JPH0940142A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH0940142A
JPH0940142A JP20756595A JP20756595A JPH0940142A JP H0940142 A JPH0940142 A JP H0940142A JP 20756595 A JP20756595 A JP 20756595A JP 20756595 A JP20756595 A JP 20756595A JP H0940142 A JPH0940142 A JP H0940142A
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JP
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rotating body
shaft
rotary
rotating
article
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JP20756595A
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Kazuo Ito
一夫 伊東
Hiroshi Uchida
洋志 内田
Tatsuhiko Nakamura
竜彦 中村
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Ito Denki Co Ltd
Original Assignee
Ito Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ライン上を搬送される物品が、搬送ライ
ンから排出される方向を容易に転換することができなか
った。 【解決手段】 回転体12を外周面に取り付けた回転胴
体11を回転軸10に外嵌する。回転胴体11の両側で
あって、回転体12に当接する轂部13,14を回転軸
10に外嵌する。一方の轂部13は回転軸10が回転し
ていても停止することができるようにする。回転体12
は、回転する他方の轂部14から回転力を与えられて自
転し、停止している一方の轂部13からの反作用によっ
て公転するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数本のローラを
配列して、物品を搬送するための搬送装置に関し、詳し
くは、選別された物品を搬送ラインから自動的に排出
し、しかもその排出方向を容易に変えることができるよ
うにした搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動化された工場においては、物品は搬
送装置によって搬送ライン上を自動的に搬送されてい
る。搬送装置は一般的に多数のローラを配列したもの
で、物品が小さな摩擦力でローラ上をスムーズに搬送さ
れるようにされている。
【0003】特殊な構造をした搬送装置としては、荷役
コンベヤ用クラスタが特開平3−46906号公報に開
示されている。この荷役コンベヤ用クラスタは、多数の
ローラを45°の角度で本体に装着したものであり、この
本体は回転軸に間隔を開けて複数、固着される。このよ
うな構造とすることにより、ローラの軸線回りの回転に
対する摩擦力が一層、小さくなり、さらに応答性が向上
するなどの効果が得られる。また、この荷役コンベア用
クラスタの上で物品の進行を阻止することにより、この
物品を搬送ラインから直角方向へ排出することも可能に
なると考えられる。
【0004】さらに、特開平2−38204号公報には
パイプまたは棒状物の搬送装置が開示されている。この
装置は、対向する一対の駆動軸のそれぞれに複数の車輪
を間隔を開けて配置し、車輪には多数のローラを一方向
に傾斜させて回転自在に設けたことを特徴とするもので
ある。この多数のローラ上をパイプなどの品物が移送さ
れる。パイプなどの品物がこの装置の上に移送された際
に、対向している駆動軸の回転速度を異ならせることに
より、ローラ上の品物を自転させることができる。品物
にバーコードが付されているときは、品物が自転するこ
とにより、このバーコードを探す効率が向上するといっ
た効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】搬送装置は、異なる種
類の物品を搬送する場合がある。したがって、その物品
は種類ごとに選別し、選別された物品は、搬送ラインか
ら排出する必要がある。搬送ラインから物品を排出する
ために、特開平3−46906号公報に開示された荷役
コンベヤ用クラスタを利用することも可能である。しか
し、この装置を組み込んだ搬送装置は、選別された物品
の搬送方向が固定されてしまい、別の方向に転換するこ
とが困難であるといった不具合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の手段は、回転軸に回転胴体を外嵌し、回転胴
体の外周に回転体を回転自在に取り付け、前記回転体の
両側を挟む一対の轂部を回転軸に外嵌した搬送装置であ
って、一方の轂部の回転を停止可能としたことを特徴と
する搬送装置である。
【0007】上記第1の手段によれば、搬送ライン上の
物品を上流側から下流側へ搬送するときは、回転胴体及
び一対の轂部は回転軸の回転によって回転する。回転胴
体に取り付けた回転体は、両側の轂部に挟まれていて
も、回転胴体の角速度と轂部の角速度とが同一であるか
ら、回転軸を中心に公転する。
【0008】上記第1の手段で、搬送ライン上の物品を
搬送ラインから排出するときは、一方の轂部が回転しな
いようにする。他方の轂部は回転し続けるため、回転体
にはモーメントが発生し、回転体は自転する。回転体が
回転すると、回転体は回転していない轂部から反力を受
けて、回転軸を中心に公転する。したがって、回転体上
の物品は、回転体の自転によって側方へ送られる力が加
えられるとともに、回転体の公転によって前方へ送られ
る力が加えられるため、斜め前方へ排出される。
【0009】上記の目的を達成するための第2の手段
は、回転軸に回転胴体を外嵌し、回転胴体の外周に回転
体を回転自在に取り付け、前記回転体の両側部の回転軸
に一対の轂部を外嵌した搬送装置であって、いずれか一
方の轂部のみ選択的に回転体と当接することを可能とし
たことを特徴とする搬送装置である。
【0010】上記第2の手段によれば、搬送ライン上の
物品を上流側から下流側へ搬送するときは、回転胴体及
び一対の轂部は回転軸の回転によって回転する。このと
きは、轂部の一方又は両方が回転体に当接していても、
あるいは両方の轂部が回転体と当接していなくても、回
転体は回転軸を中心に公転する。
【0011】上記第2の手段で、搬送ライン上の物品を
搬送ラインから排出するときは、一方の轂部のみ回転体
に当接させる。そしてストッパなどによって、物品が上
流側から下流側へ搬送されないようにすると、物品を載
せた回転体は公転しなくなる。しかし、回転体と当接し
ている轂部は回転し続けるため、轂部は回転体に回転力
を加え、回転体は自転する。すると、回転体上の物品は
ストッパによって搬送されないようにされているため、
搬送ラインから排除される。
【0012】上記の目的を達成するための第3の手段
は、回転軸と一体的に回転する回転胴体を有し、該回転
胴体の外周に回転体を回転自在に取り付け、前記回転体
の側部の回転軸に回転体と当接する轂部を外嵌した搬送
装置であって、当該轂部は、回転の停止が可能であるこ
とを特徴とする搬送装置である。
【0013】上記第3の手段によれば、搬送ライン上の
物品を上流側から下流側へ搬送するときは、轂部を回転
軸と共に回転させる。すると回転胴体に設けられた回転
体は、回転しないので、搬送ライン上の物品は、搬送ラ
インに沿って搬送される。逆に物品を搬送ラインから排
除する場合には、轂部の回転を停止させる。すると回転
体は、当接する轂部からモーメントを受け、回転胴体上
で自転する。そのため搬送ライン上の物品は、回転体に
よって、横方向に運ばれ、搬送ラインから排除される。
【0014】上記の目的を達成するための第4の手段
は、上記第1ないし第3の手段のいずれかに記載の搬送
装置であって、回転体を円盤形状とし、その回転体の表
面を一対の轂部の外周面から僅かに突出させたことを特
徴とする搬送装置である。
【0015】上記第4の手段によれば、回転体を円盤形
状としたことにより、回転軸を中心にして、回転体を放
射方向に配置することができる。したがって、回転体の
表面のほぼ全面に物品を載せることができる。
【0016】上記の目的を達成するための第5の手段
は、上記第4の手段に記載の回転体の中心軸を回転軸か
ら偏移させたことを特徴とする搬送装置である。
【0017】上記第5の手段によれば、回転体の中心軸
を回転軸から偏移させたことにより、一方の回転体の端
部が隣接する他方の回転体の端部を覆う状態となる。し
たがって、物品は1枚の回転体にのみ載せられ、2枚の
回転体に載せられることがなくなる。隣接する部分の回
転体の回転方向は逆であるため、物品が1枚の回転体に
のみ載せられることにより、物品は搬送ラインから必ず
所期の方向に排出される。
【0018】上記の目的を達成するための第6の手段
は、上記第1ないし第3の手段のいずれかに記載の回転
体を、タイヤ形状で傾斜した姿勢としたことを特徴とす
る搬送装置である。
【0019】上記第6の手段によれば、回転体を傾斜し
た姿勢のタイヤ形状としたことにより、回転体を一対の
轂部の外周面に沿った形状に近づけることができる。し
たがって、物品は安定した状態で回転体及び一対の轂部
の上に載せられる。
【0020】上記の目的を達成するための第7の手段
は、上記第6の手段に記載の回転体の一部のみ、回転体
の一対の轂部の外周面から僅かに突出させ、隣接する回
転体の一部を一対の轂部の間に没入した姿勢に傾斜させ
たことを特徴とする搬送装置である。
【0021】上記第7の手段によれば、回転体の一部の
みが一対の轂部の間から突出し、隣接する回転体の一部
が一対の轂部の間に没入した姿勢に傾斜したことによ
り、物品は一対の轂部の間から突出した一方の回転体の
上にのみ載せられる。隣接する回転体の回転方向は逆で
あるが、物品が一方の回転体の上にのみ載せられること
により、物品は搬送ラインから必ず所期の方向に排出さ
れる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る実施の形態1を図1ない
し図7を参照して説明する。図1は、実施の形態1に係
る搬送装置の要部概略斜視図である。図2は、実施の形
態1に係る搬送装置の正面断面図である。図3は、実施
の形態1に係る搬送装置の側面断面図である。図4は、
実施の形態1に係る搬送装置を組み込んだ搬送ラインの
概略斜視図である。図5は、実施の形態1に係る搬送装
置によって搬送ライン上の物品を搬送する際の概略正面
図である。図6は、実施の形態1に係る搬送装置によっ
て搬送ラインから物品を斜め方向に排出する際の概略斜
視図である。図7は、実施の形態1に係る搬送装置によ
って搬送ラインから物品を直角方向に排出する際の正面
図である。
【0023】実施の形態1に係る搬送装置は、図1ない
し図3に示すように、回転軸10に回転胴体11を外嵌
し、回転胴体11の周面に回転胴体11の幅よりも大き
な直径の円盤形状の回転体12を複数、回転可能に取り
付け、回転胴体11の両側部の回転軸10に一対の轂部
13,14を外嵌したものである。
【0024】回転胴体11及び回転胴体11の両側の轂
部13,14は、回転軸10の回転によって通常、回転
軸10の角速度と同じ角速度で回転する。ただし回転胴
体11は、回転軸10の角速度よりも遅い角速度で回転
することができ、さらに回転軸10が回転していても停
止することもできるようにする。回転胴体11が回転す
ると、回転胴体11の周面に取り付けた回転体12が回
転軸10を中心に公転する。
【0025】回転体12は図3に示すように表面が轂部
13,14の周面から僅かに突出して、回転体12上に
物品cが載せられるようにする。したがって、回転体1
2を取り付ける回転胴体11は、両側の轂部13,14
よりも外形を小さくする。回転体12は中心部から裏面
側へ突設したピン12aを回転胴体11に回転自在に埋
入する。回転体12のピン12aと回転胴体11との間
には、ラジアルベアリング(図示せず)などを介在さ
せ、回転体12が円滑に回転できるようにする。回転体
12は当接する轂部13,14から回転力が加えられて
回転する。回転体12の直径が回転胴体11の幅よりも
長いため、回転体12の側面と轂部13,14とが当接
する。轂部13,14と回転体12の側面とは、噛合す
る歯等(図示せず)を形成することにより、滑りが生じ
ないようにすることが望ましい。
【0026】回転体12を挟む轂部13,14は、回転
体12の側面と当接することによって、回転体12に回
転力が加えられ、回転体12に載せられた物品cが排出
される。したがって、回転体12の回転方向を逆にする
ことにより、物品cの排出方向を逆にすることができ
る。本発明に係る搬送装置は、適宜、物品cの排出方向
を換えることができるようにするものであり、轂部1
3,14を回転可能とするか否かや、ブレーキの配置位
置等によって数々の態様変化が可能であるが、説明を簡
単にするため、以下、一方向(轂部13側)にのみ物品
cを排出する装置として説明する。
【0027】本実施の形態では、物品cを排出する側の
一方の轂部13には、ブレーキ15(図6参照)が設け
られている。当該ブレーキ15を作動させることによ
り、回転軸10が回転していても、轂部13だけを停止
することができ、本実施の形態では轂部13は、排出用
として機能する。また轂部13は、回転軸10に対して
軸方向に移動可能であり、回転体12と轂部13は当接
および離脱が可能である。轂部13は、通常時には回転
体12と当接している。
【0028】他方の轂部14は、図示しないキーやスプ
ライン、六角等によって回転軸10と一体に回転する構
成とし、回転体12を自転させる原動用とする。原動用
の轂部14が回転軸10と共に回転し、排出用の轂部1
3がブレーキ15によって回転停止されると、回転体1
2は轂部13および轂部13によってモーメントを受
け、回転体12は自転する。また回転体12は、排出用
の轂部13と当接しているので、回転体12の回転力
は、停止している排出用の轂部13に与えられるが、こ
の轂部13はブレーキ15によって回転することができ
ない。したがって、回転体12は、排出用の轂部13の
反作用を受けて、回転体12自体(回転胴体11)は回
転軸10を中心に、回転軸10の角速度よりも遅い速度
で公転する。このように回転体12は自転しながら公転
するため、回転体12の上に載せられた物品cは、搬送
ラインから斜め方向に排出される。
【0029】物品cを搬送ラインから直角方向に排出す
るときは、物品cが下流へ搬送されないようにするため
のストッパ(図示せず)を使用する。ストッパは搬送ラ
イン上の物品が排出位置で下流側へ搬送されないように
するもので、例えば、本搬送装置の上側で昇降動し、選
別された物品が搬送されてきたときのみ、下降するよう
にする。
【0030】ストッパによって下流側へ搬送されなくな
った物品cは、回転体12の上に載せられている。した
がって、物品cを載せた回転体12は公転できなくな
る。しかし、回転体12の両側の轂部13,14は、回
転軸10の回転によって回転し続ける。轂部13,14
の回転力は回転体12に伝えられるため、両方の轂部1
3,14が回転体12に当接していると、回転体12は
正逆両方の回転力が伝えられて自転することができな
い。したがって、物品cを搬送ラインから直角方向に排
出するときは、一方の轂部13を軸方向に移動させ、回
転体13から離隔させる。
【0031】このような一方の轂部13と他方の轂部1
4とは、機能を転換することによって、物品cの排出方
向を変換することができる。すなわち、図面において
は、右側の轂部13が排出用であり、左側の轂部14が
原動用として、物品cを上流から下流に向かって左側に
排出する場合であるが、右側の轂部13を原動用とし、
左側の轂部14を排出用とすることにより、物品cを上
流から下流に向かって右側に排出することができる。
【0032】実施の形態1に係る搬送装置は基本的に以
上のように構成するが、図4に示すように、1本の回転
軸10に複数組の回転胴体11と轂部13,14を取り
付ける(図4においては2組)。回転胴体11に取り付
けた回転体12は、隣り合う回転体12が一列に並ぶの
ではなく、ジグザク状に配置し、必ず物品cが回転体1
2の上に載せられるようにするのが望ましい。このよう
な回転軸10は、多数の搬送用ローラ3を配列した物品
cの搬送ラインの途中で、物品cを排出する場所に複数
本(図4においては1本のみ図示)取り付ける。
【0033】実施の形態1に係る搬送装置は以上のよう
に構成し、次に実施の形態1に係る搬送装置によって、
搬送ライン上の物品cを、そのまま上流側から下流側へ
搬送する場合、搬送ラインから斜め方向に排出する場
合、さらに搬送ラインから直角方向に排出する場合のそ
れぞれについて説明する。
【0034】搬送ライン上を搬送されている物品cを上
流から下流へそのまま搬送するときは、排出用の轂部1
3と原動用の轂部14とを回転体12の側面に当接した
状態、又は排出用の轂部13を回転体12の側面から離
隔し、原動用の轂部14のみを回転体12の側面と当接
させた状態で回転軸10を回転させる。すると、2個の
轂部13,14と回転体12を取り付けた回転胴体11
は、図5に示すように回転軸10と一体に回転する。し
たがって、搬送ライン上を上流から搬送されてきた物品
cは、2個の轂部13,14、回転胴体11及び回転体
12が回転することによって、上流側から下流側へ搬送
される。
【0035】このとき、回転胴体11に取り付けられた
回転体12も当然、回転胴体11及び2個の轂部13,
14と同じ角速度で公転する。したがって、回転体12
はどちらの轂部13,14からも回転力が加えられず、
自転しない。
【0036】選別された物品cを搬送ラインから斜め方
向に排出するときは、原動用の轂部14だけでなく、排
出用の轂部13も必ず回転体12の側面に当接させると
ともに、その排出用の轂部13をブレーキ15によって
回転しないようにする。原動用の轂部14は回転軸10
の回転によって回転し続け、この原動用の轂部14の回
転力が回転体12に伝達され、回転体12が自転する。
ところが、回転体12は回転していない排出用の轂部1
3の側面にも当接しているため、回転体12は自転す
る。この回転体12の回転力は、停止している排出用の
轂部13からの反作用となり、回転体12は公転する。
したがって、回転体12を取り付けた回転胴体11は、
図7に示すように原動用の轂部14よりも遅い角速度で
回転する。物品cを載せた回転体12は、遅い角速度で
公転しながら自転するため、搬送ライン上を搬送された
物品cは、この搬送装置上から斜め前方へ排出される。
【0037】選別された物品cを反対側の斜め方向に排
出するときは、ブレーキ15をかける轂部14を反対側
にする。この轂部14と回転体12とが当接すると、回
転体12が反対方向に自転しつつ、ブレーキ15を掛け
られていない轂部13よりも遅い角速度で、上記と同じ
方向に公転する。したがって、回転体12上に載せられ
た物品は反対側の斜め方向に排出される。
【0038】選別された物品cを搬送ラインから直角方
向に排出するときは、轂部14の側面のみ回転体12に
当接させ、他方の轂部13の側面は回転体12に当接さ
せない状態とし、ストッパによって、物品cが下流側へ
搬送されないようにする。このときも、回転軸10は回
転し続けるが、回転体12は物品cを載せた状態にある
ため、公転しなくなる。しかし、回転体12と当接して
いる轂部13は回転し続けるため、回転体12はこの轂
部13からの回転力が伝達されて,図7に示すように自
転する。したがって、回転体12上に載せられ、かつス
トッパに当接している物品cは、回転体12が自転する
ことによって、搬送ラインから直角方向に排出される。
【0039】もし両方の轂部13,14が回転体12に
当接しているとすると、回転体12には両方の轂部1
3,14から反対方向の回転力が加えられるため、回転
体12は自転することができなくなる。したがって、ス
トッパを使用して物品cを直角方向に排出するときは、
轂部14のみ回転体12に当接するようにする。またあ
るいは、轂部13か14のいずれか一方に回転体12を
当接させ、他方の轂部は自由回転可能な構成としても良
い。
【0040】回転体12に当接させる轂部を轂部14か
ら他方の轂部13に変更すると、物品cを反対側の直角
方向に排出することができる。すなわち回転体12に轂
部13を当接させる構成とすると、回転体12の自転方
向が逆回りとなり、回転体12上に載せられた物品cは
上記とは反対方向に排出される。
【0041】搬送ライン上の物品cを搬送ラインから斜
め方向又は直角方向に排出した後、搬送ラインから排出
しない物品cが搬送されてくると、排出用の轂部13か
らブレーキ15を外し、又はストッパを本搬送装置の上
方へ上昇させる。すると、2個の轂部13,14と回転
胴体11が回転軸10の回転によって回転するため、上
流側から搬送されてきた物品cは、回転している2個の
轂部13,14と回転体12とによって、下流側へ搬送
される。
【0042】なお、実施の形態1は上記したものに限定
することなく、本発明の要旨内において設計変更するこ
とができる。例えば、図8に示すように回転胴体11に
窓部16を形成し、この窓部16内に回転体12を収納
することも可能である。この場合も、回転体12の表面
は回転胴体11の周面から僅かに突出し、回転体12と
両側の轂部13,14の側面とが当接するようにする。
また、一方の轂部13を停止させる手段はブレーキ15
に限定するものではない。さらに、物品cを搬送ライン
から直角方向に排出しないときは、轂部13,14は常
に回転体12と当接し、適宜、回転体12から離隔する
ようにする必要はない。
【0043】(実施の形態2)本発明に係る実施の形態
2を図9ないし図14を参照しながら説明する。図9
は、実施の形態2に係る搬送装置の一部断面斜視図であ
る。図10は、実施の形態2に係る搬送装置の正面断面
図である。図11は、実施の形態2に係る搬送装置の側
面断面図である。図12は、実施の形態2に係る搬送装
置によって搬送ライン上の物品を上流側から下流側へ搬
送する際の概略正面図である。図13は、実施の形態2
に係る搬送装置によって搬送ライン上の物品を斜め方向
に排出する際の概略正面図である。図14は、実施の形
態2に係る搬送装置によって搬送ラインから物品を直角
方向に排出する際の概略正面図である。
【0044】実施の形態2に係る搬送装置は、図9ない
し図11に示すように、回転軸20に回転胴体21(図
9において図示せず)を外嵌し、回転胴体21に傾斜し
た姿勢のタイヤ形状の回転体22を複数、取り付け、回
転胴体21の両側に回転体22と当接する一対の轂部2
3,24を回転軸20に外嵌したものである。
【0045】回転胴体21及び回転胴体21の両側の轂
部23,24は、回転軸20の回転によって通常、回転
軸20の角速度と同じ角速度で回転する。ただし回転胴
体21は、回転軸20の角速度よりも遅い角速度で回転
することができ、しかも回転軸20が回転していても停
止することができるようにする。回転胴体21が回転す
ると、回転胴体21に取り付けた回転体22は、回転軸
20を中心に公転する。
【0046】回転体22は図11に示すように、一部が
両側の轂部23,24の間から僅かに突出し、他方が両
側の轂部23,24の間に没入するように傾斜した姿勢
とする。轂部23,24の間に没入した轂部23,24
に隣接する回転体22の一部は、両側の轂部23,24
の間から突出させ、隣接する回転体22の両方に物品が
載せられることがなく、一方の回転体22上にのみ物品
が載せられるようにする。
【0047】このような傾斜した姿勢の回転体22は、
轂部23,24と当接する摩擦車22aの中心に、回転
胴体21に取り付ける固定軸22bを挿通し、摩擦車2
2aと固定軸22bとの間にベアリング(図示せず)介
在させたものとする。ベアリングは例えばアンギュラベ
アリングを使用し、軸方向の荷重と径方向の荷重に耐え
られるようにする。
【0048】固定軸22bは図11に示すように、回転
軸20の中心から外れた方向に傾斜させ、摩擦車22a
の角部が2個の轂部23,24の表面から左側(摩擦車
22aの中心軸を図の上下方向において図の上側に位置
する摩擦車22aに着目する)が僅かに突出し、摩擦車
22aの右側(同上)角部が2個の轂部23,24の表
面から突出しないように内側に沈ませる。また、摩擦車
22aの角部は面取りして、物品との接触面が広くなる
ようにする。摩擦車22aに載せられた物品は、摩擦車
22aが回転することにより、搬送ラインから排出され
る。摩擦車22aは当接する轂部23,24から回転力
が加えられて回転する。
【0049】回転体22を挟む轂部23,24は、回転
体22の側面と当接する位置と、回転体22の側面から
離隔する位置とに取付位置を調整できるようにする。一
方の轂部23は、回転体22に当接した際に、ブレーキ
(図示せず。ただし実施の形態1における図6参照)を
かけることによって、回転軸20が回転していても停止
することができる排出用とする。排出用の轂部23は、
当接している回転体22を回転軸20を中心に公転させ
るためのものである。他方の轂部24は回転軸20と一
体に回転し、常に回転軸20と当接して回転体22を回
転胴体21の取付位置で自転させる原動用とする。回転
体22が自転しながら公転することによって、回転体2
2の上に載せられた物品は、搬送ラインから斜め方向に
排出される。
【0050】搬送ラインから物品を直角方向に排出する
ときは、ストッパ(図示せず)を使用する。ストッパは
搬送ライン上の物品が排出位置で下流側へ搬送されない
ようにするもので、例えば、本搬送装置の上側で昇降動
し、選別された物品が搬送されてきたときのみ、下降す
るようにする。ストッパによって下流側へ搬送されなく
なった物品を載せた回転体12は公転することができな
い。しかし、回転体22と当接しているいずれかの轂部
23,24が、回転体22を自転させるようにする。
【0051】このような排出用の轂部23と原動用の轂
部24とは適宜、機能を転換することができるようにす
る。すなわち、図面においては、右側の轂部23が排出
用であり、左側の轂部24が原動用であるが、適宜、右
側の轂部24を原動用とし、左側の轂部23を排出用と
し、物品の排出方向を転換する。
【0052】実施の形態2に係る搬送装置は基本的に以
上のように構成するが、実施の形態1と同様に、1本の
回転軸20に複数組の回転胴体21と轂部23,24を
取り付け、この回転軸20を多数の搬送用ローラを配列
した物品の搬送ラインの途中で、物品を排出する場所に
複数本、取り付ける(実施の形態1における図4参
照)。
【0053】実施の形態2に係る搬送装置は以上のよう
に構成し、次に実施の形態2に係る搬送装置によって、
搬送ライン上の物品を、そのまま上流側から下流側へ搬
送する場合、搬送ラインから斜め方向に排出する場合、
さらに搬送ラインから直角方向に排出する場合のそれぞ
れについて説明する。
【0054】搬送ライン上を搬送されている物品を上流
から下流へそのまま搬送するときは、排出用の轂部23
と原動用の轂部24とを回転体22の側面に当接した状
態、又は排出用の轂部23を回転体22の側面から離隔
し、原動用の轂部24のみを回転体22の側面と当接さ
せた状態で回転軸20を回転させる。すると、2個の轂
部23,24と回転体22を取り付けた回転胴体21
は、図12に示すように回転軸20と一体に回転する。
すると、搬送ライン上を上流から搬送されてきた物品
は、2個の轂部23,24、回転胴体21及び回転体2
2が回転することによって、上流側から下流側へ搬送さ
れる。
【0055】このとき、回転胴体21に取り付けられた
回転体22も当然、回転胴体21及び2個の轂部23,
24と同じ角速度で公転する。したがって、回転体22
はどちらの轂部23,24からも回転力が加えられず、
自転しない。
【0056】選別された物品を搬送ラインから斜め方向
に排出するときは、原動用の轂部24だけでなく、排出
用の轂部23も回転体22の側面に必ず当接させるとと
もに、その排出用の轂部23をブレーキによって回転し
ないようにする。原動用の轂部24は回転軸20の回転
によって回転し続け、この原動用の轂部24の回転力が
回転体22に伝達され、回転体22が自転する。
【0057】ところが、回転体22は回転していない排
出用の轂部23の側面にも当接しているため、回転体2
2は自転することによって、この排出用の轂部23から
の反作用を受けて公転する。したがって、回転体22を
取り付けた回転胴体21は、図13に示すように原動用
の轂部24よりも遅い角速度で回転する。つまり、物品
を載せた回転体22は、遅い角速度で公転しながら自転
するため、搬送ライン上を搬送された物品は、この搬送
装置上から斜め前方へ排出される。
【0058】選別された物品を反対側の斜め方向に排出
するときは、ブレーキをかける轂部24を反対側にす
る。すると、回転体22が反対方向に自転しつつ、ブレ
ーキを掛けられていない轂部23よりも遅い角速度で、
上記と同じ方向に公転する。したがって、回転体22上
に載せられた物品は反対側の斜め方向に排出される。
【0059】選別された物品を搬送ラインから直角方向
に排出するときは、いずれかの轂部23の側面のみ回転
体22に当接させ、他方の轂部24の側面は回転体22
に当接させないで、ストッパによって物品が下流側へ搬
送されないようにする。このときも、回転軸20は回転
し続けるが、回転体22は物品を載せた状態にあるた
め、回転体22を取り付けた回転胴体21は回転しなく
なる。しかし、回転体22と当接している轂部23は回
転し続けるため、回転体22にはこの轂部23からの回
転力が伝達されて自転する。したがって、回転体22上
に載せられ、かつストッパに当接している物品は、搬送
ラインから直角方向に排出される。
【0060】もし両方の轂部23,24が回転体22に
当接しているとすると、回転体22には両方の轂部2
3,24から反対方向の回転力が加えられるため、回転
体22は自転することができない。したがって、ストッ
パを使用して物品を直角方向に排出するときは、いずれ
かの轂部23,24のみ回転体22に当接するようにす
る。
【0061】物品を反対側の直角方向に排出するとき
は、回転体22に当接させる轂部23,24を反対側に
転換する。すると、回転体22の自転方向が逆回りとな
り、回転体22上に載せられた物品は上記とは反対方向
に排出される。
【0062】搬送ライン上の物品を搬送ラインから斜め
方向又は直角方向に排出した後、搬送ラインから排出し
ない物品が搬送されてくると、排出用の轂部23からブ
レーキを外し、又はストッパを本搬送装置の上方へ上昇
させる。すると、2個の轂部23,24と回転胴体21
が回転軸20の回転によって回転するため、上流側から
搬送されてきた物品は、回転している2個の轂部23,
24と回転体22とによって、下流側へ搬送される。
【0063】なお、実施の形態2は上記したものに限定
することなく、本発明の要旨内において設計変更するこ
とができる。例えば実施の形態1の変形例のように、回
転胴体21に窓部を形成し、この窓部内に回転体22を
収納することもできる。この場合も当然、摩擦車22a
の一端部が両側の轂部23,24の間から僅かに突出
し、かつ摩擦車22aと両側の轂部23,24の側面と
が当接するようにする。また、物品を搬送ラインから直
角方向に排出しないときは、轂部23,24は取付位置
を調整する必要がなく、常に回転体22と当接するよう
にすることもできる。
【0064】以上述べた実施の形態1,2は、いずれも
轂部13,23にブレーキを設け、且つ轂部13,23
を回転軸10に対して軸方向に移動可能な構成とし、轂
部13,23を回転体12,22に対して当接および離
脱が可能な構成とした。本構成は、搬送ライン上の物品
を、斜め方向と、垂直方向の2方向に選択的に移動する
ことができるものであり、推奨される構成である。しか
しながら、単一の方向に物品を排出すれば足りる搬送ラ
インであれば、ただ単に轂部13,23にブレーキを設
けるだけで足り、轂部13,23が軸方向に移動する必
要は無い。また轂部13,23が軸方向に移動して、い
ずれか一方の轂部のみ選択的に轂部と当接することを可
能でありさえすれば、単一の方向に物品を排出すること
ができる。
【0065】また回転胴体11を回転軸10と一体的に
回転する構成を採用すれば、ただ単に轂部13,23に
ブレーキを設ければ、搬送ライン上の物品を排出するこ
とができる。この場合は、他方の轂部14,24は不要
である。
【0066】この構成を採用する場合であって、搬送ラ
イン上の物品を排出する場合は、搬送ライン上にストッ
パを置き、同時に轂部13,23にブレーキを掛けて轂
部13,23の回転を停止する。すると回転軸10と共
に回転胴体11が回転し、且つ轂部13,23の回転は
停止するので、回転胴体11上の回転体12,22は回
転する。そのため搬送ライン上の物品は、搬送ラインの
外に排出される。
【0067】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明によれば、通
常は回転胴体と2個の轂部とが回転し、物品を下流側へ
搬送するにもかかわらず、物品を搬送ラインから排出す
るときは、一方の轂部が停止して、回転胴体に取り付け
られた回転体が、取付位置で自転しながら回転軸を中心
に公転するため、回転体上の物品を搬送ラインの斜め方
向に移動させることができる。したがって、自動化され
た工場の作業性が向上する。しかも、物品を搬送ライン
から排出する方向は、きわめて容易に転換することがで
きるため、工場内のシステムやレイアウトの変更に対し
ても、対応することが可能となる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、通常は回転
胴体と轂部とが回転して物品を下流側へ搬送し、物品を
搬送ラインから排出するときは、一方の轂部から回転胴
体に取り付けられた回転体が回転力を受け、自転するた
め、回転体上の物品を搬送ラインの斜め方向に移動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る搬送装置の要部概略斜視図
である。
【図2】実施の形態1に係る搬送装置の正面断面図であ
る。
【図3】実施の形態1に係る搬送装置の側面断面図であ
る。
【図4】実施の形態1に係る搬送装置を組み込んだ搬送
ラインの概略斜視図である。
【図5】実施の形態1に係る搬送装置によって搬送ライ
ン上を物品を搬送する際の概略正面図である。
【図6】実施の形態1に係る搬送装置によって搬送ライ
ンから物品を斜め方向に排出する際の概略斜視図であ
る。
【図7】実施の形態1に係る搬送装置によって搬送ライ
ンから物品を直角方向に排出する際の正面図である。
【図8】実施の形態1に係る搬送装置の変形例を示す斜
視図である。
【図9】実施の形態2に係る搬送装置の一部断面斜視図
である。
【図10】実施の形態2に係る搬送装置の正面断面図で
ある。
【図11】実施の形態2に係る搬送装置の側面断面図で
ある。
【図12】実施の形態2に係る搬送装置によって搬送ラ
イン上の物品を上流側から下流側へ搬送する際の概略正
面図である。
【図13】実施の形態2に係る搬送装置によって搬送ラ
イン上の物品を斜め方向に排出する際の概略正面図であ
る。
【図14】実施の形態2に係る搬送装置によって搬送ラ
インから物品を直角方向に排出する際の概略正面図であ
る。
【符号の説明】
10 回転軸 11 回転胴体 12 回転体 13 轂部 14 轂部 20 回転軸 21 回転胴体 22 回転体 23 轂部 24 轂部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に回転胴体を外嵌し、回転胴体の外
    周に回転体を回転自在に取り付け、前記回転体の両側を
    挟む一対の轂部を回転軸に外嵌した搬送装置であって、
    一方の轂部の回転を停止可能としたことを特徴とする搬
    送装置。
  2. 【請求項2】回転軸に回転胴体を外嵌し、回転胴体の外
    周に回転体を回転自在に取り付け、前記回転体の両側部
    の回転軸に一対の轂部を外嵌した搬送装置であって、い
    ずれか一方の轂部のみ選択的に回転体と当接することを
    可能としたことを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】回転軸と一体的に回転する回転胴体を有
    し、該回転胴体の外周に回転体を回転自在に取り付け、
    前記回転体の側部の回転軸に回転体と当接する轂部を外
    嵌した搬送装置であって、当該轂部は、回転の停止が可
    能であることを特徴とする搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の搬送
    装置であって、回転体を円盤形状とし、その回転体の表
    面を一対の轂部の外周面から僅かに突出させたことを特
    徴とする搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
    体の中心軸を回転軸から偏移させたことを特徴とする搬
    送装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
    体を、タイヤ形状で傾斜した姿勢としたことを特徴とす
    る搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の回転体の一部のみ、回転
    体の一対の轂部の外周面から僅かに突出させ、隣接する
    回転体の一部を一対の轂部の間に没入した姿勢に傾斜さ
    せたことを特徴とする搬送装置。
JP20756595A 1995-07-21 1995-07-21 搬送装置 Pending JPH0940142A (ja)

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