JPH09328260A - 糸条巻取用紙管 - Google Patents

糸条巻取用紙管

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JPH09328260A
JPH09328260A JP15209296A JP15209296A JPH09328260A JP H09328260 A JPH09328260 A JP H09328260A JP 15209296 A JP15209296 A JP 15209296A JP 15209296 A JP15209296 A JP 15209296A JP H09328260 A JPH09328260 A JP H09328260A
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JP
Japan
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groove
paper tube
yarn
introduction
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP15209296A
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English (en)
Inventor
Masao Namiki
雅男 並木
Shiro Ishibai
司郎 石灰
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動切替え時に糸条が食い込んでも溝の形状
が変化することなく、繰り返し使用しても自動切替え成
功率の高い紙管を提供する。 【解決手段】 紙管4の端部に近接した外周面上の紙管
軸方向と直交する方向に、導入溝2と、導入溝2の一端
に連続し、導入溝2より狭幅の把持溝3とを凹設した紙
管4において、導入溝2と把持溝3は紙管軸方向の断面
において略V字状であり、導入溝2と把持溝3からなる
切り込み溝5が同一外周の延長線上に2個以上設けられ
ており、切り込み溝5の合計の長さが外周長の60〜95%
である、糸条巻取用紙管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルやポ
リアミド等の合成繊維糸条を自動切替え式巻取機を用い
て巻取る際に使用する紙管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維
を製造するに際し、高速紡糸法や紡糸工程と延伸工程を
直結したスピンドロー法が広く採用されており、巻取速
度の高速化に対応して、ターレット式の自動切替え式巻
取機が広く用いられている。
【0003】ターレット式の自動切替え式巻取機は2本
の紙管ホルダーを備えており、一方の紙管ホルダーに装
着された紙管に所定の巻量の糸条が巻取られ、満巻パッ
ケージが形成されると、パッケージが紙管ホルダーとと
もに回動し、他方の紙管ホルダーに装着された空の紙管
に引取り中の糸条を渡す。そして、紙管に設けられた引
き取り溝に糸条が把持されると、紙管は所定の位置まで
回動し、巻取りが続行される。
【0004】このような自動切替え式巻取機において
は、巻取機を停止させることなく連続的に切替えること
が必要であり、紙管に設けられた引き取り溝に糸条が把
持されず、自動切替えが失敗すると、製品の損失、糸掛
け作業の増大により、コストアップの要因となる。
【0005】従来より、切替え成功率を向上させるため
に種々の紙管が提案されている。これらの紙管は、切替
え時に、まず糸条を導入する導入溝と次に糸条を把持す
る把持溝が設けられている。そして、糸条が導入されや
すいように、導入溝の長さを長くしているため、導入溝
に糸条が導入された瞬間に極端に張力が低下し、把持溝
に糸条が把持されず、ローラに糸条を取られて切替えが
失敗するという欠点があった。
【0006】また、実公平3-30378号公報には、導入溝
と、これより狭幅に形成されている把持溝を有し、把持
溝は糸条を把持できる確率を高くするためにジグザク形
状に形成されている紙管が記載されている。
【0007】これらの紙管は、同一円周上に把持溝と導
入溝からなる切り込み溝が1つだけ形成されたものであ
るため、切替え時に紙管が1回転する間に糸条を導入す
る機会が1回しかなく、切替え成功率が低いという問題
があった。このため、切り込み溝の長さを長くし、特に
導入溝を長くすると、切替え成功率を若干高くすること
ができる。しかしながら、自動切替え時に糸条が食い込
むと溝の形状が変化し、繰り返し紙管を使用するうち
に、切替え成功率が低くなるという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、自動切替え時に糸条を導入する確率
が高く、また、糸条が食い込んでも溝の形状が変化する
ことがなく、繰り返し使用しても、高い切替え成功率で
切替えを行うことができる、巻取用紙管を提供すること
を技術的な課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達
した。すなわち、本発明は、紙管の端部に近接した外周
面上の紙管軸方向と直交する方向に、導入溝と、導入溝
の一端に連続し、導入溝より狭幅の把持溝とを凹設した
紙管において、導入溝と把持溝は紙管軸方向の断面にお
いて略V字状であり、導入溝と把持溝からなる切り込み
溝が同一外周の延長線上に2個以上設けられており、切
り込み溝の合計の長さが外周長の60〜95%であることを
特徴とする糸条巻取用紙管を要旨とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て詳細に説明する。図1は、本発明の糸条巻取用紙管の
一実施態様を示す概略斜視図、図2(a)は、図1の紙
管をX方向から見た正面図、(b)はY方向から見た正
面図である。図3は図1の紙管の切り込み溝部分を示す
一部展開図、図4(a)は、図3の紙管のA−B方向の
概略断面図、(b)はC−D方向の概略断面図である。
また、図5(a)、(b)は、従来の糸条巻取用紙管を
図2と同様の方向から見た正面図である。図6は、図5
の紙管の切り込み溝部分を示す一部展開図である。
【0011】本発明の糸条巻取用紙管4は、紙管の端部
に近接した外周面上の紙管軸方向と直交する方向に導入
溝2と、導入溝2の一端に連続し、導入溝2の形成方向
に沿って導入溝2より狭幅の把持溝3とが凹設されてい
る。そして、導入溝2と把持溝3は、図4に示すよう
に、紙管軸方向の断面において、略V字状のものであ
る。そして、これらの導入溝2と把持溝3とからなる切
り込み溝5が、紙管の端部の同一外周の延長線上に2個
以上設けられており、切り込み溝5の合計の長さが外周
長の60〜95%である。
【0012】前述したように、従来の糸条巻取用紙管
は、図5、6に示すように、紙管の端部に近接した外周
面上に導入溝2と把持溝3からなる切り込み溝5を1つ
設けたものである。このような紙管は、切替え時に紙管
が1回転する間に糸条を導入する機会が1回しかないた
め、切替え成功率が低く、切替え成功率を上げるために
は、切り込み溝5、特に導入溝2の長さを長くすればよ
いが、自動切替え時の糸条の食い込みによって溝の形状
が変化しやすくなり、繰り返し使用することができな
い。
【0013】したがって、本発明の糸条巻取用紙管4
は、切り込み溝5を、紙管の端部の同一外周の延長線上
に2個以上設けることが必要である。これによって、切
替え時に糸条を導入する機会が増え、切替え成功率を上
げることができる。そして、1つの切り込み溝5の長さ
が短くなり、さらに、切り込み溝のない部分1が2個以
上設けられるため、自動切替え時に糸条が食い込んでも
溝の形状が安定しており、紙管を繰り返し使用すること
ができる。また、同一外周の延長線上に設けられた切り
込み溝5の合計の長さが外周の60〜95%であるため、自
動切替え時には、切り込み溝5に糸条が良好に導入さ
れ、高い成功率で切替えを行うことができる。
【0014】切り込み溝5の合計の長さが外周の60%未
満であると、同一外周の延長線上に2個以上の切り込み
溝5が設けられていても、自動切替え時に導入溝2や把
持溝3に糸条が導入及び把持されにくくなり、自動切替
え成功率が低くなる。一方、切り込み溝5の合計の長さ
が外周の95%を超えると、切り込み溝のない部分1の割
合が少なくなり過ぎ、自動切替え時に糸条が溝に食い込
んだ際に、溝が広がり、形状が変化したり、また、テー
ル移行する時や紙管を再使用するために残糸を処理する
際に、導入溝2や把持溝3に把持された糸条を取り出す
ことが困難になり、作業性が悪化する。
【0015】さらに、本発明の巻取用紙管において、1
個の切り込み溝の導入溝の長さが外周長の10〜25%であ
り、かつ導入溝の合計の長さが外周長の30〜50%である
ことが好ましい。自動切替え時には、まず糸条は導入溝
より導入されるため、1個の導入溝の長さ及び合計の長
さがこの範囲内であると、溝の形状が変化することな
く、確実に糸条が導入され、切替え成功率を向上させる
ことができる。
【0016】また、同一円周の延長線上に設ける切り込
み溝の個数は2個以上とするが、あまり多く設けても、
切替え成功率は高くならないので、切り込み溝の個数は
2〜4個程度とすることが好ましい。
【0017】導入溝と把持溝は、紙管軸方向の断面にお
いて、略V字状のものであり、図4(a)に示すよう
に、導入溝2は、先端のスリット部6と、紙管表面側で
スリット部よりも傾斜が緩い導入部7からなるものとす
ることが好ましい。導入部7の幅W1 とスリット部6の
幅W2 、導入部7の深さT1 とスリット部6の深さT2
については特に限定されるものではないが、導入部7の
幅W1 は、スリット部6の幅W2 の2〜4倍、スリット
部6の深さT2 は導入部7の深さT1 の1〜3倍程度と
することが好ましい。
【0018】また、把持溝3も導入溝2と同様に先端の
スリット部と、紙管表面側でスリット部よりも傾斜が緩
い導入部からなるものとしてもよい。
【0019】さらに、本発明の巻取用紙管に形成する複
数の切り込み溝(導入溝と把持溝)の形状や長さは、全
て等しいものとし、これらを同一円周上に設ける位置
は、切り込み溝のない部分1の長さが等しくなるような
位置とすることが好ましい。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例中の糸条の切替え成功率は次のように
算出する。 切替え成功率(%)=(切替えに成功した紙管の本数/
使用した紙管の本数)×100
【0021】実施例1〜3、比較例1〜2 極限粘度(フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物
を溶媒として、温度20℃で測定)0.95のポリエチレンテ
レフタレートチップを、紡糸温度 295℃で紡糸し、冷
却、延伸した後、巻取速度を3000m/分に設定した自動
切替え式巻取機を用いて、1000d/192 fの糸条を巻量
10.5kgで巻取った。このとき、紙管を50本用いて巻取
を行い、巻取られた糸条を解舒して、この紙管を繰り返
し使用した。繰り返しを5回行い、繰り返して使用する
なかで、溝の形状が変化し、自動切替え時に糸が導入溝
や把持溝に把持されず、自動切替えに失敗した紙管を取
り除きながら行った。紙管使用回数1〜5回のそれぞれ
の切替え成功率及びその平均を算出し、表1に示す。な
