JPH0949825A - 渦電流探傷プローブ - Google Patents
渦電流探傷プローブInfo
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- JPH0949825A JPH0949825A JP7219796A JP21979695A JPH0949825A JP H0949825 A JPH0949825 A JP H0949825A JP 7219796 A JP7219796 A JP 7219796A JP 21979695 A JP21979695 A JP 21979695A JP H0949825 A JPH0949825 A JP H0949825A
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- eddy current
- core
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- coil
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボビンコイル型プローブの軸方向欠陥検出性
を損なうことなく、マルチコイル型プローブと同等また
はそれ以上の周方向欠陥検出性を持ち、さらに相互誘導
方式も取り入れて細管内の欠陥検出性向上をはかる。 【解決手段】 互いに同じ向きになるよう周方向に巻い
た1対の励起コイル6、7を平行に配置した渦電流探傷
プローブであり、強磁性体の小片に2条の凹溝8、9を
形成して略E字状とした主コア10を多数形成するとと
もに、これらのコアを探傷部本体4の周面に等間隔で埋
め込み、これらの主コア10の凹溝8、9に励起コイル
6、7をはめ込み、また主コア10の中央凸部11を巻
き芯として検出コイル15を形成し、さらに上記中央凸
部11と磁場収束コア16とを接合する。
を損なうことなく、マルチコイル型プローブと同等また
はそれ以上の周方向欠陥検出性を持ち、さらに相互誘導
方式も取り入れて細管内の欠陥検出性向上をはかる。 【解決手段】 互いに同じ向きになるよう周方向に巻い
た1対の励起コイル6、7を平行に配置した渦電流探傷
プローブであり、強磁性体の小片に2条の凹溝8、9を
形成して略E字状とした主コア10を多数形成するとと
もに、これらのコアを探傷部本体4の周面に等間隔で埋
め込み、これらの主コア10の凹溝8、9に励起コイル
6、7をはめ込み、また主コア10の中央凸部11を巻
き芯として検出コイル15を形成し、さらに上記中央凸
部11と磁場収束コア16とを接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電所の熱交
換器の細管等の検査において、細管に発生したクラック
等の欠陥を検出するための渦電流探傷プローブに関す
る。
換器の細管等の検査において、細管に発生したクラック
等の欠陥を検出するための渦電流探傷プローブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱交換器内細管のように、細管の外側か
らの探傷が困難な場合はプローブを細管内部に挿入して
探傷するが、そのための内挿型プローブとして最も汎用
的なプローブは、高速探傷が可能で、曲管部への挿入性
も良好なボビンコイル型プローブである。このボビンコ
イル型プローブは、導線を円筒状探傷部の周方向に巻い
てコイルを形成したものであるために、細管中に発生す
る渦電流は細管の周方向に流れる。
らの探傷が困難な場合はプローブを細管内部に挿入して
探傷するが、そのための内挿型プローブとして最も汎用
的なプローブは、高速探傷が可能で、曲管部への挿入性
も良好なボビンコイル型プローブである。このボビンコ
イル型プローブは、導線を円筒状探傷部の周方向に巻い
てコイルを形成したものであるために、細管中に発生す
る渦電流は細管の周方向に流れる。
【0003】また、細管中に軸方向渦電流を誘起させる
ことを目的とし、パンケーキ型コイルを使用したものも
ある。その1つとして、細管内周を螺旋状に走査する回
転コイル型プローブは、1個のコイルで細管内をくまな
く走査するため不感帯あるいは感度低下領域は存在せ
ず、また軸方向、周方向のクラックに対しても同程度の
感度を有している。
ことを目的とし、パンケーキ型コイルを使用したものも
ある。その1つとして、細管内周を螺旋状に走査する回
転コイル型プローブは、1個のコイルで細管内をくまな
く走査するため不感帯あるいは感度低下領域は存在せ
ず、また軸方向、周方向のクラックに対しても同程度の
感度を有している。
【0004】これに対し、直線走査でコイルをプローブ
外周に配列させたマルチコイル型プローブもあり、この
マルチコイル型プローブは細管に対し局所的ではある
が、軸方向の渦電流を誘起するため周方向クラックの検
出が比較的容易である。
外周に配列させたマルチコイル型プローブもあり、この
マルチコイル型プローブは細管に対し局所的ではある
が、軸方向の渦電流を誘起するため周方向クラックの検
出が比較的容易である。
【0005】以上は自己誘導型と呼ばれるものでコイル
のインピーダンス変化を検出するものであるが、励起コ
イルと検出コイルの両者を備え、検出コイルに励起され
る電圧を検出する相互誘導型と呼ばれる方式のものも一
部で使用されいる(例えば特開昭63−298052号
公報参照)。
のインピーダンス変化を検出するものであるが、励起コ
イルと検出コイルの両者を備え、検出コイルに励起され
る電圧を検出する相互誘導型と呼ばれる方式のものも一
部で使用されいる(例えば特開昭63−298052号
公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記ボビ
ンコイル型プローブでは、細管中にクラックが周方向に
存在する場合、細管中に誘起した渦電流が細管に対し周
方向であるため、クラックと渦電流とは平行となり、ク
ラックが微少であれば渦電流はクラックの影響を受けに
くい。従ってボビンコイル型プローブでは周方向クラッ
クに対し検出感度が低くなるという欠点を有している。
ンコイル型プローブでは、細管中にクラックが周方向に
存在する場合、細管中に誘起した渦電流が細管に対し周
方向であるため、クラックと渦電流とは平行となり、ク
ラックが微少であれば渦電流はクラックの影響を受けに
くい。従ってボビンコイル型プローブでは周方向クラッ
クに対し検出感度が低くなるという欠点を有している。
【0007】一方、回転コイル型プローブでは、プロー
ブが螺旋状に管内を走査するため一本の細管を探傷する
のに要する時間が長くなる。これはコイル径をピッチと
して螺旋走査を行うためであり、通常そのピッチは1〜
5mmであることによる。
ブが螺旋状に管内を走査するため一本の細管を探傷する
のに要する時間が長くなる。これはコイル径をピッチと
して螺旋走査を行うためであり、通常そのピッチは1〜
5mmであることによる。
【0008】また、マルチコイル型プローブでは、コイ
ルによる渦電流はコイル中心で最大でありコイルから離
れるほど弱くなる。このためコイル間の中心において渦
電流強度は最小になり、従って検出感度が低下する。す
なわち、このマルチコイル型プローブではコイル形状や
設置角度を変更しても、コイルはプローブの全周をカバ
ーする必要があるため、必然的にある程度以上の大きさ
となり、その間隙には不感帯もしくは感度低下領域が存
在する。この不感帯もしくは感度低下領域においては、
軸方向のクラックや、微少な周方向クラックを見落とす
可能性があるため、結果として検出限界が低下するとい
う欠点を有している。
ルによる渦電流はコイル中心で最大でありコイルから離
れるほど弱くなる。このためコイル間の中心において渦
電流強度は最小になり、従って検出感度が低下する。す
なわち、このマルチコイル型プローブではコイル形状や
設置角度を変更しても、コイルはプローブの全周をカバ
ーする必要があるため、必然的にある程度以上の大きさ
となり、その間隙には不感帯もしくは感度低下領域が存
在する。この不感帯もしくは感度低下領域においては、
軸方向のクラックや、微少な周方向クラックを見落とす
可能性があるため、結果として検出限界が低下するとい
う欠点を有している。
【0009】さらに、前記相互誘導型プローブにおいて
は、欠陥信号は検出コイルの出力電圧変化分として検出
されるが、仮に細管が無欠陥であっても検出コイルには
出力電圧が存在する。従って微少な欠陥であれば電圧変
化分も微小であり欠陥検出は難しくなる。
は、欠陥信号は検出コイルの出力電圧変化分として検出
されるが、仮に細管が無欠陥であっても検出コイルには
出力電圧が存在する。従って微少な欠陥であれば電圧変
化分も微小であり欠陥検出は難しくなる。
【0010】本発明は上記の如き実状に対処し軸方向欠
陥の検出性を損なうことなく周方向の微少欠陥の検出性
を向上させた渦電流探傷プローブの提供を目的とするも
のである。
陥の検出性を損なうことなく周方向の微少欠陥の検出性
を向上させた渦電流探傷プローブの提供を目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決する本発明の渦電流探傷プローブの特徴は、円筒状ま
たは円柱状に形成された探傷部本体と、略E字状の強磁
性体からなり、凸部を外方に向け且つ並列状態で上記探
傷部本体の周面に周方向にほぼ等間隔で埋設された多数
の主コアと、これら主コアの2条の溝に夫々嵌め込むよ
うに上記探傷部本体に対し周方向に巻回された互いにほ
ぼ平行な1対の励起コイルと、上記主コアの中央の凸部
を巻芯として巻回された該主コアと同数の検出コイル
と、主コアの上記中央凸部の先端に固定され、その表面
が探傷部本体の周面付近に位置決めされた上記主コアと
同数の磁場収束コアとを備えたところにある。
決する本発明の渦電流探傷プローブの特徴は、円筒状ま
たは円柱状に形成された探傷部本体と、略E字状の強磁
性体からなり、凸部を外方に向け且つ並列状態で上記探
傷部本体の周面に周方向にほぼ等間隔で埋設された多数
の主コアと、これら主コアの2条の溝に夫々嵌め込むよ
うに上記探傷部本体に対し周方向に巻回された互いにほ
ぼ平行な1対の励起コイルと、上記主コアの中央の凸部
を巻芯として巻回された該主コアと同数の検出コイル
と、主コアの上記中央凸部の先端に固定され、その表面
が探傷部本体の周面付近に位置決めされた上記主コアと
同数の磁場収束コアとを備えたところにある。
【0012】また、上記本発明の探傷プローブにおい
て、上記磁場収束コアが、探傷部本体の周方向に形成さ
れた軸部と、この軸部の両端から上記探傷部本体の軸方
向上下に夫々突出した突起部とを有して、略H字状に形
成されることも可能である。
て、上記磁場収束コアが、探傷部本体の周方向に形成さ
れた軸部と、この軸部の両端から上記探傷部本体の軸方
向上下に夫々突出した突起部とを有して、略H字状に形
成されることも可能である。
【0013】さらに、上記探傷部本体において、磁場収
束コアが前記励起コイルより外周側に備えられ、かつ検
出コイルが上記励起コイルより中心側に備えられること
も好適である。
束コアが前記励起コイルより外周側に備えられ、かつ検
出コイルが上記励起コイルより中心側に備えられること
も好適である。
【0014】
【作用】上記本発明による渦電流探傷プローブにおいて
は、細管中に周方向の渦電流を発生させると同時に、軸
方向の渦電流を発生させることも可能なため、細管中の
微少な軸方向、周方向両方の欠陥を検出できる。
は、細管中に周方向の渦電流を発生させると同時に、軸
方向の渦電流を発生させることも可能なため、細管中の
微少な軸方向、周方向両方の欠陥を検出できる。
【0015】また実施例で詳述するように、原理的に自
己バランスするため、無欠陥時の0出力からのずれを検
知すればよく、このため細管内の微少欠陥に起因する出
力電圧変動の検出が容易である。さらに回転コイル型プ
ローブと異なり、螺旋走査をしないため検査速度が速く
なる。
己バランスするため、無欠陥時の0出力からのずれを検
知すればよく、このため細管内の微少欠陥に起因する出
力電圧変動の検出が容易である。さらに回転コイル型プ
ローブと異なり、螺旋走査をしないため検査速度が速く
なる。
【0016】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0017】図1は本発明による一実施例の渦電流探傷
プローブの探傷部本体を示す一部切り欠き断面図、図2
は図1のX−X′線断面図、図3は本発明による実施例
プローブの正面図、図4は同プローブの主コアを示す分
解斜視図、図5は同プローブの主コア部を示す縦断面図
であり、図3において、1はプローブ、2は挿入性を良
くするための円錐状ガイド、3はセンタリング用バネ、
4は円筒状の探傷部本体、5はフレキシブルチューブを
示している。
プローブの探傷部本体を示す一部切り欠き断面図、図2
は図1のX−X′線断面図、図3は本発明による実施例
プローブの正面図、図4は同プローブの主コアを示す分
解斜視図、図5は同プローブの主コア部を示す縦断面図
であり、図3において、1はプローブ、2は挿入性を良
くするための円錐状ガイド、3はセンタリング用バネ、
4は円筒状の探傷部本体、5はフレキシブルチューブを
示している。
【0018】上記探傷部本体4には、略E字状をなす強
磁性体の多数の主コア10が、図1、図2に示すように
それらの凸部11〜13を夫々外方に向けた並列状態で
上記探傷部本体4の周面に周方向に等間隔で埋設されて
いる。
磁性体の多数の主コア10が、図1、図2に示すように
それらの凸部11〜13を夫々外方に向けた並列状態で
上記探傷部本体4の周面に周方向に等間隔で埋設されて
いる。
【0019】上記主コア10の2条の溝8、9には、1
対の励起コイル6、7が互いに平行して、上記探傷部本
体4の周方向に同じ向きで巻回されている。この励起コ
イル6、7の位置は、図1、図2に示すように、後述す
る磁場収束コア16よりもプローブ1の中心側に設定さ
れている。
対の励起コイル6、7が互いに平行して、上記探傷部本
体4の周方向に同じ向きで巻回されている。この励起コ
イル6、7の位置は、図1、図2に示すように、後述す
る磁場収束コア16よりもプローブ1の中心側に設定さ
れている。
【0020】また、上記主コア10の中央の凸部11の
先端には、図4にも示すように、平面視略H字形状の磁
性体または強磁性体からなる磁場収束コア16が固定さ
れている。この磁場収束コア16と主コア10の上下の
凸部12、13とは、その外周面が夫々同一円周面上に
なるよう、また探傷部本体4の周面とも同一円周面上に
なるよう形成されている。そして、磁場収束コア16と
上下部凸部12、13の外面は、図2に示すように探傷
部本体4の周面に合わせて円弧状に形成されている。
先端には、図4にも示すように、平面視略H字形状の磁
性体または強磁性体からなる磁場収束コア16が固定さ
れている。この磁場収束コア16と主コア10の上下の
凸部12、13とは、その外周面が夫々同一円周面上に
なるよう、また探傷部本体4の周面とも同一円周面上に
なるよう形成されている。そして、磁場収束コア16と
上下部凸部12、13の外面は、図2に示すように探傷
部本体4の周面に合わせて円弧状に形成されている。
【0021】さらに、図2、図4、図5に夫々示すよう
に、上記主コア10の中央凸部11には検出コイル15
が周囲に巻かれており、検出コイル15は励起コイル
6、7よりもプローブ中心側に配置されている。なお、
この検出コイル15と上記磁場収束コア16とは、8個
ある主コア10全部に対して設けられている。
に、上記主コア10の中央凸部11には検出コイル15
が周囲に巻かれており、検出コイル15は励起コイル
6、7よりもプローブ中心側に配置されている。なお、
この検出コイル15と上記磁場収束コア16とは、8個
ある主コア10全部に対して設けられている。
【0022】しかして、上記本発明実施例のプローブを
金属製の細管Kへ挿入すると、図6に示すように、1対
の励起コイル6、7が直面する部分A,A′では同じ向
きの周方向の電流が流れる。また磁場収束コア16が直
面する部分Bでは励起コイル6、7による周方向の電流
がわずかに流れる。
金属製の細管Kへ挿入すると、図6に示すように、1対
の励起コイル6、7が直面する部分A,A′では同じ向
きの周方向の電流が流れる。また磁場収束コア16が直
面する部分Bでは励起コイル6、7による周方向の電流
がわずかに流れる。
【0023】また、主コア10の上部凸部12および下
部凸部13が直面する部分C,C′では隣り合うコアの
同凸部12、13にかけ電流が蛇行する。すなわち本発
明の渦電流プローブでは上記蛇行によってC,C′部分
に軸方向の電流成分が発生するため、細管の周方向欠陥
に対しても感度が向上し、かつA,A′部分の周方向電
流も主コア10の存在により充分流れているため軸方向
欠陥に対しても高感度である。
部凸部13が直面する部分C,C′では隣り合うコアの
同凸部12、13にかけ電流が蛇行する。すなわち本発
明の渦電流プローブでは上記蛇行によってC,C′部分
に軸方向の電流成分が発生するため、細管の周方向欠陥
に対しても感度が向上し、かつA,A′部分の周方向電
流も主コア10の存在により充分流れているため軸方向
欠陥に対しても高感度である。
【0024】一方、図7に示すように、細管が無欠陥で
あれば軸方向磁束は上記凸部12から下部凸部13(ま
たはその逆方向)へ流れ、中央凸部11を通過する径方
向磁束はほとんど0となる。従って検出コイル15の出
力電圧値もほぼ0である。
あれば軸方向磁束は上記凸部12から下部凸部13(ま
たはその逆方向)へ流れ、中央凸部11を通過する径方
向磁束はほとんど0となる。従って検出コイル15の出
力電圧値もほぼ0である。
【0025】他方、図8に示すように、細管内に周方向
欠陥K1 がある場合、渦電流は周方向欠陥を迂回するた
め、その結果として図示の如き径方向磁束が発生する。
この径方向磁束は磁場収束コア16を経由して中央凸部
11へ流入し、従って検出コイル15に起電力が発生す
る。よって欠陥検出が可能となる。
欠陥K1 がある場合、渦電流は周方向欠陥を迂回するた
め、その結果として図示の如き径方向磁束が発生する。
この径方向磁束は磁場収束コア16を経由して中央凸部
11へ流入し、従って検出コイル15に起電力が発生す
る。よって欠陥検出が可能となる。
【0026】従って本発明の渦電流プローブにおいては
細管が無欠陥のときは1対の励起コイル6、7が自己バ
ランスして検出コイル15の出力が原理的に0であり、
細管に欠陥があるときは検出コイルの出力電圧はほぼ0
から所定の値まで上昇する。このため出力変動の測定が
容易で、従来の相互誘導式プローブよりも検出性が向上
する。
細管が無欠陥のときは1対の励起コイル6、7が自己バ
ランスして検出コイル15の出力が原理的に0であり、
細管に欠陥があるときは検出コイルの出力電圧はほぼ0
から所定の値まで上昇する。このため出力変動の測定が
容易で、従来の相互誘導式プローブよりも検出性が向上
する。
【0027】なお、本実施例では磁場収束コア16は、
図4に示す如く探傷部本体4の周方向に形成された軸部
16bと、この軸部16bの両端から上記探傷部本体4
の軸方向上下に夫々突出した突起部16aとを有する略
H型であるが、これは上記突起部16aの存在により軸
方向磁束を曲げて周方向磁束となし、これにより周方向
磁束を全体的に増加せしめ、その結果として軸方向渦電
流を増加させるためである。
図4に示す如く探傷部本体4の周方向に形成された軸部
16bと、この軸部16bの両端から上記探傷部本体4
の軸方向上下に夫々突出した突起部16aとを有する略
H型であるが、これは上記突起部16aの存在により軸
方向磁束を曲げて周方向磁束となし、これにより周方向
磁束を全体的に増加せしめ、その結果として軸方向渦電
流を増加させるためである。
【0028】主コア10は本実施例では探傷部本体4の
外周に45°毎に、計8個設置してあるが、等間隔であ
ればより多数の配置は差し支えない。また主コア10の
凸部11〜13や柱状部14の断面は本実施例では四角
形であるが円形など他の形状も採用することが可能であ
る。
外周に45°毎に、計8個設置してあるが、等間隔であ
ればより多数の配置は差し支えない。また主コア10の
凸部11〜13や柱状部14の断面は本実施例では四角
形であるが円形など他の形状も採用することが可能であ
る。
【0029】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
9は本発明による他の実施例の渦電流探傷プローブの探
傷部本体を示す一部切り欠き断面図、図10は図9のX
−X′線断面図、図11は同プローブの主コアを示す分
解斜視図、図12は同プローブの主コア部を示す縦断面
図である。
9は本発明による他の実施例の渦電流探傷プローブの探
傷部本体を示す一部切り欠き断面図、図10は図9のX
−X′線断面図、図11は同プローブの主コアを示す分
解斜視図、図12は同プローブの主コア部を示す縦断面
図である。
【0030】この第2実施例のプローブの構成は先の実
施例とほぼ同様であるが、磁場収束コア16の形状が長
方形状であること、励起コイル6、7の外周面はコア1
0の上下部凸部12、13と同一面上にあることが上記
第1実施例との相違点である。なお、他の同じ構成部分
は同一符号を付すことにより説明を省略する。
施例とほぼ同様であるが、磁場収束コア16の形状が長
方形状であること、励起コイル6、7の外周面はコア1
0の上下部凸部12、13と同一面上にあることが上記
第1実施例との相違点である。なお、他の同じ構成部分
は同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0031】長方形状である磁場収束コア16には、第
1実施例の如き軸方向渦電流を増加させるための突起1
6aはないが、この突起16aがないために励起コイル
6、7を第1実施例に比べより探傷部本体4の外周側に
配置し、検出コイル15とこれら励起コイル6、7との
距離を大きくすることが可能である。このため励起コイ
ル6、7から検出コイル15へ直接リークする磁束を低
減することが可能となり、その結果検出コイル15の無
欠陥時の出力電圧がより0へ近づき、またリーク磁束と
して消費されていた分が細管へ印加されるようになるた
め、細管中の渦電流を増加させるメリットを有してい
る。
1実施例の如き軸方向渦電流を増加させるための突起1
6aはないが、この突起16aがないために励起コイル
6、7を第1実施例に比べより探傷部本体4の外周側に
配置し、検出コイル15とこれら励起コイル6、7との
距離を大きくすることが可能である。このため励起コイ
ル6、7から検出コイル15へ直接リークする磁束を低
減することが可能となり、その結果検出コイル15の無
欠陥時の出力電圧がより0へ近づき、またリーク磁束と
して消費されていた分が細管へ印加されるようになるた
め、細管中の渦電流を増加させるメリットを有してい
る。
【0032】以上、本発明の実施例を説明したが、第
1、第2各実施例ともに隣り合う磁場収束コア16間の
距離は0.5mmであるが、より近づいていても構わな
い。また主コア10と各コイル間にはマイラーフィルム
やポリイミドフィルム等の絶縁体を介在させることが検
出性向上に有効である。
1、第2各実施例ともに隣り合う磁場収束コア16間の
距離は0.5mmであるが、より近づいていても構わな
い。また主コア10と各コイル間にはマイラーフィルム
やポリイミドフィルム等の絶縁体を介在させることが検
出性向上に有効である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明のごとく、本発明による渦電
流探傷プローブにおいては、細管中に周方向の渦電流を
発生させると同時に、軸方向の渦電流を発生させること
も可能なため、細管中の微少な軸方向、周方向両方の欠
陥を検出でき、また原理的に自己バランスするため、無
欠陥時の0出力からのずれを検知すればよく、このため
細管内の微少欠陥に起因する出力電圧変動の検出が容易
であり、さらに回転コイル型プローブと異なり、螺旋走
査をしないため検査速度が速く、これにより作業員の負
担を軽減するとの顕著な効果を奏するものである。
流探傷プローブにおいては、細管中に周方向の渦電流を
発生させると同時に、軸方向の渦電流を発生させること
も可能なため、細管中の微少な軸方向、周方向両方の欠
陥を検出でき、また原理的に自己バランスするため、無
欠陥時の0出力からのずれを検知すればよく、このため
細管内の微少欠陥に起因する出力電圧変動の検出が容易
であり、さらに回転コイル型プローブと異なり、螺旋走
査をしないため検査速度が速く、これにより作業員の負
担を軽減するとの顕著な効果を奏するものである。
【図1】本発明による第1実施例の渦電流探傷プローブ
の探傷部本体を示す一部切り欠き断面図である。
の探傷部本体を示す一部切り欠き断面図である。
【図2】図1のX−X′線断面図である。
【図3】同実施例による渦電流探傷プローブの正面図で
ある。
ある。
【図4】同実施例による渦電流探傷プローブの主コア部
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図5】同実施例による渦電流探傷プローブの主コア部
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図6】同実施例による渦電流探傷プローブが細管中に
誘起する渦電流を示した図である。
誘起する渦電流を示した図である。
【図7】同実施例による渦電流探傷プローブにおいて、
細管が無欠陥であるときの主コア部の磁束の流れを示す
断面図である。
細管が無欠陥であるときの主コア部の磁束の流れを示す
断面図である。
【図8】同実施例による渦電流探傷プローブにおいて、
細管に欠陥がある時の主コア部の磁束の流れを示す断面
図である。
細管に欠陥がある時の主コア部の磁束の流れを示す断面
図である。
【図9】本発明による第2実施例の渦電流探傷プローブ
の探傷部本体を示す一部切り欠き断面図である。
の探傷部本体を示す一部切り欠き断面図である。
【図10】図9のX−X′線断面図である。
【図11】同実施例による渦電流探傷プローブの主コア
部を示す分解斜視図である。
部を示す分解斜視図である。
【図12】同実施例による渦電流探傷プローブの主コア
部を示す縦断面図である。
部を示す縦断面図である。
1 プローブ 2 ガイド 3 センタリング用バネ 4 探傷部本体 5 フレキシブルチューブ 6、7 励起コイル 8、9 凹溝 10 主コア 11 中央凸部 12 上部凸部 13 下部凸部 14 主コアの柱状部 15 検出コイル 16 磁場収束コア 16a 突起部 16b 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 芳哲 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字大谷 123番地 株式会社原子力安全システム研 究所内 (72)発明者 原田 豊 大阪市西区土佐堀一丁目3番7号 株式会 社原子力エンジニアリング内 (72)発明者 下根 純理 大阪市西区土佐堀一丁目3番7号 株式会 社原子力エンジニアリング内
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状または円柱状に形成された探傷部
本体と、略E字状の強磁性体からなり、凸部を外方に向
け且つ並列状態で上記探傷部本体の周面に周方向にほぼ
等間隔で埋設された多数の主コアと、これら主コアの2
条の溝に夫々嵌め込むように上記探傷部本体に対し周方
向に巻回された互いにほぼ平行な1対の励起コイルと、
上記主コアの中央の凸部を巻芯として巻回された該主コ
アと同数の検出コイルと、主コアの上記中央凸部の先端
に固定され、その表面が探傷部本体の周面付近に位置決
めされた上記主コアと同数の磁場収束コアとを備えたこ
とを特徴とする渦電流探傷プローブ。 - 【請求項2】 上記磁場収束コアが、探傷部本体の周方
向に形成された軸部と、この軸部の両端から上記探傷部
本体の軸方向上下に夫々突出した突起部とを有して、略
H字状に形成されてなる請求項1記載の渦電流探傷プロ
ーブ。 - 【請求項3】 上記探傷部本体において、磁場収束コア
が前記励起コイルより外周側に備えられ、かつ検出コイ
ルが上記励起コイルより中心側に備えられた請求項1ま
たは2記載の渦電流探傷プローブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219796A JPH0949825A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 渦電流探傷プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219796A JPH0949825A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 渦電流探傷プローブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949825A true JPH0949825A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16741173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7219796A Pending JPH0949825A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 渦電流探傷プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949825A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009517694A (ja) * | 2005-11-30 | 2009-04-30 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | パルス渦電流パイプライン検査システムおよび方法 |
| CN110400645A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-01 | 清华大学 | 组合式过球检测传感器及其检测方法 |
| CN116242911A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-06-09 | 中国兵器装备集团西南技术工程研究所 | 一种筒形件用涡流探伤系统 |
| CN117092207A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-11-21 | 国网四川省电力公司电力科学研究院 | 一种具有磁场聚焦功能的电缆铅封涡流检测系统和方法 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7219796A patent/JPH0949825A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009517694A (ja) * | 2005-11-30 | 2009-04-30 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | パルス渦電流パイプライン検査システムおよび方法 |
| CN110400645A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-01 | 清华大学 | 组合式过球检测传感器及其检测方法 |
| CN110400645B (zh) * | 2019-07-30 | 2020-12-22 | 清华大学 | 组合式过球检测传感器及其检测方法 |
| CN116242911A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-06-09 | 中国兵器装备集团西南技术工程研究所 | 一种筒形件用涡流探伤系统 |
| CN117092207A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-11-21 | 国网四川省电力公司电力科学研究院 | 一种具有磁场聚焦功能的电缆铅封涡流检测系统和方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |