JPH09503209A - ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤 - Google Patents
ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤Info
- Publication number
- JPH09503209A JPH09503209A JP7510393A JP51039395A JPH09503209A JP H09503209 A JPH09503209 A JP H09503209A JP 7510393 A JP7510393 A JP 7510393A JP 51039395 A JP51039395 A JP 51039395A JP H09503209 A JPH09503209 A JP H09503209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effective amount
- therapeutically effective
- composition
- aromatic
- branched
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06008—Dipeptides with the first amino acid being neutral
- C07K5/06017—Dipeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic
- C07K5/06034—Dipeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic the side chain containing 2 to 4 carbon atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、in vivoファルネシル化によって修飾されるタンパク質RasのCAAX形態の同族体を包含する。これらのCAAX同族体はRasのファルネシル化を阻害する。更には、これらのCAAX同族体はRasファルネシルトランスフェラーゼの阻害剤として文献に記載されているものとは、チオール部分を持たない点が異なる。チオールの欠失により得られる独特の利点とは、動物の薬物動態挙動が改善され、急速な自動酸化や内在性チオールとのジスルフィド生成のようなチオール依存性化学反応が阻止され、全身性毒性が低下することである。これらのファルネシルトランスフェラーゼの阻害剤を含有する化学療法用組成物及び該組成物の製造方法も本発明に包含される。
Description
【発明の詳細な説明】発明の名称
ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤発明の背景
Ras遺伝子は結腸直腸癌、外分泌膵癌及び骨髄性白血病を含む多数のヒト癌
において活性化状態で存在する。Ras作用の生物学的及び生化学的研究による
と、Rasは、細胞を形質転換するためには血漿膜中に局在してGTPと結合し
ているはずなので、G調節タンパク質と同様に機能することが示されている(G
ibbs,J.ら, Microbiol.Rev.53:171−286 (
1989))。癌細胞中のRasの形態は、正常細胞中のRasタンパク質とは
区別される突然変異を有する。
少なくとも3種の翻訳後修飾がRas膜局在に関与し、これら3種の修飾はす
べてRasのC末端で行われる。RasC末端は“CAAX”即ち“Cys−A
aa1−Aaa2−Xaa”ボックスと呼称される配列形態を含む(Aaaは脂肪
族アミノ酸であり、Xaaは任意のアミノ酸である)(Willumsenら,
Nature 310:583−586 (1984))。他のタンパク質で
この形態を有するものには、Ras関連GTP結合タンパク
質(例えばRho、真菌交配因子)、核ラミン及びトランスデューシンのγサブ
ユニットがある。
Rasはイソプレノイドファルネシルピロリン酸(FPP)によりCys部位
でin vivoファルネシル化され、チオエーテル結合を形成する(Hanc
ockら, Cell 57:1167(1989); Caseyら, Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA 86:8323 (1989))
。更に、Ha−Ras及びN−RasはC末端Cysファルネシルアクセプター
の近傍のCys残基上にチオエステルを形成することによりパルミトイル化され
る(Gutierrezら, EMBO J.8:1093−1098(198
9); Hancockら,前出)。Ki−Rasはパルミチン酸アクセプター
Cysを欠失する。RasC末端の最後の3個のアミノ酸はタンパク分解により
除去され、新しいC末端がメチルエステル化される(Hancockら,前出)
。真菌交配因子及び哺乳動物核ラミンも同様の修飾ステップを受ける(Ande
reggら, J.Biol.Chem. 263.18236 (1988)
; Farnsworthら, J.Biol.Chem. 264:2042
2
(1989))。
Rasファルネシル化は、ロバスタチン(本出願人)及びコンパクチン(Ha
ncockら, 前出; Caseyら, 前出; Schaferら, Sc ience
245:379(1989))でin vivo阻害されることが
立証されている。これらの薬剤は、ポリイソプレノイド及びファルネシルピロリ
ン酸前駆物質の産生のための律速酵素であるHMG−CoAレダクターゼを阻害
する。前駆物質としてファルネシルピロリン酸を使用するファルネシル−タンパ
ク質トランスフェラーゼはRasファルネシル化の原因であることが示されてい
る(Reissら, Cell, 62:81−88 (1990); Sch
aberら, J.Biol.Chem., 265:14701−14704
(1990); Schaferら, Science, 249:1133−
1139 (1990); Manneら, Proc.Natl.Acad. Sci USA
, 87:7541−7545 (1990))。
ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害、及びそれによるRas
タンパク質のファルネシル化の阻害