お、巻取りに使用した紙管は、図1〜4に示すような形
状であり、紙管の外径、円周長、切り込み溝の個数、切
り込み溝の合計の長さl1 、導入溝2の合計の長さl2
を、表1に示すように種々変更した。このとき、複数の
切り込み溝5の形状、すなわち、導入溝2と把持溝3の
形状、長さは全て等しいものとした。また、導入溝2の
導入部の幅W1 は4mm、スリット部の幅W2 は1.5 m
m、把持溝3の溝幅は0.2 mmであり、導入溝2のスリ
ット部6の深さT2 は3mm、導入部7の深さT1 は1
mm、把持溝3の深さは4mmであった。
【0022】比較例3 用いる紙管を図5、6に示すような形状の、導入溝2と
把持溝3からなる切り込み溝が1つしか設けられていな
いものとした以外は実施例1と同様に行った。紙管使用
回数1〜5回のそれぞれの切替え成功率及びその平均を
算出し、表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1より明らかなように、実施例1〜3の
本発明の巻取用紙管は、自動切替え時の糸条の食い込み
による形状の変化が少なく、繰り返し使用することがで
き、さらには、切替え成功率が高かった。一方、比較例
1は、切り込み溝の合計の長さが60%未満の紙管であっ
たため、繰り返し使用しても溝の形状は安定していた
が、切替え成功率が低かった。比較例2は、切り込み溝
の合計の長さが95%を超える紙管であったため、使用回
数が1〜2回目は切替え成功率が高かったが、繰り返し
使用すると溝の形状が変化し、切替え成功率が低くなっ
た。比較例3は、切り込み溝を1つしか有しない紙管で
あったため、切替え成功率が低かった。
【0025】
【発明の効果】本発明の糸条巻取用紙管は、自動切替え
時の糸条の食い込みにより溝の形状が変化することが少
なく、繰り返し使用することができ、かつ的確に溝中に
糸条を把持することができるので、高い切替え成功率で
切替えを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸条巻取用紙管の一実施態様を示す概
略斜視図である。
【図2】(a)は、図1の紙管のX方向から見た正面図
であり、(b)はY方向から見た正面図である。
【図3】図1の紙管の切り込み溝部分を示す一部展開図
である。
【図4】(a)は、図3の紙管のA−B方向の概略断面
図であり、(b)はC−D方向の概略断面図である。
【図5】従来の糸条巻取用紙管を図2と同様の方向から
見た正面図である。
【図6】図5の紙管の切り込み溝部分を示す一部展開図
である。
【符号の説明】
1 溝が設けられていない部分 2 導入溝 3 把持溝 4 紙管 5 切り込み溝 6 スリット部 7 導入部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙管の端部に近接した外周面上の紙管軸
    方向と直交する方向に、導入溝と、導入溝の一端に連続
    し、導入溝より狭幅の把持溝とを凹設した紙管におい
    て、導入溝と把持溝は紙管軸方向の断面において略V字
    状であり、導入溝と把持溝からなる切り込み溝が同一外
    周の延長線上に2個以上設けられており、切り込み溝の
    合計の長さが外周長の60〜95%であることを特徴とする
    糸条巻取用紙管。
  2. 【請求項2】 1個の切り込み溝の導入溝の長さが外周
    長の10〜25%であり、かつ導入溝の合計の長さが外周長
    の30〜50%である、請求項1記載の糸条巻取用紙管。
JP15209296A 1996-06-13 1996-06-13 糸条巻取用紙管 Pending JPH09328260A (ja)

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JP15209296A JPH09328260A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 糸条巻取用紙管

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1375406A3 (en) * 2002-06-28 2006-03-15 Sonoco Development, Inc. Yarn winding tube with removable end ring
WO2019003195A1 (en) 2017-06-29 2019-01-03 Toray Opelontex Co., Ltd. PACKAGING REINFORCED BODY OF ELASTIC THREAD
CN110171749A (zh) * 2019-06-04 2019-08-27 桐乡市凤鸣恒益塑胶制品厂 一种用于高速卷绕头的一次成型复合管
KR20200024218A (ko) 2017-06-29 2020-03-06 도레이 오페론텍스 가부시키가이샤 탄성사 권사체 패키지

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US11305962B2 (en) 2017-06-29 2022-04-19 Toray Opelontex Co., Ltd. Elastic yarn wound body package
KR20230145256A (ko) 2017-06-29 2023-10-17 도레이 오페론텍스 가부시키가이샤 탄성사 권사체 패키지
KR20250010755A (ko) 2017-06-29 2025-01-21 도레이 오페론텍스 가부시키가이샤 탄성사 권사체 패키지
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