JPH09501690A - 抗菌活性を有するキノリニル−(1h−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アルカノール誘導体 - Google Patents

抗菌活性を有するキノリニル−(1h−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アルカノール誘導体

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Abstract

(57)【要約】 式 [式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、R3は任意に置換されたキノリル基またはそのオキシド、XおよびYはそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ基または低級アルキル基、をそれぞれ意味する。]で表される化合物または医薬として許容されるその塩であって抗菌活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 抗菌活性を有するキノリニル−(1H−1,2,4− トリアゾール−1−イル)アルカノール誘導体 技術分野 この発明は新規化合物および医薬として許容されるそれらの塩に関する。 より詳しくは、この発明は、抗菌活性(特に抗真菌活性)を有する新規なキノ リン誘導体および医薬として許容されるそれらの塩、それらの製造方法、それら を含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物の感染症の治療または予防方法 に関する。 従って、この発明の一つの目的は、ヒトまたは動物内の多くの病原菌に対して 高い活性を有するキノリン誘導体および医薬として許容されるそれらの塩を提供 することである。 この発明の他の目的は、前記のキノリン誘導体およびそれらの塩の製造法を提 供することである。 この発明のさらに他の目的は、前記のキノリン誘導体および医薬として許容さ れるそれらの塩を有効成分として含有する医薬組成物を提供することである。 この発明のいま一つの目的は、前記のキノリン誘導体をヒトまたは動物に投与 することからなる、病原菌により引き起こされる感染症の治療または予防方法を 提供することである。 発明の開示 この発明の目的キノリン誘導体は新規であり、下記の一般式 [式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、 R3は任意に置換されたキノリル基またはそのオキシド、 XおよびYはそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ基または低級アルキル基、 をそれぞれ意味する。] で表される誘導体または医薬として許容されるそれらの塩。 この発明の目的化合物(I)は下記の式で示す諸方法によって製造することが できる。製浩法1 製浩法2 製造法3 製造法4 製造法5 (上記各式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りであり 、 R3 aは任意に置換されたキノリル基、 R3 bは任意に置換されたキノリル基のN−オキシド、 R3 cは低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキ ノリル基、 R3 dはヒドロキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基、 R3 eは低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、さらに 適な置換基で任意に置換されたキノリル基、 R3 fは低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、 さらに適当な置換基で任意に置換されたキノリル基、 R3 gはシアノで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基 、 R3 hはカルボキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基、 をそれぞれ示す。) 出発化合物(II)またはその塩のいくつかは新規であり、慣用の方法で製造 することができる。 さらに、出発化合物(III)またはその塩は新規であり、以下の製造例と同 様にまたは慣用の方法で製造することができる。 目的化合物(I)の医薬として許容される好適な塩は、慣用の無毒性の塩であ って、金属塩たとえばアルカリ金属塩[たとえばナトリウム塩、カリウム塩など ]、アルカリ土類金属塩[たとばカルシウム塩、マグネシウム塩など]、アンモ ニウム塩、有機塩基塩[たとえばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピ リジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチ レンジアミン塩など]、有機酸付加塩[たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ 酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩 、トルエンスルホン酸塩など]、無機酸付加塩[たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩 、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩など]、アミノ酸との塩[たとえばアルギニ ン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩など]などを挙げることができる。 この明細書の以上および以下の記述において、種々の定義の好適な例を次に詳 細に説明する。 「低級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6、好ましくは1ないし4 を意味する。 好適な「低級アルキル基」としては、直鎖または分岐状のもの、たとえばメチ ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第三級ブチル、ペ ンチル、ヘキシルなどを挙げることができ、最も好ましい例としてはメチルを挙 げることができる。 好適な「任意に置換されたキノリル基」とは、1個以上、好ましくは1または 2個の好適な置換基で任意に置換されたキノリン−1−(または2−または3− または4−または5−または6−または7−または8−)イルを意味し、好適な 置換基の例としては、 ヒドロキシ基; 保護されたヒドロキシ基、ここで、ヒドロキシ基はアシル、トリ(低級)アル キルシリル(たとえば第三級ブチルジメチルシリルなど)などの慣用のヒドロキ シ保護基により保護されている; ハロゲン(たとえば塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素); 低級アルコキシ基、これは直鎖または分岐状のものであって、たとえばメトキ シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキ シルオ キシなどを挙げることができ、より好ましい例としてはC1−C4アルコキシ(た とえばメトキシなど)を挙げることができる; ハロ(低級)アルキル基、これは下記の1個以上、好ましくは1ないし3個の ハロゲンで置換された前記の低級アルキル基(たとえばトリフルオロメチルなど )である; ハロ(低級)アルコキシ基、これは上記のハロ(低級)アルキルで置換された ヒドロキシ基(たとえばトリフルオロメトキシなど)である; 上記の低級アルキル基、より好ましくはC1−C4アルキル基(たとえばメチル 、第三級ブチルなど); 低級アルキルチオ基、たとえばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなど、より好ましくは C1−C4アルキルチオ(たとえばメチルチオなど); 低級アルキルスルフィニル基、たとえばメチルスルフィニル、エチルスルフィ ニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル 、ペンチルスルフィニルなど、より好ましくはC1−C4アルキルスルフィニル( たとえばメチルスルフィニルなど); 低級アルキルスルホニル基、たとえばメチルスルホニル、エチルスルホニル、 プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルス ルホニル、ヘキシルスルホニルなど、より好ましくはC1−C4アルキルスルホニ ル(たとえばメチルスルホニルなど);アミノ基;ニトロ基;シアノ基;カルボ キシ基;などを挙げることができる。 任意に置換されたキノリル基の好ましい例としては、ヒドロキシ、ハロゲン、 低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキ ル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、 シアノまたはカルボキシで任意に置換されたキノリルを挙げることができ、最も 好ましいものとしては、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、トリフル オロメチル、トリフルオロメトキシ、第三級ブチル、メチルチオ、メチルスルフ ィニル、メチルスルホニル、シアノまたはカルボキシで任意に置換されたキノリ ン−2−(または4−)イルを挙げることができる。 「任意に置換されたキノリル基」の好適なオキシドとは、上記の任意に置換さ れたキノリルのN−オキシドを意味し、より好ましい例としては、ヒドロキシ、 ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、 低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルス ルホニルおよびシアノからなる群;ハロ(低級)アルキル;またはハロ(低級) アルコキシで任意に置換されたキノリルのN−オキシドを挙げることができ、最 も好ましい例としては、キノリン−2−(または4−)イルのN−オキシドまた は6−フルオロキノリン−2−イルのN−オキシドを挙げることができる。 「低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、前記のキ ノリルは少なくとも上記の低級アルコキシで置換され、より好ましい例としては 、少なくとも低級アルコキシ(たとえばメトキシなど)で置換されたキノリル( たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。 「ヒドロキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基 」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリル基を意味し、前記のキノ リルは少なくともヒドロキシで置換され、より好ましい例としては、少なくとも ヒドロキシで置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イル など)を挙げることができる。 「低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、さらに好適 な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換 されたキノリル基を意味し、前記のキノリルは少なくとも上記の低級アルキルチ オまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、より好ましい例としては、少な くとも低級アルキルチオ(たとえばメチルチオなど)または低級アルキルスルフ ィニル(たとえばメチルスルフィニルなど)で置換されたキノリル(たとえばキ ノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。 「低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、さら に適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に 置換されたキノリルを挙げることができ、前記のキノリルは少なくとも上記の低 級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、より好まし い例とし ては、少なくとも低級アルキルスルフィニル(たとえばメチルスルフィニルなど )または低級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニルなど)で置換され たキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることが できる。 「シアノで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の 好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、前記のキノリルは 少なくともシアノで置換され、より好ましい例としては、少なくともシアノで置 換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げる ことができる。 「低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、キノリル は少なくとも低級アルコキシで前記のように置換され、より好ましい例としては 、少なくとも低級アルコキシ(たとえばメトキシなど)で置換されたキノリル( たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。 R1、R2、R3、XおよびYの好ましい態様としては、下記のものを挙げるこ とができる。 R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、 R3はヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキルおよび ハロ(低級)アルコキシからなる群で任意に置換されたキノリル基、 XおよびYはそれぞれ水素またはハロゲン。 R1、R2、R3、XおよびYの別の好ましい態様としては、下記のものを挙げ ることができる。 R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、 R3はヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ (低級)アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノおよ びカルボキシからなる群で任意に置換されたキノリルまたはそのN−オキシド、 XおよびYはそれぞれ水素またはハロゲン。 この発明の目的化合物(I)またはその塩の製造法を次に詳細に説明する。製造法1 目的化合物(I)またはその塩は、化合物(II)またはその塩を、化合物( I II)またはその塩と反応させることにより製造することができる。 化合物(II)および(III)の好適な塩としては、化合物(I)について 示したものを挙げることができる。 この反応は、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、燐酸緩衝液 、アセトン、クロロホルム、アセトニトリル、ニトロベンゼン、塩化メチレン、 塩化エチレン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エ タノール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシドまた は他の有機溶媒中で行われる。 この反応は、有機または無機の塩基の存在下で実施してもよく、例として、ア ルカリ金属(たとえばリチウム、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金 属(たとえばカルシウムなど)、アルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリ ウムなど)、アルカリ土類金属水素化物(たとえば水素化カルシウムなど)、ア ルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アル カリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ金属 重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなど)、アルカリ金属ア ルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム 第三級ブトキシドなど)、アルカリ金属アルカン酸(たとえば酢酸ナトリウムな ど)、トリアルキルアミン(たとえばトリエチルアミンなど)、ピリジン化合物 (たとえばピリジン、ルチジン、ピコリン、4−ジメチルアミノピリジンなど) 、キノリン、リチウムジイソプロピルアミドなどを挙げることができる。 反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。製造法2 目的化合物(I−b)またはその塩は、化合物(I−a)またはその塩の任意 に置換されたキノリルを酸化することにより製造することができる。 化合物(I−a)および(I−b)の好適な塩としては、化合物(I)につい て示したものを挙げることができる。 この反応に用いられる好適な酸化剤としては、窒素または硫黄原子をその酸化 物に変換することのできる慣用のもの、たとえば過マンガン酸カリウム、クロム 化合物(たとえば三酸化クロム、クロム酸、クロム酸ナトリウム、二クロム酸、 二クロ ム酸ナトリウム、二クロム酸ピリジニウムなど)、過酸(たとえば3−クロロ過 安息香酸など)などを挙げることができる。 この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、アル コール[たとえばメタノール、エタノールなど]、アセトン、ジオキサン、アセ トニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン 、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンまたは他の有機溶媒中 で行われる。 反応温度は特に限定されず、室温または加温下で行われる。製造法3 目的化合物(I−d)またはその塩は、化合物(I−c)またはその塩の任意 に置換されたキノリルの低級アルコキシ置換基を加水分解することにより製造す ることができる。 化合物(I−c)および(I−d)の好適な塩としては、化合物(I)につい て示したものを挙げることができる。 加水分解は、塩基または酸の存在下で行われることが好ましい。好適な塩基と しては、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな ど)、アルカリ土類金属水酸化物(たとえば水酸化マグネシウム、水酸化カルシ ウムなど)、アルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリウム、水素化カリウ ムなど)、アルカリ土類金属水素化物(たとえば水素化カルシウムなど)、アル カリ金属アルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド 、カリウム第三級ブトキシドなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリ ウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえば炭酸マグネシウ ム、炭酸カルシウムなど)、アルカリ金属重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム 、重炭酸カリウムなど)などを挙げることができる。 好適な酸としては、有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオ ロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など)、および無機酸( たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸など)を挙げることができる。トリフル オロ酢酸を用いる酸性加水分解は、通常、カチオン捕捉剤(たとえばフェノール 、アニソールなど)の付加により加速される。 さらに、トリハロボラン(たとえばトリブロモボランなど)をハロ(低級)ア ルカン(たとえばジクロロメタンなど)中に用いる加水分解も、この反応で使用 される。 この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、ジク ロロメタン、アルコール(たとえばメタノール、エタノールなど)、テトラヒド ロフラン、ジオキサン、アセトンなど、またはそれらの混合物などの溶媒中で行 われる。液体の塩基または酸も溶媒として使用することができる。 反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。製造法4 目的化合物(I−f)またはその塩は、化合物(I−e)またはその塩の任意 に置換されたキノリルの低級アルキルチオ置換基または低級アルキルスルフィニ ル置換基を酸化することにより製造することができる。 化合物(I−e)および(I−f)の好適な塩としては、化合物(I)につい て示したものを挙げることができる。 この反応は、製造法2と実質的に同様に実施でき、この反応の反応態様ならび に反応条件[たとえば反応誘導体、溶媒、反応温度など]は、製浩法2の説明を 参照すればよい。製造法5 目的化合物(I−h)またはその塩は、化合物(I−g)またはその塩の任意 に置換されたキノリルのシアノ置換基を加水分解することにより製造することが できる。 化合物(I−g)および(I−h)の好適な塩としては、化合物(I)につい て示したものを挙げることができる。 この反応は、製造法3と実質的に同様に実施でき、この反応の反応態様ならび に反応条件[たとえば反応誘導体、溶媒、反応温度など]は、製浩法3の説明を 参照すればよい。 上記の製造法により得られる目的化合物は、抽出、沈殿、分別晶出、再結晶、 クロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィーなどの慣用の方法で分離し 精製することができ、さらに、慣用の方法でその塩に変換することができる。 特に、より好ましい化合物としては、下記の式 (式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りである。)で 表される化合物がある。 さらに、最も好ましい化合物としては、下記の式 (式中、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りであり、 R1 aは低級アルキル基を意味する。) で表される化合物がある。 この発明の目的化合物(I)の有用性を示すために、代表的化合物の生物学的 データを以下に示す。試験 抗菌活性 1.試験方法 試験化合物の試験管内抗菌活性を、下記の寒天平板2倍希釈法により測定した 。 2%グルコースを含むサブローブロス(生菌数、105個/ml)中の細菌の 一晩 培養液の一白金耳を、各濃度段階の試験化合物を含むイーストナイトロゲンベー スデキストロース寒天培地(YNBDA)に画線し、30℃で45時間インキュ ーベート後、最小抑制濃度(MIC)をμg/mlによって表した。 2.試験化合物 実施例1−2)の鏡像異性体対A 3.試験結果 試験結果から、この発明の化合物(I)が抗菌活性(特に抗真菌活性)を有す ることが理解される。 この発明の医薬組成物は、化合物(I)またはその医薬として許容される塩を 有効成分として含有し、直腸、肺(鼻または口腔吸入)、鼻、目、外用(局所塗 布)、経口または非経口(皮下、静脈内および筋肉内を含む)投与または吸入に 適した有機または無機の担体または賦形剤との混合物として、たとえば固体、半 固体または液体状の医薬製剤の形で用いることができる。この有効成分を、たと えば、錠剤、顆粒、トローチ、カプセル剤、坐剤、クリーム、軟膏、エアロゾル 剤、吸入用粉末、液剤、乳剤、懸濁液および用途に適した他の形の通常の無毒の 医薬として許容される担体と配合してもよい。さらに、必要に応じて、補助剤、 安定化剤、増粘剤、着色剤および香料を用いてもよい。化合物(I)またはその 医薬として許容される塩は、疾患の経過または症状に所望の抗菌効果をもたらす に十分な量を該医薬組成物中に含有する。 この組成物をヒトまたは動物に適用するには、静脈内、筋肉内、肺または経口 投 与または吸入により適用することが好ましい。化合物(I)の治療有効用量は、 治療を受ける個々の患者の年令および症状によっても変動するが、一般に、静脈 内投与の場合、1日当たり0.01mgないし20mgの範囲の化合物(I)の 量をヒトまたは動物の体重1kg当たりとし、筋肉内投与の場合、1日当たり0 .1mgないし20mgの範囲の化合物(I)の量をヒトまたは動物の体重1k g当たりとし、経口投与の場合、1日当たり0.5ないし50mgの範囲の化合 物(I)の量をヒトまたは動物の体重1kg当たりとして、感染症の治療または 予防のために投与すればよい。 以下の製造例および実施例は、この発明の目的をさらに詳しく説明するために 示したものである。 実施例製造例1 p−フルオロアニリン(3.0ml)と6N塩酸(15.9ml)に、トラン ス−2−ペンテナル(3.26ml)を1時間に渡って加える。添加後、この溶 液を環流下で1.5時間撹拌し、室温まで冷却する。この溶液を4N水酸化ナト リウム水溶液で中和し、ジエチルエーテルで抽出する。有機層を水と食塩水で洗 浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。この溶液から溶媒を留去して、残留物 をシリカゲル(110g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン 、1:15、V/V)に付して、2−エチル−6−フルオロキノリン(2.2g )を得る。 下記の化合物を製造例1と同様にして得る。製造例2 2−エチル−8−フルオロキノリン 製造例3 n−ヘキサンとテトラヒドロフラン(1.55M、8.2ml)の混合物のテ トラヒドロフラン(8.0ml)中のリチウムジイソプロピルアミドの攪拌溶液 に、2−エチルキノリン(2.0g)のテトラヒドロフラン(4.0ml)中の 溶液を窒素雰囲気中−70℃で20分間に渡って滴下する。−75℃で20分間 攪拌後、この溶液にヨウ化メチル(2.5ml)を加え、得られた混合物を30 分間に渡って室温にまで温度上昇させる。この混合物に水(10ml)を加えた 後、溶媒を留去し、残留物を得て、これをシリカゲル(150ml)クロマトグ ラフィーに付し、n−ヘキサンと酢酸エチルの混合物(10:0ないし8:2、 V/V)で溶離して、2−(1−メチルエチル)キノリン(1.58g)を得る 。 製造例4 2−(1−メチルエチル)−6−メチルチオキノリン(1.96g)を製造例 3と実質的に同様にして得る。 実施例1−1) 2−エチルキノリン(704mg)を、リチウムジイソプロピルアミド(テト ラヒドロフラン中の1.55M溶液2.89ml)のテトラヒドロフラン(4. 5ml)中の攪拌溶液に窒素雰囲気中−70℃で5分間に渡って加える。この溶 液を−70℃で1時間撹拌後、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1 H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン(1.0g)のテトラヒド ロフラン(5.0ml)中の溶液を、撹拌しながら−70℃で5分間に渡って加 える。添加後、この溶液を3時間攪拌する。この溶液に、0℃で水(5ml)を 加え、この混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層を水と食塩水で洗浄し、無水 硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、残留物をシリカゲル (60g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン、1:2、V/ V)に付して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−ゾトリアゾール1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A(288mg)および同じものの鏡像異性体対B(232mg )を得る。 鏡像異性体対A 鏡像異性体対B 下記の化合物を実施例1−1)と実質的に同様にして得る。実施例1−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対Aの二塩酸塩 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対B の二塩酸塩 実施例1−3) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−4−イル)−1−( 1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体 対A 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−4−イル)−1−( 1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体 対B 実施例1−4) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−( 1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール 実施例1−5) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(8−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(8−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対B 実施例2−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−( 1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体 対A(192mg)のジクロロメタン(2ml)中の溶液に、80%3−クロロ 過安息香酸(131mg)を加える。この溶液を室温で16時間攪拌する。次に 溶媒を留去し、残留物をジエチルエーテルと共に撹拌し、濾過する。固形物を真 空中で乾燥して、2−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ −1−メチル-3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)プロピル]キノリンの鏡像異性体対AのN−オキシド(170mg)を得る 。 実施例2−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A(192mg)の二塩酸塩(30mg)の水(2ml)と酢酸 エチル(2ml)中の溶液に、炭酸水素ナトリウム(5.8mg)を加える。1 分間攪拌後、有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾 燥する。溶媒を留去して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フ ルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを得る。 上記のようにして得られた鏡像異性体対Aから下記の鏡像異性体対Aを実施例 2−1)と同様にして得る。 2−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル- 3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−6−フルオロ キノリンのN−オキシド 下記の化合物を実施例1−1)と実質的に同様にして得る。実施例3−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾー ル−1−イル)−3−(6−トリフルオロメトキシキノリン−2−イル)ブタン −2−オールの鏡像異 性体対A 同じものの鏡像異性体対Bの二塩酸塩 実施例3−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メトキシキノリンー−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例3−3) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(7−フルオロキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例3−4) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾー ル−1−イル)−3−(6−トリフルオロメチルキノリン−2−イル)ブタン− 2−オールの鏡像異性体対A 実施例4−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メトキシキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A(800mg)のジクロロメタン(8ml)中の攪拌溶液に、 三臭化ホウ素のジクロロメタン(1N、11.7ml)中の溶液を−78℃で滴 下し、生じた混合物を室温にまで温度上昇させる。室温で1時間撹拌後、反応混 合物を冷却した水酸化ナトリウム水溶液に入れる。有機層を分離し、水と食塩水 で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶液から溶媒を留去し、残留物を得て 、その残留物を、n−ヘキサンと酢酸エチルとメタノールの混合物(1:2:0 ないし0:10:1、V/V)で溶離するシリカゲル(40ml)クロマトグラ フィーに付して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−ヒドロキシ キノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブ タン−2−オール(573mg)の鏡像異性体対Aを得る。 実施例4−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−ヒドロキシキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対Bを実施例4−1)と実質的に同様にして得る。 実施例5−1) リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン中の1.55M溶液27 .0ml)を6−クロロ−2−エチルキノリン(8.00g)のテトラヒドロフ ラン(42ml)中の溶液に窒素雰囲気中−70℃で40分間に渡って加える。 この溶液を−70℃で30分間撹拌後、1−(2,4−ジフルオロフェニル)− 2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン(6.21g)の テトラヒドロフラン(60ml)中の溶液を、攪拌しながら−70℃で2時間に 渡って加える。添加後、この溶液を4時間攪拌する。この溶液に、飽和塩化アン モニウム水溶液(50ml)を−70℃で加え、この混合物を酢酸エチルで抽出 する。有機層を水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を 留去して、残留物をシリカゲル(600g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸 エチル:ヘキサン=2:3、V/V)に付して、3−(6−クロロキノリン−2 −イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−ト リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(1.64g)お よび同じものの鏡像異性体対B(1.57g)を得る。 鏡像異性体対A 鏡像異性体対B 下記の化合物を実施例5−1)と実質的に同様にして得る。実施例5−2) 3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−3) 3−(6−第三級ブチルキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフ ェニル)− 1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像 異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−4) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−メトキシキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−5) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−6) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A 実施例5−7) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−8) 3−(6−クロロキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡 像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−9) 3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡 像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−10) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イ ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール の鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−11) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A 実施例5−12) 3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1 −(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異 性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−13) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡 像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 実施例5−14) 2−(4−クロロフェニル)−3−(6−シアノキノリン−2−イル)−1− (1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性 体対A 実施例5−15) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ル 実施例5−16) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−3−(キノリン−2−イル)ブタン−2−オール 実施例5−17) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−3−(6−メチルチオキ ノリン−2 −イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オ ール 下記の化合物を実施例4−1)と実質的に同様にして得る。実施例6−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−ヒドロキシキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対Aを実施例5−4)の鏡像異性体対Aから得る。 実施例6−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−ヒドロキシキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対Bを実施例5−4)の鏡像異性体対Bから得る。 下記の化合物を実施例7−6)と実質的に同様にして得る。実施例7−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Aを実施例5−5)の鏡像異性体対Aから得る。 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリ ン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン− 2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−5)の鏡像異性体対Aから得る。 実施例7−2) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Bを実施例5−5)の鏡像異性体対Bから得る。 実施例7−3) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Aを実施例5−10)の鏡像異性体対Aから得る。 実施例7−4) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Bを実施例5−10)の鏡像異性体対Bから得る。 実施例7−5) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン− 2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2− オールの鏡像異性体対Aを実施例7−3)の鏡像異性体対Aから得る。 実施例7−6) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Bのジクロロメタン(16ml)中の溶液に、80%3 −クロロ過安息香酸(849g)を加える。2時間撹拌を続けた後、この反応混 合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml)を加える。5分間攪拌後、こ の混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、無水 硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、残留物をシリカゲル(250g )クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1ないし0:1、V/ V)に付して、2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニ ルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル) ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(803mg)を得る。 実施例7−7) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2 −イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オ ールの鏡像異性体対Aを実施例5−12)の鏡像異性体対Aから得る。 実施例7−8) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対Aを実施例5−13)の鏡像異性体対Bから得る。 実施例7−9) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2 −イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オ ールの鏡像異性体対Bを実施例5−13)の鏡像異性体対Bから得る。 実施例7−10) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2− イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー ルの鏡像異性体対Bを実施例7−9)の鏡像異性体対Bから得る。 実施例7−11) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン− 2−オール 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリ ン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン −2−オール 実施例7−12) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル-3−(6−メチルスルフ ィニルキノ リン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン −2−オールを実施例5−17)から得る。 実施例7−13) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル-3−(6−メチルスルホ ニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル )ブタン−2−オールを実施例5−17)から得る。 実施例8 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡 像異性体対A(70.0g)の濃縮硫酸(0.7ml)と水(0.7ml)中の 溶液を1.5時間に渡って環流する。生じた混合物を室温にまで温度上昇させ、 炭酸水素ナトリウムで中和する。この溶液を酢酸エチルで抽出する。有機層を水 と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去する。 残留物を酢酸エチルで粉砕する。沈殿物を濾過により集めて、3−(6−カルボ キシキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H− 1,2,4−ルトリアゾール1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A( 27.1mg)を得る。 実施例9−1) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡 像異性体対B(1.60g)の酢酸エチル(75ml)中の混合物の溶液を、酢 酸エチル(1.96ml)中の4N塩化水素と共に0℃で粉砕する。この固体を 濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空中で乾燥して、2−(4−フルオロフェニル )−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−ト リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bの二塩酸塩の(1 .89g)を得る。 下記の化合物を実施例9−1)と同様にして得る。実施例9−2) 3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル) −1−(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの二 水塩酸塩 実施例10 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−( 1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを、キラルカ ラム(ダイセル、キラルセル−OD)および日立L−6300インテリジェント ポンプを用い、ヘキサンと2−プロパノール(80:20)からなる溶媒系で溶 離する高性能液体クロマトグラフィーにより分離する。このカラムを210nm に設定した紫外線検出器で監視する。減圧下で前者の画分および後者の画分から それぞれ溶媒を留去して、鏡像異性体対A1(4.5mg)および同じもののA 2(11.0mg)を得る。 鏡像異性体対A1 鏡像異性体対A2 下記の化合物を実施例5−1)と実質的に同様にして得る。実施例11−1) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1 −(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異 性体対A 実施例11−2) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール 実施例11−3) 3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)− 1−(1H −1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A 同じものの鏡像異性体対B 下記の化合物を実施例9−1)と実質的に同様にして得る。実施例12−1) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1 −(1H−1,2,4−トリアゾール-1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異 性体対A 実施例12−2) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1 −(1H− 1,2,4,−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オールの二塩酸塩 実施例12−3) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)− 1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像 異性体対Aの二塩酸塩 実施例12−4) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)− 1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像 異性体対Bの二塩酸塩 実施例13 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対Aを、ダイヤルのキラルセル−OD(ヘキサン:イソプロピルアル コール=71:29、流速3.0ml/min、紫外線波長240nm)を用い て、実施例10と実質的に同様にして分離して、鏡像異性体対A1および同じも ののA2を得る。 鏡像異性体対A1 鏡像異性体対A2 下記の化合物を実施例9−1)と実質的に同様にして得る。実施例14−1) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A1の二塩酸塩 実施例14−2) 3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル )−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの 鏡像異性体対A2の二塩酸塩 実施例15−1) 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩 実施例15−2) 2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン− 2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2− オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩 実施例16 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン −2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2 −オールの鏡像異性体対Aを、ダイセルのキラルセル-OD(ヘキサン:エタノ ール=50:50、流速3.0ml/min、紫外線波長240nm)を用いて 、実施例10と実質的に同様に分離して、鏡像異性体対A1および同じもののA 2を得る。 鏡像異性体対A1 鏡像異性体対A2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 [式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、 R3は任意に置換されたキノリル基またはそのオキシド、 XおよびYはそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ基または低級アルキル基、 をそれぞれ意味する。] で表される化合物または医薬として許容されるその塩。 2.式 [式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ請求項1の定義の通りである 。] で表される請求項1に記載の化合物。 3.R3がヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、 ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキル、低級アルキル チオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、アミノ、ニトロ、 シアノおよびカルボキシからなる群で任意に置換されたキノリル基またはそのN −オキシドである請求項2に記載の化合物。 4.R3がヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、 ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスル フィニル、低級アルキルスルホニル、シアノおよびカルボキシからなる群で任意 に置換されたキノリル基またはそのN−オキシドである請求項3に記載の化合物 。 5.R3がキノリル基、ヒドロキシキノリル基、ハロキノリル基、低級アルコ キシキノリル基、ハロ(低級)アルキルキノリル基、ハロ(低級)アルコキシキ ノリル基、低級アルキルキノリル基、低級アルキルチオキノリル基、低級アルキ ルスルフィニルキノリル基、低級アルキルスルホニルキノリル基、シアノキノリ ル基、カルボキシキノリル基、キノリル基のN−オキシドまたはハロキノリル基 のN−サオキシドである請求項4に記載の化合物。 6.式 [式中、R3、XおよびYはそれぞれ請求項5の定義の通りであり、 R1 aが低級アルキル基、 をそれぞれ意味する。] で表される請求項5に記載の化合物。 7.式 で表される化合物またはその塩の製造法であって、 (a)式 で表される化合物またはその塩を、式 で表される化合物またはその塩と反応させて、式 で表される化合物またはその塩を得るか;または (b)式 で表される化合物またはその塩の任意に置換されたキノリル基を酸化して、式 で表される化合物またはその塩を得るか;または (c)式 で表される化合物またはその塩の任意に置換されたキノリル基の低級アルコキシ 置換基を加水分解して、式 で表される化合物またはその塩を得るか;または (d)式 で表される化合物またはその塩の任意に置換されたキノリル基の低級アルキルチ オ置換基または低級アルキルスルフィニル置換基を酸化して、式 で表される化合物またはその塩を得るか;または (e)式 で表される化合物またはその塩の任意に置換されたキノリル基のシアノ置換基を 加水分解して、式 [式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りであり、 R3 aは任意に置換されたキノリル基、 R3 bは任意に置換されたキノリル基のN−オキシド、 R3 cは低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキ ノリル基、 R3 dはヒドロキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基、 R3 eは低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、さらに 好適な置換基で任意に置換されたキノリル基、 R3 fは低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、 さらに適な置換基で任意に置換されたキノリル基、 R3 gはシアノで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基 、 R3 hはカルボキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリ ル基、 をそれぞれ示す。] で表される化合物またはその塩を得ることを特徴とする製造法。 8.医薬として許容される担体または賦形剤とともに、請求項1に記載の化合 物または医薬として許容されるその塩を有効成分として含有する医薬組成物。 9.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩をヒトまたは 動物に投与することからなる、感染症を治療または予防する方法。 10.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩の医薬として の用途。 11.請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩の医薬の製造 への利用。
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