JPH0935357A - ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 - Google Patents
ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置Info
- Publication number
- JPH0935357A JPH0935357A JP7182613A JP18261395A JPH0935357A JP H0935357 A JPH0935357 A JP H0935357A JP 7182613 A JP7182613 A JP 7182613A JP 18261395 A JP18261395 A JP 18261395A JP H0935357 A JPH0935357 A JP H0935357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- power level
- power
- forming
- high temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B7/006—Overwriting
- G11B7/0062—Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録パワーの変動によって記録ピットが変化
し、情報記録の高速化や高密度化に対応できなかった。 【解決手段】 光磁気ディスク1に所定の信号を記録パ
ワーを変化させて記録しその再生信号振幅に基づいてデ
ィスク1の高温レベル状態が始まる直前のパワーレベル
PHthを検出するステップと、得られたパワーレベルを
もとにディスク1に低温レベル状態を形成するパワーレ
ベルPLを決定するステップと、低温レベル状態を形成
するパワーレベルPLと高温レベル状態を形成するパワ
ーレベルPH1,PH2の関係式を用い、かつこの関係
式の所定の定数τを変えて高温レベル状態を形成するパ
ワーレベルを算出すると共に、得られたパワーレベルで
ディスク1に長さの異なる信号を記録し、その長さの異
なる信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差
に基づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決
定するステップとを具備する。
し、情報記録の高速化や高密度化に対応できなかった。 【解決手段】 光磁気ディスク1に所定の信号を記録パ
ワーを変化させて記録しその再生信号振幅に基づいてデ
ィスク1の高温レベル状態が始まる直前のパワーレベル
PHthを検出するステップと、得られたパワーレベルを
もとにディスク1に低温レベル状態を形成するパワーレ
ベルPLを決定するステップと、低温レベル状態を形成
するパワーレベルPLと高温レベル状態を形成するパワ
ーレベルPH1,PH2の関係式を用い、かつこの関係
式の所定の定数τを変えて高温レベル状態を形成するパ
ワーレベルを算出すると共に、得られたパワーレベルで
ディスク1に長さの異なる信号を記録し、その長さの異
なる信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差
に基づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決
定するステップとを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的情報記録に
おいて光源の多値制御の記録パワーを最適値に調整する
ためのライトテスト方法及びそれを用いた光学的情報記
録再生装置に関するものである。
おいて光源の多値制御の記録パワーを最適値に調整する
ためのライトテスト方法及びそれを用いた光学的情報記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体に光ビームを照射し
て光学的に情報を記録し、あるいは再生する装置として
は、予め情報が記録された再生専用の記録媒体の再生を
行う再生専用の装置、記録膜を熱で開口して情報ピット
を記録する追記型の装置、媒体の結晶状態を変化させて
その反射率の違いで情報を記録する装置、垂直磁化膜の
磁化の方向を変えて情報ピットを記録する書き換え型の
装置などがある。
て光学的に情報を記録し、あるいは再生する装置として
は、予め情報が記録された再生専用の記録媒体の再生を
行う再生専用の装置、記録膜を熱で開口して情報ピット
を記録する追記型の装置、媒体の結晶状態を変化させて
その反射率の違いで情報を記録する装置、垂直磁化膜の
磁化の方向を変えて情報ピットを記録する書き換え型の
装置などがある。
【0003】図12はその中で書き換え型の光変調オー
バーライト方式の光磁気ディスク装置を示した構成図で
ある。図12に於いて、1は情報記録媒体であるところ
の光磁気ディスクであり、ガラスやプラスチックなどの
透明基板上に磁性膜2が形成されている。光磁気ディス
ク1はスピンドルモータ3の回転軸に装填され、スピン
ドルモータ3の駆動によって所定の速度で回転する。光
磁気ディスク1の下面には、光学ヘッド4が配置され、
上面には光学ヘッド4と相対向してバイアスマグネット
13が配置されている。光学ヘッド4内には、記録再生
光源の半導体レーザ5が設けられ、この半導体レーザ5
から射出された光ビームはコリメータレンズ6で平行化
された後、偏光ビームスプリッタ7を透過して対物レン
ズ8に入射する。入射した光ビームは対物レンズ8で絞
られ、微小光スポットとして光磁気ディスク1の磁性膜
2上に集光される。情報を記録する場合は、半導体レー
ザ5の光ビームは情報信号に応じて変調され、光磁気デ
ィスク1の情報トラック上に照射される。一方、情報記
録時は、バイアスマグネット13から光磁気ディスク1
に一定方向の磁界が印加されており、この磁界の印加と
変調された光ビームの照射によって、一連の情報が記録
される。
バーライト方式の光磁気ディスク装置を示した構成図で
ある。図12に於いて、1は情報記録媒体であるところ
の光磁気ディスクであり、ガラスやプラスチックなどの
透明基板上に磁性膜2が形成されている。光磁気ディス
ク1はスピンドルモータ3の回転軸に装填され、スピン
ドルモータ3の駆動によって所定の速度で回転する。光
磁気ディスク1の下面には、光学ヘッド4が配置され、
上面には光学ヘッド4と相対向してバイアスマグネット
13が配置されている。光学ヘッド4内には、記録再生
光源の半導体レーザ5が設けられ、この半導体レーザ5
から射出された光ビームはコリメータレンズ6で平行化
された後、偏光ビームスプリッタ7を透過して対物レン
ズ8に入射する。入射した光ビームは対物レンズ8で絞
られ、微小光スポットとして光磁気ディスク1の磁性膜
2上に集光される。情報を記録する場合は、半導体レー
ザ5の光ビームは情報信号に応じて変調され、光磁気デ
ィスク1の情報トラック上に照射される。一方、情報記
録時は、バイアスマグネット13から光磁気ディスク1
に一定方向の磁界が印加されており、この磁界の印加と
変調された光ビームの照射によって、一連の情報が記録
される。
【0004】また、光磁気ディスク1に照射された光ビ
ームは媒体面で反射される。この反射光は再び対物レン
ズ8を通って偏光ビームスプリッタ7に入射し、その偏
光面でビームスプリッタ9側へ反射され、半導体レーザ
5の入射光と分離される。ビームスプリッタ9では入射
光束が2つの光束に分離され、一方の光束はセンサレン
ズ10を介して光センサ11で受光される。光センサ1
1の受光信号はAT・AF回路(オートトラッキング、
オートフォーカス制御回路)12に入力され、AT・A
F回路12ではその受光信号をもとにトラッキング誤差
信号及びフォーカス誤差信号が生成される。そして、得
られたトラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号をも
とに対物レンズアクチュエータ14を駆動し、対物レン
ズ8をトラッキング方向及びフォーカス方向に変位させ
ることで、トラッキング制御とフォーカス制御が行われ
る。
ームは媒体面で反射される。この反射光は再び対物レン
ズ8を通って偏光ビームスプリッタ7に入射し、その偏
光面でビームスプリッタ9側へ反射され、半導体レーザ
5の入射光と分離される。ビームスプリッタ9では入射
光束が2つの光束に分離され、一方の光束はセンサレン
ズ10を介して光センサ11で受光される。光センサ1
1の受光信号はAT・AF回路(オートトラッキング、
オートフォーカス制御回路)12に入力され、AT・A
F回路12ではその受光信号をもとにトラッキング誤差
信号及びフォーカス誤差信号が生成される。そして、得
られたトラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号をも
とに対物レンズアクチュエータ14を駆動し、対物レン
ズ8をトラッキング方向及びフォーカス方向に変位させ
ることで、トラッキング制御とフォーカス制御が行われ
る。
【0005】一方、光磁気ディスク1の記録情報を再生
する場合は、半導体レーザ5の光ビームは記録ができな
い程度の再生パワーに設定され、その再生用光ビームを
目的のトラックに走査することで記録情報の再生が行わ
れる。即ち、再生用光ビームのディスク面からの反射光
は対物レンズ8、偏光ビームスプリッタ7、ビームスプ
リッタ9、センサレンズ15を経由して光センサ16で
受光される。光センサ16の受光信号は図示しない再生
信号処理回路へ送られ、ここで所定の信号処理を行うこ
とで記録情報が再生される。勿論、再生時においても再
生光ビームの反射光は光センサ11で受光され、AT・
AF回路12ではその受光信号をもとにトラッキング制
御やフォーカス制御を行う。
する場合は、半導体レーザ5の光ビームは記録ができな
い程度の再生パワーに設定され、その再生用光ビームを
目的のトラックに走査することで記録情報の再生が行わ
れる。即ち、再生用光ビームのディスク面からの反射光
は対物レンズ8、偏光ビームスプリッタ7、ビームスプ
リッタ9、センサレンズ15を経由して光センサ16で
受光される。光センサ16の受光信号は図示しない再生
信号処理回路へ送られ、ここで所定の信号処理を行うこ
とで記録情報が再生される。勿論、再生時においても再
生光ビームの反射光は光センサ11で受光され、AT・
AF回路12ではその受光信号をもとにトラッキング制
御やフォーカス制御を行う。
【0006】次に、図12の装置における光変調オーバ
ーライト方式の記録プロセスについて説明する。なお、
この光変調オーバーライト方式については、例えば特開
昭63−239637号公報に詳しく記載されている。
まず、光磁気ディスク1の磁性膜2は互いに交換結合し
た第1磁性層と第2磁性層からなっている。第1磁性層
の室温での保磁力は第2磁性層の保磁力よりも大きく、
また、第1磁性層のキュリー温度は第2磁性層のキュリ
ー温度よりも低くなっている。このディスク1に情報を
記録する場合は、キュリー温度の高い方の第2磁性層を
一方向に初期化した後、光学ヘッド4からのレーザビー
ムの強度変調によってオーバーライトを行う。ここで、
レーザビームとしては、第1種、第2種のパワーの異な
る2種類のレーザパワーが用いられる。第1種のレーザ
パワーはディスク1を第1磁性層のキュリー温度まで昇
温するだけのパワーレベル(低温レベル状態を形成する
パワーレベルPL)、第2種のパワーレベルはディスク
1を第2磁性層のキュリー温度まで昇温するだけのパワ
ーレベル(高温レベル状態を形成するパワーレベルP
H)である。
ーライト方式の記録プロセスについて説明する。なお、
この光変調オーバーライト方式については、例えば特開
昭63−239637号公報に詳しく記載されている。
まず、光磁気ディスク1の磁性膜2は互いに交換結合し
た第1磁性層と第2磁性層からなっている。第1磁性層
の室温での保磁力は第2磁性層の保磁力よりも大きく、
また、第1磁性層のキュリー温度は第2磁性層のキュリ
ー温度よりも低くなっている。このディスク1に情報を
記録する場合は、キュリー温度の高い方の第2磁性層を
一方向に初期化した後、光学ヘッド4からのレーザビー
ムの強度変調によってオーバーライトを行う。ここで、
レーザビームとしては、第1種、第2種のパワーの異な
る2種類のレーザパワーが用いられる。第1種のレーザ
パワーはディスク1を第1磁性層のキュリー温度まで昇
温するだけのパワーレベル(低温レベル状態を形成する
パワーレベルPL)、第2種のパワーレベルはディスク
1を第2磁性層のキュリー温度まで昇温するだけのパワ
ーレベル(高温レベル状態を形成するパワーレベルP
H)である。
【0007】具体的に説明すると、まずレーザビームの
2種のパワーレベルを情報に応じて変調し、第1種のレ
ーザパワー(PL)を照射した場合、キュリー温度の低
い第1磁性層の磁化のみが消失し、その照射部位におい
て後の冷却過程で発現してくる磁化は、キュリー温度の
高い方の第2磁性層との交換結合によって、初期化され
た第2磁性層に対し安定な方向に配向する。次いで、第
2種のレーザパワーを照射した場合は、その照射部位に
おいては第1、第2磁性層の磁化が消失し、その後の冷
却過程で発現してくる第2磁性層の磁化は、バイアス磁
界の方向に配向する。そして、第1磁性層の磁化は交換
結合によって第2磁性層の磁化の向きに対して安定な方
向に配向し、情報の記録を行う。このように第1種、第
2種のレーザパワーを情報に応じて選択することによ
り、第1種のレーザパワーでは第1磁性層の磁化が初期
化方向に配向し、第2種のレーザパワーでは第1磁性層
の磁化がバイアス磁界の方向に配向して情報の記録を行
う。このようにして2種のレーザパワーを制御し、この
記録の際には、第1磁性層の記録前の磁化状態に関係な
く、オーバーライトが可能となる。
2種のパワーレベルを情報に応じて変調し、第1種のレ
ーザパワー(PL)を照射した場合、キュリー温度の低
い第1磁性層の磁化のみが消失し、その照射部位におい
て後の冷却過程で発現してくる磁化は、キュリー温度の
高い方の第2磁性層との交換結合によって、初期化され
た第2磁性層に対し安定な方向に配向する。次いで、第
2種のレーザパワーを照射した場合は、その照射部位に
おいては第1、第2磁性層の磁化が消失し、その後の冷
却過程で発現してくる第2磁性層の磁化は、バイアス磁
界の方向に配向する。そして、第1磁性層の磁化は交換
結合によって第2磁性層の磁化の向きに対して安定な方
向に配向し、情報の記録を行う。このように第1種、第
2種のレーザパワーを情報に応じて選択することによ
り、第1種のレーザパワーでは第1磁性層の磁化が初期
化方向に配向し、第2種のレーザパワーでは第1磁性層
の磁化がバイアス磁界の方向に配向して情報の記録を行
う。このようにして2種のレーザパワーを制御し、この
記録の際には、第1磁性層の記録前の磁化状態に関係な
く、オーバーライトが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12で説明した光磁
気ディスク装置は、前述のように光変調方式のオーバー
ライトによる装置であり、情報の記録の高速化の要求に
応えるべく、情報の消去を行うことなく、情報の記録を
行うことが可能である。また、最近においては、情報の
高密度化のために、記録ピットの両エッジに情報の意味
をもたせるピットエッジ記録が主流になってきている。
しかしながら、このように情報の記録を高速化し、情報
を高密度化するためには記録ピットを正確、かつ安定し
て記録する必要があるが、記録時の装置内温度変化、対
物レンズやディスクの汚れなどによって記録パワーが変
動してしまう。そのため、従来においては、記録パワー
の変動によって記録ピットが変化し、記録の高速化や高
密度化に十分に対応できないという問題があった。
気ディスク装置は、前述のように光変調方式のオーバー
ライトによる装置であり、情報の記録の高速化の要求に
応えるべく、情報の消去を行うことなく、情報の記録を
行うことが可能である。また、最近においては、情報の
高密度化のために、記録ピットの両エッジに情報の意味
をもたせるピットエッジ記録が主流になってきている。
しかしながら、このように情報の記録を高速化し、情報
を高密度化するためには記録ピットを正確、かつ安定し
て記録する必要があるが、記録時の装置内温度変化、対
物レンズやディスクの汚れなどによって記録パワーが変
動してしまう。そのため、従来においては、記録パワー
の変動によって記録ピットが変化し、記録の高速化や高
密度化に十分に対応できないという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、装置内温度変化や対物レンズ、
記録媒体の汚れなどに関係なく、記録ピットを正確に記
録することを可能としたライトテスト方法及び光学的情
報記録再生装置を提供することにある。
たもので、その目的は、装置内温度変化や対物レンズ、
記録媒体の汚れなどに関係なく、記録ピットを正確に記
録することを可能としたライトテスト方法及び光学的情
報記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光源の
記録パワーを多値制御により制御して情報記録媒体に情
報を記録するに当り、前記記録媒体にライトテストを行
って前記光源の多値の記録パワーをそれぞれ最適値に調
整するライトテスト方法であって、前記記録媒体に所定
の信号を記録パワーを変化させて記録し、その再生信号
振幅に基づいて前記記録媒体の高温レベル状態が始まる
直前のパワーレベルを検出するステップと、得られたパ
ワーレベルをもとに前記記録媒体に低温レベル状態を形
成するパワーレベルを決定するステップと、前記低温レ
ベル状態を形成するパワーレベルと高温レベル状態を形
成するパワーレベルの関係式を用い、かつこの関係式の
所定の定数を変えて高温レベル状態を形成するパワーレ
ベルを算出すると共に、得られたパワーレベルで前記記
録媒体に長さの異なる信号を記録し、その長さの異なる
信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差に基
づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定す
るステップとを有することを特徴とするライトテスト方
法によって達成される。
記録パワーを多値制御により制御して情報記録媒体に情
報を記録するに当り、前記記録媒体にライトテストを行
って前記光源の多値の記録パワーをそれぞれ最適値に調
整するライトテスト方法であって、前記記録媒体に所定
の信号を記録パワーを変化させて記録し、その再生信号
振幅に基づいて前記記録媒体の高温レベル状態が始まる
直前のパワーレベルを検出するステップと、得られたパ
ワーレベルをもとに前記記録媒体に低温レベル状態を形
成するパワーレベルを決定するステップと、前記低温レ
ベル状態を形成するパワーレベルと高温レベル状態を形
成するパワーレベルの関係式を用い、かつこの関係式の
所定の定数を変えて高温レベル状態を形成するパワーレ
ベルを算出すると共に、得られたパワーレベルで前記記
録媒体に長さの異なる信号を記録し、その長さの異なる
信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差に基
づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定す
るステップとを有することを特徴とするライトテスト方
法によって達成される。
【0011】また、本発明の目的は、光学的情報記録媒
体に光源の記録パワーを多値制御により制御して情報を
記録する光学的情報記録再生装置において、前記記録媒
体に所定の信号を記録パワーを変化させて記録し、その
再生信号振幅に基づいて前記記録媒体の高温レベル状態
が始まる直前のパワーレベルを検出する手段と、得られ
たパワーレベルをもとに前記記録媒体に低温レベル状態
を形成するパワーレベルを決定する手段と、前記低温レ
ベル状態を形成するパワーレベルと高温レベル状態を形
成するパワーレベルの関係式を用い、かつ関係式の所定
の定数を変えて前記高温レベル状態を形成するパワーレ
ベルを算出する手段と、算出されたパワーレベルで前記
記録媒体に長さの異なる信号を記録し、その長さの異な
る信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差に
基づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定
する手段とを有することを特徴とする光学的情報記録再
生装置によって達成される。
体に光源の記録パワーを多値制御により制御して情報を
記録する光学的情報記録再生装置において、前記記録媒
体に所定の信号を記録パワーを変化させて記録し、その
再生信号振幅に基づいて前記記録媒体の高温レベル状態
が始まる直前のパワーレベルを検出する手段と、得られ
たパワーレベルをもとに前記記録媒体に低温レベル状態
を形成するパワーレベルを決定する手段と、前記低温レ
ベル状態を形成するパワーレベルと高温レベル状態を形
成するパワーレベルの関係式を用い、かつ関係式の所定
の定数を変えて前記高温レベル状態を形成するパワーレ
ベルを算出する手段と、算出されたパワーレベルで前記
記録媒体に長さの異なる信号を記録し、その長さの異な
る信号の再生信号のピーク値とボトム値の中間値の差に
基づいて高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定
する手段とを有することを特徴とする光学的情報記録再
生装置によって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の光学的情
報記録再生装置の一実施例を示した構成図である。な
お、図1では図12の従来装置と同一部分は同一符号を
付してその説明を省略する。即ち、図1において、光磁
気ディスク1、磁性膜2、スピンドルモータ3、AT・
AF回路12は図12のものと同じである。また、光学
ヘッド4においても、半導体レーザ5、コリメータレン
ズ6、対物レンズ8、偏向ビームスプリッタ7及び9、
センサレンズ10及び15、光センサ11及び16、対
物レンズアクチュエータ14からなっており、図12の
光学ヘッド4と同じに構成されている。光学ヘッド4は
図示しない機構により光磁気ディスク1の半径方向に移
動して所望の情報トラックにアクセスできるように構成
されている。なお、本実施例では、記録データの変調方
式として(1−7)符号が採用され、光磁気ディスク1
にデータを記録する場合は、記録データはCPU18に
より(1−7)符号によって符号化される。そして、半
導体レーザ駆動回路20では符号化された信号に応じて
半導体レーザ5を駆動することで、一連の情報が記録さ
れる。
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の光学的情
報記録再生装置の一実施例を示した構成図である。な
お、図1では図12の従来装置と同一部分は同一符号を
付してその説明を省略する。即ち、図1において、光磁
気ディスク1、磁性膜2、スピンドルモータ3、AT・
AF回路12は図12のものと同じである。また、光学
ヘッド4においても、半導体レーザ5、コリメータレン
ズ6、対物レンズ8、偏向ビームスプリッタ7及び9、
センサレンズ10及び15、光センサ11及び16、対
物レンズアクチュエータ14からなっており、図12の
光学ヘッド4と同じに構成されている。光学ヘッド4は
図示しない機構により光磁気ディスク1の半径方向に移
動して所望の情報トラックにアクセスできるように構成
されている。なお、本実施例では、記録データの変調方
式として(1−7)符号が採用され、光磁気ディスク1
にデータを記録する場合は、記録データはCPU18に
より(1−7)符号によって符号化される。そして、半
導体レーザ駆動回路20では符号化された信号に応じて
半導体レーザ5を駆動することで、一連の情報が記録さ
れる。
【0013】また、本実施例では、光センサ16で得ら
れた再生信号の振幅を検出するための振幅検出回路17
が設けられている。振幅検出回路17は、詳しく後述す
るようにライトテストを行う場合に、光磁気ディスク1
の高温プロセスが始まる直前のパワーレベル(PHth)
を検出するために再生信号の振幅を検出するものであ
る。再生信号の振幅値はCPU18内のA/D変換器で
CPU18に取り込まれる。アシンメトリ検出回路19
は後述するようにライトテスト時に長さの異なる2つの
記録ピットの再生信号のアシンメトリ(対称性)を検出
するための回路である。アシンメトリ検出回路19の内
部には、再生信号のピーク値とボトム値を検出して常に
その中間値をスライスレベルとして検出するためのスラ
イスレベル自動追従回路が設けられており、所定のロン
グマークとショートマークの再生信号の中間値(スライ
スレベル)を各々検出し、その差を出力するものであ
る。アシンメトリ検出回路19の出力もA/D変換器で
CPU18に取り込まれ、詳しく後述するようにディス
ク1に高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定す
るために用いられる。
れた再生信号の振幅を検出するための振幅検出回路17
が設けられている。振幅検出回路17は、詳しく後述す
るようにライトテストを行う場合に、光磁気ディスク1
の高温プロセスが始まる直前のパワーレベル(PHth)
を検出するために再生信号の振幅を検出するものであ
る。再生信号の振幅値はCPU18内のA/D変換器で
CPU18に取り込まれる。アシンメトリ検出回路19
は後述するようにライトテスト時に長さの異なる2つの
記録ピットの再生信号のアシンメトリ(対称性)を検出
するための回路である。アシンメトリ検出回路19の内
部には、再生信号のピーク値とボトム値を検出して常に
その中間値をスライスレベルとして検出するためのスラ
イスレベル自動追従回路が設けられており、所定のロン
グマークとショートマークの再生信号の中間値(スライ
スレベル)を各々検出し、その差を出力するものであ
る。アシンメトリ検出回路19の出力もA/D変換器で
CPU18に取り込まれ、詳しく後述するようにディス
ク1に高温レベル状態を形成するパワーレベルを決定す
るために用いられる。
【0014】CPU18は本実施例の光学的情報記録再
生装置の主制御部をなすプロセッサ回路であり、装置内
の各部を制御して情報の記録、再生を行う。また、CP
U18は詳しく後述するようにライトテストの制御を行
い、半導体レーザ5の多値制御における各々の記録パワ
ーを最適値に調整する制御を行う。
生装置の主制御部をなすプロセッサ回路であり、装置内
の各部を制御して情報の記録、再生を行う。また、CP
U18は詳しく後述するようにライトテストの制御を行
い、半導体レーザ5の多値制御における各々の記録パワ
ーを最適値に調整する制御を行う。
【0015】図2は本実施例の半導体レーザ5の点灯波
形を示した図である。図2では一例として4Tパターン
を記録する場合のレーザ点灯波形を示している。図2に
おいて、PLは光磁気ディスク1の磁性膜2に低温レベ
ル状態(消去)を形成するためのパワーレベル、PH1
とPH2は高温レベル状態(記録)を形成するためのパ
ワーレベル、Prは再生パワーで、一定の値である。P
rは再生パワーであるが、情報の記録時はPb(記録パ
ワーのボトム値)であって、PH1の前にTfb(0.
5T)の時間、PH2の後にTrb(1.0T)の時間
だけ設けられている。Tfbは前のクーリングギャッ
プ、Trbは後のクーリングギャップと呼ばれている。
PH1はTh1(1.5T)の時間設けられている。P
H2は周期がTp(1.0T)で点灯時間がTh2
(0.5T)であり、0.5T間隔でオン・オフするパ
ルス点灯となっている。本実施例では、図2のようにP
L,PH1,PH2,Prの4値で半導体レーザ5の記
録パワーを制御するものとし、ライトテストによってこ
れらのPL,PH1,PH2の値をそれぞれ最高値に設
定するものである。
形を示した図である。図2では一例として4Tパターン
を記録する場合のレーザ点灯波形を示している。図2に
おいて、PLは光磁気ディスク1の磁性膜2に低温レベ
ル状態(消去)を形成するためのパワーレベル、PH1
とPH2は高温レベル状態(記録)を形成するためのパ
ワーレベル、Prは再生パワーで、一定の値である。P
rは再生パワーであるが、情報の記録時はPb(記録パ
ワーのボトム値)であって、PH1の前にTfb(0.
5T)の時間、PH2の後にTrb(1.0T)の時間
だけ設けられている。Tfbは前のクーリングギャッ
プ、Trbは後のクーリングギャップと呼ばれている。
PH1はTh1(1.5T)の時間設けられている。P
H2は周期がTp(1.0T)で点灯時間がTh2
(0.5T)であり、0.5T間隔でオン・オフするパ
ルス点灯となっている。本実施例では、図2のようにP
L,PH1,PH2,Prの4値で半導体レーザ5の記
録パワーを制御するものとし、ライトテストによってこ
れらのPL,PH1,PH2の値をそれぞれ最高値に設
定するものである。
【0016】図3は記録パターンとレーザ点灯波形の対
応を示した図である。図3(a)は記録パターン、図3
(b)はこれに対応したレーザ点灯波形であるが、本実
施例では記録パターンのスペースを記録する場合、図3
(b)のように半導体レーザ5をDC点灯するものとす
る。また、4Tマークを記録する場合は、図2で説明し
たようなレーザ点灯波形で記録し、2Tマークに対して
は、図3(b)のようにPH1のみの波形となる。3T
マークに対しては、図3(b)のようにPH1は2T,
4Tと同じであるが、PH2のパルス点灯が1つとな
る。以下、図3では示していないが、5Tマークに対し
てはPH1は同じでPH2のパルス点灯が3つとなり、
6Tマークに対してはPH2のパルス点灯が4つ、7T
マークでは5つ、8Tマークでは6つというように増加
する。
応を示した図である。図3(a)は記録パターン、図3
(b)はこれに対応したレーザ点灯波形であるが、本実
施例では記録パターンのスペースを記録する場合、図3
(b)のように半導体レーザ5をDC点灯するものとす
る。また、4Tマークを記録する場合は、図2で説明し
たようなレーザ点灯波形で記録し、2Tマークに対して
は、図3(b)のようにPH1のみの波形となる。3T
マークに対しては、図3(b)のようにPH1は2T,
4Tと同じであるが、PH2のパルス点灯が1つとな
る。以下、図3では示していないが、5Tマークに対し
てはPH1は同じでPH2のパルス点灯が3つとなり、
6Tマークに対してはPH2のパルス点灯が4つ、7T
マークでは5つ、8Tマークでは6つというように増加
する。
【0017】このようにPH1を点灯し、その後にPH
2をパルス点灯するのは、記録媒体の温度を所定温度に
維持し、温度が上りすぎないようにするためである。ま
た、前述したピットエッジ記録は、ピットのエッジ位置
に情報を持たせる記録方式であるが、このようにPH
1、PH2を制御することにより、ピットエッジの変動
を抑制することができる。従って、このようなレーザビ
ームの制御方法は、特にピットエッジ記録に好適に使用
することができる。なお、スペースに対しては、前述の
ようにPLのDC点灯である。本実施例では、前述のよ
うに(1−7)符号を採用しており、この場合の最短ピ
ットは2T、最長ピットは8Tである。また、図3
(c)はスペースをパルス点灯する場合のレーザ点灯波
形であるが、これについては詳しく後述する。
2をパルス点灯するのは、記録媒体の温度を所定温度に
維持し、温度が上りすぎないようにするためである。ま
た、前述したピットエッジ記録は、ピットのエッジ位置
に情報を持たせる記録方式であるが、このようにPH
1、PH2を制御することにより、ピットエッジの変動
を抑制することができる。従って、このようなレーザビ
ームの制御方法は、特にピットエッジ記録に好適に使用
することができる。なお、スペースに対しては、前述の
ようにPLのDC点灯である。本実施例では、前述のよ
うに(1−7)符号を採用しており、この場合の最短ピ
ットは2T、最長ピットは8Tである。また、図3
(c)はスペースをパルス点灯する場合のレーザ点灯波
形であるが、これについては詳しく後述する。
【0018】次に、本実施例のライトテスト方法につい
て説明する。始めに、図2で説明した半導体レーザ5の
多値制御における記録パワーレベルPL,PH1,PH
2の関係式について説明する。まず、レーザ点灯による
媒体の温度変化を簡略化すると、次のような式で表わす
ことができる。
て説明する。始めに、図2で説明した半導体レーザ5の
多値制御における記録パワーレベルPL,PH1,PH
2の関係式について説明する。まず、レーザ点灯による
媒体の温度変化を簡略化すると、次のような式で表わす
ことができる。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】 但し、τは記録媒体の熱特性、線速度によって特徴づけ
られる熱拡散定数、P0はレーザパワーレベル、T0 は
レーザ点灯時間である。
られる熱拡散定数、P0はレーザパワーレベル、T0 は
レーザ点灯時間である。
【0021】続いて、(1),(2)式の昇温、冷却過
程の表現式を用いて熱遮断の関係式を導くと、
程の表現式を用いて熱遮断の関係式を導くと、
【0022】
【数3】 となる。Th1は図2に示したようにPH1の時間、T
rbはPH2の後のPrの時間、Pbは記録時のレーザ
パワーのボトム値ある。Tsは図2のようにクーリング
ギャップの時間であるTfb、Trbと、TH1の時間
Th1の和の値である。即ち、Tsは、
rbはPH2の後のPrの時間、Pbは記録時のレーザ
パワーのボトム値ある。Tsは図2のようにクーリング
ギャップの時間であるTfb、Trbと、TH1の時間
Th1の和の値である。即ち、Tsは、
【0023】
【数4】Ts=Tfb+Th1+Trb … (4) である。
【0024】ここで、以上の(3)式はPLとPH1の
関係を表わす関係式で、次のような根拠に基づいてい
る。これを図3(b)の2Tのレーザ点灯波形を用いて
説明する。即ち、図3(b)において、前のクーリング
ギャップの0.5Tの期間、その後のPH1の1.5T
の期間、及びその次の後のクーリングギャップの1.0
Tの期間が終了した時点における記録媒体の温度と、前
のクーリングギャップの0.5Tの期間、PH1の1.
5Tの期間、及びその次の後のクーリングギャップの
1.0Tの期間を全てPLとしたときの記録媒体の温度
は同じである必要がある。従って、この関係からPLと
PH1の関係を式で表わすと、(3)式のようになり、
PLとPH1の関係がわかる。
関係を表わす関係式で、次のような根拠に基づいてい
る。これを図3(b)の2Tのレーザ点灯波形を用いて
説明する。即ち、図3(b)において、前のクーリング
ギャップの0.5Tの期間、その後のPH1の1.5T
の期間、及びその次の後のクーリングギャップの1.0
Tの期間が終了した時点における記録媒体の温度と、前
のクーリングギャップの0.5Tの期間、PH1の1.
5Tの期間、及びその次の後のクーリングギャップの
1.0Tの期間を全てPLとしたときの記録媒体の温度
は同じである必要がある。従って、この関係からPLと
PH1の関係を式で表わすと、(3)式のようになり、
PLとPH1の関係がわかる。
【0025】次に、(1),(2)式を用いてマルチパ
ルスの関係式、即ちPH1とPH2の関係式を導くと、
ルスの関係式、即ちPH1とPH2の関係式を導くと、
【0026】
【数5】 となる。Th1は図2のようにTH1の時間、TPはT
H2のパルスの1周期の時間、Th2はTH2のパルス
点灯時間である。
H2のパルスの1周期の時間、Th2はTH2のパルス
点灯時間である。
【0027】(5)式はPH1とPH2の関係を表わす
関係式で、次のような根拠に基づいている。図3(b)
の3Tのレーザ点灯波形を用いて説明すると、PH1の
1.5Tの期間が終了した時点における媒体温度と、P
H1の1.5Tの期間、その後のPLレベルでの0.5
Tの期間、及びPH2の0.5Tの期間が終了した時点
における媒体温度は同じである必要がある。従って、こ
の関係からPH1とPH2の関係を式で表わすと(5)
式のようになり、PH1とPH2の関係を得ることがで
きる。本実施例では、詳しく後述するようにライトテス
ト時に(3),(5)式の関係式を用いてPH1,PH
2を計算し、得られた値でディスク1にテスト記録する
ことによってPH1とPH2を最適値に調整するもので
ある。
関係式で、次のような根拠に基づいている。図3(b)
の3Tのレーザ点灯波形を用いて説明すると、PH1の
1.5Tの期間が終了した時点における媒体温度と、P
H1の1.5Tの期間、その後のPLレベルでの0.5
Tの期間、及びPH2の0.5Tの期間が終了した時点
における媒体温度は同じである必要がある。従って、こ
の関係からPH1とPH2の関係を式で表わすと(5)
式のようになり、PH1とPH2の関係を得ることがで
きる。本実施例では、詳しく後述するようにライトテス
ト時に(3),(5)式の関係式を用いてPH1,PH
2を計算し、得られた値でディスク1にテスト記録する
ことによってPH1とPH2を最適値に調整するもので
ある。
【0028】そこで、本実施例の具体的なライトテスト
方法を図4に基づいて説明する。このライトテストは、
例えば図1の装置に光磁気ディスク1がセットされたと
き、即ちディスク1が交換されたときに行うものとす
る。まず、本実施例のライトテストは大きく分けて次の
2つのステップからなっている。 (1)光磁気ディスク1に低温レベル状態を形成するレ
ーザパワーレベルPLを決定するために、高温レベル状
態が始まる直前のレーザパワーレベルPHthを検出する
処理を行う。 (2)上記(3),(5)式を用いて光磁気ディスク1
に高温レベル状態を形成するレーザパワーレベルPH1
とPH2の値を求める処理を行う。
方法を図4に基づいて説明する。このライトテストは、
例えば図1の装置に光磁気ディスク1がセットされたと
き、即ちディスク1が交換されたときに行うものとす
る。まず、本実施例のライトテストは大きく分けて次の
2つのステップからなっている。 (1)光磁気ディスク1に低温レベル状態を形成するレ
ーザパワーレベルPLを決定するために、高温レベル状
態が始まる直前のレーザパワーレベルPHthを検出する
処理を行う。 (2)上記(3),(5)式を用いて光磁気ディスク1
に高温レベル状態を形成するレーザパワーレベルPH1
とPH2の値を求める処理を行う。
【0029】まず、(1)のPHthを求め、かつレーザ
パワーレベルPLを求める方法について説明する。図4
において、ライトテストを行う場合、CPU18は光学
ヘッド4を光磁気ディスク1の所定のライトテスト領域
へアクセスする(S1)。次いで、CPU18はバイア
スマグネット13の駆動回路(図示せず)と半導体レー
ザ駆動回路20を制御して、ライトテスト領域に消去用
のバイアス磁界を印加し、かつ消去用の光ビームを走査
してライトテスト領域の消去を行う(S2)。消去が終
了すると、CPU18は半導体レーザ5の記録パワーの
初期値Pwを設定する(S3)。これは、例えば光磁気
ディスク1のコントロールトラックに記録されているP
Lを用いてこれを初期値として設定する。
パワーレベルPLを求める方法について説明する。図4
において、ライトテストを行う場合、CPU18は光学
ヘッド4を光磁気ディスク1の所定のライトテスト領域
へアクセスする(S1)。次いで、CPU18はバイア
スマグネット13の駆動回路(図示せず)と半導体レー
ザ駆動回路20を制御して、ライトテスト領域に消去用
のバイアス磁界を印加し、かつ消去用の光ビームを走査
してライトテスト領域の消去を行う(S2)。消去が終
了すると、CPU18は半導体レーザ5の記録パワーの
初期値Pwを設定する(S3)。これは、例えば光磁気
ディスク1のコントロールトラックに記録されているP
Lを用いてこれを初期値として設定する。
【0030】記録パワーの初期値が決まると、CPU1
8は各部を制御してその初期値のパワーでライトテスト
領域に8T連続パターンを記録し(S4)、続いて記録
した8T連続パターンを再生して再生信号の振幅レベル
を検出する(S5)。もちろん、この再生信号の振幅レ
ベルは振幅検出回路17で検出される。得られた振幅レ
ベルはCPU18内のA/D変換器でCPU18に取り
込まれ、内部メモリに格納される(S5)。CPU18
はこのように初期値での記録と再生が終了すると、記録
パワーPwにΔPwを加えて記録パワーを増加し(S
6)、この記録パワーで再度ライトテスト領域に8T連
続パターンを記録し(S4)、それを再生して再生信号
の振幅レベルを検出、記憶する(S5)。
8は各部を制御してその初期値のパワーでライトテスト
領域に8T連続パターンを記録し(S4)、続いて記録
した8T連続パターンを再生して再生信号の振幅レベル
を検出する(S5)。もちろん、この再生信号の振幅レ
ベルは振幅検出回路17で検出される。得られた振幅レ
ベルはCPU18内のA/D変換器でCPU18に取り
込まれ、内部メモリに格納される(S5)。CPU18
はこのように初期値での記録と再生が終了すると、記録
パワーPwにΔPwを加えて記録パワーを増加し(S
6)、この記録パワーで再度ライトテスト領域に8T連
続パターンを記録し(S4)、それを再生して再生信号
の振幅レベルを検出、記憶する(S5)。
【0031】このようにS4〜S6の処理を繰り返し行
い、予め決められた所定の記録パワーになるまで記録パ
ワーを所定量づつ高くしていくと、図5に示すように記
録パワーと再生信号振幅の関係のデータを得ることがで
きる。所定の記録パワーとしては、例えばディスク1の
コントロールトラックに記録されているPHの2倍と決
めればよい。図5について説明すると、記録パワーが低
い場合は、再生信号振幅はほとんど0であるが、ある記
録パワーから急激に立ち上がっている。この再生信号振
幅の立ち上がる記録パワーが求めるべき高温レベル状態
が始まる直前のレーザパワーPHthである。
い、予め決められた所定の記録パワーになるまで記録パ
ワーを所定量づつ高くしていくと、図5に示すように記
録パワーと再生信号振幅の関係のデータを得ることがで
きる。所定の記録パワーとしては、例えばディスク1の
コントロールトラックに記録されているPHの2倍と決
めればよい。図5について説明すると、記録パワーが低
い場合は、再生信号振幅はほとんど0であるが、ある記
録パワーから急激に立ち上がっている。この再生信号振
幅の立ち上がる記録パワーが求めるべき高温レベル状態
が始まる直前のレーザパワーPHthである。
【0032】ここで、図5で説明した高温レベル状態が
始まる直前のPHthは媒体特性により温度変化に応じて
変化するという特性をもっている。そこで、本発明はこ
の特性に着目し、PHthに基づいてPL,PH1,PH
2を決定することにより、温度変化に応じて記録パワー
を設定するというものである。CPU18はメモリに格
納された記録パワーと再生信号振幅のデータからPHth
を求めてメモリに格納する(S7)。以上で(1)のP
Hthを求める処理が終了する。なお、本実施例では、前
述のように記録情報の変調方式として(1−7)符号を
採用しており、このときの最長ピットである8Tを再生
信号振幅の検出に用いている。
始まる直前のPHthは媒体特性により温度変化に応じて
変化するという特性をもっている。そこで、本発明はこ
の特性に着目し、PHthに基づいてPL,PH1,PH
2を決定することにより、温度変化に応じて記録パワー
を設定するというものである。CPU18はメモリに格
納された記録パワーと再生信号振幅のデータからPHth
を求めてメモリに格納する(S7)。以上で(1)のP
Hthを求める処理が終了する。なお、本実施例では、前
述のように記録情報の変調方式として(1−7)符号を
採用しており、このときの最長ピットである8Tを再生
信号振幅の検出に用いている。
【0033】次に、(2)の(3),(5)式を用いて
高温レベル状態を形成するレーザパワーレベルPH1と
PH2の値を求める方法について説明する。引き続いて
図4を参照して説明する。図4において、まずCPU1
8は先に得られたPHthを用いて低温レベル状態を形成
するレーザパワーレベルPLの値をPL=α×PHthと
設定する(S8)。但し、αの条件は、PLmin/P
Hth<α<1.0である。以上でPLの値が決定する。
高温レベル状態を形成するレーザパワーレベルPH1と
PH2の値を求める方法について説明する。引き続いて
図4を参照して説明する。図4において、まずCPU1
8は先に得られたPHthを用いて低温レベル状態を形成
するレーザパワーレベルPLの値をPL=α×PHthと
設定する(S8)。但し、αの条件は、PLmin/P
Hth<α<1.0である。以上でPLの値が決定する。
【0034】続いて、CPU18では高温レベル状態を
形式するレーザパワーレベルを算出するために、熱拡散
定数τの初期値をτ=T程度に置く(S9)。この値は
適当な値でよく、ここでは記録信号の基本クロックの周
期であるTを用いている。次に、CPU18はτの値を
用いて(3),(5)式からPH1,PH2を算出する
(S10)。ここで、熱拡散定数τとPH1,PH2の
関係を図6に示している。図6の黒丸はPH1、白丸は
PH2である。PH1,PH2はともに熱拡散定数τが
大きくなるほど小さくなっている。CPU18は算出さ
れたPH1,PH2の値で光磁気ディスク1のライトテ
スト領域に8T連続、2T連続パターンを記録する(S
11)。PLは先に得られた値を用いるものとする。
形式するレーザパワーレベルを算出するために、熱拡散
定数τの初期値をτ=T程度に置く(S9)。この値は
適当な値でよく、ここでは記録信号の基本クロックの周
期であるTを用いている。次に、CPU18はτの値を
用いて(3),(5)式からPH1,PH2を算出する
(S10)。ここで、熱拡散定数τとPH1,PH2の
関係を図6に示している。図6の黒丸はPH1、白丸は
PH2である。PH1,PH2はともに熱拡散定数τが
大きくなるほど小さくなっている。CPU18は算出さ
れたPH1,PH2の値で光磁気ディスク1のライトテ
スト領域に8T連続、2T連続パターンを記録する(S
11)。PLは先に得られた値を用いるものとする。
【0035】8T連続、2T連続パターンを記録する
と、CPU18は各部を制御してそれを再生し、8Tパ
ターンの再生信号のスライスレベルSL(8T)、2T
パターンの再生信号のスライスレベルSL(2T)を検
出する(S12)。つまり、アシンメトリ検出回路19
によって8T連続パターン、2T連続パターンの再生信
号のピーク値とボトム値の中間値がそれぞれ検出され
る。続いて、アシンメトリ検出回路19では、8T連続
パターンの再生信号のスライスレベルSL(8T)と2
T連続パターンの再生信号のスライスレベルSL(2
T)の差ΔSLを検出し(S13)、得られたΔSLの
値はCPU18に取り込まれ、メモリに格納される(S
14)。次いで、CPU18はτにΔτを加えて(S1
5)、再度(3),(5)式にそれぞれ代入してPH1
とPH2の算出(S10)、得られたPH1,PH2の
値で8T,2T連続パターンの記録(S11)、その再
生信号のスライスレベルの検出(S12)、ΔSLの検
出(S13)、メモリへの格納を行う(S14)。
と、CPU18は各部を制御してそれを再生し、8Tパ
ターンの再生信号のスライスレベルSL(8T)、2T
パターンの再生信号のスライスレベルSL(2T)を検
出する(S12)。つまり、アシンメトリ検出回路19
によって8T連続パターン、2T連続パターンの再生信
号のピーク値とボトム値の中間値がそれぞれ検出され
る。続いて、アシンメトリ検出回路19では、8T連続
パターンの再生信号のスライスレベルSL(8T)と2
T連続パターンの再生信号のスライスレベルSL(2
T)の差ΔSLを検出し(S13)、得られたΔSLの
値はCPU18に取り込まれ、メモリに格納される(S
14)。次いで、CPU18はτにΔτを加えて(S1
5)、再度(3),(5)式にそれぞれ代入してPH1
とPH2の算出(S10)、得られたPH1,PH2の
値で8T,2T連続パターンの記録(S11)、その再
生信号のスライスレベルの検出(S12)、ΔSLの検
出(S13)、メモリへの格納を行う(S14)。
【0036】CPU18はこのようにS10〜S14の
処理を繰り返し、τの値をΔτづつ高くしていく。そし
て、τの値が所定の値になるまで繰り返し、その都度8
T連続パターンの再生信号のスライスレベルSL(8
T)と2T連続パターンの再生信号のスライスレベルS
L(2T)の差ΔSLを検出していくと、図7の様なデ
ータを得ることができる。図7はΔSLとPH1の関係
