JPH09324166A - 浴室壁改修工法およびこれに用いる接着剤組成物 - Google Patents

浴室壁改修工法およびこれに用いる接着剤組成物

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JPH09324166A
JPH09324166A JP14308196A JP14308196A JPH09324166A JP H09324166 A JPH09324166 A JP H09324166A JP 14308196 A JP14308196 A JP 14308196A JP 14308196 A JP14308196 A JP 14308196A JP H09324166 A JPH09324166 A JP H09324166A
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weight
adhesive
bathroom wall
resin
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Toshimitsu Takeda
田 敏 充 武
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室壁の改修の際に、工程数、施工時間が少な
く、長期に渡って接着性、耐温水接着性が良好な壁改修
工法およびこれに用いる接着剤組成物の提供。 【解決手段】浴室壁の下地無機材上に、施工直後から自
己形状保持性を持ち接着強度が発現される硬化時間が3
時間以内である接着剤、好ましくは、分子内にエポキシ
基を2個以上持つ分子量300〜2000のエポキシ樹
脂100重量部、脂肪酸処理または脂肪酸エステル処理
された沈降性炭酸カルシウム50〜200重量部、下記
式(1)で示されるカップリング剤1〜10重量部、該
エポキシ樹脂1当量に対し、末端アミノ基を持つ分子量
1000〜5000のアクリロニトリルブタジエンゴム
0.1〜0.5当量および該エポキシ樹脂1当量に対し
て脂肪族系アミン0.5〜0.9当量を含有する接着剤
組成物を塗布し、その上に樹脂シートもしくは樹脂板を
貼着する工法およびこれに用いる接着剤組成物。 【化1】 (式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基
または水素であり、それぞれ同一であっても異なってい
てもよい。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程数、施工時間
が少なく、長期にわたって接着性、耐温水接着性が良好
な浴室壁改修工法およびこれに用いる接着剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の壁改修工法には、ユニット
形式のはめ込み壁を用いる方法、あるいは、不飽和ポリ
エステル樹脂をガラスマットに含浸させ、プライマー等
を併用し、ガラスマットを何層にも重ね合わせて壁を改
修する方法等が行われてきた。しかしながら、ユニット
形式のはめ込み壁を用いる方法は、前もって所定の形状
に成形したものをそのままはめ込まなければならず、浴
室の複雑な壁形状に個別的に合わせるのが難しい等の問
題があった。また、不飽和ポリエステル樹脂を用いる方
法は、施工時にプライマー塗布工程や樹脂の養生工程に
時間と手間がかかり、改修作業後2、3日間浴室を使用
できないという不都合があり、また、下地がコンクリー
トに限られる等の問題があった。また、壁改修は、ほぼ
垂直に施工されるので、未硬化の接着剤が垂れたり、接
着剤で接着したシートがずり落ちたりする問題があっ
た。そのため、これまで、あらゆる形状の浴室壁に対応
可能な総合的な改修方法はなかった。さらに、浴室の壁
改修を行う場合、改修作業の直前まで実際に浴室として
利用されているのが普通であり、このために壁はかなり
湿気を含んでおり、接着性に不利な影響を及ぼすことが
多いことから、これを回避するのに多数の工程や長時間
の乾燥を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の問題点を解決し、未硬化時に自己形状保持性を有し、
下地面が湿潤面であっても、接着性に優れ、かつ、硬化
時間も短縮することができる接着剤を下地無機材と樹脂
シートまたは樹脂板との中間に用い、作業工程を簡単に
し、工期を短縮することができる浴室壁改修工法および
それに用いる接着剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題を鋭意検討し、下地無機材と樹脂シートまたは樹脂板
との中間に用いる接着剤として、特定の接着剤組成物を
用いることにより、下地無機材が湿潤面であっても、樹
脂シートまたは樹脂板との接着性に優れ、しかも、硬化
時間が短くできることを知見し、本発明を完成させたも
のである。
【0005】すなわち、本発明は、浴室壁の下地無機材
上に、施工直後から自己形状保持性を持ち接着強度が発
現される硬化時間が3時間以内である接着剤組成物を塗
布し、その上に防カビ性を有する樹脂シートまたは樹脂
板を接着する浴室壁改修工法を提供する。
【0006】また、上述の工法に用いるのに好適な接着
剤として、分子内にエポキシ基を2個以上持つ分子量3
00〜2000のエポキシ樹脂100重量部、脂肪酸処
理または脂肪酸エステル処理された沈降性炭酸カルシウ
ム50〜200重量部、下記式(1)で示されるカップ
リング剤1〜10重量部、該エポキシ樹脂1当量に対
し、末端アミノ基を持つ分子量1000〜5000のア
クリロニトリルブタジエンゴム0.1〜0.5当量およ
び該エポキシ樹脂1当量に対して脂肪族系アミン0.5
〜0.9当量を含有する接着剤組成物を提供する。
【化3】 (式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基
または水素であり、それぞれ同一であっても異なってい
てもよい。)
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明を
適用する浴室壁の下地無機材とは、建築用コンクリー
ト、モルタル等に水を添加して混練した後成形して硬化
させたもの、あるいは、磁器タイルであって、通常の建
築用に用いられるものであればいずれの組成配合のもの
でもよい。また、内部に水分を含んでいてもよいし、表
面が濡れていてもよい。特に、従来接着剤を塗布する時
に行っていた下地のはつり(表面研磨)等の下地処理を
行う必要がない。
【0008】本発明に用いる接着剤は、硬化される成
分、硬化剤、充填剤および添加剤からなるものであり、
硬化しないように2液に分けて保存し、使用時に混ぜて
用いる。さらに、衛生上の観点から、防カビ剤を含んで
いるのがより一層好ましい。接着剤はそのまま用いても
よいし、繊維や布材等に含浸させて用いることもでき
る。
【0009】硬化される成分は、分子内にエポキシ基を
2個以上持つ分子量300〜2000のエポキシ樹脂1
00重量部からなる。エポキシ樹脂は、エポキシ基を2
個以上もつ分子量300〜2000のエポキシ樹脂であ
ればよく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD
型エポキシ樹脂、これらに水素添加した変性エポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、ノボラック型
エポキシ樹脂、ウレタン結合を有するウレタン変性エポ
キシ樹脂、メタキシレンジアミンやヒダントイン等をエ
ポキシ化した含窒素エポキシ樹脂、ポリブタジエンある
いは、NBRを含有するゴム変性エポキシ樹脂等が挙げ
られ、中でもビスフェノールA型エポキシ樹脂が好まし
く、具体的には、住友化学(株)製のELA−128が
挙げられる。該エポキシ樹脂の分子量は300〜200
0が好ましく、300〜1000がさらに好ましい。エ
ポキシ樹脂の分子量が300未満では、硬度が発現しに
くく、2000超では、粘度が上昇する。また、エポキ
シ基が2個未満では、硬度が発現しにくい。
【0010】本発明に用いる硬化剤は、末端アミノ基を
持つアクリロニトリルブタジエンゴム、脂肪族系アミン
および下記式(1)で示されるカップリング剤を用い
る。
【0011】本発明に用いられるアクリロニトリルブタ
ジエンゴムは、末端アミノ基を有するものであればよ
く、具体的には、宇部興産(株)製のATBM1300
−16が挙げられる。特にゴム性のアミンである点で、
樹脂シートもしくは樹脂板との接着性に寄与する。該ア
クリロニトリルブタジエンゴムの分子量は、1000〜
5000が好ましく、さらに3000〜5000が好ま
しい。分子量が1000未満では、樹脂シートもしくは
樹脂板との接着性が低下し、5000超では、硬化性が
低下するので好ましくない。該アクリロニトリルブタジ
エンゴムの使用量は、該エポキシ樹脂1当量に対し、
0.1〜0.5当量が好ましく、0.2〜0.4当量が
さらに好ましい。0.1当量未満では、樹脂シートもし
くは樹脂板との接着性が低下し、0.5当量超では、硬
化性および耐水性が低下するので好ましくない。
【0012】本発明に用いられる脂肪族系アミンとして
は、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、N−アミノエチルピペラジン、キシリレンジアミ
ン、ポリアミドアミン、変性のポリアミドアミン、ポリ
アミン、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジド、ジアミ
ノマレオニトリル、ポリアミン塩、アミンイミド化合物
等、従来公知のものが挙げられる。特に、キシリレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン等、1級の脂肪族ジア
ミン、マンニッヒ型の脂肪族アミンが、硬化を促進でき
るので好ましい。具体的には、旭電化(株)製のEH−
