きを算出する。直線35の傾きによ
り、高群のレベルが減衰しているのか、低群のレベルが
減衰しているのかを判断することができ、受信信号の周
波数特性の傾向を示している。即ち、ナイキスト周波数
信号の差分の正負、大小によって受信信号の周波数特性
がどのように劣化しているのかを判断できる。
【0047】なお、モデム41の送信部20では、送信
データ31に重畳されるナイキスト周波数信号32,3
3を、モデム42,43がメタリック回線44を介して
接続されている期間中は、継続して伝送するようになっ
ている。即ち、線路等化器制御部16では、データ伝送
時に重畳されるナイキスト周波数信号32,33のレベ
ルを確認することによって、データが伝送されている回
線の特性を推測し線路等化器1を制御することが可能で
あり、送信用モデム41では受信用モデム42,43の
トレーニングを行なわずにデータを伝送しても、線路等
化器1の自動調節を行なうことができるようになるので
ある。
データ31に重畳されるナイキスト周波数信号32,3
3を、モデム42,43がメタリック回線44を介して
接続されている期間中は、継続して伝送するようになっ
ている。即ち、線路等化器制御部16では、データ伝送
時に重畳されるナイキスト周波数信号32,33のレベ
ルを確認することによって、データが伝送されている回
線の特性を推測し線路等化器1を制御することが可能で
あり、送信用モデム41では受信用モデム42,43の
トレーニングを行なわずにデータを伝送しても、線路等
化器1の自動調節を行なうことができるようになるので
ある。
【0048】換言すれば、本実施形態におけるモデム4
1〜43を適用したデータ通信システムにおいては、デ
ータ伝送の開始前にトレーニングを行なうことが必要で
なくなり、即座にデータ伝送を開始できるように構成さ
れている。ところで、この図3に示す線路等化器制御部
16は、詳細には図9に示すように、帯域通過フィルタ
部4,パワー演算部5,加算部6,参照値保持部7,積
分回路8及びリミッタ9をそなえて構成されている。
1〜43を適用したデータ通信システムにおいては、デ
ータ伝送の開始前にトレーニングを行なうことが必要で
なくなり、即座にデータ伝送を開始できるように構成さ
れている。ところで、この図3に示す線路等化器制御部
16は、詳細には図9に示すように、帯域通過フィルタ
部4,パワー演算部5,加算部6,参照値保持部7,積
分回路8及びリミッタ9をそなえて構成されている。
【0049】帯域通過フィルタ部4は、受信信号中の特
定周波数成分としてのナイキスト周波数成分32,33
を抽出するものであって、高群の周波数を抽出する高群
バンドパスフィルタ(BPFH)と、低群の周波数を抽
出する低群バンドパスフィルタ(BPFL)としての機
能を有しており、後述するように、詳細にはバンドパス
フィルタ(帯域フィルタ)4−1,周波数シフト部4−
2及びローパスフィルタ4−3をそなえて構成されてい
る。
定周波数成分としてのナイキスト周波数成分32,33
を抽出するものであって、高群の周波数を抽出する高群
バンドパスフィルタ(BPFH)と、低群の周波数を抽
出する低群バンドパスフィルタ(BPFL)としての機
能を有しており、後述するように、詳細にはバンドパス
フィルタ(帯域フィルタ)4−1,周波数シフト部4−
2及びローパスフィルタ4−3をそなえて構成されてい
る。
【0050】なお、帯域通過フィルタ部4においては、
抽出すべき周波数としてのナイキスト周波数信号32,
33の周波数を予め設定しておくことができる。また、
パワー演算部5は、帯域通過フィルタ部4を通過した信
号成分のパワー、即ち振幅を計算するものである。換言
すれば、パワー演算部5は、帯域通過フィルタ部4によ
り抽出された特定周波数信号のレベル(後述するような
和レベル及び差レベル)を算出するレベル算出部として
の機能を有している。
抽出すべき周波数としてのナイキスト周波数信号32,
33の周波数を予め設定しておくことができる。また、
パワー演算部5は、帯域通過フィルタ部4を通過した信
号成分のパワー、即ち振幅を計算するものである。換言
すれば、パワー演算部5は、帯域通過フィルタ部4によ
り抽出された特定周波数信号のレベル(後述するような
和レベル及び差レベル)を算出するレベル算出部として
の機能を有している。
【0051】さらに、加算部6は、参照値保持部7から
の基準値REFとパワー演算部5により算出された受信
信号のパワー情報(特定周波数信号のレベル情報)との
差分をとり、振幅誤差及び周波数誤差(振幅値の周波数
特性)を算出するものである換言すれば、加算部6は、
パワー演算部5にて算出された信号レベルのパワー情報
を、参照値保持部7にて予め設定された参照値と比較す
る比較部としての機能を有している。
の基準値REFとパワー演算部5により算出された受信
信号のパワー情報(特定周波数信号のレベル情報)との
差分をとり、振幅誤差及び周波数誤差(振幅値の周波数
特性)を算出するものである換言すれば、加算部6は、
パワー演算部5にて算出された信号レベルのパワー情報
を、参照値保持部7にて予め設定された参照値と比較す
る比較部としての機能を有している。
【0052】ここで、参照値保持部7にて保持される参
照値REFの値には基準となる振幅値が設定される。こ
の参照値REFは、送信時のナイキスト周波数成分3
2,33のレベルと受信時のナイキスト周波数成分3
2,33の減衰度を比較するための基準値として機能す
るようになっている。さらに、積分回路8は、加算部6
からの誤差成分(振幅誤差情報及び周波数誤差情報)を
積分するものである。リミッタ9は、積分回路8からの
周波数誤差情報に基づいて、線路等化器1を制御するた
めのパラメータとしての係数B〜Eを出力するものであ
る。ここで、線路等化器1を制御するための係数情報B
〜Eは、積分回路8から受信した信号の大きさに応じて
決定される。
照値REFの値には基準となる振幅値が設定される。こ
の参照値REFは、送信時のナイキスト周波数成分3
2,33のレベルと受信時のナイキスト周波数成分3
2,33の減衰度を比較するための基準値として機能す
るようになっている。さらに、積分回路8は、加算部6
からの誤差成分(振幅誤差情報及び周波数誤差情報)を
積分するものである。リミッタ9は、積分回路8からの
周波数誤差情報に基づいて、線路等化器1を制御するた
めのパラメータとしての係数B〜Eを出力するものであ
る。ここで、線路等化器1を制御するための係数情報B
〜Eは、積分回路8から受信した信号の大きさに応じて
決定される。
【0053】従って、上述の加算器6,参照値保持部
7,積分回路8及びリミッタ9により、レベル算出部5
により算出された信号レベルの値に基づいて、前記線路
等化器1の特性を決定する係数を算出する係数算出部と
しての機能を有することになる。ところで、上述のバン
ドパスフィルタ4−1の構成としては、詳細には図10
に示すような等化回路によりあらわすことができる。即
ち、このバンドパスフィルタ4−1は、ロールオフフィ
ルタ3の後段に接続され、受信信号の中から複数のナイ
キスト周波数信号を抽出するためのものである。これに
より、線路等化器1の自動制御のために不要な送信デー
タを含む周波数成分を除去することができる。
7,積分回路8及びリミッタ9により、レベル算出部5
により算出された信号レベルの値に基づいて、前記線路
等化器1の特性を決定する係数を算出する係数算出部と
しての機能を有することになる。ところで、上述のバン
ドパスフィルタ4−1の構成としては、詳細には図10
に示すような等化回路によりあらわすことができる。即
ち、このバンドパスフィルタ4−1は、ロールオフフィ
ルタ3の後段に接続され、受信信号の中から複数のナイ
キスト周波数信号を抽出するためのものである。これに
より、線路等化器1の自動制御のために不要な送信デー
タを含む周波数成分を除去することができる。
【0054】この図10に示すように、バンドパスフィ
ルタ4−1には、DCM1R,DCM2R,DCM1
I,DCM2Iの4つの信号が入力され、送信データを
含む周波数成分の除去された4つの信号BPF1R,B
PF2R,BPF1I,BPF2Iの4つの信号が出力
されるようになっている。なお、4つの入力信号のそれ
ぞれは、復調部2により復調された信号であり、ベース
バンド信号となっている。また、入力信号,出力信号の
それぞれの信号に付された符号「R」は実部成分である
ことを示しており、符号「I」は虚部成分であることを
示している。
ルタ4−1には、DCM1R,DCM2R,DCM1
I,DCM2Iの4つの信号が入力され、送信データを
含む周波数成分の除去された4つの信号BPF1R,B
PF2R,BPF1I,BPF2Iの4つの信号が出力
されるようになっている。なお、4つの入力信号のそれ
ぞれは、復調部2により復調された信号であり、ベース
バンド信号となっている。また、入力信号,出力信号の
それぞれの信号に付された符号「R」は実部成分である
ことを示しており、符号「I」は虚部成分であることを
示している。
【0055】バンドパスフィルタ4−1は、実部成分か
ら96kHz帯の信号を抽出する部分51aと、虚部成
分から96kHz帯の信号を抽出する部分51bとに分
けられている。両者は基本的に同様の構成を有してい
る。さらに、56,57はそれぞれタップ(YT1,Y
T2)であり、1タイミング前の信号を格納するもので
ある。また、52,53はそれぞれ乗算器であり、フィ
ルタの係数ATM,CTMをそれぞれ入力される信号に
対して乗算するものである。また、54,55はそれぞ
れ加算器である。
ら96kHz帯の信号を抽出する部分51aと、虚部成
分から96kHz帯の信号を抽出する部分51bとに分
けられている。両者は基本的に同様の構成を有してい
る。さらに、56,57はそれぞれタップ(YT1,Y
T2)であり、1タイミング前の信号を格納するもので
ある。また、52,53はそれぞれ乗算器であり、フィ
ルタの係数ATM,CTMをそれぞれ入力される信号に
対して乗算するものである。また、54,55はそれぞ
れ加算器である。
【0056】周波数シフト部4−2は、バンドパスフィ
ルタ4−1から出力されるBPF1R,BPF2R,B
PF1I,BPF2Iを入力されて、これらの信号につ
いて所定の周波数分(例えば±96kHz)シフトさせ
るものである。ここで、上述の周波数シフト部4−2と
して、+96kHzシフト処理を行なう機能に着目すれ
ば、例えば図11に示す等価回路80を用いて構成する
ことができる。さらに、上述の等価回路80の後段に接
続されるローパスフィルタ4−3としては、詳細には例
えば図12に示すような等価回路82を用いて構成する
こともできる。
ルタ4−1から出力されるBPF1R,BPF2R,B
PF1I,BPF2Iを入力されて、これらの信号につ
いて所定の周波数分(例えば±96kHz)シフトさせ
るものである。ここで、上述の周波数シフト部4−2と
して、+96kHzシフト処理を行なう機能に着目すれ
ば、例えば図11に示す等価回路80を用いて構成する
ことができる。さらに、上述の等価回路80の後段に接
続されるローパスフィルタ4−3としては、詳細には例
えば図12に示すような等価回路82を用いて構成する
こともできる。
【0057】即ち、この周波数シフト部としての等価回
路80は乗算器81をそなえて構成されており、この乗
算器81により、バンドパスフィルタ4−1から入力さ
れる信号を+96kHzで回転させて、ナイキスト周波
数信号に関する+96kHzの周波数シフト処理を行な
うものであり、これにより、後段のローパスフィルタ
(LPF)4−3にてナイキスト周波数信号を抽出する
ことができるようになっている。
路80は乗算器81をそなえて構成されており、この乗
算器81により、バンドパスフィルタ4−1から入力さ
れる信号を+96kHzで回転させて、ナイキスト周波
数信号に関する+96kHzの周波数シフト処理を行な
うものであり、これにより、後段のローパスフィルタ
(LPF)4−3にてナイキスト周波数信号を抽出する
ことができるようになっている。
【0058】具体的には、バンドパスフィルタ4−1か
らの周波数シフト部4−2に入力される信号のうち、ナ
イキスト周波数成分32,33の成分は透過される一
方、送信データの周波数成分が除去されて、図13に示
すような周波数スペクトルを有するベースバンド信号に
変換されている。即ち、この図13に示すようにバンド
パスフィルタ4−1からのナイキスト周波数信号3
1′,32′の周波数成分は±96kHzを有してお
り、実部成分と虚部成分とが混じっている。
らの周波数シフト部4−2に入力される信号のうち、ナ
イキスト周波数成分32,33の成分は透過される一
方、送信データの周波数成分が除去されて、図13に示
すような周波数スペクトルを有するベースバンド信号に
変換されている。即ち、この図13に示すようにバンド
パスフィルタ4−1からのナイキスト周波数信号3
1′,32′の周波数成分は±96kHzを有してお
り、実部成分と虚部成分とが混じっている。
【0059】周波数シフト部4−2では、このような±
96kHzの位置にあるナイキスト周波数成分を、例え
ば図14(a)又は図14(b)に示すように、±96
kHzシフトさせることにより、ナイキスト周波数成分
中の+96kHzの成分と、−96kHzの成分とを分
離するようになっており、これにより、後段のローパス
フィルタ4−3でのナイキスト周波数成分の抽出を容易
なものにしている。
96kHzの位置にあるナイキスト周波数成分を、例え
ば図14(a)又は図14(b)に示すように、±96
kHzシフトさせることにより、ナイキスト周波数成分
中の+96kHzの成分と、−96kHzの成分とを分
離するようになっており、これにより、後段のローパス
フィルタ4−3でのナイキスト周波数成分の抽出を容易
なものにしている。
【0060】具体的には、図13に示す信号31′,3
2′を+96kHzシフトさせることにより、図14
(a)に示すように周波数0kHzの成分71と、周波
数192kHzの成分72とに分離することができる一
方、図12に示す信号31′,32′を−96kHzシ
フトさせることにより、図14(b)に示すように周波
数−192kHzの成分71と、周波数0kHzの成分
72とに分離することができるのである。
2′を+96kHzシフトさせることにより、図14
(a)に示すように周波数0kHzの成分71と、周波
数192kHzの成分72とに分離することができる一
方、図12に示す信号31′,32′を−96kHzシ
フトさせることにより、図14(b)に示すように周波
数−192kHzの成分71と、周波数0kHzの成分
72とに分離することができるのである。
【0061】これにより、後段のローパスフィルタ4−
3において、例えば図14(a)のように+96kHz
シフトした信号が入力されると、低群のナイキスト周波
数信号に相当する一方の信号71のみを通過させ、高群
のナイキスト周波数信号に相当する他方の信号72を除
去することができる。同様に、例えば図14(b)のよ
うに−96kHzシフトした信号が入力されると、高群
のナイキスト周波数信号に相当する一方の信号72のみ
を通過させ、低群のナイキスト周波数信号に相当する他
方の信号71を除去することができるのである。
3において、例えば図14(a)のように+96kHz
シフトした信号が入力されると、低群のナイキスト周波
数信号に相当する一方の信号71のみを通過させ、高群
のナイキスト周波数信号に相当する他方の信号72を除
去することができる。同様に、例えば図14(b)のよ
うに−96kHzシフトした信号が入力されると、高群
のナイキスト周波数信号に相当する一方の信号72のみ
を通過させ、低群のナイキスト周波数信号に相当する他
方の信号71を除去することができるのである。
【0062】換言すれば、周波数シフト回路4−2にお
いて、バンドパスフィルタ4−1からの信号をシフトさ
せた後にローパスフィルタ4−3を通過させることによ
って、±96kHzのナイキスト周波数信号のうちの少
なくとも一方を抽出することができ、バンドパスフィル
タ4−1を通過させた後の±96kHzの成分を分離す
るための処理を行なう必要がなくなる。
いて、バンドパスフィルタ4−1からの信号をシフトさ
せた後にローパスフィルタ4−3を通過させることによ
って、±96kHzのナイキスト周波数信号のうちの少
なくとも一方を抽出することができ、バンドパスフィル
タ4−1を通過させた後の±96kHzの成分を分離す
るための処理を行なう必要がなくなる。
【0063】例えば、上述の周波数シフト回路4−2に
おいて+96kHzの周波数シフトを行なった場合に
は、後段のローパスフィルタ4−3としては図15に示
すような通過特性Aを有するようなものを用いることに
より、低群のナイキスト周波数信号に相当する一方の信
号(直流成分)71のみを通過させ、高群のナイキスト
周波数信号に相当する他方の信号72を除去することが
できるのである。
おいて+96kHzの周波数シフトを行なった場合に
は、後段のローパスフィルタ4−3としては図15に示
すような通過特性Aを有するようなものを用いることに
より、低群のナイキスト周波数信号に相当する一方の信
号(直流成分)71のみを通過させ、高群のナイキスト
周波数信号に相当する他方の信号72を除去することが
できるのである。
【0064】さらに、ローパスフィルタ4−3としての
等価回路82は、図12に示すように、乗算器83,8
6,加算器84及びタップ85をそなえて構成されてい
る。なお、図12中、二重線はベクトル信号を示す。こ
こで、乗算器83は、入力される信号に対して係数値L
PA1を乗算するものであり、加算器84は、乗算器8
3から入力される信号に乗算器86から入力される信号
を加算するものであり、タップ85は加算器84からの
1タイミング前の信号を格納するものであり、乗算器8
6はタップ85からの出力に対して係数LPA2を乗算
し、加算器84に出力するものである。
等価回路82は、図12に示すように、乗算器83,8
6,加算器84及びタップ85をそなえて構成されてい
る。なお、図12中、二重線はベクトル信号を示す。こ
こで、乗算器83は、入力される信号に対して係数値L
PA1を乗算するものであり、加算器84は、乗算器8
3から入力される信号に乗算器86から入力される信号
を加算するものであり、タップ85は加算器84からの
1タイミング前の信号を格納するものであり、乗算器8
6はタップ85からの出力に対して係数LPA2を乗算
し、加算器84に出力するものである。
【0065】従って、上述の周波数シフト部4−2とし
て、+96kHzシフト処理を行なう機能部(図12の
符号80参照)とともに−96kHzシフト処理を行な
う機能部をそなえる一方、ローパスフィルタとして、周
波数シフト部としての各機能部からの出力信号につい
て、それぞれローパスフィルタ処理を施すような等価回
路を並列的にそなえることにより、ローパスフィルタを
構成することができる。
て、+96kHzシフト処理を行なう機能部(図12の
符号80参照)とともに−96kHzシフト処理を行な
う機能部をそなえる一方、ローパスフィルタとして、周
波数シフト部としての各機能部からの出力信号につい
て、それぞれローパスフィルタ処理を施すような等価回
路を並列的にそなえることにより、ローパスフィルタを
構成することができる。
【0066】また、上述の周波数シフト部4−2にて+
96kHzシフト処理を行なう機能に着目した場合にお
いては、ローパスフィルタ4−3として、図16に示す
ような等価回路110で構成されるものを用いることが
できる。この図16に示す等価回路89は、加算器87
及びタップ88のみにより構成され、図12に図示され
る等価回路82の場合に比して、各種係数を乗算する必
要がなく、処理数を少なくすることができる。特に、本
実施形態にかかるモデムが伝送速度が高いことに対応し
て、等価回路の構成を簡易化させて、DSPの処理サイ
クルに余裕を持たせることができる。
96kHzシフト処理を行なう機能に着目した場合にお
いては、ローパスフィルタ4−3として、図16に示す
ような等価回路110で構成されるものを用いることが
できる。この図16に示す等価回路89は、加算器87
及びタップ88のみにより構成され、図12に図示され
る等価回路82の場合に比して、各種係数を乗算する必
要がなく、処理数を少なくすることができる。特に、本
実施形態にかかるモデムが伝送速度が高いことに対応し
て、等価回路の構成を簡易化させて、DSPの処理サイ
クルに余裕を持たせることができる。
【0067】周波数シフト部4−2の前段には、既に説
明した通り96kHz帯域の信号のみを通過させるバン
ドパスフィルタ4−1が接続されている。そのため、そ
の他の帯域成分はシフト回路4−2への入力時点でほぼ
除去されており、その分周波数シフト部4−2の後段の
ローパスフィルタ4−3の構成を簡易化することができ
る。
明した通り96kHz帯域の信号のみを通過させるバン
ドパスフィルタ4−1が接続されている。そのため、そ
の他の帯域成分はシフト回路4−2への入力時点でほぼ
除去されており、その分周波数シフト部4−2の後段の
ローパスフィルタ4−3の構成を簡易化することができ
る。
【0068】つまり、図16に示す等価回路89は、タ
ップ88に格納された1タイミング前の信号と今回入力
した信号とを加算することによって、ローパスフィルタ
4−3として機能することができ、図12に示す等価回
路82のように、ローパスフィルタ4−3を実現するた
めの各種の係数の乗算を行なう必要がなくなるのであ
る。
ップ88に格納された1タイミング前の信号と今回入力
した信号とを加算することによって、ローパスフィルタ
4−3として機能することができ、図12に示す等価回
路82のように、ローパスフィルタ4−3を実現するた
めの各種の係数の乗算を行なう必要がなくなるのであ
る。
【0069】ところで、上述の周波数シフト回路4−2
及びローパスフィルタ4−3としての機能は、本実施形
態によるシフト回路における周波数シフト量(±96k
Hz)が、ナイキスト周波数(192kHz)の1/2
であることを利用することにより、前述の図12,図1
6に示すものよりもさらに簡易化させて、例えば後述す
る図17(a),図17(b)に示す等価回路90,9
5のように構成することも可能である。
及びローパスフィルタ4−3としての機能は、本実施形
態によるシフト回路における周波数シフト量(±96k
Hz)が、ナイキスト周波数(192kHz)の1/2
であることを利用することにより、前述の図12,図1
6に示すものよりもさらに簡易化させて、例えば後述す
る図17(a),図17(b)に示す等価回路90,9
5のように構成することも可能である。
【0070】ところで、入力される信号をX+jYとす
ると、周波数シフトは以下に示すような式(1)により
表すことができる。 (X+jY)(cos x+jsin x) =(Xcos x+Ysin x)+j(Ycos x+Xsin x) …(1) また、周波数シフト量に対応する96kHzを持つsi
n波とcos波とを、π/2毎のフェーズに分解する
と、±96kHzシフトさせるためのsin波とcos
波は図18(a)のようにそれぞれ0あるいは±1で表
現できる。図18(b),図18(c)は、それぞれ+
96kHz,−96kHzの波形を示した図である。
ると、周波数シフトは以下に示すような式(1)により
表すことができる。 (X+jY)(cos x+jsin x) =(Xcos x+Ysin x)+j(Ycos x+Xsin x) …(1) また、周波数シフト量に対応する96kHzを持つsi
n波とcos波とを、π/2毎のフェーズに分解する
と、±96kHzシフトさせるためのsin波とcos
波は図18(a)のようにそれぞれ0あるいは±1で表
現できる。図18(b),図18(c)は、それぞれ+
96kHz,−96kHzの波形を示した図である。
【0071】ここで、+96kHzシフトを行なう場合
には、それぞれのフェーズは式(1)から以下に示すよ
うになる。 フェーズ0: X+jY フェーズ1: Y+jX フェーズ2:−X−jY フェーズ3:−Y−jX で表される。この信号が図17に図示された等価回路9
0に入力されると、等価回路90では以下に示すような
値が出力される。
には、それぞれのフェーズは式(1)から以下に示すよ
うになる。 フェーズ0: X+jY フェーズ1: Y+jX フェーズ2:−X−jY フェーズ3:−Y−jX で表される。この信号が図17に図示された等価回路9
0に入力されると、等価回路90では以下に示すような
値が出力される。
【0072】 フェーズ0+フェーズ1:( X+Y)+j( Y+X) フェーズ1+フェーズ2:( Y−X)+j( X−Y) フェーズ2+フェーズ3:(−X−Y)+j(−Y−X) フェーズ3+フェーズ0:(−Y+X)+j(−X+Y) となる。ここで、フェーズ0+フェーズ1とフェーズ2
+フェーズ3とは位相差が180°となり、同様にフェ
ーズ1+フェーズ2とフェーズ3+フェーズ0との位相
差は180°である。また、フェーズ0+フェーズ1と
フェーズ1+フェーズ2,フェーズ1+フェーズ2とフ
ェーズ2+フェーズ3との位相差はそれぞれ90°であ
る。
+フェーズ3とは位相差が180°となり、同様にフェ
ーズ1+フェーズ2とフェーズ3+フェーズ0との位相
差は180°である。また、フェーズ0+フェーズ1と
フェーズ1+フェーズ2,フェーズ1+フェーズ2とフ
ェーズ2+フェーズ3との位相差はそれぞれ90°であ
る。
【0073】また、−96kHzシフトを行なう場合に
は、式(1)より、 フェーズ0: X+jY フェーズ1: Y−jX フェーズ2:−X−jY フェーズ3:−Y+jX となる。その結果、図16の簡易LPFに各フェーズの
信号を入力させた結果は、 フェーズ0+フェーズ1:( X+Y)+j( Y−X) フェーズ1+フェーズ2:( Y−X)+j(−X−Y) フェーズ2+フェーズ3:(−X−Y)+j(−Y+X) フェーズ3+フェーズ0:(−Y+X)+j( X+Y) となる。なお、位相の関係は+96kHzシフトの場合
と同様である。
は、式(1)より、 フェーズ0: X+jY フェーズ1: Y−jX フェーズ2:−X−jY フェーズ3:−Y+jX となる。その結果、図16の簡易LPFに各フェーズの
信号を入力させた結果は、 フェーズ0+フェーズ1:( X+Y)+j( Y−X) フェーズ1+フェーズ2:( Y−X)+j(−X−Y) フェーズ2+フェーズ3:(−X−Y)+j(−Y+X) フェーズ3+フェーズ0:(−Y+X)+j( X+Y) となる。なお、位相の関係は+96kHzシフトの場合
と同様である。
【0074】ここで、フェーズ0とフェーズ1との関係
のみに着目した場合、+96kHz,−96kHzシフ
トさせるための等価回路を、それぞれ図17(a),図
17(b)に示すように構成することができる。なお、
詳細は後述するが、本実施形態による周波数シフト部4
−2及びローパスフィルタ4−3は、ナイキスト周波数
192kHzよりも低い12kHzによる処理を行なう
ため、周波数シフトの処理を行なう場合には、フェーズ
0とフェーズ1との関係のみに着目するようにしても充
分である。
のみに着目した場合、+96kHz,−96kHzシフ
トさせるための等価回路を、それぞれ図17(a),図
17(b)に示すように構成することができる。なお、
詳細は後述するが、本実施形態による周波数シフト部4
−2及びローパスフィルタ4−3は、ナイキスト周波数
192kHzよりも低い12kHzによる処理を行なう
ため、周波数シフトの処理を行なう場合には、フェーズ
0とフェーズ1との関係のみに着目するようにしても充
分である。
【0075】即ち、図17(a)に示す等価回路90
は、+96kHzシフト処理を行なう周波数シフト部4
−2としての機能と、ローパスフィルタ4−3としての
機能を有し、タップ91,92及び加算器93,94を
そなえて構成されている。一方、図17(b)に示す等
価回路95は、−96kHzシフト処理を行なう周波数
シフト部4−2としての機能と、ローパスフィルタ4−
3としての機能を有し、タップ96,97及び加算器9
8,99をそなえて構成されている。
は、+96kHzシフト処理を行なう周波数シフト部4
−2としての機能と、ローパスフィルタ4−3としての
機能を有し、タップ91,92及び加算器93,94を
そなえて構成されている。一方、図17(b)に示す等
価回路95は、−96kHzシフト処理を行なう周波数
シフト部4−2としての機能と、ローパスフィルタ4−
3としての機能を有し、タップ96,97及び加算器9
8,99をそなえて構成されている。
【0076】図17(a)に図示される等価回路では、
入力端から入力された実部成分X,虚部成分Yは、それ
ぞれタップ91,92に供給されるとともに、加算器9
3,94に供給される。加算器93では、タップ91か
らの1タイミング前の入力実部成分Xと、今回入力され
た虚部成分との差分を取る一方、加算器94ではタップ
92からの1タイミング前の入力虚部成分Yと今回入力
された実部成分Xとを加算する。
入力端から入力された実部成分X,虚部成分Yは、それ
ぞれタップ91,92に供給されるとともに、加算器9
3,94に供給される。加算器93では、タップ91か
らの1タイミング前の入力実部成分Xと、今回入力され
た虚部成分との差分を取る一方、加算器94ではタップ
92からの1タイミング前の入力虚部成分Yと今回入力
された実部成分Xとを加算する。
【0077】加算器93の出力(X−Y)は、「フェー
ズ0+フェーズ1」の実部成分であり、LPFRとして
出力される一方、加算器94の出力(Y+X)は「フェ
ーズ0+フェーズ1」の虚部成分であり、LPFIとし
て出力される。また、図17(b)に図示される等価回
路の場合においては、入力端から入力された実部成分
X,虚部成分Yは、それぞれタップ96,97に供給さ
れるとともに、加算器98,99に供給される。
ズ0+フェーズ1」の実部成分であり、LPFRとして
出力される一方、加算器94の出力(Y+X)は「フェ
ーズ0+フェーズ1」の虚部成分であり、LPFIとし
て出力される。また、図17(b)に図示される等価回
路の場合においては、入力端から入力された実部成分
X,虚部成分Yは、それぞれタップ96,97に供給さ
れるとともに、加算器98,99に供給される。
【0078】加算器98では、タップ96からの1タイ
ミング前の入力実部成分Xと、今回入力された虚部成分
Yとを加算する(X+Y)。また、加算器99では、タ
ップ97に格納された1タイミング前の入力虚部成分Y
と今回入力された実部成分Xとの差分を取る(Y−
X)。これにより、加算器98の出力はLPFRとし
て、加算器99の出力はLPFIとしてそれぞれ出力さ
れる。
ミング前の入力実部成分Xと、今回入力された虚部成分
Yとを加算する(X+Y)。また、加算器99では、タ
ップ97に格納された1タイミング前の入力虚部成分Y
と今回入力された実部成分Xとの差分を取る(Y−
X)。これにより、加算器98の出力はLPFRとし
て、加算器99の出力はLPFIとしてそれぞれ出力さ
れる。
【0079】上述したような構成の等価回路90,95
を、図19に示すようにパワー演算部5の前段に介装す
ることにより、これら等価回路90,95は、周波数シ
フト・ローパスフィルタ共用部として機能することにな
る。さらに、この図19に示す周波数シフト部4−2及
びローパスフィルタ4−3,パワー演算部5及び加算部
6により、第1RLEQ制御部130が構成される。な
お、このRLEQ制御部130についても例えばDSP
を用いて構成することができる。
を、図19に示すようにパワー演算部5の前段に介装す
ることにより、これら等価回路90,95は、周波数シ
フト・ローパスフィルタ共用部として機能することにな
る。さらに、この図19に示す周波数シフト部4−2及
びローパスフィルタ4−3,パワー演算部5及び加算部
6により、第1RLEQ制御部130が構成される。な
お、このRLEQ制御部130についても例えばDSP
を用いて構成することができる。
【0080】ここで、この図19に示す等価回路90に
おいては、前述の図10に示すバンドパスフィルタ4−
1からの信号(BPF1R,BPF2R,BPF1I,BPF2I)を入力され
て、ベースバンド帯のナイキスト周波数信号31′,3
2′(図13参照)から低群、即ち−96kHz帯のナ
イキスト周波数信号71(図14(a)参照)を抽出す
るようになっている。
おいては、前述の図10に示すバンドパスフィルタ4−
1からの信号(BPF1R,BPF2R,BPF1I,BPF2I)を入力され
て、ベースバンド帯のナイキスト周波数信号31′,3
2′(図13参照)から低群、即ち−96kHz帯のナ
イキスト周波数信号71(図14(a)参照)を抽出す
るようになっている。
【0081】同様に、等価回路95においては、バンド
パスフィルタ4−1からのナイキスト周波数信号3
1′,32′(図13参照)から高群、即ち+96kH
z帯のナイキスト周波数信号72(図14(b)参照)
を抽出するようになっている。なお、図19中、乗算器
100aは、前述の図17(a)においては図示されて
いない等価回路90の構成要素であって、加算器93及
び加算器94からの出力信号についてベクトル信号化さ
れたものを入力されて、後段の信号処理にてオーバーフ
ローが発生することを防止すべく、レベル調整値として
の例えば「1/2」を乗算するものである。
パスフィルタ4−1からのナイキスト周波数信号3
1′,32′(図13参照)から高群、即ち+96kH
z帯のナイキスト周波数信号72(図14(b)参照)
を抽出するようになっている。なお、図19中、乗算器
100aは、前述の図17(a)においては図示されて
いない等価回路90の構成要素であって、加算器93及
び加算器94からの出力信号についてベクトル信号化さ
れたものを入力されて、後段の信号処理にてオーバーフ
ローが発生することを防止すべく、レベル調整値として
の例えば「1/2」を乗算するものである。
【0082】また、乗算器100bは、前述の図17
(b)においては図示されていない等価回路95の構成
要素であって、加算器98及び加算器99からの出力信
号についてベクトル信号化されたものを入力されて、後
段の信号処理にてオーバーフローが発生することを防止
すべく、レベル調整値としての例えば「1/2」を乗算
するものである。
(b)においては図示されていない等価回路95の構成
要素であって、加算器98及び加算器99からの出力信
号についてベクトル信号化されたものを入力されて、後
段の信号処理にてオーバーフローが発生することを防止
すべく、レベル調整値としての例えば「1/2」を乗算
するものである。
【0083】なお、上述の周波数シフト部4−2,ロー
パスフィルタ4−3の等価回路90,95において、符
号1R,1I,2R,2Iはそれぞれ入力する信号を示
しており、符号R,Iはそれぞれの信号が実部成分,虚
部成分であることを示し、「1」,「2」はそれぞれ等
価回路90,95に入力した順を示している。つまり、
信号1R,1Iは信号2R,2Iよりも1タイミング前
に入力した(つまりタップ91,92,96,97に格
納された)信号であることを示している。
パスフィルタ4−3の等価回路90,95において、符
号1R,1I,2R,2Iはそれぞれ入力する信号を示
しており、符号R,Iはそれぞれの信号が実部成分,虚
部成分であることを示し、「1」,「2」はそれぞれ等
価回路90,95に入力した順を示している。つまり、
信号1R,1Iは信号2R,2Iよりも1タイミング前
に入力した(つまりタップ91,92,96,97に格
納された)信号であることを示している。
【0084】ところで、図3又は図9に示すパワー演算
部5は、詳細には図19に示すような等価回路101
a,101bにより構成され、加算部6についても、詳
細には図19に示すような等価回路104a,104b
により構成される。なお、図19中で二重線で図示され
ている経路は、ベクトル信号を示し、実線で図示された
経路はスカラー信号の経路となっている。また、図中X
は実部信号を、Yは虚部信号を示している。
部5は、詳細には図19に示すような等価回路101
a,101bにより構成され、加算部6についても、詳
細には図19に示すような等価回路104a,104b
により構成される。なお、図19中で二重線で図示され
ている経路は、ベクトル信号を示し、実線で図示された
経路はスカラー信号の経路となっている。また、図中X
は実部信号を、Yは虚部信号を示している。
【0085】ここで、パワー演算部5を構成する等価回
路101aは、帯域通過フィルタ部4にて抽出された2
つのナイキスト周波数信号(図14(a)の符号71に
示すトーン信号及び図14(b)の符号72に示すトー
ン信号参照)のレベルの和(1/2を乗算しているので
値としては平均値)を演算することにより、送信データ
における中間帯域信号のレベルを算出する全パワー算出
部として機能するものであり、加算器103aをそなえ
て構成されている。
路101aは、帯域通過フィルタ部4にて抽出された2
つのナイキスト周波数信号(図14(a)の符号71に
示すトーン信号及び図14(b)の符号72に示すトー
ン信号参照)のレベルの和(1/2を乗算しているので
値としては平均値)を演算することにより、送信データ
における中間帯域信号のレベルを算出する全パワー算出
部として機能するものであり、加算器103aをそなえ
て構成されている。
【0086】さらに、等価回路101bは、複数の特定
周波数信号としての2つのトーン信号71,72のパワ
ー差分を算出することにより、抽出された2つのナイキ
スト周波数信号のレベル値を結ぶ直線の傾き成分を算出
するパワー差分算出部として機能するものであり、加算
器103bをそなえている。また、図3又は図9に示す
加算部6は、上述のパワー演算部5にて演算された中間
帯域信号34のレベル及び2つのトーン信号のパワー差
分を入力され、これらの値の、送信時に重畳されたトー
ン信号における値に対する誤差を算出する誤差算出部と
して機能するものであって、振幅誤差算出部104aと
周波数誤差算出部104bとをそなえて構成されてい
る。
周波数信号としての2つのトーン信号71,72のパワ
ー差分を算出することにより、抽出された2つのナイキ
スト周波数信号のレベル値を結ぶ直線の傾き成分を算出
するパワー差分算出部として機能するものであり、加算
器103bをそなえている。また、図3又は図9に示す
加算部6は、上述のパワー演算部5にて演算された中間
帯域信号34のレベル及び2つのトーン信号のパワー差
分を入力され、これらの値の、送信時に重畳されたトー
ン信号における値に対する誤差を算出する誤差算出部と
して機能するものであって、振幅誤差算出部104aと
周波数誤差算出部104bとをそなえて構成されてい
る。
【0087】ここで、振幅誤差算出部104aは、参照
値保持部7からの所定の大きさを持つ第1基準値(参照
値)REF1と全パワー算出部101aからの信号との
差分を演算する加算器105aをそなえ、この加算器1
05aにおける演算結果を振幅値誤差情報として出力す
るようになっている。なお、第1基準値REFとしては
例えば16進で〔4000〕とすることができるが、こ
の値は適宜選択できる。
値保持部7からの所定の大きさを持つ第1基準値(参照
値)REF1と全パワー算出部101aからの信号との
差分を演算する加算器105aをそなえ、この加算器1
05aにおける演算結果を振幅値誤差情報として出力す
るようになっている。なお、第1基準値REFとしては
例えば16進で〔4000〕とすることができるが、こ
の値は適宜選択できる。
【0088】また、周波数誤差算出部104bは、参照
値保持部7からの所定の大きさを持つ第2基準値(参照
値)REF2とパワー算出部101bからの信号との差
分を演算する加算器105bをそなえ、この加算器10
5bにおける演算結果に応じた値を周波数誤差情報とし
て出力するようになっている。なお、上述の第2基準値
REF2は、16進で
値保持部7からの所定の大きさを持つ第2基準値(参照
値)REF2とパワー算出部101bからの信号との差
分を演算する加算器105bをそなえ、この加算器10
5bにおける演算結果に応じた値を周波数誤差情報とし
て出力するようになっている。なお、上述の第2基準値
REF2は、16進で
〔0000〕とすることができ
る。
る。
【0089】これにより、この図19に示す第1RLE
Q制御部130では、バンドパスフィルタ4−1から入
力されるベクトル信号が、実部成分と虚部成分を持つ2
つのスカラー信号に分けられて、周波数シフト部4−
2,ローパスフィルタ4−3に入力される。周波数シフ
ト部4−3及びローパスフィルタ4−3として機能する
機能部(等価回路90,95)からの出力信号は、パワ
ー演算部5としての機能部(等価回路101a,101
b)に入力される。
Q制御部130では、バンドパスフィルタ4−1から入
力されるベクトル信号が、実部成分と虚部成分を持つ2
つのスカラー信号に分けられて、周波数シフト部4−
2,ローパスフィルタ4−3に入力される。周波数シフ
ト部4−3及びローパスフィルタ4−3として機能する
機能部(等価回路90,95)からの出力信号は、パワ
ー演算部5としての機能部(等価回路101a,101
b)に入力される。
【0090】パワー演算部5の全パワー算出部101a
には、等価回路90からの低群ナイキスト周波数信号が
入力され、パワー差分算出部101bには等価回路95
からの高群ナイキスト周波数信号が入力される。全パワ
ー算出部101aの加算器103aでは、低群ナイキス
ト周波数信号と高群ナイキスト周波数信号とを加算す
る。ここで、それぞれの信号は乗算回路131gにより
1/2にされているため、加算器132dの出力は2つ
のナイキスト周波数信号の平均値、つまり中間帯域信号
(図6(b)の符号34参照)のレベルに相当するもの
となる。
には、等価回路90からの低群ナイキスト周波数信号が
入力され、パワー差分算出部101bには等価回路95
からの高群ナイキスト周波数信号が入力される。全パワ
ー算出部101aの加算器103aでは、低群ナイキス
ト周波数信号と高群ナイキスト周波数信号とを加算す
る。ここで、それぞれの信号は乗算回路131gにより
1/2にされているため、加算器132dの出力は2つ
のナイキスト周波数信号の平均値、つまり中間帯域信号
(図6(b)の符号34参照)のレベルに相当するもの
となる。
【0091】一方、パワー差分算出部101bの加算器
103bでは、高群ナイキスト周波数信号から低群ナイ
キスト周波数信号を差し引く。これによって、2つのナ
イキスト周波数信号の振幅の差を求めることができ、図
6(b)の直線の傾きBが算出される。これによって、
受信信号の周波数特性が算出される。パワー演算部5
(全パワー算出部101a及びパワー差分算出部101
b)からの出力は、誤差算出部としての加算部6(振幅
誤差算出部104a及び周波数誤差算出部104b)に
入力される。
103bでは、高群ナイキスト周波数信号から低群ナイ
キスト周波数信号を差し引く。これによって、2つのナ
イキスト周波数信号の振幅の差を求めることができ、図
6(b)の直線の傾きBが算出される。これによって、
受信信号の周波数特性が算出される。パワー演算部5
(全パワー算出部101a及びパワー差分算出部101
b)からの出力は、誤差算出部としての加算部6(振幅
誤差算出部104a及び周波数誤差算出部104b)に
入力される。
【0092】振幅誤差算出部104aでは、加算器10
5aにおいて、全パワー算出部132aからの信号を、
所定の大きさを持つ第1基準値REF1と比較し、受信
信号の減衰量を算出し、振幅誤差情報として出力する。
周波数誤差算出部104bでは、加算器105bにおい
て、パワー差分算出部101bからの信号を、所定の大
きさを持つ第2基準値REF2と比較し、その結果に応
じた値を、周波数誤差情報として出力する。
5aにおいて、全パワー算出部132aからの信号を、
所定の大きさを持つ第1基準値REF1と比較し、受信
信号の減衰量を算出し、振幅誤差情報として出力する。
周波数誤差算出部104bでは、加算器105bにおい
て、パワー差分算出部101bからの信号を、所定の大
きさを持つ第2基準値REF2と比較し、その結果に応
じた値を、周波数誤差情報として出力する。
【0093】受信信号の周波数特性が平坦である場合に
は、2つのナイキスト周波数信号のレベルは同一であ
り、パワー差分算出部101bからの出力は「0」とな
る。また、パワー差分算出部101bの出力が16進の
参照値
は、2つのナイキスト周波数信号のレベルは同一であ
り、パワー差分算出部101bからの出力は「0」とな
る。また、パワー差分算出部101bの出力が16進の
参照値
〔0000〕よりも大きい場合、即ち正の値をと
る場合には、受信信号の高域成分が低域成分よりも大き
いことがわかる。そして、この場合には、周波数誤差算
出部104bからは負の値を持つ信号が出力される。
る場合には、受信信号の高域成分が低域成分よりも大き
いことがわかる。そして、この場合には、周波数誤差算
出部104bからは負の値を持つ信号が出力される。
【0094】一方、パワー差分算出部101bの出力が
〔0000〕よりも小さい場合、つまり負の値をとる場
合には、逆に高域成分が減衰していることがわかる。こ
の場合、周波数誤差算出部104bからは正の値をもつ
信号が出力される。従って、周波数誤差算出部104b
の出力は、受信信号の周波数特性を示していることにな
る。
合には、逆に高域成分が減衰していることがわかる。こ
の場合、周波数誤差算出部104bからは正の値をもつ
信号が出力される。従って、周波数誤差算出部104b
の出力は、受信信号の周波数特性を示していることにな
る。
【0095】このように、第1RLEQ制御部130に
おいては、誤差算出部としての加算部6から出力される
信号の値に応じて、受信信号の振幅誤差と周波数誤差を
判別することができるようになっている。ところで、図
3又は図9に示す積分回路8は、上述の第1RLEQ制
御部130出力としての加算部6からの振幅誤差情報及
び周波数誤差情報について積分するものであり、図20
に示すような第2RLEQ制御部として構成されるよう
になっている。即ち、この図20に示す第2RLEQ制
御部8は、振幅誤差積分部142及び周波数誤差積分部
143をそなえた二段構成を有している。
おいては、誤差算出部としての加算部6から出力される
信号の値に応じて、受信信号の振幅誤差と周波数誤差を
判別することができるようになっている。ところで、図
3又は図9に示す積分回路8は、上述の第1RLEQ制
御部130出力としての加算部6からの振幅誤差情報及
び周波数誤差情報について積分するものであり、図20
に示すような第2RLEQ制御部として構成されるよう
になっている。即ち、この図20に示す第2RLEQ制
御部8は、振幅誤差積分部142及び周波数誤差積分部
143をそなえた二段構成を有している。
【0096】また、振幅誤差積分部142は、詳細には
AND回路141a,加算器141c,乗算器141
e,加算器141g,AND回路141i,141k,
タップ141m,加算器141o,乗算器141q,1
41s,加算器141u,二乗回路141w及びタップ
141yがそなえられている。同様に、周波数誤差積分
部143は、詳細にはAND回路141b,加算器14
1d,乗算器141f,加算器141h,AND回路1
41j,141l,タップ141n,加算器141p,
乗算器141r,141t,加算器141v,二乗回路
141x及びタップ141zがそなえられている。
AND回路141a,加算器141c,乗算器141
e,加算器141g,AND回路141i,141k,
タップ141m,加算器141o,乗算器141q,1
41s,加算器141u,二乗回路141w及びタップ
141yがそなえられている。同様に、周波数誤差積分
部143は、詳細にはAND回路141b,加算器14
1d,乗算器141f,加算器141h,AND回路1
41j,141l,タップ141n,加算器141p,
乗算器141r,141t,加算器141v,二乗回路
141x及びタップ141zがそなえられている。
【0097】上述の振幅誤差積分部142及び周波数誤
差積分部143は、それぞれ扱う情報種別が異なる以外
は基本的な構成は同じであるため、特に上段に着目して
説明を行ない、必要な部分について下段の説明を行なう
こととする。ここでまず、振幅誤差積分部142のAN
D回路141a,加算器141c,乗算器141eまで
の信号処理について図21を用いて説明する。なお、こ
こでは信号は16進法により表記している。
差積分部143は、それぞれ扱う情報種別が異なる以外
は基本的な構成は同じであるため、特に上段に着目して
説明を行ない、必要な部分について下段の説明を行なう
こととする。ここでまず、振幅誤差積分部142のAN
D回路141a,加算器141c,乗算器141eまで
の信号処理について図21を用いて説明する。なお、こ
こでは信号は16進法により表記している。
【0098】本実施形態によるRLEQ制御部130,
8はDSPを使用しているが、このDSPは+2.0〜
−2.0の範囲の信号を扱うことができるものであると
する。そのため、図21の表では10進で表記された数
値は+2.0〜−2.0の範囲となっている。また、1
6進法による数値は
8はDSPを使用しているが、このDSPは+2.0〜
−2.0の範囲の信号を扱うことができるものであると
する。そのため、図21の表では10進で表記された数
値は+2.0〜−2.0の範囲となっている。また、1
6進法による数値は
〔0000〕〜〔FFFF〕の範囲
を取りうる。ここで、+0.0〜+2.0は〔000
0〕〜〔7FFF〕が対応しており、−0.0〜−2.
0は〔FFFF〕〜〔8000〕の範囲になっている。
を取りうる。ここで、+0.0〜+2.0は〔000
0〕〜〔7FFF〕が対応しており、−0.0〜−2.
0は〔FFFF〕〜〔8000〕の範囲になっている。
【0099】AND回路141aでは、入力される信号
と16進の〔8000〕のAND(論理積演算)が取ら
れる。これによって、AND回路141aに入力される
信号から極性ビットを抽出することができる。即ち、こ
のAND回路141aにおいて、
と16進の〔8000〕のAND(論理積演算)が取ら
れる。これによって、AND回路141aに入力される
信号から極性ビットを抽出することができる。即ち、こ
のAND回路141aにおいて、
〔0000〕〜〔7F
FF〕の範囲の数値と〔8000〕とのANDを取ると
AND結果が
FF〕の範囲の数値と〔8000〕とのANDを取ると
AND結果が
〔0000〕となり、〔FFFF〕〜〔8
000〕の範囲の数値と〔8000〕とのAND演算の
結果は〔8000〕となる。
000〕の範囲の数値と〔8000〕とのAND演算の
結果は〔8000〕となる。
【0100】つまり、入力信号の符号が正の場合にはA
ND回路141aの出力は常に
ND回路141aの出力は常に
〔0000〕となり、2
進法で表記した場合の先頭ビットは「0」となる一方、
入力信号の符号が負の場合は、AND回路141aの出
力は常に〔8000〕となり、先頭ビットは「1」とな
る。即ち、AND回路141aの出力により、入力信号
の正負を判別することができる。ここで、
進法で表記した場合の先頭ビットは「0」となる一方、
入力信号の符号が負の場合は、AND回路141aの出
力は常に〔8000〕となり、先頭ビットは「1」とな
る。即ち、AND回路141aの出力により、入力信号
の正負を判別することができる。ここで、
〔0000〕
は10進法の+0.0、〔8000〕は同じく−2.0
に対応している。
は10進法の+0.0、〔8000〕は同じく−2.0
に対応している。
【0101】続いて、加算器141cにより16進表記
の〔4000〕がAND回路141aの出力に加算され
る。〔4000〕は10進法の+1.0に対応している
ため、加算器141cへの入力信号が
の〔4000〕がAND回路141aの出力に加算され
る。〔4000〕は10進法の+1.0に対応している
ため、加算器141cへの入力信号が
〔0000〕の場
合には加算器141cの出力は〔4000〕(10進法
の+1.0)となり、加算器141cへの入力信号が
〔8000〕の場合には加算器141cの出力は〔C0
00〕(10進法で−1.0)となる。このように、加
算器141cからは振幅誤差積分回路142に入力され
る信号の正負に応じて10進表記の±1.0の値が出力
される。
合には加算器141cの出力は〔4000〕(10進法
の+1.0)となり、加算器141cへの入力信号が
〔8000〕の場合には加算器141cの出力は〔C0
00〕(10進法で−1.0)となる。このように、加
算器141cからは振幅誤差積分回路142に入力され
る信号の正負に応じて10進表記の±1.0の値が出力
される。
【0102】さらに、加算器141cの出力は乗算器1
41eに供給され、16進法の〔0001〕と乗算され
る。加算器141cの出力が〔4000〕の場合には、
乗算器141eの出力は〔0001〕となり、これは+
LSBとなる。一方、加算器141cの出力が〔C00
0〕の場合には、乗算器141eの出力は〔FFFF〕
となり、これは−LSBとなる。
41eに供給され、16進法の〔0001〕と乗算され
る。加算器141cの出力が〔4000〕の場合には、
乗算器141eの出力は〔0001〕となり、これは+
LSBとなる。一方、加算器141cの出力が〔C00
0〕の場合には、乗算器141eの出力は〔FFFF〕
となり、これは−LSBとなる。
【0103】従って、乗算器141eからは入力信号の
振幅に対応した符号を持つ信号ALLが出力される。A
LLは入力信号のレベルが基準値よりも小さい場合に+
LSBを出力し、入力信号のレベルが基準値よりも大き
い場合には、−LSBを出力する。即ち、AND回路1
41a〜乗算器141eにより、入力する信号の符号に
応じて±LSBを出力することができるようになってい
るのである。
振幅に対応した符号を持つ信号ALLが出力される。A
LLは入力信号のレベルが基準値よりも小さい場合に+
LSBを出力し、入力信号のレベルが基準値よりも大き
い場合には、−LSBを出力する。即ち、AND回路1
41a〜乗算器141eにより、入力する信号の符号に
応じて±LSBを出力することができるようになってい
るのである。
【0104】なお、周波数誤差積分部143の乗算器1
41fからは入力信号の周波数特性に応じた符号を持つ
信号DFFが出力される。このDFFとしては入力信号
の高群が小さい場合に+LSBを出力し、入力信号の高
群が大きい場合に−LSBを出力する。また、加算器1
41gにおいて、乗算器141eから出力されたALL
とタップ141mにて格納されたALLAとを加算す
る。周波数積分部143の加算器141hにおいても同
様に、乗算器141fからのDFFとともにタップ14
1nに格納されたDFFAとを加算して出力する。
41fからは入力信号の周波数特性に応じた符号を持つ
信号DFFが出力される。このDFFとしては入力信号
の高群が小さい場合に+LSBを出力し、入力信号の高
群が大きい場合に−LSBを出力する。また、加算器1
41gにおいて、乗算器141eから出力されたALL
とタップ141mにて格納されたALLAとを加算す
る。周波数積分部143の加算器141hにおいても同
様に、乗算器141fからのDFFとともにタップ14
1nに格納されたDFFAとを加算して出力する。
【0105】振幅誤差積分部142のAND回路141
iは、加算器141gからの出力信号と16進〔00F
F〕とのANDを取り、加算器141gからの出力信号
についての2進法で表記した場合の下位8ビットを抽出
するものである。同様に、AND回路141kは加算器
141gからの信号と16進〔FF00〕とのANDを
取り、加算器141gからの出力信号についての上位8
ビットを抽出するものである。
iは、加算器141gからの出力信号と16進〔00F
F〕とのANDを取り、加算器141gからの出力信号
についての2進法で表記した場合の下位8ビットを抽出
するものである。同様に、AND回路141kは加算器
141gからの信号と16進〔FF00〕とのANDを
取り、加算器141gからの出力信号についての上位8
ビットを抽出するものである。
【0106】図22は、AND回路141kでの処理を
説明するための図である。即ち、AND回路141kに
おいて入力信号に対して16進〔FF00〕とのAND
演算を行なった結果は、入力信号が
説明するための図である。即ち、AND回路141kに
おいて入力信号に対して16進〔FF00〕とのAND
演算を行なった結果は、入力信号が
〔0000〕〜〔0
0FF〕の範囲である場合には、AND結果はいずれも
0FF〕の範囲である場合には、AND結果はいずれも
〔0000〕となるが、入力信号が〔0100〕〜〔7
FFF〕の範囲にある場合には、AND結果は〔010
0〕〜〔7F00〕となり、これによって入力信号の上
位8ビットが抽出される。
FFF〕の範囲にある場合には、AND結果は〔010
0〕〜〔7F00〕となり、これによって入力信号の上
位8ビットが抽出される。
【0107】同様に、入力信号が〔FFFF〕〜〔80
00〕の範囲にある場合には、AND結果は〔FF0
0〕〜〔8000〕となり、図22に図示されるように
上位8ビット(図22の場合は16進表記となってい
る)が抽出される。一方、AND回路141iにより入
力信号と〔00FF〕とのANDを取った結果を見る
と、
00〕の範囲にある場合には、AND結果は〔FF0
0〕〜〔8000〕となり、図22に図示されるように
上位8ビット(図22の場合は16進表記となってい
る)が抽出される。一方、AND回路141iにより入
力信号と〔00FF〕とのANDを取った結果を見る
と、
〔0000〕〜〔00FF〕の範囲ではAND結果
は
は
〔0000〕〜〔00FF〕、つまり入力信号と同一
の信号が出力される。また、〔0100〕〜〔7FF
F〕の範囲では、順次
の信号が出力される。また、〔0100〕〜〔7FF
F〕の範囲では、順次
〔0000〕〜〔00FF〕が繰
り返される。
り返される。
【0108】一方、乗算器141qは、AND回路14
1kからの出力に対して1/2を乗算するものであり、
AND回路141kの出力(上位8ビット)の1/2の
数値が出力されるようになっている。具体的には、図2
2に示すように、入力信号が
1kからの出力に対して1/2を乗算するものであり、
AND回路141kの出力(上位8ビット)の1/2の
数値が出力されるようになっている。具体的には、図2
2に示すように、入力信号が
〔0000〕〜〔00F
F〕の範囲にある場合には、AND結果の上位8ビット
は
F〕の範囲にある場合には、AND結果の上位8ビット
は
〔00〕であり、乗算器141qの出力は〔000
0〕となる。一方、入力信号が〔0100〕の場合に
は、乗算器141qの出力は〔0080〕となる。ま
た、入力信号が〔FFFF〕の場合には、乗算器141
qの出力は〔FF80〕(〔0080〕の正負が逆転し
たもの)となる。
0〕となる。一方、入力信号が〔0100〕の場合に
は、乗算器141qの出力は〔0080〕となる。ま
た、入力信号が〔FFFF〕の場合には、乗算器141
qの出力は〔FF80〕(〔0080〕の正負が逆転し
たもの)となる。
【0109】さらに、加算器141oでは、AND回路
141iの出力(入力信号の下位8ビット)と乗算器1
41qの出力(入力信号の上位8ビットの1/2)とが
加算される。その結果、入力信号が
141iの出力(入力信号の下位8ビット)と乗算器1
41qの出力(入力信号の上位8ビットの1/2)とが
加算される。その結果、入力信号が
〔0000〕〜〔0
0FF〕の範囲にある場合には、乗算器141qの出力
が
0FF〕の範囲にある場合には、乗算器141qの出力
が
〔0000〕のために、加算器141oからは入力信
号と同じ値を持つ信号が出力される。加算器141oか
らの出力信号は、前述のタップ141mにALLAとし
て格納され、順次入力されるALL(±LSB)と加算
される。
号と同じ値を持つ信号が出力される。加算器141oか
らの出力信号は、前述のタップ141mにALLAとし
て格納され、順次入力されるALL(±LSB)と加算
される。
【0110】一方、入力信号が〔0100〕の場合には
加算器141oの出力は〔0080〕となり、入力信号
が〔FFFF〕の場合にも加算器141oの出力は〔0
080〕となる。この〔0080〕という値は、〔00
00〕と〔00FF〕との丁度中間にあたる。このよう
に、加算器141oから出力された〔0080〕という
値は上述の場合と同様にタップ141mにALLAとし
て格納される。
加算器141oの出力は〔0080〕となり、入力信号
が〔FFFF〕の場合にも加算器141oの出力は〔0
080〕となる。この〔0080〕という値は、〔00
00〕と〔00FF〕との丁度中間にあたる。このよう
に、加算器141oから出力された〔0080〕という
値は上述の場合と同様にタップ141mにALLAとし
て格納される。
【0111】ここで、加算器141gに入力されるの
は、±LSBであるため、加算器出力は一時に±1LS
B程度の変動となる。そのため、加算器141gからの
入力信号が
は、±LSBであるため、加算器出力は一時に±1LS
B程度の変動となる。そのため、加算器141gからの
入力信号が
〔0000〕〜〔00FF〕の範囲を外れた
場合(〔0100〕か〔FFFF〕には、ALLAには
〔0080〕がセットされる。さらに、
場合(〔0100〕か〔FFFF〕には、ALLAには
〔0080〕がセットされる。さらに、
〔0000〕〜
〔00FF〕の範囲は、線路等化器1の調整幅を決定す
るための範囲となっている。そして、加算器141aの
加算結果が前述の範囲を超えた場合、加算器141oか
らの出力〔0080〕は、上述の加算結果をこの範囲の
中間位置に引き戻す作用をなし、中間位置から再び加算
を始めることができるようになっている。
〔00FF〕の範囲は、線路等化器1の調整幅を決定す
るための範囲となっている。そして、加算器141aの
加算結果が前述の範囲を超えた場合、加算器141oか
らの出力〔0080〕は、上述の加算結果をこの範囲の
中間位置に引き戻す作用をなし、中間位置から再び加算
を始めることができるようになっている。
【0112】この範囲は適宜選ぶことができ、これは上
位ビットと下位ビットをそれぞれ何ビットにするかによ
って決定される。例えば、上位ビットのビット数を減ら
すことによってこの幅を広くとることができ、逆に上位
ビット数を増やすことによってこの幅を狭くすることが
できる。なお、加算器141g,AND回路141i,
141k,タップ141m,乗算器141q及び加算器
141oは積分回路を構成し、加算器141h,AND
回路141j,141l,タップ141n,乗算器14
1r及び加算器141pについても積分回路を構成して
いるが、これらの積分回路は、上記の数値の幅に応じて
積分回路の時定数を長くしたり短くしたりすることがで
きる。
位ビットと下位ビットをそれぞれ何ビットにするかによ
って決定される。例えば、上位ビットのビット数を減ら
すことによってこの幅を広くとることができ、逆に上位
ビット数を増やすことによってこの幅を狭くすることが
できる。なお、加算器141g,AND回路141i,
141k,タップ141m,乗算器141q及び加算器
141oは積分回路を構成し、加算器141h,AND
回路141j,141l,タップ141n,乗算器14
1r及び加算器141pについても積分回路を構成して
いるが、これらの積分回路は、上記の数値の幅に応じて
積分回路の時定数を長くしたり短くしたりすることがで
きる。
【0113】また、上述の如き積分回路に供給される信
号(ALL,DFF)は±1であり、加算器141gか
ら出力される加算値は一時に±1LSBしか変化しな
い。積分回路からの出力は後段の線路等化器を制御する
ために用いられるが、このような±LSBのようにでき
る限り小さい値を用いることによって、線路等化器の変
動を抑え、線路等化器の動作を安定させることができ
る。
号(ALL,DFF)は±1であり、加算器141gか
ら出力される加算値は一時に±1LSBしか変化しな
い。積分回路からの出力は後段の線路等化器を制御する
ために用いられるが、このような±LSBのようにでき
る限り小さい値を用いることによって、線路等化器の変
動を抑え、線路等化器の動作を安定させることができ
る。
【0114】換言すれば、積分回路から出力される信号
の変動幅が大きい場合のように、線路等化器の動作の変
動の仕方が大きくなりすぎ、線路等化器を安定して動作
させることができなくることを防止している。ところ
で、振幅誤差積分部142の乗算器141sでは、AN
D回路141kの出力に16進〔0040〕を乗算す
る。この結果乗算器141sからは再び±LSBが出力
される。
の変動幅が大きい場合のように、線路等化器の動作の変
動の仕方が大きくなりすぎ、線路等化器を安定して動作
させることができなくることを防止している。ところ
で、振幅誤差積分部142の乗算器141sでは、AN
D回路141kの出力に16進〔0040〕を乗算す
る。この結果乗算器141sからは再び±LSBが出力
される。
【0115】乗算器141sからの出力信号(±LS
B)は、加算器141u,二乗回路141w,タップ1
41yにより構成される積分回路で再び積分され、振幅
誤差を示す信号ALEQ(線路等化器1に入力される係
数A)として出力される。周波数誤差積分部143にお
いても、上述の場合と同様に、加算器141v,二乗回
路141xタップ141zにより構成される積分回路で
積分された後、周波数特性の誤差を示す信号FLEQと
して出力される。
B)は、加算器141u,二乗回路141w,タップ1
41yにより構成される積分回路で再び積分され、振幅
誤差を示す信号ALEQ(線路等化器1に入力される係
数A)として出力される。周波数誤差積分部143にお
いても、上述の場合と同様に、加算器141v,二乗回
路141xタップ141zにより構成される積分回路で
積分された後、周波数特性の誤差を示す信号FLEQと
して出力される。
【0116】これにより、第1RLEQ制御部130か
らの振幅誤差情報からALL(±LSB)を生成し、こ
の±LSBによって振幅誤差を示す信号ALEQを生成
することができる。即ち、この信号ALEQにより後段
の線路等化器1の係数を調整して、入力信号のレベルを
補正することができる。具体的には、ALLとして+L
SBが出力されると入力信号のレベルを増幅させるよう
な線路等化器1の係数が設定され、ALLとして−LS
Bが出力されると、入力信号のレベルを減衰させるよう
な線路等化器1の係数が設定されるのである。
らの振幅誤差情報からALL(±LSB)を生成し、こ
の±LSBによって振幅誤差を示す信号ALEQを生成
することができる。即ち、この信号ALEQにより後段
の線路等化器1の係数を調整して、入力信号のレベルを
補正することができる。具体的には、ALLとして+L
SBが出力されると入力信号のレベルを増幅させるよう
な線路等化器1の係数が設定され、ALLとして−LS
Bが出力されると、入力信号のレベルを減衰させるよう
な線路等化器1の係数が設定されるのである。
【0117】換言すれば、第2ALEQ制御部8から出
力される信号ALEQは、第1RLEQ制御部130に
入力される信号のレベルが基準値よりも小さい場合に増
大し、第1RLEQ制御部130に入力される信号レベ
ルが基準値よりも大きい場合に減少する。従って、前述
の線路等化器1(図7参照)における乗算器171から
出力される信号は、ALEQの大きさに応じてレベルが
調整される。具体的には、第1RLEQ制御部130へ
の入力信号が小さい場合には乗算器171の出力は大き
くなり、第1RLEQ制御部130への入力信号が大き
い場合には乗算器171の出力信号の値が抑えられる。
このように、乗算器171は、入力される振幅誤差信号
ALEQによって実質的にAGC回路として機能するこ
とになるのである。
力される信号ALEQは、第1RLEQ制御部130に
入力される信号のレベルが基準値よりも小さい場合に増
大し、第1RLEQ制御部130に入力される信号レベ
ルが基準値よりも大きい場合に減少する。従って、前述
の線路等化器1(図7参照)における乗算器171から
出力される信号は、ALEQの大きさに応じてレベルが
調整される。具体的には、第1RLEQ制御部130へ
の入力信号が小さい場合には乗算器171の出力は大き
くなり、第1RLEQ制御部130への入力信号が大き
い場合には乗算器171の出力信号の値が抑えられる。
このように、乗算器171は、入力される振幅誤差信号
ALEQによって実質的にAGC回路として機能するこ
とになるのである。
【0118】また、第2RLEQ制御部8では、第1R
LEQ制御部130からの振幅誤差情報からDFF(±
LSB)を生成し、この±LSBによって振幅誤差を示
す信号FLEQを生成することができる。即ち、この信
号FLEQにより後段の線路等化器1の係数を調整し
て、入力信号の周波数特性を補正することができるので
ある。
LEQ制御部130からの振幅誤差情報からDFF(±
LSB)を生成し、この±LSBによって振幅誤差を示
す信号FLEQを生成することができる。即ち、この信
号FLEQにより後段の線路等化器1の係数を調整し
て、入力信号の周波数特性を補正することができるので
ある。
【0119】具体的には、DFFとして+LSBが出力
されると、振幅誤差信号FLEQに基づいて、高群の周
波数信号を増幅するような線路等化器1の係数が後段の
リミッタ9を介して設定され、DFFとして−LSBが
出力されると高群を減衰させるような線路等化器1の係
数がリミッタ9を介して設定されるのである。さらに、
図3又は図9に示すリミッタ9は、詳細には図23に示
すような構成を有している。即ち、この図23に示すリ
ミッタ9は、第2RLEQ制御部(積分回路)8からの
振幅誤差を示す信号FLEQに基づいて、前述の図7に
示す線路等化器1の係数B〜Eを設定するものであり、
各係数B〜Eを設定するためのBLEQ部212,CL
EQ部213,DLEQ部214及びELEQ部215
をそなえて構成されている。
されると、振幅誤差信号FLEQに基づいて、高群の周
波数信号を増幅するような線路等化器1の係数が後段の
リミッタ9を介して設定され、DFFとして−LSBが
出力されると高群を減衰させるような線路等化器1の係
数がリミッタ9を介して設定されるのである。さらに、
図3又は図9に示すリミッタ9は、詳細には図23に示
すような構成を有している。即ち、この図23に示すリ
ミッタ9は、第2RLEQ制御部(積分回路)8からの
振幅誤差を示す信号FLEQに基づいて、前述の図7に
示す線路等化器1の係数B〜Eを設定するものであり、
各係数B〜Eを設定するためのBLEQ部212,CL
EQ部213,DLEQ部214及びELEQ部215
をそなえて構成されている。
【0120】即ち、上述のリミッタ9のBLEQ部21
2〜ELEQ部215は、それぞれ、入力されるFLE
Qの値に基づいて、図24に示すような1次関数特性で
係数B〜Eの値を設定(又は生成)して出力するように
なっている。なお、この図24において、横軸はFLE
Qの大きさを示しており、最右端が0であり、左側ほど
FLEQの値が大きくなる。前述したように、FLEQ
は、低群ナイキスト周波数信号と高群ナイキスト周波数
信号のレベルの差分に対応した値である。また、横軸は
係数の値であり、最下端が0であり上となるに従って値
が小さくなる(負となる)例を図示している。
2〜ELEQ部215は、それぞれ、入力されるFLE
Qの値に基づいて、図24に示すような1次関数特性で
係数B〜Eの値を設定(又は生成)して出力するように
なっている。なお、この図24において、横軸はFLE
Qの大きさを示しており、最右端が0であり、左側ほど
FLEQの値が大きくなる。前述したように、FLEQ
は、低群ナイキスト周波数信号と高群ナイキスト周波数
信号のレベルの差分に対応した値である。また、横軸は
係数の値であり、最下端が0であり上となるに従って値
が小さくなる(負となる)例を図示している。
【0121】ここで、BLEQ部212は、FLEQの
値に対して1次関数(y=ax+b;この場合において
はyはBに該当し、xはFLEQに該当する)における
傾きaに該当する値aBを乗算する乗算器212aをそ
なえており、これにより、BLEQ部212から出力さ
れる係数値Bは、入力されるFLEQの値に応じて図2
6に示すBLEQのように変化するようになっている。
値に対して1次関数(y=ax+b;この場合において
はyはBに該当し、xはFLEQに該当する)における
傾きaに該当する値aBを乗算する乗算器212aをそ
なえており、これにより、BLEQ部212から出力さ
れる係数値Bは、入力されるFLEQの値に応じて図2
6に示すBLEQのように変化するようになっている。
【0122】同様に、DLEQ部214は、FLEQの
値に対して1次関数(y=ax+b)における傾きaに
該当する値aDを乗算する乗算器214aをそなえてお
り、これにより、DLEQ部214から出力される係数
値Dは、入力されるFLEQの値に応じて図26に示す
DLEQのように変化するようになっている。一方、係
数CLEQについては、1次関数(y=ax+b)にお
ける切片bに該当する項は0ではないため、CLEQ部
213には乗算器213aに加えて加算器213bがそ
なえられている。乗算器213aによりFLEQと係数
aC(CLEQの傾き)が乗算され、その結果に対して
更に加算器213bにて係数bCが加算されるようにな
っている。
値に対して1次関数(y=ax+b)における傾きaに
該当する値aDを乗算する乗算器214aをそなえてお
り、これにより、DLEQ部214から出力される係数
値Dは、入力されるFLEQの値に応じて図26に示す
DLEQのように変化するようになっている。一方、係
数CLEQについては、1次関数(y=ax+b)にお
ける切片bに該当する項は0ではないため、CLEQ部
213には乗算器213aに加えて加算器213bがそ
なえられている。乗算器213aによりFLEQと係数
aC(CLEQの傾き)が乗算され、その結果に対して
更に加算器213bにて係数bCが加算されるようにな
っている。
【0123】同様に、係数ELEQについても、1次関
数(y=ax+b)における切片bB該当する項は0で
はなく、ELEQ部215には乗算器215aに加えて
加算器215bがそなえられている。乗算器215aで
はFLEQと係数aEが乗算され、加算器215bによ
り更に係数bEが加算される。ここで、係数CLEQ,
ELEQについては、図24中における(2)の領域で
はその値を0とする必要がある。そのため、CLEQ部
213,ELEQ部215では、領域(2)で係数値を
0とするための回路がそなえられている。
数(y=ax+b)における切片bB該当する項は0で
はなく、ELEQ部215には乗算器215aに加えて
加算器215bがそなえられている。乗算器215aで
はFLEQと係数aEが乗算され、加算器215bによ
り更に係数bEが加算される。ここで、係数CLEQ,
ELEQについては、図24中における(2)の領域で
はその値を0とする必要がある。そのため、CLEQ部
213,ELEQ部215では、領域(2)で係数値を
0とするための回路がそなえられている。
【0124】即ち、CLEQ部213には、上述の乗算
器213a及び加算器213bのほか、加算器213c
と加算器213dとがそなえられている。加算器213
cは加算器213bの出力に2.0を加算するもので、
加算器213dは加算器213cの出力に−2.0を加
算するものである。図25は加算器213c,213d
の作用を説明するための図である。
器213a及び加算器213bのほか、加算器213c
と加算器213dとがそなえられている。加算器213
cは加算器213bの出力に2.0を加算するもので、
加算器213dは加算器213cの出力に−2.0を加
算するものである。図25は加算器213c,213d
の作用を説明するための図である。
【0125】加算器213bの出力は、図25のCLE
Q(1)に対応している。図25において点線の部分は
本来係数値が0となるべき領域を表しているが、加算器
213bの出力はこの部分は0とはなっていない。ここ
で、加算器213cにおいて、加算器213bの出力に
対して2.0を加算すると、図26のCLEQ(2)の
ように加算器213bの出力がシフトする(矢印参
照)。次に加算器213dにより加算器213cの出力
に「−2.0」を加算すると、CLEQ(2)は再びC
LEQ(1)にシフトする(矢印参照)。
Q(1)に対応している。図25において点線の部分は
本来係数値が0となるべき領域を表しているが、加算器
213bの出力はこの部分は0とはなっていない。ここ
で、加算器213cにおいて、加算器213bの出力に
対して2.0を加算すると、図26のCLEQ(2)の
ように加算器213bの出力がシフトする(矢印参
照)。次に加算器213dにより加算器213cの出力
に「−2.0」を加算すると、CLEQ(2)は再びC
LEQ(1)にシフトする(矢印参照)。
【0126】ここで、線路等化器1及びリミッタ9は、
+2.0〜−2.0の数値範囲を採りうるDSPにより
構成されているので、数値が例えば「+2.0」を超え
た領域(図25の領域A参照)においては信号がクリッ
プされた状態となる。即ち、図26の(A)の領域で
は、加算器213bの出力は0以上となっているため
に、加算器213cにより「2.0」を加算するとその
結果は「2.0」を超えてしまう。そのため、図26
(A)の領域では加算器213cからの出力は「2.
0」にクリップされる(図示一点鎖線及び矢印参
照)。
+2.0〜−2.0の数値範囲を採りうるDSPにより
構成されているので、数値が例えば「+2.0」を超え
た領域(図25の領域A参照)においては信号がクリッ
プされた状態となる。即ち、図26の(A)の領域で
は、加算器213bの出力は0以上となっているため
に、加算器213cにより「2.0」を加算するとその
結果は「2.0」を超えてしまう。そのため、図26
(A)の領域では加算器213cからの出力は「2.
0」にクリップされる(図示一点鎖線及び矢印参
照)。
【0127】この加算器213c出力に対して、加算器
213dにより「−2.0」を加算すると、図26
(A)の領域については加算器213dの出力は一律0
となる。これにより、加算器213cと加算器213d
により、線路等化器1を1次のHPFとして作用させる
必要がある領域(図24における(2)参照)では係数
CLEQの値を「0」とすることができる。
213dにより「−2.0」を加算すると、図26
(A)の領域については加算器213dの出力は一律0
となる。これにより、加算器213cと加算器213d
により、線路等化器1を1次のHPFとして作用させる
必要がある領域(図24における(2)参照)では係数
CLEQの値を「0」とすることができる。
【0128】ELEQ部215でも、CLEQ部213
におけるもの(符号213c,213d)とほぼ同様の
機能を有する加算器215c,加算器215dをそな
え、上述のCLEQ部213の場合と同様にして(矢印
〜矢印参照)、線路等化器1を1次のHPFとして
作用させる必要がある領域(図24における(2)参
照)で、係数値Eを「0」とすることができる。
におけるもの(符号213c,213d)とほぼ同様の
機能を有する加算器215c,加算器215dをそな
え、上述のCLEQ部213の場合と同様にして(矢印
〜矢印参照)、線路等化器1を1次のHPFとして
作用させる必要がある領域(図24における(2)参
照)で、係数値Eを「0」とすることができる。
【0129】即ち、この図24において、(1)の領域
は線路等化器1を2次のHPFとして作用させる領域で
あり、(2)の領域は線路等化器1を1次のHPFとし
て作用させる領域であり、FLEQ=0では線路等化器
1を0次のHPFとして作用させる。なお、図24,図
25中、F1は、横軸を(1)の領域と、(2)の領域
とに分割する点を示している。
は線路等化器1を2次のHPFとして作用させる領域で
あり、(2)の領域は線路等化器1を1次のHPFとし
て作用させる領域であり、FLEQ=0では線路等化器
1を0次のHPFとして作用させる。なお、図24,図
25中、F1は、横軸を(1)の領域と、(2)の領域
とに分割する点を示している。
【0130】即ち、線路等化器1を0次のHPFとして
作用させる場合には、各係数値B〜Eは「0」となる。
また、線路等化器1を1次のHPFとして作用させる場
合には、係数値B,DはFLEQの値に応じた上述の如
く設定され、係数値C,Eは「0」となる。そして、線
路等化器1を2次のHPFとして作用させる場合には、
係数値B〜EはFLEQの値に応じて上述の如く設定さ
れる。
作用させる場合には、各係数値B〜Eは「0」となる。
また、線路等化器1を1次のHPFとして作用させる場
合には、係数値B,DはFLEQの値に応じた上述の如
く設定され、係数値C,Eは「0」となる。そして、線
路等化器1を2次のHPFとして作用させる場合には、
係数値B〜EはFLEQの値に応じて上述の如く設定さ
れる。
【0131】以上のように、リミッタ回路211により
入力するFLEQの値に応じて生成される係数BLEQ
〜ELEQの値を変えるために、受信信号の周波数特性
に適した線路等化器1の係数を発生させることができる
ようになる。換言すれば、図24に示すような値にBL
EQ〜ELEQを設定することにより、各係数BLEQ
〜ELEQの値を連続的に変化させることができるの
で、線路等化器1の周波数特性の変化を連続的にするこ
とができる。
入力するFLEQの値に応じて生成される係数BLEQ
〜ELEQの値を変えるために、受信信号の周波数特性
に適した線路等化器1の係数を発生させることができる
ようになる。換言すれば、図24に示すような値にBL
EQ〜ELEQを設定することにより、各係数BLEQ
〜ELEQの値を連続的に変化させることができるの
で、線路等化器1の周波数特性の変化を連続的にするこ
とができる。
【0132】ところで、本実施形態にかかる線路等化器
1は、線路等化器1の乗算器171による自動利得制御
による作用を除いて考慮すると、例えば図26に示すよ
うな周波数特性を有することができる。即ち、前述した
ように、メタリック回線44においては、一般的に高域
の周波数成分を持つ信号は減衰しやすく、低域周波数成
分は高域周波数成分と比較して減衰しにくいので、本実
施形態にかかる線路等化器1は、リミッタ9からの係数
B〜Eの設定により、図26に示すような周波数特性を
持たせることが必要である。
1は、線路等化器1の乗算器171による自動利得制御
による作用を除いて考慮すると、例えば図26に示すよ
うな周波数特性を有することができる。即ち、前述した
ように、メタリック回線44においては、一般的に高域
の周波数成分を持つ信号は減衰しやすく、低域周波数成
分は高域周波数成分と比較して減衰しにくいので、本実
施形態にかかる線路等化器1は、リミッタ9からの係数
B〜Eの設定により、図26に示すような周波数特性を
持たせることが必要である。
【0133】特に、送信用モデム41と受信用モデム4
2,43との間の距離(即ち回線44の物理的な長さ)
が長くなると、高周波成分の減衰量が非常に大きくなる
ため、受信信号の周波数成分が高くなるに従って、信号
の増幅量が多くなるように特性を設定する。一方、低周
波成分については減衰量が大きくないため、線路等化器
1においては、低周波成分については増幅を行なわず、
逆に減衰させるような特性を持つ。
2,43との間の距離(即ち回線44の物理的な長さ)
が長くなると、高周波成分の減衰量が非常に大きくなる
ため、受信信号の周波数成分が高くなるに従って、信号
の増幅量が多くなるように特性を設定する。一方、低周
波成分については減衰量が大きくないため、線路等化器
1においては、低周波成分については増幅を行なわず、
逆に減衰させるような特性を持つ。
【0134】このように、線路等化器1においては、高
域成分は増幅し、低域成分は減衰させることによって、
高域成分・低域成分のバランスを取ることができ、出力
される信号の周波数特性を平坦にさせることができる。
なお、線路等化器1は、高域成分を通過させ、低域成分
を減衰させる特性を持つため、ハイパスフィルタ(HP
F)と考えることもできる。
域成分は増幅し、低域成分は減衰させることによって、
高域成分・低域成分のバランスを取ることができ、出力
される信号の周波数特性を平坦にさせることができる。
なお、線路等化器1は、高域成分を通過させ、低域成分
を減衰させる特性を持つため、ハイパスフィルタ(HP
F)と考えることもできる。
【0135】低域成分の信号についても回線による減衰
が全くないわけではないが、受信信号の全体的なレベル
は信号レベル調整用の乗算器171により調整されてい
るため、乗算器171以外の線路等化器の構成要素(符
号172〜181参照)は、単に信号の周波数特性を平
坦にするためのみに作用している。ここで、リミッタ9
では、線路等化器1の係数B〜Eを設定することによ
り、図26に図示されるように入力する信号の周波数特
性に応じてフィルタ特性を変えているが、(1)のよう
な範囲では2次のHPFで処理を行なっても処理速度が
高速な固定小数点演算を行なうDSPを使用することが
できる。
が全くないわけではないが、受信信号の全体的なレベル
は信号レベル調整用の乗算器171により調整されてい
るため、乗算器171以外の線路等化器の構成要素(符
号172〜181参照)は、単に信号の周波数特性を平
坦にするためのみに作用している。ここで、リミッタ9
では、線路等化器1の係数B〜Eを設定することによ
り、図26に図示されるように入力する信号の周波数特
性に応じてフィルタ特性を変えているが、(1)のよう
な範囲では2次のHPFで処理を行なっても処理速度が
高速な固定小数点演算を行なうDSPを使用することが
できる。
【0136】また、フラットな特性が必要となる範囲
(2)では、入力する信号の特性に応じて各係数B〜E
を可変させることにより、線路等化器1を2次HPF−
1次HPF−0次HPFと連続的に切り換え、線路等化
器1の周波数特性を変化させる。これにより、各乗算器
172〜175に与える係数の値を非常に大きなものと
する必要がなくなり、浮動小数点演算を行なうDSPを
使用せずに、演算速度が高速な固定小数点演算を行なう
DSPで対応することができる。
(2)では、入力する信号の特性に応じて各係数B〜E
を可変させることにより、線路等化器1を2次HPF−
1次HPF−0次HPFと連続的に切り換え、線路等化
器1の周波数特性を変化させる。これにより、各乗算器
172〜175に与える係数の値を非常に大きなものと
する必要がなくなり、浮動小数点演算を行なうDSPを
使用せずに、演算速度が高速な固定小数点演算を行なう
DSPで対応することができる。
【0137】例えば係数C,Eを「0」とすることによ
って、図7に図示される線路等化器1の最下段の動作を
実質的に無効化させて、図8に示すような1次フィルタ
を構成することができる。更に、係数B,Dを「0」と
することによって、図7に図示される線路等化器1の最
下段及び中段の動作を無効化させて、図9に示すような
0次フィルタを構成することができるのである。
って、図7に図示される線路等化器1の最下段の動作を
実質的に無効化させて、図8に示すような1次フィルタ
を構成することができる。更に、係数B,Dを「0」と
することによって、図7に図示される線路等化器1の最
下段及び中段の動作を無効化させて、図9に示すような
0次フィルタを構成することができるのである。
【0138】なお、図27は、上述の如き線路等化器1
の特性の一例を示した図である(乗算器171を考慮せ
ず)。この図25において、(1)の領域は線路等化器
1を2次のHPFとして動作させた場合(図7参照)の
特性を示し、(2)の領域は線路等化器1を1次のHP
Fとして動作させた場合(図8参照)の特性を示し、
(3)のフラットな領域は線路等化器1を0次のHPF
として動作させた場合(図9参照)の特性を示してい
る。
の特性の一例を示した図である(乗算器171を考慮せ
ず)。この図25において、(1)の領域は線路等化器
1を2次のHPFとして動作させた場合(図7参照)の
特性を示し、(2)の領域は線路等化器1を1次のHP
Fとして動作させた場合(図8参照)の特性を示し、
(3)のフラットな領域は線路等化器1を0次のHPF
として動作させた場合(図9参照)の特性を示してい
る。
【0139】ここで、本実施形態にかかるモデムのボー
レートは192kHzであるが、DSPの処理の負荷を
低減することが望まれるため、可能な部分では処理速度
を落とすことが望ましい。例えば本実施形態にかかる線
路等化器1の制御などは、1ボーレート毎に処理を行な
わなくてもよいため、処理の速度を低減させることが可
能となる。
レートは192kHzであるが、DSPの処理の負荷を
低減することが望まれるため、可能な部分では処理速度
を落とすことが望ましい。例えば本実施形態にかかる線
路等化器1の制御などは、1ボーレート毎に処理を行な
わなくてもよいため、処理の速度を低減させることが可
能となる。
【0140】そのため、本実施形態による第1,第2R
LEQ制御部130,8は、12kHzによる処理を行
なう。これによって、線路等化器制御のためのDSPの
処理の負荷を低減することができる。ここで、入力する
信号は192kHzの周期を有しているために、入力し
てくる信号を12kHzの周期で抽出しなければならな
い。図28はこの場合に発生すると考えられる課題を説
明する図である。
LEQ制御部130,8は、12kHzによる処理を行
なう。これによって、線路等化器制御のためのDSPの
処理の負荷を低減することができる。ここで、入力する
信号は192kHzの周期を有しているために、入力し
てくる信号を12kHzの周期で抽出しなければならな
い。図28はこの場合に発生すると考えられる課題を説
明する図である。
【0141】モデムにより受信される信号は、±96k
Hzの帯域を持っており、線路等化器1の特性を制御す
るためには受信信号の帯域全体の特性(振幅)を見る必
要がある。これに対して12kHz単位で信号を抽出す
る場合には、一時に受信信号の一部帯域しかみることが
できない。96kHzの帯域幅を持つ信号を12kHz
で分割すると、受信信号は8つの区画に分割することが
できる。ここで、12kHz単位で分割された受信信号
の1区画のみを確認した場合、その部分の振幅がどの程
度であるかを確認することができる。
Hzの帯域を持っており、線路等化器1の特性を制御す
るためには受信信号の帯域全体の特性(振幅)を見る必
要がある。これに対して12kHz単位で信号を抽出す
る場合には、一時に受信信号の一部帯域しかみることが
できない。96kHzの帯域幅を持つ信号を12kHz
で分割すると、受信信号は8つの区画に分割することが
できる。ここで、12kHz単位で分割された受信信号
の1区画のみを確認した場合、その部分の振幅がどの程
度であるかを確認することができる。
【0142】受信信号全体の特性は一様になっているわ
けでなく、帯域によっては確認できた区画よりも振幅が
大きい、あるいは小さいという可能性は非常に大きい。
しかし、確認できた一部分のみの振幅に基づいて線路等
化器1の特性を制御することとなると、受信信号の特性
に対応した周波数特性を線路等化器1に持たせることが
できなくなる。
けでなく、帯域によっては確認できた区画よりも振幅が
大きい、あるいは小さいという可能性は非常に大きい。
しかし、確認できた一部分のみの振幅に基づいて線路等
化器1の特性を制御することとなると、受信信号の特性
に対応した周波数特性を線路等化器1に持たせることが
できなくなる。
【0143】そのため、仮に12kHz単位で分割され
た一区画に基づいて受信信号の確認を行なうとしても、
全体的な受信信号の傾向を把握できるようにするようが
ある。そこで、例えば図29に示すように、図9に示す
帯域通過フィルタ部4の前段にランダム抽出回路271
をそなえ、12kHz単位での受信信号の抽出をランダ
ムに行なう。
た一区画に基づいて受信信号の確認を行なうとしても、
全体的な受信信号の傾向を把握できるようにするようが
ある。そこで、例えば図29に示すように、図9に示す
帯域通過フィルタ部4の前段にランダム抽出回路271
をそなえ、12kHz単位での受信信号の抽出をランダ
ムに行なう。
【0144】即ち、図29はランダム抽出回路271と
それに接続される帯域通過フィルタ部4のバンドパスフ
ィルタ4−1を示す図である。ここで、バンドパスフィ
ルタ4−1は、図10に図示したものと同一のものであ
る。ランダム抽出回路271は、入力される復調信号の
実部成分及び虚部成分毎に、複数段接続されたタップ2
73とランダム抽出部274とをそなえて構成されてお
り、タップ273は、FRM1周期分のサンプル点に相
当する数の信号がランダム抽出部に入力するのに必要な
段数だけ接続される(中間部分図示省略)。このランダ
ム抽出回路271を用いることによって、線路等化器制
御部16におけるバンドパスフィルタ4−1以降の各機
能部にて12kHzの処理を行なうことが可能となる。
それに接続される帯域通過フィルタ部4のバンドパスフ
ィルタ4−1を示す図である。ここで、バンドパスフィ
ルタ4−1は、図10に図示したものと同一のものであ
る。ランダム抽出回路271は、入力される復調信号の
実部成分及び虚部成分毎に、複数段接続されたタップ2
73とランダム抽出部274とをそなえて構成されてお
り、タップ273は、FRM1周期分のサンプル点に相
当する数の信号がランダム抽出部に入力するのに必要な
段数だけ接続される(中間部分図示省略)。このランダ
ム抽出回路271を用いることによって、線路等化器制
御部16におけるバンドパスフィルタ4−1以降の各機
能部にて12kHzの処理を行なうことが可能となる。
【0145】ところで、図30は、上述のランダム抽出
回路271にて行なわれるランダム抽出の考え方を説明
するための図であり、この図30において、241は線
路等化器としてのフィルタ(LEQ)に相当、242は
受信信号に基づいて信号点判定を行なう判定部、243
は上述のランダム抽出部274としてのランダム抽出回
路である。
回路271にて行なわれるランダム抽出の考え方を説明
するための図であり、この図30において、241は線
路等化器としてのフィルタ(LEQ)に相当、242は
受信信号に基づいて信号点判定を行なう判定部、243
は上述のランダム抽出部274としてのランダム抽出回
路である。
【0146】フィルタ241に入力する信号は192k
Hzで入力しているが、ランダム抽出回路243からの
出力は12kHz単位となっている。図31は各信号の
タイミングを示す図である。この図31において、FR
Mは12kHz単位で発生するフレーム信号を示してい
る。また、FBOは192kHz単位で発生するタイミ
ング信号である。FRMの1周期中にFBOが16シン
ボル含まれる。また、下段はサンプル信号であり、FB
Oの2倍の384kHzの信号である。
Hzで入力しているが、ランダム抽出回路243からの
出力は12kHz単位となっている。図31は各信号の
タイミングを示す図である。この図31において、FR
Mは12kHz単位で発生するフレーム信号を示してい
る。また、FBOは192kHz単位で発生するタイミ
ング信号である。FRMの1周期中にFBOが16シン
ボル含まれる。また、下段はサンプル信号であり、FB
Oの2倍の384kHzの信号である。
【0147】FRMの1周期中では、全体で32回のサ
ンプリングが行なわれるため、8通りのランダム抽出を
行なうためには、入力信号の1周期当たり4個のサンプ
ル点を抽出すればよい。図32は入力波形のランダム抽
出について説明する図である。入力信号は96kHzの
周期であり、入力信号1周期あたり4回サンプリングさ
れることになる。
ンプリングが行なわれるため、8通りのランダム抽出を
行なうためには、入力信号の1周期当たり4個のサンプ
ル点を抽出すればよい。図32は入力波形のランダム抽
出について説明する図である。入力信号は96kHzの
周期であり、入力信号1周期あたり4回サンプリングさ
れることになる。
【0148】ここで、入力波形1周期分のAを抽出した
後に同様に1周期分のBを抽出するが、この際にランダ
ム抽出した後の波形が連続的となるように、ランダム抽
出を行なう。これにより、ランダム抽出回路271を帯
域通過フィルタ部4の前段にそなえ、線路等化器1の制
御を受信信号の周波数よりも低い12kHzで行なうこ
とができるので、DSPの処理の負荷を低減させること
ができる。
後に同様に1周期分のBを抽出するが、この際にランダ
ム抽出した後の波形が連続的となるように、ランダム抽
出を行なう。これにより、ランダム抽出回路271を帯
域通過フィルタ部4の前段にそなえ、線路等化器1の制
御を受信信号の周波数よりも低い12kHzで行なうこ
とができるので、DSPの処理の負荷を低減させること
ができる。
【0149】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかる伝送装置としてのモデムが適用されたデータ通信
システム40では、送信用モデム41において、送信信
号として、図示しないホスト装置等からの送信データ3
1にナイキスト周波数信号32,33としてのトーン信
号を重畳させることにより、メタリック回線44を介し
て受信用モデム42,43に送信している。
かかる伝送装置としてのモデムが適用されたデータ通信
システム40では、送信用モデム41において、送信信
号として、図示しないホスト装置等からの送信データ3
1にナイキスト周波数信号32,33としてのトーン信
号を重畳させることにより、メタリック回線44を介し
て受信用モデム42,43に送信している。
【0150】受信用モデム42,43では、受信信号
(アナログ信号)についてディジタル信号に変換した後
(AD1〜AD4)、線路等化器1において、後段の線路等化器
制御部16からのフィードバック情報としての係数設定
情報に基づいて、受信信号の振幅特性の劣化をAGC回
路とほぼ同様に改善するとともに、周波数特性を改善さ
せて出力する(RLEQ1〜RLEQ4,図23参照)。
(アナログ信号)についてディジタル信号に変換した後
(AD1〜AD4)、線路等化器1において、後段の線路等化器
制御部16からのフィードバック情報としての係数設定
情報に基づいて、受信信号の振幅特性の劣化をAGC回
路とほぼ同様に改善するとともに、周波数特性を改善さ
せて出力する(RLEQ1〜RLEQ4,図23参照)。
【0151】即ち、線路等化器制御部16帯域のフィル
タ部4において、復調部2及びロールオフフィルタ3を
介して線路等化器1からの受信信号を入力されて、この
受信信号から伝送信号(送信信号)に重畳された特定周
波数成分(ナイキスト周波数成分)を持つ複数のトーン
信号32′,33′を抽出する。また、パワー演算部
5,加算器6(第1RLEQ制御部130)において、
帯域通過フィルタ部4にて抽出されたトーン信号3
2′,33′のレベルを判定し、積分回路(第2RLE
Q制御部)8及びリミッタ9において、判定されたトー
ン信号のレベルに基づいて係数A〜Eを決定して、受信
信号を等化する線路等化器1の特性を制御する。
タ部4において、復調部2及びロールオフフィルタ3を
介して線路等化器1からの受信信号を入力されて、この
受信信号から伝送信号(送信信号)に重畳された特定周
波数成分(ナイキスト周波数成分)を持つ複数のトーン
信号32′,33′を抽出する。また、パワー演算部
5,加算器6(第1RLEQ制御部130)において、
帯域通過フィルタ部4にて抽出されたトーン信号3
2′,33′のレベルを判定し、積分回路(第2RLE
Q制御部)8及びリミッタ9において、判定されたトー
ン信号のレベルに基づいて係数A〜Eを決定して、受信
信号を等化する線路等化器1の特性を制御する。
【0152】即ち、線路等化器制御部16では、線路等
化器1にて必要とされる特性に応じて、フィルタ特性を
2次−1次−0次と連続的に切り換えることによって、
2次HPFにより処理すると浮動小数点演算を行なわな
ければならないような場合でも、固定小数点演算により
対応することができる。そのため、演算速度が高い固定
小数点演算を行なうDSPを使用することが可能とな
る。
化器1にて必要とされる特性に応じて、フィルタ特性を
2次−1次−0次と連続的に切り換えることによって、
2次HPFにより処理すると浮動小数点演算を行なわな
ければならないような場合でも、固定小数点演算により
対応することができる。そのため、演算速度が高い固定
小数点演算を行なうDSPを使用することが可能とな
る。
【0153】なお、このように線路等化器1にて回線特
性による受信信号の周波数特性,振幅特性の変化が補正
されると、復調部2及びロールオフフィルタ3における
受信信号の復調処理及びロールオフフィルタ処理が施さ
れた後に、ロールオフフィルタ3からの受信信号につい
て後段の端末において識別を行なうための信号処理を行
なう。
性による受信信号の周波数特性,振幅特性の変化が補正
されると、復調部2及びロールオフフィルタ3における
受信信号の復調処理及びロールオフフィルタ処理が施さ
れた後に、ロールオフフィルタ3からの受信信号につい
て後段の端末において識別を行なうための信号処理を行
なう。
【0154】このように、本発明の一実施形態によれ
ば、線路等化器制御部16において、線路等化器1のフ
ィルタ特性を、受信信号から抽出されたトーン信号のレ
ベルに基づいて、連続的な2次−1次−0次のフィルタ
となるように自動制御を行なうことができるので、低コ
ストで装置を構成し且つ高処理速度で、回線状態に応じ
て要求される所望の特性で、線路等化処理を行なうこと
ができる利点がある。
ば、線路等化器制御部16において、線路等化器1のフ
ィルタ特性を、受信信号から抽出されたトーン信号のレ
ベルに基づいて、連続的な2次−1次−0次のフィルタ
となるように自動制御を行なうことができるので、低コ
ストで装置を構成し且つ高処理速度で、回線状態に応じ
て要求される所望の特性で、線路等化処理を行なうこと
ができる利点がある。
【0155】特に、本発明によれば、線路等化器制御部
16により、受信信号の特性に応じて線路等化器1の次
数を変える処理を行なうことができるので、線路等化器
を実現するために比較的安価で高速な固定小数点演算を
行なうDSP等を使用することができる利点がある。さ
らに、線路等化器制御部16により、受信信号から抽出
された複数のトーン信号を用いることにより、トーン信
号のレベルの平均値を算出することを通じて受信信号の
減衰の度合いを確認することができるほか、トーン信号
のレベルの差分を算出することを通じて受信信号の周波
数特性を識別することができ、線路等化器1の自動調整
を飛躍的に簡易なものとすることができる。
16により、受信信号の特性に応じて線路等化器1の次
数を変える処理を行なうことができるので、線路等化器
を実現するために比較的安価で高速な固定小数点演算を
行なうDSP等を使用することができる利点がある。さ
らに、線路等化器制御部16により、受信信号から抽出
された複数のトーン信号を用いることにより、トーン信
号のレベルの平均値を算出することを通じて受信信号の
減衰の度合いを確認することができるほか、トーン信号
のレベルの差分を算出することを通じて受信信号の周波
数特性を識別することができ、線路等化器1の自動調整
を飛躍的に簡易なものとすることができる。
【0156】また、線路等化器1の乗算器171及び線
路等化器制御部16により、振幅誤差に対応した値を持
つ信号を入力信号に対して乗算することを通じて、入力
信号の振幅制御を行なうことができ、独立したAGC回
路を別個に設ける必要がなくなるので、回路構成を簡素
化させ、DSPの処理負荷を低減させることができる利
点もある。
路等化器制御部16により、振幅誤差に対応した値を持
つ信号を入力信号に対して乗算することを通じて、入力
信号の振幅制御を行なうことができ、独立したAGC回
路を別個に設ける必要がなくなるので、回路構成を簡素
化させ、DSPの処理負荷を低減させることができる利
点もある。
【0157】さらに、第1RLEQ制御部130におい
て、継続して伝送されるナイキスト周波数信号に基づい
て算出された受信信号の振幅誤差情報と周波数誤差情報
をもとに、線路等化器1の係数を設定してその特性を変
化させることができるので、振幅誤差・周波数誤差を線
路等化器1により補正することができ、ひいてはデータ
伝送開始前のトレーニング信号のやりとりを行なう必要
が無くすことができるので、データ伝送開始までの時間
を短縮させることもできる。
て、継続して伝送されるナイキスト周波数信号に基づい
て算出された受信信号の振幅誤差情報と周波数誤差情報
をもとに、線路等化器1の係数を設定してその特性を変
化させることができるので、振幅誤差・周波数誤差を線
路等化器1により補正することができ、ひいてはデータ
伝送開始前のトレーニング信号のやりとりを行なう必要
が無くすことができるので、データ伝送開始までの時間
を短縮させることもできる。
【0158】一方、n桁(ビット)を持つ信号の上位ビ
ットと下位ビットとをそれぞれ抽出し、上位ビットの1
/2の値を下位ビットに加算してフィードバックするこ
とにより、ある定められた範囲を積算値が超えた場合に
は、前述の範囲の中点に引き戻すことができるような積
分回路8を実現することができ、このような積分回路を
上述のモデム42,43の積分回路8に適用することに
より、出力される信号の変更幅を大きくなり過ぎないよ
うに抑制することができ、線路等化器1の動作を安定化
させることができる利点がある。
ットと下位ビットとをそれぞれ抽出し、上位ビットの1
/2の値を下位ビットに加算してフィードバックするこ
とにより、ある定められた範囲を積算値が超えた場合に
は、前述の範囲の中点に引き戻すことができるような積
分回路8を実現することができ、このような積分回路を
上述のモデム42,43の積分回路8に適用することに
より、出力される信号の変更幅を大きくなり過ぎないよ
うに抑制することができ、線路等化器1の動作を安定化
させることができる利点がある。
【0159】さらに、周波数シフト部4−2により、前
後の信号の加算のみの簡単な信号処理で周波数シフト処
理を行なうことができるので、複雑な信号処理を行なう
必要もなくなり、回路規模,処理時間等の面においても
従来の周波数シフト機能よりも有利なものを実現させる
ことができ、このような周波数シフト部4−2を上述の
モデム42,43に適用することにより、DSPの信号
処理の負荷の低減、処理時間短縮に大いに寄与し、ひい
ては、回路規模、処理時間等の面で従来の周波数シフト
よりも有利なものが実現される。
後の信号の加算のみの簡単な信号処理で周波数シフト処
理を行なうことができるので、複雑な信号処理を行なう
必要もなくなり、回路規模,処理時間等の面においても
従来の周波数シフト機能よりも有利なものを実現させる
ことができ、このような周波数シフト部4−2を上述の
モデム42,43に適用することにより、DSPの信号
処理の負荷の低減、処理時間短縮に大いに寄与し、ひい
ては、回路規模、処理時間等の面で従来の周波数シフト
よりも有利なものが実現される。
【0160】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項1
〜17記載)によれば、線路等化器制御部(制御ステッ
プ)により、線路等化器のフィルタ特性を、受信信号か
ら抽出された特定周波数信号のレベルに基づいて、連続
的な2次−1次−0次のフィルタとなるように自動制御
を行なうことができるので、低コストで装置を構成し且
つ高処理速度で、回線状態に応じて要求される所望の特
性で、線路等化処理を行なうことができる利点がある。
特に、受信信号の特性に応じて線路等化器の次数を変え
る処理を行なうことができるので、線路等化器を実現す
るために比較的安価で高速な固定小数点演算を行なうD
SP等を使用することができる利点がある。
〜17記載)によれば、線路等化器制御部(制御ステッ
プ)により、線路等化器のフィルタ特性を、受信信号か
ら抽出された特定周波数信号のレベルに基づいて、連続
的な2次−1次−0次のフィルタとなるように自動制御
を行なうことができるので、低コストで装置を構成し且
つ高処理速度で、回線状態に応じて要求される所望の特
性で、線路等化処理を行なうことができる利点がある。
特に、受信信号の特性に応じて線路等化器の次数を変え
る処理を行なうことができるので、線路等化器を実現す
るために比較的安価で高速な固定小数点演算を行なうD
SP等を使用することができる利点がある。
【0161】また、係数算出部において、継続して伝送
されるナイキスト周波数信号に基づいて算出された受信
信号の振幅誤差情報と周波数誤差情報をもとに線路等化
器の係数を設定してその特性を変化させることができる
ので、振幅誤差・周波数誤差を線路等化器により補正す
ることができ、ひいてはデータ伝送開始前のトレーニン
グ信号のやりとりを行なう必要が無くすことができるの
で、データ伝送開始までの時間を短縮させることもでき
る。
されるナイキスト周波数信号に基づいて算出された受信
信号の振幅誤差情報と周波数誤差情報をもとに線路等化
器の係数を設定してその特性を変化させることができる
ので、振幅誤差・周波数誤差を線路等化器により補正す
ることができ、ひいてはデータ伝送開始前のトレーニン
グ信号のやりとりを行なう必要が無くすことができるの
で、データ伝送開始までの時間を短縮させることもでき
る。
【0162】さらに、請求項3,4及び15記載の本発
明によれば、線路等化器制御部により、受信信号から抽
出された複数の特定周波数信号(トーン信号)を用いる
ことにより、特定周波数信号のレベルの平均値を算出す
ることを通じて受信信号の減衰の度合いを確認すること
ができるほか、特定周波数信号のレベルの差分を算出す
ることを通じて受信信号の周波数特性を識別することが
でき、線路等化器の自動調整を飛躍的に簡易なものとす
ることができる。
明によれば、線路等化器制御部により、受信信号から抽
出された複数の特定周波数信号(トーン信号)を用いる
ことにより、特定周波数信号のレベルの平均値を算出す
ることを通じて受信信号の減衰の度合いを確認すること
ができるほか、特定周波数信号のレベルの差分を算出す
ることを通じて受信信号の周波数特性を識別することが
でき、線路等化器の自動調整を飛躍的に簡易なものとす
ることができる。
【0163】また、請求項11記載の本発明によれば、
振幅誤差に対応した値を持つ信号を入力信号に対して乗
算することを通じて、入力信号の振幅制御を行なうこと
ができ、独立したAGC回路を別個に設ける必要がなく
なるので、回路構成を簡素化させ、DSPの処理負荷を
低減させることができる利点もある。さらに、請求項
6,17記載の本発明によれば、n桁(ビット)を持つ
信号の上位ビットと下位ビットとをそれぞれ抽出し、上
位ビットの1/2の値を下位ビットに加算してフィード
バックすることにより、ある定められた範囲を積算値が
超えた場合には、前述の範囲の中点に引き戻すことがで
きるような積分回路を実現することができ、このような
積分回路を受信用モデムの積分回路に適用することによ
り、出力される信号の変更幅を大きくなり過ぎないよう
に抑制することができ、線路等化器の動作を安定化させ
ることができる利点がある。
振幅誤差に対応した値を持つ信号を入力信号に対して乗
算することを通じて、入力信号の振幅制御を行なうこと
ができ、独立したAGC回路を別個に設ける必要がなく
なるので、回路構成を簡素化させ、DSPの処理負荷を
低減させることができる利点もある。さらに、請求項
6,17記載の本発明によれば、n桁(ビット)を持つ
信号の上位ビットと下位ビットとをそれぞれ抽出し、上
位ビットの1/2の値を下位ビットに加算してフィード
バックすることにより、ある定められた範囲を積算値が
超えた場合には、前述の範囲の中点に引き戻すことがで
きるような積分回路を実現することができ、このような
積分回路を受信用モデムの積分回路に適用することによ
り、出力される信号の変更幅を大きくなり過ぎないよう
に抑制することができ、線路等化器の動作を安定化させ
ることができる利点がある。
【0164】さらに、請求項7,14記載の本発明によ
れば、周波数シフト・ローパスフィルタ共用部におい
て、前後の信号の加算のみの簡単な信号処理で周波数シ
フト処理を行なうことができるので、複雑な信号処理を
行なう必要もなくなり、回路規模,処理時間等の面にお
いても従来の周波数シフト機能よりも有利なものを実現
させることができ、このような周波数シフト回路を受信
用モデムに適用することにより、DSPの信号処理の負
荷の低減、処理時間短縮に大いに寄与し、ひいては、回
路規模、処理時間等の面で従来の周波数シフトよりも有
利なものが実現される。
れば、周波数シフト・ローパスフィルタ共用部におい
て、前後の信号の加算のみの簡単な信号処理で周波数シ
フト処理を行なうことができるので、複雑な信号処理を
行なう必要もなくなり、回路規模,処理時間等の面にお
いても従来の周波数シフト機能よりも有利なものを実現
させることができ、このような周波数シフト回路を受信
用モデムに適用することにより、DSPの信号処理の負
荷の低減、処理時間短縮に大いに寄与し、ひいては、回
路規模、処理時間等の面で従来の周波数シフトよりも有
利なものが実現される。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるモデムにおける受
信部を示すブロック図である。
信部を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるモデムにおける送
信部を示すブロック図である。
信部を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる伝送装置としての
モデムが適用されたデータ通信システムを示すブロック
図である。
