JPH09328348A - 水硬性無機質部材の製造方法 - Google Patents
水硬性無機質部材の製造方法Info
- Publication number
- JPH09328348A JPH09328348A JP32232496A JP32232496A JPH09328348A JP H09328348 A JPH09328348 A JP H09328348A JP 32232496 A JP32232496 A JP 32232496A JP 32232496 A JP32232496 A JP 32232496A JP H09328348 A JPH09328348 A JP H09328348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic inorganic
- added
- strength
- melamine resin
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポルトランドセメントなどによる圧縮強度と
共に曲げ強度の強度特性に優れた水硬性無機質部材を簡
易且つ低コストに製造することのできる方法を提供す
る。 【構成】 ポルトランドセメントその他の水硬性無機質
粉末又は該水硬性無機質粉末に骨材その他の配合材を添
加し混練するに当り、分子量が8000〜200000の熱架橋型
スルフォン化メラミン樹脂を前記水硬性無機質粉末の3
〜35%添加混入せしめて成形してから常温以上の加熱
処理する。
共に曲げ強度の強度特性に優れた水硬性無機質部材を簡
易且つ低コストに製造することのできる方法を提供す
る。 【構成】 ポルトランドセメントその他の水硬性無機質
粉末又は該水硬性無機質粉末に骨材その他の配合材を添
加し混練するに当り、分子量が8000〜200000の熱架橋型
スルフォン化メラミン樹脂を前記水硬性無機質粉末の3
〜35%添加混入せしめて成形してから常温以上の加熱
処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水硬性無機質部材の
製造方法に係り、ポルトランドセメントなどによる圧縮
強度と共に曲げ強度の強度特性に優れた水硬性無機質部
材を簡易且つ低コストに製造することのできる方法を提
供しようとするものである。
製造方法に係り、ポルトランドセメントなどによる圧縮
強度と共に曲げ強度の強度特性に優れた水硬性無機質部
材を簡易且つ低コストに製造することのできる方法を提
供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ポルトランドセメントや石膏などを用い
て無機質部材を製造することは従来から普通一般に行わ
れており、又この場合において砂、砂利その他の骨材を
配合し造量せしめて土木ないし建築用の部材とすること
も周知である。
て無機質部材を製造することは従来から普通一般に行わ
れており、又この場合において砂、砂利その他の骨材を
配合し造量せしめて土木ないし建築用の部材とすること
も周知である。
【0003】なお上記したポルトランドセメントなどに
代えて樹脂質を用いるレジンコンクリートも従来から知
られている。
代えて樹脂質を用いるレジンコンクリートも従来から知
られている。
【0004】更に特開昭52−53917号公報におい
ては半水石膏、減水剤、石綿などの繊維類、メラミン樹
脂などの熱硬性樹脂および水からなる可塑性混合物、即
ち半水石膏に対減水剤を用いて半水石膏の分散を図った
ものを加圧成形型内に鋳込み、半水石膏の凝結開始直前
に加圧し、余剰の水および空気を抜いて緻密組織に成形
し、硬化させてから更に加熱することが提案されてい
る。
ては半水石膏、減水剤、石綿などの繊維類、メラミン樹
脂などの熱硬性樹脂および水からなる可塑性混合物、即
ち半水石膏に対減水剤を用いて半水石膏の分散を図った
ものを加圧成形型内に鋳込み、半水石膏の凝結開始直前
に加圧し、余剰の水および空気を抜いて緻密組織に成形
し、硬化させてから更に加熱することが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の普
通一般のものにおいてセメント等の水硬性物質粉末を用
いる場合には、そのセメント等の配合量如何が実質的に
得られる製品の強度特性を支配する。即ち強度を高くす
るにはセメント等を多量に配合することが不可欠であっ
て高価となり、又限度がある。
通一般のものにおいてセメント等の水硬性物質粉末を用
いる場合には、そのセメント等の配合量如何が実質的に
得られる製品の強度特性を支配する。即ち強度を高くす
るにはセメント等を多量に配合することが不可欠であっ
て高価となり、又限度がある。
【0006】レジンコンクリートにおいては多量の樹脂
とすることから高価となり、しかもその高強度化に限度
のあることは上記同様である。
とすることから高価となり、しかもその高強度化に限度
のあることは上記同様である。
【0007】前記した特開昭52−53917号公報の
ものにおいては減水剤の如何が重要であって、減水剤の
種別が変っただけでも倍量の減水剤で抗折力が半減状態
となることは該公報に明かにされている通りであり、斯
うした減水剤の採用は当然に高価となると共に、その製
造操作が煩雑で多くの工数を必要とし、この点において
も高価とならざるを得ない。しかもこの特開昭52−5
3917に記載されているような単なるメラミン樹脂、
あるいはスルフォン化メラミン樹脂であっても分子量が
8000未満あるいは200000を超えるものの場合においては
好ましい曲げ強度や圧縮強度の向上を求め得ない。
ものにおいては減水剤の如何が重要であって、減水剤の
種別が変っただけでも倍量の減水剤で抗折力が半減状態
となることは該公報に明かにされている通りであり、斯
うした減水剤の採用は当然に高価となると共に、その製
造操作が煩雑で多くの工数を必要とし、この点において
も高価とならざるを得ない。しかもこの特開昭52−5
3917に記載されているような単なるメラミン樹脂、
あるいはスルフォン化メラミン樹脂であっても分子量が
8000未満あるいは200000を超えるものの場合においては
好ましい曲げ強度や圧縮強度の向上を求め得ない。
【0008】
【課題を解決するための手段】ポルトランドセメントそ
の他の水硬性無機質粉末又は該水硬性無機質粉末に骨材
その他の配合材を添加し混練するに当り、分子量が8000
〜200000の熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂を前記水
硬性無機質粉末の3〜35%添加混入せしめて成形して
から常温以上の加熱処理することにより水硬性無機質部
材を製造する。
の他の水硬性無機質粉末又は該水硬性無機質粉末に骨材
その他の配合材を添加し混練するに当り、分子量が8000
〜200000の熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂を前記水
硬性無機質粉末の3〜35%添加混入せしめて成形して
から常温以上の加熱処理することにより水硬性無機質部
材を製造する。
【0009】水硬性無機質粉末を用いた混練物に分子量
8000〜200000の熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂を混
合して成形したものを加熱処理することによりアルカリ
系内においても高分子化されて充分な高強度化が図ら
れ、圧縮強度と共に曲げ強度においても高い特性値が得
られる。
8000〜200000の熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂を混
合して成形したものを加熱処理することによりアルカリ
系内においても高分子化されて充分な高強度化が図ら
れ、圧縮強度と共に曲げ強度においても高い特性値が得
られる。
【0010】適宜に触媒を用いることにより常温に近い
ような温度条件下においても上記高分子化を得しめる。
ような温度条件下においても上記高分子化を得しめる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記したような本発明について更
に説明すると、本発明においては前述したようにポルト
ランドセメントなどによる混練成形体を得るに当って該
混練物にスルフォン化メラミン樹脂を配合して混練し成
形せしめ、次いで加熱処理するものである。この加熱温
度としては一般的に130〜180℃であるが、触媒と
しては例えばナフタレンスルフォン酸、ドデシルベンゼ
ンスルフォン酸、パラトルエンスルフォン酸等の有機ス
ルフォン酸およびそれらのアミン塩、リン酸のブタノー
ルエステル、テトラクロールフタル酸のブタノールエス
テルおよび無機塩などの何れか1種または2種以上を加
えて反応促進を図ることができ、常温以上の加熱処理に
より適切に高分子化を得しめる。
に説明すると、本発明においては前述したようにポルト
ランドセメントなどによる混練成形体を得るに当って該
混練物にスルフォン化メラミン樹脂を配合して混練し成
形せしめ、次いで加熱処理するものである。この加熱温
度としては一般的に130〜180℃であるが、触媒と
しては例えばナフタレンスルフォン酸、ドデシルベンゼ
ンスルフォン酸、パラトルエンスルフォン酸等の有機ス
ルフォン酸およびそれらのアミン塩、リン酸のブタノー
ルエステル、テトラクロールフタル酸のブタノールエス
テルおよび無機塩などの何れか1種または2種以上を加
えて反応促進を図ることができ、常温以上の加熱処理に
より適切に高分子化を得しめる。
【0012】前記したスルフォン化メラミン樹脂の添加
量については一般的に曲げ強度については0.8%程度で
も向上効果があり、特に1%以上で好ましい強度上昇が
得られ、又圧縮強度についても同然であるが、工業的に
好ましい範囲としては3%以上である。その上限につい
ては30%を超えて添加してもその樹脂量増大に見合っ
た曲げないし圧縮強度の上昇を期待し得ない。
量については一般的に曲げ強度については0.8%程度で
も向上効果があり、特に1%以上で好ましい強度上昇が
得られ、又圧縮強度についても同然であるが、工業的に
好ましい範囲としては3%以上である。その上限につい
ては30%を超えて添加してもその樹脂量増大に見合っ
た曲げないし圧縮強度の上昇を期待し得ない。
【0013】又このようなスルフォン化メラミン樹脂の
分子量が8000〜200000、好ましくは10000〜150000であ
って、この範囲の分子量を有するスルフォン化メラミン
樹脂はセメントその他の水硬性無機物に対して分散効果
を示す優れた機能を有し、さらにその混練成形体におい
てはセメントなどの水硬性無機物中におけるカルシウム
の如き2価の陽イオンと樹脂中スルフォン酸とのイオン
結合により高分子化し、成形体組織の緻密化が図られ
る。分子量が8000未満では高強度化が適切に図り難く、
また200000を超えた場合にはセメントその他の水硬性無
機物との混和性が悪くなり、分散混練が困難となる。な
お本発明によるものはメチロールメラミン、メチルエー
テル化メラミンおよびその変化物などの水溶性メラミン
樹脂、200℃程度の温度で変質することのない骨材、
アニオン系界面活性剤、アクリルエマルジョンのような
高分子レジンおよびまたはナフタレンスルフォン酸等の
触媒を併用してよい。
分子量が8000〜200000、好ましくは10000〜150000であ
って、この範囲の分子量を有するスルフォン化メラミン
樹脂はセメントその他の水硬性無機物に対して分散効果
を示す優れた機能を有し、さらにその混練成形体におい
てはセメントなどの水硬性無機物中におけるカルシウム
の如き2価の陽イオンと樹脂中スルフォン酸とのイオン
結合により高分子化し、成形体組織の緻密化が図られ
る。分子量が8000未満では高強度化が適切に図り難く、
また200000を超えた場合にはセメントその他の水硬性無
機物との混和性が悪くなり、分散混練が困難となる。な
お本発明によるものはメチロールメラミン、メチルエー
テル化メラミンおよびその変化物などの水溶性メラミン
樹脂、200℃程度の温度で変質することのない骨材、
アニオン系界面活性剤、アクリルエマルジョンのような
高分子レジンおよびまたはナフタレンスルフォン酸等の
触媒を併用してよい。
【0014】
【実施例】本発明によるものの具体的な製造例について
説明すると以下の如くである。
説明すると以下の如くである。
【0015】製造例1:普通ポルトランドセメント10
0部に炭素繊維1.5部およびポリアクリルアミドゲル5
部を添加したものに分子量が20000 の熱架橋型スルフォ
ン化メラミン樹脂を0〜35%の範囲で種々に変化して
添加混合し、水セメント比(W/C)を12%、18
%、22%として混合調整したものを成形し、次いで1
50℃で180分間の加熱処理を行なったものについて
その曲げ強度の測定結果は表1の如くで、又圧縮強度の
測定結果は次の表2の通りである。
0部に炭素繊維1.5部およびポリアクリルアミドゲル5
部を添加したものに分子量が20000 の熱架橋型スルフォ
ン化メラミン樹脂を0〜35%の範囲で種々に変化して
添加混合し、水セメント比(W/C)を12%、18
%、22%として混合調整したものを成形し、次いで1
50℃で180分間の加熱処理を行なったものについて
その曲げ強度の測定結果は表1の如くで、又圧縮強度の
測定結果は次の表2の通りである。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】即ちスルフォン化メラミンの添加量が増大
することによって曲げおよび圧縮強度が何れも大となる
が、特に3%以上となることによって強度増大が顕著で
あり、好ましい製品を有利に得しめることが確認され
た。
することによって曲げおよび圧縮強度が何れも大となる
が、特に3%以上となることによって強度増大が顕著で
あり、好ましい製品を有利に得しめることが確認され
た。
【0019】製造例2:ポリアクリルアミドゲル5.0部
を配合しなかったこと以外は製造例1のものと同じに混
合調整されたW/Cが22%のペーストによる成形体に
ついての曲げ強度および圧縮強度については次の表3の
如くである。
を配合しなかったこと以外は製造例1のものと同じに混
合調整されたW/Cが22%のペーストによる成形体に
ついての曲げ強度および圧縮強度については次の表3の
如くである。
【0020】即ち、この場合においても添加量が3%以
上となることにより強度増大が顕著であることは製造例
1の場合と同じである。
上となることにより強度増大が顕著であることは製造例
1の場合と同じである。
【0021】
【表3】
【0022】製造例3:普通ポルトランドセメント10
0部、川砂 100部、微細スラグ100部、アクリルエマ
ルジョン1.5部の混合物に対し、分子量が40000 の熱架
橋型スルフォン化メラミン樹脂を製造例1と同様にセメ
ントに対し0〜35.0%の範囲で種々に変化させて添加
し、又その水セメント比(W/C)を30%および35
%として混練調整したモルタルを夫々成形せしめたもの
についての曲げ強度の測定結果は次の表4の通りであ
り、又その圧縮強度を夫々測定した結果については次の
表5の如くであって、曲げ強度は0.8%で充分に向上す
るが20%を超えて添加しても殆ど向上が認められな
い。同様に圧縮強度も0.5%が0.8%となることによっ
て向上しているが、3%以上となることによりその向上
が著しい。然しこの場合においては30%を超えて添加
してもそのスルフォン化メラミン樹脂量増大に見合った
向上はない。
0部、川砂 100部、微細スラグ100部、アクリルエマ
ルジョン1.5部の混合物に対し、分子量が40000 の熱架
橋型スルフォン化メラミン樹脂を製造例1と同様にセメ
ントに対し0〜35.0%の範囲で種々に変化させて添加
し、又その水セメント比(W/C)を30%および35
%として混練調整したモルタルを夫々成形せしめたもの
についての曲げ強度の測定結果は次の表4の通りであ
り、又その圧縮強度を夫々測定した結果については次の
表5の如くであって、曲げ強度は0.8%で充分に向上す
るが20%を超えて添加しても殆ど向上が認められな
い。同様に圧縮強度も0.5%が0.8%となることによっ
て向上しているが、3%以上となることによりその向上
が著しい。然しこの場合においては30%を超えて添加
してもそのスルフォン化メラミン樹脂量増大に見合った
向上はない。
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】製造例4:アクリルエマルジョン1.5部を
用いなかった外は製造例3におけると全く同じ配合で、
水セメント比(W/C)については30%、35%、4
0%および50%とした各種の混練物を調整し、該混練
調整物を成形してから150℃に180分間加熱処理し
たものの曲げ強度は表6の通りで、又その圧縮強度につ
いては次の表7の通りである。
用いなかった外は製造例3におけると全く同じ配合で、
水セメント比(W/C)については30%、35%、4
0%および50%とした各種の混練物を調整し、該混練
調整物を成形してから150℃に180分間加熱処理し
たものの曲げ強度は表6の通りで、又その圧縮強度につ
いては次の表7の通りである。
【0026】即ち曲げ強度は熱架橋型スルフォン化メラ
ミン樹脂が0.5%から0.8%となることによって向上し
ているが、3%以上となることによりその向上が著し
い。然しこの場合においては20%を超えても余り向上
しないことは製造例3と同じであり、圧縮強度について
も20%以上に添加しても横這い状態に近いものと言え
る。
ミン樹脂が0.5%から0.8%となることによって向上し
ているが、3%以上となることによりその向上が著し
い。然しこの場合においては20%を超えても余り向上
しないことは製造例3と同じであり、圧縮強度について
も20%以上に添加しても横這い状態に近いものと言え
る。
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】然してこのような製造例4のものに対し
て、そのスルフォン化メラミンを次の表8に示した樹脂
(スルフォン化メラミンについては分子量の異ったも
の)などに変更した以外はこの製造例4のものと全く同
じ配合で、水セメント比(W/C)については30%、
40%、メチロール化メラミン樹脂についてはW/Cを
30%、35%、40%および50%とした各種の混合
物を比較例1〜4として調整した。
て、そのスルフォン化メラミンを次の表8に示した樹脂
(スルフォン化メラミンについては分子量の異ったも
の)などに変更した以外はこの製造例4のものと全く同
じ配合で、水セメント比(W/C)については30%、
40%、メチロール化メラミン樹脂についてはW/Cを
30%、35%、40%および50%とした各種の混合
物を比較例1〜4として調整した。
【0030】また、製造例4のものに対して、加熱条件
のみ40℃5時間とした混合物を比較例5として調整し
た。
のみ40℃5時間とした混合物を比較例5として調整し
た。
【0031】
【表8】
【0032】またこれら比較例1〜4の混練調整物を成
形してから150℃に180分間加熱処理したもののま
げ強度は次の表9の如くであり、圧縮強度は表10の如
くであって、前記した表6や表7の結果と比較すると0.
8%以上の添加によって本発明によるスルフォン化メラ
ミン樹脂を用いた効果が明白に示され、7〜20%の添
加で、曲げ強度は少なくとも50kg/cm2以上、圧縮強度
は250kg/cm2前後ないしそれ以上も向上していること
が確認され、卓越した改善結果を得しめていることを知
った。
形してから150℃に180分間加熱処理したもののま
げ強度は次の表9の如くであり、圧縮強度は表10の如
くであって、前記した表6や表7の結果と比較すると0.
8%以上の添加によって本発明によるスルフォン化メラ
ミン樹脂を用いた効果が明白に示され、7〜20%の添
加で、曲げ強度は少なくとも50kg/cm2以上、圧縮強度
は250kg/cm2前後ないしそれ以上も向上していること
が確認され、卓越した改善結果を得しめていることを知
った。
【0033】また、製造例4の加熱処理条件のみ40
℃、300分とした比較例5では、高温加熱処理をした
製造例4ほどの改善効果は認められないが、比較例1〜
4に較べ、7〜20%の添加で、曲げ強度は少なくとも
20kg/cm2以上、圧縮強度は150kg/cm2前後ないしそ
れ以上も向上していることが確認され、改善効果を得し
めていることを知った。
℃、300分とした比較例5では、高温加熱処理をした
製造例4ほどの改善効果は認められないが、比較例1〜
4に較べ、7〜20%の添加で、曲げ強度は少なくとも
20kg/cm2以上、圧縮強度は150kg/cm2前後ないしそ
れ以上も向上していることが確認され、改善効果を得し
めていることを知った。
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】製造例5:次の表11に示すような配合
(kg/m3)によるコンクリートに分子量が80000 の熱架橋
型スルフォン化メラミン樹脂を0〜35%の範囲で混合
した。
(kg/m3)によるコンクリートに分子量が80000 の熱架橋
型スルフォン化メラミン樹脂を0〜35%の範囲で混合
した。
【0037】
【表11】
【0038】得られた各コンクリートによる成形体につ
いて、その曲げ強度を測定した結果は表12の如くであ
り、又圧縮強度を測定した結果を同様に要約して示して
いるのが次の表13であるが、3%以上となることによ
りそれらの向上が著しいことが知られた。
いて、その曲げ強度を測定した結果は表12の如くであ
り、又圧縮強度を測定した結果を同様に要約して示して
いるのが次の表13であるが、3%以上となることによ
りそれらの向上が著しいことが知られた。
【0039】
【表12】
【0040】
【表13】
【0041】製造例6:普通ポルトランドセメント10
0部にポリアクリルアミドゲル5部と、分子量60000 の
熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミ
ン樹脂とを等量に混合した樹脂分を0〜35%の範囲で
種々に変化して混入すると共にW/Cが22%のものに
おいてのみ炭素繊維を1.5部添加混合し、水セメント比
を12%、18%、22%として調整されたぺーストに
より成形し、次いで 150℃×180分間の加熱処理を行っ
たものについての曲げ強度は表14の如くであり、又圧
縮強度の測定結果は次の表15に示す如くである。即ち
曲げ強度は0.5%を超えることにより向上するが、3%
以上となることによりそれらの向上が顕著である。な
お、この場合において20%を超え特に30%を超えて
も向上が少なく、圧縮強度についても同様の傾向が認め
られる。
0部にポリアクリルアミドゲル5部と、分子量60000 の
熱架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミ
ン樹脂とを等量に混合した樹脂分を0〜35%の範囲で
種々に変化して混入すると共にW/Cが22%のものに
おいてのみ炭素繊維を1.5部添加混合し、水セメント比
を12%、18%、22%として調整されたぺーストに
より成形し、次いで 150℃×180分間の加熱処理を行っ
たものについての曲げ強度は表14の如くであり、又圧
縮強度の測定結果は次の表15に示す如くである。即ち
曲げ強度は0.5%を超えることにより向上するが、3%
以上となることによりそれらの向上が顕著である。な
お、この場合において20%を超え特に30%を超えて
も向上が少なく、圧縮強度についても同様の傾向が認め
られる。
【0042】
【表14】
【0043】
【表15】
【0044】製造例7:ポリアクリルアミドゲル5部を
用いなかった外は製造例6におけると同じ配合で、W/
Cを22%としたペーストによる成形体の曲げ強度およ
び圧縮強度は次の表16の如くで、3%以上となること
によりそれらの向上が大きいものである。
用いなかった外は製造例6におけると同じ配合で、W/
Cを22%としたペーストによる成形体の曲げ強度およ
び圧縮強度は次の表16の如くで、3%以上となること
によりそれらの向上が大きいものである。
【0045】
【表16】
【0046】製造例8:普通ポルトランドセメント10
0部、川砂 100部、高炉水砕スラグ100部、アクリル
エマルジョン1.5部の混合物に対し、分子量100000の熱
架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミン
樹脂を等重量比で混合した樹脂分を0〜35.0%の範囲
で種々に変化させて添加し、又その水セメント比(W/
C)を30%および35%として混練調整したモルタル
を夫々成形せしめたものについての曲げ強度の測定結果
は次の表17の通りであり、又その圧縮強度を夫々測定
した結果については次の表18の如くであって、曲げ強
度はスルフォン化メラミン樹脂の添加量が0.5%を超え
ると大幅に向上し、1.0%以上で充分に向上するが30
%を超えて添加しても殆ど向上が認められない。同様に
圧縮強度も0.5%が1.0%となることによって向上して
いるが、3%以上となることによって大幅な向上が得ら
れることは前述同様である。なお、この場合において2
0%を超え、特に30%を超えて添加してもそのメラミ
ン樹脂量増大に見合った向上はない。
0部、川砂 100部、高炉水砕スラグ100部、アクリル
エマルジョン1.5部の混合物に対し、分子量100000の熱
架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミン
樹脂を等重量比で混合した樹脂分を0〜35.0%の範囲
で種々に変化させて添加し、又その水セメント比(W/
C)を30%および35%として混練調整したモルタル
を夫々成形せしめたものについての曲げ強度の測定結果
は次の表17の通りであり、又その圧縮強度を夫々測定
した結果については次の表18の如くであって、曲げ強
度はスルフォン化メラミン樹脂の添加量が0.5%を超え
ると大幅に向上し、1.0%以上で充分に向上するが30
%を超えて添加しても殆ど向上が認められない。同様に
圧縮強度も0.5%が1.0%となることによって向上して
いるが、3%以上となることによって大幅な向上が得ら
れることは前述同様である。なお、この場合において2
0%を超え、特に30%を超えて添加してもそのメラミ
ン樹脂量増大に見合った向上はない。
【0047】
【表17】
【0048】
【表18】
【0049】製造例9:アクリルエマルジョン1.5部を
用いなかった外は製造例8におけると全く同じ配合で、
水セメント比(W/C)については35%のものと、4
0%および50%とした各種の混練物を調整し、該混練
調整物を成形してから150℃に180分間加熱処理し
たものの曲げ強度は表19の通りで、又その引張り強度
については次の表20の通りである。
用いなかった外は製造例8におけると全く同じ配合で、
水セメント比(W/C)については35%のものと、4
0%および50%とした各種の混練物を調整し、該混練
調整物を成形してから150℃に180分間加熱処理し
たものの曲げ強度は表19の通りで、又その引張り強度
については次の表20の通りである。
【0050】即ち曲げ強度は熱架橋型メラミン樹脂が0.
5%から1.0%となることによって向上しているが、3
%以上となることにより大幅な向上が得られることは前
述した多数製造例と同じである。然し、この場合におい
ても20%を超え特に30%を超えても余り向上しない
ことは製造例8と同じであり、圧縮強度についても30
%以上に添加しても余り向上しない。
5%から1.0%となることによって向上しているが、3
%以上となることにより大幅な向上が得られることは前
述した多数製造例と同じである。然し、この場合におい
ても20%を超え特に30%を超えても余り向上しない
ことは製造例8と同じであり、圧縮強度についても30
%以上に添加しても余り向上しない。
【0051】
【表19】
【0052】
【表20】
【0053】製造例10:製造例5における第8表のベ
ースコンクリート配合のものに対して分子量80000 の熱
架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミン
を等重量に混合した樹脂分を0〜35%の範囲内におい
て混入して得られた各コンクリートによる成形体につい
て、前述同様に加熱処理し、その曲げ強度および圧縮強
度を測定した結果は次の表21の通りであって、0.5%
を超えた添加によって曲げおよび圧縮の何れもが向上を
得ているが、3%以上となることによりその向上が大き
くなっていることが明らかである。然し、この場合にお
いても20%以上となるとその向上が乏しく、特に30
%を超えた添加によっても強度向上は殆どない。
ースコンクリート配合のものに対して分子量80000 の熱
架橋型スルフォン化メラミン樹脂とメチロールメラミン
を等重量に混合した樹脂分を0〜35%の範囲内におい
て混入して得られた各コンクリートによる成形体につい
て、前述同様に加熱処理し、その曲げ強度および圧縮強
度を測定した結果は次の表21の通りであって、0.5%
を超えた添加によって曲げおよび圧縮の何れもが向上を
得ているが、3%以上となることによりその向上が大き
くなっていることが明らかである。然し、この場合にお
いても20%以上となるとその向上が乏しく、特に30
%を超えた添加によっても強度向上は殆どない。
【0054】
【表21】
【0055】更に上記したような製造例によるものにつ
いての材令による変化についても検討した。即ち代表的
にスルフォン化メラミン樹脂、メチロールメラミンおよ
びそれらの等重量混合による樹脂分を何れも5%配合し
たものと、その比較例としてそれらの樹脂分を全く添加
しないものおよび同じく樹脂分を添加しても本発明方法
による加熱処理を行わないで、20℃の水中養生を行っ
たものについてその曲げ強度および圧縮強度の材令によ
る変化を要約して示しているが図1と図2である。
いての材令による変化についても検討した。即ち代表的
にスルフォン化メラミン樹脂、メチロールメラミンおよ
びそれらの等重量混合による樹脂分を何れも5%配合し
たものと、その比較例としてそれらの樹脂分を全く添加
しないものおよび同じく樹脂分を添加しても本発明方法
による加熱処理を行わないで、20℃の水中養生を行っ
たものについてその曲げ強度および圧縮強度の材令によ
る変化を要約して示しているが図1と図2である。
【0056】即ち図1はペーストを用いた場合で、その
配合はセメント100部にカーボン繊維1.5部を混合
し、上記のように樹脂分を加え、または混入しないもの
であって、W/Cは22%とされた場合であり、又図2
は製造例5において表8に示したような配合によるコン
クリートの場合である。本発明方法によるものはその加
熱処理を何れも 150℃×180min で行ない、その
後は湿度60%、20℃の条件に保持したものである。
配合はセメント100部にカーボン繊維1.5部を混合
し、上記のように樹脂分を加え、または混入しないもの
であって、W/Cは22%とされた場合であり、又図2
は製造例5において表8に示したような配合によるコン
クリートの場合である。本発明方法によるものはその加
熱処理を何れも 150℃×180min で行ない、その
後は湿度60%、20℃の条件に保持したものである。
【0057】然してこのような図1、図2によるとき
は、ペーストによる図1において本発明のものは材令2
8日の場合に、曲げ強度で加熱を行わない比較材(原料
組成は本発明とは全く同じ)に対し、150〜300kg
/cm2程度高いものとなり、圧縮強度では200〜400
kg/cm2程度向上したものとなる。又コンクリートの図2
の場合においても本発明のものは水中養生による比較材
(原料組成は本発明と全く同じ)に対し曲げ強度で30
kg/cm2程度高く、又圧縮強度では300kg/cm2程度も高
いものの得られることは明らかである。
は、ペーストによる図1において本発明のものは材令2
8日の場合に、曲げ強度で加熱を行わない比較材(原料
組成は本発明とは全く同じ)に対し、150〜300kg
/cm2程度高いものとなり、圧縮強度では200〜400
kg/cm2程度向上したものとなる。又コンクリートの図2
の場合においても本発明のものは水中養生による比較材
(原料組成は本発明と全く同じ)に対し曲げ強度で30
kg/cm2程度高く、又圧縮強度では300kg/cm2程度も高
いものの得られることは明らかである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
この種ポルトランドセメントなどの水硬性物質を用いた
部材を製造するに当って熱架橋型スルフォン化メラミン
樹脂を添加混入し、しかも該混練物を成形してから加熱
処理することによって高度の強度向上を図らしめ、有効
な品質の向上をもたらしめるものであるから工業的にそ
の効果の大きい発明である。
この種ポルトランドセメントなどの水硬性物質を用いた
部材を製造するに当って熱架橋型スルフォン化メラミン
樹脂を添加混入し、しかも該混練物を成形してから加熱
処理することによって高度の強度向上を図らしめ、有効
な品質の向上をもたらしめるものであるから工業的にそ
の効果の大きい発明である。
【図1】ペーストを用いた本発明によるものと、その比
較材について材令による圧縮及び曲げの各強度変化を要
約して示した図表である。
較材について材令による圧縮及び曲げの各強度変化を要
約して示した図表である。
【図2】コンクリートを用いた場合における本発明によ
るものと比較材について図1と同様の関係を要約して示
した図表である。
るものと比較材について図1と同様の関係を要約して示
した図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:26) 111:20
Claims (4)
- 【請求項1】 ポルトランドセメントその他の水硬性無
機質粉末又は該水硬性無機質粉末に骨材その他の配合材
を添加し混練するに当り、分子量が8000〜200000の熱架
橋型スルフォン化メラミン樹脂を前記水硬性無機質粉末
の3〜35%添加混入せしめて成形してから常温以上の
加熱処理することを特徴とする水硬性無機質部材の製造
方法。 - 【請求項2】 混練時にアニオン系界面活性剤をも添加
して混合する請求項1に記載の水硬性無機質部材の製造
方法。 - 【請求項3】 アクリルエマルジョンのような高分子レ
ジンをも添加して混合する請求項1または請求項2の何
れか1つに記載の水硬性無機質部材の製造方法。 - 【請求項4】 ナフタレンスルフォン酸、ドデシルベン
ゼンスルフォン酸、パラトルエンスルフォン酸およびそ
れらのアミン塩、リン酸のブタノールエステル、テトラ
クロールフタル酸のブタノールエステルおよび無機塩の
何れか1種または2種以上を触媒として用いる請求項1
または請求項2の何れか1つに記載記載の水硬性無機質
部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32232496A JPH09328348A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 水硬性無機質部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32232496A JPH09328348A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 水硬性無機質部材の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2292786A Division JPS62182144A (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 | 水硬性無機質部材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09328348A true JPH09328348A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=18142374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32232496A Pending JPH09328348A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 水硬性無機質部材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09328348A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102699815B1 (ko) * | 2024-04-03 | 2024-08-29 | (주)디플로어테크 | 부착력과 크랙 저항성이 우수한 액상혼합 바닥재 조성물, 제조방법 및 그 시공방법 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP32232496A patent/JPH09328348A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102699815B1 (ko) * | 2024-04-03 | 2024-08-29 | (주)디플로어테크 | 부착력과 크랙 저항성이 우수한 액상혼합 바닥재 조성물, 제조방법 및 그 시공방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4240840A (en) | Cementitious compositions | |
| CA1053393A (en) | Method of producing high strength cement conglomerates | |
| US7018466B2 (en) | Process for producing a concrete and a mortar | |
| JPH04507393A (ja) | セメントの特質を持つ製品 | |
| JPH0549620B2 (ja) | ||
| JP3584723B2 (ja) | セメント硬化体の製造方法 | |
| JP3559687B2 (ja) | 耐水性に優れる高強度セメント硬化体の製造方法 | |
| JP3192986B2 (ja) | 耐水性に優れた高強度セメント硬化体及びその製造方法 | |
| KR970008736B1 (ko) | 슬래그 보오드의 제조방법 | |
| JPH05116996A (ja) | セメント混和材及びセメント硬化体の製造方法 | |
| JP2545296B2 (ja) | 窯業系製品の製造方法 | |
| CN120136475B (zh) | 一种用于提升水泥基材料抗折性能的外加剂及其应用 | |
| JP7403344B2 (ja) | セメント系硬化体の製造方法 | |
| JP7344148B2 (ja) | セメント系硬化体の製造方法 | |
| JP3280636B2 (ja) | 成形物の製造方法 | |
| JPH0753594B2 (ja) | セメント組成物 | |
| JP3107656B2 (ja) | コンクリート組成物 | |
| JP2704925B2 (ja) | セメント質組成物及びその製品 | |
| JPS60141685A (ja) | 軽量気泡コンクリ−トの原料組成物 | |
| JP4220781B2 (ja) | セメント質の製造物のための低密度ケイ酸カルシウム水和物強度加速剤添加物 | |
| JPS5913461B2 (ja) | 高強度石こう組成物 | |
| JP4220781B6 (ja) | セメント質の製造物のための低密度ケイ酸カルシウム水和物強度加速剤添加物 | |
| JPH04357146A (ja) | 嵩比重の大きいセメント硬化体の製造方法 | |
| JP2007022849A (ja) | ポリマーセメントモルタルおよびその製造方法 | |
| JPH06144952A (ja) | 窯業系建材の製造方法 |