JPH0939780A - ブレーキシステム - Google Patents
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- JPH0939780A JPH0939780A JP19005795A JP19005795A JPH0939780A JP H0939780 A JPH0939780 A JP H0939780A JP 19005795 A JP19005795 A JP 19005795A JP 19005795 A JP19005795 A JP 19005795A JP H0939780 A JPH0939780 A JP H0939780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ペダル踏力の不足時には必要なブレーキ力を得
ることができ、しかも負圧倍力装置の出力ロスを抑制し
て所望の最大減速度を得、かつ応答性を向上する。 【構成】ブレーキペダル2が急速に作動されたとき、負
圧倍力装置3の制御弁が切り換えられ、かつコントロー
ラ24が第1および第2開閉弁17,19を作動させ
る。負圧倍力装置3の変圧室に大気が制御弁および第2
開閉弁19を通して導入される。このとき、第2チェッ
クバルブ47により第2開閉弁19からの空気は負圧倍
力装置3の内部室には導入されない。踏力が負圧倍力装
置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する踏力であ
ると、制御弁が切り換えられたままとなるので、変圧室
の空気が内部室に導入されなく、負圧倍力装置3の出力
は通常ブレーキ時の全負荷時における出力となる。した
がって、負圧倍力装置3の出力は出力ロスがなく通常ブ
レーキ時と同じ出力となり、大きなブレーキ力が得られ
る。
ることができ、しかも負圧倍力装置の出力ロスを抑制し
て所望の最大減速度を得、かつ応答性を向上する。 【構成】ブレーキペダル2が急速に作動されたとき、負
圧倍力装置3の制御弁が切り換えられ、かつコントロー
ラ24が第1および第2開閉弁17,19を作動させ
る。負圧倍力装置3の変圧室に大気が制御弁および第2
開閉弁19を通して導入される。このとき、第2チェッ
クバルブ47により第2開閉弁19からの空気は負圧倍
力装置3の内部室には導入されない。踏力が負圧倍力装
置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する踏力であ
ると、制御弁が切り換えられたままとなるので、変圧室
の空気が内部室に導入されなく、負圧倍力装置3の出力
は通常ブレーキ時の全負荷時における出力となる。した
がって、負圧倍力装置3の出力は出力ロスがなく通常ブ
レーキ時と同じ出力となり、大きなブレーキ力が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車において
運転者のブレーキペダルの踏込み操作により通常ブレー
キ作動を行うことができるとともに、例えば緊急ブレー
キ時等のブレーキペダルの踏込み操作が急速に行われた
ときに負圧倍力装置の変圧室に大気を自動的に導入する
ことにより負圧倍力装置の出力を増大させるブレーキシ
ステムに関し、特にブレーキペダルの急速な踏み込み時
に、負圧倍力装置の出力に生じる出力ロスを低減してブ
レーキ力不足を抑制するブレーキシステムに関するもの
である。
運転者のブレーキペダルの踏込み操作により通常ブレー
キ作動を行うことができるとともに、例えば緊急ブレー
キ時等のブレーキペダルの踏込み操作が急速に行われた
ときに負圧倍力装置の変圧室に大気を自動的に導入する
ことにより負圧倍力装置の出力を増大させるブレーキシ
ステムに関し、特にブレーキペダルの急速な踏み込み時
に、負圧倍力装置の出力に生じる出力ロスを低減してブ
レーキ力不足を抑制するブレーキシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車においては、所定の条件で
ブレーキが自動的に作動するようにした自動ブレーキ装
置を備えたブレーキシステムが開発されている。このよ
うなブレーキシステムとして、従来、図9に示すような
特開平5ー24532号公報に開示されているブレーキ
倍力装置がある。
ブレーキが自動的に作動するようにした自動ブレーキ装
置を備えたブレーキシステムが開発されている。このよ
うなブレーキシステムとして、従来、図9に示すような
特開平5ー24532号公報に開示されているブレーキ
倍力装置がある。
【0003】図9に示すブレーキシステムはタンデム形
の負圧倍力装置を備えており、この図示状態では負圧倍
力装置150は弁機構151の大気弁151aが閉じか
つ真空弁151bが開いて、室A,B,C,Dには真空が
導入されたブレーキ非作動状態となっている。また、ソ
レノイドバルブ152が通常時は図示位置に設定され、
したがってベローズ153によって囲まれた室A′は通
常時真空が導入されている。
の負圧倍力装置を備えており、この図示状態では負圧倍
力装置150は弁機構151の大気弁151aが閉じか
つ真空弁151bが開いて、室A,B,C,Dには真空が
導入されたブレーキ非作動状態となっている。また、ソ
レノイドバルブ152が通常時は図示位置に設定され、
したがってベローズ153によって囲まれた室A′は通
常時真空が導入されている。
【0004】図示のブレーキ非作動状態において、通常
ブレーキ時には図示しないブレーキペダルが踏み込まれ
て入力軸154が前進するので、弁機構151の大気弁
151aが開きかつ真空弁151bが閉じ、大気が変圧
通路155,156を通って変圧室B,Dにそれぞれ導入
される。これにより、ダイヤフラム157,158の前
後の室A,BおよびC,D間に差圧が生じて、ダイヤフラ
ム157,158およびパワーピストン159,160が
前進し、出力軸161から出力が発生され、この出力に
よりマスタシリンダ162が作動して、通常ブレーキが
作動する。
ブレーキ時には図示しないブレーキペダルが踏み込まれ
て入力軸154が前進するので、弁機構151の大気弁
151aが開きかつ真空弁151bが閉じ、大気が変圧
通路155,156を通って変圧室B,Dにそれぞれ導入
される。これにより、ダイヤフラム157,158の前
後の室A,BおよびC,D間に差圧が生じて、ダイヤフラ
ム157,158およびパワーピストン159,160が
前進し、出力軸161から出力が発生され、この出力に
よりマスタシリンダ162が作動して、通常ブレーキが
作動する。
【0005】ダイヤフラム157,158およびパワー
ピストン159,160の前進は、大気弁151aが閉
じて変圧室B,Dに大気が導入されなくなるまで行わ
れ、その結果出力は入力すなわちブレーキペダル踏み込
み量に応じた所定のサーボ比の出力となる。この状態で
は、弁機構151の大気弁151aおよび真空弁151
bはともに閉じた状態となる。
ピストン159,160の前進は、大気弁151aが閉
じて変圧室B,Dに大気が導入されなくなるまで行わ
れ、その結果出力は入力すなわちブレーキペダル踏み込
み量に応じた所定のサーボ比の出力となる。この状態で
は、弁機構151の大気弁151aおよび真空弁151
bはともに閉じた状態となる。
【0006】またブレーキ非作動状態において、自動ブ
レーキ作動条件となってコントローラがソレノイドバル
ブ152を切り換えると、室A′に大気が導入され、こ
の大気は更に定圧通路163、開いている真空弁151
b、変圧通路155,156を通って変圧室B,Dにそれ
ぞれ導入される。これにより、前述の通常ブレーキ時と
同様にダイヤフラム157,158およびパワーピスト
ン159,160が前進し、自動ブレーキが作動する。
レーキ作動条件となってコントローラがソレノイドバル
ブ152を切り換えると、室A′に大気が導入され、こ
の大気は更に定圧通路163、開いている真空弁151
b、変圧通路155,156を通って変圧室B,Dにそれ
ぞれ導入される。これにより、前述の通常ブレーキ時と
同様にダイヤフラム157,158およびパワーピスト
ン159,160が前進し、自動ブレーキが作動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のブレーキシステムを用いて、例えば車両の衝突の
おそれがきわめて高く、運転者がブレーキペダルを急速
にかつ大きなペダル踏力で踏み込んで緊急ブレーキを作
動させたような場合に、迅速に大きなブレーキ力を得る
ようにすることが考えられる。
従来のブレーキシステムを用いて、例えば車両の衝突の
おそれがきわめて高く、運転者がブレーキペダルを急速
にかつ大きなペダル踏力で踏み込んで緊急ブレーキを作
動させたような場合に、迅速に大きなブレーキ力を得る
ようにすることが考えられる。
【0008】しかしながら、運転者が緊急ブレーキ作動
のためブレーキペダルを踏み込んだときは、前述のよう
に真空弁151bが閉じて定圧通路163と変圧通路1
55とは遮断されるため、自動ブレーキを作動させるこ
とはできなく、したがってブレーキ力を大きくすること
はできない。すなわち、従来のブレーキシステムでは、
緊急ブレーキ作動時等のような、必要なブレーキ力を得
るためにはペダル踏力が不足するような場合に、このペ
ダル踏力の不足を自動的に補うように制御することは不
可能である。
のためブレーキペダルを踏み込んだときは、前述のよう
に真空弁151bが閉じて定圧通路163と変圧通路1
55とは遮断されるため、自動ブレーキを作動させるこ
とはできなく、したがってブレーキ力を大きくすること
はできない。すなわち、従来のブレーキシステムでは、
緊急ブレーキ作動時等のような、必要なブレーキ力を得
るためにはペダル踏力が不足するような場合に、このペ
ダル踏力の不足を自動的に補うように制御することは不
可能である。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、緊急ブレーキ等において
ペダル踏力の不足時には必要なブレーキ力を得ることが
できるようにし、しかも負圧倍力装置の出力ロスを抑制
して所望の最大減速度を確実に得るとともに応答性を向
上することのできるブレーキシステムを提供することで
ある。
たものであって、その目的は、緊急ブレーキ等において
ペダル踏力の不足時には必要なブレーキ力を得ることが
できるようにし、しかも負圧倍力装置の出力ロスを抑制
して所望の最大減速度を確実に得るとともに応答性を向
上することのできるブレーキシステムを提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作部材と、負圧源
から常時負圧が導入されている定圧室、前記ブレーキ操
作部材の非操作時に負圧が導入されるとともに前記ブレ
ーキ操作部材の操作時に大気が導入される変圧室、前記
定圧室と前記変圧室とを区画し前記変圧室に大気が導入
されることにより作動するダイヤフラム、通常時前記負
圧源に連通するとともに必要時前記負圧源から遮断され
る内部室、前記変圧室を前記ブレーキ操作部材の非操作
時に前記内部室に連通するとともに前記ブレーキ操作部
材の操作時に前記内部室と遮断する真空弁、前記変圧室
を前記ブレーキ操作部材の非操作時に大気と遮断すると
ともに前記ブレーキ操作部材の操作時に大気と連通する
大気弁、および前記ダイヤフラムの作動により出力する
出力軸を備えている負圧倍力装置と、この負圧倍力装置
の前記出力軸によって作動されてブレーキ液圧を発生す
るマスタシリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液
圧が導入されてブレーキ力を発生するブレーキシリンダ
と、前記内部室と前記負圧源とを接続する第1通路と、
この第1通路に設けられ、非作動時前記第1通路を連通
し作動時前記第1通路を遮断する電磁弁からなる常開の
第1開閉弁と、前記変圧室と大気とを接続する第2通路
と、この第2通路に設けられ、非作動時前記大気と遮断
し作動時大気と連通する電磁弁からなる常閉の第2開閉
弁と、前記ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量
検出センサと、前記ブレーキ操作部材の操作力を検出す
る操作力検出センサと、前記操作量検出センサによって
検出された前記操作量に基づいて求められた操作速度が
予め設定された第1操作速度以上で、かつ操作力検出セ
ンサによって検出された前記操作力が予め設定された第
1操作力以上であるとき、前記第1および第2開閉弁を
ともに作動させるとともに、前記操作速度が予め設定さ
れた前記第1基準速度より小さな第2基準速度以下のと
きまたは前記操作力が前記第1操作力より小さいとき、
前記第1および第2開閉弁をともに非作動にする電子制
