JPH0933411A - 血液検査用プレート及びその製造方法 - Google Patents

血液検査用プレート及びその製造方法

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JPH0933411A
JPH0933411A JP7201282A JP20128295A JPH0933411A JP H0933411 A JPH0933411 A JP H0933411A JP 7201282 A JP7201282 A JP 7201282A JP 20128295 A JP20128295 A JP 20128295A JP H0933411 A JPH0933411 A JP H0933411A
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JP
Japan
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plate
blood
amorphous quartz
plastic plate
plastic
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JP7201282A
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English (en)
Inventor
Keizo Ueda
上田敬造
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Nitto Shoji Ltd
Original Assignee
Nitto Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製のプレートで、表面と接触し
た血液が、適正な拡がりを示し、精度のよい血液検査を
可能とするものを提供する。 【解決手段】 透明なプラスチックプレートの表面に非
晶質石英の薄層を形成する。プラスチックとしては、ポ
リエチレンテレフタレートを主成分とするものを使用す
るのが好ましく、非晶質石英層は、ポリパーハイドロシ
ラザンの有機溶媒溶液の塗布、乾燥、加熱により形成で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
血液検査用プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】血液を検査するには、採血した試料をガ
ラスプレートに採り、検査する項目に従い、検査試薬を
加え、その色調変化を比色法により測定したり、顕微鏡
下で、光学的に血液成分各球のパターン計数を行う。こ
の採血試料を保持するプレートは、血液及び検査試薬と
化学反応しない物質であって、かつ光学的に安定な透明
プレートであることが必要であり、また、試料血液と接
触し、適正な血液の拡がりを必要とするため、血液とプ
レートの接触角も重要な要素である。そのため、この種
のプレートとしては、平滑なガラスプレートが最も優れ
た材料とされてきた。
【0003】しかし、ガラスは割れ易く、取扱いが不便
なだけでなく、重さや廃棄における問題もあるため、近
年、透明なプラスチック製プレートを使用しようとする
試みがなされており、特に、検査の連続自動化に伴い、
透明プラスチック製プレートの開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプラス
チック製プレートは、血液との接触角に問題があり、ま
た化学的中性で平滑な表面を得るという点でも十分では
なかった。そこで、本発明は、プラスチック製のプレー
トで、表面が不活性(化学的に中性)かつ平滑で、血液
との接触角は低く、該表面と接触した血液は、適正な拡
がりを示し、精度のよい血液検査を可能とするプレート
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明にプラス
チックプレートの表面に、化学的に中性であり、カルボ
キシル基、アミノ基とも親和性が容易である非晶質石英
の層を形成することにより、血液との接触角に優れ、か
つ光学特性のよい表面中性の血液検査用プレートを安価
に提供しようとするものである。
【0006】基板となるプラスチックプレートは、透明
で化学的に活性度の低いプラスチック類がいずれも使用
できるが、ポリエステル類、特にポリエチレンテレフタ
レートを主成分とするプラスチックを使用するのが好ま
しく、また、プラスチックプレート表面に形成される非
晶質石英の層は、厚さ10μm以下、特に0.1〜5μm
程度であるのが好ましい。
【0007】なお、プラスチックプレートは、平板状で
あっても、また、表面に血液溜用の凹みを形成したぺレ
ットプレートやサンプルカップ等に成型されたものであ
ってもよく、通常血液検査に使用される形状に成型され
たものがいずれも使用できる。
【0008】本発明の製品は、次のようにして製造でき
る。例えば、成型した透明プラスチックプレート表面の
塵埃や離型剤等の不純物を除去した後、キシレン等の有
機溶媒に1〜10%濃度に溶解したポリパーハイドロシ
ラザン(以下、ポリシラザン溶液と称す)を塗布し、次
に80〜110℃で溶媒を除去し、更に130〜150
℃に加熱し、ポリシラザンを高純度酸化ケイ素(非晶質
石英)に変換する。この際、溶媒除去装置及び加熱装置
内での操作は、水分湿度を調節した空気か又は窒素等の
不活性ガスを加えた気流下で実施する。
【0009】得られた成型品は、コーティング層(非晶
質石英)の表面に検査用試薬を塗布して使用でき、ま
た、必要に応じて、化学加工した後、ガンマー線照射、
エチレンオキシド法又は煮沸減菌などを施し、包装され
ればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例に従って、
更に詳しく説明する。
【0011】
【実施例】
実施例1 図1のように、ポリエステルフィルム(75μm厚の東
レ社製ルミナー)をキシレン浴に浸漬し、除油した後、
該フィルムの片面に、ポリパーハイドロシラザン(東燃
ポリシラザンPHPS−2)の1%キシレン溶液をコー
ティングし、除湿空気中で、100℃15分間乾燥し、
次に、140℃30分間加熱した。得られた製品を20
mm×70mmの長方形に切断し、煮沸減菌して血液検査用
プレートとした。得られたプレートは、75μmPET
の上に、0.5μmの非晶質石英がコーティングされた、
可視光透過率89.3%、耐擦傷性(ヘイズ値)1.5%
(コーティング前のPETフィルムでは8%)の光学的
にも物理的にも優れた表面を有するものとなった。ま
た、このプレート表面は、5%NaOHに50℃10分
間浸漬しても、光学特性は低下せず、N−メチルピロリ
ドンで50℃10分間滴下しても、表面変化のない、化
学的にも、極めて安定した性能を示した。更に、最も重
要な血液に対する接触角も、低く、採血液の展開が容易
で、血球検査に適していた。この製品の物性を、非晶質
石英をコーティングする前のPETフィルムのものと比
較すると次表の通りである。 実施例1の製品 コーティング前のPETフィルム 可視光透過率 89.3% 84.7% 耐擦傷性(ヘイズ値) 1.5% 8 % 耐薬品性 5%NaOHに浸漬 変化なし 白濁化 N−メチルピロリドン滴下 変化なし 白濁化
【0012】実施例2 成型ペレットプレート及びカップの内面にポリパーハイ
ドロシラザン(東燃ポリシラザンPHPS−1)の3%
キシレン溶液をコーティングし、除湿空気中で、80℃
15分間乾燥し、次に、120℃30分間加熱後、ガン
マー線処理した。得られた成型プレートは、平均1.5μ
mの非晶質石英がコーティングされており、底部におけ
る近赤外線〜紫外線の全透過率は85%を越え、紫外線
照射による変色も少なく、光学的にも化学的にも優れた
表面が有するものとなった。このコーティング表面は緻
密な石英面で化学的に中性であり、グルタルデアルデヒ
ド2%水溶液に2時間浸漬後、純水で洗浄したものは、
アミノ基を持ち、またエチルカボジイミドハイドロクロ
ライド4%水溶液に2時間浸漬すれば、容易にカルボキ
シ基を有するものとなり、細胞付着性や増殖性にも優
れ、マウスIgGによるタンパク結合能が400ng/cm
2 という製品を得ることができた。
【0013】
【発明の効果】本発明の製品は、プラスチックシートの
表面に非晶質石英の薄層を有するため、軽量にして、取
扱い易く、しかも、該表面と接触した血液が適正な拡が
りを示すため精度のよい血液検査を可能とする。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なプラスチックプレートの表面に非
    晶質石英をコーティングをしてなることを特徴とする血
    液検査用プレート。
  2. 【請求項2】 上記コーティング層の厚さが、0.1〜5
    μmである請求項1のプレート。
  3. 【請求項3】 上記プラスチックがポリエチレンテレフ
    タレートを主成分とするものである請求項1又は2のプ
    レート。
  4. 【請求項4】 透明なプラスチックプレートの表面に、
    ポリパーハイドロシラザンの有機溶媒溶液を塗布し、脱
    溶媒後、加熱によりシラザンを分解し、非晶質石英のコ
    ーティング層を形成することを特徴とする血液検査用プ
    レートの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記プラスチックがポリエチレンテレフ
    タレートを主成分とするものである請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 有機溶媒がキシレンである請求項4又は
    5の方法。
JP7201282A 1995-07-14 1995-07-14 血液検査用プレート及びその製造方法 Pending JPH0933411A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050508A1 (fr) * 2001-12-10 2003-06-19 Adscience Technologies Co. Methode et dispositif de preparation d'une lame d'echantillon
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JP2008500514A (ja) * 2004-02-13 2008-01-10 ジェームズ ウィンケルマン 倒立顕微鏡を用いた血液構成要素の識別

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