JPH0944835A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0944835A JPH0944835A JP19074895A JP19074895A JPH0944835A JP H0944835 A JPH0944835 A JP H0944835A JP 19074895 A JP19074895 A JP 19074895A JP 19074895 A JP19074895 A JP 19074895A JP H0944835 A JPH0944835 A JP H0944835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spherical particles
- magnetic recording
- thin film
- recording medium
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで、高い生産性を図りながら、ベー
スフィルムの平滑化と低摩擦化を両立させ、しかも、目
的とする電磁変換特性が得られる磁気記録媒体を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 非磁性支持体1上に球状粒子2を有する
結合剤3からなる塗布皮膜である下塗り層が形成され、
この下塗り層上に強磁性金属薄膜が真空薄膜形成技術に
より形成される磁気記録媒体に適用される。そして、球
状粒子2の直径が50nm以上、或いは、100nm以
上、500nm以下であり、且つ、球状粒子2のガラス
転移点Tgが140°C以上、400°C以下である。
スフィルムの平滑化と低摩擦化を両立させ、しかも、目
的とする電磁変換特性が得られる磁気記録媒体を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 非磁性支持体1上に球状粒子2を有する
結合剤3からなる塗布皮膜である下塗り層が形成され、
この下塗り層上に強磁性金属薄膜が真空薄膜形成技術に
より形成される磁気記録媒体に適用される。そして、球
状粒子2の直径が50nm以上、或いは、100nm以
上、500nm以下であり、且つ、球状粒子2のガラス
転移点Tgが140°C以上、400°C以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸着、スパッタ等
の真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を磁性層とし
て非磁性支持体上に形成したいわゆる薄膜型の磁気記録
媒体に関する。
の真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を磁性層とし
て非磁性支持体上に形成したいわゆる薄膜型の磁気記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記録媒体としては、酸化
物磁性粉末あるいは合金磁性粉末等の粉末磁性材料を塩
化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル樹脂、
ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機結合剤中に分
散せしめた磁性塗料を非磁性支持体上に塗布、乾燥する
ことにより作成される塗布型の磁気記録媒体が広く使用
されている。
物磁性粉末あるいは合金磁性粉末等の粉末磁性材料を塩
化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル樹脂、
ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機結合剤中に分
散せしめた磁性塗料を非磁性支持体上に塗布、乾燥する
ことにより作成される塗布型の磁気記録媒体が広く使用
されている。
【0003】これに対して、ビデオテープレコーダー
(VTR)等の分野においては、高画質化を図るため
に、高密度磁気記録化が一層強く要求されており、これ
に対応する磁気記録媒体として、Co−Ni系合金、C
o−Cr系合金、Co−O系等の金属磁性材料を、メッ
キや真空薄膜形成技術(真空蒸着法やスパッタリング
法、イオンプレーティング法等)によってポリエステル
フィルムやポリアミド、ポリイミドフィルム等の非磁性
支持体上に磁性層として直接被着した、いわゆる強磁性
金属薄膜塗布型の磁気記録媒体が提案され注目を集めて
いる。
(VTR)等の分野においては、高画質化を図るため
に、高密度磁気記録化が一層強く要求されており、これ
に対応する磁気記録媒体として、Co−Ni系合金、C
o−Cr系合金、Co−O系等の金属磁性材料を、メッ
キや真空薄膜形成技術(真空蒸着法やスパッタリング
法、イオンプレーティング法等)によってポリエステル
フィルムやポリアミド、ポリイミドフィルム等の非磁性
支持体上に磁性層として直接被着した、いわゆる強磁性
金属薄膜塗布型の磁気記録媒体が提案され注目を集めて
いる。
【0004】この強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体は、
保磁力や角形比及び短波長領域における電磁変換特性に
優れるばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であるため
に記録減磁や再生時の厚み損失が著しく小さいことや、
磁性層中に非磁性材料である結合剤等を混入する必要が
ないために磁性材料の充填密度を高くできる等、数々の
利点を有している。
保磁力や角形比及び短波長領域における電磁変換特性に
優れるばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であるため
に記録減磁や再生時の厚み損失が著しく小さいことや、
磁性層中に非磁性材料である結合剤等を混入する必要が
ないために磁性材料の充填密度を高くできる等、数々の
利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記蒸着等
の真空薄膜形成技術を用いて強磁性磁気記録用薄膜を形
成する磁気記録媒体において、非磁性支持体であるベー
スフィルムは、良好な電磁変換特性を得るためにその表
面が極めて平滑であることが必要である。ただし、平滑
すぎると、摩擦係数が大きくなり凝着現象(いわゆる貼
り付き)等の不都合を生じる。
の真空薄膜形成技術を用いて強磁性磁気記録用薄膜を形
成する磁気記録媒体において、非磁性支持体であるベー
スフィルムは、良好な電磁変換特性を得るためにその表
面が極めて平滑であることが必要である。ただし、平滑
すぎると、摩擦係数が大きくなり凝着現象(いわゆる貼
り付き)等の不都合を生じる。
【0006】このため、従来の強磁性金属薄膜型の磁気
記録媒体においては、ベースフィルムの表面に、SiO
2 等の無機物や、蒸着等の熱の負荷の高い製造工程で突
起高さを高く維持するようなガラス転移点Tgの比較的
高い有機物を用い、これら球状粒子と結合剤を含有する
下塗り層を塗布して、ベースフィルムの平滑さと磁気記
録媒体として必要な低摩擦化を両立させていた。
記録媒体においては、ベースフィルムの表面に、SiO
2 等の無機物や、蒸着等の熱の負荷の高い製造工程で突
起高さを高く維持するようなガラス転移点Tgの比較的
高い有機物を用い、これら球状粒子と結合剤を含有する
下塗り層を塗布して、ベースフィルムの平滑さと磁気記
録媒体として必要な低摩擦化を両立させていた。
【0007】しかしながら、SiO2 等の無機物は、材
料費として高く、高コストとなる。このため、ガラス転
移点Tgの比較的高い有機物を用いた球状粒子を有する
下塗り層が使用されるが、この場合は、その表面粒子が
小さい平滑性のために摩擦等が高く、ベースフィルムの
量産性が問題となる。したがって、磁気記録媒体の製作
が高コストなものとならざるを得なかった。
料費として高く、高コストとなる。このため、ガラス転
移点Tgの比較的高い有機物を用いた球状粒子を有する
下塗り層が使用されるが、この場合は、その表面粒子が
小さい平滑性のために摩擦等が高く、ベースフィルムの
量産性が問題となる。したがって、磁気記録媒体の製作
が高コストなものとならざるを得なかった。
【0008】特に、最近の高密度記録の進展に伴い、電
磁変換特性の高い磁気記録媒体の要求が強まるにつれ
て、本質的に短記録波長における出力について有利な金
属薄膜媒体は、その低コスト化が待望されている。しか
し、磁気記録媒体の製作が高コストとなることは、その
高密度記録の進展の実現が困難なものとなる。
磁変換特性の高い磁気記録媒体の要求が強まるにつれ
て、本質的に短記録波長における出力について有利な金
属薄膜媒体は、その低コスト化が待望されている。しか
し、磁気記録媒体の製作が高コストとなることは、その
高密度記録の進展の実現が困難なものとなる。
【0009】そこで、本発明は、低コストで、高い生産
性を図りながら、ベースフィルムの平滑化と低摩擦化を
両立させ、しかも、目的とする電磁変換特性が得られる
磁気記録媒体を提供しようとするものである。
性を図りながら、ベースフィルムの平滑化と低摩擦化を
両立させ、しかも、目的とする電磁変換特性が得られる
磁気記録媒体を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために鋭意研究した結果、非磁性支持体上に
球状粒子と結合剤とを含有する下塗り層が形成され、こ
の下塗り層上に強磁性金属薄膜が蒸着等の真空薄膜形成
技術により形成される磁気記録媒体において、製造過程
に着目し、球状粒子のガラス転移点Tgを選択すると、
真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜が形成される際
の熱の負荷が、球状粒子の表面高さを適度な高さに抑え
ることができ、このことが生産性に優れるとともに、目
的とする電磁変換特性が得られることを見い出した。
を達成するために鋭意研究した結果、非磁性支持体上に
球状粒子と結合剤とを含有する下塗り層が形成され、こ
の下塗り層上に強磁性金属薄膜が蒸着等の真空薄膜形成
技術により形成される磁気記録媒体において、製造過程
に着目し、球状粒子のガラス転移点Tgを選択すると、
真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜が形成される際
の熱の負荷が、球状粒子の表面高さを適度な高さに抑え
ることができ、このことが生産性に優れるとともに、目
的とする電磁変換特性が得られることを見い出した。
【0011】そこで、本発明は、非磁性支持体上に球状
粒子と結合剤とを含有する下塗り層が形成され、この下
塗り層上に強磁性金属薄膜が真空薄膜形成技術により形
成される磁気記録媒体において、球状粒子の直径が50
nm以上、500nm以下であり、且つ、球状粒子のガ
ラス転移点Tgが140°C以上、400°C以下であ
ることを特徴とする記球状粒子のガラス転移点Tgが1
40°C以上、400°C以下であることを特徴とす
る。
粒子と結合剤とを含有する下塗り層が形成され、この下
塗り層上に強磁性金属薄膜が真空薄膜形成技術により形
成される磁気記録媒体において、球状粒子の直径が50
nm以上、500nm以下であり、且つ、球状粒子のガ
ラス転移点Tgが140°C以上、400°C以下であ
ることを特徴とする記球状粒子のガラス転移点Tgが1
40°C以上、400°C以下であることを特徴とす
る。
【0012】また、球状粒子の直径が、100nm以
上、500nm以下であることを特徴とする。
上、500nm以下であることを特徴とする。
【0013】さらに、球状粒子の表面密度が、0.5万
個/mm2 以上、2.0万個/mm2 以下であることを
特徴とする。
個/mm2 以上、2.0万個/mm2 以下であることを
特徴とする。
【0014】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に、球状粒子と結合剤よりなる下塗り層、強磁性金属薄
膜が真空薄膜形成技術により形成されるものである。
に、球状粒子と結合剤よりなる下塗り層、強磁性金属薄
膜が真空薄膜形成技術により形成されるものである。
【0015】上記金属磁性層は、強磁性金属材料を被着
することにより形成されるものであるが、該強磁性金属
材料は、通常の蒸着テ−プに使用されるものであれば如
何なるものであってもよい。例示すれば、Fe,Co,
Niなどの強磁性金属、Fe−Co,Co−Ni,Fe
−Co−Ni,Fe−Cu,Co−Cu,Co−Au,
Co−Pt,Mn−Bi,Mn−Al,Fe−Cr,C
o−Cr,Ni−Cr,Fe−Co−Cr,Co−Ni
−Cr,Fe−Co−Ni−Cr等の強磁性合金があげ
られる。金属磁性層は、これらの単層膜であってもよい
し多層膜であってもよい。さらに多層膜の場合には、各
層間の付着力向上、並びに抗磁力の制御等のため、中間
層を設けてもよい。また、磁性層表面近傍が耐蝕性改善
等のために酸化物となっていてもよい。
することにより形成されるものであるが、該強磁性金属
材料は、通常の蒸着テ−プに使用されるものであれば如
何なるものであってもよい。例示すれば、Fe,Co,
Niなどの強磁性金属、Fe−Co,Co−Ni,Fe
−Co−Ni,Fe−Cu,Co−Cu,Co−Au,
Co−Pt,Mn−Bi,Mn−Al,Fe−Cr,C
o−Cr,Ni−Cr,Fe−Co−Cr,Co−Ni
−Cr,Fe−Co−Ni−Cr等の強磁性合金があげ
られる。金属磁性層は、これらの単層膜であってもよい
し多層膜であってもよい。さらに多層膜の場合には、各
層間の付着力向上、並びに抗磁力の制御等のため、中間
層を設けてもよい。また、磁性層表面近傍が耐蝕性改善
等のために酸化物となっていてもよい。
【0016】金属磁性層形成の手段としては、真空下で
強磁性金属材料を加熱蒸発させ非磁性支持体上に沈着さ
せる真空蒸着法や、強磁性金属材料の蒸発を放電中で行
うイオンプレーティング法、アルゴンを主成分とする雰
囲気中でグロー放電を越こし生じたアルゴンイオンでタ
ーゲット表面の原子をたたき出すスパッタ法等、いわゆ
るPVD技術によればよい。
強磁性金属材料を加熱蒸発させ非磁性支持体上に沈着さ
せる真空蒸着法や、強磁性金属材料の蒸発を放電中で行
うイオンプレーティング法、アルゴンを主成分とする雰
囲気中でグロー放電を越こし生じたアルゴンイオンでタ
ーゲット表面の原子をたたき出すスパッタ法等、いわゆ
るPVD技術によればよい。
【0017】また、上記非磁性支持体としては、通常こ
の種の磁気記録媒体の非磁性支持体として用いられるも
のであれば何れも使用可能であり、例示すれば、ポリエ
ステル類,ポリアミド類,ポリオレフィン類,ビニル系
樹脂,ポリイミド類,ポリアミド類,ポリカーボネート
等が挙げられる。
の種の磁気記録媒体の非磁性支持体として用いられるも
のであれば何れも使用可能であり、例示すれば、ポリエ
ステル類,ポリアミド類,ポリオレフィン類,ビニル系
樹脂,ポリイミド類,ポリアミド類,ポリカーボネート
等が挙げられる。
【0018】さらに、下塗り層は、球状粒子を有する結
合剤からなる。球状粒子としては、ポリエチレン、ポリ
メチルメタクリレート等の有機質球状粒子等が好まし
い。また、結合剤としては、ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
合剤からなる。球状粒子としては、ポリエチレン、ポリ
メチルメタクリレート等の有機質球状粒子等が好まし
い。また、結合剤としては、ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
【0019】このように、非磁性支持体であるベースフ
ィルム上に形成される球状粒子の直径が50nm以上、
500nm以下であり、好ましくは、100nm以上、
500nm以下である。
ィルム上に形成される球状粒子の直径が50nm以上、
500nm以下であり、好ましくは、100nm以上、
500nm以下である。
【0020】球状粒子の直径が上記以外の場合には、真
空薄膜形成技術による成膜時、或いは、ロール状に巻き
取る時にガイドロール等との接触面積を低減せしめるこ
とができず、その結果、良好な低摩擦効果が得られず、
ベースフィルムの量産性が低下する。
空薄膜形成技術による成膜時、或いは、ロール状に巻き
取る時にガイドロール等との接触面積を低減せしめるこ
とができず、その結果、良好な低摩擦効果が得られず、
ベースフィルムの量産性が低下する。
【0021】ただし、前記球状粒子は、ガラス転移点T
gが140°C以上、400°C以下である必要があ
る。
gが140°C以上、400°C以下である必要があ
る。
【0022】球状粒子のガラス転移点Tgが140°C
よりも小さいと、強磁性金属薄膜を蒸着等の真空薄膜形
成技術により形成する際の熱の負荷により、球状粒子の
形状が維持されず磁気記録媒体に適度な表面粗さを与え
ることができず充分な耐久性を付与することができな
い。
よりも小さいと、強磁性金属薄膜を蒸着等の真空薄膜形
成技術により形成する際の熱の負荷により、球状粒子の
形状が維持されず磁気記録媒体に適度な表面粗さを与え
ることができず充分な耐久性を付与することができな
い。
【0023】他方、球状粒子のガラス転移点Tgが40
0°Cよりも大きいと、強磁性金属薄膜を真空薄膜形成
技術により形成する際の熱の負荷によっても、球状粒子
の形状がそのまま維持されて表面高さが高くなるため
に、磁気記録媒体の平滑性が損なわれ、スペーシングロ
スが発生し易く、電磁変換特性の低下の原因となる。
0°Cよりも大きいと、強磁性金属薄膜を真空薄膜形成
技術により形成する際の熱の負荷によっても、球状粒子
の形状がそのまま維持されて表面高さが高くなるため
に、磁気記録媒体の平滑性が損なわれ、スペーシングロ
スが発生し易く、電磁変換特性の低下の原因となる。
【0024】このように、本発明によれば、球状粒子の
直径が50nm以上、500nm以下であり、好ましく
は、100nm以上、500nm以下であることから、
真空薄膜形成技術による成膜時、或いは、ロール状に巻
き取る時にガイドロール等との接触面積を低減せしめる
ことができ、その結果、ベースフィルムの状態であって
も良好な低摩擦効果が得られ、高い生産性が得られる。
直径が50nm以上、500nm以下であり、好ましく
は、100nm以上、500nm以下であることから、
真空薄膜形成技術による成膜時、或いは、ロール状に巻
き取る時にガイドロール等との接触面積を低減せしめる
ことができ、その結果、ベースフィルムの状態であって
も良好な低摩擦効果が得られ、高い生産性が得られる。
【0025】しかも、球状粒子のガラス転移点Tgを選
択することで、真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜
を形成せしめると、非磁性支持体の表面には高い熱の負
荷が加わり、表面の突起もガラス転移点Tgを超える熱
の負荷によってその表面の高さが低くなる。
択することで、真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜
を形成せしめると、非磁性支持体の表面には高い熱の負
荷が加わり、表面の突起もガラス転移点Tgを超える熱
の負荷によってその表面の高さが低くなる。
【0026】したがって、低コスト、高い生産性を図り
ながら、球状粒子の突起高さを抑えるという効果によっ
て、目的とされる電磁変換特性を得られる。
ながら、球状粒子の突起高さを抑えるという効果によっ
て、目的とされる電磁変換特性を得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について実験
結果に基づいて説明するが、本発明はこの実施例に限定
されるものではない。
結果に基づいて説明するが、本発明はこの実施例に限定
されるものではない。
【0028】本実施例の磁気記録媒体は、図1に示すよ
うに、非磁性支持体であるベースフィルム1上に塗布皮
膜である下塗り層が形成されている。この非磁性支持体
であるベースフィルム1としては、厚さ10nmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用いた。
うに、非磁性支持体であるベースフィルム1上に塗布皮
膜である下塗り層が形成されている。この非磁性支持体
であるベースフィルム1としては、厚さ10nmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用いた。
【0029】また、下塗り層は、球状粒子2を有する。
この球状粒子2は、ベースフィルム1の表面に磁気記録
媒体として必要とされる耐久性を満たすために形成され
るものである。本実施例では、球状粒子2にポリスチレ
ンを使用した。また、前記結合剤3としては、ポリエス
テル樹脂を使用した。
この球状粒子2は、ベースフィルム1の表面に磁気記録
媒体として必要とされる耐久性を満たすために形成され
るものである。本実施例では、球状粒子2にポリスチレ
ンを使用した。また、前記結合剤3としては、ポリエス
テル樹脂を使用した。
【0030】本実施例の球状粒子2の高さは、50nm
以上、500nm以下であり、0.5万個/mm2 以
上、2.0万個/mm2 以下の表面密度で形成されてい
る。また、結合剤3の塗布膜の厚さは、10nm以上、
100nm以下である。
以上、500nm以下であり、0.5万個/mm2 以
上、2.0万個/mm2 以下の表面密度で形成されてい
る。また、結合剤3の塗布膜の厚さは、10nm以上、
100nm以下である。
【0031】ところで、図2に示すように、非磁性支持
体上に磁性層として直接被着した、いわゆる強磁性金属
薄膜塗布型の磁気記録媒体の製造方法としては、ロール
状に巻かれた非磁性支持体であるベースフィルム1が送
り出される巻き出し、ルツボ4のなかの合金を電子ビー
ムで加熱し蒸発させ、ローラ6により回転されるベース
フィルム1の表面に磁性層を形成する蒸着膜の成膜、そ
して、磁気記録媒体が巻き取られる巻き取りがガイドロ
ール5を介して行われる。
体上に磁性層として直接被着した、いわゆる強磁性金属
薄膜塗布型の磁気記録媒体の製造方法としては、ロール
状に巻かれた非磁性支持体であるベースフィルム1が送
り出される巻き出し、ルツボ4のなかの合金を電子ビー
ムで加熱し蒸発させ、ローラ6により回転されるベース
フィルム1の表面に磁性層を形成する蒸着膜の成膜、そ
して、磁気記録媒体が巻き取られる巻き取りがガイドロ
ール5を介して行われる。
【0032】なお、強磁性金属薄膜の成膜は、蒸着等の
真空薄膜形成技術で使用した金属は、Co−Niの合
金、成膜時に酸素を導入することで磁気記録媒体として
適当な磁性体になるようにした。この強磁性金属薄膜の
成膜後、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を塗布す
る。
真空薄膜形成技術で使用した金属は、Co−Niの合
金、成膜時に酸素を導入することで磁気記録媒体として
適当な磁性体になるようにした。この強磁性金属薄膜の
成膜後、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を塗布す
る。
【0033】このような製造工程において、上記球状粒
