JPH0947525A - ゴルフボール成形用金型 - Google Patents

ゴルフボール成形用金型

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JPH0947525A
JPH0947525A JP22460995A JP22460995A JPH0947525A JP H0947525 A JPH0947525 A JP H0947525A JP 22460995 A JP22460995 A JP 22460995A JP 22460995 A JP22460995 A JP 22460995A JP H0947525 A JPH0947525 A JP H0947525A
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JP
Japan
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golf ball
film
molding
mold
amorphous carbon
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Pending
Application number
JP22460995A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Inoue
道夫 井上
Keisuke Ihara
敬介 井原
Tamotsu Kato
保 加藤
Nobuyuki Kataoka
信幸 片岡
Takehiko Yamaguchi
武彦 山口
Hiroki Kumagai
浩樹 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0947525A publication Critical patent/JPH0947525A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフボールあるいはゴルフボール用コアの
成形に用いられるゴルフボール成形用金型の脱型性、耐
摩耗性、耐食性を向上させる。 【解決手段】 ゴルフボール成形用金型本体2のキャビ
ティー表面に、アモルファスカーボン硬質膜、すなわち
非晶質のダイヤモンド・ライク・カーボンからなる皮膜
4を形成する。アモルファスカーボン硬質膜からなる皮
膜4は、高硬度で、表面平滑性、耐摩耗性、化学的安定
性に優れている上、摩擦係数が小さく、かつ潤滑効果を
有する。したがって、かかるアモルファスカーボン硬質
膜4をキャビティー表面に形成することにより、優れた
脱型性、耐摩耗性、耐食性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールある
いはゴルフボール用コアの成形に用いられるゴルフボー
ル成形用金型に関し、さらに詳述すると、キャビティー
表面に脱型性、耐摩耗性、耐食性の向上のための皮膜を
形成したゴルフボール成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮成型や射出成型によるゴ
ルフボールあるいはゴルフボール用コアの成形において
は、脱型性の悪い樹脂が用いられるため、成形したゴル
フボールあるいはコアを金型から容易に脱型することが
できず、そのため金型又は成形品自身に脱型性を付与す
る目的で、以下に示す方法が採られている。 (1)金型のキャビティー表面にシリコーン油等の離型
剤をスプレーする方法。 (2)ゴルフボールの予備成形品に離型剤をディッピン
グした後、金型による成形に供する方法。 (3)ゴルフボールあるいはコアの成形用樹脂に離型剤
を練り込み、成形に供する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法に
は、それぞれ次のような問題点がある。すなわち、
(1)の方法は、(イ)成形中に離型剤が成形品の樹脂中
に巻き込まれ、不良品が発生することがある、(ロ)成形
後、成形品表面に付着した離型剤を洗浄除去する必要が
生じる、(ハ)1回成形する毎に金型に離型剤をスプレー
しなければならず、成形作業が煩雑である、という欠点
を有している。(2)の方法では、成形前に予備成形品
を製造する工程、これに離型剤をディッピングする工程
など、成形前の工程が多くなる上、(1)の方法と同様
に成形後成形品表面に付着した離型剤を洗浄除去する必
要が生じ、製造工程が煩雑化する。(3)の方法では、
樹脂内部に離型剤を練り込むだけでは十分な脱型性が得
られず、結局金型へ離型剤をスプレーする等の他の脱型
性付与手段を講じなければならない。
【0004】これに対し、脱型性を向上させる目的で、
金型のキャビティー表面に種々の皮膜を形成することが
提案されている。その具体例としては、下記〜に示
すものある。 キャビティー表面にTiN、TiC等のTi化合物の
層を形成する(特開昭59−179311号)。 キャビティー表面にクロム酸化皮膜を形成し、該皮膜
上にフッ素樹脂をコーティングする(特開平5−234
03号)。 キャビティー表面にフッ素系高分子微粒子を析出させ
たニッケルメッキ層を形成する(特開平5−22024
1号)。 キャビティー表面にクロムメッキ層を形成するととも
に、該クロムメッキ層の表面のクラック部にフッ素系高
分子微粒子を含浸させる(特開平5−228227
号)。 しかし、上記〜のいずれの金型も、脱型性、耐摩耗
性及び耐食性を同時に十分に満足させるものではなかっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、脱型性、耐摩耗性、耐食性のいずれにも優れたゴル
フボール成形用金型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ゴルフボール成形用金型本体のキャビティ
ー表面に、アモルファスカーボン硬質膜からなる皮膜が
形成されていることを特徴とするゴルフボール成形用金
型を提供する。
【0007】アモルファスカーボン硬質膜からなる皮膜
は、高硬度で、表面平滑性、耐摩耗性、化学的安定性に
優れている上、摩擦係数が小さく、かつ潤滑効果を有す
る。したがって、かかるアモルファスカーボン硬質膜を
キャビティー表面に形成した本発明の金型は、優れた脱
型性、耐摩耗性、耐食性を示す。
【0008】本発明のゴルフボール成形用金型は、図1
に示したように、金型本体2のキャビティー表面に、ア
モルファスカーボン硬質膜からなる皮膜4を形成したも
のである。なお、図中6は金型のキャビティーに形成さ
れたディンプル形成用の凸部である。
【0009】金型本体2としては、電鋳法、ハイプレジ
ション法、鋳造法等により形成された鉄製、銅合金製、
ステンレススチール製、ニッケル製、亜鉛ダイキャスト
製などのいずれのものでも使用することができる。ま
た、金型本体2のキャビティー表面には、アモルファス
カーボン硬質膜からなる皮膜4を良好に形成するため
に、任意の前処理、下地形成等を行うことができる。
【0010】本発明において、アモルファスカーボン硬
質膜とは、ダイヤモンド・ライク・カーボン(以下DL
Cと略す)からなる膜をいう。ダイアモンド膜が結晶性
の硬質カーボン膜であるのに対し、DLC膜は結晶性で
ない非晶質の硬質カーボン膜である。DLC膜は、硬度
の点ではダイヤモンド膜より劣るが、平滑性、潤滑性で
はダイヤモンド膜より優れている。なお、DLC膜はア
モルファス構造のみの場合もあるが、アモルファス構造
とダイヤモンド構造とからなる場合もある。DLC膜
は、組成的には通常、水素との合金を形成しており、水
素濃度は0〜40at.%程度である。また、電子構造と
しては、DLC膜中の炭素はsp3で主として結合して
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、キャビティー表
面に形成するアモルファスカーボン硬質膜(DLC膜)
としては、例えば、下記特性を有するものが挙げられ
る。 結晶構造:非晶質 結合形式:sp3主体 密度:3以下(g/cm3) マイクロビッカース硬さ(荷重10gf):2000〜5
000(kgf/mm2) 含有水素濃度:0〜40at.% モフォロジー:非常に滑らか
【0012】キャビティー表面へのアモルファスカーボ
ン硬質膜の形成は、炭化水素、アルコール、アセトン、
一酸化炭素、二酸化炭素等の炭素を含むガスや、固体の
グラファイト(黒鉛)等を主原料として、グロー放電を
用いたプラズマCVD法、イオンプレーティング法又は
スパッタリング法、イオンビームを用いた蒸着法又はス
パッタリング法、レーザを用いたCVD法又は蒸着法と
いったドライプロセスによって行うことができる。
【0013】例えば、プラズマCVDは、導入した反応
ガスをプラズマ状態にし、活性なラジカルやイオンを生
成させ、活性環境下で化学反応を行わせ、低温で基板
(金型)上に薄膜を形成する方法であり、圧力は1〜1
00Pa程度である。この場合、プラズマCVDに用い
られるプラズマは、直流(DC)、高周波(RF)又は
マイクロ波放電によって発生させることができる。
【0014】キャビティー表面にアモルファスカーボン
硬質膜を形成する場合、膜の性質に影響を与える種々の
パラメータを制御しつつ成膜を行う。例えば、高周波プ
ラズマCVDでは、膜の性質に影響を与えるパラメータ
として、RF電力、基板バイアス、ガス供給量、排気速
度、ガス圧、イオンのエネルギー、基板温度等が挙げら
れ、これらのパラメータを制御しつつ成膜を行うことに
より、所望の性質のアモルファスカーボン硬質膜を得る
ことができる。
【0015】キャビティー表面に形成するアモルファス
カーボン硬質膜の厚さに特に限定はないが、0.001
〜20μm、特に1〜5μmとすることが適当である。
0.001μmより薄いと、脱型性(離型性)が悪くな
り、また硬質膜の耐久性に欠けることがある。20μm
より厚いと、硬質膜の内部応力によりクラックが生じや
すくなる。
【0016】本発明のゴルフボール成形用金型は、ゴル
フボールあるいはゴルフボール用コアの製造、すなわち
ツーピースボールや糸巻きボールのカバーの被覆、ツー
ピースボールやワンピースボールのコアの製造、糸巻き
ボールのソリッドコアの製造などに使用されるもので、
圧縮成形、射出成形のいずれにも使用することができ
る。
【0017】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0018】電鋳法によりニッケル製のゴルフボール成
形用金型本体を製造し、この金型本体のキャビティー表
面にCVD法によりアモルファスカーボン硬質膜(DL
C膜)を形成して、本発明のゴルフボール成形用金型を
得た。CVDの内容及び得られたアモルファスカーボン
硬質膜の性状、特性を下記に示す。
【0019】CVD メタンと水素との混合ガスを原料ガスとし、CVD法に
よって成膜を行った。基板(金型)温度は200℃とし
た。
【0020】アモルファスカーボン硬質膜の性状、特性 結晶構造:非晶質 膜厚:3μm 密度:約2.0(g/cm3) 動摩擦係数μk(荷重20gf) :0.03 動摩擦係数μk(荷重100gf):0.14 静摩擦係数μs(荷重20gf) :0.12 静摩擦係数μs(荷重100gf):0.31 マイクロビッカース硬さ(荷重10gf):1800(kg
f/mm2) 耐摩耗性:研摩紙としてSiC#600を用い、荷重800
gfにてスガ摩耗試験を行った結果、アモルファスカーボ
ン硬質膜の摩耗量は、SUS304の約16%、Ni−
Crメッキの約23%、TiNの約56%であった。 モフォロジー:非常に滑らか 耐薬品性:酸、アルカリ、有機溶媒に不溶 色:黒色
【0021】上記のようにして作製した本発明のゴルフ
ボール成形用金型を用い、下記の成形を行った。 (a)圧縮成形によりコアにアイオノマー樹脂を主成分と
するカバーを被覆してツーピースボールを製造した。 (b)射出成形によりコアにアイオノマー樹脂を主成分と
するカバーを被覆してツーピースボールを製造した。 (c)圧縮成形によりコアにバラタを主成分とするカバー
を被覆して糸巻きボールを製造した。 (d)射出成形によりポリブタジエンゴムを主成分とする
ツーピースボールのコアを製造した。 (e)射出成形によりポリブタジエンゴムを主成分とする
糸巻きボールのソリッドコアを製造した。
【0022】その結果、いずれの場合も良好な脱型性を
示した。また、100回ほど成形を繰り返した後、キャ
ビティー表面のアモルファスカーボン硬質膜の状態を調
べたところ、摩耗や腐食は生じておらず、アモルファス
カーボン硬質膜の耐摩耗性、耐食性が良好であることが
確認された。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフボ
ール成形用金型は、脱型性、耐摩耗性、耐食性のいずれ
にも優れている。したがって、本発明の金型によれば、
成形を行う毎に離型剤をスプレーしたり、内部離型剤を
成形樹脂に練り込んだりする必要がなく、成形後にゴル
フボールを洗浄して離型剤を除去するような必要もな
い。また、キャビティー面の耐摩耗性、耐食性に優れて
いるため、長期間にわたってメンテナンスを行うことな
く金型を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフボール成形用金型の一実施
例を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
2 金型本体 4 アモルファスカーボン硬質膜からなる皮膜 6 ディンプル形成用凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 信幸 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 山口 武彦 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 熊谷 浩樹 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフボール成形用金型本体のキャビテ
    ィー表面に、アモルファスカーボン硬質膜からなる皮膜
    が形成されていることを特徴とするゴルフボール成形用
    金型。
JP22460995A 1995-08-09 1995-08-09 ゴルフボール成形用金型 Pending JPH0947525A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22460995A JPH0947525A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 ゴルフボール成形用金型

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JP22460995A JPH0947525A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 ゴルフボール成形用金型

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JPH0947525A true JPH0947525A (ja) 1997-02-18

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ID=16816413

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JP (1) JPH0947525A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005016620A3 (de) * 2003-08-14 2005-05-12 Stankiewicz Gmbh Formwerkzeug zur herstellung von formschaumkörpern
JP2006239878A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製成形品の熱処理用コア部材
JP2006297775A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Yoshino Kogyosho Co Ltd プリフォーム用の保持治具および熱結晶化処理設備
US8388882B2 (en) 2009-09-22 2013-03-05 Bridgestone Sports Co., Ltd. Mold for forming golf ball and golf ball manufactured using the same

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WO2005016620A3 (de) * 2003-08-14 2005-05-12 Stankiewicz Gmbh Formwerkzeug zur herstellung von formschaumkörpern
JP2006239878A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製成形品の熱処理用コア部材
JP2006297775A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Yoshino Kogyosho Co Ltd プリフォーム用の保持治具および熱結晶化処理設備
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