JPH0940680A - 脱離基を有する新規なシリコーン - Google Patents

脱離基を有する新規なシリコーン

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JPH0940680A
JPH0940680A JP7210099A JP21009995A JPH0940680A JP H0940680 A JPH0940680 A JP H0940680A JP 7210099 A JP7210099 A JP 7210099A JP 21009995 A JP21009995 A JP 21009995A JP H0940680 A JPH0940680 A JP H0940680A
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silicone
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JP7210099A
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Inventor
Eiji Takahashi
栄治 高橋
Koichi Iyanagi
宏一 井柳
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Pola Orbis Holdings Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I)に表される含フッ素シリコーン
及びそれを含有する組成物並びにそれを反応させてなる
組成物。 【化1】 【効果】 本発明のシリコーンは他のモノマー等と共に
柔軟且つ強固な被膜組成物を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマーの架橋や
コーティングに好適な新規シリコーンに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンは化粧品原料や表面コーティ
ング材料として有益な原料である。取り分け、優れた艶
と摩擦係数の低さがその特徴である。しかしながら、溶
解性、撥水性、撥油性、柔軟性などの物性をコントロー
ルする事は難しい。そのため、水酸基、アルキル基、フ
ッ化アルキル基、フェニル基、スルホニル基等の各種置
換基を部分化学修飾を施し、物性のコントロールが試み
られたが、化学修飾をする為には、例えば、フッ素化反
応や有機金属反応などの危険でやっかいな反応を用いな
ければならないことが少なくなく産業上問題があった。
又、物性そのものも導入する置換基の数によって著しく
異なるため、コントロールに問題が少なくなかった。即
ち、簡便な修飾による物性コントロールの手段が求めら
れていた。取り分け、フッ素化の処理により、優れた撥
水性・撥油性と言う特性を付与できたにも係わらず、こ
れと比例して他の成分との相溶性が損なわれてしまい、
応用範囲がせばまってしまっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況に鑑みて為されたものであり、シリコーン類等の物性
のコントロールに有効な、簡便な化学修飾手段を提供す
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シリコー
ン類等の物性のコントロールに有効な、簡便な化学修飾
手段を求めて鋭意研究を重ねた結果、次に示す一般式
(I)に表される化合物がシリコーン等のポリマー類と
架橋を作り、これらポリマーの物性取り分け撥水・撥油
性と相溶性のバランスをコントロールし得ることを見い
だし発明を完成させた。以下、本発明について詳細に説
明する。
【0005】
【化3】
【0006】(1)本発明の化合物 本発明の化合物は、上記一般式(I)に表される構造を
有する。ここで、Qは二価の炭化水素基を表すが、この
様な炭化水素基としては、例えば、ポリメチレン基やポ
リフェニレン基等が例示できる。これらの炭化水素基の
炭素数、置換原子及び置換基は、どの様に物性をコント
ロールするかによって異なってくるが、炭素数は合成上
のコントロールの面で1〜20が好ましく、置換原子と
しては、撥水・撥油性を付加するためにはフッ素が好ま
しく、親水性を付加させるためには酸素原子や硫黄原子
等のVIA族の原子や窒素原子等が好ましく例示でき、
置換基としては、例えば、撥水・撥油性を付加させるた
めには、フッ化アルキル基、フッ化フェニル基が好まし
く、部分的な親水性又は他の成分との相溶性を付加させ
るためには、アミド基、アミノ基、水酸基、カルボニル
基等が好ましく例示できる。
【0007】又、本化合物ではQと結合する珪素原子が
少なくとも1つの脱離基を有している。脱離基は、ポリ
マーの一部分と縮合するための基であり、例えば、塩
素、沃素、臭素等のフッ素以外のハロゲン原子や炭素数
1〜4のアルコキシ基等が好適に例示できる。これらの
内で最も好ましいものは炭素数1〜4のアルコキシ基で
あり、中でもメトキシ基が好ましい。脱離基の数はQと
結合している珪素1個に対して少なくとも1個必要であ
り、Q以外の全ての珪素の置換基がかかる脱離基であっ
ても構わない。
【0008】Qと結合している珪素のQと脱離基以外の
置換基はフッ素原子を有していても良い炭化水素基であ
る。この様な炭化水素基としては、フッ化脂肪族炭化水
素基、脂肪族炭化水素基、フッ化芳香族炭化水素基、芳
香族炭化水素基が例示できる。中でもメチル基、トリフ
ルオロメチル基、ジフルオロメチル基、モノフロオロメ
チル基等が好ましい。本発明の化合物はフッ素原子を一
分子中に必ず一個は有することを特徴とする。これは、
本発明がフッ素のもつ撥水・撥油性を損なわずに他の成
分との親和性を上げることを目的としているためであ
る。
【0009】(2)本発明の化合物の製造法 本発明の化合物の製造法は通常の反応を組み合わせるこ
とによって、構築することが出来る。例えば、一般式
(III)に表されるハイドロカルボノジエンとアルコ
キシチオアルキルシランを反応させる方法、一般式(I
V)に表される、ジハロゲノハイドロカーボンよりグリ
ニャール試薬を生成させアルコキシシランと縮合させる
方法、一般式(V)に表されるハイドロカルボノジイソ
シアネートとヒドロキシアルキルアルコキシシランを縮
合させる方法、一般式(VI)に表されるジハロゲノハ
イドロカーボンとチオアルキルアルコキシシランをアル
カリ触媒の存在下縮合させる方法、上記反応の化合物の
アルコキシ基をハロゲン原子に置き換えた化合物をアル
コキシシランの代わりに用いる方法等が例示できる。こ
れらの反応は通常知られている反応条件で行えば良い。
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】
【化7】
【0014】(3)本発明の化合物の応用分野 本発明の化合物は、脱離基を有しているため、粉体、金
属、木材、繊維や高分子化合物の表面の一部と反応し表
面に結合した被膜を形成するため、その表面の改質に好
適である。また、高分子、例えば、ポリビニルアルコー
ル、セルロース、ポリアクリル酸等の水酸基やカルボニ
ル基と縮合するので、これらの表面処理やこれらのポリ
マーのグラフト剤としても有益である。又、脱離基が少
なくとも2個存在するため、ポリマーを重合により作成
する際に、本発明の化合物をモノマーとともに添加する
ことにより、できあがるポリマーの物性を変えることが
出来る。この様に物性をコントロールする目的で本発明
の化合物を用いる場合、本発明の化合物から選ばれる一
種を単独でも良いし、二種以上を組み合わせて用いても
良い。この様に表面処理或いはポリマー等の改質に本発
明の化合物を用いた場合、これらの組成物は一般式(I
I)に表される部分構造を有することになり、これが改
質に寄与する。
【0015】
【化8】
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明につい
て、発明の実施の形態を中心に、実施例を挙げながら更
に詳しく説明するが、本発明がこれら実施例に何等限定
を受けないことは言うまでもない。
【0017】実施例1 製造例 テトラメトキシシラン150g、マグネシウム7g及び
300mlのテトラヒドロフラン(THF)をフラスコ
に秤取り、加熱還流した。これにTHF100mlに溶
かした1,8−ジイオド−3,3,4,4,5,5,
6,6−オクタフルオロオクタン50gをゆっくり滴下
し、24時間加熱還流した。反応液を濾過し不溶物を取
り除いた後濃縮し、1,8−ビス(トリメトキシシリ
ル)−3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオ
ロオクタン(化合物1)37gを得た。このもののIR
スペクトル、NMRスペクトルはこの構造を支持してい
た。
【0018】
【化9】
【0019】実施例2 製造例 フェニルトリメトキシシラン40g、マグネシウム7
g、1,8−ジイオド−3,3,4,4,5,5,6,
6−オクタフルオロオクタン50gを実施例1と同様に
処理して、1,8−ビス(ジメトキシフェニルシリル)
−3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオ
クタン(化合物2)32gを得た。スペクトルデータは
この構造を支持していた。
【0020】
【化10】
【0021】実施例3 製造例 メチルトリメトキシシラン1360g、マグネシウム7
g、1,8−ジイオド−3,3,4,4,5,5,6,
6−オクタフルオロオクタン50gを実施例1と同様に
処理して、1,8−ビス(ジメトキシメチルシリル)−
3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオク
タン(化合物3)35gを得た。スペクトルデータはこ
の構造を支持していた。
【0022】
【化11】
【0023】実施例4 製造例 ジメトキシジメチルシラン120g、マグネシウム7
g、1,8−ジイオド−3,3,4,4,5,5,6,
6−オクタフルオロオクタン50gを実施例1と同様に
処理して、1,8−ビス(ジメチルメトキシシリル)−
3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオク
タン(化合物4)29gを得た。スペクトルデータはこ
の構造を支持していた。
【0024】
【化12】
【0025】実施例5 製造例 ジエトキシジエチルシラン176g、マグネシウム7
g、1,8−ジイオド−3,3,4,4,5,5,6,
6−オクタフルオロオクタン50gを実施例1と同様に
処理して、1,8−ビス(ジエチルエトキシシリル)−
3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオク
タン(化合物5)24gを得た。スペクトルデータはこ
の構造を支持していた。
【0026】
【化13】
【0027】実施例6 製造例 実施例1の化合物1の8gとマグネシウム1gと3−イ
オド−1,1,1−トリフルオロプロパン3gを実施例
1の如くグリニャール反応で縮合させ、シリカゲルカラ
ムで精製し、2gの1,8−ビス(ジメトキシ(3,
3,3−トリフルオロプロピル)シリル)−3,3,
4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオクタン(化
合物6)を得た。スペクトルデータこの構造式を支持し
ていた。
【0028】
【化14】
【0029】実施例7 製造例 実施例2の化合物2の8gとマグネシウム1gと1−イ
オド−3,3,3−トリフルオロプロパン6gを実施例
6の如く処理し、3gの1,8−ビス(メトキシフェニ
ル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シリル)−
3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロオク
タン(化合物7)を得た。スペクトルデータこの構造式
を支持していた。
【0030】
【化15】
【0031】実施例8 製造例 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン40gを無
水エタノール500mlに溶かし、14gのナトリウム
エトキシドを加え、10分間室温で攪拌した。これに1
00mlに溶かした1,4−ジブロモオクタフルオロブ
タン36gを滴下し、24時間加熱還流した。反応液を
冷却した後、沈澱を濾過により除去し、濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ベンゼン:
メタノール=100:0→50:50)で精製し、38
gの1,4−ビス(3−(トリメチルシリル)プロピル
チオ)パーフルオロブタン(化合物8)を得た。スペク
トルデータはこの構造を支持していた。
【0032】
【化16】
【0033】実施例9 製造例 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン40gを無
水エタノール500mlに溶かし、14gのナトリウム
エトキシドを加え、10分間室温で攪拌した。これに1
00mlに溶かした1,8−ジブロモパーフルオロオク
タン56gを滴下し、24時間加熱還流した。反応液を
冷却した後、沈澱を濾過により除去し、濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ベンゼン:
メタノール=100:0→50:50)で精製し、46
gの1,8−ビス(3−(トリメトキシシリル)プロピ
オチオ)パーフルオロオクタン(化合物9)を得た。ス
ペクトルデータはこの構造を支持していた。
【0034】
【化17】
【0035】実施例10 製造例 20gの3−アミノプロピルトリエトキシシランを30
0mlのトリエチルアミンと300mlのTHFに溶解
させ、氷冷下10%のテトラフルオロサクシニルクロラ
イドのTHF溶液100mlを滴下し、室温まで温度を
上昇させ、24時間攪拌した。析出した沈澱を濾過で除
去し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒;ベンゼン:メタノール=100:0→5
0:50)で精製し、テトラフルオロサクシニルビス
(3−(トリメトキシシリル)プロピル)アミド(化合
物10)を11g得た。スペクトルデータはこの構造を
支持していた。
【0036】
【化18】
【0037】実施例11 製造例 5gのアリルアミンを200mlのトリエチルアミンと
200mlのTHFに溶解させ、氷冷下10%のテトラ
フルオロサクシニルクロライドのTHF溶液100ml
を滴下し、室温まで温度を上昇させ、24時間攪拌し
た。析出した沈澱を濾過で除去し、濃縮し、これをベン
ゼン100mlに溶解させた。これに約100mgの
2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)を加え、更
に20gの3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
を200mlのベンゼンに溶かして滴下して加えた。こ
れを12時間加熱還流し、濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒;ベンゼン:メタノール=
100:0→50:50)で精製し、7gのテトラフル
オロサクシニルビス(3−(3−(トリメトキシシリ
ル)プロピルチオ)プロピル)アミド(化合物11)を
得た。スペクトルデータはこの構造を支持していた。
【0038】
【化19】
【0039】実施例12 製造例 1−(トリメトキシシリル)−3−(2−(トリメトキ
シシリル)エチルチオ)プロパン35gに150mlの
ジエチルエーテルを加え、氷冷下エチルマグネシウムブ
ロマイド27gを100mlのジエチルエーテルに溶か
した溶液を滴下した。これを室温まで温度を上昇させ、
室温で24時間攪拌した。沈澱を濾過で取り除き、濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;
ベンゼン:メタノール=100:0→50:50)で精
製し、1−(ジメトキシエチルシリル)−3−(2−
(ジメトキシエチルシリル)エチルチオ)プロパン21
gを得た。このものに150mlのジエチルエーテルを
加え溶解させ、3−イオド−1,1,1−トリフルオロ
プロパン28gとマグネシウム3gとジエチルエーテル
200mlを加えた中に氷冷下滴下し10時間加熱還流
した。反応液を冷却した後、沈澱を濾過により除去し、
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;ベンゼン:メタノール=100:0→50:50)
で精製し、1−(エチルジメトキシシリル)−3−(2
−(エチルメトキシ−3,3,3−トリフルオロプロピ
ルシリル)エチルチオ)プロパン(化合物12)を19
g得た。スペクトルデータはこの構造を支持していた。
【0040】
【化20】
【0041】実施例13 製造例 実施例12と同様に1−(トリメトキシシリル)−3−
(2−(トリメトキシシリル)エチルチオ)プロパン
3.5gとフェニルマグネシウムブロマイド4gから、
1−(ジメトキシフェニルシリル)−3−(2−(ジメ
トキシフェニルシリル)エチルチオ)プロパンとし、こ
れに2.2gのgの3−イオド−1,1,1−トリフル
オロプロパンと0.3gのマグネシウムから誘導したグ
リニャール試薬を反応させ2gの1−(2−(メトキシ
フェニル−3,3,3−トリフルオロプロピルシリル)
エチルチオ)−3−(メトキシフェニル−3,3,3−
トリフルオロプロピルシリル)プロパン(化合物13)
を得た。スペクトルデータはこの構造を支持していた。
【0042】
【化21】
【0043】実施例14 製造例 0.8gのマグネシウムと14gのメチルトリメトキシ
シランと約100mgの沃素と100mlのTHFを秤
込み加熱還流し、これに2.4gの1,4−ジブロモベ
ンゼンを100mlのTHFに溶かした溶液を滴下し加
え、24時間加熱還流した。反応終了後沈澱を濾過で除
去し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒;ベンゼン:メタノール=100:0→5
0:50)で精製し、1,4−ビス(ジメトキシメチル
シリル)ベンゼンとし、これに実施例12、13と同様
にパーフルオロブチルアイオダイドから誘導したグリニ
ャール試薬で処理し、1.6gの1,4−ビス(メトキ
シメチルパーフルオロブチルシリル)ベンゼン(化合物
14)を得た。スペクトルデータはこの構造を支持して
いた。
【0044】
【化22】
【0045】実施例15 製造例 0.8gのマグネシウムと15gのテトラメトキシシラ
ンと約100mgの沃素と100mlのTHFを秤込
み、加熱還流し、これにTHF100mlに溶解させた
1,4−ジブロモ−2−トリフルオロメチルベンゼン3
gを滴下し更に24時間加熱還流を続けた。反応終了
後、沈澱を濾過で除去し、濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒;ベンゼン:メタノール=
100:0→50:50)で精製し、1,4−ビス(ト
リメトキシシリル)−2−トリフルオロメチルベンゼン
(化合物15)2gを得た。スペクトルデータはこの構
造を支持していた。
【0046】
【化23】
【0047】実施例16 製造例 1,6−ジヒドロキシ−2,2,3,3,4,4,5,
5−オクタフルオロヘキサン26gと3−(トリエトキ
シシリル)プロピルイソシアネート50gとTHF50
0mlを秤込み、24時間加熱還流しイソシアネートの
カルボニルに水酸基を付加させた。反応液を冷却した後
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;ベンゼン:メタノール=100:0→50:50)
で精製し、12gの1,6−ビス(3−(トリエトキシ
シリル)プロピルアミノカルボキシ)−2,2,3,
3,4,4,5,5−オクタフルオロヘキサン(化合物
16)を得た。スペクトルデータはこの構造を支持して
いた。
【0048】
【化24】
【0049】実施例17 製造例 実施例16と同様に45gの1,9−ジヒドロキシ−1
H,1H,9H,9H−パーフルオロデカンと3−(ト
リエトキシシリル)プロピルイソシアネート50gから
23gの1,9−ビス(3−(トリエトキシシリル)プ
ロピルアミノカルボキシ)−1H,1H,,9H,9H
−パーフルオロデカン(化合物17)を得た。スペクト
ルデータはこの構造を支持していた。
【0050】
【化25】
【0051】実施例18 試験例 上記の実施例1〜17の本発明のシリコーンを用いてガ
ラス表面の処理を行った。即ち、THFに10%の濃度
になるように溶解し、ガラス表面に噴霧し、真空中13
0℃で一昼夜処理した。対照としては、通常のフロロア
ルキルアルコキシシリコーンを用いた。この処理ガラス
にオリーブ油を流したときのはじき具合(撥油性試
験)、水を流したときのはじき具合(撥水性試験)を
+:良い、±:どちらでもない、−:悪いの基準で評価
した。結果は、表1に示す。これより、本発明の化合物
による処理は、撥水・撥油性に優れることが判る。
【0052】
【表1】
【0053】実施例19 試験例 上記の実施例1〜17の本発明のシリコーンを用いて木
綿の処理を行った。即ち、木綿に本発明のシリコーンの
10%THF溶液を噴霧し、60℃で3昼夜真空中で処
理した。対照としては、フロロアルキルアルコキシシリ
コーンを同様に用いて処理した。処理した木綿布はドラ
イクリーニングと洗濯洗剤を用いた通常の水洗を5回づ
つ繰り返した後、水をかけた時の撥水性とオリーブ油を
かけた時の撥油性を調べた。判定基準は実施例18と同
様に行った。結果を表2に示す。これより本発明のシリ
コーンの処理は従来のフルオロアルキルアルコキシシリ
コーンより強固なものであることが判る。又、表2にに
は同時に、処理直後の木綿布の官能検査(手触り)を記
してあるが、本発明の処理剤による処理は、被処理体の
物性を種々変えることが出来ることが判る。即ち、処理
剤の種類とそれらの組み合わせにより、被処理体の物性
をコントロールする事が出来る。
【0054】
【表2】
【0055】実施例20 試験例 上記の実施例1〜17の本発明のシリコーンを用いて粉
体の処理を行った。即ち、タルクにタルク重量の20%
のシリコーンを10倍量のTHFに溶かしてコーティン
グし、溶媒を減圧で除去した後、10時間200℃で焼
き付け表面処理した。対照としては通常のフルオロアル
キルアルコキシシリコーンを用いた。得られた処理粉体
は金型に詰めプレスし、プレス表面に水、オリーブ油を
たらし、接触角を見て撥水性と撥油性を調べた。結果を
表3に示す。これより、本発明の処理粉体は優れた表面
処理作用を有することが判る。又、この処理粉体につい
ての官能検査結果も表3に併記した。これより、本発明
のシリコーンにより粉体の表面の性質を種々変えること
が出来、粉体物性のコントロールが可能であることが判
る。
【0056】
【表3】
【0057】実施例21 試験例 上記実施例1のシリコーンを10%のTHF溶液にし、
ポリウレタン樹脂板に噴霧し、60℃、3日間真空中で
処理した。この処理板の撥水性及び撥油性は向上してい
た。
【0058】実施例22 試験例 上記実施例10のシリコーンを10%THF溶液にし、
ラワン板に吹き付け、60℃、3日間真空中で処理し
た。この処理したラワン板はツヤ、撥水性、撥油性が向
上していた。
【0059】
【発明の効果】本発明のシリコーンによれば、粉体や繊
維などの種々の材料の表面の化学修飾が簡便に行え、そ
の物性のコントロールが可能である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)に表される含フッ素シリコ
    ーン。 【化1】
  2. 【請求項2】 脱離基が炭素数1〜4のアルキルオキシ
    基であることを特徴とする請求項1記載のシリコーン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシリコーンの1種
    又は2種以上からなる組成物。
  4. 【請求項4】 コーティングを用途とする請求項3記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリマーの架橋を用途とする請求項3記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリマーを請求項1又は2記載のシリコ
    ーンの1種又は2種以上と脱離基を脱離させて反応させ
    ることを特徴とするポリマーの架橋方法。
  7. 【請求項7】 部分構造に一般式(II)の構造を有す
    る組成物。 【化2】
  8. 【請求項8】 一般式(I)に表される化合物と被コー
    ティング材料を反応させてなる、請求項7記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 一般式(I)に表される化合物とポリマ
    ーを反応させてなる、請求項7記載の組成物。
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