JPH0943286A - 振動容量型電位計 - Google Patents
振動容量型電位計Info
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- JPH0943286A JPH0943286A JP7190909A JP19090995A JPH0943286A JP H0943286 A JPH0943286 A JP H0943286A JP 7190909 A JP7190909 A JP 7190909A JP 19090995 A JP19090995 A JP 19090995A JP H0943286 A JPH0943286 A JP H0943286A
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- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイアス磁石も逓倍器(又は分周器)も必要
としない振動容量型電位計を構成する。 【解決手段】 振動容量型電位計における直交変換器8
には、発振器56から出力された周波数fの駆動信号が
供給されるが、その場合に半波整流器100においてそ
の駆動信号が半波整流され、半波駆動信号が電磁コイル
22に供給される。すると、直交変換器8の振動電極3
8は、半周期ごとに引力を受けることになり、残りの半
周期では屈曲による復元力が働く。これによって振動電
極38の振動周期はfとなる。同期検波器64では、周
波数fの信号に対し発振器56で発生された周波数fを
利用して同期検波を行う。
としない振動容量型電位計を構成する。 【解決手段】 振動容量型電位計における直交変換器8
には、発振器56から出力された周波数fの駆動信号が
供給されるが、その場合に半波整流器100においてそ
の駆動信号が半波整流され、半波駆動信号が電磁コイル
22に供給される。すると、直交変換器8の振動電極3
8は、半周期ごとに引力を受けることになり、残りの半
周期では屈曲による復元力が働く。これによって振動電
極38の振動周期はfとなる。同期検波器64では、周
波数fの信号に対し発振器56で発生された周波数fを
利用して同期検波を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線検出器からの
信号の計測に使用される振動容量型電位計に関し、特に
バイアス磁石や逓倍器等を不要にできる回路構成に関す
る。
信号の計測に使用される振動容量型電位計に関し、特に
バイアス磁石や逓倍器等を不要にできる回路構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】振動容量型電位計は、入力バイアス電流
がきわめて小さいことから、出力インピーダンスの高い
電離箱等の放射線検出器からの微弱な信号(電荷)を増
幅して計測する場合に使用される。その振動容量型電位
計は、取り込まれた電荷を直流から交流に変換する直交
変換器、その出力に対して同期検波を行う同期検波器、
及び、同期検波された信号の電位を測定する電位計など
で構成される。
がきわめて小さいことから、出力インピーダンスの高い
電離箱等の放射線検出器からの微弱な信号(電荷)を増
幅して計測する場合に使用される。その振動容量型電位
計は、取り込まれた電荷を直流から交流に変換する直交
変換器、その出力に対して同期検波を行う同期検波器、
及び、同期検波された信号の電位を測定する電位計など
で構成される。
【0003】図4には、従来の直交変換器の断面図が示
されている。また、図5にはその直交変換器を含む従来
の振動容量型電位計の要部構成がブロック図として示さ
れている。
されている。また、図5にはその直交変換器を含む従来
の振動容量型電位計の要部構成がブロック図として示さ
れている。
【0004】図4において、ステンレス製の容器10
は、円筒形状の胴部12、上蓋14及び底板16とで構
成され、その内部は気密空間とされて不活性ガスが充填
されている。底板16の下方にはベース18が配置さ
れ、そのベース18上に永久磁石からなるバイアス磁石
20及び電磁コイル22が配置されている。これらの作
用については後述する。
は、円筒形状の胴部12、上蓋14及び底板16とで構
成され、その内部は気密空間とされて不活性ガスが充填
されている。底板16の下方にはベース18が配置さ
れ、そのベース18上に永久磁石からなるバイアス磁石
20及び電磁コイル22が配置されている。これらの作
用については後述する。
【0005】容器10内部において、底板16上には支
柱としてネジ24が起立配置され、そのネジ24によっ
て水平台26が保持されている。ここで、ネジ24及び
それに螺合するナットを含む高さ調整機構28によっ
て、水平台26の高さは調整可能である。水平台26上
には、アルミナセラミックなどで構成される絶縁基板と
しての台座32が支柱30によって支持固定されてい
る。水平台26によって保持されたサファイアなどで構
成される絶縁体34によって、金メッキされた対向電極
36が支持固定されている。この対向電極36はおよそ
漏斗状の外形を有し、その先端の電極面が振動電極38
に対向している。
柱としてネジ24が起立配置され、そのネジ24によっ
て水平台26が保持されている。ここで、ネジ24及び
それに螺合するナットを含む高さ調整機構28によっ
て、水平台26の高さは調整可能である。水平台26上
には、アルミナセラミックなどで構成される絶縁基板と
しての台座32が支柱30によって支持固定されてい
る。水平台26によって保持されたサファイアなどで構
成される絶縁体34によって、金メッキされた対向電極
36が支持固定されている。この対向電極36はおよそ
漏斗状の外形を有し、その先端の電極面が振動電極38
に対向している。
【0006】矩形薄板状の振動電極38は、例えば磁性
体の表面に導電性をもたせるために金メッキを施したも
のであり、従来、その厚さは例えば0.5mmで、その
一端側が保持部40によって保持され振動自在とされて
いる。なお、その磁性体としては、強磁性体(ただし、
従来においては残留磁性を有していないもの)である例
えばニッケル材が用いられている。振動電極38は、そ
れが振動した場合に、底壁16の一部をなす薄い隔壁4
0及び対向電極36に接触しないように高さ調整され
る。ここで、対向電極36の先端面と振動電極38との
間の距離は、上述の高さ調整機構28によって調整可能
である。隔壁40は、ステンレス材などで構成され、そ
の厚さは例えば3mmであり、電磁コイル22にて発生
する電磁ノイズを低減する。
体の表面に導電性をもたせるために金メッキを施したも
のであり、従来、その厚さは例えば0.5mmで、その
一端側が保持部40によって保持され振動自在とされて
いる。なお、その磁性体としては、強磁性体(ただし、
従来においては残留磁性を有していないもの)である例
えばニッケル材が用いられている。振動電極38は、そ
れが振動した場合に、底壁16の一部をなす薄い隔壁4
0及び対向電極36に接触しないように高さ調整され
る。ここで、対向電極36の先端面と振動電極38との
間の距離は、上述の高さ調整機構28によって調整可能
である。隔壁40は、ステンレス材などで構成され、そ
の厚さは例えば3mmであり、電磁コイル22にて発生
する電磁ノイズを低減する。
【0007】台座32には、この従来例において二重円
筒形状のコンデンサ42が固定され、具体的には、コン
デンサ42は内筒44と外筒46で構成される。内筒4
4は、ノイズの影響を低減するために、高抵抗値を有す
る抵抗48を収容している。なお、50及び52はサフ
ァイヤなどで構成される絶縁部材である。
筒形状のコンデンサ42が固定され、具体的には、コン
デンサ42は内筒44と外筒46で構成される。内筒4
4は、ノイズの影響を低減するために、高抵抗値を有す
る抵抗48を収容している。なお、50及び52はサフ
ァイヤなどで構成される絶縁部材である。
【0008】以上のように、この直交変換器において
は、コンデンサ42と、振動電極38及び対向電極36
からなる容量可変型のコンデンサ39と、が並列的に接
続されている(図5参照)。
は、コンデンサ42と、振動電極38及び対向電極36
からなる容量可変型のコンデンサ39と、が並列的に接
続されている(図5参照)。
【0009】図4において、抵抗48を介して対向電極
36に電気的に接続された端子aには、例えば電離箱か
らの電荷が取り込まれ、コンデンサ42の外筒46に導
電基板及び信号線を介して電気的に接続された端子cか
ら、出力信号が取り出される。振動電極38には端子b
が電気的に接続され、その端子bは例えば接地される。
また、2つの端子d間には数kHz程度の正弦波からな
る駆動信号が供給される。
36に電気的に接続された端子aには、例えば電離箱か
らの電荷が取り込まれ、コンデンサ42の外筒46に導
電基板及び信号線を介して電気的に接続された端子cか
ら、出力信号が取り出される。振動電極38には端子b
が電気的に接続され、その端子bは例えば接地される。
また、2つの端子d間には数kHz程度の正弦波からな
る駆動信号が供給される。
【0010】電磁コイル22に駆動信号が供給される
と、その電磁コイル22によって交番磁界が生じ、磁性
体で構成された振動電極38を振動させる。この際、バ
イアス磁石20の作用によって、振動電極38には、交
番磁界に加えてバイアス磁界が作用することになり、そ
れら両者によって脈流的な磁界が印加される。
と、その電磁コイル22によって交番磁界が生じ、磁性
体で構成された振動電極38を振動させる。この際、バ
イアス磁石20の作用によって、振動電極38には、交
番磁界に加えてバイアス磁界が作用することになり、そ
れら両者によって脈流的な磁界が印加される。
【0011】いま、端子aから電荷Qが取り込まれる
と、その電荷は2つのコンデンサ39及び42の容量比
に従って分配される。例えば、コンデンサ39に電荷Q
1が蓄積され、コンデンサ42に電荷Q2が蓄積される
(Q=Q1+Q2)。ところが、電磁コイル22にて発
生した交番磁界の作用によって、コンデンサ39の電極
間距離が変化し、これによってコンデンサ39の容量が
変化すると、その容量の変化に従って、前記電荷Qの分
配比率が変化することになる。そして、その変化が交流
信号として端子cに現れる。
と、その電荷は2つのコンデンサ39及び42の容量比
に従って分配される。例えば、コンデンサ39に電荷Q
1が蓄積され、コンデンサ42に電荷Q2が蓄積される
(Q=Q1+Q2)。ところが、電磁コイル22にて発
生した交番磁界の作用によって、コンデンサ39の電極
間距離が変化し、これによってコンデンサ39の容量が
変化すると、その容量の変化に従って、前記電荷Qの分
配比率が変化することになる。そして、その変化が交流
信号として端子cに現れる。
【0012】図6にはバイアス磁界が存在しない場合の
従来の直交変換器の動作が示され、図7にはバイアス磁
界が存在する場合の従来の直交変換器の動作が示されて
いる。ここで、図6及び図7における(A)には経時的
な磁界の変化が示され、(B)には振動電極38が受け
る力の変化が示され、(C)には振動電極38の変位が
示されている。
従来の直交変換器の動作が示され、図7にはバイアス磁
界が存在する場合の従来の直交変換器の動作が示されて
いる。ここで、図6及び図7における(A)には経時的
な磁界の変化が示され、(B)には振動電極38が受け
る力の変化が示され、(C)には振動電極38の変位が
示されている。
【0013】図6の(A)に示すように、バイアス磁界
を存在させず、周波数fの交番磁界のみを発生させた場
合、図7の(B)に示すように、その交番磁界により振
動電極38が受ける力は、交番磁界が正負に極大をとる
ところで引力最大となっており、すなわち電磁コイルに
流れる電流の絶対値に振動電極38に対する引力が比例
する。この場合、図6の(C)に示すように、振動電極
38は、周波数2fで振動することが理解される。
を存在させず、周波数fの交番磁界のみを発生させた場
合、図7の(B)に示すように、その交番磁界により振
動電極38が受ける力は、交番磁界が正負に極大をとる
ところで引力最大となっており、すなわち電磁コイルに
流れる電流の絶対値に振動電極38に対する引力が比例
する。この場合、図6の(C)に示すように、振動電極
38は、周波数2fで振動することが理解される。
【0014】一方、図7に示すように、周波数fの交番
磁界に一定の磁界強度を有するバイアス磁界を加えた場
合、図7の(B)に示すように、振動電極38は周期的
に変動する引力を受け(ただし、磁界の極性は反転せ
ず)、図7の(C)に示すように、振動電極38は周波
数fで振動する。つまり、バイアス磁界を加えれば、振
動電極38の振動周波数を電磁コイルの駆動信号の周波
数と一致させることができる。バイアス磁界の大きさ
は、図7の(A)に示すように、それが変動しても極性
が変化しないように、すなわち正側(又は負側)のみに
おいて交番磁界が生じるように設定される。なお、駆動
信号の周波数は、振動電極38の振動周波数が振動電極
38の共振周波数かその近傍になるように設定される。
磁界に一定の磁界強度を有するバイアス磁界を加えた場
合、図7の(B)に示すように、振動電極38は周期的
に変動する引力を受け(ただし、磁界の極性は反転せ
ず)、図7の(C)に示すように、振動電極38は周波
数fで振動する。つまり、バイアス磁界を加えれば、振
動電極38の振動周波数を電磁コイルの駆動信号の周波
数と一致させることができる。バイアス磁界の大きさ
は、図7の(A)に示すように、それが変動しても極性
が変化しないように、すなわち正側(又は負側)のみに
おいて交番磁界が生じるように設定される。なお、駆動
信号の周波数は、振動電極38の振動周波数が振動電極
38の共振周波数かその近傍になるように設定される。
【0015】図5には、直交変換器54を含む振動容量
型電位計の構成がブロック図で示されている。発振器5
6は、電磁コイル22に対して周波数fの駆動信号を供
給するものである。上述したように、この駆動信号によ
って電磁コイル22が交番磁界を発生させ、その交番磁
界にバイアス磁石20によるバイアス磁界を加えた脈流
磁界が図4の振動電極38を振動させる。この振動によ
り、2つのコンデンサ間における容量比率が変化し、そ
の変化が出力信号として端子cに現れる。その出力信号
はAC増幅器58において増幅され、さらに分圧器60
を介してAC増幅器62において増幅され、その増幅さ
れた信号が同期検波器64に送られる。一方、発振器5
6からの駆動信号は波形整形器66にも供給されてお
り、その波形整形器66において正弦波が矩形波に変換
され、検波参照信号となって出力される。その検波参照
信号は、移相器68において同期検波のための位相調整
がなされた後、同期検波器64に供給される。
型電位計の構成がブロック図で示されている。発振器5
6は、電磁コイル22に対して周波数fの駆動信号を供
給するものである。上述したように、この駆動信号によ
って電磁コイル22が交番磁界を発生させ、その交番磁
界にバイアス磁石20によるバイアス磁界を加えた脈流
磁界が図4の振動電極38を振動させる。この振動によ
り、2つのコンデンサ間における容量比率が変化し、そ
の変化が出力信号として端子cに現れる。その出力信号
はAC増幅器58において増幅され、さらに分圧器60
を介してAC増幅器62において増幅され、その増幅さ
れた信号が同期検波器64に送られる。一方、発振器5
6からの駆動信号は波形整形器66にも供給されてお
り、その波形整形器66において正弦波が矩形波に変換
され、検波参照信号となって出力される。その検波参照
信号は、移相器68において同期検波のための位相調整
がなされた後、同期検波器64に供給される。
【0016】同期検波器64では、その検波参照信号が
スイッチング信号となって、AC増幅器62から出力さ
れた信号の正負極性が判別され、検波された後の信号が
DC増幅器70において増幅された後、次の電位計(図
示せず)へ出力される。なお、帰還素子72を介して、
検波された信号が帰還されているが、これによって回路
の動作が安定する。
スイッチング信号となって、AC増幅器62から出力さ
れた信号の正負極性が判別され、検波された後の信号が
DC増幅器70において増幅された後、次の電位計(図
示せず)へ出力される。なお、帰還素子72を介して、
検波された信号が帰還されているが、これによって回路
の動作が安定する。
【0017】ちなみに、バイアス磁石20を使用しない
場合、図6に示したように、直交変換器からの出力され
る信号の周波数は、駆動信号の周波数fに対して2fと
なる。それゆえ、同期検波を行うためには、発振器56
から出力される信号の周波数を逓倍器において2倍(2
f)にし、それを同期検波器64に供給する必要があ
る。あるいは、同期検波において周波数fをそのまま利
用するためには、駆動信号の周波数fを分周器で1/2
に分周して電磁コイルに供給し、これによって周波数f
/2の磁界を発生させて振動電極38の振動周波数をf
にする必要がある。
場合、図6に示したように、直交変換器からの出力され
る信号の周波数は、駆動信号の周波数fに対して2fと
なる。それゆえ、同期検波を行うためには、発振器56
から出力される信号の周波数を逓倍器において2倍(2
f)にし、それを同期検波器64に供給する必要があ
る。あるいは、同期検波において周波数fをそのまま利
用するためには、駆動信号の周波数fを分周器で1/2
に分周して電磁コイルに供給し、これによって周波数f
/2の磁界を発生させて振動電極38の振動周波数をf
にする必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
振動容量型電位計においては、装置を小型化・軽量化す
るためにバイアス磁石を不要にしたいとの要請がある。
しかしながら、バイアス磁石を除去すると、振動電極の
振動周波数が電磁コイルの駆動信号の周波数の2倍とな
り、上述のように逓倍器又は分周器が必要となってしま
う。そのような回路ではPLLなどに基づく比較的複雑
な回路構成が必要とされ、装置のコストダウンを図るこ
とができない。
振動容量型電位計においては、装置を小型化・軽量化す
るためにバイアス磁石を不要にしたいとの要請がある。
しかしながら、バイアス磁石を除去すると、振動電極の
振動周波数が電磁コイルの駆動信号の周波数の2倍とな
り、上述のように逓倍器又は分周器が必要となってしま
う。そのような回路ではPLLなどに基づく比較的複雑
な回路構成が必要とされ、装置のコストダウンを図るこ
とができない。
【0019】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、バイアス磁石も逓倍器(又は
分周器)も必要としない振動容量型電位計を提供するこ
とを目的とする。
ものであり、その目的は、バイアス磁石も逓倍器(又は
分周器)も必要としない振動容量型電位計を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力信号を直流から交流に変換する手段
であって、対向電極に対して非接触かつ近接して配置さ
れた振動電極を電磁コイルにて発生される周期的変動磁
界で振動させる直交変換器と、周波数fの駆動信号を発
生する発振器と、前記周波数fの駆動信号を半波整流し
て、その半波駆動信号を前記電磁コイルに供給する半波
整流器と、前記周波数fの駆動信号を利用して、前記直
交変換器からの出力信号に対して同期検波を行う同期検
波回路と、を含み、前記半波駆動信号を前記電磁コイル
に供給して、前記振動電極の振動周波数を前記周波数f
と同一にしたことを特徴とする。
に、本発明は、入力信号を直流から交流に変換する手段
であって、対向電極に対して非接触かつ近接して配置さ
れた振動電極を電磁コイルにて発生される周期的変動磁
界で振動させる直交変換器と、周波数fの駆動信号を発
生する発振器と、前記周波数fの駆動信号を半波整流し
て、その半波駆動信号を前記電磁コイルに供給する半波
整流器と、前記周波数fの駆動信号を利用して、前記直
交変換器からの出力信号に対して同期検波を行う同期検
波回路と、を含み、前記半波駆動信号を前記電磁コイル
に供給して、前記振動電極の振動周波数を前記周波数f
と同一にしたことを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、発振器にて周波数fの
駆動信号が発生され、半波整流器はその駆動信号に対し
て半波整流を行う。半波整流後の半波駆動信号が電磁コ
イルに供給されると、一方極性のみの周期的変動磁界が
生じる。すると、振動電極には半周期毎に断続的に引力
が働くことになり、残りの半周期では振動電極において
屈曲からの復元力が生じることになる。この作用によ
り、振動電極は周波数fで振動することになり、直交変
換器から出力される信号の周波数もfとなる。よって、
同期検波器においては、発振器で発生した信号の周波数
fを2倍に逓倍することなくそのままの周波数で入力信
号の同期検波を行うことができる。
駆動信号が発生され、半波整流器はその駆動信号に対し
て半波整流を行う。半波整流後の半波駆動信号が電磁コ
イルに供給されると、一方極性のみの周期的変動磁界が
生じる。すると、振動電極には半周期毎に断続的に引力
が働くことになり、残りの半周期では振動電極において
屈曲からの復元力が生じることになる。この作用によ
り、振動電極は周波数fで振動することになり、直交変
換器から出力される信号の周波数もfとなる。よって、
同期検波器においては、発振器で発生した信号の周波数
fを2倍に逓倍することなくそのままの周波数で入力信
号の同期検波を行うことができる。
【0022】すなわち、半波整流器というきわめて簡単
な回路によって、その検出効率は実験によれば例えば7
0パーセントに低下するものの、バイアス磁石あるいは
逓倍器(又は分周器)が不要となり、装置の構成をきわ
めて簡略化できる。本発明の好適な態様においては、半
波整流器は単なる1個のダイオードで構成される。
な回路によって、その検出効率は実験によれば例えば7
0パーセントに低下するものの、バイアス磁石あるいは
逓倍器(又は分周器)が不要となり、装置の構成をきわ
めて簡略化できる。本発明の好適な態様においては、半
波整流器は単なる1個のダイオードで構成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0024】図1には、本発明に係る振動容量型電位計
の好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成
図である。また、図2には、本発明に係る直交変換器の
断面図が示されている。図1及び図2における構成にお
いて、図4及び図5に示した従来と同様の構成には同一
符号をつけその説明を省略する。
の好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成
図である。また、図2には、本発明に係る直交変換器の
断面図が示されている。図1及び図2における構成にお
いて、図4及び図5に示した従来と同様の構成には同一
符号をつけその説明を省略する。
【0025】図1において、この実施形態の振動容量型
電位計では、発振器56と電磁コイル22との間に半波
整流器100が設けられている。この半波整流器100
によって発振器56から出力された正弦波の駆動信号
は、半波整流され、半波駆動信号となって電磁コイル2
2に供給される。
電位計では、発振器56と電磁コイル22との間に半波
整流器100が設けられている。この半波整流器100
によって発振器56から出力された正弦波の駆動信号
は、半波整流され、半波駆動信号となって電磁コイル2
2に供給される。
【0026】後述するように、このような半波整流によ
って、従来必要とされていたバイアス磁石あるいは逓倍
器(又は分周器)を設ける必要がなくなる。
って、従来必要とされていたバイアス磁石あるいは逓倍
器(又は分周器)を設ける必要がなくなる。
【0027】すなわち、図2には、図1に示す直交変換
器8の断面図が示されており、この断面図が示すように
従来において設けられていたバイアス磁石(図4参照)
は設けられていない。その他の構成は図4に示した構成
と同じである。
器8の断面図が示されており、この断面図が示すように
従来において設けられていたバイアス磁石(図4参照)
は設けられていない。その他の構成は図4に示した構成
と同じである。
【0028】図3には、直交変換器8の動作が示されて
いる。(A)は、電磁コイル22で発生する磁界の経時
的な変化が示され、(B)にはその磁界によって振動電
極38に生ずる力が示され、(C)には、振動電極38
の変位が示されている。
いる。(A)は、電磁コイル22で発生する磁界の経時
的な変化が示され、(B)にはその磁界によって振動電
極38に生ずる力が示され、(C)には、振動電極38
の変位が示されている。
【0029】図3(A)に示すように、半波整流器10
0によって駆動信号が半波整流されているため、その半
波駆動信号により電磁コイル22が駆動されると、正弦
波の一方極性側の波を切り取ったように磁界が変化す
る。(B)に示すようにこのような磁界は半周期ごとに
振動電極38に力を及ぼすことになり、それ以外の半周
期においては振動電極の屈曲による復元力が働くことに
なる。従って、(C)に示すように、電磁コイル22に
よる引力と復元力とが交互に現れることになり、振動電
極は両極性側に振動することになる。このときの周波数
は、発振器56が出力した駆動信号の周波数のfと同一
であり、このようなことから理解されるように同期検波
器64においては、発振器56で発生された周波数fを
そのまま利用することが可能となる。
0によって駆動信号が半波整流されているため、その半
波駆動信号により電磁コイル22が駆動されると、正弦
波の一方極性側の波を切り取ったように磁界が変化す
る。(B)に示すようにこのような磁界は半周期ごとに
振動電極38に力を及ぼすことになり、それ以外の半周
期においては振動電極の屈曲による復元力が働くことに
なる。従って、(C)に示すように、電磁コイル22に
よる引力と復元力とが交互に現れることになり、振動電
極は両極性側に振動することになる。このときの周波数
は、発振器56が出力した駆動信号の周波数のfと同一
であり、このようなことから理解されるように同期検波
器64においては、発振器56で発生された周波数fを
そのまま利用することが可能となる。
【0030】図1に示されるように、本実施形態におい
て半波整流器100は1個のダイオードで構成され、極
めて簡易な構成によってバイアス磁石あるいは逓倍器な
どを除去できることが理解される。
て半波整流器100は1個のダイオードで構成され、極
めて簡易な構成によってバイアス磁石あるいは逓倍器な
どを除去できることが理解される。
【0031】以上のように本実施形態では、発振器56
で発生された周波数fの信号を半波整流することによっ
てその信号にf/2の成分をもたせ、その成分によって
断続的に振動電極38に対して引力を及ぼすことによっ
て直交変換器8から周波数fの出力信号を取り出すもの
である。それゆえ、本実施形態によれば、バイアス磁石
は不要であり、また逓倍器や分周器なども不要である。
で発生された周波数fの信号を半波整流することによっ
てその信号にf/2の成分をもたせ、その成分によって
断続的に振動電極38に対して引力を及ぼすことによっ
て直交変換器8から周波数fの出力信号を取り出すもの
である。それゆえ、本実施形態によれば、バイアス磁石
は不要であり、また逓倍器や分周器なども不要である。
【0032】もちろん、半波整流によると正弦波の半分
がカットされてしまうため、効率が落ちるが、直交変換
器の入出力特性は直線的で極めて良好であり、その効率
も約70%程度を維持できる。
がカットされてしまうため、効率が落ちるが、直交変換
器の入出力特性は直線的で極めて良好であり、その効率
も約70%程度を維持できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動容量型電位計においてバイアス磁石や逓倍器(又は
分周器)を除去できる。また、その除去に当たっての必
要とされる半波整流器は極めて簡易な回路で実現できる
ため、装置全体としての構成を簡略化できるという利点
がある。
振動容量型電位計においてバイアス磁石や逓倍器(又は
分周器)を除去できる。また、その除去に当たっての必
要とされる半波整流器は極めて簡易な回路で実現できる
ため、装置全体としての構成を簡略化できるという利点
がある。
【図1】 本発明に係る振動容量型電位計の全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】 本発明に係る振動容量型電位計における直交
変換器の断面図である。
変換器の断面図である。
【図3】 図2に示す直交変換器の動作を示す図であ
る。
る。
【図4】 従来の直交変換器の断面図である。
【図5】 従来の振動容量型電位計の全体構成を示す図
である。
である。
【図6】 図5に示す回路構成においてバイアス磁石2
0を用いない場合の直交変換器の動作を示す図である。
0を用いない場合の直交変換器の動作を示す図である。
【図7】 図5に示す回路構成においてバイアス磁石を
用いた場合の直交変換器の動作を示す図である。
用いた場合の直交変換器の動作を示す図である。
8 直交変換器、36 対向電極、38 振動電極、3
9 振動容量型コンデンサ、22 電磁コイル、56
発振器、64 同期検波器、100 半波整流器。
9 振動容量型コンデンサ、22 電磁コイル、56
発振器、64 同期検波器、100 半波整流器。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を直流から交流に変換する手段
であって、対向電極に対して非接触かつ近接して配置さ
れた振動電極を電磁コイルにて発生される周期的変動磁
界で振動させる直交変換器と、 周波数fの駆動信号を発生する発振器と、 前記周波数fの駆動信号を半波整流して、その半波駆動
信号を前記電磁コイルに供給する半波整流器と、 前記周波数fの駆動信号を利用して、前記直交変換器か
らの出力信号に対して同期検波を行う同期検波回路と、 を含み、前記半波駆動信号を前記電磁コイルに供給し
て、前記振動電極の振動周波数を前記周波数fと同一に
したことを特徴とする振動容量型電位計。 - 【請求項2】 請求項1記載の振動容量型電位計におい
て、 前記半波整流器はダイオードで構成されたことを特徴と
する振動容量型電位計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7190909A JPH0943286A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 振動容量型電位計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7190909A JPH0943286A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 振動容量型電位計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943286A true JPH0943286A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16265741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7190909A Pending JPH0943286A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 振動容量型電位計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943286A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102928652A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-02-13 | 中国航天科技集团公司第五研究院第五一〇研究所 | 一种监测航天器深层介质充电电位的装置 |
| CN105290565A (zh) * | 2015-10-23 | 2016-02-03 | 永康市帝普特科技有限公司 | 一种抗偏磁电路 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP7190909A patent/JPH0943286A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102928652A (zh) * | 2012-11-27 | 2013-02-13 | 中国航天科技集团公司第五研究院第五一〇研究所 | 一种监测航天器深层介质充电电位的装置 |
| CN105290565A (zh) * | 2015-10-23 | 2016-02-03 | 永康市帝普特科技有限公司 | 一种抗偏磁电路 |
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