JPH09503501A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH09503501A
JPH09503501A JP7510810A JP51081095A JPH09503501A JP H09503501 A JPH09503501 A JP H09503501A JP 7510810 A JP7510810 A JP 7510810A JP 51081095 A JP51081095 A JP 51081095A JP H09503501 A JPH09503501 A JP H09503501A
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アル−ラザク,ラーマン・エイ
マーシユ,ケナン・シー
パイター,リチヤード・エイ
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Abstract

(57)【要約】 (1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒の混合物、(2)HIVプロテアーゼ阻害性化合物と、(3)1種以上の医薬上許容されうる酸との混合物を吸着させた医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容されうる吸着剤の混合物を含んでなる固体医薬組成物を開示する。固体組成物は、所望により、硬質ゼラチンカプセル中にカプセル封入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 医薬組成物 技術分野 HIVプロテアーゼ(特に、HIV−1およびHIV−2プロテアーゼ)の阻 害剤である化合物についての、改良された経口生物学的利用能を供する固体医薬 組成物を開示する。特に、該組成物は、(1)医薬上許容されうる有機溶媒また は医薬上許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)HIVプロテアーゼ阻害剤と 、(3)医薬上許容されうる酸との混合物が吸着された、医薬上許容されうる吸 着剤または医薬上許容されうる吸着剤の混合物を含む。 発明の背景 新しい医薬剤の経口投与形態の可能な有用性の1の尺度は、該投与形態での経 口投与後に観察される生物学的利用能である。経口投与した場合に、種々の因子 が薬物の生物学的利用能に影響し得る。これらの因子は、水への溶解性、胃腸管 を通じての薬物の吸収、投与強度および最初の通過効果を含む。水への溶解性は これらの因子のうち最も重要なものの1つである。薬物が貧弱な水への溶解性を 有する場合、改良された水への溶解性 を有する薬物の塩または他の誘導体を同定する試みがしばしばなされる。薬物( またはその塩もしくは他の誘導体)についての適当な水への溶解性が得られない 場合、一般に、薬物(またはその塩もしくは他の誘導体)を含む固体組成物、例 えば錠剤またはカプセルは許容される経口生物学的利用能を供しないのが真実で ある。 最近、HIVプロテアーゼ阻害性化合物がin vitroおよびin vi vo においてHIVプロテアーゼを阻害するのに有用であり、HIV(ヒト免疫 不全ウイルス)感染を阻害するのに有用であって、AIDS(後天性免疫不全症 候群)を治療するのに有用であると判断されている。HIVプロテアーゼ阻害性 化合物は、典型的には、貧弱な経口生物学的利用能を有することによって特徴付 けられる。 HIVプロテアーゼ阻害性化合物の例は、1993年5月12日に公開された 欧州特許出願EP541168に開示されたN−(2(R)−ヒドロキシ−1( S)−インダニル)−2(R)−フェニルメチル−4(S)−ヒドロキシ−5− (1−(4−(3−ピリジルメチル)−2(S)−N′−(t−ブチルカルボキ シアミド)−ピペラジニル)−ペンタンアミドおよ び関連化合物; 1993年3月23日に発行された米国特許第5,196,438号に開示さ れた、N−tert−ブチル−デカヒドロ−2[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニ ル−3(S)−[[N−(2−キノリルカルボニル)−L−アスパラギニル]ア ミノ]ブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキシア ミド(すなわち、サキナビール(saquinavir))および関連化合物; 1993年3月17日に公開された欧州特許出願EP532466に開示され た5(S)−Boc−アミノ−4(S)−ヒドロキシ−6−フェニル−2(R) −フェニルメチルヘキサノイル−(L)−Val−(L)−Phe−モルホリン −4−イルアミドおよび関連化合物; 1992年6月17日に公開された欧州特許出願EP490667に開示され た1−ナフトキシアセチル−ベータ−メチルチオ−Ala−(2S,3S)−3 −アミノ−2−ヒドロキシ−4−ブタノイル−1,3−チアゾリジン−4−t− ブチルアミド(すなわち、1−ナフトキシアセチル−Mta−(2S,3S)− AHPBA−Thz−NH−tBu)および関連化合 物; 1992年5月29日に公開されたPCT出願WO92/08701に開示さ れた{1S−[1R*(R*),2S*]}−N1[3−[[[(1,1−ジメチル エチル)アミノ]カルボニル](2−メチルプロピル)アミノ]−2−ヒドロキ シ−1−(フェニルメチル)プロピル]−2−[(2−キノリニルカルボニル) アミノ]−ブタンジアミドおよび関連化合物; 1994年3月17日に公開されたPCT出願WO94/05639に開示さ れた および関連化合物;および 1993年4月15日に公開されたPCT出願WO93/07128に開示され た および関連化合物を含む。 最近、式I: [式中、R1は低級アルキルであってR2およびR3はフェニルである] で示される化合物はHIV−1およびHIV−2プロテアーゼの阻害剤であって 、HIV感染を阻害するのに有用であり、かくして、AIDSの治療に有用であ ると判断されている。 特に、式IIの化合物は、HIV−IおよびHIV−2プロテアーゼの阻害剤 として特に効果的であることが判明している。 式IIの最も好ましい化合物は、(2S,3S,5S)−5−(N−(N−( (N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル)−アミノ )カルボニル)バリニル)アミノ)−2−(N−((5−チアゾリル)メトキシ カルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン(化合物 III)である。 化合物IIIはpH>2において1ミリリットル当たり約6マイクログラムの 水への溶解度を有する。化合物IIIの酸付加塩(例えば、ビス塩酸塩、ビス− トシレート、ビス−メタンスルホン酸塩等)は<0.1ミリグラム/ミリリット ルの水への溶解度を有する。従って、化合物IIIまたはその塩をイヌに経口投 与した場合、生物学的利用能は2%未満であることは驚くべきことではない。 貧弱な水への溶解性を有する化合物の経口生物学的利用能は、時々、該化合物 をポリエチレングリコール(PEG)溶融体として(固体分散)投与することに よって改良できる。化合物IIIを含むかかる組成物のイヌにおける生物学的利 用能は<5%である。 また、貧弱な水への溶解性を有する化合物の経口生物学的利用能は、時々、標 準的な固体組成物に界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)および医薬 上許容されうる酸を含ませることによって改良できる。化合物IIIを含むかか る組成物のイヌにおける生物学的利用能は<3%である。 化合物IIIの適当な経口投与形態を持つためには、化合物IIIの経口生物 学的利用能は少なくとも25%であるべきである。好ましくは、該投与形態から の化合物IIIの経口生物学的利用能は約40%より大、より好ましくは約50 %より大であるべきである。 化合物IIIは医薬上許容されうる有機溶媒に良好な溶解性を有し、かかる溶 媒における溶解度は医薬上許容されうる酸の存在下で増強されることが判明した 。しかしながら、化合物IIIのかかる有機性溶液よりなる組成物の経口投与は 良好な 生物学的利用能を供することとは必ずしもならない。予期せぬことに、化合物I IIおよび1以上の医薬上許容されうる有機溶媒の混合物は医薬上許容されうる 吸着剤に吸着され、この組成物をイヌに投与すると、約90%という高い経口生 物学的利用能が観察される。 発明の開示 本発明により、(1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる 有機溶媒の混合物と、(2)HIVプロテアーゼ阻害性化合物(好ましくは、式 IIの化合物)と、(3)医薬上許容されうる酸または医薬上許容されうる酸の 組合せ物との混合物を吸着させた医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容さ れうる吸着剤の混合物を含む固体医薬組成物が提供される。 また、本発明により、(1)医薬上許容されうる有機溶媒または2種以上の医 薬上許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)HIVプロテアーゼ阻害性化合物 (好ましくは、式IIの化合物)と、(3)医薬上許容されうる酸または医薬上 許容される酸の組合せ物との混合物を吸着させた医薬上許容されうる吸着剤また は2種以上の医薬上許容されうる吸着剤の混合物を含む エタノール固体医薬組成物が提供され、該固体組成物は硬質ゼラチンカプセル中 にカプセル封入されている。 好ましくは、吸着される混合物は溶液の形態である。また、吸着される混合物 は、1種以上の医薬上許容されうる油を含めた、1種以上の添加剤を含むことが できる。また、本発明における吸着される混合物は1種以上の医薬上許容されう る界面活性剤を含むことができる。また、本発明における吸着される混合物は、 酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール )、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、ビタミンE、ビタミンE PEG 1000スクシネート等)を含むことができる。 本発明の固体組成物は、非処方の化合物II(塩基)または非処方の化合物I I(酸付加塩)と比較した場合、化合物IIについて改良された経口生物学的利 用能を提供する。また、本発明の固体組成物は、PEG溶融体組成物または、や はり界面活性剤および医薬上許容されうる酸を含有する標準的な固体組成物と比 較した場合、改良された経口生物学的利用能を提供する。 本明細書で用いる「医薬上許容されうる吸着剤」なる用語は、 二酸化ケイ素、コロイド状二酸化ケイ素(例えば、Cab− 晶セルロース、スターチ、マルトデキストリン、タルク、炭酸カルシウム、ペク チン、ケイ酸アルミニウム、クロスポビドン GAF Corp.より入手可能)等を指す。 本明細書で用いる「医薬上許容されうる有機溶媒」なる用語は、プロピレング リコール;ポリプロピレングリコール;ポリエチレングリコール(例えば、ポリ エチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリ コール600、ポリエチレングリコール900、ポリエチレングリコール540 (すべてUnion Carbideより入手可能)等);ポリオキシエチレン ヒマシ油誘導体(例えば、ポリオキシエチレングリセロールトリリシノレエート またはポリオキシ rp.)、ポリオキシエチレングリセロールオキシステアレー (ポリエチレングリコール60水素化ヒマシ油)、BASF Corp.)等);エタノール;2−(2−エトキシエトキシ) wood,NJ07675);ベンジルアルコール;グリセロール;エチルオレ エート;イソプロピルパルミテート;イソプロピルミリステート等;N−メチル ピロリドン;医薬上許容されうるケイ素流体等を指す。 本明細書で用いる「医薬上許容されうる酸」なる用語は、(i)塩酸、臭化水 素酸、ヨウ化水素酸等のごとき無機酸、(ii)有機モノ−、ジ−またはトリ− カルボン酸(例えば、ギ酸、酢酸、アジピン酸、アルギン酸、クエン酸、アスコ ルビン酸、アスパラギン酸、安息香酸、酪酸、ショウノウ酸、グルコン酸、グル クロン酸、ガラクタロン酸(galactaronic acid)、グルタミン酸、ヘプタン酸、 ヘキサン酸、フマル酸、乳酸、ラクトビオン酸(lactobionic ac id)、マロン酸、マレイン酸、ニコチン酸、シュウ酸、パモ酸、ペクチン酸、 3−フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバル酸、プロピオン酸、コハク酸、 酒石酸、ウンデカン酸等)または(iii)スルホン酸(例えば、ベンゼンスル ホン酸、硫酸水素ナトリウム、硫酸、ショウノウスルホン酸、ドデシル硫酸、エ タンスル ホン酸、メタンスルホン酸、イセチオン酸、ナフタレンスルホン酸、p−トルエ ンスルホン酸等)を指す。 本明細書で用いる「医薬上許容されうる油」なる用語は、鉱油または植物油( 例えば、サフラワー油、落花生油、オリーブ油、分留ヤシ油(例えば、カプリル 酸およびカプリン酸との混 Witten,ドイツ国より入手可能)等)、プロピレングリコールモノラウレ ート等を指す。 本明細書で用いる「医薬上許容されうる界面活性剤」なる用語は、医薬上許容 されうる非イオン性界面活性剤(例えば、 Corp.)のごときポリオキシエチレンポリプロピレングリコールまたは、ポ リオキシエチレン(20)ソルビタンのモノ脂肪酸エステル(例えば、ポリオキ シエチレン(20)ソルビ 80)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレ キシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテートまたは (20)ソルビタンモノラウレートまたはポリソルベート20 ン界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムまたは胆汁塩(例えば、コール 酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム等)、等を指す。 本発明の好ましい組成物は、(1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上 許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)該固体組成物の約10重量%ないし約 40重量%の量のHIVプロテアーゼ阻害性化合物(好ましくは、式IIの化合 物)と、(3)(HIVプロテアーゼ阻害性化合物に基づいて)合計約0.2モ ル当量ないし約2モル当量の(a)医薬上許容されうる酸または(b)医薬上許 容されうる酸の組合せ物との混合物が吸着された医薬上許容されうる吸着剤また は医薬上許容されうる吸着剤の混合物を含む固体医薬上組成物からなる。 好ましくは、医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容されうる吸着剤の混 合物は、固体医薬組成物の約25重量%ないし約75重量%よりなる。より好ま しくは、医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容されうる吸着剤の混合物は 、固体医薬組成物の約25重量%ないし約45重量%よりなる。 好ましい医薬上許容されうる吸着剤は、二酸化ケイ素(固体医薬組成物の約2 5重量%ないし約50重量%)または、二酸化ケイ素(固体医薬組成物の約15 重量%ないし約35重量%)と、タルク(固体医薬組成物の約1重量%ないし約 5重量%)、コーンスターチ(固体医薬組成物の約5重量%ないし約10重量% )、微結晶セルロース(固体医薬組成物の約5重量%ないし20重量%)および マルトデキストリン(固体医薬組成物の約5重量%ないし約10重量%)から独 立して選択される吸着剤またはその混合物との混合物である。 好ましくは、医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒 の混合物は、固体医薬組成物の約10重量%ないし約60重量%よりなる。より 好ましくは、医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒の 混合物は固体医薬組成物の約20重量%ないし約55重量%よりなる。 好ましい医薬上許容されうる有機溶媒は、プロピレングリコール(固体医薬組 成物の約10重量%ないし約45重量%)または、プロピレングリコール(固体 医薬組成物の約10重量% 薬組成物の約4重量%ないし約12重量%)の混合物、または プロピレングリコール(固体医薬組成物の約10重量%ないし の約4重量%ないし約12重量%)およびエタノール(固体医薬組成物の約3重 量%ないし約25重量%、より好ましくは固体医薬組成物の約20重量%ないし 約25重量%)の混合物を包含する。 好ましい医薬上許容されうる酸はp−トルエンスルホン酸、クエン酸または塩 酸である。 本発明の好ましい組成物は、(1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上 許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)約10重量%ないし約40重量%の量 のHIVプロテアーゼ阻害性化合物(好ましくは、式IIの化合物)と、(3) (HIVプロテアーゼ阻害性化合物に基づいて)合計約0.2モル当量ないし約 1モル当量の(a)医薬上許容されうる酸または(b)医薬上許容されうる酸の 組合せ物との混合物が吸着された医薬上許容されうる吸着剤または2種以上の医 薬上許容されうる吸着剤の混合物を含む固体医薬組成物からなり、該固体組成物 は硬質ゼラチンカプセル中にカプセル封入されている。 本発明のより好ましい組成物においては、より好ましい医薬 上許容されうる吸着剤、溶媒および酸は、本発明の好ましい組成物について前記 したものと同じである。 本発明のさらにより好ましい組成物は、(1)固体組成物の約15重量%ない し約20重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約5重量%のポ リオキシエチレングリセロールトリリシノレエートと、(3)固体組成物の約2 0重量%ないし約25重量%の式IIの化合物と、(4)式IIの化合物の量に 基づいて、約0.2ないし約1モル当量の塩酸との混合物がその吸着剤の混合物 に吸着された、固体組成物の約25重量%の二酸化ケイ素と固体組成物の約15 重量%ないし約20重量%の微結晶セルロースとの混合物を含む医薬上許容され うる吸着剤を含む固体医薬組成物よりなる。 本発明の最も好ましい組成物は、(1)医薬上許容されうる有機溶媒または医 薬上許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)約10重量%ないし約40重量% の量の式IIIの化合物と、(3)(化合物IIIに基づいて)合計約0.2な いし約1モル当量の(a)医薬上許容されうる酸または(b)医薬上許容されう る酸の組合せ物との混合物が吸着された、医薬上許容されうる吸着剤または医薬 上許容されうる吸着剤の混合物を含む 固体医薬組成物からなり、該固体組成物は硬質ゼラチンカプセル中にカプセル封 入されている。 本発明の最も好ましい組成物において、最も好ましい医薬上許容されうる吸着 剤、溶媒および酸は本発明の好ましい組成物について記載したものと同じである 。 本発明のさらに最も好ましい組成物は、(1)固体組成物の約15重量%ない し約20重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約5重量%のポ リオキシエチレングリセロールトリリシノレエートと、(3)固体組成物の約2 0重量%ないし約25重量%の式IIIの化合物と、(4)式IIIの化合物の 量に基づいて、約0.2ないし約1モル当量の塩酸との混合物がその吸着剤の混 合物に吸着された、固体組成物の約25重量%の二酸化ケイ素と固体組成物の約 15重量%ないし約20重量%の微結晶セルロースとの混合物よりなる医薬上許 容されうる吸着剤を含む固体医薬組成物よりなる。 本発明の別のさらに最も好ましい組成物は、(1)固体組成物の約10重量% ないし約15重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約4重量% ないし約5重量%のポリオキシエチレングリセロールトリリシノレエートと、( 3)固体 組成物の約20重量%ないし約25重量%のエタノールと、(4)固体組成物の 約20重量%ないし約25重量%の式IIIの化合物と、(5)式IIIの化合 物の量に基づいて、約0.2ないし約0.5モル当量の塩酸との混合物がその吸 着剤に吸着された、固体組成物の約25重量%ないし約30重量%の二酸化ケイ 素からなる医薬上許容されうる吸着剤を含む固体医薬組成物からなる。 本発明の別のさらに最も好ましい組成物は、(1)固体組成物の約40重量% ないし約45重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約10重量 %ないし約20重量%の化合物IIIと、(3)式IIIの化合物の量に基づい て、約0.2ないし約2モル当量のp−トルエンスルホン酸との混合物がその吸 着剤に吸着された、固体組成物の約30重量%ないし約35重量%の二酸化ケイ 素からなる医薬上許容されうる吸着剤を含む固体医薬組成物からなる。 本発明の別のさらに最も好ましい組成物は、(1)固体組成物の約35重量% ないし約40重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約10重量 %ないし約15重量%の式IIIの化合物と、(5)式IIIの化合物の量に基 づいて、 約0.2ないし約2モル当量のp−トルエンスルホン酸との混合物がその吸着剤 に吸着された、固体組成物の約25重量%ないし約30重量%の二酸化ケイ素、 固体組成物の約10重量%ないし約15重量%の微結晶セルロースおよび固体組 成物の約5重量%のタルクの混合物からなる医薬上許容されうる吸着剤を含む固 体医薬組成物からなる。 本発明の別のさらに最も好ましい組成物は、(1)固体組成物の約30重量% ないし約35重量%のプロピレングリコールと、(2)固体組成物の約15重量 %ないし約20重量%の式IIIの化合物と、(5)式IIIの化合物の量に基 づいて、約0.2ないし約2モル当量のp−トルエンスルホン酸との混合物がそ の吸着剤に吸着された、固体組成物の約30重量%ないし約35重量%の二酸化 ケイ素、固体組成物の約5重量%ないし約10重量%の微結晶セルロースおよび 固体組成物の約1重量%のタルクの混合物からなる医薬上許容されうる吸着剤を 含む固体医薬組成物からなる。 式IおよびIIの化合物は2つ以上の不斉炭素原子を含有し、したがって、純 粋なジアステレオマー、ジアステレオマーの混合物、ジアステレオマーのラセミ 体(diastereomeric racemat es)またはジアステレオマーラセミ体の混合物として存在できる。本発明は異性 体形のすべてをその範囲内に包含させる意図である。本明細書で用いる「R」お よび「S」立体配置なる用語は、IUPAC1974セクションEの推奨(Re commendations for Section E)、基本的立体化学 (Fundamental Stereochemistry)、Pure A ppl.Chem.(1976)45,13〜30によって定義されている通り である。 式IIの化合物の好ましい異性体は、(2S,3S,5S)−5−(N−(N −((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル)−ア ミノ)カルボニル)バリニル)アミノ)−2−(N−((5−チアゾリル)メト キシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン(化 合物III)である。 本明細書で用いる「低級アルキル」なる用語は、メチル、エチル、n−プロピ ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、n−ペンチル、 1−メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、2,2−ジ メチルプロピル、n−ヘキシル等を含めた、1ないし6個の炭素原子を含 有する直鎖または分岐鎖のアルキル基をいうが、これらに限定されるものではな い。 硬質ゼラチンカプセルはCapsugel,Greenwood,SC.より 購入できる。カプセルは手動でまたはカプセル充填機によって充填される。目標 の充填重量は、所望の用量強度と充填組成物の効能との組み合わせに依存する。 以下の実施例により、本発明をさらに説明する。特に、実施例7〜16は本発 明の組成物に直接関係する。 実施例1 (非処方のカプセル) 5mg/kg用量に同等の化合物III(遊離塩基)の量を硬質ゼラチンカプ セル(グレイ、サイズ0)に入れた。これらのカプセルを10mlの水と共に絶 食イヌに投与した。 実施例2(カプセル) 5mg/kg用量に同等の化合物III(遊離塩基)の量を硬質ゼラチンカプ セル(グレイ、サイズ0)に入れた。これらのカプセルを10mLの水と共に非 絶食イヌに投与した。 実施例3(カプセル) 化合物IIIの5mg/kg用量(塩基当量)に同等の化合物IIIのジ−ト シレート塩の量を硬質ゼラチンカプセル(グ レイ、サイズ0)に充填した。10mLの水と共にこれらのカプセルを餌摂取イ ヌに投与した。 実施例4(カプセル、PEG溶融体) 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 33.0 クエン酸、無水、粉末、USP 8.3 マロン酸 8.3 ポリエチレングリコール1450 50.0 ラクトース一水和物NF、粉末、レギュラー 0.4 実施例5(カプセル) 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 27.0 クエン酸、無水、粉末、USP 21.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、 20.0 Sigma 微結晶セルロースPH101、NF 15.0 ラクトース一水和物NF、粉末、レギュラー 11.0 ヒドロキシプロピルセルロース、NF 4.0 ラウリル硫酸ナトリウム、NF 1.5 ステアリン酸マグネシウム、NF微粉 0.5 実施例6(錠剤) 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 20.0 クエン酸、無水、粉末、USP 12.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、 12.0 Sigma 結晶セルロースPH101、NF 20.0 ラクトース一水和物NF、粉末、レギュラー 12.5 ラウリル硫酸ナトリウム、NF 1.5 アルギン酸ナトリウム、Sigma、高粘性 20.0 ナトリウムスターチグリコレート 2.0 一般に、本発明の組成物は以下のごとくに製造できる。医薬上許容されうる酸 または酸混合物を、混合しつつ、医薬上許容されうる有機溶媒または溶媒混合物 に添加する。エタノール(脱水物、USP、200プルーフ)を共溶媒として使 用できる。酸化防止剤を使用するならば、次いで混合しつつそれを添加する。次 いで、HIVプロテアーゼ阻害剤を、それが完全に溶解するまで混合しつつゆっ くりと添加する。最後に、任意の 粘性の医薬上許容されうる有機共溶媒および/または界面活性剤のごとき他の添 加剤を混合しつつ添加する。 医薬上許容されうる吸着剤または吸着剤混合物をHobartミキサーに仕込 み、混合する。低速で混合しつつ、前記溶液をHobartミキサー中の乾燥し た混合物に滴下する。混合物を顆粒となるまで塊状とする。 該顆粒を適当なサイズのふるいに通してふるい分けする。エタノールを共溶媒 として用いる場合には、カプセル中に充填するに先立って、所望により、乾燥に よる損失が元来吸着された溶液中にあったエタノールの量以下となるまで、湿潤 顆粒をトレイドライヤーまたは流動床ドライヤー中で乾燥することもできる。 顆粒中のHIVプロテアーゼ阻害剤の最終濃度(顆粒1gあたりのmg)はH PLC分析によって測定される。カプセル(ゼラチン、No.00、鉄灰色、不 透明)に適量の顆粒を充填してカプセル当たりHIVプロテアーゼ阻害剤の所望 の用量を得た。実施例7(カプセル) 湿潤顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 15.0 プロピレングリコール、USP 42.7 エタノール、脱水USP、200プルーフ 4.0 二酸化ケイ素、NF 30.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 8.3乾燥顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 15.6 プロピレングリコール、USP 44.5 二酸化ケイ素、NF 31.3 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 8.6実施例8(カプセル) 湿潤顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 15.0 プロピレングリコール、USP 42.7 エタノール、脱水USP、200プルーフ 4.0 二酸化ケイ素、NF 20.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 8.3 タルク 5.0 コーンスターチ 5.0乾燥顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 15.6 プロピレングリコール、USP 44.5 二酸化ケイ素、NF 20.8 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 8.6 タルク 5.2 コーンスターチ 5.2実施例9(カプセル) 湿潤顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 12.8 プロピレングリコール、USP 36.6 エタノール、脱水USP、200プルーフ 3.4 二酸化ケイ素、NF 25.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 7.1 タルク 5.0 微結晶セルロースPH102、NF 10.0乾燥顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 13.3 プロピレングリコール、USP 37.9 二酸化ケイ素、NF 25.9 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 7.3 タルク 5.2 微結晶セルロースPH102、NF 10.4実施例10(カプセル) 湿潤顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 16.8 プロピレングリコール、USP 31.2 エタノール、脱水USP、200プルーフ 6.6 二酸化ケイ素、NF 30.0 p−トルエンスルホン酸、一水和物、Sigma 9.3 タルク 1.0 微結晶セルロースPH102、NF 5.0乾燥顆粒組成物 成 分 重量% 化合物III(遊離塩基) 18.0 プロピレングリコール、USP 33.4 二酸化ケイ素、NF 32.2 p−トルエンスルホン酸、一水和物、 10.0 Sigma タルク 1.1 微結晶セルロースPH102、NF 5.3実施例11(カプセル) 実施例12(カプセル) 湿潤顆粒組成物 乾燥顆粒組成物 実施例13(カプセル) 湿潤顆粒組成物 乾燥顆粒組成物 この組成物は以下のプロセスに従って調製できる。プロピレングリコール(U SP、139mL)およびエタノール(脱水物、USP、200プルーフ、13 9mL)をステンレス鋼またはガラス製容器中で混合した。塩酸(試薬グレード 、20mL)を添加し、十分に混合する。この溶液にアスコルビン酸(21g) を添加し、混合物をそれが透明となるまで撹拌した。化合物III(200g) をゆっくりと溶液に添加し、溶液が (41g)およびポリソルベート80、NF(41g)を混合しつつ添加した。 微結晶セルロース、NF(139g)および二酸化ケイ素、NF(Syloi d244、医薬グレード、209g)をHobartミキサーに仕込み、3〜5 分間混合した。低速で 混合しつつ、前記溶液をHobartミキサー中の乾燥混合物に滴下した。この 混合物を顆粒となるまで塊状とした。 湿潤顆粒を8メッシュのふるいを通してふるい分けした。ふるい分けした顆粒 を紙を敷いたトレイ上に広げ、乾燥による損失が12%以下となるまでトレイド ライヤーまたは流動床ドライヤー(20〜35℃)中で乾燥した。 顆粒中の化合物IIIの濃度(顆粒1gあたりのmg)はHPLC分析によっ て測定した。カプセル(ゼラチン、No.00、鉄灰色、不透明)に適量の乾燥 顆粒を充填して、所望のカプセル当たりの用量を得た。 実施例14(カプセル) 湿潤顆粒組成物 乾燥顆粒組成物 実施例15(カプセル) この組成物は、カプセルに充填するに先立ってエタノールを除去するために顆 粒を乾燥しなかった以外は、前記した一般的手法に従って調製した。 実施例16(カプセル) この組成物は、カプセルに充填するに先立ってエタノールを除去するために顆 粒を乾燥しなかった以外は、前記した一般的手法に従って調製した。 以下の残りの実施例では、化合物IIIの製造を提供する。 実施例17 (2S,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソ プロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ) −2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジ フェニル−3−ヒドロキシヘキサン A.N−(((ベンジル)オキシ)カルボニル)−L−フェニルアラニナール 窒素雰囲気下、無水ジクロロメタン870ml中の無水ジメチルスルホキシド 24.5mlの溶液を−60℃まで冷却し、内温が−50℃未満に維持されるよ うにして、ジクロロメタン中の塩化オキサリルの2M溶液131mlで15分間 にわたって処理した。添加後、溶液を−60℃で15分間撹拌し、ジクロロメタ ン200ml中のN−(((ベンジル)オキシ)カルボニル)−L−フェニルア ラニノール50g(0.175モル)の溶液で20分間にわたって処理した。得 られた溶液を−60℃で1時間撹拌し、次いで、内温が−50℃未満に維持され るようにして、トリエチルアミン97mlで15分間にわたって 処理した。添加後、溶液を−60℃で15分間撹拌し、次いで、冷却浴を所定の 位置に置いて、水550ml中のクエン酸163gの溶液で迅速に(1分間にわ たって)処理した。得られたスラリーを10分間激しく撹拌し、加温し、水で1 リットルに希釈し、分離した。有機相を水700ml、続いて、水550mlお よび飽和NaHCO3水溶液150mlの混合液で洗浄し、MgSO4上で乾燥し 、20℃にて真空中で濃縮して、所望の粗生成物を明黄色固体として得た。 B.(2S,3R,4R,5S)−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オ キシ)カルボニル)アミノ)−3,4−ジヒドロキシ−1,6−ジフェニルヘキ サンおよび(2S,3S,4S,5S)−2,5−ビス−(N−(((ベンジル )オキシ)カルボニル)アミノ)−3,4−ジヒドロキシ−1,6−ジフェニル ヘキサン 乾燥ジクロロメタン400ml中のVCl3−(テトラヒドロフラン)378. 5gおよび亜鉛末16gの懸濁液を窒素雰囲気下、25℃で1時間撹拌した。ジ クロロメタン200ml中のN−(((ベンジル(オキシ)カルボニル)−L− フェニルアラニナール0.175モルの溶液を次いで一度に添加し、 得られた混合物を窒素雰囲気下、室温にて16時間撹拌した。得られた混合物を 1M塩酸500mlに添加し、熱クロロホルム500mlで希釈し、2分間激し く振盪した。層を分離し、有機層を1M塩酸で洗浄し、分離した。有機相の濾過 により、所望の粗生成物を固体残渣として得た。残渣を1.25リットルのアセ トン中にスラリー化し、濃硫酸5mlで処理し、室温で16時間撹拌した。得ら れた混合物を濾過し、残渣(残渣A)をアセトン50mlで洗浄した。合わせた 濾液を250ml容量まで濃縮し、ジクロロメタン1000mlで希釈し、水で 3回、飽和食塩水で1回洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濃縮して粘性油とした 。該油を(塩化アセチル71mlおよびメタノール1000mlから調製した) メタノール中の1M HCl 1000ml中に取り上げ、室温で2時間撹拌し た。得られた沈殿を濾過し、メタノールで洗浄し、フィルター上で風乾して、所 望の化合物26.7gを白色固体として得た。濾液を濃縮し、濾過して(2S, 3R,4R,5S)−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オキシ)カルボニ ル)アミノ)−3,4−ジヒドロキシ−1,6−ジフェニルヘキサンの第2収量 (8.3g)を得た。1H NMR(d6−DMSO)δ 2.59(dd,J=13,5Hz,2H)、2.74(dd,J=13,9H z,2H)、3.26(br,2H)、4.19(m,2H)、4.54(m, 2H)、4.92(m,4H)、6.82(d,J=9Hz,2H)、7.0− 7.35(m,20H)。マススペクトル:(M+H)+=569 残渣A(前記、2.65g)をテトラヒドロフラン(THF)75mlおよび 1M塩酸75ml中に懸濁し、24時間加熱還流した。得られた溶液を真空中で 濃縮した後、残渣をクロロホルム中の10%メタノール中に取り上げ、水で2回 洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮して、(2S,3S,4S,5S )−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−3 ,4−ジヒドロキシ−1,6−ジフェニルヘキサンを白色固体として得た。1H NMR(d6−DMSO)δ2.64(m,2H)、3.04(m,2H)、 3.49(m,2H)、3.78(m,2H)、4.70(d,J=7Hz,2 H)、4.93(AA′,4H)、7.1−7.4(m,20H)、マススペク トル:(M+H)+=569 C.(2S,3R,4S,5S)−3−アセトキシ−2,5−ビス−(N−( ((ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−3−ブロモ−1,6−ジフェニ ルヘキサン 2:1ジクロロメタン/ヘキサンの500ml中の(2S,3R,4R,5S )−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−3 ,4−ジヒドロキシ−1,6−ジフェニルヘキサン25g(44ミリモル)の懸 濁液を臭化α−アセトキシイソブチリル23gで処理した。得られた混合物を、 反応物が透明になるまで室温で撹拌し、飽和NaHCO3水溶液200mlずつ で2回洗浄し、MgSO4上で乾燥し、真空中で濃縮して、所望の粗生成物30 .8gを得た。9:1ジクロロメタン:酢酸エチルを用いて、一部をシリカゲル クロマトグラフィーによって精製して純粋な所望の化合物を白色固体として得た 。1H NMR(CDCl3)δ2.21(s,3H)、2.62(dd,J=1 3,11Hz,1H)、2.75(d,J=7Hz,2H)、2.95(br d,J=15Hz,1H)、4.03(br t,J=10Hz,1h)、4. 40(br d,J=10Hz,1H)、4.6−5.0(m,6H)、5.1 2(br d,J=13Hz,1 H)、5.33(br d,J=11Hz,1H)、7.0−7.4(m,10 H)マススペクトル:(M+NH4+=690,692 D.(2S,3R,4R,5S)−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オ キシ)カルボニル)アミノ)−3,4−エポキシ−1,6−ジフェニルヘキサン ジオキサン375ml中の(2S,3R,4S,5S)−3−アセトキシ−2 ,5−ビス−(N−(((ベンジル))オキシ)カルボニル)アミノ)−3−ブ ロモ−1,6−ジフェニルヘキサンの35.56g(52.8ミリモル)の溶液 を1N水酸化ナトリウム水溶液255mlで処理し、室温で16時間撹拌し、そ の間に、所望の化合物が沈殿した。得られた混合物を濾過し、残渣を水で洗浄し 、乾燥して所望の化合物22.23g(76%)を白色固体として得た。1H NMR(CDCl3)δ2.7−2.9(m,6H)、3.9−4.0(m,2 H)、4.6−4.7(m,2H)、5.03(m,4H)、7.1−7.4( m,10H) E.(2S,3S,5S)−2,5−ビス−(N−(((ベンジル)オキシ) カルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン THF600ml中の(2S,3R,4R,5S)−2,5−ビス−(N−( ((ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−3,4−エポキシ−1,6−ジ フェニルヘキサン39.2g(71.2ミリモル)の混合物を窒素雰囲気下で水 素化ホウ素ナトリウム13g(0.36モル)で処理した。得られた混合物をト リフルオロ酢酸27.7ml(0.36モル)で滴下処理した。室温で3.5時 間撹拌した後、得られた混合物を1N塩酸でクエンチし、水で希釈し、16時間 撹拌した。得られた混合物を濾過し、水で洗浄し、乾燥して所望の化合物22. 85g(58%)を白色固体として得た。 F.(2S,3S,5S)−2,5−ジアミノ−1,6−ジフェニル−3−ヒ ドロキシヘキサン 1,4−ジオキサン400mlおよび水400ml中の実施例17Eで得られ た粗製化合物32gおよび水酸化バリウム八水和物55.5g(176ミリモル )の懸濁液を4時間加熱還流した。得られた混合物を濾過し、残渣をジオキサン で濯いだ。 合わせた濾液を濃縮して約200mlの容量とし、クロロホルム400mlずつ で4回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥し、濾過し、真空中で濃 縮した。まずクロロホルム中の2%イソプロピルアミン、次いでクロロホルム中 の2%イソプロピルアミン/2%メタノールを用いるシリカゲルクロマトグラフ ィーによって残渣を精製して、所望の純粋な化合物10.1g(81%)を白色 固体として得た。1H NMR(CDCl3)δ1.54(dt,J=14,10 Hz,1H)、1.67(dt,J=14,3Hz,1H)、2.50(dd, J=13,8Hz,1H)、2.58(dd,J=13,8Hz,1H)、2. 8(m,2H)、2.91(dd,J=13,5Hz,1H)、3.10(m, 1H)、3.72(ddd,J=11,3,2Hz,1H)、7.1−7.4( m,10H)マススペクトル:(M+H)+=285 G.(4S,6S,1′S)−6−(1−アミノ−2−フェニルエチル)−4 −ベンジル−2−フェニル−3−アザ−2−ボラ−1−オキサシクロヘキサン トルエン1リットル中の(2S,3S,5S)−2,5−ジアミノ−1,6− ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン 11.28g(40ミリモル)およびフェニルホウ酸4.88g(40ミリモル )の溶液を加熱還流し、蒸留物が透明となるまでディーン・スターク・トラップ を用いて水を共沸除去した。次いで、溶媒を真空中で除去して所望の粗化合物が 得られ、これをさらに精製することなく直ちに用いた。 H.チオホルムアミド 1Lのジエチルエーテル中のホルムアミド(30.5mL、0.76モル)の 溶液を仕込んだ、オーバーヘッドスターラーを装備した、冷却した(0℃)2L の3首丸底フラスコに、五硫化リン89g(0.19モル)を少量ずつ添加した 。反応混合物を室温まで加温し、2時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮して、チ オホルムアミドが黄色の悪臭油として得られ、これを精製することなく用いた。 I.2−クロロ−2−ホルミル酢酸エチル 0℃まで冷却した、カリウムt−ブトキシド(0.5モル、THF中の1M溶 液500mL)および乾燥THF500mLを仕込んだ2Lの3首丸底フラスコ に、滴下漏斗から、THF200mL中のクロロ酢酸エチル(0.5モル、53 .5mL)およびギ酸エチル(0.5モル、40.4mL)の溶液を3時 間にわたって滴下した。滴下完了後、反応混合物を1時間撹拌し、一晩放置した 。得られた固体をジエチルエーテルで希釈し、氷浴中で冷却した。次いで、6N HClを用いてpHを約3に低下させた。有機相を分離し、水層をジエチルエ ーテルで3回洗浄した。合わせたエーテル抽出物をNaSO4上で乾燥し、真空 中で濃縮した。所望の粗化合物を−30℃で貯蔵し、さらに精製することなく用 いた。 J.チアゾール−5−カルボン酸エチル 丸底フラスコに、乾燥アセトン250mL、チオホルムアミド7.5g(0. 123モル)、および2−クロロ−2−ホルミル酢酸エチル18.54g(0. 123モル)を添加した。反応物を2時間加熱還流した。溶媒を真空中で除去し 、残渣をクロマトグラフィー(SiO2、6cm o .d .カラム、100%C HCl3、Rf=0.25)によって精製して所望の化合物11.6g(60% )を明黄色油として得た。NMR(CDCl3)δ1.39(t,J=7Hz, 3H)、4.38(q,J=7Hz,2H)、8.50(s,1H)、8.95 (s,1H) K.5−(ヒドロキシメチル)チアゾール THF250mL中の水素化リチウムアルミニウム(76ミリモル)を含有す る予備冷却した(氷浴)500mLの3首フラスコに、THF100mL中のチ アゾール−5−カルボン酸エチル(11.82g、76.68ミリモル)を1. 5時間にわたって添加して、過剰の起泡を回避した。反応物をさらに1時間撹拌 し、水2.9mL、15%NaOH2.9mL、および水8.7mLで注意深く 処理した。固体塩を濾過し、濾液を貯蔵した。粗製塩を酢酸エチル100mL中 で30分間加熱還流した。得られた混合物を濾過し、2の濾液を合し、Na2S O4上で乾燥し、真空中で濃縮した。生成物を、クロロホルム中の0%−2%− 4%メタノールで順次溶出させるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し て所望の化合物が得られ(Rf=0.3(クロロホルム中4%メタノール))、 これは放置により75%の収率で固化した。NMR(CDCl3)δ4.92( s,2H)、7.78(s,1H)、8.77(s,1H)マススペクトル:( M+H)+=116 L.((5−チアゾリル)メチル)−(4−ニトロフェニル)カルボネート 塩化メチレン100ml中の5−(ヒドロキシメチル)チアゾール3.11g (27ミリモル)および過剰のN−メチルモルホリンの溶液を0℃まで冷却し、 クロロギ酸4−ニトロフェニル8.2g(41ミリモル)で処理した。1時間撹 拌した後、反応混合物をCHCl3 で希釈し、1N HCl、飽和NaHCO3 水溶液、および飽和食塩水で順次洗浄し、NaSO4上で乾燥し、真空中で濃縮 した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO2、1〜2%MeOH/C HCl3、4%MeOH/CHCl3にてRf=0.5)によって精製して所望の 化合物5.9g(78%)を黄色固体として得た。NMR(CDCl3)δ5. 53(s,2H)、7.39(dt,J=9,3Hz,2H)、8.01(s, 1H)、8.29(dt,J=9,3Hz,2H)、8.90(s,1H)マス スペクトル:(M+H)+=281 M.(2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メ トキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサンお よび(2S,3S,5S)−2−アミノ−5−(N−((5−チアゾリル)−メ トキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン THF20ml中の(2S,3S,5S)−2,5−ジアミノ−1,6−ジフ ェニル−3−ヒドロキシヘキサン500mg(1.76ミリモル)および((5 −チアゾリル)メチル)−4−ニトロフェニル)カルボネート480mg(1. 71ミリモル)の溶液を室温にて4時間撹拌した。真空中で溶媒を除去した後、 まずクロロホルム中の2%次いで5%メタノールを用いて、残渣をシリカゲルク ロマトグラフィーによって精製して、2つの所望の化合物の混合物を得た。93 :2イソプロピルアミン:クロロホルム中の0−1−2%メタノールのグラジエ ントを用いた、混合物のシリカゲルクロマトグラフィーにより、(2S,3S, 5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)ア ミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン(Rf0.48、96: 2:2クロロホルム:メタノール:イソプロピルアミン)110mg(16%) および(2S,3S,5S)−2−アミノ−5−(N−((5−チアゾリル)メ トキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン( Rf=0.44、96:2:2クロロホルム:メタノール:イソプロピルアミン )185mg(28%)を得た。 (2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メトキシ カルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン:NMR (CDCl3)δ1.3−1.6(m,2H)、2.40(dd,J=14,8 Hz,1H)、2.78(dd,J=5Hz,1H)、2.88(d,J=7H z,2H)、3.01(m,1H)、3.72(br q,1H)、3.81( br d,J=10Hz,1H)、5.28(s,2H)、5.34(br d ,J=9Hz,1H)、7.07(br d,J=7Hz,2H)、7.15− 7.35(m,8H)、7.87(s,1H)、8.80(s,1H)マススペ クトル:(M+H)+=426 (2S,3S,5S)−2−アミノ−5−(N−((5−チアゾリル)メトキシ カルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン:NMR (CDCl3)δ1.55(dt,J=14,8Hz,1H)、1.74(m, 1H)、2.44(dd,J=15,1Hz,1H)、2.75−3.0(m, 4H)、3.44(m,1H)、4.00(br t,1H)、5.28(m, 3H)、7.1−7.4(m,10H)、7,86(s,1H)、8.80(s ,1H)、マ ススペクトル:(M+H)+=426 N.(2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メ トキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン 無水THF700ml中の40ミリモルの粗製(4S,6S,1′S)−6− (1−アミノ−2−フェニルエチル)−4−ベンジル−2−フェニル−3−アザ −2−ボラ−1−オキサシクロヘキサンの溶液を−40℃まで冷却し、乾燥TH F300ml中の((5−チアゾリル)メチル)−(4−ニトロフェニル)カル ボネート7.83g(27.9ミリモル)の溶液で1時間にわたって滴下処理し た。得られた溶液を3時間で0℃まで加温し、次いで、16時間で室温まで加温 した。溶媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチル700ml中に取り上げ、1N NaOH水溶液150mlずつで3回、食塩水150mlで1回洗浄した。有機 相をNa2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮した。メタノール/クロロホルム混合 液を用いるシリカゲルクロマトグラフィーよる残渣の精製により、その位置異性 体と混合された所望の化合物を得た。クロロホルム中の1〜3%イソプロピルア ミンを用いる第2クロマトグラフィーにより、所望 の化合物5.21gが得られ、これは放置により固化した。 O.2−メチルプロパンチオアミド ジエチルエーテル4L中のイソブチルアミド100g(1.15モル)の懸濁 液を激しく撹拌し、P41051g(0.115モル)で数回に分けて処理した 。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮して、所望の粗 製化合物94.2g(80%)を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ1.0 8(d,J=7Hz,6H)、2.78(ヘプテット、J=7Hz,1H)、9 .06(br,1H)、9.30(br, 1H)マススペクトル:(M+H)+ =104 P.4−(クロロメチル)−2−イソプロピルチアゾール塩酸塩 アセトン1.6リットル中の2−メチルプロパン−チオアミド94.0g(0 .91モル)、1,3−ジクロロアセトン115.7g(0.91モル)、およ びMgSO4109.7g(0.91モル)の混合物を3.5時間加熱還流した 。得られた混合物を冷却し、濾過し、溶媒を真空中で除去して、所望の粗製化合 物を黄色油として得た。1H NMR(DMSO− d6)δ1.32(d,J=7Hz,6H)、3.27(ヘプテット,J=7H z,1H)、4.78(s,2H)、7.61(s,1H)マススペクトル:( M+H)+=176 Q.2−イソプロピル−4−(((N−メチル)アミノ)メチル)チアゾール 水100ml中の4−(クロロメチル)−2−イソプロピルチアゾール塩酸塩 40gの溶液を、撹拌しつつ、40%メチルアミン水溶液400mlに滴下した 。得られた溶液を1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をクロロホル ム中に採り、Na2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮した。クロロホルム中の10 %メタノールを用いるシリカゲルクロマトグラフィーによる残渣の精製により、 所望の化合物21.35g(55%)を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ 1.34(d,J=7Hz,6H)、2.56(s,3H)、3.30(ヘプテ ット、J=7Hz,1H)、4.16(s,2H)、7.63(s,1H)マス スペクトル:(M+H)+=171 R.N−(((4−ニトロフェニル)オキシ)カルボニル)−L−バリンメチ ルエステル CH2Cl21.2リットル中のクロロギ酸4−ニトロフェ ニル66.1g(0.328モル)の溶液を0℃まで冷却し、L−バリンメチル エステル塩酸塩で処理した。得られた混合物を、撹拌しつつ、4−メチルモルホ リン68.9ml(0.626モル)で処理した。得られた溶液をゆっくりと室 温まで加温し、一晩撹拌した。10%NaHCO3水溶液で3回洗浄した後、溶 液をNa2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮した。残渣をクロロホルムで溶出する シリカゲルクロマトグラフィーで精製して所望の化合物を得た。1H NMR( DMSO−d6)δ0.94(d,J=7Hz,3H)、0.95(d,J=7 Hz,3H)、2.12(オクテット, J=7Hz,1H)、3.69(s, 3H)、4.01(dd,J=8,6Hz,1H)、7.41(dt,J=9, 3Hz,2H)、8.27(dt,J=9,3Hz,2H)、8.53(d,J =8Hz,1H)マススペクトル:(M+NH4+=314 S.N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチ ル)アミノ)カルボニル)−L−バリンメチルエステル THF200ml中の2−イソプロピル−4−(((N−メチル)アミノ)メ チル)チアゾール15.7g(92ミリモル) の溶液をN−(((4−ニトロフェニル)オキシ)カルボニル)−L−バリンメ チルエステル20.5g(69ミリモル)と合した。得られた溶液を4−ジメチ ルアミノピリジン1.6gおよびトリエチルアミン12.9ml(92ミリモル )で処理し、2時間加熱還流し、冷却し、真空中で濃縮した。残渣をCH2Cl2 中に採り、5%K2CO3水溶液で十分に洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、真空中 で濃縮した。得られた生成物の混合物を、溶離剤としてクロロホルムを用いるシ リカゲルクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物16.3g(54 %)を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ0.88(d,J=7Hz,3H )、0.92(d,J=7Hz,3H)、1.32(d,J=7Hz,3H)、 2.05(オクテット、J=7Hz,1H)、2.86(s,3H)、3.25 (ヘプテット、J=7Hz,1H)、3.61(s,3H)、3.96(dd, J=8,7Hz,1H)、4.44(AA′,2H)、6.58(d,J=8H z,1H)、7.24(s,1H)マススペクトル:(M+H)+=328 T.N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチ ル)アミノ)カルボニル)−L−バリン ジオキサン17ml中の実施例17Sで得られた化合物1.42g(4.3ミ リモル)の溶液を0.50M LiOH水溶液17.3mlで処理した。得られ た溶液を室温で30分間撹拌し、1M HC18.7mlで処理し、真空中で濃 縮した。残渣をジクロロメタン中に採り、水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、 真空中で濃縮して所望の化合物1.1g(81%)を得た。マススペクトル:( M+H)+=314 U.(2S,3S,5S)−5−(N−(N−(((N−メチル−N−((2 −イソプロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)ア ミノ)−2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1, 6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン THF2ml中のN−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チア ゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)−L−バリン70mg(0.223ミリ モル)、(2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル) メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン 79mg(0.186ミリモル)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物3 0mg(0.223ミリモル)、お よびN−エチル−N′−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド51mg(0. 266ミリモル)の溶液を室温で16時間撹拌した。得られた溶液を真空中で濃 縮し、97:3 CH2Cl2:CH3OHを用いるシリカゲルクロマトグラフィ ーによって残渣を精製して所望の化合物100mg(74%)(Rf0.4、9 5:5 CH2Cl2:CH3OH)を固体として得た。融点61〜63℃、マス スペクトル:(M+H)+=721 元素分析C3749652・0.5H2Oとしての計算値:C,60.88;H ,6.77;N,11.51、実測値:C,60.68;H,6.53;N,1 1.36 実施例18 (2S,3S,5S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−(t−ブチルオキ シカルボニルアミノ)−1,6−ジフェニルヘキサン 実施例18A (2S,3S,5S)−2−(N,N−ジベンジルアミノ)−3−ヒドロキシ −5−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)−1,6−ジフェニルヘキサン テトラヒドロフラン(200mL)中の(2S,3S,5S)−2−(N,N −ジベンジルアミノ)−3−ヒドロキシ−5−アミノ−1,6−ジフェニルヘキ サン(10.0g、21.6ミリモル)の撹拌溶液に水(200mL)中の炭酸 カリウム(6.0g、43.2ミリモル)を添加した。この溶液にテトラヒドロ フラン(10mL)中のジ−t−ブチルジカルボネート(5.64g、25.9 ミリモル)を添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。N,N−ジメチ ルエチレンジアミン(1mL、8.6ミリモル)を添加し、反応混合物を室温で さらに1時間撹拌した。酢酸エチル(400mL)を添加し、有機層を分離し、 5% KH2PO4(2×200mL)、水(1×200mL)、飽和NaHCO3 (2×200mL)および水(1×200mL)で洗浄した。次いで、有機性 溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮して、所望の生成物を明黄色油 として得た。300MHz 1H NMR(CDCl3)δ1.40(s,9H) 、1.58(s,2H)、2.45−2.85(m,4H)、3.05(m,1 H)、3.38(d,2H)、3.6(m,1H)、3.79(m,1H)、3 .87(d,2H)、4.35(s,1H)、 4.85(s,ブロード,1H)、7.0−7.38(m,20H) 実施例18B (2S,3S,5S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−(t−ブチルオキ シカルボニルアミノ)−1,6−ジフェニルヘキサン メタノール(350mL)中の(2S,3S,5S)−2−(N,N−ジベン ジルアミノ)−3−ヒドロキシ−5−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)− 1,6−ジフェニルヘキサン(12g、21.3ミリモル)の撹拌溶液にギ酸ア ンモニウム(8.05g、128ミリモル、6.0当量)および10%パラジウ ム炭(2.4g)を添加した。溶液を窒素下60℃にて3時間撹拌し、次いで7 5℃で12時間撹拌した。追加量のギ酸アンモニウム(6g)および10%パラ ジウム炭(1.5g)ならびに1mLの氷酢酸を添加した。反応を還流温度にて 2時間内に完了させた。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、次いで、セライ トベッドを通して濾過した。濾過ケーキをメタノール(75mL)で洗浄し、合 わせた濾液を減圧下で濃縮した。残渣を1N NaOH(300mL)中に採り 、塩化メチ レン(2×200mL)に抽出した。合わせた有機層を食塩水(250mL)で 洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶液を濃縮して、所望の生成物 が明るい色の油として得られ、これを放置してゆっくりと結晶化させた(5g) 。生成物のさらなる精製はフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メ チレン中の5%メタノール)によって達成できた。300MHz 1H NMR (CDCl3 )δ1.42(s,9H)、1.58(m,1H)、1.70(m ,1H)、2.20(s,ブロード,2H)、2.52(m,1H)、2.76 −2.95(m,4H)、3.50(m,1H)、3.95(m,1H)、4. 80(d,ブロード,1H)、7.15−7,30(m,10H) 実施例19 (2S,3S,5S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−(t−ブチルオキ シカルボニルアミノ)−1,6−ジフェニルヘキサンの別の調製 実施例19A (5S)−2−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)−5−(N,N−ジベ ンジルアミノ)−1,6−ジフェニル−4−オキソ−2−ヘキセン メチルt−ブチルエーテル100ml中の(S)−2−アミノ−5−(N,N −ジベンジルアミノ)−1,6−ジフェニル−4−オキソ−2−ヘキセン9.2 1gm(20ミリモル)および4−N,N−ジメチルアミノピリジン0.37g m(3ミリモル)に、同溶媒(25mL)中のジ−t−ブチルジカルボネート4 .80gm(22ミリモル)を含有する溶液をシリンジポンプを介して6時間に わたって添加した。次いで、追加量(3mL)のメチルtert−ブチルエーテルを 添加して反応を完了させた。室温で18時間撹拌した後、反応混合物を氷浴を用 いて冷却した。得られた固体を吸引濾過によって収集し、冷(0℃)メチルtert −ブチルエーテルおよびヘキサンで洗浄し、真空下で乾燥して、粗製物質9.9 gmを白色固体として得た。かく単離した物質を最小量のジクロロメタンに溶解 させ、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。ヘキサ ン−酢酸エチル−ジクロロメタン(8:1:1)の混合液でのカラムの溶出によ り、適当な画分の濃縮後に、所望の化合物8.1gm(72%)を得た。融点1 91〜193℃[α]D−183.7℃(c=1.05,CHCl3)、1H N MR(CDC3,δ):11.68(bs,1H)、 7.05−7.47(m,20H)、5.28(s,1H)、4.27(d,J =16Hz,1H)、4.02(d,J=16Hz,1H)、3.58(m,4 H)、3.40(m,1H)、3.11(m,1H)、2.90(m,1H)、 1.48(s,9H) 実施例19B (5S)−2−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)−5−(N,N−ジベ ンジルアミノ)−1,6−ジフェニル−4−オキソ−2−ヘキセンの別の調製 窒素下、15%酢酸エチル/ヘキサン(2リットル)中の(S)−2−アミノ −5−(N,N−ジベンジルアミノ)−1,6−ジフェニル−4−オキソ−2− ヘキセン(100.0g、0.217モル)の懸濁液を約40℃まで加温した。 得られた溶液を、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン4.0g(33ミリモ ル)およびジ−t−ブチルジカルボネート49.7g(0.228モル)を添加 する前に室温まで冷却した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。(約1時間後、 白色沈殿が形成され始めた)。懸濁液を濾過し、沈殿をヘキサンで洗浄して所望 の生成物を無色結晶として得た。TLC:25%酢 酸エチル/ヘキサン Rf=0.38 実施例19C (2S,3S,5S)−2−(N,N−ジベンジルアミノ)−5−(t−ブチ ルオキシカルボニルアミノ)−3−ヒドロキシ−1,6−ジフェニルヘキサン ジクロロメタン(100ml)および1,4−ジオキソラン(100ml)中 の実施例19Aの生成物(5g、8.9ミリモル)の溶液を−10℃および−1 5℃の間に冷却し、1MBH3THF(26.7ml、26.7ミリモル)で滴 下処理した。溶液をこの温度で3時間撹拌した。透明な溶液を過剰のメタノール (20ml)でクエンチし、室温で30分間撹拌した。溶媒を真空中で除去した 。 得られた白色フォームをTHF(75ml)に溶解させ、−40℃まで冷却し た。LAH(9ml、THF中1M)9ミリモル)の溶液を滴下した。10分後 、溶液を水、続いて希塩酸でクエンチした。有機層を除去し、水層を酢酸エチル (3×20ml)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し(飽和炭酸水素塩水溶液 、続いて食塩水)、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、蒸発させて所望の生成物4 .9g(99%)を白色フォー ムとして得た。 別法として、BH3THF反応工程から得られた白色フォームをMeOH(4 5ml)に溶解させ、+3℃まで冷却し、KBH4(1.44g)26.7ミリ モル)小量ずつで処理した。最後のKBH4分の添加後、反応物を+4ないし+ 5℃でさらに4時間撹拌した。溶液を真空中で1/2の容量に濃縮し、1/1ヘ キサン−EtOAc(70ml)で希釈し、KHSO4の10%溶液をpH=約 5まで添加することによって(冷却しつつ、温度は<30℃に維持)クエンチし た。NaOH(15%水溶液)をpH=12〜13まで添加した。不溶性塩を濾 過によって除去し、濾過ケーキを7mlの1/1ヘキサン/EtOAcで3回洗 浄した。濾液および洗液を分液漏斗に移し、15mlヘキサンおよび15ml水 で希釈した。有機層を除去し、水層を20ml(1/1)ヘキサン−EtOAc で1回抽出した。合わせた有機層を洗浄し(飽和食塩水)、乾燥し(Na2SO4 )、濾過し、蒸発させて所望の生成物5.2gが得られ、これをさらに精製する ことなく次の反応で用いた。 Rf0.5(25%EtOAc/ヘキサン) 1H NMR (CDCl3)δ7.37−7.10(m,20H);6.78(br s,1 H);4.62(d,1H);4.50(s,1H);4.18(dd,1H) ;3.9(d,2H);3.65(dd,2H);3.40(d,2H);3. 00(m,2H);2.77(m,1H);1.39(s,9H)MS(EI) m/e565(M+H) 実施例19D (2S,3S,5S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−(t−ブチルオキ シカルボニルアミノ)−1,6−ジフェニルヘキサン 無水EtOH(2リットル)に溶解した実施例19Cからの生成物(150g m,250ミリモル)の溶液を10%Pd/C(18gm、予備湿潤化したもの )で処理し、続いて水(200ml)に溶解させたギ酸アンモニウム(78.6 gm、1.25ミリモル)を添加した。得られた混合物を2.5時間還流下で撹 拌した。混合物を室温まで冷却し、キーゼルゲル(20g)のパッドを通して濾 過した。濾過ケーキをEtOH(各70ml)で3回洗浄した。濾液を真空中で 濃縮した。残渣をEtOAc(1L)に溶解し、洗浄し(1N NaOH、 続いて水、続いて食塩水)、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、95グラム(理論 の99.2%)の一定重量まで真空中で濃縮した。明黄色固体(95gmのうち の91.5gm)を熱ヘプタン(600ml)(スチーム浴)中にスラリー化し 、イソプロパノール(45ml)で処理し、撹拌して溶液とした。該溶液を3時 間にわたってゆっくりと室温まで冷却し、温度を2時間室温に維持し、濾過した 。濾過ケーキを9/1ヘキサン−イソプロパノール(各々30ml)で10回洗 浄して、所望の生成物を灰色がかった白色の微細結晶固体が得られ、これを乾燥 して57.5gmの一定重量とした。 粗生成物(20gm)を140mlヘプタン/17mlイソプロパノールから 再結晶した。溶液をゆっくりと室温まで冷却させた後、混合物を室温で2時間放 置し、次いで濾過した。濾過ケーキを濯ぎ(5×15ml(8/1)ヘプタン/ イソプロパノール)、乾燥して18.5gmの一定重量とした。 実施例20 (2S,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソ プロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ) −2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジ フェニル−3−ヒドロキシヘキサンの別の調製 実施例20A (2S,3S,5S)−5−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)−2−( N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル −3−ヒドロキシヘキサン 実施例19Dの生成物(6.0g、15.6ミリモル)を窒素雰囲気下でDM F60mLに溶解させた。この撹拌溶液に室温で5−(p−ニトロフェニルオキ シカルボニルオキシメチル)チアゾール(4.67g)15.6ミリモル)を添 加し、得られた溶液を4時間撹拌した。ロータリーエバポレーションによって減 圧下で溶媒を除去し、残渣を150mLのEtOAcに溶解させた。溶液を5× 75mM 1N NaOH溶液、100mL食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾 燥した。溶媒を除去してわずかに黄色がかった油8.02gを得た。この物 質を30mlEtOAcおよびヘキサン40mLから結晶化させて、所望の生成 物6.53g(80%)を白色固体として得た。融点118〜120℃ 1H NMR(CDCl3)δ8.79(s,1H)、7.83(s,1H)、7.3 0−7.15(m,8H)、7.08(m,2H)、5.23(s,2H)、5 .14(d,1H,J=9Hz)、4.52(m,1H)、3.92−3.72 (m,3H)、3.65(m,1H)、2.85(d−見掛け、2H,J=7. 5Hz)、2.72(d−見掛け,2H,J=7Hz)、1.61(m,2H) 、1.38(s,9H) CIMS m/z(526)(M+H)+、543( M+18)+ 実施例20B (2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メトキ シカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン 実施例20Aの生成物(6.43g、12.23ミリモル)を窒素雰囲気下、 室温にて25mLのジオキサンに溶解させた。この撹拌溶液にジオキサン中の4 N HCl20.25mLを添加し、約10分後、濃厚な沈殿が形成された。ジ オキサンを さらに10mL添加して、スラリーをほぐした。この混合物を1時間撹拌し、次 いで、濾過した。生成物のビス−HCl塩の濾過ケーキを20mLのジオキサン で洗浄し、風乾し、次いで175mLの水に溶解させた。この溶液に酢酸エチル 175mLを添加し、二相混合物を迅速に撹拌した。迅速に撹拌した混合物に3 N NaOHを滴下することによってこの混合物のpHをpH=10に調整した 。有機層を単離し、食塩水(150mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した。 溶媒を除去して所望の生成物5.18g(99%)を透明な油として得た。1 H NMR(CDCl3)δ8.81(s,1H)、7.87(s,1H)、7 .35−7.05(m,10H)、5.33(d,1H,J=9.3Hz)、5 .28(m,2H)、3.81(m,1H)、3.72(m,1H)、3.01 (m,1H)、2.88(m,2H)、2.78(dd,1H,J=13.5, 5.1Hz)、2.39(dd,1H,J=9.0,4.5Hz)、1.57− 1.30(m,2H)CIMSm/z426(M+H)+ 実施例20C (2S,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソ プロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ) −2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジ フェニル−3−ヒドロキシヘキサン N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル) アミノ)カルボニル)−L−バリン(4.13g、13.18ミリモル)および ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.23g、16.48ミリモル)をTHF7 0mLに溶解させ、次いで、ジシクロヘキシルカルボジイミド(2.71g、1 3.18ミリモル)を窒素雰囲気下で撹拌溶液に一度に添加した。この混合物を 室温で4時間撹拌し、次いで、濾過してジシクロヘキシル尿素沈殿を除去した。 (2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)−メトキ シカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン(5. 1g、11.99ミリモル)を窒素雰囲気下でTHF100mLに溶解した。こ の撹拌溶液にHOBT−活性エステルの濾液を添加し、得られた溶液を室温で4 時間撹拌 し、溶媒をロータリーエバポレーションによって除去した。残渣を酢酸エチル1 50mLに溶解し、2×100mL 1N NaOH、100mL食塩水、10 0mLの1%w/wKHSO4水溶液で洗浄し、溶媒をロータリーエバポレーシ ョンによって除去して残渣を得た。残渣を175mLの1NHClに溶解させ、 溶液を濾過して少量のジシクロヘキシル尿素を除去した。濾液溶液を175mL の酢酸エチルに添加し、二相混合物を迅速に混合わせた。この迅速に撹拌した混 合物のpHを3N冷NaOHの滴下によってpH=7に調整した。有機層を単離 し、100mLの食塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過し、溶媒を除去 して無色フォーム8.6gを得た。この物質をEtOAc42mLおよびヘキサ ン21mLから結晶化させて所望の生成物7.85gを白色固体として得た。融 点=122〜123℃ CIMSm/z721(M+H)+ 実施例21 (2S,3S,5S)−5−アミノ−2−(N−((5−チアゾリル)メトキ シカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサンの別の 調製 別法A 実施例17Fの生成物(9.5g、33.4ミリモル)およびフェニルホウ酸 (phenylboronic acid)(4.1g、33.6ミリモル)を トルエン(150mL)と一緒にし、2.5時間還流し、水を共沸除去した(デ ィーン−スターク・トラップ)。大気圧にてトルエン(100mL)を留去し、 次いで、残存するトルエンを真空下で除去して黄色シロップが得られ、これをD MF(50mL)に溶解し、−60℃に冷却した。DMF(50mL)中の5− (p−ニトロフェニルオキシカルボニルオキシメチル)チアゾール(9.5g、 33.5ミリモル)の溶液を45分間にわたって添加した。得られた混合物を− 55±5℃で8時間撹拌し、次いで、−25℃で14時間撹拌し、次いで、室温 まで加温した。反応混合物を1N HCl(250mL)で希釈し、CH2Cl2 (2×80mL)で洗浄した。合わせた有機層を1N HCl(60mL)で逆 抽出した。合わせた水性HCl層を氷浴中で2℃まで冷却し、濃塩酸(37%) (30mL)を5分間にわたって添加した。所望の生成物(ビスHCl塩)は3 0分以内に沈殿し始めた。スラリーを2〜5℃で3時間撹拌し、次いで、生成 物(ビスHCl塩)を濾過によって収集し、55〜60℃の真空オーブン中で乾 燥した。収量11.4g(68%) 第2収量回収: HCl母液を酢酸エチル(190mL)と共に撹拌し、K2CO3水溶液でpH 9〜10に中和した(25%w/wK2CO3200〜300gを要した)。酢酸 エチル層を真空下で濃縮して油とし、これを1N HCl(90mL)に再溶解 し、塩化メチレン(45mL)で洗浄した。水層を2℃まで冷却した。濃塩酸( 37%)(9.0mL)を添加して第2収量を沈殿させた。2〜5℃で1〜3時 間撹拌した後、固体を濾過によって収集し、55〜60℃の真空オーブン中で乾 燥した。収量2.1g(12.6%) ビスHCl塩の中和: ビスHCl塩(10.66g、21.4ミリモル、第1および第2収量の混合 物)を、すべての固体が溶解するまで(2時間)CH2Cl2(110mL)およ び5%NaHCO3水溶液(110mL)と共に撹拌した。水層を分離し、さら に50mlのCH2Cl2で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4(10g )で乾燥し、濾過し、≦40℃にて真空下で濃 縮して油とした。該油を真空ポンプで乾燥して標記化合物を黄色フォーム9.1 g(100%)として得た。 別法B 実施例17Fの生成物(15.0g、0.053モル)をDMF(75mL) に溶解させた。ホウ酸トリイソプロピル(24.4mL、0.105モル)を添 加し、室温で約1.5時間撹拌した。溶液を−10℃まで冷却し、DMF(75 mL)中の5−(p−ニトロフェニルオキシカルボニルオキシメチル)チアゾー ル(15.0g、0.054モル)の溶液を80分間にわたって添加した。反応 物を−10℃で約1時間撹拌し、次いで、塩化メチレン(250mL)で希釈し 、トリエタノールアミン(24.8g)および5%炭酸水素ナトリウム水溶液( 300mL)の混合液でクエンチした。二相混合物を1時間撹拌し、次いで層を 分離し、水層をさらに塩化メチレン(50mL)で抽出した。合わせた有機層を 1N HCl(1×390mL、次いで1×95mL)で抽出した。酸層を合わ せ、氷浴中で冷却し、濃塩酸(50mL)でさらに酸性化し、これにより生成物 の白色スラリーが得られた。該スラリーを2℃で約1時間撹拌した。所望の生成 物ビスHCl塩を濾過によって 収集し、真空オーブン中55℃で乾燥した。収量18.5g(70%) 実施例22 (2S,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソ プロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ) −2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジ フェニル−3−ヒドロキシヘキサンの別の調製 THF(170mL)中の実施例21の生成物(9.1g、21.4ミリモル )、HOBT(3.6g、23.5ミリモル)およびN−((N−メチル−N− ((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)−L− バリン(7.37g、23.5ミリモル)の溶液にDCC(4.85g、23. 5ミリモル)を添加した。溶液を室温で16時間撹拌した(DCU沈殿)。真空 下でTHFを除去し、得られたペーストを冷1N HCl(5℃で106mL) と共に3時間撹拌して、粗生成物を溶解させた。該DCUを濾過によって取り出 し、濾過ケーキを1N HCl(30mL)で洗浄した。KH2PO4(3.2g )を、合わせたHCl濾液に溶解させ た。溶液を酢酸エチル(80mL)と混合し、NaOH水溶液(10%w/wN aOH60.3g)でpH7に中和した。水層をさらに25mLの酢酸エチルで 抽出し、合わせた酢酸エチル抽出物をNaHCO3水溶液(5%w/wNaHC O3の2×37mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4(13g)で乾燥し、濾 過し、≦45℃にて真空下で濃縮した。残渣を70℃で1:1酢酸エチル/ヘプ タン混合液(200mL)に溶解させた。溶液をゆっくりと冷却させ、室温で一 晩撹拌して濃厚なスラリーを得た。生成物を濾過によって収集し、1:1酢酸エ チル/ヘプタン(20mL)で洗浄した。生成物を真空オーブン中55℃で簡単 に乾燥して、第2結晶化に先立っておおまかな重量を得た(12.85g、83 %)。 2:1酢酸エチル/ヘプタン(〜70℃で溶解させ、次いで室温で12時間撹 拌)144mLからの第2結晶化により、微細白色固体の濃厚なスラリーを得た 。生成物を濾過によって収集し、2:1酢酸エチル/ヘプタン15mLで洗浄し 、次いで、真空オーブン中、55℃で2日間乾燥して所望の生成物を得た。 収量11.9g(77%) 実施例23 ((5−チアゾリル)メチル)−(4−ニトロフェニル)カルボネートの別の 調製 実施例23A 2−アミノ−5−(エトキシカルボニル)チアゾール塩酸塩 THF(1.9L)中のカリウムt−ブトキシド(110g、0.98モル) の−10℃溶液に、THF(400mL)中のクロロギ酸エチル(100mL、 0.934モル)およびギ酸エチル(75mL、0.928モル)の溶液を十分 機械撹拌しつつ2時間にわたって滴下した。濃厚溶液を約−1℃でさらに2時間 撹拌し、次いで、反応物を1N HCl(750mL)中のNaCl(150g )の溶液の添加によってクエンチした。混合物を20℃まで加温し、下層の水層 (いくらかの沈殿した塩を含有)を分離した。有機層をロータリエバポレーター にて真空下でストリップした。油を酢酸エチル500mLに再溶解させ、Na2 SO475gで1時間乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して(40〜50℃の浴温 )油とした。得られた粗製クロロアルデヒド(161g)およびチオ尿素(70 g、0.92モル)をTHF(2L)に溶解させ、加温して穏やかに還流し た(60℃)。チオ尿素を加温の間に溶解させ、20分以内に溶液から生成物を 沈殿させた。100分後、懸濁液を室温まで冷却し、次いで、氷浴中で1時間冷 却した。生成物をガラス製ブフナー漏斗で収集し、2×100mLの冷THFで 洗浄し、次いで50℃の真空オーブン中で一晩乾燥した。収量:黄褐色固体とし ての標記化合物122g。融点182〜185℃(分解)。1H NMR(DM SO−d6)δ7.86(s,1H)、4.19(q,2H)、1.21(t, 3H)、13CNMR(DMSO−d6)δ171.9、160.4、140.4 、114.4、61.1、14.2 実施例23B 2−アミノ−5−(エトキシカルボニル)チアゾール THF(1.35L)中のカリウムtert−ブトキシド(150g、1.3モル )の−10℃溶液に、THF(150mL)中のクロロ酢酸エチル(139mL 、1.3モル)およびギ酸エチル(103mL、1.27モル)の溶液を、十分 に機械撹拌しつつ、75分間にわたって滴下した。THF濯ぎ液(25mL)を 5分間にわたった添加した。濃厚溶液を約−5ないし0℃でさらに3時間撹拌し 、次いで、反応物を水(960mL) 中のNaCl(240g)および濃HCL(90mL)の溶液の添加によってク エンチした。混合物を15℃まで加温し、下層の水層を捨てた。チオ尿素(97 g、1.27モル)をクロロアルデヒドの粗THF溶液に溶解した。溶液を65 ℃まで加温し、1時間還流し、次いで30℃まで冷却した。1500mLの水中 のK2CO3(88g、0.64モル)の溶液の添加により、二相が生じた(水性 pH=7)。真空下、≦45℃でTHFを除去し、生成物を黄色固体として沈殿 させた。スラリーを15℃まで冷却し、生成物をガラス製ブフナー漏斗で収集し 、3×200mLの水で洗浄し、次いで、55℃にて真空オーブン中で24時間 乾燥して標記化合物151gを黄色固体として得た。融点155〜158℃、1 H NMR(DMSO−d6)δ7.8(br s,2H,NH2)、7.62( s,1H)、4.13(q,2H)、1.18(t,3H)、13C NMR(D MSO−d6)δ173.4、161.3、147.9、114.5、60.1 、14.3 実施例23C 5−(エトキシカルボニル)チアゾール DMF(83mL)およびTHF(317mL)の混合液中 の2−アミノ−5−(エトキシカルボニル)チアゾール(50g、0.29ミリ モル)の溶液を、DMF(130mL)中のイソアミルニトリル(59mL、0 .44モル)の撹拌した41℃溶液に87分間にわたって滴下した。60℃の最 大温度が発熱的添加の間に観察された。さらに40分後、THFを45℃で真空 下にて除去した。濃DMF溶液を25℃まで冷却し、トルエン(420mL)お よび水(440mL)で希釈した。トルエン層を3×120mL水で抽出し、次 いで、Na2SO4(50g)で1時間乾燥した。濾過後、トルエン層を50℃の 浴温度のロータリーエバポレーター、次いで21℃にて真空ポンプでストリップ した。標記化合物を含有する粗製残渣は65.6gの重量であった。この物質を 次の工程で直接用いた。同様に調製した物質の試料をカラムクロマトグラフィー によって精製して黄色油を得た。1H NMR(CDCl3)δ8.95(s,1 H)、8.51(s,1H)、4.39(q,2H)、1.40(t,3H) 13 C NMR(CDCl3)δ161.0、157.9、148.6、129, 8、61.6、14.1 実施例23D 5−(ヒドロキシメチル)チアゾール 0〜5℃にて、THF(633mL)中の水素化リチウムアルミニウム(9. 0g)のスラリーに、THF(540mL)中の粗製5−(エトキシカルボニル )チアゾール(実施例37Cからの65.6g)の溶液を95分間にわたって添 加した。さらに25分後、水(8.1mL)、15%NaOH(8.1mL)、 および水(24.3mL)の順次の添加によって反応物を5℃においてクエンチ した。Na2SO4(44g)で2時間乾燥した後、スラリーを濾過し、濾過ケー キをTHF100mLで洗浄した。合わせた濾液を45℃にて真空下で濃縮して 茶色油(39g)とした。該油を短路装置を通して分別蒸留した。生成物画分を 3〜5mmにて97〜104℃の蒸気温度で蒸留して、標記化合物20.5gを 濁ったオレンジ色油として得た。1H NMR(CDCl3)δ8.74(s,1 H)、7.72(s,1H)、4.89(s,2H)、3.4(br s,1H ,OH)、13C NMR(CDCl3)δ153.4、140.0、139.5 、56.6 実施例23E 5−(p−ニトロフェノキシカルボニルオキシメチル)チアゾール塩酸塩 蒸留した5−(ヒドロキシメチル)チアゾール(14.1g、123ミリモル )およびトリエチルアミン(17.9mL、129ミリモル)を酢酸エチル(1 41mL)に溶解し、−1℃(氷/塩浴)に冷却した。酢酸エチル(106mL )に溶解したクロロギ酸4−ニトロフェニル(26.0g)129ミリモル)の 溶液を0〜4℃の内温にて50分間にわたって滴下した。酢酸エチルフラスコ濯 ぎ液(20mL)も添加した。塩は添加の間中溶液から沈殿した。黄色混合物を 0〜2℃でさらに1時間45分間撹拌し、次いで、希塩酸(3.1g、水103 mL中に31ミリモル濃塩酸)を一度に添加した。混合物を、15℃まで加温し つつ、0.5時間撹拌し、次いで撹拌を停止した。有機層を5%K2CO3水溶液 (2×70mL)で2回洗浄し、次いでNa2SO4(30g)で乾燥した。濾過 後、溶液を真空下、ロータリーエバポレーター(浴温41℃)で濃縮して茶色油 (38g)とした。粗製5−(p−ニトロフェノキシカルボニルオキシメチル) −チアゾールを酢酸エチル (282mL)に溶解させ、次いで、2℃で氷浴中で冷却した。乾燥した塩化水 素ガス(7.1g、195ミリモル)を50分間にわたったゆっくりと通気した (温度2〜4℃)。2〜4℃でさらに1時間45分間撹拌した後、固体沈殿を、 窒素ブランケット下、焼結ガラス製漏斗で収集し、フラスコを50mLの冷酢酸 エチルで洗浄し、これを用いて濾過ケーキを濯いだ。該ケーキを15分間の強力 な窒素パージ下にて漏斗で乾燥し、次いで、窒素パージしつつ50℃にて真空オ ーブン中で乾燥して、標記化合物29.05gを黄褐色粉末として得た。融点1 31〜135℃(分解)、1H NMR(DMSO−d6)δ9.21(d,1H )、8.27(m,2H)、8.06(d,1H)、7.52(m,2H)、5 .54(s,2H)、13C NMR(DMSO−d6)δ157.3、155. 2、151.8、145.3、143.7、131.9、125.5、122. 7、62.1 実施例23F 5−(p−ニトロフェノキシカルボニルオキシメチル)チアゾール 5−(p−ニトロフェノキシカルボニルオキシメチル)チア ゾール塩酸塩(3.0g)を酢酸エチル(30mL)中にスラリー化し、10〜 15℃に冷却した。5%炭酸カリウム水溶液(30mL)を迅速に撹拌しつつ添 加した。15分後、撹拌を停止し、水層を分離した。有機層をNa2SO4(3g )で乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で蒸留して標記化合物2.49gを茶色シロ ップとして得、これはゆっくりと固化した。融点62〜64℃ 1H NMR( CDCl3)δ8.90(d,1H)、8.29(m,2H)、8.01(d, 1H)、7.39(m,2H)、5.52(s,2H)、13C NMR(CDC l3)δ155.4、155.2、152.2、145.4、144.9、13 0.6、125.3、121.6、61.9 実施例24 N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル) アミノ)カルボニル)−L−バリンの別の調製 実施例24A チオイソブチルアミド 機械スターラー、窒素雰囲気、コンデンサー、熱電対および15℃の水浴付き の1リットル3首丸底フラスコに、イソブチ ルアミド(26.0g、0.298モル)、続いて五硫化リン(19.9g、0 .045モル)およびTHF375mlを仕込んだ。この溶液を20±5℃で3 時間撹拌し、次いで、60℃まで加温し、さらに3時間撹拌した。THFを真空 下、50℃の浴温度で除去して黄色油を得た。この油をNaOH5g、NaCl 10gおよび水90gの溶液で中和した。次に、生成物をEtOAc(2×25 0ml)に抽出し、合わせた有機層を真空下で濃縮し油とした。該油をTHF5 0mlに溶解し、再度、溶媒を真空下で除去して、所望の生成物を黄色油として 得た。(収量約27グラム、88%) 実施例24B 2−イソプロピル−4−(((N−メチル)アミノ)メチル)チアゾール 実施例24Aから得られたチオイソブチルアミドをTHF70mlに溶解し、 THF40ml中の1,3−ジクロロアセトン(34.1g、.27モル)の溶 液にゆっくりと添加した。THF10mlの濯ぎ液を用いてチオアミドを完全に 移行させた。窒素雰囲気下、機械撹拌しつつ250mlフラスコ中で反応を行っ た。15±5℃浴を用い、添加の間、反応温度を25 ℃未満に維持した。該浴を1時間所定の位置に保持し、しかる後、それを取り除 き、反応物を18時間撹拌した。次に、この撹拌したクロロメチル−チアゾール 溶液を、1リットルのフラスコ中の15℃の40%メチルアミン水溶液376m l(4.37モル)に添加した。温度を添加の間は25℃未満に維持した。30 分後、浴を取り除き、反応物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空下、50℃の 浴を用いて除去して、最終容量310mlとした。次いで、10%NaOH50 gで残渣をpH12に塩基性化し、塩化メチレン(2×160ml)に抽出した 。