JPH09325351A - 空間光変調器及び画像記録装置 - Google Patents

空間光変調器及び画像記録装置

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JPH09325351A
JPH09325351A JP14171696A JP14171696A JPH09325351A JP H09325351 A JPH09325351 A JP H09325351A JP 14171696 A JP14171696 A JP 14171696A JP 14171696 A JP14171696 A JP 14171696A JP H09325351 A JPH09325351 A JP H09325351A
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JP
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light
liquid crystal
pattern
light modulator
layer
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Application number
JP14171696A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Ichihashi
光芳 市橋
Kenichi Nakagawa
謙一 中川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ性のある空間光変調器と、それを利用
した、システム設計上又は使用上融通性のある画像記録
装置とを提供する。 【解決手段】 光導電層12、光反射層14及び液晶層
15を有し、これらの層に関してはこの順に位置する積
層構造体を、2枚の透明電極16、17付き透明基板1
0、11がその透明電極を内側にした状態で、挟持する
構造の空間光変調器である。その液晶層15に、液晶に
不溶の微粒子を含有していることを特徴とする。感光材
料に、光パターンを照射してその光パターン画像を形成
する画像記録装置において、上記空間光変調器は利用で
きる。つまり、その空間光変調器と、該空間光変調器に
光パターンを入力する光パターン入力手段と、該空間光
変調器に読み出し光を照射する光源と、該空間光変調器
から読み出された光パターンを前記感光材料に照射する
光学系とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間光変調器、及
びそれを応用した画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空間光変調器は、基本的に、それぞれ内
側に透明電極が付着された2枚の透明基板間に、光導電
層、光反射層、及び液晶層の順に位置する積層構造体
が、挟持された構造を有している。
【0003】かかる空間光変調器は、次のような機能を
果たす。透明電極間に電圧を印加した状態で、書き込み
側(光導電層近傍の透明基板側)からパターン状に光を
照射すると、その光照射部分では光導電層の抵抗が低下
し、光反射層を介して隣接する部分の液晶層に所定の電
圧が印加される。すると、その部分の液晶層が複屈折効
果等の光学的効果を発揮する。その状態で、読み込み側
(書き込み側の反対側)から読み込み光を照射すると、
その光は、光学的効果を発揮する部分の液晶層を透過し
て、光反射層で反射され、また、液晶層を透過してこの
空間光変調器から出射する。その光は、液晶の光学的効
果が及ぼされて、光学的変調を受けている。即ち、この
変調を受けた光は、書き込み光による影響を受け、書き
込み光によるパターンを認識する。
【0004】光反射層によって読み込み光が完全には反
射されないので、読み込み光の一部が高感度の光導電層
に入射しないように、光導電層と光反射層との間に遮光
層を設けることも一般的である。
【0005】空間光変調器を利用して、上記のように、
書き込み光によってパターン状に液晶層の配向状態を変
化させ、そのパターンを読み込み光で読み込み、その光
を感光材料に照射する装置が知られている(特開平7−
199362号)。この装置では、書き込み光による画
像パターンを、その感光材料上に再現したり、変調して
形成することが可能である。
【0006】液晶層の配向状態変化を引き起こすための
上記書き込みとして、CTRディスプレイによる面書き
込みや、レーザビーム等による、点順次書き込み、線順
次書き込みが利用されうる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリ効果が
ない液晶層には、電界や書き込み光が加わってないと、
液晶層は、書き込まれた状態を維持していない。即ち、
書き込んだ状態は、書き込み時の電界等の状態が保持さ
れていないと維持されない。
【0008】したがって、配向状態変化によって液晶に
形成された画像パターンの各部を読み込み時には、その
各部に設置されている透明電極を介して液晶層に電圧を
印加しておく等、書き込み時の状態を保持しておく必要
があった。
【0009】これは、画像記録装置のシステム設計上又
は使用上多くの制約を及ぼしていた。
【0010】例えば、一旦画像パターンが液晶層に書き
込まれた後に電圧印加を中止し、時間をおいて読み込み
を実施することができなかった。また、点状又は線状に
書き込んだ場合、書き込んだ順に読み込むシステムとす
る必要がある等の制約があった。
【0011】かくして、本発明の第1の目的は、従来の
空間光変調器を利用した場合の上記画像記録装置の欠点
を克服できる空間光変調器を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、その空間光変調器
を利用した画像記録装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成可能な
請求項1に記載の発明は、光導電層、光反射層及び液晶
層を有し、これらの層に関してはこの順に位置する積層
構造体を、2枚の透明電極付き透明基板がその透明電極
を内側にした状態で、挟持する構造の空間光変調器にお
いて、該液晶層に、液晶に不溶の微粒子を含有している
ことを特徴とする空間光変調器。
【0014】この発明では、透明電極を介して、液晶に
電界を印加した場合、液晶はその本来の性質によって配
向する。その配向に応じて、液晶に含有されている微粒
子も、向きや連鎖状態を変える。上記のように液晶が配
向するので、この空間光変調器でも、液晶の本来的に発
揮する作用、つまり、複屈折変化、旋光性変化、吸光度
変化、散乱性変化を利用し得る。
【0015】その後、電界の印加が中止されても、微粒
子の向きや連鎖状態は保持されるので、それに伴って液
晶の配向も保持される。それに応じて、電界印加時と同
様な液晶の作用が発揮されている。つまり、液晶の作用
が記憶されている。また、微粒子の状態も記憶されてい
るので、微粒子の向きが影響する光学効果、例えば吸光
度も記憶される。
【0016】上記空間光変調器は、請求項2で示すよう
に書換え可能な画像メモリとしても、利用できる。
【0017】第2の目的を達成可能な請求項3に記載の
発明では、感光材料に、光パターンを照射してその光パ
ターンにより表される画像を形成する画像記録装置にお
いて、一方の面から光パターンが光学的に入力されるこ
とにより、または光パターンが電気的に入力されること
により光パターンが書き込まれ、他方の面から読み出し
光が照射されることにより書き込まれた光パターンが読
み出される空間光変調器と、該空間光変調器に光パター
ンを光学的または電気的に入力する光パターン入力手段
と、該空間光変調器に読み出し光を照射する光源と該空
間光変調器から読み出された光パターンを前記感光材料
に照射する光学系とからなる光パターン読み出し手段
と、を有し、該空間光変調器が、請求項1記載の空間光
変調器である、ことを特徴とする。
【0018】この画像記録装置によれば、空間光変調器
がメモリ性を有しているので、それに一端書き込まれた
光パターンを、書き込み時の光や電界の状態を維持して
いなくても、読み込むことが可能である。
【0019】なお、空間光変調器に読み出し光を照射す
る光源および該空間光変調器から読み出された光パター
ンを感光材料に照射する光学系からなる光パターン読み
出し手段は、当該装置の他の部分と、一体的に構成され
てもよいし、別体とされてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態によっ
て詳細に説明する。
【0021】本発明の空間光変調器の一形態を模式的に
図1に示す。この光変調器は、透明電極16、17が各
々内側に設けられた2枚の透明基板10、11に挟まれ
た積層構造を有する。その積層構造は、透明電極16の
側から、順に、光導電層12、遮光層13、光反射層1
4、液晶層15である。なお、透明電極16、17に
は、電源18から交流バイアスが印加される。
【0022】上記空間光変調器は、その液晶層に特徴が
ある。即ち、液晶層内に、液晶に不溶の微粒子が含有さ
れている。
【0023】液晶層15中の液晶は、好ましくは、ネマ
ティック液晶であるが、他の種類の液晶、例えば、コレ
ステリック液晶であってもよい。その材料も、当業界で
利用しうる任意の材料から選択すればよいが、好ましく
は、TNモードや、STNモードには正の誘電異方性を
有するネマティック液晶が、ECB又はDAPと呼ばれ
るモードには、負の誘電異方性を有するネマティック液
晶が、コレステリック−ネマティック相転移モードには
誘電異方性が正で短ピッチ(5μm)のコレステリック
又はカイラルネマティック液晶が、また2周波駆動用に
は印加電圧の周波数によって誘電異方性の符号が正負交
替するネマティック液晶が、ダイナミックスキャッタリ
ング効果や、その周波数依存性を利用するモードでは、
しばしばイオン性添加剤を含むネマティック液晶が用い
られる。本発明はこれらの液晶動作モードを特定するも
のではない。
【0024】液晶層の厚みは、通常、1〜20μmが好
適であるが、本来、この値は、上記のような種々の液晶
動作モードと液晶材料の光学的及び電気的な物性によっ
て、それぞれの実施形態ごとに最適化されるべきもので
ある。例えば、旋光性、複屈折を利用する場合は、好ま
しくは、2〜6μm、散乱を利用する場合には、10〜
20μmである。
【0025】この液晶層に含有されている微粒子の粒径
は、液晶層の厚みに対応する径以下である。粒径の最小
値は、通常、コロイド粒子に相当する径(約10nm)
である。また、液晶層が利用する機能によっても、微粒
子の好ましい粒径は異なる。
【0026】微粒子の材質は、特に限定されず、無機系
であっても、有機系であってもよい。無機系の材質とし
て、天然又は人工の鉱物質や、酸化物等が挙げられる。
具体的には、モンモリロナイト等を主体鉱物とする粘
土、雲母、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化モリブ
デン、酸化アンチモン等が挙げられる。
【0027】有機系の材質として、ベークライトのよう
なプラスチックを粉砕した微粒子、ラテックス重合によ
って製造したポリマー微粒子、マイクロカプセル製法に
類した方法によって作成した微粒子等が挙げられる。
【0028】これらのうち、モンモリロナイト等を主体
鉱物とする粘土が好ましい。微粒子の形状についても、
特別な限定はないが、同一液晶層内で使用する微粒子の
形状はできる限り揃っているほうが好ましい。形状の具
体例としては、球形状(例えばシリカ)、平板状(雲
母、グラファイト)、針状(アスペスト)、短繊維状等
である。
【0029】微粒子は、目的に応じて表面処理してもよ
い。微粒子の表面に有機分子を共有結合的、イオン結合
的、又はファンデスワールス分子間力的に吸着させるこ
とによって、親油性処理すれば、微粒子が液晶に混和し
やすくなる。また、微粒子を水性の酸やアルカリで処理
することによって、親水性処理すれば、粒子表面に水酸
基等が吸着されて、例えば、粒子同士の会合性が向上す
る。
【0030】液晶層での微粒子の含有量は、適宜選択す
ればよいが、通常は、液晶層全体の0.01重量%〜5
0重量%、好ましくは、0.1重量%〜5重量%であ
る。微粒子は液晶合成後に添加してもよいし、合成中に
添加してもよい。
【0031】液晶層の形成法は、その層に微粒子を添加
させる以外は、当業界で利用される任意の形成方法から
適宜選択すればよい。代表的には、液晶層を挟持する2
つの層の内側に配向処理を施し、それらの2つの層を、
その層の周囲に配置され且つ液晶の注入口を有するスペ
ーサを介して、貼り合わせ、更に、微粒子の添加された
液晶を注入口から注入後、その注入口を封止することに
よって製造可能である。
【0032】上記透明基板16、17、透明電極10、
11、光導電層12、遮光層13、光反射層14は、特
に限定はなく当業界で利用しうる任意の材料、形態のも
のから適宜選択すればよいが、以下、簡単に説明する。
【0033】透明基板16、17としては、アルカリガ
ラス、無アルカリガラス、シリカガラス等のガラスや、
ポリカーボネート等の樹脂が利用できる。
【0034】透明電極10、11としては、一般にSn
2 、ITO等が利用できる。所望に応じてパタニーン
グする。
【0035】光導電層12は、微弱な書き込み光に反応
して光電変換が行われ、これに伴って液晶層15両端間
に加わる電界を制御する。その材質は、例えば、アモル
ファス水素化シリコン、アモルファスSeTe,有機光
導電体(例えば、フタロシアニン系、ビスアゾ系顔料)
である。
【0036】光遮光層13は、空間光変調器1にとって
必須の層ではないが、高感度な光導電層に読み出し光が
入射しないように光を遮蔽する。その材質は、例えば、
酸化物、顔料分散有機樹脂等である。
【0037】光反射層14は、液晶層15側の透明基板
17を介して、液晶層15を透過してきた光を100%
近く反射させ、その透明基板17から読み出し光として
出射させる。この層14は、二酸化珪素及び二酸化チタ
ンのような誘電体を、被反射光の1/4波長づつの厚み
で交互に積層したものが一般的である。
【0038】上記空間光変調器1の動作に関して次に説
明する。透明電極16、17間に電圧を印加した状態で
あっても、空間光変調器1の書き込み側(透明基板16
側)から光パターンがなんら照射されないと、光導電層
12は高抵抗であり、遮光層13、光反射層14を介し
て隣接する液晶層15には、わずかな電圧しか加わら
ず、液晶層15は光学効果(以下、複屈折効果で説明す
る)を示さない。つまり、液晶分子の長軸と通過すべき
光軸とが合致して複屈折効果を示さない。そのため、空
間光変調器1に読み込み側(透明基板17側)から読み
込み光を入射しても、その光は、液晶層15、光反射層
14、液晶層15という経路を通過した後も、なんら複
屈折を起こさず、入射S波成分は、出射後も、S波成分
のままである。
【0039】一方、透明電極16、17間に電圧を印加
した状態で、空間光変調器1の書き込み側から光パター
ンが照射されると、照射を受けた部分の光導電層12の
抵抗が下がり、遮光層13、光反射層14を介して隣接
の液晶層15部分にもある一定以上の電圧が印加され、
液晶の配向状態が変化する。つまり、液晶分子は、印加
電圧が発生した電界と直交する方向に傾き、通過光軸と
液状分子の長軸とが交わり複屈折効果を発揮する。この
時、液晶に含有している微粒子も、液晶の長軸の配向に
伴って物理的な力を受け、同様な配向を示す。
【0040】上記のように、光照射部分で、液晶層15
内の液晶の配向が変わるので、空間光変調器1のその部
分に読み込み側から読み込み光を入射すると、入射光
は、液晶層15、光反射層14、液晶層15という経路
を通過する過程で、円偏光や楕円偏光した状態で、空間
光変調器1から出射される。かくして、入射S波成分
は、出射後は、P波成分に変調されている。
【0041】従来の通常の空間光変調器では、透明電極
による電圧印加を中止した場合には、液晶が、書き込み
前の状態に戻り、記録が失われ、読み込みが不可能とな
っていた。しかし、上記実施形態のような本発明の空間
光変調器では、透明電極16、17による電圧印加を中
止したときにも、電界の影響を実質受けない微粒子は、
(平板状、針状、短繊維状の場合には)その向きを、ま
た(球状の場合には)その連なり状態を保持する。保持
の程度は、微粒子や液晶の材質等によって異なる。その
微粒子の保持状態に伴って、液晶も、電界を受けていた
状態を保持する傾向をもつ。つまり、液晶が電界を受け
ていないにもかかわらず、電界を受けていた状態に呈し
ていた複屈折性を発揮する傾向をもつ。つまり、液晶が
微粒子の作用を受けて、光学的効果に関してメモリ性を
有することになる。
【0042】また、微粒子も、状態が保持されるので、
それが及ぼす物理的な作用(例えば、吸光度)に関して
メモリ性を有する。
【0043】従って、上記空間光変調器は、画像メモリ
素子として利用できる。この素子は、当然書換え可能で
ある。
【0044】また、上記のように液晶層にメモリ性のあ