モデムが適用されたデータ通信システムを示すブロック
図である。
【図6】本実施形態かかるデータ通信システムにおける
送信信号・受信信号の周波数スペクトルを示す図であ
る。
送信信号・受信信号の周波数スペクトルを示す図であ
る。
【図7】本実施形態にかかる線路等化器の等価回路を示
す図である。
す図である。
【図8】(a),(b)はともに本実施形態にかかる線
路等化器の等価回路を示す図である。
路等化器の等価回路を示す図である。
【図9】本実施形態にかかる線路等化器制御部を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図10】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図11】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図12】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図13】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図14】(a),(b)はともに本実施形態にかかる
線路等化器制御部の要部の動作を説明するための図であ
る。
線路等化器制御部の要部の動作を説明するための図であ
る。
【図15】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図16】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図17】(a),(b)はともに本実施形態にかかる
線路等化器制御部の要部の等価回路を示す図である。
線路等化器制御部の要部の等価回路を示す図である。
【図18】(a)〜(c)はいずれも本実施形態にかか
る線路等化器制御部の要部の動作を説明するための図で
ある。
る線路等化器制御部の要部の動作を説明するための図で
ある。
【図19】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図20】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図21】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図22】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図23】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図24】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図25】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図26】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図27】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図28】本実施形態にかかるランダム信号抽出処理を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図29】本実施形態にかかる線路等化器制御部の要部
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
【図30】本実施形態にかかるランダム信号抽出処理を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図31】本実施形態にかかるランダム信号抽出処理を
説明するためのタイムチャートである。
説明するためのタイムチャートである。
【図32】本実施形態にかかるランダム信号抽出処理を
説明するためのタイムチャートである。
説明するためのタイムチャートである。
【図33】一般的なモデムの構成を示す図である。
【図34】一般的なモデムにおける線路等化器の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図35】一般的なモデムにおける線路等化器の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
1 線路等化器 2 復調部 3 ロールオフフィルタ 4 帯域通過フィルタ部 4−1 バンドパスフィルタ 4−2 周波数シフト部 4−3 ローパスフィルタ 5 パワー演算部(レベル算出部) 6 加算器(係数演算部) 7 参照値保持部(係数演算部) 8 積分回路(第2RLEQ制御部,係数演算部) 9 リミッタ(係数演算部) 10 受信部 11 ナイキスト信号キャンセラ 12 自動等化器 13 キャリア位相制御部 14 判定部 15 受信信号処理部 16 線路等化器制御部 17 伝送装置 20 送信部 21 論理処理部 22 ロールオフフィルタ 23 ナイキスト信号発生部 24 加算部 25 変調部 26 D/A変換部 27 ローパスフィルタ 31 送信データ 32,33,31′,32′ ナイキスト周波数信号
(トーン信号) 71,72 ナイキスト周波数信号(トーン信号) 40 データ通信システム 41 送信用モデム 42 受信用モデム 43 受信用モデム 44 メタリック回線 51a,51b 部分 52,53 乗算器 54,55 加算器 56,57 タップ 80 等価回路 81 乗算器 82 ローパスフィルタ 83 ローパスフィルタ 84 加算器 85 タップ 86 乗算器 87 加算器 88 タップ 89 等価回路 90 等価回路 91,92 タップ 93,94 加算器 95 等価回路 96,97 タップ 98,99 加算器 100a,100b 乗算器 101a,101b 等価回路 103a,103b 加算器 104a,104b 等価回路 105a,105b 加算器 130 第1RLEQ制御部 141a,141b AND回路 141c,141d 加算器 141e,141f 乗算器 141g,141h 加算器 141i〜141l AND回路 141m,141nタップ 141o,141p 加算器 141q〜141t 乗算器 141w,141x 二乗回路 141y,141z タップ 171〜175 乗算器 176〜179 加算器 180,181 タップ 212 BLEQ部 213 CLEQ部 213a 乗算器 213b〜213d 加算器 214 DLEQ部 214a 乗算器 215 ELEQ部 215a 乗算器 215b〜215d 加算器 241 線路等化器としてのフィルタ 242 判定部 243 ランダム抽出部 271 ランダム抽出回路 273 タップ 274 ランダム抽出部 280 モデム 281 受信部 281a A/D変換部 281b 線路等化器 281c 復調部 281d ロールオフフィルタ 281e 自動利得制御部 281f 自動等化器 281g キャリア検出部 281h タイミング抽出部 281i クロック信号発生部 286 送信部 286a 論理処理部 286b ロールオフフィルタ 286c 変調部 286d D/A変換部
(トーン信号) 71,72 ナイキスト周波数信号(トーン信号) 40 データ通信システム 41 送信用モデム 42 受信用モデム 43 受信用モデム 44 メタリック回線 51a,51b 部分 52,53 乗算器 54,55 加算器 56,57 タップ 80 等価回路 81 乗算器 82 ローパスフィルタ 83 ローパスフィルタ 84 加算器 85 タップ 86 乗算器 87 加算器 88 タップ 89 等価回路 90 等価回路 91,92 タップ 93,94 加算器 95 等価回路 96,97 タップ 98,99 加算器 100a,100b 乗算器 101a,101b 等価回路 103a,103b 加算器 104a,104b 等価回路 105a,105b 加算器 130 第1RLEQ制御部 141a,141b AND回路 141c,141d 加算器 141e,141f 乗算器 141g,141h 加算器 141i〜141l AND回路 141m,141nタップ 141o,141p 加算器 141q〜141t 乗算器 141w,141x 二乗回路 141y,141z タップ 171〜175 乗算器 176〜179 加算器 180,181 タップ 212 BLEQ部 213 CLEQ部 213a 乗算器 213b〜213d 加算器 214 DLEQ部 214a 乗算器 215 ELEQ部 215a 乗算器 215b〜215d 加算器 241 線路等化器としてのフィルタ 242 判定部 243 ランダム抽出部 271 ランダム抽出回路 273 タップ 274 ランダム抽出部 280 モデム 281 受信部 281a A/D変換部 281b 線路等化器 281c 復調部 281d ロールオフフィルタ 281e 自動利得制御部 281f 自動等化器 281g キャリア検出部 281h タイミング抽出部 281i クロック信号発生部 286 送信部 286a 論理処理部 286b ロールオフフィルタ 286c 変調部 286d D/A変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮澤 秀夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 仁垣 友里 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 伝送信号に重畳された特定周波数成分を
持つ複数のトーン信号を抽出する抽出ステップと、 抽出されたトーン信号のレベルを判定する判定ステップ
と、 判定されたトーン信号のレベルに基づいて、受信信号を
等化する線路等化器の特性を制御する制御ステップとか
らなることを特徴とする、線路等化器制御方法。 - 【請求項2】 該抽出ステップにおいては、該複数のト
ーン信号として、ある帯域における上限の周波数成分を
有するトーン信号と、該帯域における下限の周波数成分
を有するトーン信号とを抽出することを特徴とする、請
求項1記載の線路等化器制御方法。 - 【請求項3】 前記判定ステップにおいて、前記抽出さ
れた複数のトーン信号を加算した値と基準値とを比較
し、 前記制御ステップにおいて、前記トーン信号と基準値と
の比較結果の値並びに大小に基づいて前記線路等化器の
特性を制御することを特徴とする、請求項1記載の線路
等化器制御方法。 - 【請求項4】 前記判定ステップにおいて、前記抽出さ
れた複数のトーン信号のレベル差を算出し、 前記制御ステップにおいて、前記レベル差の値並びに正
負に基づいて、前記線路等化器の特性を制御することを
特徴とする、請求項1記載の線路等化器制御方法。 - 【請求項5】 受信信号に含まれる複数の特定周波数成
分を持つ信号をそれぞれ抽出し、 前記抽出された特定周波数信号のそれぞれのレベルを算
出し、 前記算出されたそれぞれの特定周波数信号レベルに基づ
いて線路等化器の特性を決定する係数を算出するととも
に、 前記特定周波数信号レベルにより表される受信信号の特
性に基づいて前記算出される係数を制御し、前記線路等
化器の次数を切り替えることを特徴とする、線路等化器
制御方法。 - 【請求項6】 n桁の信号から下位のm桁を抽出する第
1の抽出部と、 前記n桁の信号から上位のn−m桁を抽出する第2の抽
出部と、 前記第2の抽出部から出力される信号を1/2する乗算
器と、 前記第1の抽出部出力と、前記乗算器出力とを加算する
第1の加算器と、 前記第1の加算器出力が一時的に格納される記憶部と、 前記記憶部に格納された信号と入力するn桁の信号とを
加算する第2の加算器をそなえたことを特徴とする、積
分回路。 - 【請求項7】 入力信号の実数成分を一時的に格納し、
1タイミング後に出力する第1の記憶部と、 前記入力信号の虚数成分を一時的に格納し、1タイミン
グ後に出力する第2の記憶部と、 前記第1の記憶部に記憶された1タイミング前の実数成
分信号と、入力した虚数成分信号とを加算する第1の加
算部と、 前記第2の記憶部に記憶された1タイミング前の虚数成
分と、入力した実数成分とを加算する第2の加算部とを
そなえたことを特徴とする、周波数シフト回路。 - 【請求項8】 特定周波数成分を持つ複数のトーン信号
が重畳された伝送信号を受信信号として受信する受信部
を有する伝送装置であって、 該受信部が、 該受信信号について等化を行なう線路等化器と、 該線路等化器からの出力信号に含まれる該複数のトーン
信号のレベルに基づいて、該線路等化器をフィードバッ
ク制御する線路等化器制御部とをそなえて構成されたこ
とを特徴とする、伝送装置。 - 【請求項9】 該線路等化器制御部が、 該線路等化器からの出力信号から特定周波数成分を持つ
信号を抽出する帯域通過フィルタ部と、 前記帯域通過フィルタ部により抽出された複数の特定周
波数信号のレベルを算出するレベル算出部と、 前記レベル算出部により算出された信号レベルの値に基
づいて、前記線路等化器の特性を決定する係数を算出す
る係数算出部とをそなえたことを特徴とする、請求項8
記載の伝送装置。 - 【請求項10】 該線路等化器が、該線路等化器制御部
によるフィードバック制御に基づいて、2次のフィル
タ,1次のフィルタ又は0次のフィルタのいずれかのフ
ィルタとして動作するように構成されたことを特徴とす
る、請求項8記載の伝送装置。 - 【請求項11】 該線路等化器制御部が、該線路等化器
に対するフィードバック制御を通じて、該受信信号に関
する自動利得制御を行なうように構成されたことを特徴
とする、請求項8記載の伝送装置。 - 【請求項12】 該線路等化器制御部の前段にそなえら
れ、該線路等化器からの出力信号についてランダム抽出
するランダム抽出回路をそなえたことを特徴とする、請
求項8記載の伝送装置。 - 【請求項13】 該帯域通過フィルタ部が、 受信信号の中から複数の特定周波数信号を抽出するバン
ドパスフィルタと、 該バンドパスフィルタにて抽出された該複数の特定周波
数信号について所定の周波数分シフトさせる周波数シフ
ト部と、 該周波数シフト部からの該複数の特定周波数信号のうち
の少なくとも一方を抽出するローパスフィルタとをそな
えて構成されたことを特徴とする、請求項9記載の伝送
装置。 - 【請求項14】 上記の周波数シフト部及びローパスフ
ィルタが、 入力信号の実数成分を一時的に格納し、1タイミング後
に出力する第1の記憶部と、 前記入力信号の虚数成分を一時的に格納し、1タイミン
グ後に出力する第2の記憶部と、 前記第1の記憶部に記憶された1タイミング前の実数成
分信号と、入力した虚数成分信号とを加算する第1の加
算部と、 前記第2の記憶部に記憶された1タイミング前の虚数成
分と、入力した実数成分とを加算する第2の加算部とを
そなえてなる周波数シフト・ローパスフィルタ共用部に
より構成されたことを特徴とする、請求項13記載の伝
送装置。 - 【請求項15】 該レベル算出部が、 前記帯域通過フィルタ部により抽出された複数の特定周
波数信号を和を演算することにより、送信データにおけ
る中間帯域信号のレベルを算出する全パワー算出部と、 前記帯域通過フィルタ部により抽出された複数の特定周
波数信号のパワー差分を算出するパワー差分算出部とを
そなえて構成されたことを特徴とする、請求項9記載の
伝送装置。 - 【請求項16】 該係数算出部が、 該レベル算出部にて算出された信号レベルのパワー情報
を、予め設定された参照値と比較する比較部と、 該比較部からの比較結果を積分する積分回路と、 該積分回路からの積分演算結果に基づいて、前記線路等
化器を制御するための係数を算出するリミッタとをそな
えて構成されたことを特徴とする、請求項9記載の伝送
装置。 - 【請求項17】 該積分回路が、 n桁の信号から下位のm桁を抽出する第1の抽出部と、 前記n桁の信号から上位のn−m桁を抽出する第2の抽
出部と、 前記第2の抽出部から出力される信号を1/2する乗算
器と、 前記第1の抽出部出力と、前記乗算器出力とを加算する
第1の加算器と、 前記第1の加算器出力が一時的に格納される記憶部と、 前記記憶部に格納された信号と入力するn桁の信号とを
加算する第2の加算器をそなえたことを特徴とする、請
求項16記載の伝送装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9004057A JPH09321672A (ja) | 1996-03-29 | 1997-01-13 | 線路等化器制御方法並びに積分回路,周波数シフト回路及び伝送装置 |
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| US08/825,067 US5963593A (en) | 1996-03-29 | 1997-03-27 | Line equalizer control method, and integrating circuit, frequency shift circuit and transmission device |
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|---|---|---|---|
| JP8-76457 | 1996-03-29 | ||
| JP7645796 | 1996-03-29 | ||
| JP9004057A JPH09321672A (ja) | 1996-03-29 | 1997-01-13 | 線路等化器制御方法並びに積分回路,周波数シフト回路及び伝送装置 |
Publications (1)
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- 1997-03-28 CN CN97109955A patent/CN1169074A/zh active Pending
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