JPH09331218A - 増幅回路およびフィルタ回路 - Google Patents

増幅回路およびフィルタ回路

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JPH09331218A
JPH09331218A JP8149293A JP14929396A JPH09331218A JP H09331218 A JPH09331218 A JP H09331218A JP 8149293 A JP8149293 A JP 8149293A JP 14929396 A JP14929396 A JP 14929396A JP H09331218 A JPH09331218 A JP H09331218A
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JP
Japan
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transistor
collector
voltage
current
base
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JP8149293A
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English (en)
Inventor
Keikiyuu Ooo
桂久 大尾
Takeshi Ikeda
猛 池田
Hideki Hirose
秀喜 広瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧で動作でき、かつ回路の入力および出
力ダイナミックレンジを容易に広げられる増幅回路を実
現する。 【解決手段】 入力信号電圧vinに応じてトランジスタ
1 とQ2 のエミッタ間に接続されている抵抗素子R1
に差電流Δi1 を発生し、これを電流/電圧変換部20
を構成しているトランジスタQD1,QD3のベースとコレ
クタとの接続点に入力し、入力信号電圧vinに応じた電
圧信号を発生し、出力部30を構成しているトランジス
タQ3 ,Q4 のベースにそれぞれ入力し、出力部30で
増幅して出力するので、低電圧で動作でき、かつ回路の
相互コンダクタンスgm に影響を与えずに、電流/電圧
変換部20の抵抗素子R2 の抵抗値r2 およびそれに流
れる電流2i2 により直流バイアスを任意に設定でき、
回路の入力および出力ダイナミックレンジを広げること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオ信
号等を増幅する増幅回路およびフィルタ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来一般的に使われているビデオ
信号増幅回路の構成を示す回路図である。図示のよう
に、従来の増幅回路は電圧源V1 ,V2 、電流源I1
2 ,I3、npn型トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3
4 ,Q5 ,Q6 、抵抗素子R1 ,R2 により構成され
ている。なお、電圧源V1 およびV2 の電圧値はともに
0 であり、電流源I1 の電流値は2i1 、電流源I2
の電流値は2i2 、電流源I3 の電流値はi2 であり、
抵抗素子R1 ,R2 の抵抗値はともにrE である。
【0003】トランジスタQ1 のコレクタが電源電圧V
CCの供給線1に接続され、ベースと接地線2との間に信
号源VIN、電圧源V1 が直列に接続されている。トラン
ジスタQ1 のエミッタが抵抗素子R1 を介してトランジ
スタQ2 のベースに接続されている。
【0004】トランジスタQ2 のベースとコレクタが共
通に接続され、即ち、トランジスタQ2 がダイオード接
続されている。トランジスタQ2 のコレクタおよびベー
スがトランジスタQ3 のベースに接続され、エミッタが
トランジスタQ5 のエミッタと共通に接続され、これら
の接続点が電流源I1 に接続されている。
【0005】トランジスタQ3 のコレクタが電源電圧V
CCの供給線1に接続され、エミッタがトランジスタQ4
のエミッタと共通に接続され、これらの接続点が電流源
2に接続されている。トランジスタQ4 のコレクタが
