【発明の詳細な説明】
柔軟化スルー・ザ・ウォッシュ組成物
技術分野
本発明は、粘土柔軟化系を含有する洗剤組成物に関する。より詳細には、本発
明は、ポリアミンN−オキシド含有重合体および粘土柔軟化系を含む染料移動抑
制組成物に関する。
背景技術
粘土、特にスメクタイト粘土は、既知の布帛柔軟剤であり且つ布帛柔軟化スル
ー・ザ・ウォッシュ(through the wash)での用途は、技術上開示されている。
各種の性能基準を満たす柔軟化粘土の相対能力は、とりわけ、補助洗剤成分の
存在に依存している。その結果、洗剤処方業者は、優秀な全性能を有する洗剤組
成物を提供するという困難な仕事に直面している。
洗剤組成物に加える補助洗剤成分の種類の1つは、染料移動抑制重合体である
。前記重合体は、着色布帛から、一緒に洗浄される他の布帛上への染料の移動を
抑制するために洗剤組成物に加えられる。これらの重合体は、染料が洗浄液中の
他の物品に結合されるようになる機会を有する前に、染色布帛から洗い落とされ
た不堅牢染料を複合化(錯体化)または吸着する能力を有する。
重合体は、染料移動を抑制するために洗剤組成物において使用されてきた。
このような重合体の例は、ビニルピロリドン重合体、例えば、EP−A第26
5 257号明細書およびEP第508 034号明細書に記載のものである。
不幸なことに、前記ビニルピロリドン重合体は、それと処方される粘土と相互
作用する傾向がある。従って、重合体の染料移動抑制性能および粘土の柔軟化性
能は、悪影響を受ける。
ポリアミンN−オキシド含有重合体の染料移動抑制性能は粘土の存在下で悪影
響を及ぼされないので、ポリアミンN−オキシド含有重合体は、粘土と極めて相
容性であることが今や見出された。加えて、ポリアミンN−オキシド含有重合体
とともに処方された粘土の柔軟化性能は、維持されることが見出された。
この知見は、優秀な染料移動抑制性と柔軟化性能との両方とも有する洗剤組成
物を処方することを可能にする。
本発明の別の態様によれば、着色布帛を包含する洗濯操作のための方法も、提
供される。
同時係属欧州特許出願第92202168.8号明細書は、可溶化または懸濁
染料の移動を排除する際に非常に効率的であるポリアミンN−オキシド含有重合
体を記載している。
発明の開示
本発明は、ポリアミンN−オキシド含有重合体および粘土柔軟化系を含む染料
移動抑制組成物に関する。
発明を実施するための最良の形態
本発明の組成物は、必須エレメントとして、下記の構造式
〔式中、Pは重合性単位(これに対してN−O基が結合することができるか、ま
たはこのN−O基は重合性単位の一部分を構成し、または両方の組み合わせであ
る)であり、Aは
であり;xは0または1であり;Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素
環式または脂環式基またはそれらの組み合わせ(これに対してN−O基の窒素が
結合することができるか、またはこのN−O基の窒素はこれらの基の一部分であ
る)である〕
を有する単位を含有するポリアミンN−オキシド含有重合体から選ばれる重合体
を含む。
N−O基は、下記の一般構造
(式中、R1、R2およびR3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基ま
たはそれらの組み合わせであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0また
は1であり、N−O基の窒素が結合でき、またはN−O基の窒素はこれらの基の
一部分を構成する)
で表わすことができる。
N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることができ、または重合体主鎖
に結合でき、または両方の組み合わせであることができる。
N−O基が重合性単位の一部分を構成する好適なポリアミンN−オキシドは、
Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選ばれるポリアミンN−オキ
シド含有重合体からなる。
1つの種類の前記ポリアミンN−オキシド含有重合体は、N−O基の窒素がR
基の一部分を構成する群のポリアミンN−オキシドからなる。好ましいポリアミ
ンN−オキシド含有重合体は、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、
イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、アクリジンおよびそれらの
誘導体であるものである。
別の種類の前記ポリアミンN−オキシド含有重合体は、N−O基の窒素がR基
に結合されている群のポリアミンN−オキシドからなる。
他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位に結合されてい
るポリアミンオキシドである。好ましい種類のこれらのポリアミンN−オキシド
は、一般式(I)(式中、RはN−O官能基の窒素が前記R基の一部分である芳
香族、複素環式または脂環式基である)を有するポリアミンN-オキシドである
。これらの種類の例は、Rが複素環式化合物、例えば、ピリジン、ピロール、イ
ミダゾールおよびそれらの誘導体であるポリアミンオキシドである。
別の好ましい種類のポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN
−O官能基の窒素が前記R基に結合されている芳香族、複素環式または脂環式基
である)を有するポリアミンオキシド含有重合体である。
これらの種類の例は、R基がフェニルなどの芳香族であることができるポリア
ミンオキシドである。
生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限
り、いかなる重合体主鎖も、使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル
、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアクリレートおよびそれらの混合物である。
本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン対アミンN−オキ
シドの比率10:1から1:1000000を有する。しかしながら、ポリアミ
ンN−オキシド含有重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合に
より、または適当なN−酸化度により変更できる。好ましくは、アミン対アミン
N−オキシドの比率は、2:3から1:1000000である。より好ましくは
1:4から1:1000000、最も好ましくは1:7から1:1000000
。本発明の重合体は、実際には、一方の単量体型がアミンN−オキシドであり且
つ
他方の単量体型がアミンN−オキシドであるかそうではないかのいずれかである
ランダムまたはブロック共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミン
オキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa
<6を有する。
ポリアミンN−オキシド含有重合体は、ほとんどいかなる重合度でも得ること
ができる。物質が所望の水溶性および染料懸濁力を有する限り、重合度は、臨界
的ではない。
典型的には、平均分子量は、500〜1000,000、好ましくは1,00
0〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは
3,000〜20,000の範囲内である。
本発明のポリアミンN−オキシド含有重合体は、典型的には、染料移動抑制組
成物の0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜2重量%、最も好ま
しくは0.05〜1重量%存在する。
本組成物は、好都合には、洗濯操作で使用するための通常の洗剤組成物への添
加剤として使用される。また、本発明は、洗剤成分を含有し、このように洗剤組
成物として役立つであろう染料移動抑制組成物を包含する。ポリアミンN−オキシドの製法
ポリアミンN−オキシドの製造は、アミン単量体を重合し、得られた重合体を
好適な酸化剤で酸化することによって達成してもよく、またはアミンオキシド単
量体は、それ自体重合してポリアミンN−オキシドを得てもよい。
ポリアミンN−オキシドの合成は、ポリビニルピリジンN−オキシドの合成に
よって例証することができる。
ポリサイエンシーズからのポリ−4−ビニルピリジン(分子量50,000、
5.0g、0.0475モル)を酢酸50mlに予備溶解し、ピペットを介して過
酢酸溶液(氷酢酸25g、H2O2の30容量%溶液6.4g、および
H2SO4数滴は過酢酸0.0523モルを与える)で処理した。混合物を室温(
32℃)で30分かけて攪拌した。次いで、一晩中放置する前に、油浴を使用し
て混合物を80〜85℃に3時間加熱した。次いで得られた重合体溶液を攪拌下
にアセトン1lと混合する。底に調製した得られた黄褐色の粘稠なシロップを再
度アセトン1lで洗浄して、淡い結晶性固体を生成する。
固体を重力によって濾別し、アセトンで洗浄し、次いで、P2O5上で乾燥した
。
この重合体のアミン:アミンN−オキシドの比率は、1:4である。粘土柔軟化系
粘土柔軟化系は、布帛柔軟化粘土を含み且つ粘土凝集剤および/または保湿剤
を追加的に含んでもよい。布帛柔軟化粘土
ここの粘土柔軟化系は、染料移動抑制組成物の少なくとも0.5重量%、好ま
しくは4〜30重量%の量で存在する布帛柔軟化粘土を含むであろう。好ましい
粘土は、スメクタイト型を有する。
スメクタイト型粘土は、洗剤組成物で布帛柔軟化成分として広く使用されてい
る。これらの粘土の大部分は、陽イオン交換容量少なくとも50meq/100gを
有する。
スメクタイト粘土は、アルミノシリケートまたはケイ酸マグネシウムからなる
3層膨張性物質と記載できる。
2種の別個の種類のスメクタイト型粘土がある。第一のものにおいては、酸化
アルミニウムは、シリケート結晶格子に存在し、第二種類のスメクタイトにおい
ては、酸化マグネシウムは、シリケート結晶格子に存在する。
これらのスメクタイトの一般式は、それぞれ酸化アルミニウムおよび酸化マグ
ネシウム型粘土の場合にAl2(Si2O5)2(OH)2および
Mg3(Si2O5)(OH)2である。水和水の範囲は、粘土の加工法に応じて変
化できる。更に、鉄およびマグネシウムによる原子置換は、スメクタイトの結晶
格子内で生ずることができる一方、金属陽イオン、例えば、Na+、Ca2+、並
びにH+は、電気的中性を与えるために水和水中に共存できる。
粘土を主としてまたは排他的に吸収された1つの陽イオンに基づいて区別する
ことは、通例である。例えば、ナトリウム粘土は、吸収された陽イオンが主とし
てナトリウムであるものである。このような吸収陽イオンは、水溶液に存在する
陽イオンとの平衡交換反応に包含されるようになることがある。このような平衡
反応においては、溶液陽イオン1当量は、例えば、ナトリウムの1当量に取って
代わり、粘土陽イオン交換容量を粘土100g当たりのミリ当量(meq/100
g)によって測定することが通例である。
粘土の陽イオン交換容量は、電気透析、アンモニウムイオンと交換した後に滴
定することによる方法、またはメチレンブルー法による方法を含めて数種の方法
で測定できる(すべてはグリムショーの粘土の化学および物理、インターサイエ
ンス・パブリッシャーズ・インコーポレーテッド、第264頁〜第265頁(1
971)に記載されている)。粘土鉱物の陽イオン交換容量は、粘土の膨張性、
粘土の電荷(少なくとも一部分格子構造によって決定される)などの因子に関連
する。粘土のイオン交換容量は、カオリナイトの場合の約2meq/100gから
モンモリロナイト変種の或る粘土の場合の約150meq/100gまでおよびそ
れ以上の範囲内で広く変化する。イライト粘土は、前記範囲の下部におけるどこ
かのイオン交換容量を有し、平均イライト粘土の場合には約26meq/100g
を有する。
比較的低いイオン交換容量を有するイライトおよびカオリナイト粘土は、本組
成物で有用ではないことが確認された。事実、このようなイライトおよびカオリ
ナイト粘土は、粘土汚れの主成分を構成する。しかしながら、スメクタイト、例
えば、イオン交換容量約50meq/100gを有するノントロナイト、70meq/
100gより高いイオン交換容量を有するサポナイトは、有用な布帛柔軟剤であ
ることが見出された。
ここでこの目的で常用されるスメクタイト粘土は、すべて市販されている。こ
のような粘土としては、例えば、モンモリロナイト、ボルコンスコアイト、ノン
トロナイト、ヘクトライト、サポナイト、サウコナイト、およびバーミキュライ
トが挙げられる。本発明の粘土は、「フーラー(fooler)粘土」(主要ベントナ
イト上の比較的薄い鉱脈またはブラックヒルズ中のモンモリロナイト鉱脈で見出
される粘土)などの商業的な名前および各種の商品名で入手でき、例えば、ニュ
ージャージー州エリザベスのジョージア・カオリン・カンパニーからチキソゲル
(Thixogel)#1〔また「チキソ−ジェル(Thixo-Jell)」〕およびゲルホワイ
ト(Gelwhite)GPで入手でき;イリノイ州スコキーのアメリカン・コロイド・
カンパニーからボルクレー(Volclay)BCおよびボルクレー#325で入手でき
;インターナショナル・ミネラルズ・エンド・ケミカルズからブラック・ヒルズ
・ベントナイト(Black Hills Bentonite)BH450で入手でき;R.T.バン
デルビルトからビーガム・プロ(Veegum Pro)およびビーガムFで入手できる。
前記の商業的な名前および商品名で得られるこのようなスメクタイト型鉱物は、
各種の個別の鉱物エンティティーの混合物からなることができることが認識すべ
きである。スメクタイト鉱物のこのような混合物は、ここで使用するのに好適で
ある。
モンモリロナイト粘土が、ここで使用するのに好ましい。
一般式
(式中、MeIIIはAl、Fe、またはBであり、またはyは0であり、Mn+は
一
価(n=1)または二価(n=2)金属イオンであり、例えば、Na、K、Mg
、Ca、Srから選ばれる)
を有する粒子の形の天然起源のヘクトライトが、好適である。
前記式中、(x+y)の値は、ヘクトライト粘土の層電荷である。
このようなヘクトライト粘土は、好ましくは、層電荷性に基づいて選ばれ、即
ち、少なくとも50%は0.23〜0.31の範囲内である。
少なくとも65%が0.23〜0.31の範囲内であるような層電荷分布を有
する天然起源のヘクトライト粘土が、より好適である。
本組成物で好適なヘクトライト粘土は、好ましくは、より良い柔軟化活性のた
めにナトリウム粘土であるべきである。
ナトリウム粘土は、天然産であるか、ナトリウム粘土に転化するように処理さ
れた天然産カルシウム粘土であるかのいずれかである。カルシウム粘土を本組成
物で使用するならば、ナトリウムの塩は、カルシウム粘土をナトリウム粘土に転
化するために組成物に添加できる。好ましくは、このような塩は、炭酸ナトリウ
ムであり、典型的には粘土の全量の5%までの量で加える炭酸ナトリウムである
。
本組成物に好適なヘクトライト粘土の例としては、米国ニュージャージー州の
NLケミカルズからのベントン(Bentone)EWおよびマカロイド(Macaloid)お
よびインダストリアル・ミネラル・ベンチャーズからのヘクトライトが挙げられ
る。
粘土凝集剤
本発明の粘土柔軟化系は、粘土凝集剤を含むことができる。本組成物は、分子
量が150,000〜800,000であるならば粘土の0.05〜20重量%
の凝集剤、分子量が800,000〜500万であるならば粘土の0.005〜
2重量%の凝集剤を含んでもよい。これらの物質の大部分は、エチレンオキシド
、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、ビニルア
ル
コール、ビニルピロリドン、エチレンイミンなどの単量体から誘導されるかなり
長鎖重合体および共重合体である。グアーゴムなどのゴムも、好適である。
エチレンオキシド、アクリルアミドまたはアクリル酸の重合体が、好ましい。
粘土粒子との適当な相互作用のためには、重合体は、かなり長鎖のものであるべ
きであり、即ち、重量平均分子量少なくとも100,000を有する。十分な水
溶性のためには、重合体の重量平均分子量は、1000万を超えるべきではない
。重量平均分子量150,000〜500万を有する重合体が、最も好ましい。保湿剤
本発明の粘土凝集体で場合によって使用する有機保湿剤は、このような目的で
利用されている各種の水溶性物質のいずれであってもよい。有機保湿剤は、好ま
しくは、(a)炭素数2〜9の脂肪族炭化水素ポリオール;(b)(a)のポリ
オールに由来するエーテルアルコール;(c)(a)のポリオールに由来するエ
ステルアルコール;(d)単糖類およびオリゴ糖類;およびそれらの混合物から
なる群から選ばれる。
高度に好ましい保湿剤としては、グリセロール、エチレングリコール、プロピ
レングリコールおよびグリセロールの二量体および三量体、エチレングリコール
の二量体および三量体、プロピレングリコールの二量体および三量体が挙げられ
る。
粘土柔軟化系は、粘土の0.5〜30重量%、好ましくは2〜15重量%の保
湿剤を含むことができる。洗剤補助剤
広範囲の界面活性剤は、洗剤組成物で使用できる。陰イオン界面活性剤、非イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤、およびこれらの界面活
性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23日にノリスに発行の米国特許
第3,664,961号明細書に与えられている。
陰イオン界面活性剤の混合物、特に5:1から1:2、好ましくは3:1から
2:3、より好ましくは3:1から1:1の重量比のスルホネート界面活性剤と
サルフェート界面活性剤との混合物が、ここで特に好適である。好ましいスルホ
ネートとしては、アルキル基中に9〜15個、特に11〜13個の炭素原子を有
するアルキルベンゼンスルホネート、および脂肪酸がC12〜C18脂肪源、好まし
くはC16〜C18脂肪源に由来するα−スルホン化メチル脂肪酸エステルが挙げら
れる。各々の場合に、陽イオンは、アルカリ金属、好ましくはナトリウムである
。好ましいサルフェート界面活性剤は、アルキル基中に12〜18個の炭素原子
を有するアルキルサルフェート(場合によってアルキル基中に10〜20個、好
ましくは10〜16個の炭素原子を有し且つ平均エトキシ化度1〜6を有するエ
トキシサルフェートとの混合物)である。ここで好ましいアルキルサルフェート
の例は、タローアルキルサルフェート、ココナツアルキルサルフェート、および
C14〜15アルキルサルフェートである。各々の場合の陽イオンは、再度、アルカ
リ金属陽イオン、好ましくはナトリウムである。
本発明で有用な1つの種類の非イオン界面活性剤は、平均親水性親油性バラン
ス(HLB)8〜17、好ましくは9.5〜13.5、より好ましくは10〜1
2.5を有する界面活性剤を与えるための疎水部分とエチレンオキシドとの縮合
物である。疎水(親油)部分は、性状が脂肪族または芳香族であってもよく且つ
特定の疎水基と縮合するポリオキシエチレン基の長さは、親水性エレメントと疎
水性エレメントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するよう
に容易に調整できる。
この種の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜8
モルのエチレンオキシドを含有するC9〜C15第一級アルコールエトキシレート
、特にアルコール1モル当たり6〜8モルのエチレンオキシドを含有するC14〜
C15第一級アルコールおよびアルコール1モル当たり3〜5モルのエチレンオキ
シドを含有するC12〜C14第一級アルコールである。
別の種類の非イオン界面活性剤は、一般式
RO(CnH2nO)tZx
(式中、Zはグルコースに由来する部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を
有する飽和アルキル疎水基であり;tは0〜10であり、nは2または3であり
;xは1.3〜4である)
のアルキルポリグルコシド化合物(化合物は未反応脂肪アルコール10%未満お
よび短鎖アルキルポリグルコシド50%未満を包含する)からなる。この種の化
合物および洗剤での用途は、EP−B第0 070 077号明細書、第0 0
75 996号明細書および第0 094 118号明細書に開示されている。
また、式
(式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル
、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、R2はC5〜31ヒドロカ
ルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線状
ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそのアルコキ
シ化誘導体である)
のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、非イオン界面活性剤として好適で
ある。好ましくは、R1はメチルであり、R2はC11〜15アルキルまたはアルケニ
ル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元アミ
ノ化反応においてグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどの還
元糖から誘導される。
本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート
物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテト
ラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特
にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペン
タメチレンホスホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するの
に好適である。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダ
ーも、ここで使用できる。
好適なビルダーは、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリケート物
質、より特に水和合成ゼオライト、例えば、水和ゼオライトA、X、BまたはH
Sであることができる。
別の好適な無機ビルダー物質は、層状シリケート、例えば、SKS−6(ヘキ
スト)である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(Na2Si2O5)からなる結
晶性層状シリケートである。
1個のカルボキシ基を含有する好適なポリカルボキシレートとしては、乳酸、
グリコール酸およびベルギー特許第831,368号明細書、第821,369
号明細書および第821,370号明細書に開示のようなそれらのエーテル誘導
体が挙げられる。2個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては
、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコー
ル酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の水溶性塩、並びに独国Offenlegen
schrift 第2,446,686号明細書および第2,446,687号明細書お
よび米国特許第3,935,257号明細書に記載のエーテルカルボキシレート
およびベルギー特許第840,623号明細書に記載のスルフィニルカルボキシ
レートが挙げられる。3個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとし
ては、特に、水溶性サイトレート、アコニトレートおよびシトラコネート並びに
スクシネート誘導体、例えば、英国特許第1,379,241号明細書に記載の
カルボキシメチルオキシスクシネート、オランダ出願第7205873号明細書
に記載のラクトキシスクシネート、および英国特許第1,387,4
47号明細書に記載の2−オキサ−1,1,3−プロパントリカルボキシレート
などのオキシポリカルボキシレート物質が挙げられる。
4個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1
,261,829号明細書に開示のオキシジスクシネート、1,1,2,2−エ
タンテトラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレー
トおよび1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが挙げられる。スル
ホ置換基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1,398,4
21号明細書および第1,398,422号明細書および米国特許第3,936
,448号明細書に開示のスルホスクシネート誘導体、および英国特許第1,0
82,179号明細書に記載のスルホン化熱分解サイトレートが挙げられる一方
、ホスホン置換基を含有するポリカルボキシレートは英国特許第1,439,0
00号明細書に開示されている。
脂環式および複素環式ポリカルボキシレートとしては、シクロペンタン−cis,
cis,cis −テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシレ
ート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−cis,cis,cis −テトラカルボキシ
レート、2,5−テトラヒドロフラン−cis−ジカルボキシレート、2,2,5
,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1,2,3,4,5,6
−ヘキサン−ヘキサカルボキシレートおよびソルビトール、マンニトール、キシ
リトールなどの多価アルコールのカルボキシメチル誘導体が挙げられる。芳香族
ポリカルボキシレートとしては、メリト酸、ピロメリト酸および英国特許第1,
425,343号明細書に開示のフタル酸誘導体が挙げられる。
前記のうち、好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3個までのカル
ボキシ基を含有するヒドロキシカルボキシレート、より特にサイトレートである
。
本組成物で使用するのに好ましいビルダー系としては、ゼオライトAなどの水
不溶性アルミノシリケートビルダーまたは層状シリケート(sks/6)とクエ
ン酸などの水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物が挙げられる。
本発明に係る洗剤組成物への配合に好適なキレート化剤は、エチレンジアミン
−N,N′−二コハク酸(EDDS)またはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物であ
る。好ましいEDDS化合物は、遊離酸形およびそのナトリウム塩またはマグネ
シウム塩である。EDDSのこのような好ましいナトリウム塩の例としては、N
a2EDDSおよびNa4EDDSが挙げられる。EDDSのこのような好ましい
マグネシウム塩の例としては、MgEDDSおよびMg2EDDSが挙げられる
。マグネシウム塩が、本発明に係る組成物への配合に最も好ましい。
特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用するのに好適な脂肪酸ビルダ
ーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石鹸である。好ましい飽和
種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸
は、オレイン酸である。
粒状組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、ゼオライトAなどの水不溶
性アルミノシリケートビルダーとクエン酸などの水溶性カルボキシレートキレー
ト化剤との混合物が挙げられる。
本発明の目的で粒状組成物で使用するためのビルダー系の一部分を構成できる
他のビルダー物質としては、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩などの
無機物質、および有機ホスホネート、アミオノポリアルキレンホスホネート、ア
ミノポリカルボキシレートなどの有機物質が挙げられる。
他の好適な水溶性有機塩は、単独重合体または共重合体酸またはそれらの塩(
ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個
のカルボキシル基を含む)である。
この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている
。このような塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそ
れ
と無水マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分子量20,000〜7
0,000、特に約40,000を有する)である。
洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜7
0重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。
本発明の洗剤組成物に配合できる洗剤成分としては、漂白剤が挙げられる。
これらの漂白剤成分としては、1種以上の酸素漂白剤が挙げることができ且つ
選ばれる漂白剤に応じて1種以上の漂白活性剤が挙げることができる。存在する
時には、漂白化合物は、典型的には、洗剤組成物の約1%〜約10%の量で存在
するであろう。一般に、漂白化合物は、非液体処方物、例えば、粒状洗剤で任意
の成分である。存在するならば、漂白活性剤の量は、典型的には、漂白組成物の
約0.1%〜約60%、より典型的には約0.5%〜約40%であろう。
ここで使用する漂白剤成分は、酸素漂白剤並びに技術上既知の他のものを含め
て、洗剤組成物に有用な漂白剤のいずれであることもできる。
方法のアスペクトにおいては、本発明は、布帛、繊維、布類を約50℃以下、
特に約40℃以下の温度においてポリアミンN−オキシド含有重合体、任意の補
助洗剤界面活性剤、任意の洗浄性補助成分、および漂白剤を含有する洗剤組成物
でクリーニングするための方法を更に提供する。
本発明に好適な漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤であることができる。
使用できる1カテゴリーの酸素漂白剤は、ペルカルボン酸漂白剤およびそれら
の塩を包含する。この種の漂白剤の好適な例としては、モノペルオキシフタル酸
マグネシウム6水和物、m−クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルア
ミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げら
れる。このような漂白剤は、米国特許第4,483,781号明細書、米国特許
出願第740,446号明細書、欧州特許出願第0,133,354号明細書お
よび米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。高度に好ましい
漂白剤としては、米国特許第4,634,551号明細書に記載のような6−ノ
ニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸も挙げられる。
使用できる別のカテゴリーの漂白剤は、ハロゲン漂白剤を包含する。ハイポハ
ライト漂白剤の例としては、例えば、トリクロロイソシアヌル酸およびジクロロ
イソシアヌル酸ナトリウムおよびジクロロイソシアヌル酸カリウムおよびN−ク
ロロおよびN−ブロモアルカンスルホンアミドが挙げられる。このような物質は
、通常、完成品の0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%で加える。
好ましくは、本発明に好適な漂白剤としては、過酸素漂白剤が挙げられる。好
適な水溶性固体過酸素漂白剤の例としては、過酸化水素放出剤、例えば、過酸化
水素、ペルボレート、例えば、ペルボレート1水和物、ペルボレート4水和物、
ペルサルフェート、ペルカーボネート、ペルオキシジサルフェート、ペルホスフ
ェートおよび過酸化水素化物が挙げられる。好ましい漂白剤は、ペルカーボネー
トおよびペルボレートである。
過酸化水素放出剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(米国特許第4,412,934号明細書に記
載のNOBS)、3,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホネート
(EP第120,591号明細書に記載のISONOBS)、ペンタアセチルグ
ルコース(PAG)などの漂白活性剤(それらは過加水分解して活性漂白種とし
て過酸を生成して、改善された漂白効果をもたらす)と併用できる。また、好適
な活性剤は、アシル化クエン酸エステル(ATC)、例えば、同時係属欧州特許
出願第91870207.7号明細書に開示のものである。
また、過酸化水素は、開始時、または洗浄および/またはすすぎプロセス時に
過酸化水素を発生できる酵素系(即ち、酵素およびそのための基質)を加えるこ
とによって存在してもよい。このような酵素系は、1991年10月9日出願の
EP特許出願第91202655.6号明細書に開示されている。
本発明に好適な他の過酸素漂白剤としては、過カルボン酸などの有機ペルオキ
シ酸が挙げられる。
酸素漂白剤以外の漂白剤も、技術上既知であり且つここで利用できる。特定の
興味のある1つの種類の非酸素漂白剤としては、光活性化漂白剤、例えば、スル
ホン化亜鉛フタロシアニンおよび/またはアルミニウムフタロシアニンが挙げら
れる。これらの物質は、洗浄プロセス時に基体上に付着できる。日光中で乾燥す
るために布を吊るすことによって酸素の存在下で光の照射時に、スルホン化亜鉛
フタロシアニンは、活性化され、従って、基体は漂白される。好ましい亜鉛フタ
ロシアニンおよび光活性化漂白法は、米国特許第4,033,718号明細書に
記載されている。典型的には、洗剤組成物は、スルホン化亜鉛フタロシアニン約
0.025〜約1.25重量%を含有するであろう。
配合できる他の洗剤成分は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化
物をベースとするしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去および
逃避染料移動の防止を含めて各種の目的で洗剤処方物に配合できる洗剤酵素であ
る。配合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラー
ゼ、およびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の
酵素も、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物
、細菌、真菌および酵母起源を有していてもよい。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mg(重量)まで、より典型的に
は約0.05mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.licheniforms)の特定の菌株から
得られるズブチリシンである。市販されているタンパク質をベースとするしみを
除去するのに好適なタンパク分解酵素は、ノボ・インダストリーズA/S(デン
マーク)によって商品名アルカラーゼ(Alcalase)、サビナーゼ(Savinase)お
よびエスペラーゼ(Esperase)で販売されているもの、およびインターナショナ
ル・バイオ−シンセティックス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商
品名マキサターゼ(Maxatase)で販売されているもの、およびジェネンコルによ
って商品名FN−ベースで販売されているもの、およびMKCによって商品名オ
プチマーゼ(Optimase)およびオプチクリーン(opticlean)で販売されているも
のが挙げられる。
ここでプロテアーゼAおよびプロテアーゼBと称する酵素が、特に液体洗剤組
成物のためにタンパク分解酵素のカテゴリーで興味がある。プロテアーゼAは、
欧州特許出願第130,756号明細書に記載されている。プロテアーゼBは、
欧州特許出願第87303761.8号明細書に記載されている。アミラーゼと
しては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ)により詳細に
記載のB.licheniformsの特殊な菌株から得られる −アミラーゼが挙げられる
。デンプン分解タンパク質としては、例えば、ラピダーゼ(Rapidase)、マキサ
ミル(Maxamyl)(インターナショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポ
レーテッド)およびターマミル(Termamyl)(ノボ・インダストリーズ)が挙げ
られる。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと
の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す
るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolensから産生される真菌セル
ラーゼを開示しているバーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細
書に開示されている。また、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.02
8号明細書、英国特許第2.095.275号明細書およびDE−OS第2.2
47.832号明細書に開示されている。
このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens(Humicola grisea var.th
ermoidea)の菌株、特にヒュミコラ菌株DSM1800によって産生されたセル
ラーゼ、およびアエロモナス属に属するバチルスNの真菌またはセルラーゼ
212産生真菌によって産生されるセルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabel
la Auricula Solander)の肝膵臓から抽出されるセルラーゼである。
他の好適なセルラーゼは、分子量約50KDa、等電点5.5を有し且つ41
5個のアミノ酸を含有するHumicola Insulensから生ずるセルラーゼである。こ
のようなセルラーゼは、1993年3月19日出願の同時属欧州特許出願第93
200811.3号明細書に記載されている。
特に好適なセルラーゼは、カラーケア上の利益を有するセルラーゼである。こ
のようなセルラーゼの例は、1991年11月6日出願の欧州特許出願第912
02879.2号明細書に記載のセルラーゼ、ケアザイム(Carezyme)(ノボ)
である。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明
細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのシュー
ドモナス群の微生物によって産生されるものが挙げられる。好適なリパーゼとし
ては、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057によって産生されるリパ
ーゼの抗体との正の免疫交差反応を示すものが挙げられる。このリパーゼは、日
本の名古屋のアマノ製薬株式会社から商品名リパーゼP「アマノ(Amano)」で入
手できる(以下「アマノ−P」と称する)。
特に好適なリパーゼは、M1リパーゼ(アイビス)、リポラーゼ(ノボ)など
のリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート
、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使
用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他
の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技
術上既知であり、例えば、ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー
ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ
モペ
ルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、P
CT国際出願WO第89/099813号明細書および1991年11月6日出
願の欧州特許出願EP第91202882.6号明細書に開示されている。
液体処方物においては、酵素安定系が、好ましくは利用される。水性洗剤組成
物用の酵素安定化技術は、技術上周知である。例えば、水溶液中での1つの酵素
安定化技術は、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、プロピオン酸カルシウムなど
の源からの遊離カルシウムイオンの使用を包含する。カルシウムイオンは、短鎖
カルボン酸塩、好ましくはギ酸塩と併用できる。例えば、米国特許第4,318
,818号明細書参照。また、グリセロール、ソルビトールなどのポリオールを
使用することも提案されている。アルコキシ−アルコール、ジアルキルグリコエ
ーテル、多価アルコールと多官能脂肪族アミン(例えば、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンなど)との混合物、およびホ
ウ酸またはアルカリ金属ホウ酸塩。酵素安定化技術は、追加的に、米国特許第4
,261,868号明細書、米国特許第3,600,319号明細書、および欧
州特許出願公告第0 199 405号明細書、出願第86200586.5号
明細書に開示され且つ例証されている。ホウ酸およびホウ酸塩ではない安定剤が
、好ましい。また、酵素安定系は、例えば、米国特許第4,261,868号明
細書、第3,600,319号明細書および第3,519,570号明細書に記
載されている。
添加できる他の好適な洗剤成分は、1992年1月31日出願の同時係属欧州
特許出願第92870018.6号明細書に記載されている酵素酸化捕捉剤であ
る。このような酵素酸化捕捉剤の例は、エトキシ化テトラエチレンポリアミンで
ある。
特に好ましい洗剤成分は、或る種のカラーケア上の利益も与えるテクノロジー
との組み合わせである。これらのテクノロジーの例は、セルラーゼおよび/また
はペルオキシダーゼおよび/または色維持再生用金属触媒である。
別の任意の成分は、シリコーンおよびシリカ−シリコーン混合物によって例証
される抑泡剤である。シリコーンは、一般に、アルキル化ポリシロキサン物質に
よって代表できる一方、シリカは、通常、微粉砕形で使用され、シリカエーロゲ
ルおよびキセロゲルおよび各種の疎水性シリカによって例証される。これらの物
質は、粒状物(抑泡剤は有利には水溶性または水分散性の実質上非表面活性洗剤
不浸透性担体に放出自在に配合する)として配合できる。或いは、抑泡剤は、液
体担体に溶解または分散し、他の成分の1種以上にスプレーオンすることによっ
て適用することができる。
好ましいシリコーン制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3 933 67
2号明細書に開示されている。他の特に有用な抑泡剤は、1977年4月28日
公告の独国特許出願DTOS第2 646 126号明細書に記載の自己乳化性
シリコーン抑泡剤である。このような化合物の一例は、ダウ・コーニングから市
販されているDC−544(シロキサン−グリコール共重合体)である。特に好
ましい制泡剤は、シリコーン油と2−アルキル−アルカノールとの混合物を含む
抑泡系である。好適な2−アルキル−アルカノールは、商品名イソフォール(Is
ofol)12Rで市販されている2−ブチル−オクタノールである。
このような抑泡系は、1992年11月10日出願の同時係属欧州特許出願第
92870174.7号明細書に記載されている。
特に好ましいシリコーン制泡剤は、同時係属欧州特許出願第92201649
.8号明細書に記載されている。
前記組成物は、エーロシル(AerosilR)などのヒュームド非孔質シリカとの組み
合わせのシリコーン/シリカ混合物を含むことができる。
前記抑泡剤は、通常、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜
1重量%の量で使用される。
洗剤組成物で使用する他の成分、例えば、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、光学増白
剤、研磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤および非カプセル化およびカプセル
化香料は、使用してもよい。
ここで好適な再付着防止剤および汚れ沈殿防止剤としては、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース
誘導体、および単独重合体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの塩が挙
げられる。この種の重合体としては、ビルダーとして前記のポリアクリレートお
よび無水マレイン酸−アクリル酸共重合体、並びに無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸との共重合体(無水マレイン酸は共重
合体の少なくとも20モル%を構成する)が挙げられる。これらの物質は、通常
、組成物の0.5〜10重量%、より好ましくは0.75〜8重量%、最も好ま
しくは1〜6重量%の量で使用される。
好ましい光学増白剤は、特性が陰イオンであり、それらの例は、4,41−ビ
ス−(2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミ
ノ)スチルベン−2:21ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2−モ
ルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノスチルベン−2:21
−ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−ト
リアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:21−ジスルホン酸二ナトリウム
、41,411−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ
)スチルベン−2−スルホン酸−ナトリウム、4,41−ビス−(2−アニリノ
−4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6
−イルアミノ)スチルベン−2,21−ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビ
ス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)スチルベン−2,
21ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス(2−アニリノ−4−(1−メチ
ル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミ
ノ)スチルベン−2,21ジスルホン酸二ナトリウムおよび2(スチルビル−41 1
−(ナフト−11,21:4,5)−1,2,3−トリアゾール−211−スルホ
ン酸ナトリウムである。
他の有用な高分子物質は、ポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、より特に2000〜8000、最も好ましくは約4000のものであ
る。これらは、0.20〜5重量%、より好ましくは0.25〜2.5重量%の
量で使用される。これらの重合体および前記単独重合体または共重合体ポリカル
ボン酸塩は、白色度維持、布帛灰付着、および遷移金属不純物の存在下における
粘土、タンパク質および酸化性汚れに対するクリーニング性能を改善するのに価
値がある。
本発明の組成物で有用な防汚剤は、通常、テレフタル酸と各種の配置のエチレ
ングリコール単位および/またはプロピレングリコール単位との共重合体または
三元共重合体である。このような重合体の例は、普通に譲渡された米国特許第4
116885号明細書および第4711730号明細書および欧州公告特許出願
第0 272 033号明細書に開示されている。EP−A第0 272 03
3号明細書に係る特に好ましい重合体は、式
(CH3(PEG)43)0.75(POH)0.25[T−PO)2.8(T−PEG)0.4
]T(PO−H)0.25((PEG)43CH3)0.75
(式中、PEGは−(OC2H4)O−であり、POは(OC3H6O)であり、T
は(pcOC6H4CO)である)
を有する。
ジメチルテレフタレートとジメチルスルホイソフタレートとエチレングリコー
ルと1−2プロパンジオールとのランダム共重合体としての変性ポリエステル(
末端基は主としてスルホベンゾエート、そして二次的にエチレングリコールおよ
び/またはプロパンジオールのモノエステルからなる)も、非常に有用である。
標的は、「主として」スルホベンゾエート基によって両方の末端で封鎖された重
合体を得ることであり、本文脈で本発明の前記共重合体の大部分はスルホベンゾ
エート基によって末端封鎖されるであろう。しかしながら、若干の共重合体は、
余り完全には封鎖されず、それゆえ末端基はエチレングリコールおよび/または
プロパン1−2ジオールのモノエステルからなっていてもよく、「二次的に」こ
のような種からなっていてもよい。
本発明の所定のポリエステルは、ジメチルテレフタル酸約46重量%、プロパ
ン−1.2ジオール約16重量%、エチレングリコール約10重量%、ジメチル
スルホ安息香酸約13重量%およびスルホイソフタル酸約15重量%を含有し且
つ分子量約3,000を有する。ポリエステルおよびそれらの製法は、EPA第
311 342号明細書に詳述されている。
本発明に係る洗剤組成物は、液体、ペースト、ゲルまたは粒状形であることが
できる。本発明に係る粒状組成物は、「コンパクト形」であることもでき、即ち
、通常の粒状洗剤より比較的高い密度、即ち、550〜950g/lを有してい
てもよい。このような場合には、本発明に係る粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗
剤と比較して少量の「無機充填剤塩」を含有するであろうし;典型的な充填剤塩
は硫酸および塩化物のアルカリ土類金属塩、典型的には硫酸ナトリウムであり;
「コンパクト」洗剤は典型的には充填剤塩10%以下を含む。本発明に係る液体
組成物は、「濃縮形」であることもでき、このような場合には、本発明に係る液
体洗剤組成物は通常の液体洗剤と比較して少量の水を含有するであろう。典型的
には、濃縮液体洗剤の水分は、洗剤組成物の30重量%未満、より好ましくは2
0重量%未満、最も好ましくは10重量%未満である。
また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染
料の一方の布帛から別のものへの染料移動を抑制するための方法に関する。
方法は、布帛を前記のような洗濯液と接触させることからなる。
本発明の方法は、好都合には、洗浄法のコースで行う。洗浄法は、好ましくは
、5℃〜75℃、特に20〜60℃で行うが、重合体は、95℃までおよびより
高温で有効である。処理液のpHは、好ましくは、7〜11、特に7.5〜10
.5である。
本発明の方法および組成物は、洗剤添加剤製品としても使用できる。このよう
な添加剤製品は、通常の洗剤組成物の性能を補完または増進しようとするもので
ある。
本発明に係る洗剤組成物は、布帛、繊維、硬質表面、皮膚などの基体をクリー
ニングするために使用すべきである組成物、例えば、硬質表面クリーニング組成
物(研磨剤の有無)、洗濯洗剤組成物、自動皿洗い組成物および非自動皿洗い組
成物を包含する。
下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するものであり、必ずしも
本発明の範囲を限定するか、さもなければ規定することを意味するものではない
(その範囲は以下の請求の範囲に従って決定される)。
組成物の全洗浄性能は、染料移動抑制性能および柔軟化性能を測定することに
よって評価した。
30分洗浄サイクルを模擬するラウンダーオメーター試験を使用して、異なる
着色布帛からの染料移動の程度を研究した。ラウンダーオメータービーカーは、
着色布帛の10cm×10cmの片およびブリード染料用ピックアップトレーサーと
して使用するマルチファイバー見本を含有する。マルチファイバー見本は、縫い
合わされた異なる材料(ポリアセテート、綿、ポリアミド、ポリエステル、羊毛
およびオーロン)の6片(各々1.5cm×5cm)からなる。水の硬度はカルシウ
ム約2mMであり且つ組成物濃度は洗浄液中で0.7%であった。
染料移動の程度をハンター色測定によって評価する。ハンター色システムは、
反射分光光度計によって求められるハンターL、a、b値の変化を表わすDE値
によって布帛試料の色を評価する。DE値は、下記の式
DE={(af−ai)2+(bf−bi)2+(Lf−Li)2}1/2
(式中、下付き文字iおよびfはそれぞれブリード布帛の存在下で洗浄前および
洗浄後のハンター値を意味する)によって定義される。最小有意差は、信頼水準
95%で1である。
柔軟化性能は、ラウンダーオメーター試験によって測定した。試験法は、次の
通りであった。きれいな布帛洗濯物負荷3.5kgを自動ドラム洗濯機ミール(Mi
el)423中で60℃で洗浄した。水の硬度はカルシウム2mMであり且つ組成
物濃度は洗浄液中で0.7%であった。
粒子汚れで汚れた布帛を含有する汚れた布帛の束を2つの部分に分け、各部分
をN−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドン共重合体を含有する洗剤組成
物で洗浄した。比較クリーニング評価は、0〜4のパネルスコア単位(PSU)
のスケールを使用して専門判定者によって行った。このスケールにおいて、0は
差なしに与えられ且つ4は最大差に与えられる。柔軟化を4洗浄サイクル後に評
価した。
下記の組成を有する本発明に係る粒状洗剤組成物を、調製する。
全洗剤組成物の重量%
直鎖アルキルベンゼンスルホネート 13.70
タローアルキルサルフェート 5.9
7倍エトキシ化されたC45アルコール 4.00
クエン酸三ナトリウム 5.00
ゼオライト 26.00
マレイン酸−アクリル酸共重合体 4.9
ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸 0.6
プロテアーゼ 1.5
カルボキシメチルセルロース 1.5
抑泡剤(シリコーン) 0.3
前記組成物(例II(A/B/C)およびIII(A/B/C)は、着色布帛およ
び着色布帛と白色布帛との混合負荷上への顕著なカラーケア性能と共に優秀な柔
軟化、クリーニングおよび洗浄性能を示す際に非常に良好であった。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CN,CZ,FI,GE,HU,JP,KE,KG,K
P,KR,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW
,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,
TJ,TT,UA,US,UZ,VN