JPH0935016A - 可逆的情報表示方法 - Google Patents

可逆的情報表示方法

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JPH0935016A
JPH0935016A JP8143439A JP14343996A JPH0935016A JP H0935016 A JPH0935016 A JP H0935016A JP 8143439 A JP8143439 A JP 8143439A JP 14343996 A JP14343996 A JP 14343996A JP H0935016 A JPH0935016 A JP H0935016A
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JP8143439A
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Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Masaki Yoshino
正樹 吉野
Makoto Mori
真 森
Kazumi Suzuki
一己 鈴木
Akira Suzuki
明 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 利用者の関心を引く情報を低コストで簡易に
表示でき、高コントラストの表示画像が得られる情報記
憶カードの提供と、カードの有価価値や有価物のレベル
をランクアップしていく過程でカードを作り直したり、
ランクアップされたカードを長期間保管する必要がない
メンバーカードの提供と、カードの主情報として、デジ
タル情報でなく、カード利用者が興味を持つ相互関係の
ある複数の可逆的可視像の組合せを簡単な処理操作で形
成可能とし、カードの利用価値を高める。 【解決手段】 可逆的感熱記録部の情報表示部を有する
カードを用いて、表示部に複数の第1の情報を順次蓄積
し、蓄積表示情報とプリンタに予め記憶させた第2の情
報とを対照させて、一致したときに情報表示部に第3の
情報を表示する情報表示方法。尚、図はカード層の構成
側で、可逆性感熱記録層13、保護層14、透明PET
フィルム15、空気層16、接着層17よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示部に情報
を複数、順次、加算的に表示する情報表示方法に関し、
特に、前記複数の情報が特定の加算値になった時点で、
可逆的画像として表示する可逆的感熱記録カードに関す
る。このような可逆的感熱記録カードは、ハンバーガー
・ピザ等のファーストフードショップ、商店(街)に
て、使用されるサービスカードとして有用である。
【0002】
【従来の技術】従来から買い物毎にプレミアム・ポイン
トをサービスとしている店では、主として、メンバーカ
ード等を使用しているが、従来カードではスタンプ等不
可逆的かつ単純な情報を副情報として表示するにすぎな
かった。
【0003】一方サービスカードに限らず一般的に、現
代社会における有価価値カード類の発行済枚数は極めて
多く例えばテレホンカードや所謂オレンジカードのよう
な交通機関の切符販売カードの如きプリペイドカードだ
けでも10億枚以上、クレジットカードや銀行のキャッ
シュカードやIDカード等のカード類を加えると20億
枚をはるかに越える枚数のカードが発行され使用されて
いると言われているが、これらの大部分は機械処理のた
めのデジタル情報を記録するためのものであり、したが
ってクレジットカードやその他のカードの利用時におい
ては、表示機能がないために別にハードコピーを必要と
している場合が非常に多い。
【0004】記録媒体に磁気記録層やICチップやバー
コード印刷、あるいは熱転写によるバーコードや光ディ
スクメモリを利用した光カード等が主に使用され、利用
者が記録された情報を肉眼で見て興味を覚えるような可
視像情報はデジタル情報記録層とは別に印刷または写真
法により設けられるのが普通であってこの可視像が次々
に変わるカード類は極めて少なく、カードに表示機能を
持たせたいという要望は高い。このため、その一つの実
現手段として、ICカードなどに液晶表示デバイス及び
薄型の電池を内蔵させて表示機能を持たせ、且つ、電卓
にもなるといった多機能カードなども検討されている
が、電池の必要なことや、カードコストがかなり高くな
ることから、カードの手軽さに対する問題を有してい
る。
【0005】例えば、特開昭62ー233186号公
