JPH0933116A - ヒートポンプ装置 - Google Patents
ヒートポンプ装置Info
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- JPH0933116A JPH0933116A JP18194095A JP18194095A JPH0933116A JP H0933116 A JPH0933116 A JP H0933116A JP 18194095 A JP18194095 A JP 18194095A JP 18194095 A JP18194095 A JP 18194095A JP H0933116 A JPH0933116 A JP H0933116A
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- Japan
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- compressor
- refrigerant
- temperature
- heat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機の異常を確実に検知し、しかも運転状
態を維持しながら圧縮機の過熱による損傷を防止する。 【解決手段】 暖房運転時に、圧縮機20から吐出され
た冷媒を室内熱交換器43a〜43dに供給し、ここで
冷媒の凝縮熱を放熱させて室内の暖房を行った後、冷媒
を室外熱交換器38a,38b及び二重管熱交換器55
で加熱して圧縮機20に戻すように冷媒回路30を構成
した。また、圧縮機温度センサー78と、室外熱交換器
38a,38bでの放熱後の低温の冷媒を室外熱交換器
38a,38b及び二重管熱交換器55を迂回させて圧
縮機20に戻すバイパスライン48とを設け、このバイ
パスライン48に、圧縮機温度センサー78の検出温度
に基づいて冷媒のバイパス量を調整する制御弁49を設
けた。
態を維持しながら圧縮機の過熱による損傷を防止する。 【解決手段】 暖房運転時に、圧縮機20から吐出され
た冷媒を室内熱交換器43a〜43dに供給し、ここで
冷媒の凝縮熱を放熱させて室内の暖房を行った後、冷媒
を室外熱交換器38a,38b及び二重管熱交換器55
で加熱して圧縮機20に戻すように冷媒回路30を構成
した。また、圧縮機温度センサー78と、室外熱交換器
38a,38bでの放熱後の低温の冷媒を室外熱交換器
38a,38b及び二重管熱交換器55を迂回させて圧
縮機20に戻すバイパスライン48とを設け、このバイ
パスライン48に、圧縮機温度センサー78の検出温度
に基づいて冷媒のバイパス量を調整する制御弁49を設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機、凝縮器、
膨張弁及び蒸発器を備えた閉回路に冷媒を循環させつ
つ、上記凝縮器での放熱や上記蒸発器での吸熱により冷
暖房、あるいは冷凍を行うように構成されたヒートポン
プ装置に関するものである。
膨張弁及び蒸発器を備えた閉回路に冷媒を循環させつ
つ、上記凝縮器での放熱や上記蒸発器での吸熱により冷
暖房、あるいは冷凍を行うように構成されたヒートポン
プ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のヒートポンプ装置は
一般に広く知られ、例えば、凝縮器及び蒸発器として室
内、室外の熱交換器を備え、圧縮機及び上記室内、室外
熱交換器等を含む冷媒回路に冷媒を循環させることによ
って暖房や冷房を行う空調技術が知られており、最近で
は、この回路内において冷媒の循環方向を切換えること
によって一台の装置で冷房と暖房を行うようにしたヒー
トポンプ式の空調装置が頻繁に利用されるようになって
いる。
一般に広く知られ、例えば、凝縮器及び蒸発器として室
内、室外の熱交換器を備え、圧縮機及び上記室内、室外
熱交換器等を含む冷媒回路に冷媒を循環させることによ
って暖房や冷房を行う空調技術が知られており、最近で
は、この回路内において冷媒の循環方向を切換えること
によって一台の装置で冷房と暖房を行うようにしたヒー
トポンプ式の空調装置が頻繁に利用されるようになって
いる。
【0003】このようなヒートポンプ式の空調装置で
は、暖房を行う場合、圧縮機で圧縮された高温・高圧の
ガス状の冷媒が室内熱交換器に送られ、ここで凝縮熱を
放出することにより液化されるとともに、このときの凝
縮熱によって室内空気の暖房が行われる。そして、凝縮
熱を放出した冷媒は、室内熱交換器の直下流に設けられ
た膨張弁で減圧されて低温・低圧の霧状冷媒とされた
後、室外熱交換器に送られ、ここで蒸発熱を奪って気化
して圧縮機に吸入されるようになっている。
は、暖房を行う場合、圧縮機で圧縮された高温・高圧の
ガス状の冷媒が室内熱交換器に送られ、ここで凝縮熱を
放出することにより液化されるとともに、このときの凝
縮熱によって室内空気の暖房が行われる。そして、凝縮
熱を放出した冷媒は、室内熱交換器の直下流に設けられ
た膨張弁で減圧されて低温・低圧の霧状冷媒とされた
後、室外熱交換器に送られ、ここで蒸発熱を奪って気化
して圧縮機に吸入されるようになっている。
【0004】一方、冷房が行われる場合には、圧縮機で
圧縮された高温・高圧のガス状の冷媒が室外熱交換器に
送られ、ここで外気により冷却・凝縮させられた後、膨
張弁を介して室内熱交換器に送られる。つまり、膨張弁
において急激に減圧されて低温・低圧の霧状冷媒とされ
るとともに、このときの冷媒の蒸発に必要な潜熱が室内
空気から奪われることによって室内空気の冷却が行われ
る。そして、気化した冷媒はその後、圧縮機に吸入され
るようになっている。
圧縮された高温・高圧のガス状の冷媒が室外熱交換器に
送られ、ここで外気により冷却・凝縮させられた後、膨
張弁を介して室内熱交換器に送られる。つまり、膨張弁
において急激に減圧されて低温・低圧の霧状冷媒とされ
るとともに、このときの冷媒の蒸発に必要な潜熱が室内
空気から奪われることによって室内空気の冷却が行われ
る。そして、気化した冷媒はその後、圧縮機に吸入され
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような装置では、
従来、圧縮機の吐出口近傍において冷媒回路の配管に温
度センサーを取付け、圧縮機から吐出される冷媒の温度
を検出することにより、冷媒温度の過度の上昇を検知
し、これにより冷媒の温度上昇による圧縮機の過熱を防
止するようにしている。例えば、冷媒の温度が所定温度
以上になると、圧縮機の出力を下げたり、あるいは圧縮
機を停止することで、圧縮機の温度上昇を抑えるように
している。
従来、圧縮機の吐出口近傍において冷媒回路の配管に温
度センサーを取付け、圧縮機から吐出される冷媒の温度
を検出することにより、冷媒温度の過度の上昇を検知
し、これにより冷媒の温度上昇による圧縮機の過熱を防
止するようにしている。例えば、冷媒の温度が所定温度
以上になると、圧縮機の出力を下げたり、あるいは圧縮
機を停止することで、圧縮機の温度上昇を抑えるように
している。
【0006】ところが、後述の実施形態中で詳しく説明
するように運転状態により回路内に冷媒が滞留したり、
あるいは回路に損傷が生じて冷媒が洩れる等して、循環
する冷媒の量が不足するような場合には、図11に示す
ように、圧縮機に戻る冷媒が減少し、これに伴い圧縮機
の負荷が減少することで、圧縮機の回転数が上昇し、そ
の摩擦熱等によって圧縮機の温度が上昇する一方で、循
環する冷媒の量が減少しているために温度センサーによ
る検出温度があまり上昇しないという現象が発生する場
合がある。そして、このような場合には、圧縮機の異常
検出が遅れて装置が故障するとった事態を招く虞があ
る。
するように運転状態により回路内に冷媒が滞留したり、
あるいは回路に損傷が生じて冷媒が洩れる等して、循環
する冷媒の量が不足するような場合には、図11に示す
ように、圧縮機に戻る冷媒が減少し、これに伴い圧縮機
の負荷が減少することで、圧縮機の回転数が上昇し、そ
の摩擦熱等によって圧縮機の温度が上昇する一方で、循
環する冷媒の量が減少しているために温度センサーによ
る検出温度があまり上昇しないという現象が発生する場
合がある。そして、このような場合には、圧縮機の異常
検出が遅れて装置が故障するとった事態を招く虞があ
る。
【0007】従って、このような事態の発生を回避し、
圧縮機の過熱による異常をより早期に、かつ確実に検知
して、圧縮機の損傷を確実に防止することが望まれる。
圧縮機の過熱による異常をより早期に、かつ確実に検知
して、圧縮機の損傷を確実に防止することが望まれる。
【0008】なお、異常事態を未然に防止するために、
予め圧縮機の回転数の上限をある程度低く設定しておく
ことが考えられるが、この場合には、正常時にも空調機
能を低下させることになって室内空間を快適な状態に維
持するできなくなる場合もあるので、このような機能の
低下を回避しならが圧縮機の温度上昇を抑制できる方が
好ましい。
予め圧縮機の回転数の上限をある程度低く設定しておく
ことが考えられるが、この場合には、正常時にも空調機
能を低下させることになって室内空間を快適な状態に維
持するできなくなる場合もあるので、このような機能の
低下を回避しならが圧縮機の温度上昇を抑制できる方が
好ましい。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、圧縮機の過熱による異常を確実に検知
して圧縮機の損傷を防止することができるヒートポンプ
装置を提供することを目的としている。
れたものであり、圧縮機の過熱による異常を確実に検知
して圧縮機の損傷を防止することができるヒートポンプ
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るヒートポ
ンプ装置は、圧縮機と、凝縮器を有する放熱部と、膨張
弁と、蒸発部を有する吸熱部とを備え、上記圧縮機から
吐出された冷媒が上記放熱部、膨張弁、吸熱部を経て圧
縮機に戻されるように冷媒回路が構成されたヒートポン
プ装置において、上記圧縮機にその温度を検出する温度
検出手段を設けるとともに、この温度検出手段の検出結
果に基づいて上記圧縮機の温度上昇を抑える抑制手段を
設けたものである。
ンプ装置は、圧縮機と、凝縮器を有する放熱部と、膨張
弁と、蒸発部を有する吸熱部とを備え、上記圧縮機から
吐出された冷媒が上記放熱部、膨張弁、吸熱部を経て圧
縮機に戻されるように冷媒回路が構成されたヒートポン
プ装置において、上記圧縮機にその温度を検出する温度
検出手段を設けるとともに、この温度検出手段の検出結
果に基づいて上記圧縮機の温度上昇を抑える抑制手段を
設けたものである。
【0011】このヒートポンプ装置では、上記圧縮機か
ら吐出された冷媒が上記凝縮器、膨張弁、蒸発部を経て
圧縮機に戻るように循環することにより、放熱あるは吸
熱作用による冷暖房、あるいは冷凍が行われる。稼働中
は、温度検出手段により圧縮機の温度が検出されてお
り、圧縮機の温度が異常に上昇すると、その温度検出に
基づいて圧縮機の温度抑制作用が働き圧縮機の過熱が防
止される。
ら吐出された冷媒が上記凝縮器、膨張弁、蒸発部を経て
圧縮機に戻るように循環することにより、放熱あるは吸
熱作用による冷暖房、あるいは冷凍が行われる。稼働中
は、温度検出手段により圧縮機の温度が検出されてお
り、圧縮機の温度が異常に上昇すると、その温度検出に
基づいて圧縮機の温度抑制作用が働き圧縮機の過熱が防
止される。
【0012】請求項2に係るヒートポンプ装置は、請求
項1記載のヒートポンプ装置において、上記抑制手段
が、上記放熱部を経た冷媒を、上記吸熱部のすくなくと
も一部を迂回させて圧縮機に戻すバイパス通路と、この
バイパス通路における冷媒のバイパス量を、上記温度検
出手段による検出温度に基づいて調整するバイパス量調
整手段とを有するものである。
項1記載のヒートポンプ装置において、上記抑制手段
が、上記放熱部を経た冷媒を、上記吸熱部のすくなくと
も一部を迂回させて圧縮機に戻すバイパス通路と、この
バイパス通路における冷媒のバイパス量を、上記温度検
出手段による検出温度に基づいて調整するバイパス量調
整手段とを有するものである。
【0013】このヒートポンプ装置によれば、温度検出
手段により検出される圧縮機温度が高くなると、バイパ
ス通路が開かれて、放熱部で冷却された冷媒の一部又は
全部が吸熱部をバイパスして圧縮機に戻される。そのた
め比較的低温の冷媒が圧縮機に戻されることで圧縮機に
対する冷却作用が発揮され、圧縮機の温度抑制が効果的
に行われる。
手段により検出される圧縮機温度が高くなると、バイパ
ス通路が開かれて、放熱部で冷却された冷媒の一部又は
全部が吸熱部をバイパスして圧縮機に戻される。そのた
め比較的低温の冷媒が圧縮機に戻されることで圧縮機に
対する冷却作用が発揮され、圧縮機の温度抑制が効果的
に行われる。
【0014】請求項3に係るヒートポンプ装置は、請求
項2記載のヒートポンプ装置において、上記バイパス量
調整手段が、上記圧縮機の温度上昇に伴い上記バイパス
通路の冷媒の流量を増大させるように構成されてなるも
のである。
項2記載のヒートポンプ装置において、上記バイパス量
調整手段が、上記圧縮機の温度上昇に伴い上記バイパス
通路の冷媒の流量を増大させるように構成されてなるも
のである。
【0015】このヒートポンプ装置によれば、圧縮機の
温度に応じて、冷却作用が有効に発揮される適量の冷媒
を圧縮機に戻すことが可能となる。
温度に応じて、冷却作用が有効に発揮される適量の冷媒
を圧縮機に戻すことが可能となる。
【0016】請求項4に係るヒートポンプ装置は、請求
項1乃至3のいずれかに記載のヒートポンプ装置におい
て、上記抑制手段が、上記圧縮機の駆動を制御する制御
手段を有するものであって、この制御手段が、上記温度
検出手段による検出温度が所定値以上となるときに圧縮
機の回転数を所定値以下に制限するように構成されてな
ることを特徴とする。
項1乃至3のいずれかに記載のヒートポンプ装置におい
て、上記抑制手段が、上記圧縮機の駆動を制御する制御
手段を有するものであって、この制御手段が、上記温度
検出手段による検出温度が所定値以上となるときに圧縮
機の回転数を所定値以下に制限するように構成されてな
ることを特徴とする。
【0017】このヒートポンプ装置によれば、検出温度
が高いときに圧縮機の回転数上昇が制限されることによ
り、圧縮機での発熱が抑制される。
が高いときに圧縮機の回転数上昇が制限されることによ
り、圧縮機での発熱が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明に係るヒートポンプ装置を
利用した空気調和装置を示す回路図である。この図に示
すように、空気調和装置1(以下、空調装置1と略す)
には、水冷式ガスエンジン2(以下、エンジン2と略
す)と、これによって駆動される圧縮機20と、フロン
等の冷媒を循環させる冷媒回路30と、上記エンジン2
を冷却するための冷却水回路50とが設けられている。
利用した空気調和装置を示す回路図である。この図に示
すように、空気調和装置1(以下、空調装置1と略す)
には、水冷式ガスエンジン2(以下、エンジン2と略
す)と、これによって駆動される圧縮機20と、フロン
等の冷媒を循環させる冷媒回路30と、上記エンジン2
を冷却するための冷却水回路50とが設けられている。
【0020】上記エンジン2と圧縮機20とは、エンジ
ン2の出力軸3に取付けられたプーリ4と圧縮機20の
入力軸21に取付けられたプーリ22とに亘ってベルト
5が装着されることにより連結されており、エンジン2
で発生された回転が上記ベルト5を介して圧縮機20に
伝動されることによって圧縮機20が駆動されるように
なっている。
ン2の出力軸3に取付けられたプーリ4と圧縮機20の
入力軸21に取付けられたプーリ22とに亘ってベルト
5が装着されることにより連結されており、エンジン2
で発生された回転が上記ベルト5を介して圧縮機20に
伝動されることによって圧縮機20が駆動されるように
なっている。
【0021】上記エンジン2には、吸気系として吸気管
6が接続されるとともに、この吸気管6にエアクリーナ
7及びミキサー8が接続されている。ミキサー8には、
図外の燃料ガス供給源に接続された燃料供給管9が接続
されており、この燃料供給管9に燃料ガス電磁弁10と
燃料ガスの減圧を調整するゼロガバナ11が接続されて
いる。
6が接続されるとともに、この吸気管6にエアクリーナ
7及びミキサー8が接続されている。ミキサー8には、
図外の燃料ガス供給源に接続された燃料供給管9が接続
されており、この燃料供給管9に燃料ガス電磁弁10と
燃料ガスの減圧を調整するゼロガバナ11が接続されて
いる。
【0022】エンジン2のクランク室には、オイル供給
管を介してオイルタンク13が接続されている。また、
エンジン2からはブリーザ管14が導出されており、こ
のブリーザ管14にオイルセパレータ15が接続される
とともに、このオイルセパレータ15からガスライン1
6及びオイルライン17がそれぞれ導出され、ガスライ
ン16が吸気管6のミキサー8の上流側に接続される一
方、オイルライン17がエンジン2のクランク室に接続
されている。すなわち、エンジン2から排出されたブリ
ーザガスがオイルセパレータ15においてそのオイル分
を除去されて吸気管6に戻される一方で、除去されたオ
イルがエンジン2のクランク室に戻されるようになって
いる。
管を介してオイルタンク13が接続されている。また、
エンジン2からはブリーザ管14が導出されており、こ
のブリーザ管14にオイルセパレータ15が接続される
とともに、このオイルセパレータ15からガスライン1
6及びオイルライン17がそれぞれ導出され、ガスライ
ン16が吸気管6のミキサー8の上流側に接続される一
方、オイルライン17がエンジン2のクランク室に接続
されている。すなわち、エンジン2から排出されたブリ
ーザガスがオイルセパレータ15においてそのオイル分
を除去されて吸気管6に戻される一方で、除去されたオ
イルがエンジン2のクランク室に戻されるようになって
いる。
【0023】また、上記エンジン2には、排気系として
排気管18が導出されるとともに、この排気管18に排
ガス熱交換器19が設けられている。
排気管18が導出されるとともに、この排気管18に排
ガス熱交換器19が設けられている。
【0024】上記冷媒回路30は、凝縮器を有する放熱
部と、膨張弁と、蒸発器を有する吸熱部とを備え、圧縮
機20から吐出される冷媒を上記放熱部、膨張弁、蒸発
部を通して圧縮機20に戻すように循環させるための閉
回路を構成している。
部と、膨張弁と、蒸発器を有する吸熱部とを備え、圧縮
機20から吐出される冷媒を上記放熱部、膨張弁、蒸発
部を通して圧縮機20に戻すように循環させるための閉
回路を構成している。
【0025】当実施形態では、4台の室内熱交換器43
a〜43dと、これらにそれぞれ具備される膨張弁42
と、2台の室外熱交換器38a,38bと、二重熱交換
器55等とが冷媒回路30に組み込まれ、かつ冷媒循環
方向を切換える四方弁33が設けられることにより、暖
房時には、室内熱交換器43a〜43dが凝縮器、室外
熱交換器38a,38bが蒸発器となり、冷房時には、
室内熱交換器43a〜43dが蒸発器、室外熱交換器3
8a,38bが凝縮器となるように構成されている。
a〜43dと、これらにそれぞれ具備される膨張弁42
と、2台の室外熱交換器38a,38bと、二重熱交換
器55等とが冷媒回路30に組み込まれ、かつ冷媒循環
方向を切換える四方弁33が設けられることにより、暖
房時には、室内熱交換器43a〜43dが凝縮器、室外
熱交換器38a,38bが蒸発器となり、冷房時には、
室内熱交換器43a〜43dが蒸発器、室外熱交換器3
8a,38bが凝縮器となるように構成されている。
【0026】具体的に説明すると、上記圧縮機20の吐
出側からライン31aが導出され、これがオイルセパレ
ータ32を介して四方弁33の第1ポート33aに接続
されている。四方弁33において、第3ポート33cか
らはライン31bが導出されており、このライン31b
が液ガス熱交換器34,サイレンサ35及びアキュムレ
ータ36を介して圧縮機20の吸入側に導入されるとと
もに、上記オイルセパレータ32から導出されたオイル
戻りライン45が上記アキュムレータ36よりも下流側
で、かつ後述のバイパスライン48の接続部分よりも下
流側においてこのライン31bに接続されている。な
お、45aは、オイル戻りライン45に設けられた毛細
管である。
出側からライン31aが導出され、これがオイルセパレ
ータ32を介して四方弁33の第1ポート33aに接続
されている。四方弁33において、第3ポート33cか
らはライン31bが導出されており、このライン31b
が液ガス熱交換器34,サイレンサ35及びアキュムレ
ータ36を介して圧縮機20の吸入側に導入されるとと
もに、上記オイルセパレータ32から導出されたオイル
戻りライン45が上記アキュムレータ36よりも下流側
で、かつ後述のバイパスライン48の接続部分よりも下
流側においてこのライン31bに接続されている。な
お、45aは、オイル戻りライン45に設けられた毛細
管である。
【0027】また、上記ライン31aにおいて上記オイ
ルセパレータ32の下流側には、ライン31aから分岐
して上記サイレンサ35に至るリターンライン46が設
けられるとともに、このリターンライン46に流量調整
用の制御弁47が接続されている。
ルセパレータ32の下流側には、ライン31aから分岐
して上記サイレンサ35に至るリターンライン46が設
けられるとともに、このリターンライン46に流量調整
用の制御弁47が接続されている。
【0028】上記四方弁33において、第2ポート33
bからはライン31cが導出されており、このライン3
1cがストレーナ44を介して各室内熱交換器43a〜
43dに至っている。
bからはライン31cが導出されており、このライン3
1cがストレーナ44を介して各室内熱交換器43a〜
43dに至っている。
【0029】各室内熱交換器43a〜43dは同図に示
すように互いに並列に配置されており、各々片方側(同
図では下側)の入出力部分が上記ライン31cに接続さ
れるとともに、他方側(同図では上側)の入出力部分が
各々膨張弁42を介してライン31dに接続されてい
る。
すように互いに並列に配置されており、各々片方側(同
図では下側)の入出力部分が上記ライン31cに接続さ
れるとともに、他方側(同図では上側)の入出力部分が
各々膨張弁42を介してライン31dに接続されてい
る。
【0030】ライン31dは、ストレーナ41,サイト
グラス40及びドライヤ39を介して上記液ガス熱交換
器34に至り、この液ガス熱交換器34を経て室外熱交
換器38aに接続されている。室外熱交換器38aから
はライン31gが導出されており、このライン31gが
後に詳述する冷却水回路50の二重感熱交換器55を経
て上記四方弁33の第4ポート33dに接続されてい
る。
グラス40及びドライヤ39を介して上記液ガス熱交換
器34に至り、この液ガス熱交換器34を経て室外熱交
換器38aに接続されている。室外熱交換器38aから
はライン31gが導出されており、このライン31gが
後に詳述する冷却水回路50の二重感熱交換器55を経
て上記四方弁33の第4ポート33dに接続されてい
る。
【0031】また、上記ライン31dからはライン31
eが分岐しており、このライン31eが室外熱交換器3
8bに接続されるとともに、室外熱交換器38bからラ
イン31fが導出され、このライン31fが室外熱交換
器38aと二重感熱交換器55との間において上記ライ
ン31gに接続されている。
eが分岐しており、このライン31eが室外熱交換器3
8bに接続されるとともに、室外熱交換器38bからラ
イン31fが導出され、このライン31fが室外熱交換
器38aと二重感熱交換器55との間において上記ライ
ン31gに接続されている。
【0032】さらに、上記ライン31dにおいて液ガス
熱交換器34と上記ライン31eの分岐部分との間に
は、ライン31dから分岐するバイパスライン48(バ
イパス通路)が設けられており、このバイパスライン4
8が上記アキュムレータ36の下流側において上記ライ
ン31bに接続されるとともに、このバイパスライン4
8に流量調整用の制御弁49(バイパス量調整手段)が
接続されている。
熱交換器34と上記ライン31eの分岐部分との間に
は、ライン31dから分岐するバイパスライン48(バ
イパス通路)が設けられており、このバイパスライン4
8が上記アキュムレータ36の下流側において上記ライ
ン31bに接続されるとともに、このバイパスライン4
8に流量調整用の制御弁49(バイパス量調整手段)が
接続されている。
【0033】なお、上記冷媒回路30に適用される圧縮
機20の具体的な構造は本発明において特に限定するも
のではないが、本実施形態においては、圧縮機20とし
て図3〜図5に示すようなマルチ型圧縮機が適用されて
いる。
機20の具体的な構造は本発明において特に限定するも
のではないが、本実施形態においては、圧縮機20とし
て図3〜図5に示すようなマルチ型圧縮機が適用されて
いる。
【0034】圧縮機20は、これらの図に示すようにケ
ース61を有し、このケース61内に、左右(図4で左
右)2台の圧縮機本体62と、各圧縮機本体62に共通
して設けられる潤滑油供給源としてのオイル溜63とを
有している。
ース61を有し、このケース61内に、左右(図4で左
右)2台の圧縮機本体62と、各圧縮機本体62に共通
して設けられる潤滑油供給源としてのオイル溜63とを
有している。
【0035】この圧縮機20では、図3の白抜き矢印に
示すように、上記冷媒回路30から還流した冷媒を各圧
縮機本体62により上記ライン31bから吸引、圧縮し
て高温、高圧のガス状冷媒とし、これをオイルセパレー
タ64を介してオイル溜63内に吐出するとともに、オ
イル溜63の天井部分に接続された上記ライン31aか
ら上記冷媒回路30に供給するようになっている。
示すように、上記冷媒回路30から還流した冷媒を各圧
縮機本体62により上記ライン31bから吸引、圧縮し
て高温、高圧のガス状冷媒とし、これをオイルセパレー
タ64を介してオイル溜63内に吐出するとともに、オ
イル溜63の天井部分に接続された上記ライン31aか
ら上記冷媒回路30に供給するようになっている。
【0036】また、図3の矢印に示すように、オイル溜
63中に開口したオイル供給口67から潤滑油を吸い上
げてこれを各圧縮機本体62の摺動部分に循環させるよ
うになっている。潤滑油は、各圧縮機本体62において
ガス状冷媒に混入されるが、ガス状冷媒と共にオイルセ
パレータ64を介してオイル溜63に吐出される際に分
離されてオイル溜63に戻されるようになっている。
63中に開口したオイル供給口67から潤滑油を吸い上
げてこれを各圧縮機本体62の摺動部分に循環させるよ
うになっている。潤滑油は、各圧縮機本体62において
ガス状冷媒に混入されるが、ガス状冷媒と共にオイルセ
パレータ64を介してオイル溜63に吐出される際に分
離されてオイル溜63に戻されるようになっている。
【0037】上記圧縮機本体62は、図5に示すよう
に、ケーシング70と、クラッチ手段を介して上記入力
軸21に連結される駆動軸71と、これと一体に回転す
るロータ72と、楕円形の内壁を有するシリンダ74と
から構成されている。
に、ケーシング70と、クラッチ手段を介して上記入力
軸21に連結される駆動軸71と、これと一体に回転す
るロータ72と、楕円形の内壁を有するシリンダ74と
から構成されている。
【0038】ロータ72には、半径方向に付勢されてそ
の先端部がシリンダ74の内壁に摺接する複数のベーン
73が設けられ、これによりロータ72の回転に伴って
可変する2つの圧縮空間がシリンダ74内に形成される
ようになっている。また、シリンダ74には、各圧縮空
間に対応する連通路75と、板バルブ77を具備する吐
出口76とが設けられている。そして、各圧縮機本体6
2において、上記ロータ72が回転駆動されることによ
り、冷媒回路30から還流した冷媒がロータ72の一方
側の吸気口と各連通路75を介して他方側の吸気口から
吸入され、上記各圧縮空間で圧縮された後各吐出口76
から吐出されて吐出路79を経てオイルセパレータ64
に導かれる。
の先端部がシリンダ74の内壁に摺接する複数のベーン
73が設けられ、これによりロータ72の回転に伴って
可変する2つの圧縮空間がシリンダ74内に形成される
ようになっている。また、シリンダ74には、各圧縮空
間に対応する連通路75と、板バルブ77を具備する吐
出口76とが設けられている。そして、各圧縮機本体6
2において、上記ロータ72が回転駆動されることによ
り、冷媒回路30から還流した冷媒がロータ72の一方
側の吸気口と各連通路75を介して他方側の吸気口から
吸入され、上記各圧縮空間で圧縮された後各吐出口76
から吐出されて吐出路79を経てオイルセパレータ64
に導かれる。
【0039】さらに、この圧縮機20には、図5に示す
ようにケーシング70に圧縮機温度センサー78が取付
けられており、圧縮機20の温度が随時検出されて回路
制御装置82(図6に示す)に出力されるようになって
いる。そして、このようにして圧縮機20の温度変化を
検知することにより、後述する冷媒戻し制御において制
御弁49の開閉が行われるようになっている。
ようにケーシング70に圧縮機温度センサー78が取付
けられており、圧縮機20の温度が随時検出されて回路
制御装置82(図6に示す)に出力されるようになって
いる。そして、このようにして圧縮機20の温度変化を
検知することにより、後述する冷媒戻し制御において制
御弁49の開閉が行われるようになっている。
【0040】なお、上記冷却水回路50は、図1中に示
すように、ポンプ52の吐出側から冷却ライン51aが
導出され、この冷却ライン51aが上記排ガス熱交換器
19を経てエンジン2の冷却水導入口に接続されるとと
もに、エンジン2の冷却水導出口から冷却ライン51b
が導出され、これが切換弁53に接続されている。
すように、ポンプ52の吐出側から冷却ライン51aが
導出され、この冷却ライン51aが上記排ガス熱交換器
19を経てエンジン2の冷却水導入口に接続されるとと
もに、エンジン2の冷却水導出口から冷却ライン51b
が導出され、これが切換弁53に接続されている。
【0041】切換弁53からは冷却ライン51c,51
eがそれぞれ導出されており、冷却ライン51cがラジ
エータ54の入力側に接続されている。ラジエータ54
の出力側からは冷却ライン51dが導出されており、こ
の冷却ライン51dが上記ポンプ52の吸入側に接続さ
れるとともに、上記冷却ライン51eが二重管熱交換器
55を介してこの冷却ライン51dに接続されている。
eがそれぞれ導出されており、冷却ライン51cがラジ
エータ54の入力側に接続されている。ラジエータ54
の出力側からは冷却ライン51dが導出されており、こ
の冷却ライン51dが上記ポンプ52の吸入側に接続さ
れるとともに、上記冷却ライン51eが二重管熱交換器
55を介してこの冷却ライン51dに接続されている。
【0042】ここで、上記切換弁53は、内蔵されたサ
ーモスタットの作用により上記冷却ライン51c及び5
1eへの冷却水の流量を調節するようになっている。具
体的には、図2に示すように冷却水温度が78°C以下
であるときには冷却ライン51cを全閉するとともに冷
却ライン51eを全開として冷却ライン51eにのみ冷
却水を送り、冷却水温度が78°Cを超えると、冷却ラ
イン51cを開きはじめて冷却ライン51cに冷却水を
送る一方、冷却ライン51eを閉じはじめて冷却ライン
51cに送る冷却水を抑え、さらに冷却水温度が86°
Cを超えると、冷却ライン51eを全閉するとともに冷
却ライン51cを全開として冷却ライン51cにのみ冷
却水を送るようになっている。
ーモスタットの作用により上記冷却ライン51c及び5
1eへの冷却水の流量を調節するようになっている。具
体的には、図2に示すように冷却水温度が78°C以下
であるときには冷却ライン51cを全閉するとともに冷
却ライン51eを全開として冷却ライン51eにのみ冷
却水を送り、冷却水温度が78°Cを超えると、冷却ラ
イン51cを開きはじめて冷却ライン51cに冷却水を
送る一方、冷却ライン51eを閉じはじめて冷却ライン
51cに送る冷却水を抑え、さらに冷却水温度が86°
Cを超えると、冷却ライン51eを全閉するとともに冷
却ライン51cを全開として冷却ライン51cにのみ冷
却水を送るようになっている。
【0043】また、上記冷却水回路50において、上記
冷却ライン51eの接続部分とラジエータ54との間か
らは上記冷却ライン51dから分岐する冷却水補給ライ
ン51fが設けられており、この冷却水補給ライン51
fが水タンク56に接続されている。なお、同図におい
て、51gは空気抜き通路を、57は絞りをそれぞれ示
している。
冷却ライン51eの接続部分とラジエータ54との間か
らは上記冷却ライン51dから分岐する冷却水補給ライ
ン51fが設けられており、この冷却水補給ライン51
fが水タンク56に接続されている。なお、同図におい
て、51gは空気抜き通路を、57は絞りをそれぞれ示
している。
【0044】次に、以上のように構成された空調装置1
の制御系について図6のブロック図を用いて簡単に説明
する。なお、この図では主に冷媒回路30に関する制御
系の構成のみ図示している。
の制御系について図6のブロック図を用いて簡単に説明
する。なお、この図では主に冷媒回路30に関する制御
系の構成のみ図示している。
【0045】同図に示すように、上記空調装置1には、
空調動作を統括的に制御する主制御装置80と、この主
制御装置80に接続される室内機制御装置81及び室外
機制御装置82とが設けられている。
空調動作を統括的に制御する主制御装置80と、この主
制御装置80に接続される室内機制御装置81及び室外
機制御装置82とが設けられている。
【0046】室内機制御装置81には、上記室内熱交換
器43a〜43dを収納する室内機100a〜100d
が接続されており、室内機制御装置81により室内熱交
換器43a〜43dが統括的に制御されるようになって
いる。各室内機100a〜100dには、それぞれ送風
用のファン84a〜84dと、室内熱交換器43a〜4
3dの入口冷媒温度を検出する入口冷媒温度センサー8
5a〜85dと、出口冷媒温度を検出する出口冷媒温度
センサー101a〜101dと、オンオフスイッチや温
度設定キーを備えた操作部86a〜86dと、各室内温
度を検出する室内温度センサー102a〜102dとが
設けられている。そして、例えば室内機100aの操作
部86aを介して希望温度が入力されると、室内機制御
装置81において、室内温度センサー102aで室内温
度が検出されるとともに、この温度と上記希望温度との
差が求められ、この温度差を減少させるべく上記ファン
84aの出力が上記室内機制御装置81を介して主制御
装置80によって制御されるようになっている。
器43a〜43dを収納する室内機100a〜100d
が接続されており、室内機制御装置81により室内熱交
換器43a〜43dが統括的に制御されるようになって
いる。各室内機100a〜100dには、それぞれ送風
用のファン84a〜84dと、室内熱交換器43a〜4
3dの入口冷媒温度を検出する入口冷媒温度センサー8
5a〜85dと、出口冷媒温度を検出する出口冷媒温度
センサー101a〜101dと、オンオフスイッチや温
度設定キーを備えた操作部86a〜86dと、各室内温
度を検出する室内温度センサー102a〜102dとが
設けられている。そして、例えば室内機100aの操作
部86aを介して希望温度が入力されると、室内機制御
装置81において、室内温度センサー102aで室内温
度が検出されるとともに、この温度と上記希望温度との
差が求められ、この温度差を減少させるべく上記ファン
84aの出力が上記室内機制御装置81を介して主制御
装置80によって制御されるようになっている。
【0047】上記室外機制御装置82には、同図に示す
ように、エンジン2、圧縮機温度センサー78、制御弁
47,49、四方弁33、室外熱交換器38a,38b
及び吐出冷媒温度センサー120等が接続されている。
室外機制御装置82は、各室内機100a〜100dの
冷暖切換えに応じて冷媒回路30での冷媒の循環方向を
切換えるべく四方弁33を制御するとともに、上述のよ
うな温度差を減少させるべくエンジン2の駆動を制御し
て圧縮機20の出力を調整するようになっている。ま
た、上記室内機100a〜100dの作動状況、つまり
運転されている室内機100a〜100dの数等に応じ
て制御弁47の開度を制御してリターンライン46を流
れる冷媒の量を調整するようになっており、具体的に
は、運転される室内熱交換器43a〜43dの数が少な
くなるに連れて各制御弁47の開度を大きくしてリター
ンライン46を流れる冷媒の量を増大させるようになっ
ている。 さらに、室外機制御装置82は、暖房運転時
に、上記入口冷媒温度センサー85a〜85dにより検
出される放熱前の冷媒温度と上記出口冷媒温度センサー
101a〜101dにより検出される放熱後の冷媒温度
との温度差と、各膨張弁42a〜42dの開度及び高圧
側と低圧側の圧力差とに基づいて後記各室内熱交換器4
3a〜43dでの放熱量を演算し、求められた放熱量及
び上記吸込冷媒温度センサー87による検出温度等に基
づいて上記制御弁49を制御してバイパスライン48を
開閉する制御を行うか、図8に示すように、正確な放熱
量ではなく概略の放熱量、すなわち、運転状態にある室
内機毎の定格熱交換量を換算して得られる放熱量(図8
のステップS3)と、圧縮機吸入側冷媒温度の代わりに
圧縮機温度センサー78による圧縮機自体の温度(図8
のステップS5,S9)とにより制御弁49の制御を行
う。なお、図1において、110が高圧側圧力センサー
であり、111が低圧側圧力センサーである。
ように、エンジン2、圧縮機温度センサー78、制御弁
47,49、四方弁33、室外熱交換器38a,38b
及び吐出冷媒温度センサー120等が接続されている。
室外機制御装置82は、各室内機100a〜100dの
冷暖切換えに応じて冷媒回路30での冷媒の循環方向を
切換えるべく四方弁33を制御するとともに、上述のよ
うな温度差を減少させるべくエンジン2の駆動を制御し
て圧縮機20の出力を調整するようになっている。ま
た、上記室内機100a〜100dの作動状況、つまり
運転されている室内機100a〜100dの数等に応じ
て制御弁47の開度を制御してリターンライン46を流
れる冷媒の量を調整するようになっており、具体的に
は、運転される室内熱交換器43a〜43dの数が少な
くなるに連れて各制御弁47の開度を大きくしてリター
ンライン46を流れる冷媒の量を増大させるようになっ
ている。 さらに、室外機制御装置82は、暖房運転時
に、上記入口冷媒温度センサー85a〜85dにより検
出される放熱前の冷媒温度と上記出口冷媒温度センサー
101a〜101dにより検出される放熱後の冷媒温度
との温度差と、各膨張弁42a〜42dの開度及び高圧
側と低圧側の圧力差とに基づいて後記各室内熱交換器4
3a〜43dでの放熱量を演算し、求められた放熱量及
び上記吸込冷媒温度センサー87による検出温度等に基
づいて上記制御弁49を制御してバイパスライン48を
開閉する制御を行うか、図8に示すように、正確な放熱
量ではなく概略の放熱量、すなわち、運転状態にある室
内機毎の定格熱交換量を換算して得られる放熱量(図8
のステップS3)と、圧縮機吸入側冷媒温度の代わりに
圧縮機温度センサー78による圧縮機自体の温度(図8
のステップS5,S9)とにより制御弁49の制御を行
う。なお、図1において、110が高圧側圧力センサー
であり、111が低圧側圧力センサーである。
【0048】次に、以上のように構成された空調装置1
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0049】最初に上記空調装置1が暖房運転される場
合について説明する。先ず、エンジン2の駆動に応じて
圧縮機20が作動され、高温・高圧のガス状冷媒がライ
ン31aに吐出されてオイルセパレータ32を経て四方
弁33の第1ポート33aに送られる。このように冷媒
がオイルセパレータ32を経ることでそのオイル分が除
去されて四方弁33に至るようになっている。なお、除
去されたオイル分はオイル戻りライン45及びライン3
1bを介して圧縮機20に戻される。また、制御弁47
は全閉されており、従って、冷媒は全て四方弁33に送
られる。
合について説明する。先ず、エンジン2の駆動に応じて
圧縮機20が作動され、高温・高圧のガス状冷媒がライ
ン31aに吐出されてオイルセパレータ32を経て四方
弁33の第1ポート33aに送られる。このように冷媒
がオイルセパレータ32を経ることでそのオイル分が除
去されて四方弁33に至るようになっている。なお、除
去されたオイル分はオイル戻りライン45及びライン3
1bを介して圧縮機20に戻される。また、制御弁47
は全閉されており、従って、冷媒は全て四方弁33に送
られる。
【0050】上記四方弁33は、暖房時には第1ポート
33aと第2ポート33bとが連通する状態とされてお
り、従って、四方弁33に送られた冷媒は四方弁33を
経てライン31cに送られ、ストレーナ44を介して各
室内熱交換器43a〜43dに至り、ここで、凝縮熱を
放出して液化する。すなわち、このとき各室内熱交換器
43a〜43dにおいて放出される凝縮熱によって室内
の暖房が行われる。
33aと第2ポート33bとが連通する状態とされてお
り、従って、四方弁33に送られた冷媒は四方弁33を
経てライン31cに送られ、ストレーナ44を介して各
室内熱交換器43a〜43dに至り、ここで、凝縮熱を
放出して液化する。すなわち、このとき各室内熱交換器
43a〜43dにおいて放出される凝縮熱によって室内
の暖房が行われる。
【0051】凝縮熱を放出して液化した冷媒は、それぞ
れ膨張弁42によって減圧されてライン31dに送ら
れ、ストレーナ41、サイトグラス40、ドライヤ39
及び液ガス熱交換器34を経た後、室外熱交換器38a
及び38bに至り、ここで外気から蒸発熱を吸収して気
化した後、ライン31gに送られて二重管熱交換器55
に至り、ここで冷却水回路50を流れる冷却水から熱を
吸収した後四方弁33に送られる。そして、制御弁49
が全閉されているときには、ライン31cを流れる冷媒
は全て室外熱交換器38a,38bに送られる。
れ膨張弁42によって減圧されてライン31dに送ら
れ、ストレーナ41、サイトグラス40、ドライヤ39
及び液ガス熱交換器34を経た後、室外熱交換器38a
及び38bに至り、ここで外気から蒸発熱を吸収して気
化した後、ライン31gに送られて二重管熱交換器55
に至り、ここで冷却水回路50を流れる冷却水から熱を
吸収した後四方弁33に送られる。そして、制御弁49
が全閉されているときには、ライン31cを流れる冷媒
は全て室外熱交換器38a,38bに送られる。
【0052】四方弁33では、第3ポート33cと第4
ポート33dとが連通されており、従って、冷媒は四方
弁33を経てライン31bに送られ、液ガス熱交換器3
4、サイレンサ35を介してアキュムレータ36に至
る。そして、ここで冷媒が気体と液体とに分離された
後、ガス状の冷媒のみがライン31bを通って上記圧縮
機20に送られ、以後、同様にして冷媒回路30を冷媒
が循環させられる。
ポート33dとが連通されており、従って、冷媒は四方
弁33を経てライン31bに送られ、液ガス熱交換器3
4、サイレンサ35を介してアキュムレータ36に至
る。そして、ここで冷媒が気体と液体とに分離された
後、ガス状の冷媒のみがライン31bを通って上記圧縮
機20に送られ、以後、同様にして冷媒回路30を冷媒
が循環させられる。
【0053】ところで、室内熱交換器43a〜43dの
うち一部の室内熱交換器が運転されるような場合には、
放熱部(室内熱交換器)での放熱量が吸熱部(室外熱交
換器及び二重感熱交換器)での吸熱量に比べて小さくな
って冷媒の熱授受のバランスが崩れる傾向が生じ易く、
これにより冷媒の温度が上昇して圧縮機20が過熱され
易くなる。
うち一部の室内熱交換器が運転されるような場合には、
放熱部(室内熱交換器)での放熱量が吸熱部(室外熱交
換器及び二重感熱交換器)での吸熱量に比べて小さくな
って冷媒の熱授受のバランスが崩れる傾向が生じ易く、
これにより冷媒の温度が上昇して圧縮機20が過熱され
易くなる。
【0054】すなわち、通常の暖房運転時であれば、図
7のP−h線図に示すように、圧力P及びエンタルピh
が、a(P1,h1)→b(P2,h2)→e(P2,h0)
→f(P1,h0)→a(P1,h1)のように変化し、つ
まり圧縮機で圧縮されたガス状の冷媒が(a→b)、室
内熱交換器での放熱によりガス(b→c)→気液混合体
(c→d)→液体(d→e)と変化され、その後、完全
に液化したところで膨張されて霧状冷媒となるのである
が(e→f)、例えば運転される室内熱交換器の数が少
ない場合等には、室外熱交換器での吸熱量に対して室内
熱交換器での放熱量が少なくなり、これにより室内熱交
換器の冷媒が完全に液化されない場合がある(c→
d′)。そして、このように冷媒が充分に液化されてい
ない気液混合体の状態で膨張が行われると(d′→
f′)、気相冷媒についてはその重量が減少することに
なる。このため、圧縮機から吐出され室内熱交換器に送
られてくる冷媒の一部は膨張弁を通過できず、室内熱交
換器、特に、停止中の室内熱交換器に滞留することとな
り、これにより圧縮機に戻る冷媒が減少する。一方、膨
張弁を通過した冷媒は室外熱交換器で吸熱が十分に行わ
れる分、膨張弁から圧縮機の吸込み口の間の低圧側の冷
媒圧力が上昇し、このため、膨張弁での差圧は小さくな
り、これも膨張弁を通過する冷媒の重量が減少する原因
となり、停止中の室内熱交換器に停滞する冷媒量を増加
させる。これに伴い圧縮機の負荷が減少することで、圧
縮機の回転数が上昇し、吸熱による圧縮機の吸込み側の
温度上昇に加え、その摩擦熱等によって圧縮機自体の温
度が上昇することになる。しかも、上述のように循環す
る冷媒が不足する場合であっても、室内熱交換器での放
熱に比べて室外熱交換器等での吸熱は充分に行われてい
るため、循環する冷媒はますます減少しつつ圧縮機に戻
る冷媒の温度がさらに上昇し、これによっても圧縮機の
温度が上昇させられることになる。
7のP−h線図に示すように、圧力P及びエンタルピh
が、a(P1,h1)→b(P2,h2)→e(P2,h0)
→f(P1,h0)→a(P1,h1)のように変化し、つ
まり圧縮機で圧縮されたガス状の冷媒が(a→b)、室
内熱交換器での放熱によりガス(b→c)→気液混合体
(c→d)→液体(d→e)と変化され、その後、完全
に液化したところで膨張されて霧状冷媒となるのである
が(e→f)、例えば運転される室内熱交換器の数が少
ない場合等には、室外熱交換器での吸熱量に対して室内
熱交換器での放熱量が少なくなり、これにより室内熱交
換器の冷媒が完全に液化されない場合がある(c→
d′)。そして、このように冷媒が充分に液化されてい
ない気液混合体の状態で膨張が行われると(d′→
f′)、気相冷媒についてはその重量が減少することに
なる。このため、圧縮機から吐出され室内熱交換器に送
られてくる冷媒の一部は膨張弁を通過できず、室内熱交
換器、特に、停止中の室内熱交換器に滞留することとな
り、これにより圧縮機に戻る冷媒が減少する。一方、膨
張弁を通過した冷媒は室外熱交換器で吸熱が十分に行わ
れる分、膨張弁から圧縮機の吸込み口の間の低圧側の冷
媒圧力が上昇し、このため、膨張弁での差圧は小さくな
り、これも膨張弁を通過する冷媒の重量が減少する原因
となり、停止中の室内熱交換器に停滞する冷媒量を増加
させる。これに伴い圧縮機の負荷が減少することで、圧
縮機の回転数が上昇し、吸熱による圧縮機の吸込み側の
温度上昇に加え、その摩擦熱等によって圧縮機自体の温
度が上昇することになる。しかも、上述のように循環す
る冷媒が不足する場合であっても、室内熱交換器での放
熱に比べて室外熱交換器等での吸熱は充分に行われてい
るため、循環する冷媒はますます減少しつつ圧縮機に戻
る冷媒の温度がさらに上昇し、これによっても圧縮機の
温度が上昇させられることになる。
【0055】なお、上記のように一部の室内機が運転さ
れるような場合に、エンジン2による圧縮機駆動力が制
御されるとともに、制御弁47が開かれてライン31a
を流れる冷媒の一部がリターンライン46を介して圧縮
機20に戻されることにより、室内機100a〜100
dの運転台数に応じて室内熱交換器への冷媒の供給量が
調整されるが、室内熱交換器の運転台数が少ないときに
は、放熱部の容量が小さくなるのに対して吸熱部の容量
は大きいままであるので、室内機運転台数に応じて上記
冷媒供給量の調整を行うだけでは熱授受のバランスの崩
れを解消することが難しい。そして、このような熱授受
のバランスが崩れている状態で長時間に亘り空調装置1
が継続して運転されると、冷媒循環量が次第に減少する
とともに冷媒に熱が蓄積されて次第に温度が上昇し、上
述のように圧縮機20が過熱される虞がある。
れるような場合に、エンジン2による圧縮機駆動力が制
御されるとともに、制御弁47が開かれてライン31a
を流れる冷媒の一部がリターンライン46を介して圧縮
機20に戻されることにより、室内機100a〜100
dの運転台数に応じて室内熱交換器への冷媒の供給量が
調整されるが、室内熱交換器の運転台数が少ないときに
は、放熱部の容量が小さくなるのに対して吸熱部の容量
は大きいままであるので、室内機運転台数に応じて上記
冷媒供給量の調整を行うだけでは熱授受のバランスの崩
れを解消することが難しい。そして、このような熱授受
のバランスが崩れている状態で長時間に亘り空調装置1
が継続して運転されると、冷媒循環量が次第に減少する
とともに冷媒に熱が蓄積されて次第に温度が上昇し、上
述のように圧縮機20が過熱される虞がある。
【0056】そこで、圧縮機20に設けられた圧縮機温
度センサー78による温度検知に基づき、上記のような
現象で圧縮機温度が上昇した場合に、これを直接的に検
出し、それに応じて圧縮機温度の上昇を抑制する制御を
行うようにする。特に、当実施形態では、圧縮機温度が
所定値以上のときバイパスライン48の制御弁49を開
くことにより各室内熱交換器43a〜43dにおいて凝
縮熱を放出した後の比較的低温の冷媒を圧縮機20に戻
すようにし、これによって圧縮機20に吸入される冷媒
の温度を引き下げるとともに、圧縮機20の冷却を行う
ようにしている。こうすることで冷媒の熱授受のアンバ
ランスに起因して過熱された圧縮機20を冷却してその
損傷を防止しつつ、冷媒の加熱を抑制して冷媒の熱授受
のバランスを解消するようにしている。
度センサー78による温度検知に基づき、上記のような
現象で圧縮機温度が上昇した場合に、これを直接的に検
出し、それに応じて圧縮機温度の上昇を抑制する制御を
行うようにする。特に、当実施形態では、圧縮機温度が
所定値以上のときバイパスライン48の制御弁49を開
くことにより各室内熱交換器43a〜43dにおいて凝
縮熱を放出した後の比較的低温の冷媒を圧縮機20に戻
すようにし、これによって圧縮機20に吸入される冷媒
の温度を引き下げるとともに、圧縮機20の冷却を行う
ようにしている。こうすることで冷媒の熱授受のアンバ
ランスに起因して過熱された圧縮機20を冷却してその
損傷を防止しつつ、冷媒の加熱を抑制して冷媒の熱授受
のバランスを解消するようにしている。
【0057】上述のような圧縮機温度センサー78によ
る圧縮機20の温度検知に基づいた制御を、図8のフロ
ーチャートによって説明する。
る圧縮機20の温度検知に基づいた制御を、図8のフロ
ーチャートによって説明する。
【0058】この制御では、先ず、エンジン2が運転中
か否かが判断され、運転中である場合には、さらに空調
装置1が暖房運転中であるか否が判断される(ステップ
S1,S2)。ここで空調装置1が暖房運転中である場
合には、室内熱交換器43a〜43dの運転室内機容量
が所定の比較値Qよりも小さいか否かが判断され、容量
が大きい場合には、ステップS10に移行されて制御弁
49が開かれることなくステップS1にリターンされる
(ステップS3)。
か否かが判断され、運転中である場合には、さらに空調
装置1が暖房運転中であるか否が判断される(ステップ
S1,S2)。ここで空調装置1が暖房運転中である場
合には、室内熱交換器43a〜43dの運転室内機容量
が所定の比較値Qよりも小さいか否かが判断され、容量
が大きい場合には、ステップS10に移行されて制御弁
49が開かれることなくステップS1にリターンされる
(ステップS3)。
【0059】ここで、上記運転室内機容量とは、室内熱
交換器の放熱量に対応するものであって、例えば、運転
されている室内熱交換器43a〜43dの個々について
求められた定格容量の総和である。この際、自動制御さ
れるファンの出力が高くなるに連れて放熱量が増加し、
それに伴って入口冷媒温度と出口冷媒温度との差が大き
くなることから、この温度差に膨張弁開度と圧力差と所
定係数をそれぞれ乗算して室内機毎の容量を求めるよう
にしてもよい。また、操作部で設定される希望温度と室
内温度との差が大きくなるとファンの出力が高められて
放熱量が大きくなるので、上記希望温度と室内温度の差
に定数を乗じることで容量を求めるようにしてもよい。
交換器の放熱量に対応するものであって、例えば、運転
されている室内熱交換器43a〜43dの個々について
求められた定格容量の総和である。この際、自動制御さ
れるファンの出力が高くなるに連れて放熱量が増加し、
それに伴って入口冷媒温度と出口冷媒温度との差が大き
くなることから、この温度差に膨張弁開度と圧力差と所
定係数をそれぞれ乗算して室内機毎の容量を求めるよう
にしてもよい。また、操作部で設定される希望温度と室
内温度との差が大きくなるとファンの出力が高められて
放熱量が大きくなるので、上記希望温度と室内温度の差
に定数を乗じることで容量を求めるようにしてもよい。
【0060】そして、上記容量が小さくなると、充分な
放熱が行われ難くなり、これにより冷媒の熱授受(室内
機での放熱と室外器等での吸熱)のバランスが崩れ易く
なる傾向にある。そのため、ステップS3を置き、概略
の熱授受のバランスに応じた制御をするようにした。す
なわち、理論的に、あるいは実験的に冷媒の熱授受のバ
ランスが確実に保たれ得るような運転状態との境界を上
記容量の点から求めておき(比較値Q)、運転中の現実
の上記容量が所定値Qより大きい場合には、冷媒の熱授
受のバランスが適切に保たれていると判断し、制御弁4
9を閉じる、あるいは閉状態に保持すべく後記ステップ
S10に移行するようになっている。
放熱が行われ難くなり、これにより冷媒の熱授受(室内
機での放熱と室外器等での吸熱)のバランスが崩れ易く
なる傾向にある。そのため、ステップS3を置き、概略
の熱授受のバランスに応じた制御をするようにした。す
なわち、理論的に、あるいは実験的に冷媒の熱授受のバ
ランスが確実に保たれ得るような運転状態との境界を上
記容量の点から求めておき(比較値Q)、運転中の現実
の上記容量が所定値Qより大きい場合には、冷媒の熱授
受のバランスが適切に保たれていると判断し、制御弁4
9を閉じる、あるいは閉状態に保持すべく後記ステップ
S10に移行するようになっている。
【0061】一方、運転室内機容量が比較値Qよりも小
さい場合には、放熱量が小さくて冷媒の熱授受のバラン
スが崩れ易い運転状態にあるとしてステップS4に移行
される。ここで、既に制御弁49が開かれているか否か
が判断され、制御弁49が開かれていない場合には、さ
らにステップS5に移行されて圧縮機温度センサー78
の検出温度が105°C以上であるか否か、つまり圧縮機
20が過熱状態にあるか否かが判断される。ここで検出
温度が105°C以上である場合には、冷媒の熱授受のバ
ランスが崩れていると判断され、上記制御弁49が開か
れてライン31dを流れる冷媒がバイパスライン48を
介して圧縮機20に戻され、これにより冷媒戻し制御に
よる上述の作用が発揮される(ステップS6)。このと
き、検出温度が高くなるにつれて制御弁49の開度を大
きくするように制御弁開度を多段階もしくは無段階に制
御することが望ましい。
さい場合には、放熱量が小さくて冷媒の熱授受のバラン
スが崩れ易い運転状態にあるとしてステップS4に移行
される。ここで、既に制御弁49が開かれているか否か
が判断され、制御弁49が開かれていない場合には、さ
らにステップS5に移行されて圧縮機温度センサー78
の検出温度が105°C以上であるか否か、つまり圧縮機
20が過熱状態にあるか否かが判断される。ここで検出
温度が105°C以上である場合には、冷媒の熱授受のバ
ランスが崩れていると判断され、上記制御弁49が開か
れてライン31dを流れる冷媒がバイパスライン48を
介して圧縮機20に戻され、これにより冷媒戻し制御に
よる上述の作用が発揮される(ステップS6)。このと
き、検出温度が高くなるにつれて制御弁49の開度を大
きくするように制御弁開度を多段階もしくは無段階に制
御することが望ましい。
【0062】一方、ステップS1及びS2においてYE
Sの場合には、ステップS7に移行され、圧縮機温度セ
ンサー78の検出温度が105°C以上であるか否かが判
断され、ここで検出温度が105°C以上である場合には
ステップS6に移行され、上記同様、制御弁49が開か
れる。このような例としては、空調装置1の停止直後に
おいて圧縮機20が過熱状態にあるときであり、このよ
うな場合であってもライン31dにある残留冷媒が圧縮
機20に戻されることにより圧縮機20に対する冷却作
用が発揮されるようになっている。
Sの場合には、ステップS7に移行され、圧縮機温度セ
ンサー78の検出温度が105°C以上であるか否かが判
断され、ここで検出温度が105°C以上である場合には
ステップS6に移行され、上記同様、制御弁49が開か
れる。このような例としては、空調装置1の停止直後に
おいて圧縮機20が過熱状態にあるときであり、このよ
うな場合であってもライン31dにある残留冷媒が圧縮
機20に戻されることにより圧縮機20に対する冷却作
用が発揮されるようになっている。
【0063】ステップS7でNOの場合には、ステップ
S8に移行されて制御弁49が既に開かれているか否か
が判断され、ここで制御弁49が開かれていない場合に
は、制御弁49が閉状態に維持されてステップS1にリ
ターンされる。
S8に移行されて制御弁49が既に開かれているか否か
が判断され、ここで制御弁49が開かれていない場合に
は、制御弁49が閉状態に維持されてステップS1にリ
ターンされる。
【0064】ステップS8でYESの場合には、上記圧
縮機温度センサー78の検出温度が70°C以下であるか
否か、つまり圧縮機20が理想的な運転温度に保たれて
いるか否が判断され、ここで検出温度が70°C以下であ
る場合には冷媒戻し制御を行う必要がないために制御弁
49が閉じられて上記ステップS1にリターンされる
(ステップS9,10)。一方、ステップS9で検出温
度が70°C以上である場合には、ステップS6に移行さ
れ、制御弁49が開かれたままステップS1にリターン
される。つまり、温度上昇時は、105°C以上で制御弁
49が開となるのに対し、その後の温度下降時には70°
Cまで開状態が保たれるようにヒステリシスをもった制
御が行われ、温度が充分に引下げられるようになってい
る。
縮機温度センサー78の検出温度が70°C以下であるか
否か、つまり圧縮機20が理想的な運転温度に保たれて
いるか否が判断され、ここで検出温度が70°C以下であ
る場合には冷媒戻し制御を行う必要がないために制御弁
49が閉じられて上記ステップS1にリターンされる
(ステップS9,10)。一方、ステップS9で検出温
度が70°C以上である場合には、ステップS6に移行さ
れ、制御弁49が開かれたままステップS1にリターン
される。つまり、温度上昇時は、105°C以上で制御弁
49が開となるのに対し、その後の温度下降時には70°
Cまで開状態が保たれるようにヒステリシスをもった制
御が行われ、温度が充分に引下げられるようになってい
る。
【0065】このように上記空調装置1によれば、冷媒
の熱授受のアンバランスに起因して圧縮機20の温度が
上昇するような場合であっても、圧縮機温度センサー7
8による圧縮機20の温度検出に基づき、当該温度が所
定温度に達するとライン31dを通る低温の冷媒をバイ
パスライン48を介してライン31bに戻す上記冷媒戻
し制御を行い、これによって圧縮機20の冷却を行うと
ともに、冷媒を室外熱交換器38a,38b及び二重管
熱交換器55を迂回させることにより冷媒の加熱を抑制
するようにしているので、早急に圧縮機20を冷却して
その損傷を未然に防止することができるとともに、冷媒
の熱授受のバランスを解消することができる。しかも、
上記液戻し制御では、圧縮機20の出力を下げたり、あ
るいは圧縮機20を停止させることがないので、室内熱
交換器43a〜43dでの放熱を通常通り行いながら圧
縮機20の温度上昇を抑制することができる。そのた
め、空調機能を低下させたり、あるいは停止させること
なく圧縮機20の温度上昇を効果的に抑えることができ
る。
の熱授受のアンバランスに起因して圧縮機20の温度が
上昇するような場合であっても、圧縮機温度センサー7
8による圧縮機20の温度検出に基づき、当該温度が所
定温度に達するとライン31dを通る低温の冷媒をバイ
パスライン48を介してライン31bに戻す上記冷媒戻
し制御を行い、これによって圧縮機20の冷却を行うと
ともに、冷媒を室外熱交換器38a,38b及び二重管
熱交換器55を迂回させることにより冷媒の加熱を抑制
するようにしているので、早急に圧縮機20を冷却して
その損傷を未然に防止することができるとともに、冷媒
の熱授受のバランスを解消することができる。しかも、
上記液戻し制御では、圧縮機20の出力を下げたり、あ
るいは圧縮機20を停止させることがないので、室内熱
交換器43a〜43dでの放熱を通常通り行いながら圧
縮機20の温度上昇を抑制することができる。そのた
め、空調機能を低下させたり、あるいは停止させること
なく圧縮機20の温度上昇を効果的に抑えることができ
る。
【0066】また、上記冷媒戻し制御は、圧縮機温度セ
ンサー78による圧縮機20の温度検出に基づいて行わ
れるため、上述のように冷媒の熱授受のバランスの崩れ
に起因して発生する圧縮機20の過熱の場合に限らず、
例えば、配管に損傷が生じて冷媒が洩れ、これにより圧
縮機20に戻る冷媒が減少することで、圧縮機20の回
転数が上昇して圧縮機20が過熱されるような場合にも
同様に冷媒戻し制御が行われて圧縮機20の冷却が行わ
れる。従って、原因の如何に拘らず圧縮機20の異常な
温度上昇を確実に検知して過熱による損傷を防止し、こ
れにより圧縮機20の耐久性を高めることができる。
ンサー78による圧縮機20の温度検出に基づいて行わ
れるため、上述のように冷媒の熱授受のバランスの崩れ
に起因して発生する圧縮機20の過熱の場合に限らず、
例えば、配管に損傷が生じて冷媒が洩れ、これにより圧
縮機20に戻る冷媒が減少することで、圧縮機20の回
転数が上昇して圧縮機20が過熱されるような場合にも
同様に冷媒戻し制御が行われて圧縮機20の冷却が行わ
れる。従って、原因の如何に拘らず圧縮機20の異常な
温度上昇を確実に検知して過熱による損傷を防止し、こ
れにより圧縮機20の耐久性を高めることができる。
【0067】但し、冷媒の洩れの場合には、循環する冷
媒が次第に減少するため、冷媒戻し制御によって圧縮機
20の過熱を完全に解消することができない。従って、
圧縮機20の温度の経時変化に基づき、圧縮機20の過
熱状態が解消されない状態が継続されるような場合に
は、例えば、強制的に空調装置1を停止させたり、ある
いは警告灯等により報知するようにするのが望ましい。
媒が次第に減少するため、冷媒戻し制御によって圧縮機
20の過熱を完全に解消することができない。従って、
圧縮機20の温度の経時変化に基づき、圧縮機20の過
熱状態が解消されない状態が継続されるような場合に
は、例えば、強制的に空調装置1を停止させたり、ある
いは警告灯等により報知するようにするのが望ましい。
【0068】ところで、以上は上記空調装置1が暖房運
転される場合であるが、冷房運転される場合には、以下
のように冷媒の循環が行われる。
転される場合であるが、冷房運転される場合には、以下
のように冷媒の循環が行われる。
【0069】すなわち、冷房運転時には、上記冷媒回路
30における四方弁33の第1ポート33aと第3ポー
ト33d、第2ポート33bと第3ポート33cがそれ
ぞれ連通されており、従って、圧縮機20から吐出され
た冷媒はライン31a及びライン31gを通って室外熱
交換器38a及び38bに至る。なお、制御弁47は閉
じられており、従って冷媒は全て室外熱交換器38a及
び38bに送られる。
30における四方弁33の第1ポート33aと第3ポー
ト33d、第2ポート33bと第3ポート33cがそれ
ぞれ連通されており、従って、圧縮機20から吐出され
た冷媒はライン31a及びライン31gを通って室外熱
交換器38a及び38bに至る。なお、制御弁47は閉
じられており、従って冷媒は全て室外熱交換器38a及
び38bに送られる。
【0070】室外熱交換器38a,38bの冷媒は、こ
こで外気によって冷却、凝縮されて、高圧の液状冷媒と
なってライン31e,31f,31dを通り、液ガス熱
交換器34,ドライヤ39及びサイトグラス40を介し
て各膨張弁42に至る。なお、制御弁48は閉じられて
おり、従って冷媒は全て膨張弁42側に送られる。
こで外気によって冷却、凝縮されて、高圧の液状冷媒と
なってライン31e,31f,31dを通り、液ガス熱
交換器34,ドライヤ39及びサイトグラス40を介し
て各膨張弁42に至る。なお、制御弁48は閉じられて
おり、従って冷媒は全て膨張弁42側に送られる。
【0071】各膨張弁42に送られた冷媒は、ここで減
圧されて各室内熱交換器43a〜43dに送られ、室内
空気から蒸発潜熱を吸収して蒸発(気化)する。つま
り、このように冷媒が室内の蒸発潜熱を吸収することで
室内の冷房が行われる。
圧されて各室内熱交換器43a〜43dに送られ、室内
空気から蒸発潜熱を吸収して蒸発(気化)する。つま
り、このように冷媒が室内の蒸発潜熱を吸収することで
室内の冷房が行われる。
【0072】気化した冷媒は、ライン31c,四方弁3
3を通ってライン31bに流れ、液ガス熱交換器34、
サイレンサ35及びアキュムレータ36を介して圧縮機
20に至る。そして、ここで冷媒が気体と液体とに分離
された後、ガス状の冷媒のみがライン31bを通って上
記圧縮機20に送られ、以後、同様にして冷媒回路30
を冷媒が循環させられる。
3を通ってライン31bに流れ、液ガス熱交換器34、
サイレンサ35及びアキュムレータ36を介して圧縮機
20に至る。そして、ここで冷媒が気体と液体とに分離
された後、ガス状の冷媒のみがライン31bを通って上
記圧縮機20に送られ、以後、同様にして冷媒回路30
を冷媒が循環させられる。
【0073】冷房運転においても、上記暖房運転の場合
と同様に、室内熱交換器43a〜43dのうち一部の室
内熱交換器が運転される場合には、その数に応じて制御
弁47が開かれることにより適量の冷媒が室内熱交換器
43a〜43dに供給されるようになっている。
と同様に、室内熱交換器43a〜43dのうち一部の室
内熱交換器が運転される場合には、その数に応じて制御
弁47が開かれることにより適量の冷媒が室内熱交換器
43a〜43dに供給されるようになっている。
【0074】ところで、このような冷房運転では、例え
ば、外気温度が高く、しかも全ての室内熱交換器43a
〜43dが運転されているような環境下では、室外熱交
換器38a,38bにおいて冷媒の放熱が充分に行われ
ず、これにより室外熱交換器の冷媒が完全に液化されな
いような場合があり、このような場合には、暖房運転時
で一部の室内熱交換器が運転される場合と同様に、室内
熱交換器43a〜43dでの吸熱量が多いことにより圧
縮機20の吸入側冷媒温度が上昇するとともに、膨張弁
42a〜42dでの差圧が減少して冷媒が冷媒回路30
内に滞留し、圧縮機20に戻る冷媒量が少しづつ減少す
ることになる。そして、吸込冷媒温度上昇、さらには圧
縮機の負荷軽減による回転数の上昇に起因して圧縮機2
0の温度上昇を誘発することになる。
ば、外気温度が高く、しかも全ての室内熱交換器43a
〜43dが運転されているような環境下では、室外熱交
換器38a,38bにおいて冷媒の放熱が充分に行われ
ず、これにより室外熱交換器の冷媒が完全に液化されな
いような場合があり、このような場合には、暖房運転時
で一部の室内熱交換器が運転される場合と同様に、室内
熱交換器43a〜43dでの吸熱量が多いことにより圧
縮機20の吸入側冷媒温度が上昇するとともに、膨張弁
42a〜42dでの差圧が減少して冷媒が冷媒回路30
内に滞留し、圧縮機20に戻る冷媒量が少しづつ減少す
ることになる。そして、吸込冷媒温度上昇、さらには圧
縮機の負荷軽減による回転数の上昇に起因して圧縮機2
0の温度上昇を誘発することになる。
【0075】しかし、このような場合にも、上記制御弁
49が開かれてライン31dを流れる冷媒の一部がバイ
パスライン48を介して圧縮機20に戻される上記冷媒
戻し制御が行われることにより、圧縮機20に対する冷
却作用が発揮されて圧縮機20の損傷が未然に防止され
る。ただし、このような冷房運転時の冷媒戻し制御で
は、室内熱交換器43a〜43dに至る以前の冷媒がバ
イパスライン48を介して圧縮機20に戻されることに
よって室内熱交換器43a〜43dへの冷媒の供給量が
不足するため、室内熱交換器43a〜43dでの冷房能
力は低下する。
49が開かれてライン31dを流れる冷媒の一部がバイ
パスライン48を介して圧縮機20に戻される上記冷媒
戻し制御が行われることにより、圧縮機20に対する冷
却作用が発揮されて圧縮機20の損傷が未然に防止され
る。ただし、このような冷房運転時の冷媒戻し制御で
は、室内熱交換器43a〜43dに至る以前の冷媒がバ
イパスライン48を介して圧縮機20に戻されることに
よって室内熱交換器43a〜43dへの冷媒の供給量が
不足するため、室内熱交換器43a〜43dでの冷房能
力は低下する。
【0076】なお、上記実施形態の空調装置1は、本発
明に係るヒートポンプ装置を利用した空気調和装置の一
例であってその具体的な回路構成等は、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実
施形態では、バイパスライン48の一旦側がアキュムレ
ータ36の下流側においてライン31bに接続されてい
るが、例えば、アキュムレータ36の上流側においてラ
イン31bに接続するように構成してもよい。このよう
な構成によれば、アキュムレータ36において液状冷媒
を確実に除去してガス状冷媒のみを圧縮機20に戻すこ
とができるので、圧縮機20の保護の面では望ましい。
明に係るヒートポンプ装置を利用した空気調和装置の一
例であってその具体的な回路構成等は、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実
施形態では、バイパスライン48の一旦側がアキュムレ
ータ36の下流側においてライン31bに接続されてい
るが、例えば、アキュムレータ36の上流側においてラ
イン31bに接続するように構成してもよい。このよう
な構成によれば、アキュムレータ36において液状冷媒
を確実に除去してガス状冷媒のみを圧縮機20に戻すこ
とができるので、圧縮機20の保護の面では望ましい。
【0077】また、熱授受のバランスが崩れて圧縮機温
度が上昇したときに、上記実施形態のように冷媒をバイ
パスさせる制御に加え、圧縮機の回転数上昇を抑制する
ようにエンジン出力を制御してもよい。例えば、図7中
のステップS6で、制御弁49の制御に加え、温度が高
くなるにつれてエンジン出力を低下させ、120°C以上
では、エンジン出力を最小(スロットル全閉)とするよ
うに制御する。このようにすれば圧縮機20の温度上昇
がより確実に防止される。
度が上昇したときに、上記実施形態のように冷媒をバイ
パスさせる制御に加え、圧縮機の回転数上昇を抑制する
ようにエンジン出力を制御してもよい。例えば、図7中
のステップS6で、制御弁49の制御に加え、温度が高
くなるにつれてエンジン出力を低下させ、120°C以上
では、エンジン出力を最小(スロットル全閉)とするよ
うに制御する。このようにすれば圧縮機20の温度上昇
がより確実に防止される。
【0078】さらに、上記実施形態では特に説明してい
ないが、圧縮機20の出力制御等のために冷媒回路30
を循環する冷媒の温度を検出する必要がある場合には、
圧縮機20の吐出口近傍にセンサー(図1,3,6に破
線で示す吐出冷媒温度センサー120)を設けて吐出冷
媒の温度を検出するようにしてもよい。すなわち、吐出
冷媒温度センサー120により検知される吐出冷媒温度
が高い場合には、これに応じて制御弁49の開度を大き
くしたり、圧縮機20の回転数を所定値以下に制限して
もよい。しかし、適正な運転状態下では、図9及び図1
0に示すように圧縮機20の温度と吐出冷媒温度との間
に相関関係があるため、このような相関関係を予め実験
的もしくは理論的に求めておいて、冷媒温度に基づいて
行われる上述のような制御を、上記圧縮機温度センサー
78による圧縮機20の検出値に基づいて行うようにし
ても構わない。これによれば圧縮機20の温度検出と冷
媒温度検出とを1つのセンサーで賄うことができ構成上
有利となる。
ないが、圧縮機20の出力制御等のために冷媒回路30
を循環する冷媒の温度を検出する必要がある場合には、
圧縮機20の吐出口近傍にセンサー(図1,3,6に破
線で示す吐出冷媒温度センサー120)を設けて吐出冷
媒の温度を検出するようにしてもよい。すなわち、吐出
冷媒温度センサー120により検知される吐出冷媒温度
が高い場合には、これに応じて制御弁49の開度を大き
くしたり、圧縮機20の回転数を所定値以下に制限して
もよい。しかし、適正な運転状態下では、図9及び図1
0に示すように圧縮機20の温度と吐出冷媒温度との間
に相関関係があるため、このような相関関係を予め実験
的もしくは理論的に求めておいて、冷媒温度に基づいて
行われる上述のような制御を、上記圧縮機温度センサー
78による圧縮機20の検出値に基づいて行うようにし
ても構わない。これによれば圧縮機20の温度検出と冷
媒温度検出とを1つのセンサーで賄うことができ構成上
有利となる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒートポ
ンプ装置は、圧縮機と、凝縮器を有する放熱部と、膨張
弁と、蒸発部を有する吸熱部とを備えた冷媒回路に、圧
縮機の温度を検出する温度検出手段を設け、抑制手段に
よりその検出温度に基づいて圧縮機の温度上昇を抑制す
るようにしたので、稼働中の圧縮機の過熱を確実に検知
して圧縮機の損傷を防止することができる。
ンプ装置は、圧縮機と、凝縮器を有する放熱部と、膨張
弁と、蒸発部を有する吸熱部とを備えた冷媒回路に、圧
縮機の温度を検出する温度検出手段を設け、抑制手段に
よりその検出温度に基づいて圧縮機の温度上昇を抑制す
るようにしたので、稼働中の圧縮機の過熱を確実に検知
して圧縮機の損傷を防止することができる。
【0080】特に、このヒートポンプ装置において、放
熱部を経た冷媒を、吸熱部のすくなくとも一部を迂回さ
せて圧縮機に戻すバイパス通路を設け、上記検出温度に
応じてバイパス通路における冷媒のバイパス量を調整す
るように上記抑制手段を構成すれば、放熱部で冷却され
た比較的低温の冷媒を吸熱部を通すことなく圧縮機に戻
すことができる。そのため、圧縮機の過熱による損傷を
より確実に防止することができる。しかも、圧縮機の出
力を低下させる等することなく通常の運転状態のままで
圧縮機を冷すことができるので、空調機能を低下させる
ことなく圧縮機の温度上昇を抑制することができる。
熱部を経た冷媒を、吸熱部のすくなくとも一部を迂回さ
せて圧縮機に戻すバイパス通路を設け、上記検出温度に
応じてバイパス通路における冷媒のバイパス量を調整す
るように上記抑制手段を構成すれば、放熱部で冷却され
た比較的低温の冷媒を吸熱部を通すことなく圧縮機に戻
すことができる。そのため、圧縮機の過熱による損傷を
より確実に防止することができる。しかも、圧縮機の出
力を低下させる等することなく通常の運転状態のままで
圧縮機を冷すことができるので、空調機能を低下させる
ことなく圧縮機の温度上昇を抑制することができる。
【0081】また、圧縮機の温度上昇に伴い上記バイパ
ス通路の冷媒の流量を増大させるようにすれば圧縮機の
温度に応じた適量の冷媒を圧縮機に戻して効率良く圧縮
機の温度上昇を抑制することができる。
ス通路の冷媒の流量を増大させるようにすれば圧縮機の
温度に応じた適量の冷媒を圧縮機に戻して効率良く圧縮
機の温度上昇を抑制することができる。
【0082】さらに、温度検出手段による検出温度が所
定値以上となるときに圧縮機の回転数を所定値以下に制
限するようにすれば、圧縮機の過熱が冷媒の不足に起因
するような場合に圧縮機の回転数上昇が制限されること
により、圧縮機での発熱が効果的に抑制される。
定値以上となるときに圧縮機の回転数を所定値以下に制
限するようにすれば、圧縮機の過熱が冷媒の不足に起因
するような場合に圧縮機の回転数上昇が制限されること
により、圧縮機での発熱が効果的に抑制される。
【図1】本発明に係るヒートポンプ装置が適用される空
気調和装置の回路図である。
気調和装置の回路図である。
【図2】冷却水回路における切換弁の制御方法を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図3】図1の装置に適用される圧縮機の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図4】圧縮機の構造を示す図3のA矢視図(一部破断
図)である。
図)である。
【図5】圧縮機の構造を示す図3のV−V断面図であ
る。
る。
【図6】図1に示す空気調和装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】冷媒サイクルのP−h線図である。
【図8】図1に示す空気調和装置における冷媒戻し制御
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図9】圧縮機の温度と吐出冷媒温度と関係(温度上昇
時)を示す図である。
時)を示す図である。
【図10】圧縮機の温度と吐出冷媒温度と関係(温度下
降時)を示す図である。
降時)を示す図である。
【図11】従来装置において、循環する冷媒が不足した
ときの圧縮機温度と冷媒温度との関係の一例を示す図で
ある。
ときの圧縮機温度と冷媒温度との関係の一例を示す図で
ある。
1 空気調和装置 2 水冷式ガスエンジン 20 圧縮機 30 冷媒回路 31a,31b,31c,31d,31e,31f,3
1g ライン 33 四方弁 43a〜43d 室内熱交換器 38a,38b 室外熱交換器 46 リターンライン 48 バイパスライン 47,49 制御弁 50 冷却水回路 55 二重管熱交換器
1g ライン 33 四方弁 43a〜43d 室内熱交換器 38a,38b 室外熱交換器 46 リターンライン 48 バイパスライン 47,49 制御弁 50 冷却水回路 55 二重管熱交換器
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器を有する放熱部と、膨
張弁と、蒸発部を有する吸熱部とを備え、上記圧縮機か
ら吐出された冷媒が上記放熱部、膨張弁、吸熱部を経て
圧縮機に戻されるように冷媒回路が構成されたヒートポ
ンプ装置において、上記圧縮機にその温度を検出する温
度検出手段を設けるとともに、この温度検出手段の検出
結果に基づいて上記圧縮機の温度上昇を抑える抑制手段
を設けたことを特徴とするヒートポンプ装置。 - 【請求項2】 上記抑制手段は、上記放熱部を経た冷媒
を、上記吸熱部のすくなくとも一部を迂回させて圧縮機
に戻すバイパス通路と、このバイパス通路における冷媒
のバイパス量を、上記温度検出手段による検出温度に基
づいて調整するバイパス量調整手段とを有することを特
徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。 - 【請求項3】 上記バイパス量調整手段は、上記圧縮機
の温度上昇に伴い上記バイパス通路の冷媒の流量を増大
させるように構成されてなることを特徴とする請求項2
記載のヒートポンプ装置。 - 【請求項4】 上記抑制手段は、上記圧縮機の駆動を制
御する制御手段を有するものであって、この制御手段
が、上記温度検出手段による検出温度が所定値以上とな
るときに圧縮機の回転数を所定値以下に制限するように
構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載のヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18194095A JPH0933116A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | ヒートポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18194095A JPH0933116A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | ヒートポンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0933116A true JPH0933116A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16109559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18194095A Pending JPH0933116A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | ヒートポンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0933116A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100767213B1 (ko) * | 2006-10-12 | 2007-10-17 | 주식회사 코러스 | 열펌프 사이클 시스템 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP18194095A patent/JPH0933116A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100767213B1 (ko) * | 2006-10-12 | 2007-10-17 | 주식회사 코러스 | 열펌프 사이클 시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040802 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |