JPH0947751A - 有機態窒素含有廃液の脱窒処理法 - Google Patents
有機態窒素含有廃液の脱窒処理法Info
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- JPH0947751A JPH0947751A JP22599295A JP22599295A JPH0947751A JP H0947751 A JPH0947751 A JP H0947751A JP 22599295 A JP22599295 A JP 22599295A JP 22599295 A JP22599295 A JP 22599295A JP H0947751 A JPH0947751 A JP H0947751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生物学的処理によらない、少なくともEDT
Aを有機態窒素として含む廃液の効率的脱窒法を提供す
ること。 【解決手段】 有機態窒素として少なくともエチレンジ
アミン四酢酸(EDTA)を含む廃液の脱窒処理におい
て、前記廃液を、(1)アルカリ性pH下にEDTAに
キレートされた金属を除去する工程、(2)強酸性pH
下にキレート金属が除去されたEDTAを沈澱させて除
去する工程、(3)残存有機物を過酸化水素及びオゾン
の存在下に紫外線照射して分解除去する工程を(1)か
ら順に行うことを特徴とする有機態窒素含有廃液の脱窒
処理法。
Aを有機態窒素として含む廃液の効率的脱窒法を提供す
ること。 【解決手段】 有機態窒素として少なくともエチレンジ
アミン四酢酸(EDTA)を含む廃液の脱窒処理におい
て、前記廃液を、(1)アルカリ性pH下にEDTAに
キレートされた金属を除去する工程、(2)強酸性pH
下にキレート金属が除去されたEDTAを沈澱させて除
去する工程、(3)残存有機物を過酸化水素及びオゾン
の存在下に紫外線照射して分解除去する工程を(1)か
ら順に行うことを特徴とする有機態窒素含有廃液の脱窒
処理法。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は有機物質として少な
くともEDTAを含有する有機態窒素含有廃液の脱窒処
理法に関し、更に詳細には、廃液中のEDTAを沈澱さ
せて除去する工程、残存有機物質を紫外線照射により酸
化分解する工程を主要工程とする有機態窒素含有廃液の
脱窒処理法に関する。
くともEDTAを含有する有機態窒素含有廃液の脱窒処
理法に関し、更に詳細には、廃液中のEDTAを沈澱さ
せて除去する工程、残存有機物質を紫外線照射により酸
化分解する工程を主要工程とする有機態窒素含有廃液の
脱窒処理法に関する。
【0002】火力発電所ボイラーの洗浄や原子力発電所
の種々の配管系の洗浄や除染には、従来からEDTAを
主剤とし、これに数種の有機酸や腐蝕防止剤等を添加し
た洗浄液、界面活性剤及びヒドラジンを含むアルカリ洗
浄液等が用いられている。スケールの種類や付着有機物
質の量等によって洗浄液やアルカリ洗浄液等の使用量は
かなり相違する。洗浄後の廃液には上記の有機物質や無
機物質が含まれており、廃液のCODは非常に高いもの
である。
の種々の配管系の洗浄や除染には、従来からEDTAを
主剤とし、これに数種の有機酸や腐蝕防止剤等を添加し
た洗浄液、界面活性剤及びヒドラジンを含むアルカリ洗
浄液等が用いられている。スケールの種類や付着有機物
質の量等によって洗浄液やアルカリ洗浄液等の使用量は
かなり相違する。洗浄後の廃液には上記の有機物質や無
機物質が含まれており、廃液のCODは非常に高いもの
である。
【0003】例えば、火力発電所ボイラーをEDTAを
基剤とする化学洗浄(ACR洗浄)液で洗浄した廃液の
CODは、数万mg/lのオーダーと非常に高い。AC
R洗浄廃液の処理は、通常、廃液のpHを酸性(1.5
〜3程度)としてEDTAを結晶として沈澱させること
が主要な工程であり、EDTAの除去によってCODを
容易に1/10以下にすることが出来る。EDTAを回
収して再使用する為に、EDTAを結晶させる前に、廃
液のpHをアルカリ性(12前後)とし、キレートされ
ている金属を金属の水酸化物として沈澱させて除去する
工程を経ている。EDTAが除去された廃液は、酸化剤
を用いて酸化分解処理されている。
基剤とする化学洗浄(ACR洗浄)液で洗浄した廃液の
CODは、数万mg/lのオーダーと非常に高い。AC
R洗浄廃液の処理は、通常、廃液のpHを酸性(1.5
〜3程度)としてEDTAを結晶として沈澱させること
が主要な工程であり、EDTAの除去によってCODを
容易に1/10以下にすることが出来る。EDTAを回
収して再使用する為に、EDTAを結晶させる前に、廃
液のpHをアルカリ性(12前後)とし、キレートされ
ている金属を金属の水酸化物として沈澱させて除去する
工程を経ている。EDTAが除去された廃液は、酸化剤
を用いて酸化分解処理されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
処理方法では廃液中にEDTA以外の窒素成分が含まれ
ている場合には窒素成分は一部しか除去されず、窒素成
分を含んだまま処理済水として放流されていた。河川や
湾内あるいは内海の富栄養化が社会問題となり、現在は
処理済水中の窒素及び燐は、厳しく規制されている。排
水中の有機態窒素を除去する方法としては、微生物を用
いる生物学的処理法が知られているが、火力発電所ボイ
ラーの洗浄や原子力発電所の洗浄、除染廃液中には、E
DTA及び他の有機窒素化合物や界面活性剤等の生物学
的処理では除去が困難な成分が多量に含まれており、こ
のような廃液を処理する為の生物学的処理によらない処
理法が求められている。従って、本発明の目的は、生物
学的処理によらない、少なくともEDTAを有機態窒素
として含む廃液の効率的脱窒法を提供することである。
処理方法では廃液中にEDTA以外の窒素成分が含まれ
ている場合には窒素成分は一部しか除去されず、窒素成
分を含んだまま処理済水として放流されていた。河川や
湾内あるいは内海の富栄養化が社会問題となり、現在は
処理済水中の窒素及び燐は、厳しく規制されている。排
水中の有機態窒素を除去する方法としては、微生物を用
いる生物学的処理法が知られているが、火力発電所ボイ
ラーの洗浄や原子力発電所の洗浄、除染廃液中には、E
DTA及び他の有機窒素化合物や界面活性剤等の生物学
的処理では除去が困難な成分が多量に含まれており、こ
のような廃液を処理する為の生物学的処理によらない処
理法が求められている。従って、本発明の目的は、生物
学的処理によらない、少なくともEDTAを有機態窒素
として含む廃液の効率的脱窒法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、有機態窒素と
して少なくともEDTAを含む廃液の脱窒処理におい
て、前記廃液を、(1)アルカリ性pH下にEDTAに
キレートされた金属を除去する工程、(2)強酸性pH
下にキレート金属が除去されたEDTAを沈澱させて除
去する工程、(3)残存有機物を過酸化水素及びオゾン
の存在下に紫外線照射して分解除去する工程を(1)か
ら順に行うことを特徴とする有機態窒素含有廃液の脱窒
処理法である。
明によって達成される。即ち、本発明は、有機態窒素と
して少なくともEDTAを含む廃液の脱窒処理におい
て、前記廃液を、(1)アルカリ性pH下にEDTAに
キレートされた金属を除去する工程、(2)強酸性pH
下にキレート金属が除去されたEDTAを沈澱させて除
去する工程、(3)残存有機物を過酸化水素及びオゾン
の存在下に紫外線照射して分解除去する工程を(1)か
ら順に行うことを特徴とする有機態窒素含有廃液の脱窒
処理法である。
【0006】本発明の廃液の処理方法は、キレートされ
た金属を除去したEDTA等の有機態窒素や窒素を含ま
ない有機物等を含む廃液を、過酸化水素及びオゾンの存
在下に紫外線を照射し、有機態窒素及び有機物を炭酸ガ
ス、水、窒素ガス、アンモニア等に酸化分解することに
よって廃液中の有機物と共に有機態窒素を効率的に脱窒
することができる。
た金属を除去したEDTA等の有機態窒素や窒素を含ま
ない有機物等を含む廃液を、過酸化水素及びオゾンの存
在下に紫外線を照射し、有機態窒素及び有機物を炭酸ガ
ス、水、窒素ガス、アンモニア等に酸化分解することに
よって廃液中の有機物と共に有機態窒素を効率的に脱窒
することができる。
【0007】
【発明の実施形態】以下に好ましい実施形態を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用する廃液は、
火力発電所や原子力発電所等で発生する有機態窒素とし
て少なくともEDTAを含有する洗浄液や除染剤等の廃
液である。EDTAは、通常二ナトリウム塩が用いられ
ている。以下に順を追って各工程について説明する。
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用する廃液は、
火力発電所や原子力発電所等で発生する有機態窒素とし
て少なくともEDTAを含有する洗浄液や除染剤等の廃
液である。EDTAは、通常二ナトリウム塩が用いられ
ている。以下に順を追って各工程について説明する。
【0008】(1)EDTAにキレートされている金属
の除去工程 廃液のpHを、例えば、苛性ソーダでアルカリ性(例え
ば、12.5)とし、攪拌下に充分反応させると、ED
TAにキレートされた金属は解離し、金属の水酸化物等
としてEDTAより除去される。金属の水酸化物等を沈
澱等によって分離することにより、キレートされた金属
が除去されたEDTAを含む廃液が得られる。以下の工
程におけるEDTAはキレート金属が除去されたEDT
Aを意味しているが、キレート金属が除去されていない
EDTAが含まれていても構わない。
の除去工程 廃液のpHを、例えば、苛性ソーダでアルカリ性(例え
ば、12.5)とし、攪拌下に充分反応させると、ED
TAにキレートされた金属は解離し、金属の水酸化物等
としてEDTAより除去される。金属の水酸化物等を沈
澱等によって分離することにより、キレートされた金属
が除去されたEDTAを含む廃液が得られる。以下の工
程におけるEDTAはキレート金属が除去されたEDT
Aを意味しているが、キレート金属が除去されていない
EDTAが含まれていても構わない。
【0009】(2)EDTA除去、分離工程 廃液中のEDTAは、酸性領域では不溶性の結晶として
沈殿する。従って、廃液のpHを硫酸等で1〜3に調整
し、生成するEDTAの結晶を沈澱させ、上澄み液及び
EDTAの沈澱の脱水処理後の脱離液を次の処理工程に
送る。EDTAの結晶の分離には、濾過や遠心分離等の
機械的分離手段を用いることもできる。この工程でED
TAは95〜99%程度回収され、再使用される。
沈殿する。従って、廃液のpHを硫酸等で1〜3に調整
し、生成するEDTAの結晶を沈澱させ、上澄み液及び
EDTAの沈澱の脱水処理後の脱離液を次の処理工程に
送る。EDTAの結晶の分離には、濾過や遠心分離等の
機械的分離手段を用いることもできる。この工程でED
TAは95〜99%程度回収され、再使用される。
【0010】(3)残留有機物の紫外線照射処理工程 EDTAを除去した廃液中に残存する有機物(EDTA
やその他の有機態窒素も含まれる)を除去する為に、本
工程において該廃液は紫外線照射処理される。紫外線照
射は、該廃液に過酸化水素とオゾンを添加した状態で行
われる。過酸化水素及びオゾンの添加量は、廃液中の有
機物の量によって異なり、特に限定されないが、処理す
る廃液に応じてそれぞれの最適量を決定することが必要
である。又、紫外線照射時の廃液のpHは、廃液中の有
機物の種類によって相違するが、通常4〜8が好まし
い。温度は室温〜75℃の範囲が好ましい。
やその他の有機態窒素も含まれる)を除去する為に、本
工程において該廃液は紫外線照射処理される。紫外線照
射は、該廃液に過酸化水素とオゾンを添加した状態で行
われる。過酸化水素及びオゾンの添加量は、廃液中の有
機物の量によって異なり、特に限定されないが、処理す
る廃液に応じてそれぞれの最適量を決定することが必要
である。又、紫外線照射時の廃液のpHは、廃液中の有
機物の種類によって相違するが、通常4〜8が好まし
い。温度は室温〜75℃の範囲が好ましい。
【0011】紫外線の照射は、紫外線が廃液に充分に照
射される方法であれば特に限定されず、例えば、過酸化
水素を添加した廃液にオゾンをバブリングさせながら紫
外線を照射する方法、過酸化水素を添加した廃液に加圧
下にオゾンを溶解させ、ノズルから放出させた薄膜状の
廃液に紫外線を照射する方法等が挙げられる。本工程で
残留有機物は炭酸ガス、水、窒素ガスやアンモニア等に
分解処理され、処理された廃液は、処理済水として放流
される。アンモニアは硫酸スクラバー等に吸収させるこ
とが出来る。尚、以上の(1)〜(3)の工程の処理で
は、廃液のCODを所定のレベルに低下させることが困
難な場合には、必要により、工程(3)の前又は後に酸
化分解処理工程(4)を設けることが出来る。
射される方法であれば特に限定されず、例えば、過酸化
水素を添加した廃液にオゾンをバブリングさせながら紫
外線を照射する方法、過酸化水素を添加した廃液に加圧
下にオゾンを溶解させ、ノズルから放出させた薄膜状の
廃液に紫外線を照射する方法等が挙げられる。本工程で
残留有機物は炭酸ガス、水、窒素ガスやアンモニア等に
分解処理され、処理された廃液は、処理済水として放流
される。アンモニアは硫酸スクラバー等に吸収させるこ
とが出来る。尚、以上の(1)〜(3)の工程の処理で
は、廃液のCODを所定のレベルに低下させることが困
難な場合には、必要により、工程(3)の前又は後に酸
化分解処理工程(4)を設けることが出来る。
【0012】(4)酸化分解処理工程 本工程を工程(3)の前に実施する場合には、(2)の
工程を経た廃液は酸性であるので、酸化触媒を用いる化
学酸化法によって廃液中のCOD、窒素を含まない有機
物質、残留EDTAや他の有機態窒素を酸化分解処理す
ることが好ましい。有機物は化学酸化法によって炭酸ガ
スと水に分解される。又、有機体窒素はアンモニア態の
窒素を経て硝酸態窒素にまで酸化されてしまうこともあ
るので、酸化条件を調整することによって、アンモニア
態窒素の段階以上に酸化分解反応が進行するのを抑制し
て、窒素ガスやアンモニアに酸化分解させることが好ま
しい。アンモニアの大部分はガス化し、一部は処理液中
に溶解して残留する。アンモニアガスは、例えば、アン
モニアスクラバーで硫酸吸収液に硫酸アンモンとして捕
集することができる。
工程を経た廃液は酸性であるので、酸化触媒を用いる化
学酸化法によって廃液中のCOD、窒素を含まない有機
物質、残留EDTAや他の有機態窒素を酸化分解処理す
ることが好ましい。有機物は化学酸化法によって炭酸ガ
スと水に分解される。又、有機体窒素はアンモニア態の
窒素を経て硝酸態窒素にまで酸化されてしまうこともあ
るので、酸化条件を調整することによって、アンモニア
態窒素の段階以上に酸化分解反応が進行するのを抑制し
て、窒素ガスやアンモニアに酸化分解させることが好ま
しい。アンモニアの大部分はガス化し、一部は処理液中
に溶解して残留する。アンモニアガスは、例えば、アン
モニアスクラバーで硫酸吸収液に硫酸アンモンとして捕
集することができる。
【0013】本工程の好ましい酸化処理条件は、pHが
0.7〜5.0の範囲、酸化温度が40〜75℃の範囲
である。好ましい酸化触媒は、金属あるいは金属イオン
であり、例えば、第1鉄イオン等の従来公知の化学酸化
法で用いられている全ての金属あるいは金属イオンが使
用できる。酸化剤も過酸化水素等の従来公知の化学酸化
法で用いられている全ての酸化剤を用いることができ
る。
0.7〜5.0の範囲、酸化温度が40〜75℃の範囲
である。好ましい酸化触媒は、金属あるいは金属イオン
であり、例えば、第1鉄イオン等の従来公知の化学酸化
法で用いられている全ての金属あるいは金属イオンが使
用できる。酸化剤も過酸化水素等の従来公知の化学酸化
法で用いられている全ての酸化剤を用いることができ
る。
【0014】本工程で処理された廃液中に溶解している
アンモニアの量が少ない場合には、処理された廃液は前
記の(3)工程で紫外線処理される。処理廃液中に多量
のアンモニアが溶解している場合には、アンモニアを除
去する為に廃液はストリッピングカラムに掛けてアンモ
ニアガスをストリッピングすることが好ましい。
アンモニアの量が少ない場合には、処理された廃液は前
記の(3)工程で紫外線処理される。処理廃液中に多量
のアンモニアが溶解している場合には、アンモニアを除
去する為に廃液はストリッピングカラムに掛けてアンモ
ニアガスをストリッピングすることが好ましい。
【0015】(5)アンモニアストリッピング工程 工程(4)の酸化処理によってアンモニアが多量に溶解
した廃液は、本工程でストリッピングカラムを通してア
ンモニアガスをストリッピングする。この際、アンモニ
アのストリッピング効率を高めるために廃液のpHを苛
性ソーダ等でアルカリ性に、特にpHを10〜12に調
整することが好ましい。ストリッピング温度は、廃液中
のアンモニアの濃度によって差異はあるが、好ましくは
60〜100℃である。好ましいストリッピングカラム
は、棚段塔や充填塔等であるが、廃液中のアンモニアを
効率よくストリッピング出来るカラムであれば特に制限
されない。
した廃液は、本工程でストリッピングカラムを通してア
ンモニアガスをストリッピングする。この際、アンモニ
アのストリッピング効率を高めるために廃液のpHを苛
性ソーダ等でアルカリ性に、特にpHを10〜12に調
整することが好ましい。ストリッピング温度は、廃液中
のアンモニアの濃度によって差異はあるが、好ましくは
60〜100℃である。好ましいストリッピングカラム
は、棚段塔や充填塔等であるが、廃液中のアンモニアを
効率よくストリッピング出来るカラムであれば特に制限
されない。
【0016】ストリッピングされたアンモニアガスは、
前記のアンモニアスクラバー等に吸収させることによ
り、あるいは酸化して窒素ガスとして大気中に放出する
ことによって処理することが出来る。ストリッピングさ
れたアンモニアガスの酸化は、例えば、空気中の酸素を
酸化剤として、酸化触媒として白金やロジウムを用いて
行われる。好ましい酸化温度は250〜350℃であ
る。酸化剤及び酸化触媒は上記の例に限定されず、従来
公知のアンモニアの酸化に用いられている酸化剤及び酸
化触媒が全て使用出来る。
前記のアンモニアスクラバー等に吸収させることによ
り、あるいは酸化して窒素ガスとして大気中に放出する
ことによって処理することが出来る。ストリッピングさ
れたアンモニアガスの酸化は、例えば、空気中の酸素を
酸化剤として、酸化触媒として白金やロジウムを用いて
行われる。好ましい酸化温度は250〜350℃であ
る。酸化剤及び酸化触媒は上記の例に限定されず、従来
公知のアンモニアの酸化に用いられている酸化剤及び酸
化触媒が全て使用出来る。
【0017】ストリッピングカラムでアンモニアが除去
された廃液は、前記の工程(3)で紫外線照射処理され
る。以上は、必要により(4)及び(5)の工程を工程
(3)の前に設ける例であるが、(4)及び(5)の工
程を工程(3)の後に設けても同じ処理効果が得られ
る。以上の全工程を経て処理された廃液は、イオン交換
法、逆浸透膜等を用いる膜分離法等の公知の脱塩処理法
によって工程(1)で沈澱除去されなかった金属塩等の
無機塩を除去し、高度処理水として循環再利用すること
ができる。脱無機塩処理された濃縮塩含有液は、水を蒸
発除去し、無機塩を析出させて固形廃棄物とすることに
より排水の減量化を達成することができる。
された廃液は、前記の工程(3)で紫外線照射処理され
る。以上は、必要により(4)及び(5)の工程を工程
(3)の前に設ける例であるが、(4)及び(5)の工
程を工程(3)の後に設けても同じ処理効果が得られ
る。以上の全工程を経て処理された廃液は、イオン交換
法、逆浸透膜等を用いる膜分離法等の公知の脱塩処理法
によって工程(1)で沈澱除去されなかった金属塩等の
無機塩を除去し、高度処理水として循環再利用すること
ができる。脱無機塩処理された濃縮塩含有液は、水を蒸
発除去し、無機塩を析出させて固形廃棄物とすることに
より排水の減量化を達成することができる。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 (1)EDTAにキレートされた金属の除去 金属として鉄をキレートさせたEDTAを10重量%と
ヒドラジンを1重量%含有する模擬化学洗浄廃液のpH
を苛性ソーダ溶液を用いて12.5に調整した(室
温)。1時間攪拌した後、攪拌を止め鉄の水酸化物を充
分に沈殿させた。少量の上澄み液から、EDTAを回収
し、金属の分析を行ったところ、ナトリウムは検出され
たが、鉄は検出されなかった。この分析結果から、ED
TAにキレートされていた鉄は除去されたことが確認さ
れた。
る。 実施例1 (1)EDTAにキレートされた金属の除去 金属として鉄をキレートさせたEDTAを10重量%と
ヒドラジンを1重量%含有する模擬化学洗浄廃液のpH
を苛性ソーダ溶液を用いて12.5に調整した(室
温)。1時間攪拌した後、攪拌を止め鉄の水酸化物を充
分に沈殿させた。少量の上澄み液から、EDTAを回収
し、金属の分析を行ったところ、ナトリウムは検出され
たが、鉄は検出されなかった。この分析結果から、ED
TAにキレートされていた鉄は除去されたことが確認さ
れた。
【0019】(2)EDTAの除去 (1)で分離した上澄み液のpHを濃硫酸を用いて1.
5に調整し、この原水を室温で2時間攪拌下に反応させ
た。析出したEDTAの結晶を沈殿させ、上澄液(処理
水)のTOC及び全窒素分(T−N)を測定し、原水の
これらの値とともに表1に示した。EDTAの除去率は
98.8%であった。
5に調整し、この原水を室温で2時間攪拌下に反応させ
た。析出したEDTAの結晶を沈殿させ、上澄液(処理
水)のTOC及び全窒素分(T−N)を測定し、原水の
これらの値とともに表1に示した。EDTAの除去率は
98.8%であった。
【0020】
【表1】EDTA除去処理結果
【0021】(3)紫外線照射処理 (2)の結果に基づき、EDTAを除去した後の処理水
を模擬し、EDTAを1180mg/l及びヒドラジン
を1.0重量%含む模擬排水を用いて紫外線処理を行っ
た。模擬排水は硫酸でpHを7に調整した。容器中の1
000mlの模擬排水に過酸化水素水を6000mg/
l(酸素として)添加し、この溶液に紫外線ランプ(4
00W)を挿入し、オゾン(濃度100ppm)を0.
4l/min.のレートでバブリングさせながら60℃
で紫外線照射を行った。照射時間と処理水のTOC及び
T−Nを表2に示す。
を模擬し、EDTAを1180mg/l及びヒドラジン
を1.0重量%含む模擬排水を用いて紫外線処理を行っ
た。模擬排水は硫酸でpHを7に調整した。容器中の1
000mlの模擬排水に過酸化水素水を6000mg/
l(酸素として)添加し、この溶液に紫外線ランプ(4
00W)を挿入し、オゾン(濃度100ppm)を0.
4l/min.のレートでバブリングさせながら60℃
で紫外線照射を行った。照射時間と処理水のTOC及び
T−Nを表2に示す。
【0022】
【表2】紫外線処理結果
【0023】
【発明の効果】以上の本発明によれば、EDTA等の有
機態窒素等を含む廃液の脱窒処理は、非常に効率的に行
われる。
機態窒素等を含む廃液の脱窒処理は、非常に効率的に行
われる。
Claims (3)
- 【請求項1】 有機態窒素として少なくともエチレンジ
アミン四酢酸(EDTA)を含む廃液の脱窒処理におい
て、前記廃液を、(1)アルカリ性pH下にEDTAに
キレートされた金属を除去する工程、(2)強酸性pH
下にキレート金属が除去されたEDTAを沈澱させて除
去する工程、(3)残存有機物を過酸化水素及びオゾン
の存在下に紫外線照射して分解除去する工程を(1)か
ら順に行うことを特徴とする有機態窒素含有廃液の脱窒
処理法。 - 【請求項2】 工程(2)の後に、酸化触媒の存在下に
酸化剤によって有機物質を酸化分解する処理を行う請求
項1に記載の有機態窒素含有廃液の脱窒処理法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の酸化分解処理後に処理
廃液中のアンモニアをストリッピングし、アンモニアガ
スを酸化処理する請求項1に記載の有機態窒素含有廃液
の脱窒処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22599295A JPH0947751A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 有機態窒素含有廃液の脱窒処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22599295A JPH0947751A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 有機態窒素含有廃液の脱窒処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0947751A true JPH0947751A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16838103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22599295A Pending JPH0947751A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 有機態窒素含有廃液の脱窒処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0947751A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6674012B2 (en) | 1999-04-01 | 2004-01-06 | Beele Engineering B.V. | Electrically conductive forming paste |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22599295A patent/JPH0947751A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6674012B2 (en) | 1999-04-01 | 2004-01-06 | Beele Engineering B.V. | Electrically conductive forming paste |
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