JPH094377A - シールド掘進機の裏込剤注入装置 - Google Patents
シールド掘進機の裏込剤注入装置Info
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- JPH094377A JPH094377A JP7151959A JP15195995A JPH094377A JP H094377 A JPH094377 A JP H094377A JP 7151959 A JP7151959 A JP 7151959A JP 15195995 A JP15195995 A JP 15195995A JP H094377 A JPH094377 A JP H094377A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スキンプレートの外周面に突起のないシール
ド掘進機の裏込剤注入装置を提供する。 【構成】 シールドフレーム1の後端部2に接続された
スキンプレート3のプレート内部に、セメントミルク等
の裏込剤が流れる裏込剤通路4と珪酸ソーダ等の凝固剤
が流れる凝固剤通路5とを並設し、各通路4,5の出口
部27をスキンプレート3の後端部に隣接させて開口し
たことを特徴する。また、上記凝固剤通路5一本に対し
てその両側に、上記裏込剤通路4を複数本並列に配置
し、いずれかの裏込剤通路4を一本選択して使用するよ
うにすることが望ましい。
ド掘進機の裏込剤注入装置を提供する。 【構成】 シールドフレーム1の後端部2に接続された
スキンプレート3のプレート内部に、セメントミルク等
の裏込剤が流れる裏込剤通路4と珪酸ソーダ等の凝固剤
が流れる凝固剤通路5とを並設し、各通路4,5の出口
部27をスキンプレート3の後端部に隣接させて開口し
たことを特徴する。また、上記凝固剤通路5一本に対し
てその両側に、上記裏込剤通路4を複数本並列に配置
し、いずれかの裏込剤通路4を一本選択して使用するよ
うにすることが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機の裏込
剤注入装置に関する。
剤注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機の裏込剤注入装置は、シ
ールド掘進機により掘削された掘削坑の内壁と、これを
覆って組み立てられたセグメントの外壁との間に形成さ
れた間隙(テールボイド部)に、裏込剤を注入するもの
である。テールボイド部に注入された裏込剤は、側部地
山の泥水がセグメント同志の接続部から坑内側へ流入す
ることを防止すると共に、組み立てられたセグメントを
安定保持する。
ールド掘進機により掘削された掘削坑の内壁と、これを
覆って組み立てられたセグメントの外壁との間に形成さ
れた間隙(テールボイド部)に、裏込剤を注入するもの
である。テールボイド部に注入された裏込剤は、側部地
山の泥水がセグメント同志の接続部から坑内側へ流入す
ることを防止すると共に、組み立てられたセグメントを
安定保持する。
【0003】従来の裏込剤注入装置の概要を図8に示
す。図示するように、シールドフレーム後端部に接続さ
れたスキンプレートaに、坑内側と側部地山側とを連通
する開口部bが形成されている。開口部bには、裏込剤
注入管cが坑内側から側部地山側へ引き出され、その管
cの出口部dがテールボイド部eに臨まされている。上
記裏込剤注入管cおよび開口部bは、スキンプレートa
の外周面に取り付けられたカバーfによって液密に覆わ
れており、これにより側部地山の土砂が坑内側への侵入
することを防止している。
す。図示するように、シールドフレーム後端部に接続さ
れたスキンプレートaに、坑内側と側部地山側とを連通
する開口部bが形成されている。開口部bには、裏込剤
注入管cが坑内側から側部地山側へ引き出され、その管
cの出口部dがテールボイド部eに臨まされている。上
記裏込剤注入管cおよび開口部bは、スキンプレートa
の外周面に取り付けられたカバーfによって液密に覆わ
れており、これにより側部地山の土砂が坑内側への侵入
することを防止している。
【0004】上記構成によれば、裏込剤注入管cの出口
部dから噴射された裏込剤が、シールド掘進機により掘
削された掘削坑gの内壁とセグメントhの外壁との間に
形成されたテールボイド部eに充填される。
部dから噴射された裏込剤が、シールド掘進機により掘
削された掘削坑gの内壁とセグメントhの外壁との間に
形成されたテールボイド部eに充填される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の裏込
剤注入装置は、裏込剤注入管cをスキンプレートaの外
へ引き出しているため、図9に示すようにそのカバーf
がスキンプレートaから突出せざるを得ない。
剤注入装置は、裏込剤注入管cをスキンプレートaの外
へ引き出しているため、図9に示すようにそのカバーf
がスキンプレートaから突出せざるを得ない。
【0006】そのため、図10に示すように立坑iから
シールド掘進機jを発進させる際、発進口kと掘進機j
の側面lとの間をシールするエントランスシールmに上
記カバーfが乗り上げ、そのシール性が悪化してしま
う。特に、近年施工の増えている大深度・高水圧下の掘
進の場合には、エントランスシールmに加わる土圧・水
圧が非常に大きいため、そのシール性の悪化は土砂の噴
発を招き、大きな問題となる。
シールド掘進機jを発進させる際、発進口kと掘進機j
の側面lとの間をシールするエントランスシールmに上
記カバーfが乗り上げ、そのシール性が悪化してしま
う。特に、近年施工の増えている大深度・高水圧下の掘
進の場合には、エントランスシールmに加わる土圧・水
圧が非常に大きいため、そのシール性の悪化は土砂の噴
発を招き、大きな問題となる。
【0007】また、立坑iの壁面(防護壁)を掘削性の
よい材料で構築し、シールド掘進機jのカッタnで直接
その壁面を掘削して発進する工法(NOMST工法)が
知られているが、この工法にあってはカッタnで掘削さ
れた掘削口に上記カバーfが引っ掛かってしまい、発進
が困難となる虞がある。
よい材料で構築し、シールド掘進機jのカッタnで直接
その壁面を掘削して発進する工法(NOMST工法)が
知られているが、この工法にあってはカッタnで掘削さ
れた掘削口に上記カバーfが引っ掛かってしまい、発進
が困難となる虞がある。
【0008】なお、一般的な余掘り装置としてカッタn
の外縁部に出没自在に設けられカーブ掘進時にカーブ内
側の地山を余掘りするコピーカッタ(図示せず)が知ら
れているが、NOMST工法等の防護壁の強度は地山に
比べると極めて大きい(軸圧縮強度σL =700 〜800Kg/
cm2 程度)ため、上記コピーカッタによる防護壁の掘削
は不可能であり、上記カバーfが抵抗とならざるを得な
い。
の外縁部に出没自在に設けられカーブ掘進時にカーブ内
側の地山を余掘りするコピーカッタ(図示せず)が知ら
れているが、NOMST工法等の防護壁の強度は地山に
比べると極めて大きい(軸圧縮強度σL =700 〜800Kg/
cm2 程度)ため、上記コピーカッタによる防護壁の掘削
は不可能であり、上記カバーfが抵抗とならざるを得な
い。
【0009】また、硬質地盤を掘進する場合には、スキ
ンプレートaから突出したカバーfが掘進に対する大き
な抵抗となるのみならず、シールド掘進機jの方向制御
やカーブ施工時の抵抗となるため、その施工を困難なも
のとしていた。
ンプレートaから突出したカバーfが掘進に対する大き
な抵抗となるのみならず、シールド掘進機jの方向制御
やカーブ施工時の抵抗となるため、その施工を困難なも
のとしていた。
【0010】この対策として、図8に示す裏込剤注入管
cをスキンプレートaと既設セグメントhとの間に配置
し、ブラシ状のテールシールoを貫通させるようにする
ことが考えられる。しかし、これはテールシールoのシ
ール性の悪化を招くため、実現できない。また、裏込剤
注入管cと既設セグメントhとのテールクリアランスp
が小さくなるため、セグメントhの組み立てスペースが
奪われるのみならず、カーブ掘進時に裏込剤注入管cが
既設セグメントhに当たってしまうという問題も生じ
る。
cをスキンプレートaと既設セグメントhとの間に配置
し、ブラシ状のテールシールoを貫通させるようにする
ことが考えられる。しかし、これはテールシールoのシ
ール性の悪化を招くため、実現できない。また、裏込剤
注入管cと既設セグメントhとのテールクリアランスp
が小さくなるため、セグメントhの組み立てスペースが
奪われるのみならず、カーブ掘進時に裏込剤注入管cが
既設セグメントhに当たってしまうという問題も生じ
る。
【0011】別の対策として、裏込剤注入管cをスキン
プレートaのプレート内部に内蔵することも考えられる
が、従来は不可能であった。何故なら、従来の裏込剤注
入管cは、本発明でいう裏込剤(セメントミルク等)と
凝固剤(珪酸ソーダ等)とを予め混合したものを圧送す
るため、管c内で固化閉塞しやすく、実際上スキンプレ
ートaの厚さ以下に小径化できないからである。
プレートaのプレート内部に内蔵することも考えられる
が、従来は不可能であった。何故なら、従来の裏込剤注
入管cは、本発明でいう裏込剤(セメントミルク等)と
凝固剤(珪酸ソーダ等)とを予め混合したものを圧送す
るため、管c内で固化閉塞しやすく、実際上スキンプレ
ートaの厚さ以下に小径化できないからである。
【0012】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、スキンプレートの外周面に突起のないシールド
掘進機の裏込剤注入装置を提供することにある。
目的は、スキンプレートの外周面に突起のないシールド
掘進機の裏込剤注入装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シールドフレーム後端部に接続されたスキ
ンプレートのプレート内部に、セメントミルク等の裏込
剤が流れる裏込剤通路と珪酸ソーダ等の凝固剤が流れる
凝固剤通路とを並設し、各通路の出口部をスキンプレー
トの後端部に隣接させて開口して構成されている…。
に本発明は、シールドフレーム後端部に接続されたスキ
ンプレートのプレート内部に、セメントミルク等の裏込
剤が流れる裏込剤通路と珪酸ソーダ等の凝固剤が流れる
凝固剤通路とを並設し、各通路の出口部をスキンプレー
トの後端部に隣接させて開口して構成されている…。
【0014】上記凝固剤通路一本に対してその両側に、
上記裏込剤通路を複数並列に配置し、いずれかの裏込剤
通路を一本選択して使用するようにしてもよい。…。
上記裏込剤通路を複数並列に配置し、いずれかの裏込剤
通路を一本選択して使用するようにしてもよい。…。
【0015】上記裏込剤通路および凝固剤通路の各出口
部に、所定の圧力以上で開弁する逆止弁をそれぞれ設け
てもよい…。
部に、所定の圧力以上で開弁する逆止弁をそれぞれ設け
てもよい…。
【0016】上記逆止弁の噴射口に、所定の噴射圧で外
れる蓋部材をそれぞれ取り付けてもよい…。
れる蓋部材をそれぞれ取り付けてもよい…。
【0017】
【作用】の構成にかかる発明は、従来予め混合されて
圧送されていた裏込剤と凝固剤とを二系統に分け、裏込
剤通路と凝固剤通路とに分離して圧送する。裏込剤と凝
固剤とは、単独では固化することはなく、これらが混合
して初めて固化が促進される。従って、これらを分けて
圧送することにより、通路内での固化閉塞が回避される
と共に、裏込剤と凝固剤との必要注入量が各通路に分散
されるため、各通路の径を小径化できる。よって、各通
路が厚さの薄いスキンプレート内に収容可能となったの
である。
圧送されていた裏込剤と凝固剤とを二系統に分け、裏込
剤通路と凝固剤通路とに分離して圧送する。裏込剤と凝
固剤とは、単独では固化することはなく、これらが混合
して初めて固化が促進される。従って、これらを分けて
圧送することにより、通路内での固化閉塞が回避される
と共に、裏込剤と凝固剤との必要注入量が各通路に分散
されるため、各通路の径を小径化できる。よって、各通
路が厚さの薄いスキンプレート内に収容可能となったの
である。
【0018】また、裏込剤通路および凝固剤通路の各出
口部をスキンプレート後端部に隣接して開口したので、
裏込剤通路を流れるセメントミルク等の裏込剤と、凝固
剤通路を流れる珪酸ソーダ等の凝固剤とは、出口部から
それぞれテールボイド部へ噴射された直後に混合され
る。よって、噴射された裏込剤と凝固剤とは、テールボ
イド部において速やかに反応し、健全に固化する。
口部をスキンプレート後端部に隣接して開口したので、
裏込剤通路を流れるセメントミルク等の裏込剤と、凝固
剤通路を流れる珪酸ソーダ等の凝固剤とは、出口部から
それぞれテールボイド部へ噴射された直後に混合され
る。よって、噴射された裏込剤と凝固剤とは、テールボ
イド部において速やかに反応し、健全に固化する。
【0019】の構成によれば、複数の裏込剤通路のう
ち任意の一本を選択し、一本の凝固剤通路とカップルで
使用する。その後、選択した裏込剤通路が万一詰まった
ときには、別の裏込剤通路を新たに一本選択して使用す
る。このように、詰まった裏込剤通路を次々と切り替え
て、常に1カップルの凝固剤通路と裏込剤通路とを使用
することにより、長寿命化が図れる。
ち任意の一本を選択し、一本の凝固剤通路とカップルで
使用する。その後、選択した裏込剤通路が万一詰まった
ときには、別の裏込剤通路を新たに一本選択して使用す
る。このように、詰まった裏込剤通路を次々と切り替え
て、常に1カップルの凝固剤通路と裏込剤通路とを使用
することにより、長寿命化が図れる。
【0020】なお、凝固剤通路は詰まることがないので
一本で足りる。何故なら、凝固剤通路を流れる珪酸ソー
ダ等の凝固剤は、それ自体が固化する性質がないからで
ある。これに対し、裏込剤通路は、それ自体固化性があ
るセメントミルク等の裏込剤を流すので、上述のように
詰まる可能性がある。
一本で足りる。何故なら、凝固剤通路を流れる珪酸ソー
ダ等の凝固剤は、それ自体が固化する性質がないからで
ある。これに対し、裏込剤通路は、それ自体固化性があ
るセメントミルク等の裏込剤を流すので、上述のように
詰まる可能性がある。
【0021】の構成によれば、裏込剤通路および凝固
剤通路の各出口部に所定の圧力以上で開弁する逆止弁を
設けたので、凝固剤通路の出口部から噴射された珪酸ソ
ーダなどの凝固剤が、未使用の裏込剤通路内に逆流して
侵入することが防止される。よって、未使用であった裏
込剤通路を使用するときに、その裏込剤通路内にて固化
反応が発生することを防止できる。
剤通路の各出口部に所定の圧力以上で開弁する逆止弁を
設けたので、凝固剤通路の出口部から噴射された珪酸ソ
ーダなどの凝固剤が、未使用の裏込剤通路内に逆流して
侵入することが防止される。よって、未使用であった裏
込剤通路を使用するときに、その裏込剤通路内にて固化
反応が発生することを防止できる。
【0022】の構成によれば、逆止弁の噴射口に所定
の噴射圧で外れる蓋部材をそれぞれ取り付けたので、上
述した「凝固剤が未使用の裏込剤通路へ逆流する現象」
を完全に防止でき、裏込剤通路内での固化反応を完全に
回避できる。
の噴射圧で外れる蓋部材をそれぞれ取り付けたので、上
述した「凝固剤が未使用の裏込剤通路へ逆流する現象」
を完全に防止でき、裏込剤通路内での固化反応を完全に
回避できる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0024】図1は、本実施例に係る裏込剤注入装置が
備えられたスキンプレートの側断面図、図2はそのスキ
ンプレートを径方向外方からみた部分破断図、図3は図
2のIII-III 線断面図、図4は図2のIV-IV 線矢視図で
ある。
備えられたスキンプレートの側断面図、図2はそのスキ
ンプレートを径方向外方からみた部分破断図、図3は図
2のIII-III 線断面図、図4は図2のIV-IV 線矢視図で
ある。
【0025】図示するように、シールドフレーム1の後
端部2には、スキンプレート3が接続されている。スキ
ンプレート3は、シールドフレーム1の後端部2に溶接
された根元プレート3aと、その先端部に溶接された中
間プレート3bと、その先端部に溶接された先端プレー
ト3cとから構成されている。
端部2には、スキンプレート3が接続されている。スキ
ンプレート3は、シールドフレーム1の後端部2に溶接
された根元プレート3aと、その先端部に溶接された中
間プレート3bと、その先端部に溶接された先端プレー
ト3cとから構成されている。
【0026】これらのプレート群3a,3b,3cから
なるスキンプレート3のプレート内部には、セメントミ
ルク等の裏込剤を流す裏込剤通路4a〜dと珪酸ソーダ
等の凝固剤を流す凝固剤通路5とが並設されている。詳
しくは、図2に示すように一本の凝固剤通路5を中心と
してその左右両側に2本づつの裏込剤通路4a,4b,
4c,4dが配置されており、5本一組となっている。
なるスキンプレート3のプレート内部には、セメントミ
ルク等の裏込剤を流す裏込剤通路4a〜dと珪酸ソーダ
等の凝固剤を流す凝固剤通路5とが並設されている。詳
しくは、図2に示すように一本の凝固剤通路5を中心と
してその左右両側に2本づつの裏込剤通路4a,4b,
4c,4dが配置されており、5本一組となっている。
【0027】上記裏込剤通路4および凝固剤通路5は、
根元プレート3aにおいてはドリル加工によって軸方向
に形成された5個の孔7から構成され、中間プレート3
bにおいては図3に示すように座グリ加工で形成された
収納部9に収容された5本のパイプ10から構成され、
先端プレート3cにおいてはドリル加工によって軸方向
に形成された5個の孔12から構成されている。上記孔
7、収納部9および孔12は、それぞれ板状の根元通路
ユニット6、中間通路ユニット8および先端通路ユニッ
ト11に形成されている。
根元プレート3aにおいてはドリル加工によって軸方向
に形成された5個の孔7から構成され、中間プレート3
bにおいては図3に示すように座グリ加工で形成された
収納部9に収容された5本のパイプ10から構成され、
先端プレート3cにおいてはドリル加工によって軸方向
に形成された5個の孔12から構成されている。上記孔
7、収納部9および孔12は、それぞれ板状の根元通路
ユニット6、中間通路ユニット8および先端通路ユニッ
ト11に形成されている。
【0028】なお、これらの根元通路ユニット6、中間
通路ユニット8および先端通路ユニット11を全て一体
とし、それに軸方向にドリル加工を施して5個の孔を形
成し、それら孔を裏込剤通路4a〜dおよび凝固剤通路
5とする構成も考えられるが、実際上は技術的に困難で
あり極めて高コストとなってしまう。何故なら、ドリル
加工する孔の径に比べてスキンプレート3の軸方向の長
さが長いため、その長さを穿孔するドリル加工が極めて
困難だからである。
通路ユニット8および先端通路ユニット11を全て一体
とし、それに軸方向にドリル加工を施して5個の孔を形
成し、それら孔を裏込剤通路4a〜dおよび凝固剤通路
5とする構成も考えられるが、実際上は技術的に困難で
あり極めて高コストとなってしまう。何故なら、ドリル
加工する孔の径に比べてスキンプレート3の軸方向の長
さが長いため、その長さを穿孔するドリル加工が極めて
困難だからである。
【0029】そこで、本実施例では、通路4,5を形成
する部材をスキンプレート3の軸方向に沿って、根元通
路ユニット6、中間通路ユニット8および先端通路ユニ
ット11の3ユニットに分割したのである。そして、比
較的長さの短い根元通路ユニット6と先端通路ユニット
11とにドリル加工によって孔7,12を形成し、長さ
の長い中間通路ユニット8に座グリ加工により収納部9
を形成してパイプ10を収納し、これら孔7,12とパ
イプ10とを接続することで通路4,5を形成し、製作
の容易化・低コスト化を図っている。
する部材をスキンプレート3の軸方向に沿って、根元通
路ユニット6、中間通路ユニット8および先端通路ユニ
ット11の3ユニットに分割したのである。そして、比
較的長さの短い根元通路ユニット6と先端通路ユニット
11とにドリル加工によって孔7,12を形成し、長さ
の長い中間通路ユニット8に座グリ加工により収納部9
を形成してパイプ10を収納し、これら孔7,12とパ
イプ10とを接続することで通路4,5を形成し、製作
の容易化・低コスト化を図っている。
【0030】根元通路ユニット6は、スキンプレート3
の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からから
なり、当該根元通路ユニット6の形状に切り欠かれた根
元プレート3aに溶接されている。根元通路ユニット6
には、上述のようにその軸方向に沿ってドリル加工で形
成された孔7が、5個周方向に並行に穿孔されている。
これら5個の孔7は、その一端部に栓部材13が嵌め込
まれ、他端部に中間通路ユニット3bのパイプ10が嵌
め込まれる大径部14が形成されている。
の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からから
なり、当該根元通路ユニット6の形状に切り欠かれた根
元プレート3aに溶接されている。根元通路ユニット6
には、上述のようにその軸方向に沿ってドリル加工で形
成された孔7が、5個周方向に並行に穿孔されている。
これら5個の孔7は、その一端部に栓部材13が嵌め込
まれ、他端部に中間通路ユニット3bのパイプ10が嵌
め込まれる大径部14が形成されている。
【0031】5個の孔7のうち中央の孔7aには珪酸ソ
ーダ等の凝固剤を注入するための注入孔15が、両側の
孔7bにはセメントミルク等の裏込剤を注入するための
注入孔16が、それぞれ坑内側に分岐して形成されてい
る。凝固剤用の注入孔15には凝固剤の注入パイプ17
が、裏込剤用の注入孔16には裏込剤の注入パイプ18
が、それぞれジョイント19を介して坑内側から接続さ
れている。従って、図2中、中央の孔7aには凝固剤が
流れ、その両側の孔7bには裏込剤が流れる。なお、各
注入孔15,16を軸方向に交互に配置したのは、ジョ
イント19の直径を考慮して孔7のピッチを詰めるため
である。
ーダ等の凝固剤を注入するための注入孔15が、両側の
孔7bにはセメントミルク等の裏込剤を注入するための
注入孔16が、それぞれ坑内側に分岐して形成されてい
る。凝固剤用の注入孔15には凝固剤の注入パイプ17
が、裏込剤用の注入孔16には裏込剤の注入パイプ18
が、それぞれジョイント19を介して坑内側から接続さ
れている。従って、図2中、中央の孔7aには凝固剤が
流れ、その両側の孔7bには裏込剤が流れる。なお、各
注入孔15,16を軸方向に交互に配置したのは、ジョ
イント19の直径を考慮して孔7のピッチを詰めるため
である。
【0032】中間通路ユニット8は、スキンプレート3
の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からから
なり、当該中間通路ユニット8の形状に切り欠かれた中
間プレート3bに溶接されている。中間通路ユニット8
の外周面には、図3に示すように、座グリ加工によって
断面長方形状の収納室9が形成されている。収納室9に
は、5本のパイプ10が並列に収容されている。
の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からから
なり、当該中間通路ユニット8の形状に切り欠かれた中
間プレート3bに溶接されている。中間通路ユニット8
の外周面には、図3に示すように、座グリ加工によって
断面長方形状の収納室9が形成されている。収納室9に
は、5本のパイプ10が並列に収容されている。
【0033】各パイプ10は、その一端部が根元通路ユ
ニット6の孔7の大径部14に挿入され、他端部が先端
通路ユニット11の孔12の大径部20に挿入されてい
る。従って、図2中、中央のパイプ10には凝固剤が流
れ、その両側のパイプ10には裏込剤が流れる。また、
これらパイプ10が収納された収納室9は、カバープレ
ート21によって液密に覆われている。なお、図1中、
22は、テールシール(ブラシ)23を保護すると共
に、既設セグメント24の真円を保持するリングであ
る。
ニット6の孔7の大径部14に挿入され、他端部が先端
通路ユニット11の孔12の大径部20に挿入されてい
る。従って、図2中、中央のパイプ10には凝固剤が流
れ、その両側のパイプ10には裏込剤が流れる。また、
これらパイプ10が収納された収納室9は、カバープレ
ート21によって液密に覆われている。なお、図1中、
22は、テールシール(ブラシ)23を保護すると共
に、既設セグメント24の真円を保持するリングであ
る。
【0034】先端通路ユニット11は、スキンプレート
3の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からか
らなり、当該先端通路ユニット11の形状に切り欠かれ
た先端プレート3cに溶接されている。図4中、25は
溶接部である。先端通路ユニット11には、その軸方向
に沿って形成された孔12が、5個周方向に並設されて
いる。これら5個の孔は、その入口部に中間通路ユニッ
ト8のパイプ10が挿入される大径部20が形成され、
出口部に所定の圧力以上で開弁する逆止弁26を収容す
る大径部27が形成されている。
3の曲率に合わせて湾曲された略長方形状の板体からか
らなり、当該先端通路ユニット11の形状に切り欠かれ
た先端プレート3cに溶接されている。図4中、25は
溶接部である。先端通路ユニット11には、その軸方向
に沿って形成された孔12が、5個周方向に並設されて
いる。これら5個の孔は、その入口部に中間通路ユニッ
ト8のパイプ10が挿入される大径部20が形成され、
出口部に所定の圧力以上で開弁する逆止弁26を収容す
る大径部27が形成されている。
【0035】各孔12の出口部である大径部27は、図
2および図4に示すように、スキンプレート3の先端プ
レート3cの後端部3xに隣接させて開口されている。
これら大径部27には、逆止弁26が取り付けられる。
逆止弁26は、図5に示すように、大径部27にネジ2
8を介して螺合された第1筒部29と、第1筒部29に
ネジ30を介して螺合された第2筒部31と、第2筒部
31の内周面に取り付けられた筒体状の弁座32と、弁
座32に当接するコーン状の弁体33とを有している。
弁体33には、ロッド34を介してスプリングリテーナ
35が取り付けられている。
2および図4に示すように、スキンプレート3の先端プ
レート3cの後端部3xに隣接させて開口されている。
これら大径部27には、逆止弁26が取り付けられる。
逆止弁26は、図5に示すように、大径部27にネジ2
8を介して螺合された第1筒部29と、第1筒部29に
ネジ30を介して螺合された第2筒部31と、第2筒部
31の内周面に取り付けられた筒体状の弁座32と、弁
座32に当接するコーン状の弁体33とを有している。
弁体33には、ロッド34を介してスプリングリテーナ
35が取り付けられている。
【0036】スプリングリテーナ35は、第1筒部29
の内部を軸方向に沿って移動するように円柱状に形成さ
れており、その表面に当該リテーナ35を軸方向に連通
する溝36が形成されている。このスプリングリテーナ
35と上記第2筒部31の出張り部37と間には、これ
らを離間するように付勢するスプリング38が介設され
ている。
の内部を軸方向に沿って移動するように円柱状に形成さ
れており、その表面に当該リテーナ35を軸方向に連通
する溝36が形成されている。このスプリングリテーナ
35と上記第2筒部31の出張り部37と間には、これ
らを離間するように付勢するスプリング38が介設され
ている。
【0037】この構成によれば、孔12を通って図5中
左方から右方へ圧送されてきた裏込剤または凝固剤は、
スプリングリテーナ35の溝36を通ってリテーナ35
の右側の部屋に流入し、コーン状の弁座33にその圧送
圧力を作用させる。よって、裏込剤または凝固剤の圧送
圧力がスプリング38の付勢力に打ち勝ったときに、弁
体33が弁座32から離間して裏込剤または凝固剤が噴
射口39から噴射される。
左方から右方へ圧送されてきた裏込剤または凝固剤は、
スプリングリテーナ35の溝36を通ってリテーナ35
の右側の部屋に流入し、コーン状の弁座33にその圧送
圧力を作用させる。よって、裏込剤または凝固剤の圧送
圧力がスプリング38の付勢力に打ち勝ったときに、弁
体33が弁座32から離間して裏込剤または凝固剤が噴
射口39から噴射される。
【0038】これら噴射口39は、図1に示すように、
シールド掘進機により掘削された掘削坑40の内壁と、
これを覆って組み立てられたセグメント41の外壁との
間に形成されたテールボイド部42に臨まされており、
図4に示すように、スキンプレート3の周方向に隣接し
て1列に配置されている。
シールド掘進機により掘削された掘削坑40の内壁と、
これを覆って組み立てられたセグメント41の外壁との
間に形成されたテールボイド部42に臨まされており、
図4に示すように、スキンプレート3の周方向に隣接し
て1列に配置されている。
【0039】また、噴射口39には、図5に示すように
所定の噴射圧で外れる樹脂製の蓋部材43が、それぞれ
取り付けられている。蓋部材43と噴射口39との接続
は外周面に段差のない印籠継手となっており、掘進によ
って蓋部材43が側部地山(掘削坑40)と擦れても蓋
部材43が外れないようになっている。なお、図5中、
44はOリングである。
所定の噴射圧で外れる樹脂製の蓋部材43が、それぞれ
取り付けられている。蓋部材43と噴射口39との接続
は外周面に段差のない印籠継手となっており、掘進によ
って蓋部材43が側部地山(掘削坑40)と擦れても蓋
部材43が外れないようになっている。なお、図5中、
44はOリングである。
【0040】上述した1本の凝固剤通路5と4本の裏込
剤通路4とを有する通路ユニット6,8,11は、図6
に示すようにスキンプレート3の上半分側に、略等間隔
を隔てて3ユニット配置される。なお、上記通路ユニッ
ト6,8,11を一体として考え、以下これを噴射ユニ
ット45と呼ぶ。
剤通路4とを有する通路ユニット6,8,11は、図6
に示すようにスキンプレート3の上半分側に、略等間隔
を隔てて3ユニット配置される。なお、上記通路ユニッ
ト6,8,11を一体として考え、以下これを噴射ユニ
ット45と呼ぶ。
【0041】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
て述べる。
【0042】上記噴射ユニット45は、3ユニット全て
が同時に使用されるのではなく、任意の1ユニットが選
択されて使用される。その選択された噴射ユニット45
についても、1本の凝固剤通路5は常に使用されるが、
4本の裏込剤通路4は任意の1本のみが選択されて使用
される。すなわち、1カップルの凝固剤通路5と裏込剤
通路4とが使用されるのである。
が同時に使用されるのではなく、任意の1ユニットが選
択されて使用される。その選択された噴射ユニット45
についても、1本の凝固剤通路5は常に使用されるが、
4本の裏込剤通路4は任意の1本のみが選択されて使用
される。すなわち、1カップルの凝固剤通路5と裏込剤
通路4とが使用されるのである。
【0043】具体的には、5本の通路のうち中央に位置
する凝固剤通路5に接続された注入管17に、珪酸ソー
ダ等の凝固剤を逆止弁26の開弁圧力以上の圧力で供給
する。これと同時に、その凝固剤通路5に隣接する裏込
剤通路4bに接続された注入管18に、セメントミルク
等の裏込剤を逆止弁26の開弁圧力以上の圧力で供給す
る。
する凝固剤通路5に接続された注入管17に、珪酸ソー
ダ等の凝固剤を逆止弁26の開弁圧力以上の圧力で供給
する。これと同時に、その凝固剤通路5に隣接する裏込
剤通路4bに接続された注入管18に、セメントミルク
等の裏込剤を逆止弁26の開弁圧力以上の圧力で供給す
る。
【0044】すると、各通路4b,5を通った凝固剤お
よび裏込剤は、各逆止弁26のスプリング38に打ち勝
ってこれらを開弁させ、その噴射口39に取り付けられ
た蓋部材43を吹き飛ばしてテールボイド42へ向けて
噴射される。噴射された凝固剤と裏込剤とは、テールボ
イド部42内で混合され、固化する。
よび裏込剤は、各逆止弁26のスプリング38に打ち勝
ってこれらを開弁させ、その噴射口39に取り付けられ
た蓋部材43を吹き飛ばしてテールボイド42へ向けて
噴射される。噴射された凝固剤と裏込剤とは、テールボ
イド部42内で混合され、固化する。
【0045】ここで、裏込剤と凝固剤とが噴射される逆
止弁26の噴射口39が、テールボイド部42に臨んで
隣接されて設けられているため、各噴射口39から噴射
された凝固剤と裏込剤とは、テールボイド部42へ噴射
された直後に混合される。よって、固化不良を起こすこ
とはない。
止弁26の噴射口39が、テールボイド部42に臨んで
隣接されて設けられているため、各噴射口39から噴射
された凝固剤と裏込剤とは、テールボイド部42へ噴射
された直後に混合される。よって、固化不良を起こすこ
とはない。
【0046】なお、裏込剤通路4bの逆止弁26の噴射
口39を僅かに凝固剤通路5側に傾けててもよい。こう
すればテールボイド部42へ噴射された直後の混合が促
進される。すなわち、裏込剤通路4a〜dの逆止弁26
の噴射口39を、全て僅かに凝固剤通路5側に傾けるこ
とが望ましい。
口39を僅かに凝固剤通路5側に傾けててもよい。こう
すればテールボイド部42へ噴射された直後の混合が促
進される。すなわち、裏込剤通路4a〜dの逆止弁26
の噴射口39を、全て僅かに凝固剤通路5側に傾けるこ
とが望ましい。
【0047】その後、使用中の裏込剤通路4bが万一詰
まった場合には、その通路4bの使用を中止し、凝固剤
通路5を挟んで反対側に隣接する裏込剤通路4cを使用
する。このように、裏込剤通路4が詰まったときには、
詰まった裏込剤通路を次々と切り替えて、常に1カップ
ルの凝固剤通路5と裏込剤通路4とを使用する。
まった場合には、その通路4bの使用を中止し、凝固剤
通路5を挟んで反対側に隣接する裏込剤通路4cを使用
する。このように、裏込剤通路4が詰まったときには、
詰まった裏込剤通路を次々と切り替えて、常に1カップ
ルの凝固剤通路5と裏込剤通路4とを使用する。
【0048】そして、全ての(4本の)裏込剤通路4が
詰まったなら、図6に示す別の噴射ユニット45を用
い、同様の操作を行う。これにより、長寿命化が図れ
る。
詰まったなら、図6に示す別の噴射ユニット45を用
い、同様の操作を行う。これにより、長寿命化が図れ
る。
【0049】ところで、凝固剤通路5は詰まることがな
いので一本で足りる。何故なら、凝固剤通路5を流れる
珪酸ソーダ等の凝固剤は、それ自体が固化する性質がな
いからである。これに対し、裏込剤通路4は、それ自体
固化性があるセメントミルク等の裏込剤を流すので、上
述のように詰まる可能性がある。このため、詰まった裏
込剤通路4を次々と切り替えるようにしたのである。
いので一本で足りる。何故なら、凝固剤通路5を流れる
珪酸ソーダ等の凝固剤は、それ自体が固化する性質がな
いからである。これに対し、裏込剤通路4は、それ自体
固化性があるセメントミルク等の裏込剤を流すので、上
述のように詰まる可能性がある。このため、詰まった裏
込剤通路4を次々と切り替えるようにしたのである。
【0050】また、裏込剤通路4および凝固剤通路5の
各出口部(大径部27)に所定の圧力以上で開弁する逆
止弁26を設けたので、凝固剤通路5の出口部から噴射
された珪酸ソーダなどの凝固剤が、未使用の裏込剤通路
4内に逆流して侵入することが防止される。よって、未
使用であった裏込剤通路4を新たに使用するときに、そ
の裏込剤通路4内にて固化反応が発生することを防止で
きる。
各出口部(大径部27)に所定の圧力以上で開弁する逆
止弁26を設けたので、凝固剤通路5の出口部から噴射
された珪酸ソーダなどの凝固剤が、未使用の裏込剤通路
4内に逆流して侵入することが防止される。よって、未
使用であった裏込剤通路4を新たに使用するときに、そ
の裏込剤通路4内にて固化反応が発生することを防止で
きる。
【0051】また、逆止弁26の噴射口39に所定の噴
射圧で外れる蓋部材43をそれぞれ取り付けたので、上
述した「凝固剤が未使用の裏込剤通路4へ逆流する現
象」を完全に防止でき、裏込剤通路4内での固化反応を
完全に回避できる。上記蓋部材43は、樹脂製でありそ
れ自体の締まり力によって逆止弁26の噴射口39に係
合しているのみならず、側部地山の土圧・水圧によって
噴射口39側に押し付けられているため、自然状態で外
れることはない。
射圧で外れる蓋部材43をそれぞれ取り付けたので、上
述した「凝固剤が未使用の裏込剤通路4へ逆流する現
象」を完全に防止でき、裏込剤通路4内での固化反応を
完全に回避できる。上記蓋部材43は、樹脂製でありそ
れ自体の締まり力によって逆止弁26の噴射口39に係
合しているのみならず、側部地山の土圧・水圧によって
噴射口39側に押し付けられているため、自然状態で外
れることはない。
【0052】以上説明したように、本実施例は、従来予
め混合されて圧送されていた裏込剤と凝固剤とを二系統
に分け、裏込剤通路4と凝固剤通路5とに分離して圧送
することを特徴とする。裏込剤と凝固剤とは、単独では
固化することは少なく、これらが混合して初めて固化が
促進される。従って、これらを分けて圧送することによ
り、通路4,5内で固化閉塞する虞が小さくなって各通
路4,5の径を小径化でき、もって厚さの薄いスキンプ
レート3内に収容可能となったのである。また、裏込剤
と凝固剤との必要注入量が各通路4,5に分散されるた
め、各通路4,5の径を小径化できる。
め混合されて圧送されていた裏込剤と凝固剤とを二系統
に分け、裏込剤通路4と凝固剤通路5とに分離して圧送
することを特徴とする。裏込剤と凝固剤とは、単独では
固化することは少なく、これらが混合して初めて固化が
促進される。従って、これらを分けて圧送することによ
り、通路4,5内で固化閉塞する虞が小さくなって各通
路4,5の径を小径化でき、もって厚さの薄いスキンプ
レート3内に収容可能となったのである。また、裏込剤
と凝固剤との必要注入量が各通路4,5に分散されるた
め、各通路4,5の径を小径化できる。
【0053】このように、スキンプレート3のプレート
内部に、裏込剤用(セメントミルク等)の裏込剤通路4
と凝固剤用(珪酸ソーダ等)の凝固剤通路5とを設けた
ので、スキンプレート3の外周面に突起のない裏込剤注
入装置が達成される。
内部に、裏込剤用(セメントミルク等)の裏込剤通路4
と凝固剤用(珪酸ソーダ等)の凝固剤通路5とを設けた
ので、スキンプレート3の外周面に突起のない裏込剤注
入装置が達成される。
【0054】変形実施例を図7に示す。図示するように
この変形例は、図1に示す前実施例の根元通路ユニット
6と中間通路ユニット8とを一体化させ、そのユニット
68の外周面に図3に示す如き収納室50を座グリ加工
によって形成し、その収納室50に裏込剤注入ホース5
1と凝固剤注入ホース52とを前実施例同様に並設し、
収納室50をカバープレート53で覆って構成されてい
る。その他の構成については、前実施例と同様の構成と
なっている。かかる変形実施例であっても、前実施例と
同様の作用効果を奏することは勿論である。
この変形例は、図1に示す前実施例の根元通路ユニット
6と中間通路ユニット8とを一体化させ、そのユニット
68の外周面に図3に示す如き収納室50を座グリ加工
によって形成し、その収納室50に裏込剤注入ホース5
1と凝固剤注入ホース52とを前実施例同様に並設し、
収納室50をカバープレート53で覆って構成されてい
る。その他の構成については、前実施例と同様の構成と
なっている。かかる変形実施例であっても、前実施例と
同様の作用効果を奏することは勿論である。
【0055】また、別の変形実施例として、凝固剤を圧
送する凝固剤パイプの左右に裏込剤を圧送する裏込剤パ
イプを2本づつ隣接して併行に配置し、これらパイプの
外周面同志の接触部を溶接等によって隙間なく接続し、
これをスキンプレートとしたものも考えられる。すなわ
ち、上記裏込剤通路4および凝固剤通路5を裏込剤パイ
プおよび凝固剤パイプから構成し、これらパイプ自体を
スキンプレートとして用いてもよい。
送する凝固剤パイプの左右に裏込剤を圧送する裏込剤パ
イプを2本づつ隣接して併行に配置し、これらパイプの
外周面同志の接触部を溶接等によって隙間なく接続し、
これをスキンプレートとしたものも考えられる。すなわ
ち、上記裏込剤通路4および凝固剤通路5を裏込剤パイ
プおよび凝固剤パイプから構成し、これらパイプ自体を
スキンプレートとして用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
キンプレートの外周面に突起のないシールド掘進機の裏
込剤注入装置を実現できる。
キンプレートの外周面に突起のないシールド掘進機の裏
込剤注入装置を実現できる。
【0057】よって、立坑からシールド掘進機を発進さ
せる際、発進口と掘進機の側面との間をシールするエン
トランスシールのシール性を良好に維持でき、大深度・
高水圧下での施工が容易になる。
せる際、発進口と掘進機の側面との間をシールするエン
トランスシールのシール性を良好に維持でき、大深度・
高水圧下での施工が容易になる。
【0058】また、裏込剤注入装置がスキンプレートの
外周面から突出しないため、シールド掘進機の方向制御
やカーブ施工時の抵抗が小さくなり、施工性が向上す
る。
外周面から突出しないため、シールド掘進機の方向制御
やカーブ施工時の抵抗が小さくなり、施工性が向上す
る。
【図1】本発明の一実施例を示すシールド掘進機の裏込
剤注入装置が備えられたスキンプレートの側断面図であ
り、図2のI-I 線断面図である。
剤注入装置が備えられたスキンプレートの側断面図であ
り、図2のI-I 線断面図である。
【図2】上記スキンプレートを径方向外方からみた部分
破断図である。
破断図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】図2のIV-IV 線矢視図である。
【図5】逆止弁の側断面図である。
【図6】上記裏込剤注入装置が備えられたスキンプレー
トを後方から見た図である。
トを後方から見た図である。
【図7】変形実施例を示す図である。
【図8】従来例を示すシールド掘進機の裏込剤注入装置
が備えられたスキンプレートの側断面図である。
が備えられたスキンプレートの側断面図である。
【図9】上記裏込剤注入装置が備えられたスキンプレー
トを後方から見た図である。
トを後方から見た図である。
【図10】上記裏込剤注入装置が備えられたシールド掘
進機が立坑から発進する様子を示す図である。
進機が立坑から発進する様子を示す図である。
1 シールドフレーム 2 後端部 3 スキンプレート 3x 後端部 4 裏込剤通路 5 凝固剤通路 26 逆止弁 27 出口部としての大径部 39 噴射口 43 蓋部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 好典 東京都新宿区西新宿6丁目14番1号 佐藤 工業株式会社東京支店内 (72)発明者 丹澤 宣彦 東京都渋谷区広尾1丁目10番3号 日本ソ イル工業株式会社内 (72)発明者 水野 修介 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 能手 晴雄 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 シールドフレーム後端部に接続されたス
キンプレートのプレート内部に、セメントミルク等の裏
込剤が流れる裏込剤通路と珪酸ソーダ等の凝固剤が流れ
る凝固剤通路とを並設し、各通路の出口部をスキンプレ
ートの後端部に隣接させて開口したことを特徴するシー
ルド掘進機の裏込剤注入装置。 - 【請求項2】 上記凝固剤通路一本に対してその両側
に、上記裏込剤通路を複数並列に配置し、いずれかの裏
込剤通路を一本選択して使用するようにした請求項1記
載のシールド掘進機の裏込剤注入装置。 - 【請求項3】 上記裏込剤通路および凝固剤通路の各出
口部に、所定の圧力以上で開弁する逆止弁をそれぞれ設
けた請求項2記載のシールド掘進機の裏込剤注入装置。 - 【請求項4】 上記逆止弁の噴射口に、所定の噴射圧で
外れる蓋部材をそれぞれ取り付けた請求項3記載のシー
ルド掘進機の裏込剤注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7151959A JPH094377A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | シールド掘進機の裏込剤注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7151959A JPH094377A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | シールド掘進機の裏込剤注入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094377A true JPH094377A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15529959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7151959A Pending JPH094377A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | シールド掘進機の裏込剤注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094377A (ja) |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP7151959A patent/JPH094377A/ja active Pending
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