は、Rasが正常細胞を癌細胞に変換するのを妨げる。本発明の化合物はRas
ファルネシル化を阻害し、後述するようにRas機能の主要な負の阻害剤として
作用し得る可溶性Rasを生成する。癌細胞中の可溶性Rasは主要な負の阻害
剤になり得るが、正常細胞中の可溶性Rasは阻害剤にならない。
Rasのシトソール局在(Cys−Aaa1−Aaa2−Xaaボックスファル
ネシル化シグナルドメイン不在)及び活性化(GTPに結合したままでGTPア
ーゼ活性減損)形態は膜結合Ras機能の主要な負のRas阻害剤として作用す
る(Gibbsら, Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:
6630−6634(1980))。正常GTPアーゼ活性を有するRasのシ
トソール局在形態は阻害剤として作用しない。Gibbsら,前出の文献はXe nopus
卵母細胞及び哺乳動物細胞におけるこの効果を報告した。
Rasファルネシル化を阻止するために本発明の化合物を投与すると、膜中の
Rasの量が減少するのみならず、Rasのシトソールプールが生成される。活
性化Rasを有する腫瘍細胞において、シトソールプールは膜結合Ra
s機能の別のアンタゴニストとして作用する。正常Rasを有する正常細胞中で
は、Rasのシトソールプールはアンタゴニストとして作用しない。ファルネシ
ル化を完全に阻止しない限り、他のファルネシル化タンパク質はその機能を維持
することができる。
化合物投与量を調節することにより、ファルネシル−タンパク質トランスフェ
ラーゼ活性を低下させるか又は完全に阻害することができる。化合物投与量を調
節することによりファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼ酵素活性を一部
低下させることは、酵素を使用する他の代謝プロセスの妨害に起因する望ましく
ない副作用を避けるために有用である。
これらの化合物及びその同族体はファルネシル−タンパク質トランスフェラー
ゼの阻害剤である。ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼはファルネシ
ルピロリン酸を使用して、Ras Cys−Aaa1−Aaa2−Xaa(CAA
X)ボックスのCysチオール基をファルネシル基で共有結合修飾する。HMG
−CoAレダクターゼを阻害することによりファルネシルピロリン酸生合成を阻
害すると、Ras膜局在がin vivoで阻止され、Ras
機能が阻害されるが、ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害は、
イソプレン生合成の一般的な阻害剤の場合よりも特異的であり、副作用が少ない
。
CAAX配列中にアミノ末端残基としてシステインを含むテトラペプチドがR
asファルネシル化を阻害することは既に立証されている(Schaberら,
前出; Reissら,前出, Reissら,PNAS, 88:732−
736 (1991))。このような阻害剤は、Rasファルネシル−トランス
フェラーゼ酵素の代用基質として機能しながら阻害し得るか、又は純粋に競合的
阻害剤であり得る(米国特許第5,141,851号、テキサス大学)。
Rasファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼ(FPTアーゼ)の阻害
剤は一般的な2種類が文献に記載されている。第1はファルネシル二リン酸(F
PP)の同族体であり、第2の阻害剤は酵素Rasのタンパク質基質と関係する
。文献に記載されているほとんど全てのペプチド性阻害剤は、タンパク質プレニ
ル化のシグナルであるCAAX形態と関係するシステイン含有分子である。この
一般論の例外としては、ペプチシンナミンとして公知の天然
産物種がある(Omuraら,J.Antibiotics 46:222(1
993))。一般に、CAAX誘導体からチオールが欠失すると、これらの化合
物の阻害効力が大幅に低下する。しかしながら、チオール基は恐らく薬物動態、
薬理性及び毒性に関してFPTアーゼ阻害剤の治療への適用を制限する。従って
、チオールの機能的代替物質が所望される。Ras基質と競合性の非チオールF
PTアーゼ阻害剤はペプチシンナミン以外には記載されておらず、本発明の主題
となる。
従って、本発明の目的は、チオール部分を持たず、腫瘍遺伝子Rasタンパク
質のファルネシルトランスフェラーゼ及び翻訳後機能化を阻害するテトラペプチ
ドを主成分とする化合物を開発することである。本発明の別の目的は、本発明の
化合物を含有する化学療法用組成物及び本発明の化合物の製造方法を開発するこ
とである。発明の要約
本発明は、in vivoファルネシル化によって修飾されるタンパク質Ra
sのCAAX形態の同族体を包含する。これらのCAAX同族体はRasのファ
ルネシル化を阻害する。更には、これらのCAAX同族体はRasファ
ルネシルトランスフェラーゼの阻害剤として文献に記載されているものとは、チ
オール部分を持たない点が異なる。チオールの欠失により得られる独特の利点と
は、動物の薬物動態挙動が改善され、急速な自動酸化や内在性チオールとのジス
ルフィド生成のようなチオール依存性化学反応が阻止され、全身性毒性が低下す
ることである。これらのファルネシルトランスフェラーゼの阻害剤を含有する化
学療法用組成物及び該組成物の製造方法も本発明に包含される。
本発明の化合物は式:
により表される。発明の詳細な説明
本発明の化合物はRasのファルネシル化を阻害する。本発明の第1の態様に
よると、Rasファルネシルトランスフェラーゼの阻害剤は式I:
(式中、
VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり;
R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル
ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ
るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク
ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も
しくは非分枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置
換されていてもよく;
X−Yは、
であり;
R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直
鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル鎖であり;
ZはH2又はOであり;
mは0、1又は2であり;
oは0、1、2又は3である)
の化合物又はその医薬的に許容可能な塩により表される。
本発明の第2の態様は、式Iの化合物のプロドラッグであって、式II:
(式中、
VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり;
R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル
ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ
るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク
ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も
しくは非分枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置
換されていてもよく;
X−Yは、
であり;
R6は置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えば炭素原子数1
〜8の分枝又は非分枝飽和鎖であり、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素
環で置換されていてもよく;
R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直
鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアル
キル基であり;
ZはH2又はOであり;
mは0、1又は2であり;
oは0、1、2又は3である)
の化合物又はその医薬的に許容可能な塩により表される。
本発明の第3の態様によると、ファルネシルトランスフェラーゼの阻害剤は式
III:
(式中、
VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり;
R2、R3及びR4は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスルホン
であり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あるい
は置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シクロヘ
キシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝もしく
は非分枝飽和鎖でもよく、
該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置換されていてもよく;
X−Yは、
であり;
R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直
鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル基であり;
ZはH2又はOであり;
nは0、1又は2であり;
mは0、1又は2であり;
oは0、1、2又は3である)
の化合物又はその医薬的に許容可能な塩により表される。
本発明の第4の態様は、式IIIの化合物のプロドラッグであって、式IV:
(式中、
VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり;
R2及びR3は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスルホンであり
得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あるいは置換
又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シクロヘキシル
、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝もしくは非分
枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置換されてい
ても
よく;
X−Yは、
であり;
R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直
鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル基であり;
ZはH2又はOであり;
nは0、1又は2であり;
mは0、1又は2であり;
oは0、1、2又は3である)
の化合物又はその医薬的に許容可能な塩により表される。
本発明の好適化合物は、
N−[2(S)−(ピロリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノイル
]イソロイシルメチオニンもしくはN−[2(S)−(ピペリジン−2−オン−
1−イル)−3−メチルブタノイル]イソロイシルメチオニン
又はその医薬的に許容可能な塩である。
本発明では、アミノ酸を以下に示すような慣用的な3文字及び1文字の略語で
表す。
本発明の化合物は不斉中心を有し、ラセミ化合物、ラセミ混合物として、また
個々のジアステレオマーとして生成し得、光学異性体を含む考えられる全ての異
性体が本発明に包含される。
本明細書で使用する「アルキル」とは、特定数の炭素原子を有する分枝鎖及び
直鎖飽和脂肪族炭化水素基を指すものとする。
本明細書で使用する複素環という用語は、飽和又は不飽和であり、炭素原子と
N、O、Sからなる群の中から選択される1〜4個のヘテロ原子とからなる安定
な5員〜7員単環式、安定な8員〜11員二環式又は安定な11員〜15員三環
式複素環を示し、上記定義の複素環のいずれかがベンゼン環に縮合した二環式基
も含まれる。複素環を安定構造がもたらされるような任意のヘテロ原子又は炭素
原子の位置で結合してもよい。このような複素環要素の例には、非制限的ではあ
るが、アゼピニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソキサゾリル、ベンゾフラザ
ニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル
、ベンゾチエニル、ベンゾキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、ジヒドロベ
ンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロ
ベンゾチオピラニルスルホン、フリル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イ
ミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリニル、
イソキノリニル、イソチ
アゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、モルホリニル、ナフチリ
ジニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、2−オキソピペラジニル、
2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニル
、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピロリ
ジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキサリニル、テトラヒドロ
フリル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、チアモルホリ
ニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアゾリル、チアゾリニル、チエノフリ
ル、チエノチエニル及びチエニルが含まれる。
本発明の化合物の医薬的に許容可能な塩は、例えば非毒性無機又は有機酸から
形成されるような本発明の化合物の慣用非毒性塩を含む。例えば、このような慣
用非毒性塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸
等のような無機酸から誘導される塩や、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコ
ール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、
パモ酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安
息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、
2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
エタンジスルホン酸、蓚酸、イセチオン酸、トリフルオロ酢酸等のような有機酸
から製造される塩が挙げられる。
本発明の化合物の医薬的に許容可能な塩は、慣用化学合成法により塩基性部分
を含む本発明の化合物から合成することができる。一般に、塩は遊離塩基を適切
な溶媒又は溶媒の種々の組み合わせ中で化学量論的量又は過剰量の所望の塩形成
無機又は有機酸と反応させることにより製造される。
本発明の化合物は、慣用ペプチド合成法及び後記する付加的方法によりその成
分アミノ酸から合成することができる。ペプチド合成の標準方法は例えば以下の
文献:Schroederら,“The Peptides”,Vol.I,A
cademic Press 1965; Bodanszkyら,“Pept
ide Synthesis”,Interscience Publishe
rs,1966; McOmie(編)“Protective Groups
in Organic Chemistry”,Plenum Press,
1973; Bar
anyら,“The Peptides:Analysis,Synthesi
s,Biology”,2,第1章,Academic Press,1980
,又はStewartら,“Solid Phase Peptide Syn
thesis”,第2版,Pierce Chemical Company,
1984に開示されている。これらの文献の教示は参考資料として本明細書の一
部とみなす。
以下の化学合成法の記述や実施例で使用する略語は以下の通りである:
Ac2O 無水酢酸;
Boc t−ブトキシカルボニル;
DBU 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデス−7−エン;
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン;
DME 1,2−ジメトキシエタン;
DMF ジメチルホルムアミド;
EDC 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−
3−エチル−カルボジイミド塩酸塩;
HOBT 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和
物;
Et3N トリエチルアミン;
EtOAc 酢酸エチル;
FAB 高速原子衝撃;
HOOBT 3−ヒドロキシ−1,2,2−ベンゾト
リアジン−4(3H)オン;
HPLC 高性能液体クロマトグラフィー;
MCPBA m−クロロペルオキシ安息香酸;
MsCl 塩化メタンスルホニル;
NaHMDS ナトリウムビス(トリメチルシリル)ア
ミド
py ピリジン;
TFA トリフルオロ酢酸;
THF テトラヒドロフラン;
本発明の化合物は、文献で公知であるか又は実験手順に例示されているような
他の標準操作(例えばエステル加水分解、保護基の開裂)に加えて、以下の反応
図式A〜Jに示す反応を使用することにより製造される。主要結合生成反応及び
ペプチド修飾反応は以下の通りである:
反応A 標準的な溶液相法又は固相法を用いたアミド結合生成及び保護基開裂
。
反応B シアノホウ水素化ナトリウム又は他の還元剤を用いたアルデヒドによ
るアミンの還元性アルキル化による還元ペプチドサブユニットの調製。
反応C アルキル又はアラルキルハライドによる還元ペプチドサブユニットの
アルキル化、又はシアノホウ水素化ナトリウム又は他の還元剤を用いたアルデヒ
ドによる還元ペプチドサブユニットの還元性アルキル化。
反応D 標準的な溶液相法又は固相法を用いたペプチド結合生成及び保護基開
裂。
反応E アミド部分のボラン還元による還元サブユニットの調製。
これらの反応を一連の順序で使用して本発明の化合物を生成してもよいし、こ
れらの反応を使用してフラグメントを合成し、次いで反応図式に示すアルキル化
反応で結合してもよい。
反応図式A 反応A
残基のカップリングによるアミド結合の生成
反応図式B 反応B
還元性アルキル化による還元ペプチドサブユニットの調製
反応図式C 反応C
還元ペプチドサブユニットのアルキル化/還元性アルキル化
反応図式D 反応D
残基のカップリングによるアミド結合の生成
反応図式E 反応E
ペプチドからの還元ジペプチドの調製
式中、RA及びRBは先に定義したようなR2、R3又はR4であり、XLは離脱基、
例えばBr-、I-又はMsO-であり、R8はR7が還元性アルキル化法によって
生成されるように規定される。
本発明のある化合物(X−Yはエテニレン又はエチレン単位である)は、反応
図式F、Gに示す反応シーケンスを用いて製造される。反応図式Fは、文献で公
知であるか又は実験手順に例示するような標準操作(例えばWeinrebアミ
ド形成、グリニャール反応、アセチル化、オゾン分解、Wittig反応、エス
テル加水分解、ペプチドカップリング反応、メシル化、ペプチド保護基の開裂、
還元性アルキル化等)を使用したアルケン等配電子体の製造を要
約したものである。主要反応は、Boc−アミノエノンから対応するsynアミ
ノアルコールへの立体選択的な還元(図式F、ステップB−1)と、立体特異的
な三フッ化ホウ素又は塩化亜鉛活性化有機マグネシオ、有機リチオ又は有機亜鉛
シアン化銅(I)SN 2’置換反応(図式F、ステップG)である。出発材料とし
ての光学的に純粋なN−Bocアミノ酸の使用及びこれらの2つの主要反応の使
用により、最終生成物の立体化学は明確に定義される。図式FのステップHでは
、ラクタム環が、4−クロロブチリルクロライドによる第一アミノ基のアシル化
及び塩基触媒環化によって形成される。
アルカン同族体は、反応図式Gに要約するような付加的な接触水素化ステップ
を含むことにより同様に製造される。
反応図式F
反応図式F(続き)
反応図式G
反応図式G(続き)
図式Hに要約する方法に従って本発明のオキサ等配電子体化合物を製造する。
アミノアルコール1をトリアルキルアミンの存在下、α−クロロアセチルクロラ
イドでアシル化してアミド2を得る。その後、THFのようなエーテル溶媒中で2
を脱プロトン化試薬(例えば水素化ナトリウム又はカリウムt−ブトキシド)
と反応させてモルホリノン3を得る。次いで、3を塩化メチレン中にてBOC無
水物及びDMAP(4−ジメチルアミノピリジン)で処理すると、N−Boc誘
導体4が得られる。適切な塩基、好ましくはNaHMDS[ナトリウムビス(ト
リメチルシリル)アミド]の存在下、THF/DME(1,2−ジメトキシエタ
ン)中で4をR3XL(XLはBr-、I-又はCl-のような離脱基である)でアル
キル化すると5が得られる。これをNaHMDSで再処理し、次いでプロトン化
して6aを得るか又はアルキルハライドR4Xを添加して6bを得る。あるいは
、アルドール縮合法により4から6aを製造することができる。即ち、4をNa
HMDSで脱プロトン化し、次いでカルボニル化合物R7R8COを添加すると付
加物7が得られる。メシル化し、その後DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデス−7−エン)の触
媒作用で除去するか又は7をピリジン中オキシ塩化リンで直接処理して7を脱水
し、オレフィン8を得ることができる。次いで、8を接触水素化すると6aが得
られる。6を水性THF中過酸化水素リチウムで直接加水分解すると、酸9bが
生成する。この変換を2段階法で、即ち6を塩酸中で加水分解して9aを得、次
いでこれをBOC−ON又はBOC無水物で誘導体化して9bを得る方が効果的
な場合がある。前述の参考文献に例示されている条件下で酸9bをα−アミノラ
クトン(例えばホモセリンラクトン等)又はアミノ酸エステルでペプチドカップ
リングして誘導体10を得る。10を塩化水素ガスで処理すると11が得られる
。これを4−クロロブチリルクロライドでアシル化する。塩基処理するとラクタ
ムが生成する。
図式H
図式H(続き)
図式H(続き)
図式Iに示す方法に従って本発明のチア、オキソチア及びジオキソチア等配電
子体化合物を製造する。アミノアルコール1をBOC2Oで誘導体化して15を
得る。15をメシル化し、次いで炭酸セシウムの存在下、α−メルカプト酢酸メ
チルと反応させてスルフィド16を得る。16中のBOC基をTFAで除去し、
次いでジイソプロピルエチルアミンで中和すると、ラクタム17が得られる。1 7
をDMAPが触媒するTHF中でBOC無水物と反応させて、N−BOC誘導
体18を得る。その後、NaHDMSを脱プロトン化試薬として用いて、18を
THF/DME中、アルキルハライドR3X、R4Xでアルキル化すると19が生
成する。19を塩酸中で加水分解すると20aが得られ、
これをBoc無水物で誘導体化すると20bが得られる。前述の参考文献に例示
されているような慣用的な条件下で、20bをα−アミノラクトン(例えばホモ
セリンラクトン等)又はアミノ酸エステルでカップリングすると21が得られる
。MCPBA(m−クロロペルオキシ安息香酸)を使用すると、スルフィド21
が容易に酸化してスルホン22になる。塩化水素ガスで処理すると、21又は2 2
のN−BOC基が容易に除去される。得られた塩酸アミン23を前述のような
ラクタムに変換することができる。
図式I
図式I(続き)
本発明の化合物は、Rasの翻訳後プロセッシング及び機能的Rasタンパク
質の生合成の第1ステップを触媒するRasファルネシルトランスフェラーゼを
阻害する。これらの化合物は哺乳動物、特にヒトの薬剤として有用である。これ
らの化合物は癌の治療用として患者に投与することができる。本発明の化合物で
治療可能な癌の種類の例を非限定的に挙げると、結腸直腸癌、外分泌膵癌及び骨
髄性白血病である。
本発明の化合物は哺乳動物、好ましくはヒトに投与する際、単独で投与しても
よいが、好ましくは標準医薬プラクティスに従って任意にミョウバン等の既知ア
ジュバントと共に、医薬上許容可能なキャリヤー又は希釈剤と組み合わせて医薬
組成物で使用する。化合物は経口投与してもよいし、静脈内、筋肉内、腹腔内、
皮下、直腸内及び局所投与等の腸管外経路で投与してもよい。
本発明の化学療法用化合物を経口使用するには、選択された化合物を例えば錠
剤又はカプセルの形態で投与してもよいし、水溶液又は懸濁液として投与しても
よい。経口用錠剤の場合、一般に使用されるキャリヤーはラクトース及びコーン
スターチであり、一般にステアリン酸マグネシウ
ム等の滑剤を加える。カプセル形態で経口投与するのに有用な希釈剤はラクトー
ス及び乾燥コーンスターチである。経口用水性懸濁液が必要な場合には、活性成
分を乳化剤及び懸濁剤と組み合わせる。必要に応じて所定の甘味剤及び/又は香
味剤を添加してもよい。筋肉内、腹腔内、皮下及び静脈内投与の場合には、通常
は活性成分の無菌溶液を調製し、溶液のpHを適切に調節及び緩衝すべきである
。静脈内投与の場合には、製剤を等張にするように溶質の総濃度を調節すべきで
ある。
本発明は更に、治療薬として有効な量の本発明の化合物を医薬上許容可能なキ
ャリヤー又は希釈剤の存在下又は不在下で投与する、癌の治療に有用な医薬組成
物を包含する。本発明の適切な組成物は、本発明の化合物と例えば7.4のpH
値の薬理的に許容可能なキャリヤー(例えば食塩水)とを含有する水溶液を含む
。溶液は局所凝縮塊注入により患者の筋肉内血流中に導入してもよい。
本発明の化合物をヒトに投与する場合、1日の投与量は、一般に個々の患者の
年齢、体重、応答及び患者の症状の重度に応じて処方医師により決定される。
1適用例によると、適切な量の化合物を癌治療中の哺乳
動物に投与する。投与量は約0.1mg/kg体重/日〜約20mg/kg体重
/日、好ましくは0.5mg/kg体重/日〜約10mg/kg体重/日である
。
実施例
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。使用する特定の材料、種類
及び条件は本発明を具体的に説明することを目的とし、発明の妥当な範囲を制限
するものではない。
実施例に記載する標準的な作業は、溶媒抽出し、適宜有機溶液を10%クエン
酸、10%重炭酸ナトリウム及びブラインで洗浄することである。溶液を硫酸ナ
トリウムで脱水し、回転蒸発器で真空蒸発させる。
実施例1 N−[2(S)−(ピロリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノイル ]イソロイシルメチオニンの製造 ステップA:
N−4−クロロブタノイルバリルイソロイシルメチオニンメチル
エステルの製造
標準的な溶液相合成法を用いて、バリルイソロイシルメチオニンメチルエステ
ルの塩酸塩を得た。このトリペプチド(150mg,0.38mmol)の塩化
メチレン(1
0mL)0℃懸濁液に、ピリジン(61mL,0.75mmol)、43mLの
4−クロロブタノイルクロライド(0.38mmol)及び5滴のDMFを添加
した。混合物を0℃で15分間、次いで室温で一晩撹拌した。反応物を上記標準
的作業で処理して130mgの粗生成物を得た。この材料をシリカゲルのクロマ
トグラフィー(98:2の塩化メチレン:メタノール)で精製し、エーテルと塩
化メチレンとの混合物で摩砕した。固体生成物の重量は70mgであった。ステップB:
N−[2(S)−(ピロリジン−2−オン−1−イル)−3−メ
チルブタノイル]イソロイシルメチオニンの製造
ステップAの生成物を5mLのメタノール中に懸濁させ、0.6mLの1N
NaOHを添加した。1時間後、メタノールを蒸発させ、残留物を水に溶解し、
濾過した。濾液を酸性にし、生成物を酢酸エチル中に抽出した。標準的な処理の
後、固体が得られた。これを水及びエーテルで洗浄した。乾燥後の固体重量は2
5mgであった。FAB質量スペクトルm/z=430(M+1)。
C20H35N3O5S・0.2H2Oの元素分析計算値:C
55.46;H8.24;N9.70。
実測値:C55.45;H7.88;N9.61。
実施例2 N−[2(S)−(ピペリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノイル ]イソロイシルメチオニンの製造 ステップA:
N−(5−クロロペンタノイル)バリンメチルエステルの製造
実施例1、ステップAの方法を用いて、バリンメチルエステルと5−クロロペ
ンタノイルクロライドとをカップリングして、N−(5−クロロペンタノイル)
バリンメチルエステルを得た。ステップB:
2(S)−(ピペリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブ
タン酸メチルの製造
105mg(0.42mmol)のステップAの生成物の乾燥THF(10m
L)溶液を17mg(0.43mmol)の油中60%NaH分散液で0℃で1
時間処理した。TLC分析により出発材料が存在することが判明し、2mLのD
MFを添加した。0℃で1.5時間後に溶媒を蒸発させ、混合物を標準法で処理
すると、90mgの生成物が得られた。ステップC:
2(S)−(ピペリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブ
タン酸の製造
ステップBの生成物を4mLのメタノールに溶解し、0.85mLの1N N
aOHを添加した。この混合物を一晩撹拌し、溶媒を蒸発させた。残留物を水に
溶解し、濾過し、酸性にした。酢酸エチルで抽出し、標準法で処理すると、30
mgの表題化合物が得られた。ステップD
: N−[2(S)−(ピペリジン−2−オン−1−イル)−3−メ
チルブタノイル]イソロイシルメチオニンの製造
標準プロトコルを用いてステップCの生成物をジペプチドイソロイシルメチオ
ニンメチルエステルにカップリングした。メチオニンエステルの鹸化後、表題化
合物が得られた。この材料の1H−NMRによれば、バリン残基がラセミ化して
いるためにこの材料はジアステレオマーの1:1混合物であった。
実施例3 Rasファルネシルトランスフェラーゼのin vitro阻害
ウシ脳のファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ
(FTアーゼ)を、DEAE−Sephacel(Pharmacia,0→0
.8M NaCl勾配溶離)、N−オクチルアガロース(Sigma,0→0.
6M NaCl勾配溶離)及びモノQ HPLCカラム(Pharmacia,
0→0.3M NaCl勾配)でクロマトグラフィー処理した。Ras−CVL
S(3.5mM)、0.25mM[3H]FPP及び所定の化合物を、部分精製
ウシ酵素調製物又は組換えヒト酵素調製物と共にインキュベートした。以下の表
1に示すFTアーゼデータは、Pomplianoら,Biochemistr
y 31,3800(1992)に記載のように、被験化合物のRASファルネ
シル化に対するin vitro阻害効力を示している。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/445 9454−4C A61K 31/445
38/55 ADU 9284−4C C07D 211/76
C07D 211/76 7019−4C 233/32
233/32 9051−4C 263/14
263/14 9283−4C 277/14
277/14 9283−4C 279/06
279/06 8517−4H C07K 5/083
C07K 5/083 9152−4B C12N 9/99
C12N 9/99 9051−4C A61K 37/64 ADU
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E
E,FI,GE,HU,JP,KG,KR,KZ,LK
,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,
PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,U
S,UZ
(72)発明者 ギウリアーニ,エリザベス・エー
アメリカ合衆国、ペンシルバニア・19446、
ランスデール、グワイネデール・ウエイ・
1333
(72)発明者 グリハム,サミユエル・エル
アメリカ合衆国、ペンシルバニア・19473、
シユウエンクスビレ、ワイドルンド・ドラ
イブ・325
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I: (式中、 VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり; R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も しくは非分枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置 換されていてもよく; X−Yは、 であり; R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直 鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル鎖であり; ZはH2又はOであり; mは0、1又は2であり; oは0、1、2又は3である) で表されるRasファルネシルトランスフェラーゼを阻害する化合物又はその医 薬的に許容可能な塩。 2.式II: (式中、 VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり; R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も しくは非分枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置 換されていてもよく; X−Yは、 であり; R6は置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えば炭素原子数1 〜8の分枝又は非分枝飽和鎖であり、脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環 で置換されていてもよく; R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直 鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアル キル基であり; ZはH2又はOであり; mは0、1又は2であり; oは0、1、2又は3である) で表される請求項1に記載の化合物のプロドラッグ又はその医薬的に許容可能な 塩。 3.式III: (式中、 VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり; R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も しくは非分枝飽和鎖でもよ く、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置換されていてもよく; X−Yは、 であり; R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直 鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル基であり; ZはH2又はOであり; nは0、1又は2であり; mは0、1又は2であり; oは0、1、2又は3である) で表されるRasファルネシルトランスフェラーゼを阻害する化合物又はその医 薬的に許容可能な塩。 4.式IV: (式中、 VはCH2、O、S、HN又はR7Nであり; R2、R3、R4及びR5は独立して、メチオニンスルホキシド又はメチオニンスル ホンであり得るその酸化形態を含む天然に存在するアミノ酸の側鎖であるか、あ るいは置換又は非置換脂肪族、芳香族又はヘテロ芳香族基、例えばアリル、シク ロヘキシル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル又は炭素原子数2〜8の分枝も しくは非分枝飽和鎖でもよく、該脂肪族置換基は芳香族環又は芳香族複素環で置 換さ れていてもよく; X−Yは、 であり; R7は芳香族又はヘテロ芳香族基で置換されていてもよい炭素原子数1〜6の直 鎖又は分枝鎖炭化水素から成るアルキル基であり; ZはH2又はOであり; nは0、1又は2であり; mは0、1又は2であり; oは0、1、2又は3である) で表される請求項3に記載の化合物のプロドラッグ又はその医薬的に許容可能な 塩。 5.N−[2(S)−(ピロリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノ イル]イソロイシルメチオニンもしくはN−[2(S)−(ピペリジン−2−オ ン−1−イル)−3−メチルブタノイル]イソロイシルメチオニン又はその医薬 的に許容可能な塩であるファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼを阻害す る請求項1に記載の化合物。 6.N−[2(S)−(ピロリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノ イル]イソロイシルメチオニン又はその医薬的に許容可能な塩であるファルネシ ル−タンパク質トランスフェラーゼを阻害する化合物。 7.N−[2(S)−(ピペリジン−2−オン−1−イル)−3−メチルブタノ イル]イソロイシルメチオニン又はその医薬的に許容可能な塩であるファルネシ ル−タンパク質トランスフェラーゼを阻害する化合物。 8.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項1に記載の化合物が分散 してなる医薬組成物。 9.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項2に記載の化合物が分散 してなる医薬組成物。 10.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項3に記載の化合物が分 散してなる医薬組成物。 11.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項4に記載の化合物が分 散してなる医薬組成物。 12.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項6に記載の化合物が分 散してなる医薬組成物。 13.医薬キャリヤー中に治療薬として有効な量の請求項7に記載の組成物が分 散してなる医薬組成物。 14.治療薬として有効な量の請求項8に記載の組成物をそれを必要とする非ヒ ト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質のファルネシル化の阻害方 法。 15.治療薬として有効な量の請求項9に記載の組成物をそれを必要とする非ヒ ト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質のファルネシル化の阻害方 法。 16.治療薬として有効な量の請求項10に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質のファルネシル化の阻害 方法。 17.治療薬として有効な量の請求項11に記載の組成物 をそれを必要とする非ヒト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質の ファルネシル化の阻害方法。 18.治療薬として有効な量の請求項12に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質のファルネシル化の阻害 方法。 19.治療薬として有効な量の請求項13に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなるRasタンパク質のファルネシル化の阻害 方法。 20.治療薬として有効な量の請求項8に記載の組成物をそれを必要とする非ヒ ト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。 21.治療薬として有効な量の請求項9に記載の組成物をそれを必要とする非ヒ ト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。 22.治療薬として有効な量の請求項10に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。 23.治療薬として有効な量の請求項11に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。 24.治療薬として有効な量の請求項12に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。 25.治療薬として有効な量の請求項13に記載の組成物をそれを必要とする非 ヒト哺乳動物に投与することからなる癌の治療方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/130,032 US5468733A (en) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US130,032 | 1993-09-30 | ||
| PCT/US1994/010872 WO1995009000A1 (en) | 1993-09-30 | 1994-09-26 | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09503209A true JPH09503209A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=22442732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7510393A Pending JPH09503209A (ja) | 1993-09-30 | 1994-09-26 | ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5468733A (ja) |
| EP (1) | EP0730467A4 (ja) |
| JP (1) | JPH09503209A (ja) |
| AU (1) | AU677719B2 (ja) |
| CA (1) | CA2172126A1 (ja) |
| WO (1) | WO1995009000A1 (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5661161A (en) * | 1994-09-29 | 1997-08-26 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| EP0783517A2 (en) * | 1994-09-29 | 1997-07-16 | Merck & Co. Inc. | Thiol-free inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5652257A (en) * | 1994-09-29 | 1997-07-29 | Merck & Co., Inc. | Heterocycle-containing inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5624936A (en) * | 1995-03-29 | 1997-04-29 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5627202A (en) * | 1995-03-29 | 1997-05-06 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5756528A (en) * | 1995-06-06 | 1998-05-26 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5972984A (en) * | 1995-06-06 | 1999-10-26 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| GB9515975D0 (en) | 1995-08-04 | 1995-10-04 | Zeneca Ltd | Chemical compounds |
| US5703241A (en) * | 1995-10-16 | 1997-12-30 | Merck & Co., Inc. | Inhibitor of farnesyl-protein transferase |
| GB2306482A (en) * | 1995-10-16 | 1997-05-07 | Merck & Co Inc | Dipeptidyl inhibitor of farnesyl-protein transferase |
| US6127366A (en) * | 1995-11-22 | 2000-10-03 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| GB9604311D0 (en) * | 1996-02-29 | 1996-05-01 | Merck & Co Inc | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5914332A (en) * | 1995-12-13 | 1999-06-22 | Abbott Laboratories | Retroviral protease inhibiting compounds |
| US5981562A (en) * | 1996-01-30 | 1999-11-09 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| JP2000504017A (ja) * | 1996-01-30 | 2000-04-04 | メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド | ファルネシル―タンパク質転移酵素の阻害剤 |
| AU703203B2 (en) * | 1996-01-30 | 1999-03-18 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5968965A (en) * | 1996-01-30 | 1999-10-19 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US6028201A (en) * | 1996-01-30 | 2000-02-22 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US6946468B1 (en) | 1996-08-17 | 2005-09-20 | Zeneca Limited | 3-mercaptopyrrolidines as farnesyl protein transferase inhibitors |
| GB9930318D0 (en) | 1999-12-22 | 2000-02-09 | Zeneca Ltd | Novel compounds |
| GB9930317D0 (en) | 1999-12-22 | 2000-02-09 | Zeneca Ltd | Novel compounds |
| ES2865504T3 (es) | 2008-10-16 | 2021-10-15 | Univ Johns Hopkins | Procedimientos y composiciones para la mejora de la función cognitiva |
| AU2011215870B2 (en) | 2010-02-09 | 2016-01-28 | The Johns Hopkins University | Methods and compositions for improving cognitive function |
| US20140206667A1 (en) | 2012-11-14 | 2014-07-24 | Michela Gallagher | Methods and compositions for treating schizophrenia |
| WO2014144663A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | The Johns Hopkins University | Methods and compositions for improving cognitive function |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5238922A (en) * | 1991-09-30 | 1993-08-24 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl protein transferase |
| US5340828A (en) * | 1991-09-30 | 1994-08-23 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl protein transferase |
-
1993
- 1993-09-30 US US08/130,032 patent/US5468733A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-26 AU AU78435/94A patent/AU677719B2/en not_active Ceased
- 1994-09-26 JP JP7510393A patent/JPH09503209A/ja active Pending
- 1994-09-26 CA CA002172126A patent/CA2172126A1/en not_active Abandoned
- 1994-09-26 EP EP94929347A patent/EP0730467A4/en not_active Withdrawn
- 1994-09-26 WO PCT/US1994/010872 patent/WO1995009000A1/en not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2172126A1 (en) | 1995-04-06 |
| EP0730467A4 (en) | 1999-01-13 |
| AU7843594A (en) | 1995-04-18 |
| EP0730467A1 (en) | 1996-09-11 |
| WO1995009000A1 (en) | 1995-04-06 |
| US5468733A (en) | 1995-11-21 |
| AU677719B2 (en) | 1997-05-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09503209A (ja) | ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤 | |
| JP2568358B2 (ja) | ファルネシル蛋白質トランスフェラーゼの阻害剤 | |
| US5480893A (en) | Inhibitors of farnesyl protein transferase | |
| US5439918A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5491164A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5585359A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5576313A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5576293A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| JPH10506900A (ja) | ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤 | |
| CZ107095A3 (en) | Compounds inhibiting fernesylproteintransferase and precursors thereof, pharmaceutical composition containing thereof and the use of such compounds for preparing pharmaceutical preparations | |
| JPH08502972A (ja) | ファルネシル−タンパク質トランスフェラーゼの阻害剤 | |
| JPH09500109A (ja) | ファルネシル蛋白質トランスフェラーゼの阻害剤 | |
| US5571835A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5753650A (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| AU689651B2 (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| US5652257A (en) | Heterocycle-containing inhibitors of farnesyl-protein transferase | |
| CA2201351A1 (en) | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |