JPH09329487A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPH09329487A JPH09329487A JP17308096A JP17308096A JPH09329487A JP H09329487 A JPH09329487 A JP H09329487A JP 17308096 A JP17308096 A JP 17308096A JP 17308096 A JP17308096 A JP 17308096A JP H09329487 A JPH09329487 A JP H09329487A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 先鋭度の抑制と感度の増大とを両立させるこ
とができ、かつ簡単な構成を有する加速度センサを提供
することにある。 【解決手段】 圧電型変換素子1の検知出力はサーボ回
路14に入力する。該サーボ回路14は、該圧電型変換
素子1の出力信号を20〜90度の間で位相進角させ、
かつ周波数伝達特性zが、z=a+jb(ただし、0<
a<1、0<b<2)である制御電圧生成回路3と、該
制御電圧生成回路3の出力を入力とするインピーダンス
2とから構成されている。また、該制御電圧生成回路3
中の抵抗および前記インピーダンス2の少なくとも一つ
にサーミスタ等の温度補償素子を用いると温度補償をす
ることができる。
とができ、かつ簡単な構成を有する加速度センサを提供
することにある。 【解決手段】 圧電型変換素子1の検知出力はサーボ回
路14に入力する。該サーボ回路14は、該圧電型変換
素子1の出力信号を20〜90度の間で位相進角させ、
かつ周波数伝達特性zが、z=a+jb(ただし、0<
a<1、0<b<2)である制御電圧生成回路3と、該
制御電圧生成回路3の出力を入力とするインピーダンス
2とから構成されている。また、該制御電圧生成回路3
中の抵抗および前記インピーダンス2の少なくとも一つ
にサーミスタ等の温度補償素子を用いると温度補償をす
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加速度センサに関
し、特に感度の向上と先鋭度の抑制とを両立させた、エ
ンジンノック振動等の検出に好適な加速度センサに関す
る。
し、特に感度の向上と先鋭度の抑制とを両立させた、エ
ンジンノック振動等の検出に好適な加速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンノック振動等の検出をするため
の加速度センサの一つである共振型加速度センサは、特
定の周波数成分を有する加速度成分を検出するものであ
り、主に、圧電体を用いたものが実用化されている。周
知のように、ノックセンサはエンジン固有のノック振動
を検知するものであり、エンジンの固有振動にばらつき
があっても、高感度でノック振動を検知することが必要
である。
の加速度センサの一つである共振型加速度センサは、特
定の周波数成分を有する加速度成分を検出するものであ
り、主に、圧電体を用いたものが実用化されている。周
知のように、ノックセンサはエンジン固有のノック振動
を検知するものであり、エンジンの固有振動にばらつき
があっても、高感度でノック振動を検知することが必要
である。
【0003】従来のこの種のセンサの一つとして、例え
ば特公平2−1248号公報に開示されているものがあ
る。このセンサは、図12に示されているように、圧電
型変換素子21の出力端21aとグランド間に、C0 R
ω=0.5〜2を満足する抵抗値Rの抵抗22を接続し
て構成したものである。ここで、C0 は前記圧電型変換
素子21の静電容量、ωは共振角周波数である。このよ
うに、圧電型変換素子21に抵抗22を並列接続したノ
ックセンサによれば、該抵抗22のないものに比べて、
感度すなわち単位加速度当りの出力電圧が低下する。こ
の従来のノックセンサは、感度を犠牲にすることによ
り、その周波数特性の共振周波数近傍の先鋭度を抑制す
るものである。
ば特公平2−1248号公報に開示されているものがあ
る。このセンサは、図12に示されているように、圧電
型変換素子21の出力端21aとグランド間に、C0 R
ω=0.5〜2を満足する抵抗値Rの抵抗22を接続し
て構成したものである。ここで、C0 は前記圧電型変換
素子21の静電容量、ωは共振角周波数である。このよ
うに、圧電型変換素子21に抵抗22を並列接続したノ
ックセンサによれば、該抵抗22のないものに比べて、
感度すなわち単位加速度当りの出力電圧が低下する。こ
の従来のノックセンサは、感度を犠牲にすることによ
り、その周波数特性の共振周波数近傍の先鋭度を抑制す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のノックセンサの先鋭度は、前記抵抗22のない
ものに比べてせいぜい1/2程度までしか抑制すること
ができず、エンジンノック周波数の製造ばらつきに対し
て、ほぼ一様な感度を持つようにすることができないと
いう問題点があった。また、従来技術では、ノックセン
サの先鋭度の抑制と感度の増大とは両立することができ
ず、ノックセンサの先鋭度の抑制を大きくすると、それ
に伴って感度も大きく低下してしまうという問題があっ
た。
た従来のノックセンサの先鋭度は、前記抵抗22のない
ものに比べてせいぜい1/2程度までしか抑制すること
ができず、エンジンノック周波数の製造ばらつきに対し
て、ほぼ一様な感度を持つようにすることができないと
いう問題点があった。また、従来技術では、ノックセン
サの先鋭度の抑制と感度の増大とは両立することができ
ず、ノックセンサの先鋭度の抑制を大きくすると、それ
に伴って感度も大きく低下してしまうという問題があっ
た。
【0005】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立させ
ることができ、かつ簡単な構成を有する加速度センサを
提供することにある。また、他の目的は、従来装置の先
鋭度より大きく抑制でき、エンジンノック周波数の製造
ばらつきに対して、ほぼ一様な感度を提供することので
きる加速度センサを提供することにある。
題点を除去し、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立させ
ることができ、かつ簡単な構成を有する加速度センサを
提供することにある。また、他の目的は、従来装置の先
鋭度より大きく抑制でき、エンジンノック周波数の製造
ばらつきに対して、ほぼ一様な感度を提供することので
きる加速度センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、圧電型変換素子を用いた加速度セン
サにおいて、前記圧電型変換素子の出力信号を20〜9
0度の間で位相進角させ、かつ周波数伝達特性zが、z
=a+jb(ただし、0<a<1、0<b<2)である
制御電圧生成回路を具備し、該制御電圧生成回路の出力
をインピーダンスを介して、前記圧電型変換素子の出力
端に接続するようにした点に特徴がある。 この発明に
よれば、前記制御電圧生成回路から出力された、前記圧
電型変換素子の検出電圧Vと位相が90度ずれた速度比
例成分と、同相の変位比例成分とが前記インピーダンス
を介して前記圧電型変換素子に印加される。前記速度比
例成分は、圧電型変換素子に逆圧電効果を及ぼし、圧電
型変換素子に振動減衰力を増加させる。このため、先鋭
度が低下する。一方、前記変位比例成分は、圧電型変換
素子の前記検出電圧に重畳され、感度(ゲイン)を増大
する。この結果、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立さ
せることができるようになる。
ために、本発明は、圧電型変換素子を用いた加速度セン
サにおいて、前記圧電型変換素子の出力信号を20〜9
0度の間で位相進角させ、かつ周波数伝達特性zが、z
=a+jb(ただし、0<a<1、0<b<2)である
制御電圧生成回路を具備し、該制御電圧生成回路の出力
をインピーダンスを介して、前記圧電型変換素子の出力
端に接続するようにした点に特徴がある。 この発明に
よれば、前記制御電圧生成回路から出力された、前記圧
電型変換素子の検出電圧Vと位相が90度ずれた速度比
例成分と、同相の変位比例成分とが前記インピーダンス
を介して前記圧電型変換素子に印加される。前記速度比
例成分は、圧電型変換素子に逆圧電効果を及ぼし、圧電
型変換素子に振動減衰力を増加させる。このため、先鋭
度が低下する。一方、前記変位比例成分は、圧電型変換
