JPH0939178A - ストレッチ包装用フィルム - Google Patents
ストレッチ包装用フィルムInfo
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- JPH0939178A JPH0939178A JP11908396A JP11908396A JPH0939178A JP H0939178 A JPH0939178 A JP H0939178A JP 11908396 A JP11908396 A JP 11908396A JP 11908396 A JP11908396 A JP 11908396A JP H0939178 A JPH0939178 A JP H0939178A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性、柔軟性、伸展性に優れ、且つ、自己
粘着性、復元性の良好なストレッチ包装用フィルムを提
供する。 【解決手段】 本発明による透明性に優れたストレッチ
包装用フィルムは、重量平均分子量が15万〜50万で
あり、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に
対して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃
で30〜55重量%で且つこの温度領域における任意の
5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃で
5〜20重量%であるポリプロピレン系樹脂からなる1
層の中間層が、密度0.920g/cm3 以下の直鎖状
低密度ポリエチレン系樹脂からなる2層の外層で挟まれ
たサンドイッチ状の積層構成からなり、当該中間層が低
密度ポリエチレンをポリプロピレン系樹脂100重量部
に対し5〜25重量部含むことを特徴とするものであ
る。
粘着性、復元性の良好なストレッチ包装用フィルムを提
供する。 【解決手段】 本発明による透明性に優れたストレッチ
包装用フィルムは、重量平均分子量が15万〜50万で
あり、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に
対して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃
で30〜55重量%で且つこの温度領域における任意の
5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃で
5〜20重量%であるポリプロピレン系樹脂からなる1
層の中間層が、密度0.920g/cm3 以下の直鎖状
低密度ポリエチレン系樹脂からなる2層の外層で挟まれ
たサンドイッチ状の積層構成からなり、当該中間層が低
密度ポリエチレンをポリプロピレン系樹脂100重量部
に対し5〜25重量部含むことを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストレッチ包装適性
を有し、且つ、透明性に優れ、トレー包装用に好適に使
用することができるストレッチ包装用フィルムに関する
ものである。
を有し、且つ、透明性に優れ、トレー包装用に好適に使
用することができるストレッチ包装用フィルムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ストレッチ包装用フィルムは、種々のも
のを包装するのに使用され、特に青果物や生鮮食品
(魚、肉、惣菜等)等の食品のトレー包装用に好適に使
用される。このストレッチ包装用フィルムを用いて食品
等をトレー包装するには、通常、発泡スチロール等から
なるプラスチック容器に被包装食品を入れ、その容器に
ストレッチ包装用フィルムを被せてフィルム端を引っ張
り、フィルム自身を伸ばしながら容器を包み込むように
する。被包装食品の商品価値を高める上でタイトで美麗
な包装外観が求められ、ストレッチ包装用フィルムには
透明性、柔軟性、伸展性に加えて、自己粘着性、復元性
に優れていることが要求される。
のを包装するのに使用され、特に青果物や生鮮食品
(魚、肉、惣菜等)等の食品のトレー包装用に好適に使
用される。このストレッチ包装用フィルムを用いて食品
等をトレー包装するには、通常、発泡スチロール等から
なるプラスチック容器に被包装食品を入れ、その容器に
ストレッチ包装用フィルムを被せてフィルム端を引っ張
り、フィルム自身を伸ばしながら容器を包み込むように
する。被包装食品の商品価値を高める上でタイトで美麗
な包装外観が求められ、ストレッチ包装用フィルムには
透明性、柔軟性、伸展性に加えて、自己粘着性、復元性
に優れていることが要求される。
【0003】従来、包装用等に用いられるストレッチ包
装用フィルムとしては、価格や使い易さの点から可塑化
ポリ塩化ビニル(以下、可塑化PVCという)を主成分
とするものが広く使用されてきたが、近年においては、
環境汚染問題が重要視されており、塩素を含む可塑化P
VCの使用は、あらゆる分野で問題視されている。
装用フィルムとしては、価格や使い易さの点から可塑化
ポリ塩化ビニル(以下、可塑化PVCという)を主成分
とするものが広く使用されてきたが、近年においては、
環境汚染問題が重要視されており、塩素を含む可塑化P
VCの使用は、あらゆる分野で問題視されている。
【0004】このため、最近では、可塑化PVCの代替
材料として、ポリオレフィン系樹脂を用いたストレッチ
包装用フィルムの開発が積極的に進められている。この
ようなストレッチ包装用フィルムとしては、例えば、直
鎖状低密度ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(以下、EVAという)、ポリブタジエンから
なるものが挙げられる。
材料として、ポリオレフィン系樹脂を用いたストレッチ
包装用フィルムの開発が積極的に進められている。この
ようなストレッチ包装用フィルムとしては、例えば、直
鎖状低密度ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(以下、EVAという)、ポリブタジエンから
なるものが挙げられる。
【0005】しかし、上記の如きポリオレフィン系樹脂
を用いたストレッチ包装用フィルムでは、包装時の自己
粘着性や変形回復性等、ストレッチ包装用フィルムとし
て必要な特性が得られない。このため、包装されたフィ
ルムが直ぐに容器から外れたり、フィルムにしわが生じ
て、実際の使用には適さない。
を用いたストレッチ包装用フィルムでは、包装時の自己
粘着性や変形回復性等、ストレッチ包装用フィルムとし
て必要な特性が得られない。このため、包装されたフィ
ルムが直ぐに容器から外れたり、フィルムにしわが生じ
て、実際の使用には適さない。
【0006】この問題を解決するため、例えば、特開昭
61−44635号公報に記載の如く、プロピレンと種
々のα−オレフィンとのランダム共重合体を主成分とす
る層の両面に、EVAを主成分とする層が積層されてい
るストレッチ包装用フィルムが提案され、また、特開昭
62−51440号公報に記載の如く、スチレン等の芳
香族炭化水素の重合体と共役ジエンエラストマーとのブ
ロック共重合体を主成分とする層の両面に、EVAを主
成分とする層が積層されているストレッチ包装用フィル
ムが提案されている。
61−44635号公報に記載の如く、プロピレンと種
々のα−オレフィンとのランダム共重合体を主成分とす
る層の両面に、EVAを主成分とする層が積層されてい
るストレッチ包装用フィルムが提案され、また、特開昭
62−51440号公報に記載の如く、スチレン等の芳
香族炭化水素の重合体と共役ジエンエラストマーとのブ
ロック共重合体を主成分とする層の両面に、EVAを主
成分とする層が積層されているストレッチ包装用フィル
ムが提案されている。
【0007】しかし、これらの共重合体からなるストレ
ッチ包装用フィルムでは、ストレッチ包装後の復元率の
低いものは包装後にしわが発生し、また、復元率を高め
たフィルムでは復元が急激に起こるために容器が変形す
るという問題点があり、いずれも、ストレッチ包装用フ
ィルムとしては好適に使用することができないという欠
陥があった。
ッチ包装用フィルムでは、ストレッチ包装後の復元率の
低いものは包装後にしわが発生し、また、復元率を高め
たフィルムでは復元が急激に起こるために容器が変形す
るという問題点があり、いずれも、ストレッチ包装用フ
ィルムとしては好適に使用することができないという欠
陥があった。
【0008】又、その他の特殊エラストマーを用いた場
合には性能が向上してもコストが高くつき、実用的では
ないこともある。
合には性能が向上してもコストが高くつき、実用的では
ないこともある。
【0009】従って、現状では可塑化PVCを主成分と
するストレッチ包装用フィルムの代替品として市場の要
求を十分に満足させるストレッチ包装用フィルムは、未
だ製品化されていない。
するストレッチ包装用フィルムの代替品として市場の要
求を十分に満足させるストレッチ包装用フィルムは、未
だ製品化されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の如き従
来技術の問題点を解消し、透明性、柔軟性、伸展性に優
れ、且つ、自己粘着性、復元性の良好なストレッチ包装
用フィルムを提供することを目的としてなされたもので
ある。
来技術の問題点を解消し、透明性、柔軟性、伸展性に優
れ、且つ、自己粘着性、復元性の良好なストレッチ包装
用フィルムを提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るストレッチ包装用フィルムは、重量平均分子量が15
万〜50万であり、クロス分別法により測定した溶出量
が樹脂全量に対して0℃以下で30〜60重量%であ
り、0〜90℃で30〜55重量%で、且つ、この温度
領域における任意の5℃温度幅で15重量%以下であ
り、90〜130℃で5〜20重量%であるポリプロピ
レン系樹脂からなる1層の中間層が、密度0.920g
/cm3 以下の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂からな
る2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成から
なり、当該中間層が低密度ポリエチレンをポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対し5〜25重量部含むことを
特徴とするものである。
るストレッチ包装用フィルムは、重量平均分子量が15
万〜50万であり、クロス分別法により測定した溶出量
が樹脂全量に対して0℃以下で30〜60重量%であ
り、0〜90℃で30〜55重量%で、且つ、この温度
領域における任意の5℃温度幅で15重量%以下であ
り、90〜130℃で5〜20重量%であるポリプロピ
レン系樹脂からなる1層の中間層が、密度0.920g
/cm3 以下の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂からな
る2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成から
なり、当該中間層が低密度ポリエチレンをポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対し5〜25重量部含むことを
特徴とするものである。
【0012】1層の中間層と2層の外層とからサンドイ
ッチ状の積層体を構成するには、共押出インフレーショ
ン法によって各原料樹脂を製膜化して1層の中間層の両
側に外層を積層する方法が一般的である。共押出インフ
レーション法によるフィルムの成形は、通常は、得られ
た3層のフィルムを徐冷却しつつフィルム厚み比1/1
/1〜1/8/1の範囲で且つブローアップ比2〜1
0、好ましくは2.5〜5で行われる。
ッチ状の積層体を構成するには、共押出インフレーショ
ン法によって各原料樹脂を製膜化して1層の中間層の両
側に外層を積層する方法が一般的である。共押出インフ
レーション法によるフィルムの成形は、通常は、得られ
た3層のフィルムを徐冷却しつつフィルム厚み比1/1
/1〜1/8/1の範囲で且つブローアップ比2〜1
0、好ましくは2.5〜5で行われる。
【0013】得られたストレッチ包装用フィルムの厚み
は好ましくは10〜20μmである。
は好ましくは10〜20μmである。
【0014】ストレッチ包装用フィルムでは透明性は最
重要な品質項目であり、ヘイズ値が2%以下であること
が要求され、1%以下であることが望ましい。しかし、
フィルムの急冷却が可能なTダイ法とは異なり、インフ
レーション法ではフィルムは徐冷却されるため、透明度
をヘイズ値1%以下にすることは極めて困難である。本
発明は、製法の如何を問わず、透明性を改善する方法を
種々検討した結果、完成されたものである。
重要な品質項目であり、ヘイズ値が2%以下であること
が要求され、1%以下であることが望ましい。しかし、
フィルムの急冷却が可能なTダイ法とは異なり、インフ
レーション法ではフィルムは徐冷却されるため、透明度
をヘイズ値1%以下にすることは極めて困難である。本
発明は、製法の如何を問わず、透明性を改善する方法を
種々検討した結果、完成されたものである。
【0015】請求項1記載の発明のストレッチ包装用フ
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂は、重量平均分子量が15万〜50万であり、クロス
分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対して0℃以
下で30〜60重量%であり、0〜90℃で30〜55
重量%で且つこの温度領域における任意の5℃温度幅で
15重量%以下であり、90〜130℃で5〜20重量
%であるものである。
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂は、重量平均分子量が15万〜50万であり、クロス
分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対して0℃以
下で30〜60重量%であり、0〜90℃で30〜55
重量%で且つこの温度領域における任意の5℃温度幅で
15重量%以下であり、90〜130℃で5〜20重量
%であるものである。
【0016】上記中間層形成用のポリプロピレン系樹脂
の上記物性がそれぞれ上記の規定範囲に限定される理由
は、下記の通りである。
の上記物性がそれぞれ上記の規定範囲に限定される理由
は、下記の通りである。
【0017】先ず、重量平均分子量は15万〜50万に
限定される。重量平均分子量が15万未満であると、得
られるストレッチ包装用フィルムの伸展性が充分でな
く、逆に50万を超えると、得られるストレッチ包装用
フィルムの柔軟性が充分でない。
限定される。重量平均分子量が15万未満であると、得
られるストレッチ包装用フィルムの伸展性が充分でな
く、逆に50万を超えると、得られるストレッチ包装用
フィルムの柔軟性が充分でない。
【0018】又、クロス分別法により測定した溶出量は
樹脂全量に対して0℃以下で30〜60重量%に限定さ
れ、好ましくは33〜55重量%である。この溶出量が
30重量%未満であると、得られるストレッチ包装用フ
ィルムに柔軟性がなく、逆に60重量%を超えると、得
られるストレッチ包装用フィルムの弾性が充分でない。
樹脂全量に対して0℃以下で30〜60重量%に限定さ
れ、好ましくは33〜55重量%である。この溶出量が
30重量%未満であると、得られるストレッチ包装用フ
ィルムに柔軟性がなく、逆に60重量%を超えると、得
られるストレッチ包装用フィルムの弾性が充分でない。
【0019】又、0〜90℃では、クロス分別法により
測定した溶出量は樹脂全量に対して30〜55重量%に
限定され、好ましくは35〜50重量%であり、且つ、
この温度領域における任意の5℃温度幅で15重量%以
下に限定される。この溶出量が0〜90℃で30重量%
未満であると、得られるストレッチ包装用フィルムに柔
軟性がなく、逆に55重量%を超える場合、又は任意の
5℃温度幅で15重量%を超える場合には、得られるス
トレッチ包装用フィルムは透明性および変形回復性に劣
る。
測定した溶出量は樹脂全量に対して30〜55重量%に
限定され、好ましくは35〜50重量%であり、且つ、
この温度領域における任意の5℃温度幅で15重量%以
下に限定される。この溶出量が0〜90℃で30重量%
未満であると、得られるストレッチ包装用フィルムに柔
軟性がなく、逆に55重量%を超える場合、又は任意の
5℃温度幅で15重量%を超える場合には、得られるス
トレッチ包装用フィルムは透明性および変形回復性に劣
る。
【0020】更に、90〜130℃では、クロス分別法
により測定した溶出量は樹脂全量に対して5〜20重量
%に限定され、好ましくは7〜18重量%である。この
溶出量が5重量%未満であると、得られるストレッチ包
装用フィルムの強度および弾性が充分でなく、逆に20
重量%を超えると、得られるストレッチ包装用フィルム
は変形回復性に劣る。
により測定した溶出量は樹脂全量に対して5〜20重量
%に限定され、好ましくは7〜18重量%である。この
溶出量が5重量%未満であると、得られるストレッチ包
装用フィルムの強度および弾性が充分でなく、逆に20
重量%を超えると、得られるストレッチ包装用フィルム
は変形回復性に劣る。
【0021】従って、請求項1記載の発明のストレッチ
包装用フィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピ
レン系樹脂は上記のものに限定される。
包装用フィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピ
レン系樹脂は上記のものに限定される。
【0022】上記ポリプロピレン系樹脂はポリプロピレ
ンにゴム成分を配合して均一微細に分散した組成物であ
る。ゴム成分としてはエチレン・プロピレン共重合ゴム
やエチレン・α−オレフィン共重合ゴム等のゴム成分が
例えば60〜80重量%配合される。ゴム成分の粒子径
は好ましくは0.2〜0.4μmである。光の波長より
大きな径をもった粒子、特にゴム成分の粒子が存在する
と内部ヘイズが悪化するので好ましくない。
ンにゴム成分を配合して均一微細に分散した組成物であ
る。ゴム成分としてはエチレン・プロピレン共重合ゴム
やエチレン・α−オレフィン共重合ゴム等のゴム成分が
例えば60〜80重量%配合される。ゴム成分の粒子径
は好ましくは0.2〜0.4μmである。光の波長より
大きな径をもった粒子、特にゴム成分の粒子が存在する
と内部ヘイズが悪化するので好ましくない。
【0023】請求項1記載の発明のストレッチ包装用フ
ィルムの中間層中に含有される低密度ポリエチレンは、
好ましくはメルトフローレート(MFR)5以上の流動
性のよい樹脂より選定される。
ィルムの中間層中に含有される低密度ポリエチレンは、
好ましくはメルトフローレート(MFR)5以上の流動
性のよい樹脂より選定される。
【0024】上記低密度ポリエチレン、特にMFR5以
上の流動性の良い低密度ポリエチレンは、中間層中の添
加量が少ない領域では前記ゴム成分及びポリプロピレン
系樹脂とは比較的相溶し易く、ポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対し5〜25重量部の範囲では得られたフ
ィルムの物性に余り影響を与えることなく、透明性のみ
を改善し得る。この現象は、低密度ポリエチレンの添加
により前記ポリプロピレン系樹脂の粒子径が小さくなる
ためと考えられる。低密度ポリエチレンの添加量が5重
量部以下であると透明性は改善されず、又、25重量部
を超えると、柔軟性、伸展性、復元性等の基本品質に悪
影響を与え、ストレッチ包装用フィルムとしての機能が
失われる。低密度ポリエチレンの添加量は好ましくはポ
リプロピレン系樹脂100重量部に対し10〜15重量
部である。
上の流動性の良い低密度ポリエチレンは、中間層中の添
加量が少ない領域では前記ゴム成分及びポリプロピレン
系樹脂とは比較的相溶し易く、ポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対し5〜25重量部の範囲では得られたフ
ィルムの物性に余り影響を与えることなく、透明性のみ
を改善し得る。この現象は、低密度ポリエチレンの添加
により前記ポリプロピレン系樹脂の粒子径が小さくなる
ためと考えられる。低密度ポリエチレンの添加量が5重
量部以下であると透明性は改善されず、又、25重量部
を超えると、柔軟性、伸展性、復元性等の基本品質に悪
影響を与え、ストレッチ包装用フィルムとしての機能が
失われる。低密度ポリエチレンの添加量は好ましくはポ
リプロピレン系樹脂100重量部に対し10〜15重量
部である。
【0025】他方、外層形成用の直鎖状低密度ポリエチ
レン系樹脂は、密度0.920g/cm3 以下、好まし
くは0.900〜0.910g/cm3 のものである。
この樹脂の密度が0.920g/cm3 を超えると、得
られるストレッチ包装用フィルムが透明性、柔軟性、伸
展性に欠けるので、好ましくない。
レン系樹脂は、密度0.920g/cm3 以下、好まし
くは0.900〜0.910g/cm3 のものである。
この樹脂の密度が0.920g/cm3 を超えると、得
られるストレッチ包装用フィルムが透明性、柔軟性、伸
展性に欠けるので、好ましくない。
【0026】本発明によるストレッチ包装用フィルム
は、特定のポリプロピレン系樹脂からなる1層の中間層
が特定の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂からなる2層
の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成からなり、
当該中間層が低密度ポリエチレンもしくは直鎖状低密度
ポリエチレン系樹脂を所定量含むものであるので、透明
性、柔軟性、伸展性に優れ、且つ、自己粘着性、復元性
の良好なものである。
は、特定のポリプロピレン系樹脂からなる1層の中間層
が特定の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂からなる2層
の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成からなり、
当該中間層が低密度ポリエチレンもしくは直鎖状低密度
ポリエチレン系樹脂を所定量含むものであるので、透明
性、柔軟性、伸展性に優れ、且つ、自己粘着性、復元性
の良好なものである。
【0027】請求項2記載の発明によるストレッチ包装
用フィルムは、重量平均分子量が15万〜50万であ
り、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対
して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃で
30〜55重量%で、且つ、この温度領域における任意
の5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃
で5〜40重量%であるポリプロピレン系樹脂を主成分
とする1層の中間層が、密度0.900〜0.920g
/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂を主成分と
する2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成か
らなり、上記中間層が上記直鎖状低密度ポリエチレン系
樹脂をポリプロピレン系樹脂100重量部に対し10〜
30重量部含み、且つ、上記2層の外層が低密度ポリエ
チレンを2層の外層の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂
100重量部に対し10〜40重量部含むことを特徴と
するものである。
用フィルムは、重量平均分子量が15万〜50万であ
り、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対
して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃で
30〜55重量%で、且つ、この温度領域における任意
の5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃
で5〜40重量%であるポリプロピレン系樹脂を主成分
とする1層の中間層が、密度0.900〜0.920g
/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂を主成分と
する2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成か
らなり、上記中間層が上記直鎖状低密度ポリエチレン系
樹脂をポリプロピレン系樹脂100重量部に対し10〜
30重量部含み、且つ、上記2層の外層が低密度ポリエ
チレンを2層の外層の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂
100重量部に対し10〜40重量部含むことを特徴と
するものである。
【0028】1層の中間層と2層の外層とからサンドイ
ッチ状の積層体を構成するには、共押出インフレーショ
ン法によって各原料樹脂を製膜化して1層の中間層の両
側に外層を積層する方法が通常採られるのは請求項1記
載の発明におけると同様である。又、共押出インフレー
ション法によるフィルムの成形は、通常は、得られた3
層のフィルムを徐冷却しつつフィルム厚み比1/1/1
〜1/8/1の範囲で且つブローアップ比2〜10、好
ましくは2.5〜5で行われる。
ッチ状の積層体を構成するには、共押出インフレーショ
ン法によって各原料樹脂を製膜化して1層の中間層の両
側に外層を積層する方法が通常採られるのは請求項1記
載の発明におけると同様である。又、共押出インフレー
ション法によるフィルムの成形は、通常は、得られた3
層のフィルムを徐冷却しつつフィルム厚み比1/1/1
〜1/8/1の範囲で且つブローアップ比2〜10、好
ましくは2.5〜5で行われる。
【0029】得られたストレッチ包装用フィルムの厚み
は、請求項1記載の発明におけると同様好ましくは10
〜20μmである。
は、請求項1記載の発明におけると同様好ましくは10
〜20μmである。
【0030】ストレッチ包装用フィルムは、透明性は最
重要な品質項目であり、該品質項目中のヘイズ値が2%
以下、好ましくは1%以下であることが要求され、更
に、クリア性、即ち、ムラのないことが要求される。し
かし、フィルムの急冷却が可能なTダイ法とは異なり、
インフレーション法ではフィルムは徐冷却されるため、
透明度をヘイズ値1%以下にすることは極めて困難であ
り、このような製膜条件においてフィルムにムラを発生
させることなく製膜することは極めて困難である。本発
明は、製法の如何に拘らず、ヘイズ値とクリア性を共に
満足させる透明性を改善する方法を種々検討した結果、
完成されたものである。
重要な品質項目であり、該品質項目中のヘイズ値が2%
以下、好ましくは1%以下であることが要求され、更
に、クリア性、即ち、ムラのないことが要求される。し
かし、フィルムの急冷却が可能なTダイ法とは異なり、
インフレーション法ではフィルムは徐冷却されるため、
透明度をヘイズ値1%以下にすることは極めて困難であ
り、このような製膜条件においてフィルムにムラを発生
させることなく製膜することは極めて困難である。本発
明は、製法の如何に拘らず、ヘイズ値とクリア性を共に
満足させる透明性を改善する方法を種々検討した結果、
完成されたものである。
【0031】請求項2記載の発明のストレッチ包装用フ
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂は、上記請求項1記載の発明のストレッチ包装用フィ
ルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹脂
の、90〜130℃におけるクロス分別法により測定し
た溶出量が樹脂全量に対して5〜20重量%であるのに
対し、5〜40重量%と該成分量が40重量%まで多く
含有するものまで使用可能である点においてのみ上記請
求項1記載の発明のストレッチ包装用フィルムで用いら
れる中間層形成用のポリプロピレン系樹脂と異なる。
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂は、上記請求項1記載の発明のストレッチ包装用フィ
ルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹脂
の、90〜130℃におけるクロス分別法により測定し
た溶出量が樹脂全量に対して5〜20重量%であるのに
対し、5〜40重量%と該成分量が40重量%まで多く
含有するものまで使用可能である点においてのみ上記請
求項1記載の発明のストレッチ包装用フィルムで用いら
れる中間層形成用のポリプロピレン系樹脂と異なる。
【0032】請求項2記載の発明のストレッチ包装用フ
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂の重量平均分子量及び上記温度範囲毎のクロス分別法
により測定した溶出量が、請求項1記載の発明のストレ
ッチ包装用フィルムで用いられる中間層形成用のポリプ
ロピレン系樹脂と共通する部分について、上記の如く限
定した理由は、請求項1記載の発明のストレッチ包装用
フィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系
樹脂と同様であるが、90〜130℃におけるクロス分
別法により測定した溶出量が樹脂全量に対して5〜40
重量%であるものに限定した理由は、該中間層形成用に
上記ポリプロピレン系樹脂に配合される低密度ポリエチ
レンとの相乗効果により、上記5〜40重量%の範囲に
あれば、得られるストレッチ包装用フィルムが好ましい
弾性と変形回復性を示すことによる。
ィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系樹
脂の重量平均分子量及び上記温度範囲毎のクロス分別法
により測定した溶出量が、請求項1記載の発明のストレ
ッチ包装用フィルムで用いられる中間層形成用のポリプ
ロピレン系樹脂と共通する部分について、上記の如く限
定した理由は、請求項1記載の発明のストレッチ包装用
フィルムで用いられる中間層形成用のポリプロピレン系
樹脂と同様であるが、90〜130℃におけるクロス分
別法により測定した溶出量が樹脂全量に対して5〜40
重量%であるものに限定した理由は、該中間層形成用に
上記ポリプロピレン系樹脂に配合される低密度ポリエチ
レンとの相乗効果により、上記5〜40重量%の範囲に
あれば、得られるストレッチ包装用フィルムが好ましい
弾性と変形回復性を示すことによる。
【0033】請求項2記載の発明のストレッチ包装用フ
ィルムの中間層中に含有される直鎖状低密度ポリエチレ
ン系樹脂は、密度0.900〜0.920g/cm3 の
直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂に限定され、好ましく
はメルトフローレート(MFR)1.0以上の流動性の
よい樹脂より選定される。
ィルムの中間層中に含有される直鎖状低密度ポリエチレ
ン系樹脂は、密度0.900〜0.920g/cm3 の
直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂に限定され、好ましく
はメルトフローレート(MFR)1.0以上の流動性の
よい樹脂より選定される。
【0034】上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂の配
合量は、中間層100重量部に対して10〜30重量部
に限定される。上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂の
配合量が10重量部未満の場合、得られるストレッチ包
装用フィルムは、曇度(ヘイズ)で測定される透明性は
好ましい値を示すが、ムラ等の外観品質でいう透明性、
俗にいうクリア性は低下する。上記配合量が30重量部
を超えると、ムラの発生により外観品質が低下する。
合量は、中間層100重量部に対して10〜30重量部
に限定される。上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂の
配合量が10重量部未満の場合、得られるストレッチ包
装用フィルムは、曇度(ヘイズ)で測定される透明性は
好ましい値を示すが、ムラ等の外観品質でいう透明性、
俗にいうクリア性は低下する。上記配合量が30重量部
を超えると、ムラの発生により外観品質が低下する。
【0035】上記外層形成用の直鎖状低密度ポリエチレ
ン系樹脂の密度が0.920g/cm3 以上では、柔軟
性、伸展性等、ストレッチ適性に欠ける。上記直鎖状低
密度ポリエチレン系樹脂は、上記ポリプロピレン系樹脂
との積層により好適なストレッチ性能を有することにな
るが、反面、共押出積層化により、積層フィルム表面な
いし積層界面に微細な歪みが生じ、該積層フィルムの透
明性、光沢性を失う程ではないが、ムラが発生する。上
記のムラは、上記積層フィルムの構造に由来するもので
あって成形装置や成形条件等では解消することは難し
い。
ン系樹脂の密度が0.920g/cm3 以上では、柔軟
性、伸展性等、ストレッチ適性に欠ける。上記直鎖状低
密度ポリエチレン系樹脂は、上記ポリプロピレン系樹脂
との積層により好適なストレッチ性能を有することにな
るが、反面、共押出積層化により、積層フィルム表面な
いし積層界面に微細な歪みが生じ、該積層フィルムの透
明性、光沢性を失う程ではないが、ムラが発生する。上
記のムラは、上記積層フィルムの構造に由来するもので
あって成形装置や成形条件等では解消することは難し
い。
【0036】然るに、上記直鎖状低密度ポリエチレン系
樹脂100重量部に、低密度ポリエチレン10〜40重
量部、好ましくは20〜30重量部を添加することによ
り上記積層フィルム表面ないし積層界面に発生するムラ
を目立たなくすることが判明した。上記低密度ポリエチ
レンの添加量が10重量部未満では上記ムラを目立たな
くすることが充分でなく、上記添加量が40重量部を超
える場合、上記ムラは目立たなくなるが、ストレッチ包
装時の熱シール性、タイトな仕上がり(変形復元性)、
柔軟性等のストレッチ適性が低下する。
樹脂100重量部に、低密度ポリエチレン10〜40重
量部、好ましくは20〜30重量部を添加することによ
り上記積層フィルム表面ないし積層界面に発生するムラ
を目立たなくすることが判明した。上記低密度ポリエチ
レンの添加量が10重量部未満では上記ムラを目立たな
くすることが充分でなく、上記添加量が40重量部を超
える場合、上記ムラは目立たなくなるが、ストレッチ包
装時の熱シール性、タイトな仕上がり(変形復元性)、
柔軟性等のストレッチ適性が低下する。
【0037】上記ポリプロピレン系樹脂と直鎖状低密度
ポリエチレン系樹脂からなる組成物の上記光学的現象
は、上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂の適度の範囲
の添加が上記ポリプロピレン系樹脂の粒子径を細分化す
る作用を発揮するものと推定され、上記範囲以外では上
記両樹脂の相溶性が崩れ、得られるストレッチ包装用フ
ィルムに前記する光学的もしくは外観的品質の低下が現
れるものと推定される。
ポリエチレン系樹脂からなる組成物の上記光学的現象
は、上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂の適度の範囲
の添加が上記ポリプロピレン系樹脂の粒子径を細分化す
る作用を発揮するものと推定され、上記範囲以外では上
記両樹脂の相溶性が崩れ、得られるストレッチ包装用フ
ィルムに前記する光学的もしくは外観的品質の低下が現
れるものと推定される。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0039】(実施例1)中間層形成用樹脂として、重
量平均分子量28.2万であり、クロス分別法により測
定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が0
℃で49.0重量%であり、0〜90℃で40.1重量
%であってこの温度領域における任意の5℃温度幅で1
5重量%以下であり、90〜130℃で10.9重量%
であるポリプロピレン系樹脂(トクヤマ社製、PER−
T310E、密度0.890g/cm3 、MFR1.
5)を用いた。そして、この樹脂100重量部に低密度
ポリエチレン(東ソ−社製、ペトロセン207、密度
0.925g/cm3 、MFR8.0)15重量部を配
合した。
量平均分子量28.2万であり、クロス分別法により測
定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が0
℃で49.0重量%であり、0〜90℃で40.1重量
%であってこの温度領域における任意の5℃温度幅で1
5重量%以下であり、90〜130℃で10.9重量%
であるポリプロピレン系樹脂(トクヤマ社製、PER−
T310E、密度0.890g/cm3 、MFR1.
5)を用いた。そして、この樹脂100重量部に低密度
ポリエチレン(東ソ−社製、ペトロセン207、密度
0.925g/cm3 、MFR8.0)15重量部を配
合した。
【0040】一方、外層形成用樹脂として、直鎖状低密
度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼッ
クス1030F、密度0.910g/cm3 、MFR
3.0)を用い、この樹脂100重量部に防曇剤(理研
ビタミン社製、EAR−2)25重量部を添加した。共
押出インフレーション法にてフィルムを徐冷却しつつ、
1層の中間層が2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の
積層構成からなるストレッチ包装用フィルム(ブローア
ップ比3.5、全層厚み15μm、厚み比1/6/1)
を作製した。
度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼッ
クス1030F、密度0.910g/cm3 、MFR
3.0)を用い、この樹脂100重量部に防曇剤(理研
ビタミン社製、EAR−2)25重量部を添加した。共
押出インフレーション法にてフィルムを徐冷却しつつ、
1層の中間層が2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の
積層構成からなるストレッチ包装用フィルム(ブローア
ップ比3.5、全層厚み15μm、厚み比1/6/1)
を作製した。
【0041】(実施例2)ブローアップ比を5.0とし
た以外は実施例1と同様の方法にてストレッチ包装用フ
ィルムを作製した。
た以外は実施例1と同様の方法にてストレッチ包装用フ
ィルムを作製した。
【0042】(実施例3)低密度ポリエチレンの配合量
を7重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
を7重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0043】(実施例4)低密度ポリエチレンの配合量
を7重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
を7重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0044】(比較例1)低密度ポリエチレンの配合量
を3重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
を3重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0045】(比較例2)低密度ポリエチレンの配合量
を3重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
を3重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法にて
ストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0046】(比較例3)低密度ポリエチレンの配合量
を40重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法に
てストレッチ包装用フィルムを作製した。
を40重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法に
てストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0047】(比較例4)低密度ポリエチレンの配合量
を40重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法に
てストレッチ包装用フィルムを作製した。
を40重量部に変更した以外は実施例2と同様の方法に
てストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0048】性能試験 実施例1〜4、比較例1〜4で作製したフィルムに対し
て、ストレッチ包装適性(柔軟性、伸展性、復元性)及
び透明性を調べ、各フィルムの性能を評価した。各試験
項目の測定方法は次の通りである。
て、ストレッチ包装適性(柔軟性、伸展性、復元性)及
び透明性を調べ、各フィルムの性能を評価した。各試験
項目の測定方法は次の通りである。
【0049】1.柔軟性:ASTM D 882に規定
された方法に従って測定したヤング率によってフィルム
の柔軟性を評価した。この値は小さいほどフィルムが柔
軟性に富むことを示す。
された方法に従って測定したヤング率によってフィルム
の柔軟性を評価した。この値は小さいほどフィルムが柔
軟性に富むことを示す。
【0050】2.伸展性:直径10cmのリンゴをトレ
ーに入れ、全体を、ストレッチフィルムが原形より約2
0%延伸するようにして同フィルムで包装した。その
際、しわや縮みが生じることなく包装が美麗に仕上がっ
た場合を適とした。
ーに入れ、全体を、ストレッチフィルムが原形より約2
0%延伸するようにして同フィルムで包装した。その
際、しわや縮みが生じることなく包装が美麗に仕上がっ
た場合を適とした。
【0051】3.復元性:ストレッチフィルムを原形よ
り0〜50%の範囲で引伸し、5分後にこれが原形の9
0%以上に復元すれば、適とした。
り0〜50%の範囲で引伸し、5分後にこれが原形の9
0%以上に復元すれば、適とした。
【0052】4.透明性:JIS K−7105に規定
された方法に従って測定したヘイズ値によってフィルム
の透明性を評価した。この値は小さいほどフィルムが透
明性に富むことを示す。
された方法に従って測定したヘイズ値によってフィルム
の透明性を評価した。この値は小さいほどフィルムが透
明性に富むことを示す。
【0053】その結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】(実施例5)中間層形成用樹脂として、重
量平均分子量28.2万であり、クロス分別法により測
定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が0
℃で49.0重量%であり、0〜90℃で40.1重量
%であってこの温度領域における任意の5℃温度幅で1
5重量%以下であり、90〜130℃で10.9重量%
であるポリプロピレン系樹脂(トクヤマ社製、商品名:
PER−T310E、密度0.890g/cm3 、MF
R1.5)を用いた。そして、この樹脂100重量部に
直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、
商品名:ウルトラゼックス1030F、密度0.910
g/cm3 、MFR3.0)15重量部を配合した。
量平均分子量28.2万であり、クロス分別法により測
定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が0
℃で49.0重量%であり、0〜90℃で40.1重量
%であってこの温度領域における任意の5℃温度幅で1
5重量%以下であり、90〜130℃で10.9重量%
であるポリプロピレン系樹脂(トクヤマ社製、商品名:
PER−T310E、密度0.890g/cm3 、MF
R1.5)を用いた。そして、この樹脂100重量部に
直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、
商品名:ウルトラゼックス1030F、密度0.910
g/cm3 、MFR3.0)15重量部を配合した。
【0056】一方、外層形成用樹脂として、直鎖状低密
度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼッ
クス1030F、密度0.910g/cm3 、MFR
3.0)を用い、この樹脂100重量部に低密度ポリエ
チレン(東ソ−社製、ペトロセン207、密度0.92
5g/cm3 、MFR8.0)15重量部と防曇剤(理
研ビタミン社製、EAR−2)2重量%を添加した。上
記ポリプロピレン系樹脂及び直鎖状低密度ポリエチレン
系樹脂を用いて、共押出インフレーション法にてフィル
ムを徐冷却しつつ、1層の中間層が2層の外層で挟まれ
たサンドイッチ状の積層構成からなるストレッチ包装用
フィルム(ブローアップ比3.5、全層厚み15μm、
厚み比1/6/1)を作製した。
度ポリエチレン系樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼッ
クス1030F、密度0.910g/cm3 、MFR
3.0)を用い、この樹脂100重量部に低密度ポリエ
チレン(東ソ−社製、ペトロセン207、密度0.92
5g/cm3 、MFR8.0)15重量部と防曇剤(理
研ビタミン社製、EAR−2)2重量%を添加した。上
記ポリプロピレン系樹脂及び直鎖状低密度ポリエチレン
系樹脂を用いて、共押出インフレーション法にてフィル
ムを徐冷却しつつ、1層の中間層が2層の外層で挟まれ
たサンドイッチ状の積層構成からなるストレッチ包装用
フィルム(ブローアップ比3.5、全層厚み15μm、
厚み比1/6/1)を作製した。
【0057】(実施例6)中間層の直鎖状低密度ポリエ
チレン系樹脂の配合量を、15重量部から25重量部に
変更したこと以外、実施例5と同様の方法にてストレッ
チ包装用フィルムを作製した。
チレン系樹脂の配合量を、15重量部から25重量部に
変更したこと以外、実施例5と同様の方法にてストレッ
チ包装用フィルムを作製した。
【0058】(実施例7)外層の低密度ポリエチレンの
配合量を、15重量部から25重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
配合量を、15重量部から25重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
【0059】(実施例8)外層の低密度ポリエチレンの
配合量を、15重量部から35重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
配合量を、15重量部から35重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
【0060】(比較例5)中間層に直鎖状低密度ポリエ
チレン系樹脂を配合しなかったこと以外、実施例5と同
様の方法にてストレッチ包装用フィルムを作製した。
チレン系樹脂を配合しなかったこと以外、実施例5と同
様の方法にてストレッチ包装用フィルムを作製した。
【0061】(比較例6)外層に低密度ポリエチレンを
配合しなかったこと以外、実施例5と同様の方法にてス
トレッチ包装用フィルムを作製した。
配合しなかったこと以外、実施例5と同様の方法にてス
トレッチ包装用フィルムを作製した。
【0062】(比較例7)中間層の直鎖状低密度ポリエ
チレン系樹脂の配合量を、15重量部から35重量部に
変更したこと以外、実施例5と同様の方法にてストレッ
チ包装用フィルムを作製した。
チレン系樹脂の配合量を、15重量部から35重量部に
変更したこと以外、実施例5と同様の方法にてストレッ
チ包装用フィルムを作製した。
【0063】(比較例8)外層の低密度ポリエチレンの
配合量を、15重量部から45重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
配合量を、15重量部から45重量部に変更したこと以
外、実施例5と同様の方法にてストレッチ包装用フィル
ムを作製した。
【0064】性能試験 実施例5〜8、比較例5〜8で作製したフィルムに対し
て、ストレッチ包装適性(柔軟性、伸展性、復元性)お
よび透明性(ヘイズ、クリア性)を調べ、各フィルムの
性能を評価した。試験結果は表2に示した。各試験項目
の測定方法は次の通りである。尚、ストレッチ包装適性
の試験項目及び透明性(ヘイズ)の試験項目は、上記実
施例1〜4、比較例1〜4と同一である。
て、ストレッチ包装適性(柔軟性、伸展性、復元性)お
よび透明性(ヘイズ、クリア性)を調べ、各フィルムの
性能を評価した。試験結果は表2に示した。各試験項目
の測定方法は次の通りである。尚、ストレッチ包装適性
の試験項目及び透明性(ヘイズ)の試験項目は、上記実
施例1〜4、比較例1〜4と同一である。
【0065】5.クリア性:黒色(艶消し)台紙の30
cm上方に張設し、側方より照明した被検フィルムを、
目視により透視し、10視野中の該被検フィルムに実質
的にムラのないものを、良好、1視野でもムラのあった
ものを、ムラありと判定した。
cm上方に張設し、側方より照明した被検フィルムを、
目視により透視し、10視野中の該被検フィルムに実質
的にムラのないものを、良好、1視野でもムラのあった
ものを、ムラありと判定した。
【0066】
【表2】
【0067】表1及び表2から明らかなように、実施例
のストレッチ包装用フィルムは、いずれの項目において
も良好な結果を示した。
のストレッチ包装用フィルムは、いずれの項目において
も良好な結果を示した。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、透明性、
柔軟性、伸展性に優れ、且つ、自己粘着性、復元性の良
好なストレッチ包装用フィルムを提供することができ
る。又、請求項2記載の発明のストレッチ包装用フィル
ムは、叙上の如く構成されているので、請求項1記載の
発明のストレッチ包装用フィルムから得られる上記効果
に加えて、実質的にムラのないクリア性に優れたものと
なり、被包装品の商品価値をより高めるものである。
柔軟性、伸展性に優れ、且つ、自己粘着性、復元性の良
好なストレッチ包装用フィルムを提供することができ
る。又、請求項2記載の発明のストレッチ包装用フィル
ムは、叙上の如く構成されているので、請求項1記載の
発明のストレッチ包装用フィルムから得られる上記効果
に加えて、実質的にムラのないクリア性に優れたものと
なり、被包装品の商品価値をより高めるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量平均分子量が15万〜50万であ
り、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対
して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃で
30〜55重量%で、且つ、この温度領域における任意
の5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃
で5〜20重量%であるポリプロピレン系樹脂からなる
1層の中間層が、密度0.920g/cm3 以下の直鎖
状低密度ポリエチレン系樹脂からなる2層の外層で挟ま
れたサンドイッチ状の積層構成からなり、当該中間層が
低密度ポリエチレンをポリプロピレン系樹脂100重量
部に対し5〜25重量部含むことを特徴とするストレッ
チ包装用フィルム。 - 【請求項2】 重量平均分子量が15万〜50万であ
り、クロス分別法により測定した溶出量が樹脂全量に対
して0℃以下で30〜60重量%であり、0〜90℃で
30〜55重量%で、且つ、この温度領域における任意
の5℃温度幅で15重量%以下であり、90〜130℃
で5〜40重量%であるポリプロピレン系樹脂を主成分
とする1層の中間層が、密度0.900〜0.920g
/cm3の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂を主成分と
する2層の外層で挟まれたサンドイッチ状の積層構成か
らなり、上記中間層が上記直鎖状低密度ポリエチレン系
樹脂をポリプロピレン系樹脂100重量部に対し10〜
30重量部含み、且つ、上記2層の外層が低密度ポリエ
チレンを2層の外層の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂
100重量部に対し10〜40重量部含むことを特徴と
するストレッチ包装用フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11908396A JPH0939178A (ja) | 1995-05-19 | 1996-05-14 | ストレッチ包装用フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-121429 | 1995-05-19 | ||
| JP12142995 | 1995-05-19 | ||
| JP11908396A JPH0939178A (ja) | 1995-05-19 | 1996-05-14 | ストレッチ包装用フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939178A true JPH0939178A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=26456883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11908396A Pending JPH0939178A (ja) | 1995-05-19 | 1996-05-14 | ストレッチ包装用フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939178A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003205905A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-07-22 | Buhrs-Zaandam Bv | 包装装置及び包装装置の使用に関する方法 |
| FR3007319A1 (fr) * | 2013-06-25 | 2014-12-26 | Ceisa Packaging | Complexe multicouche etirable |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP11908396A patent/JPH0939178A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003205905A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-07-22 | Buhrs-Zaandam Bv | 包装装置及び包装装置の使用に関する方法 |
| FR3007319A1 (fr) * | 2013-06-25 | 2014-12-26 | Ceisa Packaging | Complexe multicouche etirable |
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