【発明の詳細な説明】
抗不整脈用N−置換3−ベンズアゼピンまたはイソキノリン
本発明は、ある種の新規化合物、このような化合物を含有する医薬組成物、こ
のような化合物の製法およびこのような化合物の活性治療薬としての使用に関す
る。
抗不整脈薬は心臓細胞に対する電気生理学的効果により分類される(Vaugham
−Williams、1970、1989):クラスI薬は速いナトリウム流を遮断し
、クラスII薬はベーターアドレナリン作動遮断剤であり、クラスIII薬はカリウ
ム流を遮断し、クラスIV薬はカルシウム流を遮断し、クラスV薬は特異的洞房結
節阻害剤である。
心室性および心房性不整脈の大部分はリエントリー回路に関連する。このよう
なリエントリー回路内またはその周囲の心筋不応期の延長は、心臓性不整脈を管
理する際の有効な機構である。
クラスIII薬抗不整脈薬は心臓のカリウム流を遮断するので、再分極プロセス
を延長し、不応期を増大させる。従って、クラスIII薬はリエントリー性不整脈
を治療する最も特異的なクラスである。
しかし、その作用機構、即ち、心臓活動電位期間の濃度依存性増加の為に、高
用量のクラスIII薬は不整脈を作動させる。このようなトルサード・ド・ポワン
ト(Torsade de Pointe)と称される不整脈は現在開発中のすべての純粋なクラ
スIII化合物の主な副作用を示す。
英国特許出願公開番号第2099425号および第2130213号は心拍数
減少活性を有すると言われるある種のベンズアゼピンおよびベンゾジアジンを開
示する。
ある種の新規なN−置換ベンゾ環状アミン誘導体が、心臓カリウムおよびカル
シウムチャネルの二重ブロックに関連して、心臓活動電位期間の自己限定性増加
を誘発することが見いだされた。従って、その誘導体は純粋なクラスIII抗不整
脈
薬よりも改良された薬理特性を有する有用な抗不整脈薬であると考えられ、特に
低い前不整脈電位を示し、虚血性心筋層の収縮機能を容易に回復すると考えられ
る。該化合物は心房性または心室性不整脈を治療するのに特に有用であると考え
られる。
したがって、本発明は、式(I):
[式中、
AはCH2、(CH2)2、CO、COCH2、CH2CO、CSCH2またはCH=
CHを表わし;
BはCH2またはCOを表わし;
Zは結合、CH2、(CH2)2またはX−CH2−CH2(ここに、XはOまたは
Sである)を表わし;
DはCO、SO2、NH−CO、NH−SO2、CH=CHまたはP(O)OR6
(ここに、R6はC1-6アルキルである)を表わし;
Qはアリール、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニル(ここに、アリ
ール部は、ニトロ、ハロゲン、アルキルスルホンアミド、アミノ、1−イミダゾ
、アルキルまたはハロアルキルからなる群から選択される1〜5個の置換基によ
り置換されていてもまたはいなくてもよい)を表わすか、またはQは置換または
非置換の:フラニル、ピラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、トリア
ゾリルまたはフラニル、ピラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリルまたは
トリアゾリルのベンゾ縮合等価物、インドリル、オキソインドリル、インデニル
、イソインデニル、インダゾリル、インドリジニルまたはピリジニルまたは所望
によりアリール基に縮合していてもよいシクロアルキルを表わし;
R1、R2、R3、R4およびR5は、各々、独立して、H、アルキル、OHまた
はアルコキシを表すか、または隣接する炭素原子に結合している場合、R1、R2
、R3、R4およびR5のいずれか2つはそれらが結合している炭素原子と一緒に
なって4ないし6個の原子の縮合複素環式環を形成してもよく(ここに該原子の
1、2または3個は酸素または窒素である);
EはC2-4n−アルキレン基(ここに、各炭素は所望によりR6により置換され
ていてもよい)を意味する]
で示される化合物、またはその塩、またはその溶媒和物に関する。
適当には、AはCH2、(CH2)2、CH2COまたはCH=CHを表わす。
好ましくは、Aは(CH2)2を表わす。
適当には、BはCH2を表わす。
適当には、Zは結合、CH2または(CH2)2を表わす。
好ましくは、Zは結合を表わす。
適当には、DはCO、SO2、NH−COまたは−CH=CH−を表わす。
適当には、DはCOまたはSO2、好ましくはCOを表わす。
適当には、Qはアリール、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニル(こ
こに、アリール部は1〜5個、適当には1〜3個の、ニトロ、ハロゲン、アルキ
ルスルホンアミド、アミノ、1−イミダゾ、アルキルまたはハロアルキルからな
る群から選択される置換基、有利には、ニトロで置換されていてもまたは置換さ
れていなくてもよい)を表わす。
適当には、Qは置換フラニル、置換チエニルあるいは置換または非置換:ピラ
ニル、チアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリルまたはフラニル、ピラニル、チ
エニル、チアゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルのベンゾ縮合等価物;イ
ンドリル、オキソインドリル、インデニル、イソインデニル、インダゾリル、イ
ンドリジニルまたはピリジニルまたは所望によりアリール基に縮合していてもよ
いシクロアルキルを表わす。
適当には、Qは、所望により、アリール基に縮合してもよいシクロアルキル、
例えば、ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5−トリエンを表わす。
有利には、Qはフェニルのようなアリールを表わす。
有利には、Qは置換フラニル、置換チエニルまたは置換もしくは非置換ピラニ
ルを表わす。
有利には、Qはフラニルまたはピラニルのベンゾ縮合等価物;またはインドリ
ルを表わす。
有利には、Qはピリジニルを表わす。
Qについての置換基の例は、ニトロ基、ハロゲン、メチルスルホンアミド基ま
たは1−イミダゾ基である。
Qの例は、フェニル、3−ニトロフェニル、4−ニトロフェニル、フラニル、
5−ニトロ−2−フラニル、チエニルおよびビシクロ[4.2.0]オクタ−1,
3,5−トリエンを包含する。
好ましい態様において、Qはフェニルまたは置換フェニル、最も好ましくは、
3−または4−ニトロフェニル、好ましくは4−ニトロフェニルのようなニトロ
フェニルである。
適当には、R1およびR2の一方または両方は、アルコキシ、例えばメトキシを
表わす。
適当には、R3、R4およびR5の1または2つは、アルコキシ、例えばメトキ
シを表わし、残りはHを表わす。
適当には、EはCH2CH2CH2を表わす。
本明細書において用いる場合、「アルキル」なる語は、1〜12個、有利には
1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を包含し、アルコキシ
またはアリールアルキル基などの他の基の一部を形成する場合、このようなアル
キル基を包含する。
本明細書において用いる場合、「アルケニル」なる語は、2〜12個、有利に
は2〜6個の炭素原子および1またはそれ以上の二重結合を有する直鎖または分
枝鎖アルキレン基を包含する。
本明細書において用いる場合、「アルキニル」なる語は、2〜12個、有利に
は2〜6個の炭素原子および1またはそれ以上の三重結合を有する直鎖または分
枝鎖アルキニレン基を包含する。
本明細書において用いる「アリール」なる語は、フェニルおよびナフチル、好
ましくはフェニルを包含する。
特記しないかぎり、アリールに関する任意の置換基は、5個まで、好ましくは
3個までの、ハロゲン、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ヒド
ロキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキ
シカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシまた
はアルキルカルボニル基から選択される基を包含する。
適当なヘテロアリール基は、5または6個の環原子を有し、各環にて酸素、硫
黄または窒素から選択される4個までのヘテロ原子からなる、置換または非置換
の、単環または縮合環ヘテロアリール基を包含する。
特に、ヘテロアリール基は、各環にて、1、2または3個のヘテロ原子、特に
1または2個の、酸素、硫黄または窒素から選択されるヘテロ原子からなる。
適当なヘテロアリール基は、インドール、ベンゾフランおよびベンゾチオフェ
ン基などのベンゾ縮合の5または6員複素環を包含する。
ヘテロアリール基についての適当な置換基は、アリール基に関して本明細書中
に記載したような置換基を包含する。
本明細書において用いる場合、「シクロアルキル」なる語は、C3-8、好まし
くはC4-6シクロアルキル基を包含する。
本明細書において用いる場合、「ハロゲン」は、フッ素、塩素または臭素を包
含する。
本明細書において用いる場合、「アルキルスルホンアミド」なる語は、式:
(式中、Rxはアルキル基を意味する)
で示される基を包含する。
本明細書において用いる場合、「心臓性不整脈」なる語は、限定されるもので
はないが、洞性不整脈、早期収縮、心臓ブロック、細動、粗動、頻脈、痙攣性頻
脈および心室性早期収縮を包含する、心拍数の正常な律動からの変動に関する。
式(I)の化合物は、キラル炭素原子を有し(例えば、Eが分枝アルキレン基
を表わす場合)、したがって1以上の立体異性体の形態で存在しうる。本発明は
、式(I)の化合物のエナンチオマーを含むあらゆる立体異性体およびラセミ体
を含むその混合物に及ぶ。異なる立体異性体は、常法により互いに分離または分
割されるか、または所定の異性体は通常の立体特異性または不斉合成により得ら
れる。
式(I)の化合物の医薬上許容される塩はまた、塩酸、臭化水素酸、ホウ酸、
リン酸、硫酸などの医薬上許容される鉱酸、および酢酸、酒石酸、マレイン酸、
クエン酸、コハク酸、安息香酸、アスコルビン酸、メタンスルホン酸、α−ケト
−グルタル酸、α−グリセロリン酸、およびグルコース−1−リン酸等の医薬上
許容される有機酸などとの酸付加塩を包含する。好ましくは、酸付加塩は塩酸塩
である。
医薬上許容される塩はまた、第四級塩を包含する。第四級塩の例は、Ry−T
(ここに、RyはC1-6アルキル、フェニル−C1-6アルキルまたはC5-7シクロア
ルキルであり、Tは酸のアニオンに対応する基である)のような化合物により4
級化された化合物を包含する。Ryの適当な例は、メチル、エチルならびにn−
およびイソ−プロピル;ならびにベンジルおよびフェネチルを包含する。適当に
は、Tは、クロリド、ブロミドおよびヨーダイドのようなハライドを包含する。
医薬上許容される塩はまた、医薬上許容されるN−オキシドを包含し、本発明
はこれらにも及ぶものである。
式(I)の化合物およびその塩はまた、溶媒和物、特に水和物などの医薬上許
容される溶媒和物を形成してもよく、本発明はこのような溶媒和物、特に医薬上
許容される溶媒和物にまで及ぶ。
医薬上許容されない式(I)の化合物の塩および/または溶媒和物は、式(I
)の化合物の医薬上許容される塩または式(I)の化合物それ自身の調製におけ
る
中間体として有用であり、それ自体が本発明の一態様を形成する。
式(I)の化合物またはその塩、またはその溶媒和物は,式(II):
[式中、A、B、Z、E、R1、R2、R3、R4およびR5は式(I)に関して定
義したとおりである]
で示される化合物を、式(III):
QL1 (III)
[式中、Qは式(I)に関して定義したとおり、(a)DがCOまたはSO2で
ある式(I)の化合物の場合、L1は、各々、COXまたはSO2X(ここに、X
はハロゲンなどの脱離基である)を表わし、(b)DがNHCOである式(I)
の化合物の場合、L1はN=C=Oを意味する]
で示される試薬と反応させ、その後、要すれば、1またはそれ以上の以下の任意
の工程:
(i)式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換し;
(ii)式(I)の化合物の塩および/またはその医薬上許容される溶媒和物を調
製する
ことにより調製される。
式(II)および(III)の化合物の間の反応条件は、用いた試薬の性質に適当
な通常の条件であるが、一般に、反応は塩化メチレンなどの不活性溶媒中、所望
の生成物が都合よい速度で形成されるような適当な温度、一般には低温度ないし
外界温度、好ましくは外界温度で、好ましくは、トリエチルアミンエチルアミン
などの塩基の存在下で行うことができる。
式(II)の化合物は、式(IV):
[式中、Z、R1、R2、R3、R4およびR5は式(I)に関して定義したとおり
、A1はAまたはその保護形を表わし、B1はBまたはその保護形を表わし、E1
はC2-3n−アルキレン鎖(ここに、各炭素原子は、所望により、C1-6アルキル
基で置換されていてもよい)を意味する]
で示される化合物の還元し、その後、要すれば、保護基を除去することにより調
製できる。
式(IV)の化合物の還元は、適当な還元法、例えば水素化アルミニウムリチウ
ムなどの水素化リチウムを用いた金属水素化物還元により、テトラヒドロフラン
(THF)などの非プロトン性溶媒中、都合よい反応速度が得られる適当な温度
、一般には溶媒の還流温度のような高温で行うことができる。
式(IV)の化合物は、式(V):
[式中、Z、E1、R3、R4およびR5は式(IV)に関して定義したとおり、L2
は脱離基またはメシル基もしくはハロゲン原子のような原子を意味する]
で示される化合物を、式(VI):
[式中、A1、B1、R1およびR2は式(IV)の化合物に関して定義したとおり]
で示される化合物と反応させることにより調製できる。
式(V)および(VI)の化合物は公知化合物であり、さらに、欧州特許出願第
0471388号に記載の操作に従って製造できる。
A1が(CH2)2を表わし、B1がCH2である式(VI)の化合物は、適当には、
スキームIに示した方法によっても得られる:
式(VIII)の化合物の合成は文献、例えば、ジャーナル・オブ・メディシナル
・ケミストリー(J.Med.Chem.)、1990、33、1496−1504に記載
されている。
式(II)のベンズアゼピン誘導体(すなわち、B=CO;A=(CH2)2)を合
成するための鍵となる中間体は、スキームIIにより十分に説明されている:
ついで、式(IIA)の化合物を、式(II)の化合物を式(I)の化合物に変換
する際に記載したようにアシル化に付す。
既に記載したように、本発明の化合物は有用な治療特性を有する:本発明は、
従って、活性治療物質として用いるための、式(I)の化合物、またはその医薬
上許容される塩および/またはその医薬上許容される溶媒和物を提供する。
より詳細には、本発明は不整脈、特に心室性不整脈のような心臓性不整脈、さ
らに虚血性律動障害の治療および/または予防に用いるための、式(I)の化合
物、またはその医薬上許容される塩および/またはその医薬上許容される溶媒和
物を提供する。
式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩および/またはその医薬上
許容される溶媒和物は、そのまま、あるいはまた、好ましくは医薬上許容される
担体からなる医薬組成物として投与してもよい。
したがって、本発明はまた、一般式(I)の化合物、またはその医薬上許容さ
れる塩、またはその医薬上許容される溶媒和物と、そのための医薬上許容される
担体とからなる医薬組成物を提供する。
式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩および/またはその医薬上許
容される溶媒和物は、通常、単位投与形態で投与される。
本明細書において前記した障害の治療に有効な量は、式(I)の化合物の効能
、選択した医薬上許容される塩または医薬上許容される溶媒和物の個々の特性、
治療する障害の性質および重篤度ならびに哺乳動物の体重などの要因に依存する
。しかし、単位投与量は、通常、0.1から500mg、例えば2から50mg
の本発明の化合物を含有する。単位投与量を、通常、1日に1回または1回以上
、例えば1日に2、3、4、5または6回、より一般的には1日に2ないし4回
投与し、一日用量の合計は、70kgの成人について、通常0.1〜2500m
g、より一般的には50〜2000mg、例えば10〜75mgの範囲、即ち約
0.002〜35mg/kg/日、より一般的には1〜30mg/kg/日、例
えば0.15〜1mg/kg/日の範囲にある。
前記した投与量範囲において、本発明の化合物について、何ら毒学的作用は見
られない。
このような治療において、該化合物をいかなる適当な経路、例えば、経口、非
経口または局所経路により投与してもよい。かかる使用に関して、該化合物は、
通常、ヒトまたは獣医学的医薬担体、希釈剤および/または賦形剤と組み合わせ
た医薬組成物の形態で用いられるが、組成物の厳密な形態は、本来、投与方法に
依存する。
組成物は、混和により調製され、適当には経口、非経口または局所投与で適用
され、それ自身が、錠剤、カプセル、経口液体用調製物、パウダー、顆粒剤、ロ
ゼンジ、パステル、復元可能なパウダー、注射および注入可能な溶液または懸濁
液、坐剤および経皮装置の形態であってもよい。一般的使用により好都合である
ため、経口投与可能な組成物、特に成型された経口用組成物が好ましい。
経口投与用の錠剤およびカプセルは、通常、単位用量にて投与され、結合剤、
増量剤、希釈剤、錠剤形成剤、滑沢剤、崩壊剤、着色料、フレーバー剤、および
湿潤剤などの通常の賦形剤を含有する。錠剤は当該分野にて周知の方法にしたが
ってコーティングしてもよい。
用いるのに適した増量剤は、セルロース、マンニトール、ラクトースおよび他
の類似の物質を包含する。適当な崩壊剤は、デンプン、ポリビニルピロリドンお
よびナトリウムデンプングリコレートなどのデンプン誘導体を包含する。適当な
滑沢剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウムを包含する。適当な医薬上許容さ
れる湿潤剤はラウリル硫酸ナトリウムを包含する。
固体経口組成物は、混合、充填、錠剤成型などの常法により調製される。繰り
返し混合操作を用いて、大量の増量剤を用いる組成物中に活性物質を分散させて
もよい。かかる操作は、もちろん、当該分野にて常套手段である。
経口液体調製物は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シ
ロップ、またはエリキシルの形態であってもよいし、あるいは使用前に水または
他の適当なビヒクルで復元される乾燥製品であってもよい。このような液体調製
物は、沈殿防止剤、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチ
ン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸
アルミニウムゲルまたは硬化食用油脂、乳化剤、例えばレシチン、ソルビタンモ
ノオレアート、またはアカシア;非水性ビヒクル(食用油を含んでもよい)、例
えばアーモンド油、分画ココナツ油、グリセリン、プロピレングリコールまたは
エチルアルコールのエステルのような油性エステル;保存剤、例えばp−ヒドロ
キシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン酸、および所望により通常の
フレーバー剤または着色料のような通常の添加剤を有していてもよい。
非経口投与の場合、流体単位投与形は、本発明の化合物および滅菌ビヒクルを
含めて調製される。化合物は、ビヒクルおよび濃度によって、懸濁するかまたは
溶解できるかのいずれかである。非経口用溶液は、通常、活性化合物をビヒクル
中に溶解し、適当なバイアルまたはアンプルに充填して密封する前に濾過滅菌す
ることにより調製される。局部麻酔薬、保存剤および緩衝剤などのアジュバント
もビヒクル中に溶解させるのが有利である。安定性を向上させるために、組成物
をバイアルに充填し、水分を真空下で除去した後に凍結させることができる。
非経口用懸濁液は、活性化合物をビヒクル中に溶解させる代わりに懸濁させ、
滅菌ビヒクル中に懸濁させる前に酸化エチレンを照射することにより滅菌する以
外は実質的に同様の方法で調製する。有利には、界面活性剤または湿潤剤を組成
物中に配合して、活性化合物の均一な分散を促進する。
局所投与の場合、組成物は化合物を全身性デリバリーするために経皮軟膏また
は貼付剤の形態であってもよく、例えば、’Dermatological Formulations’−B
.W.Barry(Drugs and the Pharmaceutical Sciences - Dekker)またはHarrys C
osmeticology(Leonard Hill Books)などの標準テキストに記載されているよう
な常法により調製される。
加えて、このような組成物は、さらに、抗高血圧症剤および利尿剤などの活性
物質を含んでもよい。
慣例として、組成物には、通常、医薬を取り扱う際の使用上の注意書を添付し
てある。
本明細書において用いる場合、「医薬上許容される」なる語は、ヒトおよび獣
医学の両方の用途についての化合物、組成物および成分を包含し、例えば「医薬
上許容される塩」なる語は獣医学的に許容される塩を包含する。
本発明はさらに、ヒトまたはヒト以外の哺乳動物における不整脈、特に心室性
不整脈のような心臓性不整脈、ならびに虚血性律動障害を治療および/または予
防する方法であって、有効かつ非毒性量の一般式(I)の化合物、またはその医
薬上許容される塩および/またはその医薬上許容される溶媒和物を、治療および
/または予防を必要とするヒトまたはヒト以外の哺乳動物に投与することからな
る方法を提供する。
好都合には、活性成分は前記した医薬組成物として投与でき、これは本発明の
一態様を形成する。
不整脈および/または虚血性不整脈障害の治療および/または予防において、
一般式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩および/またはその医薬
上許容される溶媒和物を、前記のような用量で、一日に1ないし6回、0.01
mg/kg〜15mg/kg、例えば0.1mg/kg〜5mg/kgの範囲の
量にて、70kgの成人について、一日用量の合計が、一般に、0.7〜630
0mg、より一般的には約7〜2100mgの範囲であるように投与する。
同様の投与方法はヒト以外の哺乳動物の治療および/予防に適している。
さらに別の態様において、本発明は、不整脈、特に心室性不整脈のような心臓
性不整脈、さらに虚血性律動障害の治療用医薬を製造するための式(I)の化合
物、またはその医薬上許容される塩および/またはその医薬上許容される溶媒和
物の使用を提供する。
以下の記載例および実施例を用いて本発明を説明するが、何ら本発明を制限す
るものではない。
記載例1 3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3
−ベンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパン
アミド
アセトニトリル(20ml)中の3−クロロ−N−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)プロパンアミド(1.22g、5ミリモル)、2,3,4,5−テトラヒドロ
−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼピン(1.04g、5ミリモル)お
よびトリエチルアミン(0.61g、6ミリモル)を15時間還流した。溶媒を
蒸発させ、残渣を水に溶かした。沈殿物を濾去し、水で洗浄し、真空下で乾燥し
、標記化合物(1.7g、72.4%)を得た;融点117℃。
NMR(DMSO−d6):δ=2.55−3.15(広範なバンド,12H,6CH2
);3.71(s,12H,4CH3O);6.79(s,2H,Ar);6.87(d
,1H,J=8.7Hz,Ar);7.09(dd,1H,J=8.7Hz,J'=2.1Hz,
Ar);7.30(d,1H,J'=2.1Hz,Ar);10.04(s,1H,D2O交
換,NH)ppm。
記載例2 3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3
−ベンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパン
アミン
THF(25ml)中の3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキ
シ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)プロパンアミド(D1)(2.0g、4.8ミリモル)および水素化アルミニ
ウムリチウム(0.28g、7.5ミリモル)を5時間還流した。氷水で冷却した
後、水(0.30ml)、ついで15%水性NaOH(0.30ml)および水(
1ml)を滴下した。反応混合物をセライトを介して濾過し、濃縮乾固した。残
渣をシリカ上でクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル/トリエチルアミン(9
5/5)で溶出し、ジイソプロピルエーテルから再結晶し、所望の化合物(1.
0g、52%)を得た;融点90℃。
NMR(CDCl3):δ=1.83(q,2H,J=6.3Hz,CH2);2.05−
2.67(m,6H,3CH2);2.86−2.90(m,4H,2CH2);3.18
(t,2H,J=6.3Hz,CH2);3.84(t,12H,4CH3O);6.16(
dd,1H,J=2.3Hz,J'=8.5Hz,Ar);6.25(d,1H,J=2.3Hz
,Ar);6.65(s,2H,Ar);6.76(d,1H,J'=8.5Hz,Ar)p
pm。
記載例3 4,5−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[3−[(3,4−ジ
メトキシフェニル)−(フェニルメチル)−アミノ]プロピル]−1H−3−ベ
ンズアゼピン−2(3H)−オン
7,8−ジメトキシ−3−(3−クロロプロピル)−1,3,4,5−テトラヒド
ロ−2H−3−ベンズアゼピン−2−オン(0.42g、1.4ミリモル)および
N−(3,4−ジメトキシフェニル)ベンゼンメタンアミン(1.02g)4.2
ミリモル)を撹拌しながら100℃で1.5時間加熱した。混合物を冷却し、酢
酸エチルに溶かした。有機溶液を水(20ml)で2回洗浄し、水性塩酸(20
ml)で3回抽出した。水相を酢酸エチルで洗浄し、30%水性水酸化ナトリウ
ムで塩基性化し、酢酸エチル(20ml)で3回抽出した。得られた有機溶液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮乾固した。得られた残渣をシリ
カ上でクロマトグラフィーに付し、塩化メチレン/メタノール(98/2)で溶
出し、褐色油(0.28g、39.5%)を得た。
NMR(CDCl3):δ=1.87(m,2H,CH2);2.98(m,2H,C
H2);3.32(m,2H,CH2);3.46(m,2H,CH2);3.62(m
,2H,CH2);3.75(s,3H,CH3O);3.80(s,3H,CH3O)
;3.82(s,3H,CH3O);3.84(s,3H,CH3O);3.75−3.
85(m,2H,CH2CO);4.41(s,2H,ArCH2);6.24(d,1
H,J=8.4Hz,Ar);6.34(s,1H,Ar);6.52(s,1H,Ar)
;6.59(s,1H,Ar);6.73(d,1H,Ar);7.25(m,5H,A
r)ppm。
記載例4 4,5−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[3−[(3,4−ジ
メトキシフェニル)アミノ]プロピル]−1H−3−ベンズアゼピン−2(3H
)−オン
メタノール(50ml)および酢酸(6ml)中の4,5−ジヒドロ−7,8−
ジメトキシ−3−[3−[(3,4−ジメトキシフェニル)−(フェニルメチル
)
−アミノ]プロピル]−1H−3−ベンズアゼピン−2(3H)−オン(D3)
(1.6g、3.2ミリモル)を、10%パラジウム/チャコール(0.2g)上
、水素(1バール)下、室温で水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を真空下で蒸
発させた。得られた残渣を水に溶かし、水性混合物を30%水性水酸化ナトリウ
ムで塩基性化し、ついで酢酸エチル(100ml)で2回抽出した。有機溶液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮乾固し、所望の化合物(1.2
3g、92.7%)を得た。
NMR(CDCl3):δ=1.75−1.95(m,2H,CH2);2.95−3.
15(m,4H,2CH2);3.65−3.75(t,2H,J=6.5Hz,CH2)
;3.72(t,2H,J=6.5Hz,CH2);3.80−4.00(m,14H,4.0
0,CH2);6.13(dd,1H,J=2.5Hz,J'=8.5Hz,Ar);6.25
(d,1H,J=2.5Hz,Ar);6.55(s,1H,Ar);6.60(s,1H
,Ar);6.72(d,1H,J'=8.5Hz,Ar)ppm。
記載例5 3−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソ
キノリニル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミド
アセトニトリル(40ml)中の6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−イソキノリン・塩酸塩(2.3g、10ミリモル)、3−クロロ−N
−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミド(2.43g、10ミリモル)
およびトリエチルアミン(2.43g、24ミリモル)を、撹拌しながら、18
時間還流した。溶媒を蒸発させ、得られた残渣を水に溶かした。水性混合物を塩
化メチレンで抽出し、有機溶液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
乾固した。得られた残渣をジエチルエーテルでトリチュレートし、所望の化合物
(3.55g、88.6%)を得た;融点131℃。
NMR(CDCl3):δ=2.61(t,2H,J=6.1Hz,CH2);2.85−
2.98(広範なバンド,6H,3CH2);3.72(s,5H,ArCH2およびC
H3O);3.81(s,3H,CH3O);3.85(s,3H,CH3O);3.8
7(s,3H,CH3O);6.56(s,1H,Ar);6.65(s,1H,
Ar);6.72(s,2H,Ar);7.18(s,1H,Ar);11.07(s,
1H,D2O交換,NH)ppm。
記載例6 3−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソ
キノリニル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン
3−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニル
)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミド(3.4g、8.5ミリ
モル)を、水素化アルミニウムリチウム(0.48g、13ミリモル)の乾燥テ
トラヒドロフラン(40ml)中懸濁液に、室温で撹拌しながら少しずつ加えた
。混合物を撹拌しながら3時間還流し、ついで氷水で冷却した。そして水(0.
5ml)、15%水性水酸化ナトリウム(0.5ml)、ついで水(1.5ml)
を逐次添加し、過剰の水素化物を破壊した。沈殿物を濾去し、テトラヒドロフラ
ンで洗浄し、得られた有機溶液を濃縮乾固した。得られた残渣をシリカ上でクロ
マトグラフィーに付し、塩化メチレン/トリエチルアミン(95/5)で溶出し
、橙色油(2.8g、85.2%)を得た。
NMR(CDCl3):δ=1.90(q,2H,J=6.6Hz,CH2);2.45−
3.05(広範なバンド,1H,D2O交換,NH);2.67(t,2H,J=6.6
Hz,CH2);2.75(d,2H,J=5.2Hz,CH2);2.84(d,2H,
J=5.2Hz,CH2);3.20(t,2H,J=6.6Hz,CH2);3.57(s
,2H,ArCH2N);3.77(s,3H,CH3O);3.79(s,3H,CH3
O);3.83(s,3H,CH3O);3.85(s,3H,CH3O);6.11
(dd,1H,J=2.6Hz,J'=8.4Hz,Ar);6.16(d,1H,J=2.6H
z,Ar);6.52(s,1H,Ar);6.61(s,1H,Ar);6.73(d
,1H,J'=8.4Hz,Ar)ppm
記載例7 1,3−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[[2−[4−[2−
(2−メチル)プロピル]フェニル]エチルアミノ]プロピル]−2H−3−ベ
ンズアゼピン−2−オン
記載例3に記載の方法に類似する方法を用い、2−[4−[2−(2−メチル
)プロピル]フェニル]エタンアミンを3−(3−クロロプロピル)−1,3−
ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−2H−3−ベンズアゼピン−2−オンと反応さ
せて標記化合物を得た。
記載例8 1,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[[2−[
4−[2−(2−メチル)プロピル]フェニル]エチルアミノ]プロピル]−2
H−3−ベンズアゼピン−2−オン
記載例7の化合物をPd/C上の接触還元に付して標記化合物を得た。
記載例9 2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[2−[4
−[2−(2−メチル)プロピル]フェニル]エチル]−1H−3−ベンズアゼ
ピン−3−プロパンアミン
記載例8の化合物を水素アルミニウムリチウムを用いて還元し、記載例2と同
一の操作に付し、標記化合物を得た。
記載例10 2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[(3,
5−ジメトキシ)フェニルメチル]−1H−3−ベンズアゼピン−3−プロパン
アミン
7,8−ジメトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン
および1−クロロ−N−[(3,4−ジメトキシ)フェニルメチル]プロパンア
ミドから出発し、記載例1および2に記載の反応カスケードと同じ操作に従う、
2工程にて標記化合物を得た。
記載例11 2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[[2−
(3,4−ジメトキシ)フェノキシ]エチル]−1H−3−ベンズアゼピン−3
−プロパンアミン
記載例3の記載と類似する操作を用い、3−[(3−クロロ)プロピル]−1
H−3−ベンズアゼピンを、2−(3,4−ジメトキシ)フェノキシ]エチルア
ミンと反応させて標記化合物を得た。
記載例12 1,3−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[[3,4−ジメト
キシ)フェニル]アミノプロピル]−2H−3−ベンズアゼピン−2−オン
記載例3の記載と類似する操作を用い、3−(3−クロロプロピル)−1,3
−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−2H−3−ベンズアゼピン−2−オンを(3,
4−ジメトキシ)ベンゼンアミンと反応させて標記化合物を得た。
実施例1 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−4−ニトロベンズアミド・塩酸塩
塩化4−ニトロベンゾイル(0.26g、1.43ミリモル)を、氷水で冷却し
ながら、3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベ
ンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミ
ン(D2)(0.5g、1.25ミリモル)およびトリエチルアミン(0.45g
、1.43ミリモル)の塩化メチレン(15ml)中撹拌溶液に滴下した。該混
合物を室温で3時間撹拌し、ついで水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を濃縮乾固した。残渣をシリカ上でクロマトグラフィーに付し、塩化メチレ
ン/メタノール(95/5)で溶出して化合物を得、それを、メタノール中、塩
酸のジエチルエーテル中溶液(0.25ml)を添加することにより塩化した。
該
メタノール性混合液を濃縮乾固し、残渣を無水ジエチルエーテル中にトリチュレ
ートし、所望の化合物(0.62g、84.6%)を得た;融点247℃。
NMR(DMSO−d6):δ=2.03(m,2H,CH2);2.80−3.05
(m,4H,2CH2);3.10−3.40(m,4H,2CH2);3.50−3.7
5(m,2H,CH2);3.68(s,6H,2CH3O);3.73(s,6H,2
CH3O);3.90(t,2H,CH2N−CO);6.77および6.86(2s
,4H,Ar);6.98(s,1H,Ar);7.56(d,2H,J=8.5Hz,Ar
);8.08(d,2H,J=8.5Hz,Ar);10.76(s,1H,D2O交換,
NH)ppm。
実施例2 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド・塩酸塩
塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(138mg、0.625ミリモル)およ
び3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)(200mg、0.50ミリモル)から出発し、実施例1に記載の操作に従
って、黄色結晶として所望の化合物(215mg、68.1%)を得た。溶出液
として塩化メチレン/メタノール(99.5/0.5)を用いるシリカ上のクロマ
トグラフィーに付し、遊離塩基として該化合物を精製した。その塩酸塩をジイソ
プロピルエーテルにてトリチュレートすることにより精製した。融点214℃。
NMR(DMSO−d6):δ=1.83(m,2H,CH2);2.84−3.00
(m,4H,2CH2);3.19−3.24(m,4H,2CH2);3.61−3.7
7(s,12H,4CH3Oおよびm,4H,2CH2);6.64(d,1H,J=2H
z,Ar);6.71(dd,1H,J=2Hz,J'=8.6Hz,Ar);6.84(s,
2H,Ar);6.94(d,1H,J'=8.6Hz,Ar);7.86−7.99(m,
2H,Ar);8.26(s,1H,Ar);8.57(d,1H,J'=7.6Hz,Ar)
;10.65(s,1H,D2O交換,NH+)ppm。
実施例3 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−5−ニトロ−2−フランカルボキシアミド・塩酸塩
塩化5−ニトロフランカルボニル(110mg、0.625ミリモル)および
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼ
ピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D2
)から出発し、実施例1に記載の方法に従って、黄色結晶として所望の化合物(
239mg、68%)を得た。溶出液として塩化メチレン/メタノール(95/
5)を用いるシリカ上のクロマトグラフィーに付し、遊離塩基として該化合物を
精製した。その塩酸塩をジイソプロピルエーテルにてトリチュレートすることに
より精製した。融点235℃。
NMR(DMSO−d6):δ=2.02(m,2H,CH2);2.86−2.94
(m,4H,2CH2);3.10−3.40(m,4H,2CH2);3.55−3.9
0(3s,12H,4CH3Oおよびm,4H,2CH2);5.82(d,1H,J=
3.5Hz,Ar);6.85(s,2H,Ar);6.99(s,2H,Ar);7.12
(s,1H,Ar);7.51(d,1H,J=3.5Hz,Ar);10.74(s,1
H,D2O交換,NH+)ppm。
実施例4 N−[3−(7,8−ジメトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−3−(2−チオフェニル)−3−プロペンカルボキシアミド・塩酸塩
塩化3−(2−チエニル)−2−プロペノイル(108mg、0.625ミリ
モル)を、氷水で冷却し、撹拌しながら、クロロホルム(10ml)中の3−(
2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼピン−
3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D2)(2
00mg、0.50ミリモル)およびトリエチルアミン(0.09ml、65.7
mg、0.65ミリモル)に加えた。混合物を室温で48時間撹拌し、ついで溶
媒を濃縮乾固した。残渣をシリカ上でクロマトグラフィーに付し、塩化メチレン
/メタノール(95/5)で溶出し、ついでイソプロピルエーテルにてトリチュ
レートすることで結晶化し、白色結晶(267mg)を得た。得られた結晶化合
物を、5N塩酸のジエチルエーテル中溶液(0.09ml)を添加することによ
り、メタノール(2ml)および塩化メチレン(1ml)の混合液中にて塩化し
た。溶媒を濃縮乾固し、残渣をジエチルエーテルにてトリチュレートし、ついで
塩化メチレンをいくらか含有する酢酸エチルより結晶化させ、所望の化合物(1
55mg、53%)を得た。融点242℃。
NMR(DMSO−d6):δ=2.85−3.05(m,2H,CH2);3.80
−4.05(m,4H,2CH2);4.05−4.30(m,4H,2CH2);4.4
5−4.70(m,4H,2CH2);4.68(s,6H,2CH3O);4.74(
s,3H,CH3O);4.77(s,3H,CH3O);7.01(d,1H,J=1
5.3Hz,CH=);7.80−7.95(m,3H,Ar);7.95−8.10(m
,3H,Ar);8.31(d,1H,J=3.2Hz,Ar);8.51(d,1H,J
=5.0Hz,CH=);8.62(d,1H,J=15.3Hz,Ar);11.45(s
,1H,D2O交換,NH+)ppm。
実施例5 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−7−ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5−トリエンカルボキシア
ミド・塩酸塩
塩化ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5−トリエン−7−カルボニル(9
5mg、0.50ミリモル)および3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−
ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキ
シフェニル)プロパンアミン(D2)から出発し、実施例1に記載の方法に従っ
て、クリーム色結晶として所望の化合物(230mg、80%)を得た。溶出液
として塩化メチレン/メタノール(95/5)を用いるシリカ上のクロマトクラ
フィーに付し、遊離塩基として該化合物を精製した。その塩酸塩をジイソプロピ
ルエーテルにてトリチュレートすることにより精製した。融点217℃。
NMR(CDCl3):δ=2.20−2.40(m,2H,CH2);2.65−2.
90(m,4H,2CH2);3.00−3.50(m,4H,2CH2);3.60−
4.00(m,6H,3CH2);3.85(s,6H,2CH3O);3.91(s,3
H,CH3O);4.00(s,3H,CH3O);4.21−4.24(m,1H,
CH−CO);6.64(s,2H,Ar);6.95−7.21(m,7H,Ar)
;12.75(s,1H,D2O交換,NH+)ppm。
実施例6 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−2
−オキソ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−
ジメトキシフェニル)−4−ニトロベンズアミド
クロロホルム(5ml)中の塩化4−ニトロベンゾイル(0.8g、4.3ミリ
モル)を、4,5−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[3−[(3,4−ジメ
トキシフェニル)アミノ]プロピル]−1H−3−ベンズアゼピン−2(3H)
−オン(D4)(1.18g、2.8ミリモル)およびトリエチルアミン(0.3
2g、3.1ミリモル)のクロロホルム(30ml)中撹拌溶液に滴下し、氷水
で冷却した。混合物を室温で4時間撹拌し、ついで塩化メチレン(100ml)
を加えた。水性塩酸(50ml)で2回、水性水酸化ナトリウム(50ml)で
2回、ついで水(50ml)で2回洗浄した後、有機溶液を硫酸マグネシウム上
で乾燥し、濃縮乾固した。得られた残渣をシリカ上でクロマトグラフィーに付し
、塩化メチレン/メタノール(98/2)で溶出して化合物(1.04g)を得
た。ついで、該化合物を、メタノール(5ml)およびジエチルエーテル(50
ml)の混合液中にて塩化し、ついでメタノールより結晶化し、黄色結晶(0.
91g、58%)を得た;融点126℃。
NMR(CDCl3):δ=1.93(q,2H,J=7.1Hz,CH2);3.07(
m,2H,CH2);3.56(t,2H,J=7.1Hz,CH2);3.73(s,3
H,CH3O);3.81(s,3H,CH3O);3.83(s,3H,CH3O)
;3.85(s,3H,CH3O);3.73−3.85(m,4H,2CH2);3.
92(t,2H,J=7.1Hz,CH2);6.55−6.68(m,5H,Ar);7
.44(d,2H,J=8.7Hz,Ar);8.02(d,2H,J=8.7Hz,Ar)p
pm。
実施例7 N−[3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−2
−イソキノリニル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−ニ
トロベンズアミド・塩酸塩
塩化4−ニトロベンゾイル(1.43g、7.7ミリモル)および3−(6,7
−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニル)−N−(3,
4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D6)(2.7g、7ミリモル)か
ら出発し、実施例1に記載の方法に従って、黄色結晶(アセトン25mlより結
晶化)として所望の化合物(2.26g(56.4%)を得た。融点229℃。
NMR(DMSO−d6):δ=2.0−2.2(広範なバンド,2H,CH2);
2.87−2.94(広範なバンド,1H,CH2):3.14−3.2(広範なバン
ド,2H,CH2);3.2−3.35(広範なバンド,1H,CH2);3.67(
s,3H,CH3O);3.69(s,3H,CH3O);3.72(s,3H,CH3
O);3.74(s,3H,CH3O);3.67−3.74(広範なバンド,
2H,CH2);3.9−4.0(広範なバンド,2H,CH2);4.1−4.3(広
範なバンド,1H,CH2);4.3−4.5(広範なバンド,1H,CH2);6.
78(s,3H,Ar);6.82(s,1H,Ar);7.00(s,1H,Ar);
7.58(d,2H,J=8.6Hz,Ar);8.09(d,2H,J=8.6Hz,Ar)
;10.84(s,1H,D2O交換,NH+)ppm。
以下の化合物を前記した方法と同様の方法を用いて調製した:
実施例8 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−N'−(4−ニトロフェニル)尿素・塩酸塩・ヘミ水和物
実施例1の操作に類似する操作に従って、3−(2,3,4,5−テトラヒドロ
−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)−N−(3,4−
ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D2)を、4−ニトロ−イソシアナトベ
ンゼンと、塩化メチレン中にて一夜反応させ、標準的な後処理を行い、シリカゲ
ル上のクロマトグラフィーに付し、無水塩酸で塩化し、標記化合物を得た。融点
〜160℃。
実施例9 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1
H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−[2−[4−[2−[2
−メチルプロピル)]フェニル]エチル]−4−シアノベンズアミド・塩酸塩
2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[2−[4−[2−(
2−メチル)プロピル]フェニル]エチル]−1H−3−ベンズアゼピン−3−
プロパンアミン(D9)および塩化4−シアノベンゾイルから出発し、実施例1
に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点215〜217℃。
実施例10 5−ブロモ−N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−
ジメトキシ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4
−ジメトキシフェニル)−3−ピリジンカルボキシアミド・塩酸塩・ヘミ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化5−ブロモ−3−ピペリジンカルボニルから出発し、実施例1に
記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点239℃。
実施例11 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−2−オキソ−2H−3−ベンゾピランカルボキシアミド・塩酸塩・
水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化3,4−ジヒドロ−2−オキソ−2H−ベンゾピラン−3−カル
ボニルから出発し、実施例1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。
融点252℃。
実施例12 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−[(3,5−ジメトキ
シフェニル)メチル]−4−メチルスルホニルアミノベンズアミド・塩酸塩
2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[(3,5−ジメトキ
シ)フェニルメチル]−1H−3−ベンズアゼピン−3−プロパンアミン(D1
0)および塩化4−(メチルスルホニルアミノ)ベンゾイルから出発し、実施例
1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点〜135℃。
実施例13 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)オキシ]エチル]−4−(1H−イミダゾール−1−イル)ベ
ンズアミド・ジ塩酸塩・ジ水和物
2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−N−[[2−(3,4−ジ
メトキシ)フェノキシ]エチル]−1H−3−ベンズアゼピン−3−プロパンア
ミン(D11)および塩化4−(1H−イミダゾ−1−イル)ベンゾイルから出
発し、実施例1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点150℃
。
実施例14 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−2−ベンゾフランカルボキシアミド・塩酸塩・ヘミ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化2−ベンゾフランカルボニルから出発し、実施例1に記載の方法
と同様の方法にて標記化合物を得た。融点275℃。
実施例15 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−5−インドールカルボキシアミド・塩酸塩・モノ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化1H−インドール−5−カルボニルから出発し、実施例1に記載
の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点165℃。
実施例16 N−[3−(7,8−ジメトキシ−2,3−ジヒドロ−2−オキソ
−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−4−ニトロベンズアミド・モノ水和物
1,3−ジヒドロ−7,8−ジメトキシ−3−[[(3,4−ジメトキシ)フェ
ニル]アミノプロピル]−2H−3−ベンズアゼピン−2−オン(D12)およ
び塩化4−ニトロベンゾイルから出発し、実施例1に記載の方法と同様の方法に
て標記化合物を得た。融点138℃。
実施例17 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−3,4−ジニトロベンズアミド・塩酸塩・ヘミ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化3,4−ジニトロベンゾイルから出発し、実施例1に記載の方法
と同様の方法にて標記化合物を得た。融点210℃。
実施例18 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−6−オキソ−1H−ピラン−3−カルボキシアミド・塩酸塩・ヘミ
水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化2−オキソ−2H−ピラン−5−カルボニルから出発し、実施例
1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点〜190℃。
実施例19 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−4−ピリジンカルボキシアミド・ジ塩酸塩・水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化4−ピリジンカルボニルから出発し、実施例1に記載の方法と同
様の方法にて標記化合物を得た。融点192℃。
実施例20 4−アミノ−N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−
ジメトキシ−2−オキソ−1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−
N−(3,4−ジメトキシフェニル)ベンズアミド・塩酸塩・ヘミ水和物
エタノール中、SnCl2・H2Oを用い、実施例6の化合物のニトロ基を還元す
ることにより標記化合物を得た。融点〜135℃。
実施例21 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−4−(1H−イミダゾール
−1−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)−ベンズアミド・ジ塩酸塩
・ジ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化4−(1H−イミダゾール−1−イル)ベンゾイルから出発し、
実施例1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点〜185℃。
実施例22 N−[3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−
1H−3−ベンズアゼピン−3−イル)プロピル]−N−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−1H−ベンズイミダゾール−5−カルボキシアミド・ジ塩酸塩・ヘ
ミ水和物
3−(2,3,4,5−テトラヒドロ−7,8−ジメトキシ−1H−3−ベンズア
ゼピン−3−イル)−N−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパンアミン(D
2)および塩化1H−ベンズイミダゾール−5−カルボニルから出発し、実施例
1に記載の方法と同様の方法にて標記化合物を得た。融点〜190℃。
薬理学的データ
方法
モルモット(300〜350g)をペントバルビタールナトリウム(60mg
/kg)を静脈内注射することで麻酔した。開胸後、心臓を素早く切除し、酸素
化タイロード(Tyrode)液中に入れた。右心室から乳頭筋を除去した。ついで、
調製物を5mlの組織浴のシラスティック製基盤に固定し、37±1℃に維持し
た酸素化タイロード液を注いだ。
修飾タイロード液(pH7.35)は以下のものを含有する(mM):NaCl1
25、KCl 4.0、MgCl2 0.5、CaCl21.8、NaHCO324、NaH2P
O4 0.9およびグルコース5.5。溶液を95%O2−5%CO2の混合気体で平
衡化した。
平衡化期間後(少なくとも1時間)、トランスメンブラン活動電位を高入力イ
ンピーダンス増幅器(BIOLOGIC VF 180)に接続した通常のマイクロエレクト
ロード(10Mオーム)で記録した。外部刺激を筋肉の一端に取り付けた双極性
白金電極で調製物にデリバリーした。パルス期間は1ミリ秒で、振幅は閾値の2
倍であった。基本周期の長さは1000ミリ秒であった(PULSAR 6i刺激装置)
。シグナルをストレージオシロスコープ(GOULD 1602)でモニターし、さらに分
析するために同時にデジタルテープレコーダー(BIOLOGIC DTR 1200)で記
録した。
30および90%再分極(各々、APD30およびAPD90)での活動電位
振幅(APA)および活動電位期間の測定を行った。各濃度について30分の平
衡化の後に記録を行った。同じ値が実験全体を通して維持された記録のみを分析
に用いた。
モルモットの乳頭筋にて記録された活動電位期間(APD)についての実施
例1の化合物の効果。活動電位期間は再分極の30%(APD30)および90
%(APD90)で測定した。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 403/12 209 9159−4C C07D 403/12 209
223 9159−4C 223
405/12 223 9159−4C 405/12 223
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV
,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,
RO,RU,SD,SE,SI,SK,UA,US,U
Z,VN
(72)発明者 マーティン,ミッシェル・ジャン・ロジャ
ー
フランス35762セント―グレゴワール、リ
ュ・デュ・シェスネイ―ボーレガール4
番、ボワット・ポスタル58、ユニテ・デ・
レシェルシェ、スミスクライン・ビーチャ
ム・ラボラトワール・ファルマソーティク