JPH09503492A - スクシンアミド誘導体、それらの調製法及びそれらのゼラチナーゼ及びコラゲナーゼ阻害剤としての使用 - Google Patents

スクシンアミド誘導体、それらの調製法及びそれらのゼラチナーゼ及びコラゲナーゼ阻害剤としての使用

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JPH09503492A JP7505702A JP50570295A JPH09503492A JP H09503492 A JPH09503492 A JP H09503492A JP 7505702 A JP7505702 A JP 7505702A JP 50570295 A JP50570295 A JP 50570295A JP H09503492 A JPH09503492 A JP H09503492A
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Abstract

(57)【要約】 式(1)で示される化合物(式中R1は(a)を示し、R3は水素又はハロゲン原子あるいはメチル、トリフルオロメチル又はメトキシ基を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す)及びその塩、溶媒化物、水和物、ならびにプロドラッグが記載される。前記化合物は、強力且つ選択的なメタロプロテイナーゼ、ゼラチナーゼの長期間作用する経口活性阻害剤であり、特にin vivoにおける血管形成を阻害する。従ってこれらは固形腫瘍及び関節炎疾患等の血管形成依存性疾患の予防又は治療に使用されることが期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】 スクシンアミド誘導体、それらの調製法及びそれらのゼラチナーゼ及びコラゲ ナーゼ阻害剤としての使用 本発明は、N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジ メチルプロピル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミ ド及びその類似体、それらの調製法、ならびに医学分野におけるそれらの使用に 関する。 正常な組織において、細胞の結合組織の合成は、細胞外マトリクスの分解と相 対的であり、2つの相対する効果が動的平衡のうちに存在している。マトリクス の分解は、常在性結合組織細胞及び侵入した炎症細胞から放出されたプロテイナ ーゼの働きによって、また、部分的には、少なくとも3つのグループのメタロプ ロテイナーゼの活性のために引き起こされる。これらはコラゲナーゼ、ゼラチナ ーゼ(即ちIV型コラゲナーゼ)及びストロメリシン(stromelysin)である。通 常これらの異化酵素はそれらの合成及び分泌のレベル、またそれらの細胞外活性 のレベルで厳密に調節されており、後者はα2−マクログロブリン、メタロプロ テイナーゼと不活性複合体を形成するTIMP(メタロプロテイナーゼの組織阻 害剤)等の特異的な阻害剤の働きを介する。 メタロプロテイナーゼに触媒された細胞外マトリクスの再吸収による、加速化 され、制御不能な結合組織の崩壊は、関 節リウマチ、角膜、皮膚又は胃の潰瘍、腫瘍の転移又は浸潤、歯周病、及び骨の 疾患等多くの病理学的状態の特徴である。これらの疾患の病原は、メタロプロテ イナーゼ阻害剤の投与によって有益な様式に緩和される見込みがあることが期待 でき、多くの化合物がこの目的のために提案されている(一般的な概説として、 Wahl,R.C.等,Ann.Rep.Med.Chem.25,175-184,Academic Press Inc.,S an Diego(1990)参照)。 多くのメタロプロテイナーゼが記述されてきたが、多くは医薬としてのさらな る進歩に適切なものではなかった。なぜならば、それらは薬剤学的に許容しうる 投与量を経口投与した際に、何等有用な活性を持たなかったからである。従って 、求められているものは、強力で選択的な経口活性の化合物である。我々の国際 特許明細書第WO92/09564号において、我々は強力で選択的なゼラチナ ーゼ阻害剤である、あるクラスのペプチド誘導体を記述する。我々はこれまで開 示されていなかったこのクラスに属する化合物の一部が、有益な良い経口生物学 的有効性を持ち、経口投与後も、構造的に密接に関連する化合物に比べて有益な 長い作用期間を持つことを見い出した。 かくして、本発明の特徴の一つによると、我々は、式(1) (但し式中R1を示し、R3は水素又はハロゲン原子あるいはメチル、トリフルオロメチル又は メトキシ基を示し;R2は水素原子又はメチル基を示す)で示される化合物;な らびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグを提供する。 心における特定の立体配置を示すのに用いられる。 式(1)の化合物中R3はハロゲン原子であり、例えばフッ素、塩素、臭素又 はヨウ素原子を挙げることができる。 式(1)の化合物の塩は、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、p −トルエンスルホン酸塩、リン酸塩、硫酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プ ロピオン酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、マロン酸塩、コハク酸 塩、乳酸塩、オキサロ酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩等の無機又は有機酸から誘導 された酸付加塩等の薬剤学的に許容しうる塩を含む。 塩は、塩基から形成することもできる。このような塩は、例えばナトリウム又 はカリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム又はカルシウム塩等のアルカリ 土類金属塩、モルフォリン、ピペリジン、ジメチルアミン又はジエチルアミン塩 等の有機アミン塩等の無機又は有機塩基から誘導された塩を 含む。式(1)の化合物のプロドラッグは、例えばエステル、アルコール、アミ ン等の、in vivoにおいて、例えば加水分解、還元、酸化又はエステル交換等の 代謝手段によって式(1)の化合物に変換しうる化合物を含む。 一般的に式(1)の化合物において、R2は、好ましくは水素元素である。 特に有用な式(1)の化合物は、R3が塩素又はフッ素原子あるいはメチル、 トリフルオロメチル又はメトキシ基を示すものを含む。しかしながら、一般的に 式(1)の化合物としては、R3が塩素原子あるいはメチル又はメトキシ基を示 すものが特に好ましい。 本発明の重要な化合物は: N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−メチルフェニルプロビル)スクシンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロビ ル)−2−(R)−(4−メトキシフェニルプロピル)スクシンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロビ ル)−2−(R)−(4−トリフルオロメチルフェニルプロピル)スクシンアミ ド; ならびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグであ る。 