JPH09323166A - アルミニウムの接合方法 - Google Patents
アルミニウムの接合方法Info
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- JPH09323166A JPH09323166A JP8166880A JP16688096A JPH09323166A JP H09323166 A JPH09323166 A JP H09323166A JP 8166880 A JP8166880 A JP 8166880A JP 16688096 A JP16688096 A JP 16688096A JP H09323166 A JPH09323166 A JP H09323166A
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- alloy solder
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/104—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Molten Solder (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接合強度に優れ、且つ接合部の気密性の高い
アルミニウムの接合方法を提供すること。 【解決手段】 予め亜鉛合金はんだ層が付された接合面
を有する第1接合部材1と第2接合部材3とを備えると
共に、これら各接合部材1,3の少なくとも一方をアル
ミニウムにより構成し、これら各接合部材1,3の接合
面1a,3a同志を所定の隙間部7を設けて突き合わ
せ、隙間部7を亜鉛合金はんだ浴中に浸漬すると共に、
この隙間部7近傍に超音波振動を印加して溶融した亜鉛
合金はんだを充填し、両接合部材1,3を亜鉛合金はん
だ浴から引き上げて、しかる後、接合面1a,3aを均
一に加圧して接合する。
アルミニウムの接合方法を提供すること。 【解決手段】 予め亜鉛合金はんだ層が付された接合面
を有する第1接合部材1と第2接合部材3とを備えると
共に、これら各接合部材1,3の少なくとも一方をアル
ミニウムにより構成し、これら各接合部材1,3の接合
面1a,3a同志を所定の隙間部7を設けて突き合わ
せ、隙間部7を亜鉛合金はんだ浴中に浸漬すると共に、
この隙間部7近傍に超音波振動を印加して溶融した亜鉛
合金はんだを充填し、両接合部材1,3を亜鉛合金はん
だ浴から引き上げて、しかる後、接合面1a,3aを均
一に加圧して接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムの接
合方法にかかり、特に超音波振動を印加して複数の接合
部材をはんだ付けして接合するアルミニウムの接合方法
に関する。
合方法にかかり、特に超音波振動を印加して複数の接合
部材をはんだ付けして接合するアルミニウムの接合方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルミニウムの接合方法とし
ては以下のようなものがあった。即ち特開平1−100
352号公報(第1従来例)によれば、例えば、内燃機
関等に用いられるシリンダブロックの冷却水通路の開口
部に、強度向上を目的として所定形状のピース部材を溶
接固定する、という提案がなされている。また、特開平
1−147145号公報(第2従来例)では、第1従来
例と同様に所定のピース部材を冷却水通路の解放部に溶
接固定するものであるが、特に、ピース部材をシリンダ
ブロック本体より高融点のアルミ合金により構成するも
のである。更に、特開平2−105557号公報(第3
従来例)では、所定のプラグ部材(ピース部材)をシリ
ンダブロック本体より融点の低い材質で構成し、これを
シリンダブロック本体に対してアークまたはレーザーな
どの熱源により加熱して溶着するものである。
ては以下のようなものがあった。即ち特開平1−100
352号公報(第1従来例)によれば、例えば、内燃機
関等に用いられるシリンダブロックの冷却水通路の開口
部に、強度向上を目的として所定形状のピース部材を溶
接固定する、という提案がなされている。また、特開平
1−147145号公報(第2従来例)では、第1従来
例と同様に所定のピース部材を冷却水通路の解放部に溶
接固定するものであるが、特に、ピース部材をシリンダ
ブロック本体より高融点のアルミ合金により構成するも
のである。更に、特開平2−105557号公報(第3
従来例)では、所定のプラグ部材(ピース部材)をシリ
ンダブロック本体より融点の低い材質で構成し、これを
シリンダブロック本体に対してアークまたはレーザーな
どの熱源により加熱して溶着するものである。
【0003】また、複数の接合部材を接合ことにより、
例えばシリンダブロック等を製造する方法として、実開
昭63−69740号公報に開示されているものがあ
る。これは、シリンダブロック本体を上部と下部の二つ
の部材に分割してそれぞれ別個に鋳造し、その後これら
を相互にボルトで締結し構成するものである。
例えばシリンダブロック等を製造する方法として、実開
昭63−69740号公報に開示されているものがあ
る。これは、シリンダブロック本体を上部と下部の二つ
の部材に分割してそれぞれ別個に鋳造し、その後これら
を相互にボルトで締結し構成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例には以下のような不都合があった。即ち、一般
的な手法であるダイカスト鋳造法でアルミニウムの接合
部材を製造する場合には、この製造法の特性上、鋳物の
内部にガスが微細空隙となって分散してトラップされ
る。このため、上記した通常の溶接方法(レーザー溶
接,アーク溶接等)ではガス欠陥が顕著に出現して、接
合後の十分な機械的接合強度を得ることができない。ま
た、外部から加熱する接合方法では、溶着状態も不均一
になると共に局部的に熱応力が集中して、強固な接合力
を得ることができない、という不都合を生じていた。
た従来例には以下のような不都合があった。即ち、一般
的な手法であるダイカスト鋳造法でアルミニウムの接合
部材を製造する場合には、この製造法の特性上、鋳物の
内部にガスが微細空隙となって分散してトラップされ
る。このため、上記した通常の溶接方法(レーザー溶
接,アーク溶接等)ではガス欠陥が顕著に出現して、接
合後の十分な機械的接合強度を得ることができない。ま
た、外部から加熱する接合方法では、溶着状態も不均一
になると共に局部的に熱応力が集中して、強固な接合力
を得ることができない、という不都合を生じていた。
【0005】また、接合部材の材質より低融点の金属材
料を外部熱源からの加熱により融解させる場合でも、以
下のような不都合がある。例えば、鋳造によって構成さ
れた接合部材のアルミの地肌は強固な酸化被膜が形成さ
れており、従来の溶接法等では接合部材同志を強固に溶
着させることはできない。これに対して、フラックス等
を用いて表面処理を施した後溶着させる場合も考えられ
るが、接合強度を十分に確保することは困難である。逆
にフラックスによる接合部材の不要な腐食等を誘発す
る、という不都合を生じていた。
料を外部熱源からの加熱により融解させる場合でも、以
下のような不都合がある。例えば、鋳造によって構成さ
れた接合部材のアルミの地肌は強固な酸化被膜が形成さ
れており、従来の溶接法等では接合部材同志を強固に溶
着させることはできない。これに対して、フラックス等
を用いて表面処理を施した後溶着させる場合も考えられ
るが、接合強度を十分に確保することは困難である。逆
にフラックスによる接合部材の不要な腐食等を誘発す
る、という不都合を生じていた。
【0006】また、接合部材を複数の部材から構成して
これらをボルト等で接合固着する方法の場合には、接合
部の気密性を高めるために高性能なガスケットを使用し
たり、その他ボルトによる締結箇所の増加に伴い、機械
加工の工程数が増大するため、製造コストの上昇を招来
し、また、エンジンの組立作業効率が低下する、という
不都合を生じていた。
これらをボルト等で接合固着する方法の場合には、接合
部の気密性を高めるために高性能なガスケットを使用し
たり、その他ボルトによる締結箇所の増加に伴い、機械
加工の工程数が増大するため、製造コストの上昇を招来
し、また、エンジンの組立作業効率が低下する、という
不都合を生じていた。
【0007】加えて、各接合部材に所定の貫通孔が形成
され、これらの貫通孔を相互に接合する必要のある場合
などには、通常の溶接法等によって両者を接合しても、
接合面相互間に生じる僅かな隙間を解消することはでき
ない。このため、上記した貫通孔に流体等を流入させた
場合に、これらの流体が隙間を通って外部に漏洩した
り、また異なる貫通孔内を流れる流体同志が相互に混合
してしまう、という不都合を生じていた。これらの現象
は特に高圧の流体が流れる場合に顕著となり、大きな問
題となっていた。例えば、内燃機関等の構成部材等は、
その内部に数多くの貫通孔が形成されており、接合部の
気密度の要求は通常の機械部品等と比較しても高いもの
となっている。
され、これらの貫通孔を相互に接合する必要のある場合
などには、通常の溶接法等によって両者を接合しても、
接合面相互間に生じる僅かな隙間を解消することはでき
ない。このため、上記した貫通孔に流体等を流入させた
場合に、これらの流体が隙間を通って外部に漏洩した
り、また異なる貫通孔内を流れる流体同志が相互に混合
してしまう、という不都合を生じていた。これらの現象
は特に高圧の流体が流れる場合に顕著となり、大きな問
題となっていた。例えば、内燃機関等の構成部材等は、
その内部に数多くの貫通孔が形成されており、接合部の
気密度の要求は通常の機械部品等と比較しても高いもの
となっている。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に接合強度に優れ、且つ接合部の気密性の
高いアルミニウムの接合方法を提供することを、その目
的とする。
を改善し、特に接合強度に優れ、且つ接合部の気密性の
高いアルミニウムの接合方法を提供することを、その目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、予め亜鉛合金はんだ
層が付された接合面を有する第1接合部材と第2接合部
材とを備えると共に、これら各接合部材の少なくとも一
方をアルミニウムにより構成する。そして、これら各接
合部材の接合面同志を所定の隙間部を設けて突き合わ
せ、隙間部を亜鉛合金はんだ浴中に浸漬すると共に、こ
の隙間部近傍に超音波振動を印加して溶融した亜鉛合金
はんだを隙間部に充填する。更に、両接合部材を亜鉛合
金はんだ浴から引き上げて、しかる後、接合面を均一に
加圧して接合するという構成及び方法を採っている。
ために、請求項1記載の発明では、予め亜鉛合金はんだ
層が付された接合面を有する第1接合部材と第2接合部
材とを備えると共に、これら各接合部材の少なくとも一
方をアルミニウムにより構成する。そして、これら各接
合部材の接合面同志を所定の隙間部を設けて突き合わ
せ、隙間部を亜鉛合金はんだ浴中に浸漬すると共に、こ
の隙間部近傍に超音波振動を印加して溶融した亜鉛合金
はんだを隙間部に充填する。更に、両接合部材を亜鉛合
金はんだ浴から引き上げて、しかる後、接合面を均一に
加圧して接合するという構成及び方法を採っている。
【0010】以上のようなアルミニウムの接合方法の工
程を詳述すると、先ず、第1接合部材及び第2接合部材
を予熱し、各接合部材の接合面に超音波振動を印加して
亜鉛合金はんだ層を形成する。そして、各接合部材の接
合面同志を所定の隙間を設けて突き合わせる。両接合部
材を突き合わせたまま、固定手段によって両者を固定す
る。そして、一体的に固定された接合部材を電気炉内で
同時に加熱する。
程を詳述すると、先ず、第1接合部材及び第2接合部材
を予熱し、各接合部材の接合面に超音波振動を印加して
亜鉛合金はんだ層を形成する。そして、各接合部材の接
合面同志を所定の隙間を設けて突き合わせる。両接合部
材を突き合わせたまま、固定手段によって両者を固定す
る。そして、一体的に固定された接合部材を電気炉内で
同時に加熱する。
【0011】接合部材がある所定温度に加熱されたらこ
れを取り出し、溶融した亜鉛合金はんだ浴中に上記した
隙間部全体が浸かるように浸漬する。そして、これと同
時に隙間部の近傍に超音波振動を印加して、この隙間部
に溶融した亜鉛合金はんだを十分に充填する。その後、
この接合部材をゆっくりと亜鉛合金はんだ浴から引き上
げる。そして、湯切り後、接合面に所定の押圧力が加わ
るようにして、そのまま自然放冷する。
れを取り出し、溶融した亜鉛合金はんだ浴中に上記した
隙間部全体が浸かるように浸漬する。そして、これと同
時に隙間部の近傍に超音波振動を印加して、この隙間部
に溶融した亜鉛合金はんだを十分に充填する。その後、
この接合部材をゆっくりと亜鉛合金はんだ浴から引き上
げる。そして、湯切り後、接合面に所定の押圧力が加わ
るようにして、そのまま自然放冷する。
【0012】そして、冷却によって亜鉛合金はんだが凝
固した後に、固定手段を接合部材から取り外す。そし
て、必要のある場合には所定の機械加工を施し、接合部
材の接合が完了する。
固した後に、固定手段を接合部材から取り外す。そし
て、必要のある場合には所定の機械加工を施し、接合部
材の接合が完了する。
【0013】請求項2または3記載の発明では、両接合
部材の接合面相互間に所定のスペーサを配設し、または
接合部材に所定の凸部を設けて隙間部を形成するという
構成を採り、その他の構成及び方法は請求項1記載の発
明と同様である。このため、亜鉛合金はんだ層が形成さ
れた接合面同志を突き合わせるに際してスペーサや凸部
の厚みを調整することにより、隙間部の間隔を柔軟に変
更することができる。
部材の接合面相互間に所定のスペーサを配設し、または
接合部材に所定の凸部を設けて隙間部を形成するという
構成を採り、その他の構成及び方法は請求項1記載の発
明と同様である。このため、亜鉛合金はんだ層が形成さ
れた接合面同志を突き合わせるに際してスペーサや凸部
の厚みを調整することにより、隙間部の間隔を柔軟に変
更することができる。
【0014】また、請求項4記載の発明では、隙間部の
間隔を0.2〔mm〕〜1.5〔mm〕に設定するとい
う構成を採り、その他の構成及び方法は請求項1,2ま
たは3記載の発明と同様である。
間隔を0.2〔mm〕〜1.5〔mm〕に設定するとい
う構成を採り、その他の構成及び方法は請求項1,2ま
たは3記載の発明と同様である。
【0015】更に、請求項5記載の発明では、両接合部
材の突き合わせに際しては、着脱可能な固定手段を用い
るという構成を採り、その他の構成及び方法は請求項
1,2,3または4記載の発明と同様である。
材の突き合わせに際しては、着脱可能な固定手段を用い
るという構成を採り、その他の構成及び方法は請求項
1,2,3または4記載の発明と同様である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0017】まず、図1は本発明にかかるアルミニウム
の接合方法によって接合する各接合部材を示す正面図で
ある。そして、本発明にかかる接合方法においては、予
め亜鉛合金はんだ層が付された接合面を有する第1接合
部材1と第2接合部材3とを備えると共に、これら各接
合部材1,3の少なくとも一方をアルミニウムにより構
成し、これら各接合部材1,3の接合面1a,3a同志
を所定の隙間部7を設けて突き合わせ、隙間部7を亜鉛
合金はんだ浴中に浸漬すると共に、この隙間部7近傍に
超音波振動を印加して溶融した亜鉛合金はんだを充填
し、両接合部材1,3を亜鉛合金はんだ浴から引き上げ
て、しかる後、接合面1a,3aを均一に加圧して接合
する、という手法を採っている。
の接合方法によって接合する各接合部材を示す正面図で
ある。そして、本発明にかかる接合方法においては、予
め亜鉛合金はんだ層が付された接合面を有する第1接合
部材1と第2接合部材3とを備えると共に、これら各接
合部材1,3の少なくとも一方をアルミニウムにより構
成し、これら各接合部材1,3の接合面1a,3a同志
を所定の隙間部7を設けて突き合わせ、隙間部7を亜鉛
合金はんだ浴中に浸漬すると共に、この隙間部7近傍に
超音波振動を印加して溶融した亜鉛合金はんだを充填
し、両接合部材1,3を亜鉛合金はんだ浴から引き上げ
て、しかる後、接合面1a,3aを均一に加圧して接合
する、という手法を採っている。
【0018】以下詳述すると、第1接合部材1及び第2
接合部材3は共にアルミニウム製のブロックであり、こ
れらの相互間にスペーサ5が配設されて、所定の隙間部
7が形成されている。但し、本実施形態における接合部
材1,3は単なる一例であって、その形状は何ら限定さ
れるものではない。また、接合部材1,3の材質につい
ても、一方が鉄製の接合部材であっても本発明を適用す
ることは可能である。
接合部材3は共にアルミニウム製のブロックであり、こ
れらの相互間にスペーサ5が配設されて、所定の隙間部
7が形成されている。但し、本実施形態における接合部
材1,3は単なる一例であって、その形状は何ら限定さ
れるものではない。また、接合部材1,3の材質につい
ても、一方が鉄製の接合部材であっても本発明を適用す
ることは可能である。
【0019】各接合部材1,3の内部には、図2に示す
ように、流体x及び流体y等が通る複数個の経路X,Y
が形成されている。ここで、これらの接合部材1,3の
接合に際しては、以下のような要求がある。即ち、各接
合部材1,3の接合強度を十分に確保することはもちろ
んであるが、各経路X,Yについて接合後もそれぞれ完
全な気密性が保たれる必要もある。より具体的には、流
体x及び流体yが相互に混合されないこと、そしてこれ
らの流体x,yが外部に漏洩しないことである。
ように、流体x及び流体y等が通る複数個の経路X,Y
が形成されている。ここで、これらの接合部材1,3の
接合に際しては、以下のような要求がある。即ち、各接
合部材1,3の接合強度を十分に確保することはもちろ
んであるが、各経路X,Yについて接合後もそれぞれ完
全な気密性が保たれる必要もある。より具体的には、流
体x及び流体yが相互に混合されないこと、そしてこれ
らの流体x,yが外部に漏洩しないことである。
【0020】また、各接合部材1,3の接合面1a,3
aには、予め亜鉛合金はんだ層が付されている。この亜
鉛合金はんだ層は、各接合部材1,3を適切な温度に昇
温した後、亜鉛合金はんだ浴中に浸漬し、振動板を介し
て超音波を印加し、それぞれの接合面に亜鉛合金はんだ
層をコーティングしてなる。
aには、予め亜鉛合金はんだ層が付されている。この亜
鉛合金はんだ層は、各接合部材1,3を適切な温度に昇
温した後、亜鉛合金はんだ浴中に浸漬し、振動板を介し
て超音波を印加し、それぞれの接合面に亜鉛合金はんだ
層をコーティングしてなる。
【0021】各接合部材1,3の相互間には、図3に示
すように、所定のスペーサ5が配設されている。このス
ペーサ5は、各接合部材1,3の接合面1a,3aの相
互間に所定の隙間部7を形成する役割を有しており、接
合面1a,3aの複数箇所に配置されている。また、ス
ペーサ5の形状としては、隙間部7の所望の間隔に対応
した厚さのものであれば特に限定されるものではない。
また、スペーサ5の材質としては、アルミニウム製のも
のとする他、ZnメッキやCuメッキ等の表面処理を施
した鉄製のものを使用してもよい。
すように、所定のスペーサ5が配設されている。このス
ペーサ5は、各接合部材1,3の接合面1a,3aの相
互間に所定の隙間部7を形成する役割を有しており、接
合面1a,3aの複数箇所に配置されている。また、ス
ペーサ5の形状としては、隙間部7の所望の間隔に対応
した厚さのものであれば特に限定されるものではない。
また、スペーサ5の材質としては、アルミニウム製のも
のとする他、ZnメッキやCuメッキ等の表面処理を施
した鉄製のものを使用してもよい。
【0022】また、接合面1a,3aに隙間部7を形成
する方法としては、上記したスペーサ5を用いるものに
限定されるものではない。即ち、図4に示すように、予
め粗材の段階から各接合部材1,3の接合面1a,3a
に所定の凸部5aを設けるようにしてもよい。ここで、
この図4に示した凸部5aは、それぞれ第1接合部材1
及び第2接合部材3に凸部5aを設ける場合を示してい
る。しかしながら本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、第1接合部材1側にのみ凸部5aを設ける
ようにしても良いし、逆に第2接合部材3側にのみ凸部
5aを設けるようにしてもよい。
する方法としては、上記したスペーサ5を用いるものに
限定されるものではない。即ち、図4に示すように、予
め粗材の段階から各接合部材1,3の接合面1a,3a
に所定の凸部5aを設けるようにしてもよい。ここで、
この図4に示した凸部5aは、それぞれ第1接合部材1
及び第2接合部材3に凸部5aを設ける場合を示してい
る。しかしながら本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、第1接合部材1側にのみ凸部5aを設ける
ようにしても良いし、逆に第2接合部材3側にのみ凸部
5aを設けるようにしてもよい。
【0023】また、スペーサ5,5aによって形成され
る隙間部7の間隔は、0.2〔mm〕〜1.5〔mm〕
程度に設定されている。例えば、隙間部7の間隔が0.
2〔mm〕以下の場合には、後述する溶融した亜鉛合金
はんだの充填作業において、上記したスペーサ5や凸部
5aが亜鉛合金はんだ浴中に融出してしまったり、ま
た、狭い隙間に溶融した亜鉛合金はんだが侵入しにく
く、接合強度を確保することができないという理由から
である。一方、隙間部7の間隔が1.5〔mm〕以上の
場合には、超音波振動を印加して亜鉛合金はんだ浴から
引き上げた後、隙間部7に充填された亜鉛合金はんだが
表面張力の影響によって外部へ流出してしまうという現
象が生じ易いという理由からである。
る隙間部7の間隔は、0.2〔mm〕〜1.5〔mm〕
程度に設定されている。例えば、隙間部7の間隔が0.
2〔mm〕以下の場合には、後述する溶融した亜鉛合金
はんだの充填作業において、上記したスペーサ5や凸部
5aが亜鉛合金はんだ浴中に融出してしまったり、ま
た、狭い隙間に溶融した亜鉛合金はんだが侵入しにく
く、接合強度を確保することができないという理由から
である。一方、隙間部7の間隔が1.5〔mm〕以上の
場合には、超音波振動を印加して亜鉛合金はんだ浴から
引き上げた後、隙間部7に充填された亜鉛合金はんだが
表面張力の影響によって外部へ流出してしまうという現
象が生じ易いという理由からである。
【0024】以上のように、所定の隙間部7が形成さ
れ、相互に接合面1a,3aが突き合わされた接合部材
1,3は、図5に示すように、固定手段としての所定の
ボルト部材9によって相互に固定される。より具体的に
は、図6に示すように、第1接合部材1側にはボルト部
材9の外形より大きな内径を有する抜け穴11が形成さ
れており、一方、第2接合部材3側には、ボルト部材9
のネジ部9aが固定されるための雌ネジ部13が形成さ
れている。また、スペーサ5の形状は、図7に示すよう
なドーナツ状としている。但し、接合部材1,3の固定
手段としては、上記したボルト部材9に限定されるもの
ではなく、例えば、図8に示すように、コ字状のクラン
プ治具10を用いることも可能である。
れ、相互に接合面1a,3aが突き合わされた接合部材
1,3は、図5に示すように、固定手段としての所定の
ボルト部材9によって相互に固定される。より具体的に
は、図6に示すように、第1接合部材1側にはボルト部
材9の外形より大きな内径を有する抜け穴11が形成さ
れており、一方、第2接合部材3側には、ボルト部材9
のネジ部9aが固定されるための雌ネジ部13が形成さ
れている。また、スペーサ5の形状は、図7に示すよう
なドーナツ状としている。但し、接合部材1,3の固定
手段としては、上記したボルト部材9に限定されるもの
ではなく、例えば、図8に示すように、コ字状のクラン
プ治具10を用いることも可能である。
【0025】次に、以上のように相互に固定された第1
接合部材1と第2接合部材3を実際に接合する工程につ
いて説明する。先ず、図5または図8に示すように相互
に一体となった接合部材1,3を所定温度まで加熱す
る。このとき、加熱方法としては電気炉内に接合部材
1,3を載置して行う。但し、加熱方法としてはこの
他、ガスバーナ等を用いることも可能である。
接合部材1と第2接合部材3を実際に接合する工程につ
いて説明する。先ず、図5または図8に示すように相互
に一体となった接合部材1,3を所定温度まで加熱す
る。このとき、加熱方法としては電気炉内に接合部材
1,3を載置して行う。但し、加熱方法としてはこの
他、ガスバーナ等を用いることも可能である。
【0026】各接合部材1,3を加熱した後には、図9
に示すように、接合部材1,3を亜鉛合金はんだ浴15
に入れて、上記した隙間部7を溶融した亜鉛合金はんだ
中に浸漬する。そして、このまま、隙間部7近傍に超音
波振動を印加する。この作業によって、各接合面1a,
3aの亜鉛合金はんだ層の層厚が増大すると同時に、隙
間部7に溶融した亜鉛合金はんだが完全に充填されるこ
ととなる。ここで、超音波振動を印加する装置の概要を
説明すると、図9に示すように、ヒータ17を内蔵した
はんだ槽20に、溶融した亜鉛合金はんだが満たされて
いる。そして、亜鉛合金はんだ浴15中に所定の振動板
19が配置されると共に、この振動板19に超音波ホー
ン21が係合されている。また、超音波ホーン21には
振動子23が接合されており、発振器25からの信号に
基づいて超音波振動を発生するようになっている。
に示すように、接合部材1,3を亜鉛合金はんだ浴15
に入れて、上記した隙間部7を溶融した亜鉛合金はんだ
中に浸漬する。そして、このまま、隙間部7近傍に超音
波振動を印加する。この作業によって、各接合面1a,
3aの亜鉛合金はんだ層の層厚が増大すると同時に、隙
間部7に溶融した亜鉛合金はんだが完全に充填されるこ
ととなる。ここで、超音波振動を印加する装置の概要を
説明すると、図9に示すように、ヒータ17を内蔵した
はんだ槽20に、溶融した亜鉛合金はんだが満たされて
いる。そして、亜鉛合金はんだ浴15中に所定の振動板
19が配置されると共に、この振動板19に超音波ホー
ン21が係合されている。また、超音波ホーン21には
振動子23が接合されており、発振器25からの信号に
基づいて超音波振動を発生するようになっている。
【0027】次に、隙間部7に亜鉛合金はんだが充填さ
れた後は、接合部材1,3をゆっくりと亜鉛合金はんだ
浴15から引き上げる。そして、必要に応じて、亜鉛合
金はんだの液だれ等を除去する。このとき、隙間部7に
充填された亜鉛合金はんだを流出させないように、接合
部材1,3の取り扱いは緩やかに行う必要がある。
れた後は、接合部材1,3をゆっくりと亜鉛合金はんだ
浴15から引き上げる。そして、必要に応じて、亜鉛合
金はんだの液だれ等を除去する。このとき、隙間部7に
充填された亜鉛合金はんだを流出させないように、接合
部材1,3の取り扱いは緩やかに行う必要がある。
【0028】そして、溶融した亜鉛合金はんだが凝固し
ないうちに、図10に示すように、接合部材1,3を所
定の台27上に載置する。このとき、載置方法として
は、第1接合部材1が第2接合部材3の上部に位置する
ようにする。なぜなら、第1接合部材1の自重が接合面
1a,3aに加わり、これにより隙間部7に充填された
亜鉛合金はんだの内、余分な部分が外部に排出され、接
合面1a,3aが均一に押圧され、厚さの均一な接合層
7aが形成されるからである。また、第1接合部材1の
自重では荷重が不足する場合には、図11に示すように
第1接合部材1の上方から、所定の押圧力を加えるよう
にしてもよい。
ないうちに、図10に示すように、接合部材1,3を所
定の台27上に載置する。このとき、載置方法として
は、第1接合部材1が第2接合部材3の上部に位置する
ようにする。なぜなら、第1接合部材1の自重が接合面
1a,3aに加わり、これにより隙間部7に充填された
亜鉛合金はんだの内、余分な部分が外部に排出され、接
合面1a,3aが均一に押圧され、厚さの均一な接合層
7aが形成されるからである。また、第1接合部材1の
自重では荷重が不足する場合には、図11に示すように
第1接合部材1の上方から、所定の押圧力を加えるよう
にしてもよい。
【0029】最後に、亜鉛合金はんだが凝固した後、固
定手段としてのボルト部材(図示略)を取り外し、接合
作業が完了する。ここで、図12は、以上の接合行程を
示す行程図である。
定手段としてのボルト部材(図示略)を取り外し、接合
作業が完了する。ここで、図12は、以上の接合行程を
示す行程図である。
【0030】次に、具体的な実施例として、上記したア
ルミニウムの接合方法を利用して内燃機関のシリンダブ
ロックを製造する方法について詳述する。
ルミニウムの接合方法を利用して内燃機関のシリンダブ
ロックを製造する方法について詳述する。
【0031】先ず、一般的なシリンダブロックの形態と
しては、図13及び図14に示すようなものがある。即
ち、図13はいわゆるドライライナ方式のシリンダブロ
ック31であり、シリンダスリーブ33が冷却水通路3
5と接していないものである。一方、図14はウェット
ライナ方式と呼ばれるものであり、シリンダスリーブ3
3の外周面が冷却水通路35の一部として機能するもの
である。本発明は、これらのシリンダブロック31,3
2の製造に対して適用できる。
しては、図13及び図14に示すようなものがある。即
ち、図13はいわゆるドライライナ方式のシリンダブロ
ック31であり、シリンダスリーブ33が冷却水通路3
5と接していないものである。一方、図14はウェット
ライナ方式と呼ばれるものであり、シリンダスリーブ3
3の外周面が冷却水通路35の一部として機能するもの
である。本発明は、これらのシリンダブロック31,3
2の製造に対して適用できる。
【0032】ここで、従来より行われていた超音波振動
を利用したはんだ付けによるシリンダブロックの接合方
法に付いて概説する。この方法では、各接合部材の接合
面に予め亜鉛合金はんだ層を形成し、接合面を突き合わ
せる点は本発明と同様であるが、従来はこの後、接合部
材を亜鉛合金はんだの融点以上に加熱すると共に、所定
の押圧力を加えたまま超音波接合装置によって超音波振
動を印加していた。また、単に加熱して押圧力を加える
のみの方法も用いられていた。このため、これらの方法
には以下のような点で不都合があった。
を利用したはんだ付けによるシリンダブロックの接合方
法に付いて概説する。この方法では、各接合部材の接合
面に予め亜鉛合金はんだ層を形成し、接合面を突き合わ
せる点は本発明と同様であるが、従来はこの後、接合部
材を亜鉛合金はんだの融点以上に加熱すると共に、所定
の押圧力を加えたまま超音波接合装置によって超音波振
動を印加していた。また、単に加熱して押圧力を加える
のみの方法も用いられていた。このため、これらの方法
には以下のような点で不都合があった。
【0033】即ち、当該実施例のシリンダブロックの接
合のように、接合面が広く、広領域を同時に押圧しなが
ら超音波振動を印加しなければならない場合には、超音
波接合装置に大型のホーンを具備する必要があり、また
高出力の発振器や複数の発振器をリンクさせて稼働させ
る必要が生じ、これらの装置が大型化し複雑化してしま
う。また、超音波振動の印加により、接合部材に接する
ホーン先端部の摩耗が生じ、大量生産を必要とする場合
には問題となる。
合のように、接合面が広く、広領域を同時に押圧しなが
ら超音波振動を印加しなければならない場合には、超音
波接合装置に大型のホーンを具備する必要があり、また
高出力の発振器や複数の発振器をリンクさせて稼働させ
る必要が生じ、これらの装置が大型化し複雑化してしま
う。また、超音波振動の印加により、接合部材に接する
ホーン先端部の摩耗が生じ、大量生産を必要とする場合
には問題となる。
【0034】また、亜鉛合金はんだの融点以上に加熱し
て押圧するのみの接合方法では、一部酸化した亜鉛合金
はんだが溶解し難く、加熱後に接合面を押圧したとして
も、接合面の相互間の隙間に溶融した亜鉛合金はんだが
充填しきれず、均一な接合層を得ることができない。こ
の結果、オイルジャケット(潤滑油通路)やウォーター
ジャケット(冷却水通路)の耐圧性が十分に得られな
い、という不都合があった。
て押圧するのみの接合方法では、一部酸化した亜鉛合金
はんだが溶解し難く、加熱後に接合面を押圧したとして
も、接合面の相互間の隙間に溶融した亜鉛合金はんだが
充填しきれず、均一な接合層を得ることができない。こ
の結果、オイルジャケット(潤滑油通路)やウォーター
ジャケット(冷却水通路)の耐圧性が十分に得られな
い、という不都合があった。
【0035】本発明は、以上のような不都合のないアル
ミニウムの接合方法であり、図15に示すように、シリ
ンダスリーブ(図示略)を支えるデッキ部材41と、ク
ランクジャーナル部44やシリンダー部45を有しなが
らウォータージャケット(冷却水通路、W/J)46が
オープンデッキ状となっているシリンダブロック本体4
3は、それぞれ別個にアルミダイカスト鋳造される。こ
こで、これらを分割する位置としては、完成品を示す図
13を参照すると、形成しようとするウォータージャケ
ット35の上端部から下端部までの間としている。
ミニウムの接合方法であり、図15に示すように、シリ
ンダスリーブ(図示略)を支えるデッキ部材41と、ク
ランクジャーナル部44やシリンダー部45を有しなが
らウォータージャケット(冷却水通路、W/J)46が
オープンデッキ状となっているシリンダブロック本体4
3は、それぞれ別個にアルミダイカスト鋳造される。こ
こで、これらを分割する位置としては、完成品を示す図
13を参照すると、形成しようとするウォータージャケ
ット35の上端部から下端部までの間としている。
【0036】また、デッキ部材41には、図16に示す
ように、シリンダブロック本体43に対応してシリンダ
ボア穴47,シリンダヘッド(図示略)への冷却水連通
穴48,シリンダヘッドをシリンダブロック本体43に
締結するためのスタットボルト穴49、オイル落とし穴
50等がアルミダイカスト鋳造時の鋳抜きによって設け
られている。また、デッキ部材41とシリンダブロック
本体43を固定するためのボルト部材が挿入される抜け
穴51も同様に設けられている。特にこの抜け穴51
は、両者の位置決めを正確にできるように、少なくとも
二つ設ける。
ように、シリンダブロック本体43に対応してシリンダ
ボア穴47,シリンダヘッド(図示略)への冷却水連通
穴48,シリンダヘッドをシリンダブロック本体43に
締結するためのスタットボルト穴49、オイル落とし穴
50等がアルミダイカスト鋳造時の鋳抜きによって設け
られている。また、デッキ部材41とシリンダブロック
本体43を固定するためのボルト部材が挿入される抜け
穴51も同様に設けられている。特にこの抜け穴51
は、両者の位置決めを正確にできるように、少なくとも
二つ設ける。
【0037】また、シリンダブロック本体43も、上記
したようにアルミダイカスト鋳造によって構成されてい
る。ここで、シリンダブロック本体43は、ウォーター
ジャケット46がオープンデッキ状となっているので、
その形状から鋳造後に容易に鋳抜くことができる。そし
て、シリンダブロック本体43には、上記したデッキ部
材41と同様にスタットボルト穴49a,オイル落とし
穴50a及び上記した抜け穴51に対応するネジ穴51
aが形成されている。
したようにアルミダイカスト鋳造によって構成されてい
る。ここで、シリンダブロック本体43は、ウォーター
ジャケット46がオープンデッキ状となっているので、
その形状から鋳造後に容易に鋳抜くことができる。そし
て、シリンダブロック本体43には、上記したデッキ部
材41と同様にスタットボルト穴49a,オイル落とし
穴50a及び上記した抜け穴51に対応するネジ穴51
aが形成されている。
【0038】そして、これらのデッキ部材41およびシ
リンダブロック本体43は、鋳造後に先ずフライス加工
により接合面41a,43a(図15参照)の黒皮が除
去される。この黒皮の除去作業は、後行程の超音波振動
印加によるはんだ付け行程において、亜鉛合金はんだを
各接合面41a,43aに適切に付着させるためであ
る。
リンダブロック本体43は、鋳造後に先ずフライス加工
により接合面41a,43a(図15参照)の黒皮が除
去される。この黒皮の除去作業は、後行程の超音波振動
印加によるはんだ付け行程において、亜鉛合金はんだを
各接合面41a,43aに適切に付着させるためであ
る。
【0039】次に、接合部材としてのデッキ部材41及
びシリンダブロック本体43は、フライス加工された接
合面41a,43aが、図17に示すように、超音波は
んだ付け装置の振動板19に対向する向きで載置され
る。そして、この状態で超音波振動が振動板19を介し
てシリンダブロック本体43に印加され、低融点の亜鉛
合金はんだが接合面43aに付される。ここで、超音波
振動によるはんだ付けの設定条件としては、発振周波数
を20〔KHz〕程度,発振器出力250〜500
〔W〕,炉内加熱による接合部材の予熱温度を370
〔℃〕,超音波振動の印加時間を6〜10〔秒〕として
いる。また、亜鉛合金はんだは融点が390〔℃〕以下
のものを使用している。なぜなら、390〔℃〕以上の
融点を持つはんだを用いると、ダイカスト鋳物にブリス
ターが生じるからである。
びシリンダブロック本体43は、フライス加工された接
合面41a,43aが、図17に示すように、超音波は
んだ付け装置の振動板19に対向する向きで載置され
る。そして、この状態で超音波振動が振動板19を介し
てシリンダブロック本体43に印加され、低融点の亜鉛
合金はんだが接合面43aに付される。ここで、超音波
振動によるはんだ付けの設定条件としては、発振周波数
を20〔KHz〕程度,発振器出力250〜500
〔W〕,炉内加熱による接合部材の予熱温度を370
〔℃〕,超音波振動の印加時間を6〜10〔秒〕として
いる。また、亜鉛合金はんだは融点が390〔℃〕以下
のものを使用している。なぜなら、390〔℃〕以上の
融点を持つはんだを用いると、ダイカスト鋳物にブリス
ターが生じるからである。
【0040】以上のように亜鉛合金はんだ層が付された
デッキ部材41及びシリンダブロック本体43の内、シ
リンダブロック本体43の鋳抜き穴にネジ切り加工をす
る。これは、図6に詳記したように、ボルト部材9が固
定されるためのものである。一方、デッキ部材41側の
鋳抜き穴は上記したように抜け穴51のままにしてお
く。このように、一方の部材にネジ切り加工をし、他方
を抜け穴51のままにしておくのは、後行程で亜鉛合金
はんだを隙間部に充填した際にデッキ部材41が自由と
なって隙間部の亜鉛合金はんだを均一に押し広げること
ができるからである。
デッキ部材41及びシリンダブロック本体43の内、シ
リンダブロック本体43の鋳抜き穴にネジ切り加工をす
る。これは、図6に詳記したように、ボルト部材9が固
定されるためのものである。一方、デッキ部材41側の
鋳抜き穴は上記したように抜け穴51のままにしてお
く。このように、一方の部材にネジ切り加工をし、他方
を抜け穴51のままにしておくのは、後行程で亜鉛合金
はんだを隙間部に充填した際にデッキ部材41が自由と
なって隙間部の亜鉛合金はんだを均一に押し広げること
ができるからである。
【0041】次に、図18に示すように、ドーナツ状の
スペーサ5(図7参照)を介してデッキ部材41とシリ
ンダブロック本体43の接合面41a,43aを突き合
わせる。また、スペーサ5は、アルミニウム合金製の薄
板で構成されており、具体的な形状としては、外径がφ
10,内径φ6.5,厚さが0.5〔mm〕となっている。この
とき、デッキ部材41とシリンダブロック本体43との
位置決めに指しては、ピン部材81等を用いることで、
正確な位置決めをすることができる。そして、図19に
示すように、このスペーサ5の中央部に形成された穴を
通してボルト部材9が挿入され、デッキ部材41とシリ
ンダブロック本体43とが固定される。ここで、ボルト
部材9の表面には予め焼付防止又は亜鉛合金はんだの付
着防止を兼ねて、所定のセラミック系粉末を塗布した。
また、ボルト部材9の頭部に形成された六角穴には、シ
リカ系の断熱材ウールを詰め込むことで、亜鉛合金はん
だの不要な付着を防止した。
スペーサ5(図7参照)を介してデッキ部材41とシリ
ンダブロック本体43の接合面41a,43aを突き合
わせる。また、スペーサ5は、アルミニウム合金製の薄
板で構成されており、具体的な形状としては、外径がφ
10,内径φ6.5,厚さが0.5〔mm〕となっている。この
とき、デッキ部材41とシリンダブロック本体43との
位置決めに指しては、ピン部材81等を用いることで、
正確な位置決めをすることができる。そして、図19に
示すように、このスペーサ5の中央部に形成された穴を
通してボルト部材9が挿入され、デッキ部材41とシリ
ンダブロック本体43とが固定される。ここで、ボルト
部材9の表面には予め焼付防止又は亜鉛合金はんだの付
着防止を兼ねて、所定のセラミック系粉末を塗布した。
また、ボルト部材9の頭部に形成された六角穴には、シ
リカ系の断熱材ウールを詰め込むことで、亜鉛合金はん
だの不要な付着を防止した。
【0042】その後、デッキ部材41及びシリンダブロ
ック本体43を一体的に固定したまま、これらを再度3
70〔℃〕程度まで加熱炉(図示略)内で加熱する。そ
して接合部材が所定温度になったら、図20に示すよう
に、接合面相互間に形成された隙間部7を亜鉛合金はん
だ浴15に浸漬し、デッキ部材41の接合面の反対側の
面を振動板19に載置して超音波振動を印加する。この
時の超音波振動の印加条件は、上記した亜鉛合金はんだ
層の形成時とほぼ同様である。
ック本体43を一体的に固定したまま、これらを再度3
70〔℃〕程度まで加熱炉(図示略)内で加熱する。そ
して接合部材が所定温度になったら、図20に示すよう
に、接合面相互間に形成された隙間部7を亜鉛合金はん
だ浴15に浸漬し、デッキ部材41の接合面の反対側の
面を振動板19に載置して超音波振動を印加する。この
時の超音波振動の印加条件は、上記した亜鉛合金はんだ
層の形成時とほぼ同様である。
【0043】以上の作業によって、接合面に形成されて
いた亜鉛合金はんだ層の厚みは増大して、隙間部の全体
に溶融した亜鉛合金はんだが十分に充填される。そして
その後、シリンダブロック本体43及びデッキ部材41
を亜鉛合金はんだ浴15からゆっくりと引き上げ、亜鉛
合金はんだの液だれ等を除去した後、デッキ部材41が
下になるようにして所定の平板上に載置する。これによ
り、シリンダブロック本体43の自重が接合面に作用し
て、隙間部に滞留している余分な亜鉛合金はんだは外部
に流出し、全体の厚みが均一な接合層を得ることができ
る。
いた亜鉛合金はんだ層の厚みは増大して、隙間部の全体
に溶融した亜鉛合金はんだが十分に充填される。そして
その後、シリンダブロック本体43及びデッキ部材41
を亜鉛合金はんだ浴15からゆっくりと引き上げ、亜鉛
合金はんだの液だれ等を除去した後、デッキ部材41が
下になるようにして所定の平板上に載置する。これによ
り、シリンダブロック本体43の自重が接合面に作用し
て、隙間部に滞留している余分な亜鉛合金はんだは外部
に流出し、全体の厚みが均一な接合層を得ることができ
る。
【0044】シリンダブロック本体43とデッキ部材4
1の接合後は、所定温度まで冷却し、亜鉛合金はんだを
凝固させる。そして、その後ボルト部材を取り外し、最
後にシリンダボア穴の内周壁の切削等、従来の機械加工
を施し、シリンダスリーブ33の圧入等を行うことで、
図21に示すようなアルミダイカスト製のクローズドデ
ッキ式のシリンダブロックが完成する。
1の接合後は、所定温度まで冷却し、亜鉛合金はんだを
凝固させる。そして、その後ボルト部材を取り外し、最
後にシリンダボア穴の内周壁の切削等、従来の機械加工
を施し、シリンダスリーブ33の圧入等を行うことで、
図21に示すようなアルミダイカスト製のクローズドデ
ッキ式のシリンダブロックが完成する。
【0045】また、他の具体的実施例としていわゆるウ
エットライナ型のクローズドデッキ式のシリンダブロッ
クの製造についても本発明の適用を試みた。当該実施例
では、図22に示すように、シリンダスリーブ(図示
略)を支えるデッキ部材61とシリンダブロック本体6
3とを別個にアルミダイカスト鋳造する。ここで、シリ
ンダブロック本体63とデッキ部材61の分割位置は、
完成品として例示した図14に示すシリンダブロック
の、ウォータージャケット(W/J)の上端部から下端
部までの間に設定する。
エットライナ型のクローズドデッキ式のシリンダブロッ
クの製造についても本発明の適用を試みた。当該実施例
では、図22に示すように、シリンダスリーブ(図示
略)を支えるデッキ部材61とシリンダブロック本体6
3とを別個にアルミダイカスト鋳造する。ここで、シリ
ンダブロック本体63とデッキ部材61の分割位置は、
完成品として例示した図14に示すシリンダブロック
の、ウォータージャケット(W/J)の上端部から下端
部までの間に設定する。
【0046】デッキ部材61には、上記したドライライ
ナ式の場合と同様に、シリンダブロック本体63に対応
してシリンダボア穴67,シリンダヘッド(図示略)へ
の冷却水連通穴68,シリンダヘッドをシリンダブロッ
ク本体63に締結するためのスタットボルト穴69、オ
イル落とし穴70等がアルミダイカスト鋳造時の鋳抜き
によって設けられている。また、デッキ部材61とシリ
ンダブロック本体63を固定するためのボルト部材が挿
入される抜け穴71も同様に設けられている。特にこの
抜け穴71は、両者の位置決めを正確にできるように、
少なくとも二つ設ける。
ナ式の場合と同様に、シリンダブロック本体63に対応
してシリンダボア穴67,シリンダヘッド(図示略)へ
の冷却水連通穴68,シリンダヘッドをシリンダブロッ
ク本体63に締結するためのスタットボルト穴69、オ
イル落とし穴70等がアルミダイカスト鋳造時の鋳抜き
によって設けられている。また、デッキ部材61とシリ
ンダブロック本体63を固定するためのボルト部材が挿
入される抜け穴71も同様に設けられている。特にこの
抜け穴71は、両者の位置決めを正確にできるように、
少なくとも二つ設ける。
【0047】また、シリンダブロック本体63も上記し
たようにアルミダイカスト鋳造によって構成されてい
る。そして、シリンダブロック本体63には、上記した
デッキ部材61と同様にスタットボルト穴69a,オイ
ル落とし穴70a,ボルト部材が締結されるネジ穴71
aが形成されている。
たようにアルミダイカスト鋳造によって構成されてい
る。そして、シリンダブロック本体63には、上記した
デッキ部材61と同様にスタットボルト穴69a,オイ
ル落とし穴70a,ボルト部材が締結されるネジ穴71
aが形成されている。
【0048】そして、これらのデッキ部材61およびシ
リンダブロック本体63は、鋳造後にフライス加工がさ
れ、この加工された接合面61a,63aに低融点の亜
鉛合金はんだが付される。次に、図23に示すようにス
ペーサ7を介してデッキ部材61とシリンダブロック本
体63の接合面61a,63aを相互に突き合わせる。
そして、接合面61a,63a相互間に形成された隙間
部を亜鉛合金はんだ浴に浸漬する。
リンダブロック本体63は、鋳造後にフライス加工がさ
れ、この加工された接合面61a,63aに低融点の亜
鉛合金はんだが付される。次に、図23に示すようにス
ペーサ7を介してデッキ部材61とシリンダブロック本
体63の接合面61a,63aを相互に突き合わせる。
そして、接合面61a,63a相互間に形成された隙間
部を亜鉛合金はんだ浴に浸漬する。
【0049】そして最後に、シリンダボア穴67の内周
壁の切削等、従来の機械加工を施し、シリンダスリーブ
33の圧入等を行うことで、図24に示すようなアルミ
ダイカスト製のクローズドデッキ式のウェットライナ型
のシリンダブロックが完成する。
壁の切削等、従来の機械加工を施し、シリンダスリーブ
33の圧入等を行うことで、図24に示すようなアルミ
ダイカスト製のクローズドデッキ式のウェットライナ型
のシリンダブロックが完成する。
【0050】接合作業の完了後は、接合面の状態は図2
5に示すようになる。この図25は図16におけるV−
V線における断面図である。図に示すように、亜鉛合金
はんだが隙間部に十分充填され、ウォータージャケット
及びオイルジャケットの他、各経路を適切に接合してい
る。
5に示すようになる。この図25は図16におけるV−
V線における断面図である。図に示すように、亜鉛合金
はんだが隙間部に十分充填され、ウォータージャケット
及びオイルジャケットの他、各経路を適切に接合してい
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明では、接合面の相互
間に隙間部を設け、この隙間部に溶融した亜鉛合金はん
だを超音波振動を印加しつつ充填して接合部材を接合す
ることとした。このため、接合面全体にわたり厚みが均
一な接合層を形成することができる、という優れた効果
を生じる。またこれに伴い、接合部材に流体等が流れる
経路が形成されている場合でも、接合後の各経路の耐圧
性及び気密性を十分に確保することができる、という優
れた効果を生じる。
間に隙間部を設け、この隙間部に溶融した亜鉛合金はん
だを超音波振動を印加しつつ充填して接合部材を接合す
ることとした。このため、接合面全体にわたり厚みが均
一な接合層を形成することができる、という優れた効果
を生じる。またこれに伴い、接合部材に流体等が流れる
経路が形成されている場合でも、接合後の各経路の耐圧
性及び気密性を十分に確保することができる、という優
れた効果を生じる。
【0052】また、本発明では各接合部材を突き合わせ
た後は、接合のための特別な超音波接合装置等を必要と
しない。このため、設備コストを抑制することができる
のはもちろんのこと、作業行程が簡略化されることによ
り時間的な製造効率を向上させることができる、という
優れた効果を生じる。
た後は、接合のための特別な超音波接合装置等を必要と
しない。このため、設備コストを抑制することができる
のはもちろんのこと、作業行程が簡略化されることによ
り時間的な製造効率を向上させることができる、という
優れた効果を生じる。
【0053】また、簡易な形状のスペーサまたは各接合
部材に直接形成された凸部を利用して隙間部を設けるこ
ととした。このため、特別複雑な装置や部材を必要とせ
ずに所望の隙間部を形成することができる、という優れ
た効果を生じる。
部材に直接形成された凸部を利用して隙間部を設けるこ
ととした。このため、特別複雑な装置や部材を必要とせ
ずに所望の隙間部を形成することができる、という優れ
た効果を生じる。
【0054】さらに、隙間部の間隔を0.2〜1.5
〔mm〕に設定することとした。このため、間隔が狭い
ために生じるスペーサや凸部の融出現象を確実に防止で
きると共に、隙間部に溶融した亜鉛合金はんだを確実に
充填することができる、という優れた効果を生じる。一
方、隙間部の間隔を1.5〔mm〕以下に設定すること
で、隙間部に充填された亜鉛合金はんだが表面張力の影
響によって外部へ流出してしまうという現象を確実に防
止できる、という優れた効果を生じる。
〔mm〕に設定することとした。このため、間隔が狭い
ために生じるスペーサや凸部の融出現象を確実に防止で
きると共に、隙間部に溶融した亜鉛合金はんだを確実に
充填することができる、という優れた効果を生じる。一
方、隙間部の間隔を1.5〔mm〕以下に設定すること
で、隙間部に充填された亜鉛合金はんだが表面張力の影
響によって外部へ流出してしまうという現象を確実に防
止できる、という優れた効果を生じる。
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図であり、スペ
ーサを介して両接合部材を突き合わせた状態を示す。
ーサを介して両接合部材を突き合わせた状態を示す。
【図2】図1に開示した接合部材の具体的形状を示す斜
視図であり、図2(A)は第1接合部材を示し、図2
(B)は第2接合部材を示す。
視図であり、図2(A)は第1接合部材を示し、図2
(B)は第2接合部材を示す。
【図3】第1接合部材と第2接合部材との相互間にスペ
ーサを配設して隙間部を形成している状態を示す断面図
である。
ーサを配設して隙間部を形成している状態を示す断面図
である。
【図4】第1接合部材及び第2接合部材に凸部を設けて
相互間に隙間部を形成している状態を示す断面図であ
る。
相互間に隙間部を形成している状態を示す断面図であ
る。
【図5】第1接合部材と第2接合部材とをボルト部材に
よって固定している状態を示す断面図である。
よって固定している状態を示す断面図である。
【図6】図5に開示したボルト部材による各接合部材の
固定構造を示す拡大断面図である。
固定構造を示す拡大断面図である。
【図7】隙間部を形成するために用いられるスペーサを
示す図であり、図7(A)は平面図を示し、図7(B)
は正面図を示す。
示す図であり、図7(A)は平面図を示し、図7(B)
は正面図を示す。
【図8】各接合部材をクランプ治具で相互に固定してい
る状態を示す正面図である。
る状態を示す正面図である。
【図9】隙間部に溶融した亜鉛合金はんだを充填してい
る状態を示す断面図である。
る状態を示す断面図である。
【図10】隙間部への亜鉛合金はんだの充填後、余分な
亜鉛合金はんだを排出させる状態を示す正面図である。
亜鉛合金はんだを排出させる状態を示す正面図である。
【図11】余分な亜鉛合金はんだを排出させるために、
押圧力を加えている状態を示す正面図である。
押圧力を加えている状態を示す正面図である。
【図12】本発明のアルミニウムの接合方法の接合行程
を説明する図である。
を説明する図である。
【図13】ドライライナ式でクローズドデッキ型の一般
的なシリンダブロックを示す図である。
的なシリンダブロックを示す図である。
【図14】ウェットライナ式でクローズドデッキ型の一
般的なシリンダブロックを示す図である。
般的なシリンダブロックを示す図である。
【図15】本発明の具体的実施例を示す図であり、デッ
キ部材とシリンダブロック本体の接合前の状態を示す断
面図である。
キ部材とシリンダブロック本体の接合前の状態を示す断
面図である。
【図16】図15に開示した部材を示す平面図であり、
図16(A)はデッキ部材を示し、図16(B)はシリ
ンダブロック本体を示す。
図16(A)はデッキ部材を示し、図16(B)はシリ
ンダブロック本体を示す。
【図17】シリンダブロック本体の接合面に亜鉛合金は
んだ層をコーティングする状態を説明する断面図であ
る。
んだ層をコーティングする状態を説明する断面図であ
る。
【図18】デッキ部材をスペーサを介してシリンダブロ
ック本体に当接させる状態を説明する断面図である。
ック本体に当接させる状態を説明する断面図である。
【図19】ボルト部材近傍を示す拡大断面図である。
【図20】デッキ部材とシリンダブロック本体との相互
間に形成された隙間部に溶融した亜鉛合金はんだを充填
する状態を説明する断面図である。
間に形成された隙間部に溶融した亜鉛合金はんだを充填
する状態を説明する断面図である。
【図21】接合完了後のシリンダブロックを示す断面図
である。
である。
【図22】他の具体的実施例を示す図であり、図22
(A)はデッキ部材の平面図を示し、図22(B)はシ
リンダブロック本体の平面図を示す。
(A)はデッキ部材の平面図を示し、図22(B)はシ
リンダブロック本体の平面図を示す。
【図23】図22に開示したデッキ部材をシリンダブロ
ック本体に当接させる状態を示す説明図である。
ック本体に当接させる状態を示す説明図である。
【図24】接合完了後のシリンダブロックを示す断面図
である。
である。
【図25】図16のV−V線における接合面の接合状態
を示す断面組織図である。
を示す断面組織図である。
1 第1接合部材 1a 接合面 3 第2接合部材 3a 接合面 5 スペーサ 5a 凸部 7 隙間部 15 亜鉛合金はんだ浴 9 固定手段(ボルト部材) 10 固定手段(クランプ治具)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】図16のV−V線における接合面の金属組織
を表わす写真である。
を表わす写真である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/00 F02F 1/00 K
Claims (5)
- 【請求項1】 予め亜鉛合金はんだ層が付された接合面
を有する第1接合部材と第2接合部材とを備えると共
に、これら各接合部材の少なくとも一方をアルミニウム
により構成し、 これら各接合部材の接合面同志を所定の隙間部を設けて
突き合わせ、前記隙間部を亜鉛合金はんだ浴中に浸漬す
ると共に、この隙間部近傍に超音波振動を印加して溶融
した亜鉛合金はんだを充填し、 前記両接合部材を亜鉛合金はんだ浴から引き上げて、し
かる後、前記接合面を均一に加圧して接合することを特
徴としたアルミニウムの接合方法。 - 【請求項2】 前記両接合部材の接合面相互間に所定の
スペーサを配設して前記隙間部を形成することを特徴と
した請求項1記載のアルミニウムの接合方法。 - 【請求項3】 前記両接合部材の接合面の内の少なくと
も一方の接合面に所定の凸部を設けて前記隙間部を形成
することを特徴とした請求項1記載のアルミニウムの接
合方法。 - 【請求項4】 前記隙間部の間隔を0.2〔mm〕〜
1.5〔mm〕に設定することを特徴とした請求項1,
2または3記載のアルミニウムの接合方法。 - 【請求項5】 前記両接合部材の突き合わせに際して
は、着脱可能な固定手段を用いることを特徴とした請求
項1,2,3または4記載のアルミニウムの接合方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166880A JPH09323166A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | アルミニウムの接合方法 |
| US08/790,314 US6148515A (en) | 1996-01-30 | 1997-01-28 | Method of bonding aluminum members |
| EP97300508A EP0787557A3 (en) | 1996-01-30 | 1997-01-28 | Method of bonding aluminum members |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166880A JPH09323166A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | アルミニウムの接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323166A true JPH09323166A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15839336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8166880A Pending JPH09323166A (ja) | 1996-01-30 | 1996-06-06 | アルミニウムの接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323166A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1326658C (zh) * | 2005-01-19 | 2007-07-18 | 哈尔滨工业大学 | 铝基复合材料超声波毛细焊接方法 |
| JP2014066408A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器、および、熱交換器の製造方法 |
| CN116727790A (zh) * | 2022-03-04 | 2023-09-12 | 广东美的暖通设备有限公司 | 焊接方法、管道组件和空调 |
| CN116810071A (zh) * | 2023-07-24 | 2023-09-29 | 哈尔滨工业大学(威海) | 基于原位合成低温钎料的铝/钨超声辅助钎焊方法及接头 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58204169A (ja) * | 1982-05-21 | 1983-11-28 | Nippon Light Metal Co Ltd | クラツド材の製造方法 |
| JPS5973073U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-17 | 日立金属株式会社 | 固体間の接触防止工法 |
| JPS6114074A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-22 | Shimadzu Corp | ろう付方法 |
| JPS62220272A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-28 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 金属ベロ−ズの製造方法 |
| JPH01109368U (ja) * | 1988-01-08 | 1989-07-24 | ||
| JPH081322A (ja) * | 1994-06-14 | 1996-01-09 | Nippon Alum Co Ltd | アルミニウム部材の接合方法 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8166880A patent/JPH09323166A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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| CN116810071A (zh) * | 2023-07-24 | 2023-09-29 | 哈尔滨工业大学(威海) | 基于原位合成低温钎料的铝/钨超声辅助钎焊方法及接头 |
| CN116810071B (zh) * | 2023-07-24 | 2026-03-03 | 哈尔滨工业大学(威海) | 基于原位合成低温钎料的铝/钨超声辅助钎焊方法及接头 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020618 |