JPH0941482A - 柱・梁間の接合構造 - Google Patents

柱・梁間の接合構造

Info

Publication number
JPH0941482A
JPH0941482A JP19021795A JP19021795A JPH0941482A JP H0941482 A JPH0941482 A JP H0941482A JP 19021795 A JP19021795 A JP 19021795A JP 19021795 A JP19021795 A JP 19021795A JP H0941482 A JPH0941482 A JP H0941482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wooden
steel beam
reinforcing plate
pillar
joint structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19021795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3415967B2 (ja
Inventor
Shigeki Funakoshi
重樹 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP19021795A priority Critical patent/JP3415967B2/ja
Publication of JPH0941482A publication Critical patent/JPH0941482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3415967B2 publication Critical patent/JP3415967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系三階建ユニット建物や、スパンの長い
木質系建物ユニットの構造耐力を確実に補強できる柱・
梁間の接合構造を提供する。 【解決手段】 鉄骨梁9を木質柱8に取付固定するに
は、まず、鉄骨梁9のフランジ92,93をスリット溝
81,82に、予め溶着されたウェブ91の端部の内
面、上部補強板94及び下部補強板95が木質柱8の鉄
骨梁9側の面の所定の部位に当接する状態になるまで、
緊密に嵌合させる。次に、上部補強板94の釘穴94
a,94a,…、下部補強板95の釘穴95a,95
a,…、端面板96の釘穴96a,96a,…を通して
釘11,11,…を木質柱8に打ち込み、上部補強板9
4、下部補強板95及び端面板96を固定して、木質柱
8と鉄骨梁9とを接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、柱・梁間の接合
構造に係り、例えば、木質系ユニット建物を構造耐力上
補強するために用いて好適な木質柱・鉄骨梁間の接合構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、床、壁の各枠組に構造用の面材
を打ち付けて、床パネル、壁パネルとし、これらの床パ
ネル及び壁パネルを箱形に近い立体構造に組み上げる壁
式工法が知られている。この壁式工法によれば、柱と梁
等とからなる軸組工法による場合に比して、外力を柱全
体、壁全体で均等に支持することとなり、高い構造強度
を得ることが可能となる。また、建物の工業生産化率を
高める一方式として、ユニット建物の方式が知られてい
る。上記壁式工法をユニット建物に適用する場合には、
一棟の建物を、床パネルに壁パネルを立設してなる複数
の建物ユニットと、各建物ユニットの上部に接合される
屋根ユニットとに分割し、各ユニットを工場で生産した
後、これらのユニットを建築現場に輸送し、予め準備し
た基礎の上に据え付けることとなる。
【0003】ここで、従来の壁式工法による木質系ユニ
ット建物において、下階を構成する下階建物ユニットの
天井部に上階を構成する上階建物ユニットを据え付ける
場合には、上階建物ユニットの床パネルにおける壁パネ
ルが立設されてなる側縁部を下階建物ユニットの壁パネ
ルの上部に直接的に対応載置し、上階建物ユニット及び
屋根ユニットの荷重を下階建物ユニットの対応する各壁
パネルに分散する状態で支持可能としている。ところ
で、上記従来の木質系ユニット建物(特開昭55−11
9846号公報参照)にあっては、下階建物ユニット
に、上階建物ユニットの床パネルにおける少なくとも壁
パネルが立設されてなる側縁部に対応する壁パネルを、
原則備えることを必要とするため、下階建物ユニットの
壁パネルの配置構造が上階建物ユニットの形状に制約さ
れて複雑であり、間取り構成が難しく、このため、設計
上の自由度が制約されるという問題があった。
【0004】さらに、上記従来の壁式工法によるユニッ
ト建物を、木質系三階建ユニット建物や、スパンの長い
木質系建物ユニットに適用する場合には、そのままで
は、構造耐力上必要とされる剛性及び耐力が得られない
ので、補強を講じる必要があった。
【0005】そこで、このような問題を解消するため
に、特開昭60−238546号公報に記載のユニット
建物では、上階建物ユニットの床パネルにおける一側縁
部を3枚合わせの木質補強梁によって強化すると共に、
上記床パネルの木質補強梁によって強化された一側縁部
の両端部を、下階建物ユニットの相互に対向配置する壁
パネルの上部に載置する工法を採用することにより、上
記床パネルの木質補強梁によって強化された一側縁部
は、下階建物ユニットの壁パネルの上部に直接載置され
なくても良い構造とした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上階建
物ユニットの床パネルの一側縁部を3枚合わせの木質補
強梁で強化するという補強構造では、上述の問題、すな
わち設計上の自由度が制約されるという問題は解決でき
ても、後者の問題の解決手段、すなわち木質系三階建ユ
ニット建物や、スパンの長い木質系建物ユニットの補強
手段としては、いまだ、不充分である。後者の問題で
は、壁パネルに対する補強も必要である。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、木質系三階建ユニット建物や、スパンの長い木
質系建物ユニットの構造耐力を確実に補強できる柱・梁
間の接合構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、木質柱と鋼梁との接合構造
であって、鋼梁は垂直なウェブとその上下端より水平に
突設する一対のフランジからなり、上記木質柱に所定の
間隔で切り込まれた上下一対のスリット溝に、上記鋼梁
の上下のフランジを嵌挿させると共に、上記上フランジ
より垂直上方に一体延設された上部補強板を、上側の上
記スリット溝よりも上方の上記木質柱の側面に固定具で
固定する一方、上記下フランジより垂直下方に一体延設
された下部補強板を、下側の上記スリット溝よりも下方
の上記木質柱の側面に固定具で固定してなることを特徴
としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の柱・梁間の接合構造であって、上記鋼梁の端部に
は、上記ウェブ端部の内面と直交する上記木質柱の任意
の側面に固定具で固定された第3の補強板が付加されて
いることを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
又は、2記載の柱・梁間の接合構造であって、上記接合
構造は、床パネルの側縁に沿って壁パネルが立設されて
なる木質の壁式構造を補強する手段として、当該壁式構
造からなる建物ユニットに組み込まれていることを特徴
としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の接合構造によれば、鋼梁に作用
する積載荷重等の鉛直力(図6中矢印aで示す方向の
力)に対しては、木質柱のスリット溝に水平に嵌合載置
された上下フランジの支圧力で対抗でき、さらには、上
部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち(ねじ)込ま
れた釘やビス等の固定具の抗剪断力によっても対抗でき
る。一方、鋼梁に作用する風圧力や地震等の水平力のう
ち、鋼梁の長さ方向(同図中矢印bで示す方向)の力に
対しては、上部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち
(ねじ)込まれた釘やビス等の固定具の抗剪断力によっ
て対抗でき、鋼梁の幅方向に沿って鋼梁を木質柱に押し
付ける方向(同図中矢印cで示す方向)の力に対して
は、木質柱の側面に当接配置される上部補強板及び下部
補強板の支圧力で対抗でき、鋼梁の幅方向に沿って鋼梁
を引き抜く方向(同図中矢印dで示す方向)の力に対し
ては、上部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち(ね
じ)込まれた釘やビス等の固定具の抗引抜力によって対
抗できる。したがって、水平荷重に対しても垂直荷重に
対しても、高い接合強度を得ることができる。なお、ス
リット溝を設けたことによる木質柱の曲げ強度の低下
は、上部補強板と下部補強板とにより補われる。
【0012】また、請求項2記載の接合構造では、請求
項1記載の構成に加えて、鋼梁の端部に、ウェブの内面
と直交する木質柱の側面に固定具で固定された第3の補
強板が付加されているので、鋼梁に作用する風圧力や地
震等の水平力のうち、鋼梁の長さ方向(同図中矢印bで
示す方向)の力に対しては、上部補強板及び下部補強板
から木質柱に打ち(ねじ)込まれた釘やビス等の固定具
の抗剪断力によって対抗できる他、木質柱の側面に当接
配置される第3の補強板の支圧力でも対向でき、鋼梁の
幅方向に沿って鋼梁を引き抜く方向(同図中矢印dで示
す方向)の力に対しては、上部補強板及び下部補強板か
ら木質柱に打ち(ねじ)込まれた釘やビス等の固定具の
抗引抜力によって対抗できる他、第3の補強板から木質
柱に打ち(ねじ)込まれた釘やビス等の固定具の抗剪断
力によっても対抗できる。したがって、請求項1記載の
接合構造よりも、一段と高い接合強度を得ることができ
る。
【0013】さらに、請求項3記載の構成によれば、壁
式工法による木質系の建物ユニットを、請求項1又は2
記載の接合構造で補強することにより、壁式工法による
木質系ユニット建物の三階建化、長スパン化を安全確実
に実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例について説明する。図1は、この発明の一実施例
に係る木質三階建ユニット建物の階層構成を示す分解斜
視図、図2は、同実施例の柱・梁間の接合部の構造(図
1のA部)を拡大して示す拡大斜視図、図3は図2のB
−B線に沿う水平断面図、図4は、同柱・梁間の接合部
の構造(図2)を分解して示す分解斜視図、また、図5
は、図1のC部を拡大して示す拡大垂直断面図である。
【0015】まず、図1及び図5を参照して、この例に
係る木質三階建ユニット建物の全体的構成に付いて概略
説明する。同木質三階建ユニット建物は、基礎1の上に
据付固定される、建物の一階部分を構成する一階建物ユ
ニット2と、一階建物ユニット2の天井部に据付固定さ
れる、建物の二階部分を構成する二階建物ユニット3
と、二階建物ユニット3の天井部に据付固定される、建
物の三階部分を構成する三階建物ユニット4と、三階建
物ユニット4の天井部に据付固定される、建物の屋根部
分を構成する屋根ユニット5とからなっている。
【0016】各階の建物ユニット2,3,4は、例え
ば、同図に示すように、床パネル6の3つの側縁に沿っ
て、3枚の壁パネル7,7,…が全体としてコの字状に
かつ壁勝ちに立設されてなる木質の壁式構造を主体とし
てなり、要所要所には、三階建用のユニットとして構造
耐力上必要な剛性と耐力とを備えるために、製材又はエ
ンジニアリングウッド(集積材)等の木質柱8,8,…
や鉄骨梁9が組み込まれている。
【0017】床パネル6は、根太(短根太)61,6
1,…や端根太(長根太)62によって方形に組み立て
られた床枠組の上面に構造用合板やパーティクルボード
等の面材63(図5)を取り付けることによって床構面
として構成されている。各壁パネル7は、寸法形式40
4材又は406材(JAS)の上枠71、縦枠72,7
2,…、及び下枠73によって組み立てられた壁枠組の
内外両面に石膏ボードや硬質木片セメント板等の面材7
4を取り付けることによって耐力壁として構成されてい
る。
【0018】木質柱8,8,…は、垂直荷重を支えるた
めの例えば厚さ100mm、幅100mmの補強材であ
り、床パネル6の四隅に配設されている。したがって、
各壁パネル7は、床パネル6の3つの側縁に沿って、か
つ、木質柱8と木質柱8との間に立設されることにな
る。また、鉄骨梁9は、曲げ剛性を補強する、例えば、
梁背250mm、幅50mm、厚さ3.2mmの溝形鋼
であり、下階の壁パネル7,7,…(又は基礎1)に直
接載置されない上階(又は一階)の床パネル6の側縁部
に沿って、木質柱8と木質柱8との間に架け渡されてい
る。この鉄骨梁9の溝部には、図5に示すように、床枠
組を構成する多数の根太61の木口部が挿入され、鉄骨
梁9のウェブ91に溶接により固定された梁内床受け部
材64の上面に載置されている。
【0019】また、屋根ユニット5は、相対向する2枚
の妻トラス梁51,51と、これらの妻トラス梁51,
51間に架設された桁梁、継梁52と、これらの梁5
1,52の上面に設けられた屋根板53とから構成され
ている。
【0020】次に、図2乃至図4を参照して、この例の
柱・梁間の接合部の構造について説明する。該当する木
質柱8の(床パネル6の高さに概略相当する)下端部の
側面であって、突き合わせられる鉄骨梁9のウェブ91
面と平行な外側面には、上下一対のスリット溝81,8
2が設けられている。これらのスリット溝81,82
は、鉄骨梁9の上下フランジ92,93間距離(この例
では、略250mm)と略同距離、互いに離隔されてい
て、各スリット溝92,93は、溝幅を、鉄骨梁9の各
フランジ92,93の厚さ(この例では、略3.2m
m)と略同寸に、また、深さを、鉄骨梁9の各フランジ
92,93の横幅(この例では略50mm)と略同寸に
それぞれ設定されている。一方、鉄骨梁9の端部には、
ウェブ91の上端縁から上方に延在する上部補強板94
と、ウェブ91の下端縁から下方に延在する下部補強板
95と、鉄骨梁9の端面開口を閉塞する端面板96と
が、それぞれ溶接により固着されている。上部補強板9
4、下部補強板95及び端面板96には、それぞれ複数
の釘穴94a,95a,96a,…が穿孔されている。
【0021】しかして、木質柱8と鉄骨梁9とは、鉄骨
梁9を構成する上下のフランジ92,93を木質柱8に
刻設された一対のスリット溝81,82に、ウェブ91
の内面が、木質柱8の外側面であって、上下一対のスリ
ット溝92,93で挟まれる部位に当接状態となるま
で、緊密に嵌合させられている。この状態において、上
部補強板94は、木質柱8の外側面であって、上側のス
リット溝81よりも上方の部位に、釘穴94a,94
a,…を経由してZN40等の釘11,11,…が打ち
込まれて固定されている。下部補強板95は、木質柱8
の外側面であって、下側のスリット溝82よりも下方の
部位に、釘穴95a,95a,…を経由してZN40等
の釘11,11,…が打ち込まれて固定されている。さ
らに、端面板96は、木質柱8の鉄骨梁9と背向する側
面に、釘穴96a,96a,…を経由してZN40等の
釘11,11,…が打ち込まれて固定されている。
【0022】上記構成の建物ユニット2,3,4は、工
場で生産された後、建築現場に輸送され、予め準備した
基礎の上に据付・組立される。各建物ユニット2,3,
4を工場で生産する際において、上記鉄骨梁9を木質柱
8に取付固定するには、図4に示すように、まず、鉄骨
梁9のフランジ92,93をスリット溝81,82に緊
密に嵌合させる。この際、予め鉄骨梁9に溶着された端
面板96を、木質柱8の鉄骨梁9と背向する側面に当接
させながら、予め溶着されたウェブ91の端部の内面、
上部補強板94及び下部補強板95が木質柱8の鉄骨梁
9側の面の所定の部位に当接する状態になるまで、フラ
ンジ92,93をスリット溝81,82に嵌合させる。
次に、上部補強板94の釘穴94a,94a,…、下部
補強板95の釘穴95a,95a,…、端面板96の釘
穴96a,96a,…を通して釘11,11,…を木質
柱8に打ち込み、上部補強板94、下部補強板95及び
端面板96を固定して、木質柱8と鉄骨梁9とを接合す
る。
【0023】このように、上記構成によれば、鋼梁9に
作用する積載荷重等の鉛直力(図6中矢印aで示す方向
の力)に対しては、木質柱8のスリット溝81,82に
水平に嵌合載置されたフランジ92,93の支圧力で対
抗でき、さらには、上部補強板94及び下部補強板95
から木質柱8に打ち込まれた釘11,11,…の抗剪断
力によっても対抗できる。一方、鋼梁9に作用する風圧
力や地震等の水平力のうち、鋼梁9の長さ方向に沿って
鋼梁を引き抜く方向(同図中矢印bで示す方向)の力に
対しては、上部補強板94及び下部補強板95から木質
柱8に打ち込まれた釘11,11,…の抗剪断力によっ
て対抗でき、さらに木質柱8の側面に当接配置される端
面板96の支圧力でも対抗できる。また、鋼梁9の幅方
向に沿って鋼梁9を木質柱8に押し付ける方向(同図中
矢印cで示す方向)の力に対しては、木質柱8の側面に
当接配置される上部補強板94及び下部補強板95の支
圧力で対抗でき、鋼梁9の幅方向に沿って鋼梁9を引き
抜く方向(同図中矢印dで示す方向)の力に対しては、
上部補強板94及び下部補強板95から木質柱8に打ち
込まれた釘11,11,…の抗引抜力によって対抗でき
る他、端面板96から木質柱8に打ち込まれた釘11,
11,…の抗剪断力によっても対抗できる。したがっ
て、水平荷重に対しても垂直荷重に対しても、高い接合
強度を得ることができる。
【0024】それゆえ、壁式工法による木質系の建物ユ
ニットを、この実施例の接合構造で補強することによ
り、壁式工法による木質系ユニット建物の三階建化、長
スパン化を安全確実に実現できる。また、同一の曲げ剛
性を有する場合、鉄骨梁の方が、木質梁に較べて安価で
あるので、コスト面でも有利である。
【0025】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、固定具は
釘に限らず、ビスやリベットを使用しても良い。さらに
は、ボルトを用いて、木質柱を貫通させて、締結させて
も良い。また、使用する釘の個数は、適宜増減できる。
また、鉄骨梁は、溝形鋼に限らず、H形鋼でも良い。さ
らに、上下のフランジは、必ずしも緊密に、上下一対の
スリットに嵌合させる必要はない。
【0026】また、端面板96に代えて、図7に示すよ
うに、鉄骨梁9の端面から木質柱8の幅分だけ奥側に後
退する位置に、端面板96と略同一形状・同一機能を有
する固定板96aを設けるようにしても良いし、図8に
示すように、端面板96と固定板96aとで、木質柱8
を挟着する状態に釘打ち固定しても良い。また、図9に
示すように、状況に応じて端面板96も固定板96aも
省略しても良い。さらに、端面板96の大きさは実施例
のものに限らず、図10に示す端面板96bのように、
縦方向に延ばして、上部補強板94の上端から下部補強
板95の下端までの距離と略同一の長さとしても良い。
また、ウェブ91と木質柱8とを釘打ち等で固定しても
良い。
【0027】また、建物ユニットは、壁パネルが床パネ
ルの三方の側縁に立設されてなるコの字壁状のユニット
に限らず、床パネルの相交差する側縁に壁パネルを立設
してなるL字壁状のユニットや、床パネルの相対向する
側縁に壁パネルを立設してなる二の字壁状のユニットに
も適用できる。また、上述の実施例では、柱の下端部と
床梁間との接合構造について述べたが、この発明は、こ
れに限らず、柱の上端部と天井梁間との接合構造にも適
用できる。また、この発明は、木質系三階建ユニット建
物に限らず、例えばスパンの長い木質系二階建ユニット
の補強手段として用いても好適である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の接
合構造によれば、鋼梁に作用する積載荷重等の鉛直力に
対しては、木質柱のスリット溝に水平に嵌合載置された
上下フランジの支圧力で対抗でき、さらには、上部補強
板及び下部補強板から木質柱に打ち(ねじ)込まれた釘
やビス等の固定具の抗剪断力によっても対抗できる。一
方、鋼梁に作用する風圧力や地震等の水平力のうち、鋼
梁の長さ方向に沿って鋼梁を引き抜く方向の力に対して
は、上部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち(ね
じ)込まれた釘やビス等の固定具の抗剪断力によって対
抗でき、鋼梁の幅方向に沿って鋼梁を木質柱に押し付け
る方向の力に対しては、木質柱の側面に当接配置される
上部補強板及び下部補強板の支圧力で対抗でき、鋼梁の
幅方向に沿って鋼梁を引き抜く方向の力に対しては、上
部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち(ねじ)込ま
れた釘やビス等の固定具の抗引抜力によって対抗でき
る。したがって、水平荷重に対しても垂直荷重に対して
も、高い接合強度を得ることができる。なお、スリット
溝を設けたことによる木質柱の曲げ強度の低下は、上部
補強板と下部補強板とにより補われる。
【0029】また、請求項2記載の接合構造では、請求
項1記載の構成に加えて、鋼梁の端部に、ウェブの内面
と直交する木質柱の側面に固定具で固定された第3の補
強板が付加されているので、鋼梁に作用する風圧力や地
震等の水平力のうち、鋼梁の長さ方向に沿って鋼梁を引
き抜く方向の力に対しては、上部補強板及び下部補強板
から木質柱に打ち(ねじ)込まれた釘やビス等の固定具
の抗剪断力によって対抗できる他、木質柱の側面に当接
配置される第3の補強板の支圧力でも対向でき、鋼梁の
幅方向に沿って鋼梁を引き抜く方向の力に対しては、上
部補強板及び下部補強板から木質柱に打ち(ねじ)込ま
れた釘やビス等の固定具の抗引抜力によって対抗できる
他、第3の補強板から木質柱に打ち(ねじ)込まれた釘
やビス等の固定具の抗剪断力によっても対抗できる。し
たがって、請求項1記載の接合構造よりも、一段と高い
接合強度を得ることができる。
【0030】さらに、請求項3記載の構成によれば、壁
式工法による木質系の建物ユニットを、請求項1又は2
記載の接合構造で補強することにより、壁式工法による
木質系ユニット建物の三階建化、長スパン化を安全確実
に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る木質三階建ユニット
建物の階層構成を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例の柱・梁間の接合部の構造(図1のA
部)を拡大して示す拡大斜視図である。
【図3】図2のB−B線に沿う水平断面図である。
【図4】同柱・梁間の接合部の構造(図2)を分解して
示す分解斜視図である。
【図5】図1のC部を拡大して示す拡大垂直断面図であ
る。
【図6】柱・梁間の接合部において、梁に作用する荷重
を説明するための図である。
【図7】同実施例の変形例である柱・梁間の接合部の構
造を拡大して示す拡大斜視図である。
【図8】同実施例の別の変形例である柱・梁間の接合部
の構造を拡大して示す拡大斜視図である。
【図9】同実施例のさらに別の変形例である柱・梁間の
接合部の構造を拡大して示す拡大斜視図である。
【図10】同実施例のさらに別の変形例である柱・梁間
の接合部の構造を拡大して示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
2,3,4 建物ユニット 6 床パネル 7 壁パネル 8 木質柱 81,82 スリット溝 9 鉄骨梁(鋼梁) 91 ウェブ 92 フランジ(上フランジ) 93 フランジ(下フランジ) 94 上部補強板 95 下部補強板 96,96b 端面板(第3の補強板) 97 固定板(第3の補強板) 11 釘(固定具)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質柱と鋼梁との接合構造であって、鋼
    梁は垂直なウェブとその上下端より水平に突設する一対
    のフランジからなり、前記木質柱に所定の間隔で切り込
    まれた上下一対のスリット溝に、前記鋼梁の上下のフラ
    ンジを嵌挿させると共に、 前記上フランジより垂直上方に一体延設された上部補強
    板を、上側の前記スリット溝よりも上方の前記木質柱の
    側面に固定具で固定する一方、 前記下フランジより垂直下方に一体延設された下部補強
    板を、下側の前記スリット溝よりも下方の前記木質柱の
    側面に固定具で固定してなることを特徴とする柱・梁間
    の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記鋼梁の端部には、前記ウェブの内面
    と直交する前記木質柱の任意の側面に固定具で固定され
    た第3の補強板が付加されていることを特徴とする請求
    項1記載の柱・梁間の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記接合構造は、床パネルの側縁に沿っ
    て壁パネルが立設されてなる木質の壁式構造を補強する
    手段として、当該壁式構造からなる建物ユニットに組み
    込まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の柱
    ・梁間の接合構造。
JP19021795A 1995-07-26 1995-07-26 柱・梁間の接合構造 Expired - Fee Related JP3415967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19021795A JP3415967B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 柱・梁間の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19021795A JP3415967B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 柱・梁間の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0941482A true JPH0941482A (ja) 1997-02-10
JP3415967B2 JP3415967B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=16254427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19021795A Expired - Fee Related JP3415967B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 柱・梁間の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3415967B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113006279B (zh) * 2021-03-19 2022-05-06 山东建筑大学 无机胶复合竹木结构中梁柱间连接节点、框架结构及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3415967B2 (ja) 2003-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7882665B2 (en) Construction configurations and construction methods of steel houses
US6058671A (en) Shim for modular building panels and method for using the same
TW544480B (en) A frame structure of a low-rise building
JP7205256B2 (ja) 壁パネルの設置施工方法
JP6595146B1 (ja) 建築物およびその建築工法
JPH0960107A (ja) 木質ラーメンフレームを組み込んだ枠組壁工法建物
JP7563458B2 (ja) 建築物
JP3415967B2 (ja) 柱・梁間の接合構造
JP7071802B2 (ja) 耐震シェルター設置構造の調整方法
JP2003147852A (ja) 低層建物の枠組構造
JP2008223358A (ja) 建物の施工方法
JP2883655B2 (ja) 建築用水平耐力部材
JPH108557A (ja) 木造建築物の接合構造
JPH0921178A (ja) 柱・梁間の接合構造
JP2837072B2 (ja) 建物ユニット
JP2809430B2 (ja) 木質建築軸組構造
JPH10338968A (ja) 木質軸組み部材用接合金具
JP3241125B2 (ja) 天井付き部屋ユニット
JP2988813B2 (ja) 木質構造物の柱−梁接合構造
JP2002339483A (ja) プレハブ耐力壁パネルとこれを用いた建物の施工方法
JP2003105863A (ja) 建物ユニット及びユニット建物
JP2918260B2 (ja) 建築用耐力パネルおよび建築軸組構造
JP2774059B2 (ja) 三階建ユニット建物
JP2024035048A (ja) 建物
JPH06257213A (ja) 屋根パネルと壁パネルとの接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees