JPH0949199A - ビニル壁紙裏打ち用難燃紙 - Google Patents

ビニル壁紙裏打ち用難燃紙

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JPH0949199A
JPH0949199A JP19966995A JP19966995A JPH0949199A JP H0949199 A JPH0949199 A JP H0949199A JP 19966995 A JP19966995 A JP 19966995A JP 19966995 A JP19966995 A JP 19966995A JP H0949199 A JPH0949199 A JP H0949199A
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JP
Japan
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flame
paper
retardant
weight
retardant paper
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Application number
JP19966995A
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English (en)
Inventor
Takuya Nomura
拓也 野村
Isao Morikawa
勲 森川
Mina Yoshida
美奈 吉田
Yoshiaki Kabayama
佳明 椛山
Yasuyuki Yamaji
安之 山地
Takehiko Yoshida
健彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維と無機物質からなるシートにグアニジン系
難燃剤を塗布または含浸せしめることにより難燃性を付
与した米坪量100g/m2 未満のビニル壁紙裏打ち用
難燃紙であって、難燃剤量を低減して低コストで製造で
き、しかもピンホ−ルが少なく地合も良好で防炎効果の
ある難燃紙を提供する。 【構成】無機物質として、無機質粉体を難燃紙全重量当
り20重量%以上50重量%以下、および山皮を難燃紙
全重量当り2重量%以上10重量%以下含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニル壁紙の裏打
ちに用いられる難燃紙に関し、特に無機物質担持量を多
くすることにより難燃性を付与するべく必要とする高価
な難燃剤量の低減を可能ならしめ、低コスト化したビニ
ル壁紙裏打ち用難燃紙に関する。
【0002】
【従来の技術】難燃紙は壁装材料などとして広く用いら
れており、ビニル壁紙裏打ち用基材としても使用されて
いる。
【0003】難燃紙としては、紙に難燃剤を塗布あるい
は含浸したもの、あるいはセルロ−スパルプに難燃性の
有機物質や無機物質を湿式抄紙法により含有せしめたも
のが知られている。代表的なものとしては、難燃剤とし
てスルファミン酸グアニジンを紙に含浸処理した難燃紙
や、無機質粉体として水酸化アルミニウムをパルプと混
合抄紙した無機質シ−トがある。
【0004】壁紙裏打ち用基材として使用されている無
機質シ−トは、一般に米坪量が120〜130g/m2
であることに対して、難燃剤を含浸処理してなる難燃紙
は70〜80g/m2 と低米坪量のものが主として用い
られている。従って、難燃紙の場合には低米坪量の下に
強度を発現させる必要があるので、おのずから無機物質
の含有割合が制約を受ける。
【0005】難燃紙は機械的強度を得るためにパルプの
叩解を行うが、機械的強度の一つである引裂強度を高く
するためには、パルプの叩解フリ−ネスを高くする必要
が生じ、機械的強度の一つである引張強さを高くするた
めには、パルプの叩解フリ−ネスを低く設定する必要が
生じる。
【0006】濾水性の高いスラリ−を用いると、ワイヤ
−上に於ける水切れ性が良好となるが急速脱水による地
合の悪化や填料脱落により紙匹にピンホ−ルが発生する
等のトラブルを誘起する。一方、濾水性の低いスラリ−
を用いると、ワイヤ−上に於ける保水性が良好となる
が、抄紙速度の低下あるいはプレス工程での紙匹の砕け
トラブル等を招く。従って、難燃紙に要求される物性と
抄紙機の能力のバランスを考えてパルプの叩解フリ−ネ
スが設定される。一般的に濾水度は500〜550ml
(c.s.f.、以下同じ)位に設定されることが多い
が、特開平2−61200号公報、特開平2−2214
96号公報、特開平4−281099号公報に記載され
るが如く、殆どがその下限である500mlに設定され
る。
【0007】このような理由から従来の難燃紙はパルプ
の叩解を進めて叩解フリ−ネスを低く設定し引張強さを
発現させる反面、引裂強度を確保すべく無機物質の配合
割合を10重量%程度に抑え、残りの有機物に対して高
価な難燃剤を21〜22重量%含浸処理している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の難燃紙は一般に、無機物質の配合割合を10重量%程
度に抑え、残りの有機物に対して高価な難燃剤を含浸処
理しているため、コストアップを招いている。かような
コストアップを避けるためには、シート中の有機物をい
かにして減少させるかという点が課題となる。この課題
を解決するためには、当然のことながらシート中の無機
物質を増量させればよいが、無機物質を増量すると、前
記した如く紙力の低下、急速脱水による地合不良、填料
の脱落による紙匹中のピンホールの増大を招く。
【0009】そこで本発明の目的は、繊維と無機物質か
らなるシートに難燃剤を塗布または含浸せしめることに
より難燃性を付与したビニル壁紙裏打ち用難燃紙におい
て、従来の難燃紙よりも難燃化に必要とする高価な難燃
剤量を低減し、ビニル壁紙裏打ち紙のコストを低減し、
かつ紙力の低下や地合不良を改善し、紙匹中のピンホー
ルの発生を少なくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、繊維と無
機物質を混合抄紙したシ−トに、難燃剤を塗布または含
浸せしめてなる米坪量100g/m2 未満のビニル壁紙
裏打ち用難燃紙において、難燃化に必要とする高価な難
燃剤量を低減すべく鋭意研究した結果、シ−ト中の有機
分を減少させることは当然ながら、更に繊維状の無機物
質である山皮を担持させると難燃性向上に有効であるこ
とを見い出した。
【0011】すなわち本発明によるビニル壁紙裏打ち用
難燃紙は、繊維と無機物質からなるシ−トに難燃剤を塗
布または含浸せしめることにより難燃性を付与した米坪
量100g/m2 未満のビニル壁紙裏打ち用難燃紙であ
って、前記無機物質として、(1)無機質粉体を難燃紙
全重量当り20重量%以上50重量%以下、および
(2)山皮を難燃紙全重量当り2重量%以上10重量%
以下含有することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の難燃紙の燃焼性を評価す
べくJIS−Z−2150に示す防炎試験に於ける難燃
紙の燃焼挙動を観察すると、燃焼炎の伝達が繊維状無機
物質である山皮の存在する場所において停止するので、
炭化長を短くすることが可能となる。特願平6−235
306号公報では繊維状無機物質としてガラス繊維を用
いているが、ガラス繊維を併用することにより燃焼炎の
伝達停止機能は認められるも、濾水性がより向上し、そ
の結果、急速脱水による地合の悪化や填料脱落によるピ
ンホ−ルの増大を招くので、パルプの叩解フリ−ネス、
紙の米坪範囲の異なる難燃紙には適用できない。
【0013】本発明では繊維状無機物質として山皮を用
いる。山皮は保水性に富み、濾水性を低下させる効果が
あるため、パルプの叩解フリ−ネスの高い、即ち濾水度
の高い原料で抄紙する場合でも地合の悪化、填料の脱落
を防止する機能が認められた。従って、山皮を併用する
ことにより防炎性能の向上と無機物質の配合割合の向上
を可能ならしむることができた。即ち、パルプ量が減り
山皮の燃焼炎伝達停止能力により必要とする防炎性能を
達成すべく配合する難燃剤量を従来より低減ならしむる
ことができた。
【0014】なお、無機物質の担持量を増加すると紙力
が低下するが、紙力については引張強さは溶解性ビニロ
ンバインダ−等の紙力増強剤の併用、引裂強度について
はパルプの叩解度にて対応することができる。
【0015】原紙の繊維原料としては、針葉樹晒クラフ
トパルプ(NBKP)、針葉樹半晒クラフトパルプ(N
SBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広
葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、針葉樹晒サル
ファイトパルプ(NBSP)、広葉樹晒サルファイトパ
ルプ(LBSP)、メカニカルパルプ(MP)、サ−モ
メカニカルパルプ(TMP)その他の木材パルプ等があ
り、これら1種または2種以上のパルプを適宜選択して
用いることができる。また、ポリエステル繊維等の合成
繊維の1種または2種以上を上記の繊維原料中に配合す
ることにより、寸法安定性向上を図ってもよい。
【0016】本発明では、難燃紙全重量中に占める無機
質粉体の配合割合は20重量%以上50重量%以下とす
る。好ましくは20重量%以上40重量%以下である。
更に好ましくは20重量%以上35重量%以下である。
無機質粉体含有量が20重量%未満ではコスト低減効果
が低く、無機質粉体含有量が50重量%を超えて多く配
合すると、繊維分が少なくなるために、必要とする紙の
強度を得るために例えば高米坪品に限定する、山皮の配
合割合を限定する、あるいは難燃剤として高分子難燃剤
を塗布する等の対策を要する。使用する無機質粉体は通
常用いられている水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、タルク、クレ−、酸化チタン等
特に限定されない。
【0017】本発明で配合する山皮は、難燃紙全重量中
2重量%以上10重量%以下とする。好ましくは3重量
%以上8重量%以下である。山皮の配合量が2重量%未
満では濾水性が殆ど変化しないので、無機質粉体の配合
割合を20重量%以上配合することを特徴とする本発明
の難燃紙では良好な地合、ピンホ−ルレベルを達成する
ことが困難となる。山皮を10重量%を超えて多く配合
しても、燃焼炎の伝達停止機能の向上は横這いとなる
上、山皮の保水性機能による揺変性のため、填料スラリ
−のハンドリング性が悪化する。あるいは抄紙時の濾水
性が大幅に低下する。使用する山皮には、中国産を主と
する長繊維タイプ、スペイン産を主とする短繊維タイプ
があるが、炎の伝達停止機能を重視する場合には長繊維
タイプ、保水性を重視する場合には短繊維タイプを使用
するとよい。
【0018】本発明による米坪量100g/m2 未満の
ビニル壁紙裏打ち用難燃紙は、繊維原料と無機物質の混
合スラリ−に、歩留り助剤やバインダ−を適宜選択して
添加し、通常の湿式抄紙法によって容易に抄造すること
ができる。使用する抄紙機は円網、短網、長網、バ−チ
フォ−マ−、ロトフォ−マ−、ハイドロフォ−マ−など
のいずれでもよく、乾燥機はヤンキ−型、多筒型、スル
−型のいずれでもよい。
【0019】歩留り助剤としては、例えばカチオン性高
分子としては、カチオン化澱粉、カチオン性ポリアクリ
ルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミン
エピクロルヒドリン、カチオン変性グア−ガム、カチオ
ン変性ポリビニルアルコ−ル、その他のカチオン性高分
子などがあり、特に限定されない。アニオン性高分子と
しては、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、
酸化澱粉、その他のアニオン性高分子等があり、特に限
定されない。また、原紙強度を保つ目的で接着剤、例え
ば溶解性ビニロン繊維、ラテックスエマルジョン等を用
いてもよい。
【0020】本発明のビニル壁紙裏打ち用難燃紙は、ビ
ニル壁紙施工時に糊が原紙の中に浸透してしまわないよ
うにするため、抄紙時に内添および/または外添サイズ
剤を添加することが好ましい。用いるサイズ剤として
は、アルキルケテンダイマ−、スチレンアクリル系、ス
チレンアミド系などの内添および/または外添サイズ剤
を適宜選択して使用することができる。
【0021】本発明のビニル壁紙裏打ち用難燃紙は、繊
維と無機質粉体および山皮を混合して湿式抄紙して得ら
れたシ−トに、さらにグアニジン系難燃剤を塗布または
含浸させることにより得られる。グアニジン系難燃剤と
しては例えば、スルファミン酸グアニジン、スルファミ
ン酸グアニジンメチロール化物、リン酸グアニジン、硫
酸グアニジン等を挙げることができる。難燃化処理に際
しては、通常用いられる難燃剤を通常用いられる含浸方
法、例えばサイズプレス機を用いて塗布あるいは含浸す
ればよい。
【0022】
【実施例】実施例1〜4 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)および広葉樹晒ク
ラフトパルプ(LBKP)を1:1に混合したものを離
解後、常法によりフリ−ネス550mlまで叩解したパ
ルプスラリ−を作製した。このパルプスラリ−に炭酸カ
ルシウム(「TP−121SDP」、短径0.5μm×
長径1.5μm、奥多摩工業社製)および山皮(「セピ
オレックス5」、短径0.2μm×長径5μm、龍森社
製)を投入し、十分に混合してパルプ繊維と炭酸カルシ
ウム、山皮の混合スラリ−を作製した。
【0023】この混合物に、更に有機繊維としてポリエ
ステル繊維(直径10μm、繊維長3mm、クラレ社
製)を全重量当り1%添加し、バインダー繊維として溶
解性ビニロン繊維(1.5d、繊維長3mm、クラレ社
製)を全重量当り1.0%添加した。上記繊維スラリー
に歩留り助剤としてカチオン性高分子化合物(ポリアミ
ドポリアミンエピクロルヒドリン、「エピノックス」、
ディック・ハーキュレス社製)0.6%、アニオン性高
分子化合物(ポリアクリルアミド、「パーコール17
3」、アライドコロイド社製)0.05%をそれぞれ繊
維分全重量に対して添加して紙料を調製し、フリ−ネス
を測定した後、実験室手抄きマシンを用いて坪量約60
g/m2 、密度0.6g/cm3 、難燃剤含浸後で炭酸
カルシウム配合割合が25%となるシートを作成した。
【0024】このシ−トに難燃剤としてスルファミン酸
グアニジンを有機分に対して21%および20%含浸せ
しめた。難燃剤含浸液の組成はポリビニルアルコ−ル
(「ポバ−ル117」、クラレ社製):デンプン(「王
子エ−スA」、王子コ−ンスタ−チ社製):スルファミ
ン酸グアニジン系難燃剤(「SG−2」、大日本インキ
化学工業社製):アクリル系サイズ剤(「ハマコ−トS
900G」、ミサワセラミックケミカル社製)=6:1
0:80:4とした。
【0025】上記の方法により、紙全重量中に含まれる
山皮の配合割合が3%、難燃剤を対有機分21%の難燃
紙(実施例1)と山皮の配合割合が3%、難燃剤を対有
機分20%含浸せしめた難燃紙(実施例2)、および山
皮の配合割合が8%で難燃剤を対有機分21%含浸せし
めた難燃紙(実施例3)、山皮の配合割合が8%、難燃
剤を対有機分20%含浸せしめた難燃紙(実施例4)の
4種類を作製した。
【0026】これらの難燃紙について、ピンホ−ルレベ
ル、地合、防炎性能を評価し、さらに引張強さと引裂強
度の測定値から紙力を評価した。ピンホ−ルレベルはJ
IS−L−1004に示される綿織物試験方法の通気性
試験に準じて測定した。通気性が低いものはピンホ−ル
が少なく、通気性が高いものはピンホ−ルが多いと判断
し、通気性が5cc/cm2 /秒以下と低いものを○、
通気性が5cc/cm2 /秒を超えて高いものを×とし
た。地合は目視にて確認し、良好なものを○、不良なも
のを×で記した。防炎性能はJIS−Z−2150に示
される薄い材料の防炎性試験方法(45゜メッケルバ−
ナ−法)に準じて測定し、規定の防炎性能に合格したも
の○、規定の防炎性能に不合格であったものを×で記載
した。紙力についてはJIS−P−8113に示される
紙及び板紙の引張強さ試験方法およびJIS−P−81
16に示される紙及び板紙の引裂強度試験方法に準じて
測定し、裂断長が1.7km以上でかつ引裂強度が35
gf以上のものを○、裂断長が1.7km以上でも引裂
強度が35gf未満のものあるいは引裂強度が35gf
以上でも裂断長が1.7km未満のものは×で記載し
た。結果を表1に示す。
【0027】実施例5 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を35%に
調整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成し
た。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、
紙力を評価した結果を表1に示す。
【0028】実施例6 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を35%に
調整し、難燃剤の配合割合を有機分に対して20%に調
整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成し
た。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、
紙力を評価した結果を表1に示す。
【0029】実施例7 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を35%、
山皮の配合割合を8%に調整した以外は実施例1と同様
の方法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホールレ
ベル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表1に示
す。
【0030】実施例8 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を35%、
山皮の配合割合を8%に調整し、難燃剤の配合割合を有
機分に対して20%に調整した以外は実施例1と同様の
方法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホールレベ
ル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表1に示
す。
【0031】実施例9 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を40%に
調整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成し
た。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、
紙力を評価した結果を表1に示す。
【0032】実施例10 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を40%に
調整し、難燃剤の配合割合を有機分に対して20%に調
整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成し
た。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、
紙力を評価した結果を表1に示す。
【0033】比較例1 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を従来技術
における難燃紙のレベルの10%にし、山皮の配合割合
を0%に調整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙
を作成した。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防
炎性能、紙力を評価した。その結果を表2に示す。
【0034】比較例2 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を10%、
山皮の含有量を0%に調整し、難燃剤の配合割合を有機
分に対して20%に調整した以外は実施例1と同様の方
法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホールレベ
ル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表2に示
す。
【0035】比較例3 紙全重量当たりの山皮の配合割合を1%に調整した以外
は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成した。この難燃
紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、紙力を評価し
た結果を表2に示す。
【0036】比較例4 紙全重量当たりの山皮の配合割合を1%に調整し、難燃
剤の配合割合を有機分に対して20%に調整した以外は
実施例1と同様の方法で難燃紙を作成した。この難燃紙
のピンホールレベル、地合、防炎性能、紙力を評価した
結果を表2に示す。
【0037】比較例5 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を40%、
山皮の配合割合を0%にした以外は実施例1と同様の方
法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホールレベ
ル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表2に示
す。
【0038】比較例6 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を40%、
山皮の配合割合を0%に調整し、難燃剤の配合割合を有
機分に対して20%に調整した以外は実施例1と同様の
方法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホールレベ
ル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表2に示
す。
【0039】比較例7 紙全重量当たりに配合する繊維状無機物質として山皮の
替わりにガラス繊維を3%に調整した以外は実施例1と
同様の方法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホー
ルレベル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表2
に示す。
【0040】比較例8 紙全重量当たりに配合する繊維状無機物質として山皮の
替わりにガラス繊維を3%に調整し、難燃剤の配合割合
を有機分に対して20%に調整した以外は実施例1と同
様の方法で難燃紙を作成した。この難燃紙のピンホール
レベル、地合、防炎性能、紙力を評価した結果を表2に
示す。
【0041】比較例9 パルプの叩解フリ−ネスを従来用いられている500m
lに設定し、紙全重量当たり山皮を0%に調整した以外
は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成した。この難燃
紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、紙力を評価し
た結果を表2に示す。
【0042】比較例10 紙全重量当たりの炭酸カルシウムの配合割合を55%に
調整した以外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成し
た。この難燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、
紙力を評価した結果を表2に示す。
【0043】比較例11 紙全重量当たりの山皮の配合割合を12%に調整した以
外は実施例1と同様の方法で難燃紙を作成した。この難
燃紙のピンホールレベル、地合、防炎性能、紙力を評価
した結果を表2に示す。
【0044】
【0045】
【0046】表1からわかるように、実施例1〜10に
みられる如く、難燃剤配合率が従来技術レベルである対
有機分21%であっても、無機物質配合率が高いため紙
中の難燃剤含有率は12.5%以下のレベルに留まる。
それでも防炎性は3級合格を達成でき、山皮の配合率を
高めれば2級も合格する。
【0047】一方、比較例1、2にみられる如く、従来
技術レベルの無機物質配合率では防炎性を発現するため
に要する難燃剤配合率は対紙15.6%以上であるの
で、ビニル壁紙裏打ち用難燃紙に要求される防炎3級以
上に合格するために要する難燃剤量は、実施例1〜10
に示すものと比較して2割以上多く配合する必要が生じ
る。
【0048】比較例3、4では無機質粉体配合量を適性
範囲に設定し、山皮を1%配合しているが、比較例1、
2に示す従来レベルのものよりは無機質粉体配合量が高
いので難燃剤配合量を低減することができるも、この山
皮配合レベルでは顕著な防炎性向上効果が認められな
い。
【0049】比較例5、6の様に無機分配合率を高く設
定しても、山皮を配合していないものは、濾水性が高く
なり、ピンホ−ルレベル、地合レベルの悪化を招く。
【0050】比較例7、8では山皮の代わりにガラス繊
維を併用しているが、ガラス繊維併用にて防炎性向上効
果は認められるも、濾水性が改善されないためピンホ−
ルレベル、地合レベルが悪い。
【0051】比較例9の様に、無機質粉体の配合量を適
正量にして、山皮を配合せずに保水性をもたせるべくパ
ルプ繊維を従来と同レベルの叩解フリ−ネスに設定した
場合は、ピンホ−ルおよび地合レベルは良好なものとな
るが、紙力が低下し実用的でない。
【0052】比較例10のように無機質粉体の配合量を
適性範囲を超えて多くすると、山皮を併用してもピンホ
ールおよび地合の改善効果が低く、また紙力が低過ぎて
壁紙加工困難となり実用的でない。
【0053】比較例11のように山皮を適性範囲を超え
て配合した場合には、ピンホールおよび地合レベルが向
上し、難燃剤配合量の更なる低減が可能となるが、山皮
の保水性効果のため抄紙時のハンドリング性が悪化す
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したところからわかるように本
発明によれば、繊維と無機物質からなるシ−トにグアニ
ジン系難燃剤を塗布または含浸せしめることにより難燃
性を付与した米坪量100g/m2 未満のビニル壁紙裏
打ち用難燃紙において、該無機物質として無機質粉体を
20重量%以上50重量%以下、山皮を2重量%以上1
0重量%以下含有することにより、ピンホ−ルが少なく
地合も良好な上に、少量の難燃剤量で防炎効果のあるビ
ニル壁紙裏打ち用難燃紙を提供することが出来る。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 美奈 東京都江東区東雲1丁目10番6号 新王子 製紙株式会社東京商品研究所内 (72)発明者 椛山 佳明 東京都江東区東雲1丁目10番6号 新王子 製紙株式会社東京商品研究所内 (72)発明者 山地 安之 東京都西多摩郡日の出町平井字欠下2番1 号 日鉄鉱業株式会社内 (72)発明者 吉田 健彦 東京都西多摩郡日の出町平井字欠下2番1 号 日鉄鉱業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維と無機物質からなるシ−トにグアニ
    ジン系難燃剤を塗布または含浸せしめることにより難燃
    性を付与した米坪量100g/m2 未満のビニル壁紙裏
    打ち用難燃紙において、該無機物質として、(1)無機
    質粉体を難燃紙全重量当り20重量%以上50重量%以
    下、および(2)山皮を難燃紙全重量当り2重量%以上
    10重量%以下、含有することを特徴とするビニル壁紙
    裏打ち用難燃紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270368A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Hokuetsu Paper Mills Ltd 不燃シート又は不燃成形体
JP2011208311A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Oji Paper Co Ltd 化粧板用紙
CN113944067A (zh) * 2021-10-22 2022-01-18 江西广源化工有限责任公司 一种低烟无卤阻燃纸及其制备方法

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