JPH09326736A - ワイヤレス送受信システム用2次側回路装置およびワイヤレス送受信システム用誘導コイル - Google Patents

ワイヤレス送受信システム用2次側回路装置およびワイヤレス送受信システム用誘導コイル

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JPH09326736A
JPH09326736A JP8140495A JP14049596A JPH09326736A JP H09326736 A JPH09326736 A JP H09326736A JP 8140495 A JP8140495 A JP 8140495A JP 14049596 A JP14049596 A JP 14049596A JP H09326736 A JPH09326736 A JP H09326736A
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JP
Japan
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power
induction coil
signal
reception
transmission
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JP8140495A
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English (en)
Inventor
Yuji Nishizawa
勇治 西澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率のよい電力伝送、信号伝送が行えるワイ
ヤレス送受信システム用2次側回路装置を提供するこ
と。 【解決手段】 電力誘導コイル51に各々並列に第1の
電力共振コンデンサ61および第2の電力共振コンデン
サ62を接続し、送信モード・受信モードによって第1
の電力共振コンデンサ61と第2の電力共振コンデンサ
62の何れか一方の回路を選択的に閉成する共振コンデ
ンサ切り替えスイッチ63を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカードなどで使
用されるワイヤレス送受信システムで使用される2次側
回路装置およびワイヤレス送受信システム用誘導コイル
に関し、特に磁界によりコイルに生じる誘導起電力を利
用して相互誘導により非接触で電力および信号を伝送す
るワイヤレス送受信システムで使用される2次側回路装
置およびワイヤレス送受信システム用誘導コイルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図13は非接触で電力および信号を伝送
するワイヤレス送受信システムの従来例を示している。
このワイヤレス送受信システムは、1次側回路装置10
と、2次側回路装置50とを有している。1次側回路装
置10は、1次側コントローラ11と、電力アンプ12
と、1次側コイル13とにより構成されている。
【0003】2次側回路装置50は、電力回路として2
次側電力受信コイル(電力誘導コイル)51と、2次側
電力共振コンデンサ52と、整流回路53と、平滑コン
デンサ54と、2次側負荷55とを有し、信号回路とし
て2次側信号コイル(信号誘導コイル)56と、信号送
受信切り替えスイッチ57と、信号送信直列共振コンデ
ンサ58と、信号受信並列共振コンデンサ59と、2次
側信号コントローラ60とを有している。
【0004】信号送受信切り替えスイッチ57は、2次
側信号コントローラ60が出力する制御信号によって、
信号受信モード時には信号受信側接点aに切り替わり、
信号送信モード時には信号送信側接点bに切り替わる。
即ち、信号送受信切り替えスイッチ57は送信モード・
受信モードによって信号送信直列共振コンデンサ58と
信号受信並列共振コンデンサ59の何れか一方の回路を
選択的に閉成する。
【0005】ここで、ω1 は電力角周波数、ω2 は信号
角周波数である。
【0006】以上のように構成された従来のワイヤレス
送受信システムにおいて、相互誘導により非接触で電力
と信号とを伝送する方式の第1の例として時分割制御方
式がある。時分割制御方式は、図14に示されているよ
うに、信号送受信時間と電力送受信時間とを時間的に分
けることで、信号の電磁波と電力の電磁波との混信を避
け、信号伝送の信頼性を上げる方式である。この方式で
は、電力角周波数ω1と信号角周波数ω2 とが同じであ
ってよい。
【0007】非接触で、電力と信号とを伝送する方式の
第2の例として、2次側電力受信コイル51と2次側信
号コイル56との物理的な結合係数を下げ、具体的には
図15に示されているようにコイル間距離を大きく取
り、電力周波数f1 と信号周波数f2 の混信を避ける方
式がある。この場合には大きなループ状の2次側電力受
信コイル51の内側に小さな2次側信号コイル56が配
置される。
【0008】このように、二つのコイル51、56の大
きさが異なるのは、この二つのコイル51、56の結合
係数を下げるためであり、2次側電力受信コイル51の
内側に2次側信号コイル56を配置したのは、図16に
示されているように、一般に、固定配置の1次側回路装
置10に対して携帯性を有する2次側回路装置50はあ
らゆる方向から接近するが、2次側回路装置50が動作
するためには、先ず電力を受信し、電源が立ち上がらね
ばならないからである。
【0009】非接触で電力と信号とを伝送する方式の第
3の例として、電力角周波数ω1 <<信号角周波数ω2
と設定、換言すれば(電力の周波数f1 )<<(信号の
周波数f2 )と設定する方式であり、この方式では、1
次側電力送信回路および2次側信号送受信回路の受信部
において周波数フィルタを用いて、電力の周波数成分f
1 を除去する。
【0010】また従来、2次側電力受信コイル51、2
次側信号コイル56としては、図17(a)、(b)に
示されているように、マグネットワイヤ等の電線100
で手巻き、あるいは機械巻きで巻かれた巻線式もの、あ
るいは図18(a)、(b)に示されているように、多
層プリント基板101の各層の同一位置に導体ループパ
ターン102をパターンニングされたパターンコイル
(シートコイル)式のものが使用されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】時分割制御方式による
第1の従来例のものでは、信号送受信時間と電力送受信
時間とを時間的に分けることにより、信号の電磁波と電
力の電磁波との混信を避けることができるが、しかしこ
のようにすると、信号送受信時間と電力送受信時間とが
短くなるため、信号の伝送速度が落ち、また電力伝送の
パワーも下がると云う問題点がある。
【0012】上述の第2の従来例では、2次側電力受信
コイル51と2次側信号コイル56との物理的な結合係
数を下げるべく、2次側電力受信コイル4と2次側信号
コイル9との距離を離すため、2次側回路装置50のサ
イズが大きくなると云う問題点が生じる。
【0013】上述の第3の従来例では、(電力の周波数
1 )<<(信号の周波数f2 )の関係を得るため、電
力の周波数f1 を高くすることができず、効率的な電力
伝送が行えないと云う問題点がある。
【0014】このことを図19に示されている電力回路
の出力側から見た2次側回路の等価回路を用いて説明す
る。図19において、L1 は電力誘導コイル、R1 は電
力誘導コイルL1 の直列抵抗、L2 は信号誘導コイルで
あり、信号誘導コイルL2 は電力誘導コイルL1 と相互
インダクタンスMで結合している。またR2 は信号誘導
コイルL2 の直列抵抗、Rは信号回路のコイル部を除い
た等価抵抗である。
【0015】ここで、電力回路の出力側から見たインピ
ーダンスZ0 をZ0 =R0 +jωL 0 とおくと、これは
式(1)により表される。
【0016】
【数1】
【0017】いま、信号誘導コイルL2 の直列抵抗R2
の値は非常に小さく、ωL2 >R2なので、式(2)の
抵抗R0 は、R=ωL2 −R2 の時に、最大値Rm =R
1 +ωM2 /2L2 をとる。
【0018】また、式(2)より、
【数2】 が成立する。よって、等価抵抗RとR0 の関係は図20
に示されているようになる。
【0019】また、インダクタンスL0 については、式
(2)より、(δ2 0 /δR2 )>0であるから、イ
ンダクタンスL0 は等価抵抗Rの増加とともに単調に増
加し、R=∞の時に最大になる。すなわち、
【数3】 となるので、等価抵抗RとインダクタンスL0 の関係
は、図21に示されているようになる。
【0020】ここで、もし、電力の角周波数ω1 <<信
号の角周波数ω2 とすると、信号送信直列共振コンデン
サ58および信号受信並列共振コンデンサ59の電力の
角周波数ω1 によるインピーダンス1/ω1 3 ,1/
ω1 4 は大きくなる。
【0021】なお、C3 、C4 は信号送信直列共振コン
デンサ58、信号受信並列共振コンデンサ59のキャパ
シタンスである。
【0022】つまり図19の等価回路における等価直列
抵抗Rが、信号送受信モードにおいてそれぞれ1/ω1
3 ,1/ω1 4 となるのでは、信号回路のコイル部
を除いた等価抵抗L1 を電力誘導コイル、L2 を信号誘
導コイルとすると、Rすなわち1/ω1 3 ,1/ω1
4 が大となる。このことにより信号回路のコイルから
見た出力側がオープン状態と同様になり、電力回路から
見た信号回路の影響は少なくなる。
【0023】換言すれば、電力パワーが信号回路に吸収
されることが少なくなり、電力回路から見た信号回路の
影響は減る(もっとも信号回路から見た電力回路の影響
は残る)。
【0024】ところが電力周波数が高いほど平滑コンデ
ンサ54への充電回数が増加し、エネルギー伝達効率が
よくなるので、エネルギー伝達効率の観点からは、電力
周波数は高いことが要望される。
【0025】しかし、“電力の角周波数ω1 <<信号の
角周波数ω2 ”の条件を満たす必要があるので、電力周
波数信号の高周波数化に伴い信号周波数はさらに高く設
定せねばならなくなる。
【0026】通常、ワイヤレス送受信システムで、安価
な電磁誘導方式で使用される周波数は、100kHzか
ら1MHz程度であり、安価なコイル設計の面からも、
この程度の周波数が望ましい。
【0027】よって信号周波数を例えば400kHzに
設定すると、“電力の角周波数ω1<<信号の角周波数
ω2 ”の条件を満たす必要があるので、電力周波数はせ
いぜい100kHz程度しかとれず、あまりエネルギー
伝達効率が上がらないということになる。
【0028】また、13.56MHzのISMバンドを
電力伝送に使用すれば、電波法上も有利になり、大きな
電力を伝送することができるが、“電力の角周波数ω1
<<信号の角周波数ω2 ”の条件を満たすには、信号周
波数を更に上げねばならず、これは安価な回路およびコ
イル設計の面から云っても困難である。
【0029】また、電力回路から見たインピーダンス
が、信号回路の送受信モードによって変化し、電力のエ
ネルギー伝達効率が変化すると云う問題点がある。
【0030】図22(a)、(b)は2次側電力共振コ
ンデンサの等価直列抵抗Rcを考慮した電力回路におけ
るLC並列共振回路の等価回路を示している。
【0031】この回路のインピーダンス|Z|は式
(5)で表される。
【0032】
【数4】
【0033】ここで、電力誘導コイルのインダクタンス
Lが式(6)により示されるとき、|Z|は最大|Z|
max になり、共振条件を満たすことになる。この時のイ
ンピーダンス|Z|max は式(7)により示される。
【0034】
【数5】
【数6】 いま、等価直列抵抗Rcは非常に小さいので、|Z|ma
x は非常に大きな値となる。
【0035】一方、整流回路53から右側を見たインピ
ーダンス|Z|S は平滑コンデンサ54の容量が大きい
ために非常に小さい。
【0036】LC並列共振回路から整流回路53に最も
効率よく電力を引き出すためには、インピーダンスマッ
チングをとる必要があり、一般的には、図22(b)に
示されているように、マッチングコンデンサ101が挿
入される。マッチングコンデンサ101のキャパシタン
スCを非常に小さい値とすれば、1/ωCは大きな値と
なり、インピーダンスマッチングがとれる。
【0037】しかし、上述したように信号回路の送受信
モードによってインダクタンスが変化するので、インピ
ーダンスマッチング用のキャパシタンスを信号回路の送
受信モードに応じて変える必要が生じる。
【0038】また、コイル51、56がマグネットワイ
ヤ等の電線で手巻きまたは機械巻きで巻かれた巻線式の
ものであると、電線を巻くための工数がかかり、コスト
がかさむ。またコイル51、56がランダムに巻かれる
と、最も電圧のかかる入出力端が近いため、この部分の
浮遊容量が大きくなり、またマグネットワイヤ同士の距
離も近いため線間容量が大きくなり、コイルの自己共振
周波数が低くなって、高い周波数では使えなくなる。こ
のようなランダム巻きのコイルでは、せいぜい200k
Hz程度の周波数までしか使用できないと云う問題点が
ある。
【0039】コイル51、56が多層プリント基板の各
層の同一位置にパターンニングされたパターンコイルに
より構成されると、パターン間の距離が近いために浮遊
容量が大きくなり、コイルの自己共振周波数が低くなっ
て、やはり高い周波数では使えないと云う問題点があ
る。
【0040】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、効率のよい電力伝送、信号伝送が
行えるワイヤレス送受信システム用2次側回路装置およ
び高周波特性がよいワイヤレス送受信システム用誘導コ
イルを得ることを目的としている。
【0041】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるワイヤレス送受信システム用2次
側回路装置は、相互誘導により非接触で電力および信号
を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
テム用2次側回路装置において、電力誘導コイルと、前
記電力誘導コイルに各々並列に接続された第1の電力共
振コンデンサおよび第2の電力共振コンデンサと、前記
電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合される
信号誘導コイルと、前記信号誘導コイルに直列に接続さ
れた送信用共振コンデンサと、前記信号誘導コイルに並
列に接続された受信用共振コンデンサと、送信モード・
受信モードによって前記送信用共振コンデンサと前記受
信用共振コンデンサの何れか一方の回路を選択的に閉成
する信号送受信切り替えスイッチと、送信モード・受信
モードによって前記第1の電力共振コンデンサと前記第
2の電力共振コンデンサの何れか一方の回路を選択的に
閉成する共振コンデンサ切り替えスイッチとを有してい
るものである。
【0042】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、送信モード・受信モードに応じ
て共振コンデンサ切り替えスイッチが第1の電力共振コ
ンデンサと第2の電力共振コンデンサの何れか一方の回
路を選択的に閉成する。これにより電力回路から見たイ
ンピーダンスが信号回路の送受信モードによって変化す
ることが、コンデンサ容量によって補償される。
【0043】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、電力誘導コイ
ルと、前記電力誘導コイルに並列に接続された可変容量
コンデンサと、前記電力誘導コイルと相互インダクタン
スにより結合される信号誘導コイルと、前記信号誘導コ
イルに直列に接続された送信用共振コンデンサと、前記
信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コンデン
サと、送信モード・受信モードによって前記送信用共振
コンデンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の
回路を選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチ
と、送信モード・受信モードによって前記可変容量コン
デンサの容量を変化させる制御手段とを有しているもの
である。
【0044】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、送信モード・受信モードに応じ
て制御手段によって可変容量コンデンサの容量が変化す
る。これにより電力回路から見たインピーダンスが信号
回路の送受信モードによって変化することが、コンデン
サ容量によって補償される。
【0045】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、中間タップを
有するタップ付き電力誘導コイルと、前記タップ付き電
力誘導コイルに並列に接続された電力共振コンデンサ
と、前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結
合される信号誘導コイルと、前記信号誘導コイルに直列
に接続された送信用共振コンデンサと、前記信号誘導コ
イルに並列に接続された受信用共振コンデンサと、送信
モード・受信モードによって前記送信用共振コンデンサ
と前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を選択
的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、送信モー
ド・受信モードによって前記タップ付き電力誘導コイル
の端部と中間タップの何れか一方の回路を選択的に閉成
するインダクタンス切り替えスイッチとを有しているも
のである。
【0046】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、送信モード・受信モードに応じ
てインダクタンス切り替えスイッチがタップ付き電力誘
導コイルの端部と中間タップの何れか一方の回路を選択
的に閉成する。これにより電力回路から見たインピーダ
ンスが信号回路の送受信モードによって変化すること
が、タップ付き電力誘導コイルのインダクタンスによっ
て補償される。
【0047】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、電力誘導コイ
ルと、前記電力誘導コイルに並列に接続された電力共振
コンデンサと、前記電力誘導コイルと相互インダクタン
スにより結合される信号誘導コイルと、前記信号誘導コ
イルに直列に接続された送信用共振コンデンサと、前記
信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コンデン
サと、送信モード・受信モードによって前記送信用共振
コンデンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の
回路を選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチ
と、前記信号誘導コイルと前記送信用共振コンデンサと
の間に直列接続された高インピーダンス素子とを有して
いるものである。
【0048】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、高インピーダンス素子によって
送信モード時の等価抵抗が小さくなり、電力回路のパワ
ーが2次側信号コントローラのインピーダンスに消費さ
れることがなくなる。
【0049】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、上述のワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置において、前記高インピーダンス素
子は電力阻止コイルにより構成されているものである。
【0050】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、電力阻止コイルによって高イン
ピーダンス素子が有効に具現される。
【0051】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、電力誘導コイ
ルと、前記電力誘導コイルに並列に接続された電力共振
コンデンサと、前記電力誘導コイルと相互インダクタン
スにより結合される信号誘導コイルと、前記信号誘導コ
イルに直列に接続された送信用共振コンデンサと、前記
信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コンデン
サと、送信モード・受信モードによって前記送信用共振
コンデンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の
回路を選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチ
と、前記電力誘導コイルと前記電力共振コンデンサによ
る電力誘導用の並列共振回路の後段に接続された整流回
路と、前記電力誘導コイルと前記整流回路との間に各々
直列に接続された第1のインピダンスマッチングコンデ
ンサおよび第2のインピダンスマッチングコンデンサ
と、送信モード・受信モードによって前記第1のインピ
ダンスマッチングコンデンサと前記第2のインピダンス
マッチングコンデンサの何れか一方の回路を選択的に閉
成するインピダンスマッチングコンデンサ切り替えスイ
ッチとを有しているものである。
【0052】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、送信モード・受信モードに応じ
てインピダンスマッチング切り替えスイッチが第1のイ
ンピダンスマッチングコンデンサと第2のインピダンス
マッチングコンデンサの何れか一方の回路を選択的に閉
成する。これにより電力回路のコイル値が信号回路の送
受信モードによって変化することによって共振時の並列
共振インピーダンスが変化しても、整流回路とのインピ
ダンスマッチングがとれる。
【0053】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、信号誘導コイ
ルの両側に電力誘導コイルが各々配置され、その二つの
電力誘導コイルを直列接続した回路に電力共振コンデン
サが並列に接続されているものである。
【0054】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、信号誘導コイルの両側に電力誘
導コイルが各々配置されている。このコイル配置によ
り、2次側回路装置において電力が先に立ち上がらねば
ならない条件が満たされる。
【0055】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、相互誘導により非接触で電力お
よび信号を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送
受信システム用2次側回路装置において、信号誘導コイ
ルの両側に電力誘導コイルが各々配置され、その二つの
電力誘導コイルの各々に並列接続の電力共振コンデンサ
および整流回路が接続されているものである。
【0056】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、信号誘導コイルの両側に電力誘
導コイルが各々配置されている。このコイル配置によ
り、2次側回路装置において電力が先に立ち上がらねば
ならない条件が満たされる。しかも二つの電力誘導コイ
ルが各々個別に並列共振回路を構成し、その各々に整流
回路が接続されているから、片側の電力誘導コイルのみ
が動作しても不均衡を生じることがない。
【0057】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置は、上述のワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置において、前記信号誘導コイルと前
記電力誘導コイルは各々プリント基板上に形成された導
体ループパターンにより構成されているものである。
【0058】この発明によるワイヤレス送受信システム
用2次側回路装置では、信号誘導コイルと電力誘導コイ
ルは各々プリント基板上に形成された導体ループパター
ンにより構成されている。
【0059】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルは、相互誘導により非接触で電力および
信号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワ
イヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、n層の
多層プリント基板の各層に導体ループパターンが隣接層
間のものどうしで互いに所定間隔ずらして形成され、第
1層からn層まで互いに隣接する層間のものどうしで導
通接続されていることにより一つの誘導コイルが構成さ
れているものである。
【0060】この発明によるワイヤレス送受信システム
用誘導コイルでは、第1層からn層まで互いに隣接する
層間の導体ループパターンどうしで導通接続されている
ことにより一つの誘導コイルが構成され、多層プリント
基板の各層における導体ループパターンは隣接層間のも
のどうしで互いに所定間隔ずれている。これにより線間
隔が広く、かつ最も電圧差のある入出力端部間を遠ざけ
るようにコイル設計することができる。
【0061】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルは、相互誘導により非接触で電力および
信号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワ
イヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、n層の
多層プリント基板の各層に導体ループパターンが隣接層
間のものどうしで互いに所定間隔ずらして2ループずつ
形成され、第1層からn層まで互いに隣接する層間のも
のどうしで導通接続されていると共にn層から第1層ま
で互いに隣接する層間のものどうしで導通接続されてい
ることにより一つの誘導コイルが構成されているもので
ある。
【0062】この発明によるワイヤレス送受信システム
用誘導コイルでは、第1層からn層まで互いに隣接する
層間の導体ループパターンどうしで導通接続されている
と共にn層から第1層まで互いに隣接する層間の導体ル
ープパターンどうしで導通接続されていることにより一
つの誘導コイルが構成され、多層プリント基板の各層に
おける導体ループパターンは隣接層間のものどうしで互
いに所定間隔ずれている。これにより線間隔が広く、か
つ最も電圧差のある入出力端部間を遠ざけるようにコイ
ル設計することができ、しかもパターン数を増やすこと
ができる。
【0063】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルは、相互誘導により非接触で電力および
信号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワ
イヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、導体ル
ープパターンをパターンニングされ、その導体ループパ
ターンの始端と終端とを基板の表裏同一位置に形成され
たプリント基板を複数枚有し、このプリント基板が絶縁
基板を挟んで重ね合わせられ、前記絶縁基板に係合装着
された接続金具により当該絶縁基板を挟んで隣接する一
方のプリント基板の終端と他方のプリント基板の始端と
が導通接続されているものである。
【0064】この発明によるワイヤレス送受信システム
用誘導コイルでは、プリント基板が絶縁基板を挟んで重
ね合わせられ、その絶縁基板に係合装着された接続金具
によってこの絶縁基板を挟んで隣接する一方のプリント
基板の終端と他方のプリント基板の始端とが導通接続さ
れ、一つの誘導コイルが成立する。
【0065】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明す
るこの発明の実施の形態において、上述の従来例と同一
構成の部分は、上述の従来例に付した符号と同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0066】(実施の形態1)図1はこの発明による2
次側回路装置を含むワイヤレス送受信システムの実施の
形態1を示している。2次側回路装置50は、2次側電
力共振コンデンサとして、信号回路の送受信モードに応
じて最大電力を受信するために各々キャパシタンスを設
定された二つのコンデンサ61、62を有しており、コ
ンデンサ61と62との何れか一方が共振コンデンサ切
り替えスイッチ63によって切り替え使用される。
【0067】共振コンデンサ切り替えスイッチ63は、
2次側信号コントローラ60が出力する制御信号によっ
て、信号送受信切り替えスイッチ57と同様に、信号受
信モード時には信号受信側接点aに切り替わり、信号送
信モード時には信号送信側接点bに切り替わる。
【0068】即ち、共振コンデンサ切り替えスイッチ6
3は、送信モード・受信モードによってコンデンサ6
1、62の何れか一方の回路を選択的に閉成する。
【0069】次に回路動作を説明する。
【0070】2次側の信号回路は、受信モード時、送信
モード時に応じて並列共振あるいは直列共振をしている
ので、2次側の信号回路の送受信モードにおける信号の
角周波数ω2 は式(8)、(9)により表される。
【0071】
【数7】 よっていま、電力の角周波数ω1 >>信号の角周波数ω
2 とすると、C3 =C 4 である。
【0072】信号回路におけるインダクタンスL2 から
右を見た見かけ上の抵抗Rは、受信モード時と送信モー
ド時とで式(10)、(11)により示される。
【0073】
【数8】
【0074】よって図19における等価抵抗Rは受信モ
ード時と、送信モード時とで異なるため、式(2)にお
けるインダクタンスL0 も違った値になる。
【0075】ゆえに図1に示されている回路における電
力回路のL1 は受信モード時と送信モード時とで異なる
ため、受信モード時、送信モード時を問わずに常に最適
な共振条件を満たすには、図1に示されているように、
共振コンデンサ切り替えスイッチ63によってコンデン
サ61と62との何れか一方を切り替え使用することが
必要となる。
【0076】共振コンデンサ切り替えスイッチ63は、
2次側信号コントローラ60が出力する制御信号によっ
て、信号送受信切り替えスイッチ57と同様に、信号受
信モード時には信号受信側接点aに切り替わり、信号送
信モード時には信号送信側接点bに切り替わるから、電
力回路から見たインピーダンスが信号回路の送受信モー
ドによって変化しても常に最適な共振条件が得られ、電
力のエネルギー伝達効率が変化することがなく、所定の
電力周波数をもって最大電力が引き出せるようになる。
【0077】この実施の形態では、電力送信用の角周波
数ω1 を高く設定でき、13.56MHzのISMバン
ドを用いることができるので、規格上大きなパワーを送
信できる。
【0078】(実施の形態2)図2はこの発明による2
次側回路装置を含むワイヤレス送受信システムの実施の
形態2を示している。この実施の形態では、2次側回路
装置50における2次側電力共振コンデンサとして、バ
ラクタ等による可変容量コンデンサ64が使用されてい
る。可変容量コンデンサ64は、信号回路の送信モード
時、受信モード時を問わず常に最大電力を受信するため
に、信号回路の送受信モードに応じてその容量値を2次
側信号コントローラ60によって制御される。
【0079】上述のように2次側信号コントローラ60
によって可変容量コンデンサ64の容量値が制御される
ことにより、この場合も、電力回路から見たインピーダ
ンスが信号回路の送受信モードによって変化しても常に
最適な共振条件が得られ、電力のエネルギー伝達効率が
変化することがなく、所定の電力周波数をもって最大電
力が引き出せるようになる。
【0080】この実施の形態でも、実施の形態1におけ
る場合と同等に、電力送信用の角周波数ω1 を高く設定
でき、13.56MHzのISMバンドを用いることが
できるので、規格上大きなパワーを送信できる。
【0081】(実施の形態3)図3はこの発明による2
次側回路装置を含むワイヤレス送受信システムの実施の
形態3を示している。この実施の形態では、2次側回路
装置50の電力誘導コイルがタップ付電力誘導コイル6
5により構成されている。
【0082】タップ付電力誘導コイル65は、端部65
aと中間タップ65bの何れか一方を選択的にインダク
タンス切り替えスイッチ66によって回路接続され、実
質的なインダクタンスL1 が変化する。
【0083】インダクタンス切り替えスイッチ66は2
次側信号コントローラ60が出力する制御信号によって
信号送受信切り替えスイッチ57と同様に信号回路の送
受信モードに応じて切り替わる。
【0084】即ち、インダクタンス切り替えスイッチ6
6は、送信モード・受信モードによってタップ付き電力
誘導コイル65の端部65aと中間タップ65bの何れ
か一方の回路を選択的に閉成する。
【0085】電力誘導の共振条件は式(12)で示され
るから、所要の角周波数ω1 を得るためには、電力用の
共振回路におけるキャパシタンスC1 とインダクタンス
1の少なくとも何れか一方が調整されればよい。この
実施の形態は、電力用の共振回路におけるキャパシタン
スを変化させることに代えてインダクタンスを変化させ
ている。
【0086】
【数9】 この実施の形態では、2次側信号コントローラ60が出
力する制御信号によってインダクタンス切り替えスイッ
チ66が、信号送受信切り替えスイッチ57と同様に、
信号受信モード時と信号送信モード時とで切り替わるこ
とにより、端部65aと中間タップ65bの何れか一方
が回路接続され、電力用の共振回路における実質的なイ
ンダクタンスL1 が変化する。
【0087】これにより、電力回路から見たインピーダ
ンスが信号回路の送受信モードによって変化しても常に
最適な共振条件が確保され、電力のエネルギー伝達効率
が変化することがなく、所定の電力周波数をもって最大
電力が引き出せるようになる。
【0088】この実施の形態でも、実施の形態1におけ
る場合と同等に、電力送信用の角周波数ω1 を高く設定
でき、13.56MHzのISMバンドを用いることが
できるので、規格上大きなパワーを送信できる。
【0089】(実施の形態4)図4はこの発明による2
次側回路装置を含むワイヤレス送受信システムの実施の
形態4を示している。この実施の形態では、2次側回路
装置50の信号回路(送信回路)に高インピーダンスの
電力阻止コイル67が2次側信号コイル56と送信用共
振コンデンサ58との間に直列に接続されている。
【0090】電力の角周波数ω1 >>信号の角周波数ω
2 であると、式(9)より式(13)、(14)が導か
れる。
【0091】
【数10】 3 =C4 であるから、式(14)は式(15)に置き
換えることができる。
【0092】
【数11】 図19における抵抗Rは信号回路のコイル部を除いた等
価抵抗であるから、式(14)より受信モード時の等価
抵抗Rは式(16)により表される。
【0093】
【数12】 これに対し、送信モード時の等価抵抗Rは、1/ω1
3 に2次側信号コントローラ60のインピーダンスを加
えたものになるので、送信モード時の等価抵抗Rは式
(17)により表される。
【0094】
【数13】 図19の等価回路において、信号誘導コイルL2 の直列
抵抗R2 は非常に小さい値な値であることにより無視す
ると、式(16)より、受信モード時の等価抵抗R
0 は、R=0付近の値となる。なぜなら、式(16)よ
り等価抵抗Rはω12 に比べて十分小さいからであ
る。受信モード時の等価抵抗R0 は式(18)により示
される。
【0095】
【数14】 また、式(15)に示されているように、ω1 2 >>
1/ω1 3 なので、式(17)より、送信モード時の
等価抵抗R0 は、1/ω1 3 を無視して、ω 1 2
(2次側信号コントローラ60のインピーダンス)の時
に最大値をとり、式(19)で表される。
【0096】
【数15】 この送信モード時の等価抵抗R0 は無視できない値とな
り、電力回路のパワーは2次側信号コントローラ60の
インピーダンスに消費され、電力回路の電力が出なくな
る。
【0097】そこで、図4に示されているように、送信
回路に高インピーダンスの電力阻止コイル67を直列接
続することにより、図19の等価回路における等価抵抗
Rは非常に大きい値となり、送信モード時の等価抵抗R
0 が小さくなって(R0 =R 1 で、R1 は概ね0)電力
回路のパワーは2次側信号コントローラ60のインピー
ダンスに消費されることがなくなり、電力回路の電圧が
出るようになる。
【0098】この実施の形態でも、実施の形態1におけ
る場合と同等に、電力送信用の角周波数ω1 を高く設定
でき、13.56MHzのISMバンドを用いることが
できるので、規格上大きなパワーを送信できる。
【0099】なお、電力阻止コイル67のインピーダン
スは、ω1 3 で、電力の角周波数ω1 <<信号の角周
波数ω2 の条件があるので、非常に大きな値となり、コ
イルを使用することは、この場合、都合がよい。
【0100】(実施の形態5)図5はこの発明による2
次側回路装置を含むワイヤレス送受信システムの実施の
形態5を示している。この実施の形態では、二つのイン
ピーダンスマッチングコンデンサ68、69が設けられ
ており、インピーダンスマッチングコンデンサ68と6
9の何れか一方がインピーダンスマッチングコンデンサ
切り替えスイッチ70によって切り替え使用される。
【0101】インピーダンスマッチングコンデンサ切り
替えスイッチ70は、2次側信号コントローラ60が出
力する制御信号によって、信号送受信切り替えスイッチ
57と同様に、信号受信モード時には信号受信側接点a
に切り替わり、信号送信モード時には信号送信側接点b
に切り替わる。
【0102】即ち、インピーダンスマッチングコンデン
サ切り替えスイッチ70は、送信モード・受信モードに
よってインピーダンスマッチングコンデンサ68と69
の何れか一方の回路を選択的に閉成する。
【0103】先に述べたように、電力側の並列共振回路
の共振時のインピーダンスが信号回路の送受信モードに
よって変化するので、整流回路53とのインピーダンス
マッチングが取れなくなる。
【0104】この実施の形態では、2次側信号コントロ
ーラ60によって制御されるインピーダンスマッチング
コンデンサ切り替えスイッチ70により、インピーダン
スマッチングコンデンサ68、69を切り替え、最適な
インピーダンスマッチングコンデンサが選択されるか
ら、信号受信モード時と信号送信モード時の如何に拘ら
ず、適正なインピーダンスマッチングを取ることがで
き、電力誘導コイル51と共振コンデンサ52とによる
並列共振回路から整流回路53へ最大限電力を引き出す
ことが可能になる。
【0105】(実施の形態6)図6(a)、(b)はこ
の発明によるワイヤレス送受信システム用2次側回路装
置の実施の形態6を示している。これらの図において、
80、81は電力誘導コイルを、82は信号誘導コイル
を各々示している。
【0106】電力誘導コイル80、81は信号誘導コイ
ル82の両側に配置されている。電力誘導コイル80と
81は、互いに直列接続され、その直列回路に並列共振
コンデンサ52を並列に接続されている。
【0107】電力誘導コイル80、81が信号誘導コイ
ル82の両側に配置されていることにより、図16に示
されているように、1次側回路装置10に対し、2次側
回路装置50があらゆる方向から接近しても、まず2次
側回路装置50は1次側回路装置10の磁束を電力誘導
コイル80あるいは81によって受け、電力を受信し、
電源が立ち上がらねばならぬと云う要求を満たすことに
なる。
【0108】(実施の形態7)図7(a)、(b)はこ
の発明によるワイヤレス送受信システム用2次側回路装
置の実施の形態7を示している。この実施の形態におい
ても電力誘導コイル80、81は信号誘導コイル82の
両側に配置されている。電力誘導コイル80と81には
各々個別に共振コンデンサ52a、52bと整流回路5
3a、53bとが接続されており、電力誘導用の並列共
振回路ならびに整流回路が信号誘導コイル82の両側に
2系統設けられている形態になっている。
【0109】この実施の形態では、実施の形態6に対
し、片方の電力誘導コイル、例えば電力誘導コイル80
でのみ一次側からの磁束を受けても、安定して電力受信
の動作をする利点がある。
【0110】(実施の形態8)図8はこの発明によるワ
イヤレス送受信システム用2次側回路装置の実施の形態
8を示している。この実施の形態においては、電力誘導
コイル80、81、信号誘導コイル82が各々プリント
基板83にパターンニングされた導体ループパターン8
4により構成されている。
【0111】このように、電力誘導コイル80、81、
信号誘導コイル82が各々プリント基板83にパターン
ニングされた導体ループパターン84により構成される
ことにより、工数の少ない安価なコイルが製作され得る
ようになる。
【0112】(実施の形態9)図9(a)、(b)はこ
の発明によるワイヤレス送受信システム用誘導コイルの
実施の形態9を示している。この実施の形態では、多層
プリント基板85の第1基板86の表裏両層と第2基板
87の表面1層の合計3層に各々導体ループパターン8
8、89、90が1ループずつ形成されている。
【0113】互いに隣接する導体ループパターン88と
89、89と90との間には、各々所定間隔aが設けら
れ、換言すれば、平面視で、隣接層間のものどうしで互
いに所定間隔aだけずれて配置され、導体ループパター
ンは88→89→90の順で略螺旋状に連続し、導体ル
ープパターン88と90の端部が入出力端部91、92
になっている。
【0114】このようにすることで、線間隔を広く、か
つ最も電圧差のある入出力端部91、92間を遠ざける
ようにコイルを設計でき、周波数特性がよく、また工数
の少ない安価なコイルが製作され得るようになる。
【0115】(実施の形態10)図10(a)、(b)
はこの発明によるワイヤレス送受信システム用誘導コイ
ルの実施の形態10を示している。
【0116】この実施の形態では、多層プリント基板8
5の第1基板86の裏面層に導体ループパターン88
a、88bが、第1基板86の表面層に導体ループパタ
ーン89a、89bが、第2基板87の表面層に導体ル
ープパターン90a、90bが各々形成されている。互
いに隣接する導体ループパターン88aと89a、89
aと90a、90bと89b、89bと87bとの間に
は各々所定間隔aが設けられ、導体ループパターンは8
8a→89a→90a→90b→89b→88bの順で
略螺旋状に連続しており、導体ループパターン88aと
88bの端部が入出力端部91、92になっている。
【0117】従ってこの場合のコイルは、第1基板86
の裏面層(第1層)から導体ループパターン88aをも
って始まり、次に第1基板86の表面層に導体ループパ
ターン89a、第2基板87の表面層(n層)の導体ル
ープパターン90a、90bにつながり、第2基板87
の表面層(n層)の導体ループパターン90bより第1
基板86の表面層の導体ループパターン89b、第1基
板86の裏面層(第1層)の導体ループパターン86b
に戻り、多層プリント基板85の第1層基板86と第2
層基板87とを往復している。
【0118】このようにすることで、実施の形態6にお
ける場合と同等に線間隔を広く、かつ最も電圧差のある
入出力端部91、92間を遠ざけるようにコイルを設計
でき、しかもループが多層プリント基板85の第1層基
板86と第2層基板87とを往復することで、ターン数
を増やすことができる。よって、周波数特性がよく、イ
ンダクタンスの大きい、また工数の少ない安価なコイル
が製作され得るようになる。
【0119】(実施の形態11)図11(a)、
(b)、図12(a)、(b)はこの発明によるワイヤ
レス送受信システム用誘導コイルの実施の形態11を示
している。この実施の形態では、上述の実施の形態9、
10におけるように導体ループパターン(図示省略)を
形成されたプリント基板95におけるコイルの始端、即
ち入力端子91と、終端、即ち出力端子92とにリード
パターン93、94が形成されている。このリードパタ
ーン93、94はプリント基板95の表裏において平面
視で同一位置に位置する接続端93a、94aを有して
いる。
【0120】このプリント基板95は、図12(a)、
(b)に示されているように、同じ仕様ものを複数枚、
絶縁基板96を挟んで上下に積み重ねて使用される。絶
縁基板96を挟んで上下に隣接する一方(上側)のプリ
ント基板95の出力端子92と他方(下側)のプリント
基板95の入力端子91とは、絶縁基板96を上下に跨
いて絶縁基板96に係合装着されたコ形の接続金具97
により導通接続されている。
【0121】この実施の形態では、プリント基板95の
枚数を増やすことによりターン数を増やすことができる
から、周波数特性がよく、インダクタイスの大きい、ま
た安価な例えば2層基板を用いることができ、安価なコ
イルが製作され得るようになる。
【0122】なお、上述の実施の形態9〜11に示され
ているコイルは、実施の形態8に示されているような形
態のコイルとして構成することが可能である。
【0123】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるワイヤレス送受信システム用2次側回路装置で
は、送信モード・受信モードに応じて共振コンデンサ切
り替えスイッチが第1の電力共振コンデンサと第2の電
力共振コンデンサの何れか一方の回路を選択的に閉成す
るから、電力回路から見たインピーダンスが信号回路の
送受信モードによって変化することがコンデンサ容量に
よって補償され、電力のエネルギー伝達効率が向上す
る。
【0124】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、送信モード・受信モー
ドに応じて制御手段によって可変容量コンデンサの容量
が変化するから、電力回路から見たインピーダンスが信
号回路の送受信モードによって変化することがコンデン
サ容量によって補償され、電力のエネルギー伝達効率が
向上する。
【0125】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、送信モード・受信モー
ドに応じてインダクタンス切り替えスイッチがタップ付
き電力誘導コイルの端部と中間タップの何れか一方の回
路が選択的に閉成するから、電力回路から見たインピー
ダンスが信号回路の送受信モードによって変化すること
がタップ付き電力誘導コイルのインダクタンスによって
補償され、電力のエネルギー伝達効率が向上する。
【0126】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、高インピーダンス素子
によって送信モード時の等価抵抗が小さくなり、電力回
路のパワーが2次側信号コントローラのインピーダンス
に消費されることがなくなり、電力回路の電圧が出るよ
うになり、エネルギー伝達効率がよい回路が得られる。
【0127】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、電力阻止コイルによっ
て高インピーダンス素子が有効に具現される。
【0128】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、送信モード・受信モー
ドに応じてインピダンスマッチング切り替えスイッチが
第1のインピダンスマッチングコンデンサと第2のイン
ピダンスマッチングコンデンサの何れか一方の回路を選
択的に閉成するから、電力回路のコイル値が信号回路の
送受信モードによって変化し、共振時の並列共振インピ
ーダンスが変化しても整流回路とのインピーダンスマッ
チングがとれる。これにより並列共振回路から整流回路
へ最大限電力を引き出すことができる。
【0129】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、信号誘導コイルの両側
に電力誘導コイルが各々配置されているから、2次側回
路装置において電力が先に立ち上がらねばならない条件
が満たされる。
【0130】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、信号誘導コイルの両側
に電力誘導コイルが各々配置されているから、2次側回
路装置において電力が先に立ち上がらねばならない条件
が満たされ、しかも二つの電力誘導コイルが各々個別に
並列共振回路を構成し、その各々に整流回路が接続され
ているから、片側の電力誘導コイルのみが動作しても不
均衡を生じることがない。
【0131】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用2次側回路装置においては、信号誘導コイルと電力
誘導コイルは各々プリント基板上に形成された導体ルー
プパターンにより構成されているから、安価なコイルが
製作され得るようになる。
【0132】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルにおいては、第1層からn層まで互いに
隣接する層間の導体ループパターンどうしで導通接続さ
れていることにより一つの誘導コイルが構成され、多層
プリント基板の各層における導体ループパターンは隣接
層間のものどうしで互いに所定間隔ずれているから、線
間隔が広く、かつ最も電圧差のある入出力端部間を遠ざ
けるようにコイル設計することができ、周波数特性がよ
く、工数の少ない安価なコイルが製作され得るようにな
る。
【0133】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルにおいては、第1層からn層まで互いに
隣接する層間の導体ループパターンどうしで導通接続さ
れていると共にn層から第1層まで互いに隣接する層間
の導体ループパターンどうしで導通接続されていること
により一つの誘導コイルが構成され、多層プリント基板
の各層における導体ループパターンは隣接層間のものど
うしで互いに所定間隔ずれているから、線間隔が広く、
かつ最も電圧差のある入出力端部間を遠ざけるようにコ
イル設計することができ、しかもターン数を増やすこと
ができ、周波数特性がよく、インダクタンスの大きい、
また工数の少ない安価なコイルが製作され得るようにな
る。
【0134】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルにおいては、プリント基板が絶縁基板を
挟んで重ね合わせられ、その絶縁基板に係合装着された
接続金具によってこの絶縁基板を挟んで隣接する一方の
プリント基板の終端と他方のプリント基板の始端とが導
通接続され、一つの誘導コイルが成立するから、プリン
ト基板の枚数を増やすことによりターン数を無条件に増
やすことができ、周波数特性がよく、インダクタイスの
大きい、また安価な例えば2層基板を用いることがで
き、安価なコイルが製作され得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムの実施の形態1を示す回路図であ
る。
【図2】 この発明による2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムの実施の形態2を示す回路図であ
る。
【図3】 この発明による2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムの実施の形態3を示す回路図であ
る。
【図4】 この発明による2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムの実施の形態4を示す回路図であ
る。
【図5】 この発明による2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムの実施の形態5を示す回路図であ
る。
【図6】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信シ
ステム用2次側回路装置の実施の形態6を示すコイル部
分の構成図、(b)はその回路図である。
【図7】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信シ
ステム用2次側回路装置の実施の形態7を示すコイル部
分の構成図、(b)はその回路図である。
【図8】 この発明によるワイヤレス送受信システム用
2次側回路装置の実施の形態8を示すコイル部分の構成
図である。
【図9】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信シ
ステム用誘導コイルの実施の形態9を示す平面図、
(b)は図9(a)のA−A断面図である。
【図10】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信
システム用誘導コイルの実施の形態10を示す平面図、
(b)は図10(a)のA−A断面図である。
【図11】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信
システム用誘導コイルの実施の形態11を示す基板単体
の平面図、(b)はその正面図である。
【図12】 (a)はこの発明によるワイヤレス送受信
システム用誘導コイルの実施の形態11を示す基板組み
合わせ状態の正面図、(b)はその側面図である。
【図13】 従来における2次側回路装置を含むワイヤ
レス送受信システムを示す回路図である。
【図14】 時分割制御方式の動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図15】 従来における2次側回路装置のコイル部分
を示す平面図である。
【図16】 ワイヤレス送受信システムの使用例を示す
説明図である。
【図17】 (a)は電線で巻かれたコイルの概念図、
(b)はその外形図である。
【図18】 (a)は従来のプリント基板コイルの平面
図、(b)は図18(a)のA−A断面図である。
【図19】 電力回路の出力側から見た2次側回路装置
の等価回路図である。
【図20】 2次側回路装置のインピーダンス特性を示
すグラフである。
【図21】 2次側回路装置の等価抵抗とインダクタン
スとの関係を示すグラフである。
【図22】 (a)は2次側電力共振コンデンサの等価
直列抵抗を考慮した電力回路におけるLC並列共振回路
の等価回路図、(b)はその全体回路図である。
【符号の説明】
10 1次側回路装置,11 1次側コントローラ,1
2 電力アンプ,131次側コイル,50 2次側回路
装置,51 2次側電力受信コイル(電力誘導コイ
ル),52 2次側電力共振コンデンサ,53 整流回
路,54 平滑コンデンサ,55 2次側負荷,56
2次側信号コイル(信号誘導コイル),57 信号送受
信切り替えスイッチ,58 信号送信直列共振コンデン
サ,59信号受信並列共振コンデンサ,60 2次側信
号コントローラ,61,62 コンデンサ,63 共振
コンデンサ切り替えスイッチ,64 可変容量コンデン
サ,65 タップ付電力誘導コイル,66 インダクタ
ンス切り替えスイッチ,67 電力阻止コイル 68,
69 インピーダンスマッチングコンデンサ,70イン
ピーダンスマッチングコンデンサ切り替えスイッチ,8
0,81 電力誘導コイル,82 信号誘導コイル,8
3 プリント基板,84 導体ループパターン,85
多層プリント基板,86 第1基板,87 第2基板,
88,89,90,88a,88b,89a,89b,
90a,90b 導体ループパターン,91 入力端
部,92 出力端部 93,94 リードパターン,9
5 プリント基板,96 絶縁基板,97 接続金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上述の第2の従来例では、2次側電力受信
コイル51と2次側信号コイル56との物理的な結合係
数を下げるべく、2次側電力受信コイル51と2次側信
号コイル56との距離を離すため、2次側回路装置50
のサイズが大きくなると云う問題点が生じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】つまり図19の等価回路における等価直列
抵抗Rが、信号送受信モードにおいてそれぞれ1/ω1
3 ,1/ω1 4 となるので、信号回路のコイル部を
除いた等価抵抗L1 を電力誘導コイル、L2 を信号誘導
コイルとすると、Rすなわち1/ω1 3 ,1/ω1
4 が大となる。このことにより信号回路のコイルから見
た出力側がオープン状態と同様になり、電力回路から見
た信号回路の影響は少なくなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正内容】
【0116】この実施の形態では、多層プリント基板8
5の第1基板86の裏面層に導体ループパターン88
a、88bが、第1基板86の表面層導体ループパタ
ーン89a、89bが、第2基板87の表面層に導体ル
ープパターン90a、90bが各々形成されている。互
いに隣接する導体ループパターン88aと89a、89
aと90a、90bと89b、89bと88bとの間に
は各々所定間隔aが設けられ、導体ループパターンは8
8a→89a→90a→90b→89b→88bの順で
略螺旋状に連続しており、導体ループパターン88aと
88bの端部が入出力端部91、92になっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】従ってこの場合のコイルは、第1基板86
の裏面層(第1層)から導体ループパターン88aをも
って始まり、次に第1基板86の表面層に導体ループパ
ターン89a、第2基板87の表面層(n層)の導体ル
ープパターン90a、90bにつながり、第2基板87
の表面層(n層)の導体ループパターン90bより第1
基板86の表面層の導体ループパターン89b、第1基
板86の裏面層(第1層)の導体ループパターン88
に戻り、多層プリント基板85の第1層基板86と第2
層基板87とを往復している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】このようにすることで、実施の形態6にお
ける場合と同等に線間隔を広く、かつ最も電圧差のある
入出力端部91、92間を遠ざけるようにコイルを設計
でき、しかもループが多層プリント基板85の第1層基
板86と第2層基板87とを往復することで、パターン
数を増やすことができる。よって、周波数特性がよく、
インダクタンスの大きい、また工数の少ない安価なコイ
ルが製作され得るようになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】この実施の形態では、プリント基板95の
枚数を増やすことによりパターン数を増やすことができ
るから、周波数特性がよく、インダクタイスの大きい、
また安価な例えば2層基板を用いることができ、安価な
コイルが製作され得るようになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルにおいては、第1層からn層まで互いに
隣接する層間の導体ループパターンどうしで導通接続さ
れていると共にn層から第1層まで互いに隣接する層間
の導体ループパターンどうしで導通接続されていること
により一つの誘導コイルが構成され、多層プリント基板
の各層における導体ループパターンは隣接層間のものど
うしで互いに所定間隔ずれているから、線間隔が広く、
かつ最も電圧差のある入出力端部間を遠ざけるようにコ
イル設計することができ、しかもパターン数を増やすこ
とができ、周波数特性がよく、インダクタンスの大き
い、また工数の少ない安価なコイルが製作され得るよう
になる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正内容】
【0134】つぎの発明によるワイヤレス送受信システ
ム用誘導コイルにおいては、プリント基板が絶縁基板を
挟んで重ね合わせられ、その絶縁基板に係合装着された
接続金具によってこの絶縁基板を挟んで隣接する一方の
プリント基板の終端と他方のプリント基板の始端とが導
通接続され、一つの誘導コイルが成立するから、プリン
ト基板の枚数を増やすことによりパターン数を無条件に
増やすことができ、周波数特性がよく、インダクタ
の大きい、また安価な例えば2層基板を用いることがで
き、安価なコイルが製作され得るようになる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 電力誘導コイルと、 前記電力誘導コイルに各々並列に接続された第1の電力
    共振コンデンサおよび第2の電力共振コンデンサと、 前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合さ
    れる信号誘導コイルと、 前記信号誘導コイルに直列に接続された送信用共振コン
    デンサと、 前記信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コン
    デンサと、 送信モード・受信モードによって前記送信用共振コンデ
    ンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を
    選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、 送信モード・受信モードによって前記第1の電力共振コ
    ンデンサと前記第2の電力共振コンデンサの何れか一方
    の回路を選択的に閉成する共振コンデンサ切り替えスイ
    ッチと、 を有していることを特徴とするワイヤレス送受信システ
    ム用2次側回路装置。
  2. 【請求項2】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 電力誘導コイルと、 前記電力誘導コイルに並列に接続された可変容量コンデ
    ンサと、 前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合さ
    れる信号誘導コイルと、 前記信号誘導コイルに直列に接続された送信用共振コン
    デンサと、 前記信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コン
    デンサと、 送信モード・受信モードによって前記送信用共振コンデ
    ンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を
    選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、 送信モード・受信モードによって前記可変容量コンデン
    サの容量を変化させる制御手段と、 を有していることを特徴とするワイヤレス送受信システ
    ム用2次側回路装置。
  3. 【請求項3】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 中間タップを有するタップ付き電力誘導コイルと、 前記タップ付き電力誘導コイルに並列に接続された電力
    共振コンデンサと、 前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合さ
    れる信号誘導コイルと、 前記信号誘導コイルに直列に接続された送信用共振コン
    デンサと、 前記信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コン
    デンサと、 送信モード・受信モードによって前記送信用共振コンデ
    ンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を
    選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、 送信モード・受信モードによって前記タップ付き電力誘
    導コイルの端部と中間タップの何れか一方の回路を選択
    的に閉成するインダクタンス切り替えスイッチと、 を有していることを特徴とするワイヤレス送受信システ
    ム用2次側回路装置。
  4. 【請求項4】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 電力誘導コイルと、 前記電力誘導コイルに並列に接続された電力共振コンデ
    ンサと、 前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合さ
    れる信号誘導コイルと、 前記信号誘導コイルに直列に接続された送信用共振コン
    デンサと、 前記信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コン
    デンサと、 送信モード・受信モードによって前記送信用共振コンデ
    ンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を
    選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、 前記信号誘導コイルと前記送信用共振コンデンサとの間
    に直列接続された高インピーダンス素子と、 を有していることを特徴とするワイヤレス送受信システ
    ム用2次側回路装置。
  5. 【請求項5】 前記高インピーダンス素子は電力阻止コ
    イルにより構成されていることを特徴とする請求項4に
    記載のワイヤレス送受信システム用2次側回路装置。
  6. 【請求項6】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 電力誘導コイルと、 前記電力誘導コイルに並列に接続された電力共振コンデ
    ンサと、 前記電力誘導コイルと相互インダクタンスにより結合さ
    れる信号誘導コイルと、 前記信号誘導コイルに直列に接続された送信用共振コン
    デンサと、 前記信号誘導コイルに並列に接続された受信用共振コン
    デンサと、 送信モード・受信モードによって前記送信用共振コンデ
    ンサと前記受信用共振コンデンサの何れか一方の回路を
    選択的に閉成する信号送受信切り替えスイッチと、 前記電力誘導コイルと前記電力共振コンデンサによる電
    力誘導用の並列共振回路の後段に接続された整流回路
    と、 前記電力誘導コイルと前記整流回路との間に各々直列に
    接続された第1のインピダンスマッチングコンデンサお
    よび第2のインピダンスマッチングコンデンサと、 送信モード・受信モードによって前記第1のインピダン
    スマッチングコンデンサと前記第2のインピダンスマッ
    チングコンデンサの何れか一方の回路を選択的に閉成す
    るインピダンスマッチングコンデンサ切り替えスイッチ
    と、 を有していることを特徴とするワイヤレス送受信システ
    ム用2次側回路装置。
  7. 【請求項7】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 信号誘導コイルの両側に電力誘導コイルが各々配置さ
    れ、その二つの電力誘導コイルを直列接続した回路に電
    力共振コンデンサが並列に接続されていることを特徴と
    するワイヤレス送受信システム用2次側回路装置。
  8. 【請求項8】 相互誘導により非接触で電力および信号
    を1次側回路装置より伝送されるワイヤレス送受信シス
    テム用2次側回路装置において、 信号誘導コイルの両側に電力誘導コイルが各々配置さ
    れ、その二つの電力誘導コイルの各々に並列接続の電力
    共振コンデンサおよび整流回路が接続されていることを
    特徴とするワイヤレス送受信システム用2次側回路装
    置。
  9. 【請求項9】 前記信号誘導コイルと前記電力誘導コイ
    ルは各々プリント基板上に形成された導体ループパター
    ンにより構成されていることを特徴とする請求項7また
    は8に記載のワイヤレス送受信システム用2次側回路装
    置。
  10. 【請求項10】 相互誘導により非接触で電力および信
    号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワイ
    ヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、 n層の多層プリント基板の各層に導体ループパターンが
    隣接層間のものどうしで互いに所定間隔ずらして形成さ
    れ、第1層からn層まで互いに隣接する層間のものどう
    しで導通接続されていることにより一つの誘導コイルが
    構成されていることを特徴とするワイヤレス送受信シス
    テム用誘導コイル。
  11. 【請求項11】 相互誘導により非接触で電力および信
    号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワイ
    ヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、 n層の多層プリント基板の各層に導体ループパターンが
    隣接層間のものどうしで互いに所定間隔ずらして2ルー
    プずつ形成され、第1層からn層まで互いに隣接する層
    間のものどうしで導通接続されていると共にn層から第
    1層まで互いに隣接する層間のものどうしで導通接続さ
    れていることにより一つの誘導コイルが構成されている
    ことを特徴とするワイヤレス送受信システム用誘導コイ
    ル。
  12. 【請求項12】 相互誘導により非接触で電力および信
    号を1次側回路装置より2次側回路装置に伝送するワイ
    ヤレス送受信システム用誘導コイルにおいて、 導体ループパターンをパターンニングされ、その導体ル
    ープパターンの始端と終端とを基板の表裏同一位置に形
    成されたプリント基板を複数枚有し、このプリント基板
    が絶縁基板を挟んで重ね合わせられ、前記絶縁基板に係
    合装着された接続金具により当該絶縁基板を挟んで隣接
    する一方のプリント基板の終端と他方のプリント基板の
    始端とが導通接続されていることを特徴とするワイヤレ
    ス送受信システム用誘導コイル。
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