JPH0947817A - H形鋼矯正方法および矯正装置 - Google Patents

H形鋼矯正方法および矯正装置

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JPH0947817A
JPH0947817A JP19528895A JP19528895A JPH0947817A JP H0947817 A JPH0947817 A JP H0947817A JP 19528895 A JP19528895 A JP 19528895A JP 19528895 A JP19528895 A JP 19528895A JP H0947817 A JPH0947817 A JP H0947817A
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JP
Japan
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roll
web
section steel
straightening
flange
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JP19528895A
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Inventor
Kimiyuki Okada
公之 岡田
Tsuneo Seto
恒雄 瀬戸
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエブの幅方向両端部を大きな力で圧下して
も、フィレット部の破断なしにH形鋼の反りを十分に矯
正できるH形鋼矯正装置を提供する。 【解決手段】H形鋼矯正装置30は円錐台状のロール3
2を備えており、ロール32の外周面32aと側面32
bとの境界部分34は、フランジ12とウエブ14の境
界部分(フィレット部)16に接触している。また、外
周面32aは、ウエブ14の面14aに接触している。
このようにロール32の所定の面とH形鋼10の所定の
面とが接触した状態に、2つのロール32をウエブ14
の幅方向両端部に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエブの幅方向両
端部を圧下することによりH形鋼の反りを矯正するH形
鋼矯正方法及び矯正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】H形鋼の反りを冷間で矯正する方法とし
ては、一般に、矯正効率が高いことから複数のロールを
用いる連続曲げの方法が採用される。この連続曲げの方
法としては、図3(a)に示すように、H形鋼10のフ
ランジ12とウエブ14とをロール22,24を用いて
同時に圧下する方法や、図3(b)に示すように、H形
鋼10のウエブ14をロール24を用いて圧下する方法
が知られている。図3(a)に示す方法では設備コスト
が高く、かつ、フランジ幅の変更ごとにロール22を交
換せねばならず、このため、図3(b)に示す方法が主
流になっている。
【0003】上記した図3(b)の方法によりH形鋼の
反りを矯正する場合について説明する。ウエブ14は、
ロール24により圧下されるので圧下量に応じて変形し
ようとする。一方、フランジ12のロール24近傍部分
は、ウエブ14の変形に応じて内側に倒れる方向に変形
しようとするが、フランジ12の、ロール24からH形
鋼長手方向に離れた部分にはウエブ14の変形の影響が
及ばないので、この離れた部分は変形しない。従って、
フランジ12のこの離れた部分によってフランジ12の
ロール24近傍部分が拘束されて、このロール24近傍
部分のフランジ12の内側に倒れる方向の変形が抑制さ
れる。この結果、ウエブ14のみが変形してウエブ14
とフランジ12の境界部分(フィレット部16)に大き
な応力が発生し、フィレット部が破断することがある。
【0004】また、フィレット部16の破断を防止する
方法の一つとして、図4に示すように、フランジ12の
内面12aとロール24の外側面24aとの間隔Lを数
mmに設定し、フランジ12の内面12aとロール24
の外側面24aとの間に隙間をつくる方法が知られてい
る。この隙間がないと、図5に示すように、ウエブ14
がロール24で圧下される際に、破線12’で示すよう
に変形するはずのフランジ12が、実線で示すフランジ
12の位置に拘束されることになる。このようにフラン
ジ12が拘束されると、上述したように大きな応力が発
生するフィレット部16にさらに応力が発生し、フィレ
ット部16が破断する可能性が非常に高くなる。
【0005】しかし、一方で上記の間隔Lが大きくなる
と、フィレット部16における曲げモーメントが増加
し、大きな曲げ応力がフィレット部16に発生するとい
う問題がある。従って、間隔Lを大きくすればよいとい
うものではない。このため、間隔Lの設定は非常に微妙
なものとなり、実際の操業では、フィレット部16の破
断を防止するために、比較的小さな力でウエブ14の幅
方向両端部を圧下している。このため、H形鋼の反りが
十分に矯正されず、H形鋼の形状を目標の形状にするこ
とが難しく、人手によるプレス再矯正を必要とする率が
高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、ウエブの幅方向両端部を大きな力で圧下しても、
フィレット部の破断なしにH形鋼の反りを十分に矯正で
きるH形鋼矯正方法および矯正装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のH形鋼矯正方法は、ウエブの両面のうちの一
方の面からこのウエブの幅方向両端部を圧下することに
よりH形鋼の反りを矯正するH形鋼矯正方法において、
(1)円錐台状のロールを用意し(2)このロールの外
周面と側面との境界部分がH形鋼のフィレット部に接触
すると共に上記外周面が上記一方の面に接触するよう
に、上記ロールを上記一方の面の上記幅方向両端部に配
置し(3)この幅方向両端部を上記ロールにより圧下す
ることによりH形鋼の反りを矯正することを特徴とする
ものである。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
H形鋼矯正装置は、ウエブの両面のうちの一方の面の幅
方向両端部をそれぞれ圧下する分割型ロールを複数個備
え、このロールを用いて上記幅方向両端部を圧下するこ
とによりH形鋼の反りを矯正するH形鋼矯正装置におい
て、上記ロールが、ロールの外周面と側面との境界部分
がH形鋼のフィレット部に接触すると共に上記外周面が
上記一方の面に接触する円錐台状のものであることを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明のH形鋼矯正装置を示
す模式図、図2はロールとH形鋼との接触部分を示す拡
大図である。H形鋼矯正装置30は円錐台状のロール3
2を備えており、ロール32の外周面32aと側面32
bとの境界部分34は、フランジ12とウエブ14の境
界部分(フィレット部)16に接触している。また、外
周面32aは、ウエブ14の面14aに接触している。
このようにロール32の所定の面とH形鋼10の所定の
面とが接触する状態に、2つのロール32がウエブ14
の幅方向両端部に配置されている。ロール32の側面3
2bとフランジ12の内面12aとのなす角度θは5〜
10°の範囲内である。角度θが5°未満では、ウエブ
14を大圧下した場合にフランジ12の変形が拘束され
る場合が生じ、また、角度θが10°を超えてもフラン
ジ12の変形拘束の解消に役立つことはなく、逆に、ウ
エブ14とロールの外周面32aとのすべりによる製品
表面きずを招くだけである。
【0010】H形鋼矯正装置30は、ロール32の他、
2つのロール32の間隔を調整できる調整機34を備え
ている。この調整機34を調整することによって、ウエ
ブ14の幅方向長さが異なるH形鋼にも対応できる。さ
らに、H形鋼矯正装置30は、油圧シリンダを利用し
た、ローラ32を昇降させる昇降機36も備えている。
この昇降機36によって、ウエブ14の厚さの異なるH
形鋼にも対応できる。また、ロール32は、ローラベア
リング38を介して軸40に回転自在に接続されてい
る。尚、H形鋼矯正装置の部材のうち、上記した部材以
外の部材は従来から使用されているものと同様のもので
あるので、ここでは、説明を省略する。
【0011】H形鋼矯正装置30を使ってH形鋼を矯正
するに当たっては、ロール32の外周面32aと側面3
2bとの境界部分34がフランジ12とウエブ14のフ
ィレット部16に接触すると共に外周面32aがウエブ
14の面14aに接触するように、ロール32をウエブ
14の幅方向両端部に配置し、この幅方向両端部をロー
ル32により圧下する。このように配置されたロール3
2によって、ウエブ14の幅方向両端部が圧下される
と、ウエブ14の変形に応じてフランジ12が、ロール
32が配置された側へ撓む。フィレット部16からフラ
ンジ12の幅方向端部に向かうにしたがって、フランジ
12の内面12aとロール32の側面32bとは離れる
ので空間40が形成されており、フランジ12の撓んだ
部分はこの空間40に受け入れられることになる。従っ
て、フランジ12の変形はロール32によっては拘束さ
れないので、フィレット部16に発生する応力を低減で
き、フィレット部16の破断を防止できる。さらに、フ
ィレット部16と境界部分34とが接触するようにロー
ル32が配置されているので、フィレット部16におけ
る曲げモーメントを低減してフィレット部16に発生す
る曲げ応力を低減し、フィレット部16の破断を防止で
きる。この結果、ウエブ14の幅方向両端部を大きな力
で圧下し、フィレット部16の破断なしにH形鋼10の
反りを十分に矯正できる。
【0012】表1に、本発明の矯正方法と従来の矯正方
法(図4に示す方法)とによるプレス再矯正率を比較し
て示す。ローラを用いたH形鋼矯正装置では、H形鋼を
完全に矯正できないことがあり、このような場合は、オ
フラインのプレス機を用いて人手のかかるプレス再矯正
が行なわれる。表1に示すように、本発明のH形鋼矯正
方法では6%のプレス再矯正率であるのに対し、従来の
H形鋼矯正方法では15%のプレス再矯正率となり、本
発明の方法が優れていることが判明した。
【0013】
【表1】 ────────────────────────── プレス再矯正率 本発明 6% 従来法 15% ────────────────────────── なお、ウエブ14の幅方向両端部をそれぞれ圧下する2
つのロール32の間隔は、多種類のウエブ幅に対応でき
るように、間隔調整できるものであることが好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のH形鋼矯正
方法によれば、円錐台状のロールの外周面と側面との境
界部分がフランジとウエブの境界部分(フィレット部)
に接触すると共にロールの外周面がウエブの面に接触し
ている。このため、上記の互いに接触しているフィレッ
ト部からフランジの幅方向端部に向かうにしたがって、
フランジの内面とロールの側面とは離れることになる。
従って、フランジはロールの方へ撓むことができ、フラ
ンジの変形が拘束されないこととなり、フィレット部に
発生する応力を低減でき、フィレット部の破断を防止で
きる。さらに、ロールの外周面と側面との境界部分がフ
ィレット部に接触しているので、フィレット部における
曲げモーメントを低減してフィレット部に発生する曲げ
応力を低減し、フィレット部の破断を防止できる。この
結果、ウエブの幅方向両端部を大きな力で圧下し、フィ
レット部の破断なしにH形鋼の反りを十分に矯正でき
る。
【0015】また、本発明のH形鋼矯正装置によれば、
円錐台状のロールの外周面と側面との境界部分がH形鋼
のフィレット部に接触すると共にロールの外周面がウエ
ブの面に接触するように、円錐台状のロールをウエブの
幅方向両端部に配置できるので、上記の互いに接触して
いるフィレット部からフランジの幅方向端部に向かうに
したがって、フランジの内面とロールの側面とは離れる
ことになる。従って、フランジの変形が拘束されないこ
ととなり、フランジはロールの方へ撓むことができ、フ
ィレット部に発生する応力を低減でき、フィレット部の
破断を防止できる。さらに、ロールの外周面と側面との
境界部分がフィレット部に接触しているので、フィレッ
ト部における曲げモーメントを低減してフィレット部に
発生する曲げ応力を低減し、フィレット部の破断を防止
できる。
【0016】この結果、ウエブの幅方向両端部を大きな
力で圧下し、フィレット部の破断なしにH形鋼の反りを
十分に矯正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のH形鋼矯正装置を示す模式図である。
【図2】ロールとH形鋼との接触部分を示す拡大図であ
る。
【図3】従来のH形鋼矯正方法を示す、(a)はフラン
ジとウエブとを同時に圧下する方法を示す模式図、ウエ
ブを圧下する方法を示す模式図である。
【図4】従来のH形鋼矯正装置のロールをウエブの幅方
向端部に配置した状態を示す模式図である。
【図5】従来のH形鋼矯正装置によってウエブを圧下し
た際のフランジの変形を示す模式図である。
【符号の説明】
12 フランジ 14 ウエブ 16 フィレット部 30 H形鋼矯正装置 32 円錐台状のロール 32a ロールの外周面 32b ロールの側面 34 境界部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブの両面のうちの一方の面から該ウ
    エブの幅方向両端部を圧下することによりH形鋼の反り
    を矯正するH形鋼矯正方法において、 円錐台状のロールを用意し、 該ロールの外周面と側面との境界部分がH形鋼のフィレ
    ット部に接触すると共に前記外周面が前記一方の面に接
    触するように、前記ロールを前記一方の面の前記幅方向
    両端部に配置し、 該幅方向両端部を前記ロールにより圧下することにより
    H形鋼の反りを矯正することを特徴とするH形鋼矯正方
    法。
  2. 【請求項2】 ウエブの両面のうちの一方の面の幅方向
    両端部をそれぞれ圧下する分割型ロールを複数個備え、
    該ロールを用いて前記幅方向両端部を圧下することによ
    りH形鋼の反りを矯正するH形鋼矯正装置において、 前記ロールが、 ロールの外周面と側面との境界部分がH形鋼のフィレッ
    ト部に接触すると共に前記外周面が前記一方の面に接触
    する円錐台状のものであることを特徴とするH形鋼矯正
    装置。
JP19528895A 1995-07-31 1995-07-31 H形鋼矯正方法および矯正装置 Withdrawn JPH0947817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021035687A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 Jfeスチール株式会社 曲がりの矯正方法及び矯正装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021035687A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 Jfeスチール株式会社 曲がりの矯正方法及び矯正装置

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Effective date: 20021001