報、特開平4−33676号公報、特開平4−1644
75公報及び特開平6−31027号公報には、支払金
額データ及び獲得得点データが記録されたカードを使用
して遊技を行うカード式のゲーム機が記載されており、
特開昭4−67879号公報には再記録可能であって使
捨てにならないカードを遊技機に使用することが記載さ
れており、特開昭4−307084号公報及び特開昭5
−237254号公報には、カード処理機が玉貸カード
から有価価値の一部を引き落し、引き落した有価価値に
相当する打玉が遊技機に供給される遊技場設備が記載さ
れており、特開平5−177051号公報には、共通カ
ード発行会社から発行されて各遊技場に出荷され予め情
報を書き込んでいても良いしあるいは遊技場内の共通カ
ード販売機で販売するとき情報を書き込んでも良い共通
カードに記録されている有価価値を使用して遊技機で遊
技し、その結果遊技者の所有となった得点が持点カード
に記録され、その持点カードに記録されている得点に相
当する有価価値が景品カードに記録され、その景品カー
ドに記録されている有価価値を使用して景品交換を可能
にすると共に、景品カードに記録されている有価価値
(残額)を使用して遊技者が遊技場内の共通カード販売
機により共通カードを購入でき、その共通カードを使用
して遊技を再度行うことができる遊技場施設が記載され
ているが、これらのカード類における記録媒体は磁気記
録層である。支持体の磁気記録塗工面の反対側に可視像
を設ける場合も、せいぜい、有価価値カードの残存価値
を意味する小さい星印を表示する程度のものであった。
【0006】例えば特開昭4−242683号公報及び
特開昭6−71039号公報には遊技場で使用する景品
カード及びポイントカードについて裏面側に磁気記録用
ストライブ状の塗布層を設け磁気記録用ストライブ状の
塗布層が形成された個所の表面側には可視像表示部を形
成することが記載されているが、この可視像表示部には
鉄粉が封入されておりこの鉄粉がこぼれないように表面
側を透明プレートで覆い、裏面側の磁気記録用ストライ
ブ状塗布層が磁化された部分にのみ封入された鉄粉が付
着してその鉄粉により可視表示できるようにするものに
すぎない。このような鉄粉による可視像表示の難点は明
らかである。そのためか、サービスカードであって書き
換え可能な興味ある可視像を有し高級感を与え耐久性に
優れたものはほとんど流通していない。
【0007】例えば、サービスカードではないが、従来
から買い物毎にプレミアム・ポイントをサービスとして
いる店では、主として、メンバーカード等を使用してい
るが、従来カードではスタンプ等不可逆的かつ単純な情
報を副情報として表示するにすぎなかった。例えば、特
開昭4−3287号公報には、裏面にカードの有価価値
量のための情報と残存有価価値量が零になったときカー
ド処理機の加熱手段を作動させるための情報とを保持す
る磁気記録層を有し表面に通常の画像が印刷された領域
と感熱発色インキが印刷された小領域とを有するプリペ
イドカードを、カード処理機で処理してその残存有価価
値量が零になったときにのみ感熱発色インキが印刷され
た小領域を発色させることが記載されているが、この感
熱発色インキの発色は不可逆的な可視像を形成するに過
ぎない。可逆的な情報を保持する記録媒体としては、先
に述べたように、磁気記録層やICチップやバーコード
印刷、あるいは熱転写によるバーコードが主に使用さ
れ、利用者が記録された情報を肉眼で見て興味を覚える
ような可視像情報はデジタル情報記録層とは別に印刷ま
たは写真法により設けられるのが普通であってこの可視
像が次々に変わるカード類は本発明者の知る限りほとん
どない。斯くして、市場ニーズは高いにも拘らず興味あ
る書き換え可能な可視画像を表示する耐久性に優れたサ
ービスカードは未だ普遍的なものになってはいない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のカードにおける前記問題点を改善し、利用者の関心を
引くに必要な情報を低コストで、且つ簡易に表示でき、
高コントラストの表示画像が得られる情報記憶カードを
提供することにあり、また、カードの有価価値や有価物
のレベルをランクアップしていく過程でカードを作り直
したり、有価価値や有価物のレベルがランクアップされ
たカードを長期間大切に保管する必要がない例えばメン
バーカード等を提供することにあり、さらに、カードに
おける主情報として、デジタル情報でなく、カード利用
者が興味を持つような相互関係のある複数の可逆的可視
像の組合せを幾通りも極く簡単な処理操作により形成可
能し、カードの利用価値を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
は、(1)「可逆的感熱記録部からなる情報表示部を有
するカードを用いて、この表示部に複数の第1の情報を
順次蓄積し、その蓄積表示情報とプリンタに予め記憶さ
せた第2の情報とを対照させて、一致したときに情報表
示部に第3の情報を表示することを特徴とする情報表示
方法。」、(2)「可逆的感熱記録部からなる情報表示
部と情報記憶部を有するカードを用いて、複数の第1の
情報を順次表示部に蓄積表示すると共に、記憶部に記憶
し、その記憶部の情報とプリンタに予め記憶させた第2
の情報とを対照させて、一致したときに第3の情報を情
報表示部に表示すると共に、情報記憶部に記憶すること
を特徴とする情報表示方法。」、(3)「第3の情報を
順次表示部に複数蓄積し、その蓄積表示情報と、プリン
タに予め記憶させた第4の情報とを対照させて一致した
ときに情報表示部に第5の情報を表示することを特徴と
する上記(1)に記載の情報表示方法。」、(4)「第
3の情報を順次表示部に複数蓄積表示すると共に、記憶
部に記憶し、その記憶部の情報とプリンタに予め記憶さ
せた第4の情報とを対照させて一致したときに第5の情
報を情報表示部に表示すると共に、情報記憶部に記憶す
ることを特徴とする上記(2)に記載の情報表示方
法。」、(5)「第3の情報が表示された後、該情報を
蓄積するか否か、選択することが可能であることを特徴
とする上記(1)又は上記(2)に記載の情報表示方
法。」、(6)「情報記憶部として磁気記録、IC、可
逆的感熱記録部に表示される書き換え可能なバーコード
の少なくとも1つを用いることを特徴とする上記(2)
に記載の情報表示方法。」により達成される。
【0010】情報表示部に表示される情報は、利益者が
認識しやすい絵柄等の画像が好ましく、例えばハンバー
ガーショップではハンバーガーを、居酒屋ではビールジ
ョッキを、紳士服店ではスーツを表示する等、各店の特
色を示す絵柄を表示することが好ましい。
【0011】第1の情報を蓄積表示していく場合、同じ
絵柄を複数表示してもよいし、異なる絵柄を複数表示し
てもよい。プリンタ内に予め記憶された第2の情報と対
照して一致したときに、第3の情報を表示する場合、第
2の情報は複数あってもよく、例えば、画像Aが3つ揃
ったときには景品がもらえ、画像Aが2つと画像Bが
1つのときには景品がもらえるようにする。
【0012】第3の情報が表示された後、該情報を蓄積
するか、蓄積せず景品等への交換を行なうか、選択する
場合、プリンタに内蔵させた表示装置及びスイッチで利
用者自身が選択することが可能である。この表示装置及
びスイッチはプリンタと直結し、隣接されたパソコン等
の制御装置に設置することも可能である。第3の情報は
第1の情報と同様に同じ絵柄を複数表示することも異な
る絵柄を表示していくことも可能である。第4の情報は
第2の情報と同様に複数あってもよい。
【0013】ここでプリンタ内に予め記憶された第2の
情報は、プリンタ内に内蔵されたROM等のメモリに記
憶されるか、プリンタと連結されたパソコン内に記憶さ
れるか、又は別の場所にあるネットワークでプリンタと
つながったコンピュータに記憶されてもよい。このプリ
ンタは少なくとも情報表示部に画像を形成する画像形成
手段と、画像を消去する画像消去手段とを持つ。
【0014】具体的には、画像形成手段としては、サー
マルヘッド、レーザ等が挙げられ、画像消去手段として
は、サーマルヘッド、ホットスタンプ、セラミックヒー
タ、ヒートローラ等が挙げられる。この画像形成手段と
画像消去手段は、例えば1つのサーマルヘッドで兼用す
ることも可能である。
【0015】情報記憶部を持たないカードを使用すると
きは、このプリンタ内に上記手段の他にOCR等の画像
を読み取る光学的手段が必要となる。情報記憶部を持つ
カードを使用するときは、このプリンタ内に上記手段の
他に情報記憶部の情報を読み込む手段、書き換える手段
が必要となる。具体的には、これらの手段は情報記憶部
の種類により様々異なるが、情報記憶部が磁気記憶の場
合には、磁気ヘッドであり、バーコードの場合にはバー
コードスキャナである。
【0016】本発明で用いられる可逆的感熱記録部の材
料としては、熱により透明度や色調が可逆的に変化する
ものならばなんでも良いが、エネルギーの印加なしに常
温で色調及び/又は透明度が異なる2以上の形態を保持
できることが好ましい。例えばポリマーを2種以上混合
して、その相溶状態の違いで透明、白濁に変化するもの
(特開昭61−258853号)、液晶高分子の相変化
を利用したもの(特開昭62−66990号、第2頁右
上欄第3行目〜第4頁左上欄第17行目)、常温より高
い第1の特定温度で第1の色の状態となり、第1の特定
温度よりも高い第2の特定温度で加熱し、その後冷却す
ることにより第2の色の状態となるもの、等が挙げられ
る。
【0017】特に第1の特定温度と第2の特定温度で色
の状態が変化するものが好適に用いられる。これらの例
としては、第1の特定温度で透明状態となり、第2の特
定温度で白濁状態となるもの(特開昭55−15419
8号)、第2の特定温度で発色し、第1の特定温度で消
色するもの(特開平4−247985号)、第1の特定
温度で白濁状態となり、第2の特定温度で透明状態とな
るもの(特開平3−169590号)、第1の特定温度
で黒、赤、青等に発色し、第2の特定温度で消色するも
の(特開平2−188293号、特開平2−18829
4号)等が挙げられる。これらの中でも、ロイコ染料を
用いた黒、赤、青等に発色するものはコントラストの面
から用いられることが多く、有機低分子物質を樹脂中に
分散したもので第1の特定温度で透明状態となり第2の
特定状態で白濁状態となるものは、感度及び耐久性の面
から好適に用いられる。
【0018】この可逆性感熱記録材料の特性を改良し、
さらに使いやすくする方法がいくつかある。その方法を
以下に示す。透明状態となる温度(第1の特定温度)を
広げるには融点の異なる有機低分子物質を2種以上適宜
組み合わせるか、そうした有機低分子物質と融点の異な
る他の材料とを組み合わせればよい。これらは例えば特
開昭63−39378号、特開昭63−130380
号、特開平1−123788号、特開平2−1363
号、特開平3−2089号などの公報に開示されている
がこれらに限定されたものではない。
【0019】また、透明画像の形成を容易にするために
界面活性剤、可塑剤等の添加剤を添加することができ
る。これらは例えば特開昭63−104879号、特開
昭63−178079号などの公報に開示されているが
これらに限定されるものではない。さらに可逆性感熱層
を熱、UV、EB等で架橋させてもよく、それにより繰
り返し耐久性を向上させることが可能となる。中でもE
Bによる架橋が好ましい。
【0020】可逆性感熱層上にはその可逆性感熱層を保
護するために保護層を設けることができる。保護層(厚
さ0.1〜5μm)の材料としては、シリコーン系ゴ
ム、シリコーン樹脂(特開昭63−221087号)、
ポリシロキサングラフトポリマー(特開昭63−317
385号)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂(特開
平2−566号)等が挙げられる。保護層中に有機又は
無機填料(特開平4−85077号)やシリコンオイル
等を含有させてもよい。いずれの場合も、塗布時に溶剤
を用いるが、その溶剤は、感熱層の樹脂ならびに有機低
分子物質を溶解しにくいほうが望ましい。さらに形成さ
れた画像のコントラストを向上させるためにAl等の金
属を蒸着する等の方法による光反射層を設けてもよい
(特開平1−14079号、特開平1−20193号な
ど)。
【0021】本発明の可逆的感熱記録カードは、記録部
分として上記のような可逆的感熱層の他に、磁気記憶
層、ICチップ及び/又は書換可能なバーコードを設け
たものをその範囲に包含する。
【0022】特に、本発明の可逆的感熱記録カードが、
書き換え可能なバーコードを設けたものであり、可逆感
熱記録材料が白濁と透明に可逆的に変化するものである
場合には反射率の異なる2種以上の部位からなるものと
することが好ましい。というのは、人間が目視する場合
には、例えば白濁状態の画像部と着色状態の非画像部と
は光量差に加えて色調差があり、かつ、目視する角度に
よっては非画像部からの過度の反射光によるグレアがな
くなるので可逆的可視像を目視し易くするが、一方、こ
れを反射濃度計やバーコード読取り装置のような装置で
読み取る場合には、通常、光を斜めから入射させ面に対
し垂直方向にセンサーを置き読み取ることになり、これ
は、とりもなおさず、着色層により可視光の少なくとも
一部が吸収されコントラストが低くなった結果を計測す
るに過ぎないためである。而して、本発明の可逆的感熱
記録カードにおける着色層は、可視光に対する反射率の
異なる2種以上の部位からなり、かつ、その少なくとも
一方の部位が可視光を吸収する層であり、他の少なくと
も一部が可視光を反射する層からなるものとして、目視
でも画像を認識しやすく、かつ、装置による測定でも高
コントラストが得られるものすることができる。
【0023】可逆性(可逆的)感熱層において有機低分
物質を樹脂中に分散した記録材料を用いた場合、バーコ
ードを読み取るのに必要な高いコントラストを得るに
は、有機低分子物質の平均粒子径が0.1〜2.0μm
の範囲にあることが好ましく、より適切な白濁度にな
る。これは、この可逆性感熱記録カードの記録、消去が
有機低分子物質の単結晶状態と多結晶状態という結晶状
態と内部空隙の差異により光散乱、光透過を利用するプ
ロセスであるので、光散乱、透過を起こさせるための結
晶成長やその効果は自ずと樹脂母材中に分散された有機
低分子物質の粒子径に依存するためと推定されている。
【0024】即ち、有機低分子物質の結晶性の変化(単
結晶⇔多結晶)は有機低分子物質と樹脂母材との相互作
用が考えられ、粒子の大きさにより樹脂母材との相互作
用の大きさに差が生じ、透明状態と白濁状態の変化の度
合いに差が発生するものと考えられている。そして、分
散された有機低分子物質の平均粒子径が大きくなればな
るほど多結晶状態になり難くなり内部空隙も減少し、光
を散乱させる効果が小さくなって、白濁度が低下してコ
ントラストが低くなり、逆に、分散された有機低分子物
質の平均粒子径が小さくなればなるほど結晶の成長にお
いて分散されたマトリックス中で多結晶状態を形成しに
くくなり、この場合も白濁度が低下してコントラストが
低くなるためと考えられる。
【0025】さらに、バーコードを読み取る関係から、
有機低分子物質の粒子の平均粒子径がバーコードを読み
取る際の光源の波長の1/8から2倍までの範囲にある
とき、バーコードの読み取り時のコントラストがさらに
向上する。こうした現象が何故生じるかはいまだに明ら
かにされていないが、大よそ次のように推察されてい
る。即ち、白濁度つまり光の散乱度は有機低分子物質粒
子中の結晶の大きさと内部空隙の量で決まると考えら
れ、さらにこの結晶の大きさと内部空隙の量は有機低分
子物質粒子の大きさで決まってくると考えられる。これ
は、有低分子物質粒子の大きさにより、樹脂母材とその
樹脂母材中に分散されている有機低分子物質との界面の
面積が決まり、この界面の面積から樹脂母材と有機低分
子物質との相互作用の強さが決まり、その相互作用の強
さが粒子中の結晶の大きさに影響を与えるためと推測さ
れている。
【0026】また、ある波長の光を一番散乱しやすい結
晶の大きさがあり、これは個々の材料によって異なる
が、光の波長より小さい結晶がその波長の光を散乱しや
すい。つまり、有機低分子物質の平均粒子径がバーコー
ドを読み取る光の波長の1/8から2倍までの範囲にあ
るとき白濁状態の有機低分子物質粒子中の多結晶の個々
の結晶の大きさがその波長の光を最も散乱しやすい大き
さになっているものと考えられている。前記の平均粒子
径が読み取り光源の波長の1/8未満となると、散乱効
果が減少し、白濁度が下がり、コントラストが減少し、
逆に、2倍を越えると樹脂母材と有機低分子物質の界面
の表面積が減少し、樹脂母材と有機低分子物質との相互
作用が減少し、有機低分子物質粒子中の結晶の制御がし
にくくなると考えられており、白濁度が下がり、コント
ラストが減少する。なお、有機低分子物質の粒径を制御
する方法としては貧溶媒の混入、記録層形成液塗工時の
加熱乾燥の制御、分散性を制御するための界面活性剤の
添加等が考えられるがこれらに限定されるものではな
い。
【0027】ところで、従来バーコードを読み取るため
の光源の波長は600nm以上と規定され(JIS B
9550)、通常600nmから1000nmの範囲の
波長の光源が用いられている。具体的にはLED(66
0nm及び940nmの波長のものが良く用いられ
る)、レーザー(He−Neレーザーで600nm、半
導体レーザーで680nm、780nm、及び960n
mが良く用いられる)が挙げられる。
【0028】本発明の可逆的感熱記録カードにおけるバ
ーコード表示体によれば、上記したような660nm以
上の波長の光源を用いてバーコードを読み取ることは勿
論可能であるが、より短い波長の光源を用いることもで
き、むしろ短い波長の光源を用いた方がより高いコント
ラストが得られる。例えば、400〜600nmの光を
用いれば、600nm〜10000nmの光に比べ、コ
ントラストは最大で2倍近くになる。これは波長の短い
光の方が有機低分子物質に対する屈折率が大きくなり、
光の散乱が増え、そのため白濁度が向上するためである
と考えられる。
【0029】なお、ここでいう「バーコード」とは、光
の強弱や波長の変化等の光学的変化を可視光の波長域で
あってもなくても情報として認識しうるものであればよ
く、従って、二次元バーコード、OCR、カルラコード
に代表される他の光学的認識パターン表示体をも包含す
る。
【0030】以下、図面を参照しつつ実施例により本発
明をさらに詳細に説明する。しかしながらこれら実施例
は、本発明を説明するためのものであって、本発明を制
限するためのものではない。
【0031】
【実施例】支持体(11)上に、アルミ反射層(1
2)、可逆性感熱記録層(13)、保護層(14)を設
けてなる図1に示されるフィルムを、図2のようにカー
ド状に加工した。このカードはその書き換え記録部(2
2)以外の部分に文字、絵柄等を適宜印刷することが可
能なものである。このカードの上からサーマルヘッドで
加熱して書き換え記録部(22)に画像を形成した。こ
の例の場合、便宜上書き換え記録部(22)をカード上
部に持ってきているが、この位置はどこであっても差し
支えない。
【0032】図10に示されるように、透明PETフィ
ルムベース上に、可逆性感熱記録層(13)、保護層
(14)設けてなるフィルムと支持体(11)とを低屈
折率層としての空気層(16)を介在させた接着層(1
7)で張り合わせたものをカード状に加工して用いるこ
とも可能である。
【0033】図11には、支持体(11)上に、アルミ
反射層(12)、可逆性感熱記録層(13)、保護層
(14)を設け、支持体(11)の裏面に磁気記録層を
設けてなる別の例が示される。
【0034】この磁気記録層にはカード番号、カード発
行データ、会員認証データ、景品引替記録を設けて、カ
ードの不正使用防止や顧客利用上のセキュリティを高め
るための諸データを記録することができる。来店時に顧
客についてカード発行の手続がなされ、カード利用者に
は、カードが発行される(図3)。この例では、表示部
に「Welcome!」と表示されているが、表示部に
は氏名、日時等を表示し得る。次に、そのカードを発行
した店又はその関係店で、買い物の後精算時に、提出さ
れたカードに情報が書き足される。例えば500円以上
の買い物をしたカード利用者に例えばハンバーグマーク
1個の情報が書き足され、2000円以上買い物をした
カード利用者の場合には2個の情報が書き足される。書
き足しは、例えば店に備えられたルーレット装置によ
り、出た目の数、種類で自動的に定まる前記マークが追
加されることにより終了し、結果は図4のように表示さ
れる。次回の来店の際、買い物の後精算時に、前回と同
様、カード利用者が保持していたカードに、前記ルーレ
ット装置により、出た目の数、種類で自動的に定まるマ
ークが追加される。その結果各マークがうまく揃ったと
すると図5に示されるように景品がランクアップしてい
く。例えばこの時はダブルハンバーグになる。この時点
で景品を受け取るとすると、図6のように大きく景品と
アピールして表示することができる。一方、各マークが
揃わなかった場合には、図7に示されるように別の景品
の受取権利が表示される。ここで、カード利用者が景品
を受け取らず、更にゲームを継続したとすると、カード
表示は図8に示すように書き換えられ、その後の来店時
にゲームが更に継続され、その結果上ランクの景品マー
クが揃うと図9のように、全く別の景品としてランクア
ップしていく。このように、ゲーム結果は次々と専用プ
リンタで書き換えられる。
【0035】支持体(11)上に、アルミ反射層(1
2)、可逆性感熱記録層(13)、保護層(14)を設
けてなるフィルムをカード状に加工し、ICチップを納
める窪み部(23)を形成するとともに、書き換え記録
部を、本発明の可逆的感熱記録カードがICチップを有
する場合の1具体例の概念図として示される図12aの
ようにカード状に加工する。この例においても図1の場
合と同様に、支持体(11)上に、アルミ反射層(1
2)、可逆性感熱記録層(13)、保護層(14)を設
けてなるフィルムが、書き換え記録部として使用され
た。すなわち、この例においては、可逆的感熱記録カー
ドに書き換え記録部(24)がラベル加工されるととも
に、可逆的感熱記録カードの裏面側には所定箇所にIC
チップ埋め込み用窪み部(23)が形成されており、こ
の窪み部(23)に、図12bに示されるようなウェハ
(231)が組込まれて固定される。ウェハ(231)
は、ウェハ基板(232)上に集積回路(233)が設
けられると共に、この集積回路(233)に電気的に接
続されている複数の接触端子(234)がウェハ基板
(232)に設けられる。この接触端子(234)はウ
ェハ基板(232)の裏面側に露出しており、前記の専
用プリンタ(カードリーダライタ)がこの接触端子(2
34)に電気的に接触して所定の情報を読み出したり書
き換えたりできるように構成されている。この可逆的感
熱記録カードの機能例を、図13を参照しつつ説明す
る。
【0036】図13(a)は、集積回路(233)を示
す概略の構成ブロック図であり、(b)はRAMの記憶
データの1例を示す構成ブロック図である。集積回路
(233)は、例えばLSIで構成されており、その中
には制御動作を所定の手順で実行することのできるCP
U(235)と、CPU(235)の動作プログラムデ
ータを格納するROM(236)と、必要なデータの書
き込み及び読み出しができるRAM(237)を含む。
さらに集積回路(233)は、入力信号を受けてCPU
(235)に入力データを与えるとともにCPU(23
5)からの出力信号を受けて外部に出力する入出力イン
ターフェース(238)と、図示していないが、パワー
オンリセット回路、クロック発生回路、パルス分周回路
(割込パルス発生回路)、アドレスデコーダ回路とを含
む。CPU(235)は、パルス分周回路から定期的に
与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動
作を実行することが可能となる。また、アドレスデコー
ド回路はCPU(235)からのアドレスデータをデコ
ードし、ROM(236)、RAM(237)、入出力
インターフェース(238)にそれぞれ信号を与える。
入出力インターフェース(238)には、複数(図中で
は8個)の接触端子(234)が接続されており、前記
の専用プリンタ(カードリーダライタ)からの所定デー
タがこの接触端子(234)から入出力インターフェー
ス(238)を介してCPU(235)に入力される。
CPU(235)は、入力信号に応答して、かつROM
(236)内に格納されたプログラムデータに従って、
各動作を行い、かつ、所定のデータ、信号を入出力イン
ターフェース(238)を介してカードリーダライタに
出力する。本発明においては、乱数発生のための簡単な
プログラムを、このROM(236)内に予め格納して
おくことができ、これによって、前記複数の情報の異な
る組合せにより複数存在する有価価値又は有価物に相当
する各信号をランダムに発生させることができる。
【0037】図13(b)に示されるように、RAM
(237)は複数の記憶領域(239a)〜(239
f)を含む。例えば領域(239a)にはカード番号が
記憶され、(239b)には例えばカード所有者の氏
名、住所、電話番号等のIDデータが記憶され、領域
(239c)には例えば獲得した有価価値又は有価物に
相当する情報例えば得点済みのハンバーガー印の合計数
が記憶され、領域(239d)には例えば獲得済みのよ
り上位の有価価値又は有価物に相当する情報例えば得点
済みのダブルハンバーガー印の合計数が記憶され、領域
(239e)(239f)及び(239g)には例えば
それぞれ店コードとそれに対応した獲得済みの有価価値
又は有価物に相当する情報例えば得点済みのハンバーガ
ー印の数と、獲得済みのより上位の有価価値又は有価物
に相当する情報例えば得点済みのダブルハンバーガー印
の数とが、区別して記憶される。この可逆的感熱記録カ
ードの例は、バーチャルルーレット装置として、出た目
の数、種類で自動的に定まる有価価値、有価物(例えば
獲得ポイント、獲得景品)に基いて専用プリンタとして
のリーダライタで書き換えを簡単に行いたい場合、特
に、バーチャルルーレット装置と専用プリンタとしての
リーダライタとを一体化したい場合に、好ましく使用す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によって、ファーストフード、各
店でのサービスカード上にポイントや景品が文字、数
字、絵で明確に表示され、また、ランクアップ時やゲー
ム継続時にも、今までの再発行、保存などのように、発
行者、保持者の手を煩わすことなく、速やかに、継続、
精算が行われることとなった。また可逆的感熱記録、再
発行のためのさまざまな経費が削減できゲームによる集
客又はゲームのランクアップによるリピータの獲得等に
よって、発行店の売上げ、利益の向上にも資するという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆的感熱記録カードの層構成の1例
を示した断面図である。
【図2】本発明の可逆的感熱記録カードの平面構成の1
例を示した説明図である。
【図3】本発明の可逆的感熱記録カードの発行直後の1
例を示した説明図である。
【図4】本発明の可逆的感熱記録カードにおける複数の
情報が順次表示されていく過程の1例を示した説明図で
ある。
【図5】本発明の可逆的感熱記録カードにおける複数の
情報の加算結果の1例を示した説明図である。
【図6】本発明の可逆的感熱記録カードにおける複数の
情報の加算結果の他の1例を示した説明図である。
【図7】本発明の可逆的感熱記録カードにおける複数の
情報が順次表示されていく過程の他の1例を示した説明
図である。
【図8】本発明の可逆的感熱記録カードにおける、情報
の組合せにより表示される別の可逆的な可視画像が順次
表示されていく途上の1例を示した説明図である。
【図9】本発明の可逆的感熱記録カードにおける、より
上位の有価価値及び/又は有価物の階層的価値関係を表
わす完成画像の1例を示した説明図である。
【図10】本発明の可逆的感熱記録カードの層構成の他
の1例を示した断面図である。
【図11】
【図12】本発明における、ICチップを設けた可逆的
感熱記録リライタブルカードの1例を示した説明図であ
る。
【図13】本発明のICチップを設けた可逆的感熱記録
リライタブルカードにおける、ICチップの1機能例を
示した説明図である。
【符号の説明】
11 支持体 12 アルミニウム反射層 13 可逆性感熱記録層 14 保護層 15 透明PETフイルム 16 空気層 17 接着層 20 磁気塗工層 21 カード 22 書き換え記録部 23 ICチップ用窪み部 24 書き換え記録部のラベル加工 231 ウエハ 232 ウエハ基板 233 集積回路 234 接触端子 235 CPU 236 ROM 237 RAM 238 入出力用インターフェース 239 RAM記憶領域の情報
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月1日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 可逆的情報表示方法
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆的感熱記録部からなる情報表示部を
    有するカードを用いて、この表示部に複数の第1の情報
    を順次蓄積し、その蓄積表示情報とプリンタに予め記憶
    させた第2の情報とを対照させて、一致したときに情報
    表示部に第3の情報を表示することを特徴とする情報表
    示方法。
  2. 【請求項2】 可逆的感熱記録部からなる情報表示部と
    情報記憶部を有するカードを用いて、複数の第1の情報
    を順次表示部に蓄積表示すると共に、記憶部に記憶し、
    その記憶部の情報とプリンタに予め記憶させた第2の情
    報とを対照させて、一致したときに第3の情報を情報表
    示部に表示すると共に、情報記憶部に記憶することを特
    徴とする情報表示方法。
  3. 【請求項3】 第3の情報を順次表示部に複数蓄積し、
    その蓄積表示情報と、プリンタに予め記憶させた第4の
    情報とを対照させて一致したときに情報表示部に第5の
    情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報
    表示方法。
  4. 【請求項4】 第3の情報を順次表示部に複数蓄積表示
    すると共に、記憶部に記憶し、その記憶部の情報とプリ
    ンタに予め記憶させた第4の情報とを対照させて一致し
    たときに第5の情報を情報表示部に表示すると共に、情
    報記憶部に記憶することを特徴とする請求項2に記載の
    情報表示方法。
  5. 【請求項5】 第3の情報が表示された後、該情報を蓄
    積するか否か、選択することが可能であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の情報表示方法。
  6. 【請求項6】 情報記憶部として磁気記録、IC、可逆
    的感熱記録部に表示される書き換え可能なバーコードの
    少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項2に記
    載の情報表示方法。
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