素子の前記検出電圧に重畳され、感度(ゲイン)を増大
する。この結果、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立さ
せることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。まず、本発明の一実施形態の概略の
構成を図1を参照して説明する。図において、11は自
動車等のエンジン、12は該エンジンのノッキングを検
出するノックセンサ、13は電子制御装置(ECU)で
ある。該ECU13は、本発明により装着されたサーボ
回路14と、検出信号を波形処理する波形処理回路15
と、該波形処理回路15の出力によりノッキングの判定
をするマイクロコンピュータ16とから構成されてい
る。
を詳細に説明する。まず、本発明の一実施形態の概略の
構成を図1を参照して説明する。図において、11は自
動車等のエンジン、12は該エンジンのノッキングを検
出するノックセンサ、13は電子制御装置(ECU)で
ある。該ECU13は、本発明により装着されたサーボ
回路14と、検出信号を波形処理する波形処理回路15
と、該波形処理回路15の出力によりノッキングの判定
をするマイクロコンピュータ16とから構成されてい
る。
【0008】次に、本実施形態の構成と動作を、図2を
参照してより具体的に説明する。図において、1は圧電
型変換素子、2は抵抗値Rのインピーダンス、3は該イ
ンピーダンス2と並列に接続され、かつ前記圧電型変換
素子1をサーボ制御する制御電圧生成回路、4はセンサ
出力端子、5は制御電圧帰還端子である。前記インピー
ダンス2、制御電圧生成回路3および制御電圧帰還端子
5は、前記サーボ回路14を構成している。なお、前記
インピーダンス2の虚数部分は無視できるほどに小さい
ものとする。
参照してより具体的に説明する。図において、1は圧電
型変換素子、2は抵抗値Rのインピーダンス、3は該イ
ンピーダンス2と並列に接続され、かつ前記圧電型変換
素子1をサーボ制御する制御電圧生成回路、4はセンサ
出力端子、5は制御電圧帰還端子である。前記インピー
ダンス2、制御電圧生成回路3および制御電圧帰還端子
5は、前記サーボ回路14を構成している。なお、前記
インピーダンス2の虚数部分は無視できるほどに小さい
ものとする。
【0009】以下に、圧電理論に基づいて、本実施形態
の動作を説明する。ノックセンサの圧電型変換素子1が
振動加速度αを受けている時の該圧電型変換素子1の変
位wは、速度をdw/dt、加速度をd2 w/dt2 と
すると、下記の(1) 式で表すことができる。
の動作を説明する。ノックセンサの圧電型変換素子1が
振動加速度αを受けている時の該圧電型変換素子1の変
位wは、速度をdw/dt、加速度をd2 w/dt2 と
すると、下記の(1) 式で表すことができる。
【0010】 md2 w/dt2 +cdw/dt+kw=mα−β0 V …(1) ここに、mは圧電型変換素子1の質量、cは機械的減
衰、kは剛性、Vは出力電圧であり、また、一般にβ0
>0である。−β0 Vは、逆圧電効果により、負の力が
発生することを示している。
衰、kは剛性、Vは出力電圧であり、また、一般にβ0
>0である。−β0 Vは、逆圧電効果により、負の力が
発生することを示している。
【0011】次に、前記出力電圧Vは圧電効果により、
β1 を正の係数、Co をセンサ容量、Vcon を制御電圧
帰還端子5における制御電圧とすると、次の(2) 式で表
すことができる。
β1 を正の係数、Co をセンサ容量、Vcon を制御電圧
帰還端子5における制御電圧とすると、次の(2) 式で表
すことができる。
【0012】
【数1】 さて、圧電型変換素子1が角周波数ωで調和振動をした
とすると、前記(1) (2) 式を、複素振幅(* )を用い
て、それぞれ下記の(3) (4) 式で表すことができる。
とすると、前記(1) (2) 式を、複素振幅(* )を用い
て、それぞれ下記の(3) (4) 式で表すことができる。
【0013】 {(k−mω2 )+jωc}w* =mα−β0 V* …(3) V* (1+1/jCo Rω)=β1 w* +V* con /jCo Rω …(4) ここで、角周波数ωにおける制御電圧生成回路3の電圧
伝達関数をa+jbとすると、下記の(5) 式が成立す
る。 V* con =(a+jb)V* …(5) 前記(3) 、(4) および(5) 式からV* con およびV* を
消去すると、次の(6)式で表されるセンサ振幅w* の式
を得ることができる。
伝達関数をa+jbとすると、下記の(5) 式が成立す
る。 V* con =(a+jb)V* …(5) 前記(3) 、(4) および(5) 式からV* con およびV* を
消去すると、次の(6)式で表されるセンサ振幅w* の式
を得ることができる。
【0014】
【数2】
【0015】共振角周波数では、(6) 式の実数部分は消
滅するから、次の(7) 式が成立する。
滅するから、次の(7) 式が成立する。
【0016】
【数3】 (7) 式より、先鋭度Qは次の(8) 式のようになる。
【0017】
【数4】 また、感度(ゲイン)V* は、前記(3) 、(4) 、(5) お
よび(7) 式から求めることができ、次の(9) 式のように
なる。
よび(7) 式から求めることができ、次の(9) 式のように
なる。
【0018】
【数5】 前記(8) および(9) 式を、aを横軸にとり、bを縦軸に
とって図示すると、それぞれ図3(a) および(b) のよう
になる。ただし、諸元の一例として、ωc=0.5β0
β1 、Co Rω=1、α=1G、β1 m/ωc=0.5
VOLT/Gとした。(8) および(9) 式において、a=
b=0とすると、前記制御電圧生成回路3はなかったも
のとなり、従来技術で説明した特公平2−1248号公
報に開示されている装置と同じ特性をもつ。したがっ
て、この従来の装置の先鋭度は、図3(a) の原点での値
Q=35になり、その感度(ゲイン)は、図3(b) の原
点での値V* =180mVとなる。
とって図示すると、それぞれ図3(a) および(b) のよう
になる。ただし、諸元の一例として、ωc=0.5β0
β1 、Co Rω=1、α=1G、β1 m/ωc=0.5
VOLT/Gとした。(8) および(9) 式において、a=
b=0とすると、前記制御電圧生成回路3はなかったも
のとなり、従来技術で説明した特公平2−1248号公
報に開示されている装置と同じ特性をもつ。したがっ
て、この従来の装置の先鋭度は、図3(a) の原点での値
Q=35になり、その感度(ゲイン)は、図3(b) の原
点での値V* =180mVとなる。
【0019】しかしながら、この実施形態では、制御電
圧生成回路3からなるサーボ機構を備えているので、図
3(a) から明らかなように、a<1およびb>0の範囲
で、先鋭度Qは従来の35より小さい25あるいは15
等にすることができ、従来の先鋭度より大きく抑圧する
ことができる。また、この実施形態によれば、図3(b)
から明らかなように、a<1およびb>0の範囲で、そ
の感度(ゲイン)は、例えば300mVと従来装置のゲ
イン180mVよりはるかに大きくすることができる。
以上のことから、本実施形態では、制御電圧生成回路3
からなるサーボ機構を設けているので、従来装置より、
低先鋭度でかつ高感度の加速度センサを得ることができ
る。図示から明らかなように、先鋭度Qを25以下、感
度(ゲイン)を220mV以上にするのが好適であり、
特に先鋭度Qを15以下、感度(ゲイン)を300mV
以上にするのがよい。
圧生成回路3からなるサーボ機構を備えているので、図
3(a) から明らかなように、a<1およびb>0の範囲
で、先鋭度Qは従来の35より小さい25あるいは15
等にすることができ、従来の先鋭度より大きく抑圧する
ことができる。また、この実施形態によれば、図3(b)
から明らかなように、a<1およびb>0の範囲で、そ
の感度(ゲイン)は、例えば300mVと従来装置のゲ
イン180mVよりはるかに大きくすることができる。
以上のことから、本実施形態では、制御電圧生成回路3
からなるサーボ機構を設けているので、従来装置より、
低先鋭度でかつ高感度の加速度センサを得ることができ
る。図示から明らかなように、先鋭度Qを25以下、感
度(ゲイン)を220mV以上にするのが好適であり、
特に先鋭度Qを15以下、感度(ゲイン)を300mV
以上にするのがよい。
【0020】さて、前記制御電圧伝達関数の実数部分a
および虚数部分bは、一般に周波数で変化する。特に、
共振周波数近傍の周波数における実数部分aおよび虚数
部分bの適性存在域、すなわち図3(a) 、(b) の適性域
の共通領域をナイキスト線図として概略図示すると、図
4の斜線図となり、位相を20〜90度進角させ、実数
部分aを0〜1、虚数部分bを0〜2とすればよいこと
が分かる。
および虚数部分bは、一般に周波数で変化する。特に、
共振周波数近傍の周波数における実数部分aおよび虚数
部分bの適性存在域、すなわち図3(a) 、(b) の適性域
の共通領域をナイキスト線図として概略図示すると、図
4の斜線図となり、位相を20〜90度進角させ、実数
部分aを0〜1、虚数部分bを0〜2とすればよいこと
が分かる。
【0021】次に、図4の条件を満たす制御電圧生成回
路3の一具体例を図5に示す。該制御電圧生成回路3は
コンデンサC1 と抵抗R1 とボルテージフォロワと直流
阻止コンデンサC2 とからなる、位相を進めるハイパス
フィルタから構成されている。いま、図示されているよ
うに、制御電圧生成回路3の入力電圧をVi 、前記ボル
テージフォロワの出力電圧をVo およびオペアンプの単
電源電圧Vccとすると、次の式が成立する。
路3の一具体例を図5に示す。該制御電圧生成回路3は
コンデンサC1 と抵抗R1 とボルテージフォロワと直流
阻止コンデンサC2 とからなる、位相を進めるハイパス
フィルタから構成されている。いま、図示されているよ
うに、制御電圧生成回路3の入力電圧をVi 、前記ボル
テージフォロワの出力電圧をVo およびオペアンプの単
電源電圧Vccとすると、次の式が成立する。
【0022】 (Vo −Vcc/2)/(Vi −Vcc/2) =jωC1 R1 /(1+jωC1 R1 ) =(ωC1 R1 )2 /{1+(ωC1 R1 )2 } +j×ωC1 R1 /{1+(ωC1 R1 )2 } =a+jb …(10) したがって、この具体例では、下記のようになる。 a=(ωC1 R1 )2 /{1+(ωC1 R1 )2 } b=ωC1 R1 /{1+(ωC1 R1 )2 } また、前記(10)式をナイキスト線図で表すと、図7のよ
うになる。図7の横軸は、(Vo −Vcc/2)/(Vi
−Vcc/2)の実数成分すなわちa、縦軸は虚数成分す
なわちbを表している。位相進角θは、θ=tan -1b/
aであるから、該a,b、すなわち周波数ω、C1 、R
1 を適当に設計することにより、該位相進角θを20〜
90度にすることができる。
うになる。図7の横軸は、(Vo −Vcc/2)/(Vi
−Vcc/2)の実数成分すなわちa、縦軸は虚数成分す
なわちbを表している。位相進角θは、θ=tan -1b/
aであるから、該a,b、すなわち周波数ω、C1 、R
1 を適当に設計することにより、該位相進角θを20〜
90度にすることができる。
【0023】例えば、角周波数ω=2π×12000=
75398rad/sec (周波数=2kHz)において、R
1=1100Ω、C1=約6.8nFとすると、位相進
角θは約60度(図7のA1 点)になり、また、R1 =
11KΩ、C1 =約1.2nFとすると、位相進角θは
約45度(図7のA2 点)となり、低先鋭度でかつ高感
度の加速度センサを得ることができる。ここで、C2 は
0.1μF以上の比較的大きい容量を持たせれば、交流
に対する抵抗はあまりない。
75398rad/sec (周波数=2kHz)において、R
1=1100Ω、C1=約6.8nFとすると、位相進
角θは約60度(図7のA1 点)になり、また、R1 =
11KΩ、C1 =約1.2nFとすると、位相進角θは
約45度(図7のA2 点)となり、低先鋭度でかつ高感
度の加速度センサを得ることができる。ここで、C2 は
0.1μF以上の比較的大きい容量を持たせれば、交流
に対する抵抗はあまりない。
【0024】なお、この回路において、抵抗R1 および
インピーダンス2の少なくとも一方をサーミスタで構成
すると、温度補償をすることができ、加速度センサの性
能をより向上することができる。
インピーダンス2の少なくとも一方をサーミスタで構成
すると、温度補償をすることができ、加速度センサの性
能をより向上することができる。
【0025】次に、前記制御電圧生成回路3の他の具体
例を図6に示す。図6の制御電圧生成回路3は位相をず
らすことを特徴とするオールパスフィルタであり、図示
されているようにコンデンサCと3個の抵抗Rとオペア
ンプおよび比較的大容量をもつコンデンサ等の直流阻止
抵抗C2 から構成されている。この回路において、その
入力電圧をVi 、出力電圧をVo とすると、次の式が成
立する。
例を図6に示す。図6の制御電圧生成回路3は位相をず
らすことを特徴とするオールパスフィルタであり、図示
されているようにコンデンサCと3個の抵抗Rとオペア
ンプおよび比較的大容量をもつコンデンサ等の直流阻止
抵抗C2 から構成されている。この回路において、その
入力電圧をVi 、出力電圧をVo とすると、次の式が成
立する。
【0026】 (Vo −Vcc/2)/(Vi −Vcc/2) =−(1−jωCR)/(1+jωCR) =−(1−jωCR)2 /{1+(ωCR)2 } =[{(ωCR)2 −1}+j2ωCR]/{1+(ωCR)2 } =a+jb …(11) したがって、この具体例では、aおよびbの値は次のよ
うになる。 a={(ωCR)2 −1}/{1+(ωCR)2 } b=2ωCR/{1+(ωCR)2 } また、前記(11)式をナイキスト線図で表すと、図8のよ
うになる。図8の横軸は、(Vo −Vcc/2)/(Vi
−Vcc/2)の実数成分すなわちa、縦軸は虚数成分す
なわちbを表している。位相進角θは、θ=tan -1b/
aであるから、該a,b、すなわち周波数ω、C1 、R
1 を適当に設計することにより、該位相進角θを20〜
90度にすることができる。
うになる。 a={(ωCR)2 −1}/{1+(ωCR)2 } b=2ωCR/{1+(ωCR)2 } また、前記(11)式をナイキスト線図で表すと、図8のよ
うになる。図8の横軸は、(Vo −Vcc/2)/(Vi
−Vcc/2)の実数成分すなわちa、縦軸は虚数成分す
なわちbを表している。位相進角θは、θ=tan -1b/
aであるから、該a,b、すなわち周波数ω、C1 、R
1 を適当に設計することにより、該位相進角θを20〜
90度にすることができる。
【0027】例えば、角周波数ω=75398rad/sec
(周波数=12kHz)において、R1=47KΩ、C
=約270PFとすると、位相進角θは約90度(図8
のA1 点)になり、また、R=47KΩ、C=約470
PFとすると、位相進角θは約60度(図8のA2 点)
になり、低先鋭度でかつ高感度の加速度センサを得るこ
とができる。ここで、C2 は0.1μF以上の比較的大
きい容量を持たせれば、交流に対する抵抗はあまりな
い。
(周波数=12kHz)において、R1=47KΩ、C
=約270PFとすると、位相進角θは約90度(図8
のA1 点)になり、また、R=47KΩ、C=約470
PFとすると、位相進角θは約60度(図8のA2 点)
になり、低先鋭度でかつ高感度の加速度センサを得るこ
とができる。ここで、C2 は0.1μF以上の比較的大
きい容量を持たせれば、交流に対する抵抗はあまりな
い。
【0028】なお、前記3個の抵抗Rおよびインピーダ
ンス2の少なくとも一方をサーミスタで構成すると、温
度補償をすることができ、加速度センサの性能をより向
上することができる。
ンス2の少なくとも一方をサーミスタで構成すると、温
度補償をすることができ、加速度センサの性能をより向
上することができる。
【0029】ここで、前記先鋭度の定義を説明する。先
鋭度とは、共振曲線の尖り具合を示すものであり、図9
に示されているように、共振周波数f0 と、最大ゲイン
の1/21/2 倍における周波数幅Δfとの比、すなわ
ち、先鋭度Q=f0 /Δfで表される値である。
鋭度とは、共振曲線の尖り具合を示すものであり、図9
に示されているように、共振周波数f0 と、最大ゲイン
の1/21/2 倍における周波数幅Δfとの比、すなわ
ち、先鋭度Q=f0 /Δfで表される値である。
【0030】次に、前記図2の構成の作用を、図10を
参照して定性的に説明する。端子4に発生した圧電型変
換素子1の検出電圧Vは制御電圧生成回路3に入力す
る。制御電圧生成回路3は前記したように、振幅が異な
りかつ位相θが20〜90度進んだ信号Vcon を出力す
る。いま、V=sin ωtとすると、該信号Vcon は次の
ようになる。
参照して定性的に説明する。端子4に発生した圧電型変
換素子1の検出電圧Vは制御電圧生成回路3に入力す
る。制御電圧生成回路3は前記したように、振幅が異な
りかつ位相θが20〜90度進んだ信号Vcon を出力す
る。いま、V=sin ωtとすると、該信号Vcon は次の
ようになる。
【0031】Vcon =sin(ωt+θ) =cos θsin ωt
+sin θcos ωt この式から、信号Vcon は、検出電圧Vと同相の成分で
あるsin ωt成分、すなわち変位比例成分Vcon1と、V
と90度ずれた成分であるcos ωt成分、すなわち速度
比例成分Vcon2との合成であることがわかる。そして、
この信号Vconはインピーダンス2を介してセンサであ
る圧電型変換素子1に印加される。前記速度比例成分V
con2は圧電型変換素子1の出力電圧Vと90度ずれた成
分であるので、逆圧電効果で速度比例力を発生する。振
動減衰力は本来速度比例力であるので、逆圧電効果は振
動減衰力を増加させ、従って先鋭度が低下する。このよ
うに、図2の構成では、逆圧電効果を積極的に利用して
いるので、先鋭度を大幅に抑制することができるように
なる。なお、該逆圧電効果は、前記(1) 式の−β0Vに
相当することは明らかである。また、前記変位比例成分
Vcon1は、検出電圧Vと同相の成分であるので、該検出
電圧Vに重畳され、感度(ゲイン)が増大することとな
る。
+sin θcos ωt この式から、信号Vcon は、検出電圧Vと同相の成分で
あるsin ωt成分、すなわち変位比例成分Vcon1と、V
と90度ずれた成分であるcos ωt成分、すなわち速度
比例成分Vcon2との合成であることがわかる。そして、
この信号Vconはインピーダンス2を介してセンサであ
る圧電型変換素子1に印加される。前記速度比例成分V
con2は圧電型変換素子1の出力電圧Vと90度ずれた成
分であるので、逆圧電効果で速度比例力を発生する。振
動減衰力は本来速度比例力であるので、逆圧電効果は振
動減衰力を増加させ、従って先鋭度が低下する。このよ
うに、図2の構成では、逆圧電効果を積極的に利用して
いるので、先鋭度を大幅に抑制することができるように
なる。なお、該逆圧電効果は、前記(1) 式の−β0Vに
相当することは明らかである。また、前記変位比例成分
Vcon1は、検出電圧Vと同相の成分であるので、該検出
電圧Vに重畳され、感度(ゲイン)が増大することとな
る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、圧電型変換素子の出力信号を20〜90度の間で
位相進角させ、かつ周波数伝達特性zが、z=a+jb
(ただし、0<a<1、0<b<2)である制御電圧生
成回路を具備し、該制御電圧生成回路の出力をインピー
ダンスを介して、前記圧電型変換素子の出力端に接続す
るようにしたので、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立
させることができる。本発明装置と従来装置の周波数特
性a、bを図示すると、図11のようになり、本発明は
従来装置に比べて、先鋭度が抑制されかつ高感度である
ことがわかる。また、本発明による感度域d1 は従来装
置の感度域d2 に比べて広く、エンジンノック周波数の
製造ばらつきに対して、ほぼ一様な高感度を提供するこ
とができる。また、前記制御電圧生成回路中の抵抗およ
び前記インピーダンスの少なくとも一つにサーミスタ等
の温度補償素子を用いて温度補償をすると、温度の影響
を受けないより高性能な加速度センサを提供することが
できるようになる。
では、圧電型変換素子の出力信号を20〜90度の間で
位相進角させ、かつ周波数伝達特性zが、z=a+jb
(ただし、0<a<1、0<b<2)である制御電圧生
成回路を具備し、該制御電圧生成回路の出力をインピー
ダンスを介して、前記圧電型変換素子の出力端に接続す
るようにしたので、先鋭度の抑制と感度の増大とを両立
させることができる。本発明装置と従来装置の周波数特
性a、bを図示すると、図11のようになり、本発明は
従来装置に比べて、先鋭度が抑制されかつ高感度である
ことがわかる。また、本発明による感度域d1 は従来装
置の感度域d2 に比べて広く、エンジンノック周波数の
製造ばらつきに対して、ほぼ一様な高感度を提供するこ
とができる。また、前記制御電圧生成回路中の抵抗およ
び前記インピーダンスの少なくとも一つにサーミスタ等
の温度補償素子を用いて温度補償をすると、温度の影響
を受けないより高性能な加速度センサを提供することが
できるようになる。
【図1】 本発明の概略の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 本発明の一実施形態の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図3】 本発明によって得られる先鋭度および感度
(ゲイン)を示す図である。
(ゲイン)を示す図である。
【図4】 図2の制御電圧生成回路の周波数伝達特性a
+jbのaおよびbの適性存在域を示す図である。
+jbのaおよびbの適性存在域を示す図である。
【図5】 図2の制御電圧生成回路の一具体例を示す回
路図である。
路図である。
【図6】 図2の制御電圧生成回路の他の具体例を示す
回路図である。
回路図である。
【図7】 図5の回路のナイキスト線図である。
【図8】 図6の回路のナイキスト線図である。
【図9】 先鋭度の定義を説明するための図である。
【図10】 本発明の作用を定性的に説明する特性図で
ある。
ある。
【図11】 本発明の効果を説明する図である。
【図12】 従来装置の構成図である。
1…圧電型変換素子、2…インピーダンス、3…制御電
圧生成回路、4…センサ出力端子、5…制御電圧帰還端
子、11…エンジン、12…ノックセンサ、13…電子
制御装置(ECU)、14…サーボ回路、15…波形処
理回路、16…マイクロコンピュータ。
圧生成回路、4…センサ出力端子、5…制御電圧帰還端
子、11…エンジン、12…ノックセンサ、13…電子
制御装置(ECU)、14…サーボ回路、15…波形処
理回路、16…マイクロコンピュータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電型変換素子を用いた加速度センサに
おいて、 前記圧電型変換素子の出力信号を20〜90度の間で位
相進角させ、かつ周波数伝達特性zが、z=a+jb
(ただし、0<a<1、0<b<2)である制御電圧生
成回路を具備し、 該制御電圧生成回路の出力をインピーダンスを介して、
前記圧電型変換素子の出力端に接続するようにしたこと
を特徴とする加速度センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の加速度センサにおいて、 前記制御電圧生成回路中の抵抗および前記インピーダン
スの少なくとも一つにサーミスタ等の温度補償素子を用
い、温度補償をするようにしたことを特徴とする加速度
センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17308096A JPH09329487A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17308096A JPH09329487A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 加速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09329487A true JPH09329487A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15953843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17308096A Pending JPH09329487A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 加速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09329487A (ja) |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17308096A patent/JPH09329487A/ja active Pending
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