子2の高さが50nm以上、500nm以下であるよう
なベースフィルム1は、表面に多数の粒子が突起として
存在し、真空薄膜形成技術による成膜、或いは、ロール
状に巻き取る時にガイドロール等との接触面積を低減せ
しめ、その結果、ベースフィルム1の状態であっても良
好な低摩擦効果のため、高い生産性が得られる。
子2の高さが50nm以上、500nm以下であるよう
なベースフィルム1は、表面に多数の粒子が突起として
存在し、真空薄膜形成技術による成膜、或いは、ロール
状に巻き取る時にガイドロール等との接触面積を低減せ
しめ、その結果、ベースフィルム1の状態であっても良
好な低摩擦効果のため、高い生産性が得られる。
【0034】しかし、上記非磁性支持体は、上記のよう
な球状粒子の高さ、密度では金属薄膜媒体のベースフィ
ルムとして用いた場合には、表面の突起によっていわゆ
るスペーシングロスが発生し必要とする電磁変換特性が
得られない。
な球状粒子の高さ、密度では金属薄膜媒体のベースフィ
ルムとして用いた場合には、表面の突起によっていわゆ
るスペーシングロスが発生し必要とする電磁変換特性が
得られない。
【0035】ところが、本実施例によれば、特に、非磁
性支持体であるベースフィルム1上に形成される球状粒
子2のガラス転移点Tgは200°Cであるものが使用
されている。
性支持体であるベースフィルム1上に形成される球状粒
子2のガラス転移点Tgは200°Cであるものが使用
されている。
【0036】このような磁気記録媒体は、上記真空薄膜
形成技術により強磁性金属薄膜を形成せしめると、非磁
性支持体の表面には高い熱の負荷が加わり、表面の突起
もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によってその表面
の高さが低くなる。
形成技術により強磁性金属薄膜を形成せしめると、非磁
性支持体の表面には高い熱の負荷が加わり、表面の突起
もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によってその表面
の高さが低くなる。
【0037】このように、本実施例は、強磁性金属薄膜
の成膜方法に着目し、これを巧みに利用したものあり、
したがって、低コストで生産性が良好で、しかも、摩耗
特性、電磁変換特性に優れる磁気記録媒体を提供するこ
とができる。
の成膜方法に着目し、これを巧みに利用したものあり、
したがって、低コストで生産性が良好で、しかも、摩耗
特性、電磁変換特性に優れる磁気記録媒体を提供するこ
とができる。
【0038】実施例2 実施例1と同じように、球状粒子2はポリスチレンであ
り、ガラス転移点Tgは200°Cである。しかし、実
施例1と異なり、球状粒子2の直径が200nmであ
り、球状粒子2の表面密度が2.0万個/mm2 であ
る。その他の条件は、実施例1と同様である。
り、ガラス転移点Tgは200°Cである。しかし、実
施例1と異なり、球状粒子2の直径が200nmであ
り、球状粒子2の表面密度が2.0万個/mm2 であ
る。その他の条件は、実施例1と同様である。
【0039】そして、上記実施例1,2について、実験
により、後述する比較例1〜5とともに電磁変換特性、
摩擦、生産性を評価した。
により、後述する比較例1〜5とともに電磁変換特性、
摩擦、生産性を評価した。
【0040】実施例1,2によれば、蒸着等の真空薄膜
形成技術により強磁性金属薄膜を形成せしめると、非磁
性支持体の表面には高い熱の負荷が加わり、表面の突起
もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によってその表面
の高さが低くなる。
形成技術により強磁性金属薄膜を形成せしめると、非磁
性支持体の表面には高い熱の負荷が加わり、表面の突起
もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によってその表面
の高さが低くなる。
【0041】この実施例1,2においては、真空薄膜形
成技術における熱の負荷により球状粒子の高さは、磁性
薄膜層を形成する以前に比べると低くなる。すなわち、
表面の突起もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によっ
てその表面の高さが1/2以下に低くなった。
成技術における熱の負荷により球状粒子の高さは、磁性
薄膜層を形成する以前に比べると低くなる。すなわち、
表面の突起もガラス転移点Tgを超える熱の負荷によっ
てその表面の高さが1/2以下に低くなった。
【0042】したがって、従来のように、SiO2 等の
無機物や、蒸着等の熱の負荷の高いプロセスで突起高さ
を維持するようなガラス転移点Tgの比較的高い有機物
を用いた球状粒子2が表面に塗布されたものを下塗り層
として使用する場合と異なり、その平滑性から摩擦等が
高くなって、その製作に困難を伴うことがない。
無機物や、蒸着等の熱の負荷の高いプロセスで突起高さ
を維持するようなガラス転移点Tgの比較的高い有機物
を用いた球状粒子2が表面に塗布されたものを下塗り層
として使用する場合と異なり、その平滑性から摩擦等が
高くなって、その製作に困難を伴うことがない。
【0043】実験 本実験においては、本発明を適用した上記実施例1,2
と、電磁変換特性、摩擦、生産性を比較するために比較
例1〜5を用意した。そして、両者の比較から、後述す
るように、球状粒子2のガラス転移点Tg、球状粒子2
の直径、球状粒子2の表面密度等を考察実験した。その
結果を表1、表2に示す。
と、電磁変換特性、摩擦、生産性を比較するために比較
例1〜5を用意した。そして、両者の比較から、後述す
るように、球状粒子2のガラス転移点Tg、球状粒子2
の直径、球状粒子2の表面密度等を考察実験した。その
結果を表1、表2に示す。
【0044】ここに、表1は、塗布皮膜である下塗り層
が形成された状態の非磁性支持体であるベースフィルム
1の生産性を示したものであり、この表1のうちの生産
性の良好なサンプル2〜4のベースフィルム1を使って
表2の各磁気記録媒体を作成した。
が形成された状態の非磁性支持体であるベースフィルム
1の生産性を示したものであり、この表1のうちの生産
性の良好なサンプル2〜4のベースフィルム1を使って
表2の各磁気記録媒体を作成した。
【0045】
【表1】
【0046】表1の上記サンプル2〜4は、上記実施例
1,2の球状粒子2を塗布したものであり、表面の突起
が適度に大きいために摩擦低減効果が大きく、従って、
生産性が良好である。
1,2の球状粒子2を塗布したものであり、表面の突起
が適度に大きいために摩擦低減効果が大きく、従って、
生産性が良好である。
【0047】
【表2】
【0048】比較例1 球状粒子2にSiO2を使用した。また、球状粒子2の
直径が30nmであり、球状粒子2の表面密度が1.0
万個/mm2 である。その他の条件は、実施例1と同様
である。
直径が30nmであり、球状粒子2の表面密度が1.0
万個/mm2 である。その他の条件は、実施例1と同様
である。
【0049】比較例2 比較例1と同様、球状粒子2はSiO2 を使用した。し
かし、球状粒子2の直径が80nmであり、球状粒子2
の表面密度が2.0万個/mm2 である。その他の条件
は、実施例1と同様である。
かし、球状粒子2の直径が80nmであり、球状粒子2
の表面密度が2.0万個/mm2 である。その他の条件
は、実施例1と同様である。
【0050】比較例3 実施例1と同様、球状粒子2はポリスチレンであり、ガ
ラス転移点Tg200°Cを使用した。また、実施例1
と同様、球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 で
ある。しかし、球状粒子2の直径が600nmである。
その他の条件は、実施例1と同様である。
ラス転移点Tg200°Cを使用した。また、実施例1
と同様、球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 で
ある。しかし、球状粒子2の直径が600nmである。
その他の条件は、実施例1と同様である。
【0051】比較例4 球状粒子2はポリスチレンであるが、実施例1と異な
り、ガラス転移点Tg130°Cを使用した。また、実
施例1と同様、球状粒子2の直径が400nmであり、
球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 である。そ
の他の条件は、実施例1と同様である。
り、ガラス転移点Tg130°Cを使用した。また、実
施例1と同様、球状粒子2の直径が400nmであり、
球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 である。そ
の他の条件は、実施例1と同様である。
【0052】比較例5 球状粒子2はポリスチレンであるが、実施例1と異な
り、ガラス転移点Tg500°Cのものを使用した。ま
た、実施例1と同様、球状粒子2の直径が400nmで
あり、球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 であ
る。その他の条件は、実施例1と同様である。
り、ガラス転移点Tg500°Cのものを使用した。ま
た、実施例1と同様、球状粒子2の直径が400nmで
あり、球状粒子2の表面密度が0.5万個/mm2 であ
る。その他の条件は、実施例1と同様である。
【0053】実験結果 まず、表1から明らかなように、実施例1,2では、上
記蒸着等の熱の負荷による表面平滑化の効果によって、
目的とする電磁変換特性が得られた。特に、実施例1
は、0dBという良好な値を示した。このとき使用した
ベースフィルム1の量産性が極めて高く、ベースフィル
ム1のコストを大きく低減せしめる。
記蒸着等の熱の負荷による表面平滑化の効果によって、
目的とする電磁変換特性が得られた。特に、実施例1
は、0dBという良好な値を示した。このとき使用した
ベースフィルム1の量産性が極めて高く、ベースフィル
ム1のコストを大きく低減せしめる。
【0054】これら実施例1,2は、ガラス転移点Tg
200°Cという低い材料を使っており、蒸着等の真空
薄膜形成技術における熱の負荷により、球状粒子2の突
起高さが適度に低くなって、良好な電磁変換特性が得ら
れている。
200°Cという低い材料を使っており、蒸着等の真空
薄膜形成技術における熱の負荷により、球状粒子2の突
起高さが適度に低くなって、良好な電磁変換特性が得ら
れている。
【0055】そこで、次に上記実施例1,2と比較例1
から5を比較して、以下の実験結果を得た。
から5を比較して、以下の実験結果を得た。
【0056】(1)まず、球状粒子2のガラス転移点T
gについて考察する。
gについて考察する。
【0057】表2から明らかなように、球状粒子2のガ
ラス転移点Tgが130°という低い比較例4では、ベ
ースフィルム1の量産性が良いが、非磁性支持体上に真
空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成するに際し
て、このガラス転移点Tg以上の温度がかかるため、粒
子の形状が維持されず、磁気記録媒体としての低摩擦化
が図られない。すなわち、球状粒子の直径が小さくなり
過ぎる。
ラス転移点Tgが130°という低い比較例4では、ベ
ースフィルム1の量産性が良いが、非磁性支持体上に真
空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成するに際し
て、このガラス転移点Tg以上の温度がかかるため、粒
子の形状が維持されず、磁気記録媒体としての低摩擦化
が図られない。すなわち、球状粒子の直径が小さくなり
過ぎる。
【0058】一方、球状粒子2のガラス転移点Tgが5
00°という高い比較例5では、非磁性支持体上に真空
薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成するに際して
も、球状粒子の形状がそのままで粒子の高さが低下しな
い。すなわち、球状粒子の直径が1/2以下にならな
い。
00°という高い比較例5では、非磁性支持体上に真空
薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成するに際して
も、球状粒子の形状がそのままで粒子の高さが低下しな
い。すなわち、球状粒子の直径が1/2以下にならな
い。
【0059】したがって、上記球状粒子2のガラス転移
点Tgは、140°C以上、400°C以下であり、し
かも、強磁性金属薄膜を形成するに際の球状粒子の直径
が1/2以下であることが好ましいことが分かる。
点Tgは、140°C以上、400°C以下であり、し
かも、強磁性金属薄膜を形成するに際の球状粒子の直径
が1/2以下であることが好ましいことが分かる。
【0060】(2)次に、球状粒子2の直径について考
察する。
察する。
【0061】比較例3では、ガラス転移点Tgが実施例
1と同様であるが、球状粒子2の直径が600nmと大
きいために、電磁変換特性が低下している。すなわち、
この比較例3は、摩擦低減の効果も生産性も良いが、重
要な電磁変換特性が低下しており好ましくない。したが
って、球状粒子2の直径の上限は、500nm以下が好
ましいことが分かる。
1と同様であるが、球状粒子2の直径が600nmと大
きいために、電磁変換特性が低下している。すなわち、
この比較例3は、摩擦低減の効果も生産性も良いが、重
要な電磁変換特性が低下しており好ましくない。したが
って、球状粒子2の直径の上限は、500nm以下が好
ましいことが分かる。
【0062】一方、球状粒子2の直径が30nmである
比較例1の場合のベースフィルム1の量産性が良くな
い。したがって、球状粒子2の直径の下限は、50nm
以上が好ましいことが分かる。
比較例1の場合のベースフィルム1の量産性が良くな
い。したがって、球状粒子2の直径の下限は、50nm
以上が好ましいことが分かる。
【0063】さらに、比較例3の球状粒子2の直径が8
0nmである場合は、電磁変換特性は良好であるが、ベ
ースフィルム1の量産性が良くないため、好ましくな
い。したがって、球状粒子の直径が100nm以上が好
ましいことが分かる。
0nmである場合は、電磁変換特性は良好であるが、ベ
ースフィルム1の量産性が良くないため、好ましくな
い。したがって、球状粒子の直径が100nm以上が好
ましいことが分かる。
【0064】よって、球状粒子の直径が50nm以上、
500nm以下であり、好ましくは、100nm以上、
500nm以下であることが分かる。
500nm以下であり、好ましくは、100nm以上、
500nm以下であることが分かる。
【0065】(3)次いで、球状粒子2の種類は、無機
物であるSiO2 を球状粒子2として使用した比較例
1、比較例2では、生産性が悪い。なお、比較例2で
は、球状粒子2が大きく摩擦等は改善されるものの、ベ
ースフィルム1の量産性という面で好ましくない。
物であるSiO2 を球状粒子2として使用した比較例
1、比較例2では、生産性が悪い。なお、比較例2で
は、球状粒子2が大きく摩擦等は改善されるものの、ベ
ースフィルム1の量産性という面で好ましくない。
【0066】(4)また、球状粒子2の表面密度は、上
記実施例1,2から、0.5万個/mm2 以上であり
2.0万個/mm2 以下であることが好ましい。
記実施例1,2から、0.5万個/mm2 以上であり
2.0万個/mm2 以下であることが好ましい。
【0067】(5)さらに、球状粒子2の直径が30n
mである場合の比較例1の量産性が良くない。したがっ
て、球状粒子2の直径の下限は、50nm以上が好まし
いことが分かる。
mである場合の比較例1の量産性が良くない。したがっ
て、球状粒子2の直径の下限は、50nm以上が好まし
いことが分かる。
【0068】(6)最後に、表1から明らかなように、
結合剤3の塗布皮膜の厚さは、10nm以上であり10
0nm以下であることが好ましい。
結合剤3の塗布皮膜の厚さは、10nm以上であり10
0nm以下であることが好ましい。
【0069】
【発明の効果】上述したように、本発明にかかる磁気記
録媒体は、球状粒子の直径が50nm以上、或いは、1
00nm以上、500nm以下であることから、ベース
フィルムの表面に多数の粒子が適度な突起高さとして維
持されるために、良好な低摩擦効果のため、高い生産性
が得られる。
録媒体は、球状粒子の直径が50nm以上、或いは、1
00nm以上、500nm以下であることから、ベース
フィルムの表面に多数の粒子が適度な突起高さとして維
持されるために、良好な低摩擦効果のため、高い生産性
が得られる。
【0070】しかも、球状粒子のガラス転移点Tgが1
40°C以上、400°C以下であることから、真空薄
膜形成技術により強磁性金属薄膜が形成される際の熱の
負荷が、球状粒子の表面突起高さを適度抑えることがで
き、摩耗特性、電磁変換特性の向上も図ることができ
る。
40°C以上、400°C以下であることから、真空薄
膜形成技術により強磁性金属薄膜が形成される際の熱の
負荷が、球状粒子の表面突起高さを適度抑えることがで
き、摩耗特性、電磁変換特性の向上も図ることができ
る。
【0071】したがって、本発明にかかる磁気記録媒体
は、低コストで、高い生産性を図りながら、ベースフィ
ルムの平滑化と低摩擦化を両立させ、しかも、目的とす
る電磁変換特性が得られる磁気記録媒体を提供すること
ができる。
は、低コストで、高い生産性を図りながら、ベースフィ
ルムの平滑化と低摩擦化を両立させ、しかも、目的とす
る電磁変換特性が得られる磁気記録媒体を提供すること
ができる。
【図1】本発明の一の実施の形態を示すもので、ベース
フィルム上に下塗り層を形成する状態を模式的に示す断
面図である。
フィルム上に下塗り層を形成する状態を模式的に示す断
面図である。
【図2】蒸着装置の一例を示す模式図である。
1 非磁性支持体(ベースフィルム) 2 球状粒子 3 結合剤
フロントページの続き (72)発明者 松村 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に球状粒子と結合剤とを
含有する下塗り層が形成され、この下塗り層上に強磁性
金属薄膜が真空薄膜形成技術により形成される磁気記録
媒体において、 球状粒子の直径が50nm以上、500nm以下であ
り、且つ、球状粒子のガラス転移点Tgが140°C以
上、400°C以下であることを特徴とする磁気記録媒
体。 - 【請求項2】 球状粒子の直径が、100nm以上、5
00nm以下であることを特徴とする請求項1記載の磁
気記録媒体。 - 【請求項3】 球状粒子の表面密度が、0.5万個/m
m2 以上、2.0万個/mm2 以下であることを特徴と
する請求項1記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19074895A JPH0944835A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19074895A JPH0944835A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0944835A true JPH0944835A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16263096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19074895A Pending JPH0944835A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0944835A (ja) |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19074895A patent/JPH0944835A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5474830A (en) | Magnetic recording medium and method for the manufacture thereof including spaced apart deposits | |
| JPS60157715A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH10208229A (ja) | 磁気記録媒体、その製造方法及びその製造装置 | |
| JP2004127502A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0221046B2 (ja) | ||
| JPH0766511B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS62128019A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2605803B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3365060B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08129741A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS62102414A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0381202B2 (ja) | ||
| JPH08129748A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0997413A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06282841A (ja) | 磁気記録媒体及びその製造方法 | |
| JPS62219318A (ja) | 金属薄膜型磁気記録媒体 | |
| JP2002367150A (ja) | 金属薄膜型磁気記録媒体 | |
| JPH10247312A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH01319119A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0916948A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPS60224123A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0798832A (ja) | 磁気記録媒体、その製造方法及び製造装置 | |
| JPH0836750A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH06103572A (ja) | 磁気記録媒体の製造装置及び製造方法 | |
| JPH08325718A (ja) | 成膜方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030527 |