これらの群の中でも特に重要な化合物は: N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミドならびにそ の塩、溶媒化物、及び水和物である。 本発明の化合物は、以下の一般的な方法によって調製できる。この方法は、後 述する実施例においてより詳細に述べられる。以下の記述及び化学式において基 R1及びXは、別に示されない限り前に定義した通りである。以下に示される様 々な化合物中に存在し、かつ残存することが望ましいアミノ、ヒドロキシル又は カルボキシル基等の機能性基は、どの反応が始められる前にも、保護された形に なることが必要であろう。このような例において、保護基の除去は特定の反応の 最終工程とすることができる。適切なアミノ又はヒドロキシル保護基は、ベンジ ル、ベンジルオキシカルボニル又はt−ブトキシカルボニル基を含む。これらは 、例えば、メタノール等のアルコール等の溶媒中の、炭素等を担体としたパラジ ウム等の金属触媒の存在下において水素を用いる触媒水素化によって、あるいは 水性溶媒中でトリメチルシリルヨウ素又はトリフルオロ酢酸で処理することによ って保護誘導体から除去することができる。適切なカルボキシル保護基は、直前 に述べた方法によって保護誘導体から除去されるベンジル基、又は水性溶媒中に おいてトリフルオロ酢酸によって処理することにより保護誘導体から除去される t−ブチル基等のアル キル基を含む。他の適切な保護基及びその使用方法は直ちに明らかになるであろ う。保護されたアミノ、ヒドロキシル又はカルボキシル基の形成は、例えば以下 に示すような標準的なアルキル化又はエステル化の方法を用いて達成される。 かくして、本発明のさらなる特徴によれば、式(1)の化合物は、式(2) (式中Rは−CO2H基)で示される酸又はその活性誘導体と、ヒドロキシルア ミンあるいはそのO−保護誘導体又は塩との反応によって調製することができる 。 反応は、例えばテトラヒドロフラン等の環状エーテル等のエーテル、ジメチル ホルミアミド等の置換アミド等のアミド、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水 素等の不活性有機溶媒中で、−20℃〜0℃等の−30℃から周囲温度等の低温 において、任意にトリエチルアミン又はN−メチルモルフォリン等の環状アミン 等のアミン等の有機塩等の塩基の存在下で行うことができ、続いて必要に応じ保 護基を除去することができる。 式(2)の酸の活性誘導体は、例えば酸無水物、酸クロリド等の酸ハロゲン化 物を含む。また前記酸は、クロル蟻酸エチル等のクロル蟻酸エステルと反応させ 、その後ヒドロキシルアミンと反応させることもできる。ヒドロキシルアミンの O−保護誘導体は、例えばO−(トリメチルシリル)ヒドロキシルアミン等のO −(アルキル)シリル誘導体等のO−シリル誘導体を含む。シリル保護基は、上 記反応に続いて、塩酸等の鉱酸等の酸で処理することにより除去することができ る。 式(2)の酸は、式(3) の酸又はその活性誘導体と、式(4) のアミンとをカップリングすることにより調製することができる。式(3)の酸 の活性誘導体は、例えば酸無水物、酸クロリド等の酸ハロゲン化物を含む。前記 カップリング反応は、例えば前に述べた式(2)の酸とヒドロキシルアミンとの 反応のためのもの等、このタイプのアミノ化反応のための標準的な条件を用いて 行うことができる。式(3)の酸が用いられる場合、反応はさらに、N,N’− ジシクロヘキシルカルボジイミド、又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)− 3−エチルカルボジイミド等のジイミド等の縮合剤の存在下において、より好ま しくは2−ヒドロキシベンゾトリアゾール 等のトリアゾールの存在下において行なうことができる。また、前記酸は、クロ ル蟻酸エチル等のクロル蟻酸エステルと反応させた後式(4)のアミンと反応さ せることもできる。 式(3)の出発物質の遊離カルボキシル基はカップリング反応の間保護される 必要がある。適切な保護基は、t−ブチル基及び上に述べた他のものを含む。こ れらの基の除去に必要な条件の例は、上述及び後述する実施例中にも与えられて いる。 式(3)のホモキラル酸は、一つの方法において、式(5) (式中、Phはフェニル基である。) のオキサゾリジノンを、テトラヒドロフラン等の環状エーテル等のエーテル等の 溶媒中、低温例えば約0℃にて、過酸化水素等の過酸化物等の酸化剤を用いて酸 化し、その後昇温した温度において水酸化リチウム等の塩基で処理することによ り調製することができる。 他の方法としては、式(3)の酸は、式(11)の化合物の調製のための以下 の記述の通りに調製することができる。 式(5)の化合物は、アシルハロゲン化物R1CH2COHal(ここでHal は、塩素、臭素、ヨウ素原子等のハロゲン原子である)と(S)−4−(ベンジ ル)−2−オキサゾ リジノンの溶液とをn−ブチルリチウム等の塩基存在下テトラヒドロフラン等の 溶媒中約−78℃等の低温にて反応させ、続いて得られたオキサゾリジノンを試 薬RCH2Hal又はその保護誘導体で、ヘキサメチルジシラジドナトリウム(so dium hexamethyldisilazide)等のシラジド(silazide)又はビストリメチルシリル アミドナトリウム等のアミド等の塩基存在下、低温にて処理することにより調製 することができる。 アシルハロゲン化物R1CH2COHalは、対応する酸R1CH2CO2Hを、 慣用のハロゲン化剤例えば塩酸チオニル等のハロゲン化チオニルで、標準的な反 応条件下で処理することにより調製することができる。 式R1CH2CO2Hの中間体酸は、知られた化合物であるか、又は知られた化 合物の調製に使われるものと類似の方法によって調製することができる。かくし て、例えばR1が4−置換フェニルプロピル基である式R1CH2CO2Hの酸は、 ヒドラジン及び水酸化カリウムを用いてジエチレングリコール中昇温した温度例 えば約220℃にて、式(6) のケトンを脱カルボニル化することによって調製することができる。 式(6)のケトンは、フリーデル−クラフトの条件を用い て、例えば臭化アルミニウムの存在下室温にて、モノ置換フェニル基をグルタル 酸無水物と反応させることによって調製することができる。 式(4)の中間体アミンは、知られた化合物であるか、又は知られた出発材料 から、慣用の操作を用いて作ることができる。かくして、1つの例においてt− ブチルグリシンアジドをクロル蟻酸エチル及びN−メチルモルフォリン等の塩基 で処理し、続いて水性アンモニアと反応させ、得られたアジドを炭素等の担体上 のパラジウム等の触媒の存在下エタノール等の溶媒中で水素化し、式(4)のア ミン(式中R2は水素原子)を得ることができる。 本発明のもう一つの特徴によれば、式(1)の化合物は、式(7) の酸またはその活性誘導体をアンモニア又はメチルアミンと反応させることによ って調製できる。 式(7)の酸の活性誘導体は、例えば酸無水物、又は酸クロリド等の酸ハロゲ ン化物を含む。 カップリング反応は、このタイプのアミノ化反応の標準的条件を用いて行うこ とができる。かくして、例えば前記反応は、例えばテトラヒドロフラン等環状エ ーテル等のエーテル、ジメチルホルムアミド等の置換アミド等のアミド、又はジ ク ロロメタン等のハロゲン化炭化水素等の不活性有機溶媒等の溶媒中、20℃〜0 ℃等−30℃〜室温等の低温にて、任意にトリメチルアミン等のアミン又はN− メチルモルフォリン等の環状アミンアミン等の有機塩基等の塩基の存在下にて行 うことができる。