JPH0950248A - 表示パネルの吸着テーブル - Google Patents

表示パネルの吸着テーブル

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JPH0950248A
JPH0950248A JP7222760A JP22276095A JPH0950248A JP H0950248 A JPH0950248 A JP H0950248A JP 7222760 A JP7222760 A JP 7222760A JP 22276095 A JP22276095 A JP 22276095A JP H0950248 A JPH0950248 A JP H0950248A
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秀樹 池内
Tsukasa Kudo
司 工藤
Yoshinobu Hasegawa
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Micronics Japan Co Ltd
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NIPPON MAIKURONIKUSU KK
Micronics Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着テーブルの載置面に、大気に常に連通す
る空気溝を形成して、表示パネルを載置面から持ち上げ
るときに負荷が小さくなるようにし、また、その際の静
電気発生を少なくする。 【解決手段】 吸着テーブル22の載置面24に、液晶
表示パネルを吸着保持するための吸着溝26と、常に大
気に連通している空気溝28とが形成されている。空気
溝28は、同心の多数の矩形の溝からなり、吸着溝26
が形成されていない載置面領域のほぼ全てをカバーする
ように形成されている。空気溝28を構成するそれぞれ
の矩形の溝の4個の頂点に相当する部分には、それぞれ
空気流入通路32が連通している。空気流入通路32の
他端は大気に連通している。載置面24の対角線上には
4本の突き上げピン34が昇降可能に挿入されている。
この突き上げピン34で液晶表示パネルを載置面24か
ら持ち上げるときには、空気溝28から載置面24上に
空気が流入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気回路が形成
された表示パネルを負圧によって吸着保持する吸着テー
ブルに関する。この吸着テーブルは、例えば、表示パネ
ルを検査するためのプローバに組み込まれて使用され
る。吸着する表示パネルの例としては、液晶表示パネル
が代表的であるが、プラズマ・ディスプレイ・パネルな
どのその他の表示パネルであってもよい。
【0002】
【従来の技術】図8は、液晶表示パネルのプローバで用
いられる従来の吸着テーブル10の載置面11を示す平
面図である。この載置面11には吸着溝12が形成され
ていて、この吸着溝12に負圧を供給することにより、
載置面11の上に液晶表示パネルを吸着保持できる。吸
着溝12は、三重に形成された矩形の溝12a、12
b、12cを互いに連通することによって構成してい
る。この吸着溝12には、中央の負圧供給通路14から
負圧が供給される。負圧供給通路14は、吸着テーブル
10の内部に形成されていて、負圧源につながってい
る。液晶表示パネルを載置面11から持ち上げるときに
は、まず負圧を遮断して、負圧供給通路14を大気に開
放してから、4本の突き上げピン16を上昇させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9は、上述した従来
の吸着テーブルから液晶表示パネルを持ち上げるときの
側面図である。吸着溝12への負圧を遮断して、負圧供
給通路を経由して吸着溝12を大気に開放してから、突
き上げピン16を上昇させると、液晶表示パネル18が
上昇する。この場合に、液晶表示パネルの大型化(例え
ば650mm×550mm)に伴って、次のような問題
が生じている。第1に上昇時の負荷が大きくなる。第2
に静電気の影響が無視できなくなる。
【0004】まず、上昇時の負荷の問題を説明する。液
晶表示パネル18を持ち上げる前の状態は、液晶表示パ
ネル18の下面の大部分が、載置面11に接触した状態
にある。この接触部分のところでは、液晶表示パネル1
8が持ち上がる瞬間に液晶表示パネル18の下面と載置
面11との間に新たに空間20が形成されることにな
り、この空間20が瞬間的に負圧状態となる。すると、
この空間20に向かって、液晶表示パネル18の側面近
傍から矢印22に示すように空気が流入する。もちろ
ん、大気に開放された吸着溝12からも空間20に向か
って空気が流入するが、側面からの流入断面積の方が大
きいので、側面からの空気流入が主体となる。液晶表示
パネル18が大型化すると、空間20の負圧が空気流入
によって解消されるまでに時間がかかり、その間は、突
き上げピン16にかかる負荷が大きくなる。また、これ
により、液晶表示パネル18にも大きな曲げモーメント
が作用する。
【0005】次に、静電気の影響を説明する。液晶表示
パネル18の下面(ガラス基板)が載置面11(金属)
に接触している状態から持ち上がるときには、液晶表示
パネル18に静電気が発生する。液晶表示パネル18が
大型化して接触面積が大きくなると、離れるときに発生
する静電気の容量も大きくなる。さらに、上述のように
狭い空間20に空気が流入するときに、空気摩擦による
静電気も発生する。液晶表示パネル18が大型化する
と、この空気摩擦による静電気量も大きくなる。このよ
うな静電気は、液晶表示パネル内に形成されたトランジ
スタ回路を破壊する恐れがある。
【0006】なお、液晶表示パネルを非常にゆっくりと
上昇させれば、突き上げピンにかかる負荷もそれほど大
きくならず、また空気摩擦による静電気発生も少なくな
るが、液晶表示パネルを検査するサイクルタイムが長く
なり、好ましくない。
【0007】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、表示パネルを吸着テ
ーブルから持ち上げるときに負荷が小さくなるような吸
着テーブルを提供することにある。また、この発明の別
の目的は、表示パネルを吸着テーブルから持ち上げると
きに静電気の発生が少ない吸着テーブルを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の吸着テーブル
の載置面には、表示パネルを吸着保持するための負圧供
給通路が開口しているほかに、空気溝が形成されてい
る。この空気溝は空気流入通路を介して大気に連通して
いる。したがって、表示パネルを載置面から持ち上げる
ときに、表示パネルと載置面との間に形成された新たな
空間に空気溝から空気が流入する。これにより、表示パ
ネルを突き上げるときの突き上げピンに大きな負荷がか
からず、表示パネルを迅速に持ち上げることができる。
また、空気溝のおかげで空気摩擦が小さくなり、空気摩
擦による静電気発生が少なくなる。さらに、載置面に空
気溝が形成されているために、表示パネルと載置面との
接触面積が小さくなり、表示パネルが載置面から離れる
瞬間に発生する静電気量も少なくなる。
【0009】空気の流入抵抗を少なくするためにも、ま
た、表示パネルと載置面との接触面積を小さくするため
にも、空気溝が載置面に開口する部分の全面積は、載置
面の面積に対して、ある程度の割合を確保するのが好ま
しい。例えば、負圧を供給する部分の開口部と空気溝の
開口部との合計面積は載置面の面積の半分程度が好まし
い。少なくとも、空気溝の開口部の全面積は、載置面の
面積の4分の1以上とするのが適当である。
【0010】本発明の吸着テーブルで吸着保持する表示
パネルは、完成した表示パネルに限らず、製造途中のパ
ネル基板の状態のものも含む。液晶表示パネルを例にと
ると、液晶を注入する前の、配線パターンやトランジス
タが形成された状態のガラス基板の状態であってもよい
し、また、液晶を注入した後のガラス基板の状態であっ
てもよい。また、表示パネルとしては、液晶表示パネル
のほかに、プラズマ・ディスプレイ・パネルなどのその
他の表示パネルを吸着保持するものであってもよい。本
発明の吸着テーブルは、どのような装置で使用されても
よいが、典型的には、表示パネルを検査するためのプロ
ーバで使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の吸着テーブル
の一実施形態を示しており、吸着テーブルの載置面の平
面図である。この吸着テーブル22の載置面24は、一
辺が670mmの概略正方形をしており、その載置面2
4には、液晶表示パネルを吸着保持するための吸着溝2
6と、常に大気に連通している空気溝28とが形成され
ている。
【0012】図3は吸着溝26だけにクロスハッチング
を施して分かりやすくしたものである。吸着溝26は、
互いに同心の三重の矩形の溝26a、26b、26c
と、これらを互いに連通させるための溝26dからな
る。「矩形」の溝の意味は、載置面24に沿って延びた
形状が矩形であることを意味している。これらの溝の幅
はいずれも3mmである。この吸着溝26は、図1に示
す負圧供給通路30に連通していて、この負圧供給通路
30から負圧が供給される。
【0013】図4は空気溝28だけにクロスハッチング
を施して分かりやすくしたものである。空気溝28は、
矩形の形状となるように載置面24に沿って延びている
互いに同心の多数の溝28a、28b、…からなる。空
気溝28は、上述の吸着溝26が形成されていない載置
面領域のほぼ全てをカバーするように形成されている。
これらの溝28a、28b、…は、図1に示すように、
載置面24の対角線上に配置された空気流入通路32
a、32b、…にそれぞれ連通している。一つの矩形の
溝28aごとに、その矩形の4個の頂点に相当する部分
にそれぞれ空気流入通路32aが連通している。空気流
入通路32aの他端は後述するように大気に連通してい
る。空気溝28の幅は3mmである。載置面24上にお
いて、隣り合う空気溝28同志の間隔、及び空気溝28
と吸着溝26との間隔も同様に3mmである。したがっ
て、載置面24の表面積のうち、溝が形成されていない
部分の面積(液晶表示パネルと接触できる面積)は、載
置面24の面積の約半分である。残りの約半分の面積は
溝領域となる。
【0014】図1に戻って、載置面24の対角線上には
4本の突き上げピン34が昇降可能に挿入されている。
この突き上げピン34は、液晶表示パネルを載置面24
から持ち上げるのに用いられる。
【0015】図2は吸着テーブル22の底面図である。
底面36にはその対角線上にX字形の底面溝38が形成
されている。この底面溝38の幅は20mmである。こ
の底面溝38には、多数の空気流入通路32が開口して
いる。これらの空気流入通路32は、吸着テーブルの厚
さ方向に貫通しており、載置面側の空気溝28と底面側
の底面溝38とを連通する役割を果たしている。4本の
突き上げピン34は、X字形の底面溝38の部分で、吸
着テーブルの厚さ方向に貫通している。なお、突き上げ
ピン34の挿入箇所は、この底面溝38の部分に限る必
要はなく、その他の部分に挿入しても構わない。また、
底面36には負圧供給通路30が開口しており、この負
圧供給通路30は負圧源に連通可能である。
【0016】図6(A)は吸着テーブルの載置面の4分
の1だけを示す平面図であり、図6(B)は図6(A)
の6B−6B断面図、図6(C)は図6(A)の6C−
6C断面図、図6(D)は図6(A)の6D−6D断面
図である。
【0017】図6(B)において、載置面24側の吸着
溝26の深さは0.5mmであり、空気溝28の深さは
1mmである。吸着溝26の深さを浅くしたのは、吸着
時の応答性を考慮して吸着溝の容積を小さくするためで
ある。負圧供給通路30は吸着テーブルを厚さ方向に貫
通しており、この負圧供給通路30の一端は載置面側の
吸着溝26に連通しており、他端は負圧源に連通可能で
ある。負圧供給通路30の内径は3mmである。
【0018】図6(C)において、空気流入通路32は
吸着テーブルを厚さ方向に貫通しており、この空気流入
通路32の一端は載置面側の空気溝28に連通してお
り、他端は底面溝38に連通している。空気流入通路3
2の内径は3mmである。
【0019】図6(D)は底面溝38の長手方向に沿っ
た断面図であり、底面溝38と空気溝28とをつなぐ多
数の空気流入通路32が示されている。また、吸着テー
ブルを貫通して昇降する突き上げピン34も示されてい
る。
【0020】図5はこの吸着テーブルの使用方法を示す
側面図である。図5(A)において、吸着テーブル22
は支持台40の上に載っている。搬送アーム42によっ
て右から左に搬送されてきた液晶表示パネル44は、上
昇してきた4本の突き上げピン34で支持される。搬送
アーム42が右方向に後退すると、図5(B)の状態に
なる。この状態から突き上げピン34が下降して液晶表
示パネル44が吸着テーブル22の載置面24に載せら
れ、図5(C)の状態になる。それから、吸着溝に負圧
を供給することにより、液晶表示パネル44は吸着テー
ブル22の載置面に吸着保持される。
【0021】この吸着テーブルは液晶表示パネルのプロ
ーバに組み込まれており、吸着テーブル22に液晶パネ
ル44が吸着保持された状態で、液晶表示パネル44の
電極にプローブ針を接触させて、液晶表示パネル44の
検査が実施される。検査が終了したら、負圧供給通路と
負圧源との間の連通を遮断して、代わりに、負圧供給通
路に0.5秒間だけ圧縮空気を供給し、これにより吸着
溝の負圧を短時間で解消している。その後、負圧供給通
路を大気に連通させている。次に、突き上げピン34で
液晶表示パネル44を持ち上げてから、搬送アーム42
で液晶表示パネルを搬送する。
【0022】図7は、液晶表示パネル44を吸着テーブ
ル22の載置面24から持ち上げる瞬間を示した側面図
である。吸着溝は上述のように圧縮空気の導入により負
圧が解消されている。しかし、液晶表示パネル44の下
面と載置面24とが離れる瞬間に、その接触部分のとこ
ろに新しい空間46が形成されるので、この空間46が
一時的な負圧状態となる。この負圧となった空間46に
向かって、底面溝38と空気流入通路32と空気溝28
とを経由して、吸着テーブルの側面から大気が導入さ
れ、空間46の負圧状態は早期に解消される。この実施
例では、0.5秒の間に液晶表示パネル44が15mm
だけ上昇するように上昇速度が設定されているが、この
ような比較的速い速度で上昇しても、空間46に空気溝
28から空気が供給されて負圧が早期に解消されるの
で、突き上げピン34に大きな負荷がかからない。した
がって、液晶表示パネル44にも大きな負荷がかからな
い。また、載置面全体にくまなく配置された空気溝28
から空気が供給されるので、液晶表示パネルの側面近傍
から空気供給される従来例と比較すれば、空気摩擦によ
る静電気発生は格段に少なくなる。さらに、空気溝28
の存在により、液晶表示パネル44と載置面24との接
触面積は、液晶表示パネル44の表面積の半分程度にな
っているので、液晶表示パネル44が載置面24から離
れる際の静電気発生も少なくなる。
【0023】
【発明の効果】この発明の吸着テーブルは、載置面に空
気溝が形成されていて、この空気溝が大気に連通してい
るので、表示パネルを載置面から持ち上げるときに、突
き上げピンに大きな負荷がかからず、表示パネルを迅速
に持ち上げることができる。また、空気流入摩擦が小さ
くなり、静電気発生が少なくなる。さらに、表示パネル
と載置面との接触面積が小さくなり、表示パネルが載置
面から離れる瞬間に発生する静電気量も少なくなる。こ
のように静電気の発生が少なくなるので、表示パネルに
形成されたトランジスタなどの回路が破壊される恐れが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸着テーブルの一実施形態の平面図
である。
【図2】吸着テーブルの底面図である。
【図3】吸着溝だけにクロスハッチングを施した平面図
である。
【図4】空気溝だけをクロスハッチングを施した平面図
である。
【図5】吸着テーブルの使用方法を示す側面図である。
【図6】吸着テーブルの載置面の一部を示す平面図と各
部の断面図である。
【図7】液晶表示パネルを吸着テーブルの載置面から持
ち上げるときの側面図である。
【図8】従来の吸着テーブルの載置面を示す平面図であ
る。
【図9】従来の吸着テーブルから液晶表示パネルを持ち
上げるときの側面図である。
【符号の説明】
22 吸着テーブル 24 載置面 26 吸着溝 28 空気溝 30 負圧供給通路 32 空気流入通路 34 突き上げピン 36 底面 38 底面溝 40 支持台 42 搬送アーム 44 液晶表示パネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路が形成された表示パネルを負圧
    によって吸着保持する吸着テーブルにおいて、次の構成
    を備える吸着テーブル。 (イ)表示パネルを吸着保持する載置面。 (ロ)吸着テーブルの内部に形成されていて、一端が負
    圧源に連通可能であり、他端が前記載置面に開口してい
    る負圧供給通路。 (ハ)前記載置面に開口していて、載置面に沿って延び
    ている空気溝。 (ニ)吸着テーブルの内部に形成されていて、一端が大
    気に連通しており、他端が前記空気溝に連通している空
    気流入通路。
  2. 【請求項2】 前記空気溝の開口部の全面積は、前記載
    置面の表面積の4分の1以上であることを特徴とする請
    求項1記載の吸着テーブル。
  3. 【請求項3】 吸着テーブルの裏面に沿って底面溝が形
    成され、この底面溝の一端が前記空気流入通路に連通
    し、他端が吸着テーブルの側面に開口していることを特
    徴とする請求項1記載の吸着テーブル。
  4. 【請求項4】 吸着テーブルの載置面は矩形をしてお
    り、前記空気溝は同心の複数の矩形溝からなることを特
    徴とする請求項3記載の吸着テーブル。
  5. 【請求項5】 前記底面溝はX字形をしており、前記複
    数の矩形溝の頂点部分と前記X字形の底面溝との間に前
    記空気流入通路が形成されていることを特徴とする請求
    項4記載の吸着テーブル。
  6. 【請求項6】 前記載置面に沿って吸着溝が延びてい
    て、この吸着溝に前記負圧供給通路が連通していること
    を特徴とする請求項1記載の吸着テーブル。
  7. 【請求項7】 液晶表示パネルを吸着保持することを特
    徴とする請求項1記載の吸着テーブル。
  8. 【請求項8】 表示パネルのプローバに組み込まれたこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸着テーブル。
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