JPH0941496A - 差筋取付方法及びそれに使用する中空型 - Google Patents
差筋取付方法及びそれに使用する中空型Info
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- JPH0941496A JPH0941496A JP19724595A JP19724595A JPH0941496A JP H0941496 A JPH0941496 A JP H0941496A JP 19724595 A JP19724595 A JP 19724595A JP 19724595 A JP19724595 A JP 19724595A JP H0941496 A JPH0941496 A JP H0941496A
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- Japan
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- differential
- container
- concrete
- attaching
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設コンクリートに凹凸のある孔を容易に設
けることができ、安定して差筋を取り付けることのでき
る方法、及び、その方法に使用する中空型を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 中空型1は細長い棒状に成形されてお
り、薄肉の樹脂によって中空に構成されている。中空型
1の一方の端部には尖端部2が設けられており、他方の
端部には膨出部3が設けられている。この膨出部3は、
貫通孔4が設けられていて円環状になっている。中空型
1の表面には、周方向に突出する突出部5が適宜間隔に
設けられている。中空型1の中空内部に水を封入する。
水の封入に際しては、膨出部3の上部に注入孔6が開口
されていて、この注入孔6から水を注入した後、この注
入孔6の周辺を加熱して閉塞できるようになっている。
上記の中空型1をコンクリート打設前に設置し、コンク
リートの凝固後に内部の水を除去しつつ中空型1を引き
上げて取り除き、既設コンクリート内に孔となる空間を
設ける。
けることができ、安定して差筋を取り付けることのでき
る方法、及び、その方法に使用する中空型を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 中空型1は細長い棒状に成形されてお
り、薄肉の樹脂によって中空に構成されている。中空型
1の一方の端部には尖端部2が設けられており、他方の
端部には膨出部3が設けられている。この膨出部3は、
貫通孔4が設けられていて円環状になっている。中空型
1の表面には、周方向に突出する突出部5が適宜間隔に
設けられている。中空型1の中空内部に水を封入する。
水の封入に際しては、膨出部3の上部に注入孔6が開口
されていて、この注入孔6から水を注入した後、この注
入孔6の周辺を加熱して閉塞できるようになっている。
上記の中空型1をコンクリート打設前に設置し、コンク
リートの凝固後に内部の水を除去しつつ中空型1を引き
上げて取り除き、既設コンクリート内に孔となる空間を
設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物等にお
いて、基礎コンクリートなどの既設部分とその上部に設
けられるいわゆる腰壁などの新設部分とを連結する際に
取り付けられる差筋の取付方法とそれに使用する中空型
に関する。
いて、基礎コンクリートなどの既設部分とその上部に設
けられるいわゆる腰壁などの新設部分とを連結する際に
取り付けられる差筋の取付方法とそれに使用する中空型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、差筋を使用する古典的なもの
としては、基礎コンクリート内と腰壁などの内部とに共
通する差筋が用いられており、基礎コンクリートを打設
するときに、コンクリート面から上方へ突き出る程の長
い差筋を配設しておき、基礎コンクリートを打設した後
に、この差筋がコンクリート面から突出するようにさ
れ、後日この突出する差筋を埋没させるように腰壁など
が設けられるようにされていた。しかし、基礎コンクリ
ートの打設に際しては、周知のとおり、建物の基礎とな
るべき部分を深く堀り、板材によってコンクリートによ
る打設すべき部分の周辺を囲むように構成されるいわゆ
る型枠を設け、打設したコンクリートが固まった後にこ
の型枠を取り除き、掘り下げた部分を地表の高さまで埋
め戻すのである。そこで、この埋め戻し作業のときに差
筋が打設コンクリート面から突出していると、作業に支
障を及ぼすものとなっていた。このようなことから、基
礎コンクリートの打設時に配設させる差筋と、腰壁など
のために配設される差筋とを、分離独立させることと
し、この既設コンクリート部分と新設コンクリート部分
とを連続させる技術が開発されている。このような技術
としては、インサートと呼ばれる接続具やホールインア
ンカーと呼ばれる接続方法があり、また、このような接
続具及び接続方法を改良したものとして、実公平4−1
6854号があった。
としては、基礎コンクリート内と腰壁などの内部とに共
通する差筋が用いられており、基礎コンクリートを打設
するときに、コンクリート面から上方へ突き出る程の長
い差筋を配設しておき、基礎コンクリートを打設した後
に、この差筋がコンクリート面から突出するようにさ
れ、後日この突出する差筋を埋没させるように腰壁など
が設けられるようにされていた。しかし、基礎コンクリ
ートの打設に際しては、周知のとおり、建物の基礎とな
るべき部分を深く堀り、板材によってコンクリートによ
る打設すべき部分の周辺を囲むように構成されるいわゆ
る型枠を設け、打設したコンクリートが固まった後にこ
の型枠を取り除き、掘り下げた部分を地表の高さまで埋
め戻すのである。そこで、この埋め戻し作業のときに差
筋が打設コンクリート面から突出していると、作業に支
障を及ぼすものとなっていた。このようなことから、基
礎コンクリートの打設時に配設させる差筋と、腰壁など
のために配設される差筋とを、分離独立させることと
し、この既設コンクリート部分と新設コンクリート部分
とを連続させる技術が開発されている。このような技術
としては、インサートと呼ばれる接続具やホールインア
ンカーと呼ばれる接続方法があり、また、このような接
続具及び接続方法を改良したものとして、実公平4−1
6854号があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各接続具及び接続方法は、いずれも既設コンクリートを
打設した後に行われるものであるため、既設コンクリー
ト内に配筋されている鉄筋の位置が不明であり、適当な
間隔で差筋を設けるほかなかった。また、既設コンクリ
ートに設けられる差筋用の孔の表面には凹凸がなく、こ
の孔と接着剤との間の引っ張り強度が弱く、差筋の取付
状態が不安定となっていた。本発明は、上記諸点にかん
がみ、既設コンクリートに凹凸のある孔を容易に設ける
ことができ、安定して差筋を取り付けることのできる方
法、及び、その方法に使用する中空型を提供することを
目的とする。
各接続具及び接続方法は、いずれも既設コンクリートを
打設した後に行われるものであるため、既設コンクリー
ト内に配筋されている鉄筋の位置が不明であり、適当な
間隔で差筋を設けるほかなかった。また、既設コンクリ
ートに設けられる差筋用の孔の表面には凹凸がなく、こ
の孔と接着剤との間の引っ張り強度が弱く、差筋の取付
状態が不安定となっていた。本発明は、上記諸点にかん
がみ、既設コンクリートに凹凸のある孔を容易に設ける
ことができ、安定して差筋を取り付けることのできる方
法、及び、その方法に使用する中空型を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の方法は、コンクリートの打設前において
差筋を取り付けるべき所望の位置に、予め液体又は気体
を封入した細長い樹脂容器を配設し、コンクリート打設
後にこの樹脂容器から上記の液体又は気体を除去しつ
つ、該容器を取り出すことによって空間を構成させ、こ
の空間内に接着剤を注入した後に差筋を挿入することを
特徴とする差筋取付方法を要旨とする。
めに、本発明の方法は、コンクリートの打設前において
差筋を取り付けるべき所望の位置に、予め液体又は気体
を封入した細長い樹脂容器を配設し、コンクリート打設
後にこの樹脂容器から上記の液体又は気体を除去しつ
つ、該容器を取り出すことによって空間を構成させ、こ
の空間内に接着剤を注入した後に差筋を挿入することを
特徴とする差筋取付方法を要旨とする。
【0005】そして、前記樹脂容器が、表面の適宜位置
に突出部を有する樹脂容器であるのが好ましい。また、
前記樹脂容器が、柔軟な薄肉の樹脂材料によって構成さ
れるのが好ましく、前記接着剤を、エポキシ樹脂と硬化
剤とを混合してなる接着剤とするのが好ましい。また、
接着剤としてモルタルを使用するものでもよい。
に突出部を有する樹脂容器であるのが好ましい。また、
前記樹脂容器が、柔軟な薄肉の樹脂材料によって構成さ
れるのが好ましく、前記接着剤を、エポキシ樹脂と硬化
剤とを混合してなる接着剤とするのが好ましい。また、
接着剤としてモルタルを使用するものでもよい。
【0006】また、本発明の方法は、柔軟な樹脂によっ
て薄肉細長に成形され、かつ、表面の適宜位置に突出部
を有する樹脂容器に予め液体又は気体を封入し、これを
コンクリートの打設前において差筋を取り付けるべき所
望の位置に配設し、コンクリート打設後にこの樹脂容器
から上記の液体又は気体を除去しつつ、該容器を取り出
すことによって空間を構成させ、この空間内に接着剤を
注入した後に差筋を挿入することを特徴とする差筋取付
方法をも要旨としている。
て薄肉細長に成形され、かつ、表面の適宜位置に突出部
を有する樹脂容器に予め液体又は気体を封入し、これを
コンクリートの打設前において差筋を取り付けるべき所
望の位置に配設し、コンクリート打設後にこの樹脂容器
から上記の液体又は気体を除去しつつ、該容器を取り出
すことによって空間を構成させ、この空間内に接着剤を
注入した後に差筋を挿入することを特徴とする差筋取付
方法をも要旨としている。
【0007】一方、本発明の中空型は、表面の適宜位置
を突出させた中空棒状の容器内に、液体又は気体を封入
してなることを特徴とする差筋取付方法に使用する中空
型を要旨としている。
を突出させた中空棒状の容器内に、液体又は気体を封入
してなることを特徴とする差筋取付方法に使用する中空
型を要旨としている。
【0008】また、表面の適宜位置に設けられた突出部
と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けら
れた膨出部とを備えてなる中空棒状の容器内に、液体又
は気体を封入してなることを特徴とする差筋取付方法に
使用する中空型をも要旨としている。
と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けら
れた膨出部とを備えてなる中空棒状の容器内に、液体又
は気体を封入してなることを特徴とする差筋取付方法に
使用する中空型をも要旨としている。
【0009】そして、前記容器が、柔軟な薄肉の樹脂材
料によって構成されることが好ましく、前記膨出部が、
貫通孔を有する円環状の膨出部であることが好ましい。
料によって構成されることが好ましく、前記膨出部が、
貫通孔を有する円環状の膨出部であることが好ましい。
【0010】また、本発明は、表面の適宜位置に設けら
れた突出部と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端
部に設けられた円環状の膨出部とを備えるとともに、柔
軟な薄肉の樹脂材料によって構成されてなる中空棒状の
容器内に、液体又は気体を封入してなることを特徴とす
る差筋取付方法に使用する中空型を要旨としている。
れた突出部と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端
部に設けられた円環状の膨出部とを備えるとともに、柔
軟な薄肉の樹脂材料によって構成されてなる中空棒状の
容器内に、液体又は気体を封入してなることを特徴とす
る差筋取付方法に使用する中空型を要旨としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、差筋の取付方法に使用する
中空型の実施形態について説明する。図1に示すよう
に、中空型1は細長い棒状に成形されており、薄肉の樹
脂によって中空に構成されている。この中空型1の一方
の端部(図中下端)には、尖端部2が設けられており、
他方の端部(図中上端)には膨出部3が設けられてい
る。この膨出部3は、貫通孔4が設けられていて円環状
になっている。また、中空型1の表面には、周方向に突
出する突出部5が適宜間隔に設けられている。そして、
この中空型1の中空内部には、水が封入されており、コ
ンクリート内において変形しないようになっている。水
の封入に際しては、膨出部3の上部に注入孔6が開口さ
れていて、この注入孔6から水を注入した後、この注入
孔6の周辺を加熱して閉塞できるようになっている。こ
のような構成の中空型1は、基礎となるコンクリートが
打設されるときに、コンクリート内に残すように使用さ
れる。そして、当該コンクリートが凝固した後に外部へ
引き出され、中空型1のあった部分を中空として残存さ
せるものである。そこで、中空型1はコンクリートの内
部において、図1の状態のように、膨出部3を上側、尖
端部2を下側にした状態で存在させており、膨出部3は
コンクリートの外部に位置するように設けられる。従っ
て、中空型1をコンクリートから引き出すとき、膨出部
3を引っ張ることによって、外へ引き出すことができる
とともに、下端に尖端部2を設けたことによって、中空
型1の下部における隅部分が鈍角を構成するので、中空
型1がコンクリートから容易に剥がれることとなる。
に基づいて説明する。まず、差筋の取付方法に使用する
中空型の実施形態について説明する。図1に示すよう
に、中空型1は細長い棒状に成形されており、薄肉の樹
脂によって中空に構成されている。この中空型1の一方
の端部(図中下端)には、尖端部2が設けられており、
他方の端部(図中上端)には膨出部3が設けられてい
る。この膨出部3は、貫通孔4が設けられていて円環状
になっている。また、中空型1の表面には、周方向に突
出する突出部5が適宜間隔に設けられている。そして、
この中空型1の中空内部には、水が封入されており、コ
ンクリート内において変形しないようになっている。水
の封入に際しては、膨出部3の上部に注入孔6が開口さ
れていて、この注入孔6から水を注入した後、この注入
孔6の周辺を加熱して閉塞できるようになっている。こ
のような構成の中空型1は、基礎となるコンクリートが
打設されるときに、コンクリート内に残すように使用さ
れる。そして、当該コンクリートが凝固した後に外部へ
引き出され、中空型1のあった部分を中空として残存さ
せるものである。そこで、中空型1はコンクリートの内
部において、図1の状態のように、膨出部3を上側、尖
端部2を下側にした状態で存在させており、膨出部3は
コンクリートの外部に位置するように設けられる。従っ
て、中空型1をコンクリートから引き出すとき、膨出部
3を引っ張ることによって、外へ引き出すことができる
とともに、下端に尖端部2を設けたことによって、中空
型1の下部における隅部分が鈍角を構成するので、中空
型1がコンクリートから容易に剥がれることとなる。
【0012】次に、上記の中空型を使用して行う差筋の
取付方法の実施形態を説明する。図2に示すように、既
設コンクリートを打設すべき範囲には水平方向の鉄筋6
0が複数配筋されており、既設コンクリートを打設する
前に差筋を設けるべき位置を特定し、その位置におい
て、枠板10,13内に設けられた水平方向の鉄筋60
に挟持材15を介して中空型1を挟持させる。このと
き、中空型1は鉄筋60に直交するように挟持されるた
め垂直方向に垂下するようになる。そして、枠板10,
13によって構成される打設範囲内にコンクリートを流
し込む。このとき、中空型1は挟持材15により鉄筋6
0に強固に挟着されているため、コンクリートの圧力に
よって中空型1が容易に傾くことはない。このようにし
て、コンクリートが凝固するまで放置し、正確には、差
筋の取付け作業をするまで放置する。この状態では、図
3(a)に示すように、膨出部3だけが既設コンクリー
ト20の外方に露出している状態となり、膨出部3が他
の工事、例えば、埋め戻しなどの工事に支障を与えるも
のではなく、しかも、樹脂によって構成されているの
で、作業者が踏んだとしても何ら問題となることはな
い。次に、中空型1を既設コンクリート20から除去す
る。この除去の際には、図3(a)に示すように、膨出
部3に千枚通し21のようなもので孔を開け、中空型1
の内部に封入している水を除去する。これによって、中
空型1は、その内部の圧力が低下することによって形状
を変化させる。図3(b)に示すように、中空型1の表
面は内方へ収縮しているので、膨出部3から上方へ引き
上げることによって、容易に除去することができるので
ある。即ち、中空型1には複数の突出部5が設けられて
いるが、この突出部5は、上記のように突出状態を維持
することができなくなるのである。従って、中空型1を
引き上げることきに、抵抗となる部分が逐次変形するた
めに、中空型1の外部表面、特に突出部5が内側に収縮
するので、除去が容易に行えることとなる。このように
して、中空型1を除去した後の既設コンクリート20の
内には、空間部分31が設けられた状態となり、図3
(b)にも示しているように、この中空部分31は、前
記中空型1と同形状を構成することになる。即ち、下端
には尖端状部分32があり、また、既設コンクリート2
0の内に適宜間隔で突出する部分35が存在している。
そして、図4(a)に示すように、この中空部分31に
モルタル40を注入するとともに、図4(b)に示すよ
うに、異形鉄筋による差筋50を挿入する。このモルタ
ル40が凝固することによって、差筋50の取付を了す
ることができるものである。ここで、取り付けられた差
筋50は、図4(b)に示されているように、モルタル
40との間で節部分が噛み合って凝固しており、かつ、
既設コンクリート20との間においても、モルタル40
が前記の突出部分35に充填されて、噛み合った状態で
凝固している。このことからも明らかなとおり、差筋5
0に対して既設コンクリート20から引き抜かれる方向
(図中上方)に力が作用しても、この差筋50が容易に
抜けることはない。
取付方法の実施形態を説明する。図2に示すように、既
設コンクリートを打設すべき範囲には水平方向の鉄筋6
0が複数配筋されており、既設コンクリートを打設する
前に差筋を設けるべき位置を特定し、その位置におい
て、枠板10,13内に設けられた水平方向の鉄筋60
に挟持材15を介して中空型1を挟持させる。このと
き、中空型1は鉄筋60に直交するように挟持されるた
め垂直方向に垂下するようになる。そして、枠板10,
13によって構成される打設範囲内にコンクリートを流
し込む。このとき、中空型1は挟持材15により鉄筋6
0に強固に挟着されているため、コンクリートの圧力に
よって中空型1が容易に傾くことはない。このようにし
て、コンクリートが凝固するまで放置し、正確には、差
筋の取付け作業をするまで放置する。この状態では、図
3(a)に示すように、膨出部3だけが既設コンクリー
ト20の外方に露出している状態となり、膨出部3が他
の工事、例えば、埋め戻しなどの工事に支障を与えるも
のではなく、しかも、樹脂によって構成されているの
で、作業者が踏んだとしても何ら問題となることはな
い。次に、中空型1を既設コンクリート20から除去す
る。この除去の際には、図3(a)に示すように、膨出
部3に千枚通し21のようなもので孔を開け、中空型1
の内部に封入している水を除去する。これによって、中
空型1は、その内部の圧力が低下することによって形状
を変化させる。図3(b)に示すように、中空型1の表
面は内方へ収縮しているので、膨出部3から上方へ引き
上げることによって、容易に除去することができるので
ある。即ち、中空型1には複数の突出部5が設けられて
いるが、この突出部5は、上記のように突出状態を維持
することができなくなるのである。従って、中空型1を
引き上げることきに、抵抗となる部分が逐次変形するた
めに、中空型1の外部表面、特に突出部5が内側に収縮
するので、除去が容易に行えることとなる。このように
して、中空型1を除去した後の既設コンクリート20の
内には、空間部分31が設けられた状態となり、図3
(b)にも示しているように、この中空部分31は、前
記中空型1と同形状を構成することになる。即ち、下端
には尖端状部分32があり、また、既設コンクリート2
0の内に適宜間隔で突出する部分35が存在している。
そして、図4(a)に示すように、この中空部分31に
モルタル40を注入するとともに、図4(b)に示すよ
うに、異形鉄筋による差筋50を挿入する。このモルタ
ル40が凝固することによって、差筋50の取付を了す
ることができるものである。ここで、取り付けられた差
筋50は、図4(b)に示されているように、モルタル
40との間で節部分が噛み合って凝固しており、かつ、
既設コンクリート20との間においても、モルタル40
が前記の突出部分35に充填されて、噛み合った状態で
凝固している。このことからも明らかなとおり、差筋5
0に対して既設コンクリート20から引き抜かれる方向
(図中上方)に力が作用しても、この差筋50が容易に
抜けることはない。
【0013】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、取付方法については、図5に示すように、既設コン
クリートを打設する際に設けられる枠板10,13の上
端に、中空型1の膨出部3の貫通孔4に棒状部材11を
貫通させながら吊り下げ、この棒状部材11を、コンク
リート打設する際に移動しないように枠に強固に釘止め
させるようにして中空型1を埋め込むことも可能であ
る。
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、取付方法については、図5に示すように、既設コン
クリートを打設する際に設けられる枠板10,13の上
端に、中空型1の膨出部3の貫通孔4に棒状部材11を
貫通させながら吊り下げ、この棒状部材11を、コンク
リート打設する際に移動しないように枠に強固に釘止め
させるようにして中空型1を埋め込むことも可能であ
る。
【0014】
【実施例】上記の差筋取付方法において、中空部分31
の内部に注入するモルタル40の他に即乾性のある接着
剤を使用すると、短時間で既設コンクリート20と差筋
50とを凝固させることができる。その接着剤として
は、エボキシ樹脂と硬化剤とを混合させたものを使用す
ることができる。また、中空型1の材質としてはビニー
ルを使用すると、水を封入したときの変形が少なく、し
かも、程よい柔軟性を有する中空型1を設けることがで
きる。
の内部に注入するモルタル40の他に即乾性のある接着
剤を使用すると、短時間で既設コンクリート20と差筋
50とを凝固させることができる。その接着剤として
は、エボキシ樹脂と硬化剤とを混合させたものを使用す
ることができる。また、中空型1の材質としてはビニー
ルを使用すると、水を封入したときの変形が少なく、し
かも、程よい柔軟性を有する中空型1を設けることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法は、コンク
リートの打設前において差筋を取り付けるべき所望の位
置に、予め液体又は気体を封入した細長い樹脂容器を配
設し、コンクリート打設後にこの樹脂容器から上記の液
体又は気体を除去しつつ、該容器を取り出すことによっ
て空間を構成させ、この空間内に接着剤を注入した後に
差筋を挿入することを特徴とする差筋取付方法を要旨と
するので、樹脂容器を除去した位置に差筋を配設すれば
よいので、差筋を設けるべき位置が一目瞭然となる。ま
た、ホールインアンカーのようにアンカーを打ち込まな
くてもよいので、作業が軽減される。そして、樹脂容器
は、内部に封入した液体又は気体を除去することによっ
て、内部の圧力を低下させ、その結果、樹脂容器の形状
を変形させて取り出しを容易にするものであるので、外
形状を任意の形に構成することもできる。即ち、その表
面に多数の凹凸を設けることによって、コンクリート打
設後の中空部分表面を凹凸にすることができるので、接
着剤とコンクリートとの接着を強力なものにすることが
できる。
リートの打設前において差筋を取り付けるべき所望の位
置に、予め液体又は気体を封入した細長い樹脂容器を配
設し、コンクリート打設後にこの樹脂容器から上記の液
体又は気体を除去しつつ、該容器を取り出すことによっ
て空間を構成させ、この空間内に接着剤を注入した後に
差筋を挿入することを特徴とする差筋取付方法を要旨と
するので、樹脂容器を除去した位置に差筋を配設すれば
よいので、差筋を設けるべき位置が一目瞭然となる。ま
た、ホールインアンカーのようにアンカーを打ち込まな
くてもよいので、作業が軽減される。そして、樹脂容器
は、内部に封入した液体又は気体を除去することによっ
て、内部の圧力を低下させ、その結果、樹脂容器の形状
を変形させて取り出しを容易にするものであるので、外
形状を任意の形に構成することもできる。即ち、その表
面に多数の凹凸を設けることによって、コンクリート打
設後の中空部分表面を凹凸にすることができるので、接
着剤とコンクリートとの接着を強力なものにすることが
できる。
【0016】そして、前記樹脂容器が、表面の適宜位置
に突出部を有する樹脂容器であれば、前記したコンクリ
ート打設後の中空部分表面の凹凸を、適宜位置において
設けることができる。また、前記樹脂容器が、柔軟な薄
肉の樹脂材料によって構成されることによって、樹脂容
器内に封入した液体又は気体を除去したとき、当該樹脂
容器の形状を大きく変化できることとなる。なお、接着
剤は、十分な接着力であれば問題ないが、上記のように
接着剤とコンクリートとは凹凸状に接するので、従来よ
り使用されているエポキシ樹脂と硬化剤とを混合してな
る接着剤、又は、モルタルで十分に取り付けることがで
きるものである。
に突出部を有する樹脂容器であれば、前記したコンクリ
ート打設後の中空部分表面の凹凸を、適宜位置において
設けることができる。また、前記樹脂容器が、柔軟な薄
肉の樹脂材料によって構成されることによって、樹脂容
器内に封入した液体又は気体を除去したとき、当該樹脂
容器の形状を大きく変化できることとなる。なお、接着
剤は、十分な接着力であれば問題ないが、上記のように
接着剤とコンクリートとは凹凸状に接するので、従来よ
り使用されているエポキシ樹脂と硬化剤とを混合してな
る接着剤、又は、モルタルで十分に取り付けることがで
きるものである。
【0017】一方、本発明の中空型は、表面の適宜位置
を突出させた中空棒状の容器内に、液体又は気体を封入
してなることを特徴とする差筋取付方法に使用する中空
型を要旨としているので、容器内の液体又は気体を取り
出すことによって中空型を取り出すことができるように
なり、また、凝固したコンクリートから中空型を除去し
たときにできる中空部分は、当然に中空型と同じ形状と
なるので、差筋の取付けに必要最小限度の中空部分を精
度よく設けることができる。
を突出させた中空棒状の容器内に、液体又は気体を封入
してなることを特徴とする差筋取付方法に使用する中空
型を要旨としているので、容器内の液体又は気体を取り
出すことによって中空型を取り出すことができるように
なり、また、凝固したコンクリートから中空型を除去し
たときにできる中空部分は、当然に中空型と同じ形状と
なるので、差筋の取付けに必要最小限度の中空部分を精
度よく設けることができる。
【0018】また、表面の適宜位置に設けられた突出部
と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けら
れた膨出部とを備えてなる中空棒状の容器内に、液体又
は気体を封入してなることを特徴とする差筋取付方法に
使用する中空型をも要旨としているので、膨出部が外に
位置するようにコンクリートを打設することによって、
中空型の存在位置を発見しやすくさせることができ、ま
た、上記の状態でコンクリートを打設することによっ
て、コンクリートの最も奥に尖端部が位置することにな
るが、尖端部周辺の隅部分は鈍角を構成するので、コン
クリートからの除去が容易となる。
と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けら
れた膨出部とを備えてなる中空棒状の容器内に、液体又
は気体を封入してなることを特徴とする差筋取付方法に
使用する中空型をも要旨としているので、膨出部が外に
位置するようにコンクリートを打設することによって、
中空型の存在位置を発見しやすくさせることができ、ま
た、上記の状態でコンクリートを打設することによっ
て、コンクリートの最も奥に尖端部が位置することにな
るが、尖端部周辺の隅部分は鈍角を構成するので、コン
クリートからの除去が容易となる。
【0019】そして、前記膨出部が、貫通孔を有する円
環状の膨出部であることによって、中空型をコンクリー
トの打設前に型枠に設ける際、この貫通孔内に棒状部材
を貫通させて支持させることによって、この中空型を吊
り下げることができる。また、膨出部を引っ張って容器
を取り出すとき、この貫通孔を引き掛けるようにして引
き出すことができ、作業効率を向上させることができ
る。
環状の膨出部であることによって、中空型をコンクリー
トの打設前に型枠に設ける際、この貫通孔内に棒状部材
を貫通させて支持させることによって、この中空型を吊
り下げることができる。また、膨出部を引っ張って容器
を取り出すとき、この貫通孔を引き掛けるようにして引
き出すことができ、作業効率を向上させることができ
る。
【図1】本発明の中空型の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】中空型の使用状態を示す説明図である。
【図3】本発明の方法の実施形態を示す説明図である。
【図4】本発明の方法の実施形態を示す説明図である。
【図5】中空型の使用状態を示す説明図である。
1 中空型 2 尖端部 3 膨出部 4 貫通孔 5 突出部 10,13 型枠 11 棒状部材 12 釘 20 コンクリート 31 中空部分 40 モルタル 50 差筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/02 103 E04G 21/02 103Z 21/12 105 21/12 105B
Claims (11)
- 【請求項1】 コンクリートの打設前において差筋を取
り付けるべき所望の位置に、予め液体又は気体を封入し
た細長い樹脂容器を配設し、コンクリート打設後にこの
樹脂容器から上記の液体又は気体を除去しつつ、該容器
を取り出すことによって空間を構成させ、この空間内に
接着剤を注入した後に差筋を挿入することを特徴とする
差筋取付方法。 - 【請求項2】 前記樹脂容器が、表面の適宜位置に突出
部を有する樹脂容器である請求項1記載の差筋取付方
法。 - 【請求項3】 前記樹脂容器が、柔軟な薄肉の樹脂材料
によって構成された請求項1記載の差筋取付方法。 - 【請求項4】 前記接着剤を、エポキシ樹脂と硬化剤と
を混合してなる接着剤とした請求項1記載の差筋取付方
法。 - 【請求項5】 前記接着剤としてモルタルを使用し、空
間内に注入してなる請求項1記載の差筋取付方法。 - 【請求項6】 柔軟な樹脂によって薄肉細長に成形さ
れ、かつ、表面の適宜位置に突出部を有する樹脂容器に
予め液体又は気体を封入し、これをコンクリートの打設
前において差筋を取り付けるべき所望の位置に配設し、
コンクリート打設後にこの樹脂容器から上記の液体又は
気体を除去しつつ、該容器を取り出すことによって空間
を構成させ、この空間内に接着剤を注入した後に差筋を
挿入することを特徴とする差筋取付方法。 - 【請求項7】 表面の適宜位置を突出させた中空棒状の
容器内に、液体又は気体を封入してなることを特徴とす
る差筋取付方法に使用する中空型。 - 【請求項8】 表面の適宜位置に設けられた突出部と、
一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けられた
膨出部とを備えてなる中空棒状の容器内に、液体又は気
体を封入してなることを特徴とする差筋取付方法に使用
する中空型。 - 【請求項9】 前記容器が、柔軟な薄肉の樹脂材料によ
って構成された請求項7又は8記載の差筋取付方法に使
用する中空型。 - 【請求項10】 前記膨出部が、貫通孔を有する円環状
の膨出部である請求項8記載の差筋取付方法に使用する
中空型。 - 【請求項11】 表面の適宜位置に設けられた突出部
と、一方端部に設けられた尖端部と、他方端部に設けら
れた円環状の膨出部とを備えるとともに、柔軟な薄肉の
樹脂材料によって構成されてなる中空棒状の容器内に、
液体又は気体を封入してなることを特徴とする差筋取付
方法に使用する中空型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19724595A JPH0941496A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 差筋取付方法及びそれに使用する中空型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19724595A JPH0941496A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 差筋取付方法及びそれに使用する中空型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941496A true JPH0941496A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16371272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19724595A Pending JPH0941496A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 差筋取付方法及びそれに使用する中空型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0941496A (ja) |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP19724595A patent/JPH0941496A/ja active Pending
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