JPH0934996A - 手書き文字特徴抽出方法 - Google Patents

手書き文字特徴抽出方法

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JPH0934996A
JPH0934996A JP7182881A JP18288195A JPH0934996A JP H0934996 A JPH0934996 A JP H0934996A JP 7182881 A JP7182881 A JP 7182881A JP 18288195 A JP18288195 A JP 18288195A JP H0934996 A JPH0934996 A JP H0934996A
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length
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line segment
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JP7182881A
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Akio Sakano
秋夫 坂野
Michiru Maeji
ミチル 前地
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆跡が途中で本来とは異なる方向に変動され
たときにも、誤りなく認識を行う。 【解決手段】 ステップ〔31〕では基本ストローク辞
書から方向データの数値が読み出される。ステップ〔3
2〕では途中戻り長レジスターがクリアされる。ステッ
プ〔33〕ではペンダウンの線分であるか否か判断され
る。ステップ〔34〕では方向が範囲の中に入っている
か否か判断される。ステップ〔35〕では線分の長さが
途中戻り長レジスターに加算される。ステップ〔36〕
では折れ線バッファのアドレスが進められる。ステップ
〔38〕では線分の長さが主要長レジスターに加算され
る。ステップ〔39〕では折れ線バッファのアドレスが
進められる。ステップ〔40〕ではペンダウンの線分で
あるか否か判断される。ステップ〔41〕では方向が範
囲の中に入っているか否か判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯型の情
報端末装置に使用して好適な手書き文字特徴抽出方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯型の情報端末装置において
は、液晶ディスプレイ等による表示装置の表面に透明タ
ッチパネル状の入力装置を設けて、いわゆる手書きで情
報等の入力を行うことができるようにした装置が実施さ
れている。このような装置において、手書きの文字等を
認識する手段として、例えば特開平2−53193号公
報に示されるような装置が提案されている。
【0003】すなわちこの先願の装置においては、上述
の入力装置にペンが降されて(ペンダウン)から、ペン
が離される(ペンアップ)までの筆跡が時系列で検出さ
れ、この1回の入力(ストローク)ごとに予め設定され
たストロークの辞書との類似度を評価して入力されたス
トロークの形状を認識し、さらに認識された複数のスト
ロークの組み合わせで、入力された文字の認識を行うも
のである。
【0004】従ってこの先願の装置によれば、認識が入
力されたストロークごとに行われ、このストロークはそ
れぞれが文字の1画に相当して、その種類が比較的少数
であると共に、その形も単純であるので、これらのスト
ロークの認識のための辞書の規模を小さくすることがで
き、全体の装置の規模を小さくできると共に、認識のた
めの演算等の処理時間も短くすることができる。
【0005】これによって、例えば上述の入力装置に手
書き入力される文字を、略実時間で認識することができ
るものである。
【0006】ところが上述のようなストロークの入力を
行っている場合に、例えばペンを一旦止めたことなどに
よって、筆跡が途中で本来とは異なる方向に変動される
ことがある。その場合に、例えば上述のようにペンダウ
ンからペンアップまでの筆跡を時系列で検出している
と、筆跡が本来とは異なる方向に向かった時点でストロ
ークが終了したと判断されてしまい、認識に誤りを生じ
る恐れがあった。
【0007】これに対して、時系列を用いない例えばパ
ターンマッチングで認識を行う場合には、認識のための
辞書の規模が極めて大きくなり、また認識のための演算
等の処理時間も長くなって、実時間での認識は極めて困
難なものになってしまう。
【0008】また上述のような認識を行っている場合
に、例えば画数の多い漢字などの入力の際に、入力され
る1つのストロークが小さく、相対的に筆跡の押さえや
はね等の部分が大きくなる場合には、これらの押さえや
はね等の影響で類似度が低下され、その結果、認識に誤
りを生じる恐れが大きくなってしまうものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の方法では、筆跡が途中で変動されたとき
や、ストロークが小さいときに、認識に誤りを生じる恐
れがあったというものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、入力された1つのストロークに対して、ストローク
の辞書に示された主要方向の長さを計測すると共に、主
要方向の間で発生した主要方向とは異なる方向の長さを
除いた主要方向の長さの合計を計測するようにしたもの
であって、これによれば、筆跡が途中で本来とは異なる
方向に変動されたときにも、誤りなく認識を行うことが
できる。
【0011】また、本発明においては、入力された1つ
のストロークに対して、ストロークの辞書に示された主
要方向の長さを計測すると共に、計測された主要方向の
長さに任意の値を加算するか、および/または、その他
の方向の長さから任意の値を減算した値を用いて、類似
度を求めるようにしたものであって、これによれば、ス
トロークが小さいときにも、誤りなく認識を行うことが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、第1
のポイントとして、入力された手書きのストロークと予
め設定されたストロークの辞書との類似度を求めて、入
力されたストロークの形状を認識するようにした手書き
文字特徴抽出方法において、入力された1つのストロー
クに対して、ストロークの辞書に示された主要方向の長
さを計測すると共に、主要方向の間で発生した主要方向
とは異なる方向の長さを除いた主要方向の長さの合計を
計測してなるものである。
【0013】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明による手書き文字特徴抽出方法を実現
するための手書き文字特徴抽出装置の一例の構成を示す
ブロック図である。この図1において、上述の例えばタ
ッチパネル状の手書き文字入力装置1が設けられ、この
入力装置1から入力される手書き文字の筆跡のデータが
折れ線方向量子化装置2に供給される。
【0014】すなわち入力装置1において、手書き文字
の入力を行う場合には、裏面側に設けられる表示装置
(図示せず)に、例えば図2に示すような手書き文字の
入力のための図形が表示される。そしてこの図形の中
の、例えば入力枠22に対応する入力装置1の部分に対
してペン21がペンダウンされ、任意のストロークが記
入されることによって、手書き文字の入力が行われる。
【0015】さらにこの入力装置1からは、ペン21の
置かれている座標データとペン21のアップ/ダウンの
情報が量子化装置2に供給される。これによって量子化
装置2では、入力された筆跡が例えば図3に示すように
その極点ごとに直線で近似され、その長さ(mm)と、
例えば図4に示すように16方向に量子化された方向コ
ードによって、例えば次の表1のような量子化データが
形成される。
【0016】
【表1】
【0017】そしてこの量子化装置2で形成された量子
化データが、順次折れ線バッファ3に書き込まれる。
【0018】さらにこの折れ線バッファ3に書き込まれ
た量子化データと、後述する基本ストロークの辞書(メ
モリ)4からの辞書データが特徴抽出装置5に供給され
る。また、例えば上述の入力装置1でペン21がアップ
されたことを示す信号が量子化装置2で検出され、この
量子化装置2からの入力されたストロークの特徴抽出を
開始する制御信号が特徴抽出装置5に供給される。
【0019】そこでこの装置において、基本ストローク
の辞書4は例えば図5のように形成される。なお以下の
説明では、基本ストロークは例えば次の表2に示す4種
類(コード00〜03)について述べるが、上述の先願
のようにこれ以外の基本ストロークを用いることもでき
る。
【0020】
【表2】
【0021】すなわち図5の辞書において、見出しの右
側の2桁の数値は命令コードであって、それぞれ次の表
3に示すような命令を表している。
【0022】
【表3】
【0023】また、命令コードに続く数値は、命令コー
ドが「00」「01」にあってはトレースの方向を示
し、例えばこの値を2進法で表したときに“1”となる
方向が示された方向となる。すなわち次の表4に示すよ
うに、この値が例えば(7E,00)の場合には方向コ
ード9〜14の範囲、また(E0,07)の場合には方
向コード13〜2の範囲となる。なお、方向コードは例
えば図4に示した16方向に量子化された値である。
【0024】
【表4】
【0025】また、命令コードに続く数値は、命令コー
ドが「03」(長さの評価)にあっては演算を行うレジ
スターを示し、例えば次の表5に示すように定められ
る。
【0026】
【表5】
【0027】さらに命令コードに続く数値は、命令コー
ドが「04」にあっては、例えば表2に示した基本スト
ロークのコードを示している。そしてこの基本ストロー
ク辞書4(図5)を用いることにより、入力されたスト
ロークの特徴抽出は以下のようにして行われる。
【0028】すなわち図6は全体の動作の流れを示すフ
ローチャートである。この図6において、動作がスター
トされると、まずステップ
〔00〕では、入力されたス
トロークが最初のストロークであるか否か判断される。
【0029】ここで上述の量子化装置2からは、特徴抽
出を開始する制御信号と共に、このストロークが最初の
ものであるか2回目以降のものであるかの判別情報と、
折れ線バッファ3の何処に書き込まれているかを示す情
報が特徴抽出装置5に供給されている。そこでステップ
〔00〕では、この量子化装置2からの判別信号によっ
て入力されたストロークが最初のストロークであるか否
か判断される。
【0030】そして入力されたストロークが最初のスト
ロークのときは、ステップ〔01〕でストローク数カウ
ンターSNCがクリアされてステップ〔02〕に進めら
れる。また、入力されたストロークが最初のストローク
でないときは、そのままステップ〔02〕に進められ
る。
【0031】このステップ〔02〕では、後述する特徴
バッファ(図1の6)の書き込みアドレスが設定され
る。この書き込みアドレスは、上述のストローク数カウ
ンターSNCのカウント値から計算によって求められ
る。またステップ〔03〕では、基本ストローク辞書4
の読み出しアドレスが先頭に設定される。またステップ
〔04〕では、折れ線バッファ3の読み出しアドレスが
設定される。
【0032】さらにステップ〔05〕では、評価レジス
ターVRに最高点の100が設定される。そしてステッ
プ〔06〕では、上述の基本ストローク辞書4(図5)
から命令コードが読み出されると共に、この読み出しア
ドレスが“1”進められる。さらにステップ〔07〕で
は、読み出された命令コードの処理を行うために、命令
コードに従って分岐が行われる。
【0033】すなわちこのステップ〔07〕において、
命令コードが「00」のときは、ステップ〔08〕に進
み、後述する最初の主要部のトレースの処理が行われ
て、上述のステップ〔06〕に戻される。またステップ
〔07〕において、命令コードが「01」のときは、ス
テップ
〔09〕に進み、後述する途中戻り後の主要部の
トレースの処理が行われて、上述のステップ〔06〕に
戻される。
【0034】さらにステップ〔07〕において、命令コ
ードが「02」のときは、ステップ〔10〕に進み、後
述する主要部の後のトレースの処理が行われて、上述の
ステップ〔06〕に戻される。またステップ〔07〕に
おいて、命令コードが「03」のときは、ステップ〔1
1〕に進み、後述する長さの評価の処理が行われて、上
述のステップ〔06〕に戻される。
【0035】以上のステップ〔08〕〜〔11〕の処理
が実行されることによって、入力されたストロークと任
意の基本ストロークとの類似度の評価が行われる。そし
てこの評価値が評価レジスターVRに記憶される。
【0036】またステップ〔07〕において、命令コー
ドが「04」(基本ストロークコード)のときは、ステ
ップ〔12〕に進む。このステップ〔12〕では、基本
ストローク辞書4から基本ストロークコードの数値が読
み出されると共に、この読み出しアドレスが“1”進め
られる。
【0037】さらにステップ〔13〕では、上述の特徴
バッファ6のステップ〔12〕で読み出された基本スト
ロークコードの位置に、上述の評価レジスターVRに記
憶された評価値が書き込まれる。これによって1つの基
本ストロークに対する特徴抽出が終了し、続いて他の基
本ストロークに対する特徴抽出を行うためにステップ
〔04〕に戻されて処理が繰り返される。
【0038】さらにステップ〔07〕において、命令コ
ードが「05」(終了)のときは、ステップ〔14〕に
進む。このステップ〔14〕では、特徴抽出されたスト
ロークが最初のストロークであるか否かの判断が、上述
のストローク数カウンターSNCのカウント値によって
行われる。
【0039】そしてこのステップ〔14〕で最初のスト
ロークでないときは、ステップ〔15〕で、前のストロ
ークとの各端点間の方向コードを求めて上述の特徴バッ
ファ6に書き込み、ステップ〔16〕に進む。またステ
ップ〔14〕で最初のストロークのときはステップ〔1
6〕に進む。さらにステップ〔16〕では、ストローク
数カウンターSNCに“1”を加え、入力された1つの
ストロークの特徴抽出が終了される。
【0040】これにより特徴バッファ6には、例えば図
7に示すようなストローク、が入力された場合に、
次の表6に示すような抽出された各基本ストロークに対
する特徴の類似度の評価値及び各端点間の方向コードが
記憶される。
【0041】
【表6】
【0042】そしてこの特徴バッファ6に書き込まれた
各基本ストロークに対する特徴の類似度の評価値及び各
端点間の方向コードと、認識対象文字を構成する基本ス
トロークと各端点間の方向コードを含む文字辞書7から
の辞書データが文字認識装置8に供給される。なお、端
点間の方向コードは、文字の認識の際に用いられるもの
であるが、本願の発明とは直接関係しないので詳細な説
明は省略する。
【0043】また、例えば上述の入力装置1で予め設定
された回数のペン21のアップが計数されたときや、他
の入力枠23、24や「認識」のアイコン25にペン2
1がダウンされたことを示す信号が量子化装置2で検出
されて1文字の入力の終了が判断され、この量子化装置
2からの文字の認識を開始する制御信号が文字認識装置
8に供給される。
【0044】そして例えば類似度の評価値の高い基本ス
トロークの組み合わせを用いて文字辞書7の辞書データ
が検索され、基本ストロークの組み合わせの一致あるい
は近似する文字が取り出される。さらにこの認識された
候補の文字が認識候補バッファ9に書き込まれ、例えば
候補文字が複数あった場合には、これらの候補文字を一
覧表示して使用者が選択することにより、文字の入力が
行われる。
【0045】そしてこの発明においては、上述のステッ
プ〔08〕〜〔11〕の処理が、それぞれ以下に述べる
ようにして行われる。
【0046】すなわち図8は、上述のステップ〔08〕
における命令コード「00」の最初の主要部のトレース
の処理を示すフローチャートである。この図8におい
て、動作がスタートされると、まずステップ〔20〕で
は、基本ストローク辞書4から方向データの数値が読み
出されると共に、この基本ストローク辞書4の読み出し
アドレスが“2”進められる。さらにステップ〔21〕
で、前不要長レジスター01と主要長レジスター00が
クリアされる。
【0047】そしてステップ〔22〕〜〔25〕では、
前不要長の計測が行われる。まずステップ〔22〕で
は、ペンダウンの線分であるか否か判断される。ここで
ペンアップのときはトレースは終了となるが、例えば図
3の入力例で最初の線分(0)はペンダウンの線分であ
るので、ステップ〔23〕に進められる。さらにステッ
プ〔23〕では、線分の方向が上述のステップ〔20〕
で読み込まれた方向の範囲の中に入っているか否か判断
される。
【0048】なお、例えば上述の図3の入力例を基本ス
トロークコード01の辞書で特徴抽出していた場合に
は、上述のステップ〔20〕で読み込まれた方向は(E
0,07)で、方向の範囲は上述したように方向コード
13〜2の範囲である。従って上述の例えば線分(0)
の方向コード8は入っておらず、上述のステップ〔2
3〕の判断でステップ〔24〕に進められる。
【0049】このステップ〔24〕では、例えば線分
(0)の長さ(0.5mm)が前不要長レジスター01
に加算される。さらにステップ〔25〕では、折れ線バ
ッファ3のアドレスが“1”進められて、ステップ〔2
2〕に戻される。従って折れ線バッファ3のアドレスが
順次“1”ずつ進められて、例えば図3の入力例では、
さらに線分(1)の長さ(1mm)が前不要長レジスタ
ー01に加算される。
【0050】さらに、例えば図3の入力例で線分(2)
は方向コード13であり、ステップ〔23〕で方向コー
ドの範囲に入っている。従ってステップ〔23〕の判断
でステップ〔26〕に進められる。そしてこのステップ
〔26〕〜〔29〕では、最初の主要長の計測が行われ
る。
【0051】まずステップ〔26〕では、例えば線分
(2)の長さ(1mm)が主要長レジスター00に加算
される。さらにステップ〔27〕では、折れ線バッファ
3のアドレスが“1”進められる。またステップ〔2
8〕では、次の例えば線分(3)がペンダウンの線分で
あるか否か判断される。ここでペンアップのときはトレ
ースは終了となるが、例えば図3の入力例で線分(3)
はペンダウンの線分であるので、ステップ〔29〕に進
められる。
【0052】さらにステップ〔29〕では、線分の方向
が上述のステップ〔20〕で読み込まれた方向の範囲の
中に入っているか否か判断される。従って例えば図3の
入力例で線分(3)は方向コード0であり、方向コード
の範囲に入っているので、ステップ〔29〕の判断でス
テップ〔26〕に戻される。そして折れ線バッファ3の
アドレスが順次“1”ずつ進められて、例えば図3の入
力例では線分(3)の長さ(3mm)が主要長レジスタ
ー00に加算される。
【0053】そしてさらに、例えば図3の入力例で線分
(4)は方向コード9であり、このときステップ〔2
9〕の判断で方向コードの範囲から外れているので、ト
レースは終了となる。以上の動作によって、命令コード
「00」における最初の主要部のトレースの処理が行わ
れる。
【0054】次に図9は、上述のステップ
〔09〕にお
ける命令コード「01」の途中戻り後の主要部のトレー
スの処理を示すフローチャートである。この図9におい
て、動作がスタートされると、まずステップ〔30〕で
は、折れ線バッファ3の現在のアドレスが記憶される。
これは後述する戻り長が許容戻り長より長い場合などの
ように、主要部の戻りでないと判断されたときに処理を
元に戻すために、元の状態を覚えておくためである。
【0055】さらにステップ〔31〕では、上述したス
テップ〔20〕と同様に、基本ストローク辞書4から方
向データの数値(例えば:E0,07)が読み出される
と共に、この基本ストローク辞書4の読み出しアドレス
が“2”進められる。またステップ〔32〕では、途中
戻り長レジスター03がクリアされる。
【0056】そしてステップ〔33〕〜〔36〕では、
途中戻り長の計測が行われる。まずステップ〔33〕で
は、ペンダウンの線分であるか否か判断される。ここで
ペンアップのときは、上述の処理を元に戻すためにステ
ップ〔42〕に進められる。このステップ〔42〕で
は、上述のステップ〔30〕で記憶した折れ線バッファ
3の読み出しアドレスを、実際の読み出しアドレスに戻
してトレースは終了とされる。
【0057】これに対して、例えば上述の図3の入力例
で線分(4)はペンダウンの線分であるので、ステップ
〔33〕の判断でステップ〔34〕に進められる。そし
てステップ〔34〕では、線分の方向が上述のステップ
〔31〕で読み込まれた方向の範囲の中に入っているか
否か判断される。ここで例えば線分(4)の方向コード
9は範囲の中に入っていないので、ステップ〔34〕の
判断でステップ〔35〕に進められる。
【0058】さらにこのステップ〔35〕では、例えば
線分(4)の長さ(0.5mm)が途中戻り長レジスタ
ー03に加算される。またステップ〔36〕では、折れ
線バッファ3のアドレスが“1”進められて、ステップ
〔33〕に戻される。従って例えば図3の入力例で線分
(5)は方向コード13であり、ステップ〔34〕で方
向コードの範囲に入っているので、このときステップ
〔34〕の判断でステップ〔37〕に進められる。
【0059】このステップ〔37〕では、途中戻り長レ
ジスター03の値と、許容戻り長を比較し、途中戻りと
見なせるか否か判断される。そして途中戻りと見なせな
い場合は、ステップ〔42〕に進められてトレースは終
了とされる。また途中戻りと見なせる場合は、ステップ
〔38〕に進められる。
【0060】なお、実施例では許容戻り長は1mmとさ
れている。ここで例えば図3の入力例では、途中戻り長
レジスター03に加算されるのは、例えば線分(4)だ
けなので、途中戻り長レジスター03の値(0.5m
m)は許容戻り長(1mm)より短い。従ってこの場合
には、ステップ〔37〕の判断でステップ〔38〕に進
められる。そしてステップ〔38〕〜〔41〕では、途
中戻りの後の主要長の計測が行われる。
【0061】まずステップ〔38〕では、例えば線分
(5)の長さ(2.5mm)が主要長レジスター00に
加算される。さらにステップ〔39〕では、折れ線バッ
ファ3のアドレスが“1”進められる。またステップ
〔40〕では、次の例えば線分(6)がペンダウンの線
分であるか否か判断される。ここでペンアップのときは
トレースは終了となるが、例えば図3の入力例で線分
(6)はペンダウンの線分であるので、ステップ〔4
1〕に進められる。
【0062】さらにステップ〔41〕では、線分の方向
が上述のステップ〔31〕で読み込まれた方向の範囲の
中に入っているか否か判断される。従って例えば図3の
入力例で線分(6)は方向コード13であり、方向コー
ドの範囲に入っているので、ステップ〔41〕の判断で
ステップ〔38〕に戻される。そして折れ線バッファ3
のアドレスが順次“1”ずつ進められて、例えば図3の
入力例では線分(6)の長さ(0.5mm)が主要長レ
ジスター00に加算される。
【0063】そしてさらに、例えば図3の入力例で線分
(7)は方向コード9であり、このときステップ〔4
1〕の判断で方向コードの範囲から外れているので、ト
レースは終了となる。以上の動作によって、命令コード
「01」における途中戻りの後の主要部のトレースの処
理が行われる。
【0064】なお、上述の処理において、途中戻りと見
なせない場合には、上述のステップ〔42〕で折れ線バ
ッファ3の読み出しアドレスにステップ〔30〕で記憶
したアドレスが代入され、途中戻りのトレースが行われ
なかった状態にされる。
【0065】また図10は、上述のステップ〔10〕に
おける命令コード「02」の主要部の後のトレースの処
理を示すフローチャートである。この図10において、
動作がスタートされると、まずステップ〔50〕では、
後不要長レジスター02がクリアされる。
【0066】そしてステップ〔51〕〜〔53〕では、
後不要長の計測が行われる。まずステップ〔51〕で
は、ペンダウンの線分であるか否か判断される。ここで
ペンアップのときはトレースは終了となるが、例えば図
3の入力例で線分(7)はペンダウンの線分であるの
で、ステップ〔52〕に進められる。このステップ〔5
2〕では、例えば線分(7)の長さ(1mm)が後不要
長レジスター02に加算される。
【0067】また、ステップ〔53〕では、折れ線バッ
ファ3のアドレスが“1”進められて、ステップ〔5
1〕に戻される。従って折れ線バッファ3のアドレスが
順次“1”ずつ進められて、主要長の後の残りの線分の
長さが計測される。そして例えば図3の入力例で次の線
分(8)はペンダウンの線分ではないので、ステップ
〔51〕の判断でトレースは終了となる。以上の動作に
よって、命令コード「02」における後不要長の計測の
処理が行われる。
【0068】さらに図11は、上述のステップ〔11〕
における命令コード「03」の長さの評価の処理を示す
フローチャートである。すなわちこの命令コード「0
3」では、指定されたレジスターの値の評価を行い、基
本ストロークと見なせる割合を求めている。
【0069】従ってこの図11において、動作がスター
トされると、まずステップ〔60〕では、基本ストロー
ク辞書4で指定されるレジスターから上述の各ステップ
〔8〕〜〔10〕で計測された長さが読み出されると共
に、この基本ストローク辞書4の読み出しアドレスが
“2”進められる。
【0070】さらにステップ〔61〕では、読み出され
た長さの評価が行われ、現在の評価レジスターVRの値
より小さいときは、評価レジスターVRの値が求められ
た値で置き換えられる。これによって、基本ストローク
辞書4の各基本ストロークコードの辞書ごとに各レジス
ターの値が評価され、その内の最も低い値がその基本ス
トロークにおける評価値とされる。
【0071】すなわち、命令コード「03」の後に続く
レジスター名(数値)で、先に書かれているレジスター
の値を基準長、後に書かれているレジスターの値を対象
長として評価が行われ、例えば次の数1に示すようにし
て評価値が求められる。
【0072】
【数1】
【0073】これによって、例えば図12に示すような
評価が行われる。すなわちこの場合に、対象長が0のと
きは100の評価値が得られ、対象長と基準長が等しく
なると、0の評価値になるものである。
【0074】従って、例えば上述の図3の入力例を基本
ストロークコード01の辞書で特徴抽出していた場合に
は、各長さレジスター00〜03の値は、次の表7に示
すようになる。
【0075】
【表7】
【0076】そこで上述の基本ストローク辞書4の基本
ストロークコード01の辞書では、最初の命令コード
〔03〕においては、主要長レジスター00の値(7m
m)と、前不要長レジスター01の値(1.5mm)と
が評価され、 〔1−(1.5/7)〕×100=78 が求められる。
【0077】また2番目の命令コード〔03〕において
は、主要長レジスター00の値(7mm)と、後不要長
レジスター02の値(1mm)とが評価され、 〔1−(1/7)〕×100=85 が求められる。
【0078】さらに3番目の命令コード〔03〕におい
ては、主要長レジスター00の値(7mm)と、途中戻
り長レジスター03の値(0.5mm)とが評価され、 〔1−(0.5/7)〕×100=92 が求められる。
【0079】従ってこの場合に、評価レジスターVRに
は最も低い78の評価値が残され、この値78が、例え
ば上述の図3の入力例の基本ストロークコード01に対
する評価値とされる。
【0080】この処理が、例えば基本ストロークコード
00〜03のそれぞれの辞書について行われ、それぞれ
の基本ストロークコード00〜03に対する評価値が求
められる。さらにこの評価値が、入力される各ストロー
クに対して順番に行われ、例えば上述の図7の入力例に
対しては、例えば上述の表6に示すような類似度の評価
値が求められる。
【0081】従って、例えば図3の入力例のように主要
部の途中に戻り線分(4)があると、今までの方法では
その戻り線分以降は主要部と見なされないために、実際
の主要部が正しく計測されず、基本ストロークの判断に
誤りを生じやすかったものを、本願の手書き文字特徴抽
出方法においては、主要部の途中の戻り線分(4)を排
除して計測を行うことにより、主要部の計測を正確に行
うことができる。
【0082】また、戻り線分の長さに制限(許容戻り長
=1mm)を設けたことにより、例えば図13のように
戻り長が許容戻り長より長い場合には、主要部の戻りで
はないと判断して、トレースを行わないようにしてい
る。これによって、より正確な主要部の計測が行われる
ものである。
【0083】こうして上述の手書き文字特徴抽出方法に
よれば、入力された手書きのストロークと予め設定され
たストロークの辞書との類似度を求めて、入力されたス
トロークの形状を認識するようにした方法において、入
力された1つのストロークに対して、ストロークの辞書
に示された主要方向の長さを計測すると共に、主要方向
の間で発生した主要方向とは異なる方向の長さを除いた
主要方向の長さの合計を計測することにより、筆跡が途
中で本来とは異なる方向に変動されたときにも、誤りな
く認識を行うことができるものである。
【0084】また本発明においては、第2のポイントと
して、入力された手書きのストロークと予め設定された
ストロークの辞書との類似度を求めて、入力されたスト
ロークの形状を認識するようにした手書き文字特徴抽出
方法において、入力された1つのストロークに対して、
ストロークの辞書に示された主要方向の長さを計測する
と共に、計測された主要方向の長さに任意の値を加算す
るか、および/または、その他の方向の長さから任意の
値を減算した値を用いて、類似度を求めてなるものであ
る。
【0085】すなわち上述の手書き文字特徴抽出方法に
おいては、例えば図14のAに示すように入力された筆
跡が充分に大きい場合には問題は生じないが、例えば図
14のBに示すような小さい筆跡では、人の感覚とは違
った基本ストロークと判断される恐れがある。このため
画数の多い漢字などの小さいストロークの含まれる文字
では、丁寧に書いたのに誤認識したり、認識できないと
いう現象が生じた。
【0086】また、押さえやはね等の運筆のすべりなど
によるストロークに対しても、上述の手書き文字特徴抽
出方法では、誤認識や認識できないという現象が生じる
恐れがあった。
【0087】ところで上述の図14のA、Bの筆跡は相
似形であり、例えば上述の基本ストロークコード01と
して50の評価値となるような形のものである。従っ
て、小さい筆跡では、押さえが付くとこのような形にな
りやすいことを考えると、小さい筆跡では評価値が低く
なることが判明する。
【0088】そこで本願の発明においては、このような
小さい筆跡の長さ評価を緩くする評価式を採用する。す
なわち、 基準長に一定の値を加算して評価を行う。 基準長に一定の値を加算し、さらに対象長から一定
の値を減算して評価を行う。
【0089】これによって、小さい筆跡や変形に対し
て、影響を受けることの少ない特徴抽出を実現すること
ができる。以下に、その効果を図15を参照して説明す
る。
【0090】図15のA〜Cは、それぞれ基準長と対象
長の長さによる評価値の等レベルの線を示してある。そ
して図15のAは本願を用いない評価式によるもの、B
は基準長に1mmを加算して評価式によるもの、Cは基
準長に1mmを加算し、さらに対象長から1mmを減算
して評価式によるものである。
【0091】そこで、例えば基準長が2mmのとき、評
価値が50となる対象長をそれぞれ求めてみると、 本願を用いない評価式では、1mm 基準長に1mmを加算した評価式では、1.5mm 基準長に1mmを加算し、さらに対象長から1mm
を減算した評価式では、2.5mm となり、に比べて、、の評価が緩くなっているこ
とが判る。
【0092】一方、例えば基準長が20mmのとき、評
価値が50となる対象長をそれぞれ求めてみると、 本願を用いない評価式では、10mm 基準長に1mmを加算した評価式では、11.5m
m 基準長に1mmを加算し、さらに対象長から1mm
を減算した評価式では、12.5mm となり、評価の緩くなる割合が小さくなっていることが
判る。
【0093】従ってこの方法において、基準長が充分に
長い場合には従来とほとんど変わらない評価値が得ら
れ、小さい筆跡に対しては評価を緩くすることができ
る。そしてこのような評価式を採用することによって、
上述した小さい筆跡に対する評価を改善することができ
る。
【0094】こうして上述の手書き文字特徴抽出方法に
よれば、入力された手書きのストロークと予め設定され
たストロークの辞書との類似度を求めて、入力されたス
トロークの形状を認識するようにした方法において、入
力された1つのストロークに対して、ストロークの辞書
に示された主要方向の長さを計測すると共に、計測され
た主要方向の長さに任意の値を加算するか、および/ま
たは、その他の方向の長さから任意の値を減算した値を
用いて、類似度を求めることにより、ストロークが小さ
いときにも、誤りなく認識を行うことができるものであ
る。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、入力された手書きの
ストロークと予め設定されたストロークの辞書との類似
度を求めて、入力されたストロークの形状を認識するよ
うにした方法において、入力された1つのストロークに
対して、ストロークの辞書に示された主要方向の長さを
計測すると共に、主要方向の間で発生した主要方向とは
異なる方向の長さを除いた主要方向の長さの合計を計測
することにより、筆跡が途中で本来とは異なる方向に変
動されたときにも、誤りなく認識を行うことができるよ
うになった。
【0096】この発明によれば、入力された手書きのス
トロークと予め設定されたストロークの辞書との類似度
を求めて、入力されたストロークの形状を認識するよう
にした方法において、入力された1つのストロークに対
して、ストロークの辞書に示された主要方向の長さを計
測すると共に、計測された主要方向の長さに任意の値を
加算するか、および/または、その他の方向の長さから
任意の値を減算した値を用いて、類似度を求めることに
より、ストロークが小さいときにも、誤りなく認識を行
うことができるようになった。
【0097】従ってこの発明によれば、筆跡の途中の戻
りや、小さな筆跡に影響されることなく、極めて良好な
手書き文字特徴抽出を行い、極めて良好な手書き文字の
認識を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手書き文字特徴抽出方法を実現す
るための手書き文字特徴抽出装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】手書き文字の入力の説明のための図である。
【図3】その説明のための図である。
【図4】その説明のための図である。
【図5】基本ストロークの辞書の説明のための図であ
る。
【図6】全体の動作の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図7】その説明のための図である。
【図8】命令コード「00」の処理を示すフローチャー
ト図である。
【図9】命令コード「01」の処理を示すフローチャー
ト図である。
【図10】命令コード「02」の処理を示すフローチャ
ート図である。
【図11】命令コード「03」の処理を示すフローチャ
ート図である。
【図12】評価の一例の説明のための図である。
【図13】その説明のための図である。
【図14】小さい筆跡の説明のための図である。
【図15】その評価式の説明のための図である。
【符号の説明】
1 例えばタッチパネル状の手書き文字入力装置 2 折れ線方向量子化装置 3 折れ線バッファ 4 基本ストロークの辞書(メモリ) 5 特徴抽出装置 6 特徴バッファ 7 認識対象文字の文字辞書 8 文字認識装置 9 認識候補バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された手書きのストロークと予め設
    定されたストロークの辞書との類似度を求めて、上記入
    力されたストロークの形状を認識するようにした手書き
    文字特徴抽出方法において、 上記入力された1つのストロークに対して、 上記ストロークの辞書に示された主要方向の長さを計測
    すると共に、 上記主要方向の間で発生した上記主要方向とは異なる方
    向の長さを除いた上記主要方向の長さの合計を計測する
    ことを特徴とする手書き文字特徴抽出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手書き文字特徴抽出方法
    において、 上記主要方向とは異なる方向の長さには許容値を設定
    し、この許容値を越えたときは、上記主要方向の長さの
    計測を終了することを特徴とする手書き文字特徴抽出方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の手書き文字特徴抽出方法
    において、 上記計測された主要方向の長さと、その他の方向の長さ
    の比率を算出して、上記類似度の評価値とすることを特
    徴とする手書き文字特徴抽出方法。
  4. 【請求項4】 入力された手書きのストロークと予め設
    定されたストロークの辞書との類似度を求めて、上記入
    力されたストロークの形状を認識するようにした手書き
    文字特徴抽出方法において、 上記入力された1つのストロークに対して、 上記ストロークの辞書に示された主要方向の長さを計測
    すると共に、 上記計測された主要方向の長さに任意の値を加算する
    か、および/または、その他の方向の長さから任意の値
    を減算した値を用いて、上記類似度を求めることを特徴
    とする手書き文字特徴抽出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の手書き文字特徴抽出方法
    において、 上記計測された主要方向の長さと、その他の方向の長さ
    の比率を算出して、上記類似度の評価値とすることを特
    徴とする手書き文字特徴抽出方法。
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