JPH09322909A - サニタリー製品の多列式製造設備 - Google Patents

サニタリー製品の多列式製造設備

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JPH09322909A
JPH09322909A JP8168483A JP16848396A JPH09322909A JP H09322909 A JPH09322909 A JP H09322909A JP 8168483 A JP8168483 A JP 8168483A JP 16848396 A JP16848396 A JP 16848396A JP H09322909 A JPH09322909 A JP H09322909A
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roll
row
sheet
packaging film
sanitary
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JP8168483A
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Kunihiro Tabuchi
国広 田渕
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Toa Kikoh Co Ltd
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Toa Kikoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、大量生産の容易なサニタリー製
品の多列式製造設備を提供する。 【解決手段】 表面材の原反ロール4Rから繰り出された
一続きの表面材シート4S、吸収体の原反ロール5Rから繰
り出された一続きの吸収体シート5S、裏面材の原反ロー
ル5Rから繰り出された裏面材シート6Sをそれぞれ走行さ
せながら、それぞれのシート4S、5S、6Sの幅方向に多列
でサニタリー用品1を製造するサニタリー用品の多列式
製造装置10と、それぞれの列のサニタリー用品1を包装
フィルム2でそれぞれ包装するサニタリー用品の多列式
製造装置90とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサニタリー製品の多
列式製造設備に関する。本発明において、サニタリー製
品とはパンティライナー製品と生理用ナプキン製品とお
産用ナプキン製品を含む概念であり、サニタリー用品と
はパンティライナーと生理用ナプキンとお産用ナプキン
を含む概念である。本発明者は、包装袋からサニタリー
用品1を取り出すのが容易であり、衛生的で、製造コス
トが低廉なサニタリー製品Aとして、図26のものを提
供している。同図に示すサニタリー製品Aは、サニタリ
ー用品1と包装フィルム2からなっている。サニタリー
用品1そのものは、図25(A)、(B)に示すよう
に、市販のものと特に変わるところはなく、両端がふく
らんだ鼓形であって、表側から裏側へ向かって、表面材
4、吸収体5、裏面材6がその順に重ね合わされた状態
で接着されている。また、その裏面には接着剤を部分的
に塗布した接着剤層3が形成されている。Sはサニタリ
ー用品1のシール部分で、サニタリー用品1の周縁部が
熱シールされており、このシール部分Sにおいてはサニ
タリー用品1の表面材4、吸収体5、裏面材6は互いに
接着し合っている。
【0002】包装フィルム2は、ポリエチレンフィルム
や塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムにシリコン
をコーティングしたものであり、後述するように、外装
袋を構成するものである。そして、包装フィルム2は、
その幅W2がサニタリー用品1の幅W1より広いものが
使用され、サニタリー用品1の裏面材6に重ね合わされ
た状態で接着される。この包装フィルム2およびサニタ
リー用品1を長手方向に沿って3つ折りにすると、包装
フィルム2の幅W2はサニタリー用品1の幅W1より広
いため、長手方向の両端縁は包装フィルム2のみが重な
り合った状態となる。そして、両端縁をヒートシールす
ると、包装フィルム2がサニタリー用品1の外装袋を構
成したサニタリー製品Aが作成される。このサニタリー
用品1を使用するには、包装フィルム2の一端縁2aを引
っ張るだけでよい。そうすると、両端縁のヒートシール
部7に沿って破られ、サニタリー用品1を包装フィルム
2から剥がせば直ちに使用することができる。本発明は
上記のごとき包装形態のサニタリー製品Aの製造設備に
関する。
【0003】
【従来の技術】従来の製造装置は、製造ラインも包装ラ
インも1本のラインであって、直列に接続して自動化し
ている。しかるに、ライン数はあくまでも1本でしかな
いから、量産効果は一定の限度があり、より多くの大量
生産を計ろうとすれば、数ラインを並列に設置しなけれ
ばならない。しかし、そのように並列のラインを設置す
ることは非常に多くのスペースを必要とし、簡単に導入
することはできない。また、単純なライン増加は作業員
も比例して増員しなければならない。よって、従来は設
備費・人件費ともに高騰するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、低コストで、大量生産の容易なサニタリー製品の
多列式製造設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のサニタリー製
品の多列式製造設備は、原反ロールから繰り出された一
続きの表面材シート、原反ロールから繰り出された一続
きの吸収体シート、および原反ロールから繰り出された
一続きの裏面材シートをそれぞれ走行させながら、前記
吸収体シートの幅方向に多列でサニタリー用品を製造す
るサニタリー用品の多列式製造装置と、前記各列のサニ
タリー用品を包装フィルムでそれぞれ包装するサニタリ
ー用品の多列式包装装置とからなることを特徴とする。
請求項2のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記サ
ニタリー用品の多列式製造装置が、原反ロールから繰り
出された一続きの吸収体シートを、該吸収体シートの長
手方向に等間隔で、かつ該吸収体シートの幅方向に多列
で吸収体を切り抜くカッティング部と、原反ロールから
繰り出された一続きの裏面材シートに、前記裏面材シー
トの長手方向に等間隔で、かつ前記裏面材シートの幅方
向に多列で接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記裏面
材シートの上の前記接着剤の上に、前記吸収体を裏面材
シートの幅方向に多列で重ね合わせていく重合部と、前
記裏面材シートと前記表面材シートとに挟み込まれ、裏
面材シートの幅方向に多列で並べられた吸収体を、前記
表面材シートと裏面材シートとともに圧着するプレス部
と、前記吸収体の周囲部分における前記表面材シートと
前記吸収体の周囲部分における裏面材シートとを、裏面
材シートの幅方向に多列で熱シールする熱シール部と、
前記吸収体の周囲に沿って、シールされた表面材シート
と裏面材シートとを、裏面材シートの幅方向に多列で切
り抜く用品カッティング部とからなることを特徴とす
る。請求項3のサニタリー製品の多列式製造設備は、原
反ロールから繰り出された一続きの表面材シートの上
に、該表面材シートの長手方向に等間隔で、かつ該表面
材シートの幅方向に多列で撥水性接着剤を塗布する撥水
性接着剤塗布部が設けられたことを特徴とする。請求項
4のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記カッティ
ング部が、対向して配置され、その間を前記吸収体シー
トが送られるアンビルロールとダイカットロールとから
なり、該ダイカットロールは、そのロール周面上にロー
ルの幅方向に多列のカッターブレードを有しており、前
記重合部が、前記カッティング部のダイカットロールに
対向して配置された送りロールと、該送りロールに対向
して配置されており、その上面を吸収体が送られていく
押えテーブルとからなり、前記カッティング部のダイカ
ットロールは、前記アンビルロールと対向する位置から
前記重合部の送りロールに対向する位置までの回転角領
域において、そのロール表面にカットされた吸収体を吸
引しておく第1吸引機構を備えており、前記重合部の送
りロールは、該送りロールと対向する位置から前記押え
テーブルに対向する位置までの回転角領域において、そ
のロール表面にカットされた吸収体を吸引しておく第2
吸引機構を備えていることを特徴とする。請求項5のサ
ニタリー製品の多列式製造設備は、前記熱シール部が、
対向して配置されたアンビルロールと熱シールロールと
からなり、該熱シールロールは、そのロール周面上に、
ロールの幅方向に多列で非加熱部を有しており、前記ア
ンビルロールと熱シールロールの間を、前記吸収体を幅
方向に多列で挟んだ表面材シートと裏面材シートとが前
記吸収体とともに送られることを特徴とする。請求項6
のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記用品カッテ
ィング部が、対向して配置されたアンビルロールとダイ
カットロールとからなり、該ダイカットロールは、その
ロール周面上に、ロールの幅方向に多列のカッターブレ
ードを有しており、前記吸収体を幅方向に多列で挟んだ
表面材シートと裏面材シートとが前記吸収体とともに、
前記アンビルロールとダイカットロールの間に送られる
ことを特徴とする。請求項7のサニタリー製品の多列式
製造設備は、前記サニタリー用品の多列式包装装置が、
フィルムロールから繰り出された一続きの原反シートを
該原反シートの幅方向に沿って多列に裁断し、多列の包
装フィルムシートとするフィルム裁断部と、裁断された
各列の包装フィルムシート上に、各包装フィルムシート
の長手方向に等間隔で接着剤を塗布する接着剤塗布部
と、前記各列の包装フィルムシート上の接着剤の上に前
記サニタリー用品を重ね合わせる重合部と、前記サニタ
リー用品を内側にして、前記各列の包装フィルムシート
を前記サニタリー用品とともに、その列の包装フィルム
シートの長手方向に沿って三つ折りする折り畳み部と、
前記各列の包装フィルムシート上の隣接する前記サニタ
リー用品の間隙部分を前記包装フィルムシートの幅方向
に沿って仮接着する仮接着部と、前記各列の包装フィル
ムシートにおける前記間隙部分を熱によって溶解させる
フィルム溶解部と、前記各列の包装フィルムシートにお
ける溶解した前記間隙部分を冷却し、固化させる冷却接
着部と、前記各列の包装フィルムシートにおける前記間
隙部分を切断部とからなることを特徴とする。請求項8
のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記サニタリー
用品の多列式包装装置が、請求項7記載のフィルム裁断
部と、接着剤塗布部と、重合部と、折り畳み部と、切断
部と、前記各列の包装フィルムシート上の隣接する前記
サニタリー用品の間隙部分を前記各列の包装フィルムシ
ートの幅方向に沿って、熱シールする熱シール部とから
なることを特徴とする。請求項9のサニタリー製品の多
列式製造設備は、前記仮接着部が、ロールの軸方向に延
びた加熱部をロール周面において円周方向に等間隔に備
えた回転自在な一対の熱シールロールからなり、該一対
の熱シールロール間を三つ折りされた前記包装フィルム
シートが熱シールロールのロール幅方向に多列で走行
し、前記加熱部によって前記各列の包装フィルムシート
における前記間隙部分を仮接着することを特徴とする。
請求項10のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記
フィルム溶解部が、熱を発生させるホットプレートと、
該ホットプレートと前記間隙部分を仮接着された包装フ
ィルムシートとの間を走行するメッシュベルトとからな
り、該メッシュベルトには該メッシュベルトの走行方向
において交互に熱透過部と熱遮断部が設けられ、前記包
装フィルムシートが前記メッシュベルトに同調してメッ
シュベルトの幅方向に多列で走行することを特徴とす
る。請求項11のサニタリー製品の多列式製造設備は、
前記冷却接着部が、ロールの軸方向に延びた冷却部をロ
ール周面において円周方向に等間隔に備えた回転自在な
一対の冷却シールエンボスロールからなり、該一対の冷
却シールエンボスロール間を前記間隙部分が溶解された
前記包装フィルムシートが前記冷却シールエンボスロー
ルのロール幅方向に多列で走行し、前記冷却部によって
前記各列の包装フィルムシートにおける前記間隙部分を
固化することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るサ
ニタリー製品の多列式製造設備の側面図であり、本装置
は、図中左側のサニタリー用品の多列式製造装置10と図
中右側のサニタリー用品の多列式包装装置90とが直列に
接続された構成となっている。そして、サニタリー用品
の多列式製造装置10、サニタリー用品の多列式包装装置
90がそれぞれ多列型であって、1ライン中で同時に複数
個の製品が製造できる点に特徴がある。つぎに、図2〜
図14に基づき、サニタリー用品の多列式製造装置10の詳
細を説明する。図2はサニタリー用品の多列式製造装置
10の側面図、図3は同サニタリー用品の多列式製造装置
10のブロック図である。図2において、4R,4Rは表面材
の原反ロールであり、いずれも公知の接合部9aを経由し
て、撥水性接着剤塗布部20を通ってプレス部60に供給さ
れるようになっている。前記接合部9aは、いずれか一方
の表面材シート4Sが全量繰り出されたとき、その尾端に
残りの表面材シート4Sの先端を接続する装置である。よ
って、稼働中は常時、表面材シート4Sが供給されるよう
になっている。
【0007】撥水性接着剤塗布部20は公知のノズルが複
数で構成されたものである。このノズルは撥水性を有す
る接着剤8を表面材シート4Sに塗布するものであって、
裏面材シート4Sの幅方向に多列で配設されており、この
撥水性接着剤8を裏面シート4Sの幅方向に多列で塗布す
ることができる。この撥水性接着剤8は各ノズルによっ
て前記裏面材シート4Sにおける前記サニタリー用品1の
周縁部となる予定の部分に塗布されるが、詳細は後述す
る。なお、撥水性を有する撥水性接着剤8は撥水性ホッ
トメルトなどの接着剤であればとくに制限なく用いう
る。さらになお、撥水性接着剤塗布部20は、図ではノズ
ルによって撥水性接着剤8を表面材シート4Sに貼着して
いるが、転写ロールによって撥水性接着剤8を表面材シ
ート4Sに貼着してもよい。5R,5Rは吸収体の原反ロール
であり、いずれも公知の接合部9bを経由してカッティン
グ部30に供給されるようになっている。6R,6Rは裏面材
の原反ロールであり、いずれも公知の接合部9cを経由し
て、接着剤塗布部40を通って重合部50に供給されるよう
になっている。接着剤塗布部40は、接着剤3を裏面材シ
ート6Sに塗布するものである。
【0008】図2および図3に示すように、本実施形態
のサニタリー用品の多列式製造装置10では、まず表面材
の原反ロール4Rから繰り出された表面材シート4Sに前記
撥水性接着剤8を塗布する撥水性接着剤塗布工程20P が
行われる。一方では、吸収体の原反ロール5Rから繰り出
された吸収体シート5Sから吸収体5を型抜きするカッテ
ィング工程30P 、および表面材の原反ロール6Rから繰り
出された表面材シート6Sに接着剤3を塗布する接着剤塗
布工程40P がそれぞれ行われる。そして、重合工程 50P
で前記吸収体5は、裏面材シート6S上の接着剤3の上に
重ね合わされる。そして、裏面材シート6Sおよび前記表
面体シート4Sは吸収体5を挟んだ状態で、送りベルト59
によって送られ、プレス工程60P で位置がズレないよう
に上下から圧着される。ついで、吸収体5の周囲におけ
る裏面材シート6Sおよび表面材シート4Sは熱シール工程
70P によって熱シールされ、送りベルト79によって送ら
れる。最後に、表面材シート4Sと吸収体5と裏面材シー
ト6Sとが積層されたシートは、用品カッティング工程80
P で型抜きされ、サニタリー用品1となる。
【0009】図4はカッティング部30と重合部50との側
面図、図5はカッティング部30の拡大斜視図、図6はダ
イカットロール32の断面図である。図4および図5に示
すように、カッティング部30はアンビルロール31とダイ
カットロール32を対向して配置したものであり、それら
の間に吸収体シート5Sが送り込まれる。このカッティン
グ部30の詳細は後述する。重合部50は、カッティング部
30の前記ダイカットロール32に対向して送りロール51が
配置されており、この送りロール51に対向して押えテー
ブル52が配置されたものである。押えテーブル52の上面
には裏面材シート6Sが送られており、裏面材シート6S上
に吸収体5が順次重合される。40は接着剤塗布部であ
り、公知のノズルで構成されており、裏面材シート6Sに
等間隔で接着剤9を塗布するものである。本実施形態に
おいては、前記送りロール51の直径をダイカットロール
32の直径より大とすることにより、その周速をダイカッ
トロール32の周速よりも大としているが、その理由は後
述する。
【0010】図5に示すように、ダイカットロール32の
ロール表面には、サニタリー用品形のカッターブレード
33が形成され、このカッターブレード33は円周方向にお
いて、できるだけ間隔dを詰めて形成される。しかも、
このカッターブレード33はダイカットロール32のロール
周面上にロールの幅方向に複数列で、(図では2列で)
並べて取り付けられている。そして、カッターブレード
33で囲まれた部分のロール表面には、多数の吸引孔34が
形成されている。
【0011】再び図4において、θ1はダイカットロー
ル32の吸引領域であり、吸収体5が吸収体シート5Sから
カットされてから送りロール51に受け渡されるまでの回
転角に相当している。θ2は送りロール51の吸引領域で
あり、吸収体5が送りロール51に受け渡されてから押え
テーブル52に押し付けられるまでの回転角に相当してい
る。この各吸引領域θ1,θ2の間に負圧を作用させる
機構が、それぞれ第1・第2吸引機構である。
【0012】なお、ダイカットロール32におけるカッタ
ーブレード33の列数Nは、2列だけでなく、複数列であ
ればとくに限定されないが、多ければ多いほど、一定時
間内に多くのサニタリー用品1を製造することができる
ので、大量生産を行うのに好適である。もちろん、前記
吸収体シート5Sの幅は、ダイカットロール32の幅に応じ
て決めればよく、前記ダイカットロール32におけるカッ
タブレード32の列数Nが多ければ、吸収体5Sの幅を広く
し、前記列数Nが少なければ、吸収体シート5Sの幅を狭
くすればよい。さらになお、カッターブレード33にスポ
ンジ35を入れると、つぎの理由により好適である。図6
に示すように、カッターブレード33で囲まれた部分にス
ポンジ35が入れられており、このスポンジ35にも吸引孔
34が形成されている。このスポンジ35が入れられた場
合、つぎの利点がある。図5に示すアンビルロール31と
ダイカットロール32の間に、吸収体シート5Sが送り込ま
れると、吸収体シート5Sから吸収体5がカットされるの
であるが、そのカットされたとき、吸収体5がカッター
ブレード33内に嵌まろうとしても、スポンジ35が押し返
すので、カッターブレード33内に嵌まり込んで取り出せ
なくなることはない。また逆に、吸引されている間は、
スポンジ35の吸引孔34を介して負圧が作用するので、し
っかり吸引され、途中で落下するといった不都合は生じ
ないのである。
【0013】つぎに、第1・第2吸引機構を説明する
が、両者は実質同様なので、図7〜8の重合加工部50の
送りロール51に適用した第2吸引機構を、まず説明す
る。送りロール51の表面には多数の吸引孔54を形成し、
送りロール51内で各吸引孔54に連通するダクト55を形成
し、このダクト55を送りロール51の一方の側壁に開口し
ておく。このダクト55の開口側の側壁に密着させて固定
板56を取付け、固定板56にはダクト57を形成し、このダ
クト57に真空ポンプ58を接続しておく。ダクト57は円周
方向に長く形成され、前記吸引領域θ2に対応した角度
範囲に形成されている。かかる構成により、重合加工部
50の送りロール51は回転しながら、角度領域θ2の範囲
内のみで吸引作用を行い、角度領域θ2以外では、大気
圧に戻り負圧は作用しないことになる。なお、ダイカッ
トロール32における第1吸引機構も、この第2吸引機構
と実質同様の構成であり、吸引孔34がカッターブレード
33で囲まれた領域に形成されている点でのみ相違するに
すぎない。さらになお、重合加工部50の送りロール51の
幅は、前記ダイカットロール32の幅に応じて決めればよ
い。
【0014】上記の構成により、カッティング部30およ
び重合部50は以下のように動作する。図9はカッティン
グ部30と重合部50との作用説明図であって、(A)は吸
収体シート5Sの平面図、(B)は裏面材シート6Sの平面
図である。図4および図9に示すように、吸収体シート
5Sはカッティング部30のアンビルロール31とダイカット
ロール32の間に送り込まれ、ここで、吸収体シート5Sか
ら吸収体5が吸収体シート5Sにおける幅方向に多列で型
抜きされる。このとき、図9(A)に示すように、吸収
体5同士の間隔d1は図5に示すカッターブレード33間の
間隔dと同一であり、ごくわずかな間隔に詰められてい
るので、吸収体シート5Sの材料を無駄にしないので好適
である。カットされた吸収体5は図4に示すようにダイ
カットロール32の回転につれて、回転角θ1の領域を負
圧で吸引されて送られ、重合加工部50の送りロール51に
接すると、ダイカットロール32側の負圧はなくなり、送
りロール51の負圧吸引によって送りロール51に受け渡さ
れる。ここから送りロール51によって吸収体5が送られ
るのであるが、送りロール51の周速はダイカットロール
32の周速より大きいので、受け渡しのたびに、隣接する
吸収体5同士の間隔d2は広げられる。そして、広げられ
た間隔d2を保ったまま、送りロール51が回転角θ2だけ
回転すると、吸収体5は押えテーブル52に向き合うとこ
ろまで送られ、押えテーブル52上を送られている裏面材
シート6Sに押し付けられる。この裏面材シート6Sは前工
程で接着剤塗布部40のノズルにより、接着剤9が塗布さ
れている。したがって、吸収体5は押えテーブル52上で
裏面材シート6S上に押しつけられるたびに、図9(B)
に示すように、各列の吸収体5は接着剤を介して裏面材
シート6S上にこの裏面材シート6Sの幅方向に多列で接着
される。
【0015】ついで、再び図2に示すように表面材シー
ト4Sおよび裏面材シート6Sは多列の吸収体5を挟んだま
ま、送りベルト59を経由して、プレス部60に送られる。
プレス部60は後述する熱シール部70で熱シールされる予
定の部分の位置ズレを防止するために設けられている。
このプレス部60は一対の平ロールから構成されており、
多列の吸収体5を挟んだままの表面材シート4Sおよび裏
面材シート6Sを前記一対の平ロール間に挟んで圧着する
ものである。そして、吸収体5がズレないように圧着さ
れた表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sは多列の吸収
体5を挾んだまま、熱シール部70に送られる。
【0016】図10は熱シール部70の熱シールロール71
の概略斜視図である。同図に示すように、熱シール部70
は、一対の熱シールロール71から構成されており、この
熱シールロール71、71間に、多列の吸収体5を挟んだま
まの表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sが、挟まれて
熱シールされる。この一対の熱シールロール71は、それ
ぞれロール幅方向に多列で、ロール周面方向に等間隔に
サニタリー用品形の非加熱部73が設けられている。この
非加熱部73は吸収体5よりも一回り大きく形成された凹
部であって、吸収体5が後述する加熱部72によって、熱
劣化しないようになっている。前記一対の熱シールロー
ル71のロール周面部における非加熱部73を除いた部分は
加熱部72となっており、表面材シート4Sと裏面材シート
6Sとを溶解させて、熱シールするためのものである。な
お、熱シールロール71のロール幅は、送られてくる表面
材シート4Sや裏面材シート6Sの幅に応じて決めればよ
い、
【0017】上記のごとき構成によって、一対の熱シー
ルロール71は以下のように表面材シート4Sと裏面材シー
ト6Sとを熱シールすることができる。熱シール部70の前
記一対の熱シールロール71が回転すると、それぞれの熱
シールロール71の加熱部72と非加熱部73が交互に重なり
合う。加熱部72が重なり合っている時には、裏面材シー
ト4Sおよび裏面材シート6Sにおける各列の吸収体5の周
囲部分を溶解させて、裏面材シート4Sと裏面材シート6S
とを熱シールすることができる。また、非加熱部73が重
なり合っているときには、各列の吸収体5が非加熱部73
の凹部に位置するので、各列の吸収体5は熱シールロー
ル71の加熱部72、72間に挾まれたり熱劣化したりしな
い。熱シール部70の前記一対の熱シールロール71を回転
させるたびに、加熱部72と非加熱部73とがそれぞれ交互
に重なり合い、前記の作用が繰り返し行なわれる。この
ため、次々に表面材シート4Sと裏面材シート6Sとが熱シ
ールされていく。
【0018】図11は、熱シールロール71を通過した後
の表面材シート4Sの平面図である。もちろん、吸収体5
は表面材シート4Sの幅方向に多列で配置されているが、
それぞれの吸収体5は互いに実質同一のものなので、一
つの吸収体5の周囲部分についてのみ図示するにとどめ
る。同図におけるハッチング部分は熱シールされたこと
を示しており、ハッチングされていない部分は熱シール
されていないことを示している。73t は加熱領域と非加
熱領域との境界線であって、この境界線73t は前記熱シ
ールロール71の非加熱部73の外形と同形となっている。
この境界線73tの内側に吸収体5が位置しているので、
吸収体5は熱劣化されていない。境界線73t の外側のハ
ッチング部分は、表面材シート4Sと図示しない裏面材シ
ート6Sとが熱シールロール71の加熱部72に挟まれて熱シ
ールされた部分である。83t は、後述する用品カッティ
ング部80のダイカットロール82上のカッターブレード83
がカットする予定の線であるが、詳細は後述する。
【0019】図12は用品カッティング部80の概略斜視
図である。同図に示すように、用品カッティング部80は
アンビルロール81とダイカットロール82と送りロール85
とが、その順で対向して配設されたものである。この用
品カッティング部80におけるアンビルロール81、ダイカ
ットロール82および送りロール85は、それぞれ前記カッ
ティング部30におけるアンビルロール31、ダイカットロ
ール32、および重合部50の送りロール51と実質同様のも
のである。ただし、用品カッティング部80のダイカット
ロール82の表面には、前記熱シール部70の熱シールロー
ル71よりも一回り大きな形状のカッターブレード83が、
ダイカットロール82のロール周面にロール幅方向に多列
で形成されている。そして、前記図2に示すように、多
列の吸収体5を挟んだままの表面材シート4Sおよび裏面
材シート6Sは、アンビルロール81、ダイカットロール8
2、送りロール85の各ロール間を側面視Sの字状に送ら
れる。86は吸引孔である。なお、アンビルロール81、ダ
イカットロール82および送りロール85のロール幅は、送
られてくる表面材シート4Sや裏面材シート6Sの幅に応じ
て決めればよい。
【0020】上記のごとき構成によって、用品カッティ
ング部80は以下のように、多列の吸収体5を挟んだまま
の表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sからサニタリー
用品1を型抜くことができる。多列の吸収体5を挟んだ
ままの表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sは、アンビ
ルロール81とダイカットロール82との間に送られ、アン
ビルロール81とダイカットロール82のカッターブレード
83とに挟まれてサニタリー用品1が多列で型抜かれる。
カットされた多列のサニタリー用品1はダイカットロー
ル82の回転につれて、図示しない吸引領域を負圧で吸引
されて送られ、送りロール85に接すると、ダイカットロ
ール82側の負圧はなくなり、送りロール85の負圧吸引に
よって送りロール85に受け渡される。ここから送りロー
ル85によってそれぞれの列のサニタリー用品1が送られ
る。そして、送りロール85がさらに回転すると、図示し
ないローラに向き合うところまで送られ、ローラで送ら
れている後述する多列の包装フィルムシート2Sに押し付
けられる。この包装フィルムシート2Sによってサニタリ
ー用品1は包装されるが、詳細は後述する。
【0021】上記のごとき構成によって、サニタリー用
品の多列式製造装置10は以下のように動作し、サニタリ
ー用品1を製造する。まず、表面材の原反ロール4Rから
繰り出された表面材シート4Sは、撥水性接着剤塗布部20
によって撥水性接着剤8を塗布される。この撥水性接着
剤8の塗布領域は、図13に示すように表面材シート4Sの
打ち抜き形状の内周縁部分である。一方では、吸収体の
原反ロール5Rから繰り出された吸収体シート5Sは、カッ
ティング部30によって吸収体5を型抜きされる。さらに
一方では、裏面材の原反ロール6Rから繰り出された裏面
材シート6Sは、接着剤塗布部40によって接着剤9が塗布
される。つぎに、吸収体シート5Sはカッティング部30の
アンビルロール31とダイカットロール32の間に送り込ま
れ、ここで、吸収体シート5Sからこの吸収体シート5Sに
おける幅方向に多列で吸収体5が型抜きされる。カット
された多列の吸収体5はダイカットロール32の回転につ
れて、回転角θ1の領域を負圧で吸引されて送られ、重
合部50の送りロール51に接すると、ダイカットロール32
側の負圧はなくなり、送りロール51の負圧吸引によって
送りロール51に受け渡される。ここから送りロール51に
よって多列で吸収体5が送られるのであるが、送りロー
ル51の周速はダイカットロール32の周速より大きいの
で、受け渡しのたびに、ロール周方向に隣接する吸収体
5同士の間隔d2は広げられる。そして、広げられた間隔
d2を保ったまま、送りロール51が回転角θ2だけ回転す
ると、各列の吸収体5は押えテーブル52に向き合うとこ
ろまで送られ、押えテーブル52上を送られている裏面材
シート6Sに押し付けられる。この裏面材シート6Sは前工
程で接着材塗布部40のノズルにより、接着剤9が塗布さ
れている。したがって、各列の吸収体5は押えテーブル
52上で裏面材シート6S上に押しつけられるたびに、吸収
体5は接着剤9を介して裏面材シート6S上に多列で接着
されることになる。
【0022】表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sは多
列の吸収体5を挟んだまま、送りベルト59を通ってプレ
ス部60に送られ、このプレス部60で位置がズレないよう
に圧着される。この表面材シート4Sおよび裏面材シート
6Sは、多列の吸収体5を挟んだまま、熱シール部70の前
記一対の熱シールロール71、71間に送られる。熱シール
ロール71の加熱部72が重なり合っている時には、裏面材
シート4Sおよび裏面材シート6Sにおける多列の吸収体5
の周囲部分を溶解させて、裏面材シート4Sと裏面材シー
ト6Sとを熱シールすることができる。そして、表面材シ
ート4Sおよび裏面材シート6Sは、多列の吸収体5を挟ん
だまま、送りベルト79を通って用品カッティング部80に
送られる。多列の吸収体5を挟んだままの表面材シート
4Sおよび裏面材シート6Sは、アンビルロール81とダイカ
ットロール82との間に送られ、アンビルロール81とダイ
カットロール82のカッターブレード83とに挟まれて多列
でサニタリー用品1が型抜かれる。カットされた多列の
サニタリー用品1はダイカットロール82の回転につれ
て、吸引領域を負圧で吸引されて送られ、送りロール85
に接すると、用品カットロール82側の負圧はなくなり、
送りロール85の負圧吸引によって送りロール85に受け渡
される。ここから送りロール85によって多列のサニタリ
ー用品1が後述するサニタリー用品の多列式包装装置90
に送られる。上記のごとく、多列でサニタリー用品を大
量生産することができ、ラインを増設する必要がないの
で、設備費を抑えることができる。また、ラインを増設
しないので作業員を増員する必要がなく人件費をも抑え
ることができる。したがって、低コストで大量にサニタ
リー用品を製造することができるという効果を奏する。
【0023】図13はサニタリー用品1の単体図であっ
て、(A)の中央線より左部分は平面図で、中央線より
右部分は表面材4を除いた平面図、(B)は(A)のB
−B線断面図である。ところで、市販されているサニタ
リー用品には、そのサニタリー用品の周縁部に立体ギャ
ザーが形成されているものがあり、この立体ギャザーは
下り物や経血などの液体がサニタリー用品から横漏れす
るのを防止するためのものである。
【0024】さて、図13(A)に示すように、本実施
形態のサニタリー用品の多列式製造装置10によって製造
されたサニタリー用品1は、周縁部に前記撥水性を有す
る撥水性接着剤8が塗布されている。撥水性を有する撥
水性接着剤8は表面材シート4Sと裏面材6とを接着し、
吸収体5が表面材シート4Sと裏面材シート6Sとの間から
抜け出るのを防止している。しかも、図13(B)に示
すように、撥水性接着剤8はサニタリー用品1の周縁部
全面に塗布され、かつ撥水性を有しているので、下り物
や経血などのサニタリー用品1から横漏れや縦漏れする
のを防止することができる。すなわち、サニタリー用品
1の周縁部に立体ギャザーがなくとも、撥水性を有する
撥水性接着剤8を塗布しておけば、下り物などの液体が
サニタリー用品1から横漏れや縦漏れするのを防止する
ことができるという効果を奏する。
【0025】つぎに、サニタリー用品の多列式製造装置
の他の実施形態を説明する。図14はサニタリー用品1
の製造方法の他の例のフローチャートである。同図に示
すように、この製造方法には裏面材シート4Sに撥水性を
有する撥水性接着剤8を塗布する撥水性接着剤塗布工程
20P がない。したがって、撥水性接着剤塗布工程20Pを
行なわないので、撥水性接着剤塗布部20が設けられてい
ない。その余の構成は前記サニタリー用品の多列式製造
装置10と実質同一であるので、その構造の詳細な説明を
省略する。この場合であっても、多列でサニタリー用品
を大量生産することができ、ラインを増設する必要がな
いので、設備費を抑えることができる。また、ラインを
増設しないので作業員を増員する必要がないので人件費
をも抑えることができる。したがって、低コストで大量
にサニタリー用品を製造することができるという効果を
奏する。
【0026】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
90を説明する。図15はサニタリー用品1の多列式包装
装置90の概略側面図、図16はサニタリー用品1の包装
方法のフローチャートである。図15に示すように、本
実施形態のサニタリー用品の多列式包装装置90は、フィ
ルム裁断部100 、ズレ防止用接着剤塗布部110 、重合部
120 、折り畳み部130、仮接着部140 、フィルム溶解部1
50 、冷却接着部160 、切断部170 が設けられている。
図16に示すように、包装フィルムの原反ロール2Rから繰
り出された一続きの原反シート2Tはフィルム裁断工程10
0Pで原反シート2Tの幅方向に多列で切断され、多列の包
装フィルムシート2Sとなる。各列の包装フィルムシート
2Sは、ズレ防止用接着剤塗布工程110Pで接着剤を塗布さ
れ、重合工程120Pでこの接着剤の上にサニタリー用品1
が重ね合わされる。そして、折り畳み工程130P、仮接着
工程140P、フィルム溶解工程150P、冷却接着工程160P、
切断工程170Pの順で加工され、前記サニタリー用品の多
列式製造装置10から多列で送られるサニタリー用品1を
包装フィルム2によって包装する。再び図15に示すよ
うに、115 、116 はベルトコンベアで、包装フィルムシ
ート2Sを挟んで搬送するものである。9dは接合部で、前
記接合部9a、9b、9cと同様の機能を有しており、いずれ
か一方の包装フィルムの原反ロール2Rが全量繰り出され
たとき、その尾端に残りの包装フィルムの原反ロール2R
の先端を接続する装置である。被包装体であるサニタリ
ー用品1は、パンティライナーや生理用ナプキン、お産
用ナプキンなどの種々のものを包含する概念である。包
装フィルムの原反ロール2Rは、ポリエチレンやポリオレ
フィン、塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムを用
い、その片面にシリコンをコーティングした包装フィル
ムシート2Sが巻き取られたものである。
【0027】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
90の各部 100〜170 を図17〜24に基づき詳細に説明す
る。図17はフィルム裁断部100 の説明図であって、
(A)は側面図、(B)は平面図である。図17
(A)、(B)に示すように、フィルム裁断部100 は、
包装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された原反シー
ト2Tを、この原反シート2Tの幅方向に多列で裁断し、多
列の包装フィルムシート2Sとするものである。フィルム
裁断部100 は、フィルムカッター101 であって、フィル
ムカッター101 が原反シート2Tの進行方向と逆向きに刃
先を向けて配設されたものである。包装フィルムの原反
ロール2Rから繰り出された原反シート2Tが走行すると、
この原反シート2Tはフィルム裁断部100 のフィルムカッ
ター101 によって幅方向に多列で裁断され、多列の包装
フィルムシート2Sとなる。なお、原反シート2Tの裁断数
は、サニタリー用品の前記多列式製造装置10におけるサ
ニタリー用品1の列数と同数にすればよい。つまり、多
列式製造装置がN列でサニタリー用品を製造するなら
ば、フィルム裁断部100 において原反シート2TをN本に
裁断しN列の包装フィルムシート2Sとすればよい。した
がって、この場合には、(N−1)本のフィルムカッタ
ー101 を原反シート2Tの幅方向に並べて配設しておけば
よい。
【0028】図18はズレ防止用接着剤塗布部110 およ
び折り畳み部130 の概略斜視図である。図15および図
18に示すように、ズレ防止用接着剤塗布部110 は公知
のノズル111 で構成されており、このズレ防止用接着剤
塗布部110 は多列の包装フィルムシート2S上に、それぞ
れの列の包装フィルムシート2Sの長手方向に等間隔で接
着剤3を塗布するものである。したがって、複数のノズ
ル111 をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの対応し
て設置しておけばよい。このズレ防止用接着剤塗布部11
0 と次の重合部130 との間に、前記多列式製造装置10の
用品カッティング部80が位置している。よって、包装フ
ィルムシート2S上の接着剤3上にサニタリー用品1が載
せられるようになっている。前記重合部120 は前記多列
式製造装置10における用品カッティング部80の送りロー
ル85に対向して配置したローラ121 からなり、送りロー
ル85の吸引作用が解放されたサニタリー用品1を、各列
の包装フィルムシート2Sの上の接着剤3の上に圧縮して
接着するものである。したがって、多列式製造装置10に
よって製造されたサニタリー用品1は、多列のまま多列
式包装装置90の重合部120 で各列の包装フィルムシート
2Sに重ね接合される。
【0029】折り畳み部130 には、回転自在な三つ折り
ホールドロール131 、セーラー132およびノズル135 が
それぞれ多列で設けられている。この三つ折りホールド
ロール131 は、ロール幅が各列の包装フィルムシート2S
の幅より小さく、各列の包装フィルムシート2Sの走行方
向における中央部分を上から押さえ付け、各列の包装フ
ィルムシート2Sを幅方向断面視凹状に撓ませる位置に垂
直面内で回転自在に設けられている。このため、各列の
包装フィルムシート2Sにおいて、サニタリー用品1を内
側にして、その列の包装フィルムシート2Sをサニタリー
用品1とともにその包装フィルムシート2Sの長手方向に
沿って三つ折りに型付けすることができる。セーラー13
2 は、公知の装置で、前記三つ折りホールドロール131
によって三つ折りに型付けされた包装フィルムシート2S
をこの型付けに沿って折り畳むものである。ノズル135
は、走行方向に沿って三つ折りに折られつつある包装フ
ィルムシート2Sの長手方向に沿う辺縁部に、接着剤を線
状に塗布するものである。この接着剤は包装フィルムシ
ート2Sを介してサニタリー用品1に転写され、サニタリ
ー用品1のズレ防止の役割を果たすものである。なお、
三つ折りホールドロール131 、セーラー132 およびノズ
ル135 の列数はサニタリー用品の多列式製造装置10にお
ける列数Nと同数にすればよい。
【0030】図19は仮接着部140 の概略斜視図であ
る。同図に示すように、仮接着部140は上下一対の熱シ
ールロール141 がロール間に前記多列で走行する全列の
包装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在に設けられ
ており、この熱シールロール14熱シールロール141 は、
ロールの軸方向に延びた台形状の加熱部143 がロール周
面において円周方向に等間隔に設けられている。この加
熱部143 には熱を発生させる熱芯144 が内蔵されている
ので、加熱部143 が高温となる。ところで、各列の包装
フィルムシート2S上の隣接するサニタリー用品1の間の
部分は間隙部分7であり、この間隙部分7は後述する切
断部170 によって包装フィルムシート2Sの幅方向に沿っ
て切断される部分である。
【0031】この構成により、仮接着部140 は以下に示
すように動作する。それぞれの列の包装フィルムシート
2Sで折り畳まれたサニタリー用品1が前記一対の熱シー
ルロール141 間に位置しているときには、前記一対の熱
シールロール141 の加熱部143 は接触していない。この
ため、どの列のサニタリー用品1であっても、加熱部14
3 によって押さえ付けられたり、加熱部143 の熱によっ
て劣化することはなく、前記一対の熱シールロール141
、141 間を通過する。それぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sにおける間隙部分7が、前記一対の熱シールロー
ル141 、141 間に位置しているときには、前記一対の熱
シールロール141 の加熱部143 がその包装フィルムシー
ト2Sの間隙部分7を挟む。このため、前記一対の熱シー
ルロール141 のそれぞれの加熱部143 の熱によって、そ
れぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶か
しながら押し付けて仮接着する。したがって、この仮接
着部140 は、全ての列の包装フィルムシート2S上の隣接
するサニタリー用品1の間の間隙部分7を仮接着するこ
とができるので、三つ折りされた全ての列の包装フィル
ムシート2Sの位置ズレを防止できるという効果を奏す
る。なお、各熱シールロール141 のロール幅は送られて
くる包装フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応じ
て決めればよい。
【0032】図20はフィルム溶解部150 の概略斜視分
解図である。同図に示すように、フィルム溶解部150
は、前記仮接着された全ての列の包装フィルムシート2S
を挟む位置に上下一対のフィルム溶解機構が設けられて
おり、このフィルム溶解機構によってそれぞれの列の包
装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解させるものであ
る。説明のため図中ではフィルム溶解機構は離れて示さ
れているが、前記一対のフィルム溶解機構は包装フィル
ムシート2Sに接近して設けられているものである。上下
それぞれのフィルム溶解機構は前後一対のロール151 が
回転自在に対向させて並設されており、この前後一対の
ロール151 、151 の間にはメッシュベルト153 が巻き掛
けられている。このメッシュベルト153 は、前記ロール
151 を回転させると、包装フィルムシート2Sに同調しな
がら包装フィルムシート2Sの走行方向に走行するもので
ある。もちろん、それぞれの列の包装フィルムシート2S
は全て同調して走行している。
【0033】このメッシュベルト153 はステンレスなど
の熱伝導性のベルトに、このメッシュベルト153 の走行
方向において交互にシリコンゴムや石綿などの断熱性を
有する断熱材を貼り合わせたものである。この断熱材の
貼付された面が熱遮断部154であり、この熱遮断部154
は後述するホットプレート155 の熱を遮断する。他方、
メッシュベルト153 における熱遮断部154 を除いた面は
熱透過部156 であり、この熱透過部156 は後述するホッ
トプレート155 の熱を透過する。メッシュベルト153
は、ステンレスだけでなく鉄などの熱伝導性・耐熱性を
有するものであれば、特に限定なく採択しうる。また、
メッシュベルト153 の熱遮断部154 を構成する材料とし
ては、シリコンゴムや石綿だけでなくカーボン繊維やガ
ラス繊維などの断熱性を有するものであれば、とくに限
定なく採択しうる。なお、メッシュベルト153 のベルト
幅は、送られてくる包装フィルムシート2Sの幅およびそ
の列数Nに応じて決めればよい。
【0034】前記一対のロール151 間には、熱を発生さ
せるホットプレート155 が配設されており、このホット
プレート155 から発せられる熱によってそれぞれの列の
包装フィルムシート2Sの間隙部分7は溶解する。ホット
プレート155 は、真鍮、銅、鉄やアルミニウムなどの金
属製のヒータが内蔵されており、通電されるとその金属
の電気抵抗によって熱を発生させるものであり、電流の
大きさを調整することによって熱の温度を調整できる。
【0035】このフィルム溶解部150 の全てのロール15
1 を回転させると、メッシュベルト153 が全ての列の包
装フィルムシート2Sと同一方向かつ同調しながら走行す
る。このため、ホットプレート155 の熱はメッシュベル
ト153 の熱透過部156 を透過し、この熱はそれぞれの列
の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を常に溶解させ
る。他方、ホットプレート155 の熱はメッシュベルト15
3 の熱遮断部154 によって遮断されるので、その列の包
装フィルムシート2S上で折り畳まれたサニタリー用品1
は全て熱されることなく、劣化しない。つまり、フィル
ム溶解部150 は、サニタリー用品1を劣化させずに、全
ての列の包装フィルムシート2Sにおいて各列の包装フィ
ルムシート2S上の隣接するサニタリー用品1の間の間隙
部分7のみを溶解できるという効果を奏する。
【0036】図21は冷却接着部160 の概略斜視図であ
る。図21に示すように、冷却接着部160 は上下一対の
冷却シールエンボスロール161 、161 がロール間に前記
包装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在に設けられ
ており、この冷却シールエンボスロール161 、161 はそ
れぞれの列の包装フィルムシート2Sの走行速度と同調し
て回転するものである。もちろん、それぞれの列の包装
フィルムシート2Sは全て同調して走行している。この冷
却シールエンボスロール161 は、ロールの軸方向に延び
た台形状の冷却部163 がロール周面において円周方向に
等間隔に取り付けられている。この冷却シールエンボス
ロール161 の冷却部163 は、前記仮接着部140 の熱シー
ルロール141 と異なり、熱を発生させるものではなくそ
れぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を冷却
するためのものである。それぞれの冷却シールエンボス
ロール161 は円筒状で、ロール軸部は中空に形成されて
おり、この中空部の両端にはホース164 が連結されてお
り、このホース164 には冷却水が流されている。この冷
却水によって、冷却部163 を常に冷却することができ
る。165 はロータリコネクタで、ホース164の捻りを防
止するものである。なお、冷却シールエンボスロール16
1 の冷却方法は、上記のごとく水冷によるものだけでな
く、電気やポンプによって冷却するものでもよく種々の
装置を採択しうるが、水冷によるものは安価なので好適
である。さらになお、冷却シールエンボルロール161 の
ロール幅は、送られてくる包装フィルムシート2Sの幅お
よびその列数Nに応じて決めればよい。
【0037】この構成により、冷却接着部160 は以下に
示すように動作する。図21に示すように、それぞれの列
の包装フィルムシート2S上のサニタリー用品1が前記一
対の冷却シールエンボスロール161 、161 間に位置して
いるときには、前記一対の冷却シールエンボスロール16
1 の冷却部163 は接触しない。このため、冷却部163 に
よって押さえ付けられることはなく、冷却シールエンボ
スロール161 、161 間を通過する。それぞれの列の包装
フィルムシート2Sにおける間隙部分7が両冷却シールエ
ンボスロール161 、161 間に位置しているときには、前
記一対の冷却シールエンボスロール161 の冷却部163 が
それぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を挟
む。このため、それぞれの冷却シールエンボスロール16
1 の冷却部163 、163 によって、それぞれの列の包装フ
ィルムシート2Sの溶けた間隙部分7を冷却し固化しなが
ら押し付けて冷却接着する。したがって、冷却接着部16
0 は、全ての列の包装フィルムシート2S上の隣接するサ
ニタリー用品1の間の溶解した間隙部分7を冷却させて
固化させるので、全ての列の包装フィルムシート2Sの三
つ折りが開くのを防止するとともに、サニタリー用品1
をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包装し
封じ込めることができるという効果を奏する。
【0038】切断部170 には、図示しないが、上下一対
のロータリカッターが回転自在に設けられており、この
ロータリカッターのロール周面には刃が取り付けられて
いる。ロータリカッターは両ロールが回転してそれぞれ
の刃が合わさると、それぞれの列の包装フィルムシート
2Sにおける間隙部分7を、その包装フィルムシート2Sの
幅方向に沿ってその列の包装フィルムシート2Sを切断す
るものである。なお、切断部70のロータリーカッターの
ロール幅は、送られてくる包装フィルムシート2S幅およ
びその列数Nに応じて決めればよい。
【0039】上記のごとき構成によって、サニタリー用
品の多列式包装装置90は以下のように動作し、サニタリ
ー用品1を包装フィルムシート2Sによって包装し、サニ
タリー製品Aを製造する。図22は本実施形態のサニタ
リー用品の多列式製造装置90の動作説明図である。図1
6および図22の区間100Eに示すように多列裁断部100P
において、包装フィルムロール2Rから繰り出された一続
きの原反シート2Tはこの原反シート2Tの幅方向に多列で
裁断され多列の包装フィルムシート2Sとなる。つぎに、
図16および図22の区間110Eに示すように接着剤塗布
工程110Pにおいて、多列で走行する包装フィルムシート
2Sのそれぞれのシリコンの上に、ズレ防止用接着剤塗布
部110 のノズルによってそれぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sの長手方向に等間隔で接着剤3が塗布される。つ
ぎに、図16および図22の区間120Eに示すように重合
工程120Pにおいて、重合部120 によって、多列で走行す
る包装フィルムシート2Sのそれぞれの上の接着剤3の上
にサニタリー用品1が重ね合わされる。つぎに、図16
および図22の区間130Eに示すように折り畳み工程130P
において、折り畳み部130 の三つ折りホールドロール13
1 によって、サニタリー用品1を内側にして、多列で走
行する包装フィルムシート2Sはそれぞれサニタリー用品
1とともにその包装フィルムシート2Sの長手方向に沿っ
て三つ折りに型付けされる。ついで、折り畳み部130 の
セーラー132 によって三つ折りされ、ノズル135 によっ
て各列の包装フィルムシート2Sの長手方向に沿う辺縁部
に接着剤が塗布され、多列で走行する包装フィルムシー
ト2Sを型付けに沿って折り畳む。
【0040】図16および図22の区間140Eに示すよう
に、仮接着工程140Pにおいて、多列で走行する包装フィ
ルムシート2Sの間隙部分7を前記一対の熱シールロール
141の加熱部143 、143 間で挟み、この加熱部143 の熱
によって、それぞれの列の包装フィルムシート2Sにおけ
る間隙部分7のみを溶かしながら押し付けて仮接着す
る。どの列の包装フィルムシート2Sであってもその列の
包装フィルムシート2S上のサニタリー用品1は加熱部14
3 に押し付けられないので、サニタリー用品1は劣化し
ない。したがって、包装フィルムシート2Sにシリコンコ
ーティングされていても、前記三つ折りされた全ての列
の包装フィルムシート2Sのズレを防止できる。
【0041】そして、図16および図22の区間150Eに
示すようにフィルム溶解工程150Pにおいて、フィルム溶
解部150 のホットプレート155 の熱はメッシュベルト15
3 の熱透過部156 を透過するので、多列で走行する包装
フィルムシート2Sにおける間隙部分7は、ホットプレー
ト155 の熱によって溶解される。他方、フィルム溶解部
150 のホットプレート155 の熱はメッシュベルト153 の
熱遮断部154 によって遮断されるので、どの列の包装フ
ィルムシート2Sであってもその列の包装フィルムシート
2S上のサニタリー用品1は、この熱によって劣化しな
い。つまり、どの列の包装フィルムシート2Sであっても
サニタリー用品1を劣化させずに、全ての列の包装フィ
ルムシート2S上の隣接するサニタリー用品1の間の間隙
部分7のみを溶解することができる。
【0042】つぎに、図16および図22の区間160Eに
示すように冷却接着工程160Pにおいて、多列で走行する
包装フィルムシート2Sの間隙部分7を前記一対の冷却シ
ールエンボスロール161 の冷却部163 、163 間に挟むこ
とによって、それぞれの列の包装フィルムシート2Sにお
ける溶けた間隙部分7を冷却し固化させながら押し付け
て冷却接着する。どの列の包装フィルムシート2Sであっ
ても包装フィルムシート2S上のサニタリー用品1は冷却
シールエンボスロール161 の冷却部163 に押し付けられ
ないので、サニタリー用品1は劣化しない。つまり、ど
の列の包装フィルムシート2Sであってもその列の包装フ
ィルムシート2S上の隣接するサニタリー用品1の間の溶
解した間隙部分7を冷却させて固化させることができる
ので、全ての列の包装フィルムシート2Sの三つ折りが開
くのを防止するとともに、サニタリー用品1をそれぞれ
の列の包装フィルムシート2Sで完全に包装し封じ込める
ことができる。
【0043】最後に、図16および図22の区間170Eに
示すように切断工程170Pに示すように、切断部170 のロ
ータリカッターによって、全ての列の包装フィルムシー
ト2Sにおける間隙部分7は、その包装フィルムシート2S
の幅方向に沿って切断され、各サニタリー用品1はそれ
に対応する包装フィルム2によって包装される。上記の
ごとく、多列でサニタリー用品を包装することができ
る。したがって、前記サニタリー用品の多列式製造装置
10と同様に、ラインを増設する必要がないので、設備費
を抑えることができる。また、ラインを増設しないの
で、作業員を増員する必要がなく人件費をも抑えること
ができる。したがって、低コストで、大量にサニタリー
用品1を包装してサニタリー製品Aを製造することがで
きる。
【0044】図23は本実施形態のサニタリー用品の多
列式包装装置90によって包装されたサニタリー製品Aの
単体図であって、(A)は概略斜視図、(B)は(A)
のB−B線断面図である。サニタリー用品1は包装フィ
ルム2によって包装され、図23(A)、(B)に示す
ようなサニタリー製品Aとなる。サニタリー用品1は、
パンティライナー、生理用ナプキンおよびお産用ナプキ
ンなどであり、包装フィルムシート2Sは、例えばポリエ
チレンフィルムにシリコンをコーティングしたものであ
り、サニタリー用品1の外装体を構成するものである。
前記サニタリー用品1を取り出すには、包装フィルム2
の一端縁2aを引っ張るだけでよく、熱シールされた両端
縁の前記間隙部分7に沿って破られ、サニタリー用品1
を包装フィルム2から剥がせば直ちに使用することがで
きる。
【0045】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
の他の実施形態を説明する。図24はサニタリー用品1
の包装方法の他の例のフローチャートである。この包装
方法では図16に示す仮接着工程140P、フィルム溶解工程
150P、冷却接着工程160Pを行わず、これに替えて熱シー
ル工程180Pを行う。したがって、仮接着工程140P、フィ
ルム溶解工程150Pおよび冷却接着工程160Pを行わないの
で、このサニタリー用品の他の例の多列式包装装置は仮
接着部140 、フィルム溶解部150 および冷却接着部160
が設けられておらず、この仮接着部140 、フィルム溶解
部150および冷却接着部160 の替わりに熱シール部180
が設けられている。この熱シール工程180Pは、サニタリ
ー用品1を包装フィルムシート2Sで折り畳んだものにお
いて、隣接するサニタリー用品1の間の間隙部分7を熱
シールするものである。この熱シール工程180Pに対応す
る熱シール部は、図示しないが、上下一対の熱シールロ
ールがロール間に多列で走行する各列の包装フィルムシ
ート2Sを挾む位置に回転自在に設けられており、この熱
シールロールは前記包装フィルムシート2Sの走行速度と
同調するものである。この熱シールロールは、ロールの
軸方向に延びた台形台の加熱部がロール周面において円
周方向に等間隔に設けられている。この加熱部には熱を
発生させる熱芯が内臓されているので、加熱部が高温と
なる。その余の構成は前記サニタリー用品の多列式製造
装置90と実質同一であるので、同符号を付して説明を省
略する。
【0046】このサニタリー用品の他の例の多列式製造
装置は以下のように動作して、サニタリー用品1を包装
フィルム2によって包装し、サニタリー製品Aを製造す
る。多列裁断部100Pにおいて、包装フィルムロール2Rか
ら繰り出された一続きの原反シート2Tはこの原反シート
2Tの幅方向に多列で裁断され、多列の包装フィルムシー
ト2となる。つぎに、接着剤塗布工程110Pにおいて、多
列で走行する包装フィルムシート2Sのそれぞれの上に、
ズレ防止用接着剤塗布部110 のノズルによってその列の
包装フィルムシート2Sの長手方向に等間隔で接着剤3が
塗布される。つぎに、重合工程120Pにおいて、重合部12
0 の重合装置によって、多列で走行する包装フィルムシ
ート2Sのそれぞれの上の接着剤3の上にサニタリー用品
1が重ね合わされる。つぎに、折り畳み工程130Pにおい
て、折り畳み部130 の三つ折りホールドロール131 によ
って、サニタリー用品1を内側にして、多列で走行する
包装フィルムシート2Sはそれぞれサニタリー用品1とと
もにその列の包装フィルムシート2Sの長手方向に沿って
三つ折りに型付けされる。ついで、折り畳み部130 のセ
ーラー132 によって三つ折りに型付けされ、ノズル135
によって各列の包装フィルムシート2Sの長手方向に沿う
辺縁部に接着剤が塗布され、多列で走行する包装フィル
ムシート2Sを型付けに沿って折り畳む。
【0047】そして、熱シール工程180Pにおいて、多列
で走行する包装フィルムシート2Sの間隙部分7を一対の
熱シールロールで挟み、この熱シールロールの熱によっ
て、包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7のみを溶
かしながら押し付けて熱シールする。したがって、サニ
タリー用品1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで
包装し封じ込めることができる。最後に、切断工程170P
に示すように、切断部170 のロータリカッターによっ
て、全ての列の包装フィルムシート2Sにおける間隙部分
7は、その列の包装フィルムシート2Sの幅方向に沿って
切断され、各サニタリー用品1はそれに対応する包装フ
ィルム2によって包装される。上記のごとく本実施形態
のサニタリー製品の多列式製造装置は、サニタリー用品
を低コストで、大量に製造することができ、またサニタ
リー用品を低コストで、大量に包装することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、サニタリー用品を低コストで、大量に製
造することができ、サニタリー用品を低コストで、大量
に包装することができる。請求項2のサニタリー製品の
多列式製造設備によれば、サニタリー用品を低コスト
で、大量に製造することができる。請求項3のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、下り物などの液体が
横漏れや縦漏れするのを防止するサニタリー用品を作る
ことができる。請求項4のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、吸収体シートからこの吸収体シートの幅
方向に多列で、吸収体を型抜くことができる。請求項5
のサニタリー製品の多列式製造設備によれば、表面材シ
ートと裏面材シートとの間に吸収体を挟んだまま、裏面
材シートと裏面材シートにおける吸収体の周囲部分を熱
シールすることができる。請求項6のサニタリー製品の
多列式製造設備によれば、吸収体を挟んだ表面材シート
および裏面材シートから、シートの幅方向に多列でサニ
タリー用品を型抜くことができる。請求項7のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルムを高速
に走行させても包装フィルムを確実に接着でき、製品ロ
スを減少させて高い歩留まりを維持でき、大量にサニタ
リー用品を包装することができる。請求項8のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルムを高速
に走行させても包装フィルムを確実に接着でき、製品ロ
スを減少させて高い歩留まりを維持でき、大量にサニタ
リー用品を包装することができる。請求項9のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルム上の隣
接するサニタリー用品の間の間隙部分を仮接着すること
ができるので、シリコンコーティングされた包装フィル
ムであっても、三つ折りされた包装フィルムの位置ズレ
を防止できる。請求項10のサニタリー製品の多列式製
造設備によれば、サニタリー用品を劣化させずに、包装
フィルム上の隣接するサニタリー用品の間の間隙部分を
溶解できる。請求項11のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、包装フィルム上の隣接するサニタリー用
品の間の溶解した間隙部分を冷却させて固化させるの
で、包装フィルムの三つ折りが開くのを防止するととも
に、サニタリー用品を包装フィルムで完全に包装し封じ
込めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサニタリー製品の多列式製造設備の一
実施形態に係わる概略側面図である。
【図2】サニタリー用品の多列式製造装置10の側面図で
ある。
【図3】サニタリー用品1の製造方法のフローチャート
である。
【図4】カッティング部30と重合加工部50との側面図で
ある。
【図5】カッティング部30の概略斜視図である。
【図6】ダイカットロール32の断面図である。
【図7】送りロール51の概略斜視図である。
【図8】送りロール51の縦断面図である。
【図9】カッティング部30と重合部50の作用説明図であ
って、(A)は吸収体シート5Sの平面図、(B)は裏面
材シート6Sの平面図である。
【図10】熱シールロール72の概略斜視図である。
【図11】熱シールロール72の作用説明図である。
【図12】用品カッティング部80の概略斜視図である。
【図13】サニタリー用品1の単体図であって、(A)
は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図14】サニタリー用品1の製造方法の他の例のフロ
ーチャートである。
【図15】サニタリー用品1の多列式包装装置90の概略
側面図である。
【図16】サニタリー用品1の他の例の包装方法のフロ
ーチャートである。
【図17】フィルム裁断部100 の説明図であって、
(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図18】折り畳み部130 の概略斜視図である。
【図19】仮接着部140 の概略斜視図である。
【図20】フィルム溶解部150 の概略斜視図である。
【図21】冷却接着部160 の概略斜視図である。
【図22】サニタリー用品の多列式包装装置90の動作説
明図である。
【図23】サニタリー用品の多列式包装装置90によって
包装されたサニタリー製品Aの単体図であって、(A)
は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図24】サニタリー用品1の包装方法の他の例のフロ
ーチャートである。
【図25】サニタリー用品1の単体図であって、(A)
は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図26】サニタリー製品Aの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 サニタリー用品 2 包装フィルム 3 接着剤 4 表面材 5 吸収体 6 裏面材 7 間隙部分 8 撥水性接着剤 A サニタリー製品 10 サニタリー用品の多列式製造装置 20 撥水性接着剤塗布部 30 カッティング部 31 アンビルロール 32 ダイカットロール 33 カッターブレード 34 吸引孔 40 接着剤塗布部 50 重合部 51 送りロール 52 押えテーブル 60 プレス部 70 熱シール部 71 熱シールロール 72 加熱部 73 非加熱部 80 用品カッティング部 81 アンビルロール 82 ダイカットロール 83 カッターブレード 85 送りロール 86 吸引孔 90 サニタリー用品の多列式包装装置 100 フィルム裁断部 110 ズレ防止用接着剤塗布部 120 重合部 130 折り畳み部 140 仮接着部 141 熱シールロール 143 加熱部 144 熱芯 150 フィルム溶解部 153 メッシュベルト 154 熱遮断部 155 ホットプレート 156 熱透過部 160 冷却接着部 161 冷却シールエンボスロール 163 冷却部 170 切断部 180 熱シール部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 サニタリー製品の多列式製造設備
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサニタリー製品の多
列式製造設備に関する。本発明において、サニタリー製
品とはパンティライナー製品と生理用ナプキン製品とお
産用ナプキン製品を含む概念であり、サニタリー用品と
はパンティライナーと生理用ナプキンとお産用ナプキン
を含む概念である。本発明者は、包装袋からサニタリー
用品1を取り出すのが容易であり、衛生的で、製造コス
トが低廉なサニタリー製品Aとして、図26のものを提
供している。同図に示すサニタリー製品Aは、サニタリ
ー用品1と包装フィルム2からなっている。サニタリー
用品1そのものは、図25(A)、(B)に示すよう
に、市販のものと特に変わるところはなく、両端がふく
らんだ鼓形であって、表側から裏側へ向かって、表面材
4、吸収体5、裏面材6がその順に重ね合わされた状態
で接着されている。また、その裏面には接着剤を部分的
に塗布した接着剤層3が形成されている。Sはサニタリ
ー用品1のシール部分で、サニタリー用品1の周縁部が
熱シールされており、このシール部分Sにおいてはサニ
タリー用品1の表面材4、吸収体5、裏面材6は互いに
接着し合っている。
【0002】包装フィルム2は、ポリエチレンフィルム
や塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムにシリコン
をコーティングしたものであり、後述するように、外装
袋を構成するものである。そして、包装フィルム2は、
その幅W2がサニタリー用品1の幅W1より広いものが
使用され、サニタリー用品1の裏面材6に重ね合わされ
た状態で接着される。この包装フィルム2およびサニタ
リー用品1を長手方向に沿って3つ折りにすると、包装
フィルム2の幅W2はサニタリー用品1の幅W1より広
いため、長手方向の両端縁は包装フィルム2のみが重な
り合った状態となる。そして、両端縁をヒートシールす
ると、包装フィルム2がサニタリー用品1の外装袋を構
成したサニタリー製品Aが作成される。このサニタリー
用品1を使用するには、包装フィルム2の一端縁2aを
引っ張るだけでよい。そうすると、両端縁のヒートシー
ル部7に沿って破られ、サニタリー用品1を包装フィル
ム2から剥がせば直ちに使用することができる。本発明
は上記のごとき包装形態のサニタリー製品Aの製造設備
に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の製造装置は、製造ラインも包装ラ
インも1本のラインであって、直列に接続して自動化し
ている。しかるに、ライン数はあくまでも1本でしかな
いから、量産効果は一定の限度があり、より多くの大量
生産を計ろうとすれば、数ラインを並列に設置しなけれ
ばならない。しかし、そのように並列のラインを設置す
ることは非常に多くのスペースを必要とし、簡単に導入
することはできない。また、単純なライン増加は作業員
も比例して増員しなければならない。よって、従来は設
備費・人件費ともに高騰するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、低コストで、大量生産の容易なサニタリー製品の
多列式製造設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のサニタリー製
品の多列式製造設備は、原反ロールから繰り出された一
続きの表面材シート、原反ロールから繰り出された一続
きの吸収体シート、および原反ロールから繰り出された
一続きの裏面材シートをそれぞれ走行させながら、前記
吸収体シートの幅方向に多列でサニタリー用品を製造す
るサニタリー用品の多列式製造装置と、前記各列のサニ
タリー用品を包装フィルムでそれぞれ包装するサニタリ
ー用品の多列式包装装置とからなることを特徴とする。
請求項2のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記サ
ニタリー用品の多列式製造装置が、原反ロールから繰り
出された一続きの吸収体シートを、該吸収体シートの長
手方向に等間隔で、かつ該吸収体シートの幅方向に多列
で吸収体を切り抜くカッティング部と、原反ロールから
繰り出された一続きの裏面材シートに、前記裏面材シー
トの長手方向に等間隔で、かつ前記裏面材シートの幅方
向に多列で接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記裏面
材シートの上の前記接着剤の上に、前記吸収体を裏面材
シートの幅方向に多列で重ね合わせていく重合部と、前
記裏面材シートと前記表面材シートとに挟み込まれ、裏
面材シートの幅方向に多列で並べられた吸収体を、前記
表面材シートと裏面材シートとともに圧着するプレス部
と、前記吸収体の周囲部分における前記表面材シートと
前記吸収体の周囲部分における裏面材シートとを、裏面
材シートの幅方向に多列で熱シールする熱シール部と、
前記吸収体の周囲に沿って、シールされた表面材シート
と裏面材シートとを、裏面材シートの幅方向に多列で切
り抜く用品カッティング部とからなることを特徴とす
る。請求項3のサニタリー製品の多列式製造設備は、原
反ロールから繰り出された一続きの表面材シートの上
に、該表面材シートの長手方向に等間隔で、かつ該表面
材シートの幅方向に多列で撥水性接着剤を塗布する撥水
性接着剤塗布部が設けられたことを特徴とする。請求項
4のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記カッティ
ング部が、対向して配置され、その間を前記吸収体シー
トが送られるアンビルロールとダイカットロールとから
なり、該ダイカットロールは、そのロール周面上にロー
ルの幅方向に多列のカッターブレードを有しており、前
記重合部が、前記カッティング部のダイカットロールに
対向して配置された送りロールと、該送りロールに対向
して配置されており、その上面を吸収体が送られていく
押えテーブルとからなり、前記カッティング部のダイカ
ットロールは、前記アンビルロールと対向する位置から
前記重合部の送りロールに対向する位置までの回転角領
域において、そのロール表面にカットされた吸収体を吸
引しておく第1吸引機構を備えており、前記重合部の送
りロールは、該送りロールと対向する位置から前記押え
テーブルに対向する位置までの回転角領域において、そ
のロール表面にカットされた吸収体を吸引しておく第2
吸引機構を備えていることを特徴とする。請求項5のサ
ニタリー製品の多列式製造設備は、前記熱シール部が、
対向して配置された一対の熱シールロールからなり、該
熱シールロールは、そのロール周面上に、ロールの幅方
向に多列で非加熱部を有しており、前記一対の熱シール
ロールの間を、前記吸収体を幅方向に多列で挟んだ表面
材シートと裏面材シートとが前記吸収体とともに送られ
ることを特徴とする。請求項6のサニタリー製品の多列
式製造設備は、前記用品カッティング部が、対向して配
置されたアンビルロールとダイカットロールとからな
り、該ダイカットロールは、そのロール周面上に、ロー
ルの幅方向に多列のカッターブレードを有しており、前
記吸収体を幅方向に多列で挟んだ表面材シートと裏面材
シートとが前記吸収体とともに、前記アンビルロールと
ダイカットロールの間に送られることを特徴とする。請
求項7のサニタリー製品の多列式製造設備は、前記サニ
タリー用品の多列式包装装置が、フィルムロールから繰
り出された一続きの原反シートを該原反シートの幅方向
に沿って多列に裁断し、多列の包装フィルムシートとす
るフィルム裁断部と、裁断された各列の包装フィルムシ
ート上に、各包装フィルムシートの長手方向に等間隔で
接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記各列の包装フィ
ルムシート上の接着剤の上に前記サニタリー用品を重ね
合わせる重合部と、前記サニタリー用品を内側にして、
前記各列の包装フィルムシートを前記サニタリー用品と
ともに、その列の包装フィルムシートの長手方向に沿っ
て三つ折りする折り畳み部と、前記各列の包装フィルム
シート上の隣接する前記サニタリー用品の間隙部分を前
記包装フィルムシートの幅方向に沿って仮接着する仮接
着部と、前記各列の包装フィルムシートにおける前記間
隙部分を熱によって溶解させるフィルム溶解部と、前記
各列の包装フィルムシートにおける溶解した前記間隙部
分を冷却し、固化させる冷却接着部と、前記各列の包装
フィルムシートにおける前記間隙部分を切断する切断部
とからなることを特徴とする。請求項8のサニタリー製
品の多列式製造設備は、前記サニタリー用品の多列式包
装装置が、請求項7記載のフィルム裁断部と、接着剤塗
布部と、重合部と、折り畳み部と、切断部と、前記各列
の包装フィルムシート上の隣接する前記サニタリー用品
の間隙部分を前記各列の包装フィルムシートの幅方向に
沿って、熱シールする熱シール部とからなることを特徴
とする。請求項9のサニタリー製品の多列式製造設備
は、前記仮接着部が、ロールの軸方向に延びた加熱部を
ロール周面において円周方向に等間隔に備えた回転自在
な一対の熱シールロールからなり、該一対の熱シールロ
ール間を三つ折りされた前記包装フィルムシートが熱シ
ールロールのロール幅方向に多列で走行し、前記加熱部
によって前記各列の包装フィルムシートにおける前記間
隙部分を仮接着することを特徴とする。請求項10のサ
ニタリー製品の多列式製造設備は、前記フィルム溶解部
が、熱を発生させるホットプレートと、該ホットプレー
トと前記間隙部分を仮接着された包装フィルムシートと
の間を走行するメッシュベルトとからなり、該メッシュ
ベルトには該メッシュベルトの走行方向において交互に
熱透過部と熱遮断部が設けられ、前記包装フィルムシー
トが前記メッシュベルトに同調してメッシュベルトの幅
方向に多列で走行することを特徴とする。請求項11の
サニタリー製品の多列式製造設備は、前記冷却接着部
が、ロールの軸方向に延びた冷却部をロール周面におい
て円周方向に等間隔に備えた回転自在な一対の冷却シー
ルエンボスロールからなり、該一対の冷却シールエンボ
スロール間を前記間隙部分が溶解された前記包装フィル
ムシートが前記冷却シールエンボスロールのロール幅方
向に多列で走行し、前記冷却部によって前記各列の包装
フィルムシートにおける前記間隙部分を固化することを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るサ
ニタリー製品の多列式製造設備の側面図であり、本装置
は、図中左側のサニタリー用品の多列式製造装置10と
図中右側のサニタリー用品の多列式包装装置90とが直
列に接続された構成となっている。そして、サニタリー
用品の多列式製造装置10、サニタリー用品の多列式包
装装置90がそれぞれ多列型であって、1ライン中で同
時に複数個の製品が製造できる点に特徴がある。つぎ
に、図2〜図14に基づき、サニタリー用品の多列式製
造装置10の詳細を説明する。図2はサニタリー用品の
多列式製造装置10の側面図、図3は同サニタリー用品
の多列式製造装置10のブロック図である。図2におい
て、4R,4Rは表面材の原反ロールであり、いずれも
公知の接合部9aを経由して、撥水性接着剤塗布部20
を通ってプレス部60に供給されるようになっている。
前記接合部9aは、いずれか一方の表面材シート4Sが
全量繰り出されたとき、その尾端に残りの表面材シート
4Sの先端を接続する装置である。よって、稼働中は常
時、表面材シート4Sが供給されるようになっている。
【0007】撥水性接着剤塗布部20は公知のノズルが
複数で構成されたものである。このノズルは撥水性を有
する接着剤8を表面材シート4Sに塗布するものであっ
て、面材シート4Sの幅方向に多列で配設されてお
り、この撥水性接着剤8を面シート4Sの幅方向に多
列で塗布することができる。この撥水性接着剤8は各ノ
ズルによって前記面材シート4Sにおける前記サニタ
リー用品1の周縁部となる予定の部分に塗布されるが、
詳細は後述する。なお、撥水性を有する撥水性接着剤8
は撥水性ホットメルトなどの接着剤であればとくに制限
なく用いうる。さらになお、撥水性接着剤塗布部20
は、図ではノズルによって撥水性接着剤8を表面材シー
ト4Sに貼着しているが、転写ロールによって撥水性接
着剤8を表面材シート4Sに貼着してもよい。5R,5
Rは吸収体の原反ロールであり、いずれも公知の接合部
9bを経由してカッティング部30に供給されるように
なっている。6R,6Rは裏面材の原反ロールであり、
いずれも公知の接合部9cを経由して、接着剤塗布部4
0を通って重合部50に供給されるようになっている。
接着剤塗布部40は、接着剤を裏面材シート6Sに塗
布するものである。
【0008】図2および図3に示すように、本実施形態
のサニタリー用品の多列式製造装置10では、まず表面
材の原反ロール4Rから繰り出された表面材シート4S
に前記撥水性接着剤8を塗布する撥水性接着剤塗布工程
20Pが行われる。一方では、吸収体の原反ロール5R
から繰り出された吸収体シート5Sから吸収体5を型抜
きするカッティング工程30P、および面材の原反ロ
ール6Rから繰り出された面材シート6Sに接着剤
を塗布する接着剤塗布工程40Pがそれぞれ行われる。
そして、重合工程50Pで前記吸収体5は、裏面材シー
ト6S上の接着剤の上に重ね合わされる。そして、裏
面材シート6Sおよび前記表面シート4Sは吸収体5
を挟んだ状態で、送りベルト59によって送られ、プレ
ス工程60Pで位置がズレないように上下から圧着され
る。ついで、吸収体5の周囲における裏面材シート6S
および表面材シート4Sは熱シール工程70Pによって
熱シールされ、送りベルト79によって送られる。最後
に、表面材シート4Sと吸収体5と裏面材シート6Sと
が積層されたシートは、用品カッティング工程80Pで
型抜きされ、サニタリー用品1となる。
【0009】図4はカッティング部30と重合部50と
の側面図、図5はカッティング部30の拡大斜視図、図
6はダイカットロール32の断面図である。図4および
図5に示すように、カッティング部30はアンビルロー
ル31とダイカットロール32を対向して配置したもの
であり、それらの間に吸収体シート5Sが送り込まれ
る。このカッティング部30の詳細は後述する。重合部
50は、カッティング部30の前記ダイカットロール3
2に対向して送りロール51が配置されており、この送
りロール51に対向して押えテーブル52が配置された
ものである。押えテーブル52の上面には裏面材シート
6Sが送られており、裏面材シート6S上に吸収体5が
順次重合される。40は接着剤塗布部であり、公知のノ
ズルで構成されており、裏面材シート6Sに等間隔で接
着剤9を塗布するものである。本実施形態においては、
前記送りロール51の直径をダイカットロール32の直
径より大とすることにより、その周速をダイカットロー
ル32の周速よりも大としているが、その理由は後述す
る。
【0010】図5に示すように、ダイカットロール32
のロール表面には、サニタリー用品形のカッターブレー
ド33が形成され、このカッターブレード33は円周方
向において、できるだけ間隔dを詰めて形成される。し
かも、このカッターブレード33はダイカットロール3
2のロール周面上にロールの幅方向に複数列で、(図で
は2列で)並べて取り付けられている。そして、カッタ
ーブレード33で囲まれた部分のロール表面には、多数
の吸引孔34が形成されている。
【0011】再び図4において、θ1はダイカットロー
ル32の吸引領域であり、吸収体5が吸収体シート5S
からカットされてから送りロール51に受け渡されるま
での回転角に相当している。θ2は送りロール51の吸
引領域であり、吸収体5が送りロール51に受け渡され
てから押えテーブル52に押し付けられるまでの回転角
に相当している。この各吸引領域θ1,θ2の間に負圧
を作用させる機構が、それぞれ後述の第1・第2吸引機
構である。
【0012】なお、ダイカットロール32におけるカッ
ターブレード33の列数Nは、2列だけでなく、複数列
であればとくに限定されないが、多ければ多いほど、一
定時間内に多くのサニタリー用品1を製造することがで
きるので、大量生産を行うのに好適である。もちろん、
前記吸収体シート5Sの幅は、ダイカットロール32の
幅に応じて決めればよく、前記ダイカットロール32に
おけるカッタブレード32の列数Nが多ければ、吸収体
5Sの幅を広くし、前記列数Nが少なければ、吸収体シ
ート5Sの幅を狭くすればよい。さらになお、カッター
ブレード33にスポンジ35を入れると、つぎの理由に
より好適である。図6に示すように、カッターブレード
33で囲まれた部分にスポンジ35が入れられており、
このスポンジ35にも吸引孔34が形成されている。こ
のスポンジ35が入れられた場合、つぎの利点がある。
図5に示すアンビルロール31とダイカットロール32
の間に、吸収体シート5Sが送り込まれると、吸収体シ
ート5Sから吸収体5がカットされるのであるが、その
カットされたとき、吸収体5がカッターブレード33内
に嵌まろうとしても、スポンジ35が押し返すので、カ
ッターブレード33内に嵌まり込んで取り出せなくなる
ことはない。また逆に、吸引されている間は、スポンジ
35の吸引孔34を介して負圧が作用するので、しっか
り吸引され、途中で落下するといった不都合は生じない
のである。
【0013】つぎに、第1・第2吸引機構を説明する
が、両者は実質同様なので、図7〜8の重合加工部50
の送りロール51に適用した第2吸引機構を、まず説明
する。送りロール51の表面には多数の吸引孔54を形
成し、送りロール51内で各吸引孔54に連通するダク
ト55を形成し、このダクト55を送りロール51の一
方の側壁に開口しておく。このダクト55の開口側の側
壁に密着させて固定板56を取付け、固定板56にはダ
クト57を形成し、このダクト57に真空ポンプ58を
接続しておく。ダクト57は円周方向に長く形成され、
前記吸引領域θ2に対応した角度範囲に形成されてい
る。かかる構成により、重合加工部50の送りロール5
1は回転しながら、角度領域θ2の範囲内のみで吸引作
用を行い、角度領域θ2以外では、大気圧に戻り負圧は
作用しないことになる。なお、ダイカットロール32に
おける第1吸引機構も、この第2吸引機構と実質同様の
構成であり、吸引孔34がカッターブレード33で囲ま
れた領域に形成されている点でのみ相違するにすぎな
い。さらになお、重合加工部50の送りロール51の幅
は、前記ダイカットロール32の幅に応じて決めればよ
い。
【0014】上記の構成により、カッティング部30お
よび重合部50は以下のように動作する。図9はカッテ
ィング部30と重合部50との作用説明図であって、
(A)は吸収体シート5Sの平面図、(B)は裏面材シ
ート6Sの平面図である。図4および図9に示すよう
に、吸収体シート5Sはカッティング部30のアンビル
ロール31とダイカットロール32の間に送り込まれ、
ここで、吸収体シート5Sから吸収体5が吸収体シート
5Sにおける幅方向に多列で型抜きされる。このとき、
図9(A)に示すように、吸収体5同士の間隔d1は図
5に示すカッターブレード33間の間隔dと同一であ
り、ごくわずかな間隔に詰められているので、吸収体シ
ート5Sの材料を無駄にしないので好適である。カット
された吸収体5は図4に示すようにダイカットロール3
2の回転につれて、回転角θ1の領域を負圧で吸引され
て送られ、重合加工部50の送りロール51に接する
と、ダイカットロール32側の負圧はなくなり、送りロ
ール51の負圧吸引によって送りロール51に受け渡さ
れる。ここから送りロール51によって吸収体5が送ら
れるのであるが、送りロール51の周速はダイカットロ
ール32の周速より大きいので、受け渡しのたびに、隣
接する吸収体5同士の間隔d2は広げられる。そして、
広げられた間隔d2を保ったまま、送りロール51が回
転角θ2だけ回転すると、吸収体5は押えテーブル52
に向き合うところまで送られ、押えテーブル52上を送
られている裏面材シート6Sに押し付けられる。この裏
面材シート6Sは前工程で接着剤塗布部40のノズルに
より、接着剤9が塗布されている。したがって、吸収体
5は押えテーブル52上で裏面材シート6S上に押しつ
けられるたびに、図9(B)に示すように、各列の吸収
体5は接着剤を介して裏面材シート6S上にこの裏面材
シート6Sの幅方向に多列で接着される。
【0015】ついで、再び図2に示すように表面材シー
ト4Sおよび裏面材シート6Sは多列の吸収体5を挟ん
だまま、送りベルト59を経由して、プレス部60に送
られる。プレス部60は後述する熱シール部70で熱シ
ールされる予定の部分の位置ズレを防止するために設け
られている。このプレス部60は一対の平ロールから構
成されており、多列の吸収体5を挟んだままの表面材シ
ート4Sおよび裏面材シート6Sを前記一対の平ロール
間に挟んで圧着するものである。そして、吸収体5がズ
レないように圧着された表面材シート4Sおよび裏面材
シート6Sは多列の吸収体5を挾んだまま、熱シール部
70に送られる。
【0016】図10は熱シール部70の熱シールロール
71の概略斜視図である。同図に示すように、熱シール
部70は、一対の熱シールロール71から構成されてお
り、この熱シールロール71、71間に、多列の吸収体
5を挟んだままの表面材シート4Sおよび裏面材シート
6Sが、挟まれて熱シールされる。この一対の熱シール
ロール71は、それぞれロール幅方向に多列で、ロール
周面方向に等間隔にサニタリー用品形の非加熱部73が
設けられている。この非加熱部73は吸収体5よりも一
回り大きく形成された凹部であって、吸収体5が後述す
る加熱部72によって、熱劣化しないようになってい
る。前記一対の熱シールロール71のロール周面部にお
ける非加熱部73を除いた部分は加熱部72となってお
り、表面材シート4Sと裏面材シート6Sとを溶解させ
て、熱シールするためのものである。なお、熱シールロ
ール71のロール幅は、送られてくる表面材シート4S
や裏面材シート6Sの幅に応じて決めればよい
【0017】上記のごとき構成によって、一対の熱シー
ルロール71は以下のように表面材シート4Sと裏面材
シート6Sとを熱シールすることができる。熱シール部
70の前記一対の熱シールロール71が回転すると、そ
れぞれの熱シールロール71の加熱部72と非加熱部7
3が交互に重なり合う。加熱部72が重なり合っている
時には、面材シート4Sおよび裏面材シート6Sにお
ける各列の吸収体5の周囲部分を溶解させて、面材シ
ート4Sと裏面材シート6Sとを熱シールすることがで
きる。また、非加熱部73が重なり合っているときに
は、各列の吸収体5が非加熱部73の凹部に位置するの
で、各列の吸収体5は熱シールロール71の加熱部7
2、72間に挾まれたり熱劣化したりしない。熱シール
部70の前記一対の熱シールロール71を回転させるた
びに、加熱部72と非加熱部73とがそれぞれ交互に重
なり合い、前記の作用が繰り返し行なわれる。このた
め、次々に表面材シート4Sと裏面材シート6Sとが熱
シールされていく。
【0018】図11は、熱シールロール71を通過した
後の表面材シート4Sの平面図である。もちろん、吸収
体5は表面材シート4Sの幅方向に多列で配置されてい
るが、それぞれの吸収体5は互いに実質同一のものなの
で、一つの吸収体5の周囲部分についてのみ図示するに
とどめる。同図におけるハッチング部分は熱シールされ
たことを示しており、ハッチングされていない部分は熱
シールされていないことを示している。73tは加熱領
域と非加熱領域との境界線であって、この境界線73t
は前記熱シールロール71の非加熱部73の外形と同形
となっている。この境界線73tの内側に吸収体5が位
置しているので、吸収体5は熱劣化されていない。境界
線73tの外側のハッチング部分は、表面材シート4S
と図示しない裏面材シート6Sとが熱シールロール71
の加熱部72に挟まれて熱シールされた部分である。8
3tは、後述する用品カッティング部80のダイカット
ロール82上のカッターブレード83がカットする予定
の線であるが、詳細は後述する。
【0019】図12は用品カッティング部80の概略斜
視図である。同図に示すように、用品カッティング部8
0はアンビルロール81とダイカットロール82と送り
ロール85とが、その順で対向して配設されたものであ
る。この用品カッティング部80におけるアンビルロー
ル81、ダイカットロール82および送りロール85
は、それぞれ前記カッティング部30におけるアンビル
ロール31、ダイカットロール32、および重合部50
の送りロール51と実質同様のものである。ただし、用
品カッティング部80のダイカットロール82の表面に
は、前記熱シール部70の熱シールロール71の非加熱
部73よりも一回り大きな形状のカッターブレード83
が、ダイカットロール82のロール周面にロール幅方向
に多列で形成されている。そして、前記図2に示すよう
に、多列の吸収体5を挟んだままの表面材シート4Sお
よび裏面材シート6Sは、アンビルロール81、ダイカ
ットロール82、送りロール85の各ロール間を側面視
Sの字状に送られる。86は吸引孔である。なお、アン
ビルロール81、ダイカットロール82および送りロー
ル85のロール幅は、送られてくる表面材シート4Sや
裏面材シート6Sの幅に応じて決めればよい。
【0020】上記のごとき構成によって、用品カッティ
ング部80は以下のように、多列の吸収体5を挟んだま
まの表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sからサニ
タリー用品1を型抜くことができる。多列の吸収体5を
挟んだままの表面材シート4Sおよび裏面材シート6S
は、アンビルロール81とダイカットロール82との間
に送られ、アンビルロール81とダイカットロール82
のカッターブレード83とに挟まれてサニタリー用品1
が多列で型抜かれる。カットされた多列のサニタリー用
品1はダイカットロール82の回転につれて、図示しな
い吸引領域を負圧で吸引されて送られ、送りロール85
に接すると、ダイカットロール82側の負圧はなくな
り、送りロール85の負圧吸引によって送りロール85
に受け渡される。ここから送りロール85によってそれ
ぞれの列のサニタリー用品1が送られる。そして、送り
ロール85がさらに回転すると、図示しないローラに向
き合うところまで送られ、ローラで送られている後述す
る多列の包装フィルムシート2Sに押し付けられる。こ
の包装フィルムシート2Sによってサニタリー用品1は
包装されるが、詳細は後述する。
【0021】上記のごとき構成によって、サニタリー用
品の多列式製造装置10は以下のように動作し、サニタ
リー用品1を製造する。まず、表面材の原反ロール4R
から繰り出された表面材シート4Sは、撥水性接着剤塗
布部20によって撥水性接着剤8を塗布される。この撥
水性接着剤8の塗布領域は、図13に示すように表面材
シート4Sの打ち抜き形状の内周縁部分である。一方で
は、吸収体の原反ロール5Rから繰り出された吸収体シ
ート5Sは、カッティング部30によって吸収体5を型
抜きされる。さらに一方では、裏面材の原反ロール6R
から繰り出された裏面材シート6Sは、接着剤塗布部4
0によって接着剤9が塗布される。前記吸収体シート5
Sはカッティング部30のアンビルロール31とダイカ
ットロール32の間に送り込まれ、ここで、吸収体シー
ト5Sからこの吸収体シート5Sにおける幅方向に多列
で吸収体5が型抜きされる。カットされた多列の吸収体
5はダイカットロール32の回転につれて、回転角θ1
の領域を負圧で吸引されて送られ、重合部50の送りロ
ール51に接すると、ダイカットロール32側の負圧は
なくなり、送りロール51の負圧吸引によって送りロー
ル51に受け渡される。ここから送りロール51によっ
て多列で吸収体5が送られるのであるが、送りロール5
1の周速はダイカットロール32の周速より大きいの
で、受け渡しのたびに、ロール周方向に隣接する吸収体
5同士の間隔d2は広げられる。そして、広げられた間
隔d2を保ったまま、送りロール51が回転角θ2だけ
回転すると、各列の吸収体5は押えテーブル52に向き
合うところまで送られ、押えテーブル52上を送られて
いる裏面材シート6Sに押し付けられる。この裏面材シ
ート6Sは前工程で接着材塗布部40のノズルにより、
接着剤9が塗布されている。したがって、各列の吸収体
5は押えテーブル52上で裏面材シート6S上に押しつ
けられるたびに、吸収体5は接着剤9を介して裏面材シ
ート6S上に多列で接着されることになる。
【0022】表面材シート4Sおよび裏面材シート6S
は多列の吸収体5を挟んだまま、送りベルト59を通っ
てプレス部60に送られ、このプレス部60で位置がズ
レないように圧着される。この表面材シート4Sおよび
裏面材シート6Sは、多列の吸収体5を挟んだまま、熱
シール部70の前記一対の熱シールロール71、71間
に送られる。熱シールロール71の加熱部72が重なり
合っている時には、面材シート4Sおよび裏面材シー
ト6Sにおける多列の吸収体5の周囲部分を溶解させ
て、面材シート4Sと裏面材シート6Sとを熱シール
することができる。そして、表面材シート4Sおよび裏
面材シート6Sは、多列の吸収体5を挟んだまま、送り
ベルト79を通って用品カッティング部80に送られ
る。多列の吸収体5を挟んだままの表面材シート4Sお
よび裏面材シート6Sは、アンビルロール81とダイカ
ットロール82との間に送られ、アンビルロール81と
ダイカットロール82のカッターブレード83とに挟ま
れて多列でサニタリー用品1が型抜かれる。カットされ
た多列のサニタリー用品1はダイカットロール82の回
転につれて、吸引領域を負圧で吸引されて送られ、送り
ロール85に接すると、用品カットロール82側の負圧
はなくなり、送りロール85の負圧吸引によって送りロ
ール85に受け渡される。ここから送りロール85によ
って多列のサニタリー用品1が後述するサニタリー用品
の多列式包装装置90に送られる。上記のごとく、多列
でサニタリー用品を大量生産することができ、ラインを
増設する必要がないので、設備費を抑えることができ
る。また、ラインを増設しないので作業員を増員する必
要がなく人件費をも抑えることができる。したがって、
低コストで大量にサニタリー用品を製造することができ
るという効果を奏する。
【0023】図13はサニタリー用品1の単体図であっ
て、(A)の中央線より左部分は平面図で、中央線より
右部分は表面材4を除いた平面図、(B)は(A)のB
−B線断面図である。ところで、市販されているサニタ
リー用品には、そのサニタリー用品の周縁部に立体ギャ
ザーが形成されているものがあり、この立体ギャザーは
下り物や経血などの液体がサニタリー用品から横漏れす
るのを防止するためのものである。
【0024】さて、図13(A)に示すように、本実施
形態のサニタリー用品の多列式製造装置10によって製
造されたサニタリー用品1は、周縁部に前記撥水性を有
する撥水性接着剤8が塗布されている。撥水性を有する
撥水性接着剤8は表面材シート4Sと裏面材6とを接着
し、吸収体5が表面材シート4Sと裏面材シート6Sと
の間から抜け出るのを防止している。しかも、図13
(B)に示すように、撥水性接着剤8はサニタリー用品
1の周縁部全面に塗布され、かつ撥水性を有しているの
で、下り物や経血などのサニタリー用品1から横漏れや
縦漏れするのを防止することができる。すなわち、サニ
タリー用品1の周縁部に立体ギャザーがなくとも、撥水
性を有する撥水性接着剤8を塗布しておけば、下り物な
どの液体がサニタリー用品1から横漏れや縦漏れするの
を防止することができるという効果を奏する。
【0025】つぎに、サニタリー用品の多列式製造装置
の他の実施形態を説明する。図14はサニタリー用品1
の製造方法の他の例のフローチャートである。同図に示
すように、この製造方法には裏面材シート4Sに撥水性
を有する撥水性接着剤8を塗布する撥水性接着剤塗布工
程20Pがない。したがって、撥水性接着剤塗布工程2
0Pを行なわないので、撥水性接着剤塗布部20が設け
られていない。その余の構成は前記サニタリー用品の多
列式製造装置10と実質同一であるので、その構造の詳
細な説明を省略する。この場合であっても、多列でサニ
タリー用品を大量生産することができ、ラインを増設す
る必要がないので、設備費を抑えることができる。ま
た、ラインを増設しないので作業員を増員する必要がな
いので人件費をも抑えることができる。したがって、低
コストで大量にサニタリー用品を製造することができる
という効果を奏する。
【0026】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
90を説明する。図15はサニタリー用品1の多列式包
装装置90の概略側面図、図16はサニタリー用品1の
包装方法のフローチャートである。図15に示すよう
に、本実施形態のサニタリー用品の多列式包装装置90
は、フィルム裁断部100、ズレ防止用接着剤塗布部1
10、重合部120、折り畳み部130、仮接着部14
0、フィルム溶解部150、冷却接着部160、切断部
170が設けられている。図16に示すように、包装フ
ィルムの原反ロール2Rから繰り出された一続きの原反
シート2Tはフィルム裁断工程100Pで原反シート2
Tの幅方向に多列で切断され、多列の包装フィルムシー
ト2Sとなる。各列の包装フィルムシート2Sは、ズレ
防止用接着剤塗布工程110Pで接着剤を塗布され、重
合工程120Pでこの接着剤の上にサニタリー用品1が
重ね合わされる。そして、折り畳み工程130P、仮接
着工程140P、フィルム溶解工程150P、冷却接着
工程160P、切断工程170Pの順で加工され、前記
サニタリー用品の多列式製造装置10から多列で送られ
るサニタリー用品1を包装フィルム2によって包装す
る。再び図15に示すように、115、116はベルト
コンベアで、包装フィルムシート2Sを挟んで搬送する
ものである。9dは接合部で、前記接合部9a、9b、
9cと同様の機能を有しており、いずれか一方の包装フ
ィルムの原反ロール2Rが全量繰り出されたとき、その
尾端に残りの包装フィルムの原反ロール2Rの先端を接
続する装置である。被包装体であるサニタリー用品1
は、パンティライナーや生理用ナプキン、お産用ナプキ
ンなどの種々のものを包含する概念である。包装フィル
ムの原反ロール2Rは、ポリエチレンやポリオレフィ
ン、塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムを用い、
その片面にシリコンをコーティングした包装フィルムシ
ート2Sが巻き取られたものである。
【0027】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
90の各部100〜170を図17〜24に基づき詳細
に説明する。図17はフィルム裁断部100の説明図で
あって、(A)は側面図、(B)は平面図である。図1
7(A)、(B)に示すように、フィルム裁断部100
は、包装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された原
反シート2Tを、この原反シート2Tの幅方向に多列で
裁断し、多列の包装フィルムシート2Sとするものであ
る。フィルム裁断部100は、フィルムカッター101
であって、フィルムカッター101が原反シート2Tの
進行方向と逆向きに刃先を向けて配設されたものであ
る。包装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された原
反シート2Tが走行すると、この原反シート2Tはフィ
ルム裁断部100のフィルムカッター101によって幅
方向に多列で裁断され、多列の包装フィルムシート2S
となる。なお、原反シート2Tの裁断数は、サニタリー
用品の前記多列式製造装置10におけるサニタリー用品
1の列数と同数にすればよい。つまり、多列式製造装置
がN列でサニタリー用品を製造するならば、フィルム裁
断部100において原反シート2TをN本に裁断しN列
の包装フィルムシート2Sとすればよい。したがって、
この場合には、(N−1)本のフィルムカッター101
を原反シート2Tの幅方向に並べて配設しておけばよ
い。
【0028】図18はズレ防止用接着剤塗布部110お
よび折り畳み部130の概略斜視図である。図15およ
び図18に示すように、ズレ防止用接着剤塗布部110
は公知のノズル111で構成されており、このズレ防止
用接着剤塗布部110は多列の包装フィルムシート2S
上に、それぞれの列の包装フィルムシート2Sの長手方
向に等間隔で接着剤3を塗布するものである。したがっ
て、複数のノズル111をそれぞれの列の包装フィルム
シート2Sの対応して設置しておけばよい。このズレ防
止用接着剤塗布部110と次の重合部120との間に、
前記多列式製造装置10の用品カッティング部80が位
置している。よって、包装フィルムシート2S上の接着
剤3上にサニタリー用品1が載せられるようになってい
る。前記重合部120は前記多列式製造装置10におけ
る用品カッティング部80の送りロール85に対向して
配置したローラ121からなり、送りロール85の吸引
作用が解放されたサニタリー用品1を、各列の包装フィ
ルムシート2Sの上の接着剤3の上に圧縮して接着する
ものである。したがって、多列式製造装置10によって
製造されたサニタリー用品1は、多列のまま多列式包装
装置90の重合部120で各列の包装フィルムシート2
Sに重ね接合される。
【0029】折り畳み部130には、回転自在な三つ折
りホールドロール131、セーラー132およびノズル
135がそれぞれ多列で設けられている。この三つ折り
ホールドロール131は、ロール幅が各列の包装フィル
ムシート2Sの幅より小さく、各列の包装フィルムシー
ト2Sの走行方向における中央部分を上から押さえ付
け、各列の包装フィルムシート2Sを幅方向断面視凹状
に撓ませる位置に垂直面内で回転自在に設けられてい
る。このため、各列の包装フィルムシート2Sにおい
て、サニタリー用品1を内側にして、その列の包装フィ
ルムシート2Sをサニタリー用品1とともにその包装フ
ィルムシート2Sの長手方向に沿って三つ折りに型付け
することができる。セーラー132は、公知の装置で、
前記三つ折りホールドロール131によって三つ折りに
型付けされた包装フィルムシート2Sをこの型付けに沿
って折り畳むものである。ノズル135は、走行方向に
沿って三つ折りに折られつつある包装フィルムシート2
Sの長手方向に沿う辺縁部に、接着剤を線状に塗布する
ものである。この接着剤は包装フィルムシート2Sを介
してサニタリー用品1に転写され、サニタリー用品1の
ズレ防止の役割を果たすものである。なお、三つ折りホ
ールドロール131、セーラー132およびノズル13
5の列数はサニタリー用品の多列式製造装置10におけ
る列数Nと同数にすればよい。
【0030】図19は仮接着部140の概略斜視図であ
る。同図に示すように、仮接着部140は上下一対の熱
シールロール141がロール間に前記多列で走行する全
列の包装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在に設
けられており、この熱シールロール141は、ロールの
軸方向に延びた台形状の加熱部143がロール周面にお
いて円周方向に等間隔に設けられている。この加熱部1
43には熱を発生させる熱芯144が内蔵されているの
で、加熱部143が高温となる。ところで、各列の包装
フィルムシート2S上の隣接するサニタリー用品1の間
の部分は間隙部分7であり、この間隙部分7は後述する
切断部170によって包装フィルムシート2Sの幅方向
に沿って切断される部分である。
【0031】この構成により、仮接着部140は以下に
示すように動作する。それぞれの列の包装フィルムシー
ト2Sで折り畳まれたサニタリー用品1が前記一対の熱
シールロール141間に位置しているときには、前記一
対の熱シールロール141の加熱部143は接触してい
ない。このため、どの列のサニタリー用品1であって
も、加熱部143によって押さえ付けられたり、加熱部
143の熱によって劣化することはなく、前記一対の熱
シールロール141、141間を通過する。それぞれの
列の包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7が、前
記一対の熱シールロール141、141間に位置してい
るときには、前記一対の熱シールロール141の加熱部
143がその包装フィルムシート2Sの間隙部分7を挟
む。このため、前記一対の熱シールロール141のそれ
ぞれの加熱部143の熱によって、それぞれの列の包装
フィルムシート2Sの間隙部分7を溶かしながら押し付
けて仮接着する。したがって、この仮接着部140は、
全ての列の包装フィルムシート2S上の隣接するサニタ
リー用品1の間の間隙部分7を仮接着することができる
ので、三つ折りされた全ての列の包装フィルムシート2
Sの位置ズレを防止できるという効果を奏する。なお、
各熱シールロール141のロール幅は送られてくる包装
フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応じて決め
ればよい。
【0032】図20はフィルム溶解部150の概略斜視
分解図である。同図に示すように、フィルム溶解部15
0は、前記仮接着された全ての列の包装フィルムシート
2Sを挟む位置に上下一対のフィルム溶解機構が設けら
れており、このフィルム溶解機構によってそれぞれの列
の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解させるも
のである。説明のため図中ではフィルム溶解機構は離れ
て示されているが、前記一対のフィルム溶解機構は包装
フィルムシート2Sに接近して設けられているものであ
る。上下それぞれのフィルム溶解機構は前後一対のロー
ル151が回転自在に対向させて並設されており、この
前後一対のロール151、151の間にはメッシュベル
ト153が巻き掛けられている。このメッシュベルト1
53は、前記ロール151を回転させると、包装フィル
ムシート2Sに同調しながら包装フィルムシート2Sの
走行方向に走行するものである。もちろん、それぞれの
列の包装フィルムシート2Sは全て同調して走行してい
る。
【0033】このメッシュベルト153はステンレスな
どの熱伝導性のベルトに、このメッシュベルト153の
走行方向において交互にシリコンゴムや石綿などの断熱
性を有する断熱材を貼り合わせたものである。この断熱
材の貼付された面が熱遮断部154であり、この熱遮断
部154は後述するホットプレート155の熱を遮断す
る。他方、メッシュベルト153における熱遮断部15
4を除いた面は熱透過部156であり、この熱透過部1
56は後述するホットプレート155の熱を透過する。
メッシュベルト153は、ステンレスだけでなく鉄など
の熱伝導性・耐熱性を有するものであれば、特に限定な
く採択しうる。また、メッシュベルト153の熱遮断部
154を構成する材料としては、シリコンゴムや石綿だ
けでなくカーボン繊維やガラス繊維などの断熱性を有す
るものであれば、とくに限定なく採択しうる。なお、メ
ッシュベルト153のベルト幅は、送られてくる包装フ
ィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応じて決めれ
ばよい。
【0034】前記一対のロール151間には、熱を発生
させるホットプレート155が配設されており、このホ
ットプレート155から発せられる熱によってそれぞれ
の列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7は溶解す
る。ホットプレート155は、真鍮、銅、鉄やアルミニ
ウムなどの金属製のヒータが内蔵されており、通電され
るとその金属の電気抵抗によって熱を発生させるもので
あり、電流の大きさを調整することによって熱の温度を
調整できる。
【0035】このフィルム溶解部150の全てのロール
151を回転させると、メッシュベルト153が全ての
列の包装フィルムシート2Sと同一方向かつ同調しなが
ら走行する。このため、ホットプレート155の熱はメ
ッシュベルト153の熱透過部156を透過し、この熱
はそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7
を常に溶解させる。他方、ホットプレート155の熱は
メッシュベルト153の熱遮断部154によって遮断さ
れるので、その列の包装フィルムシート2S上で折り畳
まれたサニタリー用品1は全て熱されることなく、劣化
しない。つまり、フィルム溶解部150は、サニタリー
用品1を劣化させずに、全ての列の包装フィルムシート
2Sにおいて各列の包装フィルムシート2S上の隣接す
るサニタリー用品1の間の間隙部分7のみを溶解できる
という効果を奏する。
【0036】図21は冷却接着部160の概略斜視図で
ある。図21に示すように、冷却接着部160は上下一
対の冷却シールエンボスロール161、161がロール
間に前記包装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在
に設けられており、この冷却シールエンボスロール16
1、161はそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの
走行速度と同調して回転するものである。もちろん、そ
れぞれの列の包装フィルムシート2Sは全て同調して走
行している。この冷却シールエンボスロール161は、
ロールの軸方向に延びた台形状の冷却部163がロール
周面において円周方向に等間隔に取り付けられている。
この冷却シールエンボスロール161の冷却部163
は、前記仮接着部140の熱シールロール141と異な
り、熱を発生させるものではなくそれぞれの列の包装フ
ィルムシート2Sの間隙部分7を冷却するためのもので
ある。それぞれの冷却シールエンボスロール161は円
筒状で、ロール軸部は中空に形成されており、この中空
部の両端にはホース164が連結されており、このホー
ス164には冷却水が流されている。この冷却水によっ
て、冷却部163を常に冷却することができる。165
はロータリコネクタで、ホース164の捻りを防止する
ものである。なお、冷却シールエンボスロール161の
冷却方法は、上記のごとく水冷によるものだけでなく、
電気やポンプによって冷却するものでもよく種々の装置
を採択しうるが、水冷によるものは安価なので好適であ
る。さらになお、冷却シールエンボルロール161のロ
ール幅は、送られてくる包装フィルムシート2Sの幅お
よびその列数Nに応じて決めればよい。
【0037】この構成により、冷却接着部160は以下
に示すように動作する。図21に示すように、それぞれ
の列の包装フィルムシート2S上のサニタリー用品1が
前記一対の冷却シールエンボスロール161、161間
に位置しているときには、前記一対の冷却シールエンボ
スロール161の冷却部163は接触しない。このた
め、冷却部163によって押さえ付けられることはな
く、冷却シールエンボスロール161、161間を通過
する。それぞれの列の包装フィルムシート2Sにおける
間隙部分7が両冷却シールエンボスロール161、16
1間に位置しているときには、前記一対の冷却シールエ
ンボスロール161の冷却部163がそれぞれの列の包
装フィルムシート2Sの間隙部分7を挟む。このため、
それぞれの冷却シールエンボスロール161の冷却部1
63、163によって、それぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sの溶けた間隙部分7を冷却し固化しながら押し
付けて冷却接着する。したがって、冷却接着部160
は、全ての列の包装フィルムシート2S上の隣接するサ
ニタリー用品1の間の溶解した間隙部分7を冷却させて
固化させるので、全ての列の包装フィルムシート2Sの
三つ折りが開くのを防止するとともに、サニタリー用品
1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包
装し封じ込めることができるという効果を奏する。
【0038】切断部170には、図示しないが、上下一
対のロータリカッターが回転自在に設けられており、こ
のロータリカッターのロール周面には刃が取り付けられ
ている。ロータリカッターは両ロールが回転してそれぞ
れの刃が合わさると、それぞれの列の包装フィルムシー
ト2Sにおける間隙部分7を、その包装フィルムシート
2Sの幅方向に沿ってその列の包装フィルムシート2S
を切断するものである。なお、切断部70のロータリー
カッターのロール幅は、送られてくる包装フィルムシー
ト2S幅およびその列数Nに応じて決めればよい。
【0039】上記のごとき構成によって、サニタリー用
品の多列式包装装置90は以下のように動作し、サニタ
リー用品1を包装フィルムシート2Sによって包装し、
サニタリー製品Aを製造する。図22は本実施形態のサ
ニタリー用品の多列式製造装置90の動作説明図であ
る。図16および図22の区間100Eに示すように多
列裁断工程100Pにおいて、包装フィルムロール2R
から繰り出された一続きの原反シート2Tはこの原反シ
ート2Tの幅方向に多列で裁断され多列の包装フィルム
シート2Sとなる。つぎに、図16および図22の区間
110Eに示すように接着剤塗布工程110Pにおい
て、多列で走行する包装フィルムシート2Sのそれぞれ
のシリコンの上に、ズレ防止用接着剤塗布部110のノ
ズルによってそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの
長手方向に等間隔で接着剤3が塗布される。つぎに、図
16および図22の区間120Eに示すように重合工程
120Pにおいて、重合部120によって、多列で走行
する包装フィルムシート2Sのそれぞれの上の接着剤3
の上にサニタリー用品1が重ね合わされる。つぎに、図
16および図22の区間130Eに示すように折り畳み
工程130Pにおいて、折り畳み部130の三つ折りホ
ールドロール131によって、サニタリー用品1を内側
にして、多列で走行する包装フィルムシート2Sはそれ
ぞれサニタリー用品1とともにその包装フィルムシート
2Sの長手方向に沿って三つ折りに型付けされる。つい
で、折り畳み部130のセーラー132によって三つ折
りされ、ノズル135によって各列の包装フィルムシー
ト2Sの長手方向に沿う辺縁部に接着剤が塗布され、多
列で走行する包装フィルムシート2Sを型付けに沿って
折り畳む。
【0040】図16および図22の区間140Eに示す
ように、仮接着工程140Pにおいて、多列で走行する
包装フィルムシート2Sの間隙部分7を前記一対の熱シ
ールロール141の加熱部143、143間で挟み、こ
の加熱部143の熱によって、それぞれの列の包装フィ
ルムシート2Sにおける間隙部分7のみを溶かしながら
押し付けて仮接着する。どの列の包装フィルムシート2
Sであってもその列の包装フィルムシート2S上のサニ
タリー用品1は加熱部143に押し付けられないので、
サニタリー用品1は劣化しない。したがって、包装フィ
ルムシート2Sにシリコンコーティングされていても、
前記三つ折りされた全ての列の包装フィルムシート2S
のズレを防止できる。
【0041】そして、図16および図22の区間150
Eに示すようにフィルム溶解工程150Pにおいて、フ
ィルム溶解部150のホットプレート155の熱はメッ
シュベルト153の熱透過部156を透過するので、多
列で走行する包装フィルムシート2Sにおける間隙部分
7は、ホットプレート155の熱によって溶解される。
他方、フィルム溶解部150のホットプレート155の
熱はメッシュベルト153の熱遮断部154によって遮
断されるので、どの列の包装フィルムシート2Sであっ
てもその列の包装フィルムシート2S上のサニタリー用
品1は、この熱によって劣化しない。つまり、どの列の
包装フィルムシート2Sであってもサニタリー用品1を
劣化させずに、全ての列の包装フィルムシート2S上の
隣接するサニタリー用品1の間の間隙部分7のみを溶解
することができる。
【0042】つぎに、図16および図22の区間160
Eに示すように冷却接着工程160Pにおいて、多列で
走行する包装フィルムシート2Sの間隙部分7を前記一
対の冷却シールエンボスロール161の冷却部163、
163間に挟むことによって、それぞれの列の包装フィ
ルムシート2Sにおける溶けた間隙部分7を冷却し固化
させながら押し付けて冷却接着する。どの列の包装フィ
ルムシート2Sであっても包装フィルムシート2S上の
サニタリー用品1は冷却シールエンボスロール161の
冷却部163に押し付けられないので、サニタリー用品
1は劣化しない。つまり、どの列の包装フィルムシート
2Sであってもその列の包装フィルムシート2S上の隣
接するサニタリー用品1の間の溶解した間隙部分7を冷
却させて固化させることができるので、全ての列の包装
フィルムシート2Sの三つ折りが開くのを防止するとと
もに、サニタリー用品1をそれぞれの列の包装フィルム
シート2Sで完全に包装し封じ込めることができる。
【0043】最後に、図16および図22の区間170
Eに示すように切断工程170Pに示すように、切断部
170のロータリカッターによって、全ての列の包装フ
ィルムシート2Sにおける間隙部分7は、その包装フィ
ルムシート2Sの幅方向に沿って切断され、各サニタリ
ー用品1はそれに対応する包装フィルム2によって包装
される。上記のごとく、多列でサニタリー用品を包装す
ることができる。したがって、前記サニタリー用品の多
列式製造装置10と同様に、ラインを増設する必要がな
いので、設備費を抑えることができる。また、ラインを
増設しないので、作業員を増員する必要がなく人件費を
も抑えることができる。したがって、低コストで、大量
にサニタリー用品1を包装してサニタリー製品Aを製造
することができる。
【0044】図23は本実施形態のサニタリー用品の多
列式包装装置90によって包装されたサニタリー製品A
の単体図であって、(A)は概略斜視図、(B)は
(A)のB−B線断面図である。サニタリー用品1は包
装フィルム2によって包装され、図23(A)、(B)
に示すようなサニタリー製品Aとなる。サニタリー用品
1は、パンティライナー、生理用ナプキンおよびお産用
ナプキンなどであり、包装フィルムシート2Sは、例え
ばポリエチレンフィルムにシリコンをコーティングした
ものであり、サニタリー用品1の外装体を構成するもの
である。前記サニタリー用品1を取り出すには、包装フ
ィルム2の一端縁2aを引っ張るだけでよく、熱シール
された両端縁の前記間隙部分7に沿って破られ、サニタ
リー用品1を包装フィルム2から剥がせば直ちに使用す
ることができる。
【0045】つぎに、サニタリー用品の多列式包装装置
の他の実施形態を説明する。図24はサニタリー用品1
の包装方法の他の例のフローチャートである。この包装
方法では図16に示す仮接着工程140P、フィルム溶
解工程150P、冷却接着工程160Pを行わず、これ
に替えて熱シール工程180Pを行う。したがって、仮
接着工程140P、フィルム溶解工程150Pおよび冷
却接着工程160Pを行わないので、このサニタリー用
品の他の例の多列式包装装置は仮接着部140、フィル
ム溶解部150および冷却接着部160が設けられてお
らず、この仮接着部140、フィルム溶解部150およ
び冷却接着部160の替わりに熱シール部180が設け
られている。この熱シールエ程180Pは、サニタリー
用品1を包装フィルムシート2Sで折り畳んだものにお
いて、隣接するサニタリー用品1の間の間隙部分7を熱
シールするものである。この熱シール工程180Pに対
応する熱シール部は、図示しないが、上下一対の熱シー
ルロールがロール間に多列で走行する各列の包装フィル
ムシート2Sを挾む位置に回転自在に設けられており、
この熱シールロールは前記包装フィルムシート2Sの走
行速度と同調するものである。この熱シールロールは、
ロールの軸方向に延びた台形台の加熱部がロール周面に
おいて円周方向に等間隔に設けられている。この加熱部
には熱を発生させる熱芯が内臓されているので、加熱部
が高温となる。その余の構成は前記サニタリー用品の多
列式製造装置90と実質同一であるので、同符号を付し
て説明を省略する。
【0046】このサニタリー用品の他の例の多列式製造
装置は以下のように動作して、サニタリー用品1を包装
フィルム2によって包装し、サニタリー製品Aを製造す
る。多列裁断工程100Pにおいて、包装フィルムロー
ル2Rから繰り出された一続きの原反シート2Tはこの
原反シート2Tの幅方向に多列で裁断され、多列の包装
フィルムシート2Sとなる。つぎに、接着剤塗布工程1
10Pにおいて、多列で走行する包装フィルムシート2
Sのそれぞれの上に、ズレ防止用接着剤塗布部110の
ノズルによってその列の包装フィルムシート2Sの長手
方向に等間隔で接着剤3が塗布される。つぎに、重合工
程120Pにおいて、重合部120の重合装置によっ
て、多列で走行する包装フィルムシート2Sのそれぞれ
の上の接着剤3の上にサニタリー用品1が重ね合わされ
る。つぎに、折り畳み工程130Pにおいて、折り畳み
部130の三つ折りホールドロール131によって、サ
ニタリー用品1を内側にして、多列で走行する包装フィ
ルムシート2Sはそれぞれサニタリー用品1とともにそ
の列の包装フィルムシート2Sの長手方向に沿って三つ
折りに型付けされる。ついで、折り畳み部130のセー
ラー132によって三つ折りに型付けされ、ノズル13
5によって各列の包装フィルムシート2Sの長手方向に
沿う辺縁部に接着剤が塗布され、多列で走行する包装フ
ィルムシート2Sを型付けに沿って折り畳む。
【0047】そして、熱シール工程180Pにおいて、
多列で走行する包装フィルムシート2Sの間隙部分7を
一対の熱シールロールで挟み、この熱シールロールの熱
によって、包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7
のみを溶かしながら押し付けて熱シールする。したがっ
て、サニタリー用品1をそれぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sで包装し封じ込めることができる。最後に、切
断工程170Pに示すように、切断部170のロータリ
カッターによって、全ての列の包装フィルムシート2S
における間隙部分7は、その列の包装フィルムシート2
Sの幅方向に沿って切断され、各サニタリー用品1はそ
れに対応する包装フィルム2によって包装される。上記
のごとく本実施形態のサニタリー製品の多列式製造設備
は、サニタリー用品を低コストで、大量に製造すること
ができ、またサニタリー用品を低コストで、大量に包装
することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、サニタリー用品を低コストで、大量に製
造することができ、サニタリー用品を低コストで、大量
に包装することができる。請求項2のサニタリー製品の
多列式製造設備によれば、サニタリー用品を低コスト
で、大量に製造することができる。請求項3のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、下り物などの液体が
横漏れや縦漏れするのを防止するサニタリー用品を作る
ことができる。請求項4のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、吸収体シートからこの吸収体シートの幅
方向に多列で、吸収体を型抜くことができる。請求項5
のサニタリー製品の多列式製造設備によれば、表面材シ
ートと裏面材シートとの間に吸収体を挟んだまま、
材シートと裏面材シートにおける吸収体の周囲部分を熱
シールすることができる。請求項6のサニタリー製品の
多列式製造設備によれば、吸収体を挟んだ表面材シート
および裏面材シートから、シートの幅方向に多列でサニ
タリー用品を型抜くことができる。請求項7のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルムを高速
に走行させても包装フィルムを確実に接着でき、製品ロ
スを減少させて高い歩留まりを維持でき、大量にサニタ
リー用品を包装することができる。請求項8のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルムを高速
に走行させても包装フィルムを確実に接着でき、製品ロ
スを減少させて高い歩留まりを維持でき、大量にサニタ
リー用品を包装することができる。請求項9のサニタリ
ー製品の多列式製造設備によれば、包装フィルム上の隣
接するサニタリー用品の間の間隙部分を仮接着すること
ができるので、シリコンコーティングされた包装フィル
ムであっても、三つ折りされた包装フィルムの位置ズレ
を防止できる。請求項10のサニタリー製品の多列式製
造設備によれば、サニタリー用品を劣化させずに、包装
フィルム上の隣接するサニタリー用品の間の間隙部分を
溶解できる。請求項11のサニタリー製品の多列式製造
設備によれば、包装フィルム上の隣接するサニタリー用
品の間の溶解した間隙部分を冷却させて固化させるの
で、包装フィルムの三つ折りが開くのを防止するととも
に、サニタリー用品を包装フィルムで完全に包装し封じ
込めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサニタリー製品の多列式製造設備の一
実施形態に係わる概略側面図である。
【図2】サニタリー用品の多列式製造装置10の側面図
である。
【図3】サニタリー用品1の製造方法のフローチャート
である。
【図4】カッティング部30と重合加工部50との側面
図である。
【図5】カッティング部30の概略斜視図である。
【図6】ダイカットロール32の断面図である。
【図7】送りロール51の概略斜視図である。
【図8】送りロール51の縦断面図である。
【図9】カッティング部30と重合部50の作用説明図
であって、(A)は吸収体シート5Sの平面図、(B)
は裏面材シート6Sの平面図である。
【図10】熱シールロール71の概略斜視図である。
【図11】熱シールロール71の作用説明図である。
【図12】用品カッティング部80の概略斜視図であ
る。
【図13】サニタリー用品1の単体図であって、(A)
は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図14】サニタリー用品1の製造方法の他の例のフロ
ーチャートである。
【図15】サニタリー用品1の多列式包装装置90の概
略側面図である。
【図16】サニタリー用品1の包装方法のフローチャー
トである。
【図17】フィルム裁断部100の説明図であって、
(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図18】折り畳み部130の概略斜視図である。
【図19】仮接着部140の概略斜視図である。
【図20】フィルム溶解部150の概略斜視図である。
【図21】冷却接着部160の概略斜視図である。
【図22】サニタリー用品の多列式包装装置90の動作
説明図である。
【図23】サニタリー用品の多列式包装装置90によっ
て包装されたサニタリー製品Aの単体図であって、
(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図であ
る。
【図24】サニタリー用品1の包装方法の他の例のフロ
ーチャートである。
【図25】サニタリー用品1の単体図であって、(A)
は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図26】サニタリー製品Aの概略斜視図である。
【符号の説明】 1 サニタリー用品 2 包装フィルム 3 接着剤 4 表面材 5 吸収体 6 裏面材 7 間隙部分 8 撥水性接着剤 A サニタリー製品 10 サニタリー用品の多列式製造装置 20 撥水性接着剤塗布部 30 カッティング部 31 アンビルロール 32 ダイカットロール 33 カッターブレード 34 吸引孔 40 接着剤塗布部 50 重合部 51 送りロール 52 押えテーブル 60 プレス部 70 熱シール部 71 熱シールロール 72 加熱部 73 非加熱部 80 用品カッティング部 81 アンビルロール 82 ダイカットロール 83 カッターブレード 85 送りロール 86 吸引孔 90 サニタリー用品の多列式包装装置 100 フィルム裁断部 110 ズレ防止用接着剤塗布部 120 重合部 130 折り畳み部 140 仮接着部 141 熱シールロール 143 加熱部 144 熱芯 150 フィルム溶解部 153 メッシュベルト 154 熱遮断部 155 ホットプレート 156 熱透過部 160 冷却接着部 161 冷却シールエンボスロール 163 冷却部 170 切断部 180 熱シール部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反ロールから繰り出された一続きの表面
    材シート、原反ロールから繰り出された一続きの吸収体
    シート、および原反ロールから繰り出された一続きの裏
    面材シートをそれぞれ走行させながら、前記吸収体シー
    トの幅方向に多列でサニタリー用品を製造するサニタリ
    ー用品の多列式製造装置と、前記各列のサニタリー用品
    を包装フィルムでそれぞれ包装するサニタリー用品の多
    列式包装装置とからなることを特徴とするサニタリー製
    品の多列式製造設備。
  2. 【請求項2】前記サニタリー用品の多列式製造装置が、
    原反ロールから繰り出された一続きの吸収体シートを、
    該吸収体シートの長手方向に等間隔で、かつ該吸収体シ
    ートの幅方向に多列で吸収体を切り抜くカッティング部
    と、原反ロールから繰り出された一続きの裏面材シート
    に、前記裏面材シートの長手方向に等間隔で、かつ前記
    裏面材シートの幅方向に多列で接着剤を塗布する接着剤
    塗布部と、前記裏面材シートの上の前記接着剤の上に、
    前記吸収体を裏面材シートの幅方向に多列で重ね合わせ
    ていく重合部と、前記裏面材シートと前記表面材シート
    とに挟み込まれ、裏面材シートの幅方向に多列で並べら
    れた吸収体を、前記表面材シートと裏面材シートととも
    に圧着するプレス部と、前記吸収体の周囲部分における
    前記表面材シートと前記吸収体の周囲部分における裏面
    材シートとを、裏面材シートの幅方向に多列で熱シール
    する熱シール部と、前記吸収体の周囲に沿って、シール
    された表面材シートと裏面材シートとを、裏面材シート
    の幅方向に多列で切り抜く用品カッティング部とからな
    ることを特徴とする請求項1記載のサニタリー製品の多
    列式製造設備。
  3. 【請求項3】原反ロールから繰り出された一続きの表面
    材シートの上に、該表面材シートの長手方向に等間隔
    で、かつ該表面材シートの幅方向に多列で撥水性接着剤
    を塗布する撥水性接着剤塗布部が設けられたことを特徴
    とする請求項2記載のサニタリー製品の多列式製造設
    備。
  4. 【請求項4】前記カッティング部が、対向して配置さ
    れ、その間を前記吸収体シートが送られるアンビルロー
    ルとダイカットロールとからなり、該ダイカットロール
    は、そのロール周面上にロールの幅方向に多列のカッタ
    ーブレードを有しており、前記重合部が、前記カッティ
    ング部のダイカットロールに対向して配置された送りロ
    ールと、該送りロールに対向して配置されており、その
    上面を吸収体が送られていく押えテーブルとからなり、
    前記カッティング部のダイカットロールは、前記アンビ
    ルロールと対向する位置から前記重合部の送りロールに
    対向する位置までの回転角領域において、そのロール表
    面にカットされた吸収体を吸引しておく第1吸引機構を
    備えており、前記重合部の送りロールは、該送りロール
    と対向する位置から前記押えテーブルに対向する位置ま
    での回転角領域において、そのロール表面にカットされ
    た吸収体を吸引しておく第2吸引機構を備えていること
    を特徴とする請求項2記載のサニタリー製品の多列式製
    造設備。
  5. 【請求項5】前記熱シール部が、対向して配置されたア
    ンビルロールと熱シールロールとからなり、該熱シール
    ロールは、そのロール周面上に、ロールの幅方向に多列
    で非加熱部を有しており、前記アンビルロールと熱シー
    ルロールの間を、前記吸収体を幅方向に多列で挟んだ表
    面材シートと裏面材シートとが前記吸収体とともに送ら
    れることを特徴とする請求項2記載のサニタリー製品の
    多列式製造設備。
  6. 【請求項6】前記用品カッティング部が、対向して配置
    されたアンビルロールとダイカットロールとからなり、
    該ダイカットロールは、そのロール周面上に、ロールの
    幅方向に多列のカッターブレードを有しており、前記吸
    収体を幅方向に多列で挟んだ表面材シートと裏面材シー
    トとが前記吸収体とともに、前記アンビルロールとダイ
    カットロールの間に送られることを特徴とする請求項2
    記載のサニタリー製品の多列式製造設備。
  7. 【請求項7】前記サニタリー用品の多列式包装装置が、
    フィルムロールから繰り出された一続きの原反シートを
    該原反シートの幅方向に沿って多列に裁断し、多列の包
    装フィルムシートとするフィルム裁断部と、裁断された
    各列の包装フィルムシート上に、各包装フィルムシート
    の長手方向に等間隔で接着剤を塗布する接着剤塗布部
    と、前記各列の包装フィルムシート上の接着剤の上に前
    記サニタリー用品を重ね合わせる重合部と、前記サニタ
    リー用品を内側にして、前記各列の包装フィルムシート
    を前記サニタリー用品とともに、その列の包装フィルム
    シートの長手方向に沿って三つ折りする折り畳み部と、
    前記各列の包装フィルムシート上の隣接する前記サニタ
    リー用品の間隙部分を前記包装フィルムシートの幅方向
    に沿って仮接着する仮接着部と、前記各列の包装フィル
    ムシートにおける前記間隙部分を熱によって溶解させる
    フィルム溶解部と、前記各列の包装フィルムシートにお
    ける溶解した前記間隙部分を冷却し、固化させる冷却接
    着部と、前記各列の包装フィルムシートにおける前記間
    隙部分を切断部とからなることを特徴とする請求項1記
    載のサニタリー製品の多列式製造設備。
  8. 【請求項8】前記サニタリー用品の多列式包装装置が、
    請求項7記載のフィルム裁断部と、接着剤塗布部と、重
    合部と、折り畳み部と、切断部と、前記各列の包装フィ
    ルムシート上の隣接する前記サニタリー用品の間隙部分
    を前記各列の包装フィルムシートの幅方向に沿って、熱
    シールする熱シール部とからなることを特徴とする請求
    項1記載のサニタリー製品の多列式製造設備。
  9. 【請求項9】前記仮接着部が、ロールの軸方向に延びた
    加熱部をロール周面において円周方向に等間隔に備えた
    回転自在な一対の熱シールロールからなり、該一対の熱
    シールロール間を三つ折りされた前記包装フィルムシー
    トが熱シールロールのロール幅方向に多列で走行し、前
    記加熱部によって前記各列の包装フィルムシートにおけ
    る前記間隙部分を仮接着することを特徴とする請求項7
    記載のサニタリー製品の多列式製造設備。
  10. 【請求項10】前記フィルム溶解部が、熱を発生させる
    ホットプレートと、該ホットプレートと前記間隙部分を
    仮接着された包装フィルムシートとの間を走行するメッ
    シュベルトとからなり、該メッシュベルトには該メッシ
    ュベルトの走行方向において交互に熱透過部と熱遮断部
    が設けられ、前記包装フィルムシートが前記メッシュベ
    ルトに同調してメッシュベルトの幅方向に多列で走行す
    ることを特徴とする請求項7記載のサニタリー製品の多
    列式製造設備。
  11. 【請求項11】前記冷却接着部が、ロールの軸方向に延
    びた冷却部をロール周面において円周方向に等間隔に備
    えた回転自在な一対の冷却シールエンボスロールからな
    り、該一対の冷却シールエンボスロール間を前記間隙部
    分が溶解された前記包装フィルムシートが前記冷却シー
    ルエンボスロールのロール幅方向に多列で走行し、前記
    冷却部によって前記各列の包装フィルムシートにおける
    前記間隙部分を固化することを特徴とする請求項7記載
    のサニタリー製品の多列式製造設備。
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