る空間光変調器であれば、以下に説明するように、その
空間光変調器を利用した画像記録装置のシステム選択の
幅が広まる。
【0045】そのシステムの書き込み光学系には、次の
3つがある。 1) レーザ等をスキャナする、点順次書き込み、 2) レーザや発光ダイオードのアレーでパラレルに書
き込む、線順次書き込み、 3) 本来的に二次元の広がりのあるイメージ光で書き
込む、面書き込み。
【0046】従来のようにメモリ性がなければ、書き込
み光学系を上記1)や2)としても、読み込み側は、書
き込んだ順に読み込むユニット(例えば、システム面状
に読み込み光を照射するユニットか、書き込み光学系の
動きに追随する読み込み光を照射するユニット)を採用
する必要があった。しかし、液晶層にメモリ性がある空
間光変調器を採用すれば、書き込みを点や線で行って
も、書き込んだ順に読み込むユニットを使用する必要が
ない。また、読み込み側のユニットの動作タイミングも
非常に広がる。したがって、上記の1)や2)の書き込
み光学系を採用した場合には、読み込み側のユニット
は、各種の態様、例えば、書き込みが完全に終了後、読
み込みを部分的に順次実施していく形態がとれる。
【0047】上記空間光変調器を利用した画像記録装置
の一形態について説明する。その画像記録装置を図2に
模式的に示す。この装置2は、感光材料7にカラー記録
を行うためのものであり、光パターンを投影するための
書き込みユニット2と、上記空間光変調器1と、空間光
変調器1に読み込み光を照射するハロゲンランプ3と、
ハロゲンランプ3からの光を、B(ブルー),G(グリ
ーン),R(レッド)の光に変調するフィルタ4と、フ
ィルタ4を透過した光を空間光変調器1に入射させるた
めの偏光ビームスプリッタ5と、空間光変調器1から読
み出された光パターンを画像として記録される感光材料
7に入射する投影レンズ6とからなる。
【0048】書き込みユニット2は、レーザビーム21
を出射する半導体レーザ20、コリメータレンズ22、
回転多面鏡等の光偏向器23、fθレンズからなる収束
レンズ24、及びこれらを収納し矢印Y方向に移動可能
なハウジング25からなる。
【0049】書き込みユニット2による空間光変調器へ
の光パターンの書き込みについて説明する。上記形態
は、カラー印刷を行うものであるため、まず、Bの画像
を表す信号が、半導体レーザ動作制御系(図示せず)に
入力され、Bの画像を表す光パターンが、半導体レーザ
20からレーザビーム21として出射される。すると、
そのレーザビーム21は、コリメータレンズ22によっ
て平行ビームとされた上で光偏向器23に入射する。レ
ーザビーム21は、この光偏向器23によって反射偏向
され、集束レンズ24に通され、空間変調器1上に矢印
Y方向と垂直方向に走査(主走査)される。それと共に
記録ユニット25が図示しなし搬送機構によって矢印Y
方向に搬送されて副走査がなされる。したがって、空間
変調器1上には、レーザビーム21が二次元的に照射さ
れる。ここで、レーザビーム21は、画像信号に基づい
て変調されている。そのため、この変調されたレーザビ
ーム21が照射された空間光変調器1には、画像信号が
担持する画像におけるBの光パターンが書き込まれる。
同様にして、G及びRの光パターンが書き込まれる。こ
うして、B、G及びRの光パターンによるカラー画像パ
ターンを書き込む。この間、本形態では、読み込み系の
主ユニット(ハロゲンランプ、フィルタ)を、動作さ
せ、書き込み同時読み込みを実施することもできるが、
それは、必須ではない。即ち、メモリ性を有する液晶層
を利用した空間光変調器1が上記の画像記録装置には組
み込まれているので、書き込みが完全に終了した後、以
下のように読み込みが可能である。
【0050】空間光変調器1に光パターンが書き込ま
れ、電圧印加が中止された後、ハロゲンランプ3から読
み出し光が出射され、この読み出し光がBのフィルタ4
を透過して偏光ビームスプリッタ5に入射され、この偏
光ビームスプリッタ5により反射されて、空間光変調器
1の読み出し側の面に入射される。空間光変調器1に入
射された読み出し光は、空間光変調器1により変調され
て反射される。その反射光が、再度偏光ビームスプリッ
タ5に入射され、投影レンズ6を介して感応材料7に照
射される。感光材料7は、その照射光によって像様に感
光され、Bの画像パターンが形成される。同様にして、
G及びRの光パターンが感光材料7上に書き込まれる。
こうして、B、G及びRの光パターンによるカラー画像
パターンが感光材料7上に形成される。
【0051】上記の説明では、書き込み同時読み込み
と、書き込み後読み込みとが共に可能な装置形態を示し
たが、例えば、書き込みユニットと、読み込み側のユニ
ットとを完全に別体とすることも、本発明によれば可能
である。したがって、明らかに、画像記録装置のシステ
ム選択の幅が広がる。
【0052】メモリ性を有する本発明の前記空間光変調
器は、特開平7−199362号等に記載の各種の形態
の画像記録装置等に応用可能である。
【0053】例えば、B、R、Gの画像信号を、単一の
書き込みユニットでなく、それぞれに応じた書き込みユ
ニット(計3つユニット)を設け、更にその各々からの
光信号を受ける空間光変調器を個別に設け、それらを介
して書き込む構成(特開平7−199362号の図6開
示)としてもよい。この構成の場合、例えば、読み込み
のための光源は単一とし、適切な光学系によって各空間
光変調器に読み込み光を分配し、それらから変調を受け
て反射した各光を単一のレンズで集光して、その光を感
光材料に照射する読み込み系とすることができるが、そ
の読み込みは、書き込みと同時又は時間を置いた後でも
よい。
【0054】また、上記の半導体レーザをアレイ状に並
べた線書き込みユニットを利用して、線書き込み装置と
してもよい。また、上記の書き込みユニットの代わり
に、面状の光パターンを投影するCRTディスプレイを
利用して、面書き込み装置としてもよい(特開平7−1
99362号の図1開示)。
【0055】いずれの場合にも、空間光変調器にメモリ
性があるので、システムの設計、使用の融通性が向上す
る。
【0056】なお、上記した実施形態においては、光学
的に光パターンを書き込むことができる空間光変調器を
用いているが、これに限定されるものではなく、電気的
に光パターンを書き込むことができる空間光変調器を用
いるようにしてもよい。この場合、CRTやレーザビー
ムを用いることなく直接光パターンを空間光変調器に書
き込み、その後上述した実施形態と同様に書き込まれた
光パターンを読み出してこの光パターンを感光材料に記
録すればよい。
【0057】
【実施例】
空間光変調器の製造例1 まず、厚み4mmの透明ガラス基板(商品名:テンパック
ス)を用意する。次に、ガラス基板上に、SnO2 をE
B蒸着することによって透明電極を形成した。厚みは、
100オングストロームとした。
【0058】その後、透明電極を、当業界で周知のフォ
トリソグラフを利用してパターニングした。
【0059】次に、透明電極上に光導電層を成膜した。
具体的には、水素化アモルファスシリコンをプラズマC
VD法によって成膜した。その厚みは、10μmとし
た。
【0060】その後、光導電層上に次のようにして遮光
層を形成した。厚み10μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム仮支持体の上に下記の処方からなる塗布液
を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が20μmの熱可塑性樹脂
層を設けた。
【0061】 熱可塑性樹脂層処方 メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタクリ レート/メタクリル酸共重合体(共重合体モル組成比=55/28.3/11. 7/4.5、重量平均分子量=80000) 15.0部 BPE−500(新中村化学社製多官能アクリレート) 7.0部 F177P(大日本インキ社製フッ素系界面活性剤) 0.3部 メタノール 30.0部 メチルエチルケトン 19.0部 1−メトキシ−2−プロパノール 10.0部 次に、上記熱可塑性樹脂層上に下記処方B1から成る塗
布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が1.6μm厚の中間
層を設けた。
【0062】 ポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA205、鹸化率=80%) 130部 ポリビニルピロリドン(GAFコーポレーション社製PVP、K−30) 60部 蒸留水 2110部 メタノール 1750部 上記熱可塑性樹脂層及び中間層を有する仮支持体の上
に、下記処方からなる塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜
厚が2μmの遮光性感光性樹脂層を形成し、さらに上記
樹脂層の上にポリプロピレン(厚み12μm)の被覆シ
ートを圧着して、複層フィルムを作製した。 ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 (モル比=70/30、極限粘度=0.12) 34.30部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 36.14部 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[4−(N,N−ジエトキシカルボ メチル)−3−ブロモフェニル]−s−トリアジン 1.78部 ピグメントレッド177 0 部 ピグメントブルー15:6 6.02部 ピグメントイエロー139 4.51部 ピグメントバイオレット23 3.72部 カーボンブラック 13.29部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.02部 F177P(大日本インキ社製界面活性剤) 0.23部 メチルセロソルブアセテート 40.0 部 メチルエチルケトン 60.0 部 Δx 0.04 Δy 0.05 Y値 0.35 Y値:365nm 10:1 このフィルムから、被覆シートを剥がし、上記樹脂層が
光導電層に接触するようにセットし、両者を、ラミネー
タ(商品名VP−II、大成ラミネーター(株)製)を
用いて、加熱(130℃)、加圧(1kg/cm2 )し、
貼り合わせ、続いて、仮支持体と、熱可塑性樹脂層との
界面で剥離し、仮支持体を除去した。
【0063】次に、超高圧水銀灯を用いて、光導電体の
存在しない部分等、遮光層が不要な部分をマスクして、
紫外光を50mJ/cm2 照射した。その後、1%炭酸ナ
トリウム水溶液で現像して不要部を除去し、さらに15
0℃、1時間乾燥して、遮光層を形成した。この層の厚
みは3μm、光学濃度は3、また平坦性は±0.1μm
と良好であった。
【0064】次いで、SiO2 とTiO2 とを、読み出
し光に利用する光の波長の1/4波長づつの厚みで交互
にEB蒸着によって遮光層上に積層し、光反射層を形成
した。
【0065】更に、光反射層上に、周囲部以外スペース
をおいて、透明電極付き対向透明ガラス基板を貼り付
け、そのスペースに液晶を導入することとなるが、その
前に、電界で印加されない状態で液晶に所望の配向をと
らすために、配向処理を光反射層側、および透明電極側
の両方に施した。
【0066】透明電極付き対向透明ガラス基板は、前記
透明電極付き透明ガラス基板と同様なものが利用した
い。但し、その厚みは、2mm程度である。配向処理は、
SiO 2 を斜め蒸着して設け、それをシランカップリン
グ剤で表面処理した。光反射層側、および透明電極側の
配向処理は、同じとした。プレティルト角は、88°で
あった。
【0067】上記のように配向処理を施した後、光反射
層上に、周囲部以外スペースをおいて、透明電極付き対
向透明基板を貼り付けた。具体例には、まず、対向透明
基板の周辺部に、球状のシリカ(直径6μm)を混入し
た接着剤(二液性の熱硬化型エポキシ樹脂)をスクリー
ン印刷で形成した。次に、対向透明ガラス基板に、光導
電層側の透明ガラス基板を、その光反射層側を内側にし
て貼り合わせ、接着剤を硬化した。
【0068】その後、注入口から、上記のスペースに、
微粒子を含んだ液晶(商品名:N−を真空注入した。そ
の注入後、全ての細孔を封止した。微粒子を含んだ液晶
は、次のように調製した。
【0069】有機化処理したモンモリナイトを、液晶と
して、ネマティック性の二周波駆動液晶(チッソ製)を
用いた。これらを共通溶媒法により複合化し、白色ペー
スト状の白色ペースト状の液晶複合体(無機ベースのモ
ンモリロナイト添加量、1.25重量%)を得た。 製造例2 表面に長鎖アルキル基を化学吸着させた雲母の有機溶剤
分散液と正の誘電異方性を有するネマティック液晶、Z
LI−1132(商品名、エー・メルク社製)に、対液
晶の固形物比0.7%で混合し、溶剤除去し、白色の液
晶複合体を得た。 製造例3 負の誘電異方性の液晶N−35(商品名、チッソ社製)
に、シリカ粒子としてエアロジルを2重量%の割合で混
合し、白色の液晶複合体を得た。画像記録装置の使用
例。
【0070】製造例1で製造した空間光変調器を利用し
て、図2に示した装置を組んだ。空間光変調器への書き
込み後、600分、間をおいて、その読み込みを実施
し、それに伴って感光材料上に画像パターンを形成し
た。その結果、書き込み直後に作成した画像パターン
が、印画紙上で印画濃度差1.85、解像度5ラインペ
ア/mmであったものが、600分後にも同等の印画性能
が得られた。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
よる本発明の空間光変調器によれば、これを利用した画
像記録装置のシステム設計上又は使用上の融通性を格段
に向上することができる。例えば、一旦画像パターンが
液晶層に書き込まれた後に電圧印加を中止し、時間をお
いて読み込みを実施することができる。また、点状又は
線状に書き込んだ場合、書き込んだ順に読み込むシステ
ムとする必要がない。
【0072】また、請求項2に記載したような、書換え
可能な画像メモリ素子として利用できる。
【0073】更に、請求項3に記載した本発明の画像記
録装置は、上記の利点を活用した実用上好ましい画像記
録装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空間光変調器の一実施形態を示す模式
図である。
【図2】本発明の画像記録装置の一実施形態を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 空間光変調器 10、11 透明基板 12 光導電層 13 遮光層 14 光反射層 15 液晶層 16、17 透明基板 18 電源 2 書き込みユニット 3 ハロゲンランプ 4 フィルタ 5 偏光ビームスプリッタ 6 投影レンズ 7 感光材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電層、光反射層及び液晶層を有し、
    これらの層に関してはこの順に位置する積層構造体を、
    2枚の透明電極付き透明基板がその透明電極を内側にし
    た状態で、挟持する構造の空間光変調器において、 該液晶層に、液晶に不溶の微粒子を含有していることを
    特徴とする空間光変調器。
  2. 【請求項2】 書換え可能な画像メモリ素子としての請
    求項1記載の空間光変調器。
  3. 【請求項3】 感光材料に、光パターンを照射してその
    光パターンにより表される画像を形成する画像記録装置
    において、 一方の面から光パターンが光学的に入力されることによ
    り、または光パターンが電気的に入力されることにより
    光パターンが書き込まれ、他方の面から読み出し光が照
    射されることにより書き込まれた光パターンが読み出さ
    れる空間光変調器と、 該空間光変調器に光パターンを光学的または電気的に入
    力する光パターン入力手段と、 該空間光変調器に読み出し光を照射する光源と該空間光
    変調器から読み出された光パターンを前記感光材料に照
    射する光学系とからなる光パターン読み出し手段とを有
    し、 該空間光変調器が、請求項1記載の空間光変調器であ
    る、ことを特徴とする画像記録装置。
JP14171696A 1996-06-04 1996-06-04 空間光変調器及び画像記録装置 Pending JPH09325351A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101908A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 光変調素子

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JP2007101908A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 光変調素子

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