JPH0939192A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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- JPH0939192A JPH0939192A JP20853795A JP20853795A JPH0939192A JP H0939192 A JPH0939192 A JP H0939192A JP 20853795 A JP20853795 A JP 20853795A JP 20853795 A JP20853795 A JP 20853795A JP H0939192 A JPH0939192 A JP H0939192A
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- resin film
- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、立体感のある天然の石、木または
布のような照りが再現され、意匠性に優れた石目調、木
目調または布目調の化粧シートを提供することを目的と
する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性
層、絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷
面に、エンボス版を用いて、平行曲線群又は平行直線群
からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスした後、
透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムを前記エン
ボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わせること
により、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様層の境界
面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムとエ
ンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行直線群か
らなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成されてな
り、該境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、
矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数
曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特徴とす
る化粧シートである。
布のような照りが再現され、意匠性に優れた石目調、木
目調または布目調の化粧シートを提供することを目的と
する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性
層、絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷
面に、エンボス版を用いて、平行曲線群又は平行直線群
からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスした後、
透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムを前記エン
ボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わせること
により、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様層の境界
面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムとエ
ンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行直線群か
らなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成されてな
り、該境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、
矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数
曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特徴とす
る化粧シートである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然の石目、木目
または布目のような立体感があり、光源や観察者の視線
方向によってパターン状に光沢(照り)が変化する石目
調、木目調または布目調を再現するために、エンボス加
工により照りを改良した化粧シートに関するものであ
る。
または布目のような立体感があり、光源や観察者の視線
方向によってパターン状に光沢(照り)が変化する石目
調、木目調または布目調を再現するために、エンボス加
工により照りを改良した化粧シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭57ー157756号公報に開示
されているように、透明な合成樹脂フィルムの裏面に所
望の模様を施し、その模様の上にパールベタ層を施して
なる上台シートを、前記透明な合成樹脂フィルムが軟化
する温度まで加熱し、加熱後直ちに、表面に凹凸を有す
る着色合成樹脂フィルムからなる下台シートの該凹凸面
に前記上台シートをそのパールベタ層の側を向けて重ね
て積層すると同時に、上台シートの非積層面に艶調整を
目的としたエンボスを施すことを特徴とするエンボス化
粧シートの製造方法がある。
されているように、透明な合成樹脂フィルムの裏面に所
望の模様を施し、その模様の上にパールベタ層を施して
なる上台シートを、前記透明な合成樹脂フィルムが軟化
する温度まで加熱し、加熱後直ちに、表面に凹凸を有す
る着色合成樹脂フィルムからなる下台シートの該凹凸面
に前記上台シートをそのパールベタ層の側を向けて重ね
て積層すると同時に、上台シートの非積層面に艶調整を
目的としたエンボスを施すことを特徴とするエンボス化
粧シートの製造方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57ー
157756号公報に開示されているような、透明な合
成樹脂フィルムの裏面に所望の模様を施し、その模様の
上にパールベタ層を施してなる上台シートを、前記透明
な合成樹脂フィルムが軟化する温度まで加熱し、加熱後
直ちに、表面に凹凸を有する着色合成樹脂フィルムから
なる下台シートの該凹凸面に前記上台シートをそのパー
ルベタ層の側を向けて重ねて積層すると同時に、上台シ
ートの非積層面に艶調整を目的としたエンボスを施すこ
とを特徴とするエンボス化粧シートの製造方法において
は、ダブリングのようなエンドレスの巻き取りによるも
のであるから、合成樹脂フィルムの加温時にテンション
(張力)という要素が加わってくるため凹凸形状は消え
てしまい立体的な外観を得られないという欠点がある。
また、特に、問題となるのは、彫刻、腐食等通常の製造
工程により製造されるエンボス版は、条溝群の横断面の
形状は、矩形波等の角が角張った形状になるため、照り
を得るための凹凸模様の凹凸形状が、光を反射する光輝
性ベタ層部分でも矩形波等角張った横断面形状となり、
光沢が天然木、石、布と異なり、照りの効果が十分でな
かった。
157756号公報に開示されているような、透明な合
成樹脂フィルムの裏面に所望の模様を施し、その模様の
上にパールベタ層を施してなる上台シートを、前記透明
な合成樹脂フィルムが軟化する温度まで加熱し、加熱後
直ちに、表面に凹凸を有する着色合成樹脂フィルムから
なる下台シートの該凹凸面に前記上台シートをそのパー
ルベタ層の側を向けて重ねて積層すると同時に、上台シ
ートの非積層面に艶調整を目的としたエンボスを施すこ
とを特徴とするエンボス化粧シートの製造方法において
は、ダブリングのようなエンドレスの巻き取りによるも
のであるから、合成樹脂フィルムの加温時にテンション
(張力)という要素が加わってくるため凹凸形状は消え
てしまい立体的な外観を得られないという欠点がある。
また、特に、問題となるのは、彫刻、腐食等通常の製造
工程により製造されるエンボス版は、条溝群の横断面の
形状は、矩形波等の角が角張った形状になるため、照り
を得るための凹凸模様の凹凸形状が、光を反射する光輝
性ベタ層部分でも矩形波等角張った横断面形状となり、
光沢が天然木、石、布と異なり、照りの効果が十分でな
かった。
【0004】本発明は、これらの問題を解決して、従来
の化粧シートでは見られない、意匠性に優れ、天然の
石、木、または布のような照りが再現され、リアル感の
ある美麗な化粧シートを提供することを目的とする。
の化粧シートでは見られない、意匠性に優れ、天然の
石、木、または布のような照りが再現され、リアル感の
ある美麗な化粧シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の発明をした。 (請求項1) 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性
層、絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷
面に、エンボス版を用いて、平行曲線群又は平行直線群
からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスした後、
透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムを前記エン
ボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わせること
により、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様層の境界
面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムとエ
ンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行直線群か
らなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成されてな
り、該境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、
矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数
曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特徴とす
る化粧シート。 (請求項2) 透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムの片面にエンボス版を用いて、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスし
た後、別の熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性層、
絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷面を
前記エンボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わ
せることにより、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様
層の境界面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムとエンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成さ
れてなり、該境界面に形成される該エンボス形状の横断
面が、矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周
期関数曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特
徴とする化粧シート。 (請求項3) 該光輝性層が光輝性顔料を含有するイン
キ層からなり、該光輝性顔料の個数面密度が、該エンボ
ス模様の、より透明熱可塑性樹脂フィルム内に喰い込ん
だ部分に隣接する領域では、相対的に低密度であり、又
より熱可塑性樹脂フィルム側に突出した部分に隣接した
領域ではより高密度なるように分布してなることを特徴
とする請求項1または2に記載の化粧シート。である。
に、以下の発明をした。 (請求項1) 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性
層、絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷
面に、エンボス版を用いて、平行曲線群又は平行直線群
からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスした後、
透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムを前記エン
ボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わせること
により、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様層の境界
面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムとエ
ンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行直線群か
らなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成されてな
り、該境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、
矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数
曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特徴とす
る化粧シート。 (請求項2) 透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムの片面にエンボス版を用いて、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスし
た後、別の熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性層、
絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷面を
前記エンボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わ
せることにより、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様
層の境界面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムとエンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成さ
れてなり、該境界面に形成される該エンボス形状の横断
面が、矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周
期関数曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特
徴とする化粧シート。 (請求項3) 該光輝性層が光輝性顔料を含有するイン
キ層からなり、該光輝性顔料の個数面密度が、該エンボ
ス模様の、より透明熱可塑性樹脂フィルム内に喰い込ん
だ部分に隣接する領域では、相対的に低密度であり、又
より熱可塑性樹脂フィルム側に突出した部分に隣接した
領域ではより高密度なるように分布してなることを特徴
とする請求項1または2に記載の化粧シート。である。
【0006】このような本発明の化粧シートの製造方法
による作用効果としては、図1の(a)と(b)のよう
に、エンボス工程と貼り合わせ工程を別に分けたことに
より、しっかりエンボス模様が形成されたフィルムと透
明熱可塑性樹脂フィルムを熱融着して貼り合わせる時
に、弊害となるテンション(張力)がかからない。即
ち、従来のダブリングのようなエンドレスの巻き取りに
よるものでないから、フィルムの加温時にテンション
(張力)が加わらず従って、凹凸形状は消えずに立体的
な外観が得られるものである。また、最初横断面が矩形
波状をしていたフィルムのエンボス形状は、熱盤による
加熱プレス工程を経ることによって、軟化して矩形波の
角が丸まったような形状に変化するのである。そして、
エンボス模様フィルムのエンボスを平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群のエンボス模様とし、該
境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、矩形波
の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数曲線又
は疑似周期関数曲線となることにより、従来の化粧シー
トでは見られない、意匠性に優れ、立体感のある天然の
石、木または布のような照り、即ち光沢部が石目、木目
または布目に同調するパターン状となり、且つ光源の方
向或いは観察者の視線の方向に応じて光沢部分が移動し
変化する光沢、が再現されるので、リアル感のある美麗
な石目、木目または布目調の化粧シートを得ることがで
きる。光沢移動の原理としては、木目を例にとると、天
然木目板の表面光沢(照り)は、全面均一ではなく、
「光沢のある部分」と「光沢のない部分」とが模様状に
分布しており、しかもそれが、光源からの光線入射方向
や観察者の観察方向によって変化する。即ち、光沢部分
の模様形状が変化し、又別の場所に移動するのに対し、
従来仕様は、光源や観察者の位置を、どう変えても、全
面一斉に光か、光らないかのいづれかである。そこで、
本発明者は、天然木目板の表面組織及びその光沢変化を
分析した上で、従来の仕様よりも、より天然木目板の表
面光沢を忠実に再現できる仕様として本発明に至った。
本発明は、正弦波曲線等の波形曲線群状の溝を形成する
事により、光沢部分が模様状になり、且つ該光沢模様の
形及び位置が、光源からの光線の入射方向と観察者の観
察視線方向との組み合わせに応じて変化する事を実現し
た。更に光輝性層(光散乱性の二酸化チタン被覆雲母等
の顔料を含むもの)を該溝からなる凹凸模様表面に一部
光散乱性を持たせた。以上の構成により、従来仕様より
忠実に天然木目板表面の照りを再現する事に成功したも
のである。石目、布目の光沢に関しても、木目と同様な
ことが言える。
による作用効果としては、図1の(a)と(b)のよう
に、エンボス工程と貼り合わせ工程を別に分けたことに
より、しっかりエンボス模様が形成されたフィルムと透
明熱可塑性樹脂フィルムを熱融着して貼り合わせる時
に、弊害となるテンション(張力)がかからない。即
ち、従来のダブリングのようなエンドレスの巻き取りに
よるものでないから、フィルムの加温時にテンション
(張力)が加わらず従って、凹凸形状は消えずに立体的
な外観が得られるものである。また、最初横断面が矩形
波状をしていたフィルムのエンボス形状は、熱盤による
加熱プレス工程を経ることによって、軟化して矩形波の
角が丸まったような形状に変化するのである。そして、
エンボス模様フィルムのエンボスを平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群のエンボス模様とし、該
境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、矩形波
の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数曲線又
は疑似周期関数曲線となることにより、従来の化粧シー
トでは見られない、意匠性に優れ、立体感のある天然の
石、木または布のような照り、即ち光沢部が石目、木目
または布目に同調するパターン状となり、且つ光源の方
向或いは観察者の視線の方向に応じて光沢部分が移動し
変化する光沢、が再現されるので、リアル感のある美麗
な石目、木目または布目調の化粧シートを得ることがで
きる。光沢移動の原理としては、木目を例にとると、天
然木目板の表面光沢(照り)は、全面均一ではなく、
「光沢のある部分」と「光沢のない部分」とが模様状に
分布しており、しかもそれが、光源からの光線入射方向
や観察者の観察方向によって変化する。即ち、光沢部分
の模様形状が変化し、又別の場所に移動するのに対し、
従来仕様は、光源や観察者の位置を、どう変えても、全
面一斉に光か、光らないかのいづれかである。そこで、
本発明者は、天然木目板の表面組織及びその光沢変化を
分析した上で、従来の仕様よりも、より天然木目板の表
面光沢を忠実に再現できる仕様として本発明に至った。
本発明は、正弦波曲線等の波形曲線群状の溝を形成する
事により、光沢部分が模様状になり、且つ該光沢模様の
形及び位置が、光源からの光線の入射方向と観察者の観
察視線方向との組み合わせに応じて変化する事を実現し
た。更に光輝性層(光散乱性の二酸化チタン被覆雲母等
の顔料を含むもの)を該溝からなる凹凸模様表面に一部
光散乱性を持たせた。以上の構成により、従来仕様より
忠実に天然木目板表面の照りを再現する事に成功したも
のである。石目、布目の光沢に関しても、木目と同様な
ことが言える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
しく説明する。図1(a)は本発明の化粧シートの製造
方法におけるエンボス工程を示す模式図である。図1
(b)は本発明の化粧シートの製造方法における加熱プ
レス工程を示す模式図である。図2は本発明の化粧シー
トの製造方法により得られる化粧シートの断面図であ
る。図4(f)は本発明の化粧シートの下部のエンボス
絵柄(石目柄)模様層を有するフィルムの斜視図であ
る。
しく説明する。図1(a)は本発明の化粧シートの製造
方法におけるエンボス工程を示す模式図である。図1
(b)は本発明の化粧シートの製造方法における加熱プ
レス工程を示す模式図である。図2は本発明の化粧シー
トの製造方法により得られる化粧シートの断面図であ
る。図4(f)は本発明の化粧シートの下部のエンボス
絵柄(石目柄)模様層を有するフィルムの斜視図であ
る。
【0008】本発明のエンボス化粧シート1は、図2に
示すように、基本的には透明もしくは半透明の熱可塑性
樹脂フィルム14、絵柄模様層16(例えば石目柄印刷
層)、光輝性層17、熱可塑性樹脂フィルム15から構
成される。そして、表面から見える境界面、即ち透明も
しくは半透明の熱可塑性樹脂フィルム14とエンボス模
様層19の境界、及びエンボス模様層19と熱可塑性樹
脂フィルム15の境界面に形成されたエンボス形状の断
面3Lが、矩形波の角が丸まったような形状で、滑らか
な周期関数曲線或いは疑似周期関数曲線となっているこ
とが特徴である。
示すように、基本的には透明もしくは半透明の熱可塑性
樹脂フィルム14、絵柄模様層16(例えば石目柄印刷
層)、光輝性層17、熱可塑性樹脂フィルム15から構
成される。そして、表面から見える境界面、即ち透明も
しくは半透明の熱可塑性樹脂フィルム14とエンボス模
様層19の境界、及びエンボス模様層19と熱可塑性樹
脂フィルム15の境界面に形成されたエンボス形状の断
面3Lが、矩形波の角が丸まったような形状で、滑らか
な周期関数曲線或いは疑似周期関数曲線となっているこ
とが特徴である。
【0009】このような形状としては、矩形波、三角
波、台形波等それ自体は角が角張った曲線の角を丸くし
た形状、正弦波、ベッセル関数、楕円関数サイクロイド
曲線或いはこれに類似するような形状であれば特に制限
されない。又、本発明でいう疑似関数曲線とは、正確な
繰り返し周期はもたないものの、単発パルス状曲線では
なく、或る範囲に分布した周期をもち、外観上周期関数
曲線に類似するものをいう。例えば周期関数曲線を振幅
変調、周波数変調、又は位相変調したもの、或いは音声
信号波等である。
波、台形波等それ自体は角が角張った曲線の角を丸くし
た形状、正弦波、ベッセル関数、楕円関数サイクロイド
曲線或いはこれに類似するような形状であれば特に制限
されない。又、本発明でいう疑似関数曲線とは、正確な
繰り返し周期はもたないものの、単発パルス状曲線では
なく、或る範囲に分布した周期をもち、外観上周期関数
曲線に類似するものをいう。例えば周期関数曲線を振幅
変調、周波数変調、又は位相変調したもの、或いは音声
信号波等である。
【0010】本発明の化粧シート18の製造方法として
は、熱可塑性樹脂フィルム15に印刷によって光輝性顔
料を含有するインキを用いて光輝性層17、絵柄模様層
(石目柄印刷層、木目柄印刷層又は布目柄印刷層)16
を設けて、印刷フィルム6を製造する。
は、熱可塑性樹脂フィルム15に印刷によって光輝性顔
料を含有するインキを用いて光輝性層17、絵柄模様層
(石目柄印刷層、木目柄印刷層又は布目柄印刷層)16
を設けて、印刷フィルム6を製造する。
【0011】次に、エンボス工程であるが、横断面形状
が角の丸まった正弦波等の形状の条溝群を形成したエン
ボス版を作り、それでエンボスしてもよいが、通常その
ような形状のエンボス版の製造は難しい。従って、図1
(a)に示すような横断面が矩形波状(或いは三角波、
台形波でもよい)等の製造容易な平行曲線群の凹凸模様
を形成したエンボスロール4を用いる。エンボスロール
4は円筒状の版材であり、所望の溝状凹凸模様と凹凸形
状の凹部を設けるには、円筒状の版材に直接旋盤加工た
り、電鋳法で形成したミルによるミル加工等で切削する
方法、電鋳法、あるいはフォトエッチング法等により行
う。エンボスロールの材質としては、銅、クロム、鉄等
の金属、NBR、エポキシ樹脂、エボナイト等の合成樹
脂、ガラス等のセラミックス等が使用できる。次に図1
(a)に示すように印刷フィルム6を加熱しておき、こ
のエンボスロール4を用いて、絵柄模様層16側から印
刷フィルム6をエンボスすることにより、図4(f)に
示すようなエンボス模様フィルム7を得た。次に、図1
(b)に示すように、上下に熱盤8と9を有する加熱プ
レス装置の中に、透明熱可塑性樹脂フィルムとエンボス
模様フィルムを挿入してから、加熱加圧を行うことによ
って、両者を熱融着により貼り合わせた後、冷却して本
発明の化粧シート18を得る。
が角の丸まった正弦波等の形状の条溝群を形成したエン
ボス版を作り、それでエンボスしてもよいが、通常その
ような形状のエンボス版の製造は難しい。従って、図1
(a)に示すような横断面が矩形波状(或いは三角波、
台形波でもよい)等の製造容易な平行曲線群の凹凸模様
を形成したエンボスロール4を用いる。エンボスロール
4は円筒状の版材であり、所望の溝状凹凸模様と凹凸形
状の凹部を設けるには、円筒状の版材に直接旋盤加工た
り、電鋳法で形成したミルによるミル加工等で切削する
方法、電鋳法、あるいはフォトエッチング法等により行
う。エンボスロールの材質としては、銅、クロム、鉄等
の金属、NBR、エポキシ樹脂、エボナイト等の合成樹
脂、ガラス等のセラミックス等が使用できる。次に図1
(a)に示すように印刷フィルム6を加熱しておき、こ
のエンボスロール4を用いて、絵柄模様層16側から印
刷フィルム6をエンボスすることにより、図4(f)に
示すようなエンボス模様フィルム7を得た。次に、図1
(b)に示すように、上下に熱盤8と9を有する加熱プ
レス装置の中に、透明熱可塑性樹脂フィルムとエンボス
模様フィルムを挿入してから、加熱加圧を行うことによ
って、両者を熱融着により貼り合わせた後、冷却して本
発明の化粧シート18を得る。
【0012】以上のようにして作製した化粧シート18
は、印刷フィルム6のエンボス模様層と上下の熱可塑性
樹脂フィルムの界面に形成されたエンボス形状の断面
は、図2における3Lのように、矩形波の角が丸まった
ような形状で、滑らかな周期関数曲線となっている。
は、印刷フィルム6のエンボス模様層と上下の熱可塑性
樹脂フィルムの界面に形成されたエンボス形状の断面
は、図2における3Lのように、矩形波の角が丸まった
ような形状で、滑らかな周期関数曲線となっている。
【0013】溝状の凹凸模様は、平板又はロール状のエ
ンボス版を使用して、熱可塑性樹脂の印刷フィルムを図
1(a)のように加熱・加圧することにより、印刷面側
に形成されるが、そのエンボス形状は、凹部及び凸部の
幅が1〜1000μmで、好ましくは60〜100μm
である。凹部及び凸部の幅は同じでもよいし、違った大
きさにしてもよい。また、凹部の深さは5〜100μm
で、好ましくは20〜35μmである。
ンボス版を使用して、熱可塑性樹脂の印刷フィルムを図
1(a)のように加熱・加圧することにより、印刷面側
に形成されるが、そのエンボス形状は、凹部及び凸部の
幅が1〜1000μmで、好ましくは60〜100μm
である。凹部及び凸部の幅は同じでもよいし、違った大
きさにしてもよい。また、凹部の深さは5〜100μm
で、好ましくは20〜35μmである。
【0014】溝状の凹凸模様としては、柄の光沢を表現
するために、図3に示すような、正弦波の平行曲線群や
図4(a)〜(c)に示すような他の平行曲線群及び平
行曲線群と平行直線群を組み合わせたもの(e)が主に
木目や布目に使用されるが、石目用には平行直線群
(d)が好ましくその他(b)や(e)も使用できる。
するために、図3に示すような、正弦波の平行曲線群や
図4(a)〜(c)に示すような他の平行曲線群及び平
行曲線群と平行直線群を組み合わせたもの(e)が主に
木目や布目に使用されるが、石目用には平行直線群
(d)が好ましくその他(b)や(e)も使用できる。
【0015】以上のように、化粧シートの光輝性ベタ印
刷層と熱可塑性樹脂フィルムの界面或いは透明熱可塑性
樹脂フィルムと光輝性ベタ印刷層との界面の横断面形状
を、角が滑らかな周期関数曲線又は疑似周期関数曲線に
することにより、天然の石、木または布に近似した凹凸
形状となるため、光輝性ベタ印刷層で反射する光散乱効
果も類似し、立体感のある天然の石、木または布の照り
が再現され、美麗な化粧シートを得ることができる。
刷層と熱可塑性樹脂フィルムの界面或いは透明熱可塑性
樹脂フィルムと光輝性ベタ印刷層との界面の横断面形状
を、角が滑らかな周期関数曲線又は疑似周期関数曲線に
することにより、天然の石、木または布に近似した凹凸
形状となるため、光輝性ベタ印刷層で反射する光散乱効
果も類似し、立体感のある天然の石、木または布の照り
が再現され、美麗な化粧シートを得ることができる。
【0016】本発明の化粧シート18に使用される透明
もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルム14としては、
ポリ塩化ビニルフィルムが主に使用されるが、この他
に、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
ビニルアルコール、ポリアミド等が使用できる。フィル
ムの厚さは50〜200μmが好ましい。
もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルム14としては、
ポリ塩化ビニルフィルムが主に使用されるが、この他
に、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
ビニルアルコール、ポリアミド等が使用できる。フィル
ムの厚さは50〜200μmが好ましい。
【0017】また、熱可塑性樹脂フィルム15として
は、上記の透明もしくは半透明なものの他に着色された
ものでもよく、着色されたものとしては、前記熱可塑性
樹脂に酸化チタン、カーボンブラック、弁柄、その他の
顔料、染料、充填剤等を混合してフィルム化したものを
使用する。
は、上記の透明もしくは半透明なものの他に着色された
ものでもよく、着色されたものとしては、前記熱可塑性
樹脂に酸化チタン、カーボンブラック、弁柄、その他の
顔料、染料、充填剤等を混合してフィルム化したものを
使用する。
【0018】絵柄模様層は、石目柄、木目柄又は布目柄
等の模様が使用され、グラビア印刷等の印刷法によって
形成される。インキのビヒクルとしてはビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、ニトロセルロース樹脂、アミノアルキ
ッド樹脂、ブチラール樹脂等があり、これらの樹脂に顔
料、染料等インキに必要なものを配合してインキを調製
する。
等の模様が使用され、グラビア印刷等の印刷法によって
形成される。インキのビヒクルとしてはビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、ニトロセルロース樹脂、アミノアルキ
ッド樹脂、ブチラール樹脂等があり、これらの樹脂に顔
料、染料等インキに必要なものを配合してインキを調製
する。
【0019】例えば、石目模様(柄)層は、ビヒクルに
必要に応じて顔料、染料などの着色剤、体質顔料、溶
剤、安定剤、可塑剤などを適宜混合調整した従来公知の
インキを、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、シルクス
クリーン印刷法などの公知の印刷方法によって、花崗岩
(御影石)、大理石(トラバーチン、オニックス、マー
ブル等)等の石目柄を形成したものである。なお、ビヒ
クルには、例えば、ニトロセルロース等のセルロース系
樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ロジン系
樹脂等の天然または合成の熱可塑性樹脂が使用できる。
必要に応じて顔料、染料などの着色剤、体質顔料、溶
剤、安定剤、可塑剤などを適宜混合調整した従来公知の
インキを、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、シルクス
クリーン印刷法などの公知の印刷方法によって、花崗岩
(御影石)、大理石(トラバーチン、オニックス、マー
ブル等)等の石目柄を形成したものである。なお、ビヒ
クルには、例えば、ニトロセルロース等のセルロース系
樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ロジン系
樹脂等の天然または合成の熱可塑性樹脂が使用できる。
【0020】石目柄層は、部分的に開口部があり、そこ
から下層の光輝性層が見えるか、石目柄層自身に、染料
系の透明性の着色剤を使用したり、顔料系でも添加量を
少なくして光輝性層を見えるようにすると良い。また、
光輝性層の下の着色の熱可塑性樹脂フィルムとの色を生
かす場合には、光輝性層は、光輝性顔料の配合量を、光
輝性層から下が透けて見える程度に抑えると良い。
から下層の光輝性層が見えるか、石目柄層自身に、染料
系の透明性の着色剤を使用したり、顔料系でも添加量を
少なくして光輝性層を見えるようにすると良い。また、
光輝性層の下の着色の熱可塑性樹脂フィルムとの色を生
かす場合には、光輝性層は、光輝性顔料の配合量を、光
輝性層から下が透けて見える程度に抑えると良い。
【0021】図4(d)、(f)は、絵柄模様層16が
石目柄の一例を示すものであるが、各領域は、異なる結
晶粒を表す。これらの各領域は、光輝性インキによって
形成することは必ずしも必要ではない。それは、別に、
光輝性層を有すること及び絵柄模様層と、その上層とな
る透明熱可塑性樹脂フィルムとの屈折率差によっても、
これらの層の界面で光の反射がおこり、光輝性顔料によ
る輝きよりは小さいが光輝感を演出できるからである。
光輝性層は、一般的には光輝性顔料を添加したインキを
用いて、ベタ印刷、パターン印刷又は柄印刷により形成
する。または、真空蒸着やスパッタリングなどによって
金属薄膜を形成して光輝性層とすることもできる。光輝
性顔料としては、主に二酸化チタン被覆雲母等の雲母顔
料、アルミニウム等金属粉、魚鱗箔等の真珠光沢を有す
る顔料が用いられる。特に、光輝性層が光輝性顔料を熱
可塑性樹脂バインダーに分散させてなるインキ層で形成
した場合には、エンボス加工時または加熱プレス時に該
光輝性顔料の分散密度が、エンボス模様に対応して粗密
に変調される。即ち、凸部は光輝性顔料が低密度領域
(粗)で凹部は高密度領域(密)である。その結果より
光輝性(光沢)の光源方向や観察方向にともなう強弱変
化(異方性)が強調されて、照りの再現効果が優れて好
ましい。尚、このような効果を生じる為に好ましい熱可
塑性樹脂バインダーの例としてはポリ酢酸ビニル、塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリメタアクリル酸メチ
ル、ポリメタアクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリアクリル酸ブチルが挙げられる。
石目柄の一例を示すものであるが、各領域は、異なる結
晶粒を表す。これらの各領域は、光輝性インキによって
形成することは必ずしも必要ではない。それは、別に、
光輝性層を有すること及び絵柄模様層と、その上層とな
る透明熱可塑性樹脂フィルムとの屈折率差によっても、
これらの層の界面で光の反射がおこり、光輝性顔料によ
る輝きよりは小さいが光輝感を演出できるからである。
光輝性層は、一般的には光輝性顔料を添加したインキを
用いて、ベタ印刷、パターン印刷又は柄印刷により形成
する。または、真空蒸着やスパッタリングなどによって
金属薄膜を形成して光輝性層とすることもできる。光輝
性顔料としては、主に二酸化チタン被覆雲母等の雲母顔
料、アルミニウム等金属粉、魚鱗箔等の真珠光沢を有す
る顔料が用いられる。特に、光輝性層が光輝性顔料を熱
可塑性樹脂バインダーに分散させてなるインキ層で形成
した場合には、エンボス加工時または加熱プレス時に該
光輝性顔料の分散密度が、エンボス模様に対応して粗密
に変調される。即ち、凸部は光輝性顔料が低密度領域
(粗)で凹部は高密度領域(密)である。その結果より
光輝性(光沢)の光源方向や観察方向にともなう強弱変
化(異方性)が強調されて、照りの再現効果が優れて好
ましい。尚、このような効果を生じる為に好ましい熱可
塑性樹脂バインダーの例としてはポリ酢酸ビニル、塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリメタアクリル酸メチ
ル、ポリメタアクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリアクリル酸ブチルが挙げられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の化粧シートとその製造方法に
ついて具体的な実施例に基づいて説明する。
ついて具体的な実施例に基づいて説明する。
【0023】〔実施例1〕エンボスロールの製造 図1(a)に示すように横断面形状が矩形波状であり、
凹凸模様の条溝群が図4(d)のような形状のエンボス
ロール4をフォトエッチング法で形成した。
凹凸模様の条溝群が図4(d)のような形状のエンボス
ロール4をフォトエッチング法で形成した。
【0024】積層工程 熱可塑性樹脂フィルムとして、白色に着色された塩化ビ
ニル樹脂フィルム(理研ビニル(株)製,12P,可塑
剤12 phr,0.1mm厚)に、反射率の大きい結晶粒を
表現するために光輝性顔料として二酸化チタン被覆雲母
パール顔料を配合した、赤色系のインキでベタ印刷し
た。次に、石目柄として、御影石の模様を、塩化ビニル
−酢酸ビニル系インキで2色印刷して印刷フィルムを得
た。次いで、この印刷フィルムの石目柄層に図1(a)
に示すエンボス方法により、エンボスロール4の溝状凹
凸模様層側が対面するように熱圧エンボスを行い石目柄
層を有するエンボス塩化ビニルシート7を得た。なお、
エンボス条件はドラム温度150〜160℃で、ライン
スピードは6〜10m/minとした。得られた石目柄
層を有するエンボス塩化ビニルシートのエンボス面に接
するように幅1320mm、厚さ0.1mmの透明塩化
ビニルシート(BHSクリアーPVC バンドー化学
(株)製)を図1(b)に示すような加熱プレスの方法
により積層し、熱融着することにより本発明の化粧シー
トを得た。この化粧シートは、赤御影石の石目柄の結晶
粒独特の光輝感、また深みをもった意匠表現を有する化
粧シートであった。
ニル樹脂フィルム(理研ビニル(株)製,12P,可塑
剤12 phr,0.1mm厚)に、反射率の大きい結晶粒を
表現するために光輝性顔料として二酸化チタン被覆雲母
パール顔料を配合した、赤色系のインキでベタ印刷し
た。次に、石目柄として、御影石の模様を、塩化ビニル
−酢酸ビニル系インキで2色印刷して印刷フィルムを得
た。次いで、この印刷フィルムの石目柄層に図1(a)
に示すエンボス方法により、エンボスロール4の溝状凹
凸模様層側が対面するように熱圧エンボスを行い石目柄
層を有するエンボス塩化ビニルシート7を得た。なお、
エンボス条件はドラム温度150〜160℃で、ライン
スピードは6〜10m/minとした。得られた石目柄
層を有するエンボス塩化ビニルシートのエンボス面に接
するように幅1320mm、厚さ0.1mmの透明塩化
ビニルシート(BHSクリアーPVC バンドー化学
(株)製)を図1(b)に示すような加熱プレスの方法
により積層し、熱融着することにより本発明の化粧シー
トを得た。この化粧シートは、赤御影石の石目柄の結晶
粒独特の光輝感、また深みをもった意匠表現を有する化
粧シートであった。
【0025】
【発明の効果】以上のように、化粧シートの光輝性ベタ
印刷層と着色熱可塑性樹脂フィルムの界面或いは透明熱
可塑性樹脂フィルムと光輝性ベタ印刷層との界面の横断
面形状を、角が滑らかな周期関数曲線又は疑似周期関数
曲線にすることにより、天然石や布や天然木の細胞壁に
近似した凹凸形状となるため、光輝性層で反射する光散
乱効果も類似し、立体感のある天然木の照りや天然石の
光輝感が再現され、美麗な木目、石目、布目調の化粧シ
ートを得ることができる。本発明によれば、従来の化粧
シートでは見られない、意匠性に優れ、立体感のある天
然の石、木または布に近似した光沢が再現されるので、
リアル感のある美麗な化粧シートを得ることができる。
印刷層と着色熱可塑性樹脂フィルムの界面或いは透明熱
可塑性樹脂フィルムと光輝性ベタ印刷層との界面の横断
面形状を、角が滑らかな周期関数曲線又は疑似周期関数
曲線にすることにより、天然石や布や天然木の細胞壁に
近似した凹凸形状となるため、光輝性層で反射する光散
乱効果も類似し、立体感のある天然木の照りや天然石の
光輝感が再現され、美麗な木目、石目、布目調の化粧シ
ートを得ることができる。本発明によれば、従来の化粧
シートでは見られない、意匠性に優れ、立体感のある天
然の石、木または布に近似した光沢が再現されるので、
リアル感のある美麗な化粧シートを得ることができる。
【図1】(a)本発明の化粧シートの製造方法における
エンボス工程を示す模式図。 (b)本発明の化粧シートの製造方法における加熱プレ
ス工程を示す模式図。
エンボス工程を示す模式図。 (b)本発明の化粧シートの製造方法における加熱プレ
ス工程を示す模式図。
【図2】本発明の化粧シートの製造方法により得られる
化粧シートの断面図である。
化粧シートの断面図である。
【図3】正弦波の線群をエンボスしたときのエンボス面
の平面図。
の平面図。
【図4】エンボス模様の各種線群を示した図。図4の
(f)は、本発明の化粧シートの下部のエンボス絵柄
(石目柄)模様層を有するフィルムの斜視図である。
(図4の(d)の拡大斜視図)
(f)は、本発明の化粧シートの下部のエンボス絵柄
(石目柄)模様層を有するフィルムの斜視図である。
(図4の(d)の拡大斜視図)
1 タッチロール 2 ドラム 3 ヒーター 4 エンボスロール 5 圧胴 6 印刷フィルム 7 エンボス模様フィルム 8 上の熱盤 9 下の熱盤 10 クッション皮(厚さ5mm) 11 クッション皮(厚さ5mm) 12 ステンレス板 13 ステンレス板 14 透明熱可塑性樹脂フィルム 15 熱可塑性樹脂フィルム 16 絵柄模様層 17 光輝性層 18 化粧シート 19 エンボス模様層 3L エンボス形状 20 正弦波曲線群の凹部 21 正弦波曲線群の凸部 22 平行曲線群 23 平行直線群
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性
層、絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷
面に、エンボス版を用いて、平行曲線群又は平行直線群
からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスした後、
透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムを前記エン
ボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わせること
により、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様層の境界
面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムとエ
ンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行直線群か
らなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成されてな
り、該境界面に形成される該エンボス形状の横断面が、
矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周期関数
曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特徴とす
る化粧シート。 - 【請求項2】 透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムの片面にエンボス版を用いて、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群の凹凸模様をエンボスし
た後、別の熱可塑性樹脂フィルムの片面に、光輝性層、
絵柄模様層の順で印刷し、この印刷フィルムの印刷面を
前記エンボス面に加熱プレスにより熱融着して貼り合わ
せることにより、熱可塑性樹脂フィルムとエンボス模様
層の境界面及び透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィ
ルムとエンボス模様層の境界面に、平行曲線群又は平行
直線群からなる万線状の条溝群のエンボス模様が形成さ
れてなり、該境界面に形成される該エンボス形状の横断
面が、矩形波の角が丸まったような形状で、滑らかな周
期関数曲線又は疑似周期関数曲線となっていることを特
徴とする化粧シート。 - 【請求項3】 該光輝性層が光輝性顔料を含有するイン
キ層からなり、該光輝性顔料の個数面密度が、該エンボ
ス模様の、より透明熱可塑性樹脂フィルム内に喰い込ん
だ部分に隣接する領域では、相対的に低密度であり、又
より熱可塑性樹脂フィルム側に突出した部分に隣接した
領域ではより高密度なるように分布してなることを特徴
とする請求項1または2に記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20853795A JPH0939192A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20853795A JPH0939192A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 化粧シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939192A true JPH0939192A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16557834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20853795A Pending JPH0939192A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939192A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006187936A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| US8784971B2 (en) | 2010-05-07 | 2014-07-22 | Create Kabushikigaisha | Decorated printed matter and manufacturing method thereof |
| JP2017094814A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 住江織物株式会社 | 車輌内装表皮材 |
| CN114953823A (zh) * | 2021-02-28 | 2022-08-30 | 蔡煜 | 透光立体装饰材料及其制作方法 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP20853795A patent/JPH0939192A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006187936A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| US8784971B2 (en) | 2010-05-07 | 2014-07-22 | Create Kabushikigaisha | Decorated printed matter and manufacturing method thereof |
| EP2384903A3 (en) * | 2010-05-07 | 2015-07-15 | Create Kabushikigaisha | Decorated printed matter and manufacturing method thereof |
| JP2017094814A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 住江織物株式会社 | 車輌内装表皮材 |
| CN114953823A (zh) * | 2021-02-28 | 2022-08-30 | 蔡煜 | 透光立体装饰材料及其制作方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040526 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |