JPH0942287A - リニアガイドのシール装置 - Google Patents

リニアガイドのシール装置

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JPH0942287A
JPH0942287A JP7193671A JP19367195A JPH0942287A JP H0942287 A JPH0942287 A JP H0942287A JP 7193671 A JP7193671 A JP 7193671A JP 19367195 A JP19367195 A JP 19367195A JP H0942287 A JPH0942287 A JP H0942287A
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seal
guide rail
slider
seal lip
rolling
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JP7193671A
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Toru Tsukada
徹 塚田
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NSK Ltd
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Priority to US10/263,674 priority patent/US6672764B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールを案内レールの各部分の形状に倣って
確実に接触させることができるリニアガイドのシール装
置を提供する。 【解決手段】 サイドシール31のシールリップL2
案内レールのボール転動溝に接触する部分(溝摺動突起
34の部分)に切欠き36をシール本体33の厚さ方向
に複数形成して該シールリップL2 を3以上に分割す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械,産業機
械等に用いられるリニアガイドのシール装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアガイドとしては、例えば図
15及び16に示すようなものが知られている。これ
は、軸方向に長く延びる案内レール1と、その上に移動
可能に跨架した横断面形状がほぼコ字状のスライダ2と
を備えている。案内レール1の両側面には軸方向にボー
ル転動溝3が形成されている。スライダ2のスライダ本
体2Aには、その両袖部4の内側面に、図16に示すよ
うに前記ボール転動溝3に対向するボール転動溝5がそ
れぞれ形成されている。そして、これらの向き合った両
ボール転動溝3,5の間には転動体としての多数のボー
ル6が転動自在に装填され、そのボール6の転動を介し
て、スライダ2が案内レール1上を軸方向に移動するよ
うになっている。スライダ本体2Aの袖部4の肉厚内に
は更に軸方向に貫通するボール戻り通路7が形成される
とともに、スライダ本体2Aの前後両端に取りつけた断
面形状ほぼコ字状のエンドキャップ2Bに、上記ボール
戻り通路7とボール転動溝3,5とを連通させるU字形
の湾曲路8が形成されてエンドレスのボール循環路が構
成されている。
【0003】案内レール1とスライダ2との間を転動す
るボール6は、スライダ2の進行方向にそれより遅い速
度で両ボール転動溝3,5内を進行してスライダ本体2
Aの一端部に移動し、そこで湾曲路8に導かれてUター
ンしてボール戻り通路7を経てスライダ本体2Aの他端
部に移動する。そこで湾曲路8に導かれて今度は逆Uタ
ーンし、ボール転動溝3,5内に戻る循環を繰り返す。
【0004】なお、図15中のgはスライダ2の内部の
ボール転動箇所等に潤滑剤を供給するためのグリスニッ
プルである。また、図16中のHは、スライダ2を案内
レール1から外した場合に、ボール6の脱落を防止する
保持器である。ところで、上記の案内レール1と、その
上に跨架されて移動するスライダ2との間に介在する隙
間にゴミ,ほこり,切粉等の異物が入り込みボール転動
溝面等に付着すると、ボール6の円滑な転動が妨げられ
る。そこで、スライダ2の前後両端の隙間からの異物の
侵入を防ぐサイドシール10が、上記エンドキャップ2
Bの外端面2cに取付けられる。
【0005】サイドシール10は、図17に示すよう
に、断面コ字状の鋼板にニトリルゴムあるいはウレタン
系のゴムを溶着したもので、スライダ2の前後両端部の
エンドキャップ2Bにそれぞれボルト止めされ、案内レ
ール1の外面に接触してスライダ2の前後からの異物の
侵入を防止するようになっている。尚、図示は省略する
が、スライダ2の下面には、下方の隙間からの異物の侵
入を防ぐべく案内レール1の側面1bとの隙間をシール
するシール装置としてアンダーシールが取りつけられ
る。
【0006】しかしながら、このようなリニアガイドの
シール装置にあっては、自己潤滑性がないニトリルゴム
やウレタンゴム製のシール10と案内レール1との摩擦
を低減させて低摩耗と滑らかな作動とを得るために、図
18に示すように、シール10の案内レール1に接触す
る部分10aに逃げを形成して接触面積を少なくすると
共に、他から潤滑剤を供給していた。そのため、切削油
が振りかかるような使用状況では特に問題はないが、木
片や鋳物粉等のゴミが振りかかるような使用状況では、
リニアガイドに付着したそれらのゴミが潤滑剤を吸収し
て奪い去り、その結果極端にシール10の摩耗が進み作
動不良が発生しやすくなるという問題点があった。
【0007】そこで、かかる問題点を解決するために、
特開平6−346919号公報に記載のリニアガイドの
シール装置を本出願人等は先に提案した。このシール装
置は、図19及び図20に示すように、シール11に潤
滑剤を含有させて自己潤滑性を付与したものであり、該
シール11から潤滑剤が徐々に滲み出てシール摩擦面に
自動的に供給されることにより、木片や鋳物粉等のゴミ
が振りかかるような使用状況下でも、格別に摩耗が促進
されることがなく低摩擦が維持できて良好な作動性が得
られるようにしたものである。また、シール11の接触
抵抗により潤滑剤を案内レール1面に滲み出させるよう
にしているので、シール11の案内レール1に接触する
部分11aに上述した逃げを設けず案内レール1に接触
する面積を大きくしており、さらに、シール11の案内
レール1に接触する部分11aに一の凹溝12を形成し
て該部分11aを2つに分割し該分割部分を案内レール
1に二段接触させることにより一段接触のものに比べて
異物の侵入防止作用を向上させると共に、凹溝12で潤
滑剤を保持することによりシール11の摺動性を向上さ
せている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のリニアガイドのシール装置においては、シール1
1が接触する案内レール1の各部分(ボール転動溝、案
内レール側面、案内レール上面等)の形状が複雑であっ
たり、シール11が多少ずれて取り付けられたりして、
該シール11が案内レール1の各部分の形状に倣って確
実に接触することが難しく、潤滑剤の出方が悪くなった
り防塵機能が低下したりしてスライダ2内の潤滑剤の拡
散が多くなるおそれがあるという問題点があった。
【0009】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、シールを案内レールの各部分の形状に
倣って確実に接触させることができるリニアガイドのシ
ール装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、軸方向の転動体転動溝を有する案内レールと、
その案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝
を有しかつこの溝に平行な転動体戻り通路及びこの通路
と前記溝とを連通させる湾曲路を有し前記対向する転動
体転動溝内を転動する多数の転動体の転動により前記案
内レールに案内されて相対移動するスライダよりなるリ
ニアガイドの前記スライダに取付けられ、スライダ内面
と案内レールの外面との間のすき間の開口をシールする
リニアガイドのシール装置に係り、前記シール装置は潤
滑剤含有のゴム又は合成樹脂により形成したシールリッ
プ部を有し、該シールリップ部が前記案内レールの外面
に押圧接触して前記スライダの内面と前記案内レールの
外面との間のすきまの開口をシールする構成とし、さら
に、前記シールリップ部の前記案内レールの外面に押圧
接触する部分に複数の切欠きを形成したことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】シール装置は、シールリップ部が潤滑剤含有の
ゴム又は合成樹脂により形成されているため自己潤滑性
を有している。すなわち、シール自体に含有されている
潤滑剤が徐々に滲み出てシール摩擦面に自動的に供給さ
れる。また、シールリップ部の案内レールの外面に押圧
接触する部分に複数の切欠きを形成することにより、切
欠きが形成されたシールリップ部のいずれかを複雑な形
状の案内レールの外面に接触させて該案内レールの形状
に倣いやすくする。
【0012】さらに、潤滑剤供給装置が多少ずれて取り
付けられても、切欠きが形成されたシールリップ部が変
形してずれを吸収しシールリップ部と案内レールとの間
にすき間が生じない。さらに、シールリップ部に複数の
切欠きを形成することにより、従来に比べてシールリッ
プ部の接触面積を大きくとれるようにして該シールリッ
プ部から滲み出る潤滑剤の量を多くする。
【0013】さらに、複数の切欠きを形成することによ
り、従来に比べて潤滑剤の保持空間を大きくしてシール
リップ部の摺動性の向上を図ることを可能にすると共
に、従来よりシールリップ部の数を増やして外部からの
防塵機能を高めると共に内部からの潤滑剤の拡散防止機
能を高める。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図面を参照して説明する。なお、従来と同一または相当
部分には同一の符号を付し、また、スライダ2内のボー
ル6の図示は省略してある。図1はこの発明のシール装
置を有するリニアガイドの全体斜視図、図2は該シール
装置の全体斜視図、図3はサイドシールのシールリップ
部の拡大断面図、図4はスライダを下面側からみた斜視
図、図5はアンダーシールのシールリップ部の拡大断面
図である。
【0015】尚、説明の便宜上、図4及び図5を参照し
てスライダ2の下端面24に取り付けられたアンダーシ
ール21から先に説明する。アンダーシール21は、ア
ンダーシール補強板22と、これに固着された潤滑剤含
有のゴム又は合成樹脂を成形したシール本体23とで構
成されている。アンダーシール補強板22は、スライダ
2とほぼ同じ長さを有する短冊状の鋼板製で、幅はスラ
イダ本体2Aの下端面24の幅より幾分大きくして、そ
の内側側縁がスライダ本体2Aの下端面24の端から僅
かにはみ出すように形成されている。シール本体23
は、潤滑剤含有の合成ゴムまたは合成樹脂製で、細長い
板であるアンダーシール補強板22の内縁側に寄せて接
着または焼き付け等の手段で固着され、端縁には案内レ
ール1の側面1bに接触するシールリップL1 を有して
シールリップ部を構成している。
【0016】シールリップL1 の案内レール1の側面1
bに接触する部分には、図5に示すように、シール本体
23の長手方向に沿って延びる切欠き25がシール本体
23の厚さ方向に3か所形成されており、これにより、
シールリップL1 が4つに分割されている。サイドシー
ル31は、図2に示すように、ほぼエンドキャップ2B
の外形に合わせたコ字形状の薄い鋼板製のサイドシール
補強板32の外面に上記シール本体23と同様組成の厚
肉の潤滑剤含有のシール本体33を接着または焼き付け
等の手段で固着して形成されている。そのコ字形状のシ
ール本体33は、対向する両内側面にそれぞれ案内レー
ル1の片側で2条づつのボール転動溝3に嵌合する溝摺
動突起34a,34bが突設されており、案内レール1
の外面に接触する内縁にシールリップL2 を有してシー
ルリップ部を構成している。このサイドシール31の板
面には、エンドキャップ2Bへの複数個の取付け孔35
と共に、一個のグリースニップル取付け孔36とが設け
てある。
【0017】シールリップL2 のボール転動溝3に接触
する部分(溝摺動突起34の部分)には、図2及び図3
に示すように、切欠き36がシール本体33の厚さ方向
に3か所形成されており、これにより、シールリップL
2 が4つに分割されている。次に作用を説明する。アン
ダーシール21の装着は次の通り行われる。
【0018】スライダ本体2Aの両端にはエンドキャッ
プ2Bを取付けて、スライダ2を予め組立てておく。上
記のアンダーシール21は、シールリップL1 の先端側
を内側にしてその長手方向の両端部を前後のエンドキャ
ップ2Bの下面側に形成された取り付け溝26に嵌め込
んで固定する。アンダーシール21のシールリップ部を
構成しているシール本体23は、スライダ本体2Aの下
端面24の側縁から内側に僅かに突出したシールリップ
1 を案内レール1の側面1bに接触させる。
【0019】一方、サイドシール31の装着は、各取付
け孔35に挿通したねじ37をエンドキャップ2Bのね
じ孔(図示せず)に螺合して固定することにより、スラ
イダ2の前後両端面にそれぞれ取り付けられる。サイド
シール31のシールリップ部を構成しているシール本体
33は、その内縁に突き出しているシールリップL2
案内レール1の側面1bとそのボール転動溝3の溝面と
案内レール1の上面1aとにそれぞれ接触する。
【0020】こうして、アンダーシール21により案内
レール1とスライダ2の対向面のすき間の下部開口をシ
ールすると共に、サイドシール31により案内レール1
とスライダ2の対向面のすき間の前後の開口をシールす
るから、スライダ2の前後及び下方からの塵埃の侵入を
完全に阻止することができる。しかも、アンダーシール
21およびサイドシール31の摺動面は潤滑剤含有のシ
ール本体23および33により自己潤滑性が与えられて
いるから、接触シールであってもその摺動抵抗は極めて
低く、摩耗も少ない。
【0021】また、このリニアガイドを木片や鋳物粉等
のゴミが振りかかるような環境下で使用した場合にも、
それらのゴミで一部潤滑油が吸収されても常時連続的に
潤滑剤含有のシール本体23,33からの潤滑油が補給
されるから潤滑不良は発生しない。更に、シールリップ
1 の案内レール1の側面1bに接触する部分及びシー
ルリップL2 の案内レール1の上面及び側面に接触する
部分を切欠きを形成することによって共に4つに分割し
ているので、分割されたシールリップL1 (L2 )のい
ずれかが複雑な形状の案内レール1の外面に接触して案
内レール1の形状に倣いやすくすることができ、また、
アンダーレール21又はサイドレール31が多少ずれて
取り付けられていても分割部分の変形によりそのずれを
吸収することができる。る。
【0022】更に、シールリップL1 ,L2 を4つに分
割しているので、シールリップを2つに分割した従来の
シール装置に比べてシールリップの接触面積を大きくと
ることができ、この結果、シールリップL1 ,L2 から
滲み出る潤滑剤の量を多くすることができ、しかも、従
来よりシールリップL1 ,L2 の数が増えることにより
外部からの防塵機能を高めることができると共に内部か
らの潤滑剤の拡散防止機能を高めることができる。
【0023】更に、シールリップL1 ,L2 にはそれぞ
れ3つの切欠きが形成されているため、シールリップに
一の凹溝を形成していた従来の装置に比べて潤滑剤の保
持空間を大きくすることができ、この結果、シールリッ
プL1 ,L2 の摺動性のより向上を図ることができる。
なお、この実施の形態では、シールリップL1 ,L2
それぞれ3つずつ切欠きを形成して各シールリップ
1 ,L2 を4つに分割しているが、必ずしもこれに限
定する必要はなく、シールリップL1 ,L2 にそれぞれ
2又は4以上の切欠きを形成して各シールリップL1
2 を3又は5以上に分割してもよい。
【0024】また、図2では片側のアンダーシールのみ
を示したが、スライダ本体2Aの両側の下端面24に
も、同様に取り付けられる。更に、アンダーシール21
の固定は嵌め込み式に限らずリベットやねじで行っても
良く、要は本発明のシール装置はアンダーシール21の
取付け構造に左右されるものではない。図6〜図14に
サイドシールの変形例の幾つかを例示する。
【0025】図6に示すサイドシールは、上記実施の形
態と同様にシールリップL2 に3つの切欠き36aを形
成して該シールリップL2 を4分割し、さらに、分割さ
れたシールリップL2 の内で両外側の部分を長くしてい
る。これにより、案内レール1に接触した際に、両外側
のシールリップL2 が大きく張り出して接触面積が大き
くなり、この結果、潤滑剤が滲み出る量をさらに多くす
ることができると共に潤滑剤の保持能力が向上する。。
【0026】図7及び図8に示すサイドシールは、シー
ルリップL2 に碁盤状の切欠き36bを形成して該シー
ルリップL2 を多数に分割したものであり、これによ
り、シールリップL2 の数及び接触面積のさらなる増大
を図っている。図9〜12に示すサイドシールに形成し
た切欠き36は単純な直線だけでなく曲線を組み合わせ
たりギザギザの切欠きを形成したものであり、図13及
び図14に示すサイドシールはシールリップ部L2 が案
内レール1と接触した時に切欠き36が2つ(複数)と
なるもので中央部の幅を広くしてリップ部の剛性が必要
とされるときに効果がある。
【0027】なお、本発明のリニアガイド装置として
は、スライダが案内レールを跨いで装着されたタイプで
あればその形式は問わない。例えば上記実施の形態では
ボール転動溝3が片側二列のものについて説明したが、
片側一列又は三列以上などであっても全く同様に適用可
能である。その場合は、サイドシール31の溝摺動突起
34a,34bもボール転動溝3に合わせて形成するこ
とは勿論である。
【0028】また、転動体としてボールを用いた場合を
述べたが、ローラを用いたものに対しても適用できる。
更に、シールリップL1 ,L2 に形成される切欠きの方
向は特に限定されるものではなく、任意の方向、例え
ば、案内レールの軸方向に対して斜めの方向に形成して
もよい。
【0029】更に、上記実施の形態では、サイドシール
の内周壁全体に切欠きを形成した場合を例に採ったが、
これに限定されず、必要に応じてボール転動溝3の部分
のみ又は案内レール1の上面のみというようにサイドレ
ールの一部のみに切欠きを形成してもよい。更に、上記
実施の形態では、サイドシールはシールとしての機能が
主目的であるが、従来のニトリルゴムやウレタンゴムを
溶着したサイドシールをスライダに設け、これとは別に
本発明に係るシール装置を直列に設けて該シール装置を
従来のサイドシールのシールリップ部及び転動体への潤
滑剤供給装置として用いることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリニアガ
イドのシール装置は、潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂に
より形成したシールリップ部を有し、そのシールリップ
部が案内レールの外面と接触してスライダ内面と案内レ
ールの外面との間のすきまの開口をシールするように構
成したため、常時連続的に潤滑剤含有のシール本体から
潤滑剤がシール部位に供給されて、その結果、たとえ木
片や鋳物粉等のゴミが振りかかるような環境下で使用し
ても、格別に摩耗が促進されることがなく低摩擦が維持
できて良好な作動性及び防塵性が確保できるという効果
を奏する。
【0031】また、従来のグリース封入のリニアガイド
装置ではグリースの一部しか有効に使えないのに対し
て、本発明の潤滑剤含有のシール装置の場合は含有する
殆ど全部の潤滑剤が使えて長期にわたり補給せずに済む
という効果がある。さらに、シール本体に含有された潤
滑剤は直接空気に触れないので酸化による劣化がないと
いう効果があり、この効果と前記の長期無補給の効果と
が相まってメンテナンス無しでリニアガイド装置の長寿
命化が達成される。
【0032】更に、シールリップ部の案内レールの外面
に押圧接触する部分に複数の切欠きを形成しているの
で、シールリップ部のいずれかが複雑な形状の案内レー
ルの外面に接触して案内レールの形状に倣いやすくする
ことができるという効果を奏する。更に、シールリップ
部に複数の切欠きを設けているので、シールリップ部に
一つの凹溝を形成した従来のシール装置に比べてシール
リップ部の接触面積を大きくとることができ、この結
果、シールリップ部から滲み出る潤滑剤の量を多くする
ことができ、しかも、従来よりシールリップ部の数が増
えることにより外部からの防塵機能を高めることができ
ると共に内部からの潤滑剤の拡散防止機能を高めること
ができるという効果を奏する。
【0033】更に、シールリップ部には複数の切欠きが
形成されているため、シールリップ部に一の凹溝を形成
していた従来の装置に比べて潤滑剤の保持空間を大きく
することができ、この結果、シールリップ部の摺動性の
より向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシール装置を有するリニアガイドの
全体斜視図である。
【図2】シール装置の一部を構成するサイドシールの全
体斜視図である。
【図3】サイドシールのシールリップの拡大断面図であ
る。
【図4】リニアガイドを下側から見た斜視図である。
【図5】アンダーシールのシールリップの拡大断面図で
ある。
【図6】サイドシールの変形例を説明するための説明的
断面図である。
【図7】サイドシールの他の変形例を説明するための説
明的斜視図である。
【図8】図7に示すサイドシールのシールリップの部分
拡大図である。
【図9】サイドシールの他の変形例を説明するための説
明的斜視図である。
【図10】図9に示すサイドシールのシールリップの部
分拡大図である。
【図11】サイドシールの他の変形例を説明するための
説明的斜視図である。
【図12】図11に示すサイドシールのシールリップ部
の拡大断面図である。
【図13】サイドシールの他の変形例を説明するための
説明的斜視図である。
【図14】図13に示すサイドシールのシールリップ部
の拡大断面図である。
【図15】従来のリニアガイドの全体斜視図である。
【図16】図15のA−A線断面図である。
【図17】従来のサイドシールの全体斜視図である。
【図18】図17に示すサイドシールのシールリップ部
の拡大断面図である。
【図19】従来の他のサイドシールの全体斜視図であ
る。
【図20】図19に示すサイドシールのシールリップ部
の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 案内レール 2 スライダ 3 転動体転動溝 5 転動体転動溝 6 転動体 7 転動体戻り通路 8 湾曲路 21 シール装置 22 シール補強板 23 シール本体 25 切欠き 31 シール装置 32 シール補強板 33 シール本体 36 切欠き L1 シールリップ L2 シールリップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の転動体転動溝を有する案内レー
    ルと、該案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転
    動溝を有しかつこの溝に平行な転動体戻り通路及びこの
    通路と前記溝とを連通させる湾曲路を有し前記対向する
    転動体転動溝内を転動する多数の転動体の転動により前
    記案内レールに案内されて相対移動するスライダよりな
    るリニアガイドの前記スライダに取付けられ、スライダ
    の内面と案内レールの外面との間のすき間の開口をシー
    ルするリニアガイドのシール装置において、 前記シール装置は潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂により
    形成したシールリップ部を有し、該シールリップ部が前
    記案内レールの外面に接触して前記スライダの内面と前
    記案内レールの外面との間のすきまの開口をシールする
    構成とし、 さらに、前記シールリップ部の前記案内レールの外面に
    接触する部分に複数の切欠きを形成したことを特徴とす
    るリニアガイドのシール装置。
JP7193671A 1995-07-11 1995-07-28 リニアガイドのシール装置 Pending JPH0942287A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7193671A JPH0942287A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 リニアガイドのシール装置
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US08/729,418 US5769543A (en) 1995-07-11 1996-10-11 Sealing device for linear guide apparatus
US09/371,493 US6257765B1 (en) 1995-07-11 1999-08-10 Sealing device for linear guide apparatus
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