JPH0944998A - 再生信号処理回路および磁気記録再生装置 - Google Patents

再生信号処理回路および磁気記録再生装置

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JPH0944998A
JPH0944998A JP19750495A JP19750495A JPH0944998A JP H0944998 A JPH0944998 A JP H0944998A JP 19750495 A JP19750495 A JP 19750495A JP 19750495 A JP19750495 A JP 19750495A JP H0944998 A JPH0944998 A JP H0944998A
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coefficient
waveform
circuit
value
amplitude control
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JP19750495A
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English (en)
Inventor
Tsuguyoshi Hirooka
嗣喜 広岡
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Yoshiteru Ishida
嘉輝 石田
Haruto Katsu
治人 勝
Takashi Nara
孝 奈良
Terumi Takashi
輝実 高師
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PRML方式でありながら、回路規模、消費
電力の小さい、磁気記録装置用の信号処理回路を提供す
ることを目的とする。 【構成】 非再生時には、振幅制御回路a9が、LPF
3の出力に基づいてVGA2を制御することで、振幅制
御を行う。再生時には、振幅制御回路b10が、波形等
化器5の出力に基づいて波形等化器5を利用して振幅を
制御する。波形等化器5としてトランスバーサル型のフ
ィルタを用いている場合には、センタータップの係数を
変更することで、振幅を制御する。さらには、振幅制御
回路a9を削除し、VGAに固定ゲインを与えるだけと
してもよい。 【効果】 振幅制御回路b10では、制御量をディジタ
ル値からアナログ値に変換する必要がないので回路規模
/消費電力を大きく低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波形等化器を備えた磁
気記録再生装置に利用される再生信号処理回路およびこ
れを用いた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PRML(Partial Response Maximum L
ikelihood)方式の磁気記録装置ではPR波形等化を行
う波形等化器を装置内部に有している。波形等化器を内
蔵した磁気記録再生装置を、第一の従来技術として図1
2に示した。
【0003】該磁気記録再生装置は、A/D(Analog t
o Digital)変換器103、ディジタル波形等化器10
4等で構成されている。このような装置については、例
えば、Rick Philiot他「A 7MB/sec ,Mixed-Signal,Magne
tic Recording Channel DSPUsing Partial Response Si
gnaling With Maximum Likelihood Detection」,1993ISS
CC等に見られる。
【0004】該装置では、信号振幅を制御するために、
LPF(Low Pass Filter)102の出力(またはディ
ジタル波形等化器104の出力)と、目標値と、の差を
求め、該差に基づいてVGA(Variable Gain Amplifie
r)101を制御している。そして、非再生時の期間
(あるいは、非再生時の期間と再生を指示するリードゲ
ートがアサートした後のある期間)、即ち図13の期間
Aの間は、LPF102の出力を用いる制御ループAに
よってVGAを制御している。その後のリードゲートが
ネゲートするまでの期間(即ち、期間Bの間)は、波形
等化器104の出力を用いる制御ループBによって信号
振幅制御を行っている。
【0005】適応制御回路112は、等化誤差を最小と
するように、波形等化器104の出力を用いて該波形等
化器104の動作制御を行う。
【0006】第二の従来の磁気記録再生装置の構成を図
14に示した。本装置は、機能的には先に説明した回路
と同様である。但し、波形等化器115及びビタビ復号
器116の前半部分をアナログ回路で構成するととも
に、A/D変換器を削除している点が異なる。この図1
4のような構成は、Richard G. Yamasaki他「A 72Mb/s P
RML Disk-Drive Channel Chip With An Analog Sampled
-Data Signal Processor」,1994 ISSCC等にみられる。
【0007】第三の従来の磁気記録再生装置を図15に
示した。本装置は、機能的には前記従来例と同様であ
る。但し、波形等化器126をアナログ回路で構成する
とともに、A/D変換器127を該波形等化器126と
ビタビ復号器128との間に配置している。このような
構成は、Jeff Sonntag他「A High Speed,Low Power PRML
Read Channel」,1994 Magnetic Recording Conferenceに
みられる。
【0008】なお、振幅制御については、第二、第三の
従来例においても第一の従来例と同様に、LPFの出力
及び波形等化器の出力を用いてVGAに制御をかける方
式で行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】PRML方式の信号処
理回路は、従来のPD(Peak Detection)方式の回路に
比べて回路規模および消費電力が大きい。そのため、P
RML方式の信号処理回路は、回路規模および消費電力
を抑制することが最大の課題の1つとなっている。
【0010】ところで、前記第一の従来例ではディジタ
ルデータをもとにVGAを制御しているため、振幅制御
回路は、ディジタル値を電流に変換するD/A(Digita
l toAnalog)変換器等を内蔵することが必要である。そ
のため振幅制御回路は、回路方式,動作速度等によって
違いはあるものの、一般的には回路規模および消費電力
が大きい。従って、振幅制御回路の回路規模および消費
電力を削減することは、信号処理回路全体での回路規模
および消費電力を削減するうえでも有効な方法である。
【0011】また、アナログデータをもとに振幅制御を
行う場合においても、アナログ回路を用いてVGAへの
制御量を算出しているため、その回路規模および消費電
力が大きくなっていた。
【0012】以上述べたように、PRML方式の信号処
理回路(特に、振幅制御に関する部分)においては、回
路規模及び消費電力の低減が望まれていた。
【0013】本発明は、回路規模及び消費電力が小さい
再生信号処理回路を提供することを目的とする。
【0014】本発明は、回路規模及び消費電力が小さい
記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】波形等化器は等化誤差を
最小とするように制御されているが、波形等化器自体は
振幅を変化させる能力も有している。そこで、本願発明
者は、波形等化器の出力からVGAを制御する回路を削
除し、代わりに波形等化器の出力から波形等化器で振幅
制御を行うための回路を付加することを提案する。
【0016】あるいは、VGAには固定ゲインを与える
手段を設け、振幅制御のための制御ループとして、波形
等化器後の出力から波形等化器で振幅制御を行うための
回路を設けることを提案する。
【0017】本発明の構成をより具体的に述べれば以下
のとおりである。
【0018】本発明の第1の態様としては、1または2
以上の係数を内部に備え、該係数の値に基づいて定まる
特性に従って、別途記録媒体から読み出されて入力され
る信号に対応した信号の等化波形を生成し出力する波形
等化器と、上記係数のうちあらかじめ定められた係数の
値を変更することで、上記等化波形の振幅を制御する振
幅制御回路と、上記等化波形に所定の処理を行った後、
該処理後の信号を外部装置へ出力する演算回路とを有す
ることを特徴とする再生信号処理回路が提供される。
【0019】上記波形等化器は、複数段のタップを備え
たトランスバーサル型フィルタを含んで構成されたもの
であることが好ましい。
【0020】上記あらかじめ定められた係数には、セン
タータップの係数を含むことが好ましい。
【0021】上記振幅制御回路は、あらかじめ定められ
た目標値を備え、該目標値と上記波形等化器の出力値と
の差分を求め、該差分の大きさに応じて前記係数の値を
変更するものであることが好ましい。
【0022】本発明の第2の態様としては、複数の係数
を内部に備え、該係数の値に基づいて定まる特性に従っ
て、別途記録媒体から読み出されて入力される信号に対
応した信号の等化波形を生成し出力する波形等化器と、
上記係数の値の上記係数間での比を設定する最適化手段
と、上記係数全体でのゲインを設定するゲイン設定手段
と、上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の
信号を外部装置へ出力する演算回路と、を有することを
特徴とする再生信号処理回路が提供される。
【0023】本発明の第3の態様としては、記録媒体か
らデータを読み取って出力する読み取り手段と、1また
は2以上の係数を内部に備え、該係数の値に基づいて定
まる特性に従って、前記読み取り手段の出力に対応して
入力される信号の等化波形を生成し出力する波形等化器
と、上記係数のうちあらかじめ定められた係数の値を変
更することで、上記等化波形の振幅を制御する振幅制御
回路と、上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理
後の信号を外部装置へ出力する演算回路と、を有するこ
とを特徴とする磁気記録再生装置が提供される。
【0024】上記波形等化器は、複数段のタップを備え
たトランスバーサル型フィルタを含んで構成されたもの
であってもよい。
【0025】上記あらかじめ定められた係数には、セン
タータップの係数を含むことが好ましい。
【0026】上記振幅制御回路は、あらかじめ定められ
た目標値を備え、該目標値と上記波形等化器の出力値と
の差分を求め、該差分の大きさに応じて前記係数の値を
変更するものであることが好ましい。
【0027】本発明の第4の態様としては、記録媒体か
らデータを読み取って出力する読み取り手段と、複数の
係数を内部に備え、該係数の値に基づいて定まる特性に
従って、前記読み取り手段の出力に対応して入力される
信号の等化波形を生成し出力する波形等化器と、上記係
数の値の上記係数間での比を設定する最適化手段と、上
記係数全体でのゲインを設定するゲイン設定手段と、上
記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の信号を
外部装置へ出力する演算回路と、を有することを特徴と
する磁気記録再生装置が提供される。
【0028】
【作用】VGA及び波形等化器への制御ループを設けた
構成では、非再生時あるいは非再生時と再生時の最初の
しばらくの間は、LPFの出力から振幅制御量を求めて
VGAに制御をかけ波形振幅を調整する。その後、波形
等化器後の出力から振幅制御量を算出し、波形等化器に
制御をかけ振幅調整を行う。
【0029】波形等化器への制御ループのみを設けた構
成では、再生中の振幅制御は波形等化器のみにおいて行
なう。ただし、ゾーンの切り換え時等にはVGAへゲイ
ン設定値を変更して対応する。
【0030】本発明の作用を上述した態様の構成に沿っ
て説明すれば以下の通りである。
【0031】先ず、第1および第3の態様について説明
する。
【0032】読み取り手段は、記録媒体からデータを読
み取って出力する。波形等化器は、係数の値に基づいて
定まる特性に従って、読み取り手段の出力に対応して入
力される信号の等化波形を生成し出力している。
【0033】この場合、振幅制御回路は、あらかじめ定
められた係数の値を変更することで、等化波形の振幅を
制御する。例えば、振幅制御回路が、複数段のタップを
備えたトランスバーサル型フィルタを含んで構成された
ものである場合には、センタータップの係数を変更する
ことで、これを行う。該係数の変更は、具体的には、目
標値と波形等化器の出力値との差分を求め、該差分の大
きさに応じて前記係数の値を変更することで行うことが
できる。なお、ここでセンタータップの係数に着目して
いるのは、振幅への影響はセンタータップの係数がもっ
とも大きいからである。従って、等化波形の形状が大き
く崩れない範囲であれば、他の係数も併せて変更するよ
うにしても構わない。このような波形の形状の良好性
と、所望の振幅を得ることとは、例えば、第2の態様の
ようにして両立させることが可能である。
【0034】この後、演算回路は、等化波形に所定の処
理を行う。そして、該処理後の信号を外部の装置へ出力
する。
【0035】第2および第4の態様について作用を説明
する。
【0036】読み取り手段は、記録媒体からデータを読
み取って出力する。波形等化器は、係数の値に基づいて
定まる特性に従って、読み取り手段の出力に対応して入
力される信号の等化波形を生成し出力している。
【0037】この時、最適化手段は、係数値の上記係数
間での比(すなわち、等化波形の形状)を設定する。一
方、ゲイン設定手段は、係数全体でのゲイン(すなわ
ち、振幅)を設定する。このようにすれば、最適化手段
による調整によって得られた等化波形の形状を保ちつ
つ、これを相似変形させるようにして、振幅の調整を行
うことができる。形状の調整と、振幅の調整とが独立し
て行うことができるため、調整が容易である。
【0038】この後、演算回路は、等化波形に所定の処
理を行った後、外部へ出力する。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0040】まず、本実施例の磁気記録再生装置のシス
テムの概要を図2を用いて説明する。
【0041】マイコン21は該装置全般の制御を行なう
ものである。マイコン21は、パソコンやワークステー
ション等のホストからのリード要求を受けて、リードの
ための設定/起動を行なう。ヘッド16は記録媒体15
からデータを読み出して、リード/ライトアンプ17へ
出力する。リード/ライトアンプ17は、このデータ信
号を増幅し、再生信号処理回路1に出力する。再生信号
処理回路1は、このデータ信号に対して、振幅制御、波
形等化、最尤復号などを行なう。そして、その結果得ら
れた2値のデータ(1/0)をHDC(Hard Disk Cont
roller)18へ出力する。
【0042】HDC18は、この2値データに対して、
誤り検出/訂正等の処理を行なった後、I/F(InterFa
ce)回路19を介してホストにデータを転送する。バッ
ファ20は、記録媒体15側のデータ読み出し速度とホ
スト側のデータ転送速度との速度差を吸収するために設
けられたものである。
【0043】本発明は、上記各部のうち主として信号再
生処理回路1に関わるものである。従って、これ以降の
説明は、該信号再生処理回路1を中心に進めることにす
る。
【0044】本実施例の信号再生処理回路1は図1に示
すとおり、VGA2と、LPF3と、A/D変換器4
と、ディジタル波形等化器5と、ビタビ復号器6と、デ
コーダ7と、I/F8と、振幅制御回路a9と、振幅制
御回路b10と、VCO(Variable Controlled Oscill
ator)11と、位相検出器12と、からなる。
【0045】VGA2は、振幅制御回路a9から入力さ
れる制御量に応じて、入力信号Vip及びVinの振幅を増
幅するものである。該VGA2は、増幅後の信号をLP
F3に出力している。
【0046】LPF3は、高周波数成分を除去するロー
パスフィルタである。
【0047】A/D変換器4は、LPF3の出力するア
ナログ信号を、ディジタル値に変換するものである。
【0048】ディジタル波形等化器5は、A/D変換器
4の出力信号の等化を行なうものである。本実施例で
は、該デジタル波形等化器5として、5次のトランスバ
ーサル型フィルタを採用している。該ディジタル波形等
化器5については、後ほど図3を用いて詳細に説明す
る。
【0049】ビタビ復号器6は、該ディジタル波形等化
器5の出力から、最も確からしい1/0の2値のデータ
系列を求めるものである。
【0050】デコーダ7は、データを記録媒体15に記
録する際に、媒体15上での記録に適したデータに変換
していたものを、元のデータに戻すように逆変換するも
のである。
【0051】I/F回路8は、該逆変換されたデータ
を、HDC18に転送するものである。
【0052】位相検出回路12及びVCO11は、ディ
ジタル波形等化器5の出力に位相同期したクロックを生
成するものである。
【0053】適応制御回路13は、ディジタル波形等化
器5の等化誤差が最小となるようにディジタル波形等化
器5を制御するものである。
【0054】振幅制御回路a9は、LPF3の出力と目
標振幅との差を求め、該差に基づいてVGA2への制御
量を決定・出力するものである。
【0055】振幅制御回路b10は、ディジタル波形等
化器5の出力振幅と目標振幅との差を求め、該差に基づ
いてディジタル波形等化器5の制御量を求めるようにな
っている。そして、該制御量に従ってディジタル波形等
化器5を制御するものである。該振幅制御回路b10に
ついては後ほど図4を用いて説明する。
【0056】シーケンサ210は、HDC18、マイコ
ン21から各種制御信号(例えば、HDC18から入力
されるリードゲート信号)をうけて、上述した各部の動
作を制御するものである。
【0057】上述のディジタル波形等化器5の具体的構
成を図3を用いて説明する。該ディジタル波形等化器5
は、上述したとおり5次のトランスバーサル型フィルタ
であり、遅延回路22〜26、レジスタ33〜37と、
演算回路27〜31と、演算回路32と、を備えて構成
されている。
【0058】遅延回路22〜26は、入力されてくる信
号を、それぞれが1サイクル分づつ遅延させるように構
成されている。すなわち、遅延回路22は、A/D変換
器4から入力されるデータDinを1サイクル分だけ遅
延させて、データDin(n+2)として出力する。遅
延回路23は、このDin(n+2)をさらに1サイク
ル遅延させて、データDin(n+1)として出力す
る。これに続く遅延回路24、25、26も同様に、そ
れぞれの入力データ Din(n+1), Din
(n), Din(n−1)を、それぞれが1サイクル
づつ遅延させて、データDin(n), Din(n−
1), Din(n−2)として出力するようになって
いる。
【0059】各タップに設けられたレジスタ33〜37
には、あらかじめ設定された係数C1〜C5が格納され
ている。
【0060】演算回路27〜32は、遅延回路22〜2
6の出力(データDin(i):i=n−2,…,n+
2)と、レジスタ33〜37出力の係数値C1〜5と、
の積和を求めるように構成されている。すなわち、演算
回路27は、上述のようにして得られたデータDin
(n+2)と、係数C1と、を乗算する。同様に、演算
回路28、29、30、31は、係数C2,…,C5
と、データDin(n+1),…,Din(n−2)
と、を乗算する。さらに、演算回路32は、演算回路2
7〜31の演算結果の和を求める。
【0061】ディジタル波形等化器5による以上述べた
演算処理を式で表すと下記数1のようになる。
【0062】
【数1】Vout(n)=C1*Din(n−2)+C2*
Din(n−1)+C3*Din(n)+C4*Din(n+
1)+C5*Din(n+2) 但し Din():A/D変換器4から入力されるデ
ータ Vout():ビタビ復号器6に出力されるデータ C1〜C5:各タップの係数値 このディジタル波形等化器5では、センタータップの係
数C3の値を変更することで、振幅を制御するようにな
っている。ここで係数C1〜C5のうち、係数C3のみ
を振幅制御に用いるのは、センタータップの係数(ここ
では、C3)が振幅に対する影響がもっとも大きいから
である。該係数C3の変更は、振幅制御回路b10によ
って行なわれる。
【0063】また、センタータップ以外の係数C1,C
2,C4,C5を変更することで、等化誤差を最小とす
るようになっている。係数C1,C2,C4,C5の変
更は、適応制御回路13によって行なわれる。
【0064】次に、振幅制御回路b10の詳細について
図4を用いて説明する。
【0065】振幅制御回路b10は、レジスタ200
と、減算器202と、演算回路204と、加算器206
からなる。
【0066】レジスタ200は、あらかじめ設定された
振幅値を格納しておくためのものである。該振幅値は、
マイコン21からの指示に従って設定されるようになっ
ている。
【0067】減算器202は、ディジタル波形等化器5
の出力データと、レジスタ200に格納されている振幅
値との差分を求めるものである。
【0068】演算回路204は、減算器202の求めた
差分に基づいて、係数C3の変更量を求めるものであ
る。
【0069】加算器206は、演算回路204の求めた
変更量を、係数C3の元の値に加算することで、係数C
3の新たな値を求めるものである。
【0070】なお、ディジタル波形等化器5のゲインを
変更しない固定ゲインモードの時には、シーケンサ21
0からの指示を受けて、該振幅制御回路b10は上述の
変更量を常に0とするようになっている。
【0071】特許請求の範囲において言う“読み取り手
段”とは、ヘッド16、リード/ライトアンプ17マイ
コン21等に相当するものである。“波形等化器”と
は、波形等化器5に相当するものである。“振幅制御回
路“とは、振幅制御回路b10に相当するものである。
“演算回路”とは、ビタビ復号器6、デコーダ7、I/
F8、さらには、HDC18、I/F19等に相当する
ものである。
【0072】再生信号処理回路1による振幅制御動作を
説明する。
【0073】非再生時には、LPF3の出力に基づいて
振幅制御回路a9がVGA2を制御している。この時、
振幅制御回路b10は動作していない。
【0074】データの再生が始まっても、あらかじめ設
定された期間は、振幅制御回路a9及びVGA2による
信号の振幅制御が続けられる。なお、該あらかじめ設定
された期間は、マイコン21によって所定のレジスタに
設定されている。
【0075】この期間が終了すると、振幅制御回路a9
はVGA2への制御動作を停止し、代わって振幅制御回
路b10が動作し始める。VGA2は、振幅制御回路a
9による制御が終了した時点でのゲインを保持したまま
動作する。振幅制御回路b10は、該ディジタル波形等
化器5のセンタータップの係数C3の値を変更すること
で、振幅制御を行なう。
【0076】また、特に述べなかったが、振幅制御回路
a9と、振幅制御回路b10との連携は、シーケンサ2
10によって実現されている。
【0077】一般的には、図5に示すように本来のデー
タの前には振幅制御/クロック同期のためにシンクデー
タ領域が設けられている。この領域のデータが転送され
て来る間に、振幅制御回路a9による制御状態から、振
幅制御回路b10による制御状態へ切り変える。この場
合、単に状態が切り替えられるだけでは不十分であり、
該領域の間に、振幅制御回路b10、ディジタル波形等
化器5によって安定した振幅が得られるようにする。こ
の後、本来のデータの再生に移行する。これ以降データ
再生が終了するまで振幅制御回路b10等による振幅制
御が続けられる。
【0078】データ再生が終了すると振幅制御回路b1
0等は動作を停止する。振幅制御は、再び、振幅制御回
路a9およびVGA2によって行われる。
【0079】本実施例では、振幅制御はセンタータップ
の係数C3を変更することで、また、等化誤差の最適化
はそれ以外のタップの係数C1,C2,C4,C5を変
更することで行っていた。しかし、振幅制御の為にセン
タータップ以外のタップの係数C1,C2,C4,C5
を変更してもよい。逆に、等化誤差を最小とするために
センタータップの係数C3を変更してもよい。このよう
な場合のディジタル波形等化器を図6に示した。
【0080】この図6の例では、タップ係数C1〜C5
の値がいずれも振幅制御回路b10および適応制御回路
13の両方からの制御を受けるようになっている。つま
り、適応制御回路13によってタップ係数間の比(すな
わち、等化波形の形状)を決定する。この係数間の比
は、レジスタ241〜245に格納される値の比によっ
て設定される。そして、振幅制御回路b10によってタ
ップ係数のゲイン(すなわち、等化波形の振幅)を決定
する。この決定されたゲインは、レジスタ240に設定
される。乗算器227〜231は、両者の値の積を求め
ることによってタップ係数C1〜C5を得る。遅延回路
22〜26、演算回路27〜32は、図3と同じもので
よい。
【0081】請求項5、10において言う“最適化手
段”とは、この図6のような構成をとった場合における
適応制御回路13に相当するものである。また、同様
に、“ゲイン設定手段”とは、この図6のような構成を
とった場合における振幅制御回路b10に相当するもの
である。
【0082】ここまでの説明では適応制御回路13と振
幅制御回路b10とを独立したものとしていた。しか
し、両者を1ブロックの回路で構成しても構わない。
【0083】本実施例では、5次の波形等化器を用いて
いた。しかし、その次数はこれに限定されるものではな
い。
【0084】本発明の第2の実施例を図7を用いて説明
する。
【0085】本実施例はアナログ波形等化器40を採用
し、これをA/D変換器41の前に配置した点を特徴と
する。また、これに伴って、波形等化器への入力信号は
A/D変換器41の出力信号が波形等化器への入力信号
とされている。機能的には第1の実施例と同様である。
【0086】アナログ波形等化器40の内部構成を図8
に示した。本実施例のアナログ波形等化器40は、第1
の実施例(図3参照)と同様、5次のトランスバーサル
型フィルタを採用している。
【0087】該アナログ波形等化器40と、第1の実施
例のディジタル波形等化器5(図3参照)との違いは、
アナログ回路であるかディジタル回路であるかのみであ
る。該アナログ波形等化器40はアナログ回路であるが
ゆえに、係数C1〜5はレジスタ61〜65からDAC
(Digital Analog Converte
r)66〜70によって電流値の形で実際の演算回路5
5〜59に渡されるようになっている。
【0088】本実施例の動作タイミグを図9を用いて説
明する。
【0089】非再生時にはLPF39の出力に基づいて
振幅制御回路a45がVGA38の制御を行っている。
この場合の制御は、ループゲインを低く設定されたロー
ゲインモードで行われている。振幅制御回路b46は動
作していない。
【0090】データの再生が始まると、振幅制御回路a
45は、ループゲインを高く設定したハイゲインモード
で、あらかじめ設定された期間だけVGA38を制御す
る。
【0091】この期間が終了すると、振幅制御回路a4
5はVGA38の制御をローゲインモードに戻す。一
方、振幅制御回路b46およびアナログ波形等化器40
による振幅制御が開始される。
【0092】データ再生が終了すると、振幅制御回路b
46の動作は停止し、再び、振幅制御回路a45とVG
A38とによる振幅制御のみが行われている状態に戻
る。
【0093】なお、ここでローゲインモードとするの
は、VGA38出力振幅が目標振幅より大きくずれたま
まにならないように制御を行うためである。一方、シン
クデータ領域の最初にハイゲインモードとするのはデー
タ領域(シンクデータ及びデータの領域)で入力されて
くる信号の出力振幅を速やかに目標振幅に合わせるため
である。第1の実施例の回路構成においても、本実施例
(図9参照)と同様にVGA2をハイゲイン/ローゲイ
ンモードとするように制御を行なっても良い。逆に、第
2の実施例の回路構成においても、第1の実施例(図5
参照)と同様に固定ゲイン期間を設けて振幅制御しても
構わない。
【0094】本発明の第3の実施例を説明する。
【0095】本実施例は、実施例2と比べて、アナログ
変換器40の出力後のアナログデータを用いて制御を行
う点が異なる。
【0096】本実施例の再生信号処理回路を図10に示
した。本実施例では、適応制御回路82、振幅制御回路
b79および位相比較器81が、アナログ信号を入力信
号としている。また、これに伴って、A/D変換器74
によってデジタル化する前の信号(つまり、アナログ波
形等化器40の出力信号)をこれらへの入力信号として
いる。これ以外の点は、実施例2(図7参照)と同じで
ある。該第3の実施例ではこのような構成をとること
で、実施例2に比べて処理速度が向上している(アナロ
グ波形等化器40及びA/D変換器41による遅延が解
消される)。
【0097】本発明の第4の実施例を説明する。
【0098】本実施例の再生信号処理回路は、図11に
示すとおり、ビタビ復号器の入力までの回路をすべてア
ナログ回路で構成している。
【0099】また、初段のアンプ83の振幅制御ループ
を削除し、アナログ波形等化器85によってのみ振幅制
御を行うようにしている。アンプ83へのゲイン設定
は、レジスタ89によって行なう。該レジスタ89はデ
ータ用ゲイン設定値を記録する領域と、サーボ用のゲイ
ン設定値を記憶する領域とを、備えている。レジスタ8
9に設定するゲインの値は、記録媒体上のその時読み取
り対象としているゾーンごとに異なる値を設定するもの
とする。
【0100】該第4の実施例によれば、再生信号処理回
路のより一層の小型化が可能である。
【0101】なお、第1〜第3の実施例のA/D変換器
を有する回路構成でも、第四の実施例のようにVGAへ
の制御ループを削除した構成としてもよい。逆に第4の
実施例のA/D変換器を含まない回路構成でも、第1〜
第3の実施例のようにVGAの制御ループと等化器への
制御ループを持った構成としてもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、波形等化器の出力に基
づいてVGAを制御する制御ループを削除することがで
きるため、回路規模および消費電力を低減できる。特
に、波形等化器がディジタル回路で構成されている時
は、制御量をディジタル値からアナログ値に変換するた
めの回路部が必要がないため、この効果はさらに大き
い。
【0103】VGAには固定ゲインを与えるだけの構成
とすることによって、LPFからの制御ループを削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における再生信号処理回
路1のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例である磁気記録再生装置
のシステム構成図である。
【図3】ディジタル波形等化器5の回路構成例である。
【図4】振幅制御回路b10の内部構成を示す図であ
る。
【図5】再生信号処理回路1の振幅制御動作の切り換え
の様子を表した図である。
【図6】ディジタル波形等化器5の他の例を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例における再生信号処理回
路のブロック図である。
【図8】アナログ波形等化器40の内部構成示す図であ
る。
【図9】第2の実施例における再生信号処理回路の振幅
制御動作の切り換えの様子を表した図である。
【図10】本発明の第3の実施例における再生信号処理
回路のブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施例における再生信号処理
回路のブロック図である。
【図12】再生信号処理回路の第1の従来例を示す図で
ある。
【図13】従来例の振幅制御動作の切り換えを表した図
である。
【図14】再生信号処理回路の第2の従来例である。
【図15】再生信号処理回路の第3の従来例である。
【符号の説明】
1…再生信号処理回路 2,38,71,101,113,124…VGA 4,41,74,103,127…A/D変換器 5,104…ディジタル波形等化器 40,73,85,115,126…アナログ波形等化
器 6,42,75,86,105,116,128…ビタ
ビ復号器 9,10,45,46,78,79,89,90,10
8,109,119,120,131,132…振幅制
御回路 13,49,82,93,112,123,135…適
応制御回路 200…レジスタ 202…減算器 204…演算回路 206…加算器 210…シーケンサ 227,228,229,230,231…乗算器 240,241,242,243,244,245…レ
ジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 嘉輝 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 勝 治人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 奈良 孝 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所汎用半導体本部内 (72)発明者 高師 輝実 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または2以上の係数を内部に備え、該係
    数の値に基づいて定まる特性に従って、別途記録媒体か
    ら読み出されて入力される信号に対応した信号の等化波
    形を生成し出力する波形等化器と、 上記係数のうちあらかじめ定められた係数の値を変更す
    ることで、上記等化波形の振幅を制御する振幅制御回路
    と、 上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の信号
    を外部装置へ出力する演算回路と、 を有することを特徴とする再生信号処理回路。
  2. 【請求項2】上記波形等化器は、複数段のタップを備え
    たトランスバーサル型フィルタを含んで構成されたもの
    であること、 を特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記あらかじめ定められた係数には、セン
    タータップの係数を含むこと、 を特徴とする請求項2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記振幅制御回路は、あらかじめ定められ
    た目標値を備え、該目標値と上記波形等化器の出力値と
    の差分を求め、該差分の大きさに応じて前記係数の値を
    変更するものであること、 を特徴とする請求項1記載の再生信号処理回路。
  5. 【請求項5】複数の係数を内部に備え、該係数の値に基
    づいて定まる特性に従って、別途記録媒体から読み出さ
    れて入力される信号に対応した信号の等化波形を生成し
    出力する波形等化器と、 上記係数の値の上記係数間での比を設定する最適化手段
    と、 上記係数全体でのゲインを設定するゲイン設定手段と、 上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の信号
    を外部装置へ出力する演算回路と、 を有することを特徴とする再生信号処理回路。
  6. 【請求項6】記録媒体からデータを読み取って出力する
    読み取り手段と、 1または2以上の係数を内部に備え、該係数の値に基づ
    いて定まる特性に従って、前記読み取り手段の出力に対
    応して入力される信号の等化波形を生成し出力する波形
    等化器と、 上記係数のうちあらかじめ定められた係数の値を変更す
    ることで、上記等化波形の振幅を制御する振幅制御回路
    と、 上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の信号
    を外部装置へ出力する演算回路と、 を有することを特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】上記波形等化器は、複数段のタップを備え
    たトランスバーサル型フィルタを含んで構成されたもの
    であること、 を特徴とする請求項6記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】上記あらかじめ定められた係数には、セン
    タータップの係数を含むこと、 を特徴とする請求項7記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】上記振幅制御回路は、あらかじめ定められ
    た目標値を備え、該目標値と上記波形等化器の出力値と
    の差分を求め、該差分の大きさに応じて前記係数の値を
    変更するものであること、 を特徴とする請求項8記載の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】記録媒体からデータを読み取って出力す
    る読み取り手段と、 複数の係数を内部に備え、該係数の値に基づいて定まる
    特性に従って、前記読み取り手段の出力に対応して入力
    される信号の等化波形を生成し出力する波形等化器と、 上記係数の値の上記係数間での比を設定する最適化手段
    と、 上記係数全体でのゲインを設定するゲイン設定手段と、 上記等化波形に所定の処理を行った後、該処理後の信号
    を外部装置へ出力する演算回路と、 を有することを特徴とする磁気記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002184125A (ja) * 2000-12-08 2002-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル信号再生装置
US7219296B2 (en) 2003-01-31 2007-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information reproducing apparatus and method with correction of equalized signal levels
CN114374907A (zh) * 2021-12-29 2022-04-19 北京小米移动软件有限公司 声音播放方法、装置、音频播放设备及介质

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