JPH0940762A - 生分解性ポリエステル - Google Patents

生分解性ポリエステル

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JPH0940762A
JPH0940762A JP19465095A JP19465095A JPH0940762A JP H0940762 A JPH0940762 A JP H0940762A JP 19465095 A JP19465095 A JP 19465095A JP 19465095 A JP19465095 A JP 19465095A JP H0940762 A JPH0940762 A JP H0940762A
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JP
Japan
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acid
polyester
biodegradable
aliphatic
molecular weight
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JP19465095A
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English (en)
Inventor
Masumi Kadobayashi
真澄 門林
Ichiro Takahara
一郎 高原
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Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性の極めて優れた、且つ高分子量で、
良好な成形性と物性をもつ生分解性ポリエステルおよび
その製造方法を提供する。 【解決手段】 多価ヒドロキシ化合物特に、脂肪族また
は環状脂肪族グリコールと、多価カルボン酸、特に脂肪
族または環状脂肪族ジカルボン酸またはその前駆体を支
配的成分とし、アルキル基を側鎖としてもつ多価カルボ
ン酸を、上記ジカルボン酸および/またはその前駆体に
対して0.01〜5モル%含有する生分解性脂肪族ポリ
エステル。およびチタン族金属の塩化物、酸素塩化物、
酸素硝酸塩、一般式O=M(RCO22のカルボン酸
塩、一般式O=M(RC=OCHC=OR)2のアセチ
ルアセトン型錯体〔式中、Mはチタン族金属、Rは炭化
水素基を表す〕のいずれかをエステル重合触媒として用
いる上記生分解性ポリエステルの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装材料、医療用品
など多量に使用され、したがって多量に廃棄物として排
出される分野に使用するに適した生分解性ポリエステル
に関する。
【0002】
【従来の技術】自然分解性高分子材料としては、従来、
合成高分子に自然分解性の物質、例えば天然高分子等を
混合して微生物や紫外線により分解しやすくした複合高
分子材料が研究されてきた。しかし、これらは混合され
ている易分解性の物質のみが分解され、それによって成
形体は崩壊するが、合成高分子部分は分解されずに残存
し、根本的な解決にはなっていなかった。合成高分子の
中で高分子鎖それ自体が容易に生分解される物質として
は、これまでのところ脂肪族ポリエステルが知られてい
るだけである。しかし脂肪族ポリエステルは、フィルム
等として実用に耐える物性を発現するだけの高分子量と
することは不可能であった。
【0003】特開平4−189822号明細書をはじめ
とする一連の技術はこれを解決することのできるひとつ
の技術を開示したものである。これらの発明では脂肪族
ポリエステルの分子量を上げるために、エステル化反応
後、脱グリコール反応により得られた脂肪族ポリエステ
ルに溶融状態で少量のジイソシアネートを加えて鎖延長
することにより、従来の汎用プラスチックスの用途に代
替できる物性をもった高分子量の脂肪族ポリエステルが
得られると記述されている。しかし、上記の技術では、
ジイソシアネートのヒドロキシル基との反応が非常に速
いため、反応は不均一になりやすく、ゲルが生成する可
能性が大きい。そのためジイソシアネートの添加量には
限界があり、そのため得られるポリエステルの分子量に
も限界があるとともに、特開平4−189822号公報
に示されるように分子量分布の非常に広いものしか得ら
れていない。更に上記の方法では高分子量を得るために
二段階の反応を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生分
解性の極めて優れた、且つ高分子量で、良好な成形性と
物性をもつ生分解性ポリエステルおよびその製造方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキル基、
特に炭素数が5以上のn−アルキル基を側鎖として持つ
多価カルボン酸またはその前駆体をポリエステルを構成
するカルボン酸の少なくとも1成分として含有する生分
解性ポリエステルに関する。また本発明は、特に脂肪族
または環状脂肪族グリコールと脂肪族または環状脂肪族
ジカルボン酸またはその前駆体を支配的成分とし、アル
キル基を側鎖としてもつ多価カルボン酸を少量成分とて
含有する生分解性脂肪族ポリエステルに関する。更に、
本発明は、チタン族金属〔チタン、ジルコニウムまたは
ハフニウム〕の塩化物、酸素塩化物、酸素硝酸塩、一般
式O=M(RCO22のカルボン酸塩、一般式O=M
(RC=OCHC=OR)2のアセチルアセトン型錯体
〔式中、Mはチタン族金属、Rは炭化水素基を表す〕の
いずれかをエステル重合触媒として用いる上記生分解性
ポリエステルの製造法に関する。
【0006】従来の特開平4−189822号公報等に
開示されているジイソシアネートによる鎖延長により高
分子量化された生分解性脂肪族ポリエステルおよびその
製造法に比べて、本発明は次のような多くの特徴を有し
ている。脂肪族ポリエステルも高分子量になるほど生分
解されにくくなることが知られており、平均分子量が1
0万を越えるようになると、本来は生分解性が極めて劣
る。しかし本発明のポリエステルは、酸成分として、非
常に生分解されやすいアルキル基を側鎖としてもつ多価
カルボン酸を含有しているため、まずこの部分が分解切
断される。その結果分子量が低下して脂肪族ポリエステ
ルの生分解が促進される。上記公開公報によると、天然
の土中あるいは水中で6ケ月〜1年位で原形を消失する
ことが実施例で明らかにされているが、本発明のポリエ
ステルは3ケ月で原形を留めない程度にバラバラに分解
する。
【0007】また本発明のポリエステルは数平均分子量
が非常に高く且つ分子量分布もむしろ狭い。ジイソシア
ネートで鎖延長を行って得られる上記公開公報のポリエ
ステルは数平均分子量が4万未満であり、分子量分布の
尺度であるMw(重量平均分子量)/Mn(数平均分子
量)比が2.8〜9.0と大きいのに較べ、本発明のポリ
エステルの数平均分子量は7万にも達し、Mw/Mnは
1.3〜2.5とむしろ小さい。これは一段で合成された
ためであり、更に使用した触媒の寄与も考えられるが、
今のところ理由は明らかでない。いずれにしろ、このた
め主として重量平均分子量によって決まる溶融粘度、し
たがって成形加工性は同じであっても、本発明のポリエ
ステルから得られるフィルム等の成形体の物性は、分子
量が揃って、しかも数平均分子量が高い分、より優れた
ものとなる特徴を有する。
【0008】また本発明のポリエステルを製造するに当
たっては、ジイソシアネートによる二段目の鎖延長工程
を必要とせず、一段で高重合度のポリエステルが得られ
るため、製造工程は簡略化される。本発明の一態様であ
る脂肪族ポリエステルは脂肪族ポリエステルとしては従
来得られていない極めて高分子量のポリエステルである
が、これは第1にはポリエステルを製造するに当って、
本出願人の出願(特願平6−212699)になる特定
のエステル触媒であるチタン族金属触媒を使用している
ためであり、更にアルキル基を側鎖として有する多価カ
ルボン酸が3個以上のカルボキシル基を有する場合には
それによる効果も働いていると考えられる。またこれら
チタン族金属触媒である特定のエステル触媒を使用する
ことにより、エステル化反応が短時間に完了するという
特徴を有する。
【0009】本発明の生分解性ポリエステルを構成する
多価カルボン酸は、支配的成分としてのジカルボン酸ま
たはその前駆体および少量成分としてのアルキル側鎖を
有する多価カルボン酸またはその前駆体を含む。本明細
書に於いて前駆体とは、対応する多価カルボン酸の酸無
水物およびラクトンを意味する。支配的成分であるジカ
ルボン酸またはその前駆体としては、炭素原子数が2〜
30の脂肪族ジカルボン酸、環状脂肪族ジカルボン酸、
芳香族ジカルボン酸または対応するこれらの無水物また
はラクトンが用いられ、特に脂肪族ジカルボン酸が好ま
しい。芳香族ジカルボン酸は用いるとしても脂肪族また
は環状脂肪族ジカルボン酸とともにジカルボン酸の一部
として、好ましくは10モル%以内で用いられる。20
モル%よりも多い場合には生分解性が極端に低下する。
ジカルボン酸の一部は3価以上の多価カルボン酸で代替
されていてもよいが、その量はそのカルボキシル当量が
全カルボキシル当量の10%以下に留どまるようにすべ
きである。これ以上に3価以上の多価カルボン酸の含有
量が多くなると異常に高分子量のポリエステルや3次元
構造ポリエステルが生成し、ポリエステルの成形性およ
び生分解性が低下する。しかし、下記で説明するアルキ
ル側鎖を有する多価カルボン酸の使用量の許容範囲を広
くするために、5当量%以下になるようにすることが更
に好ましい。
【0010】本発明で使用することのできる脂肪族ジカ
ルボン酸としては以下のものを例示することができる:
蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スバリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、
メチルコハク酸、2,2-ジメチルコハク酸、2,3-ジメ
チルコハク酸、2-エチル-2-メチルコハク酸、2-メチ
ルグルタル酸、3-メチルグルタル酸、3-メチルアジピ
ン酸。特に好ましい脂肪族ジカルボン酸はコハク酸であ
る。
【0011】使用することのできる環状脂肪族ジカルボ
ン酸としては以下のものを例示することができる:1,
4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロブタン
ジカルボン酸、1,1-シクロブタンジカルボン酸。また
これらに対応する酸無水物も使用することができる。
【0012】少量成分としてのアルキル側鎖を有する多
価カルボン酸またはその前駆体は本発明を特徴づける重
要な化合物である。このような化合物としては炭素数が
3〜20の多価カルボン酸で少なくとも1個のアルキル
基、好ましくはn−アルキル基を側鎖としてもつ多価カ
ルボン酸であり、側鎖であるアルキル基は、好ましくは
炭素数が5〜20、より好ましくは炭素数が5〜18の
n−アルキル基である。アルキル側鎖の炭素数が20よ
り多くなると生分解性が低下するため好ましくない。こ
れらのアルキル側鎖はエーテル結合またはエステル結合
を介して骨格炭素原子に結合していてもよい。これらの
アルキル側鎖を有する多価カルボン酸は相当する酸無水
物またはラクトンのような前駆体であってもよい。また
アルキル側鎖を有する多価カルボン酸はヒドロキシル基
を有するオキシカルボン酸であってもよい。ここで多価
カルボン酸とは一分子中にカルボキシル基を遊離、無水
物、低級アルキル基などとのエステルまたは分子内エス
テルのいずれかの形で2〜5個有するものである。
【0013】n−アルキル基を側鎖として持つ多価カル
ボン酸として特に好ましい化合物はスピクリスポール
酸、アガリチン酸、アルキルクエン酸、アルキルホモク
エン酸、アルキルイソクエン酸、アルキルアコニット酸
およびアルキルホモアコニット酸である。これらのアル
キル鎖長は炭素数5〜20で特に有用なのは炭素数10
即ちデシルである。アルキル側鎖を有する多価カルボン
酸および/またはその前駆体の含有量は、カルボキシル
当量として全カルボン酸中0.001〜10モル%、、
好ましくは0.01〜5モル%となる量である。10モ
ル%よりも多くなると生成するポリエステルの分子量が
高くなり過ぎて成形等への利用が困難となり、また生分
解性も低下する。一方0.001モル%より少なくても
生分解性という本来の性能が得られない。
【0014】本発明のポリエステルを構成する多価ヒド
ロキシ化合物は炭素原子数2〜30のジ-、トリ-、テト
ラ-ヒドロキシ化合物であるが、好ましくはジヒドロキ
シ化合物である。ジヒドロキシ化合物としては脂肪族グ
リコール、環状脂肪族グリコールおよび/または芳香族
グリコールを用いることができるが、好ましくは脂肪族
グリコールである。またこれらのグリコールは飽和また
は不飽和の分岐を有していてもよい炭素数1〜20のア
ルキル基を側鎖または置換基として有していてもよい。
【0015】このようなグリコールとしては以下のもの
を例示することができる:エチレングリコール、1,2-
プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブ
タンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジ
オール、1,6-ヘキサンジオール、2,3-ブタンジオー
ル、1,2-ペンタンジオール、2,3-ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2,2-ジエチル-1,3-
プロパンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパ
ンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、2,
2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール、2-エチル
-1,3-ヘキサンジオール、2-メチル-1,3-プロパン
ジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、2-メ
チル-1,2-プロパンジオール、3-メチル-1,2-ブタ
ンジオール、2-メチル-1,2-ブタンジオール、2-メ
チル-2,3-ブタンジオール、2-メチル-2,4-ブタン
ジオール、2,4-ジメチル-2,4-ペンタンジオール、
2,2-ジメチル-1,3-ブタンジオール、2,2-ジメチ
ル-1,3-ペンタンジオール、2,5-ジメチル-2,5-ヘ
キサンジオール、2,3-ジメチル-2,3-ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジトリメチレングリコール、ジテトラメチレングリコー
ル。特に好ましいのは1,4-ブタンジオールである。芳
香族グリコールは用いるとしても全グリコール中10モ
ル%以下で用いられる。
【0016】分子内に3個以上のヒドロキシル基を持つ
多価ヒドロキシ化合物は、用いるとしてもジヒドロキシ
化合物と併用して多価ヒドロキシ化合物の一部として用
いる。3価以上の多価ヒドロキシ化合物はそのヒドロキ
シル基の合計が、全ヒドロキシル基の10当量%以下と
なる含有量で用いられる。10当量より多くなるとゲル
状物が生成しやすくなる。3価以上のヒドロキシ化合物
としては、グリセロール、ジグリセロール、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロール
ノナン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ルを例示することができる。
【0017】変成剤としてリンゴ酸、酒石酸、クエン酸
などのオキシカルボン酸やε-カプロラクトン、δ-バレ
ロラクトンなどのラクトン類を併用してもよい。また分
子量を調節するために、モノカルボン酸やモノヒドロキ
シ化合物を少量併用してもよい。
【0018】本発明の生分解性脂肪族ポリエステルを重
合するためには、通常のポリエステルの合成と同様の方
法で行うことができる。すなわち、(1)多価ヒドロキ
シ化合物成分と、(2)多価カルボン酸および(3)ア
ルキル基を側鎖として持つ多価カルボン酸とを160〜
240℃の高温で、好ましくは不活性ガス雰囲気下で1
〜10時間反応させる方法を使用することができる。カ
ルボキシル基に対し、ヒドロキシル基が1〜2倍となる
ように多価カルボン酸成分および多価ヒドロキシ化合物
成分を混合して加熱し、反応させる。まず両末端がヒド
ロキシル基であるエステルが得られる。0.1〜5トー
ルの減圧にして更に1〜48時間反応を続けて本発明の
ポリエステルが得られる。本発明のポリエステルは重量
平均分子量が50,000以上、好ましくは80,000
〜300,000であり、数平均分子量が20,000以
上、好ましくは30,000〜100,000であり、M
w/Mnが1.2〜8、好ましくは1.5〜4である。
【0019】本発明の生分解性脂肪族ポリエステルを製
造するに当たっては、触媒としてチタン族金属〔チタ
ン、ジルコニウムまたはハフニウム〕の塩化物、酸素塩
化物、酸素硝酸塩、一般式O=M(RCO22のカルボ
ン酸塩、一般式O=M(RC=OCHC=OR)2のア
セチルアセトン型錯体〔式中、Mはチタン族金属、Rは
炭化水素基を表す〕のいずれかを用いる。これらの触媒
を使用することによりエステル化反応を速めることがで
き、ポリエステル合成の全所要時間を1〜10時間に短
縮することができる。しかも生成ポリエステルに溶解す
る均一系触媒であるため、特別の精製を必要とせず、そ
れでいてこの触媒は添加量が極めて微量でよいため、本
触媒を用いて製造されたポリエステルを廃棄した際に
も、触媒による汚染は著しく低減される。
【0020】上記チタン族金属触媒としては好ましいも
のは、塩化物、酸塩化物としてZrCl4、ZrCl3
TiOCl2、Ti(C25)2Cl2、ZrOCl2、Zr
(C25)2Cl2、Zr(C65)2Cl2、酸素硝酸塩類と
してはTiO(NO3)2、ZrO(NO3)2、CH3OZr
(NO3)3、カルボン酸塩としては、特にO=M(R'CO
O)2が好ましく、MはZrが好ましい。好適なR'は炭
素数1〜20の炭化水素基である。またチタン族金属の
アセチルアセトン型錯体O=M〔-OC(R4)=CHC(=
O)R52としては、MはZrが好ましく、R4およびR
5は炭素数1〜20の炭化水素基が好ましい。特に好ま
しいチタン族金属触媒はナフテン酸ジルコニウム、オク
チル酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、アセチルアセ
トンジルコニウム、オキシ硝酸ジルコニウムである。
【0021】
〔GPC装置〕
機種:SEC−100(日本分光社製) 移動層:THF カラム:Shodex KF−804+803+802.
5 ポリマー溶液:1mg/ml 運転条件:流量 1ml/分、カラム温度 40℃、RI
検出器 分子量スタンダード:ポリスチレン
【0022】実施例 1 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、アジピン酸 14g、1,
4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 50
g、アガリチン酸 1.4gおよびナフテン酸ジルコニウ
ムを仕込量に対して金属量として20ppm加えて、1
90〜200℃で2時間エステル化したのち、温度23
0〜240℃で窒素雰囲気下2mmHgの減圧下で5時
間脱グリコール反応を行った。
【0023】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)70,000、重量平均
分子量(Mw)133,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは1.9であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度300kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.3倍であった。
【0024】実施例 2 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、アジピン酸 14g、1,
4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 50
g、スピクリスポール酸 1.1gおよびナフテン酸ジル
コニウムを仕込量に対して金属量として20ppm加え
て、190〜200℃で2時間エステル化したのち、温
度230〜240℃で窒素雰囲気下2mmHgの減圧下
で5時間脱グリコール反応を行った。
【0025】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)65,000、重量平均
分子量(Mw)130,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.0であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度300kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.3倍であった。
【0026】実施例 3 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、ドデカン二酸 23g、
1,4-ブタンジオール 283g、1,6-ヘキサンジー
ル 20g、アガリチン酸 1.4gおよびナフテン酸ジ
ルコニウムを仕込量に対して金属量として20ppm加
えて、190〜200℃で2時間エステル化したのち、
温度230〜240℃で窒素雰囲気下2mmHgの減圧
下で5時間脱グリコール反応を行った。
【0027】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)65,000、重量平均
分子量(Mw)130,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.0であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度300kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.3倍であった。
【0028】実施例 4 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、ドデカン二酸 23g、
1,4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 2
0g、アガリチン酸 1.4gおよびナフテン酸ジルコニ
ウムを仕込量に対して金属量として20ppm加えて、
170〜180℃で4時間エステル化したのち、温度1
90〜200℃で窒素雰囲気下1mmHgの減圧下で9
時間脱グリコール反応を行った。
【0029】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)60,000、重量平均
分子量(Mw)140,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.3であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度280kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.1倍であった。
【0030】実施例 5 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 354g、アジピン酸 44g、1,
4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 20
g、アガリチン酸 1.4gおよびオキシ硝酸ジルコニウ
ムを仕込量に対して金属量として40ppm加えて、1
70〜180℃で5時間エステル化したのち、温度19
0〜200℃で窒素雰囲気下1mmHgの減圧下で10
時間脱グリコール反応を行った。
【0031】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
05℃、数平均分子量(Mn)75,000、重量平均
分子量(Mw)170,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.3であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度260kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.0倍であった。
【0032】実施例 6 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、ドデカン二酸 23g、
1,4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 2
0g、アガリチン酸 2.8gおよびナフテン酸ジルコニ
ウムを仕込量に対して金属量として20ppm加えて、
170〜180℃で4時間エステル化したのち、温度1
90〜200℃で窒素雰囲気下1mmHgの減圧下で9
時間脱グリコール反応を行った。
【0033】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)60,000、重量平均
分子量(Mw)140,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.3であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度280kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.1倍であった。
【0034】実施例 7 〔ポリエステルの重合〕撹拌機、分溜コンデンサー、ガ
ス導入管、温度計を付した1リットル容のセパラブルフ
ラスコにコハク酸 378g、ドデカン二酸 23g、
1,4-ブタンジオール 283g、スピログリコール 2
0g、デシルクエン酸 2.2gおよびナフテン酸ジルコ
ニウムを仕込量に対して金属量として20ppm加え
て、170〜180℃で4時間エステル化したのち、温
度190〜200℃で窒素雰囲気下1mmHgの減圧下
で7時間脱グリコール反応を行った。
【0035】得られた生分解性ポリエステルは、融点1
10℃、数平均分子量(Mn)55,000、重量平均
分子量(Mw)120,000であり、分子量分布の尺
度であるMw/Mnは2.2であった。このポリエステ
ルをホットプレスにて、60μm厚のフィルムに成形
し、引張強さを測定したところ、破断強度260kg/
cm2であり、同様にして成形した低密度ポリエチレン
の値の2.0倍であった。
【0036】〔生分解性試験〕市販プランターに専用土
(栽培用)と腐葉土を体積比5:1で混合して敷き詰
め、実施例1〜7で得られた生分解性ポリエステルから
作成したフィルム(35μm厚)を埋設し、20℃±5
℃に保って保存した。3ケ月後取り出して観察したとこ
ろ、フィルムはいずれも原形を留めないほどバラバラに
分解していた。また、比較として一緒に埋設したアルキ
ル基を側鎖に持つ多価カルボン酸に代えてそれに相当す
るカルボキシ当量のアジピン酸を追加する以外、実施例
1と同様にして製造した脂肪族ポリエステルは12ケ月
時点でも形態を保持しており、やや脆くなっていただけ
であった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキル基を側鎖として持つ多価カルボ
    ン酸またはその前駆体をポリエステルを構成するカルボ
    ン酸の少なくとも1成分として含有する生分解性ポリエ
    ステル。
  2. 【請求項2】 アルキル基が炭素数5以上のn-アルキ
    ル基である請求項1記載の生分解性ポリエステル。
  3. 【請求項3】 アルキル基を側鎖として有する多価カル
    ボン酸またはその前駆体がスピクリスポール酸、アガリ
    チン酸、アルキルクエン酸、アルキルホモクエン酸、ア
    ルキルイソクエン酸、アルキルアコニット酸およびアル
    キルホモアコニット酸からなる群から選ばれる請求項1
    記載の生分解性ポリエステル。
  4. 【請求項4】 ポリエステルが脂肪族または環状脂肪族
    グリコールと脂肪族または環状脂肪族ジカルボン酸また
    はそれらの前駆体を支配的成分として得られる請求項
    1、2または3記載の生分解性脂肪族ポリエステル。
  5. 【請求項5】 グリコールが、1,4-ブタンジオールを
    50〜100モル%と任意成分としてエチレングリコー
    ル、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジ
    メタノールおよびスピログリコールの1種または2種以
    上を0〜50モル%含み、ジカルボン酸および/または
    その前駆体が、コハク酸を50〜100モル%と任意成
    分としてアジピン酸、セバシン酸、ドデカン二酸および
    1,4-シクロヘキサンジカルボン酸の1種または2種以
    上を0〜50モル%含む請求項4記載の生分解性脂肪族
    ポリエステル。
  6. 【請求項6】 チタン族金属〔チタン、ジルコニウムま
    たはハフニウム〕の塩化物、酸素塩化物、酸素硝酸塩、
    一般式O=M(RCO22のカルボン酸塩、一般式O=
    M(RC=OCHC=OR)2のアセチルアセトン型錯
    体〔式中、Mはチタン族金属、Rは炭化水素基を表す〕
    のいずれかをエステル重合触媒として用いる請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の生分解性ポリエステルの製造
    法。
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