JPH09504706A - 角膜表面移植片 - Google Patents
角膜表面移植片Info
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Abstract
(57)【要約】
哺乳動物の角膜の内部又は上への外科的移植での用途のための角膜表面移植片が記載されている。本発明の角膜表面移植片は、それを通して視力を与える光学特性を持つ光軸領域を有し、生物非分解性で、非ヒドロゲルの、眼科的に生物適合性の材料よりなり、かつこの表面移植片は、移植した表面移植片の前部細胞とその背部細胞との間の組織液に流動を与えるために、表面移植片を通して10,000ダルトンより大きな分子量を有する組織液成分の通過を可能にするに十分な多孔度を有することを特徴とする。光軸領域の多孔度は、目の組織の内部への成長を排除するが、組織液成分の流動を可能にするような多孔度である。この表面移植片は、上皮の再移植に適していることによってさらに特徴付けられる。上記のように、角膜表面移植片を角膜内部又は上に外科的に移植することよりなる、目の光学特性を矯正又は目の外観を変更する方法もまた記載されている。
Description
【発明の詳細な説明】
角膜表面移植片
本発明は、眼科学の分野に関し、より詳しくは角膜移植体に関する。
角膜は、上皮細胞の外層、この上皮層の背部にあるボーマン膜、このボーマン
膜の背部にある支質、この支質の背部にあるデスメ膜及びデスメ膜の直ぐ背部に
ある内皮よりなる複雑な層構造体である。多くの外科手術の方法は、一つ以上の
これらの角膜成分の内部又は上にレンズ構造物を移植することである。眼科外科
手術の一つの形態においては、上皮細胞層を切除し、細胞が切除された位置に、
矯正レンズ構造物を配置して確保するものである。眼科外科手術の別の形態にお
いては、上皮細胞層の一部を切除し、ボーマン膜及び下層の支質からくさび状の
環状部分を切除する。次いで、環状帯内で外に向かって放射状に広がる生成した
溝の背部末端から切開し、弁を画定する。次に、レンズ構造の翼を角膜弁の下に
挿入し、適所で縫合することによって矯正レンズ構造物を付着させる。矯正レン
ズ構造物は、支質内に完全に配置することができる。この外科手術の方法は、角
膜内を切開し支質への接近手段を得ることであり、また、支質内にレンズ構造物
を配置することによって支質を破壊することでもある。
上記の角膜矯正外科手術は、過度又は不十分な角膜曲率、角膜への外傷性損傷
、コンタクトレンズに不耐性の患者などに関連した障害のような重篤な視覚障害
の治療に用いられる。これらの方法は、一般に角膜移植術として知られている。
移植される角膜人工器官は、角膜組織に効果的に固定され、気体、代謝物及び
栄養素(特にグルコース)に対する透過性を具備しなければならないことが、従
来から認識されている。移植片を適所に固定するために、縫合などによる外科的
な方法及び機械的な固定法とは別に、移植
片を覆う付着因子が提案され、使用されてきた(例えば、米国特許第4,715
,858;5,171,381;及び5,192,316号各明細書参照)。透
過性の問題に関して、従来の提案は、グルコースに対する透過性及び気体交換特
性に基づいて、高含水量のポリマーを形成するヒドロゲルを使用するものであっ
た。本発明者は、ヒドロゲルは、グルコース、栄養素及び代謝物には浸透性であ
るが、蛋白質に対しては浸透性でないことを見いだした。ヒドロゲル及び類似の
「浸透性」ポリマーは、蛋白質及びその他の高分子量組織液成分の自由な移動を
遮断し、その結果、角膜移植片の下の組織から移植片前部の組織を区分する。以
下で説明するように、これは有意な有害結果をもたらす。ヒドロゲルは、また、
目の移植片に必要な必須の機械的性質を欠いている。例えば、オーストラリア特
許第623,137号明細書に記載されている目のヒドロゲル移植片は、生理食
塩水中に放置すると約22%収縮(初期体積からの収縮)する(オーストラリア
特許第623,137号明細書16頁、19ないし24行参照)。このような材
料は、目への移植に明らかに適当でない。さらに、ヒドロゲルポリマーへの細胞
の付着は非常に悪いので、ヒドロゲル移植片の上皮の移植が妨げられるに違いな
い。
角膜の低位層から移植片を経由して、角膜の上位層に栄養素及び各種体液を輸
送する細孔を有する角膜移植片を提供することは、従来から提案されてきている
。これらの提案には、具備された細孔が蛋白質を通過させるには狭ますぎるか、
又は、移植片を通過する光の直接的な歪み又は組織の内部への成長の何れかによ
って、視力が視覚を妨げるように影響されるような直径であるような不都合があ
る。
本発明者は、驚くべきことであるが、角膜移植片を通して、すなわち、上皮細
胞から支質細胞へ、さらに内皮層へ及びそれを越える、蛋白質及び
糖蛋白質(例えば、成長因子、ペプチド及び蛋白ホルモン、及び必須金属の輸送
に関連した蛋白質)などのような高分子量組織液成分の流れは、角膜移植片の前
部及び背部の組織の長期の維持と生存能力に必須であることを見いだした。上皮
細胞領域が切除され、移植片が、残りの上皮内又は基底膜上の何れかに挿入され
る、角膜上皮内の移植片に関連して、付着した上皮細胞と共に、移植片のすべて
の重要な適用範囲に必要な組織液成分の流動は重要である。これは、上皮細胞と
共に前部表面の最初の適用範囲の処置の間、移植片の下部にある支質組織から前
部表面上の組織(特に上皮組織)に向かう組織液の流れ、及びこれらの上皮細胞
から支質組織とそれを越えた蛋白質成分の流れを含む。
本発明者は、驚くべきことであるが、従来の技術の角膜移植片は、(10,0
00ダルトンまで又はそれ以上〜200,000ダルトンまで及びそれ以上の分
子量を有する蛋白質及び糖蛋白質のような)高分子量の蛋白質及び糖蛋白質の通
過を妨げ、角膜の上皮層内に挿入されたレンズ移植片の前部表面上の上皮層の形
成に悪影響を及ぼすことを見いだした。さらにその上、角膜移植片の背部の組織
は、高分子量蛋白成分が上皮組織から支質組織に移行することができないことか
ら結果すると考えられている支質の変性から影響を受ける。
本発明は、特に、角膜上皮組織の下部、内部若しくは角膜上皮組織を経由して
、又は角膜支質若しくは角膜のその他の組織層内部に配置する移植片を指向して
いる。便宜上、このような移植片の全てを、以下で角膜表面移植片(corneal onl
ay)という。
この発明の第一の特徴は、哺乳動物の角膜の内部又は上への外科的移植での用
途のための角膜表面移植片を提供することであり、該表面移植片は、それによっ
て視力を与える光学特性を持つ光軸領域を有し、該表面移
植片は、生物非分解性で、非ヒドロゲルの、眼科的に生物適合性の材料よりなり
、そして該表面移植片は、10,000ダルトンより大きな分子量を有する組織
液成分を通過させるのに十分な多孔度を有し、それによって移植された表面移植
片前部にある細胞と表面移植片背部にある細胞との間で組織液に流動を与えるこ
とを特徴とし、光軸領域の多孔度は、目の組織の内部への成長を排除するが、組
織液成分の流動を可能にするものであり、該表面移植片は上皮の再移植に適して
いる。
この発明の別の特徴は、目の視覚特性を矯正又は目の外観を変化する方法を提
供することであり、哺乳動物の角膜内部又は上への外科的な移植での用途のため
の角膜表面移植片の、角膜内部又は上への外科的移植を含み、該表面移植片は、
それを通して視力を与える光学特性を有する光軸領域を有し、該表面移植片は、
生物非分解性で、非ヒドロゲルの、眼科的に生物適合性の材料よりなり、そして
該表面移植片は、10,000ダルトンより大きな分子量を有する組織液成分を
通過させるのに十分な多孔度を有し、それによって移植された表面移植片の前部
の細胞とその背部の細胞との間で組織液に流動を与えることを特徴とし、光軸領
域の多孔度は、目の組織の内部への成長を排除しながら組織液成分の流動を可能
にするものであり、該表面移植片は上皮の再移植に適している。
角膜表面移植片は、その容積を横切って、通常のコンタクトレンズと同様な視
力を有する。しかしながら、視力は、瞳孔を被覆する表面移植片の部分[以下、
光軸領域(optical axis region)と呼ぶ]だけに要求されるので、それを通して
10,000ダルトンまで又はそれより大きな分子量を有する組織液成分の通過
を可能にするが、目の組織の内部への成長を排除するに十分な多孔度を有する光
軸領域を持つ角膜表面移植片を提供することが好ましい。このような状況で、光
軸領域を取り巻く表面移植片の周
囲は、角膜への表面移植片の固定を容易にするために、目の組織の内部への成長
を可能にするに十分な多孔度を有する外辺を画定するすることができる。
目の光軸領域上の角膜表面移植片の多孔度は、この表面移植片を通して、高分
子量蛋白質を含む組織液成分、並びにグルコースのような低分子量の栄養素、及
び呼吸気体の流出又は流動を可能にする。表面移植片の多孔度は、数千ダルトン
〜数十万ダルトン又はそれ以上の分子量を有する蛋白質種を、上記したように角
膜層を通して自由に通過することを可能にする。これは、例えば成長因子、ホル
モン、シグナル蛋白質、分子の伝達物質、及び輸送蛋白質、例えば必須の金属イ
オンを輸送するトランスフェリンのような高分子量の蛋白質成分の通過であり、
これは、移植された角膜表面移植片の背部及び前部の組織の維持、完全性及び健
全性を提供する。本発明者の実験は、少なくとも10,000ダルトンの分子量
を有する蛋白質及びその他の成分の通過は、組織の完全性及び維持に必須である
ことを示した。前記のごとく、10,000ダルトンより少ない分子量を有する
蛋白及びその他の成分の通過も重要であることは明らかであり、したがって、本
発明は、栄養素、代謝気体、並びに特に300,000ダルトンまで又はそれ以
上、例えば500,000ダルトン又は1,000,000ダルトンまでの蛋白
質、炭水化物及び脂質の角膜表面移植片通過を包含する。
ここに記載する角膜表面移植片は、(目の視覚障害を矯正するような)角膜の
光学特性の変化又は瞳孔着色のような目の外観を変化させるために、生きている
角膜と外科的に結合及び好適には付着させることができる。
角膜表面移植片の多孔度は、表面移植片が形成される材料により、
すなわち材料の固有の多孔度によって提供される。又は、細孔は、移植片がWO
90/07575、WO91/07687、米国特許第5,244,799、5
,238,613、4,799,931及び5,213,721号の各明細書に
記載されているようなこの技術分野で公知の各種方法で形成される材料に、導入
することができる。
細孔は、表面移植片形状の(ポリマー注型によってのような)製造後、又は表
面移植片形状形成に先立って、バルク材料中で形成される。このような方法とし
ては:
i) 表面移植片又は表面移植片材料を通して細孔を焼き抜くために火花又はレ
ーザーの使用。細孔は、例えばWO91/07687明細書に記載されているよ
うに、マイクロプロセッサー制御下のパルス型レーザーのようなエキシマーレー
ザーを用いて好都合に製造することができる;
ii) 米国特許第5,213,721号明細書に記載のようなポリマー性材料の
反復絞り成形;
iii)多相成形法、次いで米国特許第5,238,613号明細書に記載のよう
な連鎖重合;
が挙げられる。
又は、多孔度は、不溶解性物質の存在下での重合によってのようにして製造さ
れた表面移植片材料全体にわたって、細孔の相互貫通網状組織によって供給する
ことができる。その後の不溶解性物質の除去が、形成されたポリマー材料全体に
わたって隙間を与える。
本発明の表面移植片に欠くことのできない多孔度の形成法とは無関係に、表面
移植片は、角膜表面移植片の光軸領域に、10,000〜1,000,000ダ
ルトンのような10,000ダルトンまで及びそれより大きな分子量を有する蛋
白質を通過させるに十分であるが、細胞、及
びしたがって、組織の侵入を許すには十分でない多孔度を有していなければなら
ない。表面移植片の多孔度が細孔によって与えられる場合、光軸領域は多数の細
孔を含み、細孔の数は、この発明で決して限定するものではないが、移植された
表面移植片の前部から背部領域に組織成分の流動を与えるのに十分なものである
。実施例としてに過ぎないが、表面移植片に与えられる細孔の数は、1平方ミリ
メートル当り200細孔〜1平方ミリメートル当り300,000細孔又はそれ
以上の範囲である。好適には、光軸領域内に形成される細孔は、直径が5ナノメ
ートル〜15×103ナノメートルの範囲である。光軸領域内でのこの大きさの
細孔は、視覚矯正に関して何らかの問題を起こす程度までの可視光線の屈折を起
こさない。より好適には、光軸領域における細孔は、15〜300ナノメートル
の直径を有し、そしてさらにより好適には、直径が20〜150ナノメートルで
ある。細孔という用語は、細孔の性質に何らかの幾何学的な限定を行なうもので
はなく、規則的又は不規則な形態であり得るものと理解されるべきものである。
この文脈で、用語「平均幅」は、用語「直径」よりも好ましい。上記の好適な直
径の範囲で、全ての細孔は同じ直径である必要はなく、上記の範囲内で異なり得
ることが認められるべきである。
光軸領域の外側で、表面移植片は光軸領域と同じ多孔度を有する、すなわち、
表面移植片を経由して低分子量の栄養素、呼吸気体、及び10,000ダルトン
まで及びそれより大きな分子量(例えば、1,000,000ダルトンまで又は
それ以上)を有する組織液の蛋白及びその他の成分を通過させるが、特異的に組
織の内部への成長を排除する多孔度を有する。又は、光軸領域の周辺を取り巻く
表面移植片のこの領域(外辺と呼ぶことができる)は、角膜細胞の内部への成長
を可能にし、それによって目への表面移植片の固定を助ける。この実施態様にお
いて、こ
の外辺は、20ミクロン又はそれ以上、好適には50〜1,000ミクロン、よ
り好適には50〜500ミクロン、そしてさらにより好適には50〜300ミク
ロンの直径の多数の細孔を含んでいる。表面移植片の光軸領域における細孔の製
造について上に記載したのと同一の方法で、細孔を外辺に形成させることができ
る。
外辺における多孔度は、外辺が形成される材料の固有の特徴である。この点で
、外辺が光軸領域と同一の材料から形成され、それと一体であることが理解され
る。この状況で、直径が異なる細孔は光軸領域及び外辺に形成される。又は、光
軸領域と同一の材料から形成されるが、外辺は遥かに大きな多孔度を有し、それ
によって組織の内部への成長が可能なように、光軸領域の方法とは異なる別の方
法で、外辺を形成することができる(例えば、重合したマトリックスから溶解し
、高度に多孔度の相互に貫通した網状構造を与えるグルコースのような不溶性試
剤の存在下の重合により)。又は、外辺は光軸領域とは異なる材料から形成され
てもよく、その材料は組織の内部への成長が可能であるように光軸領域よりも高
度に多孔度である。外辺は、ポリオレフィン材料から作られた繊維のような、細
孔が相互に貫通した網状構造を有する溶融引抜き繊維の凝集性原料を製造するよ
うな、光軸領域にも適用される、高度に多孔度を生じる方法で加工することがで
きる。外辺は、光軸領域に対して例えば溶媒接着、熱溶融又は接着剤の使用によ
ってのような、溶融されている高度に多孔度のセラミック材料から形成すること
ができる。組織の内部への成長を容易にする高度に多孔度のセラミックは公知で
ある(例えば、J.Biomed.Mater.Res.Symp,No 4,pp 1-23,1973参照)。
角膜表面移植片は、アクリル類、ポリオレフィン類、フルオロポリマー類、シ
リコーン類、スチレン類、ビニル類、ポリエステル類、ポリウレタ
ン類、ポリカーボネート類、セルロース類又はコラーゲンを基剤とする材料のよ
うな蛋白質として一般に知られているクラスのポリマー及びコポリマーのような
必須の機械的性質を備えた公知の天然又は合成ポリマー材料の何れかから製造す
ることができる。ヒドロゲルポリマー組成物は、収縮する性質、高分子量種に対
する多孔度の欠如、及び乏しい細胞付着性の理由から明確に排除される。
重合性材料の混合物が角膜表面移植片の製造に使用される場合、これらの材料
は、この技術分野で公知の方法によって共重合され、ポリマー性の網状構造を与
えることができる。前記のように、外辺は、組織の内部への成長を可能ならしめ
るような光軸領域とは異なったポリマー又はその他の材料から形成することがで
き、これがより大きな多孔度の機能を果たしている。外辺領域は、組織の内部へ
の成長を可能にするような約20ミクロンよりも大きな直径の細孔を有し、上記
のポリマー、セラミックス又はその他の生物適合性で生物非分解性の材料の一つ
以上から生成することができる。
本発明の角膜表面移植片は、この技術分野で公知の角膜表面移植片の製造のた
めの標準的方法によって製造することができる。明らかに、ポリマー、コポリマ
ー、これらの混合物の重合、セラミックスの製造、及び必要に応じて光軸領域を
外辺に結合するために用いられるその方法は、使用する材料の性質によって異な
り、常法による適当な方法がそれぞれの材料に対して採用される。
角膜表面移植片は、角膜人工器具の製造分野で公知の標準的なフライス削り、
ポリシング、及び/又は成形法によって、製造工程の途中又は終わりに形成する
ことができる。例として、重合によって製造される角膜表面移植片は、重合の間
の成形又は予め形成されたボタンの木ずりの何れかに
より成形して生成される。又は、光軸領域は、例えば予め形成されたボタンの成
形又は木ずりの何れかにより成形して製造し、その後に、外辺は、その近くで重
合によって光軸領域の周辺に付着される。又は、光軸領域は、例えば外辺をアセ
トン中に浸し、両者を一緒に圧縮して多孔性の外側の外辺に付着することができ
る。又は、光学的に許容しうる接着剤が、パルスレーザーによって発生されるよ
うな熱の適用によって一緒に溶融された材料について用いることができる。環状
の開口部を有する外辺が最初に形成され、開口部に中で、重合又は予め形成され
たボタンの固定の何れかによって光軸を形成することができる。
表面移植片又はその一部は、この技術分野で公知の一つ以上の色素又は染料で
着色することができる。着色された表面移植片、特に瞳孔域の周辺の着色は、移
植に際して目の色を変化させることになる。
本発明の角膜表面移植片は、上皮の再移植に適している。これは、表面移植片
を形成するポリマー基材が細胞付着又は運動性を阻害しないことを意味している
。その上、表面移植片の個々の表面は、以下で説明するように細胞付着を容易に
するために改質することができる。
角膜表面移植片の外部の背表面及び前表面は、反応性官能基に変換し、その後
に表面移植片表面に共有結合的にカップリングし得るペンダント基を有するポリ
マーを適用することによって改質することができる。例えば、表面を改質する成
分は、例えばペンダント基の約10モルパーセントがナイトレン官能基に変換さ
れ得るポリリシンのようなポリアミノ酸を含むことができる。改質された表面は
、それ自体が、上皮細胞のような移植された表面移植片に隣接する細胞又は支質
細胞の付着を刺激する。又は、改質された表面は、移植された表面移植片に隣接
する組織の成長を促進する一つ以上の成分で被覆されていてもよい。このような
材料としては、例
えば、フィブロネクチン、ラミニン、コンドロイタン硫酸塩、コラーゲン、細胞
付着蛋白、抗ゼラチン因子、低温−不溶解グロブリン、コンドロネクチン、表皮
成長因子、むらさきいがい(mussel)付着蛋白、トロンボスポンジン、ビトロネ
クチン、及び各種のプロテオグリカン類、並びに/又は上記の誘導体及びこれら
の混合物が挙げられる。フィブロネクチン、フィブロネクチン誘導体、表皮成長
因子、表皮成長因子誘導体及びそれらの混合物は、特に有用である。又は、表面
を改質していない角膜表面移植片それ自体は、移植された表面移植片の隣接した
組織の成長及び/又は表面移植片への細胞付着を促進する一つ以上の成分で直接
に被覆されてもよい。これらの成分は、細胞付着を与える及び/又は成長因子並
びに付着因子のような細胞成長を促進するいかなる成分又は成分類であってもよ
い。好ましい材料は、表面が改質された角膜表面移植片への適用と関連して説明
した材料である。好適には、移植された表面移植片に隣接する組織の成長を促進
する成分の被覆は、その光学的性質に影響を及ぼすことなく、表面移植片と共有
結合的に結合される。表面改質の結果として、又は表面移植片の固有の性質によ
って、本発明の表面移植片は上皮の再移植に採用される。
ここに記載した本発明の角膜表面移植片は、移植片の下部組織から前部表面へ
の高分子量の組織液成分の効果的な流動を与え、移植片は、隣接する組織及び層
状構造からの移動の過程を通して、角膜上皮細胞と共に移植片の前部表面の適用
範囲を支え、かつ刺激し、そして移植片を被覆する上皮組織の維持、又は実際に
、移植片を被覆する何れかの他の組織を支える点で、独自なものであり、従来の
技術の提案よりも優れている。角膜を通してのシグナル伝達は、例えば移植後の
初期期間の間、例えば上皮での移植片の被覆の間に与えられ、さらに移植片の前
表面に施される治療化合物
に対する移植片の多孔度を与える。
本発明の角膜移植片は、この技術分野で公知の確立した角膜切除術によって目
に挿入される。
この発明は、以下の図及び実施例を参照して説明されるが、限定するものでは
ない。
図:
第1図:膜の特定の細孔径に対して角膜潰瘍を有する動物の割合(%)を示すヒ
ストグラムである。カラムAは、膜材料がクプロファン/ガンブラン(Cupropha
n/Gambrane)である。
第2図:膜の特定の細孔径に対して上皮及び前部の支質を減少した動物の割合(
%)を示すヒストグラムである。カラムAは、膜材料がクプロファン/ガンブラ
ンである。
第3図:24時間後に分画した血清中の組織培養ポリスチレン(TCPS)への
ウシ角膜上皮細胞付着を示すヒストグラムである。X−軸は培地である。Y−軸
は対照の百分率細胞数で、6日目における対照=DD/Fnを100%とする。
DDは血清を含まない培地プラス20%(v/v)フィブネクチン−及びビトロネ
クチン−除去血清;「100k」は、血清を含まない培地で、画分1の20%(v
/v)を添加し、寸法が1,000〜100,000ダルトンの血清因子を有する
;「30k」は、血清を含まない培地で、寸法が1,000〜30,000ダル
トンの血清因子20%(v/v)を添加した;「10k」は、血清を含まない培地で
、寸法が1,000〜10,000ダルトンの血清因子20%(v/v)を添加した
;「100+30+10k」は、血清を含まない培地で、寸法が1,000〜1
00,000ダルトンの血清因子20%(v/v)を添加した;「DD」は、血清を
含まない培地プラス20%(v/v)フィブ
ネクチン−及びビトロネクチン−除去血清(寸法に関しては分画していない);
SFMは、血清を含まない培地;そしてFnは、組織培養ポリスチレン表面がフ
ィブロネクチンで予め被覆されていることを表す。
第4図:6日間培養後の分画した血清中の組織培養ポリスチレン(TCPS)上
の角膜上皮細胞外部成長を示すヒストグラムである。X−軸は培地である。Y−
軸は百分率細胞数24時間/5(6日目の対照);細胞外部成長6日/24時間
(図中、カラムの平行線部分は外部成長を示し、黒の四角は細胞数を示す)であ
る。「DD」は、血清を含まない培地プラス20%(v/v)フィブロネクチン−と
ビトロネクチン−除去血清(寸法に関しては分画していない);「100k」は
、血清を含まない培地で、画分1の20%(v/v)を添加し、寸法が1,000〜
100,000ダルトンの血清因子を有する;「30k」は、血清を含まない培
地で、寸法が1,000〜30,000ダルトンの血清因子20%(v/v)を添加
した;「10k」は、血清を含まない培地で、寸法が1,000〜10,000
ダルトンの血清因子20%(v/v)を添加した;「100+30+10k」は、血
清を含まない培地で、寸法が1,000〜100,000ダルトンの血清因子2
0%(v/v)を添加した;SFMは、血清を含まない培地;そしてFnは、組織培
養ポリスチレン表面がフィブロネクチンで予め被覆されていることを表す。
実施例1:角膜を経由する高分子の通過は、正常な角膜構造の維持/完全性に必須である
異なる細孔径を有する膜をネコの目に移植し、角膜移植片の背部及び内部の両
方で、角膜を経由する高分子量の組織液成分の流動を促進する効果又は遮断する
効果を測定した。
最初の実験において、細孔径が1.4ナノメートルの透析膜をネコの角膜に移
植した。この膜は、グルコース、アミノ酸、水そして呼吸気体の通過が可能であ
るが、10,000ダルトンより大きな分子量を有する成分の通過を遮断した。
試験動物の角膜上皮及び支質の両者共、4週間の試験期間で完全性を喪失した。
この実験は、10,000より大きな分子量を有する組織成分、すなわち蛋白質
及び糖蛋白質は、角膜の完全性のために必須であることを示している。
次いで、より詳細な試験に成熟ネコ4頭を使用した。
A.ベースライン測定
細隙灯評価により、角膜の完全性についてベースラインを測定した。角膜透明
度、血管充血及び焦点深度、表面特性、混濁度などの詳細を評価した。
B.実験計画
二種類の型の膜、ヌクレポアフィルター(Nuclepore Filter)(ポリカーボネ
ート)及び透析膜(ポリカーボネート/PEG)を、この試験に使用した(表1
)。移植に先立ち、直径12mmの冠状に膜を成形した。ネコ2に用いた膜は、膜
の周辺にレーザーを用いて形成した20〜30マイクロメートルの細孔を有して
いた。ヌクレポアフィルターは、ミラフロー(Miraflow)コンタクトレンズクリ
ーナーで摩擦して磨き、次いで滅菌した等張生理食塩水中で濯ぎ加圧滅菌した。
透析膜は、レーザーで穿孔した後、滅菌した等張生理食塩水中で濯ぎ加圧滅菌
した。
C.手術の方法
1.ネコを、ステージ3−水準2の深さまで麻酔した。
2.上部角膜縁の直ぐ内側に6mmの切開の調製のためにダイアモンドナイフを
用いた。
3.直径14〜15mmの薄層のくぼみを付けるために鋭利な刃の角膜解剖器具
を用いた。
4.このくぼみに、先端がプラスチック製の鉗子を用い、直径12mmの膜を挿
入した。
5.ネコ1及びネコ2は、9〜0のモノナイロン糸で切開を閉じ、ネコ3及び
ネコ4は、8〜0の絹糸で切開を閉じた。
D.追跡評価
臨床徴候が終末を保障するまで、目を毎日評価した(表2)。
ペントバルビトンナトリウムの過剰量(140mg/体重kg)を静脈注射してネ
コを安楽死させた。
E.組織学
安楽死後、動物の目を直ちに切除した。摘出の間、前面の角膜表面が湿潤状態
を保持するのに十分な速度で、両眼に固定液を滴下した(0.1Mカコジル酸ナ
トリウム三水加物溶液中の2.5%グルタルアルデヒド、2mM塩化カルシウム、
1M HClでpHを7.2に調整、25℃)。死亡直後に、各々の目の前室に固
定液0.3mlを注射し、背部の角膜表面の固定を助けた。
角膜を残りの目から分離し、4℃で60時間、固定液中に浸した。各々の角膜
から1mm幅の二片;すなわち、上下の軸に沿って、周辺から中心に向かって一片
;鼻から側頭への軸に沿って、周辺から中心に向かって一片を切開した。
結果:
表3と4は、試験計画及び所見の要約である。
I.臨床観察
・膜の臨床状態、すなわち、膜の位置及び大きさは、観察期間中変化がなかった
。
・沈着、浮腫及び血管新生は、膜を移植していない「擬似」対照眼に比較して、
移植試験した目においてより激烈であった。これらの反応は、膜/くぼみの前面
に位置しているように思われた。
・移植した目において、この「沈着」は、手術の2〜3日後、膜の前面、特にく
ぼみの内部領域で観察された。
・「擬似」眼に関して、「沈着」は、主としてくぼみの中心領域に位置しており
、移植した目に見られるものよりも厚くなかった。この「沈着」は移植した目の
それと同様に現われたが、同程度には進行しなかった。
・全てのネコにおいて、角膜の血管新生は切開部位で始まり、膜の上部にある支
質に浸透し続けた。しかしながら、試験期間中、一つの目(ネコ4)では角膜の
血管新生は退行した。観察された血管新生は、栄養素の欠如による血管成長より
はむしろ手術方法による併発症であった。
・上部支質の「沈着」及び浮腫は、観察期間を通じて、ネコ1、ネコ3及びネコ
4で観察された。
・上部の支質の沈着、浮腫及び血管新生は、ポリカーボネート/PEG膜の非穿
孔領域の上にある移植部位で見られた。しかしながら、浮腫及び血管新生は、穿
孔領域の上にある部位には見られなかった。
・膜背部の支質又は内皮に臨床的に検出される変化は、移植された目の何れにも
見られなかった。
II.組織学的観察
・移植した膜の上皮は、対照の角膜(手術していないもの及び手術したもの)に
見られるそれと比較して、ネコ1及びネコ3のそれぞれには細胞層の厚さと数の
両者を減少させた。
・移植した目の全ての上皮細胞は、細胞外染色量の増加、多い顆粒核及びより少
ない明瞭な細胞質によって立証されるように、ある程度、形態的に
変化した。
・ネコ2及びネコ3における膜前部及び背部の角膜に炎症反応が明らかであった
。これは、膨張した角膜細胞、円形で黒ずんだ染色細胞、恐らく好中球、及び背
部支質の血管新生として現われた。
・ネコ2において、細胞変化と移植した膜との間には密接な関連があり、これは
、以下の点から明らかである:
−角膜細胞の密度は、膜に接近するにつれて劇的に増加した;
−膜の上部にある上皮内部並びに膜の前部及び背部の支質において、小型の円
形で、黒ずんで染色される細胞(恐らく好中球)の数が増加した;
−膜の非穿孔領域上の部位において、ボーマン層は破壊したと思われた;
−顆粒物質が支質/膜の界面に隣接して観察され;前部の支質/膜の界面の顆
粒物質の層は、ネコ2において背部に見られるそれよりも厚く集積した;
−上皮の細胞成分における形態学的変化は、膜の非穿孔領域上の部位において
、穿孔領域よりも明らかであった。
・全ての移植した目において、上皮は完全であり、連続しているように思われた
。
・ネコ3における移植した目において、多量の角膜細胞に似た細胞は、デスメ膜
と内皮細胞との間を貫入した。幾つかの赤血球も、また、内皮の背面に付着して
いるのが見られた。これらの特徴は、「擬似」眼には見られなかった。
上記のように、高分子量の蛋白質組織成分の流動を阻害する移植は、支質の変
性及びボーマン層の破損、並びに角膜上皮の完全性の喪失を起こ
す。
実施例2:上皮及び支質の健全性を維持するのに要する表面移植片の多孔度
この実施例において、成熟ネコの目(n=50)に外科的に各種の多孔度の表
面移植片を挿入した。全てのネコには視覚又は全身性の疾患はなかった。この試
験に使用した膜の詳細と特性を表5に示す。
移植に先立ち、12mm、10mm又は8mmの直径に穿孔した。
外科手術の方法及び追跡評価は、実施例1と同様に行なった。特定の膜を移植
した動物数を、表6に示す。
集めた大量の臨床観察及び組織学的データのうちで、表面移植片膜挿入による
上皮と支質の健全性を評価するための最も適切なデータは、角膜潰瘍形成、並び
に上皮及び前部支質の薄層化である。
図1は、各移植群における角膜潰瘍を有する動物の百分率を示すヒストグラム
である。25nmの細孔膜を移植した動物の43%は、角膜潰瘍化を示した。15
nmの細孔径を有する膜を移植した動物の80%は、角膜潰瘍化を示した。約1.
5nm未満の細孔径を有するクプロファン及びガンブラン膜についても、実際上、
同一の結果が見られた。50nm及び100nmの細孔径を有する膜を移植した動物
には潰瘍化は見られなかった。
図2は、各種の細孔径の膜を目に移植することによる上皮及び前部支質の薄層
化を起こした動物の百分率を示すヒストグラムである。図2は、明らかに、移植
した膜の細孔径が減少するにつれて、上皮及び前部支質が薄層化した動物数は増
加している。15nm未満の細孔径を有する膜を移植した動物の全ては、上皮及び
前部支質の薄層化を示した。25nmの細孔径を有する膜は、動物の75%に上皮
及び前部支質に薄層化をもたらした。50nm及び100nmの細孔径を有する膜に
関しては、それぞれ31%と27%に低下することを図示している。
図1と図2は、明らかに、動物の目に挿入する角膜表面移植片の細孔径は、大
体15nmより大きくあるべきことを示している。
実施例3:角膜上皮組織は、細胞付着、移動及び上皮の外部成長のためには分子量が10, 000ダルトンより大きな栄養因子を必要とする
血清によって例示するように、この実験において、角膜上皮細胞の最適の増殖
及び移動応答を可能にする組織液因子への接近手段の必要条件を決定した。グル
コース、栄養素、代謝物及び生理的低分子に対する細胞の要求を満たす培地(血
清無添加)で、角膜上皮細胞を維持した。この実験の目的は、角膜上皮を含む角
膜移植組織の定着を可能にする確実な細胞機能を認め、その上皮組織を維持する
ために、組織の栄養因子に対するこれら
の細胞の必要条件を決定することであった。このような組織液の例として、これ
は、角膜上皮細胞の移動及び外部成長に及ぼす血清培地への添加の影響を検討す
ることによって示された。
実験の目的は、栄養効果の諸因子に対する角膜上皮細胞の必要条件を決定する
ことであったので、血清因子の刺激効果が、血清因子をポリマー表面に吸着させ
ることによる細胞付着の直接刺激によってのみ起こる可能性を排除する方法で、
この実験を計画した。二種類の組織及び血清因子、フィブロネクチン又はビトロ
ネクチンは、可溶な形で分離され、表面に吸着され、そしてこの不溶な形で、細
胞付着を促進するのに利用することができる。栄養素又は栄養支援物質を血清因
子と区別するため、血清フィブロネクチン及び/又はビトロネクチンの培地表面
への吸着の結果としての培地表面への細胞付着の刺激とは異なるように、これら
の実験で使用した血清は、細胞検定で使用するのに先立って、付着している蛋白
質、フィブロネクチン及びビトロネクチンを徹底的に除去した。
組織の栄養因子の効果を決定するために使用した細胞培養検定系は、この従来
の技術の角膜表面移植片材料であるものが選ばれ、初期の細胞付着過程での支援
材料であった。角膜上皮細胞は、組織培養ポリスチレンと呼ばれ、細胞付着の支
援体として最適化された酸化ポリスチレン表面である合成ポリマー表面で培養さ
れた。角膜上皮細胞の付着を支える表面化学の観点から、このポリマー表面は、
細胞付着に関する限り、従来の技術に記載されている角膜表面移植片の例のそれ
に似ている。
フィブロネクチン、ラミニン又はコラーゲンのような細胞外マトリックス成分
が、角膜上皮細胞の細胞性付着活性を刺激できることは、以前から提唱されてき
ている。予備実験において、角膜上皮細胞の移動活性を刺激するための最適表面
を決定するために、諸因子が培養表面に吸着された場
合の角膜上皮細胞の初期付着及び外部成長を支える能力について、各種の細胞外
マトリックス成分を比較した。これらの予備実験において、培地の血清成分から
吸着されたビトロネクチン又はフィブロネクチンからのいかなる寄与も受けるこ
となく、各種の細胞外マトリックス成分の効果を決定するために、使用した培地
は、フィブロネクチン及びビトロネクチンの両者を除去した20%(v/v)子ウシ
血清を含む血清無添加培地であった。
各種細胞外マトリックス成分に対するウシ角膜上皮細胞の移動応答を調べるた
めに、細胞群から細胞の外部成長速度を決定することは適切であった。これは、
直径が既知の培養表面(組織培養ポリスチレン)の特定の中心領域に、培養期間
の開始時に上皮細胞の融合性単層を形成するのに十分な予め決定した細胞濃度で
、細胞を接種することによって達成された。この制限領域は、基部にv字型シリ
コーン製O−リングを有し、細胞が載せられる密閉領域を効果的に備えたステン
レススチール(s/s)リングを用いて設置された。細胞が付着するのに十分な
時間の間、接種し培養した後(4時間培養)に、リングを取り除き、新鮮な培地
を供給した。次いで、上皮細胞群における細胞は、ポリマー表面に予め吸着され
ていた細胞外マトリックス成分によって部分的に決定される速度で、表面上で自
由に成長させた。この検定において、二つの異なる構成が可能であった。細胞は
、細胞の円形細胞群が効果的に作り出されるような中心部領域内、又はこの領域
の外側の何れかに接種され、後者の場合には、表面の中心領域には細胞がないま
まになっている。これらの検定の構成を用いて、上皮細胞の外部成長に及ぼす影
響について、細胞外マトリックス成分を比較した。
実験
細胞外マトリックス成分を有する表面の調製
以下に記載する蛋白質を組織培養ポリスチレンに予め吸着させ、次いで残りの
蛋白質結合部位を、ウシ血清アルブミンの1%(w/v)溶液で遮断することにより
、角膜上皮細胞の付着を支える能力について、5種類の特性の異なるマトリック
スを試験した:
1.ウシ血清ビトロネクチン5μg/ml(上記と同様にして単離);
2.ウシ血清フィブロネクチン10μg/ml(Sigmaの製品);
3.マウスラミニン50μg/ml(EHS肉腫から精製、Collaborative Biomedic
alの製品);
4.マウスコラーゲンIV型40μg/ml(EHS肉腫から精製、Collaborative Bi
omedicalの製品);
5.ウシコラーゲンI型1.5mg/ml(子ウシ皮膚から精製、ICNから「Cella
gen」として市販)。
これらの予め被覆した濃度を、細胞付着の最高の刺激を提供するレベルとして
選んだ。予め設定した濃度でマトリックス溶液80μlを、組織培養ポリスチレ
ン培養器(96細孔培養トレイ)に加え、37℃で1時間培養した。次いで、マ
トリックス溶液を除き、表面は、ウシ血清アルブミン1%(w/v)の血清を含まな
い培地溶液で「遮断し」、37℃で1時間培養した。この「遮断する」工程は、
細胞結合部位が供給されたあらゆる非マトリックスが、接種に先立って効果的に
中和されていることを確実にした。遮断された組織培養ポリスチレン表面は、ま
た、各検定に含められ、アルブミンでの処理の結果として、有効な負の対照とし
て役立った。
細胞付着検定:
1%(w/v)ウシ血清アルブミンを含み血清無添加培地中の、培養細胞0.7−
1.0×105細胞/ml又は一次細胞3.0−5.0×105細胞/mlの100μl
のアリコートを各穴に添加し、37℃で90分間培養
した。細胞付着を、メチレンブルー染色で測定し、プレートリーダー上で650
nmでの吸光度を読み取った。各細胞の原形型の対照基質としてコラーゲンI型を
用い、細胞付着を100%とし、したがって報告のためには、同じ実験において
はその他の全てのマトリックスへの細胞付着を、コラーゲンI型へのそれの百分
率として表した。
細胞の外部成長検定:
周縁起源の培養したウシ角膜上皮細胞(通し番号5〜7)のアリコート100
μlを、ステンレススチール可動フェンスの中心に5×105細胞/mlの割合で、
又は細胞懸濁液のアリコート0.45mlを、フェンスの外側の周囲に接種した。
これらの濃度は、培養4時間後、付着細胞の均一な単層を生じるのに十分であっ
た。フェンスを取り除く前に37℃で1時間培養した。使用した培地は、Dulbec
co最少必須培地40%(v/v)、Ham's F12 培地40%(v/v)中、フィブロネクチン
及びビトロネクチンを除去した子ウシ血清20%(v/v)であった。
各々の処理は、以下の表面被覆を用いて3回行なった:
a)フィブロネクチン−フィブロネクチン、10μg/mlで予め被覆;
b)Ln−ラミニン、25μg/mlで予め被覆;
c)CI−コラーゲンI型、187.5μg/mlで予め被覆。
予め被覆した細胞を、使用に先立って37℃で1時間培養した。培養期間中、
3日毎に培地を交換した。
外部成長指数は、次式を用いて算出した:
結果:
1.培養細胞の反応−初期細胞付着
短期間培養した細胞について(通し番号2−3)、細胞外マトリックス分子フ
ィブロネクチン、ビトロネクチン、コラーゲンI、コラーゲンIV、及びラミニン
のそれぞれは、初期細胞付着を刺激した。組織、一次細胞懸濁液、から新たに調
製した細胞での結果は類似していたが、ビトロネクチンに対するこれら細胞の応
答性は比較的乏しかった。3回の実験で、精製した細胞外マトリックス成分を、
培養の初期90分間、角膜から摘出直後に用いたウシの角膜上皮細胞の付着につ
いて比較した。コラーゲンI、ラミニン及びコラーゲンIVの各々は、角膜上皮細
胞の付着を刺激した。一連の8回の実験を通じて、フィブロネクチンも、また、
各領域からの細胞の付着を刺激したが、しかしながら、各々の細胞起源により、
フィブロネクチンに対する一次の分離細胞群の応答は、実験毎に異なっていた(
2.3〜2.8倍の範囲で異なる平均の応答)。ビトロネクチンは、刺激性を有
するけれども、これら摘出一次細胞の各々の細胞付着促進において、ラミニン、
コラーゲン類又はフィブロネクチンよりも、一様に効果が非常に劣っていた。ビ
トロネクチンに関する限り、これは驚くべき知見であった。
2.培養角膜細胞の移動に及ぼす細胞外マトリックス成分の影響
i)中心に接種された領域からの細胞の外部成長
表7は、5〜7日の培養期間を通じての、上皮細胞群からの細胞の外部成長に
対する各種の細胞外マトリックス処理の比較を示す。ビトロネクチンに対する角
膜上皮の一次細胞の付着刺激に関して、ビトロネクチンの能力は乏しかったので
、この因子を比較に含めなかった。異なる細胞外マトリックス処理の間に、興味
深い相違があることは明らかである。フィブロネクチン及びビトロネクチンの両
者を除去した血清の存在下に、細胞で被覆された領域に関して、フィブロネクチ
ン又はコラーゲンI型の何れかで
被覆された表面は中心の細胞群から移動を十分に起こした。しかしながら、ラミ
ニン被覆表面は、その他の表面と比較して移動は乏しかった。
ii)周辺に接種したリングからの細胞の内部への成長
何らかの処理の1回の実験が、細孔の中心部位を完全に被覆してしまうまで、
フェンスの外側の周囲に接種した角膜上皮細胞を監視した。処理毎の効果を算出
し、実験期間の終末に被覆された中心領域の百分率として表
した。表8は、7日の培養期間を通じて上皮細胞群からの細胞の外部成長に対し
ての各種の細胞外マトリックス処理の比較を示す。この全体としての構成は、中
心接種法で得られたものと同様な結果をもたらした。ラミニンは、移動活性の促
進に効果の乏しい表面であったが、フィブロネクチン及びコラーゲンIは、細胞
移動を刺激するのに有効であった。
これらの予備実験は、フィブロネクチン及びコラーゲンIの両者は、ポリマー
表面への角膜上皮の初期細胞付着並びに細胞群からの細胞の外部成長及び移動の
両者の刺激となることを示した。血清の栄養因子の効果を決
定する実験では、フィブロネクチン−被覆ポリマー表面は、生物学的付着因子を
含む表面の代表的なものであった。
角膜上皮細胞の移動及び外部成長を支える血清栄養因子の分子量測定
実験血清の分画
本発明者が以前に記述した方法により、子ウシ血清から細胞−付着分子のビト
ロネクチン(Vitronectin)及びフィブロネクチン(Fibronectin)を除去した。特定
範囲の分子量を有する成分を含む画分に血清成分を分離するために、一連の限外
濾過膜に、このフィブロネクチン−及びビトロネクチン−除去血清を通過させた
。3種類の異なる非イオン性アミコン(Amicon)限外濾過膜を使用した:
1.アミコンPM10膜、10,000ダルトンの分子量で分離。
2.アミコンPM30膜、30,000ダルトンの分子量で分離。
3.アミコンXM100膜、100,000ダルトンの分子量で分離。
製造業者の勧告通りに、使用前に膜を洗浄した。次の濾過工程で、膜表面への
蛋白質の非特異的結合と二次的な血清成分の損失を減らすために、それぞれの膜
を、1%(v/v)子ウシ血清アルブミンのPBS溶液で前処理し、次いで滅菌PB
Sで洗浄した。各種の膜を限外濾過装置(Amicon)に保持し、フィブロネクチン
−及びビトロネクチン−除去血清又はその画分を磁気撹拌器を用いて撹拌し、4
00kPaの空気圧で濾過した。血清の分画は、以下の方法で行なった
:
フィブロネクチン−及びビトロネクチン−除去血清を、滅菌したリン酸−緩衝
生理食塩水(PBS)の2倍容量で希釈し、一連の継続濾過を行なった。フィブ
ロネクチン−及びビトロネクチン−除去し、かつ希釈した血清の全部を、最初に
、直径43mmのXM100膜を通過させ、濾液を集
めた。この膜からの保留物は廃棄した。XM100膜からの濾液の二つのアリコ
ートを採取し、PM10又はPM30の何れかの25mm直径の膜を通過させた。
これら二つの膜からの濾液を、別々に集め、これらの膜の保留物は廃棄した。濾
液画分から低分子量成分を除き、1,000ダルトンで分離排除する43mm直径
のアミコンUM2膜で処理することにより、画分中の残りの成分を濃縮して、希
釈されなかった場合の容量に等しいと計算される容量に戻した。かくして、スキ
ーム1に示したように、以下の画分を得た:
画分1:XM100膜の濾液で、次にUM2膜で保留された−この調製物は1,
000〜100,000ダルトン範囲の成分を含む。
画分2:XM100膜からの濾液で、PM30膜の濾液でもあるが、次にUM2
膜で保留された−この調製物は1,000〜30,000ダルトン範囲の成分を
含む。
画分3:XM100膜からの濾液で、PM10膜の濾液でもあるが、次にUM2
膜で保留された−この調製物は1,000〜10,000ダルトン範囲の成分を
含む。
これらの各画分は、Gelman「Acrodisc」(商標)0.22μmフィルターを通
して調製後に滅菌した。血清画分は、濾過法の効果を確実にするため、非還元性
条件下に、12.5%ポリアクリルアミドミニゲル(BioRad Protean II)を通し
、常法により、各画分の蛋白質濃度を測定した。
角膜上皮細胞の成長及び移動に及ぼす、血清及び血清画分の効果の検定
ウシの角膜上皮細胞の付着及び成長に及ぼす、各種画分の効果を試験するため
に、上記のように製した、フィブロネクチン−及びビトロネクチン−除去血清及
び除去血清画分を、20%(v/v)の濃度で培地(Dulbecco改良必須培養地/Ham's
F12の血清無添加培地1:1)に添加し、6日間の培養期間を通じて検定を行な
った。
培養容器は、容器内に含まれて中心に配置された滅菌したステンレスス
チール製「フェンス」で組立てた。(ウシの角膜組織から製した)角膜上皮細胞
の細胞懸濁液のアリコート(100μl)を、5×105細胞/mlの濃度でステン
レススチール製「フェンス」囲い領域に各々接種した。この細胞接種量は、その
ままの血清を含む培地で、フェンスの内側空間で画定された培養領域に細胞接種
した24時間後に融合性の単層を生成するのに十分なものであった。これらの実
験で、24時間培養後、培養容器からフェンスを取り除き、次いで培地容量を調
整して培養を続けた。
フィブロネクチン−及びビトロネクチン−除去血清画分の各試験検体は、3個
の培養器で検定し、1個の容器は、24時間培養期間後に細胞を含む培養液の面
積を計量化するのに使用し、2個の容器は、7日間の培養後に面積を測定するの
に使用した。適切な時点で、細胞をホルマリン−生理食塩水で固定し、使用時ま
で4℃で滅菌PBS中に保存した。細胞濃度は、オリバー(Oliver)らの方法に
よりメチレンブルーで染色して測定し、結合した染料量を、プレートリーダー上
、655nmで比色定量的に測定した。細胞の外部成長面積の測定(ブルー染料の
摂取による色の増加によって細胞を検出する、Quantimet 570画像分析器を用い
た画像分析による)及び細胞増殖の程度の測定(免疫検定用のプレートリーダー
上、655nmで比色定量的に測定した)の両方にメチレンブルー染色を使用した
。
培地の組合せは:
i) 血清無添加培地、それに寸法が1,000〜10,000ダルトンの血清
因子を有する画分3の20%(v/v)を添加;
ii) 血清無添加培地、それに寸法が1,000〜30,000ダルトンの血清
因子を有する画分2の20%(v/v)を添加;
iii)血清無添加培地、それに寸法が1,000〜100,000ダルトン
の血清因子を有する画分1の20%(v/v)を添加;
iv)血清無添加培地、それに寸法が1,000〜100,000ダルトンの血清
因子を有する画分1、2及び3の組合せの20%(v/v)を添加;
v)血清無添加培地プラス20%(v/v)フィブロネクチン−及びビトロネクチン
−除去血清(寸法に関して分画していない);
vi)血清無添加培地単独;である。
上記のように、二種類の培養表面を使用した:第一は、組織培養ポリスチレン
、そして第二は、ウシ血清フィブロネクチンを10μg/mlで予め被覆し、細胞接
種前に37℃で1時間培養した組織培養ポリスチレン。
結果
フィブロネクチン−及びビトロネクチン−除去血清を、既知の分子量範囲を含
む画分に分離することによって、角膜上皮細胞の付着、移動及び外部成長に及ぼ
す、特定の分子量範囲にある血清成分の影響を評価することができた。
図3は、培養の初期24時間に角膜上皮細胞の付着に及ぼす、フィブロネクチ
ン−及びビトロネクチン−除去血清から調製した異なる画分の影響を示す。この
実験を行なった方法では、表面に存在する細胞数は、異なる処理を受けて24時
間培養後、各処理に関して同数に近かった。したがって、異なる処理は、最初の
24時間培養後に細胞の外部成長速度及び細胞数の増加で比較され、24時間の
時点での検定では細胞数は同数であった。図4は、6日の培養期間中、細胞で覆
われた培地表面の面積に及ぼす各種の画分の影響を示し、(上記と同様に算出し
た)細胞の外部成長の指標として表した。図4は、また、6日の培養期間経過時
に、(24時間におけるそれとの比として表した)細胞培養面積における増加を
(24時間における)細胞付着データーに関係付ける方法で、これらの結果を比
較し
た。細胞群の細胞移動及び外部成長は、あらゆる培地/表面の組合せ全部で明ら
かであるが、その程度は顕著に異なっている。概して、フィブロネクチン−及び
ビトロネクチン−除去の子ウシ血清を含む処理(陽性の対照)又は寸法が1,0
00〜100,000ダルトンの血清因子を有する血清画分1の20%(v/v)を
含む処理において、細胞は、画分2又は3を含む処理で培養された細胞によって
覆われる面積よりも約10倍大きい面積を覆って移動した。その上、画分1、2
及び3の再結合を含む処理において培養された角膜上皮細胞は、組織培養ポリス
チレン及びフィブロネクチン被覆の組織培養ポリスチレンの両方で、陽性対照結
合の面積の約33%を覆って移動した。
図4は、異なる血清画分の間の興味ある比較をしている。24時間培養後、細
胞付着の同様なレベルは、血清無添加培地単独、あるいは(寸法が1,000〜
10,000ダルトンの血清因子を有する)画分3の20%(v/v)又は(寸法が
1,000〜30,000ダルトンの血清因子を有する)画分2の20%(v/v)
又は(寸法が1,000〜100,000ダルトンの血清因子を有する)画分1
の20%(v/v)、又は画分1若しくは画分1、2及び3の再結合を含む血清無添
加培地の何れかの処理で見られた。初期の細胞付着は、これらの異なる処理で同
等であるにも拘らず、細胞領域での増加には顕著な相違があった。画分1(寸法
が1,000〜100,000ダルトンの血清因子)の20%(v/v)を含む処理
及び画分1、2及び3の再結合を含む処理だけが、6日間の培養で、組織培養ポ
リスチレン上の細胞領域を増加させた。同じ結果は、フィブロネクチン−被覆の
組織培養ポリスチレン表面での処理にも見られた。
これら2例の培養基質の使用及び低分子量物質の細胞の要求に備える培地の使
用によって、これらの実験に用いた実験の構成は、上記の角膜表面
移植片の典型であり、栄養素及びその他の低分子量物質に対する両方の細胞の接
近手段を提供し、角膜上皮細胞の付着を支える表面化学を提供している。まとめ
ると、これらの結果は、血清中の因子によって例証されるように、組織培養ポリ
スチレン表面のような合成ポリマー表面の最適な上皮細胞適用範囲に要求される
組織栄養因子が存在することを示している。これらの因子は、寸法が1,000
ダルトンより大きく、かつ10,000ダルトンより大きい分子を排除するフィ
ルター上に保持される。これらの結果は、活性又はその一部は、(アミコンPM
10膜フィルターによって排除され、アミコンXM100膜フィルターにより含
まれることから決定した)10,000〜75,000ダルトンの分子量範囲に
はいるものとして同定することができる。これらの血清因子は、付着因子フィブ
ロネクチン又はビトロネクチンではない。これらの結果は、細胞の外部成長と表
面上での移動の活動のためには、組織からの栄養因子に対して角膜上皮細胞の要
求があることを示している。血清のような組織因子は、上皮細胞群からの上皮細
胞の外部成長を刺激し、この効果は血清の付着性蛋白質フィブロネクチン及びビ
トロネクチンに依存するものではない。血清の分子量分画によって、この活性は
、寸法が10,000ダルトンより大きい場合に存在することが示された。した
がって、本発明の角膜表面移植片は、10,000ダルトンより大きい分子量を
有する組織液成分の通過を可能にするに十分な多孔度を有している。
実施例4:
角膜表面移植片の製造
角膜表面移植片は、次式:
−(−CR1=CR2−A−)−
(式中、Aは、それぞれ、3〜10の炭素原子を有するアルキレン又はア
ルケニレンであり、そのそれぞれは、一つ以上のR3基で置換されてもよく、R1
及びR2のそれぞれは、互いに独立して、水素又は低級アルキルであり、そして
R3は、低級アルキル、フッ素化低級アルキル又はシロキサン基である)の単位
から組立てられる架橋した大環状化合物を含むポリマーから製造される。このよ
うなポリマーは、そのまま参照として、この明細書に引用されている欧州特許第
A−501,917号明細書に記載されている。
最初の実験においては、5%tert−ブチルペル−2−エチルヘキサノアートを
、ポリ(1−オクテン−1,8−ジイル)(商品名:Vestenamer)に加え、架橋
剤を35°の温度で減圧下に通常の市販のニーダー中で混和した。生成した混合
物から、適切な染料を用い、160℃、5〜20barの圧で5分間、角膜表面移
植片を圧縮成形した。かくして得られた角膜表面移植片は、106の酸素透過度
(Dk)及び2.7MPaの引裂き強さを有している。マイクロプロセッサー制御
のパルスレーザーを用い、表面移植片に細孔を形成させた。それぞれの表面移植
片の光軸領域には、約200nmの直径を有する多数の細孔を形成させた。それぞ
れの表面移植片の光軸領域の外側には、約200ミクロンの直径を有する多数の
細孔を形成させた。
第2の実験においては、欧州特許第A−538,188号明細書に記載の式(
I)のコポリマーから表面移植片を製造し、ここにそのまま参照として引用する
。特に、トリシクロ[1.1.1.01,3]ペンタン100mmol及びエチルアク
リラート150mmolを、酸素を排除しながら、ジエチルエーテル中、室温で2日
間、共重合させた。100℃のガラス転移温度を有するシートを得た。このシー
トを圧縮成形して角膜表面移植片を調製した。上記と同様に、この表面移植片に
細孔を形成させた。
この明細書で参照した特許及びその他の技術資料は、この明細書で参考文献と
して引用されている。
ここに記載した本発明は、熟練した技術者によって判断されるように、この発
明の精神と範囲を逸脱することなく変更することができ。このような変更の全て
は、この発明に包含されるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E
E,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO,
NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,U
A,US,UZ,VN
(72)発明者 スティール,ジョン ジェラード
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2151 ノース ロックス ザ キャリ
ッジウェイ 7
(72)発明者 ホールデン,ブライアン エー
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2032 キングスフォード レオナルド
アベニュー 19
(72)発明者 スウィーニー,デビー
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2069 ロスビル マルガ ストリート
23
(72)発明者 オレアリー,ダン
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2220 ハーストビル ドナルド スト
リート 45
(72)発明者 シントヘルム,クラウス
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2120 チェリーブルック フランシス
グリーンウェイ ドライブ 72
(72)発明者 ヴァンナス,アーンティ
フィンランド国 ヘルシンキ 17 ピー
ランタ 10 エー 7
(72)発明者 ジョンソン,グラハム
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2210 ピークハースト ムーンバラ
アベニュー 10
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.それを通して視力を与える光学特性を持つ光軸領域を有し、かつ、生物非分 解性で、非ヒドロゲルの、眼科的に生物適合性の材料よりなる、哺乳動物の角膜 の内部又は上への外科手術移植に用いる角膜表面移植片であって、該表面移植片 が、それを通して10,000ダルトンより大きな分子量を有する組織液成分を 通過させるに十分な多孔度を有し、それによって、移植された表面移植片前部の 細胞とその背部の細胞との間で組織液に流動を与え、ここで、光軸領域の多孔度 が、目の組織の内部への成長を排除するが、組織液成分を流動させるような多孔 度であり、かつ該表面移植片が、上皮の再移植に適していることを特徴とする角 膜表面移植片。 2.光軸領域を取り囲む表面移植片の周囲が、角膜への表面移植片の固定が容易 であるように、目の組織の内部への成長を可能にするのに十分な多孔度を有する 外辺を画定する、請求項1記載の角膜表面移植片。 3.表面移植片の表面が、移植された表面移植片に隣接する細胞の付着を刺激す るように改質されている、請求項1又は2記載の角膜表面移植片。 4.表面移植片が、移植された表面移植片に隣接する組織の成長、及び/又は表 面移植片への細胞付着を促進する一つ以上の成分で被覆されている、請求項1〜 3の何れか1項記載の角膜表面移植片。 5.表面移植片の多孔度が、表面移植片を通して、10,000ダルトンより大 きな分子量を有する蛋白質性の組織液成分を通過させるのに十分であるが、組織 の内部への成長を排除する寸法を有する多数の細孔により与えられる、請求項1 記載の角膜表面移植片。 6.視覚光軸の多孔度が、表面移植片を通して、10,000ダルトンより大き な分子量を有する蛋白質性の組織液成分を通過させるのに十分であるが、組織の 内部への成長を排除する寸法を有する多数の細孔により与え られる、請求項2記載の角膜表面移植片。 7.多数の該細孔が、15ナノメートル〜0.5マイクロメートルの直径を有す る、請求項5又は6記載の角膜表面移植片。 8.多数の該細孔が、15ナノメートル〜300ナノメートルの直径を有する、 請求項7記載の角膜表面移植片。 9.多数の該細孔が、20〜150ナノメーターの直径を有する、請求項8記載 の角膜表面移植片。 10.外辺の該多孔度が、組織の内部への成長及び表面移植片の固定を可能にす るように、少なくとも20ミクロンの直径を有する多数の細孔により画定されて いる、請求項2記載の角膜表面移植片。 11.外辺が、光軸領域を除いて、生物適合性で、生物非分解性の材料から形成 され、該外辺が、光軸領域と一体になっているか、又はその周辺に確保されるか の何れかである、請求項10記載の角膜表面移植片。 12.それを通して視力を与える光学特性を持つ光軸領域を有し、かつ、生物非 分解性で、非ヒドロゲルの、眼科的に生物適合性の材料からなる、哺乳動物の角 膜の内部又は上へ外科的に移植する用途のための角膜表面移植片を、角膜の内部 又は上へ外科的に移植することからなる、目の視覚特性を矯正又は目の外観を変 更する方法であって、該表面移植片が、それを通して10,000ダルトンより 大きな分子量を有する組織液成分を通過させるのに十分な多孔度を有し、それに よって移植した表面移植片の前部細胞とその背部細胞との間で組織液に流動を与 え、ここで、光軸領域の多孔度が、目の組織の内部への成長を排除するが、組織 液成分を流動させるような多孔度であり、かつ該表面移植片が、上皮再移植に適 していることを特徴とする方法。 13.光軸領域を取り巻く表面移植片の周辺が、角膜への表面移植片の固 定が容易であるように、目の組織の内部への成長を可能にするに十分な多孔度を 有する外辺を画定する、請求項12記載の方法。 14.表面移植片の表面が、移植された表面移植片に隣接する細胞の付着を刺激 するように改質されている、請求項12記載の方法。 15.表面移植片が、移植された表面移植片に隣接する組織の成長、及び/又は 表面移植片への細胞付着を促進する一つ以上の成分で被覆されている、請求項1 2記載の方法。 16.表面移植片の多孔度が、表面移植片を通して10,000ダルトンより大 きな分子量を有する蛋白質性の組織液成分を通過させるのに十分であるが、組織 の内部への成長を排除する寸法を有する多数の細孔により与えられる、請求項1 2記載の方法。 17.視覚光軸の多孔度が、表面移植片を通して10,000ダルトンより大き な分子量を有する蛋白質性の組織液成分を通過させるのに十分であるが、組織の 内部への成長を排除する寸法を有する多数の細孔により与えられる、請求項13 記載の方法。 18.多数の該細孔が、15ナノメートル〜0.5マイクロメートルの直径を有 する、請求項16又は17記載の方法。 19.多数の該細孔が、15ナノメートル〜300ナノメートルの直径を有する 、請求項18記載の方法。 20.多数の該細孔が、20〜150ナノメートルの直径を有する、請求項18 記載の方法。 21.外辺の該多孔度が、表面移植片の、組織の内部への成長及び固定を可能に するように、少なくとも20ミクロンの直径を有する多数の細孔により画定され ている、請求項13記載の方法。 22.外辺が、光軸領域を除いて、生物適合性で、生物非分解性の材料か ら形成され、該外辺が、光軸領域と一体になっているか、又はその周辺に確保さ れるかの何れかである、請求項13記載の方法。 23.該表面移植片が、角膜上皮に移植される、請求項12記載の方法。 24.表面移植片が、角膜の基底膜に隣接して配置されている、請求項23記載 の方法。 25.光軸領域が、着色されている、請求項13記載の方法。 26.請求項12記載の方法での用途のための、請求項1記載の角膜表面移植片 。
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