を示したデータであり、実際にτの値を変えて(3),
(5)式からPH1,PH2を算出し、得られた値で8
T,2T連続パターンを記録し、更にその再生信号の2
Tと8Tのスライスレベルの差ΔSLを測定して得られ
た実測データである。PH2については図面に示してい
ないが、これと同様なデータを得ることができる。この
結果からΔSL(SL(8T)−SL(2T))=0と
なる時のτから求められるPH1,PH2が最適なPH
1,PH2の値である。以上でPL,PH1,PH2の
最適値が決定し(S16)、ライトテストを終了する。
半導体レーザ5の多値の記録パワーは、各々ライトテス
トで得られた最適値に設定され、以後その最適記録パワ
ーで情報の記録を行う。
処理を繰り返し、τの値をΔτづつ高くしていく。そし
て、τの値が所定の値になるまで繰り返し、その都度8
T連続パターンの再生信号のスライスレベルSL(8
T)と2T連続パターンの再生信号のスライスレベルS
L(2T)の差ΔSLを検出していくと、図7の様なデ
ータを得ることができる。図7はΔSLとPH1の関係
を示したデータであり、実際にτの値を変えて(3),
(5)式からPH1,PH2を算出し、得られた値で8
T,2T連続パターンを記録し、更にその再生信号の2
Tと8Tのスライスレベルの差ΔSLを測定して得られ
た実測データである。PH2については図面に示してい
ないが、これと同様なデータを得ることができる。この
結果からΔSL(SL(8T)−SL(2T))=0と
なる時のτから求められるPH1,PH2が最適なPH
1,PH2の値である。以上でPL,PH1,PH2の
最適値が決定し(S16)、ライトテストを終了する。
半導体レーザ5の多値の記録パワーは、各々ライトテス
トで得られた最適値に設定され、以後その最適記録パワ
ーで情報の記録を行う。
【0037】ここで、本実施例では、前述のように(1
−7)符号を採用し、その最長ピットと最短ピットの2
つの再生信号のスライスレベル(ピーク値とボトム値の
中間値)の差ΔSLを検出している。これについて説明
する。図8にPH1,PH2の値の違いによる8T連
続、2T連続パターンの再生信号を示している。まず、
図8(a)はPH1,PH2が最適値よりも低い場合の
再生信号波形で、8T連続パターンに対して2T連続パ
ターンが低いレベルに来ている。この場合は、8T連続
パターンと2T連続パターンのスライスレベルには図8
(a)のように差が生じる。図8(b)はPH1,PH
2が最適値の場合の再生信号波形で、8T連続パターン
と2T連続パターンのスライスレベルは等しくなってい
る。図8(c)はPH1,PH2が最適値よりも高い場
合で、8T連続パターンに対して2T連続パターンが高
いレベルに来ている。従って、この場合は、8T連続パ
ターンと2T連続パターンのスライスレベルには図8
(c)のように差が生じる。
−7)符号を採用し、その最長ピットと最短ピットの2
つの再生信号のスライスレベル(ピーク値とボトム値の
中間値)の差ΔSLを検出している。これについて説明
する。図8にPH1,PH2の値の違いによる8T連
続、2T連続パターンの再生信号を示している。まず、
図8(a)はPH1,PH2が最適値よりも低い場合の
再生信号波形で、8T連続パターンに対して2T連続パ
ターンが低いレベルに来ている。この場合は、8T連続
パターンと2T連続パターンのスライスレベルには図8
(a)のように差が生じる。図8(b)はPH1,PH
2が最適値の場合の再生信号波形で、8T連続パターン
と2T連続パターンのスライスレベルは等しくなってい
る。図8(c)はPH1,PH2が最適値よりも高い場
合で、8T連続パターンに対して2T連続パターンが高
いレベルに来ている。従って、この場合は、8T連続パ
ターンと2T連続パターンのスライスレベルには図8
(c)のように差が生じる。
【0038】次に、図8においては、最長ピットの8T
の再生信号は飽和状態にあり、この状態では8Tの再生
信号のピーク値とボトム値の中間値(スライスレベル)
は0とみなすことができる。そこで、8Tの再生信号の
スライスレベルと2Tの再生信号のスライスレベルが図
8(b)のように一致した場合、即ちΔSLが0であっ
た場合、2Tのピット、8Tのピットをともに8Tの長
さ、2Tの長さに正確に記録できたと考えてよい。従っ
て、ΔSL=0になるときのτを用いて算出したときの
PH1,PH2の値が求めるべき最適値のパワーレベル
PH1opt ,PH2opt となる。
の再生信号は飽和状態にあり、この状態では8Tの再生
信号のピーク値とボトム値の中間値(スライスレベル)
は0とみなすことができる。そこで、8Tの再生信号の
スライスレベルと2Tの再生信号のスライスレベルが図
8(b)のように一致した場合、即ちΔSLが0であっ
た場合、2Tのピット、8Tのピットをともに8Tの長
さ、2Tの長さに正確に記録できたと考えてよい。従っ
て、ΔSL=0になるときのτを用いて算出したときの
PH1,PH2の値が求めるべき最適値のパワーレベル
PH1opt ,PH2opt となる。
【0039】次に、本願発明者は、以上のようなライト
テストで得られたPH1,PH2の値が最適記録パワー
であるかどうかを確認するために、次のような確認実験
を行った。以下、その実験結果について説明する。ま
ず、光磁気ディスク1に線速12.56m/s(回転数
3000rpm、記録半径位置40.0mm)で、最高
周波数が5.90MHz(T=42.37ns)となる
ような(1−7)変調のランダム信号をPH1とPH2
を各々変化させて記録し、その再生信号の立ち上がりエ
ッジのジッターと立ち下がりエッジのジッターを測定し
た。このとき、両エッジのジッターの悪い方の値をピッ
クアップし、プロットしたところ図9のような結果が得
られた。なお、高温レベルが始まる直前の記録パワーP
Hthは4.0mWであり、それをもとにPLの値はα=
0.9として、3.6mWに設定した。図9において
は、横軸がPH1、縦軸がPH2であり、PH1とPH
2で示される位置がどの程度のジッターであるかを表わ
した、いわばPH1−PH2におけるジッターのマップ
を作成した。
テストで得られたPH1,PH2の値が最適記録パワー
であるかどうかを確認するために、次のような確認実験
を行った。以下、その実験結果について説明する。ま
ず、光磁気ディスク1に線速12.56m/s(回転数
3000rpm、記録半径位置40.0mm)で、最高
周波数が5.90MHz(T=42.37ns)となる
ような(1−7)変調のランダム信号をPH1とPH2
を各々変化させて記録し、その再生信号の立ち上がりエ
ッジのジッターと立ち下がりエッジのジッターを測定し
た。このとき、両エッジのジッターの悪い方の値をピッ
クアップし、プロットしたところ図9のような結果が得
られた。なお、高温レベルが始まる直前の記録パワーP
Hthは4.0mWであり、それをもとにPLの値はα=
0.9として、3.6mWに設定した。図9において
は、横軸がPH1、縦軸がPH2であり、PH1とPH
2で示される位置がどの程度のジッターであるかを表わ
した、いわばPH1−PH2におけるジッターのマップ
を作成した。
【0040】また、図9においては、再生信号のジッタ
ーを6段階に分けており、2.50〜2.60nsの範
囲が最もジッターのよい領域、3.00〜3.10ns
の範囲が最もジッターの悪い領域として示している。従
って、図9のようにPH1とPH2の各位置でジッター
をプロットすると、ジッターの等高線のような形でPH
1とPH2を評価することができる。つまり、図9のマ
ップの等高線の低い領域が最もジッターの小さい領域で
あり、外周にいくほど等高線は高くなり、それにつれて
ジッターも大きくなっている。よって、図9において
は、×印で示す等高線の最も低い位置、即ちPH1が
6.6mW、PH2が6.6mWの組み合わせのとき
が、ジッター量が最も小さくなる記録条件である。
ーを6段階に分けており、2.50〜2.60nsの範
囲が最もジッターのよい領域、3.00〜3.10ns
の範囲が最もジッターの悪い領域として示している。従
って、図9のようにPH1とPH2の各位置でジッター
をプロットすると、ジッターの等高線のような形でPH
1とPH2を評価することができる。つまり、図9のマ
ップの等高線の低い領域が最もジッターの小さい領域で
あり、外周にいくほど等高線は高くなり、それにつれて
ジッターも大きくなっている。よって、図9において
は、×印で示す等高線の最も低い位置、即ちPH1が
6.6mW、PH2が6.6mWの組み合わせのとき
が、ジッター量が最も小さくなる記録条件である。
【0041】これに対し、●印で示す位置は前述のよう
なライトテストによって得られたPH1とPH2の位置
を示している。即ち、図7に示したようにΔSLが0に
なるときのPH1は6.5mW、PH2については図面
に示していないが、同様にΔSLが0になるときのPH
2は6.5mWであるので、図9のマップ上でその位置
を示すと、●印の位置となる。そこで、実験で得られた
PH1,PH2の最適条件、即ちジッターの量が最も小
さくなる記録条件と、本発明の最適記録条件を比較する
と、図9から明らかなように×印の位置と●印の位置は
ほぼ一致していることがわかる。このことは、本発明の
ライトテスト方法を用いれば、再生信号のジッターが最
も小さくなり、各々のピットを正確に記録できることを
意味しており、多値制御における記録パワーの調整が正
確であることを確認できたものである。
なライトテストによって得られたPH1とPH2の位置
を示している。即ち、図7に示したようにΔSLが0に
なるときのPH1は6.5mW、PH2については図面
に示していないが、同様にΔSLが0になるときのPH
2は6.5mWであるので、図9のマップ上でその位置
を示すと、●印の位置となる。そこで、実験で得られた
PH1,PH2の最適条件、即ちジッターの量が最も小
さくなる記録条件と、本発明の最適記録条件を比較する
と、図9から明らかなように×印の位置と●印の位置は
ほぼ一致していることがわかる。このことは、本発明の
ライトテスト方法を用いれば、再生信号のジッターが最
も小さくなり、各々のピットを正確に記録できることを
意味しており、多値制御における記録パワーの調整が正
確であることを確認できたものである。
【0042】次に、ディスク1の線速度がどの記録位置
でも一定の場合は、記録パワーを変える必要はないが、
例えばCAV方式のようにディスク1の記録半径位置に
よって線速度が異なる場合は、それに応じて半導体レー
ザの記録パワーを変える必要がある。図10にこの場合
のディスク1の記録半径位置(線速)と記録パワーの関
係を示しており、線速度と記録パワーの間には比例関係
がある。従って、このような場合は、図4で説明したラ
イトテストは、例えばディスク1の内周、中周及び外周
で行うものとし、各位置で得られたPL,PH1,PH
2の値をメモリに格納しておき、それに基づいて直線近
似によりディスク1の半径位置に応じてPL,PH1,
PH2の値を変えるものとする。また、ライトテストは
ディスク1が交換されるごとに行うと説明したが、これ
以外に情報の記録前に必ず行ってもよいし、ディスク1
がセットされた後も、一定時間ごとに定期的に行っても
よい。
でも一定の場合は、記録パワーを変える必要はないが、
例えばCAV方式のようにディスク1の記録半径位置に
よって線速度が異なる場合は、それに応じて半導体レー
ザの記録パワーを変える必要がある。図10にこの場合
のディスク1の記録半径位置(線速)と記録パワーの関
係を示しており、線速度と記録パワーの間には比例関係
がある。従って、このような場合は、図4で説明したラ
イトテストは、例えばディスク1の内周、中周及び外周
で行うものとし、各位置で得られたPL,PH1,PH
2の値をメモリに格納しておき、それに基づいて直線近
似によりディスク1の半径位置に応じてPL,PH1,
PH2の値を変えるものとする。また、ライトテストは
ディスク1が交換されるごとに行うと説明したが、これ
以外に情報の記録前に必ず行ってもよいし、ディスク1
がセットされた後も、一定時間ごとに定期的に行っても
よい。
【0043】また、以上の実施例では、レーザ点灯波形
を図2のような点灯波形としたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば図11のような点灯波形で
あってもよい。図11は図2と同様に4Tパターンを記
録するときのレーザ点灯波形であるが、図2とはTfb
を0にしたところが異なっている。この場合も、本発明
を適用可能である。なお、このとき注意しなければなら
ないのは、熱遮断の関係式が先の実施例とは若干異なる
点である。即ち、図11のように前エッジにクーリング
ギャップが無い場合は、熱遮断の関係式は以下のように
なる。
を図2のような点灯波形としたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば図11のような点灯波形で
あってもよい。図11は図2と同様に4Tパターンを記
録するときのレーザ点灯波形であるが、図2とはTfb
を0にしたところが異なっている。この場合も、本発明
を適用可能である。なお、このとき注意しなければなら
ないのは、熱遮断の関係式が先の実施例とは若干異なる
点である。即ち、図11のように前エッジにクーリング
ギャップが無い場合は、熱遮断の関係式は以下のように
なる。
【0044】
【数6】 但し、Ts=Th1+Trbである。
【0045】更に、実施例では、図3(b)でスペース
をDC点灯すると説明したが、本発明は図3(c)のよ
うにスペースをパルス点灯する場合にも適用することが
できる。但し、この場合は、パルス点灯であるので、高
温プロセスの始まる直前のパワーレベルPHthの値から
PLのレベルをPL=α′×PHthとして決定するとき
に、α′の設定が先の実施例とは違って、α′>1.0
となる。このように低温レベル状態をパルス点灯で形成
する場合は、低温レベルのレーザパワー制御の精度を高
められる利点がある。
をDC点灯すると説明したが、本発明は図3(c)のよ
うにスペースをパルス点灯する場合にも適用することが
できる。但し、この場合は、パルス点灯であるので、高
温プロセスの始まる直前のパワーレベルPHthの値から
PLのレベルをPL=α′×PHthとして決定するとき
に、α′の設定が先の実施例とは違って、α′>1.0
となる。このように低温レベル状態をパルス点灯で形成
する場合は、低温レベルのレーザパワー制御の精度を高
められる利点がある。
【0046】また、実施例では、高温プロセスの始まる
直前のパワーレベルPHthを求める方法として、8T連
続パターンを記録し、その再生信号振幅が立ち上がる記
録パワーをPHthとして求めると説明したが、テストパ
ターンの8T連続信号のマーク部分を1/2Tの長さの
パルス点灯で行ってもよい。この場合は、PHthの値か
ら得られたPLのレベルは、PL=β×PHthとなる
が、このときの係数βはβ<1.0となる。更に、実施
例では、(1−7)変調を例として説明したが、本発明
はこれ以外の変調方式にも適用できることは言うまでも
ない。
直前のパワーレベルPHthを求める方法として、8T連
続パターンを記録し、その再生信号振幅が立ち上がる記
録パワーをPHthとして求めると説明したが、テストパ
ターンの8T連続信号のマーク部分を1/2Tの長さの
パルス点灯で行ってもよい。この場合は、PHthの値か
ら得られたPLのレベルは、PL=β×PHthとなる
が、このときの係数βはβ<1.0となる。更に、実施
例では、(1−7)変調を例として説明したが、本発明
はこれ以外の変調方式にも適用できることは言うまでも
ない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)記録媒体の高温レベル状態が始まる直前のパワー
レベルを検出し、それに基づいて低温レベル状態を形成
するパワーレベル及び高温レベル状態を形成するパワー
レベルを決定することにより、装置内温度変化に応じて
記録パワーを最適パワーレベルに設定することが可能と
なり、温度変化や対物レンズ、媒体等の汚れによらず、
安定して記録ピットを記録することができる。 (2)低温レベル状態を形成するパワーレベルと高温レ
ベル状態を形成するパワーレベルの関係式を用い、かつ
この関係式の所定の定数を変えて高温レベル状態を形成
するパワーレベルを算出し、算出されたパワーレベルで
記録媒体に信号を記録して最適パワーレベルを決定する
ので、高温レベル状態を形成するパワーレベルを正確に
最適値に調整でき、最短ピットから最長ピットまで正確
に記録することができる。 (3)従って、装置内温度変化や媒体汚れなどによら
ず、記録ピットを正確に記録することが可能となり、ジ
ッター量の小さい情報の記録を実現でき、情報記録の高
速化や高密度化にも対応することができる。
がある。 (1)記録媒体の高温レベル状態が始まる直前のパワー
レベルを検出し、それに基づいて低温レベル状態を形成
するパワーレベル及び高温レベル状態を形成するパワー
レベルを決定することにより、装置内温度変化に応じて
記録パワーを最適パワーレベルに設定することが可能と
なり、温度変化や対物レンズ、媒体等の汚れによらず、
安定して記録ピットを記録することができる。 (2)低温レベル状態を形成するパワーレベルと高温レ
ベル状態を形成するパワーレベルの関係式を用い、かつ
この関係式の所定の定数を変えて高温レベル状態を形成
するパワーレベルを算出し、算出されたパワーレベルで
記録媒体に信号を記録して最適パワーレベルを決定する
ので、高温レベル状態を形成するパワーレベルを正確に
最適値に調整でき、最短ピットから最長ピットまで正確
に記録することができる。 (3)従って、装置内温度変化や媒体汚れなどによら
ず、記録ピットを正確に記録することが可能となり、ジ
ッター量の小さい情報の記録を実現でき、情報記録の高
速化や高密度化にも対応することができる。
【図1】本発明の光学的情報記録再生装置の一実施例を
示した構成図である。
示した構成図である。
【図2】図1の実施例の4Tパターンを記録するときの
レーザ点灯波形を示した図である。
レーザ点灯波形を示した図である。
【図3】図1の実施例の記録パターンとレーザ点灯波形
を対応して示した図である。
を対応して示した図である。
【図4】本発明のライトテスト方法の一実施例を示した
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】光磁気ディスクの高温レベル状態が始まる直前
のレーザパワーレベルPHthを求める方法を説明するた
めの図である。
のレーザパワーレベルPHthを求める方法を説明するた
めの図である。
【図6】熱拡散定数とPH1,PH2の関係を示した図
である。
である。
【図7】8T連続パターンと2T連続パターンの再生信
号のスライスレベルの差ΔSLとPH1の関係を示した
図である。
号のスライスレベルの差ΔSLとPH1の関係を示した
図である。
【図8】PH1,PH2の値の違いによる8T連続、2
T連続パターンの再生信号を示した図である。
T連続パターンの再生信号を示した図である。
【図9】ライトテストの確認実験の結果を示した図であ
る。
る。
【図10】ディスクの半径位置(線速)と記録パワーの
関係を示した図である。
関係を示した図である。
【図11】4Tパターンのレーザ点灯波形の他の例を示
した図である。
した図である。
【図12】従来例の光磁気ディスク装置を示した図であ
る。
る。
1 光磁気ディスク 3 スピンドルモータ 4 光学ヘッド 5 半導体レーザ 8 対物レンズ 11,16 光センサ 12 AT/AF回路 13 バイアスマグネット 14 対物レンズアクチュエータ 17 振幅検出回路 18 CPU 19 アシンメトリ検出回路 20 半導体レーザ駆動回路
Claims (5)
- 【請求項1】 光源の記録パワーを多値制御により制御
して情報記録媒体に情報を記録するに当り、前記記録媒
体にライトテストを行って前記光源の多値の記録パワー
をそれぞれ最適値に調整するライトテスト方法であっ
て、前記記録媒体に所定の信号を記録パワーを変化させ
て記録し、その再生信号振幅に基づいて前記記録媒体の
高温レベル状態が始まる直前のパワーレベルを検出する
ステップと、得られたパワーレベルをもとに前記記録媒
体に低温レベル状態を形成するパワーレベルを決定する
ステップと、前記低温レベル状態を形成するパワーレベ
ルと高温レベル状態を形成するパワーレベルの関係式を
用い、かつこの関係式の所定の定数を変えて高温レベル
状態を形成するパワーレベルを算出すると共に、得られ
たパワーレベルで前記記録媒体に長さの異なる信号を記
録し、その長さの異なる信号の再生信号のピーク値とボ
トム値の中間値の差に基づいて高温レベル状態を形成す
るパワーレベルを決定するステップとを有することを特
徴とするライトテスト方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のライトテスト方法にお
いて、前記低温レベル状態を形成するパワーレベルは、
前記高温レベルが始まる直前のパワーレベルに所定の係
数を乗算することによって決定することを特徴とするラ
イトテスト方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のライトテスト方法にお
いて、前記所定の定数は、前記記録媒体の熱特性及び線
速度によって定まる熱拡散定数であることを特徴とする
ライトテスト方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載のライトテスト方法にお
いて、前記関係式は前記低温レベル状態を形成するパワ
ーレベルと、高温レベル状態を形成する第1のパワーレ
ベルと、高温レベル状態を形成する第2のパワーレベル
との関係を表わす関係式であって、該関係式を用いて演
算することにより前記高温レベル状態を形成する第1の
パワーレベル及び第2のパワーレベルが算出されること
を特徴とするライトテスト方法。 - 【請求項5】 光学的情報記録媒体に光源の記録パワー
を多値制御により制御して情報を記録する光学的情報記
録再生装置において、前記記録媒体に所定の信号を記録
パワーを変化させて記録し、その再生信号振幅に基づい
て前記記録媒体の高温レベル状態が始まる直前のパワー
レベルを検出する手段と、得られたパワーレベルをもと
に前記記録媒体に低温レベル状態を形成するパワーレベ
ルを決定する手段と、前記低温レベル状態を形成するパ
ワーレベルと高温レベル状態を形成するパワーレベルの
関係式を用い、かつこの関係式の所定の定数を変えて前
記高温レベル状態を形成するパワーレベルを算出する手
段と、算出されたパワーレベルで前記記録媒体に長さの
異なる信号を記録し、その長さの異なる信号の再生信号
のピーク値とボトム値の中間値の差に基づいて高温レベ
ル状態を形成するパワーレベルを決定する手段とを有す
ることを特徴とする光学的情報記録再生装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7182613A JPH0935357A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 |
| US08/594,300 US5815477A (en) | 1995-01-31 | 1996-01-30 | Write test method for use in recording process for recording information by modulating the power of a laser light thereby forming a high-temperature state and a low-temperature state on a recording medium |
| EP96300643A EP0725397B1 (en) | 1995-01-31 | 1996-01-30 | Write test method for pit edge recording method and optical information recording/reproducing apparatus utilizing the same test method |
| DE69604209T DE69604209T2 (de) | 1995-01-31 | 1996-01-30 | Testverfahren für ein auf Pitlängenmodulation basierendes Aufzeichnungsverfahren und optisches Informationsaufzeichnungs-/wiedergabegerät welches dieses Testverfahren benutzt |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7182613A JPH0935357A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935357A true JPH0935357A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16121358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7182613A Pending JPH0935357A (ja) | 1995-01-31 | 1995-07-19 | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935357A (ja) |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP7182613A patent/JPH0935357A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5815477A (en) | Write test method for use in recording process for recording information by modulating the power of a laser light thereby forming a high-temperature state and a low-temperature state on a recording medium | |
| US6678228B1 (en) | Method and apparatus for recording information in which the average power of a pulse is adjusted according to control data | |
| EP0762400B1 (en) | Optical information recording and/or reproducing apparatus and method | |
| KR20000017004A (ko) | 정보기록방법, 정보기록매체 및 정보기록장치 | |
| JPH06302042A (ja) | 光磁気ディスク装置 | |
| JP2851014B2 (ja) | 情報記録装置 | |
| US5487059A (en) | Heat shut off condition determination method and apparatus for optical recording, and optical recording method and apparatus | |
| JP2000182244A (ja) | 情報記録方法 | |
| EP0904586B1 (en) | Optical recording method and apparatus using this method | |
| JP2650357B2 (ja) | 光学情報記録部材の記録方法 | |
| JPH0935357A (ja) | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 | |
| JPH0935358A (ja) | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 | |
| TW561457B (en) | Optical disc recording device | |
| JPH11167733A (ja) | 光ディスク装置及び光ディスク | |
| JPH09231571A (ja) | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 | |
| JPH08203079A (ja) | ライトテスト方法及び光情報記録装置 | |
| KR100696772B1 (ko) | 광 디스크 기록 장치의 최적 기록 파워 결정 방법 | |
| JPH08203080A (ja) | ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置 | |
| JPH11312314A (ja) | クロスイレイズ特性を改善した光ディスク記録装置及びその方法 | |
| EP0594425A2 (en) | Pulse train condition/heat shut off condition determination method and apparatus for optical recording, and optical recording method and apparatus | |
| EP2041746B1 (en) | Method and device for retrieving information from an optical record carrier at various reading speeds and an optical record carrier comprising this information | |
| JP2778428B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
| JP3312113B2 (ja) | 光記憶装置における再生光量制御装置、再生光量制御方法および光記録媒体 | |
| JP3694338B2 (ja) | 光磁気ディスク装置 | |
| JP2008287789A (ja) | 光ディスク装置及び光ディスク記録再生方法 |