御装置とを備え、緊急ブレーキ時等の必要時に前記電子
制御装置が前記第1および第2開閉弁を作動させて前記
変圧室を前記第2開閉弁を通して大気に連通させること
により、前記ブレーキ力を増大させることを特徴とする
ブレーキシステム。
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作部材と、負圧源
から常時負圧が導入されている定圧室、前記ブレーキ操
作部材の非操作時に負圧が導入されるとともに前記ブレ
ーキ操作部材の操作時に大気が導入される変圧室、前記
定圧室と前記変圧室とを区画し前記変圧室に大気が導入
されることにより作動するダイヤフラム、通常時前記負
圧源に連通するとともに必要時前記負圧源から遮断され
る内部室、前記変圧室を前記ブレーキ操作部材の非操作
時に前記内部室に連通するとともに前記ブレーキ操作部
材の操作時に前記内部室と遮断する真空弁、前記変圧室
を前記ブレーキ操作部材の非操作時に大気と遮断すると
ともに前記ブレーキ操作部材の操作時に大気と連通する
大気弁、および前記ダイヤフラムの作動により出力する
出力軸を備えている負圧倍力装置と、この負圧倍力装置
の前記出力軸によって作動されてブレーキ液圧を発生す
るマスタシリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液
圧が導入されてブレーキ力を発生するブレーキシリンダ
と、前記内部室と前記負圧源とを接続する第1通路と、
この第1通路に設けられ、非作動時前記第1通路を連通
し作動時前記第1通路を遮断する電磁弁からなる常開の
第1開閉弁と、前記変圧室と大気とを接続する第2通路
と、この第2通路に設けられ、非作動時前記大気と遮断
し作動時大気と連通する電磁弁からなる常閉の第2開閉
弁と、前記ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量
検出センサと、前記ブレーキ操作部材の操作力を検出す
る操作力検出センサと、前記操作量検出センサによって
検出された前記操作量に基づいて求められた操作速度が
予め設定された第1操作速度以上で、かつ操作力検出セ
ンサによって検出された前記操作力が予め設定された第
1操作力以上であるとき、前記第1および第2開閉弁を
ともに作動させるとともに、前記操作速度が予め設定さ
れた前記第1基準速度より小さな第2基準速度以下のと
きまたは前記操作力が前記第1操作力より小さいとき、
前記第1および第2開閉弁をともに非作動にする電子制
御装置とを備え、緊急ブレーキ時等の必要時に前記電子
制御装置が前記第1および第2開閉弁を作動させて前記
変圧室を前記第2開閉弁を通して大気に連通させること
により、前記ブレーキ力を増大させることを特徴とする
ブレーキシステム。
【0011】また請求項2の発明は、前記第1開閉弁と
前記内部室との間の第1通路の途中の一部と前記第2開
閉弁と前記変圧室との間の第2通路の途中の一部とが共
通とされており、前記第1および第2通路の共通部と前
記変圧室との間の第2通路に前記第2開閉弁から前記変
圧室に向かう空気の流れのみを許容する第1チェックバ
ルブが設けられているとともに、前記第1および第2通
路の共通部と前記内部室との間の第1通路に前記内部室
から前記第1開閉弁に向かう空気の流れのみを許容する
第2チェックバルブが設けられていることを特徴として
いる。
前記内部室との間の第1通路の途中の一部と前記第2開
閉弁と前記変圧室との間の第2通路の途中の一部とが共
通とされており、前記第1および第2通路の共通部と前
記変圧室との間の第2通路に前記第2開閉弁から前記変
圧室に向かう空気の流れのみを許容する第1チェックバ
ルブが設けられているとともに、前記第1および第2通
路の共通部と前記内部室との間の第1通路に前記内部室
から前記第1開閉弁に向かう空気の流れのみを許容する
第2チェックバルブが設けられていることを特徴として
いる。
【0012】更に請求項3の発明は、前記電子制御装置
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記マスタシリンダが出
力する前記ブレーキ液圧が前記第1入出力ラインより若
干小さな基準圧ライン以上であるとき、前記第1および
第2開閉弁を非作動にする制御装置であることを特徴と
している。
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記マスタシリンダが出
力する前記ブレーキ液圧が前記第1入出力ラインより若
干小さな基準圧ライン以上であるとき、前記第1および
第2開閉弁を非作動にする制御装置であることを特徴と
している。
【0013】更に請求項4の発明は、前記電子制御装置
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記ブレーキ操作部材の
操作量が、前記ブレーキ操作部材の操作力に対応する基
準操作量ライン以上であるとき、前記第1および第2開
閉弁を非作動にする制御装置であることを特徴としてい
る。
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記ブレーキ操作部材の
操作量が、前記ブレーキ操作部材の操作力に対応する基
準操作量ライン以上であるとき、前記第1および第2開
閉弁を非作動にする制御装置であることを特徴としてい
る。
【0014】更に請求項5の発明は、前記電子制御装置
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記変圧室の圧力が大気
圧であるとき、前記第1および第2開閉弁を非作動にす
る制御装置であることを特徴としている。
が、前記負圧倍力装置の出力が前記内部室の影響を受け
るときの前記負圧倍力装置の全負荷時の第1入出力ライ
ンと通常ブレーキ時の前記負圧倍力装置の全負荷前の第
2入出力ラインとの交点における、前記第1操作力より
大きな第2操作力以上で、かつ前記変圧室の圧力が大気
圧であるとき、前記第1および第2開閉弁を非作動にす
る制御装置であることを特徴としている。
【0015】
【作用】このように構成された請求項1および請求項2
の発明においては、通常ブレーキは、ブレーキ操作部材
が通常の操作力でかつ通常の操作速度でブレーキ操作さ
れ、負圧倍力装置の真空弁が閉じるとともに大気弁が開
いて、従来と同様に負圧倍力装置が出力を発生する。こ
のとき、変圧室に導入された空気は第2通路を通って漏
出しようとするが、第2開閉弁が閉じているので、この
空気の漏出が阻止される。したがって、負圧倍力装置の
出力は圧力損失をともなわなく、操作力を所定のサーボ
比で倍力した出力となる。
の発明においては、通常ブレーキは、ブレーキ操作部材
が通常の操作力でかつ通常の操作速度でブレーキ操作さ
れ、負圧倍力装置の真空弁が閉じるとともに大気弁が開
いて、従来と同様に負圧倍力装置が出力を発生する。こ
のとき、変圧室に導入された空気は第2通路を通って漏
出しようとするが、第2開閉弁が閉じているので、この
空気の漏出が阻止される。したがって、負圧倍力装置の
出力は圧力損失をともなわなく、操作力を所定のサーボ
比で倍力した出力となる。
【0016】緊急ブレーキ作動の場合等のブレーキ操作
部材が急速に作動されて、その操作速度が第1操作速度
以上でかつその操作力が第1操作力以上であるとき、電
子制御装置は第1および第2開閉弁をともに作動させ
る。これにより、まず真空弁が閉じて大気弁が開き、大
気が大気弁を通して変圧室に導入される。一方、負圧倍
力装置の内部室が負圧源と遮断され、また変圧室が第2
通路を通して大気に連通し、第2開閉弁からの大気が第
2通路を通しても変圧室に何等制限されることなく導入
される。このとき、第2開閉弁からの大気は内部室に導
入されない。
部材が急速に作動されて、その操作速度が第1操作速度
以上でかつその操作力が第1操作力以上であるとき、電
子制御装置は第1および第2開閉弁をともに作動させ
る。これにより、まず真空弁が閉じて大気弁が開き、大
気が大気弁を通して変圧室に導入される。一方、負圧倍
力装置の内部室が負圧源と遮断され、また変圧室が第2
通路を通して大気に連通し、第2開閉弁からの大気が第
2通路を通しても変圧室に何等制限されることなく導入
される。このとき、第2開閉弁からの大気は内部室に導
入されない。
【0017】ブレーキ操作部材の操作力が、負圧倍力装
置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する操作力よ
り小さいと、変圧室の圧力がブレーキ操作部材の操作量
に対応する圧力となったとき、大気弁が閉じて大気弁か
らは大気が変圧室に導入されなくなるが、第2通路を通
して大気が変圧室に導入され続けるので、変圧室の圧力
が更に上昇し続ける。したがって、負圧倍力装置の出力
が通常ブレーキ時より増大して大きなブレーキ力が得ら
れる。ところで、変圧室の圧力が更に上昇することによ
り、真空弁が開いて変圧室が内部室と連通し、内部室に
変圧室の空気が導入されるようになる。このため、内部
室に導入された空気の圧力が内部室の有効受圧面積に作
用することにより、負圧倍力装置の出力に出力ロスが生
じるが、負圧倍力装置の出力が通常ブレーキ時より大き
いことには変わりはない。このときの負圧倍力装置の出
力は内部室による出力ロスをともなうときの全負荷時の
出力となる。
置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する操作力よ
り小さいと、変圧室の圧力がブレーキ操作部材の操作量
に対応する圧力となったとき、大気弁が閉じて大気弁か
らは大気が変圧室に導入されなくなるが、第2通路を通
して大気が変圧室に導入され続けるので、変圧室の圧力
が更に上昇し続ける。したがって、負圧倍力装置の出力
が通常ブレーキ時より増大して大きなブレーキ力が得ら
れる。ところで、変圧室の圧力が更に上昇することによ
り、真空弁が開いて変圧室が内部室と連通し、内部室に
変圧室の空気が導入されるようになる。このため、内部
室に導入された空気の圧力が内部室の有効受圧面積に作
用することにより、負圧倍力装置の出力に出力ロスが生
じるが、負圧倍力装置の出力が通常ブレーキ時より大き
いことには変わりはない。このときの負圧倍力装置の出
力は内部室による出力ロスをともなうときの全負荷時の
出力となる。
【0018】一方、ブレーキ操作部材の操作力が、負圧
倍力装置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する操
作力であると、大気弁が開き真空弁が閉じたままとなる
ので、負圧倍力装置の出力は通常ブレーキ時の全負荷時
における出力となる。したがって、この場合には負圧倍
力装置の出力が出力ロスをともなわなく通常ブレーキ時
と同じ出力となり、大きなブレーキ力が確実に得られる
ようになる。
倍力装置の通常ブレーキにおける全負荷時に対応する操
作力であると、大気弁が開き真空弁が閉じたままとなる
ので、負圧倍力装置の出力は通常ブレーキ時の全負荷時
における出力となる。したがって、この場合には負圧倍
力装置の出力が出力ロスをともなわなく通常ブレーキ時
と同じ出力となり、大きなブレーキ力が確実に得られる
ようになる。
【0019】また請求項3の発明においては、請求項1
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、マスタシリンダのブレー
キ液圧が基準圧ライン以上であるとき、電子制御装置は
第1および第2開閉弁を非作動にする。したがって、ブ
レーキ操作部材の操作速度が第1操作速度以上であると
ともに操作力が第1操作力以上でかつ負圧倍力装置の通
常ブレーキにおける全負荷時に対応する操作力より小さ
いとき、前述のように負圧倍力装置の出力は内部室によ
る出力ロスをともなうときの全負荷時の第1入出力ライ
ン上の出力となる。この状態ではマスタシリンダのブレ
ーキ液圧が基準圧ライン以上となっている。そして、こ
の状態で、更にブレーキ操作部材の操作力を増大する
と、負圧倍力装置の出力は第1入出力ラインに沿って上
昇し、操作力が第2操作力となると、電子制御装置が第
1および第2開閉弁を非作動にする。このため、これ以
後は第2入出力ラインに沿って上昇するようになる。す
なわち、負圧倍力装置の出力は通常ブレーキ時の入出力
ラインに沿って上昇するようになる。したがって、この
場合には負圧倍力装置の出力が出力ロスをともなわなく
通常ブレーキ時と同じ出力となり、大きなブレーキ力が
確実に得られるようになる。
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、マスタシリンダのブレー
キ液圧が基準圧ライン以上であるとき、電子制御装置は
第1および第2開閉弁を非作動にする。したがって、ブ
レーキ操作部材の操作速度が第1操作速度以上であると
ともに操作力が第1操作力以上でかつ負圧倍力装置の通
常ブレーキにおける全負荷時に対応する操作力より小さ
いとき、前述のように負圧倍力装置の出力は内部室によ
る出力ロスをともなうときの全負荷時の第1入出力ライ
ン上の出力となる。この状態ではマスタシリンダのブレ
ーキ液圧が基準圧ライン以上となっている。そして、こ
の状態で、更にブレーキ操作部材の操作力を増大する
と、負圧倍力装置の出力は第1入出力ラインに沿って上
昇し、操作力が第2操作力となると、電子制御装置が第
1および第2開閉弁を非作動にする。このため、これ以
後は第2入出力ラインに沿って上昇するようになる。す
なわち、負圧倍力装置の出力は通常ブレーキ時の入出力
ラインに沿って上昇するようになる。したがって、この
場合には負圧倍力装置の出力が出力ロスをともなわなく
通常ブレーキ時と同じ出力となり、大きなブレーキ力が
確実に得られるようになる。
【0020】更に請求項4の発明においては、請求項1
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、ブレーキ操作部材の操作
量が、基準操作量ライン以上であるとき、電子制御装置
は第1および第2開閉弁を非作動にする。したがって、
請求項4の発明は、請求項3の発明における「ブレーキ
液圧が基準圧力ライン以上」を、「操作量が基準操作量
ライン以上」と読み変えるだけで、請求項3の作用と同
じ作用を奏する。
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、ブレーキ操作部材の操作
量が、基準操作量ライン以上であるとき、電子制御装置
は第1および第2開閉弁を非作動にする。したがって、
請求項4の発明は、請求項3の発明における「ブレーキ
液圧が基準圧力ライン以上」を、「操作量が基準操作量
ライン以上」と読み変えるだけで、請求項3の作用と同
じ作用を奏する。
【0021】更に請求項5の発明においては、請求項1
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、変圧室の圧力が大気圧で
あるとき、電子制御装置は第1および第2開閉弁を非作
動にする。したがって、請求項5の発明は、請求項3の
発明における「ブレーキ液圧が基準圧力ライン以上」
を、「変圧室の圧力が大気圧」と読み変えるだけで、請
求項3の作用と同じ作用を奏する。
および2の発明の作用に加えて、更にブレーキ操作部材
の操作力が第2操作力以上で、変圧室の圧力が大気圧で
あるとき、電子制御装置は第1および第2開閉弁を非作
動にする。したがって、請求項5の発明は、請求項3の
発明における「ブレーキ液圧が基準圧力ライン以上」
を、「変圧室の圧力が大気圧」と読み変えるだけで、請
求項3の作用と同じ作用を奏する。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明に係るブレーキシステムの第
1実施例を示す図である。図1に示すように、この第1
実施例のブレーキシステム1は、ブレーキペダル2と、
通常ブレーキ時にこのブレーキペダル2の踏込みにより
作動されて出力するタンデム型の負圧倍力装置3と、こ
の負圧倍力装置3の出力により2つの液室にそれぞれブ
レーキ液圧を発生するタンデムマスタシリンダ4と、こ
のタンデムマスタシリンダ4の一方の液室に発生したブ
レーキ液圧が液圧通路5を通って供給される左右の後輪
の各ホイールシリンダ6,7と、タンデムマスタシリン
ダ4の他方の液室に発生したブレーキ液圧が液圧通路8
を通って供給される左右の前輪の各ホイールシリンダ
9,10と、両液圧通路5,8に配設されたアンチスキッ
ド制御装置(以下、ABSともいう)11と、タンデム
マスタシリンダ4とABS11との間の液圧通路5,8
に配設されたPV12と、負圧倍力装置3に負圧通路1
4を介して負圧を供給する負圧源15と、負圧通路14
から分岐して負圧倍力装置3に負圧源15の負圧および
大気のいずれかを選択的に送給するための第1変圧通路
16と、この第1変圧通路16に配設され連通位置と遮
断位置とが設けられた電磁弁からなる常開の第1開閉弁
17と、この第1開閉弁17より負圧倍力装置3側の第
1変圧通路16を大気に連通する第2変圧通路18と、
この第2変圧通路18に配設され遮断位置と連通位置と
が設けられた電磁弁からなる常閉の第2開閉弁19と、
第1変圧通路16から分岐して負圧倍力装置3に接続す
る第3変圧通路20と、この第3変圧通路20に設けら
れ第1変圧通路16から負圧倍力装置3に向かう空気の
流れのみを許容する第1チェックバルブ21と、ブレー
キペダル2に設けられペダル踏力を検出する踏力センサ
22と、ブレーキペダル2のストロークを検出するスト
ロークセンサ23と、踏力センサ22からのペダル踏力
検出信号およびストロークセンサ23からのペダルスト
ローク検出信号が入力されるとともに、第1および第2
開閉弁17,19に制御信号を出力するコントローラ2
4と、第1変圧通路16に設けられ負圧倍力装置3の内
部室37(後述する)から第1開閉弁17に向かう空気
の流れのみを許容し、その逆の空気の流れを阻止する第
2チェックバルブ47とを備えている。なお、ABS1
1以下の液圧通路8は、左右の前輪毎に独立した2つの
液圧通路8a,8bに分岐している。
説明する。図1は、本発明に係るブレーキシステムの第
1実施例を示す図である。図1に示すように、この第1
実施例のブレーキシステム1は、ブレーキペダル2と、
通常ブレーキ時にこのブレーキペダル2の踏込みにより
作動されて出力するタンデム型の負圧倍力装置3と、こ
の負圧倍力装置3の出力により2つの液室にそれぞれブ
レーキ液圧を発生するタンデムマスタシリンダ4と、こ
のタンデムマスタシリンダ4の一方の液室に発生したブ
レーキ液圧が液圧通路5を通って供給される左右の後輪
の各ホイールシリンダ6,7と、タンデムマスタシリン
ダ4の他方の液室に発生したブレーキ液圧が液圧通路8
を通って供給される左右の前輪の各ホイールシリンダ
9,10と、両液圧通路5,8に配設されたアンチスキッ
ド制御装置(以下、ABSともいう)11と、タンデム
マスタシリンダ4とABS11との間の液圧通路5,8
に配設されたPV12と、負圧倍力装置3に負圧通路1
4を介して負圧を供給する負圧源15と、負圧通路14
から分岐して負圧倍力装置3に負圧源15の負圧および
大気のいずれかを選択的に送給するための第1変圧通路
16と、この第1変圧通路16に配設され連通位置と遮
断位置とが設けられた電磁弁からなる常開の第1開閉弁
17と、この第1開閉弁17より負圧倍力装置3側の第
1変圧通路16を大気に連通する第2変圧通路18と、
この第2変圧通路18に配設され遮断位置と連通位置と
が設けられた電磁弁からなる常閉の第2開閉弁19と、
第1変圧通路16から分岐して負圧倍力装置3に接続す
る第3変圧通路20と、この第3変圧通路20に設けら
れ第1変圧通路16から負圧倍力装置3に向かう空気の
流れのみを許容する第1チェックバルブ21と、ブレー
キペダル2に設けられペダル踏力を検出する踏力センサ
22と、ブレーキペダル2のストロークを検出するスト
ロークセンサ23と、踏力センサ22からのペダル踏力
検出信号およびストロークセンサ23からのペダルスト
ローク検出信号が入力されるとともに、第1および第2
開閉弁17,19に制御信号を出力するコントローラ2
4と、第1変圧通路16に設けられ負圧倍力装置3の内
部室37(後述する)から第1開閉弁17に向かう空気
の流れのみを許容し、その逆の空気の流れを阻止する第
2チェックバルブ47とを備えている。なお、ABS1
1以下の液圧通路8は、左右の前輪毎に独立した2つの
液圧通路8a,8bに分岐している。
【0023】図2は、負圧倍力装置3を示す拡大断面図
である。図2に示すように負圧倍力装置3は、従来のタ
ンデム型の負圧倍力装置と同じものであり、ブレーキペ
ダル2に連結される入力軸25と、フロントシェル26
とリヤシェル27とによって形成される内部空間をフロ
ント室およびリヤ室に区画するセンタープレート28
と、フロント室に配設されたフロントパワーピストン2
9と、このフロントパワーピストン29の後面に位置す
るように配設されフロント室をフロント側の定圧室30
およびフロント側の変圧室31に区画するフロントダイ
ヤフラム32と、リヤ室に配設されたリヤパワーピスト
ン33と、このリヤパワーピストン33の後面に位置す
るように配設されリヤ室をリヤ側の定圧室34およびリ
ヤ側の変圧室35に区画するリヤダイヤフラム36と、
フロント側の定圧室30に配設され内部室37を区画形
成するベローズ38と、ブレーキ非作動時閉じかつ入力
軸25の前進によって開く大気弁39aおよびブレーキ
非作動時開きかつ入力軸25の前進によって閉じる真空
弁39bからなり入力軸25の前進によって切換制御さ
れる制御弁39と、フロントダイヤフラム32のビード
部の外方に形成されフロント側の定圧室30とリヤ側の
定圧室34とを常時連通する定圧通路40と、大気弁3
9aと真空弁39bとの間の環状空間とリヤ側の変圧室
35とを常時連通する第4変圧通路41と、フロント側
の変圧室31とリヤ側の変圧室35とを常時連通する第
5変圧通路42と、内部室37と真空弁39bの外方の
環状空間とを常時連通する第6変圧通路43と、マスタ
シリンダ4のピストンを作動する出力軸44と、出力軸
44の出力の反力を入力軸25に伝達するリアクション
ディスク45と、リヤシェル27およびセンタープレー
ト28を気密にかつ摺動可能に貫通し、第4、第5およ
び第6変圧通路41,42,43が形成されるとともに制
御弁39およびリアクションディスク45が配設され、
更に各パワーピストン29,33、各ダイヤフラム32,
33およびベロース38が取り付けられるバルブボディ
46とを少なくとも備えている。
である。図2に示すように負圧倍力装置3は、従来のタ
ンデム型の負圧倍力装置と同じものであり、ブレーキペ
ダル2に連結される入力軸25と、フロントシェル26
とリヤシェル27とによって形成される内部空間をフロ
ント室およびリヤ室に区画するセンタープレート28
と、フロント室に配設されたフロントパワーピストン2
9と、このフロントパワーピストン29の後面に位置す
るように配設されフロント室をフロント側の定圧室30
およびフロント側の変圧室31に区画するフロントダイ
ヤフラム32と、リヤ室に配設されたリヤパワーピスト
ン33と、このリヤパワーピストン33の後面に位置す
るように配設されリヤ室をリヤ側の定圧室34およびリ
ヤ側の変圧室35に区画するリヤダイヤフラム36と、
フロント側の定圧室30に配設され内部室37を区画形
成するベローズ38と、ブレーキ非作動時閉じかつ入力
軸25の前進によって開く大気弁39aおよびブレーキ
非作動時開きかつ入力軸25の前進によって閉じる真空
弁39bからなり入力軸25の前進によって切換制御さ
れる制御弁39と、フロントダイヤフラム32のビード
部の外方に形成されフロント側の定圧室30とリヤ側の
定圧室34とを常時連通する定圧通路40と、大気弁3
9aと真空弁39bとの間の環状空間とリヤ側の変圧室
35とを常時連通する第4変圧通路41と、フロント側
の変圧室31とリヤ側の変圧室35とを常時連通する第
5変圧通路42と、内部室37と真空弁39bの外方の
環状空間とを常時連通する第6変圧通路43と、マスタ
シリンダ4のピストンを作動する出力軸44と、出力軸
44の出力の反力を入力軸25に伝達するリアクション
ディスク45と、リヤシェル27およびセンタープレー
ト28を気密にかつ摺動可能に貫通し、第4、第5およ
び第6変圧通路41,42,43が形成されるとともに制
御弁39およびリアクションディスク45が配設され、
更に各パワーピストン29,33、各ダイヤフラム32,
33およびベロース38が取り付けられるバルブボディ
46とを少なくとも備えている。
【0024】フロント側の定圧室30には負圧通路14
が接続されていて負圧源15から常時負圧が導入される
ようになっている。この定圧室30に導入された負圧
は、更に定圧通路40を通ってリヤ側の定圧室34にも
常時導入されるようになっている。また、ベローズ38
の内部室37には第1変圧通路16が接続されていて、
第1開閉弁17が開きかつ第2開閉弁19が閉じている
ときは負圧源15から負圧が内部室37に導入されるよ
うになっている。しかし、第1開閉弁17が閉じかつ第
2開閉弁19が開いているときは、第2開閉弁19およ
び第1変圧通路16を通って流入してくる大気は第2チ
ェックバルブ47によりその流動が阻止されるので、内
部室37には導入されないようになっている。更に、リ
ヤ側の変圧室35には第3変圧通路20が接続されてい
て、第1開閉弁17が開きかつ第2開閉弁19が閉じて
いるときは負圧源15からの負圧が第3変圧通路20を
通って変圧室35に侵入するのを第1チェックバルブ2
1によって阻止され、第1開閉弁17が閉じかつ第2開
閉弁19が開いているときは大気が変圧室35に導入さ
れるようになっている。
が接続されていて負圧源15から常時負圧が導入される
ようになっている。この定圧室30に導入された負圧
は、更に定圧通路40を通ってリヤ側の定圧室34にも
常時導入されるようになっている。また、ベローズ38
の内部室37には第1変圧通路16が接続されていて、
第1開閉弁17が開きかつ第2開閉弁19が閉じている
ときは負圧源15から負圧が内部室37に導入されるよ
うになっている。しかし、第1開閉弁17が閉じかつ第
2開閉弁19が開いているときは、第2開閉弁19およ
び第1変圧通路16を通って流入してくる大気は第2チ
ェックバルブ47によりその流動が阻止されるので、内
部室37には導入されないようになっている。更に、リ
ヤ側の変圧室35には第3変圧通路20が接続されてい
て、第1開閉弁17が開きかつ第2開閉弁19が閉じて
いるときは負圧源15からの負圧が第3変圧通路20を
通って変圧室35に侵入するのを第1チェックバルブ2
1によって阻止され、第1開閉弁17が閉じかつ第2開
閉弁19が開いているときは大気が変圧室35に導入さ
れるようになっている。
【0025】図3は、第1および第2開閉弁17,19
をONに切り換えるための制御を行う、すなわち緊急ブ
レーキを作動制御するための回路の一例を示す図であ
る。図3に示すように、ストロークセンサ23は微分回
路48に接続されており、この微分回路48はストロー
クセンサ23により検出されたブレーキペダル2の踏み
込み時のペダルストロークを微分してペダルストローク
速度を算出するようになっている。更に微分回路48
は、第1比較器49に接続されている。この第1比較器
49には、この第1比較器49がオンするためのしきい
値である第1基準速度V1(例、200mm/sec等)と第1比
較器49がオフするためのしきい値であり第1基準速度
V1より小さい第2基準速度V2(例、-45mm/sec等)と
が設定されている。第1比較器49は、ペダルストロー
ク速度が第1基準速度V1より小さい値から第1基準速
度V1以上となったときHi信号を出力し、第2基準速度
V2より大きい値から第2基準速度V2以下となったとき
Low信号を出力するようになっている。すなわち、第1
比較器49はヒステリシス特性を有している。そして、
第1比較器49の出力側は第1AND回路50の一方の
入力端子に接続されている。
をONに切り換えるための制御を行う、すなわち緊急ブ
レーキを作動制御するための回路の一例を示す図であ
る。図3に示すように、ストロークセンサ23は微分回
路48に接続されており、この微分回路48はストロー
クセンサ23により検出されたブレーキペダル2の踏み
込み時のペダルストロークを微分してペダルストローク
速度を算出するようになっている。更に微分回路48
は、第1比較器49に接続されている。この第1比較器
49には、この第1比較器49がオンするためのしきい
値である第1基準速度V1(例、200mm/sec等)と第1比
較器49がオフするためのしきい値であり第1基準速度
V1より小さい第2基準速度V2(例、-45mm/sec等)と
が設定されている。第1比較器49は、ペダルストロー
ク速度が第1基準速度V1より小さい値から第1基準速
度V1以上となったときHi信号を出力し、第2基準速度
V2より大きい値から第2基準速度V2以下となったとき
Low信号を出力するようになっている。すなわち、第1
比較器49はヒステリシス特性を有している。そして、
第1比較器49の出力側は第1AND回路50の一方の
入力端子に接続されている。
【0026】また、踏力計22が、第2比較器51に接
続されている。この第2比較器51には、この第2比較
器51がオン・オフするためのしきい値である第1基準
踏力F1(例、3kgf等)が設定されている。この第1基
準踏力F1は、図4に示すように負圧倍力装置3の通常
ブレーキ時に出力が立ち上がるときのペダル踏力より若
干大きい値に設定されている。第2比較器51は、ペダ
ル踏力が第1基準踏力F1以上となったときHi信号を出
力し、ペダル踏力が第1基準踏力F1より小さくなった
ときLow信号を出力するようになっている。そして、第
2比較器51の出力側は第1AND回路50の他方の入
力端子に接続されている。この第1AND回路50の出
力側は第2AND回路52の一方の入力端子に接続され
ている。
続されている。この第2比較器51には、この第2比較
器51がオン・オフするためのしきい値である第1基準
踏力F1(例、3kgf等)が設定されている。この第1基
準踏力F1は、図4に示すように負圧倍力装置3の通常
ブレーキ時に出力が立ち上がるときのペダル踏力より若
干大きい値に設定されている。第2比較器51は、ペダ
ル踏力が第1基準踏力F1以上となったときHi信号を出
力し、ペダル踏力が第1基準踏力F1より小さくなった
ときLow信号を出力するようになっている。そして、第
2比較器51の出力側は第1AND回路50の他方の入
力端子に接続されている。この第1AND回路50の出
力側は第2AND回路52の一方の入力端子に接続され
ている。
【0027】更に踏力計22は、第3比較器53に接続
されている。この第3比較器53には、この第3比較器
53がオン・オフするためのしきい値であり第1基準踏
力F1より大きい第2基準踏力F2が設定されている。図
4に示すように、この第2基準踏力F2は、全負荷時に
なる前の通常ブレーキ時の入出力ラインbと出力が内部
室37の有効受圧面積の影響を受ける場合の負圧倍力装
置3の全負荷時の入出力ラインcとの交点ηでの入力圧
に設定されている。第3比較器53は、ペダル踏力が第
2基準踏力F2以上となったときHi信号を出力し、ペダ
ル踏力が第2基準踏力F2より小さくなったときLow信号
を出力するようになっている。そして、第3比較器53
の出力側はNAND回路54の一方の入力端子に接続さ
れている。
されている。この第3比較器53には、この第3比較器
53がオン・オフするためのしきい値であり第1基準踏
力F1より大きい第2基準踏力F2が設定されている。図
4に示すように、この第2基準踏力F2は、全負荷時に
なる前の通常ブレーキ時の入出力ラインbと出力が内部
室37の有効受圧面積の影響を受ける場合の負圧倍力装
置3の全負荷時の入出力ラインcとの交点ηでの入力圧
に設定されている。第3比較器53は、ペダル踏力が第
2基準踏力F2以上となったときHi信号を出力し、ペダ
ル踏力が第2基準踏力F2より小さくなったときLow信号
を出力するようになっている。そして、第3比較器53
の出力側はNAND回路54の一方の入力端子に接続さ
れている。
【0028】更に液圧ピックアップ13が、第4比較器
55に接続されている。この第4比較器55には、この
第4比較器55がオン・オフするためのしきい値である
基準圧ラインPが設定されている。図4に示すように、
この基準圧ラインPは入出力ラインcより若干小さい値
に設定されている。第4比較器55は、マスタシリンダ
4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上となったときHi
信号を出力し、ブレーキ液圧が基準圧ラインPより小さ
くなったときLow信号を出力するようになっている。そ
して、第4比較器55の出力側はNAND回路54の他
方の入力端子に接続されている。
55に接続されている。この第4比較器55には、この
第4比較器55がオン・オフするためのしきい値である
基準圧ラインPが設定されている。図4に示すように、
この基準圧ラインPは入出力ラインcより若干小さい値
に設定されている。第4比較器55は、マスタシリンダ
4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上となったときHi
信号を出力し、ブレーキ液圧が基準圧ラインPより小さ
くなったときLow信号を出力するようになっている。そ
して、第4比較器55の出力側はNAND回路54の他
方の入力端子に接続されている。
【0029】更に、NAND回路54の出力端子は第2
AND回路52の他方の入力端子に接続されている。第
2AND回路52の出力端子はアンプ56を介して第1
および第2開閉弁17,19のソレノイドに接続されて
いる。
AND回路52の他方の入力端子に接続されている。第
2AND回路52の出力端子はアンプ56を介して第1
および第2開閉弁17,19のソレノイドに接続されて
いる。
【0030】この第1および第2開閉弁17,19の制
御回路においては、ペダルストローク速度が第1基準速
度V1より小さい値からこのV1以上となりかつペダル踏
力が第1基準踏力F1以上となったとき、第1および第
2比較器49,51がともにHi信号を出力するので、第
1AND回路50がHi信号を出力する。一方、ペダル踏
力がF1以上となっても第2基準踏力F2より小さいとき
は第3比較器53がHi信号を出力しないので、NAND
回路54はHi信号を出力する。このため、第2AND回
路52はHi信号を出力し、第1および第2開閉弁17,
19がともにオンする。したがって、第1および第2開
閉弁17,19のオンによる負圧倍力装置3のブレーキ
作動が行われる。
御回路においては、ペダルストローク速度が第1基準速
度V1より小さい値からこのV1以上となりかつペダル踏
力が第1基準踏力F1以上となったとき、第1および第
2比較器49,51がともにHi信号を出力するので、第
1AND回路50がHi信号を出力する。一方、ペダル踏
力がF1以上となっても第2基準踏力F2より小さいとき
は第3比較器53がHi信号を出力しないので、NAND
回路54はHi信号を出力する。このため、第2AND回
路52はHi信号を出力し、第1および第2開閉弁17,
19がともにオンする。したがって、第1および第2開
閉弁17,19のオンによる負圧倍力装置3のブレーキ
作動が行われる。
【0031】また、ペダル踏力がF2以上となりかつマ
スタシリンダ4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上と
なると、第3および第4比較器53,55がともにHi信
号を出力するので、NAND回路54がLow信号を出力
する。このため、第2AND回路52はLow信号を出力
し、第1および第2開閉弁17,19がともにオフとな
る。したがって、第1および第2開閉弁17,19のオ
ンによる負圧倍力装置3のブレーキ作動は行われない。
スタシリンダ4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上と
なると、第3および第4比較器53,55がともにHi信
号を出力するので、NAND回路54がLow信号を出力
する。このため、第2AND回路52はLow信号を出力
し、第1および第2開閉弁17,19がともにオフとな
る。したがって、第1および第2開閉弁17,19のオ
ンによる負圧倍力装置3のブレーキ作動は行われない。
【0032】更に、ペダルストローク速度が第2基準速
度V2より大きい値からこのV2以下になるか、またはペ
ダル踏力が第1基準踏力F1より小さくなると、第1A
ND回路50がLow信号を出力する。このため、第2A
ND回路52はLow信号を出力し、第1および第2開閉
弁17,19がともにオフとなる。したがって、第1お
よび第2開閉弁17,19のオンによる負圧倍力装置3
のブレーキ作動は行われない。
度V2より大きい値からこのV2以下になるか、またはペ
ダル踏力が第1基準踏力F1より小さくなると、第1A
ND回路50がLow信号を出力する。このため、第2A
ND回路52はLow信号を出力し、第1および第2開閉
弁17,19がともにオフとなる。したがって、第1お
よび第2開閉弁17,19のオンによる負圧倍力装置3
のブレーキ作動は行われない。
【0033】次に、このように構成された第1実施例の
ブレーキシステムの作用について説明する。
ブレーキシステムの作用について説明する。
【0034】まず、図1および図2に示すブレーキペダ
ル2が開放されかつ第1および第2開閉弁17,19が
非作動時には、大気弁39aが閉じかつ真空弁39bが
開いているとともに、第1開閉弁17が開きかつ第2開
閉弁19が閉じているので、負圧倍力装置3のリヤ側の
変圧室35には、負圧源15からの負圧が、第1変圧通
路16、第1開閉弁17、第2チェックバルブ47、内
部室37、第6変圧通路43、真空弁39b、第4変圧
通路41を通ってリヤ側の変圧室35に導入されるとと
もに第5変圧通路42を通ってフロント側の変圧室31
に導入される。したがって、両定圧室30,34と両変
圧室31,35との間に差圧が生じなく、負圧倍力装置
3は非作動状態となっている。
ル2が開放されかつ第1および第2開閉弁17,19が
非作動時には、大気弁39aが閉じかつ真空弁39bが
開いているとともに、第1開閉弁17が開きかつ第2開
閉弁19が閉じているので、負圧倍力装置3のリヤ側の
変圧室35には、負圧源15からの負圧が、第1変圧通
路16、第1開閉弁17、第2チェックバルブ47、内
部室37、第6変圧通路43、真空弁39b、第4変圧
通路41を通ってリヤ側の変圧室35に導入されるとと
もに第5変圧通路42を通ってフロント側の変圧室31
に導入される。したがって、両定圧室30,34と両変
圧室31,35との間に差圧が生じなく、負圧倍力装置
3は非作動状態となっている。
【0035】この非作動状態で、ブレーキペダル2が第
1基準速度V1以上のペダルストローク速度で第1基準
踏力F1と第2基準踏力F2との間のペダル踏力上限値A
まで急速に踏み込まれると、負圧倍力装置3の真空弁3
9bが閉じるとともに大気弁39aが開くので、大気圧
の空気が大気弁39aおよび第4変圧通路41を通って
リヤ側の変圧室35に導入されるとともに第5変圧通路
42を通ってフロント側の変圧室31に導入される。こ
のとき、真空弁39bが閉じているので、大気弁39a
から導入される空気は内部室37には導入されない。
1基準速度V1以上のペダルストローク速度で第1基準
踏力F1と第2基準踏力F2との間のペダル踏力上限値A
まで急速に踏み込まれると、負圧倍力装置3の真空弁3
9bが閉じるとともに大気弁39aが開くので、大気圧
の空気が大気弁39aおよび第4変圧通路41を通って
リヤ側の変圧室35に導入されるとともに第5変圧通路
42を通ってフロント側の変圧室31に導入される。こ
のとき、真空弁39bが閉じているので、大気弁39a
から導入される空気は内部室37には導入されない。
【0036】また、ペダルストローク速度がV1以上で
かつペダル踏力がF1以上であることから、第1および
第2開閉弁17,19がともにオンとなり、第1開閉弁
17が閉じるとともに第2開閉弁19が開く。このた
め、大気圧の空気が第2開閉弁19、第2変圧通路1
8、第1変圧通路16および第3変圧通路20を通って
リヤ側の変圧室35に導入されるとともに更に第5変圧
通路42を通ってフロント側の変圧室31に導入され
る。このとき、第2開閉弁17,19を通って流入する
空気は第2チェックバルブ47により負圧倍力装置3方
向への流動が阻止されるとともに、真空弁39bが閉じ
ているので、内部室37には導入されない。
かつペダル踏力がF1以上であることから、第1および
第2開閉弁17,19がともにオンとなり、第1開閉弁
17が閉じるとともに第2開閉弁19が開く。このた
め、大気圧の空気が第2開閉弁19、第2変圧通路1
8、第1変圧通路16および第3変圧通路20を通って
リヤ側の変圧室35に導入されるとともに更に第5変圧
通路42を通ってフロント側の変圧室31に導入され
る。このとき、第2開閉弁17,19を通って流入する
空気は第2チェックバルブ47により負圧倍力装置3方
向への流動が阻止されるとともに、真空弁39bが閉じ
ているので、内部室37には導入されない。
【0037】このように両変圧室31,35には、空気
が大気弁39aと第2開閉弁19との両方の弁を通って
導入されるようになる。そして、図5に示すように負圧
倍力装置3の出力が通常ブレーキ時の出力εに達する時
点で大気弁39aが閉じるので、空気が両変圧室31,
35に大気弁39aを通っては導入されなくなる。しか
し、第2開閉弁19からの空気が両変圧室31,35に
導入され続けるので、バルブボディ46が更に前進し、
出力が上昇する。このとき、バルブボディ46の前進に
より真空弁39bが開くので、空気が変圧室31から第
4変圧通路41、真空弁39bおよび第6変圧通路43
を通って内部室37に導入されるようになる。このた
め、内部室37に導入された空気の圧力が内部室37の
有効受圧面積に作用してバルブボディ46を後方に付勢
するので、出力ロスが生じる。すなわち、負圧倍力装置
3の出力は内部室37の影響を受けるようになる。そし
て、両変圧室31,35内の圧力が大気圧になると、負
圧倍力装置3は全負荷状態となる。
が大気弁39aと第2開閉弁19との両方の弁を通って
導入されるようになる。そして、図5に示すように負圧
倍力装置3の出力が通常ブレーキ時の出力εに達する時
点で大気弁39aが閉じるので、空気が両変圧室31,
35に大気弁39aを通っては導入されなくなる。しか
し、第2開閉弁19からの空気が両変圧室31,35に
導入され続けるので、バルブボディ46が更に前進し、
出力が上昇する。このとき、バルブボディ46の前進に
より真空弁39bが開くので、空気が変圧室31から第
4変圧通路41、真空弁39bおよび第6変圧通路43
を通って内部室37に導入されるようになる。このた
め、内部室37に導入された空気の圧力が内部室37の
有効受圧面積に作用してバルブボディ46を後方に付勢
するので、出力ロスが生じる。すなわち、負圧倍力装置
3の出力は内部室37の影響を受けるようになる。そし
て、両変圧室31,35内の圧力が大気圧になると、負
圧倍力装置3は全負荷状態となる。
【0038】したがって、負圧倍力装置3の出力は、通
常ブレーキ時の出力が立ち上がるペダル踏力よりわずか
に大きいペダル踏力αで立ち上がり、ペダル踏力Aにお
ける通常ブレーキ時の出力εを超えて、ペダル踏力Aに
おける入出力ラインc上の出力βに到達する。このよう
に、この場合には、負圧倍力装置3の出力は第2チェッ
クバルブ47が設けられない場合の出力と同じになり、
内部室37の有効受圧面積の影響を受けるようになる
が、負圧倍力装置3の出力は通常ブレーキ時の出力εよ
り大きな出力βとなり、通常ブレーキ時のブレーキ力よ
り大きなブレーキ力が得られる。
常ブレーキ時の出力が立ち上がるペダル踏力よりわずか
に大きいペダル踏力αで立ち上がり、ペダル踏力Aにお
ける通常ブレーキ時の出力εを超えて、ペダル踏力Aに
おける入出力ラインc上の出力βに到達する。このよう
に、この場合には、負圧倍力装置3の出力は第2チェッ
クバルブ47が設けられない場合の出力と同じになり、
内部室37の有効受圧面積の影響を受けるようになる
が、負圧倍力装置3の出力は通常ブレーキ時の出力εよ
り大きな出力βとなり、通常ブレーキ時のブレーキ力よ
り大きなブレーキ力が得られる。
【0039】このように、第1および第2開閉弁17,
19の作動時には、大きなブレーキ力が得られるので、
緊急ブレーキ作動時等においてブレーキシステムの応答
性が向上する。これにより、停止距離が短縮されるよう
になる。
19の作動時には、大きなブレーキ力が得られるので、
緊急ブレーキ作動時等においてブレーキシステムの応答
性が向上する。これにより、停止距離が短縮されるよう
になる。
【0040】なお、この出力βの状態では負圧倍力装置
の出力である液圧ピックアップ13からのマスタシリン
ダ4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上となり、図3
において第4比較器55がHi信号を出力するが、ペダル
踏力がF2より小さいAであるので、第3比較器53がL
ow信号を出力し、NAND回路54はHi信号を出力し続
ける。
の出力である液圧ピックアップ13からのマスタシリン
ダ4のブレーキ液圧が基準圧ラインP以上となり、図3
において第4比較器55がHi信号を出力するが、ペダル
踏力がF2より小さいAであるので、第3比較器53がL
ow信号を出力し、NAND回路54はHi信号を出力し続
ける。
【0041】ブレーキ解放のため、ペダル踏力を小さく
すると、負圧倍力装置3の出力は入出力ラインcに沿っ
て低下し、ペダル踏力が踏力F1より小さくなると、第
2比較器51がLow信号を出力するので第1AND回路
50がLow信号を出力する。このため、第2AND回路
52もLow信号を出力するので、第1および第2開閉弁
17,19がオフとなり、第1開閉弁17が開いて第2
開閉弁19が閉じる。これにより、内部室37の空気が
チェックバルブ47、第1変圧通路16および第1開閉
弁17を通って負圧源15に排出されるとともに、両変
圧室31,35の空気が開いている真空弁39b、第6
変圧通路43、内部室37を通り、以下同様して負圧源
15に排出され、両変圧室31,35の圧力が低下す
る。したがって、両ダイヤフラム32,33における差
圧が小さくなるので、リターンスプリングによりバルブ
ボディ46は真空弁39bが閉じるまで後退し、負圧倍
力装置3の出力が、踏力F1における入出力ラインc上
の出力まで低下する。更にペダル踏力を低下すると、負
圧倍力装置3の出力は入出力ラインcに沿って低下し、
最終的に負圧倍力装置3の出力が0となって、ブレーキ
が解放する。一方、ブレーキ解放のため、ペダルストロ
ーク速度がV2以下となるようにペダル踏力を急速に小
さくすると、図3において第1比較器49がLow信号を
出力するので、第1および第2AND回路50,52が
ともにLow信号を出力し、第1および第2開閉弁17,1
9がオフとなる。このため、負圧倍力装置3の出力は、
ほとんど出力βから入出力ラインb上の出力εまで低下
した後、この入出力ラインbに沿って低下するようにな
る。
すると、負圧倍力装置3の出力は入出力ラインcに沿っ
て低下し、ペダル踏力が踏力F1より小さくなると、第
2比較器51がLow信号を出力するので第1AND回路
50がLow信号を出力する。このため、第2AND回路
52もLow信号を出力するので、第1および第2開閉弁
17,19がオフとなり、第1開閉弁17が開いて第2
開閉弁19が閉じる。これにより、内部室37の空気が
チェックバルブ47、第1変圧通路16および第1開閉
弁17を通って負圧源15に排出されるとともに、両変
圧室31,35の空気が開いている真空弁39b、第6
変圧通路43、内部室37を通り、以下同様して負圧源
15に排出され、両変圧室31,35の圧力が低下す
る。したがって、両ダイヤフラム32,33における差
圧が小さくなるので、リターンスプリングによりバルブ
ボディ46は真空弁39bが閉じるまで後退し、負圧倍
力装置3の出力が、踏力F1における入出力ラインc上
の出力まで低下する。更にペダル踏力を低下すると、負
圧倍力装置3の出力は入出力ラインcに沿って低下し、
最終的に負圧倍力装置3の出力が0となって、ブレーキ
が解放する。一方、ブレーキ解放のため、ペダルストロ
ーク速度がV2以下となるようにペダル踏力を急速に小
さくすると、図3において第1比較器49がLow信号を
出力するので、第1および第2AND回路50,52が
ともにLow信号を出力し、第1および第2開閉弁17,1
9がオフとなる。このため、負圧倍力装置3の出力は、
ほとんど出力βから入出力ラインb上の出力εまで低下
した後、この入出力ラインbに沿って低下するようにな
る。
【0042】この場合には、ブレーキペダル2が非作動
位置に戻る前に第1および第2開閉弁17,19がオフ
となって、内部室37、第1変圧通路16および第6変
圧通路43が排気されているので、両変圧室31,35
の空気の排出が比較的迅速になり、負圧倍力装置3の戻
り動作が迅速に行われる。したがって、ブレーキフィー
リングが損なわれることはない。
位置に戻る前に第1および第2開閉弁17,19がオフ
となって、内部室37、第1変圧通路16および第6変
圧通路43が排気されているので、両変圧室31,35
の空気の排出が比較的迅速になり、負圧倍力装置3の戻
り動作が迅速に行われる。したがって、ブレーキフィー
リングが損なわれることはない。
【0043】また、ブレーキペダル2がV1以上のペダ
ルストローク速度で負圧倍力装置3の通常ブレーキ時の
全負荷時に対応し踏力F2より大きいペダル踏力上限値
Bまで急速に踏み込まれると、前述と同様に真空弁39
bが閉じかつ大気弁39aが開き、更に第1開閉弁17
が閉じかつ第2開閉弁19が開くので、両変圧室31,
35には、空気が大気弁39aと第2開閉弁19との両
方の弁から導入される。ペダル踏力が通常ブレーキ時の
負圧倍力装置3の全負荷時の踏力に達していて、真空弁
39bが開くことはないので、変圧室35に導入された
空気が内部室37内に導入されない。また、第2開閉弁
19からの空気は第2チェックバルブ47により負圧倍
力装置3の方への流動が阻止されるので、内部室37に
導入されない。したがって、この場合には内部室37の
有効受圧面積の影響を受けなく、負圧倍力装置3の出力
は通常ブレーキ時の全負荷状態での出力となる。すなわ
ち、図5に示すようにペダル踏力αで立ち上がり、入出
力ラインcを超えて、通常ブレーキ時のペダル踏力Bに
おける出力でありかつ全負荷状態の出力γに到達する。
この場合にも、前述と同様に第2開閉弁19からの空気
は第2チェックバルブ47により内部室37には導入さ
れない。このように、この場合には、負圧倍力装置3の
出力は内部室37の有効受圧面積による影響を受けな
く、出力ロスを生じない。
ルストローク速度で負圧倍力装置3の通常ブレーキ時の
全負荷時に対応し踏力F2より大きいペダル踏力上限値
Bまで急速に踏み込まれると、前述と同様に真空弁39
bが閉じかつ大気弁39aが開き、更に第1開閉弁17
が閉じかつ第2開閉弁19が開くので、両変圧室31,
35には、空気が大気弁39aと第2開閉弁19との両
方の弁から導入される。ペダル踏力が通常ブレーキ時の
負圧倍力装置3の全負荷時の踏力に達していて、真空弁
39bが開くことはないので、変圧室35に導入された
空気が内部室37内に導入されない。また、第2開閉弁
19からの空気は第2チェックバルブ47により負圧倍
力装置3の方への流動が阻止されるので、内部室37に
導入されない。したがって、この場合には内部室37の
有効受圧面積の影響を受けなく、負圧倍力装置3の出力
は通常ブレーキ時の全負荷状態での出力となる。すなわ
ち、図5に示すようにペダル踏力αで立ち上がり、入出
力ラインcを超えて、通常ブレーキ時のペダル踏力Bに
おける出力でありかつ全負荷状態の出力γに到達する。
この場合にも、前述と同様に第2開閉弁19からの空気
は第2チェックバルブ47により内部室37には導入さ
れない。このように、この場合には、負圧倍力装置3の
出力は内部室37の有効受圧面積による影響を受けな
く、出力ロスを生じない。
【0044】なお、この場合の第1および第2開閉弁1
7,19のオン・オフは負圧倍力装置3の出力の出力ロ
スには直接関係しないが、一応説明する。
7,19のオン・オフは負圧倍力装置3の出力の出力ロ
スには直接関係しないが、一応説明する。
【0045】ペダル踏力BがF2より大きいので、図3
において第3比較器53がHi信号をNAND回路54の
一方の入力端子に出力する。負圧倍力装置3の出力であ
る液圧ピックアップ13からのマスタシリンダ4のブレ
ーキ液圧が基準圧ラインP以上になると、図3において
第4比較器55がHi信号をNAND回路54の他方の入
力端子に出力する。これにより、NAND回路54はLo
w信号を第2AND回路52の他方の入力端子に出力す
る。このため、第2AND回路52はLow信号を出力
し、第1および第2開閉弁17,19がオフとなり、第
1開閉弁17が開いて第2開閉弁19が閉じる。このよ
うに、第1および第2開閉弁17,19はブレーキペダ
ル2の踏込で一旦オンになった後、負圧倍力装置の出力
3が基準圧ラインP以上となると再びオフとなる。
において第3比較器53がHi信号をNAND回路54の
一方の入力端子に出力する。負圧倍力装置3の出力であ
る液圧ピックアップ13からのマスタシリンダ4のブレ
ーキ液圧が基準圧ラインP以上になると、図3において
第4比較器55がHi信号をNAND回路54の他方の入
力端子に出力する。これにより、NAND回路54はLo
w信号を第2AND回路52の他方の入力端子に出力す
る。このため、第2AND回路52はLow信号を出力
し、第1および第2開閉弁17,19がオフとなり、第
1開閉弁17が開いて第2開閉弁19が閉じる。このよ
うに、第1および第2開閉弁17,19はブレーキペダ
ル2の踏込で一旦オンになった後、負圧倍力装置の出力
3が基準圧ラインP以上となると再びオフとなる。
【0046】ブレーキ解放のため、ペダル踏力を小さく
すると、第1および第2開閉弁17、19がオフとなっ
ているので、負圧倍力装置3の出力は、出力γから入出
力ラインa,bに沿って、すなわち通常ブレーキ時と同
様に低下する。この場合にも、第1および第2開閉弁1
7,19がオフとなっているので、負圧倍力装置3の戻
りが迅速に行われ、ブレーキフィーリングが損なわれな
い。
すると、第1および第2開閉弁17、19がオフとなっ
ているので、負圧倍力装置3の出力は、出力γから入出
力ラインa,bに沿って、すなわち通常ブレーキ時と同
様に低下する。この場合にも、第1および第2開閉弁1
7,19がオフとなっているので、負圧倍力装置3の戻
りが迅速に行われ、ブレーキフィーリングが損なわれな
い。
【0047】更に、最初の場合と同様にブレーキペダル
2がV1以上のペダルストローク速度でペダル踏力上限
値Aまで急速に踏み込まれると、前述と同様に負圧倍力
装置3の出力は出力ラインc上の全負荷状態の出力βと
なるが、この状態で更にペダル踏力がBとなるまでブレ
ーキペダル2が踏み込まれた場合、負圧倍力装置3が全
負荷状態となっているので、ペダル踏力のみにより出力
が出力ラインcに沿って上昇する。その場合、この出力
は図4における基準圧ラインPより大きくなっている。
2がV1以上のペダルストローク速度でペダル踏力上限
値Aまで急速に踏み込まれると、前述と同様に負圧倍力
装置3の出力は出力ラインc上の全負荷状態の出力βと
なるが、この状態で更にペダル踏力がBとなるまでブレ
ーキペダル2が踏み込まれた場合、負圧倍力装置3が全
負荷状態となっているので、ペダル踏力のみにより出力
が出力ラインcに沿って上昇する。その場合、この出力
は図4における基準圧ラインPより大きくなっている。
【0048】ペダル踏力が上昇してF2になると、図3
において第3比較器53がHi信号をNAND回路54の
一方の入力端子に出力する。一方、出力が基準圧ライン
Pより大きいことから、第4比較器54がHi信号をNA
ND回路54の他方の入力端子に出力する。これによ
り、NAND回路54の出力がLow信号となるので、第
2AND回路52の出力がLow信号となる。このため、
第1および第2開閉弁17,19はオフとなり、第1開
閉弁17が開いて第2開閉弁19が閉じる。したがっ
て、第2開閉弁17からは空気が負圧倍力装置3に導入
されなくなるとともに、内部室37に導入された空気は
第2チェックバルブ、第1変圧通路16および第1開閉
弁17を通って負圧源15の方に流動していき、内部室
37には負圧が導入される。また、ペダル踏力がF2の
ときには、図4に示すように負圧倍力装置3の出力ηは
入出力ラインb上の出力となっており、したがって開い
ていた真空弁39bが閉じるとともに大気弁39aが閉
じたままとなっている。
において第3比較器53がHi信号をNAND回路54の
一方の入力端子に出力する。一方、出力が基準圧ライン
Pより大きいことから、第4比較器54がHi信号をNA
ND回路54の他方の入力端子に出力する。これによ
り、NAND回路54の出力がLow信号となるので、第
2AND回路52の出力がLow信号となる。このため、
第1および第2開閉弁17,19はオフとなり、第1開
閉弁17が開いて第2開閉弁19が閉じる。したがっ
て、第2開閉弁17からは空気が負圧倍力装置3に導入
されなくなるとともに、内部室37に導入された空気は
第2チェックバルブ、第1変圧通路16および第1開閉
弁17を通って負圧源15の方に流動していき、内部室
37には負圧が導入される。また、ペダル踏力がF2の
ときには、図4に示すように負圧倍力装置3の出力ηは
入出力ラインb上の出力となっており、したがって開い
ていた真空弁39bが閉じるとともに大気弁39aが閉
じたままとなっている。
【0049】この状態から、更にブレーキペダル2が踏
み込まれてペダル踏力が上昇すると、大気弁39aが開
いて、空気が大気弁39aから両変圧室31,35に導
入される。このとき、内部室37には負圧が導入されて
いるので、負圧倍力装置3の作動は通常ブレーキ作動と
同じになり、以後負圧倍力装置3の出力は入出力ライン
a,bに沿って上昇するようになる。すなわち、負圧倍
力装置3の出力は、出力βから出力ラインcに沿って上
昇して出力ηに到達し、この出力ηから入出力ラインb
に沿って上昇して入出力ラインa上の出力θに到達し、
更に出力θから入出力ラインaに沿って上昇してペダル
踏力Bにおける出力γに到達する。したがって、この場
合にも、負圧倍力装置3の出力に出力ロスが生じない。
み込まれてペダル踏力が上昇すると、大気弁39aが開
いて、空気が大気弁39aから両変圧室31,35に導
入される。このとき、内部室37には負圧が導入されて
いるので、負圧倍力装置3の作動は通常ブレーキ作動と
同じになり、以後負圧倍力装置3の出力は入出力ライン
a,bに沿って上昇するようになる。すなわち、負圧倍
力装置3の出力は、出力βから出力ラインcに沿って上
昇して出力ηに到達し、この出力ηから入出力ラインb
に沿って上昇して入出力ラインa上の出力θに到達し、
更に出力θから入出力ラインaに沿って上昇してペダル
踏力Bにおける出力γに到達する。したがって、この場
合にも、負圧倍力装置3の出力に出力ロスが生じない。
【0050】ペダル踏力Bにおける出力γの状態で、ブ
レーキ解放のため、ペダル踏力を小さくすると、第1お
よび第2開閉弁17、19がオフとなっているので、負
圧倍力装置3の出力は、出力γから入出力ラインa,b
に沿って、すなわち通常ブレーキ時と同様に低下する。
この場合にも、第1および第2開閉弁17,19がオフ
となっているので、負圧倍力装置3の戻りが迅速に行わ
れ、ブレーキフィーリングが損なわれない。
レーキ解放のため、ペダル踏力を小さくすると、第1お
よび第2開閉弁17、19がオフとなっているので、負
圧倍力装置3の出力は、出力γから入出力ラインa,b
に沿って、すなわち通常ブレーキ時と同様に低下する。
この場合にも、第1および第2開閉弁17,19がオフ
となっているので、負圧倍力装置3の戻りが迅速に行わ
れ、ブレーキフィーリングが損なわれない。
【0051】図6は、本発明の第2実施例に用いられる
第1および第2開閉弁のオフ制御を行うための条件を説
明する図である。なお、前述の第1実施例と同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省
略する。
第1および第2開閉弁のオフ制御を行うための条件を説
明する図である。なお、前述の第1実施例と同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省
略する。
【0052】前述の第1実施例では、第1および第2開
閉弁17,19をオフにするための条件として基準圧ラ
インPを用いているが、この第2実施例においては、こ
の基準圧ラインPの代わりに、基準ストロークラインL
を用いている。すなわち、両弁17,19をオフにする
ための条件の一つとして、図6に示すようにペダル踏力
F2以上でかつ基準ストロークラインL以上のとき、両
弁17,19をオフにするように設定している。基準ス
トロークラインLを用いる理由は、車両の減速度とペダ
ルストロークとの関係がペダルストローク速度に関係な
くほぼ一定であるので、ペダルストロークを用いて両弁
17,19のオフ制御しても、所望の車両減速度が得ら
れるようになるためである。両弁17,19の他のオフ
条件およびオン条件は第1実施例のそれらと同じであ
る。したがって、この第2実施例ではマスタシリンダ4
のブレーキ液圧を検出する液圧ピックアップ13は不要
となり、またブレーキシステムの他の構成は第1実施例
のそれと同じである。更に、図示しないが第2実施例に
おける制御回路は、図3において第4比較器55の一方
の入力端子がストロークセンサ23に接続されていると
ともに、他方の入力端子が基準ストロークラインLに接
続され、また制御回路の他の構成は図3の第1実施例の
それと同じである。
閉弁17,19をオフにするための条件として基準圧ラ
インPを用いているが、この第2実施例においては、こ
の基準圧ラインPの代わりに、基準ストロークラインL
を用いている。すなわち、両弁17,19をオフにする
ための条件の一つとして、図6に示すようにペダル踏力
F2以上でかつ基準ストロークラインL以上のとき、両
弁17,19をオフにするように設定している。基準ス
トロークラインLを用いる理由は、車両の減速度とペダ
ルストロークとの関係がペダルストローク速度に関係な
くほぼ一定であるので、ペダルストロークを用いて両弁
17,19のオフ制御しても、所望の車両減速度が得ら
れるようになるためである。両弁17,19の他のオフ
条件およびオン条件は第1実施例のそれらと同じであ
る。したがって、この第2実施例ではマスタシリンダ4
のブレーキ液圧を検出する液圧ピックアップ13は不要
となり、またブレーキシステムの他の構成は第1実施例
のそれと同じである。更に、図示しないが第2実施例に
おける制御回路は、図3において第4比較器55の一方
の入力端子がストロークセンサ23に接続されていると
ともに、他方の入力端子が基準ストロークラインLに接
続され、また制御回路の他の構成は図3の第1実施例の
それと同じである。
【0053】この第2実施例においては、図1に示す液
圧ピックアップ13が不要となるので、第1実施例に比
べて部品点数が削減されるとともにその分コストが低減
するようになる。また、第2実施例の他の作用効果は第
1実施例と同じ作用効果を奏する。
圧ピックアップ13が不要となるので、第1実施例に比
べて部品点数が削減されるとともにその分コストが低減
するようになる。また、第2実施例の他の作用効果は第
1実施例と同じ作用効果を奏する。
【0054】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例においては、第2実施例と同様に第
1および第2開閉弁17,19のオフにするための基準
である基準圧ラインPの代わりに、負圧倍力装置3の変
圧室35の基準圧ラインP′を用いている。すなわち、
両弁17,19をオフにするための条件の一つとして、
ペダル踏力F2以上でかつ変圧室35の圧力が大気圧の
とき、両弁17,19をオフにするように設定してい
る。変圧室35の圧力が大気圧のときは、負圧倍力装置
3は全負荷状態となる。両弁17,19の他のオフ条件
は第1実施例のそれと同じである。したがって、図1に
二点鎖線で示すように第3実施例においては、変圧室3
5の圧力を検出する圧力ピックアップ57が設けられて
いる。そして、この第3実施例ではマスタシリンダ4の
ブレーキ液圧を検出する液圧ピックアップ13は不要と
なる。また、ブレーキシステムの他の構成は第1のそれ
と同じである。更に第3実施例おける制御回路は、図3
において第4比較器55の一方の入力端子が圧力ピック
アップ57に接続されているとともに、他方の入力端子
が基準圧ラインP′に接続され、また制御回路の他の構
成は図3のそれと同じである。
る。この第3実施例においては、第2実施例と同様に第
1および第2開閉弁17,19のオフにするための基準
である基準圧ラインPの代わりに、負圧倍力装置3の変
圧室35の基準圧ラインP′を用いている。すなわち、
両弁17,19をオフにするための条件の一つとして、
ペダル踏力F2以上でかつ変圧室35の圧力が大気圧の
とき、両弁17,19をオフにするように設定してい
る。変圧室35の圧力が大気圧のときは、負圧倍力装置
3は全負荷状態となる。両弁17,19の他のオフ条件
は第1実施例のそれと同じである。したがって、図1に
二点鎖線で示すように第3実施例においては、変圧室3
5の圧力を検出する圧力ピックアップ57が設けられて
いる。そして、この第3実施例ではマスタシリンダ4の
ブレーキ液圧を検出する液圧ピックアップ13は不要と
なる。また、ブレーキシステムの他の構成は第1のそれ
と同じである。更に第3実施例おける制御回路は、図3
において第4比較器55の一方の入力端子が圧力ピック
アップ57に接続されているとともに、他方の入力端子
が基準圧ラインP′に接続され、また制御回路の他の構
成は図3のそれと同じである。
【0055】この第3実施例においては、図1に示す液
圧ピックアップ13が不要となるので、第1実施例に比
べて部品点数が削減されるとともにその分コストが低減
するようになる。また、第3実施例の他の作用効果は第
1実施例と同じ作用効果を奏する。
圧ピックアップ13が不要となるので、第1実施例に比
べて部品点数が削減されるとともにその分コストが低減
するようになる。また、第3実施例の他の作用効果は第
1実施例と同じ作用効果を奏する。
【0056】図7は、本発明の第4実施例を説明する図
である。なお、前述の各実施例と同じ構成要素には同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。前
述の第1ないし第3実施例においては、第1および第2
開閉弁17,19をオフする条件の一つとして、ペダル
踏力がF2以上であり、かつ基準圧ラインP以上、基準
ペダルストロークラインL以上、あるいは基準圧ライン
P′以上を条件としているが、この第4実施例はこのオ
フ条件を省略している。他の両弁17,19のオフ条件
およびオン条件は第1ないし第3実施例のそれらと同じ
である。したがって、第4実施例では、図1に示す第1
実施例の液圧ピックアップ13あるいは第3実施例の圧
力ピックアップ57が不要となり、またブレーキシステ
ムの他の構成は第1実施例のそれと同じである。更に第
4実施例おける制御回路は、図3において第3および第
4比較器53,54、NAND回路54および第2AN
D回路52が不要であり、省略されるので、構成が簡単
になる。
である。なお、前述の各実施例と同じ構成要素には同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。前
述の第1ないし第3実施例においては、第1および第2
開閉弁17,19をオフする条件の一つとして、ペダル
踏力がF2以上であり、かつ基準圧ラインP以上、基準
ペダルストロークラインL以上、あるいは基準圧ライン
P′以上を条件としているが、この第4実施例はこのオ
フ条件を省略している。他の両弁17,19のオフ条件
およびオン条件は第1ないし第3実施例のそれらと同じ
である。したがって、第4実施例では、図1に示す第1
実施例の液圧ピックアップ13あるいは第3実施例の圧
力ピックアップ57が不要となり、またブレーキシステ
ムの他の構成は第1実施例のそれと同じである。更に第
4実施例おける制御回路は、図3において第3および第
4比較器53,54、NAND回路54および第2AN
D回路52が不要であり、省略されるので、構成が簡単
になる。
【0057】図7に示すようにこの第4実施例において
は、ブレーキペダル2がV1以上のペダルストローク速
度でペダル踏力Aまで急速に踏み込まれたとき、および
ブレーキペダル2がV1以上のペダルストローク速度で
ペダル踏力Bまで急速に踏み込まれたときは、前述の第
1実施例の場合と同じである。したがって、ブレーキペ
ダル2がV1以上で踏力Bまで急速に踏み込まれたとき
は、負圧倍力装置3の出力は内部室37の有効受圧面積
による影響を受けないので出力ロスを生じなく、負圧倍
力装置3は通常ブレーキ時の出力と同じ大きな出力を生
じるようになる。なお、踏力Bで出力γとなった状態で
は、第1実施例の両弁17,19はオフ状態となるのに
対して、第4実施例の両弁17,19はオン状態とな
る。
は、ブレーキペダル2がV1以上のペダルストローク速
度でペダル踏力Aまで急速に踏み込まれたとき、および
ブレーキペダル2がV1以上のペダルストローク速度で
ペダル踏力Bまで急速に踏み込まれたときは、前述の第
1実施例の場合と同じである。したがって、ブレーキペ
ダル2がV1以上で踏力Bまで急速に踏み込まれたとき
は、負圧倍力装置3の出力は内部室37の有効受圧面積
による影響を受けないので出力ロスを生じなく、負圧倍
力装置3は通常ブレーキ時の出力と同じ大きな出力を生
じるようになる。なお、踏力Bで出力γとなった状態で
は、第1実施例の両弁17,19はオフ状態となるのに
対して、第4実施例の両弁17,19はオン状態とな
る。
【0058】また、ブレーキペダル2がV1以上のペダ
ルストローク速度で踏力Aまで急速に踏み込まれると、
前述と同様に負圧倍力装置3の出力は出力ラインc上の
全負荷状態の出力βとなるが、この状態で更にペダル踏
力がBとなるまでブレーキペダル2が踏み込まれた場
合、負圧倍力装置3が全負荷状態となっているので、第
1実施例と同様にペダル踏力のみにより出力が出力ライ
ンcに沿って上昇する。その場合、この出力は図4にお
ける基準圧ラインPより大きくなっている。ペダル踏力
が上昇してF2になると、第1実施例では両弁17,19
がオフとなるが、この第4実施例では両弁17,19は
オン状態が保持される。このため、負圧倍力装置3の内
部室37には大気圧の空気が導入されたままとなってい
るので、更にペダル踏力が上昇したとき、負圧倍力装置
3の出力は内部室37の有効受圧面積の影響を受けるよ
うになる。したがって、図7に点線で示すように負圧倍
力装置3の出力はペダル踏力の上昇とともに入出力ライ
ンcに沿って上昇し、入出力ラインc上のペダル踏力B
に対応する出力δに到達する。すなわち、この場合には
負圧倍力装置3の出力に出力ロスが生じるので、前述の
第1ないし第3実施例に比べて大きなブレーキ力は得ら
れない。
ルストローク速度で踏力Aまで急速に踏み込まれると、
前述と同様に負圧倍力装置3の出力は出力ラインc上の
全負荷状態の出力βとなるが、この状態で更にペダル踏
力がBとなるまでブレーキペダル2が踏み込まれた場
合、負圧倍力装置3が全負荷状態となっているので、第
1実施例と同様にペダル踏力のみにより出力が出力ライ
ンcに沿って上昇する。その場合、この出力は図4にお
ける基準圧ラインPより大きくなっている。ペダル踏力
が上昇してF2になると、第1実施例では両弁17,19
がオフとなるが、この第4実施例では両弁17,19は
オン状態が保持される。このため、負圧倍力装置3の内
部室37には大気圧の空気が導入されたままとなってい
るので、更にペダル踏力が上昇したとき、負圧倍力装置
3の出力は内部室37の有効受圧面積の影響を受けるよ
うになる。したがって、図7に点線で示すように負圧倍
力装置3の出力はペダル踏力の上昇とともに入出力ライ
ンcに沿って上昇し、入出力ラインc上のペダル踏力B
に対応する出力δに到達する。すなわち、この場合には
負圧倍力装置3の出力に出力ロスが生じるので、前述の
第1ないし第3実施例に比べて大きなブレーキ力は得ら
れない。
【0059】このように、この第4実施例では少なくと
もブレーキペダル2をペダル踏力Bまで急速に踏み込ん
だときは、負圧倍力装置3は出力ロスを生じなく、通常
ブレーキ時と同様の大きな出力を生じるようになる。し
たがって、緊急ブレーキ時には大きなブレーキ力を確実
に得ることができる。また第4実施例では、前述の各実
施例に比べて部品点数が削減されるとともにブレーキシ
ステムの構成が簡単になり、その分コストが低減する。
もブレーキペダル2をペダル踏力Bまで急速に踏み込ん
だときは、負圧倍力装置3は出力ロスを生じなく、通常
ブレーキ時と同様の大きな出力を生じるようになる。し
たがって、緊急ブレーキ時には大きなブレーキ力を確実
に得ることができる。また第4実施例では、前述の各実
施例に比べて部品点数が削減されるとともにブレーキシ
ステムの構成が簡単になり、その分コストが低減する。
【0060】図8は本発明の第5実施例を示す、図1と
同様の図である。なお、同様に前述の各実施例と同じ構
成要素には同じ符号を付す。図8に示すように、この第
5実施例では第2開閉弁に接続される第2変圧通路18
を第1変圧通路16に接続しないで、直接負圧倍力装置
3の変圧室35に接続するようにしている。すなわち、
第1および第2開閉弁17,19をそれぞれ独立した二
つの変圧通路により負圧倍力装置3に接続している。ま
た、このように構成することにより、第5実施例では図
8から明らかなように前述の各実施例の第1および第2
チェックバルブ21,47が省略され、これらの第1お
よび第2チェックバルブ21,47の各機能がそれぞれ
第2および第1開閉弁19,17によって行われるよう
になる。
同様の図である。なお、同様に前述の各実施例と同じ構
成要素には同じ符号を付す。図8に示すように、この第
5実施例では第2開閉弁に接続される第2変圧通路18
を第1変圧通路16に接続しないで、直接負圧倍力装置
3の変圧室35に接続するようにしている。すなわち、
第1および第2開閉弁17,19をそれぞれ独立した二
つの変圧通路により負圧倍力装置3に接続している。ま
た、このように構成することにより、第5実施例では図
8から明らかなように前述の各実施例の第1および第2
チェックバルブ21,47が省略され、これらの第1お
よび第2チェックバルブ21,47の各機能がそれぞれ
第2および第1開閉弁19,17によって行われるよう
になる。
【0061】また、この第5実施例の第1および第2開
閉弁17,19のオン・オフ制御は、前述の第1ないし
第4実施例のオン・オフ制御と同じであるが、その説明
は省略する。更に第5実施例の作用効果も、前述の第1
ないし第4実施例のそれと同じである。特に、この第5
実施例では第1および第2チェックバルブ21,47が
不要となるので、前述の各実施例に比べて部品点数が更
に削減されるとともにブレーキシステムの構成が更に簡
単になる。
閉弁17,19のオン・オフ制御は、前述の第1ないし
第4実施例のオン・オフ制御と同じであるが、その説明
は省略する。更に第5実施例の作用効果も、前述の第1
ないし第4実施例のそれと同じである。特に、この第5
実施例では第1および第2チェックバルブ21,47が
不要となるので、前述の各実施例に比べて部品点数が更
に削減されるとともにブレーキシステムの構成が更に簡
単になる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のブレーキシステムによれば、緊急ブレーキ作動等にブ
レーキ操作部材を急速にかつ強く操作したときにも、負
圧倍力装置の出力が内部室の影響により低下しないよう
にしているので、必要な大きなブレーキ力を確実に得る
ことができる。したがって、緊急ブレーキを確実に作動
させることができる。また負圧倍力装置の出力が低下し
ないので、負圧倍力装置のサイズを大きくする必要はな
い。したがって、従来の負圧倍力装置を使用することが
でき、車両搭載上の問題がなく、コスト的に有利とな
る。
のブレーキシステムによれば、緊急ブレーキ作動等にブ
レーキ操作部材を急速にかつ強く操作したときにも、負
圧倍力装置の出力が内部室の影響により低下しないよう
にしているので、必要な大きなブレーキ力を確実に得る
ことができる。したがって、緊急ブレーキを確実に作動
させることができる。また負圧倍力装置の出力が低下し
ないので、負圧倍力装置のサイズを大きくする必要はな
い。したがって、従来の負圧倍力装置を使用することが
でき、車両搭載上の問題がなく、コスト的に有利とな
る。
【0063】また、第1および第2開閉弁のオンにより
負圧倍力装置の出力が大きくなるので、ブレーキシステ
ムの応答性が向上して停止距離を短縮できる。
負圧倍力装置の出力が大きくなるので、ブレーキシステ
ムの応答性が向上して停止距離を短縮できる。
【0064】更に、ブレーキ操作部材を急速にかつ強く
操作したときには、ブレーキ操作部材が非作動位置に戻
る前に内部室や負圧源に通じる通路内が排気されている
ので、負圧倍力装置の戻り速度が速くなる。したがっ
て、ブレーキフィーリングが損なわれることを防止でき
る。
操作したときには、ブレーキ操作部材が非作動位置に戻
る前に内部室や負圧源に通じる通路内が排気されている
ので、負圧倍力装置の戻り速度が速くなる。したがっ
て、ブレーキフィーリングが損なわれることを防止でき
る。
【図1】 本発明に係るブレーキシステムの第1および
第3実施例を示す図である。
第3実施例を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例のブレーキシステムに使
用される負圧倍力装置の一例を示す断面図である。
用される負圧倍力装置の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例のブレーキシステムにお
ける第1および第2開閉弁を作動制御するための電子制
御回路の一例を示す図である。
ける第1および第2開閉弁を作動制御するための電子制
御回路の一例を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施例の第1および第2開閉弁
のオン・オフ制御のための条件を説明する図である。
のオン・オフ制御のための条件を説明する図である。
【図5】 本発明の第1実施例の負圧倍力装置の入出力
を説明する図である。
を説明する図である。
【図6】 本発明の第2実施例における第1および第2
開閉弁のオン・オフ制御のための条件を説明する図であ
る。
開閉弁のオン・オフ制御のための条件を説明する図であ
る。
【図7】 本発明の第4実施例の負圧倍力装置の入出力
を説明する図である。
を説明する図である。
【図8】 本発明に係るブレーキシステムの第5実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図9】 従来のブレーキシステムの一例を示す図であ
る。
る。
【符号の説明】 1…ブレーキシステム、2…ブレーキペダル、3…負圧
倍力装置、4…タンデムマスタシリンダ、14…負圧通
路、15…負圧源、16…第1変圧通路、17…第1開
閉弁、18…第2変圧通路、19…第2開閉弁、20…
第3変圧通路、21…第1チェックバルブ、22…踏力
センサ、23…ストロークセンサ、24…コントロー
ラ、25…入力軸、30…フロント側の定圧室、31…
フロント側の変圧室、32…フロントダイヤフラム、3
4…リヤ側の定圧室、35…リヤ側の変圧室、36…リ
ヤダイヤフラム、37…内部室、38…ベローズ、39
…制御弁、39a…大気弁、39b…真空弁、40…定
圧通路、41…第4変圧通路、42…第5変圧通路、4
3…第6変圧通路、44…出力軸、46…バルブボデ
ィ、47…第2チェックバルブ、48…微分回路、49
……第1比較器、50…第1AND回路、51…第2比
較器、52…第2AND回路、53…第3比較器、54
…NAND回路、55…第4比較器、57…圧力ピック
アップ
倍力装置、4…タンデムマスタシリンダ、14…負圧通
路、15…負圧源、16…第1変圧通路、17…第1開
閉弁、18…第2変圧通路、19…第2開閉弁、20…
第3変圧通路、21…第1チェックバルブ、22…踏力
センサ、23…ストロークセンサ、24…コントロー
ラ、25…入力軸、30…フロント側の定圧室、31…
フロント側の変圧室、32…フロントダイヤフラム、3
4…リヤ側の定圧室、35…リヤ側の変圧室、36…リ
ヤダイヤフラム、37…内部室、38…ベローズ、39
…制御弁、39a…大気弁、39b…真空弁、40…定
圧通路、41…第4変圧通路、42…第5変圧通路、4
3…第6変圧通路、44…出力軸、46…バルブボデ
ィ、47…第2チェックバルブ、48…微分回路、49
……第1比較器、50…第1AND回路、51…第2比
較器、52…第2AND回路、53…第3比較器、54
…NAND回路、55…第4比較器、57…圧力ピック
アップ
Claims (5)
- 【請求項1】 ブレーキ操作部材と、 負圧源から常時負圧が導入されている定圧室、前記ブレ
ーキ操作部材の非操作時に負圧が導入されるとともに前
記ブレーキ操作部材の操作時に大気が導入される変圧
室、前記定圧室と前記変圧室とを区画し前記変圧室に大
気が導入されることにより作動するダイヤフラム、通常
時前記負圧源に連通するとともに必要時前記負圧源から
遮断される内部室、前記変圧室を前記ブレーキ操作部材
の非操作時に前記内部室に連通するとともに前記ブレー
キ操作部材の操作時に前記内部室と遮断する真空弁、前
記変圧室を前記ブレーキ操作部材の非操作時に大気と遮
断するとともに前記ブレーキ操作部材の操作時に大気と
連通する大気弁、および前記ダイヤフラムの作動により
出力する出力軸を備えている負圧倍力装置と、 この負圧倍力装置の前記出力軸によって作動されてブレ
ーキ液圧を発生するマスタシリンダと、 このマスタシリンダのブレーキ液圧が導入されてブレー
キ力を発生するブレーキシリンダと、 前記内部室と前記負圧源とを接続する第1通路と、 この第1通路に設けられ、非作動時前記第1通路を連通
し作動時前記第1通路を遮断する電磁弁からなる常開の
第1開閉弁と、 前記変圧室と大気とを接続する第2通路と、 この第2通路に設けられ、非作動時前記大気と遮断し作
動時大気と連通する電磁弁からなる常閉の第2開閉弁
と、 前記ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出セ
ンサと、 前記ブレーキ操作部材の操作力を検出する操作力検出セ
ンサと、 前記操作量検出センサによって検出された前記操作量に
基づいて求められた操作速度が予め設定された第1操作
速度以上で、かつ操作力検出センサによって検出された
前記操作力が予め設定された第1操作力以上であると
き、前記第1および第2開閉弁をともに作動させるとと
もに、前記操作速度が予め設定された前記第1基準速度
より小さな第2基準速度以下のときまたは前記操作力が
前記第1操作力より小さいとき、前記第1および第2開
閉弁をともに非作動にする電子制御装置とを備え、 緊急ブレーキ時等の必要時に前記電子制御装置が前記第
1および第2開閉弁を作動させて前記変圧室を前記第2
開閉弁を通して大気に連通させることにより、前記ブレ
ーキ力を増大させることを特徴とするブレーキシステ
ム。 - 【請求項2】 前記第1開閉弁と前記内部室との間の第
1通路の途中の一部と前記第2開閉弁と前記変圧室との
間の第2通路の途中の一部とが共通とされており、前記
第1および第2通路の共通部と前記変圧室との間の第2
通路に前記第2開閉弁から前記変圧室に向かう空気の流
れのみを許容する第1チェックバルブが設けられている
とともに、前記第1および第2通路の共通部と前記内部
室との間の第1通路に前記内部室から前記第1開閉弁に
向かう空気の流れのみを許容する第2チェックバルブが
設けられていることを特徴とする請求項1記載のブレー
キシステム。 - 【請求項3】 前記電子制御装置は、前記負圧倍力装置
の出力が前記内部室の影響を受けるときの前記負圧倍力
装置の全負荷時の第1入出力ラインと通常ブレーキ時の
前記負圧倍力装置の全負荷前の第2入出力ラインとの交
点における、前記第1操作力より大きな第2操作力以上
で、かつ前記マスタシリンダが出力する前記ブレーキ液
圧が前記第1入出力ラインより若干小さな基準圧ライン
以上であるとき、前記第1および第2開閉弁を非作動に
する制御装置であることを特徴とする請求項1または2
記載のブレーキシステム。 - 【請求項4】 前記電子制御装置は、前記負圧倍力装置
の出力が前記内部室の影響を受けるときの前記負圧倍力
装置の全負荷時の第1入出力ラインと通常ブレーキ時の
前記負圧倍力装置の全負荷前の第2入出力ラインとの交
点における、前記第1操作力より大きな第2操作力以上
で、かつ前記ブレーキ操作部材の操作量が、前記ブレー
キ操作部材の操作力に対応する基準操作量ライン以上で
あるとき、前記第1および第2開閉弁を非作動にする制
御装置であることを特徴とする請求項1または2記載の
ブレーキシステム。 - 【請求項5】 前記電子制御装置は、前記負圧倍力装置
の出力が前記内部室の影響を受けるときの前記負圧倍力
装置の全負荷時の第1入出力ラインと通常ブレーキ時の
前記負圧倍力装置の全負荷前の第2入出力ラインとの交
点における、前記第1操作力より大きな第2操作力以上
で、かつ前記変圧室の圧力が大気圧であるとき、前記第
1および第2開閉弁を非作動にする制御装置であること
を特徴とする請求項1または2記載のブレーキシステ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19005795A JPH0939780A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19005795A JPH0939780A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | ブレーキシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939780A true JPH0939780A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16251632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19005795A Pending JPH0939780A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | ブレーキシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939780A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109733362A (zh) * | 2019-02-19 | 2019-05-10 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 车辆控制系统及车辆 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19005795A patent/JPH0939780A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109733362A (zh) * | 2019-02-19 | 2019-05-10 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 车辆控制系统及车辆 |
| CN109733362B (zh) * | 2019-02-19 | 2020-08-07 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 车辆控制系统及车辆 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040714 |