JPH094695A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
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- JPH094695A JPH094695A JP15033495A JP15033495A JPH094695A JP H094695 A JPH094695 A JP H094695A JP 15033495 A JP15033495 A JP 15033495A JP 15033495 A JP15033495 A JP 15033495A JP H094695 A JPH094695 A JP H094695A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チェックバルブの構造を簡単にし、部品点数
と加工工数とコストとを大幅に低減する。 【構成】 エンジンにより回転駆動されるデフケ−ス3
内に配置された差動機構47と、その差動制限用クラッ
チ51と、差動回転を受けて駆動されるオイルポンプ5
5と、ポンプ55のオイル圧を受けてクラッチ51を締
結する油圧アクチュエ−タ53と、ポンプ55の回転方
向変化に伴って交互に吸入孔と吐出孔になるオイルポ−
ト81、83と、ポンプ55の一側と他側への回転を受
けて各側へ移動し、開放側のオイルポ−トを開放してア
クチュエ−タ53に油圧を供給し、閉塞側のオイルポ−
トを閉塞して圧洩れを防止するバルブ部材73、75
と、各バルブ部材73、75を所定の位置に位置決めす
るストッパ機構とを備えた。
と加工工数とコストとを大幅に低減する。 【構成】 エンジンにより回転駆動されるデフケ−ス3
内に配置された差動機構47と、その差動制限用クラッ
チ51と、差動回転を受けて駆動されるオイルポンプ5
5と、ポンプ55のオイル圧を受けてクラッチ51を締
結する油圧アクチュエ−タ53と、ポンプ55の回転方
向変化に伴って交互に吸入孔と吐出孔になるオイルポ−
ト81、83と、ポンプ55の一側と他側への回転を受
けて各側へ移動し、開放側のオイルポ−トを開放してア
クチュエ−タ53に油圧を供給し、閉塞側のオイルポ−
トを閉塞して圧洩れを防止するバルブ部材73、75
と、各バルブ部材73、75を所定の位置に位置決めす
るストッパ機構とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に用いられるデ
ファレンシャル装置に関する。
ファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−253530号公報に図1
3のようなトランスファ−装置201が記載されてい
る。
3のようなトランスファ−装置201が記載されてい
る。
【0003】このトランスファ−装置201において、
入力軸203から入力したエンジンの駆動力は第1出力
軸205から後輪側に伝達され、入力軸203に連結さ
れた回転ケ−ス207から多板クラッチ209と第2出
力軸211とチェ−ン伝動装置213とを介して前輪側
に伝達される。
入力軸203から入力したエンジンの駆動力は第1出力
軸205から後輪側に伝達され、入力軸203に連結さ
れた回転ケ−ス207から多板クラッチ209と第2出
力軸211とチェ−ン伝動装置213とを介して前輪側
に伝達される。
【0004】多板クラッチ209はオイルポンプ215
から油圧を供給される油圧アクチュエ−タ217によっ
て締結される。このオイルポンプ215は第2出力軸2
11(前輪側)と回転ケ−ス207(後輪側)との差動
回転を受けて駆動される。
から油圧を供給される油圧アクチュエ−タ217によっ
て締結される。このオイルポンプ215は第2出力軸2
11(前輪側)と回転ケ−ス207(後輪側)との差動
回転を受けて駆動される。
【0005】図14のように、オイルポンプ215は駆
動ギヤ219と従動ギヤ221とを有するギヤポンプで
あり、オイルポンプ215の回転方向が変わると交互に
吸入孔と吐出孔になる一対のオイルポ−ト223、22
5には差動回転が反転しオイルポンプ215の回転方向
が変化してもオイルが常に油圧アクチュエ−タ217へ
送られるように、4個のチェックバルブ227、22
9、231、233が設けられている。
動ギヤ219と従動ギヤ221とを有するギヤポンプで
あり、オイルポンプ215の回転方向が変わると交互に
吸入孔と吐出孔になる一対のオイルポ−ト223、22
5には差動回転が反転しオイルポンプ215の回転方向
が変化してもオイルが常に油圧アクチュエ−タ217へ
送られるように、4個のチェックバルブ227、22
9、231、233が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラン
スファ−装置201では、上記のように、1個のオイル
ポンプ215に4個のチェックバルブ227、229、
231、233が必要であるから、それだけ装置が複雑
になり、部品点数が多くなる。又、装置によってはオイ
ルポンプを複数組用いるものがあり、この場合チェック
バルブがオイルポンプの個数に、1個当りのオイルポン
プに必要なバルブ数4個を乗じただけ必要になるから、
チェックバルブ機構だけで装置が極めて複雑になり、部
品点数と組付け作業工数とが多くなり、コスト高にな
る。
スファ−装置201では、上記のように、1個のオイル
ポンプ215に4個のチェックバルブ227、229、
231、233が必要であるから、それだけ装置が複雑
になり、部品点数が多くなる。又、装置によってはオイ
ルポンプを複数組用いるものがあり、この場合チェック
バルブがオイルポンプの個数に、1個当りのオイルポン
プに必要なバルブ数4個を乗じただけ必要になるから、
チェックバルブ機構だけで装置が極めて複雑になり、部
品点数と組付け作業工数とが多くなり、コスト高にな
る。
【0007】そこで、この発明は、差動制限用の摩擦ク
ラッチを締結する油圧アクチュエ−タをチェックバルブ
を介し内蔵のオイルポンプで操作するように構成したデ
ファレンシャル装置であって、チェックバルブの構造が
簡単であり、部品点数や組付工数などが極めて少なく低
コストであると共に、チェックバルブによってオイルポ
ンプの性能が阻害されず、充分なチェック機能が得られ
るデファレンシャル装置の提供を目的とする。
ラッチを締結する油圧アクチュエ−タをチェックバルブ
を介し内蔵のオイルポンプで操作するように構成したデ
ファレンシャル装置であって、チェックバルブの構造が
簡単であり、部品点数や組付工数などが極めて少なく低
コストであると共に、チェックバルブによってオイルポ
ンプの性能が阻害されず、充分なチェック機能が得られ
るデファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケ−スと、デフケ−ス内に配置された差動機構と、差
動機構の差動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の差
動回転を受けて駆動され、オイル溜りからオイルを吸入
するオイルポンプと、オイルポンプからのオイル圧を受
けて前記摩擦クラッチを押圧し締結する油圧アクチュエ
−タと、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に吸
入孔と吐出孔になる2個のオイル溜り側オイルポ−ト
と、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に吸入孔
と吐出孔になる2個の油圧アクチュエ−タ側オイルポ−
トと、差動回転の方向変化に伴ってオイルポンプが一側
と他側とに反転するとその回転を受けて一側と他側とに
回転移動し、開放部が吸入孔になったオイル溜り側オイ
ルポ−トと重なってこれを開放すると共に、閉塞部が吐
出孔になったオイル溜り側オイルポ−トと重なってこれ
を閉鎖する第1のバルブ部材と、差動回転の方向変化に
伴ってオイルポンプが一側と他側とに反転するとその回
転を受けて一側と他側とに回転移動し、閉塞部が吸入孔
になった油圧アクチュエ−タ側オイルポ−トと重なって
これを閉鎖すると共に、開放部が吐出孔になった油圧ア
クチュエ−タ側オイルポ−トと重なってこれを開放する
第2のバルブ部材と、前記移動の際に各バルブ部材を所
定の位置に位置決めするストッパ機構とを備えたことを
特徴とする。
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケ−スと、デフケ−ス内に配置された差動機構と、差
動機構の差動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の差
動回転を受けて駆動され、オイル溜りからオイルを吸入
するオイルポンプと、オイルポンプからのオイル圧を受
けて前記摩擦クラッチを押圧し締結する油圧アクチュエ
−タと、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に吸
入孔と吐出孔になる2個のオイル溜り側オイルポ−ト
と、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に吸入孔
と吐出孔になる2個の油圧アクチュエ−タ側オイルポ−
トと、差動回転の方向変化に伴ってオイルポンプが一側
と他側とに反転するとその回転を受けて一側と他側とに
回転移動し、開放部が吸入孔になったオイル溜り側オイ
ルポ−トと重なってこれを開放すると共に、閉塞部が吐
出孔になったオイル溜り側オイルポ−トと重なってこれ
を閉鎖する第1のバルブ部材と、差動回転の方向変化に
伴ってオイルポンプが一側と他側とに反転するとその回
転を受けて一側と他側とに回転移動し、閉塞部が吸入孔
になった油圧アクチュエ−タ側オイルポ−トと重なって
これを閉鎖すると共に、開放部が吐出孔になった油圧ア
クチュエ−タ側オイルポ−トと重なってこれを開放する
第2のバルブ部材と、前記移動の際に各バルブ部材を所
定の位置に位置決めするストッパ機構とを備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項2のデファレンシャル装置は、バル
ブ部材の開放部が、オイルポ−トの開口と同一形状であ
り、その開口面積より狭くない請求項1のデファレンシ
ャル装置である。
ブ部材の開放部が、オイルポ−トの開口と同一形状であ
り、その開口面積より狭くない請求項1のデファレンシ
ャル装置である。
【0010】請求項3のデファレンシャル装置は、バル
ブ部材の開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成さ
れた長孔にした請求項1のデファレンシャル装置であ
る。
ブ部材の開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成さ
れた長孔にした請求項1のデファレンシャル装置であ
る。
【0011】請求項4のデファレンシャル装置は、バル
ブ部材が板状部材であり、一側と他側への移動に伴っ
て、一方のオイルポ−トと重なってこれを閉塞する閉鎖
部となり、他方のオイルポ−トとの重なりが解除されて
これを開放する開放部となる請求項1のデファレンシャ
ル装置である。
ブ部材が板状部材であり、一側と他側への移動に伴っ
て、一方のオイルポ−トと重なってこれを閉塞する閉鎖
部となり、他方のオイルポ−トとの重なりが解除されて
これを開放する開放部となる請求項1のデファレンシャ
ル装置である。
【0012】請求項5のデファレンシャル装置は、スト
ッパ機構が、固定側部材とバルブ部材の一方に設けられ
た凸部と、固定側部材とバルブ部材の他方に設けられ前
記凸部の移動を所定の範囲に規制する凹部とからなる請
求項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置であ
る。
ッパ機構が、固定側部材とバルブ部材の一方に設けられ
た凸部と、固定側部材とバルブ部材の他方に設けられ前
記凸部の移動を所定の範囲に規制する凹部とからなる請
求項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置であ
る。
【0013】請求項6のデファレンシャル装置は、凸部
が固定側部材に設けられたピンであり、凹部をバルブ部
材に設けられ前記ピンが係合する長孔にした請求項5の
デファレンシャル装置である。
が固定側部材に設けられたピンであり、凹部をバルブ部
材に設けられ前記ピンが係合する長孔にした請求項5の
デファレンシャル装置である。
【0014】請求項7のデファレンシャル装置は、スト
ッパ機構が、固定側部材の凸部と、この凸部と突き当た
って自らの位置決めをするバルブ部材の端部とからなる
請求項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置で
ある。
ッパ機構が、固定側部材の凸部と、この凸部と突き当た
って自らの位置決めをするバルブ部材の端部とからなる
請求項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置で
ある。
【0015】請求項8のデファレンシャル装置は、オイ
ルポンプが、デフケ−スと同軸に配置されたサンギヤ
と、このサンギヤの外周に配置された複数個のピニオン
ギヤとを有する複数組の外接式ギヤポンプであり、この
外接式ギヤポンプを挾んで第1と第2のバルブ部材が配
置され、各ギヤポンプ用の第1と第2のバルブ部材の一
方又は両方がリング状に一体形成された請求項1ないし
7のいずれかのデファレンシャル装置である。
ルポンプが、デフケ−スと同軸に配置されたサンギヤ
と、このサンギヤの外周に配置された複数個のピニオン
ギヤとを有する複数組の外接式ギヤポンプであり、この
外接式ギヤポンプを挾んで第1と第2のバルブ部材が配
置され、各ギヤポンプ用の第1と第2のバルブ部材の一
方又は両方がリング状に一体形成された請求項1ないし
7のいずれかのデファレンシャル装置である。
【0016】
【作用】各請求項のデファレンシャル装置は、差動回転
が生じるとオイルポンプが駆動され、その油圧を受けて
油圧アクチュエ−タが作動し、摩擦クラッチが押圧され
て差動が制限される。オイルポンプのポンプ仕事とオイ
ル圧は差動回転速度が上昇するほど大きくなるから、こ
の差動制限機能は速度感応型である。
が生じるとオイルポンプが駆動され、その油圧を受けて
油圧アクチュエ−タが作動し、摩擦クラッチが押圧され
て差動が制限される。オイルポンプのポンプ仕事とオイ
ル圧は差動回転速度が上昇するほど大きくなるから、こ
の差動制限機能は速度感応型である。
【0017】又、オイルポンプのオイル溜り側での一つ
のポンプ当たり2個のオイルポ−トと、油圧アクチュエ
−タ側での一つのポンプ当たり2個のオイルポ−トは、
差動回転の方向が変わりオイルポンプが反転するとそれ
ぞれ交互に吸入孔と吐出孔とに変わる。オイルポンプと
オイル溜り側オイルポ−トの間と、オイルポンプと油圧
アクチュエ−タ側オイルポ−トの間にはそれぞれバルブ
部材が移動自在に配置されている。この移動に当たっ
て、各バルブ部材はストッパ機構により所定の位置に位
置決めされる。
のポンプ当たり2個のオイルポ−トと、油圧アクチュエ
−タ側での一つのポンプ当たり2個のオイルポ−トは、
差動回転の方向が変わりオイルポンプが反転するとそれ
ぞれ交互に吸入孔と吐出孔とに変わる。オイルポンプと
オイル溜り側オイルポ−トの間と、オイルポンプと油圧
アクチュエ−タ側オイルポ−トの間にはそれぞれバルブ
部材が移動自在に配置されている。この移動に当たっ
て、各バルブ部材はストッパ機構により所定の位置に位
置決めされる。
【0018】オイルポンプが一側に回転すると、これら
のバルブ部材はその回転を受けて一側に移動する。オイ
ル溜り側では、バルブ部材の開放部が吸入孔になったオ
イルポ−トと重なってこれを開放し、オイル溜りからオ
イルを吸入すると共に、バルブ部材の閉塞部が吐出孔に
なったオイルポ−トと重なってこれを閉塞する。又、油
圧アクチュエ−タ側では、バルブ部材の閉塞部が吸入孔
になったオイルポ−トと重なってこれを閉塞すると共
に、バルブ部材の開放部が吐出孔になったオイルポ−ト
と重なってこれを開放し、油圧アクチュエ−タにオイル
圧を供給する。
のバルブ部材はその回転を受けて一側に移動する。オイ
ル溜り側では、バルブ部材の開放部が吸入孔になったオ
イルポ−トと重なってこれを開放し、オイル溜りからオ
イルを吸入すると共に、バルブ部材の閉塞部が吐出孔に
なったオイルポ−トと重なってこれを閉塞する。又、油
圧アクチュエ−タ側では、バルブ部材の閉塞部が吸入孔
になったオイルポ−トと重なってこれを閉塞すると共
に、バルブ部材の開放部が吐出孔になったオイルポ−ト
と重なってこれを開放し、油圧アクチュエ−タにオイル
圧を供給する。
【0019】次に、オイルポンプが他側に回転すると、
各バルブ部材はその回転を受けて他側に移動すると共
に、オイル溜り側と油圧アクチュエ−タ側の両方で、吸
入孔だったオイルポ−トが吐出孔に変わり、吐出孔だっ
たオイルポ−トが吸入孔に変わる。
各バルブ部材はその回転を受けて他側に移動すると共
に、オイル溜り側と油圧アクチュエ−タ側の両方で、吸
入孔だったオイルポ−トが吐出孔に変わり、吐出孔だっ
たオイルポ−トが吸入孔に変わる。
【0020】オイル溜り側では、バルブ部材の開放部が
吸入孔に変わったオイルポ−トと重なってこれを開放
し、オイル溜りからオイルを吸入すると共に、バルブ部
材の閉塞部が吐出孔に変わったオイルポ−トと重なって
これを閉塞する。又、油圧アクチュエ−タ側では、バル
ブ部材の閉塞部が吸入孔に変わったオイルポ−トと重な
ってこれを閉塞すると共に、バルブ部材の開放部が吐出
孔に変わったオイルポ−トと重なってこれを開放し、油
圧アクチュエ−タにオイル圧を供給する。
吸入孔に変わったオイルポ−トと重なってこれを開放
し、オイル溜りからオイルを吸入すると共に、バルブ部
材の閉塞部が吐出孔に変わったオイルポ−トと重なって
これを閉塞する。又、油圧アクチュエ−タ側では、バル
ブ部材の閉塞部が吸入孔に変わったオイルポ−トと重な
ってこれを閉塞すると共に、バルブ部材の開放部が吐出
孔に変わったオイルポ−トと重なってこれを開放し、油
圧アクチュエ−タにオイル圧を供給する。
【0021】このように、オイルポンプがいずれの方向
に回転しても、オイル溜り側では、吸入側のオイルポ−
トが開放され吐出側のオイルポ−トが閉塞されると共
に、油圧アクチュエ−タ側では、吸入側のオイルポ−ト
が閉塞され吐出側のオイルポ−トが開放されるから、オ
イルは常にオイル溜りから吸入されて油圧アクチュエ−
タに供給される。
に回転しても、オイル溜り側では、吸入側のオイルポ−
トが開放され吐出側のオイルポ−トが閉塞されると共
に、油圧アクチュエ−タ側では、吸入側のオイルポ−ト
が閉塞され吐出側のオイルポ−トが開放されるから、オ
イルは常にオイル溜りから吸入されて油圧アクチュエ−
タに供給される。
【0022】こうして、オイルポンプの回転方向に係わ
らず、各バルブ部材のチェック機能によってオイルの流
れが一方向に整流され、常にオイル溜りから油圧アクチ
ュエ−タへオイルが供給される。
らず、各バルブ部材のチェック機能によってオイルの流
れが一方向に整流され、常にオイル溜りから油圧アクチ
ュエ−タへオイルが供給される。
【0023】又、オイルポンプ毎にオイル溜り側と油圧
アクチュエ−タ側で各2個(計4個の)チェックバルブ
が必要な従来例と異なって、バルブ部材を移動させてチ
ェック機能を行わせるように構成したことにより、本発
明では各側毎に1個(計2個の)バルブ部材でチェック
機能を果たすことができるので、更に、オイルポンプを
複数組用いるデファレンシャル装置では、バルブ部材
を、例えばリング状にして一体に構成できるから、バル
ブ部材は増加せず2個で済み、構造が極めて簡単にな
り、部品点数や組付け作業工数及び加工工数などが大き
く低減され、コストが大幅に低減される。
アクチュエ−タ側で各2個(計4個の)チェックバルブ
が必要な従来例と異なって、バルブ部材を移動させてチ
ェック機能を行わせるように構成したことにより、本発
明では各側毎に1個(計2個の)バルブ部材でチェック
機能を果たすことができるので、更に、オイルポンプを
複数組用いるデファレンシャル装置では、バルブ部材
を、例えばリング状にして一体に構成できるから、バル
ブ部材は増加せず2個で済み、構造が極めて簡単にな
り、部品点数や組付け作業工数及び加工工数などが大き
く低減され、コストが大幅に低減される。
【0024】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材の開
放部を、オイルポ−トの開口と同一形状(例えば、丸
穴)にすると共に、開口と同一面積か、それより広くし
たものであり、請求項3のデファレンシャル装置は、請
求項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材の
開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成した長孔に
したものであり、請求項4のデファレンシャル装置は、
請求項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材
を板状部材にし、一側と他側への移動に伴って、一方の
オイルポ−トと重なってこれを閉塞する閉鎖部となり、
他方のオイルポ−トとの重なりが解除されてこれを開放
する開放部となるように構成したものであり、いずれも
請求項1のデファレンシャル装置と同じ効果を得る。
項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材の開
放部を、オイルポ−トの開口と同一形状(例えば、丸
穴)にすると共に、開口と同一面積か、それより広くし
たものであり、請求項3のデファレンシャル装置は、請
求項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材の
開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成した長孔に
したものであり、請求項4のデファレンシャル装置は、
請求項1のデファレンシャル装置において、バルブ部材
を板状部材にし、一側と他側への移動に伴って、一方の
オイルポ−トと重なってこれを閉塞する閉鎖部となり、
他方のオイルポ−トとの重なりが解除されてこれを開放
する開放部となるように構成したものであり、いずれも
請求項1のデファレンシャル装置と同じ効果を得る。
【0025】これに加えて、請求項2のデファレンシャ
ル装置では、バルブ部材の開放部がオイルポ−トの開口
と同一形状でそれより狭くないから、開放時にはオイル
ポ−トが完全に開放され、オイルの流れが阻害されずオ
イルポンプが充分な性能を発揮する。又、請求項3のデ
ファレンシャル装置では、開放部を長孔にしたことによ
ってバルブ部材の移動距離が短くなり、それだけバルブ
部材の耐久性が向上する。又、請求項4のデファレンシ
ャル装置では、バルブ部材の移動に伴うバルブ部材とオ
イルポ−トとの重なり及び重なりの解除によってチェッ
ク機能を行うから、バルブ部材を簡単な形状の板状部材
にすることが可能になり、それだけ低コストになる。板
状のバルブ部材のみ移動させチェック機能を行わせるよ
うに構成したので固定側部材のオイルポートに対し、イ
ナーシャの小さいバルブ部材はオイルポンプの回転方向
に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイルポンプの
吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュエータの作
動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差動制限力の
応答性に優れる。
ル装置では、バルブ部材の開放部がオイルポ−トの開口
と同一形状でそれより狭くないから、開放時にはオイル
ポ−トが完全に開放され、オイルの流れが阻害されずオ
イルポンプが充分な性能を発揮する。又、請求項3のデ
ファレンシャル装置では、開放部を長孔にしたことによ
ってバルブ部材の移動距離が短くなり、それだけバルブ
部材の耐久性が向上する。又、請求項4のデファレンシ
ャル装置では、バルブ部材の移動に伴うバルブ部材とオ
イルポ−トとの重なり及び重なりの解除によってチェッ
ク機能を行うから、バルブ部材を簡単な形状の板状部材
にすることが可能になり、それだけ低コストになる。板
状のバルブ部材のみ移動させチェック機能を行わせるよ
うに構成したので固定側部材のオイルポートに対し、イ
ナーシャの小さいバルブ部材はオイルポンプの回転方向
に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイルポンプの
吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュエータの作
動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差動制限力の
応答性に優れる。
【0026】請求項5のデファレンシャル装置は、請求
項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、ストッパ機構を、固定側部材とバルブ部材の一方に
設けた凸部と、固定側部材とバルブ部材の他方に設けた
凹部とから構成し、凹部によって凸部の移動を所定の範
囲に規制するように構成したものであり、請求項6のデ
ファレンシャル装置は、請求項5のデファレンシャル装
置において、固定側部材に設けたピンを凸部にし、この
ピンが係合するバルブ部材の長孔を凹部にした構成であ
る。又、請求項7のデファレンシャル装置は、請求項1
ないし4のいずれかのデファレンシャル装置において、
ストッパ機構を、固定側部材の凸部と、この凸部と突き
当たって自らの位置決めをするバルブ部材の端部とで構
成したものである。
項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、ストッパ機構を、固定側部材とバルブ部材の一方に
設けた凸部と、固定側部材とバルブ部材の他方に設けた
凹部とから構成し、凹部によって凸部の移動を所定の範
囲に規制するように構成したものであり、請求項6のデ
ファレンシャル装置は、請求項5のデファレンシャル装
置において、固定側部材に設けたピンを凸部にし、この
ピンが係合するバルブ部材の長孔を凹部にした構成であ
る。又、請求項7のデファレンシャル装置は、請求項1
ないし4のいずれかのデファレンシャル装置において、
ストッパ機構を、固定側部材の凸部と、この凸部と突き
当たって自らの位置決めをするバルブ部材の端部とで構
成したものである。
【0027】いずれも、これらのストッパ機構によって
バルブ部材の位置決めが正確に行われ、請求項1ないし
4のいずれかのデファレンシャル装置と同様の効果が得
られる。
バルブ部材の位置決めが正確に行われ、請求項1ないし
4のいずれかのデファレンシャル装置と同様の効果が得
られる。
【0028】請求項8のデファレンシャル装置は、請求
項1ないし7のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、デフケ−スと同軸配置したサンギヤとサンギヤの外
周に配置された複数個のピニオンギヤとで構成された複
数組の外接式ギヤポンプでオイルポンプを構成すると共
に、各ギヤポンプ用の第1と第2のバルブ部材の一方又
は両方をリング状に一体形成し、各ギヤポンプのチェッ
クバルブ機能を一体化したものであり、請求項1ないし
7のいずれかのデファレンシャル装置と同じ効果を得
る。
項1ないし7のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、デフケ−スと同軸配置したサンギヤとサンギヤの外
周に配置された複数個のピニオンギヤとで構成された複
数組の外接式ギヤポンプでオイルポンプを構成すると共
に、各ギヤポンプ用の第1と第2のバルブ部材の一方又
は両方をリング状に一体形成し、各ギヤポンプのチェッ
クバルブ機能を一体化したものであり、請求項1ないし
7のいずれかのデファレンシャル装置と同じ効果を得
る。
【0029】これに加えて、例えばオイルポンプ毎に4
個のチェックバルブが必要であり4組のオイルポンプが
用いられる例では16個ものチェックバルブが必要であ
った従来例と異なって、複数組のオイルポンプが用いら
れてもバルブ部材は2個ですむから、構造が極めて簡単
になり、部品点数や組付け作業工数及び加工工数などが
大きく低減され、コストが大幅に低減される。
個のチェックバルブが必要であり4組のオイルポンプが
用いられる例では16個ものチェックバルブが必要であ
った従来例と異なって、複数組のオイルポンプが用いら
れてもバルブ部材は2個ですむから、構造が極めて簡単
になり、部品点数や組付け作業工数及び加工工数などが
大きく低減され、コストが大幅に低減される。
【0030】
【実施例】図1ないし図6により本発明の第1実施例を
説明する。この実施例は請求項1、2、4、5、8の特
徴を備えている。図1はこの実施例のデファレンシャル
装置1を示す。なお、左右の方向は図1での左右の方向
であり、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
説明する。この実施例は請求項1、2、4、5、8の特
徴を備えている。図1はこの実施例のデファレンシャル
装置1を示す。なお、左右の方向は図1での左右の方向
であり、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
【0031】図1のように、デファレンシャル装置1の
デフケ−ス3は、ケ−シング本体5とカバ−7とをボル
ト9で固定して構成されている。デフケ−ス3はデフキ
ャリヤの内部に配置されており、デフキャリヤにはオイ
ル溜りが形成されている。
デフケ−ス3は、ケ−シング本体5とカバ−7とをボル
ト9で固定して構成されている。デフケ−ス3はデフキ
ャリヤの内部に配置されており、デフキャリヤにはオイ
ル溜りが形成されている。
【0032】デフケ−ス3の左右のボス部11、13は
ベアリングを介してデフキャリヤに支承されている。デ
フケ−ス3にはリングギヤがボルトで固定され、このリ
ングギヤは駆動力伝達系の駆動ギヤと噛み合っている。
こうして、デフケ−ス3はエンジンの駆動力によりトラ
ンスミッションとこの駆動力伝達系とを介して回転駆動
される。
ベアリングを介してデフキャリヤに支承されている。デ
フケ−ス3にはリングギヤがボルトで固定され、このリ
ングギヤは駆動力伝達系の駆動ギヤと噛み合っている。
こうして、デフケ−ス3はエンジンの駆動力によりトラ
ンスミッションとこの駆動力伝達系とを介して回転駆動
される。
【0033】図1のように、デフケ−ス3の内部には、
ボス部15を中心にして複数本のピニオンシャフト17
が放射状に配置されており、各ピニオンシャフト17の
外側端部はデフケ−ス3の溝19に支持されている。各
ピニオンシャフト17上にはピニオンギヤ21が回転自
在に支承されている。
ボス部15を中心にして複数本のピニオンシャフト17
が放射状に配置されており、各ピニオンシャフト17の
外側端部はデフケ−ス3の溝19に支持されている。各
ピニオンシャフト17上にはピニオンギヤ21が回転自
在に支承されている。
【0034】又、デフケ−ス3の内部には左右のサイド
ギヤ23、25が配置されている。各サイドギヤ23、
25はそれぞれボス27、29に溶接されている。これ
らのサイドギヤ23、25はピニオンギヤ21との噛み
合いによって径方向外側から支持されている。ピニオン
ギヤ21とデフケ−ス3との間には球面ワッシャ31が
配置され、ピニオンギヤ21の遠心力と、各サイドギヤ
23、25との噛み合いによりピニオンギヤ21が受け
る噛み合い反力とを負担している。
ギヤ23、25が配置されている。各サイドギヤ23、
25はそれぞれボス27、29に溶接されている。これ
らのサイドギヤ23、25はピニオンギヤ21との噛み
合いによって径方向外側から支持されている。ピニオン
ギヤ21とデフケ−ス3との間には球面ワッシャ31が
配置され、ピニオンギヤ21の遠心力と、各サイドギヤ
23、25との噛み合いによりピニオンギヤ21が受け
る噛み合い反力とを負担している。
【0035】左サイドギヤ23のボス27はデフケ−ス
3の支承部33及び後述するポンプカバ−35のボス部
37内周で回転自在に支承され、右サイドギヤ25のボ
ス29はデフケ−ス3の支承部39で回転自在に支承さ
れている。左サイドギヤ23とポンプカバ−35との間
にはワッシャ41が配置され、右サイドギヤ25とデフ
ケ−ス3との間にはワッシャ43が配置されている。サ
イドギヤ23、25は各ボス27、29を介して車軸
(出力軸)にスプライン連結され、止め輪45、45で
位置決めされている。
3の支承部33及び後述するポンプカバ−35のボス部
37内周で回転自在に支承され、右サイドギヤ25のボ
ス29はデフケ−ス3の支承部39で回転自在に支承さ
れている。左サイドギヤ23とポンプカバ−35との間
にはワッシャ41が配置され、右サイドギヤ25とデフ
ケ−ス3との間にはワッシャ43が配置されている。サ
イドギヤ23、25は各ボス27、29を介して車軸
(出力軸)にスプライン連結され、止め輪45、45で
位置決めされている。
【0036】こうして、ベベルギヤ式の差動機構47が
構成されている。差動機構47のピニオンシャフト17
とピニオンギヤ21とサイドギヤ23、25は、ピニオ
ンシャフト17と溝19との間で軸方向に適度に移動可
能である。
構成されている。差動機構47のピニオンシャフト17
とピニオンギヤ21とサイドギヤ23、25は、ピニオ
ンシャフト17と溝19との間で軸方向に適度に移動可
能である。
【0037】デフケ−ス3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト17からピニオンギヤ21を介
してサイドギヤ23、25に分配され、各車軸を介して
車輪側に伝達される。又、例えば悪路走行中に、各車輪
間に駆動抵抗差が生じると各ピニオンギヤ21の自転に
よってエンジンの駆動力は左右各側に差動分配される。
力は、ピニオンシャフト17からピニオンギヤ21を介
してサイドギヤ23、25に分配され、各車軸を介して
車輪側に伝達される。又、例えば悪路走行中に、各車輪
間に駆動抵抗差が生じると各ピニオンギヤ21の自転に
よってエンジンの駆動力は左右各側に差動分配される。
【0038】左のサイドギヤ23の頂部49とデフケ−
ス3との間には、多板クラッチ51(摩擦クラッチ)が
配置されている。又、その左方には油圧アクチュエ−タ
53が配置され、更にその左方には4組の外接式ギヤポ
ンプ55(オイルポンプ)が配置されている。
ス3との間には、多板クラッチ51(摩擦クラッチ)が
配置されている。又、その左方には油圧アクチュエ−タ
53が配置され、更にその左方には4組の外接式ギヤポ
ンプ55(オイルポンプ)が配置されている。
【0039】多板クラッチ51とデフケ−ス3との間に
はバックリング57が配置され多板クラッチ51の押圧
力を負担している。
はバックリング57が配置され多板クラッチ51の押圧
力を負担している。
【0040】油圧アクチュエ−タ53のピストン59は
ポンプカバ−35のボス部37外周とデフケ−ス3の内
周との間にそれぞれシ−ル61、63を介して軸方向移
動自在に配置されている。又、油圧アクチュエ−タ53
のシリンダ−65はピストン59とポンプカバ−35と
デフケ−ス3との間に形成されている。
ポンプカバ−35のボス部37外周とデフケ−ス3の内
周との間にそれぞれシ−ル61、63を介して軸方向移
動自在に配置されている。又、油圧アクチュエ−タ53
のシリンダ−65はピストン59とポンプカバ−35と
デフケ−ス3との間に形成されている。
【0041】各ギヤポンプ55はポンプカバ−35とポ
ンプボデイ67とサンギヤ69と4個のピニオンギヤ7
1と、図2に示すワッシャ73(板状部材のリング状の
第1のバルブ部材)と他のワッシャ75(板状部材のリ
ング状の第2のバルブ部材)などから構成されている。
ワッシャ73,75は各ギヤポンプ67を挾んでデフケ
ース3の回転軸方向左右に配置されている。
ンプボデイ67とサンギヤ69と4個のピニオンギヤ7
1と、図2に示すワッシャ73(板状部材のリング状の
第1のバルブ部材)と他のワッシャ75(板状部材のリ
ング状の第2のバルブ部材)などから構成されている。
ワッシャ73,75は各ギヤポンプ67を挾んでデフケ
ース3の回転軸方向左右に配置されている。
【0042】ポンプボデイ67は外周をデフケ−ス3に
位置決めされ、更にボルト76でポンプカバ−35と共
にデフケ−ス3に固定されている。ポンプボデイ67に
は大小の収納孔77、79が設けられており、収納孔7
9は収納孔77の外側に周方向等間隔で4箇所形成され
ている。収納孔77、79は互いに連通しポンプ室を形
成している。サンギヤ69と各ピニオンギヤ71は収納
孔77、79にそれぞれ摺動回転自在に収納されてお
り、ポンプ室で互いに噛み合って4組のギヤポンプ55
を構成している。
位置決めされ、更にボルト76でポンプカバ−35と共
にデフケ−ス3に固定されている。ポンプボデイ67に
は大小の収納孔77、79が設けられており、収納孔7
9は収納孔77の外側に周方向等間隔で4箇所形成され
ている。収納孔77、79は互いに連通しポンプ室を形
成している。サンギヤ69と各ピニオンギヤ71は収納
孔77、79にそれぞれ摺動回転自在に収納されてお
り、ポンプ室で互いに噛み合って4組のギヤポンプ55
を構成している。
【0043】サンギヤ69の内周は左サイドギヤ23の
ボス27外周にスプライン連結されており、従って、差
動機構47に差動回転が生じると、デフケ−ス3に固定
されたポンプボデイ67側のピニオンギヤ71と左サイ
ドギヤ23側のサンギヤ69とが相対回転し、これら4
組のギヤポンプ55が作動する。
ボス27外周にスプライン連結されており、従って、差
動機構47に差動回転が生じると、デフケ−ス3に固定
されたポンプボデイ67側のピニオンギヤ71と左サイ
ドギヤ23側のサンギヤ69とが相対回転し、これら4
組のギヤポンプ55が作動する。
【0044】図3、4、5のように、デフケ−ス3のカ
バ−7には、サンギヤ69と各ピニオンギヤ71の噛み
合い部の周方向一側に対応するオイルポ−ト81と周方
向他側に対応するオイルポ−ト83とが設けられてい
る。又、ポンプカバ−35には、各ギヤ69、71の噛
み合い部の周方向一側に対応するオイルポ−ト85と周
方向他側に対応する他のオイルポ−トとが設けられてい
る。これらのオイルポ−トは丸孔である。
バ−7には、サンギヤ69と各ピニオンギヤ71の噛み
合い部の周方向一側に対応するオイルポ−ト81と周方
向他側に対応するオイルポ−ト83とが設けられてい
る。又、ポンプカバ−35には、各ギヤ69、71の噛
み合い部の周方向一側に対応するオイルポ−ト85と周
方向他側に対応する他のオイルポ−トとが設けられてい
る。これらのオイルポ−トは丸孔である。
【0045】図1のように、デフケ−ス3のカバ−7外
側にはオイルポケット87(オイル溜り)が固定されて
いる。このオイルポケット87はリング部材89と弾性
部材91とからなり、カバ−7との間でオイル溜りを形
成している。このオイル溜りは弾性部材91によって液
密にされている。リング部材89には摺動リング93が
摺動自在に連結されていると共に、この摺動リング93
はデフキャリヤ側に固定されている。
側にはオイルポケット87(オイル溜り)が固定されて
いる。このオイルポケット87はリング部材89と弾性
部材91とからなり、カバ−7との間でオイル溜りを形
成している。このオイル溜りは弾性部材91によって液
密にされている。リング部材89には摺動リング93が
摺動自在に連結されていると共に、この摺動リング93
はデフキャリヤ側に固定されている。
【0046】摺動リング93とオイルポケット87の一
方には周溝が設けられ、他方にはオイル孔が設けられて
いる。摺動リング93とオイルポケット87とが相対回
転しても、これらの周溝とオイル孔とは常時連通してお
り、こうして、摺動リング93とオイルポケット87と
の間でオイルコネクタ−が構成されている。
方には周溝が設けられ、他方にはオイル孔が設けられて
いる。摺動リング93とオイルポケット87とが相対回
転しても、これらの周溝とオイル孔とは常時連通してお
り、こうして、摺動リング93とオイルポケット87と
の間でオイルコネクタ−が構成されている。
【0047】又、摺動リング93にはオイルパイプが接
続されており、このオイルパイプはオイルストレ−ナと
制御弁とを介してデフキャリヤのオイル溜りに連通して
いる。この制御弁にはエアをオイルに混入させるエアパ
イプが流量調整弁を介して接続されている。これらの制
御弁と流量調整弁の制御はコントロ−ラによって行われ
る。
続されており、このオイルパイプはオイルストレ−ナと
制御弁とを介してデフキャリヤのオイル溜りに連通して
いる。この制御弁にはエアをオイルに混入させるエアパ
イプが流量調整弁を介して接続されている。これらの制
御弁と流量調整弁の制御はコントロ−ラによって行われ
る。
【0048】オイルポケット87には、このようにして
オイル又はオイルとエアの混合物が供給され、オイルポ
−ト81、83は常時これらに浸漬されている。
オイル又はオイルとエアの混合物が供給され、オイルポ
−ト81、83は常時これらに浸漬されている。
【0049】図2に示すように、ワッシャ73(第1の
バルブ部材)は4個の丸孔95(各オイルポ−トの開口
と同一形状の開放部)と閉塞部97とを周方向に設けた
リング状の板材である。又、ワッシャ75(第2のバル
ブ部材)も4個の丸孔(各オイルポ−トの開口と同一形
状の開放部)と閉塞部とを周方向に設けたリング状の板
材である。
バルブ部材)は4個の丸孔95(各オイルポ−トの開口
と同一形状の開放部)と閉塞部97とを周方向に設けた
リング状の板材である。又、ワッシャ75(第2のバル
ブ部材)も4個の丸孔(各オイルポ−トの開口と同一形
状の開放部)と閉塞部とを周方向に設けたリング状の板
材である。
【0050】図4、5に示すように、ワッシャ73の丸
孔95はカバ−7のオイルポ−ト81、83より僅かに
大径にしてある。又、ワッシャ75の丸孔もポンプカバ
−35の各オイルポ−トより僅かに大径にしてある。
孔95はカバ−7のオイルポ−ト81、83より僅かに
大径にしてある。又、ワッシャ75の丸孔もポンプカバ
−35の各オイルポ−トより僅かに大径にしてある。
【0051】図3に示すように、カバ−7(固定側部
材)にはワッシャ73を摺動回転自在に収納する溝99
が設けられている。ワッシャ73の外周には爪101
(凸部)が設けられ、溝99にはワッシャ73が回転し
たときこの爪101が突き当たる付き当て部103、1
05を有する切り欠き107(凹部)が設けられ、スト
ッパ機構を構成している。
材)にはワッシャ73を摺動回転自在に収納する溝99
が設けられている。ワッシャ73の外周には爪101
(凸部)が設けられ、溝99にはワッシャ73が回転し
たときこの爪101が突き当たる付き当て部103、1
05を有する切り欠き107(凹部)が設けられ、スト
ッパ機構を構成している。
【0052】又、ポンプカバ−35(固定側部材)には
ワッシャ75を摺動回転自在に収納する溝109が設け
られている。ワッシャ75の外周には爪(凸部)が設け
られ、溝109にはワッシャ75が回転したときこの爪
が突き当たる付き当て部を有する切り欠き(凹部)が設
けられ、ストッパ機構を構成している。
ワッシャ75を摺動回転自在に収納する溝109が設け
られている。ワッシャ75の外周には爪(凸部)が設け
られ、溝109にはワッシャ75が回転したときこの爪
が突き当たる付き当て部を有する切り欠き(凹部)が設
けられ、ストッパ機構を構成している。
【0053】各ワッシャ73、75はギヤポンプ55の
反転(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニ
オンギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転
し、例えばワッシャ73では、図4のように爪101が
付き当て部103と突き当たる位置と、図5のように爪
101が付き当て部105と突き当たる位置との間で回
転移動する。こうして、各ワッシャ73、75は移動に
当たって各ストッパ機構により所定の位置に位置決めさ
れる。
反転(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニ
オンギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転
し、例えばワッシャ73では、図4のように爪101が
付き当て部103と突き当たる位置と、図5のように爪
101が付き当て部105と突き当たる位置との間で回
転移動する。こうして、各ワッシャ73、75は移動に
当たって各ストッパ機構により所定の位置に位置決めさ
れる。
【0054】図4、5の矢印110、111はサンギヤ
69を右方から見たときの回転方向を示す。
69を右方から見たときの回転方向を示す。
【0055】図4のように、ギヤポンプ55が作動して
サンギヤ69が矢印110のように時計回り方向に回転
すると、オイルポケット87側ではオイルポ−ト81が
吸入側になり、オイルポ−ト83が吐出側になる。又、
油圧アクチュエ−タ53側では矢印110方向のオイル
ポ−トが吸入側になり、矢印110と反対方向のオイル
ポ−トが吐出側になる。
サンギヤ69が矢印110のように時計回り方向に回転
すると、オイルポケット87側ではオイルポ−ト81が
吸入側になり、オイルポ−ト83が吐出側になる。又、
油圧アクチュエ−タ53側では矢印110方向のオイル
ポ−トが吸入側になり、矢印110と反対方向のオイル
ポ−トが吐出側になる。
【0056】このとき、オイルポケット87側では、ワ
ッシャ73の回転移動によって吸入側のオイルポ−ト8
1が丸孔95と重なって開放され、図6の(1−1)の
ようにオイルポケット87からオイルを吸い込む状態に
なり、吐出側のオイルポ−ト83が閉塞部97と重なっ
て閉塞され、図6の(2−1)のように各ギヤポンプ5
5からの圧洩れを防止する状態になる。
ッシャ73の回転移動によって吸入側のオイルポ−ト8
1が丸孔95と重なって開放され、図6の(1−1)の
ようにオイルポケット87からオイルを吸い込む状態に
なり、吐出側のオイルポ−ト83が閉塞部97と重なっ
て閉塞され、図6の(2−1)のように各ギヤポンプ5
5からの圧洩れを防止する状態になる。
【0057】油圧アクチュエ−タ53側では、ワッシャ
75の回転移動によって吐出側のオイルポ−トが丸孔と
重なって開放され、油圧アクチュエ−タ53にオイルを
供給する状態になり、吸入側のオイルポ−トが閉塞部と
重なって閉塞され、油圧アクチュエ−タ53からの圧洩
れを防止する状態になる。
75の回転移動によって吐出側のオイルポ−トが丸孔と
重なって開放され、油圧アクチュエ−タ53にオイルを
供給する状態になり、吸入側のオイルポ−トが閉塞部と
重なって閉塞され、油圧アクチュエ−タ53からの圧洩
れを防止する状態になる。
【0058】又、図5のように、ギヤポンプ55が反転
してサンギヤ69が矢印111のように反時計回り方向
に回転すると、オイルポケット87側ではオイルポ−ト
83が吸入側に変わり、オイルポ−ト81が吐出側に変
わる。又、油圧アクチュエ−タ53側では矢印111方
向のオイルポ−トが吸入側になり、矢印111と反対方
向のオイルポ−トが吐出側になる。
してサンギヤ69が矢印111のように反時計回り方向
に回転すると、オイルポケット87側ではオイルポ−ト
83が吸入側に変わり、オイルポ−ト81が吐出側に変
わる。又、油圧アクチュエ−タ53側では矢印111方
向のオイルポ−トが吸入側になり、矢印111と反対方
向のオイルポ−トが吐出側になる。
【0059】このとき、オイルポケット87側では、ワ
ッシャ73の回転移動により吸入側のオイルポ−ト83
が丸孔95と重なって開放され、図6の(2−2)のよ
うにオイルポケット87からオイルを吸い込む状態にな
り、吐出側のオイルポ−ト81が閉塞部97と重なって
閉塞され、図6の(1−2)のように各ギヤポンプ55
からの圧洩れを防止する状態になる。
ッシャ73の回転移動により吸入側のオイルポ−ト83
が丸孔95と重なって開放され、図6の(2−2)のよ
うにオイルポケット87からオイルを吸い込む状態にな
り、吐出側のオイルポ−ト81が閉塞部97と重なって
閉塞され、図6の(1−2)のように各ギヤポンプ55
からの圧洩れを防止する状態になる。
【0060】油圧アクチュエ−タ53側では、ワッシャ
75の回転移動により吐出側のオイルポ−トが丸孔と重
なって開放され、油圧アクチュエ−タ53にオイルを供
給する状態になり、吸入側のオイルポ−トが閉塞部と重
なって閉塞され、油圧アクチュエ−タ53からの圧洩れ
を防止する状態になる。
75の回転移動により吐出側のオイルポ−トが丸孔と重
なって開放され、油圧アクチュエ−タ53にオイルを供
給する状態になり、吸入側のオイルポ−トが閉塞部と重
なって閉塞され、油圧アクチュエ−タ53からの圧洩れ
を防止する状態になる。
【0061】こうして、ギヤポンプ55がいずれの方向
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャ73、75のチェック機能によってオイルの
流れが一方向に整流され、常にオイルポケット87から
オイルが吸入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ5
3へ供給される。
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャ73、75のチェック機能によってオイルの
流れが一方向に整流され、常にオイルポケット87から
オイルが吸入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ5
3へ供給される。
【0062】油圧アクチュエ−タ53のシリンダ−65
にオイル圧が供給されると、油圧アクチュエ−タ53は
ピストン59を介して多板クラッチ51を押圧し締結さ
せる。このとき、各ギヤポンプ55のポンプ仕事と多板
クラッチ51の摩擦抵抗とによってサイドギヤ23の回
転が制動され、差動機構47の差動が制限される。各ギ
ヤポンプ55のポンプ仕事と吐出圧は差動回転速度が上
昇する程大きくなるから、この差動制限機能は差動回転
速度感応型である。
にオイル圧が供給されると、油圧アクチュエ−タ53は
ピストン59を介して多板クラッチ51を押圧し締結さ
せる。このとき、各ギヤポンプ55のポンプ仕事と多板
クラッチ51の摩擦抵抗とによってサイドギヤ23の回
転が制動され、差動機構47の差動が制限される。各ギ
ヤポンプ55のポンプ仕事と吐出圧は差動回転速度が上
昇する程大きくなるから、この差動制限機能は差動回転
速度感応型である。
【0063】ピストン59にはオリフィス113が設け
られており、シリンダ−65に油圧が加えられている間
オイルに混入したエアを排出すると共に、適度にオイル
を排出する。排出されたオイルは多板クラッチ51、各
ギヤの噛み合い部、ピニオンギヤ21とピニオンシャフ
ト17及び球面ワッシャ31との摺動部などを潤滑し、
デフケ−ス3に設けられた開口115、117から遠心
力で外部に排出され、デフキャリヤのオイル溜りに戻
る。
られており、シリンダ−65に油圧が加えられている間
オイルに混入したエアを排出すると共に、適度にオイル
を排出する。排出されたオイルは多板クラッチ51、各
ギヤの噛み合い部、ピニオンギヤ21とピニオンシャフ
ト17及び球面ワッシャ31との摺動部などを潤滑し、
デフケ−ス3に設けられた開口115、117から遠心
力で外部に排出され、デフキャリヤのオイル溜りに戻
る。
【0064】上記のように、オイルポケット87へのオ
イル流路に設けられた制御弁と流量調整弁とを制御する
コントロ−ラには車速センサ−、ブレ−キセンサ−、舵
角センサ−などからの信号が送られる。
イル流路に設けられた制御弁と流量調整弁とを制御する
コントロ−ラには車速センサ−、ブレ−キセンサ−、舵
角センサ−などからの信号が送られる。
【0065】コントロ−ラはこれらの信号に基づいて制
御弁を制御し、例えば、車両の走行速度が40km/h
以下のときはエアを遮断してオイルを流し、走行速度が
40km/を超えるか又はブレ−キをかけたとき又は舵
角が設定値を超えたときは、エアをオイルに混入させ
る。エアを流す状態で流量調整弁を調整すると、オイル
へのエア混入量が調整される。
御弁を制御し、例えば、車両の走行速度が40km/h
以下のときはエアを遮断してオイルを流し、走行速度が
40km/を超えるか又はブレ−キをかけたとき又は舵
角が設定値を超えたときは、エアをオイルに混入させ
る。エアを流す状態で流量調整弁を調整すると、オイル
へのエア混入量が調整される。
【0066】エアを遮断すると各ギヤポンプ55にはオ
イルだけが供給され、差動回転数が大きくなると差動制
限力が急激に上昇する。又、オイルにエアを混入すると
各ギヤポンプ55の吐出圧が下がるから、多板クラッチ
51の締結力が低下し差動制限力の上昇は低く抑えられ
る。更に、エアを混入させながら流量調整弁を調整する
と種々の差動制限特性が得られる。
イルだけが供給され、差動回転数が大きくなると差動制
限力が急激に上昇する。又、オイルにエアを混入すると
各ギヤポンプ55の吐出圧が下がるから、多板クラッチ
51の締結力が低下し差動制限力の上昇は低く抑えられ
る。更に、エアを混入させながら流量調整弁を調整する
と種々の差動制限特性が得られる。
【0067】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
されている。
【0068】上記のように、デファレンシャル装置1で
は、ギヤポンプ55の反転によって一側と他側に移動す
るワッシャ73、75のチェック機能により、オイルポ
ケット87からオイルを吸入して油圧アクチュエ−タ5
3に供給すると共に、圧洩れを防止するように構成した
から、差動回転方向に係わらず常に油圧アクチュエ−タ
53の作動圧が得られ、差動制限力が得られる。
は、ギヤポンプ55の反転によって一側と他側に移動す
るワッシャ73、75のチェック機能により、オイルポ
ケット87からオイルを吸入して油圧アクチュエ−タ5
3に供給すると共に、圧洩れを防止するように構成した
から、差動回転方向に係わらず常に油圧アクチュエ−タ
53の作動圧が得られ、差動制限力が得られる。
【0069】又、デファレンシャル装置1のように、ギ
ヤポンプ55が4組(複数組)用いられるものでも、バ
ルブ部材をリング状にしてワッシャ73、75のように
一体に構成できるから、4組のオイルポンプを用いる場
合16個のチェックバルブが必要であった従来例と異な
って、バルブ部材がワッシャ73、75の2枚ですみ、
構造が極めて簡単になり、部品点数と組付け作業工数及
びコストとが大幅に低減される。
ヤポンプ55が4組(複数組)用いられるものでも、バ
ルブ部材をリング状にしてワッシャ73、75のように
一体に構成できるから、4組のオイルポンプを用いる場
合16個のチェックバルブが必要であった従来例と異な
って、バルブ部材がワッシャ73、75の2枚ですみ、
構造が極めて簡単になり、部品点数と組付け作業工数及
びコストとが大幅に低減される。
【0070】又、ワッシャ73,75のみ移動させチェ
ック機能を行わせるように構成したので、固定側部材の
オイルポートに対し、イナーシャの小さいワッシャはオ
イルポンプの回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、
よってオイルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良
くアクチュエータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッ
チによる差動制限力の応答性に優れる。
ック機能を行わせるように構成したので、固定側部材の
オイルポートに対し、イナーシャの小さいワッシャはオ
イルポンプの回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、
よってオイルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良
くアクチュエータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッ
チによる差動制限力の応答性に優れる。
【0071】従って、デファレンシャル装置1を用いた
車両は、安定した速度感応型差動制限機能によって悪路
などでの駆動輪の空転が防止され、走破性が向上する。
又、大きい差動回転数が生じる急旋回や、旋回方向が変
化するS字走行などでは、差動回転に対するレスポンス
の速いデファレンシャル装置1の差動制限機能によって
車両の姿勢や挙動が安定すると共に、差動回転数が小さ
い緩やかな旋回時では差動制限力が緩和され、円滑で安
定した旋回走行ができる。
車両は、安定した速度感応型差動制限機能によって悪路
などでの駆動輪の空転が防止され、走破性が向上する。
又、大きい差動回転数が生じる急旋回や、旋回方向が変
化するS字走行などでは、差動回転に対するレスポンス
の速いデファレンシャル装置1の差動制限機能によって
車両の姿勢や挙動が安定すると共に、差動回転数が小さ
い緩やかな旋回時では差動制限力が緩和され、円滑で安
定した旋回走行ができる。
【0072】次に、図7、8、図9、10、図11、1
2により本発明のデファレンシャル装置に用いられるバ
ルブ部材とストッパ機構の他の実施例を説明する。以
下、上記第1実施例と同機能の部材には同符号を与えて
引用し、重複を避けるためにこれら同機能部材の説明は
省略する。なお、以下の各実施例は、デフケ−ス3のカ
バ−7側(オイルポケット87側)に配置したバルブ部
材を例に説明する。
2により本発明のデファレンシャル装置に用いられるバ
ルブ部材とストッパ機構の他の実施例を説明する。以
下、上記第1実施例と同機能の部材には同符号を与えて
引用し、重複を避けるためにこれら同機能部材の説明は
省略する。なお、以下の各実施例は、デフケ−ス3のカ
バ−7側(オイルポケット87側)に配置したバルブ部
材を例に説明する。
【0073】図7、8は第2実施例を示し、この実施例
は請求項1、3、4、6、8の特徴を備えている。
は請求項1、3、4、6、8の特徴を備えている。
【0074】図7に示すように、この実施例に用いられ
るオイルポケット87側のワッシャ119(リング状の
バルブ部材)は4個の長孔121(開放部)とその両脇
に設けられた各4箇所の閉塞部123、125とを周方
向に有するリング状の板材である。又、図8に示すよう
に、カバ−7にはワッシャ119を摺動回転自在に収納
する溝127が設けられている。ワッシャ119の長孔
121はカバ−7のオイルポ−ト81、83より幅広に
してある。又、カバ−7の溝127にはピン129(凸
部)が植え込まれており、ワッシャ119にはこのピン
129と係合してストッパ機構を構成する長孔131
(凹部)が設けられている。
るオイルポケット87側のワッシャ119(リング状の
バルブ部材)は4個の長孔121(開放部)とその両脇
に設けられた各4箇所の閉塞部123、125とを周方
向に有するリング状の板材である。又、図8に示すよう
に、カバ−7にはワッシャ119を摺動回転自在に収納
する溝127が設けられている。ワッシャ119の長孔
121はカバ−7のオイルポ−ト81、83より幅広に
してある。又、カバ−7の溝127にはピン129(凸
部)が植え込まれており、ワッシャ119にはこのピン
129と係合してストッパ機構を構成する長孔131
(凹部)が設けられている。
【0075】ワッシャ119はギヤポンプ55の反転
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
ピン129が長孔131の付き当て部133と突き当た
る位置と、ピン129が付き当て部135と突き当たる
位置との間で回転移動する。
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
ピン129が長孔131の付き当て部133と突き当た
る位置と、ピン129が付き当て部135と突き当たる
位置との間で回転移動する。
【0076】又、油圧アクチュエ−タ53側のワッシャ
(リング状のバルブ部材)はワッシャ119と同一形状
であり、ポンプカバ−35に形成された溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
(リング状のバルブ部材)はワッシャ119と同一形状
であり、ポンプカバ−35に形成された溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
【0077】ギヤポンプ55の回転によってワッシャ1
19が回転しピン129が付き当て部133と突き当た
ると、長孔121が吸入側になったオイルポ−ト81と
重なり、オイルポケット87からオイルが吸入されると
共に、閉塞部123が吐出側になったオイルポ−ト83
と重なって圧洩れを防止する。又、油圧アクチュエ−タ
53側では、他のワッシャが回転し、吸入側になったオ
イルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防止すると共
に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重なって油圧
アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
19が回転しピン129が付き当て部133と突き当た
ると、長孔121が吸入側になったオイルポ−ト81と
重なり、オイルポケット87からオイルが吸入されると
共に、閉塞部123が吐出側になったオイルポ−ト83
と重なって圧洩れを防止する。又、油圧アクチュエ−タ
53側では、他のワッシャが回転し、吸入側になったオ
イルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防止すると共
に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重なって油圧
アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
【0078】又、ギヤポンプ55が反転し、ピン129
が付き当て部135と突き当たる位置までワッシャ11
9が回転すると、今度は、吸入側になったオイルポ−ト
83と長孔121とが重なり、オイルポケット87から
オイルが吸入され、閉塞部123が吐出側になったオイ
ルポ−ト81と重なって圧洩れを防止する。又、油圧ア
クチュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、吸入
側になったオイルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防
止すると共に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重
なって油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
が付き当て部135と突き当たる位置までワッシャ11
9が回転すると、今度は、吸入側になったオイルポ−ト
83と長孔121とが重なり、オイルポケット87から
オイルが吸入され、閉塞部123が吐出側になったオイ
ルポ−ト81と重なって圧洩れを防止する。又、油圧ア
クチュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、吸入
側になったオイルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防
止すると共に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重
なって油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
【0079】こうして、ギヤポンプ55がいずれの方向
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
【0080】又、ワッシャのみ移動させチェック機能を
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
【0081】これに加えて、第1実施例と同様に、4組
のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ119と他
のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック機
能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡単
になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ119と他
のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック機
能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡単
になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
【0082】又、ワッシャ239、247によりオイル
の流れが阻害される従来例と異なって、この実施例のデ
ファレンシャル装置では、開放側のオイルポ−トは長孔
によって完全に開放され、閉塞側のオイルポ−トは閉塞
部によって完全に閉塞されるから、各ギヤポンプ55は
充分な性能を発揮することができると共に、オイル洩れ
が防止され、チェック機能が充分に果たされる。
の流れが阻害される従来例と異なって、この実施例のデ
ファレンシャル装置では、開放側のオイルポ−トは長孔
によって完全に開放され、閉塞側のオイルポ−トは閉塞
部によって完全に閉塞されるから、各ギヤポンプ55は
充分な性能を発揮することができると共に、オイル洩れ
が防止され、チェック機能が充分に果たされる。
【0083】従って、このデファレンシャル装置は差動
回転に対するレスポンスの速い差動制限機能が得られ、
各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差動制限力が
得られると共に、安定したオイルの流れによって差動制
限機能が安定する。
回転に対するレスポンスの速い差動制限機能が得られ、
各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差動制限力が
得られると共に、安定したオイルの流れによって差動制
限機能が安定する。
【0084】又、開放部を長孔にしたことによっ それ
だけ各ワッシャの回転移動距離が短くなるから、各ワッ
シャの耐久性が向上する。
だけ各ワッシャの回転移動距離が短くなるから、各ワッ
シャの耐久性が向上する。
【0085】図9、10は第3実施例を示し、この実施
例は請求項1、3、7、8の特徴を備えている。
例は請求項1、3、7、8の特徴を備えている。
【0086】図9に示すように、この実施例に用いられ
るオイルポケット87側のワッシャ137(リング状の
バルブ部材)は4個の長孔139(開放部)とその両脇
に設けられた各4箇所の閉塞部141、143とを周方
向に有するリング状の板材である。又、図10に示すよ
うに、カバ−7にはワッシャ137を摺動回転自在に収
納する溝145が設けられている。ワッシャ137の長
孔139はカバ−7のオイルポ−ト81、83より幅広
にしてある。又、カバ−7の溝145にはブロック14
7(凸部)が固定されており、ワッシャ137には切り
欠き149が設けられている。この切り欠き149の各
端部151、153はブロック147と突き当たるスト
ッパ機構を構成している。
るオイルポケット87側のワッシャ137(リング状の
バルブ部材)は4個の長孔139(開放部)とその両脇
に設けられた各4箇所の閉塞部141、143とを周方
向に有するリング状の板材である。又、図10に示すよ
うに、カバ−7にはワッシャ137を摺動回転自在に収
納する溝145が設けられている。ワッシャ137の長
孔139はカバ−7のオイルポ−ト81、83より幅広
にしてある。又、カバ−7の溝145にはブロック14
7(凸部)が固定されており、ワッシャ137には切り
欠き149が設けられている。この切り欠き149の各
端部151、153はブロック147と突き当たるスト
ッパ機構を構成している。
【0087】ワッシャ137はギヤポンプ55の反転
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
各端部151、153がそれぞれブロック147と突き
当たる位置の間で回転移動する。
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
各端部151、153がそれぞれブロック147と突き
当たる位置の間で回転移動する。
【0088】又、油圧アクチュエ−タ53側のワッシャ
(リング状のバルブ部材)はワッシャ137と同一形状
であり、ポンプカバ−35に形成された溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
(リング状のバルブ部材)はワッシャ137と同一形状
であり、ポンプカバ−35に形成された溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
【0089】端部151がブロック147と突き当たる
位置までワッシャ137が回転すると、長孔139が吸
入側になったオイルポ−ト81と重なり、オイルポケッ
ト87からオイルを吸入すると共に、閉塞部141が吐
出側になったオイルポ−ト83と重なって圧洩れを防止
する。又、油圧アクチュエ−タ53側では、他のワッシ
ャが回転し、吸入側になったオイルポ−トと閉塞部が重
なって圧洩れを防止すると共に、吐出側になったオイル
ポ−トと長孔が重なって油圧アクチュエ−タ53にオイ
ル圧を供給する。
位置までワッシャ137が回転すると、長孔139が吸
入側になったオイルポ−ト81と重なり、オイルポケッ
ト87からオイルを吸入すると共に、閉塞部141が吐
出側になったオイルポ−ト83と重なって圧洩れを防止
する。又、油圧アクチュエ−タ53側では、他のワッシ
ャが回転し、吸入側になったオイルポ−トと閉塞部が重
なって圧洩れを防止すると共に、吐出側になったオイル
ポ−トと長孔が重なって油圧アクチュエ−タ53にオイ
ル圧を供給する。
【0090】又、ギヤポンプ55が反転し、端部153
がブロック147と突き当たる位置までワッシャ137
が回転すると、今度は、長孔139が吸入側になったオ
イルポ−ト83と重なり、オイルポケット87からオイ
ルが吸入され、閉塞部143が吐出側になったオイルポ
−ト81と重なってこれらを閉塞する。又、油圧アクチ
ュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、吸入側に
なったオイルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防止す
ると共に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重なっ
て油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
がブロック147と突き当たる位置までワッシャ137
が回転すると、今度は、長孔139が吸入側になったオ
イルポ−ト83と重なり、オイルポケット87からオイ
ルが吸入され、閉塞部143が吐出側になったオイルポ
−ト81と重なってこれらを閉塞する。又、油圧アクチ
ュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、吸入側に
なったオイルポ−トと閉塞部が重なって圧洩れを防止す
ると共に、吐出側になったオイルポ−トと長孔が重なっ
て油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給する。
【0091】こうして、ギヤポンプ55がいずれの方向
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
【0092】これに加えて、上記各実施例と同様に、4
組のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ137と
他のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック
機能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡
単になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
組のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ137と
他のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック
機能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡
単になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
【0093】又、ワッシャのみ移動させチェック機能を
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
【0094】又、開放側のオイルポ−トは長孔139に
よって完全に開放されると共に、閉塞側のオイルポ−ト
は閉塞部141、143によって完全に閉塞されチェッ
ク機能が充分に果たされるから、各ギヤポンプ55は充
分な性能を発揮することができる。
よって完全に開放されると共に、閉塞側のオイルポ−ト
は閉塞部141、143によって完全に閉塞されチェッ
ク機能が充分に果たされるから、各ギヤポンプ55は充
分な性能を発揮することができる。
【0095】こうして、この実施例のデファレンシャル
装置は差動回転に対するレスポンスの速い差動制限機能
が得られ、各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差
動制限力が得られると共に、安定したオイルの流れによ
って差動制限機能が安定する。
装置は差動回転に対するレスポンスの速い差動制限機能
が得られ、各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差
動制限力が得られると共に、安定したオイルの流れによ
って差動制限機能が安定する。
【0096】又、開放部を長孔139にしたことによっ
てそれだけワッシャ137の回転移動距離が短くなるか
ら、ワッシャ137の耐久性が向上する。
てそれだけワッシャ137の回転移動距離が短くなるか
ら、ワッシャ137の耐久性が向上する。
【0097】図11、12は第4実施例を示し、この実
施例は請求項1、2、4、7、8の特徴を備えている。
施例は請求項1、2、4、7、8の特徴を備えている。
【0098】図11に示すように、この実施例に用いら
れるワッシャ155(リング状のバルブ部材)は3個の
丸孔157(開放部)と2箇所に設けられた閉塞部15
9とバルブ部161、163とからなるリング状の板材
である。又、図12に示すように、カバ−7にはワッシ
ャ155を摺動回転自在に収納する溝165が設けられ
ている。ワッシャ155の丸孔157はカバ−7のオイ
ルポ−ト81、83より大径にしてある。又、カバ−7
の溝165には凸部167が設けられており、ワッシャ
155には切り欠き169が設けられている。この切り
欠き169の各端部171、173は凸部167と突き
当たるストッパ機構を構成している。
れるワッシャ155(リング状のバルブ部材)は3個の
丸孔157(開放部)と2箇所に設けられた閉塞部15
9とバルブ部161、163とからなるリング状の板材
である。又、図12に示すように、カバ−7にはワッシ
ャ155を摺動回転自在に収納する溝165が設けられ
ている。ワッシャ155の丸孔157はカバ−7のオイ
ルポ−ト81、83より大径にしてある。又、カバ−7
の溝165には凸部167が設けられており、ワッシャ
155には切り欠き169が設けられている。この切り
欠き169の各端部171、173は凸部167と突き
当たるストッパ機構を構成している。
【0099】ワッシャ155はギヤポンプ55の反転
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
各端部171、173がそれぞれ凸部167と突き当た
る位置の間で回転移動する。
(差動回転の反転)に伴い、サンギヤ69及びピニオン
ギヤ71との摩擦によってこれらの回転方向に回転し、
各端部171、173がそれぞれ凸部167と突き当た
る位置の間で回転移動する。
【0100】又、油圧アクチュエ−タ53側のワッシャ
(リング状のバルブ部材)はワッシャ155と同一形状
であり、ポンプカバ−35に設けられた溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
(リング状のバルブ部材)はワッシャ155と同一形状
であり、ポンプカバ−35に設けられた溝に摺動回転自
在に収納されている。このワッシャもポンプカバ−35
との間に設けられたストッパ機構により、移動に際して
所定の位置に位置決めされる。
【0101】端部171が凸部167と突き当たる位置
までワッシャ155が回転すると、吸入側になったオイ
ルポ−ト83が丸孔157と重なり、更にバルブ部16
1が移動して矢印175のオイルポ−ト83が開放さ
れ、オイルポケット87からオイルを吸入すると共に、
吐出側になったオイルポ−ト81が閉塞部159と重な
って閉塞され、更に矢印177、179のオイルポ−ト
81がそれぞれ移動したバルブ部163、161と重な
って閉塞され圧洩れを防止する。又、油圧アクチュエ−
タ53側では、他のワッシャが回転し、ワッシャ155
と同様に、開放側のオイルポ−トを開放して油圧アクチ
ュエ−タ53にオイル圧を供給し、閉塞側のオイルポ−
トを閉塞する。
までワッシャ155が回転すると、吸入側になったオイ
ルポ−ト83が丸孔157と重なり、更にバルブ部16
1が移動して矢印175のオイルポ−ト83が開放さ
れ、オイルポケット87からオイルを吸入すると共に、
吐出側になったオイルポ−ト81が閉塞部159と重な
って閉塞され、更に矢印177、179のオイルポ−ト
81がそれぞれ移動したバルブ部163、161と重な
って閉塞され圧洩れを防止する。又、油圧アクチュエ−
タ53側では、他のワッシャが回転し、ワッシャ155
と同様に、開放側のオイルポ−トを開放して油圧アクチ
ュエ−タ53にオイル圧を供給し、閉塞側のオイルポ−
トを閉塞する。
【0102】又、端部173が凸部167と突き当たる
位置までワッシャ155が回転すると、今度は、吸入側
になったオイルポ−ト81が丸孔157と重なり、更に
バルブ部163が移動して矢印177のオイルポ−ト8
1が開放され、オイルポケット87からオイルを吸入す
ると共に、吐出側になったオイルポ−ト83が閉塞部1
59と重なって閉塞され、更に矢印175、181のオ
イルポ−ト83がそれぞれ移動したバルブ部161、1
63と重なって閉塞され圧洩れを防止する。又、油圧ア
クチュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、ワッ
シャ155と同様に、開放側のオイルポ−トを開放して
油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給し、閉塞側の
オイルポ−トを閉塞する。
位置までワッシャ155が回転すると、今度は、吸入側
になったオイルポ−ト81が丸孔157と重なり、更に
バルブ部163が移動して矢印177のオイルポ−ト8
1が開放され、オイルポケット87からオイルを吸入す
ると共に、吐出側になったオイルポ−ト83が閉塞部1
59と重なって閉塞され、更に矢印175、181のオ
イルポ−ト83がそれぞれ移動したバルブ部161、1
63と重なって閉塞され圧洩れを防止する。又、油圧ア
クチュエ−タ53側では、他のワッシャが回転し、ワッ
シャ155と同様に、開放側のオイルポ−トを開放して
油圧アクチュエ−タ53にオイル圧を供給し、閉塞側の
オイルポ−トを閉塞する。
【0103】こうして、ギヤポンプ55がいずれの方向
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
に回転しても(差動回転がいずれの方向に生じても)、
各ワッシャのチェック機能によってオイルの流れが一方
向に整流され、常にオイルポケット87からオイルが吸
入され、必要なときに油圧アクチュエ−タ53に供給さ
れて多板クラッチ51が押圧され、各ギヤポンプ55の
ポンプ仕事と多板クラッチ51の摩擦抵抗とによって差
動機構47の差動を制限することができる。
【0104】これに加えて、上記各実施例と同様に、4
組のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ155と
他のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック
機能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡
単になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
組のギヤポンプ55が用いられても、ワッシャ155と
他のワッシャ各1枚づつで各ギヤポンプ55のチェック
機能を行えるから、従来例と異なって、構造が極めて簡
単になり、部品点数とコストとが大幅に低減される。
【0105】又、開放側のオイルポ−トは丸孔157及
びバルブ部161、163の移動によって完全に開放さ
れると共に、閉塞側のオイルポ−トは閉塞部159とバ
ルブ部161、163の移動によって完全に閉塞されチ
ェック機能が充分に果たされるから、各ギヤポンプ55
は充分な性能を発揮できる。
びバルブ部161、163の移動によって完全に開放さ
れると共に、閉塞側のオイルポ−トは閉塞部159とバ
ルブ部161、163の移動によって完全に閉塞されチ
ェック機能が充分に果たされるから、各ギヤポンプ55
は充分な性能を発揮できる。
【0106】又、ワッシャのみ移動させチェック機能を
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
行わせるように構成したので、固定側部材のオイルポー
トに対し、イナーシャの小さいワッシャはオイルポンプ
の回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、よってオイ
ルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良くアクチュ
エータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッチによる差
動制限力の応答性に優れる。
【0107】こうして、このデファレンシャル装置は差
動回転に対するレスポンスの速い差動制限機能が得ら
れ、各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差動制限
力が得られると共に、安定したオイルの流れによって差
動制限機能が安定する。
動回転に対するレスポンスの速い差動制限機能が得ら
れ、各ギヤポンプ55の容量に見合った大きい差動制限
力が得られると共に、安定したオイルの流れによって差
動制限機能が安定する。
【0108】又、バルブ部161、163は簡単な形状
の板状片であり、低コストである。
の板状片であり、低コストである。
【0109】なお、各実施例において、オイルポンプ用
のオイル溜りをデフキャリヤ(デフケ−スの外部)に配
置した例を説明したが、このオイル溜りはデフケ−スの
内部に設けてもよい。
のオイル溜りをデフキャリヤ(デフケ−スの外部)に配
置した例を説明したが、このオイル溜りはデフケ−スの
内部に設けてもよい。
【0110】本発明において、差動機構はベベルギヤ式
に限らず、例えば、ギヤの歯面摩擦抵抗やギヤとデフケ
−スとの摩擦抵抗を利用してトルク感応式の差動制限機
能を得る差動機構でもよい。このような差動機構を用い
れば、トルク感応型の差動制限機能に加えて、上記のよ
うな摩擦クラッチとオイルポンプによる速度感応型の差
動制限機能とを併せ持つデファレンシャル装置が得られ
る。
に限らず、例えば、ギヤの歯面摩擦抵抗やギヤとデフケ
−スとの摩擦抵抗を利用してトルク感応式の差動制限機
能を得る差動機構でもよい。このような差動機構を用い
れば、トルク感応型の差動制限機能に加えて、上記のよ
うな摩擦クラッチとオイルポンプによる速度感応型の差
動制限機能とを併せ持つデファレンシャル装置が得られ
る。
【0111】又、摩擦クラッチは、多板クラッチに限ら
ず、例えばコ−ンクラッチでもよい。
ず、例えばコ−ンクラッチでもよい。
【0112】この発明のデファレンシャル装置は、フロ
ントデフ(前輪側の車軸デフ)と、リヤデフ(後輪側の
車軸デフ)と、センタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪
と後輪とに分配するデファレンシャル装置)のいずれに
も用いることができる。
ントデフ(前輪側の車軸デフ)と、リヤデフ(後輪側の
車軸デフ)と、センタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪
と後輪とに分配するデファレンシャル装置)のいずれに
も用いることができる。
【0113】
【発明の効果】各請求項のデファレンシャル装置は、差
動回転によりオイルポンプが駆動されて油圧アクチュエ
−タが作動し、摩擦クラッチが押圧されて差動が制限さ
れる。
動回転によりオイルポンプが駆動されて油圧アクチュエ
−タが作動し、摩擦クラッチが押圧されて差動が制限さ
れる。
【0114】そこで、各請求項のデファレンシャル装置
では、オイルポンプのオイル溜り側と油圧アクチュエ−
タ側とにそれぞれ配置したバルブ部材を、オイルポンプ
の回転によって一側と他側とに移動させ、ストッパ機構
で所定の位置に位置決めすることにより、オイルポンプ
の回転方向に係わらず、常にオイル溜りのオイルを油圧
アクチュエ−タに供給することができるように構成し
た。
では、オイルポンプのオイル溜り側と油圧アクチュエ−
タ側とにそれぞれ配置したバルブ部材を、オイルポンプ
の回転によって一側と他側とに移動させ、ストッパ機構
で所定の位置に位置決めすることにより、オイルポンプ
の回転方向に係わらず、常にオイル溜りのオイルを油圧
アクチュエ−タに供給することができるように構成し
た。
【0115】このように、オイル溜り側と油圧アクチュ
エ−タ側に配置した各1個のバルブ部材でチェック機能
を行うことができる。更に、オイルポンプが複数組用い
られても、従来例と異なって、一体に構成することによ
り各側にそれぞれ1個のバルブ部材を用いればすむ。従
って、構造が極めて簡単になり、部品点数とコストとが
大幅に低減される。
エ−タ側に配置した各1個のバルブ部材でチェック機能
を行うことができる。更に、オイルポンプが複数組用い
られても、従来例と異なって、一体に構成することによ
り各側にそれぞれ1個のバルブ部材を用いればすむ。従
って、構造が極めて簡単になり、部品点数とコストとが
大幅に低減される。
【0116】これに加えて、バルブ部材を固定するピン
やバルブ部材用の座繰り加工が不要になるから、部品点
数及びバルブ部材をピンで固定する作業や座繰り加工な
どの工数が大きく低減され、コストが大幅に低減され
る。
やバルブ部材用の座繰り加工が不要になるから、部品点
数及びバルブ部材をピンで固定する作業や座繰り加工な
どの工数が大きく低減され、コストが大幅に低減され
る。
【0117】更に、従来例と異なって、本発明では開放
側になるオイルポ−トはバルブ部材の移動によって完全
に開放されるから、オイルポンプは充分な性能を発揮で
きると共に、オイルポンプの吐出圧が小さいときでもチ
ェック機能が完全であり、圧洩れを防止できる。
側になるオイルポ−トはバルブ部材の移動によって完全
に開放されるから、オイルポンプは充分な性能を発揮で
きると共に、オイルポンプの吐出圧が小さいときでもチ
ェック機能が完全であり、圧洩れを防止できる。
【0118】請求項2のデファレンシャル装置は、バル
ブ部材の開放部を、オイルポ−トの開口と同一形状にす
ると共に、開口と同一面積か、それより広くしたもので
あり、請求項3のデファレンシャル装置は、バルブ部材
の開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成された長
孔にしたものであり、請求項4のデファレンシャル装置
は、バルブ部材を板状部材にし、一側と他側への移動に
伴って、一方のオイルポ−トと重なってこれを閉塞する
閉鎖部となり、他方のオイルポ−トとの重なりが解除さ
れてこれを開放する開放部となるように構成したもので
あり、いずれも請求項1のデファレンシャル装置と同じ
効果を得る。
ブ部材の開放部を、オイルポ−トの開口と同一形状にす
ると共に、開口と同一面積か、それより広くしたもので
あり、請求項3のデファレンシャル装置は、バルブ部材
の開放部を、バルブ部材の移動方向に長く形成された長
孔にしたものであり、請求項4のデファレンシャル装置
は、バルブ部材を板状部材にし、一側と他側への移動に
伴って、一方のオイルポ−トと重なってこれを閉塞する
閉鎖部となり、他方のオイルポ−トとの重なりが解除さ
れてこれを開放する開放部となるように構成したもので
あり、いずれも請求項1のデファレンシャル装置と同じ
効果を得る。
【0119】これに加えて、請求項2のデファレンシャ
ル装置では、バルブ部材の開放部がオイルポ−トの開口
と同一形状でそれより狭くないから、オイルポ−トのオ
イルの流れが阻害されずオイルポンプが充分な性能を発
揮する。又、請求項3のデファレンシャル装置では、開
放部を長孔にしたことによってバルブ部材の移動距離が
短くなり、それだけバルブ部材の耐久性が向上する。
又、請求項4のデファレンシャル装置では、バルブ部材
の移動に伴うオイルポ−トとバルブ部材との重なり及び
重なりの解除によってチェック機能を行うから、バルブ
部材を簡単な形状の板状部材にすることが可能になり、
それだけ低コストになる。
ル装置では、バルブ部材の開放部がオイルポ−トの開口
と同一形状でそれより狭くないから、オイルポ−トのオ
イルの流れが阻害されずオイルポンプが充分な性能を発
揮する。又、請求項3のデファレンシャル装置では、開
放部を長孔にしたことによってバルブ部材の移動距離が
短くなり、それだけバルブ部材の耐久性が向上する。
又、請求項4のデファレンシャル装置では、バルブ部材
の移動に伴うオイルポ−トとバルブ部材との重なり及び
重なりの解除によってチェック機能を行うから、バルブ
部材を簡単な形状の板状部材にすることが可能になり、
それだけ低コストになる。
【0120】又、板状のバルブ部材のみ移動させチェッ
ク機能を行なわせるように構成したので、固定側部材の
オイルポートに対し、イナーシャの小さいワッシャはオ
イルポンプの回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、
よってオイルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良
くアクチュエータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッ
チによる差動制限力の応答性に優れる。
ク機能を行なわせるように構成したので、固定側部材の
オイルポートに対し、イナーシャの小さいワッシャはオ
イルポンプの回転方向に合わせ瞬時に移動可能である、
よってオイルポンプの吸入及び吐出オイルの流動性が良
くアクチュエータの作動レスポンスすなわち摩擦クラッ
チによる差動制限力の応答性に優れる。
【0121】請求項5のデファレンシャル装置は、請求
項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、ストッパ機構を、固定側部材とバルブ部材の一方に
設けた凸部と、他方に設けた凹部とから構成し、凹部に
よって凸部の移動を所定の範囲に規制するように構成し
たものであり、請求項6のデファレンシャル装置は、請
求項5のデファレンシャル装置において、固定側部材に
設けたピンを凸部にし、このピンが係合するバルブ部材
の長孔を凹部にした構成である。又、請求項7のデファ
レンシャル装置は、請求項1ないし4のいずれかのデフ
ァレンシャル装置において、ストッパ機構を、固定側部
材の凸部と、この凸部と突き当たって自らの位置決めを
するバルブ部材の端部とで構成したものである。
項1ないし4のいずれかのデファレンシャル装置におい
て、ストッパ機構を、固定側部材とバルブ部材の一方に
設けた凸部と、他方に設けた凹部とから構成し、凹部に
よって凸部の移動を所定の範囲に規制するように構成し
たものであり、請求項6のデファレンシャル装置は、請
求項5のデファレンシャル装置において、固定側部材に
設けたピンを凸部にし、このピンが係合するバルブ部材
の長孔を凹部にした構成である。又、請求項7のデファ
レンシャル装置は、請求項1ないし4のいずれかのデフ
ァレンシャル装置において、ストッパ機構を、固定側部
材の凸部と、この凸部と突き当たって自らの位置決めを
するバルブ部材の端部とで構成したものである。
【0122】いずれも、これらのストッパ機構によって
バルブ部材の位置決めが正確に行われ、請求項1ないし
4のいずれかのデファレンシャル装置と同じ効果が得ら
れる。
バルブ部材の位置決めが正確に行われ、請求項1ないし
4のいずれかのデファレンシャル装置と同じ効果が得ら
れる。
【0123】請求項8のデファレンシャル装置は、デフ
ケ−スと同軸配置したサンギヤとサンギヤの外周に配置
された複数個のピニオンギヤとで構成された複数組の外
接式ギヤポンプでオイルポンプを構成すると共に、外接
式ギヤポンプを挾んで配置されたバルブ部材をリング状
に形成して各ギヤポンプのチェックバルブ機能を一体化
したものであり、請求項1ないし7のいずれかのデファ
レンシャル装置と同様の効果を得る。
ケ−スと同軸配置したサンギヤとサンギヤの外周に配置
された複数個のピニオンギヤとで構成された複数組の外
接式ギヤポンプでオイルポンプを構成すると共に、外接
式ギヤポンプを挾んで配置されたバルブ部材をリング状
に形成して各ギヤポンプのチェックバルブ機能を一体化
したものであり、請求項1ないし7のいずれかのデファ
レンシャル装置と同様の効果を得る。
【0124】これに加えて、オイルポンプ毎に4個のチ
ェックバルブが必要であり、複数組のオイルポンプには
多数のチェックバルブが必要であった従来例と異なっ
て、複数組のオイルポンプが用いられてもバルブ部材は
2個ですむから、構造が極めて簡単になり、部品点数と
加工工数及びコストが大幅に低減される。
ェックバルブが必要であり、複数組のオイルポンプには
多数のチェックバルブが必要であった従来例と異なっ
て、複数組のオイルポンプが用いられてもバルブ部材は
2個ですむから、構造が極めて簡単になり、部品点数と
加工工数及びコストが大幅に低減される。
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】第1実施例に用いられるワッシャの平面図であ
る。
る。
【図3】第1実施例において、ワッシャを収納するカバ
−の溝形状などを示す平面図である。
−の溝形状などを示す平面図である。
【図4】第1実施例において、ワッシャの回転移動によ
るチェック機能を説明する図面である。
るチェック機能を説明する図面である。
【図5】第1実施例において、ワッシャの回転移動によ
るチェック機能を説明する図面である。
るチェック機能を説明する図面である。
【図6】第1実施例において、ギヤポンプの回転方向に
よるワッシャのチェック機能を示す図表である。
よるワッシャのチェック機能を示す図表である。
【図7】本発明の第2実施例に用いられるワッシャの平
面図である。
面図である。
【図8】第2実施例において、ワッシャを収納するカバ
−の溝形状などを示す平面図である。
−の溝形状などを示す平面図である。
【図9】本発明の第3実施例に用いられるワッシャの平
面図である。
面図である。
【図10】第3実施例において、ワッシャを収納するカ
バ−の溝形状などを示す平面図である。
バ−の溝形状などを示す平面図である。
【図11】本発明の第4実施例に用いられるワッシャの
平面図である。
平面図である。
【図12】第4実施例において、ワッシャを収納するカ
バ−の溝形状などを示す平面図である。
バ−の溝形状などを示す平面図である。
【図13】従来例の断面図である。
【図14】図13のX−X断面図である。
1 デファレンシャル装置 3 デフケ−ス 7 カバ−(固定側部材) 35 ポンプカバ−(固定側部材) 47 差動機構 51 多板クラッチ(摩擦クラッチ) 53 油圧アクチュエ−タ 55 ギヤポンプ(オイルポンプ) 73、119、137、155(リング状の第1のバル
ブ部材) 75 ワッシャ(リング状の第2のバルブ部材) 81、83 オイルポ−ト(オイル溜り側) 85 オイルポ−ト(油圧アクチュエ−タ側) 87、オイルポケット(オイル溜り) 95、157 丸孔(開放部) 97、123、125、141、143、159 閉塞
部 101 爪(凸部:ストッパ機構) 107 切り欠き(凹部:ストッパ機構) 121、139 長孔(開放部) 129 ピン(凸部:ストッパ機構) 131 長孔(凹部:ストッパ機構) 147 ブロック(凸部:ストッパ機構) 151、153、171、173 端部(ストッパ機
構) 161、163 バルブ部 167 凸部(ストッパ機構)
ブ部材) 75 ワッシャ(リング状の第2のバルブ部材) 81、83 オイルポ−ト(オイル溜り側) 85 オイルポ−ト(油圧アクチュエ−タ側) 87、オイルポケット(オイル溜り) 95、157 丸孔(開放部) 97、123、125、141、143、159 閉塞
部 101 爪(凸部:ストッパ機構) 107 切り欠き(凹部:ストッパ機構) 121、139 長孔(開放部) 129 ピン(凸部:ストッパ機構) 131 長孔(凹部:ストッパ機構) 147 ブロック(凸部:ストッパ機構) 151、153、171、173 端部(ストッパ機
構) 161、163 バルブ部 167 凸部(ストッパ機構)
Claims (8)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
デフケ−スと、デフケ−ス内に配置された差動機構と、
差動機構の差動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の
差動回転を受けて駆動され、オイル溜りからオイルを吸
入するオイルポンプと、オイルポンプからのオイル圧を
受けて前記摩擦クラッチを押圧し締結する油圧アクチュ
エ−タと、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に
吸入孔と吐出孔になる2個のオイル溜り側オイルポ−ト
と、オイルポンプの回転方向変化に伴って交互に吸入孔
と吐出孔になる2個の油圧アクチュエ−タ側オイルポ−
トと、差動回転の方向変化に伴ってオイルポンプが一側
と他側とに反転するとその回転を受けて一側と他側とに
回転移動し、開放部が吸入孔になったオイル溜り側オイ
ルポ−トと重なってこれを開放すると共に、閉塞部が吐
出孔になったオイル溜り側オイルポ−トと重なってこれ
を閉鎖する第1のバルブ部材と、差動回転の方向変化に
伴ってオイルポンプが一側と他側とに反転するとその回
転を受けて一側と他側とに回転移動し、閉塞部が吸入孔
になった油圧アクチュエ−タ側オイルポ−トと重なって
これを閉鎖すると共に、開放部が吐出孔になった油圧ア
クチュエ−タ側オイルポ−トと重なってこれを開放する
第2のバルブ部材と、前記移動の際に各バルブ部材を所
定の位置に位置決めするストッパ機構とを備えたことを
特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項2】 バルブ部材の開放部が、オイルポ−トの
開口と同一形状であり、その開口面積より狭くない請求
項1のデファレンシャル装置。 - 【請求項3】 バルブ部材の開放部が、バルブ部材の移
動方向に長く形成された長孔である請求項1のデファレ
ンシャル装置。 - 【請求項4】 バルブ部材が板状部材であり、一側と他
側への移動に伴って、一方のオイルポ−トと重なってこ
れを閉塞する閉鎖部となり、他方のオイルポ−トとの重
なりが解除されてこれを開放する開放部となる請求項1
のデファレンシャル装置。 - 【請求項5】 ストッパ機構が、固定側部材とバルブ部
材の一方に設けられた凸部と、固定側部材とバルブ部材
の他方に設けられ前記凸部の移動を所定の範囲に規制す
る凹部とからなる請求項1ないし4のいずれかのデファ
レンシャル装置。 - 【請求項6】 凸部が固定側部材に設けられたピンであ
り、凹部がバルブ部材に設けられ前記ピンが係合する長
孔である請求項5のデファレンシャル装置。 - 【請求項7】 ストッパ機構が、固定側部材の凸部と、
この凸部と突き当たって自らの位置決めをするバルブ部
材の端部とからなる請求項1ないし4のいずれかのデフ
ァレンシャル装置。 - 【請求項8】 オイルポンプが、デフケ−スと同軸に配
置されたサンギヤと、このサンギヤの外周に配置された
複数個のピニオンギヤとを有する複数組の外接式ギヤポ
ンプであり、この外接式ギヤポンプを挾んで第1と第2
のバルブ部材が配置され、各ギヤポンプ用の第1と第2
のバルブ部材の一方又は両方がリング状に一体形成され
た請求項1ないし7のいずれかのデファレンシャル装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15033495A JPH094695A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15033495A JPH094695A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094695A true JPH094695A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15494742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15033495A Pending JPH094695A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094695A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108138932A (zh) * | 2015-09-24 | 2018-06-08 | 伊顿智能动力有限公司 | 电液限滑差速器系统 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15033495A patent/JPH094695A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108138932A (zh) * | 2015-09-24 | 2018-06-08 | 伊顿智能动力有限公司 | 电液限滑差速器系统 |
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