式(7)の酸を用いた場合、反応はさらに、N,N−ジシクロ ヘキシルカルボジイミド等のジイミド等の縮合剤の存在下で、より好ましくは1 −ヒドロキシベンゾトリアゾール等のトリアゾールの存在下で行うことができる 。又は、前記酸はクロル蟻酸エステル例えばクロル蟻酸エチルと反応させた後ア ンモニア又はメチルアミンと反応させることができる。 式(7)の酸は、対応する式(8) (式中εはメチルエステルCO2CH3等のカルボン酸エステル等の保護カルボン 酸である)の保護酸を、水酸化リチウム等の塩基を用いてメタノール等のアルコ ール及び水等の水性溶媒中で脱保護化することにより調製することができる。 式(8)の化合物は、式(9) (式中Rは既に定義したものと同様である)の酸を、ヒドロキシルアミンあるい はそのO−保護誘導体又は塩と、式(2)の酸から式(1)の化合物を調製する ために前に述べた試薬及び条件を用いて反応させることによって調製できる。 式(9)の酸は、式(10) (式中Pはt−ブチル基等のカルボン酸保護基である)のジ−保護酸を、トリフ ルオロ酢酸等の酸等を用いてモノ−脱保護することにより得られる。 式(10)の中間体は、式(11) の酸またはその活性誘導体を、式(12) のアミンと、式(3)の酸及び式(4)のアミンから式(2)の化合物を調製す るために前に述べた同様の条件及び試薬を用いてカップリングすることにより調 製できる。 式(12)のアミンは、式(13) (式中P1は、ベンジルオキシカルボニル基等のアミン保護基である)のN−保 護アミノ酸の遊離カルボキシル基を保護し、続いて有機水素供与体及び転移剤を 用いた転移水素化等を用いて保護基P1を除去することにより調製することがで きる。 適切な水素供与体は蟻酸等の酸、蟻酸アンモニウム等の蟻酸エステル、ベンジ ルアルコール、エチレングリコール等のアルコール、ヒドラジン、及びシクロヘ キセン又はシクロヘキサジエン等のシクロアルケン等を含む。転移剤としては、 任意に炭素等の不活性担体に担持されたパラジウム、白金等の遷移金属、ラニー ニッケル等のニッケル、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム等の ルテニウム、又は銅等を用いることができる。反応は一般的に周囲温度あるいは 昇温した温度にて、任意にエタノール等のアルコール、酢酸等の酸等の溶媒の存 在下にて行うことができる。 式(13)のN−保護アミノ酸は、知られた化合物であるか、又は知られた出 発物質から慣用の操作を用いて作ることができる。 式(11)の酸は式(3)の酸の調製のための上記反応によって、又は式(1 4) のジ−保護ジ−酸(式中Zは例えばベンジルオキシカルボニル基である)の、例 えば炭素に担持されたパラジウム等の金属触媒の存在下水素を用いた水素化によ るモノ脱保護によって調製することができる。 式(14)の中間体は、式(15) の中間体(式中Raは1−プロペニル(CH2=CH−CH2−)基である)のハ ロベンゼン誘導体 (式中Halは臭素原子等のハロゲン原子である)を用いたカップリングにより 調製することができる。 カップリング反応は、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9BBN)等 のボラン誘導体を用い、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム又はジク ロロ−[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(I I)等のパラジウム触媒、及び水酸化ナトリウム、炭酸カリウム又はリン酸カリ ウム等の塩基の存在下、テトラヒドロフラン又はジメチルホルムアミド等の溶媒 中で行うことができる。 式(15)の中間体は、ハロゲン化アリールRaCH2CHOHalを、(S) −4−ベンジル−2−オキサゾリジノンの溶液と共に用い、続いて得られたオキ サゾリジノンを試薬PO2CH2Halで処理する、式(3)の酸と同様の様式で 調製することができる。オキサゾリジノンは続いてn−ブチルリチウム等の塩基 によって開裂され、遊離酸基は同時にベンジルアルコールなどのアルコールとの 反応によりエステルZとして保護される。 式(1)の化合物の塩は、式(1)の化合物を適切な酸又は塩基と、例えばエ ーテル等の有機溶媒等の適切な溶媒中にて、慣用の方法を用いて反応させること により調製することができる。 本発明の化合物は強力且つ選択的なメタロプロテイナーゼ、ゼラチナーゼの経 口活性阻害剤であり、特に国際特許明細書第WO92/09564号に記載され たもの等の構造的に密接に関連する化合物と比較した場合、経口的に投与された 際の長い作用期間を有益に持つ。本化合物の活性は、例えば以下の実施例Aに記 載される適切な酵素阻害試験の使用により、又は実施例Bにおいて以下に記載さ れるマウスへの経口投与により測定することができる。このアプローチを用いた 我々の試験において本発明の化合物はピコモーラー程度のKi値 でゼラチナーゼ阻害を示した。 本発明の化合物は、ストロメリシン、コラゲナーゼ、及び特にゼラチナーゼが 関与する疾患又は障害の予防又は治療における使用が期待できる。かくして、例 えば式(1)の化合物は筋肉−骨格の障害、例えば関節リウマチ、変形性関節症 敗血性関節症等関節の疾患の予防又は治療における使用、及び腫瘍細胞の転移及 び浸潤を防ぐための使用に用いることができる。従って本化合物は、癌の治療に おける使用、特に放射線療法、化学療法、又は外科治療と併用し、又は原発腫瘍 が存在する患者において使用し腫瘍転移の発展を制御することが可能である。特 に癌としては乳房、メラノーマ、肺、頭、頚又は膀胱の癌を含む。本発明の化合 物を用いることができる他の使用は、中枢及び末梢神経系におけるミエリン分解 の防止例えば多発性硬化症の治療、歯肉炎等の歯根膜の疾患への使用、及び組織 の再構成における使用を含む。 ある特定の使用において、本発明の化合物は、特に経口的に投与された場合、 有益に血管形成をin vivoで阻害する。かくして、本発明の化合物は、以下の実 施例Cに述べるようにマウスに経口的に投与された場合、実質的な血管形成の阻 害を与える。阻害度は、構造的に関連する非特異的メタロプロテイナーゼ阻害剤 により達成されるものよりはるかに大きく、さらに期待しなかった本発明の有意 性を示す。 従って本発明の化合物は、血管形成性疾患の予防又は治療における使用が期待 される。このような疾患は新しい毛細血管の病理学的成長によって特徴付けられ る[例えばFolikman, J.and Klagsbrun,M.Science 235,442-447(1987)及びMoses,M.A.and Lang er,R.Bio/Technology 9,630-634(1991)参照]。特定の血管形成依存性疾患は 、上記の固形腫瘍及び関節疾患、さらに乾癬、増殖性網膜症、血管新生緑内障、 眼腫瘍等の眼疾患、血管腺維腫、及び血管腫を含む。 上記応用への使用のためには、式(1)の化合物は、任意に1つ以上の生理学 的に許容しうる担体、希釈剤又は賦形剤と共に、慣用の方法で処方されることが できる。 かくして、本発明のさらなる特徴によれば、我々は式(1)の化合物及び薬剤 学的に許容しうる希釈剤、担体又は賦形剤を含む薬剤組成物を提供する。 本発明の薬剤組成物は経口、バッカル、非経腸又は直腸投与用のもの又は経鼻 投与あるいは吸入又は吹送による投与に適した形状のものを含む。経口的使用の ための薬剤組成物が特に好ましい。 