JPH09503393A - 二本鎖dnaの核酸類似体による誘導転写 - Google Patents

二本鎖dnaの核酸類似体による誘導転写

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JPH09503393A JP7514828A JP51482895A JPH09503393A JP H09503393 A JPH09503393 A JP H09503393A JP 7514828 A JP7514828 A JP 7514828A JP 51482895 A JP51482895 A JP 51482895A JP H09503393 A JPH09503393 A JP H09503393A
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Abstract

(57)【要約】 DNAと転写開始部位を形成することができるPNA型の1個又は2個以上のオリゴ核酸類似体を所望の転写開始部位で鋳型とハイブリダイズさせて複合体を形成させ、そしてこの複合体をヌクレオシド三リン酸の存在下にDNA依存性RNAポリメラーゼの作用に付することにより、二本鎖DNA鋳型からRNAが転写される。転写開始部位の下流にブロックを置くことにより又はかかる選択された位置で鋳型を切断することにより、等しい長さの転写物を得ることができる。この開始部位は、DNAの一本鎖のPNAハイブリダイゼーションによる置換により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】二本鎖DNAの核酸類似体による誘導転写 本発明は二本鎖DNAのインビトロ転写開始のための部位を作成すること、そ れによるRNA転写物の生産、そのような転写物の増幅及び/又は検出及びこれ らに基づくインビトロ診断技法を目的とする、天然に生ずる核酸の類似体の使用 に関する。 WO92/20703(PNA’s)に記載された核酸塩基のようなペンダン ドリガンドを持つペプチド又は類似のバックボーンを有する核酸の類似体類は幾 つかの異常な性質をもっている。これらには、一方のDNA鎖に配列が相補的な PNAの二本鎖が他方のDNA鎖と置き換わってDNAとハイブリダイズして二 本鎖DNAと複合体を形成する能力が含まれる。配列特異性は高レベルにあるこ とが示された。 対応する配列のRNA鎖を形成するDNAの転写は、自然界ではRNAポリメ ラーゼによる又は補助転写因子による二本鎖DNAプロモーター領域の配列特異 的認識によって開始される。続いて、転写開始可能な複合体が形成される。この 複合体は、合成されるRNA鎖と対となる塩基に対する鋳型鎖の塩基が露出する ようにDNAヘリックスの約12個の塩基対が溶解している。大腸菌ポリメラー ゼやファージT7RNAポリメラーゼは、RNA/DNA二本鎖と一本鎖DNA のDループとを含む合成された“RNA/DNAバブル二本鎖”を転写開始の目 的に利用することができる。 われわれはここに、開始がPNAと二本鎖DNAの間に形 成される一本鎖置換複合体から同様に開始することができることを発見した。こ れは、二本鎖鋳型から一本鎖転写物を調製する容易かつ単純な方法を入手すると いう期待を提供する。 一般的に、DNA配列を同定する技法は一本鎖型のDNAの作成に依存する。 いったん一本鎖となれば、DNAは相補的配列のプローブにハイブリダイズする ことができ、そしてこのようなハイブリダイゼーションは種々の方法で検出する ことができる。二本鎖鋳型DNAからのRNAの転写は、検出用の一本鎖産物を 取得する方法の別法を提供し、そしてこの方法は元のDNAの変性処理と異なり 、検出プロセスで競合し得る相補的な一本鎖の同等量の存在を回避する。 さらに、RNA転写物の作成は、ポリメラーゼ連鎖反応を使用することなく、 そして3SR増幅技法に通常伴う困難の多くを避けて元のDNA配列の増幅のた めの路を拓くものである。3SRでは、出発RNAを、まずそれをT7ポリメラ ーゼプロモーター配列を含むように構築されたDNAプライマーにハイブリダイ ズさせることにより増幅する。プライマーDNA/鋳型RNAを逆転写酵素によ りそのDNA鎖中で伸長し、このRNA鎖をRNアーゼHで消化し、生ずる一本 鎖DNA転写物を逆転写酵素で二本鎖としてT7RNAポリメラーゼによる転写 のための鋳型を提供し、多数のRNAコピーを作成する。このプロセスはT7プ ロモーター配列の下流の正確な配列を持つDNAプライマーの構築に左右される 。それはさらに目的の核酸配列をRNAの形で取得すること に依存する。 しかしながら、本発明によれば、二本鎖DNAの形で得られる目的の核酸配列 は、核酸類似体のプライマーすなわち多重プライマー配列を合成することにより 多重一本鎖RNAコピーとして増幅され得る。これは、先行技術法よりも一般的 にはるかに直接的な方法である。産生されたRNA転写物は必要であればDNA に変換することができる。 従って、本発明は二本鎖DNA鋳型からRNAを転写する方法であって、所望 の転写開始部位で該DNAと転写開始部位を形成することができる1又は2個以 上のオリゴ核酸類似体を該鋳型にハイブリダイズさせることにより複合体を形成 させ、そして該複合体をヌクレオシド三リン酸の存在下にDNA依存性RNAポ リメラーゼの作用に付することを含んでなる方法を提供する。 また、1対の該オリゴ核酸類似体は、該DNAにその同一又は異なる鎖上の隔 てられた位置でハイブリダイズさせられる。 該オリゴ核酸の対は、好ましくは該DNAの0〜10塩基対、さらに好ましく は0〜5塩基対だけ隔てられる。 該オリゴ核酸類似体又はそのそれぞれはまた、5〜60核酸類似体単位の長さ を有することが好ましい。 該所望の開始部位の下流の位置に転写に対するブロックを置き該転写の転写物 の長さを等しくすることもできる。該ブロックを作成する方法としては、転写を ブロックすることができるオリゴ核酸類似体を該DNAにハイブリダイズさせる 方法が適当である。そうしなければ、個々の転写事象は開始部位の下流で不規則 に終了し、長さのさまざまな長い転写産物を生成する。 転写物の長さは、転写前に特定の下流位置で制限酵素によりDNA鋳型を切断 することによっても制御することができる。 転写開始部位を形成することができる核酸類似体は、アミノエチルグリシンバ ックボーン又はポリアミド、ポリチオアミド、ポリスルフィンアミド及びポリス ルホンアミドなどの他の同様なバックボーンに付着した核酸塩基を有する化合物 、すなわちわれわれがペプチド核酸すなわちPNAと呼ぶ化合物であることが好 ましい。この種の化合物はRNAとDNAの両者に驚くべき程強くそして配列特 異的に結合する。 このタイプの化合物の合成はWO92/20703に詳細に記載されている。 RNA、ssDNA又はdsDNAのPNAによる認識は少なくとも5塩基長 の配列において生じ得る。より好ましい認識配列長は5〜60塩基対長である。 10塩基と20塩基の間の配列は特に興味がある。なぜならこれは原核生物及び 真核生物のユニークDNA配列が見出される範囲であるからである。17〜18 塩基配列は、ヒトゲノムのユニーク配列の長さであるから特に興味深い。 使用される核酸類似体は、核酸の相補的配列にハイブリダイズし、該類似体と 該核酸の配列に相当する通常のデオキシリボ核酸間のハイブリッドよりも熱変性 に対してより安定な ハイブリッドを形成し得ることが好ましい。 また、使用される核酸類似体又はそのいずれも、該バックボーンがポリアミド バックボーンであり、該リガンドがそれぞれ該バックボーンのアザ窒素原子に直 接又は間接に結合しており、そして窒素原子を持つ該リガンドが主として該バッ クボーンの中で4〜8個の介入原子だけ相互に隔てられている、ペプチド核酸で あることが好ましい。 また、使用される核酸類似体は、一方の鎖が該類似体に相補的な配列を有して おりそのため該類似体が他方の鎖を該一方の鎖から置き換えることができる二本 鎖核酸にハイブリダイズすることができることが好ましい。 さらに、本発明の使用に好適なPNA化合物は下記式を有する、 式中、nは少なくとも2であり、L1〜Lnはそれぞれ独立に、水素、水酸基、( C1〜C4)アルカノイル基、天然に生ずる核酸塩基類、天然に生じない核酸塩基 類、芳香族部分、DNAインターカーレーター類、核酸塩基結合基、複素環部分 、及びレポーターリガンド類からなる群より選択されるものであり、 C1〜Cnはそれぞれ(CR67−)yであり(好ましくはCR67、CHR6C HR7又はCR67CH2)、ここでR6は水素であり、R7は天然に生ずるαアミ ノ酸類の側鎖からなる群より選択されるものであり、又はR6とR7は独立に水素 、(C2〜C6)アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、水 酸基、(C1〜C6)アルコキシ基、(C1〜C6)アルキルチオ基、NR34及び SR5からなる群より選択されるものであり、ここでR3とR4は以下に定義され 、R5は水素、(C1〜C6)アルキル基、水酸基、アルコキシ基、又はアルキル チオ置換(C1〜C6)アルキル基であり、又はR6とR7は一緒になって脂環系又 は複素環系を作り、 D1〜Dnはそれぞれ、(CR67z(好ましくはCR67、CH2CR67、又 はCHR6CHR7)であり、ここでR6とR7は上記のように定義される、 y及びzはそれぞれゼロ又は1〜10の整数であり、y+zの和は少なくとも2 であり、好ましくは2より大きく10以下、例えば3であり、 G1〜Gn-1はそれぞれ−NR3CO−、−NR35−、−NR3SO−、又は−N R3SO2−でありいずれの方向でもよく、ここでR3は以下に定義される、 A1〜An及びB2〜Bnはそれぞれ以下のものから選択される、 (a)Aは式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の群であり、かつBはN又はR3+ であり、又は (b)Aは式(IId)の群であり、かつBはCHであり、 式中、XはO、S、Se、NR3、CH2又はC(CH32であり、 Yは単結合、O、S又はNR4であり、 pとqはそれぞれゼロ又は1〜5の整数であり、p+qの和は10以下であり、 rとsはそれぞれゼロ又は1〜5の整数であり、r+sの和は10以下であり、 R1とR2はそれぞれ独立に水素、水酸基−,アルコキシ基−,又はアルキルチオ 基−で置換されていてもよい(C1〜C4)アルキル基、水酸基、アルコキシ基、 アルキルチオ基、アミノ基及びハロゲンからなる群より選択されるものであり、 そして R3及びR4はそれぞれ独立に水素、(C1〜C4)アルキル基、水酸基−,アルコ キシ基−,アルキルチオ基−置換さ れた(C1〜C4)アルキル基、水酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基及びアミ ノ基からなる群から選択されるものであり、 Qは−CO2H、−CONR’R”、−SO3H又は−SO2NR’R”、又は− CO2H又は−SO3Hの活性誘導体、 及び Iは−NR''' R''''又は−NR''' C(O)R''''であり、ここでR’、R'' 、R''' 及びR''''は独立に水素、アルキル基、アミノ保護基、レポーターリガ ンド、インターカーレーター、キレーター、ペプチド、タンパク質、炭水化物、 リピド、ステロイド、ヌクレオシド、ヌクレオチド、ヌクレオチド二リン酸、ヌ クレオチド三リン酸、オリゴリボヌクレオチドとオリゴデオキシリボヌクレオチ ドの両者を含むオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオシド、及び可溶性及び不溶 性ポリマーからなる群より選択されるものである。“オリゴヌクレオシド類”は リボースに結合した核酸塩基を含みそして核酸の通常のリン酸塩バックボーン以 外のバックボーンを介して連結される。 R’、R''、R''' 及びR''''がオリゴヌクレオチド類又はオリゴヌクレオシ ド類である上の構造においては、このような構造はPNA化合物とオリゴヌクレ オチド又はオリゴヌクレオシドとのキメラ構造であると考えることができる。 一般的に、L1〜Lnの少なくとも一つは、天然に生ずる核酸塩基、天然に生じ ない核酸塩基、DNAインターカーレ ーター、又は核酸塩基結合基である。 PNAを含む化合物は式III 、IV、又はVの化合物であることが好ましい、 式中、Lはそれぞれ独立に水素、フェニル、複素環部分、天然に生ずる核酸塩基 、及び天然に生じない核酸塩基からなる群より選択されるものであり、 R7はそれぞれ独立に水素及び天然に生ずるαアミノ酸の側鎖からなる群より選 択されるものであり、 nは1より大きな整数であり、 k、1及びmはそれぞれ独立にゼロ又は1〜5の整数であり、 pはそれぞれゼロ又は1であり、 RhはOH、NH2又は−NHLysNH2であり、そしてR1はH又はCOCH3 である。 本発明は上記のような本発明の方法を用いてRNAを生産するために転写を行 い、そして該RNAの産生を検出することを含んでなる診断方法を包含する。こ のような方法は、用いられた1個又は2個以上のPNAの配列にマッチする配列 を持つ試料中のDNAの存在又は不存在のテストに用いることができる。 該RNAは、相補的配列の核酸プローブに捕捉されそして検出可能標識を持つ 核酸プローブにも結合するものが適当である。 本発明は、上記の方法によりそしてDNA鋳型分子のそれぞれから多重RNA 転写物コピーを生産する方法によりDNAからRNA転写物を調製することを含 む核酸増幅法を包含する。 所望であれば、本発明により転写されたRNAをさらに3 SR技法を用いて増幅することができる。 本発明のさらなる主題は(出発物質である)核酸をRNA転写用の基質に変換 する方法であって、特定結合配列を取り込んでいる該核酸の対鎖を作成し、該核 酸をその特定結合配列に相補的な核酸類似体、好ましくはペプチド核酸とハイブ リダイズさせ、そして新たに創出されたプロモーター部位の制御下に転写に適し た条件のもとでこの混合物を処理することを含む方法である。 特定の態様の一つ(図6を参照して記述)では、転写の対象となるRNAを該 RNAの3’−末端領域で該RNAとハイブリダイズすることができる少なくと も1個の核酸配列S1を含むDNA−オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせ る。この配列は少なくとも15ヌクレオチド、好ましくは約20ヌクレオチドの 長さを有すればよい。このオリゴヌクレオチドはそのRNAのさらに3’側の位 置でそのRNAにハイブリダイズすることができる付加的なヌクレオチド配列S 2を含むことが特に好ましい。この配列は15ヌクレオチド長よりも長くてもよ いが、約40ヌクレオチド長が好ましい。この好ましい態様においては、オリゴ ヌクレオチドの二つの配列は、プロモーター開始部位として用いられる核酸類似 体への特異的ハイブリダイゼーションに適応させた配列、すなわち特定結合配列 である第三の配列S3により相互に連結されている。従って、この第三の配列は 8ヌクレオチド長よりも長いことが好ましく、約10ヌクレオチドが好ましい。 これらのヌクレオチドは核酸塩基としてピリミジン塩基のみ を含むことが好ましい。第三の配列はホモピリミジンストレッチよりなることが 特に好ましい。 オリゴヌクレオチドの第一及び第二配列に相当する出発物質であるRNAの配 列は、第三の配列とほぼ同じ長さの配列だけ相互に隔てられているが、第三の配 列にハイブリダイズすることはできない。 特定結合配列(第三配列)の取込みのために、オリゴヌクレオチドを核酸にハ イブリダイズさせ、そして出発物質であるRNAを鋳型として用いて付加的なモ ノヌクレオチドにより伸長する。これは、当技術分野で既知の逆転写酵素反応に より行われる。これにより、特定結合配列に相補的な配列とハイブリダイズする ことができるストレッチを含む部分的な二本鎖核酸が得られる。次の段階で、こ のハイブリッドを該特定配列とハイブリダイズさせるため核酸類似体と接触させ る。ホモピリミジンストレッチの場合には、核酸類似体は対応するホモプリンス トレッチを含むことになる。 本発明によれば、この構築物は転写反応におけるRNA生産のためのRNAポ リメラーゼの基質として作用する。この単純なハイブリダイゼーション及び伸長 反応は、殊にNASBA又は3SRのような増幅サイクルに付される必要がある ときは、RNAの簡単な取得法を提供する。 別の態様(図7を参照して記述)においては、一本鎖DNAを、特定ストレッ チを含む上述の二本鎖核酸を作成するために使用することができる。この態様に おいては、一本鎖DNAを参照する図1に記載するようにDNA−オリゴヌクレ オチドにハイブリダイズさせる。次いで、逆転写酵素又はDNA依存性DNAポ リメラーゼを添加しDNAをマトリックスとして用いこのオリゴヌクレオチドを 伸長する。変性した後に伸長産物に相補的なプライマーを添加しそして伸長して 最初の伸長産物に相補的な伸長産物を作成する。次いで、核酸類似体を添加し、 転写を開始させる。 本発明は以下の実施例及び添付の図面を参照してさらに説明する。 図1は実施例1で作成されたゲルのオートラジオグラフである。 図2は実施例2で作成されたゲルのオートラジオグラフである。 図3は実施例3で作成されたゲルのオートラジオグラフである。 図4は図5の実験で用いられた異なるPNAプロモーターの構築を示すモデル の図である。 図5はPNAプロモーターとlacUV5プロモーターの間の競合を示す実験 のオートラジオグラフである。 図6及び図7は本発明の好ましい態様に対するスキームを示す。実施例1 (1)一本鎖オリゴ−PNAによる、(2)トランス配置の二つのオリゴ−PN Aによる、及び(3)シス配置の二つのオリゴ−PNAによる転写開始 pT9C、pT9CT9C(それぞれ配列T9C及びT9 CT9Cを含むpUC19の誘導体)及びpT9CA9GKS(T9CA9G配 列を含むブルースクリプトKS+誘導体)の3個のプラスミドの制限断片をPv uII消化により単離し、ポリアクリルアミドゲルで精製して338塩基対(pT 9C)、354塩基対(pT9CT9C)及び477塩基対(pT9CA9GK S)の断片を得た。このDNA断片とPNAを10mMのトリス塩酸pH8.0 及び0.1mMのEDTA中、総容量15μl、37℃で1時間インキュベート することによりPNA−DNA複合体を作成した。この反応混合物を、最終濃度 として40mMのトリス塩酸pH7.9、120mMのKCl、5mMのMgC l2、9.1mMのDTT、及び1mMのATP、CTP、GTP及び0.1m MのUTP及び5μCiの32P UTPを含むように調節した。使用したPNA はそれぞれの場合において、T9C−lysNH2であった。 転写は100nMの大腸菌RNAポリメラーゼ・ホロ酵素(ベーリンガー・マ ンハイム GmbH)の添加により開始された。混合物(総容量30μl)を3 7℃で20分間インキュベートし、続いて転写により生じたRNAをエタノール 沈澱により回収した。RNA転写物を8%変性ポリアクリルアミドゲル上で分析 し、そしてオートラジオグラフィーにより可視化して図1に示すゲルを作成した 。 図1の図式で示すように、使用した3個のプラスミドはそれぞれ、PNA(モ ノ)に対する1個の結合部位、同一DNA鎖(シス)上の1対の結合部位、及び 反対鎖のDNA(ト ランス)上の1対の結合部位を提供する。 ゲルのレーンは以下のようなさまざまな濃度のPNAの効果を示す、 レーン1、6及び11: 0M レーン2、7及び12: 3nM レーン3、8及び13: 10nM レーン4、9及び14: 3μM レーン5、10及び15: 10μM レーンに使用されるプラスミドは以下のとおりである、 レーン1〜5: pT9C レーン6〜10: pT9CT9C レーン7〜15: pT9CA9G レーン5は、対応する図式に示す方向で転写がPNA結合部位から進行すると 予想されるサイズを持つ1個のRNA産物の生産を示す。 レーン10は、同様にRNA転写物の生産を示すが、転写はシス配置の結合部 位に2個のオリゴPNAが存在することによりより効率的にプロモートされるこ とを示す。 レーン13〜15は、転写が図式に示されるようにDNAの二本鎖のそれぞれ の上で開始し、そしてそれぞれの結合部位からDNA断片の端まで進行すると考 えるとき予想されるサイズの2個の転写物の生産を示す。 これらのレーンでは転写物であるRNAが見られ、RNAポリメラーゼと20 分間インキュベートする間にDNA鋳型分子当たり1〜5個のRNA分子が生産 されるものと計算さ れる。実施例2 さまざまな塩基配列の1個のPNAオリゴマーによる転写開始 T9C、T9A、及びT9Gの配列を含むプラスミドの制限断片を単離した。 実施例1に記載したように、対応する配列のPNAオリゴマーを用いて、PNA −DNA複合体を作成し、これも実施例1に記載したように、大腸菌ポリメラー ゼを用いて転写を開始した。得られた転写物をオートラジオグラフィーにより可 視化し図2に示すオートラジオグラフを作成した。これは、塩基A、C及びGの いずれが存在しても転写が達成され得ることを証明する。レーン1、3及び5は 、PNA不存在下で転写が行われた対照のレーンである。実施例3 T7及びT3ポリメラーゼを用いる1個のPNAオリゴマーによる転写開始 プラスミドpT9C由来の制限断片及び実施例1に記載したPNAオリゴマー T9Cを用いて、一般的には実施例1に記載したように、ただしT3及びT7ポ リメラーゼを別々に使用して、転写を開始し、図3に示すオートラジオグラフを 得た。レーン1と2は、T7(レーン1)及びT3(レーン2)による転写の際 PNAの不存在下で行われた対照であり、レーン5と6はT7(レーン5)及び T3(レーン6)により媒介される転写に対するPNAの存在の効果を示す。実施例4 第一の転写開始部位の下流でハイブリダイズする第二のPNAオリゴマーを用い る転写開始 実験は、PNA−依存性転写開始の強さを評価するために行われた。これは、 強力なlacUV5大腸菌プロモーターと同一DNA断片上の1個又は2個以上 のPNA標的の両者を用いて行われた。これらの構築物及び転写実験の結果を図 4及び5に示す。lacUV5プロモーターの下流の鋳型鎖上の1個又は2個の PNA T10標的(図4A及びB)を含む構築物を用いて、二つの新たな転写物 がPNA濃度を増すにつれ観察される。一方の転写物はPNA標的で開始される と考えられるが、他方はUV5プロモーターから開始されそしてPNA部位で停 止すると考えられる。二つのPNA T4CT5標的を鋳型鎖上及び非鋳型鎖上 に有する構築物は、二つのPNAループで開始されそして反対方向に進行すると 考えられる転写物のみを生産した。RNAバンドの強度はPNA濃度が高くなる と減少した。これは、すべてのPNA部位が全部占拠され、PNAループの下流 のPNAに占拠された部位がこのループからの合成を停止させる(arrest )結果である可能性が最も高い。より大きなループからの転写に対応するバンド の強度は小さなループからの転写のそれよりも顕著に強度が強い。このことは、 より大きなループからの転写がより効率的であることを示すものである。この相 違は、転写物のサイズの相違を考慮に入れると、オートラジオグラフから見られ るよりも遙かに大きい。 ハイブリダイゼーションの相対位置を図5に示す。配列の 左側はモデル中の5’から3’への上部鎖に対応するPNA標的を示す。PNA 結合は太いバーで示す。転写の方向は指示されたRNA産物の近似的長さと共に 示してある。 一重の、二重の、又は三重のPNA結合部位をlacUV5プロモーターと共 に含む断片を、所望の量のPNAと共に37℃で1時間インキュベートした。転 写反応は20nMの大腸菌RNAポリメラーゼを用いたことを除き上記のように 実施した。 プラスミドpT9C、pT9CT9C(pUC19誘導体)、pT9CA9G KS、pT10KS、及びpA10KS(ブルースクリプトKS+誘導体)を文 献記載のように構築した(ニールセン(Nielsen,P.E.)、エグホルム(Egholm,M .)、ベルグ(Berg,R.H.)及びブチャード(Buchardt,O.)(1993)アン チ−キャンサー・ドラッグ・デス.8、53−63頁、ニールセン(Nielsen,P. E.)、エグホルム(Egholm,M.)、ベルグ(Berg,R.H.)及びブチャード(Buchard t,O.) (1993)ヌクレイック・アシッズ・リサーチ21、197−200 頁)。プラスミドpUV5をlacUV5プロモーター(−150〜+93位) を含む203bpのEcoRI断片をpUC18のEcoRI部位にクローニン グすることにより構築した。pT9C−UV5はそれぞれ6bpだけ隔てられて いる3個のPNA T4CT5を含む。pA10UV5はpUV5のBamHI部 位(鋳型鎖上のA10)にクローニングされた1個のPNA T10標的を含むが、 pA10A10UV5は、pUV5のBamHI部位( 両A10とも鋳型鎖上)にクローニングされた6bpリンカーだけ隔てられた2個 のT10PNA標的を含む。このPNAは文献記載のように合成された(エグホル ム(Egholm,M.)、ブチャード(Buchardt,O.)、ニールセン(Nielsen,P.E. )及びベルグ(Berg,R.H.)(1992)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケ ミカル・ソサイアティ、114、1895−1897頁、エグホルム(Egholm, M.)、ブチャード(Buchardt,O.)、ニールセン(Nielsen,P.E.)及びベルグ(B erg,R.H.)(1992)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイ アティ、114、9677−9678)。 これらのプラスミドの制限酵素断片をPvuII消化により単離し、低温溶解性 アガロースゲル上で精製して338bp(pT9C)、354bp(pT9CT 9C)、461bp(pA10KS及びpT10KS)、477bp(pT9C A9GKS)、354bp(pA10UV5)、370bp(pA10A10U V5)、又は386bp(pT9CUV5)の断片を得た。 1個のPNAT10標的(pA10UV5)(A)、シス位の2個のPNAT10 標的(pA10A10UV5)(B)又は3個のPNAT??CT4標的(1個 はトランスに、2個はシスに)(pT9CUV5)(C)並びにlacUV5プ ロモーターを含む精製DNA断片からのインビトロ転写において。PNAの濃度 は次のとおりである、レーン1は0nM、レーン2は1nM、レーン3は3nM 、レーン4は10n M、レーン5は30nM、レーン6は0.1μM、レーン7は0.3μMである 。すべての実験に70nMのDNAが用いられた。UV5プロモーターとPNA プロモーターからの転写は転写停止と同様に矢印を付してある。 これらの実験は、第一開始部位(UV5)で開始した転写は第二部位で停止し 、一定の長さのRNAを生産する。これに加えて、第二の部位は第二部位で開始 する転写のための開始因子(initiator)として作用する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1995年10月16日 【補正内容】 原文明細書第5頁の補正 y及びzはそれぞれゼロ又は1〜10の整数であり、y+zの和は少なくとも2 であり、好ましくは2より大きく10以下、例えば3であり、 G1〜Gn-1はそれぞれ−NR3CO−、−NR35−、−NR3SO−、又は−N R3SO2−でありいずれの方向でもよく、ここでR3は以下に定義される、 A1〜An及びB2〜Bnはそれぞれ以下のものから選択される、 (a)Aは式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の群であり、かつBはN又はR3+ であり、又は (b)Aは式(IId)の群であり、かつBはCHであり、 式中、XはO、S、Se、NR3、CH2又はC(CH32であり、 Yは単結合、O、S又はNR4であり、 pとqはそれぞれゼロ又は1〜5の整数であり、p+qの和は10以下であり、 rとsはそれぞれゼロ又は1〜5の整数 【手続補正書】 【提出日】1996年9月24日 【補正内容】 (1) 明細書、第16頁第7行目の「3μM」を「30nM」に訂正する。 (2) 明細書、第16頁第8行目の「10μM」を「100nM」に訂正する。 (3) 明細書、第16頁第10行目の「1〜5」を「6〜10」に訂正する。 (4) 明細書、第16頁第11行目の「6〜10」を「1〜5」に訂正する。 (5) 明細書、第16頁第12行目の「7〜15」を「11〜15」に訂正する 。 (6) 明細書、第16頁第13行目の「5」を「7〜10」に訂正する。 (7) 明細書、第16頁第16行目の「10」を「2〜5」に訂正する。 (8) 明細書、第16頁第19行目の「13」を「12」に訂正する。 (9) 明細書、第18頁下から1行目の「5」を「4」に訂正する。 (10) 請求の範囲を別紙の通りに訂正する。 (11) 図面の図1を別紙の通りに訂正する。 請求の範囲 1.二本鎖DNA鋳型からRNAを転写する方法であって、該鋳型を所望の転写 開始部位で、該DNAと転写開始部位を形成することができる1個又は2個以上 のオリゴ核酸類似体(oligo-nucleic acid analogues)とハイブリダイズさせる ことにより複合体を形成させること、及び該複合体をヌクレオシド三リン酸の存 在下にDNA依存性RNAポリメラーゼの作用に付することを特徴とする方法。 2.該オリゴ核酸類似体の1対が、該DNAの同一又は異なる鎖の上の隣接位置 又は隔てられた位置にハイブリダイズしているものである、請求項1記載の方法 。 3.該1対のオリゴ核酸類似体が該DNAの0から10塩基対だけ隔てられてい るものである、請求項2記載の方法。 4.該オリゴ核酸類似体又はその各々がから60の核酸類似体ユニット長を有 するものである、請求項1〜3いずれか記載の方法。 5.下記の工程を含むことを特徴とするRNAポリメラーゼによる核酸の転写方 法、 −一本鎖核酸を特異的結合配列を含む二本鎖DNAに酵素的に変換する工程、 −該二本鎖DNA特異的結合配列に相補的な核酸塩基配列を含む核酸類似体 とハイブリダイズさせる工程、及び −該ハイブリッドをRNAポリメラーゼの作用に付して核酸を転写する工程。 6.転写に対するブロックが該転写において等しい長さの転写物が得られるよう に所望の該開始部位の下流の位置に置かれるものである、又は転写物の長さが該 開始部位の下流の選択された位置で鋳型を切断することにより制御されるもので ある、請求項1〜5いずれか記載の方法。 7.該ブロックが、転写を阻止することができるオリゴ核酸類似体を該DNAに ハイブリダイズさせることにより作成するものである、請求項5記載の方法。 8.核酸類似体がアミド、チオアミド、スルフィンアミド、又はスルホンアミド バックボーンを有するものである、請求項1〜7いずれか記載の方法。 9.使用される該核酸類似体が、ペプチド核酸であって、該バックボーンがポリ アミドバックボーンであり、該リガンドのそれぞれが該バックボーン中のアザ窒 素原子に直接的又は間接的に結合しており、そして窒素原子を持つ該リガンドが 主として該バックボーン中で相互に4〜8介入原子だけ隔てられているものであ る、請求項1〜7いずれか記載の方法。 10.使用される該核酸類似体が、相補的配列の核酸にハイブリダイズし、該類 似体及び該核酸に配列において相当する通常のデオキシリボヌクレオチド間に形 成されるハイブリッドよりも熱変性に対してより安定なハイブリッドを形成する ことができるものである、請求項1〜9いずれか記載の方法。 11.使用される核酸類似体が、その一方の鎖が該類似体に相補的な配列を有す る二本鎖核酸にハイブリダイズして該一方の鎖から他方の鎖を該核酸類似体に置 換することができるものである、請求項1〜10いずれか記載の方法。12請求項1〜11いずれか記載の方法に従って、RNA作成のための転写を 行い、そして該RNA生成を検出することを特徴とする、オリゴ核酸類似体と特 異的に結合する試料中の核酸を検出する方法。 13 .該RNAが相補的配列の核酸プローブに捕捉され、そして検出可能な標識 を持つ核酸プローブにも結合させるものである、請求項12記載の方法14 .DNA鋳型分子のそれぞれから複数のRNAコピーを作成する方法におい て、請求項1〜11いずれか記載の方法 により、DNAからRNA転写物を調製することを特徴とする核酸増幅方法。 【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ニールセン,ペーター,アイギル デンマーク国 コッケダール デーカー― 2980 ヒョルテヴァンゲット 509 (72)発明者 ベルク,ロルフ,ヘンリック デンマーク国 フレデリックスベルク デ ーカー―2000 ランゲランドスヴェイ 20 ベー 3 テーハー (72)発明者 ブチャルト,オーレ デンマーク国 ヴァルロース デーカー― 3500 ソンデルガルトヴェイ 73 (72)発明者 エグホルム,マイケル アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02173,レキシントン,レキシントン リ ッジ ドライブ 1231 (72)発明者 ニールセン,ペーター,アイギル デンマーク国 コッケダール デーカー― 2980 ヒョルテヴァンゲット 509

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.二本鎖DNA鋳型からRNAを転写する方法であって、該鋳型を所望の転写 開始部位で、該DNAと転写開始部位を形成することができる1個又は2個以上 のオリゴ核酸類似体(oligo-nucleic acid analogues)とハイブリダイズさせる ことにより複合体を形成させること、及び該複合体をヌクレオシド三リン酸の存 在下にDNA依存性RNAポリメラーゼの作用に付することを含んでなる方法。 2.該オリゴ核酸類似体の1対が、該DNAの同一又は異なる鎖の上の隣接位置 又は隔てられた位置にハイブリダイズしているものである、請求項1記載の方法 。 3.該1対のオリゴ核酸が該DNAの0から10塩基対だけ隔てられているもの である、請求項2記載の方法。 4.該オリゴ核酸類似体又はその各々が10から20の核酸類似体ユニット長を 有するものである、請求項1〜3いずれか記載の方法。 5.下記の工程を含むRNAポリメラーゼによる転写のための基質に1本鎖核酸 を変換する方法、 −核酸を特異的結合配列を含む2本鎖DNAに酵素的に変換する工程、 −該ハイブリッドを特異的結合配列に相補的な核酸塩基配列を含む核酸類似体と ハイブリダイズさせる工程、及び −該ハイブリッドをRNAポリメラーゼの作用に付する工程。 6.転写に対するブロックが該転写において等しい長さの転写物が得られるよう に所望の該開始部位の下流の位置に置かれるものである、又は転写物の長さが該 開始部位の下流の選択された位置で鋳型を切断することにより制御されるもので ある、請求項1〜5いずれか記載の方法。 7.該ブロックが、転写を阻止することができるオリゴ核酸類似体を該DNAに ハイブリダイズさせることにより作成するものである、請求項5記載の方法。 8.核酸類似体がアミド、チオアミド、スルフィンアミド、又はスルホンアミド バックボーンを有するものである、請求項1〜7いずれか記載の方法。 9.使用される該核酸類似体が、ペプチド核酸であって、該バックボーンがポリ アミドバックボーンであり、該リガンドのそれぞれが該バックボーン中のアザ窒 素原子に直接的又は間接的に結合しており、そして窒素原子を持つ該リガンドが 主として該バックボーン中で相互に4〜8介入原子だけ隔てられているものであ る、請求項1〜7いずれか記載の方法。 10.使用される該核酸類似体が、相補的配列の核酸にハイブリダイズし、該類 似体及び該核酸に配列において相当する通常のデオキシリボヌクレオチド間に形 成されるハイブリッドよりも熱変性に対してより安定なハイブリッドを形成する ことができるものである、請求項1〜9いずれか記載の方法。 11.使用される核酸類似体が、その一方の鎖が該類似体に相補的な配列を有す る二本鎖核酸にハイブリダイズして該一方の鎖から他方の鎖を置換することがで きるものである、請求項1〜10いずれか記載の方法。 12.該核酸類似体が一般式1の化合物を含んでなるものである、請求項11記 載の方法、 式中、nは少なくとも2であり、L1〜Lnはそれぞれ独立に、水素、水酸基、( C1〜C4)アルカノイル基、天然に 生ずる核酸塩基類、天然に生じない核酸塩基類、芳香族部分、DNAインターカ ーレーター類、核酸塩基結合基、複素環部分、及びレポーターリガンド類からな る群より選択されるものであり、 C1〜Cnのそれぞれは(CR67)yであり、ここでR6は水素であり、R7は天 然に生ずるαアミノ酸類の側鎖からなる群より選択されるものであり、又はR6 とR7は独立に水素、(C2〜C6)アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘ テロアリール基、水酸基、(C1〜C6)アルコキシ基、(C1〜C6)アルキルチ オ基、NR34及びSR5からなる群より選択されるものであり、ここでR3とR4 は以下に定義され、R5は水素、(C1〜C6)アルキル基、水酸基、アルコキシ 基、又はアルキルチオ置換(C1〜C6)アルキル基であり、又はR6とR7は一緒 になって脂環系又は複素環系を作り、 D1〜Dnはそれぞれ、(CR67zであり、ここでR6とR7は上記のように定 義される、 y及びzはそれぞれゼロ又は1〜10の整数であり、y+zの和は2〜10であ り、 G1〜Gn-1はそれぞれ、−NR3CO−、−NR35−、−NR3SO−、又は− NR3SO2−でありいずれの方向でもよく、ここでR3は以下に定義される、 A1〜An及びB2〜Bnはそれぞれ以下のものから選択される、 (a)Aは式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の群であり 、かつBはN又はR3+であり、又は (b)Aは式(IId)の群であり、かつBはCHであり、 式中、XはO、S、Se、NR3、CH2又はC(CH32であり、 Yは単結合、O、S又はNR4であり、 pとqはそれぞれゼロ又は1〜5の整数であり、p+qの和は10以下であり、 rとsはそれぞれゼロ又は1〜5の整数であり、r+sの和は10以下であり、 R1とR2はそれぞれ独立に水素、水酸基−,アルコキシ基−,又はアルキルチオ 基−で置換されていてもよい(C1〜C4)アルキル基、、水酸基、アルコキシ基 、アルキルチオ基、アミノ基及びハロゲンからなる群より選択されるものであり 、そして R3及びR4はそれぞれ独立に水素、(C1〜C4)アルキ ル基、水酸基−,アルコキシ基−,アルキルチオ基−置換(C1〜C4)アルキル 基、水酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基及びアミノ基からなる群から選択さ れるものであり、 Qは−CO2H、−CONR’R”、−SO3H又は−SO2NR’R”、又は− CO2H又は−SO3Hの活性誘導体、及び Iは−NR''' R''''又は−NR''' C(O)R''''であり、ここでR’、R'' 、R''' 及びR''''は、独立に水素、アルキル基、アミノ保護基、レポーターリ ガンド、インターカーレーター、キレーター、ペプチド、タンパク質、炭水化物 、リピド、ステロイド、ヌクレオシド、ヌクレオチド、ヌクレオチド二リン酸、 ヌクレオチド三リン酸、オリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオシド、及び可溶性 及び不溶性ポリマーからなる群より選択されるものである。 13.該核酸類似体が一般式III 、IV、又はVの化合物を含むものである、請求 項12記載の方法、 式中、Lはそれぞれ独立に水素、フェニル、複素環部分、天然に生ずる核酸塩基 、及び天然に生じない核酸塩基からなる群より選択されるものであり、R3はそ れぞれ上に定義したとおりであり、 R7はそれぞれ独立に水素及び天然に生ずるαアミノ酸の側鎖からなる群より選 択されるものであり、 nは1より大きな整数であり、 各k、l及びmは独立にゼロ又は1〜5の整数であり、 pはそれぞれゼロ又は1であり、 RhはOH、NH2又は−NHLysNH2であり、そして R’はH又はCOCH3である。 14.上に記載した請求項のいずれか1項に従ってRNA作成のための転写を行 い、そして該RNA生成を検出することを含んでなる、請求項1〜13いずれか 記載の診断方法。 15.該RNAが相補的配列の核酸プローブに捕捉され、そして検出可能な標識 を持つ核酸プローブにも結合させるものである、請求項11記載の診断方法。 16.DNA鋳型分子のそれぞれから複数のRNAコピーを作成する方法におい て、請求項1〜13いずれか記載の方法により、DNAからRNA転写物を調製 することを含んでなる核酸増幅方法。
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