JPH10190376A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JPH10190376A
JPH10190376A JP35035796A JP35035796A JPH10190376A JP H10190376 A JPH10190376 A JP H10190376A JP 35035796 A JP35035796 A JP 35035796A JP 35035796 A JP35035796 A JP 35035796A JP H10190376 A JPH10190376 A JP H10190376A
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transistor
current
base
current source
emitter
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JP35035796A
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Inventor
Hitoshi Motonakano
均 本中野
Hideki Hirose
秀喜 廣瀬
Junichi Nakamura
順一 中村
Takeshi Yuwaki
武志 湯脇
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧かつ低電流で動作でき、回路の入力お
よび出力のダイナミックレンジを容易に広げることがで
きる増幅回路を提供する。 【解決手段】 入力部60および出力部80は、いわゆ
るダイオードバートン回路である。増幅回路50では、
信号源VINの変化は、トランジスタQ10,Q11のベース
およびエミッタを介して、トランジスタQ2 ,Q3 のベ
ースに現れ、それに応じて出力電流Iout が変化する。
電流源I12,I13からの電流の大部分は、電流源I11
流入し、抵抗R1に流れる電流量は少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオ信
号等を増幅する増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来一般的に使われているビデオ
信号増幅回路の構成を示す回路図である。図3に示す増
幅回路においては、例えば、信号源VINから信号電圧v
inが入力されていないとき、トランジスタQ1 およびト
ランジスタQ6 のベースが電圧源V1 ,V2 により電圧
0 にバイアスされる。また、ダイオード接続されたト
ランジスタQ2 ,Q5 が同様の特性を持つように形成さ
れた場合には、抵抗素子R1 ,R2 には同じ電流i1
発生される。
【0003】トランジスタQ1 のベースに信号源VIN
より信号電圧vinが入力されたとき、信号電圧vinに応
じた変化電流Δi1 が抵抗素子R1 からダイオード接続
されたトランジスタQ2 に流れる。また、図3に示すよ
うに、これとは逆の方向で、抵抗素子R2 およびダイオ
ード接続されたトランジスタQ5 に同じ変化電流Δi1
が流れる。これらの変化電流がダイオード接続されたト
ランジスタQ2 およびQ5 により差動電圧に変換され、
トランジスタQ3 ,Q4 のベースに入力される。
【0004】トランジスタQ3 ,Q4 で構成された差動
増幅回路により、トランジスタQ3,Q4 のベースに入
力された差動電圧が増幅され、出力端子TOUT に出力さ
れる。
【0005】また、上述した増幅回路の相互コンダクタ
ンスgm は次式により与えられる。
【数1】 gm = i2 /(rE ・i1 ) …(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の増幅回路では入力ダイナミックレンジを広くとるこ
とができないという問題がある。図3に示す回路におい
ては、入力のダイナミックレンジを広くするには、抵抗
素子R1 の抵抗値rE または電流源I1 の電流値i1
大きく設定することが必要である。しかし、これらの値
を大きく設定することにより、抵抗素子R1 における電
圧降下が大きくなり、低電圧で動作する回路ではダイナ
ミックレンジを広くとることが困難である。
【0007】また、出力ダイナミックレンジおよび入力
バイアスは抵抗素子R1 の抵抗値rE 、電流源I1 の電
流値i1 に各々関連し、相互コンダクタンスgm を変え
ずに、バイアス状態を任意に変更することは難しく、ダ
イナミックレンジを広げるための設計変更が回路の相互
コンダクタンスgm およびバイアス状態の変化を招く。
即ち、従来の増幅回路では入力ダイナミックレンジを広
げることが困難であり、その結果、出力ダイナミックレ
ンジの増加もほぼ不可能である。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、低電圧かつ低電流で動作でき、
かつ回路の相互コンダクタンスgm を変化させずに、バ
イアスを任意に設定できることはもとより、回路の入力
および出力ダイナミックレンジを容易に広げることがで
きる増幅回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の増幅回路は、ベースが入力電圧源に接続さ
れ、コレクタが第1の電圧源に接続された第1のトラン
ジスタと、ベースおよびコレクタが第1の電流源に接続
された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタ
のエミッタと前記第2のトランジスタのエミッタとが接
続された第2の電流源とを備えた入力部と、ベースが第
1の抵抗素子を介して前記第2のトランジスタのベース
と接続されコレクタが前記第1の電圧源に接続されエミ
ッタが第3の電流源に接続された第3のトランジスタ
と、ベースおよびコレクタが前記第3のトランジスタの
ベースと接続されエミッタが第4の電流源に接続された
第4のトランジスタと、前記第5のトランジスタのベー
スと接続された第2の抵抗素子と、エミッタが前記第3
のトランジスタのエミッタと接続されコレクタが第5の
電流源に接続されベースが前記第2の抵抗素子と接続さ
れた第5のトランジスタと、ベースおよびコレクタが前
記第5のトランジスタのベースに接続されエミッタが前
記第4のトランジスタのエミッタに接続された第6のト
ランジスタとを備えた増幅部と、ベースが第2の電圧源
に接続されコレクタが第1の電圧源に接続された第7の
トランジスタと、ベースおよびコレクタが前記第2の抵
抗素子を介して前記第5のトランジスタのベースに接続
されると共に第6の電流源に接続された第8のトランジ
スタと、前記第7のトランジスタのエミッタおよび前記
第8のトランジスタのエミッタに接続された第7の電流
源とを備えた基準電流発生部とを有する。
【0010】本発明の増幅回路では、第1の電流源から
の電流の大部分が第2のトランジスタのコレクタおよび
エミッタを通って第2の電流源に流入され、第1の抵抗
素子に流入する電流量を低減しても、第1のトランジス
タのベースに印加された入力電圧に応じて所定の電圧を
第3のトランジスタおよび第4のトランジスタのベース
に印加できる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る増幅回路の一の実施形態を示す回路
図である。図1に示すように、本例の増幅回路は電圧源
1 ,V2 、電流源I1 ,I2 ,…,I8 、npn型ト
ランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ,QD1,QD2
D3,QD4、抵抗素子R1 ,R2 により構成されてい
る。なお、電圧源V1 およびV2 の電圧値はともにv0
であり、電流源I1 〜I4の電流値はi1 、電流源
5 ,I6 の電流値はi3 電流源I7 の電流値はi2
電流源I8 の電流値は2i2 であり、抵抗素子R1 の抵
抗値はrE 、抵抗素子R2 の抵抗値はr2 である。ま
た、図示のように、本例の増幅回路は入力部10、電流
/電圧変換部20および出力部30がカスケード接続さ
れて構成されている。
【0012】入力部10はトランジスタQ1 ,Q2 、電
流源I1 ,I2 ,I3 ,I4 および抵抗素子R1 により
構成されている。トランジスタQ1 ,Q2 のエミッタが
抵抗素子R1 を介して互いに接続されている。トランジ
スタQ1 のベースに直列に接続されている信号源VIN
よび電圧源V1 により、電圧(vin+v0 )が供給され
る。ここで、vinは信号電圧を示している。トランジス
タQ2 のベースに電圧源V2 により電圧v0 が供給され
る。
【0013】トランジスタQ1 のコレクタが電流源I1
に接続され、またエミッタと接地線2との間に電流源I
2 が接続されている。同様に、トランジスタQ2 コレク
タが電流源I3 に接続され、エミッタと接地線2との間
に電流源I4 が接続されている。
【0014】電流/電圧変換部20はダイオード接続さ
れたトランジスタQD1,QD2,QD3,QD4および抵抗素子
2 により構成されている。図1に示すように、トラン
ジスタQD1のベースとコレクタとの接続点がトランジス
タQ1 のコレクタに接続され、エミッタがトランジスタ
D2のベースとコレクタとの接続点に接続され、さらに
トランジスタQ4 のベースに接続されている。トランジ
スタQD2のベースとコレクタとの接続点が接続ノードN
1 に接続されている。
【0015】トランジスタQD3のベースとコレクタとの
接続点がトランジスタQ2 のコレクタに接続され、エミ
ッタがトランジスタQD4のベースとコレクタとの接続点
に接続され、さらにトランジスタQ3 のベースに接続さ
れている。トランジスタQD4のエミッタがトランジスタ
D2のエミッタと共通にノードND1 に接続されてい
る。ノードND1 が抵抗素子R2 を介して接地線2に接
続されている。また、トランジスタQD1のベースとコレ
クタとの接続点が電流源I5 に接続され、電流源I5
より電流i3 が供給される。同様に、トランジスタQD3
のベースとコレクタとの接続点が電流源I6 に接続さ
れ、電流源I6 により電流i3 が供給される。
【0016】出力部30はトランジスタQ3 ,Q4 、電
流源I7 ,I8 により構成されている。トランジスタQ
3 のコレクタが電源電圧VCCの供給線1に接続され、ベ
ースがトランジスタQD3のベースとコレクタとの接続点
に接続され、トランジスタQ4のコレクタが電流源I7
に接続され、ベースがトランジスタQD1のベースとコレ
クタとの接続点に接続されている。トランジスタQ3
4 のエミッタが共通に接続され、その接続点と接地線
2との間に、電流源I8 が接続され、接地線2に向かっ
て電流2i2 が流れる。トランジスタQ4 のコレクタが
出力端子TOUT に接続されている。
【0017】以下、図1に示す増幅回路の動作について
説明する。信号源VINによりトランジスタQ1 のベース
に信号電圧vinが供給され、これに応じて、トランジス
タQ1 ,Q2 の両エミッタ間に接続されている抵抗素子
1 に次式に示す差電流Δi1 が発生する。
【数2】 Δi1 =vin/rE …(2)
【0018】トランジスタQ1 ,Q2 のコレクタに電流
源I1 とI3 により、電流i1 が供給されるので、図1
に示すように、抵抗素子R1 に生じた差電流Δi1 それ
ぞれ電流/電圧変換部20を構成しているトランジスタ
D1,QD3のベースコレクタとの接続点側に現れる。こ
のため、トランジスタQD2,QD4において、差電流Δi
1 に応じた電圧降下が生じる。この電圧降下がそれぞれ
トランジスタQ3 ,Q4 のベースに入力され、トランジ
スタQ3 ,Q4 により増幅される。これにより、トラン
ジスタQ4 のコレクタ側に差電流Δi1 に比例した電流
Δi2 が発生し、出力端子TOUT から出力される。
【0019】図1に示す回路例においては、回路の相互
コンダクタンスgm は次式により表記できる。
【数3】 gm = i2 /(rE ・i1 ) …(3) 即ち、本回路の相互コンダクタンスgm は図2に示す回
路の式(1)に表記した相互コンダクタンスgm と同様
である。
【0020】しかし、本実施形態においては電流/電圧
変換部20を構成しているトランジスタQD2,QD4の直
流バイアスは抵抗素子R2 に生じた電圧降下およびトラ
ンジスタQD2またはQD4のベース/コレクタ電圧Vbe
より決定される。 抵抗素子R2 に電流2i3 が流れるの
で、直流バイアスは(2i3 ・r2 +Vbe)で決まる。
【0021】ここで、トランジスタQD2,QD4の直流バ
イアスを決める要素である抵抗素子R2 の抵抗値r2
増幅回路の相互コンダクタンスgm を示す式(3)に含
まれていないため、相互コンダクタンスgm に影響を与
えることなく、増幅回路の直流バイアスを任意に設定す
ることができる。
【0022】ここで、この増幅回路の入力および出力ダ
イナミックレンジについて考察する。この場合、図1の
電流源I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,I7 ,I8 はベースに
所定の電圧が印加され、エミッタに抵抗素子が接続され
ているトランジスタにより構成されたものを想定して考
察する。差動増幅回路を構成しているトランジスタ
3 ,Q4 のベース電位を抵抗素子R2 の抵抗値r2
よびそれに流れる電流値2i3 により任意に設定でき、
増幅回路の入力部10を構成しているトランジスタ
1 ,Q2 のベース電位も次段を考慮せずに、ほぼ(G
ND+Vbe+VCES )から(VCC−VCES )までの間に
任意に設定できるため、増幅回路の入力ダイナミックレ
ンジを広くとることが可能となる。ここで、VCES は入
力部10を構成する電流源I1 および電流源I2 の飽和
時の電圧降下を示す。
【0023】また、出力部30においては、出力端子T
OUT に負荷抵抗を接続した場合を想定して考察する。ト
ランジスタQ3 ,Q4 のベース電位は(GND+2i3
・r2 +Vbe)から(VCC−Vbe−VCES )までの間に
任意に設定できるため、増幅回路の出力ダイナミックレ
ンジも広くとることが可能である。ただし、トランジス
タQ3 ,Q4 のベース電位は電流源が飽和しないように
考慮して設定することが必要であるので、ベース電位は
(GND+Vbe+VCES )から(VCC−Vbe−VCES
までの間で設定する必要がある。なお、ここで、VCES
は出力部30を構成する電流源I8 の飽和時電圧降下お
よび入力部10を構成する電流源I1 ,I2 の飽和時電
圧降下を示す。よって、本例においては、(2i3 ・r
2 >VCES )とする必要がある。
【0024】さらに、出力部30を構成するトランジス
タQ4 の飽和時電圧をVcesat4とすると、図1に示す回
路の出力ダイナミックレンジは(GND+VCES +V
cesat4)から(VCC−VCES )までの間に設定できる。
【0025】上述したように、トランジスタQ1 ,Q2
およびQ3 ,Q4 の直流バイアスを増幅回路の相互コン
ダクタンスgm を変えずに設定できるため、増幅回路の
入力ダイナミックレンジのみではなく、出力ダイナミッ
クレンジも広くとることができる。本例においては、入
力ダイナミックレンジは(GND+Vbe+VCES )から
(VCC−VCES )までの間に任意に設定でき、出力ダイ
ナミックレンジは(GND+VCES +Vcesat4)から
(VCC−VCES )までの間に任意に設定できる。
【0026】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入力信号電圧vinに応じてトランジスタQ1 ,Q2
のエミッタ間に接続されている抵抗素子R1 に差電流Δ
1 を発生し、これを電流/電圧変換部20を構成して
いるトランジスタQD1,QD3のベースとコレクタとの接
続点に入力し、入力信号電圧vinに応じた電圧信号を発
生し、出力部30を構成しているトランジスタQ3 ,Q
4 のベースにそれぞれ入力し、出力部30で増幅して出
力するので、低電圧で動作でき、かつ回路の相互コンダ
クタンスgm に影響を与えずに、直流バイアスを任意に
設定でき、回路の入力および出力ダイナミックレンジを
広げることができる。
【0027】しかしながら、本実施形態では、入力ダイ
ナミックレンジをさらに広げようとすると、電流源I1
が飽和して発振する可能性がある。また、ダイナミック
レンジを広げるために、電流源I2 ,I4 の出力電流お
よび抵抗R1の抵抗値rE を大きくすると、電流源
1 ,I3 の出力電流が電流源I2 ,I4 の出力電流よ
り大きくなり、電流が全体的に増大してしまうという問
題がある。例えば電流源I3 の出力電流は、略差電流Δ
1 の分だけ電流源I4 の出力電流より大きくなる。
【0028】第2実施形態 図2は本発明に係る増幅回路の一実施形態を示す回路図
である。図2に示すように、本実施形態の増幅回路50
は、ダイオードバートン60、増幅部70およびダイオ
ードバートン80で構成される。ダイオードバートン6
0は、信号源VIN、電圧源V10、トランジスタQ10,Q
11、電流源I11,I12,I13により構成されている。ダ
イオードバートン60では、トランジスタQ10のベース
と接地線2との間に、信号源VINと電圧v10の電圧源V
10が直列に接続されている。トランジスタQ10は、コレ
クタが電源電圧線1に接続され、エミッタが電流源I11
を介して接地線2に接続されている。トランジスタQ11
は、コレクタがベースに接続されていると共に並列的に
接続された電流源I12,I13を介して電源電圧線1に接
続され、エミッタが電流源I11を介して接地線2に接続
されている。電源電圧線1は、例えば5Vの電源電圧V
ccを供給する。ここで、例えば、電流源I12の出力電流
12はトランジスタQ11のコレクタおよびエミッタへの
流入分であり、電流源I13の出力電流i13は抵抗R1へ
の流入分である。
【0029】増幅部70は、トランジスタQ2 ,Q3
4 ,Q5 、電流源I1 ,I2 ,I3 および抵抗値rE
の抵抗R1,R2により構成されている。増幅部70で
は、トランジスタQ3 は、コレクタが電源電圧線1に接
続され、ベースがトランジスタQ2のコレクタおよびベ
ースと接続されている。トランジスタQ2 ,Q3 のベー
スは、抵抗R1を介して、トランジスタQ11のベースに
接続してある。トランジスタQ2 のエミッタは、トラン
ジスタQ5 のエミッタに接続されると共に、電流源I1
を介して接地線に接続されている。トランジスタQ3
エミッタとトランジスタQ4 のエミッタは電流源I2
介して接地されている。トランジスタQ4 のベースは、
トランジスタQ5 のコレクタおよびベースと接続されて
いる。トランジスタQ4 のコレクタは、電流源I3 を介
して電源電圧線1に接続されている。トランジスタ
5 ,Q4 のベースは、抵抗R2を介してトランジスタ
5 のベースに接続されている。電流源I3 の出力電流
はi2 であり、電流源I2 の出力電流は2i2 である。
【0030】ダイオードバートン80は、電圧源V11
トランジスタQ12,Q13、電流源I14,I15,I16によ
り構成されている。ダイオードバートン80では、トラ
ンジスタQ13のベースと接地線との間に、電圧v10の電
圧源V11が直列に接続されている。トランジスタQ
13は、コレクタが電源電圧線1に接続され、エミッタが
電流源I14を介して接地線に接続されている。トランジ
スタQ12は、コレクタがベースに接続されていると共に
並列的に接続された電流源I15,I16を介して電源電圧
線1に接続され、エミッタが電流源I14を介して接地線
に接続されている。
【0031】ここで、例えば、電流源I16の出力電流i
16はトランジスタQ12のコレクタおよびエミッタへの流
入分であり、電流源I15の出力電流i15は抵抗R2への
流入分である。
【0032】増幅回路50では、信号源VINの電位が上
昇すると、それに応じてトランジスタQ10,Q11のエミ
ッタの電位が上昇し、電流i12がΔiだけ減少し、電流
13がΔiだけ増加する。また、電流i15もΔiだけ増
加する。トランジスタQ10,Q11のエミッタの電位が上
昇すると、トランジスタQ2 ,Q3 のベースの電位も上
昇し、トランジスタQ3 のエミッタ電流が増加する。こ
れによって、トランジスタQ4 のエミッタ電流が減少
し、出力電流Iout がΔiに比例したΔIout だけ増加
する。一方、信号源VINの電位が下降すると、前述した
上昇した場合と逆の動作が行われる。
【0033】図1に示す増幅回路50では、回路の相互
コンダクタンスgm は次式(4)に示される。
【0034】
【数4】 gm =(i2 /i1 )/{2・(2re +rE )} …(4)
【0035】上記式(4)において、re はトランジス
タQのエミッタ抵抗を示している。ここで、トランジス
タQ3 ,Q4 のベースに印加される直流バイアスは(V
CES +Vbe)で示されることから、上記式(4)で示さ
れる相互コンダクタンスgm に影響を与えることなく、
この直流バイアスを任意に設定できる。VCES は電流源
1 の飽和時の電圧降下を示し、VbeはトランジスタQ
2 ,Q5 のベース・エミッタ間の電圧降下を示す。
【0036】増幅回路50では、ダイオードバートン6
0を構成しているトランジスタQ10,Q11のベースの電
位を、(GND+VCES +Vbe)〜(Vcc−VCES )ま
での間に任意に設定できるため、広い入力ダイナミック
レンジを得ることができる。ここで、VCES は、電流源
11,I12,I13の飽和時の電圧降下を示し、Vbeはト
ランジスタQ10,Q11のベース・エミッタ間の電圧降下
を示す。
【0037】また、増幅回路50では、トランジスタQ
4 のコレクタと電流源I3 との接続ノードの電位を、
(GND+VCES +Vcesat4)〜(Vcc−VCES )まで
の間に任意に設定できるため、広い出力ダイナミックレ
ンジを得ることができる。ここで、VCES は、電流源I
2 ,I3 の飽和時の電圧降下を示し、Vcesat4はトラン
ジスタQ4 の飽和時電圧を示す。
【0038】さらに、増幅回路50では、電流源I12
13からの出力電流のうち、大部分は、電流源I11に流
入するため、抵抗R1に流入する電流i13を少なくして
も、トランジスタQ2 ,Q3 に所定の電位を与えること
ができる。そのため、増幅回路50は、抵抗R1におけ
る電圧降下を低くすることができ、低電圧回路にも適用
できる。すなわち、電圧源V10の供給電圧v10を低くし
ても、トランジスタQ2 ,Q3 に所定の電位を与えるこ
とができる。また、増幅回路50では、入力ダイナミッ
クレンジおよび出力ダイナミックレンジを広げるため
に、電流源I1 の出力電流を増加させる必要がなく、回
路全体で必要される電流量を低減できる。
【0039】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、図1,図2に示す増幅回路において、電源
電圧線1は、例えば3Vの電源電圧Vccを供給してもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の増幅回路
によれば、回路の相互コンダクタンスgm に影響を与え
ずに、回路の入力および出力ダイナミックレンジを広げ
ることができ、かつ低電圧および低電流で動作可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る増幅回路の回路図
である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る増幅回路の回路図
である。
【図3】従来の増幅回路の回路図である。
【符号の説明】
1 ,V2 ,V10,V11…電圧源、I1 ,I2 ,I8
11,I12,I13,I14,I15,I16…電流源、Q1
2 ,Q3 ,Q4 ,QD1,QD2,QD3,Q10,Q11,Q
12,Q13…npn型トランジスタ、R1 ,R2 ,RI1
I2,RI3,RI4…抵抗素子、P1 …pnp型トランジ
スタ、C1 …キャパシタ、VCC…電源電圧、GND…接
地電位、1…電源電圧VCCの供給線、2…接地線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯脇 武志 鹿児島県国分市野口北5番1号 ソニー国 分株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースが入力電圧源に接続され、コレクタ
    が第1の電圧源に接続された第1のトランジスタと、ベ
    ースおよびコレクタが第1の電流源に接続された第2の
    トランジスタと、前記第1のトランジスタのエミッタと
    前記第2のトランジスタのエミッタとが接続された第2
    の電流源とを備えた入力部と、 ベースが第1の抵抗素子を介して前記第2のトランジス
    タのベースと接続されコレクタが前記第1の電圧源に接
    続されエミッタが第3の電流源に接続された第3のトラ
    ンジスタと、ベースおよびコレクタが前記第3のトラン
    ジスタのベースと接続されエミッタが第4の電流源に接
    続された第4のトランジスタと、前記第5のトランジス
    タのベースと接続された第2の抵抗素子と、エミッタが
    前記第3のトランジスタのエミッタと接続されコレクタ
    が第5の電流源に接続されベースが前記第2の抵抗素子
    と接続された第5のトランジスタと、ベースおよびコレ
    クタが前記第5のトランジスタのベースに接続されエミ
    ッタが前記第4のトランジスタのエミッタに接続された
    第6のトランジスタとを備えた増幅部と、 ベースが第2の電圧源に接続されコレクタが第1の電圧
    源に接続された第7のトランジスタと、ベースおよびコ
    レクタが前記第2の抵抗素子を介して前記第5のトラン
    ジスタのベースに接続されると共に第6の電流源に接続
    された第8のトランジスタと、前記第7のトランジスタ
    のエミッタおよび前記第8のトランジスタのエミッタに
    接続された第7の電流源とを備えた基準電流発生部とを
    有する増幅回路。
  2. 【請求項2】上記第5の電流源は上記第3の電流源の半
    分の電流を供給する請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】前記第1の電流源および前記第6の電流源
    の少なくとも一方は、並列に接続された複数の電流源で
    構成される請求項1に記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】前記第1の抵抗素子の抵抗値と前記第2の
    抵抗素子の抵抗値とは同じである請求項1に記載の増幅
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017050796A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 センサ装置

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