JPH093569A - 摺動接点用金合金 - Google Patents

摺動接点用金合金

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JPH093569A
JPH093569A JP17804195A JP17804195A JPH093569A JP H093569 A JPH093569 A JP H093569A JP 17804195 A JP17804195 A JP 17804195A JP 17804195 A JP17804195 A JP 17804195A JP H093569 A JPH093569 A JP H093569A
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JP
Japan
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gold alloy
sliding contacts
slip ring
alloy
gold
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JP17804195A
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Inventor
Shigeru Yamamoto
山本  茂
Naoki Kato
直樹 加藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動接点用金合金を提供する。 【構成】 重量%で、Ag:20〜60%、Ni:2〜
7%、BeおよびRuのうちの1種または2種:0.1
〜1%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からな
る組成を有する摺動接点用金合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型精密モーターの
整流子などの摺動接点に用いる金合金に関するものであ
り、特に、VTRヘッドのスリップリング材として用い
た場合に優れた特性を示す摺動接点用金合金に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRヘッドのスリップリング
は、Au−Ag系合金などの摺動接点材料(例えば、A
u−10重量%Ag合金)で構成されており、このAu
−Ag系合金摺動接点材料からなるスリップリングはA
u−Ag−Pd系合金で構成されたブラシと接触した状
態で高速回転する。しかしながら、一般家庭用のVTR
のスリップリングの回転数は高々2000rpmである
に対し、業務用VTRのスリップリングの回転数は、5
000〜10000rpmといった高速回転を必要とす
るため、Au−Ag系合金では硬度が低く、すぐに摩耗
してしまうという欠点があった。そこで、Au−Ag合
金にNiを添加し、硬度を高くして耐摩耗性を向上させ
たAg:30〜60重量%、Ni:4〜10重量%を含
有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる組成のA
u−Ag−Ni系摺動接点用金合金が提供されている
(特開平6−73470号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、一般家
庭用のVTRおよび業務用VTRの性能は向上し、これ
らVTRに使用するスリップリングの回転数は、ますま
す高速回転が要求されるようになってきた。かかるスリ
ップリングの高速回転に対して、従来のAu−Ag−N
i系摺動接点用金合金は10000rpmぐらいのスリ
ップリングの回転数には耐えられるが、スリップリング
の回転数が15000rpm以上になると、スリップリ
ングとブラシとの摺動時に発生した摩耗粉が相手材であ
るブラシに転移し、次第に堆積し、スリップリングとブ
ラシの円滑な接触を阻害するようになるなどの課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
かかる観点から、スリップリングとして一層優れた摺動
接点用金合金を得るべく研究を行った結果、従来のAu
−Ag−Ni系摺動接点用金合金に、BeおよびRuの
内の1種または2種を0.1〜1重量%を含有せしめて
得られた摺動接点用金合金は、従来のAu−Ag−Ni
系摺動接点用金合金よりも転移が少なくなり、1500
0rpm以上のスリップリングの高速回転に対しても転
移が少なくかつスリップリングとブラシの円滑な接触を
阻害することはないという知見を得たのである。
【0005】この発明は、かかる知見にもとづいてなさ
れたものであって、重量%(以下、%は重量%を示す)
で、(1) Ag:20〜60%、Ni:2〜7%、B
e:0.1〜1%を含有し、残りがAuおよび不可避不
純物からなる組成を有する摺動接点用金合金、(2)
Ag:20〜60%、Ni:2〜7%、Ru:0.1〜
1%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる
組成を有する摺動接点用金合金、(3) Ag:20〜
60%、Ni:2〜7%、BeおよびRuを合計で0.
1〜1%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物から
なる組成を有する摺動接点用金合金、(4) 前記
(1)、(2)または(3)記載の摺動接点用金合金か
らなるスリップリング、に特徴を有するものである。
【0006】この発明の摺動接点用金合金において、A
g含有量を20〜60%にしたのはAgが20%未満に
なるとAuの含有量が増加するために耐溶着性が低下す
るので好ましくなく、一方、Agを60%を越えて含有
すると耐食性が低下し、ノイズ発生の原因となるので好
ましくないことによるものである。この発明の摺動接点
用金合金のAg含有量の一層好ましい組成範囲は、20
〜40%である。また、Ni含有量を2〜7%にしたの
はNiが2%未満になると耐摩耗性および耐食性が改善
されないからであり、一方、Niを7%を越えて含有す
ると延性が低下し、鋳造性および加工性が悪くなるので
好ましくないことによるものである。この発明の摺動接
点用金合金のNi含有量の一層好ましい組成範囲は、3
〜5%である。さらにこの発明の摺動接点用金合金に含
まれるBeおよびRuの内の1種または2種を0.1〜
1%に限定した理由は、これら成分が0.1%未満では
転移阻止が十分に成されず、一方、1%を越えて含有す
ると表面に酸化物が形成されやすくなり、接触抵抗値が
増加しまた加工性が著しく悪化するので好ましくないこ
とによるものである。この発明の摺動接点用金合金に含
まれるBeおよびRuの内の1種または2種の一層好ま
しい組成範囲は、0.1〜0.5%である。
【0007】
【実施例】通常の真空溶解炉により表1および表2に示
される成分組成を有する本発明摺動接点用金合金(以
下、本発明金合金という)1〜15、比較摺動接点用金
合金(以下、比較金合金という)1〜4および従来摺動
接点用金合金(以下、従来金合金という)1を溶解し、
それぞれ縦:5mm、横:5mm、長さ:100mmの
寸法を有するインゴットに鋳造し、得られたインゴット
を通常の条件で冷間圧延し、スリッティングを施して厚
さ:0.8mm、幅:30.5mmの板材とし、この板
材を曲げ加工して円筒状にした後、両端部を溶接してパ
イプを作製し、このパイプを所定のサイズまで伸管し、
スリップリング用素材とした。ついでこの素材を切断し
てリングに加工し、得られたリングをVTRヘッドにス
リップリングとして組み込み、このスリップリングをそ
れぞれブラシを接触させた。
【0008】この様にしてVTRヘッドに装着したスリ
ップリングは、軸を中心として回転するVTRヘッドか
ら発生する電気信号を検出する役割をする。なお、ブラ
シの材質としては、一般に用いられているAu−Ag−
Pd系合金製のものを使用した。前記本発明金合金1〜
15、比較金合金1〜4および従来金合金1からなるス
リップリングを装着したVTRヘッドを、温度:40
℃、湿度:60%の条件下で回転数:15000rp
m、運転開始時の無負荷電流値:30mAで回転させ、
スリップリングの金合金がブラシ表面に3mm2 (直径
2mmの円の面積に相当)に亘って転移するに至までの
時間を測定し、さらに3000時間運転後の無負荷電流
値を測定し、その結果を表1および表2に示した。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】
【発明の効果】表1および表2に示される結果から、B
eおよびRuを含まない従来金合金1およびこの発明か
ら外れた少量のBeおよびRuを含む比較金合金1〜2
からなるスリップリングは、3mm2 転移までの時間が
短いことからブラシ表面への転移は著しくまた3000
時間回転後の無負荷電流値が大きいことから転移によっ
て接触抵抗が増加するが、本発明金合金1〜15で作製
されたスリップリングは、3000時間回転してもスリ
ップリングから転移することはなくまた無負荷電流値は
ほとんど変化しないことから接触抵抗がほとんど増加し
ないことが分かる。一方、この発明よりも多量のBeお
よびRuを含む比較金合金3〜4からなるスリップリン
グは、ブラシ表面への転移はないが、比較金合金3〜4
自体の抵抗値が大きいために、無負荷電流値が大きくな
っていることが分かる。
【0012】上述のように、この発明の摺動接点用金合
金は、高速回転するスリップリングのブラシ表面への転
移を少なくすることができ、VTRなどの電気産業の発
展に優れた効果をもたらすものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Ag:20〜60%、Ni:
    2〜7%、Be:0.1〜1%を含有し、残りがAuお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る摺動接点用金合金。
  2. 【請求項2】 重量%で、Ag:20〜60%、Ni:
    2〜7%、Ru:0.1〜1%を含有し、残りがAuお
    よび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とす
    る摺動接点用金合金。
  3. 【請求項3】 重量%で、Ag:20〜60%、Ni:
    2〜7%、BeおよびRuを合計で0.1〜1%を含有
    し、残りがAuおよび不可避不純物からなる組成を有す
    ることを特徴とする摺動接点用金合金。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の摺動接点用
    金合金からなることを特徴とするVTRヘッドのスリッ
    プリング。
JP17804195A 1995-06-21 1995-06-21 摺動接点用金合金 Withdrawn JPH093569A (ja)

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JPH093569A true JPH093569A (ja) 1997-01-07

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