JPH0948091A - 熱硬化性樹脂化粧板およびその製造方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂化粧板およびその製造方法Info
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- JPH0948091A JPH0948091A JP20062095A JP20062095A JPH0948091A JP H0948091 A JPH0948091 A JP H0948091A JP 20062095 A JP20062095 A JP 20062095A JP 20062095 A JP20062095 A JP 20062095A JP H0948091 A JPH0948091 A JP H0948091A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な表面物性を有し、かつ絵柄が鮮明で均
一な色調を呈する熱硬化性樹脂化粧板、およびその簡便
な製造方法を提供する。 【解決手段】 下面に絵柄12を印刷したPETフィル
ム11、接着剤13、紙間強化紙14、および熱硬化性
樹脂を含浸したクラフト紙15を積層して熱硬化性樹脂
化粧板1を構成する。PETフィルム11と紙間強化紙
14をドライラミネートした後、熱硬化性樹脂含浸クラ
フト紙15と重ね合わせて熱圧成形する。
一な色調を呈する熱硬化性樹脂化粧板、およびその簡便
な製造方法を提供する。 【解決手段】 下面に絵柄12を印刷したPETフィル
ム11、接着剤13、紙間強化紙14、および熱硬化性
樹脂を含浸したクラフト紙15を積層して熱硬化性樹脂
化粧板1を構成する。PETフィルム11と紙間強化紙
14をドライラミネートした後、熱硬化性樹脂含浸クラ
フト紙15と重ね合わせて熱圧成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂から
なる化粧板に関するものであり、特に、意匠性が高く表
面物性に優れた熱硬化性樹脂化粧板に関するものであ
る。
なる化粧板に関するものであり、特に、意匠性が高く表
面物性に優れた熱硬化性樹脂化粧板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種家具の表面や室内装飾建材等に用い
られる熱硬化性樹脂化粧板は、耐久性とともに装飾性が
優れていることが望まれる。従来、熱硬化性樹脂化粧板
は、樹脂含浸性を高めかつ隠蔽性(下面に貼合する合板
等の基材色を隠蔽する)をもたせるために主に酸化チタ
ン等の不透明顔料を混抄してなる紙、いわゆるチタン紙
に印刷模様を設けて化粧紙を作製した後、メラミン樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂を含浸させ、基材、含浸紙、オーバーレイ紙の
順に積層し、熱圧成形により一体化して作製している。
られる熱硬化性樹脂化粧板は、耐久性とともに装飾性が
優れていることが望まれる。従来、熱硬化性樹脂化粧板
は、樹脂含浸性を高めかつ隠蔽性(下面に貼合する合板
等の基材色を隠蔽する)をもたせるために主に酸化チタ
ン等の不透明顔料を混抄してなる紙、いわゆるチタン紙
に印刷模様を設けて化粧紙を作製した後、メラミン樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂を含浸させ、基材、含浸紙、オーバーレイ紙の
順に積層し、熱圧成形により一体化して作製している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように作製され
る熱硬化性樹脂化粧板は、耐熱性、耐薬品性、耐汚染性
等の表面物性に優れているものであるが、樹脂含浸性に
優れた多孔性の混抄紙を用いるため、粗い表面に印刷を
施すことになり、シャープで美麗な絵柄とならない。ま
た、熱硬化性樹脂を含浸させたオーバーレイ紙を用いた
ものでは、表面から見た時にぼやけたような感じとな
り、装飾性の点で問題がある。
る熱硬化性樹脂化粧板は、耐熱性、耐薬品性、耐汚染性
等の表面物性に優れているものであるが、樹脂含浸性に
優れた多孔性の混抄紙を用いるため、粗い表面に印刷を
施すことになり、シャープで美麗な絵柄とならない。ま
た、熱硬化性樹脂を含浸させたオーバーレイ紙を用いた
ものでは、表面から見た時にぼやけたような感じとな
り、装飾性の点で問題がある。
【0004】このような問題点を解決する一方法とし
て、本出願人は先に特開昭・60−122149号公報
にて、合成樹脂フィルムの下面に含浸紙との密着性のよ
い合成樹脂からなるプライマー層を形成し、このプライ
マー層の下面に絵柄を印刷して、含浸紙に重ねて熱圧成
形する技術を提案した。この方法では、表面が平滑なプ
ライマー層に絵柄を印刷するため、シャープな印刷をす
ることができ、絵柄の鮮明さが向上する。しかしなが
ら、熱圧成形時における含浸紙の粗い表面の影響を完全
に除去することはできず、不鮮明な絵柄となるものであ
った。
て、本出願人は先に特開昭・60−122149号公報
にて、合成樹脂フィルムの下面に含浸紙との密着性のよ
い合成樹脂からなるプライマー層を形成し、このプライ
マー層の下面に絵柄を印刷して、含浸紙に重ねて熱圧成
形する技術を提案した。この方法では、表面が平滑なプ
ライマー層に絵柄を印刷するため、シャープな印刷をす
ることができ、絵柄の鮮明さが向上する。しかしなが
ら、熱圧成形時における含浸紙の粗い表面の影響を完全
に除去することはできず、不鮮明な絵柄となるものであ
った。
【0005】そこで、この点を改善するために、熱硬化
性樹脂を含浸した含浸紙と絵柄を印刷した透明性耐熱フ
ィルムとの間に、熱接着性フィルムを挟んだ構成の熱硬
化性樹脂化粧板を特願平・7−99097号公報で提案
した。この構成では、含浸紙の表面の粗さは熱接着性フ
ィルムによって吸収されるため、透明性耐熱フィルムの
下面に印刷された絵柄に影響を与えることがなく、絵柄
の鮮明さが保たれる。
性樹脂を含浸した含浸紙と絵柄を印刷した透明性耐熱フ
ィルムとの間に、熱接着性フィルムを挟んだ構成の熱硬
化性樹脂化粧板を特願平・7−99097号公報で提案
した。この構成では、含浸紙の表面の粗さは熱接着性フ
ィルムによって吸収されるため、透明性耐熱フィルムの
下面に印刷された絵柄に影響を与えることがなく、絵柄
の鮮明さが保たれる。
【0006】ところが、透明性耐熱フィルムや熱接着性
フィルムに隠蔽性がないため新たな問題が生じることに
なった。すなわち、下地である含浸紙が透視されて、含
浸紙の色合いが絵柄の与える印象に大きな影響を及ぼ
す。したがって、含浸紙の色を考慮して絵柄の印刷に用
いるインキの色を選択する必要が生じる。また、含浸紙
はクラフト紙等の多孔性の混抄紙であるため、漉きむら
や色むらを有しており、熱硬化性樹脂化粧板にも色むら
が生じて美感が損なわれることになる。さらに、含浸紙
ごとに色に多少の差があるため、同一色調の熱硬化性樹
脂化粧板を量産することが困難になる。絵柄を透明性耐
熱フィルムの全面に印刷することにより隠蔽性を高める
ことは可能であるが、その場合でも含浸紙を完全に隠蔽
することはできず、上記の不都合を回避することは困難
である。これに加え、2層のフィルムを用いることによ
りコスト高になるという問題もある。
フィルムに隠蔽性がないため新たな問題が生じることに
なった。すなわち、下地である含浸紙が透視されて、含
浸紙の色合いが絵柄の与える印象に大きな影響を及ぼ
す。したがって、含浸紙の色を考慮して絵柄の印刷に用
いるインキの色を選択する必要が生じる。また、含浸紙
はクラフト紙等の多孔性の混抄紙であるため、漉きむら
や色むらを有しており、熱硬化性樹脂化粧板にも色むら
が生じて美感が損なわれることになる。さらに、含浸紙
ごとに色に多少の差があるため、同一色調の熱硬化性樹
脂化粧板を量産することが困難になる。絵柄を透明性耐
熱フィルムの全面に印刷することにより隠蔽性を高める
ことは可能であるが、その場合でも含浸紙を完全に隠蔽
することはできず、上記の不都合を回避することは困難
である。これに加え、2層のフィルムを用いることによ
りコスト高になるという問題もある。
【0007】本発明は、良好な表面物性を有し、かつ絵
柄が鮮明で均一な色調を呈する熱硬化性樹脂化粧板を提
供することを目的とする。また、このような熱硬化性樹
脂化粧板の簡便な製造方法を提供することを目的とす
る。
柄が鮮明で均一な色調を呈する熱硬化性樹脂化粧板を提
供することを目的とする。また、このような熱硬化性樹
脂化粧板の簡便な製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、下層から順に、熱
硬化性樹脂が含浸されている含浸紙層、紙層、接着剤
層、透明性耐熱フィルム層、が積層されている構成とす
る。この積層構造の熱硬化性樹脂化粧板では、紙層によ
って含浸紙が隠蔽され、紙層の色調が現れる。また、含
浸紙表面の粗さは紙層によって吸収されるため、紙層の
上面や透明性耐熱フィルム層の下面は平滑に保たれる。
に、本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、下層から順に、熱
硬化性樹脂が含浸されている含浸紙層、紙層、接着剤
層、透明性耐熱フィルム層、が積層されている構成とす
る。この積層構造の熱硬化性樹脂化粧板では、紙層によ
って含浸紙が隠蔽され、紙層の色調が現れる。また、含
浸紙表面の粗さは紙層によって吸収されるため、紙層の
上面や透明性耐熱フィルム層の下面は平滑に保たれる。
【0009】この構成の熱硬化性樹脂化粧板に以下のよ
うな構成を適宜組み合わせた熱硬化性樹脂化粧板を形成
してもよい。
うな構成を適宜組み合わせた熱硬化性樹脂化粧板を形成
してもよい。
【0010】透明性耐熱フィルム層の下面もしくは紙層
の上面またはこれらの両方に絵柄印刷層を設ける。透明
性耐熱フィルム層下面および紙層上面は平滑であるた
め、絵柄は鮮明なものとなる。
の上面またはこれらの両方に絵柄印刷層を設ける。透明
性耐熱フィルム層下面および紙層上面は平滑であるた
め、絵柄は鮮明なものとなる。
【0011】紙層を平滑性を有する薄葉紙または紙間強
化紙で構成する。これらの紙は両面からの引っ張り力に
対する強度が高く、高強度の熱硬化性樹脂化粧板とな
る。また、絵柄を紙層上面に印刷するときに、絵柄が鮮
明になる。
化紙で構成する。これらの紙は両面からの引っ張り力に
対する強度が高く、高強度の熱硬化性樹脂化粧板とな
る。また、絵柄を紙層上面に印刷するときに、絵柄が鮮
明になる。
【0012】透明性耐熱フィルム層をポリエステルフィ
ルムで構成する。最外層である透明性耐熱フィルム層を
ポリエステルフィルムとすると、化粧板は透明性、耐熱
性、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤性、耐汚染性に優れた表
面を備えることになる。
ルムで構成する。最外層である透明性耐熱フィルム層を
ポリエステルフィルムとすると、化粧板は透明性、耐熱
性、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤性、耐汚染性に優れた表
面を備えることになる。
【0013】透明性耐熱フィルム層の上面に凹凸を形成
する。この構成では、透明性耐熱フィルムの上面におけ
る光の屈折が一様でなくなって、絵柄の見え方は凹凸の
配設および見る角度によって違ってくる。
する。この構成では、透明性耐熱フィルムの上面におけ
る光の屈折が一様でなくなって、絵柄の見え方は凹凸の
配設および見る角度によって違ってくる。
【0014】また、上記構成の熱硬化性樹脂化粧板を製
造する方法において、透明性耐熱フィルム層と紙層を接
着剤にて貼着することにより積層シートを形成し、この
積層シートと含浸紙とを紙層が含浸紙に接するように重
ね合わせて熱圧成形する。透明性耐熱フィルム層と紙層
は接着剤層によって接着されて強固な積層シートとな
る。熱圧成形時に、含浸紙に含まれている熱硬化性樹脂
が紙層に浸潤し、含浸紙と積層シートが貼着される。透
明性耐熱フィルム層下面や紙層上面に絵柄を印刷してお
けば、鮮明な絵柄模様を有する熱硬化性樹脂化粧板が得
られる。このとき、透明性耐熱フィルム層と紙層は接着
剤層によって強固に接着された積層シートとなっている
ので、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は熱圧成形
の影響を受けない。含浸紙の表面の粗さは紙層下面に吸
収されるため、絵柄の鮮明さが含浸紙の粗さによって損
なわれることがない。
造する方法において、透明性耐熱フィルム層と紙層を接
着剤にて貼着することにより積層シートを形成し、この
積層シートと含浸紙とを紙層が含浸紙に接するように重
ね合わせて熱圧成形する。透明性耐熱フィルム層と紙層
は接着剤層によって接着されて強固な積層シートとな
る。熱圧成形時に、含浸紙に含まれている熱硬化性樹脂
が紙層に浸潤し、含浸紙と積層シートが貼着される。透
明性耐熱フィルム層下面や紙層上面に絵柄を印刷してお
けば、鮮明な絵柄模様を有する熱硬化性樹脂化粧板が得
られる。このとき、透明性耐熱フィルム層と紙層は接着
剤層によって強固に接着された積層シートとなっている
ので、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は熱圧成形
の影響を受けない。含浸紙の表面の粗さは紙層下面に吸
収されるため、絵柄の鮮明さが含浸紙の粗さによって損
なわれることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態の熱硬化
性樹脂化粧板1の断面を図1に模式的に示す。下層側か
ら順に、含浸紙層15、紙層14、接着剤層13および
透明性耐熱フィルム層11が積層されている。透明性耐
熱フィルム層11は熱硬化性樹脂化粧板1の最外層とな
るものであり、化粧板1の保護層として機能するもので
あるから、耐熱性の他に、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤
性、耐汚染性等を考慮して材質を選択する必要がある。
また、透明度は装飾性を考慮して、絵柄の種類や色に応
じて設定する。絵柄によっては半透明な樹脂でもよい。
性樹脂化粧板1の断面を図1に模式的に示す。下層側か
ら順に、含浸紙層15、紙層14、接着剤層13および
透明性耐熱フィルム層11が積層されている。透明性耐
熱フィルム層11は熱硬化性樹脂化粧板1の最外層とな
るものであり、化粧板1の保護層として機能するもので
あるから、耐熱性の他に、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤
性、耐汚染性等を考慮して材質を選択する必要がある。
また、透明度は装飾性を考慮して、絵柄の種類や色に応
じて設定する。絵柄によっては半透明な樹脂でもよい。
【0016】このような条件を満たす樹脂としては、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)を初めとするポリ
エステル、ポリカーボネート、ナイロンがある。本実施
形態においては厚さ25μmのPETフィルムによって
透明性耐熱フィルム層11を形成している。このPET
フィルム11の下面には絵柄12が印刷されている。
リエチレンテレフタレート(PET)を初めとするポリ
エステル、ポリカーボネート、ナイロンがある。本実施
形態においては厚さ25μmのPETフィルムによって
透明性耐熱フィルム層11を形成している。このPET
フィルム11の下面には絵柄12が印刷されている。
【0017】紙層14には表面が平滑な30g/m2の
紙間強化紙を用いている。ここで紙間強化紙とは、アク
リル系、ビニル系等の熱可塑性合成樹脂やスチレン−ブ
タジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重合体等
の合成ゴムラテックスより選ばれる一種もしくは二種以
上の樹脂を用いた混合液、またはこの混合液にメラミ
ン、ジアリルフタレート等の熱硬化性樹脂を混合してな
る混合液を抄紙時に抄き込むかまたは含浸したものをい
う。
紙間強化紙を用いている。ここで紙間強化紙とは、アク
リル系、ビニル系等の熱可塑性合成樹脂やスチレン−ブ
タジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重合体等
の合成ゴムラテックスより選ばれる一種もしくは二種以
上の樹脂を用いた混合液、またはこの混合液にメラミ
ン、ジアリルフタレート等の熱硬化性樹脂を混合してな
る混合液を抄紙時に抄き込むかまたは含浸したものをい
う。
【0018】紙層14は絵柄12の鮮明さを損なうこと
がないように平滑性を有することが望ましいが、絵柄1
2を意図的に不鮮明にする場合には表面の粗いものであ
ってもよい。また、耐熱フィルム層11は透明であり紙
層14は透視されるものであるから、その色は、化粧板
1の色調に大きく影響する。したがって、絵柄12の模
様や色を考慮して、紙層14の色を選択する。絵柄12
を印刷したPETフィルム11の下面と紙間強化紙14
は2液硬化型ウレタン樹脂接着剤によって接着されてお
り、この接着剤によって接着剤層13が形成されてい
る。
がないように平滑性を有することが望ましいが、絵柄1
2を意図的に不鮮明にする場合には表面の粗いものであ
ってもよい。また、耐熱フィルム層11は透明であり紙
層14は透視されるものであるから、その色は、化粧板
1の色調に大きく影響する。したがって、絵柄12の模
様や色を考慮して、紙層14の色を選択する。絵柄12
を印刷したPETフィルム11の下面と紙間強化紙14
は2液硬化型ウレタン樹脂接着剤によって接着されてお
り、この接着剤によって接着剤層13が形成されてい
る。
【0019】含浸紙15としてはジアリルフタレート樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたチタン紙やクラフ
ト紙を用いることができる。ここでは、不飽和ポリエス
テル樹脂を含浸したクラフト紙を用いている。ジアリル
フタレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂は次の特
徴を有しており特に好ましいものである。
脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたチタン紙やクラフ
ト紙を用いることができる。ここでは、不飽和ポリエス
テル樹脂を含浸したクラフト紙を用いている。ジアリル
フタレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂は次の特
徴を有しており特に好ましいものである。
【0020】メラミン樹脂やフェノール樹脂は熱圧成形
を行う際に一旦冷却する必要があるが、ジアリルフタレ
ート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂は熱いままで処
理を行うことできる。このため、ベルトプレス成形等に
よる連続加工が可能であり、処理能率が高く、しかも熱
硬化性樹脂化粧板を連続ものとして形成することができ
る。また、硬化後も高い曲げ性を有しており、熱硬化性
樹脂化粧板も曲げ易くなって容易に曲面状とすることが
できる。したがって、化粧板の端部を曲げる処理等を含
む2次加工が容易になるとともに、広い用途に使用する
ことができる。
を行う際に一旦冷却する必要があるが、ジアリルフタレ
ート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂は熱いままで処
理を行うことできる。このため、ベルトプレス成形等に
よる連続加工が可能であり、処理能率が高く、しかも熱
硬化性樹脂化粧板を連続ものとして形成することができ
る。また、硬化後も高い曲げ性を有しており、熱硬化性
樹脂化粧板も曲げ易くなって容易に曲面状とすることが
できる。したがって、化粧板の端部を曲げる処理等を含
む2次加工が容易になるとともに、広い用途に使用する
ことができる。
【0021】熱硬化性樹脂化粧板1の製造方法について
図6を参照して説明する。まず、(a)に示したよう
に、PETフィルム11の片面に印刷により絵柄12を
形成する。次いで、PETフィルム11の絵柄12を形
成した面にウレタン樹脂接着剤を塗布し、乾燥後、紙間
強化紙14と重ね合わせて押圧し、PETフィルム11
と紙間強化紙14を接着する。このドライラミネート処
理により、(b)に示したように積層シート17が形成
される。
図6を参照して説明する。まず、(a)に示したよう
に、PETフィルム11の片面に印刷により絵柄12を
形成する。次いで、PETフィルム11の絵柄12を形
成した面にウレタン樹脂接着剤を塗布し、乾燥後、紙間
強化紙14と重ね合わせて押圧し、PETフィルム11
と紙間強化紙14を接着する。このドライラミネート処
理により、(b)に示したように積層シート17が形成
される。
【0022】積層シート17と不飽和ポリエステル樹脂
を含浸したクラフト紙15は熱圧成形によって貼着す
る。熱圧成形は枚葉プレス機によって加熱、加圧する枚
葉成形と、ベルトプレス機によって加熱、加圧する連続
成形のいずれによって行ってもよい。
を含浸したクラフト紙15は熱圧成形によって貼着す
る。熱圧成形は枚葉プレス機によって加熱、加圧する枚
葉成形と、ベルトプレス機によって加熱、加圧する連続
成形のいずれによって行ってもよい。
【0023】枚葉成形するときは、(c)のように、積
層シート17とクラフト紙15をあらかじめ適当寸法に
裁断しておき、上下のプレス板62a、62b間に挟ん
で7〜15kg/cm2に加圧するとともに、熱板61
a、61bによって135〜160゜Cに加熱する。加
圧によってクラフト紙15に含まれている不飽和ポリエ
ステル樹脂の一部が浸出して紙間強化紙14に浸潤し、
加熱によって硬化する。こうして積層シート17とクラ
フト紙15が貼着されて、熱硬化性樹脂化粧板1が得ら
れる。この熱圧成形の処理時間は5〜10分程度であ
る。なお、プレス板62aは鏡面加工用に下面を平滑に
形成されており、PETフィルム11の上面すなわち化
粧板11の最外面は平滑になる。
層シート17とクラフト紙15をあらかじめ適当寸法に
裁断しておき、上下のプレス板62a、62b間に挟ん
で7〜15kg/cm2に加圧するとともに、熱板61
a、61bによって135〜160゜Cに加熱する。加
圧によってクラフト紙15に含まれている不飽和ポリエ
ステル樹脂の一部が浸出して紙間強化紙14に浸潤し、
加熱によって硬化する。こうして積層シート17とクラ
フト紙15が貼着されて、熱硬化性樹脂化粧板1が得ら
れる。この熱圧成形の処理時間は5〜10分程度であ
る。なお、プレス板62aは鏡面加工用に下面を平滑に
形成されており、PETフィルム11の上面すなわち化
粧板11の最外面は平滑になる。
【0024】連続成形するときは、(d)のように、裁
断していない積層シート17とクラフト紙15を重ね合
わせて加熱押圧ローラ71a、71b間を通過させる。
図においてはこれらのローラは小さく表示されている
が、実際は大きな径を有しており、積層シート17とク
ラフト紙15の広い範囲がローラ71a、71b表面に
圧接する。これにより長い連続ものの熱硬化性樹脂化粧
板1が得られる。ローラ71aは鏡面加工用で表面が平
滑であるため、PETフィルム11の上面も平滑にな
る。
断していない積層シート17とクラフト紙15を重ね合
わせて加熱押圧ローラ71a、71b間を通過させる。
図においてはこれらのローラは小さく表示されている
が、実際は大きな径を有しており、積層シート17とク
ラフト紙15の広い範囲がローラ71a、71b表面に
圧接する。これにより長い連続ものの熱硬化性樹脂化粧
板1が得られる。ローラ71aは鏡面加工用で表面が平
滑であるため、PETフィルム11の上面も平滑にな
る。
【0025】このように構成された熱硬化性樹脂化粧板
1は、耐熱性、耐水性、耐汚染性等において優れた性質
を有するとともに、層間剥離の恐れがなく、外力に対し
ても高い強度を示すものである。しかも、含浸紙15の
表面の粗さが紙層14によって吸収されるため、絵柄1
2の印刷時の鮮明さが熱圧成形後も保持されて、優れた
装飾性を有するものとなる。
1は、耐熱性、耐水性、耐汚染性等において優れた性質
を有するとともに、層間剥離の恐れがなく、外力に対し
ても高い強度を示すものである。しかも、含浸紙15の
表面の粗さが紙層14によって吸収されるため、絵柄1
2の印刷時の鮮明さが熱圧成形後も保持されて、優れた
装飾性を有するものとなる。
【0026】第2の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板2の
断面を模式的に図2に示す。透明性耐熱フィルム層2
1、接着剤層23、紙層24および含浸紙層25の材質
等は第1の実施形態と同一であるが、PETフィルム2
1の下面に2層の印刷を施した点で異なっている。絵柄
22は模様をなすものであり、もう一つの印刷層22a
は、絵柄22を印刷して乾燥させた後PETフィルム2
1の下面全体に亙ってベタ印刷したものである。全面印
刷層22aは絵柄22の背景となり、たとえば、木目模
様や抽象柄模様等が形成されるものである。さらに、絵
柄22が同一の模様、同一の色であっても、全面印刷層
22aの色によって印象の異なる化粧板が得られること
にもなる。この熱硬化性樹脂化粧板2は第1の実施形態
で説明した方法に従って製造される。
断面を模式的に図2に示す。透明性耐熱フィルム層2
1、接着剤層23、紙層24および含浸紙層25の材質
等は第1の実施形態と同一であるが、PETフィルム2
1の下面に2層の印刷を施した点で異なっている。絵柄
22は模様をなすものであり、もう一つの印刷層22a
は、絵柄22を印刷して乾燥させた後PETフィルム2
1の下面全体に亙ってベタ印刷したものである。全面印
刷層22aは絵柄22の背景となり、たとえば、木目模
様や抽象柄模様等が形成されるものである。さらに、絵
柄22が同一の模様、同一の色であっても、全面印刷層
22aの色によって印象の異なる化粧板が得られること
にもなる。この熱硬化性樹脂化粧板2は第1の実施形態
で説明した方法に従って製造される。
【0027】図3に第3の実施形態の熱硬化性樹脂化粧
板3の断面を示す。この化粧板3は、厚さ50μmのP
ETフィルム31、ウレタン系接着剤層33、30g/
m2の薄葉紙34、および熱硬化性樹脂としてジアリル
フタレート樹脂を含浸させたチタン紙35を積層して成
るものである。PETフィルム31の下面には印刷がな
されておらず、薄葉紙34の上面に絵柄32が印刷され
ている。ここでは、絵柄32の鮮明度を高めるために、
薄葉紙34は平滑性の高いものを用いている。
板3の断面を示す。この化粧板3は、厚さ50μmのP
ETフィルム31、ウレタン系接着剤層33、30g/
m2の薄葉紙34、および熱硬化性樹脂としてジアリル
フタレート樹脂を含浸させたチタン紙35を積層して成
るものである。PETフィルム31の下面には印刷がな
されておらず、薄葉紙34の上面に絵柄32が印刷され
ている。ここでは、絵柄32の鮮明度を高めるために、
薄葉紙34は平滑性の高いものを用いている。
【0028】図4に第4の実施形態の熱硬化性樹脂化粧
板4の断面を示す。この化粧板4は厚さ50μmのPE
Tフィルム41、ウレタン系接着剤層43、30g/m
2の紙間強化紙44、および不飽和ポリエステル樹脂を
含浸させたクラフト紙45から成る。PETフィルム4
1の下面に絵柄42が印刷されているとともに、紙間強
化紙44の上面に全面印刷層42aが形成されている。
板4の断面を示す。この化粧板4は厚さ50μmのPE
Tフィルム41、ウレタン系接着剤層43、30g/m
2の紙間強化紙44、および不飽和ポリエステル樹脂を
含浸させたクラフト紙45から成る。PETフィルム4
1の下面に絵柄42が印刷されているとともに、紙間強
化紙44の上面に全面印刷層42aが形成されている。
【0029】この構成では全面印刷層42aが絵柄42
の背景となるため、前述の第2の実施形態と同様のもの
が得られる。なお、ここでは絵柄42と全面印刷層42
aをそれぞれPETフィルム41下面と紙間強化紙44
上面に形成したが、PETフィルム41に絵柄42を印
刷することに代えて、紙間強化紙44に全面印刷層42
aを形成した後にその上に直接印刷して絵柄42を形成
してもよい。
の背景となるため、前述の第2の実施形態と同様のもの
が得られる。なお、ここでは絵柄42と全面印刷層42
aをそれぞれPETフィルム41下面と紙間強化紙44
上面に形成したが、PETフィルム41に絵柄42を印
刷することに代えて、紙間強化紙44に全面印刷層42
aを形成した後にその上に直接印刷して絵柄42を形成
してもよい。
【0030】第5の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板5の
断面を図5に模式的に示す。厚さ25μmのPETフィ
ルム51、ウレタン系接着剤層53、65g/m2の紙
間強化紙54、およびジアリルフタレート樹脂を含浸さ
せたクラフト紙55が積層されており、PETフィルム
51の下面には絵柄52が印刷されている。また、PE
Tフィルム51の上面には凹凸が形成されている。
断面を図5に模式的に示す。厚さ25μmのPETフィ
ルム51、ウレタン系接着剤層53、65g/m2の紙
間強化紙54、およびジアリルフタレート樹脂を含浸さ
せたクラフト紙55が積層されており、PETフィルム
51の下面には絵柄52が印刷されている。また、PE
Tフィルム51の上面には凹凸が形成されている。
【0031】この化粧板5の製造における熱圧成形の方
法を図7に示す。第1の実施形態で説明した方法と同様
に、ドライラミネート処理によってPETフィルム51
と紙間強化紙54とを接着させて積層シート57を作製
しておく。この積層シート57と含浸紙55を、下面に
突起を形成したプレス板62cを用いて熱圧成形する。
プレス板62cの突起によって、PETフィルム51の
上面に凹部56が形成される。なお、連続成形する場合
は、図6(d)の鏡面加工用のローラ71aに代えて、
表面に突起を有するローラを用いればよい。あるいは、
下面に電離放射線硬化性樹脂からなる凸部を形成したフ
ィルムを、ローラ71aと積層シート57の間に挟み込
んで押圧することによって凹部56を形成してもよい。
法を図7に示す。第1の実施形態で説明した方法と同様
に、ドライラミネート処理によってPETフィルム51
と紙間強化紙54とを接着させて積層シート57を作製
しておく。この積層シート57と含浸紙55を、下面に
突起を形成したプレス板62cを用いて熱圧成形する。
プレス板62cの突起によって、PETフィルム51の
上面に凹部56が形成される。なお、連続成形する場合
は、図6(d)の鏡面加工用のローラ71aに代えて、
表面に突起を有するローラを用いればよい。あるいは、
下面に電離放射線硬化性樹脂からなる凸部を形成したフ
ィルムを、ローラ71aと積層シート57の間に挟み込
んで押圧することによって凹部56を形成してもよい。
【0032】熱硬化性樹脂化粧板5は、表面に凹凸が形
成されているため光の屈折が一様でなくなり、見る角度
によって絵柄52の見え方が変わってくる。この凹凸を
絵柄52に合わせて形成することにより、絵柄の質感を
高めることができる。例えば、絵柄52が木目の場合、
木目の導管に対応する部位を凹部とすることにより、立
体感が生じて本物の木材に近い感じを与えることができ
る。同様に、革皺、砂目、石目等も表現できて、質感豊
かな絵柄となる。
成されているため光の屈折が一様でなくなり、見る角度
によって絵柄52の見え方が変わってくる。この凹凸を
絵柄52に合わせて形成することにより、絵柄の質感を
高めることができる。例えば、絵柄52が木目の場合、
木目の導管に対応する部位を凹部とすることにより、立
体感が生じて本物の木材に近い感じを与えることができ
る。同様に、革皺、砂目、石目等も表現できて、質感豊
かな絵柄となる。
【0033】以上説明したように、本発明による熱硬化
性樹脂化粧板は、含浸紙が隠蔽されるため、含浸紙にあ
りがちな色むらや漉きむらによって美感が損なわれるこ
とがない。その上、含浸紙表面の粗さが絵柄模様の鮮明
さを低下させることがないため、装飾性の高い化粧板と
なる。また、最外層以外に合成樹脂フィルムを用いない
ため、コストを低く保つことができる。製造方法におい
ては、通常のドライラミネート法で積層シートを作製
し、この積層シートと含浸紙を単に熱圧成形するだけで
あるので、積層シートや含浸紙に接着剤を塗布する必要
がなく、製造工程が複雑にならない。
性樹脂化粧板は、含浸紙が隠蔽されるため、含浸紙にあ
りがちな色むらや漉きむらによって美感が損なわれるこ
とがない。その上、含浸紙表面の粗さが絵柄模様の鮮明
さを低下させることがないため、装飾性の高い化粧板と
なる。また、最外層以外に合成樹脂フィルムを用いない
ため、コストを低く保つことができる。製造方法におい
ては、通常のドライラミネート法で積層シートを作製
し、この積層シートと含浸紙を単に熱圧成形するだけで
あるので、積層シートや含浸紙に接着剤を塗布する必要
がなく、製造工程が複雑にならない。
【0034】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂化粧板において
は、紙層によって含浸紙が隠蔽されるため、含浸紙に色
むらや漉きむらがあっても色調に影響を与えることがな
い。紙層としては色や表面性状が一様なものを採用する
ことができるため、均一な色調の熱硬化性樹脂化粧板が
得られる。
は、紙層によって含浸紙が隠蔽されるため、含浸紙に色
むらや漉きむらがあっても色調に影響を与えることがな
い。紙層としては色や表面性状が一様なものを採用する
ことができるため、均一な色調の熱硬化性樹脂化粧板が
得られる。
【0035】請求項2の構成のように絵柄を印刷する
と、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は平滑である
ため、鮮明な絵柄模様が得られる。含浸紙表面の粗さは
紙層によって吸収されるため、含浸紙の粗さによって絵
柄の鮮明さが損なわれることがない。
と、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は平滑である
ため、鮮明な絵柄模様が得られる。含浸紙表面の粗さは
紙層によって吸収されるため、含浸紙の粗さによって絵
柄の鮮明さが損なわれることがない。
【0036】請求項3の構成では、紙層の強度が高く熱
硬化性樹脂化粧板の強度も高くなる。また、紙層に絵柄
を印刷するときに絵柄が鮮明になって、熱硬化性樹脂化
粧板の美感が向上する。
硬化性樹脂化粧板の強度も高くなる。また、紙層に絵柄
を印刷するときに絵柄が鮮明になって、熱硬化性樹脂化
粧板の美感が向上する。
【0037】請求項4の構成では、化粧板の表面は、透
明性、耐熱性、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤性、耐汚染性
に優れたポリエステルフィルムで保護されるため、耐久
性に優れ用途の広い化粧板となる。
明性、耐熱性、耐擦傷性、耐水性、耐溶剤性、耐汚染性
に優れたポリエステルフィルムで保護されるため、耐久
性に優れ用途の広い化粧板となる。
【0038】請求項5の熱硬化性樹脂化粧板によるとき
は、透明性耐熱フィルムの上面の凹凸を絵柄に合わせて
形成することで、絵柄の質感を高めることができる。例
えば、絵柄が木目であれば、導管に対応する部位を凹部
とすることで本物の木であるかのような温かみのある印
象を与え、石目や砂目であれば、細かい凹凸を形成して
無機的な印象を高めることができる。
は、透明性耐熱フィルムの上面の凹凸を絵柄に合わせて
形成することで、絵柄の質感を高めることができる。例
えば、絵柄が木目であれば、導管に対応する部位を凹部
とすることで本物の木であるかのような温かみのある印
象を与え、石目や砂目であれば、細かい凹凸を形成して
無機的な印象を高めることができる。
【0039】請求項6の熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
によると、強度の高い化粧板を得ることができる。ま
た、熱圧成形に先だって、透明性耐熱フィルム層と紙層
を接着剤層によって強固に接着して積層シートとしてお
くため、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は熱圧成
形時に含浸紙の影響を受けない。すなわち、含浸紙の表
面の粗さは紙層下面で吸収される。したがって、透明性
耐熱フィルム層下面や紙層上面に絵柄を形成しておいた
ときに、含浸紙の表面の粗さによって絵柄の鮮明さが損
なわれることがなく、得られる化粧板は美感に優れたも
のとなる。しかもこの方法では、積層シート作製後、接
着剤等を特に塗布することなく単に熱圧成形するだけで
積層シートと含浸紙とを貼着することができるため、製
造工程が簡略化される。また、熱圧成形は枚葉成形と連
続成形のいずれでも行うことができ、連続成形を行うと
きには特に高い処理速度が得られる。
によると、強度の高い化粧板を得ることができる。ま
た、熱圧成形に先だって、透明性耐熱フィルム層と紙層
を接着剤層によって強固に接着して積層シートとしてお
くため、透明性耐熱フィルム層下面や紙層上面は熱圧成
形時に含浸紙の影響を受けない。すなわち、含浸紙の表
面の粗さは紙層下面で吸収される。したがって、透明性
耐熱フィルム層下面や紙層上面に絵柄を形成しておいた
ときに、含浸紙の表面の粗さによって絵柄の鮮明さが損
なわれることがなく、得られる化粧板は美感に優れたも
のとなる。しかもこの方法では、積層シート作製後、接
着剤等を特に塗布することなく単に熱圧成形するだけで
積層シートと含浸紙とを貼着することができるため、製
造工程が簡略化される。また、熱圧成形は枚葉成形と連
続成形のいずれでも行うことができ、連続成形を行うと
きには特に高い処理速度が得られる。
【図1】 第1の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板の断面
図。
図。
【図2】 第2の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板の断面
図。
図。
【図3】 第3の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板の断面
図。
図。
【図4】 第4の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板の断面
図。
図。
【図5】 第5の実施形態の熱硬化性樹脂化粧板の断面
図。
図。
【図6】 本発明の熱硬化性樹脂化粧板の製造方法を示
す図。
す図。
【図7】 本発明の熱硬化性樹脂化粧板の他の製造方法
を示す図。
を示す図。
1 熱硬化性樹脂化粧板 11 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 12 絵柄 (絵柄印刷層) 13 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 14 紙間強化紙 (紙層) 15 クラフト紙 (含浸紙層) 17 積層シート 2 熱硬化性樹脂化粧板 21 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 22 絵柄 (絵柄印刷層) 22a 全面印刷層 (絵柄印刷層) 23 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 24 紙間強化紙 (紙層) 25 クラフト紙 (含浸紙層) 3 熱硬化性樹脂化粧板 31 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 32 絵柄 (絵柄印刷層) 33 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 34 薄葉紙 (紙層) 35 チタン紙 (含浸紙層) 4 熱硬化性樹脂化粧板 41 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 42 絵柄 (絵柄印刷層) 42a 全面印刷層 (絵柄印刷層) 43 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 44 紙間強化紙 (紙層) 45 クラフト紙 (含浸紙層) 5 熱硬化性樹脂化粧板 51 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 52 絵柄 (絵柄印刷層) 53 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 54 紙間強化紙 (紙層) 55 クラフト紙 (含浸紙層) 56 凹部 57 積層シート
層) 12 絵柄 (絵柄印刷層) 13 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 14 紙間強化紙 (紙層) 15 クラフト紙 (含浸紙層) 17 積層シート 2 熱硬化性樹脂化粧板 21 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 22 絵柄 (絵柄印刷層) 22a 全面印刷層 (絵柄印刷層) 23 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 24 紙間強化紙 (紙層) 25 クラフト紙 (含浸紙層) 3 熱硬化性樹脂化粧板 31 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 32 絵柄 (絵柄印刷層) 33 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 34 薄葉紙 (紙層) 35 チタン紙 (含浸紙層) 4 熱硬化性樹脂化粧板 41 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 42 絵柄 (絵柄印刷層) 42a 全面印刷層 (絵柄印刷層) 43 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 44 紙間強化紙 (紙層) 45 クラフト紙 (含浸紙層) 5 熱硬化性樹脂化粧板 51 PETフィルム (透明性耐熱フィルム
層) 52 絵柄 (絵柄印刷層) 53 ウレタン樹脂系接着剤 (接着剤層) 54 紙間強化紙 (紙層) 55 クラフト紙 (含浸紙層) 56 凹部 57 積層シート
Claims (6)
- 【請求項1】 下層から順に、熱硬化性樹脂が含浸され
ている含浸紙層、紙層、接着剤層、透明性耐熱フィルム
層、が積層されていることを特徴とする熱硬化性樹脂化
粧板。 - 【請求項2】 前記透明性耐熱フィルム層の下面もしく
は前記紙層の上面またはこれらの両方に絵柄印刷層を設
けたことを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性樹脂化
粧板。 - 【請求項3】 前記紙層は平滑性を有する薄葉紙または
紙間強化紙であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の熱硬化性樹脂化粧板。 - 【請求項4】 前記透明性耐熱フィルム層はポリエステ
ルフィルム層であることを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の熱硬化性樹脂化粧板。 - 【請求項5】 前記透明性耐熱フィルム層の上面に凹凸
を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
ずれかに記載の熱硬化性樹脂化粧板。 - 【請求項6】 透明性耐熱フィルム層と紙層を接着剤に
て貼着することにより積層シートを形成した後、熱硬化
性樹脂が含浸されている含浸紙と前記積層シートを前記
紙層が含浸紙に接するように重ね合わせて熱圧成形する
ことを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20062095A JPH0948091A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 熱硬化性樹脂化粧板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20062095A JPH0948091A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 熱硬化性樹脂化粧板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0948091A true JPH0948091A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16427412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20062095A Pending JPH0948091A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 熱硬化性樹脂化粧板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0948091A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001171063A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 防湿化粧シート及びその製造方法 |
| JP2006116884A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧ボード及び化粧ボードの製造方法 |
| JP2008110495A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Daiso Co Ltd | 化粧層構造および化粧板 |
| CN113374214A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-09-10 | 德华兔宝宝装饰新材股份有限公司 | 一种具有高耐磨树脂浸渍纸饰面的实木复合地板,及其生产方法 |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP20062095A patent/JPH0948091A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001171063A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 防湿化粧シート及びその製造方法 |
| JP2006116884A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧ボード及び化粧ボードの製造方法 |
| JP2008110495A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Daiso Co Ltd | 化粧層構造および化粧板 |
| CN113374214A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-09-10 | 德华兔宝宝装饰新材股份有限公司 | 一种具有高耐磨树脂浸渍纸饰面的实木复合地板,及其生产方法 |
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