JPH0942504A - 安全弁付きガス燃焼器具 - Google Patents

安全弁付きガス燃焼器具

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JPH0942504A
JPH0942504A JP21111895A JP21111895A JPH0942504A JP H0942504 A JPH0942504 A JP H0942504A JP 21111895 A JP21111895 A JP 21111895A JP 21111895 A JP21111895 A JP 21111895A JP H0942504 A JPH0942504 A JP H0942504A
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JP
Japan
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ball
valve
safety valve
gas
seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21111895A
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English (en)
Inventor
Masanaga Nishiura
正長 西浦
Toshiyuki Nakajima
俊之 中島
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TADASUMISU KK
Harman Co Ltd
Original Assignee
TADASUMISU KK
Harman Co Ltd
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Publication date
Application filed by TADASUMISU KK, Harman Co Ltd filed Critical TADASUMISU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御回路などを必要とすることなく、地震発
生の際にこれを検知して燃料ガスの供給を確実に停止す
ることが可能で、かつ作動状態を容易に目視確認するこ
とが可能な安全弁付きガス燃焼器具を提供する。 【構成】 ガス燃焼器具本体11に、磁性体からなるボ
ール1と、ガス通路10からボール1を隔離するととも
に、ボール1を遊動自在に保持する、ボール保持面が略
凸面状に構成されたボール座3と、ボール1の位置を目
視確認することができるように構成されたボールケース
9と、ボール座3の下方に略上下方向に往復動する、上
部に永久磁石5、下部に弁体7を備えてなる弁体機構部
8と、弁体7が離接する弁座6と、振動や傾きなどが生
じたときに永久磁石5をボール1から引き離して弁体7
を弁座6に押圧する付勢手段12と、作動状態を表示す
る状態表示手段21と、リセット機構14とを有する安
全弁30を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はガス燃焼器具に関
するものであり、詳しくは、地震の発生時にそれを検知
して、燃料ガスの供給を確実に停止することが可能な安
全弁付きガス燃焼器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、可燃ガスを燃料とするテーブル
コンロなどには、熱電対と電磁弁(安全弁)を組み合わ
せてなる立消え安全装置を組み込み、この熱電対回路
に、地震などの振動センサとして水銀スイッチ(2つの
電極を水銀を介して接続し、振動により水銀が揺動して
いずれか一方の電極が水銀と接触しなくなったときにO
FFとなるスイッチ)を直列に組み込み、地震発生時に
水銀スイッチが切れたときに電磁弁を閉じるようにして
地震発生時に燃料ガスの供給を停止するようにしたもの
がある。
【0003】また、ガスファンヒータのように電気的に
燃料ガスの制御を行うガス器具にあっては、その制御回
路に水銀スイッチを組み込み、水銀スイッチが地震の発
生や器具の転倒を検知したときに燃料ガスの供給を停止
するようにしている。
【0004】また、いわゆるマイコンメータと呼ばれる
ガスメータに水銀スイッチを組み込み、地震発生時にマ
イコンメータ内の電磁弁をOFFにして燃料ガスの供給
を停止するようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、熱電対回路に水銀スイッチを設けることは、熱電対
回路の内部抵抗値の上昇を招くため、本来の性能や品質
に悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0006】また、ガスファンヒータなどのように電気
的な制御を行っている器具に地震センサとして水銀スイ
ッチを組み込む方法は、安全性を確保する上で好ましい
方法であるが、電気的な制御を行っていないガスコンロ
などには、経済的な制約もありそのまま応用することが
できないという問題点がある。
【0007】さらに、マイコンメータに水銀スイッチな
どを組み込んで、地震発生時に燃料ガスを遮断する方法
においては、燃料ガス配管内の残圧があるため、ガス器
具の燃焼が停止するまでに時間がかかり、信頼性が低い
という問題点がある。
【0008】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、制御回路などを必要とすることなく、地震発生の
際にこれを検知して燃料ガスの供給を確実に停止するこ
とが可能で、かつ安全弁の作動状態を容易に目視確認す
ることが可能な信頼性の高い安全弁付きガス燃焼器具を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明の安全弁付きガス燃焼器具は、(a)
燃料ガスを燃焼させるガス燃焼器具本体と、(b)前記ガ
ス燃焼器具本体の外部に取り付けられ、振動や傾きなど
が生じたときにそれを感知してガス燃焼器具本体への燃
料ガスの供給を停止する安全弁であって、作動状態を表
示するための状態表示手段と、作動状態から使用可能状
態に復帰させるためのリセット機構とを備えた安全弁と
を具備することを特徴としている。
【0010】また、本願第2の発明の安全弁付きガス燃
焼器具は、(a)燃料ガスを燃焼させるガス燃焼器具本体
と、(b)前記ガス燃焼器具本体に取り付けられた、磁性
体からなるボールと、前記ボールを遊動自在に保持する
ボール座と、前記ボール座の下方に略上下方向に往復動
自在に配設された、上部に直接又は間接に前記ボールに
吸着される永久磁石を備え、下部に下記弁座と離接する
弁体を備えてなる弁体機構部と、燃料ガスが通過するガ
ス通路の一部に設けられ、前記弁体が離接することによ
りガス通路の開閉が行われる弁座と、振動や傾きなどが
なく、前記ボールが静止しているときには、その付勢力
よりも前記永久磁石の吸着力の方が大きく、前記永久磁
石が前記ボールに吸着されてガス通路が開状態にあるこ
とを許容するが、振動や傾きなどが生じて前記ボールが
前記ボール座上を遊動するような力が働いたときには、
前記永久磁石の吸着力に打ち勝って、前記永久磁石を前
記ボールから引き離し、前記弁体を前記弁座に押圧して
ガス通路を閉止する付勢手段と、目視により確認するこ
とができるような態様で作動状態を表示する状態表示手
段と、前記永久磁石が前記ボールから引き離され、前記
弁体が前記弁座に押圧された閉状態から、前記弁体を前
記弁座から引き離すとともに前記永久磁石を前記ボール
に吸着させることにより開状態に復帰させるためのリセ
ット機構とを有してなる安全弁とを具備することを特徴
としている。
【0011】さらに、前記安全弁が、ボールをボール座
によりガス通路から隔離するとともに、ボールをボール
座の略凸面状のボール保持面上に遊動自在に保持し、か
つ、ボールを目視によりその位置を確認することが可能
な材料からなるボールケースに収容してなるものであっ
て、前記ボールの位置を目視することにより、その作動
状態を確認することができるように構成されたものであ
ることを特徴としている。
【0012】また、前記安全弁が、ボールと永久磁石の
位置関係によりボールが帯磁する程度の差又は帯磁の有
無を利用し、状態表示部の位置又は姿勢をボールの帯磁
状態によって変化させることにより、その作動状態を表
示するようにしたものであることを特徴としている。
【0013】また、前記ガス燃焼器具本体が、燃焼の開
始、停止、燃焼状態の調節などを行うための電気制御手
段を備えていないものであることを特徴としている。
【0014】
【作用】本願第1の発明の安全弁付きガス燃焼器具にお
いては、ガス燃焼器具本体に取り付けられた安全弁が、
振動や傾きなどが生じたときにそれを感知してガス燃焼
器具本体への燃料ガスの供給を停止するので、地震発生
時などに確実にガス燃焼器具本体の燃焼を停止させるこ
とが可能になる。また、状態表示手段により安全弁の作
動状態を外部から目視により確認することができるとと
もに、リセット手段により、作動状態から使用可能状態
に容易に復帰させることができるため、高い利便性と安
全性が同時に実現される。
【0015】また、本願第2の発明の安全弁付きガス燃
焼器具においては、地震が発生し、安全弁が取り付けら
れたガス燃焼器具などが振動したり傾いたりすると、ボ
ールがボール座上を遊動すると同時に、付勢手段が弁体
機構部を構成する永久磁石の吸着力に打ち勝って、ボー
ル座を介してボールに吸着された永久磁石をボールから
引き離し、弁体機構部を弁座の方向に移動させ、弁体機
構部の下部に配設された弁体を弁座に押圧する。これに
より、ガス通路が遮断されるため、ガス燃焼器への燃料
ガスの供給が確実に停止される。また、弁体が付勢手段
により弁座に押圧されているため、さらに振動が継続し
たり、ガス燃焼器具が転がったりした場合にも、ガス通
路を閉状態に保持して燃料ガスが流出することを確実に
防止することが可能になる。また、目視により確認する
ことができるような態様で作動状態を表示する状態表示
手段を備えているので、作動状態を容易かつ確実に確認
することが可能になり、安全弁が作動した状態をガス燃
焼器具の故障と誤認したりすることがなくなるととも
に、安全弁が作動していることを確認した場合には、リ
セット機構により、安全弁を容易にリセットして、ガス
燃焼器具を使用可能な状態に速やかに復帰させることが
可能になる。
【0016】また、安全弁として、ボールをボール座に
よりガス通路から隔離するとともに、ボールをボール座
の略凸面状のボール保持面上に遊動自在に保持し、か
つ、ボールを目視によりその位置を確認することが可能
な材料からなるボールケースに収容してなる安全弁を用
いたガス燃焼器具の場合、ボールの位置を目視すること
によりその作動状態を容易に確認することができるよう
になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
【0017】なお、ボールをボール座によりガス通路か
ら隔離した安全弁においては、ボールケースの構成材料
として、通常、金属などに比べて耐熱性や機械的強度に
劣る樹脂やガラスなどの透明材料を用いた場合にも、ガ
スもれなどの心配がなく、十分な信頼性を確保すること
ができる。また、この安全弁においては、ボールケース
の構成材料として、樹脂やガラスなど透明材料の他に
も、内部を目視できる程度の穴が形成されたパンチング
板や網状材料を用いることも可能である。
【0018】また、前記安全弁として、ボールと永久磁
石の位置関係によりボールが帯磁する程度の差又は帯磁
の有無を利用し、状態表示部の位置又は姿勢をボールの
帯磁状態によって変化させることにより、その作動状態
を表示するようにした安全弁を用いることによってもそ
の作動状態を容易に確認することができるようになり、
本願発明をより実効あらしめることができる。なお、こ
の場合には、ボール座によってボールをガス通路から隔
離しなくても安全性を確保できるという特徴を有してい
る。
【0019】また、燃焼の開始、停止、燃焼状態の調節
などを行うための電気制御手段を備えていないガス燃焼
器具に本願発明を適用した場合、構造を複雑化させたり
コストを大幅に増大させたりすることなく、効率よく信
頼性の高いガス燃焼器具を得ることが可能になり特に有
意義である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態とし
て以下の実施例を示し、本願発明の特徴とするところを
さらに詳しく説明する。
【0021】[実施例1]図1は、本願発明の一実施例
にかかる安全弁付きガス燃焼器具を示す平面図であり、
図2は、その要部を示す拡大図である。
【0022】この実施例の安全弁付きガス燃焼器具は、
特に、燃焼の開始、停止、燃焼状態の調節などを行うた
めの電気制御手段を備えていないガス燃焼器具本体11
に安全弁30を取り付けることにより構成されたテーブ
ルコンロであり、ガスの元コック31から燃料ガスをガ
ス燃焼器具本体11に供給するためのガス用ゴム管32
を、安全弁30の一部を構成するガス取入れ口10aに
接続して使用されるものである。
【0023】そして、安全弁30は、図3に示すよう
に、鉄やステンレスなどの磁性体からなるボール1と、
ボール1を遊動自在に保持する、平面形状が円形で上面
が緩やかな凸面状に形成された非磁性体からなるボール
座3と、ボール座3に遊動自在に保持されたボール1の
位置を目視確認することができるように構成されたアク
リル樹脂からなるボールケース9と、ボール座3の下方
に配設された筒状のバルブガイド2内に、その中心軸方
向(上下方向)に往復動(摺動)自在に配設された弁体
機構部8と、ガス取入れ口10aと連通するガス通路1
0の一部に設けられ、弁体機構部8を構成する弁体7が
離接することによりガス通路10の開閉が行われる弁座
6と、ボール1が静止しているときには永久磁石5がボ
ール座3を介してボール1に吸着され、ガス通路10が
開状態にあることを許容するが、ボール1がボール座3
上を遊動するような力が働いたときには永久磁石5をボ
ール1から引き離し、弁体7を弁座6に押圧してガス通
路10を閉止する付勢手段12と、永久磁石5がボール
1から引き離され(すなわち、永久磁石5とボール1の
吸着状態が解除され)、弁体7が弁座6に押圧された閉
状態から、弁体7を弁座6から引き離すとともに永久磁
石5をボール1に吸着させることにより開状態に復帰さ
せるためのリセット機構14とを備えて構成されてい
る。
【0024】なお、この安全弁30において、リセット
機構14は、弁本体15の下部に突出するように配設さ
れた、弁体機構部8を押し上げて永久磁石5をボールに
吸着させるリセット用ロッド19、リセット用ロッド1
9を下方に付勢して所定の位置に保持するためのリセッ
ト用スプリング18、下方に押し付けることにより、回
転軸16により支持されたシーソー板20を介してリセ
ット用ロッド19を上方に押し上げるリセットレバー1
7とを備えて構成されている。
【0025】また、この安全弁30においては、上記の
ボール1、ボール座3、及びボールケース9が安全弁3
0の作動状態を表示するための状態表示手段21を構成
している。
【0026】なお、上記弁体機構部8は、鉄などの磁性
体からなるロッド4の上部に形成された小径部4aに、
貫通穴5aの形成されたリング状の永久磁石5を外挿
し、その磁力によって両者を連結するとともに、下部に
弁座6と離接する弾力性を有する材料(この実施例では
ゴム)からなる弁体7を取り付けることによって形成さ
れている。また、ロッド4には、筒状で下部が弁体7の
上部を覆うような大径部となっている樹脂製のばね受け
13が外挿されており、永久磁石5と弁体7の間に挟持
されている。
【0027】また、付勢手段12としてはコイルばねが
用いられており、弁体機構部8に外挿され、ボール座3
を支持するボール座支持部材3aの下面側段部とばね受
け13の間にはめ込まれている。そして、この付勢手段
12は、ばね受け13を介して弁体7を下方に付勢して
おり、安全弁30が取り付けられたガス燃焼器具本体1
1に振動や傾きなどがなく、ボール1が静止していると
きには、その付勢力(付勢手段(コイルばね)12が伸
長しようとする力)よりも永久磁石5の吸着力の方が大
きく、永久磁石5がボール1に吸着されてガス通路10
が開状態にあることを許容するが、振動や傾きなどが生
じてボール1がボール座3上を遊動するような力が働い
たときには、永久磁石5の吸着力に打ち勝って、永久磁
石5をボール1から引き離し、弁体7を弁座6に押圧す
るように構成されている。
【0028】なお、この実施例で用いた安全弁30にお
いては、ボール1と永久磁石5の吸着は、磁性体よりな
るロッド4を介して行われる(すなわち、ロッド4の上
端部がボール座3の下面に当接する)ように構成されて
いるが、ボール座3と永久磁石5を直接に当接させるよ
うに構成してもよいことはいうまでもない。
【0029】次に、上記のように構成された安全弁30
の動作について説明する。例えば、地震が発生し、安全
弁30が取り付けられたガス燃焼器具本体11が振動す
ると、図4に示すように、ボール1がボール座3上を遊
動すると同時に、付勢手段(コイルばね)12が弁体機
構部8を構成する永久磁石5の吸着力に打ち勝って、永
久磁石5をボール1から引き離し、弁体機構部8を弁座
6の方向に移動させ、弁体機構部8の下部に取り付けら
れた弁体7を弁座6に押圧してガス通路10を遮断す
る。
【0030】そして、上述のようにして、永久磁石5と
ボール1の吸着状態が解除され、弁体機構部8の永久磁
石5がボール1から引き離されると、ボール1が略凸面
状のボール座3を転がって周辺部に移動するため、ボー
ルケース9内のボール1の位置を目視することにより
(すなわち、状態表示手段21により)、安全弁30が
作動してガス通路10が遮断されていることを容易かつ
確実に認識することができる。したがって、安全弁30
が作動している状態をガス燃焼器具の故障と誤認したり
することを確実に防止することが可能になる。
【0031】また、安全弁30が作動した閉状態におい
ては、弁体7が付勢手段(コイルばね)12により弁座
6に押圧されているため、さらに振動が継続したり、ガ
ス燃焼器具が転がったりした場合にも、ガス通路10を
確実に閉状態に保持して燃料ガスの流出を防止すること
ができる。
【0032】次に、この安全弁30をリセットする場合
の動作について説明する。永久磁石5がボール1から引
き離され、弁体7が弁座6に押圧されてガス通路10が
閉になった状態(閉状態)において、図5に示すよう
に、リセットレバー17が下方に押し付けられると、シ
ーソー板20が回転してリセット用ロッド19が上昇
し、その段部19aが弁体機構部8を構成するロッド4
の下部に当接して弁体機構部8を上方に押し上げる。こ
れにより、弁体7が弁座6から離れてガス通路10が開
状態になるとともに、ボール1に弁体機構部8の永久磁
石5が吸着され、ロッド4の上端部がボール座3の下面
に当接した状態で保持される。そしてこのとき、弁体7
が弁座6から離れてガス通路10が開状態となる。その
後、リセット用ロッド19がリセット用スプリング18
の復元力(弾性力)により下方に押し戻され、図3に示
すように、安全弁30が使用可能状態に復帰する。
【0033】なお、上記の安全弁30においては、弁体
機構部8を構成する永久磁石5の形状をロッド4の上部
の小径部4a(図3)に外挿することができるようなリ
ング状の形状としているので、その体積を大きくして大
きな磁力を持たせることが可能になる。したがって、組
立工程において、ロッド4、永久磁石5、弁体7、ばね
受け13などを一体に形成することが容易になるととも
に、ボール1への吸着力を大きくして、他の結合機構な
どを用いることなく、ばね受け13とボール座3の下面
側段部の間に付勢手段12を圧縮させて挟み込んだ状態
に組み立てることが可能になり、生産性を向上させるこ
とができる。
【0034】[実施例2]図6〜図8は本願発明の他の
実施例にかかる安全弁付きガス燃焼器具の要部を示す図
である。
【0035】この実施例の安全弁付きガス燃焼器具は、
上記実施例1と同様に、燃焼の開始、停止、燃焼状態の
調節などを行うための電気制御手段を備えていないガス
燃焼器具本体11に安全弁40を取り付けることにより
構成されたテーブルコンロである。
【0036】この実施例の安全弁付きガス燃焼器具にお
いて用いられている安全弁40は、鉄やステンレスなど
の磁性体からなるボール1と、上面が緩やかな凸面状に
形成された、ボール1を遊動自在に保持する、略中央部
に貫通穴3bが形成された樹脂などの非磁性体からなる
ボール座3と、ボール座3の貫通穴3bに、その中心軸
方向に往復動(摺動)自在に配設された弁体機構部8
と、弁体7が離接することによりガス通路10の開閉を
行う弁座6と、ボール1が静止しているときには永久磁
石5がボール1に吸着されてガス通路10が開状態にあ
ることを許容するが、ボール1がボール座3上を遊動す
るような力が働いたときには永久磁石5をボール1から
引き離し、弁体7を弁座6に押圧してガス通路10を閉
止する付勢手段12と、安全弁40の作動状態を表示す
るための状態表示手段21と、永久磁石5がボール1か
ら引き離され(すなわち、永久磁石5とボール1の吸着
状態が解除され)、弁体7が弁座6に押圧された閉状態
から、弁体7を弁座6から引き離すとともに永久磁石5
をボール1に吸着させることにより開状態に復帰させる
ためのリセット機構14とを備えて構成されている。な
お、実施例2の安全弁40のその他の部分(例えば弁体
機構部8など)の構成は、上記実施例1で用いた安全弁
30(図3など)と同様であり、図6において図3と同
一符号を付した部分は、同一又は相当部分を示してい
る。
【0037】そして、この実施例2の安全弁40におい
ては、リセット機構14は、弁本体15の下部に突出す
るように配設された、弁体機構部8を押し上げて永久磁
石5をボールに吸着させるリセット用ロッド19、リセ
ット用ロッド19を下方に付勢して所定の位置に保持す
るためのリセット用スプリング18などを備えて構成さ
れている。
【0038】また、この実施例2の安全弁40の状態表
示手段21は、半割りの部分円筒状で所定の位置に透孔
26が設けられた表示部本体22と、ボール1に対向す
る下面側の所定の位置に磁性体片(この実施例では鉄
板)24を取り付けた非磁性体からなる回転体(状態表
示部)25と、回転体25の所定の位置に配設された状
態表示マーク(着色部分)23とを備えて構成されてお
り、開状態にあるときに、ボール1が永久磁石5及びロ
ッド4を介して帯磁することを利用し、帯磁したボール
1と磁性体片24との吸着力により回転体25を左側
(矢印A(図6,図8)の方向)に回転させ、閉状態に
あるときには、回転体25の重心により回転体25を右
側(矢印B(図7)の方向)に回転させて、透孔26か
ら視認される状態表示マーク(着色部分)23により開
状態にあるか閉状態にあるかを表示するように構成され
ている。
【0039】以下に、この実施例2の安全弁をリセット
する場合の動作について説明する。図7に示すように、
永久磁石5がボール1から引き離され、弁体7が弁座6
に押圧されてガス通路10が閉になった状態(閉状態)
において、図8に示すように、リセット用ロッド19が
押し込まれると、リセット用ロッド19が上昇し、その
段部19aが弁体機構部8を構成するロッド4の下部に
当接して弁体機構部8を上方に押し上げる。これによ
り、弁体7が弁座6から離れてガス通路10が開状態に
なるとともに、ボール1に弁体機構部8の上部の永久磁
石5が吸着され、その後、リセット用ロッド19がリセ
ット用スプリング18の復元力(弾性力)により下方に
押し戻され(図6)、安全弁が使用可能状態に復帰す
る。そして、上記の作動状態が前述の状態表示手段21
により目視確認できるように表示される。
【0040】なお、上記実施例では、テーブルコンロを
例にとって説明したが、ガス燃焼器具の種類はこれに限
られるものではなく、ガスストーブなどの他のガス燃焼
器具にも本願発明を適用することが可能である。
【0041】本願発明は、さらにその他の点においても
上記実施例に限定されるものではなく、ボールの構成材
料、ボール座の具体的な形状、弁体機構部及びそれを構
成するロッド、永久磁石、弁体の具体的な形状や材質、
弁座の構造や配設位置、付勢手段の構成や取り付け構
造、リセット機構や状態表示手段の具体的な構成などに
関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形
を加えることが可能である。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本願第1の発明の安全弁
付きガス燃焼器具は、燃料ガスを燃焼させるガス燃焼器
具本体の外部に、作動状態を表示するための状態表示手
段と、作動状態から使用可能状態に復帰させるためのリ
セット機構とを備えた安全弁を取り付けることにより構
成されているので、地震発生時などにガス燃焼器具本体
の燃焼を確実に停止させることができる。また、状態表
示手段により安全弁の作動状態を外部から目視により確
認することができるとともに、リセット手段により、作
動状態から使用可能状態に容易に復帰させることができ
る。したがって、大掛かりな制御回路などを必要とする
ことなく、高い利便性と安全性を同時に備えた安全弁付
きガス燃焼器具を提供することが可能になる。
【0043】また、本願第2の発明の安全弁付きガス燃
焼器具は、ガス燃焼器具本体に、磁性体からなるボー
ル、ボール座、弁体機構部、弁座、振動や傾きなどが生
じてボールがボール座上を遊動するような力が働いたと
きに永久磁石をボールから引き離し、弁体を弁座に押圧
してガス通路を閉止する付勢手段、作動状態を表示する
状態表示手段、リセット機構などを備えてなる安全弁を
取り付けることにより構成されているので、制御回路な
どを必要とすることなく、地震発生時に燃料ガスの供給
を遮断して燃焼を確実に停止させることが可能になる。
また、目視により確認することができるような態様で作
動状態を表示する状態表示手段を備えているので、作動
状態を容易に確認することが可能になり、安全弁が作動
した状態をガス燃焼器具の故障と誤認したりすることが
なくなるとともに、安全弁が作動していることを確認し
た場合には、リセット機構により、安全弁を容易にリセ
ットして、ガス燃焼器具を使用可能な状態に復帰させる
ことが可能になる。
【0044】また、安全弁として、ボールをボール座に
よりガス通路から隔離するとともに、ボールをボール座
の略凸面状のボール保持面上に遊動自在に保持し、か
つ、ボールを目視によりその位置を確認することが可能
な材料からなるボールケースに収容してなる安全弁を用
いたガス燃焼器具の場合、ボールの位置を目視すること
によりその作動状態を容易に確認することができるよう
になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
【0045】なお、ボールをボール座によりガス通路か
ら隔離した安全弁においては、ボールケースの構成材料
として、通常、金属などに比べて耐熱性や機械的強度に
劣る樹脂やガラスなどの透明材料を用いた場合にも、ガ
スもれなどの心配がなく、十分な信頼性を確保すること
ができる。また、この安全弁においては、ボールケース
の構成材料として、樹脂やガラスなど透明材料の他に
も、内部を目視できる程度の穴が形成されたパンチング
板や網状材料を用いることも可能である。
【0046】また、前記安全弁として、ボールと永久磁
石の位置関係によりボールが帯磁する程度の差又は帯磁
の有無を利用し、状態表示部の位置又は姿勢をボールの
帯磁状態によって変化させることにより、その作動状態
を表示するようにした安全弁を用いることによってもそ
の作動状態を容易に確認することができるようになり、
本願発明をより実効あらしめることができる。なお、こ
の場合には、ボール座によってボールをガス通路から隔
離しなくても安全性を確保することが可能になる。
【0047】なお、本願発明は、燃焼の開始、停止、燃
焼状態の調節などを行うための電気制御手段を備えてい
ないガス燃焼器具に適用した場合に、構造を複雑化させ
たりコストを大幅に増大させたりすることなく、効率よ
く信頼性の高い安全弁付きガス燃焼器具を得ることが可
能になり特に有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例にかかる安全弁付きガス燃
焼器具を示す平面図である。
【図2】本願発明の一実施例にかかる安全弁付きガス燃
焼器具の要部を示す拡大図である。
【図3】本願発明の一実施例にかかる安全弁付きガス燃
焼器具の安全弁の構造を示す断面図である。
【図4】本願発明の一実施例にかかる安全弁付きガス燃
焼器具の安全弁の動作を示す図である。
【図5】本願発明の一実施例にかかる安全弁付きガス燃
焼器具の安全弁をリセットする場合の動作を示す図であ
る。
【図6】本願発明の他の実施例にかかる安全弁付きガス
燃焼器具の安全弁の構造を示す断面図である。
【図7】本願発明の他の実施例にかかる安全弁付きガス
燃焼器具の安全弁の動作を示す図である。
【図8】本願発明の他の実施例にかかる安全弁付きガス
燃焼器具の安全弁をリセットする場合の動作を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ボール 2 バルブガイド 3 ボール座 3a ボール座支持部材 3b ボール座の貫通穴 4 ロッド 4a ロッドの小径部 5 永久磁石 5a 永久磁石の貫通穴 6 弁座 7 弁体 8 弁体機構部 9 ボールケース 10 ガス通路 10a ガス取入れ口 11 ガス燃焼器具本体 12 付勢手段 13 ばね受け 14 リセット機構 15 弁本体 16 回転軸 17 リセットレバー 18 リセット用スプリング 19 リセット用ロッド 19a リセット用ロッドの段部 20 シーソー板 21 状態表示手段 22 表示部本体 23 着色部分 24 磁性体片(鉄板) 25 回転体(状態表示部) 26 透孔 30,40 安全弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)燃料ガスを燃焼させるガス燃焼器具
    本体と、 (b)前記ガス燃焼器具本体の外部に取り付けられ、振動
    や傾きなどが生じたときにそれを感知してガス燃焼器具
    本体への燃料ガスの供給を停止する安全弁であって、作
    動状態を表示するための状態表示手段と、作動状態から
    使用可能状態に復帰させるためのリセット機構とを備え
    た安全弁とを具備することを特徴とする安全弁付きガス
    燃焼器具。
  2. 【請求項2】 (a)燃料ガスを燃焼させるガス燃焼器具
    本体と、 (b)前記ガス燃焼器具本体に取り付けられた、 磁性体からなるボールと、 前記ボールを遊動自在に保持するボール座と、 前記ボール座の下方に略上下方向に往復動自在に配設さ
    れた、上部に直接又は間接に前記ボールに吸着される永
    久磁石を備え、下部に下記弁座と離接する弁体を備えて
    なる弁体機構部と、 燃料ガスが通過するガス通路の一部に設けられ、前記弁
    体が離接することによりガス通路の開閉が行われる弁座
    と、 振動や傾きなどがなく、前記ボールが静止しているとき
    には、その付勢力よりも前記永久磁石の吸着力の方が大
    きく、前記永久磁石が前記ボールに吸着されてガス通路
    が開状態にあることを許容するが、振動や傾きなどが生
    じて前記ボールが前記ボール座上を遊動するような力が
    働いたときには、前記永久磁石の吸着力に打ち勝って、
    前記永久磁石を前記ボールから引き離し、前記弁体を前
    記弁座に押圧してガス通路を閉止する付勢手段と、 目視により確認することができるような態様で作動状態
    を表示する状態表示手段と、 前記永久磁石が前記ボールから引き離され、前記弁体が
    前記弁座に押圧された閉状態から、前記弁体を前記弁座
    から引き離すとともに前記永久磁石を前記ボールに吸着
    させることにより開状態に復帰させるためのリセット機
    構とを有してなる安全弁とを具備することを特徴とする
    安全弁付きガス燃焼器具。
  3. 【請求項3】 前記安全弁が、ボールをボール座により
    ガス通路から隔離するとともに、ボールをボール座の略
    凸面状のボール保持面上に遊動自在に保持し、かつ、ボ
    ールを目視によりその位置を確認することが可能な材料
    からなるボールケースに収容してなるものであって、前
    記ボールの位置を目視することにより、その作動状態を
    確認することができるように構成されたものであること
    を特徴とする請求項2記載の安全弁付きガス燃焼器具。
  4. 【請求項4】 前記安全弁が、ボールと永久磁石の位置
    関係によりボールが帯磁する程度の差又は帯磁の有無を
    利用し、状態表示部の位置又は姿勢をボールの帯磁状態
    によって変化させることにより、その作動状態を表示す
    るようにしたものであることを特徴とする請求項2記載
    の安全弁付きガス燃焼器具。
  5. 【請求項5】 前記ガス燃焼器具本体が、燃焼の開始、
    停止、燃焼状態の調節などを行うための電気制御手段を
    備えていないものであることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の安全弁付きガス燃焼器具。
JP21111895A 1995-07-26 1995-07-26 安全弁付きガス燃焼器具 Withdrawn JPH0942504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002075190A1 (en) * 2000-12-22 2002-09-26 Chung Jung Engineering Co., Ltd Safty-valve having multi-function

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