さらなる特徴においては、本発明は、式(1)の化合物を薬剤学的に許容しう る希釈剤、担体又は賦形剤と関連させることを含む、本発明の薬剤組成物の製造 方法を提供する。 経口投与のために、薬剤組成物は、結合剤(例えばプレゲル化トウモロコシデ ンプン、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシルプロピルメチルセルロース)、 充填剤(例えば乳糖、微小結晶セルロース、リン酸水素カルシウム)、滑沢剤( ステアリン酸マグネシウム、タルク又は珪素)、分散化剤(ジャガイモデンプン 又はグリコール酸ナトリウム)又は湿潤剤(ラウリルスルホン酸ナトリウム)等 の薬剤学的に許容され る賦形剤と共に慣用の手段によって調製される錠剤又はカプセル等の形状をとる ことができる。錠剤は当該技術分野においてよく知られた方法によってコーティ ングすることができる。経口投与のための液剤は、溶液、シロップ又は懸濁液等 の形状をとることができ、又はそれらは使用前に水又は他の適切な担持物と合わ せるための乾燥製品として供することができる。このような液剤は懸濁剤、乳化 剤、非水担持物、及び保存剤等薬剤学的に許容しうる添加剤と共に、慣用の手段 によって提供することができる。調剤物はまた緩衝塩、香料、着色剤及び甘味料 を適宜含むことができる。 経口投与のための調剤物は適宜活性化合物を制御放出する剤型とすることがで きる。 バッカル投与のために、本組成物は、慣用の方法により調剤された錠剤又は菓 子錠剤の形態を取ることができる 式(1)の化合物はボーラス注射又は連続注入等の注射による非経腸投与用に 処方することができる。注射用剤型は単位投与量の形態として供することができ る。注射用組成物は油性または水性の担持物中において懸濁液、溶液又は乳化液 の形態をとることができ、懸濁化剤、安定化剤及び/又は分散剤等の製剤化剤を 含むことができる。また、活性成分は、使用前に滅菌した発熱物質を含まない水 等の適切な担持物と共に用いるための粉末の形態とすることもできる。 式(1)の化合物は、例えばカカオ脂又は他のグリセリド等の慣用の坐剤基を 含む坐剤、保持浣腸剤等の直腸投与用組成物として処方することもできる。 以上に述べた処方に加え、式(1)の化合物はデポ剤として処方することもで きる。このような長時間作用性処方は移植または筋肉注射によって投与すること ができる。 経鼻投与又は吸入による投与のためには、本発明の使用のための化合物は、適 切な噴射剤例えばジクロロフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロ ロテトラフルオロエタン、二酸化炭素又は適切な他の気体又は気体混合物を伴っ た、圧力容器又はネブライザー用エアロゾルスプレーの投与形態で慣用的に送達 される。 化合物は、必要に応じて、活性成分を含む1つ以上の単位投与形態を含むパッ クまたはディスペンサーデバイスにおいて供することができる。パック又はディ スペンサーデバイスは、投与指示と一体とすることができる。 上記応用における式(1)の化合物の投与量は、疾患又は障害、及び治療され る患者の条件、及び投与頻度に応じて変動する。しかしながら一般的に経口及び 他の投与量はおよそ0.5mg〜100mg/kg体重、特におよそ1mg〜5 0mg/kg体重の範囲とすることができる。投与単位は、化合物の投与経路に 応じて慣用の方法により変化させることができる。 本発明の化合物は、たとえば上に述べた血管形成依存性の疾患の予防又は治療 に特に有用である。従って本発明のさらなる特徴によれば、我々は有効投与量の 式(1)の化合物を血管形成に関連した疾患を持つ患者に投与することを含むヒ トにおける血管形成依存疾患の予防又は治療方法を提供する。 効果的な投与量は、例えば直前に述べたものである。 本発明は、以下の、非限定的実施例によってさらに説明される。 実施例において、以下の略号が使用される: RT;室温、DMF;ジメチルホルムアミド、THF;テトラヒドロフラン、 TFA;トリフルオロ酢酸、EtOAc;酢酸エチル、MeOH;メタノール中間体1 4−t−ブチル=水素=2−(4−メチルフェニルプロピル)スクシナート (a) (S)−3−[1−オキソ−5−(4−メチルフェニル)ペンチル]− 4−ベンジル−2−オキサゾリジノン(1) n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、4.4mmol、2.75ml 1.2当量)を(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン(3.64mm ol、0.64g)のTHF(15ml)溶液中に−78℃、N2雰囲気下で滴 下して加えた。橙色の溶液を30分間−78℃で撹拌し、塩化p−トリルバレリ ル(4.06mmol、0.86g)のTHF(5ml)溶液を滴下して加えた 。反応混合物を−78℃にて2時間撹拌した後、ブライン−10%水性HCl( 1:1、10ml)で−78℃に急冷した。周囲温度にまで温め、反応混合物を EtOAc及び水に分配した。水性層を分離し、EtOAcで2回抽出した。合 わせた有機層をブラインで1回、炭酸水素ナトリウム溶液で1回洗浄した後乾 燥した(MgSO4)。減圧下で溶媒を除去し褐色の油を得、シリカゲル(メル ク9385)上20%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、標記化合物(1 (0.65g)を、僅かに黄色を帯びた油として得た。δH(CDCl3) 1 .63(4H,m)、2.31(3H,s)、2.62(2H,m)、2.75 (1H,dd)、2.89−2.98(2H,m)、3.26(1H,dd)、 4.12−4.18(2H,m)、4.61−4.67(1H,m)、及び7. 17−7.36(9H,m)。 (b) 3−[1−オキソ−2−(R)−(t−ブチルアセチル)−5−(4− メチルフェニル)−ペンチル]−4−(S)−ベンジル−2−オキサゾリジノン (2) オキサゾリジノン(1)(0.65g、1.85mmol)のTHF(10m l)溶液を、ビス(トリメチルシリル)アジドナトリウム溶液(THF中1M溶 液、2.6mmol、2.6ml、1.4当量)のTHF(10ml)溶液に− 78℃にて窒素雰囲気下で加えた。反応混合物をこの温度で1時間撹拌した後、 ブロム酢酸t−ブチル(5.6mmol、1.08g、0.90mg、3当量) を滴下して加えた。反応混合物を−20℃まで加温し、この温度で4時間撹拌し た。反応混合物を−78℃にてブライン−10%HCl酸溶液(1:1、10m l)で急冷した。混合物をEtOAc及び水に分配した。水性層を分離し、Et OAcで2回抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで1回、NaHCO3 溶液で1回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去し黄色の 油を得、シリカゲル(メルク9385)上20%EtOAc/ヘキサンで溶出し て精製し、標記化合物(2)(0.57g)を得た。δH(CDCl3) 1.4 2(9H,s)、1.57−1.62(2H,m)、2.30(3H,s)、2 .41−2.85(5H,m)、3.33(1H,dd)、4.10−4.25 (1H,m)、7.01−7.09(4H,m)、及び7.22−7.37(5 H,m)。 (c) 4−t−ブチル=水素=2−(4−メチルフェニルプロピル)スクシナ ート(3) オキサゾリジノン(2)(0.57g、1.23mmol)のTHF/水(4 :1、25ml)溶液を氷浴中で冷却し過酸化水素溶液(2.75重量%、4. 9mmol、0.56ml、4当量)で処理した。混合物を数分撹拌した後、水 酸化リチウム一水塩(1.23mmol、52mg、1.0当量)の水(5ml )溶液を滴下して処理した。反応混合物を1.5時間撹拌した後10%の亜硫酸 ナトリウム(5ml)の水性溶液で処理した。反応混合物を、1M NaOHで pH12〜13に調整した後、ジクロロメタン及び水に分配した。水性層を分離 し、10%塩酸で酸性とした。水性層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有 機層をブラインで1回、NaHCO3で1回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒 を除去し、標記化合物(3)(0.18g)を黄味がかった油として得、さらな る精製を行うことなく用いた。δH(CDCl3) 1.43(9H,s)、1. 51−1.79(4H,m)、2.32(3H,s)、2.37(1H,dd) 、2. 92(1H,m)、及び7.03−7.12(4H,m)。中間体2 4−t−ブチル=水素=2−(4−クロロフェニルプロピル)スクシナート a) 5−(4−クロロフェニル)−5−オキソ−ペンタン酸 撹拌した臭化アルミニウム(300g、1.12mmol)の乾燥クロロベン ゼン(700ml)溶液に、無水グルタル酸(60g、0.526mol)のク ロロベンゼン(300ml)溶液を4℃にて加えた。得られた橙黄色の懸濁液を RTに温め、一晩撹拌した後、氷冷し撹拌した10%HCl溶液(水性 140 0ml)に注意深く注いだ。得られた白色の懸濁液をEtOAc(900ml) に注ぎ、層を分離した。水性層をEtOAc(2×250ml)で洗浄した。合 わせた有機層をブライン(1×400ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、 減圧下で溶媒を除去し、黄白色の固体(115.74g)を得た。トルエン/ヘ キサン(2:1、750ml)からの再結晶により、標記化合物(95.14g )をおよそ白色の結晶として得た。 b) 5−(4−クロロフェニル)ペンタン酸 ケト酸(a)(94g)、水酸化カリウム及びヒドラジン一水塩の混合物のジ エチレングリコール(550ml)溶液を150℃に加熱した。溶液を150℃ で4時間還流し、過剰のヒドラジンを大気圧(内部温度165〜185℃)で蒸 留し除去した後、200℃に昇温し、さらに3時間加熱した。 反応混合物を冷却し、水(500ml)を加えた。6M HCl(200ml) 溶液を、pH1になるまで滴下した。沈殿をEtOAc(500ml)で抽出し 、層を分離した。水性層をEtOAc(2×150ml)で洗浄した。合わせた 有機層を水(250ml)、ブライン(250ml)で洗浄し、乾燥し(MgS O4)、減圧下で溶液を除去して標記化合物(86.4g)を得た。 c) 塩化5−(4−クロロフェニル)ペンタノイル 撹拌した酸(b)(86g)の乾燥トルエン(400ml)溶液に、塩化チオ ニル(88ml、3当量)を、10分間以上かけて滴下して加えた。反応混合物 をRTで2時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去し、残った金色の油を乾燥トルエン (2×50ml)、乾燥ジクロロメタン(2×50ml)と共に共沸し、生成物 を冷凍乾燥器で一晩放置し、標記化合物(93.5g)を明褐色の油として得、 さらなる精製を行わずに以下の工程に用いた。 d) (S)−3−[1−オキソ−5−(4−クロロフェニル)ペンチル]−4 −(S)−ベンジル−2−オキサゾリジノン 水素化ナトリウムを、N2下において無水トルエン(2×125ml)で洗浄 し、無水トルエン(300ml)に懸濁した。(S)−(−)−4−ベンジル− 2−オキサゾリジノンを無水THF(200ml)に溶解し、前記水素化ナトリ ウム懸濁液に、カニューレを介して15分間かけて加えた。さらに1時間後塩化 物(c)(67.05g)の無水THF (300ml)溶液を、カニューレを介して15分間かけて加え、混合物を4. 5時間RTにて撹拌した。飽和NaCl/1.0M HCl溶液(1:1、60 0ml)を注意深く加え、層を分離し水性層をEtOAc(2×100ml)で 洗浄した。合わせた有機層を乾燥し(MgSO4)、溶媒を減圧下にて除去し、 クリーム状の固体(99.1g)を得た。EtOAc/ヘキサン(2:8)から の再結晶により、標記化合物(80.0g)を、白色結晶として得た。 e) 3−[1−オキソ−2−(R)−(t−ブチルアセチル)−5−(4−ク ロロフェニル)ペンチル]−4−(S)−ベンジル−2−オキサゾリジノン 中間体1b)と同様の方法で、前記オキサゾリジノン2d)(102g)、ビ ストリメチルシリルアミドナトリウム(300ml、0.33mol)及びブロ ム酢酸t−ブチル(98ml、0.605mol)から調製した。プロパン−2 −オールから再結晶し、標記化合物(81g)を白色結晶固体として得た。 f) 4−t−ブチル=水素=2−(4−クロロフェニルプロピル)スクシナー 中間体1c)と同様の方法で、前記オキサゾリジノン2e)、過酸化水素(2 7.5%wt/vol、0.199mol、24.6ml、2.75当量)、水 酸化リチウム一水塩(0.079mol、79.42ml、1.1当量)及び亜 硫酸ナトリウム(100ml)から調製した。標記化合物(24.78g)は、 白色固体として得られた。 以下の中間体3〜5は、中間体(2)の調製の記載の方法に従い、(S)−4 −(ベンジル)−2−オキサゾリジノン及び適切な酸クロリドを用いて調製され た。 中間体3:4−t−ブチル=水素=2−(フェニルプロピル)スクシナート 中間体4:4−t−ブチル=水素=2−(4−メトキシフェニルプロピル)スク シナート 中間体5:4−t−ブチル=水素=2−(4−フルオロフェニルプロピル)スク シナート中間体6 a) t−ブチル=N−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−3−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアモアート 乾燥DMF(30ml)中の中間体2(2.05g、6.3mmol)に、N −ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(85mg、6.3mmol)、N−メ チルモルフォリン(636mg、684μl、6.3mmol)、L−tert −ロイシンアミド(1.22g、9.45mmol)及び塩酸1−(3−ジメチ ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(1.21g、6.3mmol )を加えた。溶液をRTにて2時間撹拌し、1.0M塩酸に注ぎ、EtOAcを 加えた。層を分離し、酸の層をEtOAc(3×50ml)で抽出した。合わせ た有機層をNaHCO3(3×50ml)、ブライン(1×50ml)で洗浄し 、乾燥し(MgSO4)、濃縮して黄味がかった油を得た。これをエーテル/ヘ キサ ンから沈殿させ、標記化合物(1.6g)を、白い固体として得た。δH(CD3 OD) 1.01(9H,s)、1.40(9H,s)、1.50−1.62( 4H,m)、2.30(1H,dd)、2.50−2.63(3H,m)、2. 75−2.85(1H,m)、4.29(1H,s)、7.12(2H,d)及 び7.22(2H,d)。 以下の中間体は、中間体6a)と同様の方法で調製した。 b) t−ブチル=N−[1−(S)−メトキシカルボニル−2,2−ジメチル プロピル]−3−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアモアート 中間体2及び中間体11より。δH(CDCl3) 0.95(9H,s)、1 .4(9H,s)、1.5−1.7(4H,m)、2.25−2.35(1H, m)、2.5−2.7(4H,m)、3.65(3H,s)、4.45(1H, d)、6.3(1H,d)、7.05(2H,d)及び7.2(2H,d)。 c) t−ブチル=N−(1−(S)−メチルアミノカルボニル−2,2−ジメ チルプロピル)−3−(R)−(4−メチルフェニルプロピル)スクシンアモア ート 中間体1(0.59g)及び中間体9より。δH(CDCl3) 1.0(9H ,s)、1.4(9H,s)、1.5−1.65(5H,m)、2.4(3H, s)、2.4(3H,s)、2.5−2.65(4H,m)、2.75(3H, d)、4.15(1H,d)及び7.05(4H,m)。中間体7 a) N−(1−(S)−アミノカルボニル−2,2−ジメチルプロピル)−3 −(R)−(4−クロロフェニルプロピル)コハク酸 TFA(18ml)中の中間体6a)(1.9g、4.3mmol)に、H2 O(2ml)を加えた。溶液をRTにて2時間撹拌し、溶媒を減圧下にて除去し た。残渣をエーテル/ヘキサンより沈殿させ、濾過し、乾燥し(MgSO4)、標記化合物 (1.5g)を得た。δH(CD3OD) 1.01(9H,m)、1 .45−1.65(4H,m)、2.47(1H,dd)、2.55−2.70 (3H,m)、2.84−2.88(1H,m)、4.30(1H,d)、7. 15(2H,d)、7.22(2H,d)及び7.74(1H,d)。 以下の中間体は、中間体7a)と同様の方法で調製した。 b) N−(1−(S)−メトキシカルボニル−2,2−ジメチルプロピル)− 3−(4−クロロフェニルプロピル)コハク酸 TFA(5ml)中の中間体6b)(1.3g)及び水(1ml)より。δH (CDCl3) 0.95(9H,s)、1.5−1.75(4H,m)、2. 45−2.7(4H,m)、3.7(3H,s)、4.45(1H,d)、6. 3(1H,d)、7.05(2H,d)及び7.25(2H,d)。 c) N−(1−(S)−メチルアミノカルボニル−2,2−ジメチルプロピル )−3−(4−メチルフェニルプロピル) コハク酸 中間体6c)(0.57g)より。δH(CDCl3) 0.95(9H,s) 、1.4−1.55(4H,m)、2.3(3H,s)、2.5(3H,m)、 2.7(5H,d)、4.4(1H,d)、6.5(NH,1H,d)、7.0 (4H,m)及び7.6(NH,1H,d)。中間体8 N−メチル−2−(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3,3−ジメチル ブタンアミド N−ベンジルオキシカルボニルtert−ロイシン(24.7mmol、6. 56g)を乾燥THF(50ml)中にとり、この溶液を窒素雰囲気下−40℃ に冷却した。クロル蟻酸エチル(26mmol、2.84g)を加え、溶液を1 0分間撹拌した。N−メチルモルフォリン(52mmol、5.24g)を加え 、溶液を−20℃と−40℃との間にて50分間撹拌した後、純塩酸メチルアミ ン(24.7mmol、1.67g)を加えた。溶液をRTまで温め、この温度 で18時間撹拌した。溶液を10%HCl(50ml)に注ぎ、EtOAc(5 0ml×3)で抽出し、合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(1×5 0ml)、続いてブライン(1×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、 溶媒を減圧下で除去し、標記化合物(5.72g)を、およそ白色の固体として 得た。δH(CDCl3) 1.0(9H,s)、2.75(3H,d)、3.6 (1H,d)、5.0−5.1(2H,m)、5.65(1H,d)、6.25 (1H, s)、7.25−7.4(5H,m)及び8.0(1H,s)。中間体9 N−メチル−2−(S)−アミノ−3,3−ジメチルブタンアミド 中間体8(5.72g)をMeOH(50ml)中にとり、この溶液を脱気し た後、Pd/C 10%(200mg)を加えた。溶液を水素雰囲気下で2.5 時間撹拌し、触媒をシリカプラグ(silica plug)を通して濾取し、溶媒を減圧 下で除去し、標記化合物(2.87g)を透明な油として得、これは一旦空気に 曝すと白色の固体となった。δH(CDCl3) 1.0(9H,s)、2.80 (3H,d)及び3.45(1H,s)。中間体10 2−(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ジメチルブタン酸メチル MeOH(50ml)を窒素雰囲気下で0℃に冷却した後塩化アセチル(28 .2mmol、2.22g)を加え、混合物を5分間撹拌した。N−ベンジルオ キシカルボニルtert−ロイシン(11.3mmol、3g)のMeOH(1 0ml)溶液を加え、反応混合物をRTに温め、18時間撹拌し、揮発物を減圧 下で除去し、標記化合物(2.8g)を白色固体として得た。δH(CDCl3) 0.95(9H,s)、3.7(3H,s)、4.2(1H,d)、5.10 (2H,s)、及び7.35(5H,m)。中間体11 2−(S)−アミノ−3,3−ジメチルブタン酸メチル 脱気した中間体10(7.16mmol、2g)のMeOH(50ml)溶液 にPd/C 10%(200mg)及び蟻酸アンモニウム(35.8mmol、 2.3g)を加えた。反応混合物を加熱し18時間還流した後冷却し、触媒をセ ライトプラグ(cellite plug)を通して濾取した。溶媒を減圧下で除去し、標記 化合物 (1.02g)を白色固体として得た。δH(CDCl3) 1.0(9H ,s)及び3.8(3H,s)。中間体12 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−メトキシカルボニル−2,2−ジメチル プロピル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体7b)より、実施例1の方法(i)に従い、実施例1の化合物の調製方 法として記載された試薬及び条件を用いて行った。δH(CDCl3) 0.95 (9H,s)、1.5−1.7(4H,m)、2.3(1H,dd,4,14 Hz)、2.4−2.6(3H,m)、2.7−2.9(1H,m)3.7(3 H,s)、4.4(1H,d)、6.35(1H,d)、7.05(2H,d) 、及び7.25(2H,d)。中間体13 2−(S)−[5−(4−クロロフェニル)−2−(R)−(ヒドロキシアミノ カルボニルメチル)ペンタノイル]−3, 3−ジメチルブタン酸 水酸化リチウム(5.8mmol、0.24g)を中間体12(1.45mm ol、0.6g)のMeOH(20ml)及び水(2ml)溶液に、RTにて窒 素雰囲気下で加えた。反応混合物を還流して18時間撹拌し、揮発物を減圧下で 除去し、得られた生成物をH2O(40ml)及びEtOAc(60ml)に分 配した。層を分離し、水性層をEtOAc(2×40ml)で抽出した。合わせ た有機層を乾燥(MgSO4)し、溶媒を減圧下で除去し、標記化合物(272 mg)を桃白色の固体として得た。δH(CDCl3) 1.0(9H,s)、1 .4−1.5(1H,m)、1.55−1.7(3H,m)、2.15(1H, dd)、2.35(1H,dd)、2.6(2H,m)、2.9(1H,m)、 4.3(1H,m)、7.15(4H,m)、及び8.05(1H,d)。実施例1 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド 方法(i) 乾燥DMF(20ml)中の中間体7a)(1.85g、4.83mmol) に、N2下−20℃にてN−メチルモルフォリン(796μl、7.25ml) 及びクロル蟻酸エチル(426μl、4.83mmol)を加えた。30分後、 0−(トリメチルシリル)−ヒドロキシルアミン(1.80 ml、24.15mmol)を加え、溶液をRTに温め3時間撹拌した。反応混 合物を1.0M HClに注ぎEtOAcを加えた。層を分離し、酸の層をEt OAc(5×50ml)で洗浄した。合わせた有機層をNaHCO3(3×50 ml)、ブライン(2×50ml)で洗浄し、乾燥(MgSO4)した。溶媒を 減圧下で除去し、白色固体を得た。これをMeOH/エーテルから沈殿させ、 記化合物 を白色固体として得た。δH(CD3OD) 1.01(9H,s)、1 .39−1.70(4H,m)、2.17(1H,dd,6,15Hz)、2 .57(1H,dd,6,15Hz)、2.50−2.68(2H,m)、2 .83−2.95(1H,m)、4.28(1H,s)、7.13(2H,d, 6Hz)及び7.22(2H,d,6Hz)。方法(ii) 中間体13(95.4mg)から、水性アンモニアを用い、且つ中間体8の調 製に用いられたものと同様の試薬及び条件を用いて行った。生成物は分離され、標記化合物 (67mg)が得られ、期待された1H NHRスペクトラムが得られ た。 以下の実施例2〜6の化合物は、示された適切な中間体、及びアミノ酸又はN −置換アミノ酸出発物質を用いて、中間体2からの実施例1、方法(i)の化合 物の調製に記載された方法と同様な複数工程の方法で、示された出発物質から得 られた。実施例2 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2, 2−ジメチルプロピル)−2−(R)−(フェニルプロピルスクシンアミド 中間体3及びL−tert−ロイシンアミドより。δH(CD3OD) 1.01 (9H,s)、1.40−1.78(4H,m)、2.20(1H,dd,6 ,15Hz)、2.35(1H,dd,6,15Hz)、2.84−2.93 (1H,m)、2.53−2.70(2H,m)、4.28(1H,s)、及び 7.05−7.25(5H,m)。実施例3 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−メチルフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体1及びL−tert−ロイシンアミドより。δH(CD3OD) 1.01 (9H,s)、1.40−1.70(4H,m)、2.15−2.40(2H, m)及び2.25に(3H,s)、2.45−2.65(2H,m)、2.70 −2.95(1H,m)、4.28(1H,s)及び7.02(4H,s)。実施例4 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−メトキシフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体4及びL−tert−ロイシンアミドより。δH(CD3OD) 1.01 (9H,s)、1.40−1.65(4H,m)、2.18(1H,dd,6 ,15Hz)、2. 35(1H,dd,6,15Hz)、2.45−2.60(2H,m)、2. 80−2.95(1H,m)、3.73(3H,s)、4.28(1H,s)、 6.78(2H,d,8Hz)及び7.06(2H,d,8Hz)。実施例5 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−メチルアミノカルボニル−2,2−ジメ チルプロピル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体2及び中間体9より。δH(CD3OD) 0.95(9H,s)、1.4 0−1.65(4H,m)、2.10−2.20(1H,dd)、2.3−2. 4(1H,dd)、2.5−2.6(2H,m)、2.7(3H,s)、2.8 5(1H,m)、4.25(1H,s)、及び7.15−7.3(4H,dd) 。実施例6 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロピ ル)−2−(R)−(4−フルオロフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体5及びL−tert−ロイシンアミドより。δH(CDCl3) 1.01 (9H,s)、1.41−1.64(4H,m)、2.17(1H,dd,6 .5,14.6Hz)、2.34(1H,dd,8.0,14.6Hz)、2 .57(2H,m)、2.86(1H,m)、4.27(1H,s)、6.95 (2H,m)、及び7.15(2H,m)。実施例7 4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−メチルアミノカルボニル−2,2−ジメ チルプロピル)−2−(R)−(4−メチルフェニルプロピル)スクシンアミド 中間体7c)より実施例1方法(i)の化合物の調製に記載のものと同様の試薬 及び条件を用いて行った。δH(CD3OD) 0.95(9H,s)、1.4− 1.6(4H,m)、2.15(1H,dd,6,15Hz)、2.25(3 H,s)、2.3(1H,dd,6,15Hz)、2.4−2.6(2H,m )、2.65(3H,s)、2.85(1H,m)、4.2(1H,s)、及び 7.0(4H,m)。実施例A 本発明の化合物の活性は以下に述べるように測定することができる。 Ki値を決定する酵素アッセイは全て、ペプチド基質Dnp-Pro-Leu-Gly-Leu-Tr p-Ala-D-Arg-NH2を用いて行われた(M.Sharon Stock and Robert D.Gray.JBC 264 ,4277-81,1989)。酵素は、Gly-Leu結合を切断する。これは消光性のジニト ロフェノール(Dnp)基が除去されることに伴うTrpの蛍光放出の増加を測定する ことにより、蛍光測定的に追跡することができる。 本質的に、酵素(例えばゼラチナーゼ、ストロメリシン(stromelysin)、コラ ゲナーゼ)0.08〜2nM、ある範囲の阻害剤濃度(0.1〜50×Ki)、 及び基質(約20μm)を、0.1M NaCl、10mM CaCl2、及び 0. 05%ブリジ35を含む0.1Mトリス/HCl緩衝液(pH7.5)中で、酵 素により室温又は37℃で一晩インキュベートする。反応は0.1M酢酸ナトリ ウム緩衝液を用いてpHを4に調整することにより停止され、蛍光は励起波長2 80nm、放出波長346nmで測定される。 Ki値は、強い結合(tight-binding)の阻害の等式を用いて求められる: ここでV0は阻害剤不存在下の反応初速度、Viは阻害剤存在下の初速度、[E ]は反応混合物中の総酵素濃度、[I]は反応混合物中の総阻害剤濃度である。 ストロメリシン及びコラゲナーゼについては、[S]≪基質の加水分解のKm 値であることからKi(app)は真のKi値に近似して推定された。ゼラチナーゼ については、Ki値は、いくつかの基質濃度における分析を行うことによって決 定された。Ki(app)対[S]のプロットは真のKi値をy軸の交点の値として 与える。 本発明の化合物について、以下の結果が得られた。 実施例B 本発明の化合物の経口活性は、以下に述べる胸膜腔アッセイを用いて測定する ことができる。 適切な溶媒(例えば50%ポリエチレングリコール(PG))中の試料化合物 の溶液2ml及び種々の比率のジメチルスルホキシド(DMSO)(必要に応じ て)を経口的に投与する。24時間までの間隔を置いた後、酵素ゼラチナーゼA (濃度20nMにおいて72K型)と放射標識[14C]ゼラチン(濃度約10μ M即ち500倍モル過剰)との等量(2.2ml)混合物0.4mlを胸膜腔に 注射し、4℃に保つ。35分後、マウスに麻酔薬を過剰投与し、胸膜腔の内容物 を 吸引し、吸引物を4℃において遠心分離して清澄にし、トリクロロ酢酸(TCA )で15%に希釈し、4℃にて一晩放置する。得られたTCAの沈殿を遠心して 分離し、それぞれの上清の放射活性をシンチレーション計測により測定する。結 果は、それぞれの試験化合物について測定された放射活性の、ゼラチナーゼ阻害 剤を用いずに同一のアッセイを行って得られた対照値との比較により計算される 、酵素活性の%阻害で表現される。 本発明の化合物について、以下の結果が得られた。 化合物の %阻害 実施例番号 (10mg/Kgにおいて) 1 100 2 73 3 95 4 82 5 64 6 76 7 100(80mg/Kgにおいて) 同一の方法、及び実施例1の化合物[A]と、アミド[B]、[C]ならびに [D](実施例1の化合物と同様の方法で調製された)とを用いて対照実験を行 った: それぞれの化合物は同一の投与量で投与された。化合物[A]は100%の阻 害を与え、化合物[B]は53%の阻害を与え、化合物[C]は25%の阻害を 与え、化合物[D]は11%の阻害を与えた。これらの結果は、構造的に密接に 関係する化合物[B]、[C]及び[D]と比較した場合の、本発明の化合物[ A]の有利な良い経口生物学的活性を示す。実施例C 本発明の化合物の血管形成を阻害する能力を、マウスにおいて示した。 化合物は、それらがマウスにおけるスポンジ(sponge)移植片の血管新生を阻害 する能力により評価された。このモデルにおける血管新生の量は、放射活性キセ ノンのスポンジからのクリアランス速度により測定された。ポリエチレングリコ ール(PG)担体中の化合物を、スポンジ移植の8時間後から投与を開始して、 1日2回、投与量100mg/kgで経口的に投与した。 図1は、実施例1の化合物を用いた1つの実験の結果を示す。比較の目的で、 以下の化合物(化合物[E])を用いた。 (国際特許出願第PCT/GB94/00896号に記載される通りに調製した 。)化合物[E]は、実施例1の化合物に比べてゼラチナーゼに対する効力がお よそ40分の1であり、本発明のこの化合物に比べてコラゲナーゼに対する効力 が40倍である。 結果を、図1において、時間に対するキセノンクリアランス(クリアランス定 数として表現される)のグラフとして表現する。実施例1の化合物はキセノンク リアランスの著明な阻害によって観察される血管新生の実質的な阻害を与え、こ れは非特異的メタロプロテイナーゼ阻害剤である化合物[E]により達成される 阻害よりはるかに大きかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07C 323/60 7419−4H C07C 323/60 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU, LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ミリカン,トーマス,アンドリュー イギリス国バークシャー・エスエル6・0 ディーワイ,メイデンヘッド,ドーニー・ リーチ,ハーコート・クロース・3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(1) (但し式中R1 を示し、R3は水素又はハロゲン原子あるいはメチル、トリフルオロメチル又 はメトキシ基を示し;R2は水素原子又はメチル基を示す)で示される化合物; ならびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグ。 2.R2が水素原子である請求項1記載の化合物。 3.R3が塩素又はフッ素原子、あるいはメチル、トリフルオロメチル、又はメ トキシ基である請求項1又は2記載の化合物。 4.R3が塩素原子、あるいはメチル又はメトキシ基である請求項3記載の化合 物。 5.N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプ ロピル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2, 2−ジメチルプロピル)−2−(R)−(4−メチルフェニルプロピル)スクシ ンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロ ピル)−2−(R)−(4−メトキシフェニルプロピル)スクシンアミド; N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプロ ピル)−2−(R)−(4−トリフルオロメチルフェニルプロピル)スクシンア ミド; ならびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグ。 6.N4−ヒドロキシ−N1−(1−(S)−カルバモイル−2,2−ジメチルプ ロピル)−2−(R)−(4−クロロフェニルプロピル)スクシンアミド; ならびにその塩、溶媒化物、及び水和物。 7.請求項1〜6のいずれかに記載の化合物、及び薬剤学的に許容しうる希釈剤 、担体又は賦形剤を含む薬剤組成物。 8.式(1) (但し式中R1 を示し、R3は水素又はハロゲン原子あるいはメチル、トリフルオロメチル又 はメトキシ基を示し;R2は水素原子又はメチル基を示す)で示される化合物; ならびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグの製造方法であって、そ の最終工程において、 a)式(2) (但し式中Rは−CO2H基)で示される酸又はその活性誘導体と、ヒドロ キシルアミンあるいはそのO−保護誘導体又は塩とを反応させ、必要に応じ続い て保護基を除去し、 b)式(7) で示される酸又はその活性誘導体とアンモニア又はメチラミンとを反応させ ;及び/又は c)式(1)で示される化合物と酸又は塩基とを反応させて対応する塩を得る ことを含む製造方法。 9.式(1) (但し式中R1 を示し、R3は水素又はハロゲン原子あるいはメチル、トリフルオロメチル又 はメトキシ基を示し;R2は水素原子又はメチル基を示す)で示される化合物; ならびにその塩、溶媒化物、水和物、及びプロドラッグの有効投与量を、血管形 成を伴う疾患を持つ患者に投与することを含む、ヒトにおける血管形成依存疾患 の予防又は治療方法。
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