電流源I3 に接続され、これらの接続点が出力端子T
OUT に接続されている。
【0006】トランジスタQ5 はトランジスタQ2 と同
様にダイオード接続され、コレクタとベースがトランジ
スタQ4 のベースに共通に接続され、さらに抵抗素子R
2 を介してトランジスタQ6 のエミッタに接続されてい
る。トランジスタQ6 のコレクタが電源電圧VCCの供給
線1に接続され、ベースと接地線2との間に電圧源V2
が接続されている。
【0007】上述した増幅回路においては、例えば、信
号源VINから信号電圧vinが入力されていないとき、ト
ランジスタQ1 およびトランジスタQ6 のベースが電圧
源V 1 ,V2 により電圧v0 にバイアスされる。また、
ダイオード接続されたトランジスタQ2 ,Q5 が同様の
特性を持つように形成された場合には、抵抗素子R1
2 には同じ電流i1 が発生される。
【0008】トランジスタQ1 のベースに信号源VIN
より信号電圧vinが入力されたとき、信号電圧vinに応
じた変化電流Δi1 が抵抗素子R1 からダイオード接続
されたトランジスタQ2 に流れる。また、図4に示すよ
うに、これとは逆の方向で、抵抗素子R2 およびダイオ
ード接続されたトランジスタQ5 に同じ変化電流Δi 1
が流れる。これらの変化電流がダイオード接続されたト
ランジスタQ2 およびQ5 により差動電圧に変換され、
トランジスタQ3 ,Q4 のベースに入力される。
【0009】トランジスタQ3 ,Q4 で構成された差動
増幅回路により、トランジスタQ3,Q4 のベースに入
力された差動電圧が増幅され、出力端子TOUT に出力さ
れる。
【0010】また、上述した増幅回路の相互コンダクタ
ンスgm は次式により与えられる。
【数1】 gm = i2 /(rE ・i1 ) …(1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の増幅回路では入力ダイナミックレンジを広くとるこ
とができないという問題がある。図4に示す回路におい
ては、入力のダイナミックレンジを広くするには、抵抗
素子R1 の抵抗値rE または電流源I1 の電流値i1
大きく設定することが必要である。しかし、これらの値
を大きく設定することにより、抵抗素子R1 における電
圧降下が大きくなり、低電圧で動作する回路ではダイナ
ミックレンジを広くとることが困難である。
【0012】また、出力ダイナミックレンジおよび入力
バイアスは抵抗素子R1 の抵抗値r E 、電流源I1 の電
流値i1 に各々関連し、相互コンダクタンスgm を変え
ずに、バイアス状態を任意に変更することは難しく、ダ
イナミックレンジを広げるための設計変更が回路の相互
コンダクタンスgm およびバイアス状態の変化を招く。
即ち、従来の増幅回路では入力ダイナミックレンジを広
げることが困難であり、その結果、出力ダイナミックレ
ンジの増加もほぼ不可能である。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、低電圧で動作でき、かつ回路の
相互コンダクタンスgm を変化させずに、バイアスを任
意に設定できることはもとより、回路の入力および出力
ダイナミックレンジを容易に広げることができる増幅回
路およびフィルタ回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、コレクタが第1の電流源に接続され、ベ
ースが第1の電圧源に接続されている第1のトランジス
タと、コレクタが第2の電流源に接続され、ベースが第
2の電圧源に接続されている第2のトランジスタと、上
記第1および第2のトランジスタのエミッタ間に接続さ
れている第1の抵抗素子とからなる入力部と、上記第1
のトランジスタのコレクタと接続ノードとの間に、当該
コレクタから上記接続ノードに向かって順方向となるよ
うに直列に接続されている第1および第2のダイオード
と、上記第2のトランジスタのコレクタと上記接続ノー
ドとの間に、当該コレクタから上記接続ノードに向かっ
て順方向となるように直列に接続されている第3および
第4のダイオードと、上記接続ノードと基準電位との間
に接続されている第2の抵抗素子とからなる変換部と、
コレクタが電源に接続され、ベースが上記第1のダイオ
ードと第2のダイオードとの接続点に接続され、エミッ
タが第3の電流源に接続されている第3のトランジスタ
と、コレクタが第4の電流源に接続され、ベースが上記
第3のダイオードと第4のダイオードとの接続点に接続
され、エミッタが上記第3のトランジスタのエミッタと
共通に上記第3の電流源に接続されている第4のトラン
ジスタとからなる出力部とを有する。
【0015】また、本発明では、好適には上記第4の電
流源は上記第3の電流源の半分の電流を供給する。
【0016】さらに、本発明では、コレクタが第1の電
流源に接続され、ベースが第1の電圧源に接続されてい
る第1のトランジスタと、コレクタが第2の電流源に接
続されている第2のトランジスタと、上記第1および第
2のトランジスタのエミッタ間に接続されている第1の
抵抗素子とからなる入力部と、上記第1のトランジスタ
のコレクタと接続ノードとの間に、当該コレクタから上
記接続ノードに向かって順方向となるように直列に接続
されている第1および第2のダイオードと、上記第2の
トランジスタのコレクタと上記接続ノードとの間に、当
該コレクタから上記接続ノードに向かって順方向となる
ように直列に接続されている第3および第4のダイオー
ドと、上記接続ノードと基準電位との間に接続されてい
る第2の抵抗素子とからなる変換部と、コレクタが電源
に接続され、ベースが上記第1のダイオードと第2のダ
イオードとの接続点に接続され、エミッタが第3の電流
源に接続されている第3のトランジスタと、コレクタが
第4の電流源および上記入力部の第2のトランジスタの
ベースに接続され、ベースが上記第3のダイオードと第
4のダイオードとの接続点に接続され、エミッタが上記
第3のトランジスタのエミッタと共通に上記第3の電流
源に接続されている第4のトランジスタと、上記第4の
トランジスタのコレクタと基準電位間に接続されている
容量素子とからなる出力部とを有する。
【0017】本発明によれば、増幅回路の入力部に第1
の電圧源により供給された信号電圧が入力され、これに
応じて、例えば差動電流信号が発生され、変換部に入力
される。変換部を構成するダイオードにより、電流/電
圧変換が行われ、変換された電圧信号が出力部により増
幅され、出力される。
【0018】変換部において、接続ノードと基準電位と
の間に接続された第2の抵抗素子の抵抗値およびそれに
流れる電流値により、回路のバイアスが決定されるの
で、回路の相互コンダクタンスgm に影響を与えること
なくバイアスを調整でき、入力および出力のダイナミッ
クレンジを広げることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る増幅回路の一の実施形態を示す回路
図である。図1に示すように、本例の増幅回路は電圧源
1 ,V2 、電流源I1 ,I2 ,…,I8 、npn型ト
ランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ,QD1,QD2
D3,QD4、抵抗素子R1 ,R2 により構成されてい
る。なお、電圧源V1 およびV2 の電圧値はともにv0
であり、電流源I1 〜I6の電流値はi1 、電流源I7
の電流値はi2 、電流源I8 の電流値は2i2 であり、
抵抗素子R1 の抵抗値はrE 、抵抗素子R2 の抵抗値は
2 である。また、図示のように、本例の増幅回路は入
力部10、電流/電圧変換部20および出力部30がカ
スケード接続されて構成されている。
【0020】入力部10はトランジスタQ1 ,Q2 、電
流源I1 ,I2 ,I3 ,I4 および抵抗素子R1 により
構成されている。トランジスタQ1 ,Q2 のエミッタが
抵抗素子R1 を介して互いに接続されている。トランジ
スタQ1 のベースに直列に接続されている信号源VIN
よび電圧源V 1 により、電圧(vin+v0 )が供給され
る。ここで、vinは信号電圧を示している。トランジス
タQ2 のベースに電圧源V2 により電圧v0 が供給され
る。
【0021】トランジスタQ1 のコレクタが電流源I1
に接続され、またエミッタと接地線2との間に電流源I
2 が接続されている。同様に、トランジスタQ2 コレク
タが電流源I3 に接続され、エミッタと接地線2との間
に電流源I4 が接続されている。
【0022】電流/電圧変換部20はダイオード接続さ
れたトランジスタQD1,QD2,QD3,QD4および抵抗素
子R2 により構成されている。図1に示すように、トラ
ンジスタQD1のベースとコレクタとの接続点がトランジ
スタQ1 のコレクタに接続され、エミッタがトランジス
タQD2のベースとコレクタとの接続点に接続され、さら
にトランジスタQ4 のベースに接続されている。トラン
ジスタQD2のベースとコレクタとの接続点が接続ノード
ND1 に接続されている。
【0023】トランジスタQD3のベースとコレクタとの
接続点がトランジスタQ2 のコレクタに接続され、エミ
ッタがトランジスタQD4のベースとコレクタとの接続点
に接続され、さらにトランジスタQ3 のベースに接続さ
れている。トランジスタQD4のエミッタがトランジスタ
D2のエミッタと共通にノードND1 に接続されてい
る。ノードND1 が抵抗素子R2 を介して接地線2に接
続されている。また、トランジスタQD1のベースとコレ
クタとの接続点が電流源I5 に接続され、電流源I5
より電流i1 が供給される。同様に、トランジスタQD3
のベースとコレクタとの接続点が電流源I6 に接続さ
れ、電流源I6 により電流i1 が供給される。
【0024】出力部30はトランジスタQ3 ,Q4 、電
流源I7 ,I8 により構成されている。トランジスタQ
3 のコレクタが電源電圧VCCの供給線1に接続され、ベ
ースがトランジスタQD3のベースとコレクタとの接続点
に接続され、トランジスタQ4のコレクタが電流源I7
に接続され、ベースがトランジスタQD1のベースとコレ
クタとの接続点に接続されている。トランジスタQ3
4 のエミッタが共通に接続され、その接続点と接地線
2との間に、電流源I8 が接続され、接地線2に向かっ
て電流2i2 が流れる。トランジスタQ4 のコレクタが
出力端子TOUT に接続されている。
【0025】以下、図1に示す増幅回路の動作について
説明する。信号源VINによりトランジスタQ1 のベース
に信号電圧vinが供給され、これに応じて、トランジス
タQ1 ,Q2 の両エミッタ間に接続されている抵抗素子
1 に次式に示す差電流Δi1 が発生する。
【数2】 Δi1 =vin/rE …(2)
【0026】トランジスタQ1 ,Q2 のコレクタに電流
源I1 とI3 により、電流i1 が供給されるので、図1
に示すように、抵抗素子R1 に生じた差電流Δi1 それ
ぞれ電流/電圧変換部20を構成しているトランジスタ
D1,QD3のベースコレクタとの接続点側に現れる。こ
のため、トランジスタQD2,QD4において、差電流Δi
1 に応じた電圧降下が生じる。この電圧降下がそれぞれ
トランジスタQ3 ,Q 4 のベースに入力され、トランジ
スタQ3 ,Q4 により増幅される。これにより、トラン
ジスタQ4 のコレクタ側に差電流Δi1 に比例した電流
Δi2 が発生し、出力端子TOUT から出力される。
【0027】図1に示す回路例においては、回路の相互
コンダクタンスgm は次式により表記できる。
【数3】 gm = i2 /(rE ・i1 ) …(3) 即ち、本回路の相互コンダクタンスgm は図4に示す回
路の式(1)に表記した相互コンダクタンスgm と同様
である。
【0028】しかし、本実施形態においては電流/電圧
変換部20を構成しているトランジスタQD2,QD4の直
流バイアスは抵抗素子R2 に生じた電圧降下およびトラ
ンジスタQD2またはQD4のベース/コレクタ電圧Vbe
より決定される。 抵抗素子R2 に電流2i1 が流れるの
で、直流バイアスは(2i1 ・r2 +V be)で決まる。
【0029】ここで、トランジスタQD2,QD4の直流バ
イアスを決める要素である抵抗素子R2 の抵抗値r2
増幅回路の相互コンダクタンスgm を示す式(3)に含
まれていないため、相互コンダクタンスgm に影響を与
えることなく、増幅回路の直流バイアスを任意に設定す
ることができる。
【0030】ここで、この増幅回路の入力および出力ダ
イナミックレンジについて考察する。この場合、図1の
電流源I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,I7 ,I8 はベースに
所定の電圧が印加され、エミッタに抵抗素子が接続され
ているトランジスタにより構成されたものを想定して考
察する。差動増幅回路を構成しているトランジスタ
3 ,Q4 のベース電位を抵抗素子R2 の抵抗値r2
よびそれに流れる電流値2i1 により任意に設定でき、
増幅回路の入力部10を構成しているトランジスタ
1 ,Q2 のベース電位も次段を考慮せずに、ほぼ(G
ND+Vbe+VCES )から(VCC−VCES )までの間に
任意に設定できるため、増幅回路の入力ダイナミックレ
ンジを広くとることが可能となる。ここで、VCES は入
力部10を構成する電流源I1 および電流源I2 の飽和
時の電圧降下を示す。
【0031】また、出力部30においては、出力端子T
OUT に負荷抵抗を接続した場合を想定して考察する。ト
ランジスタQ3 ,Q4 のベース電位は(GND+2i1
・r2 +Vbe)から(VCC−Vbe−VCES )までの間に
任意に設定できるため、増幅回路の出力ダイナミックレ
ンジも広くとることが可能である。ただし、トランジス
タQ3 ,Q4 のベース電位は電流源が飽和しないように
考慮して設定することが必要であるので、ベース電位は
(GND+Vbe+VCES )から(VCC−Vbe−VCES
までの間で設定する必要がある。なお、ここで、VCES
は出力部30を構成する電流源I8 の飽和時電圧降下お
よび入力部10を構成する電流源I1 ,I2 の飽和時電
圧降下を示す。よって、本例においては、(2i1 ・r
2 >VCES )とする必要がある。
【0032】さらに、出力部30を構成するトランジス
タQ4 の飽和時電圧をVcesat4とすると、図1に示す回
路の出力ダイナミックレンジは(GND+VCES +V
cesat4)から(VCC−VCES )までの間に設定できる。
【0033】上述したように、トランジスタQ1 ,Q2
およびQ3 ,Q4 の直流バイアスを増幅回路の相互コン
ダクタンスgm を変えずに設定できるため、増幅回路の
入力ダイナミックレンジのみではなく、出力ダイナミッ
クレンジも広くとることができる。本例においては、入
力ダイナミックレンジは(GND+Vbe+VCES )から
(VCC−VCES )までの間に任意に設定でき、出力ダイ
ナミックレンジは(GND+VCES +Vcesat4)から
(VCC−VCES )までの間に任意に設定できる。
【0034】本例においては、低電圧、例えば3Vの電
源電圧VCCで動作できる増幅回路が構成できる。また、
図1に示す増幅回路が複数段が直列に接続され、前段の
出力信号が入力信号として後段に供給することがによ
り、さらに利得が大きく得られる増幅回路を構成でき
る。
【0035】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入力信号電圧vinに応じてトランジスタQ1 ,Q2
のエミッタ間に接続されている抵抗素子R1 に差電流Δ
1 を発生し、これを電流/電圧変換部20を構成して
いるトランジスタQD1,QD3のベースとコレクタとの接
続点に入力し、入力信号電圧vinに応じた電圧信号を発
生し、出力部30を構成しているトランジスタQ3 ,Q
4 のベースにそれぞれ入力し、出力部30で増幅して出
力するので、低電圧で動作でき、かつ回路の相互コンダ
クタンスgm に影響を与えずに、直流バイアスを任意に
設定でき、回路の入力および出力ダイナミックレンジを
広げることができる。
【0036】第2実施形態 図2は本発明に係るフィルタ回路の一実施形態を示す回
路図である。図2に示すように、本例の増幅回路は電圧
源V1 ,VR 、電流源I1 ’,I2’、npn型トラン
ジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ,QD1,QD2,QD3,Q
D4,QI1,QI2,QI3、抵抗素子R1 ,R2 ,RI1,R
I2,RI3,RI4、pnp型トランジスタP1 、キャパシ
タC1 により構成されている。なお、電圧源V1 の電圧
値はv0 であり、電流源I1 ’,I2 ’の電流値は2i
1 、抵抗素子R1 の抵抗値はrE 、抵抗素子R2 の抵抗
値はr2 である。
【0037】図2に示すように、本第2の実施形態の回
路例は図1に示す第1の実施形態の回路例とほぼ同様で
あり、以下、図2を参照しながら、本例と第1の実施形
態の異なる点を中心に説明する。なお、図2において
は、図1と同様な構成部分を同様な符号で表記する。
【0038】第1の実施形態と同様に、トランジスタQ
1 ,Q2 、電流源I1 ’,I2 ’、電流源を構成するQ
I1,QI2と抵抗素子RI1,RI2および抵抗素子R1 によ
り入力部10aが構成されているが、本例においては電
流源I1 ’により、トランジスタQ1 のコレクタおよび
トランジスタQD1のコレクタとベースとの接続点に電流
2i1 が供給され、電流源I2 ’により、トランジスタ
2 のコレクタおよびトランジスタQD2のコレクタとベ
ースとの接続点に電流2i1 が供給される。また、図1
に示す回路を同様に、トランジスタQ1 ,Q2 のエミッ
タ間に抵抗素子R1 が接続されている。トランジスタQ
1 のエミッタがトランジスタQI1のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ2 のエミッタがトランジスタQI2
コレクタに接続されている。トランジスタQI1のエミッ
タが抵抗素子RI1を介して接地線2に接続され、トラン
ジスタQI2のエミッタが抵抗素子RI2を介して接地線2
に接続されている。また、トランジスタQI1とQI2のベ
ースが電圧源VR に接続されている。
【0039】トランジスタQD1,QD2,QD3,QD4およ
び抵抗素子R2 により、電流/電圧変換部20aが構成
されている。トランジスタQD1,QD2,QD3,QD4はと
もにダイオード接続され、トランジスタQD2,QD4のエ
ミッタはノードND1 に共通に接続され、ノードND1
は抵抗素子R2 を介して接地線2に接続されている。ま
た、トランジスタQD2のベースとコレクタとの接続点が
トランジスタQ4 のベースに接続され、トランジスタQ
D4のベースとコレクタとの接続点がトランジスタQ3
ベースに接続されている。
【0040】トランジスタQ3 ,Q4 、電流源を構成す
るトランジスタP1 、抵抗素子RI4、トランジスタ
I3、抵抗素子RI3により出力部30aが構成されてい
る。トランジスタQ3 ,Q4 のエミッタが共通にトラン
ジスタQI3のコレクタに接続され、トランジスタQI3
エミッタが抵抗素子RI3を介して接地線2に接続され、
ベースが電圧源VR に接続されている。さらに、トラン
ジスタQ4 のコレクタがトランジスタP1 のコレクタに
接続され、トランジスタP1 のエミッタが抵抗素子RI4
を介して電源電圧VCCの供給線1に接続され、ベースに
制御電圧vC が印加されている。トランジスタQ4 のコ
レクタが出力端子TOUT に接続され、さらに出力端子T
OUT が入力部10を構成しているトランジスタQ2 のベ
ースに接続され、帰還ループが形成されている。
【0041】トランジスタQI1,QI2および抵抗素子R
I1,RI2により電流源が構成されている。トランジスタ
1 のベースに信号電圧vinが入力されていないとき、
抵抗素子RI1,RI2の抵抗値および電圧源VR の電圧値
により、トランジスタQI1,QI2のコレクタに電流i1
が発生される。また、このとき、電流/電圧変換部20
aを構成するトランジスタQD1,QD3に電流i1 がそれ
ぞれ供給される。トランジスタQ1 のベースに信号電圧
inが入力されたとき、トランジスタQ 1 ,Q2 のエミ
ッタ間に接続されている抵抗素子R1 に差電流Δi1
発生される。
【0042】差電流Δi1 に応じた電流変化が電流/電
圧変換部20aに供給され、それにより、電圧に変換さ
れ、出力部30aを構成するトランジスタQ3 ,Q4
ベースに供給される。
【0043】抵抗素子RI3の抵抗値および電圧源VR
電圧値によりトランジスタQI3のコレクタ電流が2i2
に設定されている。また、抵抗素子RI4およびトランジ
スタP1 のベースに印加されている制御電圧vC の電圧
値により、トランジスタP1のコレクタに電流i2 が発
生され、トランジスタQ4 のコレクタに供給される。
【0044】トランジスタQ3 ,Q4 のベースに供給さ
れた電圧差が増幅され、トランジスタQ4 のコレクタ、
即ち、増幅回路の出力端子TOUT に信号電圧vout が出
力される。また、出力電圧vout が差動増幅回路を構成
するトランジスタQ2 のベースに帰還され、キャパシタ
1 とともに、例えばフィルタ回路が形成される。
【0045】なお、本実施形態におけるフィルタ回路の
入力および出力ダイナミックレンジは図1に示す増幅回
路と同様であり、電流/電圧変換部20aの抵抗素子R
2 の抵抗値および電流源I1 ’,I2 ’の電流値を調整
することにより、増幅回路の相互コンダクタンスgm
影響を与えることなく、回路の直流バイアスを任意に設
定でき、入力および出力ダイナミックレンジを広げるこ
とができる。以下、図3を参照しながら、図2に示すフ
ィルタ回路の入力および出力ダイナミックレンジについ
て説明する。
【0046】図3は図2に示すフィルタ回路の波形図で
ある。図3(a)は入力信号の波形図であり、図3
(b)は出力信号の波形図である。図3(a)に示すよ
うに、信号電圧vinがフィルタ回路に入力されていない
とき、電圧源V1 により、トランジスタQ1 のベース電
位VIN0 が、例えば、1.8Vにバイアスされる。
【0047】入力部10aにおいて、トランジスタQ1
のベース/エミッタ電圧はVbe1 、抵抗素子RI1に生じ
た電圧降下はVr1、トランジスタQI1の飽和電圧はV
cesat1とすると、入力信号の下限レベルVINL は次式に
より表される。
【0048】
【数4】 VINL >Vr1+Vcesat1+Vbe1 …(4) トランジスタQ1 のベース/エミッタ電圧Vbe1 が0.
7V、抵抗素子RI1に生じた電圧降下Vr1が0.2V、
トランジスタQI1の飽和電圧Vcesat1が0.2Vの場
合、式(4)により、入力信号の下限レベルVINL
1.1Vである。
【0049】入力信号の上限レベルVINH は電流源
1 ’を飽和しないように考慮する必要があるので、次
式により表される。
【数5】 VINH <VCC−VCESI1 …(5) ここで、VCESI1 は電流源I1 ’の飽和時電圧である。
電源電圧VCCが、例えば、3Vの低電圧で、電流源
1 ’の飽和時電圧VCESI1 が、例えば0.4Vの場合
には、入力信号の上限レベルVINH は(VINH <2.6
V)を満たせばよい。
【0050】一方、出力部30aにおいては、トランジ
スタQ4 の飽和電圧はVcesat4、抵抗素子RI3に生じた
電圧降下はVr3、トランジスタQI3の飽和電圧はV
cesat3とすると、出力信号の下限レベルVOLは次式によ
り表される。
【0051】
【数6】 VOL>Vr3+Vcesat3+Vcesat4 …(6) トランジスタQ4 の飽和電圧はVcesat4が0.2V、抵
抗素子RI3に生じた電圧降下Vr3が0.2V、トランジ
スタQI3の飽和電圧Vcesat3が0.2Vの場合、式
(6)により、出力信号の下限レベルVOLは0.6Vで
ある。
【0052】トランジスタP1 の飽和電圧はVcesatP
抵抗素子RI4に生じた電圧降下はV r4とすると、出力信
号の上限レベルVOHは次式により表される。
【数7】 VOH<VCC−Vr4−VcesatP …(7) トランジスタP1 の飽和電圧VcesatPが0.2V、抵抗
素子RI4に生じた電圧降下Vr4が0.2Vの場合、式
(7)により、出力信号の上限レベルVOHは2.6Vで
ある。
【0053】このように、図2のフィルタ回路の入力お
よび出力ダイナミックレンジは十分な状態に保持され
る。
【0054】電流/電圧変換部20aにおいて、入力部
10aおよび出力部30a両方のバイアスが最適になる
ように抵抗素子R2 の抵抗値r2 を設定できる。
【0055】さらに、図2に示すフィルタ回路が複数
段、例えば8段を直列に接続し、前段の出力信号を後段
の入力信号として後段の入力端子に入力させることによ
り、低電圧、例えば、3Vの電源電圧VCCで動作するビ
デオ増幅回路を構成できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の増幅回路
およびフィルタ回路によれば、回路の相互コンダクタン
スgm に影響を与えずに、回路の入力および出力ダイナ
ミックレンジを広げることができ、かつ低電圧で動作可
能という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増幅回路の一の実施形態を示す回
路図である。
【図2】本発明に係るフィルタ回路の一の実施形態を示
す回路図である。
【図3】図2に示すフィルタ回路の波形図である。
【図4】従来の増幅回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ,V2 ,VR …電圧源、I1 ,I2 ,…,I8 ,I
1 ’,I2 ’…電流源、Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4
D1,QD2,QD3,QD4,QI1,QI2,QI3…npn型
トランジスタ、R1 ,R2 ,RI1,RI2,RI3,RI4
抵抗素子、P1 …pnp型トランジスタ、C1 …キャパ
シタ、VCC…電源電圧、GND…接地電位、1…電源電
圧VCCの供給線、2…接地線、10,10a…入力部、
20,20a…電流/電圧変換部、30,30a…出力
部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタが第1の電流源に接続され、ベ
    ースが第1の電圧源に接続されている第1のトランジス
    タと、コレクタが第2の電流源に接続され、ベースが第
    2の電圧源に接続されている第2のトランジスタと、上
    記第1および第2のトランジスタのエミッタ間に接続さ
    れている第1の抵抗素子とからなる入力部と、 上記第1のトランジスタのコレクタと接続ノードとの間
    に、当該コレクタから上記接続ノードに向かって順方向
    となるように直列に接続されている第1および第2のダ
    イオードと、上記第2のトランジスタのコレクタと上記
    接続ノードとの間に、当該コレクタから上記接続ノード
    に向かって順方向となるように直列に接続されている第
    3および第4のダイオードと、上記接続ノードと基準電
    位との間に接続されている第2の抵抗素子とからなる変
    換部と、 コレクタが電源に接続され、ベースが上記第1のダイオ
    ードと第2のダイオードとの接続点に接続され、エミッ
    タが第3の電流源に接続されている第3のトランジスタ
    と、コレクタが第4の電流源に接続され、ベースが上記
    第3のダイオードと第4のダイオードとの接続点に接続
    され、エミッタが上記第3のトランジスタのエミッタと
    共通に上記第3の電流源に接続されている第4のトラン
    ジスタとからなる出力部とを有する増幅回路。
  2. 【請求項2】 上記第4の電流源は上記第3の電流源の
    半分の電流を供給する請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】 コレクタが第1の電流源に接続され、ベ
    ースが第1の電圧源に接続されている第1のトランジス
    タと、コレクタが第2の電流源に接続されている第2の
    トランジスタと、上記第1および第2のトランジスタの
    エミッタ間に接続されている第1の抵抗素子とからなる
    入力部と、 上記第1のトランジスタのコレクタと接続ノードとの間
    に、当該コレクタから上記接続ノードに向かって順方向
    となるように直列に接続されている第1および第2のダ
    イオードと、上記第2のトランジスタのコレクタと上記
    接続ノードとの間に、当該コレクタから上記接続ノード
    に向かって順方向となるように直列に接続されている第
    3および第4のダイオードと、上記接続ノードと基準電
    位との間に接続されている第2の抵抗素子とからなる変
    換部と、 コレクタが電源に接続され、ベースが上記第1のダイオ
    ードと第2のダイオードとの接続点に接続され、エミッ
    タが第3の電流源に接続されている第3のトランジスタ
    と、コレクタが第4の電流源および上記入力部の第2の
    トランジスタのベースに接続され、ベースが上記第3の
    ダイオードと第4のダイオードとの接続点に接続され、
    エミッタが上記第3のトランジスタのエミッタと共通に
    上記第3の電流源に接続されている第4のトランジスタ
    と、上記第4のトランジスタのコレクタと基準電位間に
    接続されている容量素子とからなる出力部とを有するフ
    ィルタ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019071527A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 ザインエレクトロニクス株式会社 増幅回路

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