230が挙げられる。脂肪族アミンの使用量は、該エポ
キシ樹脂1当量に対して0.5〜0.9当量が好まし
く、さらに好ましくは、0.5〜0.7当量が好まし
い。使用量が0.5当量未満であると硬度が低下し、
0.9当量超であると硬化が速くなりすぎ作業性が悪く
なるので好ましくない。
【0013】本発明で用いられるカップリング剤は、下
記式(1)で表されるケチミンシランである。
【化4】 式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基ま
たは水素であり、それぞれ同一であっても異なっていて
もよい。具体的には、メチル基、エチル基、水素基が例
示される。
【0014】より具体的には、チッソ(株)製のS−3
40等の市販されているものを用いることができる。こ
れらのカップリング剤は1種類のみを使用してもよい
し、2種類以上を混合して使用してもよい。カップリン
グ剤の使用量は、エポキシ樹脂100重量部に対して1
〜10重量部であるのが好ましくは、1〜5重量部であ
るのがさらに好ましい。1重量部未満では下地無機材と
の接着性が低下するので好ましくなく、10重量部超で
あると、性能的に大きな変化はなくなり、コスト的に高
価になるので好ましくない。
【0015】本発明で用いられる充填剤は、脂肪酸処理
または脂肪酸エステル処理された沈降性炭酸カルシウム
である。また、上述の炭酸カルシウムとともに、クレー
等の一般的な充填剤を5%以下含んでもよい。脂肪酸処
理または脂肪酸エステル処理された沈降性炭酸カルシウ
ムの使用量は、エポキシ樹脂100重量部に対して、好
ましくは50〜200重量部、特に好ましくは100〜
200重量部である。300重量部を超えると、接着性
が低下するので好ましくなく、10重量部未満では耐水
性が低下するので好ましくない。
【0016】本発明の接着剤組成物は、以上説明した必
須成分以外に、防カビ剤、可塑剤、酸化防止剤、防腐
剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、顔料、溶媒等の添加剤
を必要に応じて混入することができる。特に、防カビ剤
を添加すると、衛生上好ましい。
【0017】防カビ剤としては、一般に用いられる各種
の防カビ剤であればよく、例えば、TBZ(2(4チア
ゾリール)ベンズイミダゾール))(商品名、ホクスタ
ーHP、北興化学(株)製)、ドデシルグアニジン塩酸
塩(商品名、バイオチェック60、メルク社製)、N−
(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド(商品
名、プレベントールA3、バイエル社製)、N−ラウリ
ル−β−アラニン等が挙げられる。防カビ剤の含有量
は、接着剤総量に対して、0.2〜3重量%が好まし
い。さらに好ましくは、0.3〜2重量%である。3重
量%超では、コストアップになり好ましくない。0.2
重量%未満では、カビを有効に防ぐことができない。
【0018】可塑剤としては、フタル酸エステル類、テ
レフタル酸エステル、トリメリット酸エステル、炭化水
素等を使用することができ、具体的には、ジオクチルフ
タレート(DOP)、フタルベンジルフタレート、ジオ
クリルアジペート、トリオクチルホスフェート等が挙げ
られ、中でもジオクチルフタレート(DOP)が好まし
い。具体的には、三菱化成ビニル(株)製のダイヤサイ
ザーDOPが好適に用いられる。可塑剤の使用量は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して、5〜20重量部が好
ましく、5〜10重量部がさらに好ましい。5重量部未
満では、可塑性が十分でなく、20重量部超では、硬化
性が低下するので好ましくない。顔料としては、チタン
ホワイト、カーボンブラック等が挙げられる。溶剤とし
ては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素、およびア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン類、セロソルブ
アセテート、ブチルセロソルブアセテート等のエーテル
エステル等が挙げられる。
【0019】樹脂シート、もしくは樹脂板は、タイル状
に形成されたものであっても、長尺状に形成されたもの
であってもよい。浴室の複雑な壁形状や局所的な部分に
適用する場合には、タイル状に形成されたものが好まし
い。さらに、樹脂シートは、防カビ性を有するもので、
樹脂自体が(人工大理石のように)防カビ性を有してい
てもよいが、上述の防カビ剤を0.2〜5重量%混入し
て製造されたものであってもよく、衛生面において、よ
り一層好ましいものとなる。これらの例として、防カビ
剤を混入して製造された軟質塩化ビニルシートや、塩化
ビニル樹脂、エポキシ樹脂、もしくはアクリル樹脂に充
填剤を添加して製造された樹脂板が挙げられる。アクリ
ル樹脂に充填剤を添加して製造された樹脂板として具体
的には、いわゆる人工大理石が挙げられる。
【0020】本発明の浴室壁改修の工程の一例を説明す
る。まず、下地無機材を清掃した後、施工直後から自己
形状保持性を持ち、接着強度が発現される硬化時間が3
時間以内の接着剤、好ましくは上述の接着剤組成物を塗
布し、その上に樹脂シートもしくは樹脂板を貼着して行
う。接着剤組成物を塗布する面は、水気を取り去った面
であっても湿潤面であってもよい。接着剤組成物は半硬
化状態で樹脂シートもしくは樹脂板の上層をほぼ垂直状
態で保持することができる。下地無機材の形状に凹凸が
ある場合、その凹凸が浴室の形態として必要不可欠なも
のであれば、タイル状に形成された樹脂シート片もしく
は樹脂板片を用いることにより、凹凸に合わせて貼着す
ることができる。下地無機材の形状が単に滑らかな面で
よければ長尺状のものを用いればよい。
【0021】本発明の浴室壁改修工法は、特定のエポキ
シ樹脂に充填剤、特定のカップリング剤、アクリロニト
リルブタジエンゴム、および脂肪族系アミンを組み合わ
せて添加した接着剤を下地無機材に塗布し、樹脂シート
もしくは樹脂板を接着して行う工法であり、従来の浴室
壁改修工法に比べ、工程数、施工時間が少なく工期を短
くすることができる。また、使用する樹脂シートもしく
は樹脂板の形状を自由に選択することにより、下地無機
材の種々の形状に最も適した効率的な改修を行うことが
できる。さらに、接着剤の上から樹脂シートまたは樹脂
板を被せるので、意匠性が出せる。
【0022】本発明の接着剤組成物は、硬化時間が3時
間以内であるので、施工時間の短縮に寄与する。また、
未硬化であっても揺変性があるために、下地無機材に塗
布後、樹脂シートまたは樹脂板を上から張っても樹脂シ
ートまたは樹脂板が自重によりずり落ちることがない。
該接着剤は、下地無機材との接着性に優れ、また下地無
機材が乾燥していても湿潤していても優れた接着性を示
し、さらに耐温水(たとえば50℃)性に優れる。従っ
て、本発明特有の接着剤組成物と上述の工程との組み合
わせれば、極めて実用上有用な浴室壁改修工法が提供さ
れる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、これにより本発明は限定されるものではない。
【0024】(実施例1〜4)接着剤組成物に含有され
るものとして、以下に示すものを用い、下記表1に示さ
れる組成で調整して、接着剤組成物を得た。 エポキシ樹脂:エピビス型エポキシ樹脂(ELA−12
8、住友化学(株)製) 充填剤:脂肪酸処理された沈降性炭酸カルシウム(カル
ファイン−200、丸尾カルシウム社製)、もしくは脂
肪酸エステル処理された沈降性炭酸カルシウム(シーレ
ッツ−200、丸尾カルシウム社製) 可塑剤:DOP(ジオクチルフタレート)(ダイヤサイ
ザーDOP、三菱化成ビニル(株)製) 硬化剤:液状アミノ基末端アクリロニトリルブタジエン
ゴム(ATBN1300−16、宇部興産(株)製) 脂肪族アミン:マンニッヒ型脂肪族アミン(EH−23
0、旭電化(株)製)もしくはイソフォロンジアミン
(IPDA、東京化成(株)製) カップリング剤:ケチミンシラン(S−340、チッソ
(株)製) 溶剤:トルエン(関東化学(株)製)
【0025】(比較例1〜5)充填剤は、脂肪酸処理さ
れた沈降性炭酸カルシウム(上述のカルファイン−20
0)、もしくはセメント(ポルトランドセメント、秩父
小野田(株)製)、もしくは重質炭酸カルシウム(ホワ
イトインSB青、白石カルシウム(株)製)を用いた。
硬化剤は、液状アミノ基末端アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(ATBN1300−16、宇部興産(株)製)
を用いた。脂肪族アミンとして、イソフォロンジアミン
(上述のIPDA)は用いず脂肪族系アミン(上述のE
H−230)のみ用いた以外は、実施例と同様にして、
下記表2に示される組成で調整して接着剤組成物を得
た。
【0026】得られた接着剤組成物について、以下の特
性値および性能を測定した。 (1)モルタル接着性試験 厚さ10mm、幅50mmのモルタル板の側面に上記接
着剤組成物を塗布し、突き合わせて接着し、20℃、5
5%RHの条件で24時間硬化し試験片とした。これに
50mm/分の引っ張り速度で引張り試験を行い接着強
度および破壊状況を評価した。
【0027】(2)モルタル耐水接着性試験 (1)で製造した試験片を50℃の温水に1週間浸漬し
た後に、50mm/分の引っ張り速度で引張り試験を行
い接着強度および破壊状況を評価した。
【0028】(3)磁器タイル接着性試験 厚さ1mm、幅50mmの磁器タイルの上面の、幅50
mm、縦10mmの部分に上記接着剤組成物を塗布し、
重ね合わせて張りつけ、20℃、55%RHの条件で2
4時間硬化し試験片とした。これを50mm/分の引っ
張り速度で引張り試験を行い接着強度および破壊状況を
評価した。
【0029】(4)磁器タイル耐水接着性試験 (3)で製造した試験片を50℃の温水に1週間浸漬し
た後に、50mm/分の引っ張り速度で引張り試験を行
い接着強度および破壊状況を評価した。
【0030】(5)塩化ビニル接着性試験 厚さ2mm、横25mmの塩化ビニル板の上面の、幅2
5mm、縦10mmの部分に、上記接着剤組成物を塗布
し、重ね合わせて張りつけ、20℃、55%RHの条件
で24時間硬化し試験片とした。これを50mm/分の
引っ張り速度で接着強度および破壊状況を評価した。
【0031】(6)塩化ビニル耐水接着性試験 (5)で製造した試験片を50℃の温水に1週間浸漬し
た後に、50mm/分の引っ張り速度で引張り試験を行
い接着強度および破壊状況を評価した。
【0032】(7)タックフリータイム 20℃、55%RHの条件下で、下記表1に示される各
組成の接着剤組成物をガラス板の表面に塗布し、硬化さ
せ、接着剤の表面にポリエチレンフィルムをあて、これ
らが粘着しなくなる時間(タックフリータイム、TF
T)を測定した。この時間が短いほど硬化速度が速いこ
とを意味する。
【0033】(8)スランプ MIL−S−83315の方法により、下記表1に示さ
れる各組成の接着剤組成物を、幅5mmの板にあいた直
径37.5mmの円形の穴に塗り込め、20℃、55%
RHの条件下において、外力により穴から押し出した状
態で、30分間に接着剤がずり落ちた距離(mm)を測
定した。測定された距離が短いほど液垂れが少ないこと
を意味する。
【0034】実施例およびその特性値、性能を表1に、
比較例およびその特性値、性能を表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明の接着剤を用いて行う浴室壁改修
工法は、工程数、施工時間が少なく、湿潤面との接着性
が高い。また、接着性、耐温水接着性が長期にわたって
保たれる。さらに、この工法は、安価な樹脂を用いて、
どんな形状の下地無機材にも適用することができる。加
えて、接着剤の上から塩化ビニルシート等を被せるの
で、意匠性が出せる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室壁の下地無機材上に、施工直後から自
    己形状保持性を持ち接着強度が発現される硬化時間が3
    時間以内である接着剤を塗布し、その上に防カビ性を有
    する樹脂シートまたは樹脂板を接着することを特徴とす
    る浴室壁改修工法。
  2. 【請求項2】前記接着剤が、分子内にエポキシ基を2個
    以上持つ分子量300〜2000のエポキシ樹脂100
    重量部、脂肪酸処理または脂肪酸エステル処理された沈
    降性炭酸カルシウム50〜200重量部、下記式(1)
    で示されるカップリング剤1〜10重量部、該エポキシ
    樹脂1当量に対し、末端アミノ基を持つ分子量1000
    〜5000のアクリロニトリルブタジエンゴム0.1〜
    0.5当量および該エポキシ樹脂1当量に対して脂肪族
    系アミン0.5〜0.9当量を含有する接着剤組成物で
    ある請求項1記載の浴室壁改修工法。 【化1】 (式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基
    または水素であり、それぞれ同一であっても異なってい
    てもよい。)
  3. 【請求項3】分子内にエポキシ基を2個以上持つ分子量
    300〜2000のエポキシ樹脂100重量部、脂肪酸
    処理または脂肪酸エステル処理された沈降性炭酸カルシ
    ウム50〜200重量部、下記式(1)で示されるカッ
    プリング剤1〜10重量部、該エポキシ樹脂1当量に対
    し、末端アミノ基を持つ分子量1000〜5000のア
    クリロニトリルブタジエンゴム0.1〜0.5当量およ
    び該エポキシ樹脂1当量に対して脂肪族系アミン0.5
    〜0.9当量を含有することを特徴とする接着剤組成
    物。 【化2】 (式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基
    または水素であり、それぞれ同一であっても異なってい
    てもよい。)
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CN102775952A (zh) * 2012-08-16 2012-11-14 三友(天津)高分子技术有限公司 一种塑料玩具修补胶及其制备方法
JP2013001030A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Panasonic Corp 木質床材
JP2015040371A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 東リ株式会社 浴室壁面の施工方法

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