次いで、合わせた有機層を20%塩化アンモニウム1×150g、続いて20 %塩化アンモニウム1×90gで洗浄した。次いで、合わせた水性洗液を塩化メ チレン150mlで逆抽出した。合わせた生成物の塩化メチレン層を濃塩酸25 gおよび水75gの溶液100gで抽出した。次いで、この酸性生成物溶液を塩 化メチレン135mlで洗浄した。次に、酸性生成物溶液を冷却し、次いで、2 0%NaOH溶液100gで中和した。生成物を塩化メチレン(2×135ml )でこの混合物から抽出した。溶媒を真空下で除去して、所望の生成物をコハク 色の油として得た(収量約28グラム)。 実施例24C N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル) アミノ)カルボニル)−L−バリンメチルエステル 機械スターラー、窒素雰囲気、熱電対、加熱マントルおよびコンデンサー付き の500mlの3首丸底フラスコに、実施例24Bの生成物(28.1g、16 5モル)、フェノキシカルボニル−(L)−バリン(41.5g、165モル) およびトルエン155mlを仕込んだ。この溶液を加温還流し(100℃)、3 時間撹拌し、次いで20±5℃まで冷却し、2×69ml 10%クエン酸、続 いて1×69m1水、1×116ml 4%水酸化ナトリウム、1×58ml4 %水酸化ナトリウムおよび最後に1×58ml水で洗浄した。次いで、有機生成 物溶液を還流しつつ活性炭3グラムで15分間処理し、キーゼルゲルを通して濾 過して炭素を除去し、炭素/キーゼルゲルケーキを熱トルエン25mlで洗浄し た。次に、溶媒を除去して茶色油が得られ、これを冷却して固化させた。この茶 色固体を60±5℃にてEtOAc31mlおよびヘプタン257mlに加温し つつ溶解させた。この溶液をゆっくりと25℃まで冷 却し、12時間撹拌し、さらに0℃まで冷却し、3時間撹拌した。結晶を濾過に よって収集し、50mlの1:9EtOAc/ヘプタンで洗浄した。固体を50 ℃の真空オーブン中で12時間乾燥して、所望の生成物41.5グラムを黄褐色 固体として得た(76.9%)。 実施例24D N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル) アミノ)カルボニル)−L−バリン 1リットルの3首フラスコに、実施例24Cの生成物(50g、0.153モ ル)、水酸化リチウム一水和物(13g、0.310モル)、200mlのTH Fおよび190mlの水を仕込んだ。この濁った溶液を2時間撹拌した。反応物 を水65mL中の濃塩酸(32.4g、0.329モル)の溶液でクエンチし、 真空下でTHFを除去し、生成物を塩化メチレン(3×210ml)に抽出した 。(注意:必要に応じて、水層のpHを調整して抽出の間のpHを1〜4に維持 すべきである)。次いで、合わせた有機層を硫酸ナトリウム50gで乾燥し、硫 酸ナトリウムを150mlの塩化メチレンで濯ぎ濾過し、真空下で溶媒を除去し た。生成物をTHF450mlに溶解し、 溶媒を再度除去した。次に、生成物を、貯蔵のためのブチル化ヒドロキシトルエ ン(BHT)0.12gを含有するTHF475mlに溶解した。所望ならば、 溶媒を真空下で除去し、残存するシロップを55℃にて真空オーブン中で乾燥し てガラス状固体を得ることができる。 化合物IIIの調製についての前記プロセスは1994年7月7日に公開され たPCT出願WO94/14436に開示されており、ここに、出典明示して本 明細書の一部とみなす。 経口生物学的利用能実験についてのプロトコル イヌ(ビーグル犬、雌および雄、体重7〜14kg)を投与に先だって一晩絶 食させたが、水は自由に摂取させた。各イヌに投与の約30分前に0.5mg/ kgのヒスタミンを皮下投与した。各イヌに、5mg/kg用量の薬物に対応す る単一固体投与形態を投与した。投与に続いて、水約10ミリリットルをイヌに 与えた。投与に先立って、および薬物投与の0.25、0.5、1.0、1.5 、2、3、4、6、8、10および12時間後に血液試料を得た。遠心によって 血漿を赤血球から分離し、分析まで凍結した(−30℃)。低波長UV検出での 逆相HPLC、続いての血漿試料の液−液抽出によって親薬物 の濃度を測定した。実験時間にわたって親薬物の曲線下面積を台形方法(trapez oidal method)によって計算した。経口投与後の曲線下面積を単一静脈内投与か ら得られたそれと比較することによって、各テスト組成物の絶対的生物学的利用 能を計算した。各カプセルまたはカプセル組成物を少なくとも6匹のイヌを含む 群で評価し;報告する値はイヌの各群についての平均値である。実施例の組成物 についての平均生物学的利用能データを表1に示す。 このデータは、本発明の固体組成物が非処方の化合物III または非処方の化合物IIIの塩よりも有意に良好な経口生物学的利用能を提供 したことを示す。また、このデータは、本発明の固体組成物が、化合物IIIを 含むPEG溶融体または、化合物IIIおよび界面活性剤および酸を含む標準的 な固体組成物(錠剤またはカプセル)よりも有意に良好な経口生物学的利用能を 供することを示す。 化合物I、IIおよびIIIはHIV−1およびHIV−2プロテアーゼの阻 害剤である。それらは、ヒトにおいてHIV感染を阻害するのに、およびAID Sを治療するのに有用である。単一もしくは分割用量でヒトに投与された化合物 I、IIまたはIIIの合計日用量は、例えば、毎日0.001ないし1000 mg/kg体重の量とすることができるが、より通常には毎日0.1ないし50 mg/kg体重である。投与単位組成物はそのかかるサブマルチプル(subm ultiple)量を含有させて日用量を作成することができる。しかしながら 、個々の患者についての特別の用量レベルは、年齢、体重、一般的健康、性、規 定食、投与時間、分泌速度、組み合わせて投与した薬物および治療を受けている 個々の病気の重症度に依存することは理解されよう。 これまで記載してきたのは本発明の例示に過ぎず、本発明を開示された化合物 、方法および組成物に限定するものではない。当業者に明白な変法および変形は 、添付の請求の範囲に定義された発明の思想および性質の範囲内のものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/297,004 (32)優先日 1994年8月31日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,JP,KR (72)発明者 マーシユ,ケナン・シー アメリカ合衆国、イリノイ・60045、レイ ク・フオレスト、マツキンリー・アベニユ ー・1499 (72)発明者 パイター,リチヤード・エイ アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイービル、エイムズ・ストリート・424

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒の 混合物と、(2)HIVプロテアーゼ阻害性化合物と、(3)医薬上許容されう る酸または医薬上許容されうる酸の組合せ物との混合物を吸着した、医薬上許容 されうる吸着剤または医薬上許容されうる吸着剤の混合物を含んでなる固体医薬 組成物。 2. 該組成物が硬質ゼラチンカプセル中にカプセル封入されている請求項1記 載の組成物。 3. 該吸着された混合物がさらに、医薬上許容されうる油、医薬上許容されう る界面活性剤および酸化防止剤から独立して選択される1種以上の添加剤を含む 請求項1記載の組成物。 4. (1)医薬上許容されうる有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒の 混合物と、(2)式: で示される化合物と、(3)医薬上許容されうる酸または医薬上許容されうる酸 の組合せ物との混合物を吸着した、医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容 されうる吸着剤の混合物を含んでなる固体医薬組成物。 5. (1)固体組成物の約10重量%ないし約60重量%の医薬上許容されう る有機溶媒または医薬上許容されうる有機溶媒の混合物と、(2)固体組成物の 約10重量%ないし約40重量%の式: で示される化合物と、(3)上記(2)の化合物の量に基づき、合計約0.2モ ル当量ないし約2.0モル当量の(a)医薬上許容されうる酸または(b)医薬 上許容されうる酸の組合せ物との混合物を吸着させた、固体医薬組成物の約25 重量%ないし約75重量%よりなる医薬上許容されうる吸着剤または医薬上許容 されうる吸着剤の混合物を含んでなる固体医薬組成物。 6. (1)固体組成物の約15重量%ないし約20重量%のプロピレングリコ ールと、(2)固体組成物の約5重量%のポリオキシエチレングリセロールトリ リシノレエートと、(3)固体組成物の約20重量%ないし約25重量%の化合 物(2S,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソ プロピル−4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ) −2−(N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジ フェニル−3−ヒドロキシヘキサンと、(4)上記(3)の化合物の量に基づい て、約0.2モル当量ないし約1モル当量の塩酸との混合物をその吸着剤の混合 物に吸着させた、固体組成物の約25重量%の二酸化ケイ素および固体組成物の 約15重量%ないし約20重量%の微結晶セルロースの混合物からなる医薬上許 容されうる吸着剤よりなる請求項5記載の組成物。 7. 固体組成物の約2重量%ないし約3重量%のアスコルビン酸および固体組 成物の約5重量%のポリソルベート80をさらに含む請求項6記載の組成物。 8. (1)固体組成物の約10重量%ないし約15重量%のプロピレングリコ ールと、(2)固体組成物の約4重量%ない し約5重量%のポリオキシエチレングリセロールトリリシノレエートと、(3) 固体組成物の約20重量%ないし約25重量%のエタノールと、(4)固体組成 物の約20重量%ないし約25重量%の化合物(2S,3S,5S)−5−(N −(N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル−4−チアゾリル)メチル )アミノ)カルボニル)バリニル)アミノ)−2−(N−((5−チアゾリル) メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル−3−ヒドロキシヘキサン と、(5)上記(4)の化合物の量に基づいて、約0.2ないし約0.5モル当 量の塩酸との混合物をその吸着剤に吸着させた、固体組成物の約25重量%ない し約30重量%の二酸化ケイ素からなる医薬上許容されうる吸着剤よりなる請求 項5記載の組成物。 9. (1)固体組成物の約40重量%ないし約45重量%のプロピレングリコ ールと、(2)固体組成物の約10重量%ないし約20重量%の化合物(2S, 3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル− 4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)−アミノ)−2−( N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニル −3−ヒドロキシヘキサンと、(5) 上記(2)の化合物の量に基づいて、約0.2ないし約2モル当量のp−トルエ ンスルホン酸との混合物をその吸着剤に吸着させた、固体組成物の約30重量% ないし約35重量%の二酸化ケイ素からなる医薬上許容されうる吸着剤よりなる 請求項5記載の組成物。 10. (1)固体組成物の約35重量%ないし約40重量%のプロピレングリ コールと、(2)固体組成物の約10重量%ないし約15重量%の化合物(2S ,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル −4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)−アミノ)−2− (N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニ ル−3−ヒドロキシヘキサンと、(3)上記(2)の化合物の量に基づいて、約 0.2ないし約0.5モル当量のp−トルエンスルホン酸との混合物をその吸着 剤に吸着させた、固体組成物の約25重量%ないし約30重量%の二酸化ケイ素 、固体組成物の約10重量%ないし約15重量%の微結晶セルロースおよび固体 組成物の約5重量%のタルクの混合物からなる医薬上許容されうる吸着剤よりな る請求項5記載の組成物。 11. (1)固体組成物の約30重量%ないし約35重量%のプロピレングリ コールと、(2)固体組成物の約15重量%ないし約20重量%の化合物(2S ,3S,5S)−5−(N−(N−((N−メチル−N−((2−イソプロピル −4−チアゾリル)メチル)アミノ)カルボニル)バリニル)−アミノ)−2− (N−((5−チアゾリル)メトキシカルボニル)アミノ)−1,6−ジフェニ ル−3−ヒドロキシヘキサンと、(3)上記(2)の化合物の量に基づいて、約 0.2ないし約0.5モル当量のp−トルエンスルホン酸との混合物をその吸着 剤に吸着させた、固体組成物の約30重量%ないし約35重量%の二酸化ケイ素 、固体組成物の約5重量%ないし約10重量%の微結晶セルロースおよび固体組 成物の約1重量%のタルクの混合物からなる医薬上許容されうる吸着剤よりなる 請求項5記載の組成物。
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