JPH09325211A - 光学フィルター - Google Patents

光学フィルター

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Publication number
JPH09325211A
JPH09325211A JP9076045A JP7604597A JPH09325211A JP H09325211 A JPH09325211 A JP H09325211A JP 9076045 A JP9076045 A JP 9076045A JP 7604597 A JP7604597 A JP 7604597A JP H09325211 A JPH09325211 A JP H09325211A
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JP
Japan
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layer
optical filter
refractive index
substrate
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP9076045A
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English (en)
Inventor
Fumiyasu Nomura
文保 野村
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPH09325211A publication Critical patent/JPH09325211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近赤外の光を効率よく反射し、可視光の反射を
低く抑えた光学フィルターを提供する。 【解決手段】前記光学フィルターの一方の面に反射防止
膜を有し、他方の面に近赤外線を反射する膜を有するこ
とによって、近赤外域で50%以上の反射率を有し可視
光域で視感反射率が3%以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】近赤外線を反射しかつ可視光
の反射を低くした光学フィルターに関する。
【0002】主に、表示画面の前面に取り付けられ、特
にプラズマディスプレイ(以下、PDPと略す)の前面
に装着される反射防止光学フィルターに関する。最近の
電気機器は赤外線を利用したリモコンにより動作させる
ものが非常に多い。このような環境の中で他の電気機器
のリモコン誤動作を防止し、さらに表示画面の前面につ
けられコントラストの向上や外光の写り込みを防止する
機能を有する光学フィルターに関する。
【0003】また、固体撮像素子(以下、CCDと略
す)カメラ用の光学フィルターに関する。詳しくは、画
像が不鮮明になるのを防止する機能をもつ光学フィルタ
ーに関する。
【0004】
【従来の技術】従来の技術では、赤外線あるいは近赤外
線を効率よく反射する技術は例えば、特開昭56−10
5089号公報に見られる様に主に金属を蒸着するなど
して上記波長域を効率よく反射させるものはあったが可
視光においても非常に反射率の高いものになってしまう
という問題があった。
【0005】また、特開昭57−22209号公報、特
開昭51−100182号公報に見られる様に、誘電体
膜の組み合わせで近赤外線領域を効率良く反射するもの
はあったが、可視光における反射率を抑える様にエッジ
フィルター(短波長側の反射率を低くする設計の干渉フ
ィルター)に設計させるものの視感反射率が約10%と
高く、表示画面の前面に取り付けて使用するには外光が
気になり問題があった。
【0006】また、CCDカメラ用の光学フィルターの
場合には、近赤外線吸収フィルターはすでに実用化され
ているが、モアレを防止する等の画像の鮮明さを良くす
る場合に非常に効果的であるが、可視光における透過率
が、可視光反射率分欠損となり光量が低下するという問
題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電気機器な
どのリモコンの誤動作を発生させない、表示画面の前面
に取り付けても外光が気にならず、画面に表示された表
示体を見やすくする光学フィルターを提供することにあ
る。
【0008】また、最近注目されているCCDカメラの
鮮明画像作成手段としての光学フィルターを提供するこ
とにある。
【0009】さらに、近赤外線を効率よく反射し、可視
光の反射率を抑えた光学フィルターを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の通りの構成を有する。
【0011】「 近赤外域を50%以上反射し可視光域
を反射防止する視感反射率が3%以下である光学フィル
ター。」
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、光学フィルター
の基体としては、ガラス平板やプラスチック平板あるい
はプラスチックシート、フィルムなどが好ましく用いら
れる。特に割れない、軽い、加工しやすい、扱いやすい
等の面でプラスチック製が好ましく用いられる。ここで
いうプラスチックとしては、ポリメタクリル酸系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスルホン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスルフィド系樹脂、不飽
和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹
脂、フェノール系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポ
リイミド系樹脂、マレイミド系樹脂、ポリフォスファゼ
ン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、繊維素系樹脂、ジエチレングリコールビスア
リルカーボネート重合体(CR−39)などである。特
に光学フィルターや表示装置の反射防止膜として使用す
る場合は、透明または半透明のものが好ましく用いられ
る。最近の表示画面のコントラストを向上させたり、画
面を見やすくするために、透過率を40〜70%程度に
したり、さらに色に対して選択透過性をもたせたものが
好ましく用いられる。表示画面の色を損なわない程度の
グレー系の色がさらに好ましい。
【0013】また、CCDカメラの光学フィルターとし
て利用する場合には透過率の高い透明なものが好まし
い。
【0014】本発明でいう近赤外域とは700nm以上
1600nm以下の波長域のことで、最近テレビ等の電
気製品で利用されている赤外線リモコンや各種センサー
に利用している波長域として、800nm以上1200
nm以下である近赤外線を特に反射することを特徴とす
る。
【0015】本発明における光学フィルターを近赤外線
の発生源となるものに(例えばPDPなど)取り付けれ
ば、該近赤外線が他の電気製品のリモコンのセンサに対
して誤動作をおこさせない様にできる。誤動作をしない
様にするためにはかかる反射率を50%以上にすること
が好ましい。具体的には電化製品につけられているセン
サーの感度にもよるが、50%以上の反射率でリモコン
の誤動作をほとんどなくすことが可能であった。
【0016】本発明で一方の面に近赤外線を反射する膜
である膜構成として、(HL)または(LH)の組み合
わせを2回以上有してなることが好ましい。ここで、H
は基板の屈折率よりも高い高屈折率層であり、光学的膜
厚がλ/4である層(光学的膜厚=薄膜の屈折率×物理
膜厚)、Lは基板の屈折率よりも低い低屈折率層であ
り、光学的膜厚がλ/4である層、λは600nmから
1200nmである。ここでHまたはLは異なる物質
(異なる屈折率の物質)を用いても良いが光学的膜厚は
λ/4とする。
【0017】この膜構造とすると、非常にシャープに8
00nmから1200nmの波長の光を効率よく反射す
ることが可能となる。
【0018】例えば、膜総数が6の時は該波長域を約5
0%反射することが可能であり、膜総数が15の時はほ
ぼ95%以上反射することが可能である。リモコンの誤
動作に関して信頼性をあげたければ膜総数を上記関係式
に基づいて膜総数を増加させれば良い。また、シャープ
な赤外反射特性を得たい場合には、最外層をL/2とす
ると良い。
【0019】誤動作を起こさせたくないリモコンの波長
がわかっている場合には、その波長を効率良く反射する
ように設計波長を設定すると好ましい。例えば、950
nmの波長を利用するリモコンの場合には設計波長λは
約900nmとすることが好ましく用いられる。
【0020】本発明でいう視感反射率とは、可視光であ
る約380から780nmにおける波長の反射率に比視
感度をかけ合わせ積分させたものをいうが、この値が3
%以下であることを特徴とする。本発明では、比視感度
の非常に高い500nmから600nmの光の反射率を
特に低く抑え、人間が光学フィルターの反射を気にしな
くなる反射率以下とする。分光反射率特性で500nm
から600nmの反射率を2%以下にすることが好まし
く、さらには1%以下であることが好ましい。本発明で
光学フィルターの前面側に可視光反射防止膜を施すこと
によって、可視光における反射率を効率良く低くでき
る。
【0021】本発明で反射防止膜の膜構成は下記
(1)、(2)、(3)または(4)の構成であること
が好ましい。
【0022】(1)反射防止膜が1層からなる場合は、
基板の屈折率よりも低い低屈折率層からなる。
【0023】(2)反射防止膜が2層からなる場合は、
基板から外側に向かって第1層が基板の屈折率よりも高
い高屈折率層、第2層が基板の屈折率よりも低い低屈折
率層である。
【0024】(3)反射防止膜が3層からなる場合は、
基板から外側に向かって第1層が基板の屈折率よりも高
い中屈折率層、第2層が第1層より屈折率が高い高屈折
率層、第3層が基板より屈折率が低い低屈折率層であ
る。ただし、第1層の中屈折率層は高屈折率層と低屈折
率層の組み合わせで光学的な等価膜とする場合を含む。
【0025】(4)反射防止膜が4層からなる場合は、
基板から外側に向かって第1層が基板の屈折率よりも低
い低屈折率層、第2層が基板の屈折率よりも高い中屈折
率層、第3層が第2層の屈折率よりも高い高屈折率層、
第4層は基板よりも屈折率が低い低屈折率層である。た
だし、第2層の中屈折率層は高屈折率層と低屈折率層の
組み合わせで光学的な等価膜とする場合を含む。上記
(1)から(4)の膜構造とすると、非常に可視光にお
ける波長域に対し効率よく反射率を低くできる。
【0026】本発明における低屈折率層とよばれる薄膜
の物質としては、SiO2、MgF2、AlF3、Ba
2、LiF、Na3AlF6、Na5Al314、Na
F、SrF2などが挙げられ、これら物質単体あるいは
これらの物質を1種類以上含む混合物が挙げられる。な
かでもSiO2、MgF2が好ましく用いられる。
【0027】本発明における高屈折率層とよばれる薄膜
の物質としては、ZrO2、TiO2、SiO、Y23
Yb23、Sb23、Sb25、SnO2、In23
ITO、Ta25、CeO2、MgO、HfO2、Pr2
3、Pr611、Bi23、Cr23、Eu23、Fe2
3、La23、MoO3、Nd23、PbO、Sm
23、Sc23、ZnO、CaF2、SmF3、ZnS、
Ge、Siなどが挙げられ、これら物質単体あるいはこ
れらの物質を1種類以上含む混合物が挙げられる。なか
でもZrO2、TiO2、Ta25、ZnO、ITO、S
nO2、Y23、MgOが好ましく用いられる。
【0028】本発明における中屈折率層とよばれる薄膜
の物質としては、Al23、WO3、CeF3、La
3、NdF3、PbF2、MgOなどが挙げられ、これ
ら物質単体あるいはこれらの物質を1種類以上含む混合
物が挙げられる。なかでもAl23が好ましく用いられ
る。中屈折率層の場合はしばしば、高屈折率物質と低屈
折率物質とを混合して用いたり、等価膜化して用いたり
する。等価膜とは、たとえば、Al23のある膜をZr
2とSiO2の膜の組み合わせで光学的に等価に置き換
えることなどをいう。
【0029】本発明における光学フィルターの基体がプ
ラスチック製である場合には、傷つき防止のためのハー
ドコートを施すことが好ましく用いられる。ハードコー
トとしては、熱キュア型のオルガノポリシロキサン系ハ
ードコートあるいは紫外線硬化型のアクリル系ハードコ
ートなどが好ましく用いられ、さらに好ましくは、基材
の屈折率と同等な屈折率を有するハードコートにすると
干渉縞が見えにくい光学フィルターとなる。たとえば、
有機シラン化合物と酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化ス
ズ、酸化ベリリウムおよび酸化チタンから選ばれる少な
くとも1種の無機化合物からなる微粒子を含有している
ハードコートなどを好ましく用いる。
【0030】本発明でいう耐擦過性を有するとは、もと
もとの基板と該基板にハードコートを施したものを比較
したときに、スチールウールで擦過させたときに傷のつ
きやすさで差が出ることを意味する。すなわち耐擦過性
を有するハードコートが施されたものの方が傷がつきに
くいということである。
【0031】本発明における反射防止膜では、基体側か
ら数えて 第1層目:ZrO2 第2層目:SiO2 第3層目:TiO2 第4層目:SiO2 とすることが非常に好ましい。この構成にすると波長5
00nmから600nmにおける反射率は0.2%以下
となりさらに、視感反射率は0.25%以下となる。ま
た、この構成にすると、1層目にZrO2層があるた
め、ハードコートとの密着性がすばらしく良く好まし
い。
【0032】本発明における反射防止膜あるいは近赤外
線反射膜の高屈折率膜にITOを少なくとも1層含むと
非常に好ましい。ここでITOとは、酸化インジウムと
酸化錫の混合物をいう。混合比は酸化インジウム対酸化
錫で90〜95対10〜5が好ましい。
【0033】このとき、表面抵抗値が1010Ω/□以下
であると好ましい。表面抵抗値が1010Ω/□以下であ
るとこれにアースをつけ静電気を遮蔽できるようになる
ので非常に好ましい。さらに500Ω/□以下であると
より好ましい。表示画面の前面に取り付けて使用する場
合にその電磁波のシールドとして機能し好ましい形態と
なる。
【0034】本発明の反射防止膜でITOを用いる場合
には、基体側から数えて 第1層目:ZrO2 第2層目:SiO2 第3層目:ITO 第4層目:SiO2 とすることが非常に好ましい。この構成にすると波長5
00nmから600nmにおける反射率は0.2%以下
となりさらに、視感反射率は0.25%以下となる。ま
た、この構成にすると、1層目にZrO2層があるた
め、ハードコートとの密着性がすばらしく良く好まし
い。
【0035】本発明の近赤外線を反射する膜の膜構成で
ITOを用いる場合には、基体側から数えて、 第1層:ZrO2 第2層:SiO2 第3層:ITO 第4層:SiO2 第5層:TiO2 第6層:SiO2 であることが好ましい。この構成にすると波長900n
mから1000nmにおける反射率が50%以上とな
り、さらに1層目にZrO2層があるため、ハードコー
トとの密着性がすばらしく良く好ましい。
【0036】本発明における光学フィルターを表示画面
の前面に取り付けて用いると好ましい。可視光における
反射が低いため、外光がほとんど気にならなく非常に表
示画面が見やすい。さらに、光学フィルターの基体は可
視光線透過率が40%から70%であると良い。こうす
ることで、表示画面のコントラストが向上し、目が疲れ
なく鮮明な画像を得ることができる。表示画面がカラー
表示体である場合に、R(赤)G(緑)B(青)の3原
色に対し、選択透過性を有する光学フィルターにする
と、色に対するコントラストが良くなり、非常に綺麗な
色鮮やかな画像が得られる。この光学フィルターはPD
P(プラズマディスプレイ)の前面に好ましく用いられ
る。現在のPDPはその蛍光体の白さが表示体の色を不
鮮明にするという問題があり、コントラストをどうして
も向上させるのは難しかった。そこで本発明を利用する
と非常に効果があり、ブラウン管に劣らない程の色コン
トラストが得られた。
【0037】本発明における光学フィルターはCCDカ
メラに取り付けて好ましく使用される。CCDカメラは
デジタルビデオといった家電製品からセンシング技術と
してはかかせないものになってきたが、半導体や、LC
Dなどの精密加工を行った後の検査工程で利用するもの
は特に、その画像の鮮明性が問題となる。この時、本発
明における光学フィルターを取り付けたら非常に鮮明な
画像が得られ見たものをそのままセンシングできた様に
見えた。
【0038】本発明における光学フィルターは、以下の
製造方法で好ましく製造される。すなわち、成膜領域の
前後に前記光学フィルターを多段に収納可能な第1及び
第2のストッカーを有する成膜室と、該成膜室の前後
に、それぞれ前記光学フィルターを多段に収納可能なス
トッカーを有する投入室と取出室を設け、成膜室にて前
記光学フィルター用基板が成膜されている間に次の前記
光学フィルター用基板群を投入室に入れ排気しておくと
共に前回成膜された前記光学フィルター群を取出室から
取り出す前記光学フィルター製造方法であって、該光学
フィルター用基板を該成膜領域を通過させながら成膜さ
せる製造方法である。この製造方法によると、従来、こ
のような膜を製造するのに、多層膜であるが故、またそ
の製造装置が円形の基板保持ドームによって把持されて
いたこともあって、非常に高価なものになってしまうと
いう問題があった。大型画面特にPDPなどの28イン
チ以上、さらに60インチの表示画面の前面板に取り付
けられる場合には、製造する装置が大型になってしま
い、その様な製造装置で効率の良い製造装置が見あたら
なく本発明の技術を適用することが難しかった。従っ
て、上記プロセスによって製造されれば、安価に本発明
における光学フィルターが作成可能となり、非常に大型
のPDPを見やすい画像で提供できることになる。
【0039】すなわち、本発明における光学フィルター
の場合、高屈折率膜と低屈折率膜を交互に多層にするい
わゆる繰り返し多層膜であるため、すなわち同一のプロ
セス条件が交互に配置する15層であるとか30層の光
学薄膜であるため、光学フィルター用基板を成膜部位移
動方向を往復させることで1つの成膜室で多数回成膜が
円滑に行われ非常に小型の装置で生産が可能であるとい
う特徴をもつ。
【0040】
【実施例】以下実施例を挙げて説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0041】実施例1 図9に示した成膜装置を用いて成膜対象基板群に薄膜を
形成し、薄膜つき基板を製造した。この薄膜つき基板は
表示装置の前面に取り付けて使用する近赤外反射可視光
反射防止フィルターとして用いるもので、薄膜は光学薄
膜であり、厳しい膜厚管理が必要なものである。
【0042】光学フィルターの基体には透過率70%で
3原色の赤、緑、青の選択透過性のあるグレー系の色つ
きPMMA板にオルガノポリシロキサン系のハードコー
トを両面に施したものを両面に施したものを用いた。
【0043】成膜する反射防止膜の膜構成は表1に示す
通りとした。成膜工程に注目して以下説明する。
【0044】1つの基板保持治具(800mm×1200mm)に
対角線長さが42インチ(107cm)の(700mm×900
mm×5mm)上記基板を1枚セットした。この基板保持治
具を16枚用意した。すなわち光学フィルター基板群を
16群とした。
【0045】基板加熱は基板温度で80℃になるように
マイクロヒータとハロゲンランプで加熱した。
【0046】(0)前処理として成膜室のプラズマ発生
型イオン銃(シンクロン(株)製RIS型イオン銃)を
用いて、加速電圧500V、加速電流100mAにて酸
素イオンを加速して、光学フィルター基板の通過域に照
射しながら、光学フィルター基板16群をさらすように
3m/分の速度で移動させた。16群すべての光学フィ
ルター基板群の移動を終了するまで4分であった。
【0047】(1)第1層目のZrO2の加熱時間(ガス出
し時間)を2分設け、ZrO2の粒子発生部位の温度が定常
状態に達した。その後シャッターを開き、成膜モニター
で30秒間成膜の安定を確認した後、光学フィルター基
板16群を成膜領域にさらすように移動を開始した。成
膜粒子発生源への電子銃のエネルギーは一定にして、移
動速度は、成膜膜厚が一定になるように移動速度コント
ロールをした。16群すべての光学フィルター基板群の
移動を終了しシャッターを閉じた。シャッターを閉じる
までの時間は約5分であった。
【0048】(2)第2層目のSiO2は第1層目の蒸着時
に予備加熱(ここで、予備加熱とは成膜粒子発生部位の
温度を定常状態にすることを意味する)を終了し、
(1)でシャッターを閉じると同時にSiO2の上部にある
シャターを開き、成膜モニターで30秒間成膜の安定性
を確認した後、光学フィルター基板16群を成膜領域に
さらすように移動を開始した。成膜粒子発生源への電子
銃のエネルギーは一定にして、移動速度は、成膜膜厚が
一定になるように移動速度コントロールをした。16群
すべての移動を終了しシャッターを閉じた。シャッター
を閉じるまでの時間は約3分であった。
【0049】(3)第3層目のITOは第2層目の蒸着
時に予備加熱を終了し、(2)でシャッターを閉じると
同時に、酸素を導入して成膜室の圧力を3.0×10-2Paと
し、成膜室に設けられたアンテナを利用して13.56MHzの
高周波を500Wかけ酸素プラズマ状態とし、さらにプ
ラズマ発生型イオン銃を用いて酸素をイオン化した後酸
素イオンを加速し、光学フィルター基板がさらされる方
向に照射しながらITOの上部にあるシャターを開き、
成膜モニターで30秒間成膜の安定性を確認した後、光
学フィルター基板16群を成膜領域にさらすように移動
を開始した。成膜粒子発生源への電子銃のエネルギーは
一定にして、移動速度は、成膜膜厚が一定になるように
移動速度コントロールをした。16群すべての光学フィ
ルター基板群の移動を終了しシャッターを閉じた。シャ
ッターを閉じるまでの時間は約10分であった。
【0050】(4)第4層目にSiO2は第3層目の蒸着時
に予備加熱を終了し、(3)でシャッターを閉じると同
時に、SiO2の上部にあるシャターを開き、成膜モニター
で30秒間成膜の安定性を確認した後、光学フィルター
基板16群を成膜領域にさらすように移動を開始した。
成膜粒子発生源への電子銃のエネルギーは成膜粒子束の
成膜速度が一定になるように出力コントロールをして、
移動速度は、成膜膜厚が一定になるように移動速度コン
トロールをした。16群すべての光学フィルター基板群
の移動を終了しシャッターを閉じた。シャッターを閉じ
るまでの時間は約4分であった。
【0051】(0)〜(4)の時間にマシンの機構ロス
時間を加え、16群の光学フィルター基板を成膜する1
タクトタイムは35分であった。
【0052】これを6回繰り返し、基板を反転させ、表
2に示す近赤外線を反射する膜を成膜した。基板加熱は
基板温度で80℃になるようにマイクロヒータとハロゲ
ンランプで加熱した。
【0053】(0)前処理として成膜室のプラズマ発生
型イオン銃(シンクロン(株)製RIS型イオン銃)を
用いて、加速電圧500V、加速電流100mAにて酸
素イオンを加速して、基板の通過域に照射しながら、基
板16群をさらすように3m/分の速度で移動させた。
16群すべての基板群の移動を終了するまで4分であっ
た。
【0054】(1)第1層目にSiO2の加熱時間(ガス出
し時間)を2分設け、SiO2の粒子発生部位の温度が定常
状態に達した。その後シャッターを開き、成膜モニター
で30秒間成膜の安定を確認した後、基板16群を成膜
領域にさらすように移動を開始した。成膜粒子発生源へ
の電子銃のエネルギーは水晶式膜厚計のセンサーについ
た膜の堆積速度を監視してこの堆積速度が一定になるよ
うに出力のフィードバックコントロールを行った。移動
速度は、成膜膜厚が一定になるように移動速度コントロ
ールをした。16群すべての成膜対象基板群の移動を終
了しシャッターを閉じた。シャッターを閉じるまでの時
間は約4分であった。
【0055】(2)第2層目のTiO2は第1層目の蒸着時
に予備加熱を終了し、(1)でシャッターを閉じると同
時に、酸素を導入して成膜室の圧力を1.0×10-2Paと
し、TiO2の上部にあるシャターを開き、成膜モニターで
30秒間成膜の安定性を確認した後、基板16群を成膜
領域にさらすように移動を開始した。成膜粒子発生源へ
の電子銃のエネルギーは水晶式膜厚計のセンサーについ
た膜の堆積速度を監視してこの堆積速度が一定になるよ
うに出力のフィードバックコントロールを行った。移動
速度は、成膜膜厚が一定になるように移動速度コントロ
ールをした。16群すべての基板群の移動を終了しシャ
ッターを閉じた。シャッターを閉じるまでの時間は約4
分であった。
【0056】(3)第3層目のSiO2は第2層目の蒸着時
に予備加熱を終了し、(2)でシャッターを閉じると同
時にSiO2の上部にあるシャターを開き、成膜モニターで
30秒間成膜の安定性を確認した後、基板16群を成膜
領域にさらすように移動を開始した。成膜条件は(1)
と全く同様とした。シャッターを閉じるまでの時間は約
4分であった。
【0057】(4)以後(2)(3)を5回繰り返し
た。
【0058】(5)第14層目のTiO2は(2)と同様に
行った。
【0059】(6)第15層目のSiO2は(3)と同様に
行った。シャッターを閉じるまでの時間は2分であっ
た。
【0060】(0)〜(6)の時間にマシンの機構ロス
時間を加え、16群の光学フィルター基板を成膜する1
タクトタイムは100分であった。これを6回繰り返
し、基板を取り出した。
【0061】これらのサイクルを5回繰返し運転し、初
期排気と最終取出し時間を含め3日であった。この時生
産した42インチの光学フィルターは480枚(16治具
×1枚×30回)であった。
【0062】こうしてできあがった光学フィルターの特
性を評価した。
【0063】分光反射率特性は図1の通り。分光透過率
特性は図2の通り。
【0064】視感反射率は0.25%、近赤外域900
nm〜1000nmで反射率が98%以上であった。表
の面の表面抵抗値は200Ω/□であった。
【0065】これをPDPの前面に取り付けたところ、
非常に色コントラストが良く鮮明な画像が得られた。ま
た、外光がほとんど気にならなく、見ている人間の写り
込みもほとんど感じられなかった。このPDPの近くに
5種類のリモコンつきテレビを配置し、映像を映し出し
ていたがリモコンの誤動作は起こらなかった。
【0066】また、この光学フィルターからアース線を
引き出したところ静電気を除電できた。
【0067】
【表1】
【表2】 実施例2 実施例1と同様の製造方法により、同様の基板を用いて
表面に表3、裏面に表4の膜構成を施した。
【0068】
【表3】
【表4】 こうしてできあがった光学フィルターの特性を評価し
た。
【0069】分光反射率特性は図3の通りである。分光
透過率特性は図4の通りである。視感反射率は0.25
%、近赤外域900nm〜1000nmで反射率が50
%以上であった。裏の面の表面抵抗値は200Ω/□で
あった。
【0070】これをPDPの前面に取り付けたところ、
非常に色コントラストが良く鮮明な画像が得られた。ま
た、外光がほとんど気にならなく、見ている人間の写り
込みもほとんど感じられなかった。このPDPの近くに
5種類のリモコンつきテレビを配置し、映像を映し出し
ていたがリモコンの誤動作は起こらなかった。
【0071】また、この光学フィルターからアース線を
引き出したところ静電気を除電できた。
【0072】比較例1 実施例1と同様の製造方法により、同様の基板を用いて
表面に表5、裏面に表6の膜構成を施した。
【0073】
【表5】
【表6】 こうしてできあがった光学フィルターの特性を評価し
た。
【0074】分光反射率特性は図5の通りである。分光
透過率特性は図6の通りである。視感反射率は2.5
%、近赤外域900nm〜1000nmで反射率が40
%以上であった。
【0075】これをPDPの前面に取り付けたところ、
色コントラストが良く鮮明な画像が得られた。外光は若
干気になる程度で、見ている人間の写り込みは少し感じ
られた。このPDPの近くに5種類のリモコンつきテレ
ビを配置し、映像を映し出していたが4種類のテレビは
リモコンの誤動作を起こさなかったが1種類のテレビが
リモコンの誤動作を起こした。
【0076】比較例2 実施例1と同様の製造方法により、同様の基板を用いて
表面に表7、裏面に表8の膜構成を施した。
【0077】
【表7】
【表8】 こうしてできあがった光学フィルターの特性を評価し
た。
【0078】分光反射率特性は図7の通り。分光透過率
特性は図8の通り。
【0079】視感反射率は80%、近赤外域900nm
〜1000nmで反射率が80%以上であった。
【0080】これをPDPの前面に取り付けたところ、
外光反射でほとんど表示画面が見えなかった。しかしな
がらこのPDPの近くに5種類のリモコンつきテレビを
配置し、映像を映し出していたが5種類のテレビともリ
モコンの誤動作を起こさなかった。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、近赤外線を効率良く反
射し、可視光を十分に反射防止する光学フィルターを提
供できる。
【0082】特に表示画面の前面に取り付けて使用すれ
ば、表示体を見やすく、高コントラスト化するばかりで
なく他の機器のリモコンなどの誤動作を防止できる。
【0083】CCDカメラに取り付けて使用すれば鮮明
な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光学フィルターの分光反射
率特性の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施例1の光学フィルターの分光透過
率特性の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施例2の光学フィルターの分光反射
率特性の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施例2の光学フィルターの分光透過
率特性の一例を示す図である。
【図5】本発明の比較例1の光学フィルターの分光反射
率特性の一例を示す図である。
【図6】本発明の比較例1の光学フィルターの分光透過
率特性の一例を示す図である。
【図7】本発明の比較例2の光学フィルターの分光反射
率特性の一例を示す図である。
【図8】本発明の比較例2の光学フィルターの分光透過
率特性の一例を示す図である。
【図9】本発明の薄膜つき基板の製造方法の一実施例の
側面から見た図である。
【図10】本発明の薄膜つき基板の製造方法の一実施例
の図9を上から見た図である。
【符号の説明】
2:成膜粒子束発生部位 3:薄膜材料 4a:補正板 4b:補正板 5:成膜粒子束 6:電子銃 7:膜厚測定装置 8:成膜モニタ板 9:成膜粒子束軸 11:シャッター 20:成膜領域 101:投入室 102:投入室 103:ストッカー室 104:成膜室 105:ストッカー室 106:取出室 107:取出室 108:基板保持治具 108a:基板保持治具群 108b:基板保持治具群 108c:基板保持治具群 108d:基板保持治具群 108e:基板保持治具群 108f:基板保持治具群 109a:成膜対象基板群 109b:成膜対象基板群 109c:成膜対象基板群 109d:成膜対象基板群 109e:成膜対象基板群 109f:成膜対象基板群 109g:成膜対象基板群 109h:成膜対象基板群 109i:成膜対象基板群 109j:成膜対象基板群 109k:成膜対象基板群 109l:成膜対象基板群 109m:成膜対象基板群 110:移動手段 111:基板加熱手段 112:高周波プラズマ発生用アンテナ 113a:真空ポンプ 113b:真空ポンプ 113c:真空ポンプ 113d:真空ポンプ 113e:真空ポンプ 113f:真空ポンプ 113g:真空ポンプ 113h:真空ポンプ 114a:ゲートバルブ 114b:ゲートバルブ 114c:ゲートバルブ 114d:ゲートバルブ 211a:イオン銃 211b:イオン銃 212a:油回転ポンプ 212b:油回転ポンプ 212c:油回転ポンプ 212d:油回転ポンプ 218a:成膜モニタ板 218b:成膜モニタ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/28 G02B 1/10 A

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近赤外域を50%以上反射し、可視光域を
    反射防止する視感反射率が3%以下である光学フィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】前記近赤外域が900nmから1000n
    mであり、この全域に対して反射率が50%以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルター。
  3. 【請求項3】前記近赤外域が800nmから1200n
    mであり、この全域に対して反射率が50%以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルター。
  4. 【請求項4】前記近赤外域が900nmから1000n
    mであり、この全域に対して反射率が95%以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルター。
  5. 【請求項5】前記光学フィルターがプラスチック製であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光
    学フィルター。
  6. 【請求項6】前記光学フィルターの基体が、表面にハー
    ドコートを施してなる基体であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の光学フィルター。
  7. 【請求項7】前記光学フィルターの一方の面に反射防止
    膜を有し、他方の面に近赤外線を反射する膜を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光学フ
    ィルター。
  8. 【請求項8】前記反射防止膜の膜構成は下記(1)、
    (2)、(3)または(4)の構成であることを特徴と
    する請求項7に記載の光学フィルター。 (1)反射防止膜が1層からなり、基板の屈折率よりも
    低い低屈折率層からなる。 (2)反射防止膜が2層からなり、基板から外側に向か
    って第1層が基板の屈折率よりも高い高屈折率層、第2
    層が基板の屈折率よりも低い低屈折率層である。 (3)反射防止膜が3層からなり、基板から外側に向か
    って第1層が基板の屈折率よりも高い中屈折率層、第2
    層が第1層より屈折率が高い高屈折率層、第3層が基板
    より屈折率が低い低屈折率層である。ただし、第1層の
    中屈折率層は高屈折率層と低屈折率層の組み合わせで光
    学的な等価膜とする場合を含む。 (4)反射防止膜が4層からなり、基板から外側に向か
    って第1層が基板の屈折率よりも低い低屈折率層、第2
    層が基板の屈折率よりも高い中屈折率層、第3層が第2
    層の屈折率よりも高い高屈折率層、第4層は基板よりも
    屈折率が低い低屈折率層である。ただし、第2層の中屈
    折率層は高屈折率層と低屈折率層の組み合わせで光学的
    な等価膜とする場合を含む。
  9. 【請求項9】膜構成が下記であることを特徴とする請求
    項8に記載の光学フィルター。基体側から数えて 第1層:ZrO2 第2層:SiO2 第3層:TiO2 第4層:SiO2
  10. 【請求項10】前記近赤外線を反射する膜の膜構成は
    (HL)または(LH)の組み合わせを2回以上繰り返
    してなることを特徴とする請求項7に記載の光学フィル
    ター。 H:基板の屈折率よりも高い高屈折率層が光学的膜厚で
    λ/4である層 L:基板の屈折率よりも低い低屈折率層が光学的膜厚で
    λ/4である層 λ:λは600nmから1200nm
  11. 【請求項11】膜構成が下記であることを特徴とする請
    求項10に記載の光学フィルター。基体側から数えて、 第1層:ZrO2 第2層:SiO2 第3層:TiO2 第4層:SiO2 第5層:TiO2 第6層:SiO2
  12. 【請求項12】高屈折率層の少なくとも1層がITOで
    あることを特徴とする請求項8に記載の光学フィルタ
    ー。
  13. 【請求項13】反射防止膜の膜構成が下記であることを
    特徴とする請求項12に記載の光学フィルター。基体側
    から数えて 第1層:ZrO2 第2層:SiO2 第3層:ITO 第4層:SiO2
  14. 【請求項14】近赤外線を反射する膜の膜構成が下記で
    あることを特徴とする請求項10に記載の光学フィルタ
    ー。基体側から数えて、 第1層:ZrO2 第2層:SiO2 第3層:ITO 第4層:SiO2 第5層:TiO2 第6層:SiO2
  15. 【請求項15】表面抵抗値が500Ω/□以下であるこ
    とを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載光学
    フィルター。
  16. 【請求項16】表示画面の前面に取り付けられて使用さ
    れることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載
    の光学フィルター。
  17. 【請求項17】前記表示画面は、プラズマディスプレイ
    であることを特徴とする請求項16に記載の光学フィル
    ター。
  18. 【請求項18】前記表示画面の大きさが表示領域の対角
    線長さで28インチ以上である請求項16または17に
    記載の光学フィルター。
  19. 【請求項19】前記光学フィルターの基体は可視光線透
    過率が40%以上、70%以下であることを特徴とする
    請求項1〜18のいずれかに記載の光学フィルター。
  20. 【請求項20】固体撮像素子カメラに取り付けて使用さ
    れることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載
    の光学フィルター。
  21. 【請求項21】成膜領域の前後に前記光学フィルターを
    多段に収納可能な第1及び第2のストッカーを有する成
    膜室と、該成膜室の前後に、それぞれ前記光学フィルタ
    ーを多段に収納可能なストッカーを有する投入室と取出
    室を設け、成膜室にて前記光学フィルター用基板が成膜
    されている間に次の前記光学フィルター群用基板を投入
    室に入れ排気しておくと共に前回成膜された前記光学フ
    ィルター群を取出室から取り出す前記光学フィルター製
    造方法であって、該光学フィルター用基板を該成膜領域
    を通過させながら成膜させる製造方法で製造されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の光学フィルター。
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