JPH0963206A - データ再生装置における識別用クロックの同期方法およびデータ再生装置 - Google Patents
データ再生装置における識別用クロックの同期方法およびデータ再生装置Info
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- JPH0963206A JPH0963206A JP21359895A JP21359895A JPH0963206A JP H0963206 A JPH0963206 A JP H0963206A JP 21359895 A JP21359895 A JP 21359895A JP 21359895 A JP21359895 A JP 21359895A JP H0963206 A JPH0963206 A JP H0963206A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】FIRフィルタのような遅延の大きい波形等化
器を用いた場合においても、再生信号波形のデータ識別
用クロック位相の初期引き込みを高速かつ正確に行うこ
とができるデータ再生装置を提供する。 【解決手段】FIRフィルタ13による波形等化後の再
生信号からクロック位相誤差検出回路16により正規デ
ータ識別点と識別用クロックとの位相誤差を検出して得
られた第1の位相誤差信号の高周波成分を高域遮断フィ
ルタ18でカットした信号と、波形等化前の再生信号か
ら位相誤差検出回路21により正規データ識別点と識別
用クロックとの位相誤差を検出して得られた第2の位相
誤差信号の低周波成分を低域遮断フィルタ22によりカ
ットした信号とを加算器25で合成し、この合成信号を
ループフィルタ26を通してVCO29に制御信号とし
て与えることにより識別用クロック位相の初期引き込み
動作を行う。
器を用いた場合においても、再生信号波形のデータ識別
用クロック位相の初期引き込みを高速かつ正確に行うこ
とができるデータ再生装置を提供する。 【解決手段】FIRフィルタ13による波形等化後の再
生信号からクロック位相誤差検出回路16により正規デ
ータ識別点と識別用クロックとの位相誤差を検出して得
られた第1の位相誤差信号の高周波成分を高域遮断フィ
ルタ18でカットした信号と、波形等化前の再生信号か
ら位相誤差検出回路21により正規データ識別点と識別
用クロックとの位相誤差を検出して得られた第2の位相
誤差信号の低周波成分を低域遮断フィルタ22によりカ
ットした信号とを加算器25で合成し、この合成信号を
ループフィルタ26を通してVCO29に制御信号とし
て与えることにより識別用クロック位相の初期引き込み
動作を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスクなどの記録媒体の再生信号からデータを識別・
再生する場合に必要な識別用クロックの同期方法とこれ
を用いたデータ再生装置に関する。
ディスクなどの記録媒体の再生信号からデータを識別・
再生する場合に必要な識別用クロックの同期方法とこれ
を用いたデータ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスクや光ディスクなどの
記録媒体を用いたデータ記録再生装置の再生系には、記
録媒体からの再生信号波形の符号間干渉が問題となるよ
うな高い記録密度、すなわち狭い帯域の磁気記録再生チ
ャネルにおいても優れたデータ検出能力を持つPRML
方式が採用されつつある。
記録媒体を用いたデータ記録再生装置の再生系には、記
録媒体からの再生信号波形の符号間干渉が問題となるよ
うな高い記録密度、すなわち狭い帯域の磁気記録再生チ
ャネルにおいても優れたデータ検出能力を持つPRML
方式が採用されつつある。
【0003】PRML方式は、既に知られているよう
に、パーシャルレスポンス(PR)方式と最尤(ML)
検出方式を組み合わせた方式である。この方式による
と、再生信号は時間軸上の決められたデータ識別点(正
規データ識別点)における振幅が一定の値を持つように
波形等化が行われる。例えば、パーシャルレスポンス方
式の種別がクラス4と呼ばれる方式の場合、再生信号波
形は正規データ識別点における信号振幅が+A,0,−
Aの3値となるように等化される。
に、パーシャルレスポンス(PR)方式と最尤(ML)
検出方式を組み合わせた方式である。この方式による
と、再生信号は時間軸上の決められたデータ識別点(正
規データ識別点)における振幅が一定の値を持つように
波形等化が行われる。例えば、パーシャルレスポンス方
式の種別がクラス4と呼ばれる方式の場合、再生信号波
形は正規データ識別点における信号振幅が+A,0,−
Aの3値となるように等化される。
【0004】このPRML方式では、再生信号の正確な
波形等化が行われ、かつ正確なデータ識別用クロックが
再生されているとき優れたデータ識別性能が得られる
が、反面、この理想状態からずれたときのデータ識別性
能の劣化は非常に大きい。従って、正確な波形等化や正
確に正規データ識別点に位相を合わせたデータ識別のた
めの識別用クロックの再生が重要となる。
波形等化が行われ、かつ正確なデータ識別用クロックが
再生されているとき優れたデータ識別性能が得られる
が、反面、この理想状態からずれたときのデータ識別性
能の劣化は非常に大きい。従って、正確な波形等化や正
確に正規データ識別点に位相を合わせたデータ識別のた
めの識別用クロックの再生が重要となる。
【0005】そこで、従来のデータ再生装置では識別用
クロック再生系において正規データ識別点とクロックと
の時間的ずれである位相誤差を所望の波形に等化された
再生信号の振幅値から求め、この位相誤差信号に基づい
て識別用クロックを正規データ識別点に位相同期させる
ことによって、識別用クロックの精度を上げている。ま
た、波形等化器としては再生信号のデータ周期Tdに相
当する遅延時間を持つ遅延器を構成要素とする遅延特性
が平坦な有限応答フィルタ(以下、FIRフィルタとい
う)が主に用いられている。
クロック再生系において正規データ識別点とクロックと
の時間的ずれである位相誤差を所望の波形に等化された
再生信号の振幅値から求め、この位相誤差信号に基づい
て識別用クロックを正規データ識別点に位相同期させる
ことによって、識別用クロックの精度を上げている。ま
た、波形等化器としては再生信号のデータ周期Tdに相
当する遅延時間を持つ遅延器を構成要素とする遅延特性
が平坦な有限応答フィルタ(以下、FIRフィルタとい
う)が主に用いられている。
【0006】ところで、最近の磁気ディスク装置では、
ゾーンビット記録(ZBR)方式の採用により、ゾーン
毎にデータ周期Tdが変化するようになっている。ZB
R方式は、トラックをいくつかのゾーンに分け、各ゾー
ン内のトラックの最大線記録密度が一定となるようにし
て記録容量を上げる方式である。この場合、ゾーン毎に
記録再生されるデータ周波数が異なるため、ゾーン毎に
遅延量の異なる遅延器が必要となる。従って、遅延器の
遅延時間がデータ周期に同期して変化するようなFIR
フィルタ、具体的にはフリップフロップにより構成され
るラッチ回路を遅延器に用いたディジタルFIRフィル
タや、アナログのサンプル/ホールド回路を遅延器に用
いたアナログ離散時間FIRフィルタなどが用いられ
る。これらのFIRフィルタは、いずれもクロックに従
って動作するが、そのクロックとしては通常、識別用ク
ロックが用いられるため、遅延器の遅延時間はデータ周
期に同期して変化する。
ゾーンビット記録(ZBR)方式の採用により、ゾーン
毎にデータ周期Tdが変化するようになっている。ZB
R方式は、トラックをいくつかのゾーンに分け、各ゾー
ン内のトラックの最大線記録密度が一定となるようにし
て記録容量を上げる方式である。この場合、ゾーン毎に
記録再生されるデータ周波数が異なるため、ゾーン毎に
遅延量の異なる遅延器が必要となる。従って、遅延器の
遅延時間がデータ周期に同期して変化するようなFIR
フィルタ、具体的にはフリップフロップにより構成され
るラッチ回路を遅延器に用いたディジタルFIRフィル
タや、アナログのサンプル/ホールド回路を遅延器に用
いたアナログ離散時間FIRフィルタなどが用いられ
る。これらのFIRフィルタは、いずれもクロックに従
って動作するが、そのクロックとしては通常、識別用ク
ロックが用いられるため、遅延器の遅延時間はデータ周
期に同期して変化する。
【0007】図8に、従来のデータ再生装置を示す。入
力される再生信号80はローパスフィルタ(LPF)8
1およびアナログ/ディジタル変換器(ADC)82を
経てディジタルFIRフィルタ83で波形等化された
後、データ識別回路(ML復号回路)84によりデータ
が識別され、再生データ85として出力される。ディジ
タルFIRフィルタ83は、縦続接続された複数のフリ
ップフロップからなる遅延器91と、遅延器91の入出
力にタップゲインC1,C2,…,Cnを乗じる乗算器
92および乗算器92の出力を加算する加算器93から
なる。
力される再生信号80はローパスフィルタ(LPF)8
1およびアナログ/ディジタル変換器(ADC)82を
経てディジタルFIRフィルタ83で波形等化された
後、データ識別回路(ML復号回路)84によりデータ
が識別され、再生データ85として出力される。ディジ
タルFIRフィルタ83は、縦続接続された複数のフリ
ップフロップからなる遅延器91と、遅延器91の入出
力にタップゲインC1,C2,…,Cnを乗じる乗算器
92および乗算器92の出力を加算する加算器93から
なる。
【0008】データ識別回路84に供給される識別用ク
ロック89は、FIRフィルタ83の出力をクロック位
相誤差検出回路86、ループフィルタ87および電圧制
御発振器(VCO)88を通すことにより再生される。
この識別用クロック89は、ADC82とFIRフィル
タ83にも供給される。このように再生信号の波形等化
のためのFIRフィルタ83は、クロック位相誤差検出
回路86〜ループフィルタ87〜電圧制御発振器88〜
ADC82〜FIRフィルタ62を一巡伝達ループとす
る識別用クロック89の再生のための位相同期ループ
(PLL)の一部を構成している。
ロック89は、FIRフィルタ83の出力をクロック位
相誤差検出回路86、ループフィルタ87および電圧制
御発振器(VCO)88を通すことにより再生される。
この識別用クロック89は、ADC82とFIRフィル
タ83にも供給される。このように再生信号の波形等化
のためのFIRフィルタ83は、クロック位相誤差検出
回路86〜ループフィルタ87〜電圧制御発振器88〜
ADC82〜FIRフィルタ62を一巡伝達ループとす
る識別用クロック89の再生のための位相同期ループ
(PLL)の一部を構成している。
【0009】ところが、FIRフィルタ83は一般に遅
延が大きく、位相同期ループ(PLL)に対する大きな
位相遅れ要素となる。この大きな位相遅れのために、十
分な位相余裕を保持しつつPLLのループゲインを高く
とることはできないため、識別用クロック89の位相同
期過程における初期引き込み時間(セトリング時間)を
短くできないという問題が起こる。例えば、FIRフィ
ルタ83のタップ数がN=9で、中心タップに対してタ
ップゲインが左右対称である場合(C1=C9,C2=
C8,C3=C7,C4=C6)、少なくとも4Td
(Td:データ周期)の遅延時間が生じる。さらに、図
8中に示されるようなディジタルFIRフィルタ83の
場合、タップゲインの乗算や加算などに要する処理時間
が長くなり、PLLの位相遅れはますます増大する。
延が大きく、位相同期ループ(PLL)に対する大きな
位相遅れ要素となる。この大きな位相遅れのために、十
分な位相余裕を保持しつつPLLのループゲインを高く
とることはできないため、識別用クロック89の位相同
期過程における初期引き込み時間(セトリング時間)を
短くできないという問題が起こる。例えば、FIRフィ
ルタ83のタップ数がN=9で、中心タップに対してタ
ップゲインが左右対称である場合(C1=C9,C2=
C8,C3=C7,C4=C6)、少なくとも4Td
(Td:データ周期)の遅延時間が生じる。さらに、図
8中に示されるようなディジタルFIRフィルタ83の
場合、タップゲインの乗算や加算などに要する処理時間
が長くなり、PLLの位相遅れはますます増大する。
【0010】PLLでのクロック位相の初期引き込み
は、一般に単一周波数の信号をPLLに入力することに
よって行われる。図8の場合、初期引き込みに際しては
アナログ再生信号80として単一周波数の信号を入力す
ることになる。クラス4パーシャルレスポンス方式で
は、このクロック位相初期引き込み用信号として識別用
クロック周期Td(=データ周期)の4倍の周期を持つ
単一周波数の信号が用いられる。単一周波数の信号が入
力されたときのFIRフィルタ83の前後の信号を比較
すると、実質的には位相が異なるだけである。
は、一般に単一周波数の信号をPLLに入力することに
よって行われる。図8の場合、初期引き込みに際しては
アナログ再生信号80として単一周波数の信号を入力す
ることになる。クラス4パーシャルレスポンス方式で
は、このクロック位相初期引き込み用信号として識別用
クロック周期Td(=データ周期)の4倍の周期を持つ
単一周波数の信号が用いられる。単一周波数の信号が入
力されたときのFIRフィルタ83の前後の信号を比較
すると、実質的には位相が異なるだけである。
【0011】特に、FIRフィルタ83での信号遅延τ
がクロック周期Tdの整数倍、すなわちτ=n×Td
(n:整数)であるとき、FIRフィルタ83の前後の
信号のサンプルデータは等しくなる。このような状況で
は、波形等化前の信号を用いてクロック位相の初期引き
込みを行うことも原理的に可能であり、このようにする
ことでFIRフィルタ83の波形遅延時間の影響を受け
ずにクロック位相の初期引き込みを行うことができ、セ
トリング時間を短縮できると考えられる。
がクロック周期Tdの整数倍、すなわちτ=n×Td
(n:整数)であるとき、FIRフィルタ83の前後の
信号のサンプルデータは等しくなる。このような状況で
は、波形等化前の信号を用いてクロック位相の初期引き
込みを行うことも原理的に可能であり、このようにする
ことでFIRフィルタ83の波形遅延時間の影響を受け
ずにクロック位相の初期引き込みを行うことができ、セ
トリング時間を短縮できると考えられる。
【0012】この方法では上述したように、波形等化器
として用いられるFIRフィルタ83がτ=n×Tdの
条件を満たす必要がある。しかし、FIRフィルタ83
の遅延時間τはデータ周期Tdとは関係なく波形等化に
最適な値を選ぶ必要があるため、この条件を満たすこと
は難しい。この条件を正確に満たさないならば、等化前
の信号から正規データ識別点に対する識別用クロック8
9の正確な位相誤差を検出することはできない。
として用いられるFIRフィルタ83がτ=n×Tdの
条件を満たす必要がある。しかし、FIRフィルタ83
の遅延時間τはデータ周期Tdとは関係なく波形等化に
最適な値を選ぶ必要があるため、この条件を満たすこと
は難しい。この条件を正確に満たさないならば、等化前
の信号から正規データ識別点に対する識別用クロック8
9の正確な位相誤差を検出することはできない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、FI
Rフィルタのような遅延時間の大きい波形等化器が識別
用クロック再生のためのPLLの一部を構成する従来の
データ再生装置では、波形等化器の遅延時間がPLLに
対する位相遅れ要素となり、PLLのループゲインを高
くとれないため、位相同期過程における識別用クロック
位相の初期引き込み時間(セトリング時間)を短くでき
ないという問題があった。
Rフィルタのような遅延時間の大きい波形等化器が識別
用クロック再生のためのPLLの一部を構成する従来の
データ再生装置では、波形等化器の遅延時間がPLLに
対する位相遅れ要素となり、PLLのループゲインを高
くとれないため、位相同期過程における識別用クロック
位相の初期引き込み時間(セトリング時間)を短くでき
ないという問題があった。
【0014】また、波形等化器による遅延がない波形等
化前の信号を用いて識別用クロックの位相同期を行う方
法では、波形等化器の遅延時間をデータ周期の整数倍に
選ぶという条件を満たすことが難しいため、正規データ
識別点に対する識別用クロックの位相誤差を正確に検出
することができず、正しいクロック再生ができないとい
う問題があった。
化前の信号を用いて識別用クロックの位相同期を行う方
法では、波形等化器の遅延時間をデータ周期の整数倍に
選ぶという条件を満たすことが難しいため、正規データ
識別点に対する識別用クロックの位相誤差を正確に検出
することができず、正しいクロック再生ができないとい
う問題があった。
【0015】本発明の目的は、FIRフィルタのような
遅延の大きい波形等化器を用いた場合においても、再生
信号波形のデータ識別のための識別用クロック位相の初
期引き込みを高速かつ正確に行うことができるデータ再
生装置における識別用クロックの同期方法を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、このような識別
用クロックの同期方法を用いたデータ識別装置を提供す
ることにある。
遅延の大きい波形等化器を用いた場合においても、再生
信号波形のデータ識別のための識別用クロック位相の初
期引き込みを高速かつ正確に行うことができるデータ再
生装置における識別用クロックの同期方法を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、このような識別
用クロックの同期方法を用いたデータ識別装置を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置における該識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる際、波形等化後
の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの
位相誤差を検出して生成された第1の位相誤差信号のD
C成分を含む低周波成分の信号と、波形等化前の再生信
号から正規データ識別点と識別用クロックとの位相誤差
を検出して生成された第2の位相誤差信号から低周波成
分を遮断した信号を併用して識別用クロックを正規デー
タ識別点に位相同期させる制御を行うことを特徴とす
る。
め、本発明は記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置における該識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる際、波形等化後
の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの
位相誤差を検出して生成された第1の位相誤差信号のD
C成分を含む低周波成分の信号と、波形等化前の再生信
号から正規データ識別点と識別用クロックとの位相誤差
を検出して生成された第2の位相誤差信号から低周波成
分を遮断した信号を併用して識別用クロックを正規デー
タ識別点に位相同期させる制御を行うことを特徴とす
る。
【0017】また、本発明はまず上記のように波形等化
後の再生信号から正規データ識別点と前記識別用クロッ
クとの位相誤差を検出して生成された第1の位相誤差信
号のDC成分を含む低周波成分の信号と、波形等化前の
再生信号から正規データ識別点と前記識別用クロックと
の位相誤差を検出して生成された第2の位相誤差信号か
ら低周波成分を遮断した信号を併用して識別用クロック
を正規データ識別点に位相同期させる第1の制御を行っ
た後、第1の位相誤差信号のみを用いて識別用クロック
を正規データ識別点に位相同期させる第2の制御を行う
ことを特徴とする。
後の再生信号から正規データ識別点と前記識別用クロッ
クとの位相誤差を検出して生成された第1の位相誤差信
号のDC成分を含む低周波成分の信号と、波形等化前の
再生信号から正規データ識別点と前記識別用クロックと
の位相誤差を検出して生成された第2の位相誤差信号か
ら低周波成分を遮断した信号を併用して識別用クロック
を正規データ識別点に位相同期させる第1の制御を行っ
た後、第1の位相誤差信号のみを用いて識別用クロック
を正規データ識別点に位相同期させる第2の制御を行う
ことを特徴とする。
【0018】本発明に係るデータ再生装置は、波形等化
後の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックと
の位相誤差を検出して第1の位相誤差信号を出力する第
1の位相誤差検出手段と、第1の位相誤差信号の高周波
成分を遮断する高周波成分遮断手段と、波形等化前の再
生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの位相
誤差を検出して第2の位相誤差信号を出力する第2の位
相誤差検出手段と、第2の位相誤差信号の低周波成分を
遮断する低周波成分遮断手段と、高周波成分遮断手段お
よび低周波成分遮断手段の出力信号を合成する合成手段
と、この合成手段の出力信号を用いて識別用クロックを
正規データ識別点に位相同期させる制御を行う制御手段
とを有することを特徴とする。
後の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックと
の位相誤差を検出して第1の位相誤差信号を出力する第
1の位相誤差検出手段と、第1の位相誤差信号の高周波
成分を遮断する高周波成分遮断手段と、波形等化前の再
生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの位相
誤差を検出して第2の位相誤差信号を出力する第2の位
相誤差検出手段と、第2の位相誤差信号の低周波成分を
遮断する低周波成分遮断手段と、高周波成分遮断手段お
よび低周波成分遮断手段の出力信号を合成する合成手段
と、この合成手段の出力信号を用いて識別用クロックを
正規データ識別点に位相同期させる制御を行う制御手段
とを有することを特徴とする。
【0019】本発明に係る他のデータ再生装置は、波形
等化後の再生信号から正規データ識別点と識別用クロッ
クとの位相誤差を検出して第1の位相誤差信号を出力す
る第1の位相誤差検出手段と、第1の位相誤差信号の高
周波成分を遮断する高周波成分遮断手段と、波形等化前
の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの
位相誤差を検出して第2の位相誤差信号を出力する第2
の位相誤差検出手段と、第2の位相誤差信号の低周波成
分を遮断する低周波成分遮断手段と、高周波成分遮断手
段および低周波成分遮断手段の出力信号を合成する合成
手段と、この合成手段の出力信号を用いて識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる制御を行う第1
の制御手段と、この第1の制御手段により識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させた後に第1の位相
誤差信号を用いて該識別用クロックを正規データ識別点
に位相同期させる制御を行う第2の制御手段とを有する
ことを特徴とする。
等化後の再生信号から正規データ識別点と識別用クロッ
クとの位相誤差を検出して第1の位相誤差信号を出力す
る第1の位相誤差検出手段と、第1の位相誤差信号の高
周波成分を遮断する高周波成分遮断手段と、波形等化前
の再生信号から正規データ識別点と識別用クロックとの
位相誤差を検出して第2の位相誤差信号を出力する第2
の位相誤差検出手段と、第2の位相誤差信号の低周波成
分を遮断する低周波成分遮断手段と、高周波成分遮断手
段および低周波成分遮断手段の出力信号を合成する合成
手段と、この合成手段の出力信号を用いて識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる制御を行う第1
の制御手段と、この第1の制御手段により識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させた後に第1の位相
誤差信号を用いて該識別用クロックを正規データ識別点
に位相同期させる制御を行う第2の制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0020】このように本発明では、波形等化後および
波形等化前の再生信号から正規データ識別点と識別用ク
ロックとの位相誤差に対応した第1および第2の位相誤
差信号をそれぞれ生成し、これら第1および第2の位相
誤差信号から抽出したそれぞれ特定の周波数成分を併用
して識別用クロックの位相同期を行うことにより、識別
用クロック位相の初期引き込みが高速かつ正確に行われ
る。
波形等化前の再生信号から正規データ識別点と識別用ク
ロックとの位相誤差に対応した第1および第2の位相誤
差信号をそれぞれ生成し、これら第1および第2の位相
誤差信号から抽出したそれぞれ特定の周波数成分を併用
して識別用クロックの位相同期を行うことにより、識別
用クロック位相の初期引き込みが高速かつ正確に行われ
る。
【0021】まず、波形等化後の再生信号から生成され
る第1の位相誤差信号は、正規データ識別点との識別用
クロックとの位相誤差を正確に反映してはいるが、波形
等化器での信号遅延による位相遅れが大きい。この位相
遅れは高周波成分ほど大きいため、本発明では第1の位
相誤差信号の高周波成分を遮断して、DC成分を含む低
周波成分のみを抽出する。
る第1の位相誤差信号は、正規データ識別点との識別用
クロックとの位相誤差を正確に反映してはいるが、波形
等化器での信号遅延による位相遅れが大きい。この位相
遅れは高周波成分ほど大きいため、本発明では第1の位
相誤差信号の高周波成分を遮断して、DC成分を含む低
周波成分のみを抽出する。
【0022】一方、波形等化前の再生信号から生成され
る第2の位相誤差信号は、正規データ識別点との識別用
クロックとの位相誤差の変動成分を高周波成分として含
んでおり、しかも波形等化後の再生信号から生成される
第1の位相誤差信号のような波形等化器での信号遅延に
起因する位相遅れはない。しかし、波形等化前の再生信
号の振幅が等化後の再生信号の振幅と異なることから、
この第2の位相誤差信号には、正規データ識別点と識別
用クロックとの位相誤差に依存しない定常的な低周波成
分のオフセットが含まれるため、本発明では第2の位相
誤差信号のオフセット成分である低周波成分を遮断し
て、高周波成分のみを抽出する。
る第2の位相誤差信号は、正規データ識別点との識別用
クロックとの位相誤差の変動成分を高周波成分として含
んでおり、しかも波形等化後の再生信号から生成される
第1の位相誤差信号のような波形等化器での信号遅延に
起因する位相遅れはない。しかし、波形等化前の再生信
号の振幅が等化後の再生信号の振幅と異なることから、
この第2の位相誤差信号には、正規データ識別点と識別
用クロックとの位相誤差に依存しない定常的な低周波成
分のオフセットが含まれるため、本発明では第2の位相
誤差信号のオフセット成分である低周波成分を遮断し
て、高周波成分のみを抽出する。
【0023】このように第1の位相誤差信号のうちの位
相遅れの小さいDC成分を含む低周波成分の信号と、第
2の位相誤差信号のうちの位相誤差の変化分に対応した
高周波成分である位相変動信号を併用し、これらを合成
した信号を用いて識別用クロックを正規データ識別点に
位相同期させるようにすると、位相同期ループのゲイン
クロス周波数での位相余裕が増大し、高いループゲイン
が確保される。このため、識別用クロックをその初期引
き込み時において正規データ識別点に高速かつ正確に同
期させることが可能となる。
相遅れの小さいDC成分を含む低周波成分の信号と、第
2の位相誤差信号のうちの位相誤差の変化分に対応した
高周波成分である位相変動信号を併用し、これらを合成
した信号を用いて識別用クロックを正規データ識別点に
位相同期させるようにすると、位相同期ループのゲイン
クロス周波数での位相余裕が増大し、高いループゲイン
が確保される。このため、識別用クロックをその初期引
き込み時において正規データ識別点に高速かつ正確に同
期させることが可能となる。
【0024】また、この初期引き込み動作の高速化によ
り初期引き込み時に再生信号として入力される識別用ク
ロックの初期引き込み用信号の時間長が短くて済むこと
により、その分だけデータ記録/再生装置における記録
媒体上のデータ記録領域を広くすることができる。
り初期引き込み時に再生信号として入力される識別用ク
ロックの初期引き込み用信号の時間長が短くて済むこと
により、その分だけデータ記録/再生装置における記録
媒体上のデータ記録領域を広くすることができる。
【0025】さらに、識別用クロックの初期引き込み後
は、位相同期ループのループゲインを高くする必要がな
いため、第1の位相誤差信号のみを用いた位相同期ルー
プにより正規データ識別点に対する識別用クロックの位
相同期状態を維持するようにすることによって、ループ
ゲインを低く抑え、位相余裕を十分に確保することが可
能となる。
は、位相同期ループのループゲインを高くする必要がな
いため、第1の位相誤差信号のみを用いた位相同期ルー
プにより正規データ識別点に対する識別用クロックの位
相同期状態を維持するようにすることによって、ループ
ゲインを低く抑え、位相余裕を十分に確保することが可
能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るデータ再生装置の構成図である。本実施形態では、
識別用クロックを位相同期ループにより正規データ識別
点に位相同期させる際に用いるクロック位相初期引き込
み用信号として、データ周期Tdの4倍の周期を持つ単
一周波数:fa=1/4Tdの信号を用いるものとして
説明する。このようなクロック位相初期引き込み用信号
は、パーシャルレスポンスクラス4方式(PR4方式と
いう)で一般に用いられるものであり、本実施形態では
このPR4方式を仮定して説明する。
施形態について説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るデータ再生装置の構成図である。本実施形態では、
識別用クロックを位相同期ループにより正規データ識別
点に位相同期させる際に用いるクロック位相初期引き込
み用信号として、データ周期Tdの4倍の周期を持つ単
一周波数:fa=1/4Tdの信号を用いるものとして
説明する。このようなクロック位相初期引き込み用信号
は、パーシャルレスポンスクラス4方式(PR4方式と
いう)で一般に用いられるものであり、本実施形態では
このPR4方式を仮定して説明する。
【0027】図1に示すデータ再生装置は、磁気ディス
クや光ディスクなどの記録媒体から図示しないヘッドに
よって読み取られた再生信号を波形等化した後、識別用
クロックにより該再生信号のデータを識別して再生する
装置であり、ローパスフィルタ(LPF)11、ADC
12、ディジタルFIRフィルタ13、データ識別回路
14、ディジタルクロック位相誤差検出回路16、ディ
ジタル/アナログ変換器(DAC)17、高域遮断フィ
ルタ18、位相変動検出回路19、加算器25、ループ
フィルタ26,27、スイッチ28および電圧制御発振
器(VCO)29からなる。位相変動検出回路19は、
サンプル/ホールド回路(S/H)20、アナログクロ
ック位相誤差検出回路21、低域遮断フィルタ22およ
び遅延器23からなる。
クや光ディスクなどの記録媒体から図示しないヘッドに
よって読み取られた再生信号を波形等化した後、識別用
クロックにより該再生信号のデータを識別して再生する
装置であり、ローパスフィルタ(LPF)11、ADC
12、ディジタルFIRフィルタ13、データ識別回路
14、ディジタルクロック位相誤差検出回路16、ディ
ジタル/アナログ変換器(DAC)17、高域遮断フィ
ルタ18、位相変動検出回路19、加算器25、ループ
フィルタ26,27、スイッチ28および電圧制御発振
器(VCO)29からなる。位相変動検出回路19は、
サンプル/ホールド回路(S/H)20、アナログクロ
ック位相誤差検出回路21、低域遮断フィルタ22およ
び遅延器23からなる。
【0028】図2は、図1のデータ再生装置の構成要素
であるADC12およびディジタルFIRフィルタ13
の入出力点におけるクロック位相初期引き込み用信号の
時間的位相関係を説明するための図であり、(a)はA
DC12の入力、(b)ADC12の出力(ディジタル
FIRフィルタ13の出力)、そして(c)はディジタ
ルFIRフィルタ13の出力である。
であるADC12およびディジタルFIRフィルタ13
の入出力点におけるクロック位相初期引き込み用信号の
時間的位相関係を説明するための図であり、(a)はA
DC12の入力、(b)ADC12の出力(ディジタル
FIRフィルタ13の出力)、そして(c)はディジタ
ルFIRフィルタ13の出力である。
【0029】図1において、磁気ディスクや光ディスク
などの記録媒体から読み取られたアナログ再生信号10
はLPF11を介してADC12に入力され、識別用ク
ロック30に従ってサンプリングされてディジタル信号
に変換される。識別用クロック30の初期引き込み時に
は、アナログ再生信号10として単一周波数faのクロ
ック位相初期引き込み用信号が入力される。このクロッ
ク位相初期引き込み用信号の波形を図2(a)に示す。
LPF11は帯域制限用であり、そのカットオフ周波数
は再生信号10のデータ周波数fdのほぼ1/2にとら
れる。従って、データ周波数fdの1/4の周波数fa
であるクロック位相初期引き込み用信号は、LPF11
によって影響を受けない。
などの記録媒体から読み取られたアナログ再生信号10
はLPF11を介してADC12に入力され、識別用ク
ロック30に従ってサンプリングされてディジタル信号
に変換される。識別用クロック30の初期引き込み時に
は、アナログ再生信号10として単一周波数faのクロ
ック位相初期引き込み用信号が入力される。このクロッ
ク位相初期引き込み用信号の波形を図2(a)に示す。
LPF11は帯域制限用であり、そのカットオフ周波数
は再生信号10のデータ周波数fdのほぼ1/2にとら
れる。従って、データ周波数fdの1/4の周波数fa
であるクロック位相初期引き込み用信号は、LPF11
によって影響を受けない。
【0030】ADC12によってディジタル信号に変換
された再生信号は、さらに波形等化器であるディジタル
FIRフィルタ13によって等化された後、データ識別
回路14に入力される。データ識別回路14は、識別用
クロック30に従ってディジタルFIRフィルタ13の
出力信号についてデータ識別を行い、再生データ15を
出力する。
された再生信号は、さらに波形等化器であるディジタル
FIRフィルタ13によって等化された後、データ識別
回路14に入力される。データ識別回路14は、識別用
クロック30に従ってディジタルFIRフィルタ13の
出力信号についてデータ識別を行い、再生データ15を
出力する。
【0031】ディジタルFIRフィルタ13は、再生信
号10のクロック位相初期引き込み用信号に続くデータ
信号の波形が所望の波形となるように等化するためのも
のである。図2(a)に示したように、クロック位相初
期引き込み用信号は単一周波数faであるため、ディジ
タルFIRフィルタ13は周波数faにおいてある遅延
時間τeを持つ遅延器となる。この遅延時間τeは、デ
ータ信号部分の再生信号波形と、これをディジタルFI
Rフィルタ13によって波形等化したときの所望の等化
信号波形によって異なってくる。
号10のクロック位相初期引き込み用信号に続くデータ
信号の波形が所望の波形となるように等化するためのも
のである。図2(a)に示したように、クロック位相初
期引き込み用信号は単一周波数faであるため、ディジ
タルFIRフィルタ13は周波数faにおいてある遅延
時間τeを持つ遅延器となる。この遅延時間τeは、デ
ータ信号部分の再生信号波形と、これをディジタルFI
Rフィルタ13によって波形等化したときの所望の等化
信号波形によって異なってくる。
【0032】また、クロック位相初期引き込み用信号上
での正規データ識別点は、信号振幅の絶対値が全て等し
くなる時間軸上の点である。言い換えれば、識別用クロ
ック30は図2(c)に示すようにディジタルFIRフ
ィルタ13の出力データの絶対値が全てAとなる時間軸
上の点に最終的に位相同期する。図2は、ディジタルF
IRフィルタ13の出力データ(データ識別回路14の
入力データ)から生成される位相誤差信号を用いて識別
用クロック30を正規データ識別点に位相同期させてい
る場合の各信号の時間的位相関係を示している。図2
(b)のADC12の出力のサンプリングデータは、図
2(a)のクロック位相初期引き込み用信号よりADC
12のサンプリング遅れ時間τsだけ遅れたデータとな
り、ディジタルFIRフィルタ13からはさらに遅延時
間τeだけ遅れた図2(c)に示すデータとして出力さ
れる。
での正規データ識別点は、信号振幅の絶対値が全て等し
くなる時間軸上の点である。言い換えれば、識別用クロ
ック30は図2(c)に示すようにディジタルFIRフ
ィルタ13の出力データの絶対値が全てAとなる時間軸
上の点に最終的に位相同期する。図2は、ディジタルF
IRフィルタ13の出力データ(データ識別回路14の
入力データ)から生成される位相誤差信号を用いて識別
用クロック30を正規データ識別点に位相同期させてい
る場合の各信号の時間的位相関係を示している。図2
(b)のADC12の出力のサンプリングデータは、図
2(a)のクロック位相初期引き込み用信号よりADC
12のサンプリング遅れ時間τsだけ遅れたデータとな
り、ディジタルFIRフィルタ13からはさらに遅延時
間τeだけ遅れた図2(c)に示すデータとして出力さ
れる。
【0033】次に、識別用クロック30を正規データ識
別点に位相同期させる過程について説明する。まず、デ
ィジタル位相誤差検出回路16において識別用クロック
30と正規データ識別点の時間的ずれである位相誤差
(クロック位相誤差)が検出され、この位相誤差を示す
第1の位相誤差信号Edn(τd)がディジタル/アナロ
グ変換器(DAC)17を介して出力される。ディジタ
ル位相誤差検出回路16では、(1)式に示す処理アル
ゴリズムによって、ディジタルFIRフィルタ13の出
力の振幅データから上記のクロック位相誤差に比例した
第1の位相誤差信号Edn(τd)が生成される。
別点に位相同期させる過程について説明する。まず、デ
ィジタル位相誤差検出回路16において識別用クロック
30と正規データ識別点の時間的ずれである位相誤差
(クロック位相誤差)が検出され、この位相誤差を示す
第1の位相誤差信号Edn(τd)がディジタル/アナロ
グ変換器(DAC)17を介して出力される。ディジタ
ル位相誤差検出回路16では、(1)式に示す処理アル
ゴリズムによって、ディジタルFIRフィルタ13の出
力の振幅データから上記のクロック位相誤差に比例した
第1の位相誤差信号Edn(τd)が生成される。
【0034】 Edn(τd)=−yn-1 ×Xn +Yn ×Xn-1 …(1) ここで、Yn は識別用クロック30のある時点nにおけ
るデータである。またXn はYn から(2)式の判定条
件によって求められるディジタルFIRフィルタ13の
出力の信号振幅の判定データであり、dは任意の正の値
である。
るデータである。またXn はYn から(2)式の判定条
件によって求められるディジタルFIRフィルタ13の
出力の信号振幅の判定データであり、dは任意の正の値
である。
【0035】 Xn =+d, Yn >(+A/2)の場合 Xn =0, (−A/2)≦Yn ≦(+A/2)の場合 Xn =−d, Yn <(−A/2)の場合 …(2) なお、(1)式によって求められる第1の位相誤差信号
Edn(τd)は、正規データ識別点と識別用クロック3
0との位相誤差τが−π<τ<πの範囲にあるとき、す
なわち、正規データ識別点とクロックの時間的ずれΔT
が−Td/2+nTd<ΔT<Td/2+nTd(n:
整数)であるとき線形な信号となる。
Edn(τd)は、正規データ識別点と識別用クロック3
0との位相誤差τが−π<τ<πの範囲にあるとき、す
なわち、正規データ識別点とクロックの時間的ずれΔT
が−Td/2+nTd<ΔT<Td/2+nTd(n:
整数)であるとき線形な信号となる。
【0036】図3に、ディジタルクロック位相誤差検出
回路16の具体的な構成例を示す。ディジタルクロック
位相誤差検出回路16にはFIRディジタルフィルタ1
3から出力されるディジタルデータが入力され、識別用
クロック30の1クロック前の時点n−1におけるデー
タYn-1 がフリップフロップ33によって、また信号振
幅の判定データXn-1 がフリップフロップ34によって
それぞれ生成される。そして、(1)式に示した乗算お
よび減算がディジタル乗算器35,36およびディジタ
ル減算器37で行われることにより第1の位相誤差信号
Edn(τd)が生成され、また(2)式で示した信号振
幅の判定がディジタル判定器32で行われる。
回路16の具体的な構成例を示す。ディジタルクロック
位相誤差検出回路16にはFIRディジタルフィルタ1
3から出力されるディジタルデータが入力され、識別用
クロック30の1クロック前の時点n−1におけるデー
タYn-1 がフリップフロップ33によって、また信号振
幅の判定データXn-1 がフリップフロップ34によって
それぞれ生成される。そして、(1)式に示した乗算お
よび減算がディジタル乗算器35,36およびディジタ
ル減算器37で行われることにより第1の位相誤差信号
Edn(τd)が生成され、また(2)式で示した信号振
幅の判定がディジタル判定器32で行われる。
【0037】一方、位相変動検出回路19においては、
正規データ識別点と識別用クロック30の位相誤差の高
周波成分、すなわち変動成分が検出される。この位相変
動検出回路19では、正規データ識別点に対する識別用
クロック30の位相変動成分が検出されれば良く、所望
の信号波形に最適等化されたディジタルFIRフィルタ
13の出力データのような遅延を持つデータを入力する
必要はない。そこで、位相変動検出回路19には入力と
してADC12の入力端のクロック位相初期引き込み用
信号が与えられ、この信号から位相変動成分が求められ
る。
正規データ識別点と識別用クロック30の位相誤差の高
周波成分、すなわち変動成分が検出される。この位相変
動検出回路19では、正規データ識別点に対する識別用
クロック30の位相変動成分が検出されれば良く、所望
の信号波形に最適等化されたディジタルFIRフィルタ
13の出力データのような遅延を持つデータを入力する
必要はない。そこで、位相変動検出回路19には入力と
してADC12の入力端のクロック位相初期引き込み用
信号が与えられ、この信号から位相変動成分が求められ
る。
【0038】位相変動検出回路19に入力されたクロッ
ク位相初期引き込み用信号は、サンプル/ホールド回路
20によってサンプリングされた後、アナログクロック
位相誤差検出回路21に入力され、ここで(1)式と同
様な処理アルゴリズムによって第2の位相誤差信号Ean
(τa)が生成される。但し、この第2の位相誤差信号
Ean(τa)は正規データ識別点と識別用クロック30
の位相誤差を正確に反映したものではなく、低周波成分
のオフセットを持った位相誤差信号である。
ク位相初期引き込み用信号は、サンプル/ホールド回路
20によってサンプリングされた後、アナログクロック
位相誤差検出回路21に入力され、ここで(1)式と同
様な処理アルゴリズムによって第2の位相誤差信号Ean
(τa)が生成される。但し、この第2の位相誤差信号
Ean(τa)は正規データ識別点と識別用クロック30
の位相誤差を正確に反映したものではなく、低周波成分
のオフセットを持った位相誤差信号である。
【0039】すなわち、第2の位相誤差信号Ean(τ
a)はディジタルFIRフィルタ13によって波形等化
される前のクロック位相初期引き込み用信号の信号振幅
から生成されるため、ディジタルFIRフィルタ13に
より波形等化した後のデータの信号振幅から生成される
第1の位相誤差信号Edn(τd)と異なり、ディジタル
FIRフィルタ13の入出力の信号振幅差に起因する定
常的な低周波成分をオフセットとして持つ。このオフセ
ットは、正規データ識別点と識別用クロック30との位
相誤差に依存しない成分であり、このようなオフセット
を含んだ第2の位相誤差信号Ean(τa)をそのまま識
別用クロック30の位相同期に用いると、正しく位相同
期を行うことができない。このオフセットを除去するた
め、アナログクロック位相誤差検出回路21で生成され
た第2の位相誤差信号Ean(τa)は、低域遮断フィル
タ22に入力されてオフセット成分である低周波成分が
遮断され、位相誤差の変動成分である高周波成分のみが
抽出される。
a)はディジタルFIRフィルタ13によって波形等化
される前のクロック位相初期引き込み用信号の信号振幅
から生成されるため、ディジタルFIRフィルタ13に
より波形等化した後のデータの信号振幅から生成される
第1の位相誤差信号Edn(τd)と異なり、ディジタル
FIRフィルタ13の入出力の信号振幅差に起因する定
常的な低周波成分をオフセットとして持つ。このオフセ
ットは、正規データ識別点と識別用クロック30との位
相誤差に依存しない成分であり、このようなオフセット
を含んだ第2の位相誤差信号Ean(τa)をそのまま識
別用クロック30の位相同期に用いると、正しく位相同
期を行うことができない。このオフセットを除去するた
め、アナログクロック位相誤差検出回路21で生成され
た第2の位相誤差信号Ean(τa)は、低域遮断フィル
タ22に入力されてオフセット成分である低周波成分が
遮断され、位相誤差の変動成分である高周波成分のみが
抽出される。
【0040】図4に、アナログクロック位相誤差検出回
路21の具体的な構成を示す。アナログクロック位相誤
差検出回路21への入力は、位相変動検出用クロック2
4のある時点nでサンプル/ホールド回路20によって
サンプリングされた信号Ynであり、この信号Yn から
(2)式と同様な判定式によって、信号振幅の判定値X
n がアナログ判定器42で作られる。また、サンプル/
ホールド回路43によって位相変動検出用クロック24
の1クロック前の時点n−1の信号が作られ、サンプル
/ホールド回路44によって同様に1クロック前の判定
値が作られる。そして、(1)式と同様の乗算および減
算がアナログ乗算器45,46およびアナログ減算器4
7によって行われ、第2の位相誤差信号Ean(τa)が
生成される。
路21の具体的な構成を示す。アナログクロック位相誤
差検出回路21への入力は、位相変動検出用クロック2
4のある時点nでサンプル/ホールド回路20によって
サンプリングされた信号Ynであり、この信号Yn から
(2)式と同様な判定式によって、信号振幅の判定値X
n がアナログ判定器42で作られる。また、サンプル/
ホールド回路43によって位相変動検出用クロック24
の1クロック前の時点n−1の信号が作られ、サンプル
/ホールド回路44によって同様に1クロック前の判定
値が作られる。そして、(1)式と同様の乗算および減
算がアナログ乗算器45,46およびアナログ減算器4
7によって行われ、第2の位相誤差信号Ean(τa)が
生成される。
【0041】なお、位相変動検出回路19で使用される
位相変動検出用クロック24は、識別用クロック30を
遅延器23で遅延することによって生成される。遅延器
23の遅延量τgは、位相変動検出用クロック24と位
相変動検出回路19への入力であるクロック位相初期引
き込み用信号とから得られる位相誤差信号がその信号の
線形範囲の中心で振れるように決められる。従って、遅
延量τgの可変範囲は0≦τg≦Tdで良い。
位相変動検出用クロック24は、識別用クロック30を
遅延器23で遅延することによって生成される。遅延器
23の遅延量τgは、位相変動検出用クロック24と位
相変動検出回路19への入力であるクロック位相初期引
き込み用信号とから得られる位相誤差信号がその信号の
線形範囲の中心で振れるように決められる。従って、遅
延量τgの可変範囲は0≦τg≦Tdで良い。
【0042】こうしてアナログクロック位相誤差検出回
路21から出力される第2の位相誤差信号Ean(τa)
を低域遮断フィルタ22に通して得られる位相変動検出
回路19の出力信号は加算器25に入力され、第1の位
相誤差信号EdnをDAC17によりアナログ信号に変換
しさらに高域遮断フィルタ18に通して得られる信号と
合成される。ここで、高域遮断フィルタ18のカットオ
フ周波数は、低域遮断フィルタ22のカットオフ周波数
とほぼ同様に設定される。加算器25から出力される合
成信号は、ループフィルタ26およびスイッチ28を介
してVCO29に制御信号として供給される。以上のよ
うなフィードバックループからなる位相同期ループ(P
LL)によって、VCO29から出力される識別用クロ
ック30は正規データ識別点に同期するよう制御され
る。
路21から出力される第2の位相誤差信号Ean(τa)
を低域遮断フィルタ22に通して得られる位相変動検出
回路19の出力信号は加算器25に入力され、第1の位
相誤差信号EdnをDAC17によりアナログ信号に変換
しさらに高域遮断フィルタ18に通して得られる信号と
合成される。ここで、高域遮断フィルタ18のカットオ
フ周波数は、低域遮断フィルタ22のカットオフ周波数
とほぼ同様に設定される。加算器25から出力される合
成信号は、ループフィルタ26およびスイッチ28を介
してVCO29に制御信号として供給される。以上のよ
うなフィードバックループからなる位相同期ループ(P
LL)によって、VCO29から出力される識別用クロ
ック30は正規データ識別点に同期するよう制御され
る。
【0043】一般に、ある一定の遅延に対する位相遅れ
は、周波数が高くなるほど大きくなる。従って、ディジ
タルFIRフィルタ13の出力データから生成される第
1の位相誤差信号は、高周波成分ほど遅延による位相遅
れが大きいため、これをそのままデータ識別用クロック
30を正規データ識別点に同期させるための位相誤差信
号として用いると、位相同期ループのループゲインを高
くとれず、識別用クロック30の初期引き込み時間を短
くできないという前述した問題が生じる。
は、周波数が高くなるほど大きくなる。従って、ディジ
タルFIRフィルタ13の出力データから生成される第
1の位相誤差信号は、高周波成分ほど遅延による位相遅
れが大きいため、これをそのままデータ識別用クロック
30を正規データ識別点に同期させるための位相誤差信
号として用いると、位相同期ループのループゲインを高
くとれず、識別用クロック30の初期引き込み時間を短
くできないという前述した問題が生じる。
【0044】そこで、本実施形態ではデータ識別用クロ
ック30を正規データ識別点に同期させるための位相誤
差信号の高周波成分として、検出遅延の小さい位相変動
検出回路19から得られる信号を使用する。また、この
高周波成分が加算器25において打ち消されないよう
に、ディジタルFIRフィルタ13の出力データからデ
ィジタルクロック位相誤差検出回路16により得られる
第1の位相誤差信号の高周波成分を高域遮断フィルタ1
8によりカットしておく。
ック30を正規データ識別点に同期させるための位相誤
差信号の高周波成分として、検出遅延の小さい位相変動
検出回路19から得られる信号を使用する。また、この
高周波成分が加算器25において打ち消されないよう
に、ディジタルFIRフィルタ13の出力データからデ
ィジタルクロック位相誤差検出回路16により得られる
第1の位相誤差信号の高周波成分を高域遮断フィルタ1
8によりカットしておく。
【0045】このようにして加算器25から出力される
合成信号を識別用クロック30を正規データ識別点に位
相同期させるための最終的な位相誤差信号として用いる
ことで、位相同期ループのゲインクロス周波数での位相
余裕は増大し、より高いループゲインが確保できるよう
になるため、識別用クロック30の位相の初期引込み時
間、いわゆるセトリング時間を短くすることができる。
合成信号を識別用クロック30を正規データ識別点に位
相同期させるための最終的な位相誤差信号として用いる
ことで、位相同期ループのゲインクロス周波数での位相
余裕は増大し、より高いループゲインが確保できるよう
になるため、識別用クロック30の位相の初期引込み時
間、いわゆるセトリング時間を短くすることができる。
【0046】また、このように識別用クロック30の位
相の初期引き込みを高速化できるため、クロック位相初
期引き込み用信号の時間長が短くて済む。さらに、磁気
ディスク装置や光ディスク装置では、クロック位相初期
引き込み用信号として単一周波数信号を記録しておく
が、クロック位相初期引き込み用信号の記録領域を短く
することができるので、この領域の減少分だけ本来のデ
ータ記録領域が広がり、より多くのデータを記録できる
ようになる。
相の初期引き込みを高速化できるため、クロック位相初
期引き込み用信号の時間長が短くて済む。さらに、磁気
ディスク装置や光ディスク装置では、クロック位相初期
引き込み用信号として単一周波数信号を記録しておく
が、クロック位相初期引き込み用信号の記録領域を短く
することができるので、この領域の減少分だけ本来のデ
ータ記録領域が広がり、より多くのデータを記録できる
ようになる。
【0047】次に、上記のように識別用クロック30の
位相の初期引き込みが終了し、識別用クロック30が正
規データ識別点に正しく位相同期したならば、もはや位
相変動検出回路19の出力信号を用いる必要はない。そ
こで、この初期引き込み終了時にはスイッチ28が切り
替えられ、ディジタルFIRフィルタ13の出力データ
から生成される第1の位相誤差信号のみを用いて位相同
期状態が維持される。この場合、位相同期ループ内のル
ープフィルタは、加算器25の出力に接続されたループ
フィルタ26からDAC17の出力に接続されたループ
フィルタ27に切り替えられる。ループフィルタ27
は、ループフィルタ26に比較してループゲインは低く
抑えるような特性に設定されており、これにより十分な
位相余裕が確保されるため、安定した位相同期状態が得
られることになる。
位相の初期引き込みが終了し、識別用クロック30が正
規データ識別点に正しく位相同期したならば、もはや位
相変動検出回路19の出力信号を用いる必要はない。そ
こで、この初期引き込み終了時にはスイッチ28が切り
替えられ、ディジタルFIRフィルタ13の出力データ
から生成される第1の位相誤差信号のみを用いて位相同
期状態が維持される。この場合、位相同期ループ内のル
ープフィルタは、加算器25の出力に接続されたループ
フィルタ26からDAC17の出力に接続されたループ
フィルタ27に切り替えられる。ループフィルタ27
は、ループフィルタ26に比較してループゲインは低く
抑えるような特性に設定されており、これにより十分な
位相余裕が確保されるため、安定した位相同期状態が得
られることになる。
【0048】次に、図5〜図7を用いて本発明の他の実
施形態について説明する。なお、以後の実施形態は全て
位相変動検出回路の他の構成について示したものであ
り、図1と同一部分に同一符号を付して相違点のみを説
明する。
施形態について説明する。なお、以後の実施形態は全て
位相変動検出回路の他の構成について示したものであ
り、図1と同一部分に同一符号を付して相違点のみを説
明する。
【0049】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路50は、ADC51、
ディジタルクロック位相誤差検出回路52、DAC5
3、低域遮断フィルタ54および遅延器55により構成
される。
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路50は、ADC51、
ディジタルクロック位相誤差検出回路52、DAC5
3、低域遮断フィルタ54および遅延器55により構成
される。
【0050】ADC12の入力端におけるクロック位相
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路50におい
て、まずADC51によってサンプリングされディジタ
ル信号に変換された後、ディジタルクロック位相誤差検
出回路52に入力され、第2の位相誤差信号が生成され
る。このディジタルクロック位相誤差検出回路52の構
成は、ディジタルFIRフィルタ13の出力から位相誤
差を検出するためのディジタルクロック位相誤差検出回
路16と同じである。
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路50におい
て、まずADC51によってサンプリングされディジタ
ル信号に変換された後、ディジタルクロック位相誤差検
出回路52に入力され、第2の位相誤差信号が生成され
る。このディジタルクロック位相誤差検出回路52の構
成は、ディジタルFIRフィルタ13の出力から位相誤
差を検出するためのディジタルクロック位相誤差検出回
路16と同じである。
【0051】ディジタルクロック位相誤差検出回路52
から出力される第2の位相誤差信号は、DAC53によ
りアナログ信号に戻された後、低域遮断フィルタ54に
入力され、オフセットを除去した高周波成分の位相変動
信号が求められる。位相変動検出用クロック56は、デ
ィジタルクロック位相誤差検出回路52で生成される第
2の位相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れる
ように、識別用クロック30を遅延器55で遅延するこ
とによって生成される。
から出力される第2の位相誤差信号は、DAC53によ
りアナログ信号に戻された後、低域遮断フィルタ54に
入力され、オフセットを除去した高周波成分の位相変動
信号が求められる。位相変動検出用クロック56は、デ
ィジタルクロック位相誤差検出回路52で生成される第
2の位相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れる
ように、識別用クロック30を遅延器55で遅延するこ
とによって生成される。
【0052】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路60は、ピーク検出回
路61、位相比較器62、低域遮断フィルタ63、分周
器64および遅延器65により構成される。
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路60は、ピーク検出回
路61、位相比較器62、低域遮断フィルタ63、分周
器64および遅延器65により構成される。
【0053】ADC12の入力端におけるクロック位相
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路60におい
て、まずピーク検出回路61に入力され、信号ピークに
対応したパルスが発生される。
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路60におい
て、まずピーク検出回路61に入力され、信号ピークに
対応したパルスが発生される。
【0054】データ周期Tdに対して4Tdの周期を持
つクロック位相初期引き込み用信号から得られるピーク
パルスの周期は、2Tdである。そこで、位相変動検出
用クロック66には、識別用クロック30を分周器64
によって2分周したクロックが用いられる。位相比較器
62において高周波の位相変動検出用クロック66とピ
ーク検出回路61からのピークパルスが比較されること
により第2の位相誤差信号が生成され、低域遮断フィル
タ63を介して位相変動成分が抽出される。
つクロック位相初期引き込み用信号から得られるピーク
パルスの周期は、2Tdである。そこで、位相変動検出
用クロック66には、識別用クロック30を分周器64
によって2分周したクロックが用いられる。位相比較器
62において高周波の位相変動検出用クロック66とピ
ーク検出回路61からのピークパルスが比較されること
により第2の位相誤差信号が生成され、低域遮断フィル
タ63を介して位相変動成分が抽出される。
【0055】第2の実施形態と同様に、位相変動検出用
クロック66は、位相比較器62で生成される第2の位
相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れるよう
に、分周器64で分周した後の識別用クロックを遅延器
65で遅延することによって生成される。
クロック66は、位相比較器62で生成される第2の位
相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れるよう
に、分周器64で分周した後の識別用クロックを遅延器
65で遅延することによって生成される。
【0056】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路70は、零クロス検出
回路71、位相比較器62、低域遮断フィルタ73、分
周器74および遅延器75により構成される。
の実施形態に係るデータ再生装置の構成図である。本実
施形態における位相変動検出回路70は、零クロス検出
回路71、位相比較器62、低域遮断フィルタ73、分
周器74および遅延器75により構成される。
【0057】ADC12の入力端におけるクロック位相
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路60におい
て、まず零クロス検出回路71によって零クロスに対応
したパルスが発生される。
初期引き込み用信号は、位相変動検出回路60におい
て、まず零クロス検出回路71によって零クロスに対応
したパルスが発生される。
【0058】データ周期Tdに対して4Tdの周期を持
つクロック位相初期引き込み用信号から得られる零クロ
スパルスの周期は、図6におけるピーク検出器61で検
出されるピークパルスと同様に2Tdである。そこで、
位相変動検出用クロック76には、識別用クロック30
を分周器74によって2分周したクロックが用いられ
る。位相比較器72において位相変動検出用クロック7
6と零クロス検出回路71からの零クロスパルスが比較
されることにより第2の位相誤差信号が生成され、低域
遮断フィルタ63を介して高周波の位相変動成分が抽出
される。
つクロック位相初期引き込み用信号から得られる零クロ
スパルスの周期は、図6におけるピーク検出器61で検
出されるピークパルスと同様に2Tdである。そこで、
位相変動検出用クロック76には、識別用クロック30
を分周器74によって2分周したクロックが用いられ
る。位相比較器72において位相変動検出用クロック7
6と零クロス検出回路71からの零クロスパルスが比較
されることにより第2の位相誤差信号が生成され、低域
遮断フィルタ63を介して高周波の位相変動成分が抽出
される。
【0059】第2、第3の実施形態と同様に、位相変動
検出用クロック76は、位相比較器72で生成される第
2の位相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れる
ように、分周器74で分周した後の識別用クロックを遅
延器75で遅延することによって生成される。
検出用クロック76は、位相比較器72で生成される第
2の位相誤差信号がその信号の線形範囲の中心で振れる
ように、分周器74で分周した後の識別用クロックを遅
延器75で遅延することによって生成される。
【0060】なお、図5、図6、図7における低域遮断
フィルタ54,63,73のカットオフ周波数は、いず
れも高域遮断フィルタ18のカットオフ周波数とほぼ同
じに設定される。
フィルタ54,63,73のカットオフ周波数は、いず
れも高域遮断フィルタ18のカットオフ周波数とほぼ同
じに設定される。
【0061】また、上述した実施形態では第1の位相誤
差信号のDC成分を含む低周波成分の信号と、第2の位
相誤差信号の低周波成分(オフセット)を遮断した信号
との合成信号を用いて識別用クロック位相の初期引き込
み動作を行ったが、第2の位相誤差信号のオフセットを
検出してオフセットを第2の位相誤差信号から除去した
信号を用いて初期引き込み動作を行うようにしてもよ
い。磁気ディスクや光ディスクの場合、第2の位相誤差
信号のオフセットはトラック位置によって値が異なるた
め、オフセット値を検出して第2の位相誤差信号から差
し引くか、または各トラック位置に対応したオフセット
値をメモリに記憶させておき、再生時にヘッドが位置す
るトラック位置に応じたオフセット値を読み出し、これ
を第2の位相誤差信号から差し引くようにすればよい。
差信号のDC成分を含む低周波成分の信号と、第2の位
相誤差信号の低周波成分(オフセット)を遮断した信号
との合成信号を用いて識別用クロック位相の初期引き込
み動作を行ったが、第2の位相誤差信号のオフセットを
検出してオフセットを第2の位相誤差信号から除去した
信号を用いて初期引き込み動作を行うようにしてもよ
い。磁気ディスクや光ディスクの場合、第2の位相誤差
信号のオフセットはトラック位置によって値が異なるた
め、オフセット値を検出して第2の位相誤差信号から差
し引くか、または各トラック位置に対応したオフセット
値をメモリに記憶させておき、再生時にヘッドが位置す
るトラック位置に応じたオフセット値を読み出し、これ
を第2の位相誤差信号から差し引くようにすればよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば波
形等化後の再生信号から生成される第1の位相誤差信号
のDC成分を含む低周波成分と、波形等化前の再生信号
から生成される再生信号の高周波成分の信号を併用して
識別用クロックの正規データ識別点への初期引き込み動
作を高速かつ正確に行うことができる。
形等化後の再生信号から生成される第1の位相誤差信号
のDC成分を含む低周波成分と、波形等化前の再生信号
から生成される再生信号の高周波成分の信号を併用して
識別用クロックの正規データ識別点への初期引き込み動
作を高速かつ正確に行うことができる。
【0063】また、本発明によると副次的な効果とし
て、磁気ディスクや光ディスクなどの記録媒体上の識別
用クロックの初期引き込み用信号の記録領域が短くて済
み、本来のデータ記録領域が広がるため、記録媒体の記
憶容量をより上げることが可能となる。
て、磁気ディスクや光ディスクなどの記録媒体上の識別
用クロックの初期引き込み用信号の記録領域が短くて済
み、本来のデータ記録領域が広がるため、記録媒体の記
憶容量をより上げることが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータ再生装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図2】図1におけるアナログ/ディジタル変換器およ
びディジタルFIRフィルタの入出力点でのクロック位
相初期引き込み用信号の時間的位相関係を示す波形図
びディジタルFIRフィルタの入出力点でのクロック位
相初期引き込み用信号の時間的位相関係を示す波形図
【図3】図1におけるディジタルクロック位相誤差検出
回路の構成を示すブロック図
回路の構成を示すブロック図
【図4】図1におけるアナログクロック位相誤差検出回
路の構成を示すブロック図
路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施形態に係るデータ再生装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施形態に係るデータ再生装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施形態に係るデータ再生装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図8】従来のデータ再生装置の構成を示すブロック図
10…アナログ再生信号 11…帯域制限用ローパスフィルタ 12…アナログ/ディジタル変換器 13…波形等化用ディジタルFIRフィルタ 14…データ識別回路 15…再生データ 16…ディジタル位相誤差検出回路 17…ディジタル/アナログ変換器 18…高域遮断フィルタ 19…位相変動検出回路 20…サンプル/ホール回路 21…アナログ位相誤差検出回路 22…低域遮断フィルタ 23…遅延器 24…位相変動検出用クロック 25…加算器 26…ループフィルタ 27…ループフィルタ 28…スイッチ 29…電圧制御発振器 30…識別用クロック 50…位相変動検出回路 51…アナログ/ディジタル変換器 52…ディジタル位相誤差検出回路 53…アナログ/ディジタル変換器 54…低域遮断フィルタ 55…遅延器 56…位相変動検出用クロック 60…位相変動検出回路 61…ピーク検出回路 62…位相比較器 63…低域遮断フィルタ 64…分周器 65…遅延器 66…位相変動検出用クロック 70…位相変動検出回路 71…零クロス検出回路 72…位相比較器 73…低域遮断フィルタ 74…分周器 75…遅延器 76…位相変動検出用クロック
Claims (4)
- 【請求項1】記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置において該識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる方法であって、 波形等化後の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して生成された第1の位
相誤差信号のDC成分を含む低周波成分の信号と、波形
等化前の再生信号から正規データ識別点と前記識別用ク
ロックとの位相誤差を検出して生成された第2の位相誤
差信号から低周波成分を遮断した信号を併用して前記識
別用クロックを正規データ識別点に位相同期させる制御
を行うことを特徴とするデータ識別装置における識別用
クロックの同期方法。 - 【請求項2】記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置において該識別用クロッ
クを正規データ識別点に位相同期させる方法であって、 波形等化後の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して生成された第1の位
相誤差信号のDC成分を含む低周波成分の信号と、波形
等化前の再生信号から正規データ識別点と前記識別用ク
ロックとの位相誤差を検出して生成された第2の位相誤
差信号から低周波成分を遮断した信号を併用して前記識
別用クロックを正規データ識別点に位相同期させる第1
の制御を行った後、前記第1の位相誤差信号のみを用い
て前記識別用クロックを正規データ識別点に位相同期さ
せる第2の制御を行うことを特徴とするデータ識別装置
における識別用クロックの同期方法。 - 【請求項3】記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置において、 波形等化後の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して第1の位相誤差信号
を出力する第1の位相誤差検出手段と、 前記第1の位相誤差信号の高周波成分を遮断する高周波
成分遮断手段と、 波形等化前の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して第2の位相誤差信号
を出力する第2の位相誤差検出手段と、 前記第2の位相誤差信号の低周波成分を遮断する低周波
成分遮断手段と、 前記高周波成分遮断手段および低周波成分遮断手段の出
力信号を合成する合成手段と、 この合成手段の出力信号を用いて前記識別用クロックを
前記正規データ識別点に位相同期させる制御を行う制御
手段とを有することを特徴とするデータ再生装置。 - 【請求項4】記録媒体から得られる再生信号を波形等化
した後、識別用クロックにより該再生信号のデータを識
別して再生するデータ再生装置において、 波形等化後の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して第1の位相誤差信号
を出力する第1の位相誤差検出手段と、 前記第1の位相誤差信号の高周波成分を遮断する高周波
成分遮断手段と、 波形等化前の再生信号から正規データ識別点と前記識別
用クロックとの位相誤差を検出して第2の位相誤差信号
を出力する第2の位相誤差検出手段と、 前記第2の位相誤差信号の低周波成分を遮断する低周波
成分遮断手段と、 前記高周波成分遮断手段および低周波成分遮断手段の出
力信号を合成する合成手段と、 この合成手段の出力信号を用いて前記識別用クロックを
前記正規データ識別点に位相同期させる制御を行う第1
の制御手段と、 この第1の制御手段により前記識別用クロックを前記正
規データ識別点に位相同期させた後に前記第1の位相誤
差信号を用いて該識別用クロックを前記正規データ識別
点に位相同期させる制御を行う第2の制御手段とを有す
ることを特徴とするデータ再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21359895A JPH0963206A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ再生装置における識別用クロックの同期方法およびデータ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21359895A JPH0963206A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ再生装置における識別用クロックの同期方法およびデータ再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963206A true JPH0963206A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16641847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21359895A Pending JPH0963206A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ再生装置における識別用クロックの同期方法およびデータ再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963206A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6873668B2 (en) | 2000-07-06 | 2005-03-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Clock recovery circuit |
| KR100528878B1 (ko) * | 2004-02-16 | 2005-11-16 | 삼성전자주식회사 | 데이터 저장을 위한 고속 혼성 아날로그/디지털 prml데이터 검출 및 클럭 복원 장치 |
| US7443905B1 (en) * | 2004-03-19 | 2008-10-28 | National Semiconductor Corporation | Apparatus and method for spread spectrum clock generator with accumulator |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21359895A patent/JPH0963206A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6873668B2 (en) | 2000-07-06 | 2005-03-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Clock recovery circuit |
| KR100528878B1 (ko) * | 2004-02-16 | 2005-11-16 | 삼성전자주식회사 | 데이터 저장을 위한 고속 혼성 아날로그/디지털 prml데이터 검출 및 클럭 복원 장치 |
| US7443905B1 (en) * | 2004-03-19 | 2008-10-28 | National Semiconductor Corporation | Apparatus and method for spread spectrum clock generator with accumulator |
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