JPH0935452A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH0935452A JPH0935452A JP18172795A JP18172795A JPH0935452A JP H0935452 A JPH0935452 A JP H0935452A JP 18172795 A JP18172795 A JP 18172795A JP 18172795 A JP18172795 A JP 18172795A JP H0935452 A JPH0935452 A JP H0935452A
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- Japan
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- tape
- cassette
- guide portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カセット本体の前面部に、露出したテープの走
行を案内するテープ案内部を備えたテープカセットにお
いて、テープの高速走行時において、テープがテープ案
内部のテープ対向面に吸着したり、テープに傷が生じた
りするのを防止すること。 【解決手段】上記テープカセットにおいて、テープ案内
部20は、そのテープ対向面21がテープ走行方向にお
ける当該テープ案内部20の両端より内方向に向かって
階段状に高くなるように、複数の段部21a〜21gを
有する隆起形状をしている。最高段部21dの高さは、
テープT1の通常高速走行時において当該最高段部21
dにのみにテープT1が接触するように設定されてい
る。
行を案内するテープ案内部を備えたテープカセットにお
いて、テープの高速走行時において、テープがテープ案
内部のテープ対向面に吸着したり、テープに傷が生じた
りするのを防止すること。 【解決手段】上記テープカセットにおいて、テープ案内
部20は、そのテープ対向面21がテープ走行方向にお
ける当該テープ案内部20の両端より内方向に向かって
階段状に高くなるように、複数の段部21a〜21gを
有する隆起形状をしている。最高段部21dの高さは、
テープT1の通常高速走行時において当該最高段部21
dにのみにテープT1が接触するように設定されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてビデオテ
ープレコーダ等に用いられるテープカセットに関する。
ープレコーダ等に用いられるテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の一般的なビデオテープレコ
ーダ用テープカセットを示す斜視図、図8は同じくその
内部構成図である。これらの図を参照して、従来のテー
プカセットは、リール1,2に巻き回した磁気テープT
を上ケーシング3及び下ケーシング4から成るテープカ
セット本体5内に収容し、テープTの一部がテープ案内
部6に支持されてテープカセット本体5の前面部に露出
している。なお、テープカセット不使用時には、テープ
カセット本体5に回転自在に軸支されたガードパネル7
により上記露出部が覆われる。
ーダ用テープカセットを示す斜視図、図8は同じくその
内部構成図である。これらの図を参照して、従来のテー
プカセットは、リール1,2に巻き回した磁気テープT
を上ケーシング3及び下ケーシング4から成るテープカ
セット本体5内に収容し、テープTの一部がテープ案内
部6に支持されてテープカセット本体5の前面部に露出
している。なお、テープカセット不使用時には、テープ
カセット本体5に回転自在に軸支されたガードパネル7
により上記露出部が覆われる。
【0003】上記テープカセットがビデオテープレコー
ダに装填され、記録又は再生が行われるときは、テープ
Tは引き出されてビデオテープレコーダ内の回転ヘッド
ドラムに装着される。また、高速テープ送り又は高速テ
ープ巻き戻し時において、テープTはテープカセット内
に引き戻され、一方テープTの露出部はテープ案内部6
に支持されたまま、高速送り又は高速巻き戻しが行われ
る。
ダに装填され、記録又は再生が行われるときは、テープ
Tは引き出されてビデオテープレコーダ内の回転ヘッド
ドラムに装着される。また、高速テープ送り又は高速テ
ープ巻き戻し時において、テープTはテープカセット内
に引き戻され、一方テープTの露出部はテープ案内部6
に支持されたまま、高速送り又は高速巻き戻しが行われ
る。
【0004】近年では、送り時間や巻き戻し時間の短縮
化の要請から、200倍速や250倍速という非常な高
速で送りや巻き戻しが行われている。ところで、上記高
速テープ走行時において、テープTとテープ案内部6の
テープ対向面6aとの摩擦により生じる静電気によっ
て、テープTがテープ案内部6のテープ対向面6aに張
り付くという現象があり、これを防止するために種々工
夫がなされている。
化の要請から、200倍速や250倍速という非常な高
速で送りや巻き戻しが行われている。ところで、上記高
速テープ走行時において、テープTとテープ案内部6の
テープ対向面6aとの摩擦により生じる静電気によっ
て、テープTがテープ案内部6のテープ対向面6aに張
り付くという現象があり、これを防止するために種々工
夫がなされている。
【0005】具体的には、テープ対向面6aに梨地加工
等のような微小な凹凸を施したものが提案されている
(以下、「先行技術1」という。)。また、図9に示す
ように、特開昭61−5487号公報にて、テープ対向
面6aに、突縁8によってテープ走行方向に区画された
凹部9を設けたものも提案されている(以下、「先行技
術2」という。)。
等のような微小な凹凸を施したものが提案されている
(以下、「先行技術1」という。)。また、図9に示す
ように、特開昭61−5487号公報にて、テープ対向
面6aに、突縁8によってテープ走行方向に区画された
凹部9を設けたものも提案されている(以下、「先行技
術2」という。)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術には、以
下の問題点が指摘されている。即ち、 (1)テープ案内部6のテープ対向面6aに梨地加工を
施した先行技術1では、梨地の表面粗さがあまり粗くな
いと、上記テープTのテープ案内部6のテープ対向面6
aへの張り付きを防止する効果が十分に発揮されず、一
方梨地の表面粗さが粗すぎると、成形時、金型から取り
出すときの離型抵抗が大きくなる結果、離型しにくくな
り、製造が困難となる。
下の問題点が指摘されている。即ち、 (1)テープ案内部6のテープ対向面6aに梨地加工を
施した先行技術1では、梨地の表面粗さがあまり粗くな
いと、上記テープTのテープ案内部6のテープ対向面6
aへの張り付きを防止する効果が十分に発揮されず、一
方梨地の表面粗さが粗すぎると、成形時、金型から取り
出すときの離型抵抗が大きくなる結果、離型しにくくな
り、製造が困難となる。
【0007】(2)テープ案内部6のテープ対向面6a
に突縁8や凹部9を設ける先行技術2では、高速巻き戻
し時等において、突縁8の数が少ないと、テープTと突
縁8との接触面積が少ない分だけ静電気による突縁8へ
の吸着は生じにくいものの、テープTが突縁8間に掛け
渡された状態で凹部9上を高速走行するので、静電気に
よる凹部9へのテープTの張り付きを除去しきれないの
みならず、このテープ走行に伴って凹部9内の空気が、
走行方向の突縁8から流出して凹部9が負圧となり、結
果的にテープTが差圧により凹部9の底面に吸着され
る。このように吸着が生じた状態で テープ走行が続く
と、突縁8とテープTとの摩擦が非常に大きいため、テ
ープTを傷付ける恐れがある。また、例えば、巻き取り
リールの巻取り速度と送り出しリールの送り出し速度と
のバランスが崩れて、テープにばたつきが生じ、これに
より、テープに一瞬の弛み等が生じた場合にも、上記差
圧によって凹部9の底面にテープTが吸着してしまう。
に突縁8や凹部9を設ける先行技術2では、高速巻き戻
し時等において、突縁8の数が少ないと、テープTと突
縁8との接触面積が少ない分だけ静電気による突縁8へ
の吸着は生じにくいものの、テープTが突縁8間に掛け
渡された状態で凹部9上を高速走行するので、静電気に
よる凹部9へのテープTの張り付きを除去しきれないの
みならず、このテープ走行に伴って凹部9内の空気が、
走行方向の突縁8から流出して凹部9が負圧となり、結
果的にテープTが差圧により凹部9の底面に吸着され
る。このように吸着が生じた状態で テープ走行が続く
と、突縁8とテープTとの摩擦が非常に大きいため、テ
ープTを傷付ける恐れがある。また、例えば、巻き取り
リールの巻取り速度と送り出しリールの送り出し速度と
のバランスが崩れて、テープにばたつきが生じ、これに
より、テープに一瞬の弛み等が生じた場合にも、上記差
圧によって凹部9の底面にテープTが吸着してしまう。
【0008】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、テープの高速走行時において、テープがテー
プ案内部のテープ対向面に吸着したり、テープに傷が生
じたりするのを防止し、テープが滑らかに走行できると
共に製造が容易なテープカセットの提供を目的とする。
たもので、テープの高速走行時において、テープがテー
プ案内部のテープ対向面に吸着したり、テープに傷が生
じたりするのを防止し、テープが滑らかに走行できると
共に製造が容易なテープカセットの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1記載の発明に係る課題解決手段は、テープ
を巻き回したリールを内部に収容し、テープの一部がカ
セット本体の前面に沿って露出し、カセット本体の前面
部に、露出したテープの走行を案内するテープ案内部を
備えたテープカセットにおいて、上記テープ案内部は、
そのテープ対向面がテープ走行方向における当該テープ
案内部の両端より内方向に向かって階段状に高くなるよ
うに、複数の段部を有する隆起形状をしており、最高段
部の高さは、テープの通常高速走行時において当該最高
段部にのみにテープが接触するように設定されているこ
とを特徴とするものである。
の、請求項1記載の発明に係る課題解決手段は、テープ
を巻き回したリールを内部に収容し、テープの一部がカ
セット本体の前面に沿って露出し、カセット本体の前面
部に、露出したテープの走行を案内するテープ案内部を
備えたテープカセットにおいて、上記テープ案内部は、
そのテープ対向面がテープ走行方向における当該テープ
案内部の両端より内方向に向かって階段状に高くなるよ
うに、複数の段部を有する隆起形状をしており、最高段
部の高さは、テープの通常高速走行時において当該最高
段部にのみにテープが接触するように設定されているこ
とを特徴とするものである。
【0010】上記構成において、走行テープにばたつき
が生じない通常高速走行時において、テープは最高段部
のみに接触しており、この最高段部のテープ走行方向に
おける両側は開放状態となっているので、いずれの方向
へのテープ走行時においても、高速走行テープにより空
気がテープと最高段部との間に引き込まれ易くなり、そ
の結果テープと最高段部との間に薄い空気層が形成され
易くなる。また、走行テープにばたつきが起きて、テー
プに一瞬の弛みが生じた場合においても、テープは最高
段部を除く各段部の縁部に接触するので、各段部間の段
差に必ず空隙部が形成されることにより、各段部の縁部
でテープの一瞬の弛みを受け止めて、すぐに通常の高速
走行状態に戻すことができる。加えて、梨地加工による
表面粗さを粗くした場合に比べて、成形時における金型
からの離型抵抗が大きくなることはない。
が生じない通常高速走行時において、テープは最高段部
のみに接触しており、この最高段部のテープ走行方向に
おける両側は開放状態となっているので、いずれの方向
へのテープ走行時においても、高速走行テープにより空
気がテープと最高段部との間に引き込まれ易くなり、そ
の結果テープと最高段部との間に薄い空気層が形成され
易くなる。また、走行テープにばたつきが起きて、テー
プに一瞬の弛みが生じた場合においても、テープは最高
段部を除く各段部の縁部に接触するので、各段部間の段
差に必ず空隙部が形成されることにより、各段部の縁部
でテープの一瞬の弛みを受け止めて、すぐに通常の高速
走行状態に戻すことができる。加えて、梨地加工による
表面粗さを粗くした場合に比べて、成形時における金型
からの離型抵抗が大きくなることはない。
【0011】なお、実施形態においては、図3及び図4
に示される如く、各段部の縁部は、テープとの接触をよ
りソフトにするためにR加工をしている。請求項2記載
の発明に係る課題解決手段は、請求項1記載のテープカ
セットにおいて、少なくとも最高段部は、テープ側に突
出する湾曲形状をしていることを特徴とするものであ
る。
に示される如く、各段部の縁部は、テープとの接触をよ
りソフトにするためにR加工をしている。請求項2記載
の発明に係る課題解決手段は、請求項1記載のテープカ
セットにおいて、少なくとも最高段部は、テープ側に突
出する湾曲形状をしていることを特徴とするものであ
る。
【0012】上記構成において、最高段部をテープ側に
突出する湾曲形状としているので、テープとの接触面積
が減少し、且つ高速走行テープにより空気が一層テープ
と最高段部との間に引き込まれ易くなるように作用す
る。請求項3記載の発明に係る課題解決手段は、請求項
1又は2記載のテープカセットにおいて、隣接する段部
間を接続する部分は、階段の傾斜方向と同じ向きに傾斜
していることを特徴とするものである。
突出する湾曲形状としているので、テープとの接触面積
が減少し、且つ高速走行テープにより空気が一層テープ
と最高段部との間に引き込まれ易くなるように作用す
る。請求項3記載の発明に係る課題解決手段は、請求項
1又は2記載のテープカセットにおいて、隣接する段部
間を接続する部分は、階段の傾斜方向と同じ向きに傾斜
していることを特徴とするものである。
【0013】上記構成において、高速走行でばたつきが
生じた場合でも、テープは各段部の縁部にソフトに当た
ることになる。請求項4記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1乃至3の何れかに記載のテープカセットに
おいて、少なくとも1つの段部は、縁部において下位の
段部側に開放する切り欠き凹部を有することを特徴とす
るものである。
生じた場合でも、テープは各段部の縁部にソフトに当た
ることになる。請求項4記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1乃至3の何れかに記載のテープカセットに
おいて、少なくとも1つの段部は、縁部において下位の
段部側に開放する切り欠き凹部を有することを特徴とす
るものである。
【0014】上記構成において、ばたつき時にテープが
接触する縁部の面積を少なくでき、摩擦による静電気の
発生を抑えて、テープの吸着を防止することができる。
なお、切り欠き凹部を下位の段部側に開放しているか
ら、常に空気を供給でき切り欠き凹部が負圧になること
はない。
接触する縁部の面積を少なくでき、摩擦による静電気の
発生を抑えて、テープの吸着を防止することができる。
なお、切り欠き凹部を下位の段部側に開放しているか
ら、常に空気を供給でき切り欠き凹部が負圧になること
はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係るテープカセットを示す斜視図であり、前面部
を覆うガードパネル及び前面部に露出するテープを省略
して描いている。同図を参照して、本実施形態のテープ
カセットは、テープを巻き回したリール(図示せ
ず。)を内部に収容したカセット本体10と、このカ
セット本体10の前面部に形成され、カセット本体10
の前面部に露出したテープの一部の走行を案内するテー
プ案内部20とを備えている。
図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係るテープカセットを示す斜視図であり、前面部
を覆うガードパネル及び前面部に露出するテープを省略
して描いている。同図を参照して、本実施形態のテープ
カセットは、テープを巻き回したリール(図示せ
ず。)を内部に収容したカセット本体10と、このカ
セット本体10の前面部に形成され、カセット本体10
の前面部に露出したテープの一部の走行を案内するテー
プ案内部20とを備えている。
【0016】カセット本体10は、互いに結合された合
成樹脂製の上ケーシング11と下ケーシング12とから
なる。図2(a)はテープ案内部の拡大底面図、図2
(b)は同じくその拡大正面図である。これらの図を参
照して、テープ案内部20は、そのテープ対向面21が
テープ走行方向における当該テープ案内部20の両端よ
り内方向に向かって階段状に高くなるように、複数の段
部21a,21b,21c,21d,21e,21f,
21gを有する隆起形状をしており、中央部の段部21
dが最も隆起が高くなっている。中央部の段部21dの
高さは、テープのばたつきが生じない通常走行時におい
て当該段部21dにのみにテープが接触するように設定
されている。なお、以下の説明において、最も隆起が高
くなっている中央部の段部21dを「最高段部21d」
と称する。
成樹脂製の上ケーシング11と下ケーシング12とから
なる。図2(a)はテープ案内部の拡大底面図、図2
(b)は同じくその拡大正面図である。これらの図を参
照して、テープ案内部20は、そのテープ対向面21が
テープ走行方向における当該テープ案内部20の両端よ
り内方向に向かって階段状に高くなるように、複数の段
部21a,21b,21c,21d,21e,21f,
21gを有する隆起形状をしており、中央部の段部21
dが最も隆起が高くなっている。中央部の段部21dの
高さは、テープのばたつきが生じない通常走行時におい
て当該段部21dにのみにテープが接触するように設定
されている。なお、以下の説明において、最も隆起が高
くなっている中央部の段部21dを「最高段部21d」
と称する。
【0017】図3はテープ案内部の要部拡大断面図であ
り、テープの通常高速走行状態を示している。同図を参
照して、速送り、巻き戻し時のようにテープT1が高速
で走行しているとき、ビデオテープレコーダ内の回転ヘ
ッドドラムに装着されていたテープT1は、カセット本
体10内に引き込まれ、その一部のみがカセット本体1
0の前面部に露出したテープ案内部20に支持されなが
らカッセト本体10内の一方のリールから他方のリール
に転送される。このとき、カセット本体10の前面部に
露出したテープT1は、テープのばたつきのない通常高
速走行時には、テープ案内部20のテープ対向面21の
最高段部21dのみにて支持されながら走行する。その
ため、テープ案内部20のテープ対向面21が隆起形状
をしていない平坦面の場合に比して、テープT1との接
触面積が少なくなり、静電気によるテープ対向面21へ
の吸着が減少する。そして、最高段部21dのテープ走
行方向における両側は開放状態となっているので、いず
れの方向へのテープ走行時においても、高速走行テープ
により空気がテープT1と最高段部21dとの間に引き
込まれ易くなるように作用し、テープT1と最高段部2
1dとの間に薄い空気層が形成され易くなる。その結
果、テープT1とテープ案内部20との摩擦がさらに減
少して静電気の発生を押さえ、テープT1に傷を付ける
ことなく、テープT1をスムーズに走行させることがで
きる。
り、テープの通常高速走行状態を示している。同図を参
照して、速送り、巻き戻し時のようにテープT1が高速
で走行しているとき、ビデオテープレコーダ内の回転ヘ
ッドドラムに装着されていたテープT1は、カセット本
体10内に引き込まれ、その一部のみがカセット本体1
0の前面部に露出したテープ案内部20に支持されなが
らカッセト本体10内の一方のリールから他方のリール
に転送される。このとき、カセット本体10の前面部に
露出したテープT1は、テープのばたつきのない通常高
速走行時には、テープ案内部20のテープ対向面21の
最高段部21dのみにて支持されながら走行する。その
ため、テープ案内部20のテープ対向面21が隆起形状
をしていない平坦面の場合に比して、テープT1との接
触面積が少なくなり、静電気によるテープ対向面21へ
の吸着が減少する。そして、最高段部21dのテープ走
行方向における両側は開放状態となっているので、いず
れの方向へのテープ走行時においても、高速走行テープ
により空気がテープT1と最高段部21dとの間に引き
込まれ易くなるように作用し、テープT1と最高段部2
1dとの間に薄い空気層が形成され易くなる。その結
果、テープT1とテープ案内部20との摩擦がさらに減
少して静電気の発生を押さえ、テープT1に傷を付ける
ことなく、テープT1をスムーズに走行させることがで
きる。
【0018】図4はテープ案内部の要部拡大断面図であ
り、テープのばたつきが生じた状態を示している。同図
を参照して、仮に走行テープにばたつきが起きて、テー
プT1に一瞬の弛みが生じた場合においても、テープT
1は最高段部21dを除く各段部21a,21b,21
c,21e,21f,21gの縁部Dに接触するので、
各段部21a〜21g間の段差に必ず空隙部Aが形成さ
れることにより、各段部21a〜21gの縁部Dでテー
プT1の一瞬の弛みを受け止めて、すぐに通常の高速走
行状態に戻すことができる。その結果、テープTIが各
段部21a〜21gに密着せず、テープT1が張り付く
ことがない。
り、テープのばたつきが生じた状態を示している。同図
を参照して、仮に走行テープにばたつきが起きて、テー
プT1に一瞬の弛みが生じた場合においても、テープT
1は最高段部21dを除く各段部21a,21b,21
c,21e,21f,21gの縁部Dに接触するので、
各段部21a〜21g間の段差に必ず空隙部Aが形成さ
れることにより、各段部21a〜21gの縁部Dでテー
プT1の一瞬の弛みを受け止めて、すぐに通常の高速走
行状態に戻すことができる。その結果、テープTIが各
段部21a〜21gに密着せず、テープT1が張り付く
ことがない。
【0019】加えて、梨地加工による表面粗さを粗くし
た従来の場合のように、成形時における金型からの離型
抵抗が大きくなることはない。その結果、金型が離型し
易くなり、製造が容易となる。図5は本発明の第2実施
形態に係るテープカセットのテープ案内部の要部拡大断
面図である。同図を参照して、本実施形態のテープカセ
ットの特徴は、最高段部21dの外面をテープT1側
に突出するR形状にして、テープT1との接触面積をさ
らに少なくしている点、及び隣接する段部21a〜2
1g間を接続する部分Cを、階段の傾斜方向と同じ向き
に傾斜させている点にあり、その他の構成は第1実施形
態と略同様である。
た従来の場合のように、成形時における金型からの離型
抵抗が大きくなることはない。その結果、金型が離型し
易くなり、製造が容易となる。図5は本発明の第2実施
形態に係るテープカセットのテープ案内部の要部拡大断
面図である。同図を参照して、本実施形態のテープカセ
ットの特徴は、最高段部21dの外面をテープT1側
に突出するR形状にして、テープT1との接触面積をさ
らに少なくしている点、及び隣接する段部21a〜2
1g間を接続する部分Cを、階段の傾斜方向と同じ向き
に傾斜させている点にあり、その他の構成は第1実施形
態と略同様である。
【0020】なお、図5の実施形態において、段部21
a〜21gの縁部Dは、テープT1との接触をよりソフ
トにするためにR加工してある。上記構成において、最
高段部21dをテープ側に突出するR形状としているの
で、高速走行テープにより空気が一層テープT1と最高
段部21dとの間に引き込まれ易くなるように作用する
ことになる。また、高速走行でばたつきが生じた場合で
も、テープT1は各段部21a〜21gの縁部Dによっ
てソフトに受けられることになる。その結果、各段部2
1a〜21gの縁部Dからテープが受けるダメージをよ
り少なくすることができる。
a〜21gの縁部Dは、テープT1との接触をよりソフ
トにするためにR加工してある。上記構成において、最
高段部21dをテープ側に突出するR形状としているの
で、高速走行テープにより空気が一層テープT1と最高
段部21dとの間に引き込まれ易くなるように作用する
ことになる。また、高速走行でばたつきが生じた場合で
も、テープT1は各段部21a〜21gの縁部Dによっ
てソフトに受けられることになる。その結果、各段部2
1a〜21gの縁部Dからテープが受けるダメージをよ
り少なくすることができる。
【0021】図6(a)は本発明の第3実施形態に係る
テープカセットのテープ案内部の要部拡大正面図、図6
(a)は同じくその要部拡大断面図である。これらの図
を参照して、本実施形態のテープカセットの特徴は、最
高段部21dと最下段部21a,21gとを除いて、各
段部21b,21c,21e,21fのテープ走行方向
端縁部Dを含む中央部に、下位の段部側に開放する略V
字形の切り欠き凹部30を形成した点にあり、その他の
構成は第1実施形態と略同様である。
テープカセットのテープ案内部の要部拡大正面図、図6
(a)は同じくその要部拡大断面図である。これらの図
を参照して、本実施形態のテープカセットの特徴は、最
高段部21dと最下段部21a,21gとを除いて、各
段部21b,21c,21e,21fのテープ走行方向
端縁部Dを含む中央部に、下位の段部側に開放する略V
字形の切り欠き凹部30を形成した点にあり、その他の
構成は第1実施形態と略同様である。
【0022】上記構成において、ばたつき時にテープが
接触する縁部Dの面積を少なくでき、摩擦による静電気
の発生を抑えて、テープの吸着を防止することができ
る。なお、切り欠き凹部30は下位の段部側に開放して
いるから、常に空気を供給でき切り欠き凹部が負圧にな
ることはない。その結果、テープ走行時にテープにばた
つきが生じた場合に、各段部21a〜21g間の段差に
て形成される空隙部がさらに大きくなる。したがって、
ばたつき時のテープの吸着をより確実に防止できる。
接触する縁部Dの面積を少なくでき、摩擦による静電気
の発生を抑えて、テープの吸着を防止することができ
る。なお、切り欠き凹部30は下位の段部側に開放して
いるから、常に空気を供給でき切り欠き凹部が負圧にな
ることはない。その結果、テープ走行時にテープにばた
つきが生じた場合に、各段部21a〜21g間の段差に
て形成される空隙部がさらに大きくなる。したがって、
ばたつき時のテープの吸着をより確実に防止できる。
【0023】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば上記第2実施形態において、最高
段部21d以外の段部をもテープT1側に突出する湾曲
形状(例えば、円弧形状)にしてもよい。また、上記第
3実施形態における切り欠き凹部30は、略V字形に限
られるものではなく、半円形、半楕円形、矩形等、要す
るに下位の段部側に開放している形状であればどのよう
な形状であってもよい。
ものではなく、例えば上記第2実施形態において、最高
段部21d以外の段部をもテープT1側に突出する湾曲
形状(例えば、円弧形状)にしてもよい。また、上記第
3実施形態における切り欠き凹部30は、略V字形に限
られるものではなく、半円形、半楕円形、矩形等、要す
るに下位の段部側に開放している形状であればどのよう
な形状であってもよい。
【0024】その他、本発明の請求の範囲内での種々の
設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
記載の発明によると、テープ通常走行時において、テー
プ走行方向の両側に開放した最高段部のみで走行テープ
を支持するので、走行テープと最高段部との間に空気を
引き込んで両者間に薄い空気層を形成することができ
る。その結果、テープに対する摩擦を減少させて静電気
の発生を押さえ、テープに傷を付けることなく、テープ
をスムーズに走行させることができる。また、走行テー
プにばたつきが起きて、テープに一瞬の弛みが生じた場
合においても、弛んだテープを、該テープとの間に空隙
部を設けた状態で、各段部の縁部のみで受け止めて、す
ぐに最高段部のみがテープに接触する通常の高速走行状
態に戻すことができる。加えて、梨地加工によって表面
粗さを粗くした従来のように、成形時における金型から
の離型抵抗が大きくなることはないため、離型し易く、
製造が容易である。
記載の発明によると、テープ通常走行時において、テー
プ走行方向の両側に開放した最高段部のみで走行テープ
を支持するので、走行テープと最高段部との間に空気を
引き込んで両者間に薄い空気層を形成することができ
る。その結果、テープに対する摩擦を減少させて静電気
の発生を押さえ、テープに傷を付けることなく、テープ
をスムーズに走行させることができる。また、走行テー
プにばたつきが起きて、テープに一瞬の弛みが生じた場
合においても、弛んだテープを、該テープとの間に空隙
部を設けた状態で、各段部の縁部のみで受け止めて、す
ぐに最高段部のみがテープに接触する通常の高速走行状
態に戻すことができる。加えて、梨地加工によって表面
粗さを粗くした従来のように、成形時における金型から
の離型抵抗が大きくなることはないため、離型し易く、
製造が容易である。
【0026】請求項2記載の発明によると、高速走行テ
ープと最高段部との間に空気が一層引き込まれ易くな
り、テープに対する摩擦を一層減少させることができ
る。請求項3記載の発明によると、高速走行時にテープ
にばたつきが生じた場合でも、テープを各段部の縁部に
よってソフトに受け止めることになる結果、各段部の縁
部からテープが受けるダメージをより少なくすることが
できる。
ープと最高段部との間に空気が一層引き込まれ易くな
り、テープに対する摩擦を一層減少させることができ
る。請求項3記載の発明によると、高速走行時にテープ
にばたつきが生じた場合でも、テープを各段部の縁部に
よってソフトに受け止めることになる結果、各段部の縁
部からテープが受けるダメージをより少なくすることが
できる。
【0027】請求項4記載の発明によると、ばたつき時
にテープが接触する縁部の面積を少なくでき、摩擦によ
る静電気の発生を抑えて、テープの吸着を防止すること
ができる。なお、開放した切り欠き凹部は負圧になるこ
とがない結果、さらにテープの吸着を確実に防止でき
る。
にテープが接触する縁部の面積を少なくでき、摩擦によ
る静電気の発生を抑えて、テープの吸着を防止すること
ができる。なお、開放した切り欠き凹部は負圧になるこ
とがない結果、さらにテープの吸着を確実に防止でき
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係るテープカセットを
示す斜視図であり、前面部を覆うガードパネル及び前面
部に露出するテープを省略して描いている。
示す斜視図であり、前面部を覆うガードパネル及び前面
部に露出するテープを省略して描いている。
【図2】図2(a)はテープ案内部の拡大底面図、図2
(b)はその拡大正面図である。
(b)はその拡大正面図である。
【図3】テープ案内部の要部拡大断面図であり、テープ
の通常高速走行状態を示している。
の通常高速走行状態を示している。
【図4】テープ案内部の要部拡大断面図であり、高速走
行テープにばたつきが生じた状態を示している。
行テープにばたつきが生じた状態を示している。
【図5】本発明の第2実施形態に係るテープカセットの
テープ案内部の要部拡大断面図である。
テープ案内部の要部拡大断面図である。
【図6】図6(a)は本発明の第3実施形態に係るテー
プカセットのテープ案内部の要部拡大正面図、図6
(a)はその要部拡大断面図である。
プカセットのテープ案内部の要部拡大正面図、図6
(a)はその要部拡大断面図である。
【図7】従来の一般的なビデオテープレコーダ用テープ
カセットを示す斜視図である。
カセットを示す斜視図である。
【図8】同じくその内部構成図である。
【図9】先行技術2に係るテープカセットのテープ案内
部の拡大底面図である。
部の拡大底面図である。
10 カセット本体 20 テープ案内部 21 テープ対向面 21a〜21g 段部 21d 最高段部 30 切り欠き凹部 T1 テープ C 接続する部分 D 縁部
Claims (4)
- 【請求項1】テープを巻き回したリールを内部に収容
し、テープの一部がカセット本体の前面に沿って露出
し、カセット本体の前面部に、露出したテープの走行を
案内するテープ案内部を備えたテープカセットにおい
て、 上記テープ案内部は、そのテープ対向面がテープ走行方
向における当該テープ案内部の両端より内方向に向かっ
て階段状に高くなるように、複数の段部を有する隆起形
状をしており、 最高段部の高さは、テープの通常高速走行時において当
該最高段部にのみにテープが接触するように設定されて
いることを特徴とするテープカセット。 - 【請求項2】請求項1記載のテープカセットにおいて、 少なくとも最高段部は、テープ側に突出する湾曲形状を
していることを特徴とするテープカセット。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のテープカセットにお
いて、 隣接する段部間を接続する部分は、階段の傾斜方向と同
じ向きに傾斜していることを特徴とするテープカセッ
ト。 - 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載のテープカ
セットにおいて、 少なくとも1つの段部は、縁部において下位の段部側に
開放する切り欠き凹部を有することを特徴とするテープ
カセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18172795A JPH0935452A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18172795A JPH0935452A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935452A true JPH0935452A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16105833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18172795A Pending JPH0935452A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935452A (ja) |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP18172795A patent/JPH0935452A/ja active Pending
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